JP2002165248A - 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法 - Google Patents

無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法

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JP2002165248A
JP2002165248A JP2000356692A JP2000356692A JP2002165248A JP 2002165248 A JP2002165248 A JP 2002165248A JP 2000356692 A JP2000356692 A JP 2000356692A JP 2000356692 A JP2000356692 A JP 2000356692A JP 2002165248 A JP2002165248 A JP 2002165248A
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    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データのサービスクラスや保証品質および優
先的なデータ伝送に対応したデータ送受信ができるこ
と。 【解決手段】 品質保証するデータを蓄積するCBRバ
ッファ16,26と、UDPプロトコルのデータを蓄積す
るUDPバッファ15,25と、それ以外のデータを蓄
積するTCPバッファ14,24を分け、割当処理部3
1がタイムスロット割当を行う場合、品質保証するデー
タについては品質保証量を割り当て、品質保証しないデ
ータについては、バッファ33,43内の各合計データ
量から品質保証量を減算した残余の合計データ量に基づ
いて、優先割当量を割り当てた後、通常の割当を行うよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基地局(BSE:Bas
e Station Equipment)と複数の加入者局(CPE:Customer
Premises Equipment)との間で、基地局が割り当てたタ
イムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセ
スシステムおよび無線アクセス方法に関し、特に、デー
タのサービスクラスに対応させてタイムスロットなどの
無線リソースを割り当ててデータ送受信を行う無線アク
セスシステムおよび無線アクセス方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、無線アクセスシステムの全体
構成を示すブロック図である。図12において、基地局
(BSE)103と各加入者局(CPE)102(10
2a〜102c)との間は、無線回線によって接続され
る。各端末装置101(101a〜101c)は、それ
ぞれ対応する加入者局102に接続される。一方、基地
局103は、公衆網などのネットワーク104に接続さ
れる。
【0003】基地局103は、収容する加入者局102
との間に張られる回線リソースを管理し、加入者局10
2からの回線設定の要求および加入者局102に対する
回線設定の要求に基づいて回線の設定を行う。この回線
リソースは、時間分割され、複数のタイムスロットによ
って構成されるフレーム周期で回線設定がなされる。
【0004】図13は、図12に示した無線アクセスシ
ステムに用いられる無線回線のフレーム構成の一例を示
す図である。図13に示したフレーム構成は、文献1
(川端、他、“加入者系無線アクセスシステムにおける
スロット割当特性の検討”、信学技報、RCS2000-78)に
示されているものである。図13に示したフレームで
は、複数のタイムスロットに各種のチャネルが割り当て
られている。
【0005】図13において、加入者局102が基地局
103に対して回線の設定または解放などの要求を行う
場合には上り制御回線を用い、基地局103が加入者局
102に対して回線の設定または解放などの指示を行う
場合には、下り制御回線が用いられる。下り通信回線お
よび上り通信回線は、必要に応じて各加入者局102に
割り当てられ、基地局103と加入者局102との間で
データ通信を行う際に用いられる。
【0006】図13では、上り回線と下り回線とが時分
割復信方式(TDD:Time Division Duplex)によって多重化
されており、下り回線は、時分割多重方式(TDM:Time Di
vision Multiplex)、上り制御回線としてランダムアク
セス方式(S-ALOHA:Slotted ALOHA)を用いた要求時割当
−時分割多元接続方式(DA-TDMA:Demmand Assign - Time
Division Multiple Access)を用いている。
【0007】上り制御回線/通信回線では、先頭スロッ
ト107と後続スロット108とからなる上りバースト
105が送信される。下り制御回線/通信回線では、先
頭スロット107と後続スロット108とからなる下り
バースト106が送信される。先頭スロット107は、
バーストの間隔を開けるためのガードタイム、受信およ
び復調のための同期シンボルおよび基地局103と加入
者局102と間で制御情報をやりとりするための制御回
線からなる。後続スロット108は、スロットの大きさ
に区切られた送信データがペイロードとして挿入され
る。基地局103と加入者局102と間には、固定的な
制御回線はなく、基本的には、制御回線が通信回線に相
乗り(ピギーバック:PiggyBack)する形で確保される。
【0008】図14は、図12に示した基地局103と
加入者局102との間におけるスロット割当機能を示す
機能ブロック図である。図14において、基地局103
は、下りタイムスロットおよび上りタイムスロットを割
り当てる割当処理部111、図示しない保持部に保持さ
れ、割当処理部111が割当処理を行う際に用いる予め
設定される品質制御情報112、各加入者局102a〜
102cに対する下り送信用のバッファおよび上り再組
立用のバッファを有したバッファ113(113a〜1
13c)、割当処理部111の割当結果をもとにバッフ
ァ113に蓄積されたデータの入出力制御を行う入出力
制御部117を有する。
【0009】一方、各加入者局102は、各加入者局1
02a〜102cの上りタイムスロット割当の処理を行
う割当処理部121(121a〜121c)、各加入者
局102の上り送信用のバッファおよび下り再組立用の
バッファを有したバッファ123(123a〜123
c)、割当処理部121の割当結果をもとにバッファ1
23に蓄積されたデータの入出力制御を行う入出力制御
部122(122a〜122c)を有する。
【0010】基地局103の割当処理部111は、バッ
ファ113内の下り送信用のバッファに蓄積されたデー
タ量(Ad(i),i=0〜CPEの登録数)に基づき、タイムスロ
ットの割当を行い、この割当結果をもとに入出力制御部
117を制御して下りのデータ通信を行わせる。一方、
加入者局102の割当処理部121は、バッファ123
内の上り送信用のバッファに蓄積されたデータ量を基地
局103の割当処理部111に通知し、基地局103の
割当処理部111は、報告されたデータ量(Au(i),i=0
〜CPEの登録数)に基づいてタイムスロットの割当を行
い、割当結果を加入者局102の割当処理部121に通
知する。加入者局102の割当処理部121は、入出力
制御部122を制御することによって上りのデータ通信
を行わせる。
【0011】ここで、図15および図16に示したフロ
ーチャートをもとに、下りのタイムスロット割当処理手
順および上りのタイムスロット割当処理手順について説
明する。
【0012】図15において、まず、割当処理部111
は、バッファ113から各加入者局102向けの下り送
信用のバッファに滞留しているデータ量Ad(i)と、フレ
ームあたりの下り割当制限量Xd(i)とを取得する(ステ
ップS801)。その後、各加入者(i番目の加入者
局)毎に(ステップS802)、送信すべきデータがあ
り(Ad(i)>0)、かつ、下り回線に空きスロットがある場
合(ステップS803,Yes)、下り割当制限量Xd
(i)を上限とし、滞留したデータ量Ad(i)に基づいて割当
セル数Dd(i)を計算し(ステップS804)、i番目の加
入者局にDd(i)セルからなるバーストを割り当てる処理
(ステップS805)を繰り返す。これによって、下り
のタイムスロットの割当処理がなされる。
【0013】また、割当処理部111は、割当処理部1
21から通知され、バッファ123内の上り送信用のバ
ッファに滞留しているデータ量Au(i)と、フレームあた
りの上り割当制限量Xu(i)とを取得する(ステップS9
01)。その後、各加入者(i番目の加入者)毎に(ス
テップS902)、送信すべきデータがあり(Au(i)>
0)、かつ、上り回線に空きスロットがある場合(ステッ
プS903,Yes)、上り割当制限量Xu(i)を上限と
し、上り回線スロット数Mを、滞留したデータ量Au(i)
に比例分配することによって割当セル数Du(i)を計算し
(ステップS904)、i番目の加入者局にDu(i)セルか
らなるバーストを割り当てる処理(ステップS905)
を繰り返す。これによって、上りタイムスロットの割当
処理がなされ、この割当結果が各加入者局102の割当
処理部121に通知される。
【0014】近年、インターネットの通信内容は、ファ
イル転送、電子メールといった従来のサービスから音
声、動画像などのリアルタイム性が要求されるサービス
まで多様化している。このようなマルチメディアのトラ
フィックを伝送する無線通信システムの目標として、場
所や移動性の制約なしにシームレスに通信できること、
無線リソースの効率的な利用、通信の品質制御などがあ
る。
【0015】たとえば、文献2(斉藤、他、“優先制御
を用いたワイヤレスアクセス通信品質制御方法の検
討”、信学技報、RCS2000-10)では、通信品質を、ベス
トエフォートクラス、エクセレントエフォートクラス、
最小帯域幅保証クラス、最大遅延時間保証クラスに分け
て、それぞれに適した無線アクセス制御方式を提案して
いる。
【0016】また、文献3(杉谷、他、“IP対応ミリ波
高速無線LANプロトタイプにおけるアクセス制御方
式”、信学技報、RCS99-89)では、無線アクセス制御方
式として同期転送モードと非同期転送モードを用意する
ことによって、通信品質を制御するとともに、データフ
ローの発生時に無線区間のコネクションを設定すること
によって、無線リソースの有効利用を図っている。
【0017】さらに、文献4(井上、他、“メディア統
合型無線アクセスにおけるメッセージリソース割当手
法”、信学論、B-II Vol.J80-B-II No.8 pp.641-653,1
997)では、ベストエフォートクラスの無線リソース割
当て方法として、均等に割り当てる方法と、独占的に割
り当てる方法とについて比較検討している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ットで主に使用されるプロトコルとしては、TCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)とU
DP(User Datagram Protocol)とがある。TCP/IPは、En
d-to-Endでフロー制御が行われるため、無線アクセスシ
ステムにおいて伝送帯域が不足した場合、伝送レートが
落ちる。これに対して、UDPは、フロー制御を行わない
ため、無線アクセスシステムにおいて、伝送帯域が不足
した場合にもデータグラムを送り続け、無線アクセスシ
