JP2002166412A - 木質セメント板の製造方法 - Google Patents

木質セメント板の製造方法

Info

Publication number
JP2002166412A
JP2002166412A JP2000364808A JP2000364808A JP2002166412A JP 2002166412 A JP2002166412 A JP 2002166412A JP 2000364808 A JP2000364808 A JP 2000364808A JP 2000364808 A JP2000364808 A JP 2000364808A JP 2002166412 A JP2002166412 A JP 2002166412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
wood
water
mixture
cement board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000364808A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakao
喜浩 中尾
Yoichi Ikemoto
陽一 池本
Takashi Sawara
敬 佐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000364808A priority Critical patent/JP2002166412A/ja
Publication of JP2002166412A publication Critical patent/JP2002166412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細木片や木質繊維を使用した場合でも木片
同士による凝集や繊維同士が糸まり状に絡み合うことな
く、分散性に優れた高強度木質セメント板の製造方法を
提供することである。 【解決手段】 セメント、水、木片、及び比重1.0以
上の無機骨材を混合して非流動性セメント混合物を得、
前記セメント混合物を成型して木質セメント板を得る、
木質セメント板の製造方法において、上記混合過程が、
上記木片と無機骨材の均一混合物に水を添加した後にセ
メントを添加して、混合することを特徴とする木質セメ
ント板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁などの建築材
料として用いられる木質セメントの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築材料、例えば、木質セメント
板は、防火性や耐水性に優れていることから、主に建物
の外壁などに用いられている。この木質セメント板は、
ポルトランドセメントを主成分とするセメント組成物と
木質フレークと水とを混合した後、これらの混合物を成
形型に供給し、加圧加熱することにより所定の形状に賦
形し、硬化させることで製造される。一般的に木質セメ
ント板は、多量の木質が混入しているため寸法安定性に
欠ける。そこで、無機骨材を添加して木質自体の添加量
を減らし、寸法安定性の向上が行われている。しかし、
木質量を減らすと板材の強度低下が起こるため、木質の
形状制御や有機繊維を添加して強度向上を行っている。
【0003】しかしながら、微細木質や木質繊維や有機
繊維を使用した場合、木質同士による凝集や繊維同士が
糸まり状に絡み合う現象が起こり均質な板材を得ること
ができず、また繊維の補強効果も発揮されにくい。この
対策として、特開平9−87002号公報に開示されて
いる方法が試みられている。しかしこの方法では、形状
が異なる木質原料を調整する必要があり、非常に生産性
が悪くなるという問題があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、微細木片や木質繊維を使用した場合でも木片同士に
よる凝集や繊維同士が糸まり状に絡み合うことなく、分
散性に優れた高強度木質セメント板の製造方法を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメント、木
片、及び比重1.0以上の無機骨材、及び水を混合して
非流動性セメント混合物を得、前記セメント混合物を成
型して木質セメント板を得る木質セメント板の製造方法
において、上記混合過程が、木片と無機骨材とを均一混
合した後に水を添加して、最後にセメントを混合するこ
とを特徴とする木質セメント板の製造方法である。
【0005】上記セメントとしては、ポルトランドセメ
ント、高炉スラグセメント、シリカセメント、フライア
ッシュセメント等が例示される。また、速硬化成分とし
て、アルミナセメント、無水石膏等が添加されても良
い。
【0006】上記水の添加量はセメント100重量部に
対して、30〜60重量部が好ましい。また、硬化遅延
剤として、有機カルボン酸塩を溶解させても良い。
【0007】上記木片としては、マツ、ヒノキ、スギ等
が例示される。また、木質の形状としては特に限定され
ないが、平滑性や緻密性が必要な時には、目開き1.0
mmの篩通過分からなる、おが屑状のものが好ましく、
さらに好ましくは目開き0.50mmの篩通過分からな
るものである。一方、軽量性や強度が必要な時には、長
さ60mm以下、幅20mm以下、厚さ2mm以下のも
のが好ましく、目開き1.68mm以下の篩で分級され
た通過分を70重量%以上含有するものが特に好まし
い。
【0008】上記木片の添加量は、寸法安定性の点で、
セメント100重量部に対して、10〜30重量部が好
ましい。さらに木片の一部を有機繊維で置換しても良
い。
【0009】本発明は、比重1.0以上の無機骨材(以
下、単に無機骨材という)を使用する。このような無機
骨材としては、珪砂、珪石粉、シリカヒューム、フライ
アッシュ等が例示される。上記無機骨材は、木片と併用
することで、木質セメント板の寸法安定性や強度向上に
寄与する。又、以後にも詳述するが木片の分散性向上に
も寄与する。上記無機骨材の添加量は用途により変更さ
れるが、分散性付与の点で、セメント100重量部に対
して10〜50重量部が好ましい。
【0010】本発明は上記各材料を混合して非流動性セ
メント混合物を得るが、この混合過程において最初に、
木片、無機骨材を均一混合した後に水を添加する。
【0011】上記混合過程において、木片と水が接触す
ると木片同士が凝集する現象が起こる。この現象は木片
形状が、おが屑状のように微細になればなるほど顕著と
なる。従って、この現象を抑制させるために、上記木片
と無機骨材を水が添加される前に均一混合して置く必要
がある。
【0012】さらに、上記無機骨材が存在すると木片と
水が接触し、木片同士が凝集し始める時に発生する核部
分を無機骨材が攻撃し、核発生を抑制する。この効果
は、無機骨材の比重が比重1.0以上を有するもので可
能となる。また、無機骨材の添加量としては、セメント
100重量部に対して10重量部以上添加することで、
この効果が一層高くなる。
【0013】木片、無機骨材、及び水の混合物にセメン
トを撹拌しながら添加することで、非流動性セメント混
合物が出来、吸水した木片がセメント成分中に均一分散
する。本発明において、上記非流動性セメント混合物の
展開方法は特に限定されないが、成型金型の型板上に落
下散布させる方法が好ましい。
【0014】本発明における成形方法は特に限定されな
いが、成型金型の型板上に落下散布させて、その上から
加熱金型を押し付けるホットプレス成型が生産性の観点
から好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を実施例で詳細に説明する
が、これに限定されるものではない。
【0016】(実施例1)ポルトランドセメント(太平
洋セメント社製)、アルミナセメント(電気化学社
製)、焼石膏(アドラ工業社製)、消石灰(駒形石灰鉱
業社製)からなるセメント成分100重量部に対して、
平均粒径2mm以内の檜木粉18重量部、水42重量
部、珪砂(六呂屋鉱業社製「8号珪砂」)20重量部、
クエン酸ナトリウム1重量部を秤量した。
【0017】上記原料の混合は、檜木粉、珪砂をヘンシ
ェルミキサー(三井鉱山社製)で撹拌して均一に混合し
た後、クエン酸ナトリウムを溶解させた水を添加して6
0秒混合し、その後、セメント成分を撹拌しながら添加
して60秒混合し、非流動性セメント混合物を得た。得
られたセメント混合物の分散性を目視で評価した。
【0018】上記セメント混合物を300×400×1
0mmの型板上に成形後厚みが16mmとなるように散
布落下させ均一に堆積させた。原料展開後、12メッシ
ュサイズを有するSUS製金網を原料上に敷き、ホット
プレス装置に挿入した。上記原料を面圧7MPa、温度
97℃で12分間ホットプレスし、硬化させた。その
後、金網を脱着し、脱型して90℃で1時間、60℃で
2時間、合計3時間の乾燥を行い木質セメント板を得
た。
【0019】上記木質セメント板を一週間自然養生した
後、所定のサイズ(50×150mm)にカットし、密
度、曲げ強度測定用試料を作成した。密度は、試料サイ
ズを測定後、乾燥機で105℃、24時間乾燥を行い、
乾燥重量を測定した。これらの数値を用いて以下の式よ
り密度を算出した。
【0020】密度(g/cm3 )=乾燥重量(g)/試
料体積(縦×横×高)(cm3
【0021】曲げ強度は、試料サイズを測定後、オート
グラフを用いて三点曲げ試験を行った。寸法変化率は、
試料を水温25℃の水中に24時間浸し、マイクロメー
ターを用いて試料サイズを測定した後、乾燥機で105
℃、24時間乾燥を行い、乾燥後の試料サイズを測定し
た。これらの数値を用いて以下の式より寸法変化率を算
出した。
【0022】寸法変化率(%)=〔{浸水後の長さ(m
m)−乾燥後の長さ(mm)}/乾燥後の長さ(m
m)〕×100
【0023】(比較例1)無機骨材に珪砂の代わりに比
重0.8のスーパーフロー(太平洋セメント社製)を添
加したこと以外は、実施例1と同様にして行った。
【0024】(比較例2)木片に水を撹拌しながら添加
し、その後セメント成分、無機骨材を撹拌しながら添加
したこと以外は、実施例1と同様にして行った。
【0025】(比較例3)木片に無機骨材、セメント成
分を添加し、その後、撹拌しながら水を添加したこと以
外は、実施例1と同様にして行った。以上の結果を表1
に示した。
【0026】
【表1】
【0027】表1において、比較例1は、比重の軽い無
機骨材を添加した試料。比較例2は、無機骨材を水添加
後に加えた試料。比較例3は、無機骨材、セメント組成
物を添加後に水を加えた試料である。表1より、本発明
の試料は、混合物に凝集体が無く、密度が高くなり、曲
げ強度、寸法安定性が非常に優れていることが判る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、木片と比重1.0以上の
無機骨材の均一混合物に水を添加した後、セメント成分
を添加して混合することで、簡易に、微細な木片や木質
繊維を使用した場合でも木片同士による凝集や繊維同士