ステムのバッファを溢れさせる可能性がある。
【0019】無線アクセスシステムにおいて、TCP/IPと
UDPとで使用するバッファを分けていない場合、過大なU
DPのトラフィックによってバッファが溢れた場合に、TC
P/IPのデータまで溢れてしまうという問題点があった。
UDPは、送達の保証を行わないため、バッファが溢れた
場合、データが廃棄されるだけで済む場合があるが、TC
P/IPではデータが廃棄されると再送が必要となり、バッ
ファ溢れの影響は深刻である。
【0020】一方、オーディオやビデオ会議用のITU標
準であるH.323やIETF(Internet Engineering Task Forc
e)の仕様であるRTP(Real-time Transport Protocol)
やRSVP(Resource reSerVation Protocol)を用いて、
ネットワークの品質保証する場合には、無線アクセスシ
ステムでも品質を保証する必要がある。この場合、品質
保証すべきデータを蓄積するバッファを分けないと、こ
のデータの品質保証ができないという問題点があった。
【0021】帯域保証を要しないデータについて、他の
加入者と比較して優先的な伝送を希望する加入者がいる
場合、加入者の希望する優先帯域に応じて、無線リソー
スを割り当てる方法が必要となる。
【0022】また、サービスクラスに応じてバッファを
分け、全てのバッファの情報を用いて割当を行う場合、
割当処理部と各バッファとの間でやりとりする情報が多
くなるとともに、割当処理部の処理が複雑になってしま
うという問題点があった。
【0023】さらに、サービスクラスに応じてバッファ
を分け、全てのサービスクラスに対して個別に無線帯域
を割り当てる場合、割当処理を個別に行う必要があると
ともに、割当処理手段が入出力制御手段に設定する情報
が多くなるという問題点があった。
【0024】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
データのサービスクラスに対応して、タイムスロットな
どの無線リソースを割当を適切に行うことができる無線
アクセスシステムおよび無線アクセス方法を得ることを
目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる無線アクセスシステムは、複数の
タイムスロットからなるフレームを周期として、基地局
と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムス
ロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセスシス
テムにおいて、前記基地局は、各加入者局宛のデータを
複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信
バッファと、前記複数の下り送信バッファのうちの特定
のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッ
ファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合
計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当てる下
り回線スロット割当手段と、前記下り回線スロット割当
手段による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記
下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行
う基地局入出力制御手段と、前記各加入者局から通知さ
れた上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割
り当て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線ス
ロット割当手段とを備え、各加入者局は、基地局宛のデ
ータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数
の上り送信バッファと、前記複数の上り送信バッファの
うちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上
り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量で
ある前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入
者局スロット割当手段と、前記基地局から通知される割
当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデー
タの入出力処理を行う加入者局入出力制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、前記基地局において、
下り回線スロット割当手段が、各加入者局宛のデータを
複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信
バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファ
を除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータ
の合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムス
ロットを割り当て、基地局入出力制御手段が、前記下り
回線スロット割当手段による下りタイムスロットの割当
結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータ
の入出力処理を行い、各加入者局において、加入者局ス
ロット割当手段が、基地局宛のデータを前記複数のデー
タ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファの
うちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上
り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量で
ある前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、基地
局の上り回線スロット割当手段が、前記各加入者局から
通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロッ
トを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、各加
入者局の加入者局入出力手段が、前記基地局から通知さ
れる割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積され
たデータの入出力処理を行い、複数の下り送信バッファ
および複数の上り送信バッファを有しながら、各複数の
下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファの合計
データ量を用いて下りおよび上りのタイムスロットを割
り当てるようにしている。
【0027】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記複数の下り送信バッファ
および複数の上り送信バッファは、少なくともデータの
送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデ
ータ種別のデータを蓄積する第1の送信バッファと、前
記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積する第2
の送信バッファとを備えたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、前記複数の下り送信バ
ッファおよび複数の上り送信バッファは、第1の送信バ
ッファと第2の送信バッファとを有し、第1の送信バッ
ファは、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制
御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積
し、第2の送信バッファは、前記プロトコル以外のデー
タ種別のデータを蓄積するようにし、送達確認あるいは
フロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィッ
クによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2
の送信バッファには影響を与えないようにしている。
【0029】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記基地局および前記各加入
者局は、加入者毎に設定され、優先的に割り当てられる
タイムスロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り
当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量
とを保持する保持手段を有し、前記下り回線スロット割
当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎
に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ量
あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムス
ロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた
後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ
量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下り
タイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数
を割り当てることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、前記下り回線スロット
割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者
毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ
量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイム
スロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた
後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ
量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下り
タイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数
を割り当てるようにしている。
【0031】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記複数の下り送信バッファ
および前記複数の上り送信バッファは、データの品質保
証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積する第1の
送信バッファと、データの送達確認を行わない第2のプ
ロトコルのデータを蓄積する第2の送信バッファと、前
記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロト
コルのデータを蓄積する第3の送信バッファとを備え、
送信するデータのデータ種別を分類することを特徴とす
る。
【0032】この発明によれば、前記複数の下り送信バ
ッファおよび前記複数の上り送信バッファ内の第1の送
信バッファが、データの品質保証を要する第1のプロト
コルのデータを蓄積し、第2の送信バッファが、データ
の送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積
し、第3の送信バッファが、前記第1および前記第2の
プロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積する
ようにしている。
【0033】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記基地局および前記各加入
者局は、加入者毎に設定され、品質保証を要するデータ
に割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量
と優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優
先割当量と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロ
ット数量を示す割当制限量とを保持する保持手段を有
し、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロ
ット割当手段は、各加入者毎に、前記保証割当量を割り
当てた後、前記優先割当量を上限として下り合計データ
量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイム
スロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り
当て、その後、前記割当制限量を上限として残余の下り
合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに
残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイム
スロット数を割り当てることを特徴とする。
【0034】この発明によれば、前記下り回線スロット
割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者
毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当量
を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ
量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の
上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当制
限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余
の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット
数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるよ
うにしている。
【0035】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段お
よび前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要する
データ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには
前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力
し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロット
には前記第2の送信バッファから取り出したデータと前
記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に
出力することを特徴とする。
【0036】この発明によれば、前記基地局入出力制御
手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を
要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロッ
トには前記第1の送信バッファから取り出したデータを
出力し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロ
ットには前記第2の送信バッファから取り出したデータ
と前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交
互に出力するようにしている。
【0037】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段お
よび前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要する
データ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには
前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力
し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない
場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用の
タイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送
信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッ
ファから取り出したデータとを交互に出力することを特
徴とする。
【0038】この発明によれば、前記基地局入出力制御
手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を
要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロッ
トには前記第1の送信バッファから取り出したデータを
出力し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積してい
ない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証
用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2
の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信
バッファから取り出したデータとを交互に出力するよう
にしている。
【0039】つぎの発明にかかる無線アクセスシステム
は、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段お
よび前記加入者局入出力制御手段は、前記複数の下り送
信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類す
るデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付
加するとともに、受信データに付加された区分データの
データ種別毎にデータの再組立を行うことを特徴とす
る。
【0040】この発明によれば、前記基地局入出力制御
手段および前記加入者局入出力制御手段が、前記複数の
下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが
分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信デー
タに付加するとともに、受信データに付加された区分デ
ータのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにして
いる。
【0041】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、
基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタ
イムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセ
ス方法において、各加入者局宛のデータを複数のデータ
種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのう
ちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り
送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量であ
る下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り
当てる下り回線スロット割当工程と、前記下り回線スロ
ット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をも
とに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力
処理を行う基地局入出力制御工程とを含むことを特徴と
する。
【0042】この発明によれば、下り回線スロット割当
工程によって、各加入者局宛のデータを複数のデータ種
別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうち
の特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送
信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である
下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当
て、基地局入出力制御工程によって、前記下り回線スロ
ット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をも
とに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力
処理を行うようにしている。
【0043】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、
基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタ
イムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセ
ス方法において、基地局宛のデータを前記複数のデータ
種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのう
ちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り
送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量であ