が糸まり状に絡み合うことなく、分散性に優れた高強度
木質セメント板の製造方法が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント、水、木片、及び比重1.0以上
    の無機骨材を混合して非流動性セメント混合物を得、前
    記セメント混合物を成型して木質セメント板を得る、木
    質セメント板の製造方法において、 上記混合過程が、上記木片と無機骨材の均一混合物に水
    を添加した後にセメントを添加して、混合することを特
    徴とする木質セメント板の製造方法。
JP2000364808A 2000-11-30 2000-11-30 木質セメント板の製造方法 Pending JP2002166412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364808A JP2002166412A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 木質セメント板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364808A JP2002166412A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 木質セメント板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002166412A true JP2002166412A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18835682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364808A Pending JP2002166412A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 木質セメント板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002166412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5663683B1 (ja) * 2014-02-19 2015-02-04 リブコンエンジニアリング株式会社 一括練り混ぜ方法と一括練り混ぜ装置
JP2017047550A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 太平洋セメント株式会社 セメント組成物の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5663683B1 (ja) * 2014-02-19 2015-02-04 リブコンエンジニアリング株式会社 一括練り混ぜ方法と一括練り混ぜ装置
JP2015150880A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 リブコンエンジニアリング株式会社 一括練り混ぜ方法と一括練り混ぜ装置
JP2017047550A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 太平洋セメント株式会社 セメント組成物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1112019A (ja) 内装壁用石膏ボード及びその製造方法
JP6845509B2 (ja) セルロースナノファイバーを分散させたセメント成形体の製造法
JP2002166412A (ja) 木質セメント板の製造方法
JPH0755853B2 (ja) 木質系無機質板の製造方法
JPH08118330A (ja) 無機質板の製造方法
JP2002166413A (ja) 木質セメント板の製造方法
JP2002144312A (ja) 木質セメント板の製造方法
JPH08109058A (ja) 粉体凝固剤、セメント混和剤、セメント組成物、セメント建材およびペット用墓石ならびにセメント組成物製造方法
JP2000007466A (ja) 木質系セメント硬化体
JP3980181B2 (ja) 高比重木質セメント板およびその製造方法
JP2001335354A (ja) 無機質板及びその製造方法
JP3037687B1 (ja) 高比重木質セメント板および該高比重木質セメント板の製造方法
JPH0769692A (ja) 無機質成形体およびその製造方法
JPH11157900A (ja) コンクリート代替成形物およびその製造法
JP2001269924A (ja) 木質セメント板の製造方法
JP2000044320A (ja) 無機硬化体とその製造方法
JPS5841748A (ja) セメント製品の製法
JP4630448B2 (ja) 木質セメント板用組成物、及び木質セメント板の製造方法
JP2001080946A (ja) 木片セメント板
JPH02311346A (ja) セメント組成物
JPS62114B2 (ja)
JP2005306686A (ja) セメント混和材料、繊維強化セメント材料、繊維強化セメント部材およびこの繊維強化セメント部材の製造方法
JP4556016B2 (ja) 窯業系成形体の省エネルギー製造方法および成形体
JP2002103317A (ja) 深彫り凹凸模様付きの窯業系建材の製造方法
JP2001129818A (ja) 木質セメント板の製造方法