る前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入者
局スロット割当工程と、前記各加入者局から通知された
上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当
て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線スロッ
ト割当工程と、前記基地局から通知される割当結果をも
とに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力
処理を行う加入者局入出力制御工程とを含むことを特徴
とする。
【0044】この発明によれば、加入者局スロット割当
工程によって、基地局宛のデータを前記複数のデータ種
別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうち
の特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送
信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である
前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、上り回線
スロット割当工程によって、前記各加入者局から通知さ
れた上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割
り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、加入者局入
出力制御工程によって、前記基地局から通知される割当
結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータ
の入出力処理を行うようにしている。
【0045】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記複数の下り送信バッファおよ
び複数の上り送信バッファは、前記データ種別は、少な
くともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わない
プロトコルのデータと、該プロトコル以外のデータとに
分類されることを特徴とする。
【0046】この発明によれば、前記複数の下り送信バ
ッファおよび複数の上り送信バッファが蓄積するデータ
のデータ種別は、少なくともデータの送達確認あるいは
フロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロト
コル以外のデータとに分類され、送達確認あるいはフロ
ー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィックに
よって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の送
信バッファには影響を与えないようにしている。
【0047】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記下り回線スロット割当工程ま
たは前記上り回線スロット割当工程は、各加入者毎に、
優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先
割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記
上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数ある
いは上りタイムスロット数を割り当てる第1割当工程
と、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数
量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ
量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下り
タイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数
を割り当てる第2割当工程とを含むことを特徴とする。
【0048】この発明によれば、前記下り回線スロット
割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1
割当工程によって、各加入者毎に、優先的に割り当てら
れるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として
前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に
対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロ
ット数を割り当て、第2割当工程によって、各加入者に
割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制
限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余
の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット
数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるよ
うにしている。
【0049】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記データ種別は、データの品質
保証を要する第1のプロトコルのデータと、データの送
達確認を行わない第2のプロトコルのデータと、前記第
1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコル
のデータとに分類されることを特徴とする。
【0050】この発明によれば、前記データ種別を、デ
ータの品質保証を要する第1のプロトコルのデータと、
データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータ
と、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3の
プロトコルのデータとに分類するようにしている。
【0051】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記下り回線スロット割当工程ま
たは前記上り回線スロット割当工程は、各加入者毎に、
品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロッ
ト数量を示す保証割当量を割り当てる第1割当工程と、
優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先
割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計
データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは
残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程
と、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数
量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ
量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下り
タイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数
を割り当てる第3割当工程とを含むことを特徴とする。
【0052】この発明によれば、前記下り回線スロット
割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1
割当工程によって、各加入者毎に、品質保証を要するデ
ータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割
当量を割り当て、第2割当工程によって、優先的に割り
当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限
として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をも
とに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタ
イムスロット数を割り当て、第3割当工程によって、各
加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示
す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量ある
いは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイム
スロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り
当てるようにしている。
【0053】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、基地局入出力制御工程または前記
加入者局入出力制御工程は、品質保証を要するデータ送
信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データ
の品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積し
た第1のバッファから取り出したデータを出力する第1
出力工程と、前記保証用のタイムスロット以外のタイム
スロットには、データの送達確認を行わない第2のプロ
トコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1お
よび前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデ
ータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータ
を交互に出力する第2出力工程とを含むことを特徴とす
る。
【0054】この発明によれば、基地局入出力制御工程
または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程に
よって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保
証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する
第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファか
ら取り出したデータを出力し、第2出力工程によって、
前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットに
は、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデ
ータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第
2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積
した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出
力するようにしている。
【0055】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記基地局入出力制御工程または
前記加入者局入出力制御工程は、品質保証を要するデー
タ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、デ
ータの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄
積した第1のバッファから取り出したデータを出力する
第1出力工程と、前記第1の送信バッファにデータが蓄
積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび
前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットに
は、データの送達確認を行わない第2プロトコルのデー
タを蓄積した第2のバッファと前記第1および第2のプ
ロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第
3のバッファとから取り出したデータを交互に出力する
第2出力工程とを含むことを特徴とする。
【0056】この発明によれば、前記基地局入出力制御
工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工
程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当て
た保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要
する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッフ
ァから取り出したデータを出力し、第2出力工程によっ
て、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない
場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用の
タイムスロット以外のタイムスロットには、データの送
達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第
2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の
第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファと
から取り出したデータを交互に出力するようにしてい
る。
【0057】つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、
上記の発明において、前記基地局入出力制御工程または
前記加入者局入出力制御工程は、前記複数の下り送信バ
ッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデ
ータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加す
る付加工程と、前記送信データに付加された区分データ
のデータ種別毎にデータの再組立を行う再組立工程とを
含むことを特徴とする。
【0058】この発明によれば、前記基地局入出力制御
工程または前記加入者局入出力制御工程は、付加工程に
よって、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の
上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区
分データを送信データに付加し、再組立工程によって、
前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎
にデータの再組立を行うようにしている。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明にかかる無線アクセスシステムおよび無線アクセス
方法の好適な実施の形態について説明する。
【0060】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1である無線アクセスシステムの機能ブロック図であ
る。図1において、基地局10と複数の加入者局20と
は無線回線Nを介してそれぞれ接続される。基地局10
は、下りおよび上りのタイムスロットの割当処理を行う
割当処理部11、割当処理部11による割当処理時に用
いられ、図示しない保持部によって保持される予め設定
される品質制御情報12、各加入者局20に対する下り
送信用のバッファおよび上り組立用のバッファを有する
バッファ13、割当処理部11の割当結果をもとにバッ
ファ13内のデータの入出力制御を行う入出力制御部1
7を有する。
【0061】一方、各加入者局20は、バッファ23内
に滞留した合計データ量を割当処理部11に通知し、割
当処理部11から通知された割当結果をもとに上りタイ
ムスロットの割当処理を指示する割当処理部21、基地
局10に対する上り送信用のバッファおよび下り組立用
のバッファを有するバッファ23、および割当処理部2
1の指示のもとにバッファ23内のデータの入出力制御
を行う入出力制御部22を有する。
【0062】バッファ13,23内には、UDP(User Dat
agram Protocol)のプロトコルのデータを蓄積するバッ
ファ(UDPバッファ)15,25と、TCP/IP(Transmi
ssion Control Protocol/Internet Protocol)やICMP(In
ternet Control Message Protocol)などの、UDP以外の
プロトコルのデータを蓄積するバッファ(TCPバッフ
ァ)14,24とを有し、データ種別に応じて分類され
ている。
【0063】データ種別の判別は、たとえば、文献3
(杉谷、他、“IP対応ミリ波高速無線LANプロトタイプ
におけるアクセス制御方式”、信学技報、RCS99-89)や
文献2(斉藤、他、“優先制御を用いたワイヤレスアク
セス通信品質制御方法の検討”、信学技報、RCS2000-1
0)に記載されているように、IPヘッダのTOSフィールド
を用いたり、TCP/UDPヘッダのポート番号を用いたりし
て行うことができる。
【0064】基地局10の割当処理部11は、バッファ
13内のTCPバッファ14およびUDPバッファ15
のうちの下り送信用のバッファに滞留しているデータ量
を合計した合計データ量(Ad(i),i=0〜CPEの登録数)に
基づき、タイムスロットの割当を行い、この割当結果を
もとに入出力制御部17を制御し、下りデータ通信を行
わせる。
【0065】また、加入者局20の割当処理部21は、
バッファ23内のTCPバッファ24おおびUDPバッ
ファ25のうちの上り送信用のバッファに滞留している
データ量を合計した、フレームあたりのデータ量を割当
処理部11に報告する。基地局10の割当処理部11
は、報告されたデータ量(Au(i),i=0〜CPEの登録数)に
基づいてタイムスロットの割当を行い、この割当結果を
加入者局20の割当処理部21に通知する。割当処理部
21は、この割当結果をもとに入出力制御部22を制御
して、上りデータタイムスロットを制御させ、上りデー
タ通信を行わせる。
【0066】ここで、図2に示すフローチャートを参照
して、基地局10の割当処理部11が行う下りタイムス
ロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処
理部11は、i番目の加入者局20向けの下り送信用の
バッファであるTCPバッファ14およびUDPバッフ
ァ15に滞留している合計データ量Ad(i)を取得すると
ともに、図示しない保持部に保持された、フレームあた
りの下り割当制限量Xd(i)および下り優先割当量Yd(i)を
取得する処理を全ての加入者局20に対して行う(ステ
ップS101)。
【0067】その後、割当処理部11は、加入者局(i
番目の加入者局)の合計データ量Ad(i)および下り優先
割当量Yd(i)を取り出し(ステップS102)、送信す
べきデータがあり(Ad(i)>0)、かつ、該当加入者局20
に優先割当量が設定されている(Yd(i)>0)か否かを判断
する(ステップS103)。Ad(i)>0、かつ、Yd(i)>0で
ある場合(ステップS103,Yes)には、合計デー
タ量Ad(i)と優先割当量Yd(i)の小さい方の値(Bd(i)=min
(Yd(i),Ad(i)))を優先分割当スロット数Bd(i)として算
出する(ステップS104)。
【0068】さらに、合計データ量Ad(i)から優先分割
当スロット数Bd(i)を減算した値(Cd(i)=Ad(i)-Bd(i))を
通常分データ量Cd(i)として算出し(ステップS10
5)、ステップ102に移行する。一方、Ad(i)>0、か
つ、Yd(i)>0を満足しない場合(ステップS103,N
o)には、ステップS102に移行する。このステップ
S102〜S105の処理では、加入者局の登録数分の
各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステッ
プS106に移行する。
【0069】同様にして、その後ステップS106〜S
109までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対
して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の
加入者のフレームあたりの下り割当制限量Xd(i)が取り
出され、通常分データ量Cd(i)があり(Cd(i)>0)、かつ、
下りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ス
テップS107)。Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロッ
トに空きがある場合(ステップS107,Yes)に
は、下り割当制限量Xd(i)を上限として、通常分データ
量Cd(i)をもとに、通常分割当スロット数Dd(i)を算出す
る(ステップS108)。すなわち、下り割当制限量Xd
(i)と通常分データ量Cd(i)の小さい方の値(Dd(i)=min(X
d(i), Cd(i)))を通常分割当スロット数Dd(i)として算出
する。
【0070】さらに、i番目の加入者局に優先分割当ス
ロット数Bd(i)と、通常分割当スロット数Dd(i)とからな
るバーストの位置を決定し(ステップS109)、ステ
ップS106に移行する。一方、Cd(i)>0、かつ、下り
タイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ス
テップS107,No)には、i番目の加入者局に優先
分割当スロット数Bd(i)からなるバーストの位置を決定
した(ステップS109)後、ステップS106に移行
し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部1
1は、このようにして割り当てられた下りタイムスロッ
トをもとに、入出力制御部17を制御する。
【0071】ここで、図3に示すフローチャートを参照
して、基地局10の割当処理部11が行う上りタイムス
ロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処
理部11は、i番目の加入者局20から割当要求され
た、上り送信用のバッファであるTCPバッファ24お
よびUDPバッファ25に滞留している合計データ量Au
(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持され
た、フレームあたりの上り割当制限量Xu(i)および上り
優先割当量Yu(i)を取得する処理を全ての加入者局20
に対して行う(ステップS201)。
【0072】その後、割当処理部11は、加入者局(i
番目の加入者局)の合計データ量Au(i)および上り優先
割当量Yu(i)を取り出し(ステップS202)、送信す
べきデータがあり(Au(i)>0)、かつ、該当加入者局20
に優先割当量が設定されている(Yu(i)>0)か否かを判断
する(ステップS203)。Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0で
ある場合(ステップS203,Yes)には、合計デー
タ量Au(i)と優先割当量Yu(i)の小さい方の値(Bu(i)=min
(Yu(i),Au(i)))を優先分割当スロット数Bu(i)として算
出する(ステップS204)。
【0073】さらに、合計データ量Au(i)から優先分割
当スロット数Bu(i)を減算した値(Cu(i)=Au(i)-Bu(i))を
通常分データ量Cu(i)として算出し(ステップS20
5)、ステップ202に移行する。一方、Au(i)>0、か
つ、Yu(i)>0を満足しない場合(ステップS203,N
o)には、ステップS202に移行する。このステップ
S202〜S205の処理では、加入者局の登録数分の
各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステッ
プS206に移行する。
【0074】同様にして、その後ステップS206〜S
209までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対
して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の
加入者のフレームあたりの上り割当制限量Xu(i)が取り
出され、通常分データ量Cu(i)があり(Cu(i)>0)、かつ、
上りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ス
テップS207)。Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロッ
トに空きがある場合(ステップS207,Yes)に
は、上り割当制限量Xu(i)を上限として、上りタイムス
ロット数Mを、通常分データ量Cu(i)に比例配分するこ
とによって、通常分割当スロット数Du(i)を算出する
(ステップS208)。すなわち、比例配分された上り
タイムスロット数Fu(i)を求め、上り割当制限量Xu(i)と
上りタイムスロット数Fu(i)の小さい方の値(Du(i)=min
(Xu(i), Fu(i)))を通常分割当スロット数Du(i)として算
出する。
【0075】さらに、i番目の加入者局に優先分割当ス
ロット数Bu(i)と、通常分割当スロット数Du(i)とからな
るバーストの位置を決定し(ステップS209)、ステ
ップS206に移行する。一方、Cu(i)>0、かつ、上り
タイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ス
テップS207,No)には、i番目の加入者局に優先
分割当スロット数Bu(i)からなるバーストの位置を決定
した(ステップS209)後、ステップS206に移行
し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部1
1は、このようにして割り当てられた上りタイムスロッ
トを、対応する加入者局20に通知し、割当処理部21
は、この割り当てられた上りタイムスロットをもとに入
出力制御部22を制御する。
【0076】この実施の形態1では、UDPプロトコルと
それ以外のプロトコルのデータ種別を分類して蓄積する
複数のバッファ、すなわちUDPバッファ15,25お
よびTCPバッファ14,24を持ちながら、複数のバ
ッファの合計データ量を用いてタイムスロットを割り当
てるようにしているので、過大なUDPプロトコルのトラ
フィックによってUDPバッファが溢れても、それ以外
のプロトコルへの影響がなく、割当処理部11と複数の
バッファとの間でやりとりする情報を増やすことなく、
割当処理部11の処理も複雑にならない。また、他の加
入者局に比較して優先的な伝送を希望する加入者局があ
る場合、加入者局が希望する優先帯域に応じて優先的に
タイムスロットを割り当てることができる。
【0077】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。上述した実施の形態1では、
通信品質の保証が不要なベストエフォート(最善努力)
のサービスクラスのデータに対する品質制御を行う場合
におけるタイムスロット割当処理について説明したが、
この実施の形態2では、音声や映像のように、通信品質
の保証が必要とされるデータに対するタイムスロット割
当処理をも行うようにしている。
【0078】図4は、この発明の実施の形態2である無
線アクセスシステムの機能ブロック図である。図4にお
いて、基地局30と各加入者局40のバッファ33,4
3は、図1に示したバッファ13,23に対応し、それ
ぞれ、音声や映像などのデータなどのように、通信品質
の保証を必要とするデータを蓄積するバッファ(CBR
バッファ)16,26をさらに有する。また、品質制御
情報32は、品質制御情報12に対応し、下り保証分割
当スロット数Zd(i)および上り保証分割当スロット数Zu
(i)をもつ。なお、割当処理部31,41は、割当処理
部11,21に対応し、入出力制御部37,47は、入
出力制御部17,22に対応する。
【0079】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して、基地局30の割当処理部31が行う下りタイムス
ロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処
理部31は、i番目の加入者局40向けの下り送信用の
バッファのうちのTCPバッファ14およびUDPバッ
ファ15に滞留している合計データ量Ad(i)を取得する
とともに、図示しない保持部に保持された、フレームあ
たりの下り割当制限量Xd(i)、下り優先割当量Yd(i)およ
び下り保証分割当てスロット数Zd(i)を取得する処理を
全ての加入者局40に対して行う(ステップS30
1)。
【0080】その後、割当処理部31は、各加入者局に
対して、下り保証分割当てスロット数Zd(i)からなるバ
ースト位置を決定する(ステップS302)。
【0081】その後の処理は、図2に示した処理手順と
同じである。すなわち、割当処理部31は、加入者局
(i番目の加入者局)の残余の合計データ量Ad(i)および
下り優先割当量Yd(i)を取り出し(ステップS30
3)、送信すべきデータがあり(Ad(i)>0)、かつ、該当
加入者局40に優先割当量が設定されている(Yd(i)>0)
か否かを判断する(ステップS304)。Ad(i)>0、か
つ、Yd(i)>0である場合(ステップS304,Yes)
には、合計データ量Ad(i)と優先割当量Yd(i)の小さい方
の値(Bd(i)=min(Yd(i),Ad(i)))を優先分割当スロット数
Bd(i)として算出する(ステップS305)。
【0082】さらに、合計データ量Ad(i)から優先分割
当スロット数Bd(i)を減算した値(Cd(i)=Ad(i)-Bd(i))を
通常分データ量Cd(i)として算出し(ステップS30
6)、ステップ303に移行する。一方、Ad(i)>0、か
つ、Yd(i)>0を満足しない場合(ステップS304,N
o)には、ステップS303に移行する。このステップ
S303〜S306の処理では、加入者局の登録数分の
各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステッ
プS307に移行する。
【0083】同様にして、その後ステップS307〜S
310までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対
して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の
加入者のフレームあたりの下り割当制限量Xd(i)が取り
出され、通常分データ量Cd(i)があり(Cd(i)>0)、かつ、
下りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ス
テップS308)。Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロッ
トに空きがある場合(ステップS308,Yes)に
は、下り割当制限量Xd(i)を上限として、通常分データ
量Cd(i)をもとに、通常分割当スロット数Dd(i)を算出す
る(ステップS309)。すなわち、下り割当制限量Xd
(i)と通常分データ量Cd(i)の小さい方の値(Dd(i)=min(X
d(i), Cd(i)))を通常分割当スロット数Dd(i)として算出
する。
【0084】さらに、i番目の加入者局に優先分割当ス
ロット数Bd(i)と、通常分割当スロット数Dd(i)とからな
るバーストの位置を決定し(ステップS310)、ステ
ップS307に移行する。一方、Cd(i)>0、かつ、下り
タイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ス
テップS308,No)には、i番目の加入者局に優先
分割当スロット数Bd(i)とからバーストの位置を決定し
た(ステップS310)後、ステップS307に移行
し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部3
1は、このようにして割り当てられた下りタイムスロッ
トをもとに、入出力制御部37を制御する。
【0085】つぎに、図6に示すフローチャートを参照
して、基地局30の割当処理部31が行う上りタイムス
ロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処
理部31は、i番目の加入者局40から割当要求され
た、上り送信用のバッファのうちのTCPバッファ24
およびUDPバッファ25に滞留している合計データ量
Au(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持さ
れた、フレームあたりの上り割当制限量Xu(i)および上
り優先割当量Yu(i)、および上り保証分割当てスロット
数Zu(i)を取得する処理を全ての加入者局40に対して
行う(ステップS401)。
【0086】その後、割当処理部31は、各加入者局に
対して、上り保証分割当てスロット数Zu(i)からなるバ
ースト位置を決定する(ステップS402)。
【0087】その後の処理は、図3に示した処理手順と
同じである。すなわち、割当処理部31は、加入者局
(i番目の加入者局)の合計データ量Au(i)および上り優
先割当量Yu(i)を取り出し(ステップS403)、送信
すべきデータがあり(Au(i)>0)、かつ、該当加入者局4
0に優先割当量が設定されている(Yu(i)>0)か否かを判
断する(ステップS404)。Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0
である場合(ステップS404,Yes)には、合計デ
ータ量Au(i)と優先割当量Yu(i)の小さい方の値(Bu(i)=m
in(Yu(i),Au(i)))を優先分割当スロット数Bu(i)として
算出する(ステップS405)。
【0088】さらに、合計データ量Au(i)から優先分割
当スロット数Bu(i)を減算した値(Cu(i)=Au(i)-Bu(i))を
通常分データ量Cu(i)として算出し(ステップS40
6)、ステップ403に移行する。一方、Au(i)>0、か
つ、Yu(i)>0を満足しない場合(ステップS404,N
o)には、ステップS403に移行する。このステップ
S403〜S406の処理では、加入者局の登録数分の
各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステッ
プS407に移行する。
【0089】同様にして、その後ステップS407〜S
410までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対
して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の
加入者のフレームあたりの上り割当制限量Xu(i)が取り
出され、通常分データ量Cu(i)があり(Cu(i)>0)、かつ、
上りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ス
テップS408)。Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロッ
トに空きがある場合(ステップS408,Yes)に
は、上り割当制限量Xu(i)を上限として、上りタイムス
ロット数Mを、通常分データ量Cu(i)に比例配分するこ
とによって、通常分割当スロット数Du(i)を算出する
(ステップS409)。すなわち、比例配分された上り
タイムスロット数Fu(i)を求め、上り割当制限量Xu(i)と
上りタイムスロット数Fu(i)の小さい方の値(Du(i)=min
(Xu(i), Fu(i)))を通常分割当スロット数Du(i)として算
出する。
【0090】さらに、i番目の加入者局に優先分割当ス
ロット数Bu(i)と、通常分割当スロット数Du(i)とからな
るバーストの位置を決定し(ステップS410)、ステ
ップS407に移行する。一方、Cu(i)>0、かつ、上り
タイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ス
テップS408,No)には、i番目の加入者局に優先
分割当スロット数Bu(i)からバーストの位置を決定した
(ステップS410)後、ステップS407に移行し、
つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部31
は、このようにして割り当てられた上りタイムスロット
を、対応する加入者局40に通知し、割当処理部41
は、この割り当てられた上りタイムスロットをもとに入
出力制御部42を制御する。
【0091】さらに、図7を参照してバッファ13から
のデータの取出と再組立とについて説明する。なお、こ
こでは、下り回線について説明するが、上り回線につい
ても同様の処理が行われる。上述したように、品質保証
の必要なデータは、CBRバッファ16に蓄積され、C
BRバッファ26に入力される。品質保証が不要のUDP
プロトコルのデータは、UDPバッファ15に蓄積さ
れ、UDPバッファ26に入力される。これら以外のデ
ータは、TCPバッファ14に蓄積され、TCPバッフ
ァ24に入力される。
【0092】下りバーストD1は、無線回線Nに割り当
てられ、保証スロットおよび非保証スロットから構成さ
れる。なお、下りバーストD1は、1つの先頭スロット
と一連の後続スロットから構成される1つのバーストと
して示しているが、複数のバーストに分かれていてもよ
い。
【0093】上述したように、基地局30の割当処理部
31は、保証分割当てスロット数Zdと優先分割当スロッ
ト数Bdと通常割当スロット数Ddを算出するが、保証分割
当スロット数Zdを保証スロットとして入出力制御部37
に指定し、優先分割当スロット数Bdと通常割当スロット
数Ddとの合計スロット数を非保証スロットとして入出力
制御部37に指定する。
【0094】入出力制御部37は、保証スロットに指定
されたスロットにはCBRバッファ16からデータを取
り出して送信する。非保証スロットに指定されたスロッ
トには、UDPバッファ15とTCPバッファ14とか
ら交互にデータを取り出して送信する。CBRバッファ
16、UDPバッファ15、TCPバッファ14のデー
タ種別は、入出力制御部37が取得でき、このデータ種
別に従ってCBRバッファ24、UDPバッファ25、
TCPバッファ24に分配され、元のデータを再組立す
る。
【0095】ここで、図8に示すフローチャートを参照
して、入出力制御部37の入出力制御処理手順について
説明する。図8において、まず入出力制御部37は、送
信するタイムスロットのスロット種別を判断する(ステ
ップS501)。スロット種別が保証スロットである場
合(ステップS501,保証スロット)には、さらにC
BRバッファ16にデータが存在するか否かを判断する
(ステップS502)。CBRバッファ16にデータが
存在する場合(ステップS502,Yes)には、CB
Rバッファ16からデータを取り出して送信し(ステッ
プS503)、本処理を終了する。
【0096】一方、CBRバッファ16にデータがない
場合(ステップS502,No)には、空のセルをスロ
ットに挿入して送信し(ステップS511)、本処理を
終了する。
【0097】スロット種別が非保証スロットである場合
(ステップS501,非保証スロット)には、さらにト
グルSWがTCPに設定されているか、UDPに設定さ
れているか否かを判断する(ステップS504)。トグ
ルSWがTCPに設定されている場合(ステップS50
4,TCP)には、さらに、TCPバッファ14にデー
タがあるか否かを判断する(ステップS505)。TC
Pバッファ14にデータがある場合(ステップS50
5,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取
り出して送信し(ステップS506)、さらにトグルS
WをUDPに切り替えて(ステップS512)、本処理
を終了する。
【0098】TCPバッファ14にデータがない場合
(ステップS505,No)には、さらにUDPバッフ
ァ15にデータがあるか否かを判断する(ステップS5
07)。UDPバッファ15にデータがある場合(ステ
ップS507,Yes)には、UDPバッファ15から
データを取り出して送信し(ステップS508)、トグ
ルSWをUDPに切り替えて(ステップS512)、本
処理を終了する。UDPバッファ15にデータがない場
合(ステップS507,No)には、空のセルをスロッ
トに挿入して送信し(ステップS511)、本処理を終
了する。
【0099】一方、トグルSWがUDPに設定されてい
る場合(ステップS504,UDP)には、さらにUD
Pバッファ15にデータがあるか否かを判断し(ステッ
プS509)、UDPバッファ15にデータがある場合
(ステップS509,Yes)には、UDPバッファ1
5からデータを取り出して送信し(ステップS50
8)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS5
12)、本処理を終了する。
【0100】UDPバッファ15にデータがない場合
(ステップS509,No)には、さらにTCPバッフ
ァ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS5
10)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステ
ップS510,Yes)には、TCPバッファ14から
データを取り出して送信し(ステップS506)、トグ
ルSWをTCPに切り替えて(ステップS512)、本
処理を終了する。一方、TCPバッファ14にデータが
ない場合(ステップS510,No)にあ、空のセルを
スロットに挿入して送信し(ステップS511)、本処
理を終了する。
【0101】すなわち、保証スロットに指定されたスロ
ットには、CBRバッファ16からデータを取り出して
送信し、非保証スロットに指定されたスロットには、U
DPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデ
ータを取り出して送信し、どのバッファにもデータがな
い場合には、空きのセルをスロットに挿入し、空きセル
を送信するようにしている。
【0102】この実施の形態2では、品質保証の必要な
データとそれ以外のプロトコルのデータ種別を分類して
蓄積する複数のバッファを持ち、あらかじめ設定された
保証割当量(保証分割当スロット数Zd)を用いて固定的
に割り当てるようにしているので、通信品質の保証を確
実に行うことができる。また、割当処理部31は入出力
制御部37に、優先分の割当と通常分の割当とを、区別
せずに指定するので、設定情報が少なくて済む。
【0103】実施の形態3.つぎに、実施の形態3につ
いて説明する。上述した実施の形態2では、保証スロッ
トに指定されたスロットには、CBRバッファ16のデ
ータのみを送信していたが、この実施の形態3では、C
BRバッファ16にデータがない場合に、他のバッファ
のデータを送信できるようにして、割り当てたスロット
の効率使用を行うようにしている。
【0104】図9は、この発明の実施の形態3である無
線アクセスシステムの機能ブロック図である。この無線
アクセスシステムは、入出力制御部57,62の制御処
理内容が、実施の形態2で示した無線アクセスシステム
の入出力制御部37,42と異なり、その他の構成は、
実施の形態2と同じであり、同一構成部分には、同一符
号を付している。
【0105】まず、図10を参照して、バッファ33か
らのデータの取出と再組立とについて説明する。なお、
ここでは、下り回線について説明するが、上り回線につ
いても同じである。
【0106】上述したように、品質保証の必要なデータ
は、CBRバッファ16に蓄積され、CBRバッファ2
6に入力される。品質保証が不要のUDPプロトコルのデ
ータは、UDPバッファ15に蓄積され、UDPバッフ
ァ25に入力される。これら以外のデータは、TCPバ
ッファ14に蓄積され、TCPバッファ24に入力され
る。
【0107】下りバーストD2は、無線回線Nに割り当
てられ、保証スロットおよび非保証スロットから構成さ
れる。なお、下りバーストD2は、1つの先頭スロット
と一連の後続スロットから構成される1つのバーストと
して示しているが、複数のバーストに分かれていてもよ
い。
【0108】上述したように、基地局30の割当処理部
31は、保証分割当スロット数Zdと優先分割当スロット
数Bdと通常割当スロット数Ddとを算出するが、保証分割
当スロット数Zdと優先分割当スロット数Bdとの合計した
スロット数を保証スロットとして入出力制御部57に指
定し、通常割当スロット数Ddのスロット数を非保証スロ
ットとして入出力制御部57に指定する。入出力制御部
57は、保証スロットに指定されたスロットには、CB
Rバッファ16にデータがあればCBRバッファ16か
らデータを取り出して送信し、CBRバッファ16にデ
ータがない場合は、UDPバッファ15とTCPバッフ
ァ14とから交互にデータを取り出して送信する。
【0109】非保証スロットに指定されたスロットに
は、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交
互にデータを取り出して送信する。CBRバッファ1
6、UDPバッファ15、およびTCPバッファ14の
データ種別は、入出力制御部37が取得でき、このデー
タ種別に従ってCBRバッファ26、UDPバッファ2
5、およびTCPバッファ24に分配され、元のデータ
を再組立する。
【0110】ここで、図11に示すフローチャートを参
照して、入出力制御部57の入出力制御処理手順につい
て説明する。図11において、まず入出力制御部57
は、送信するタイムスロットのスロット種別を判断する
(ステップS601)。スロット種別が保証スロットで
ある場合(ステップS601,保証スロット)には、さ
らにCBRバッファ16にデータが存在するか否かを判
断する(ステップS602)。CBRバッファ16にデ
ータが存在する場合(ステップS602,Yes)に
は、CBRバッファ16からデータを取り出して送信し
(ステップS603)、本処理を終了する。一方、CB
Rバッファ16にデータがない場合(ステップS60
2,No)には、ステップS604に移行し、保証スロ
ットを用いて、TCPバッファ14あるいはUDPバッ
ファ15のデータの送信ができるようにしている。
【0111】スロット種別が非保証スロットである場合
(ステップS601,非保証スロット)には、さらにト
グルSWがTCPに設定されているか、UDPに設定さ
れているか否かを判断する(ステップS604)。トグ
ルSWがTCPに設定されている場合(ステップS60
4,TCP)には、さらに、TCPバッファ14にデー
タがあるか否かを判断する(ステップS605)。TC
Pバッファ14にデータがある場合(ステップS60
5,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取
り出して送信し(ステップS606)、さらにトグルS
WをUDPに切り替えて(ステップS612)、本処理
を終了する。
【0112】TCPバッファ14にデータがない場合
(ステップS605,No)には、さらにUDPバッフ
ァ15にデータがあるか否かを判断する(ステップS6
07)。UDPバッファ15にデータがある場合(ステ
ップS607,Yes)には、UDPバッファ15から
データを取り出して送信し(ステップS608)、トグ
ルSWをUDPに切り替えて(ステップS612)、本
処理を終了する。UDPバッファ15にデータがない場
合(ステップS607,No)には、空のセルをスロッ
トに挿入して送信し(ステップS611)、本処理を終
了する。
【0113】一方、トグルSWがUDPに設定されてい
る場合(ステップS604,UDP)には、さらにUD
Pバッファ15にデータがあるか否かを判断し(ステッ
プS609)、UDPバッファ15にデータがある場合
(ステップS609,Yes)には、UDPバッファ1
5からデータを取り出して送信し(ステップS60
8)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS6
12)、本処理を終了する。
【0114】UDPバッファ15にデータがない場合
(ステップS609,No)には、さらにTCPバッフ
ァ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS6
10)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステ
ップS610,Yes)には、TCPバッファ14から
データを取り出して送信し(ステップS606)、トグ
ルSWをTCPに切り替えて(ステップS612)、本
処理を終了する。一方、TCPバッファ14にデータが
ない場合(ステップS610,No)にあ、空のセルを
スロットに挿入して送信し(ステップS611)、本処
理を終了する。
【0115】すなわち、保証スロットに指定されたスロ
ットには、CBRバッファ16にデータがあれば、CB
Rバッファ16からデータを取り出して送信し、CBR
バッファ16にデータがない場合にはUDPバッファ1
5とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出し
て送信する。非保証スロットに指定されたスロットに
は、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交
互にデータを取り出して送信し、どのバッファにもデー
タがない場合には、空きのセルをスロットに挿入し、空
きセルを送信するようにしている。
【0116】この実施の形態3では、割当処理部31が
入出力制御部57に、優先分の割当と通常分の割当と
を、区別せずに指定するので、設定情報が少なくてす
む。また、保証分に割り当てたスロットを用いて、他の
バッファのデータを送信することができるので、割り当
てたスロットを効率的に用いることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、前記基地局において、下り回線スロット割当手段
が、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類
して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデ
ータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファ
のそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計デ
ータ量をもとに下りタイムスロットを割り当て、基地局
入出力制御手段が、前記下り回線スロット割当手段によ
る下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信
バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行い、各加
入者局において、加入者局スロット割当手段が、基地局
宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積す
る複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の
上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれ
に蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量
を前記基地局に通知し、基地局の上り回線スロット割当
手段が、前記各加入者局から通知された上り合計データ
量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果
を各加入者局に通知し、各加入者局の加入者局入出力手
段が、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記
上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行
い、複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッ
ファを有しながら、各複数の下り送信バッファおよび複
数の上り送信バッファの合計データ量を用いて下りおよ
び上りのタイムスロットを割り当てるようにしているの
で、基地局および加入者局スロット割当手段と、下りお
よび上りの送信バッファとの間の情報交換量が少なくな
り、割当処理にかかる負荷が軽減するという効果を奏す
る。
【0118】つぎの発明によれば、前記複数の下り送信
バッファおよび複数の上り送信バッファは、第1の送信
バッファと第2の送信バッファとを有し、第1の送信バ
ッファは、少なくともデータの送達確認あるいはフロー
制御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積
し、第2の送信バッファは、前記プロトコル以外のデー
タ種別のデータを蓄積するようにし、送達確認あるいは
フロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィッ
クによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2
の送信バッファには影響を与えないようにしているの
で、正常な通信状態を維持することができるという効果
を奏する。
【0119】つぎの発明によれば、前記下り回線スロッ
ト割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入
者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計デー
タ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイ
ムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当て
た後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計デー
タ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下
りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット
数を割り当てるようにしているので、優先されるデータ
を確実に処理することができるという効果を奏する。
【0120】つぎの発明によれば、前記複数の下り送信
バッファおよび前記複数の上り送信バッファ内の第1の
送信バッファが、データの品質保証を要する第1のプロ
トコルのデータを蓄積し、第2の送信バッファが、デー
タの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄
積し、第3の送信バッファが、前記第1および前記第2
のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積す
るようにしているので、品質保証を確実に保持した通信
を行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィッ
ク状態となることを防止することができるという効果を
奏する。
【0121】つぎの発明によれば、前記下り回線スロッ
ト割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入
者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当
量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計デー
タ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余
の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当
制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残
余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロッ
ト数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる
ようにしているので、品質保証を確実に保持した通信を
行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィック
状態となることを防止することができるという効果を奏
する。
【0122】つぎの発明によれば、前記基地局入出力制
御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証
を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロ
ットには前記第1の送信バッファから取り出したデータ
を出力し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムス
ロットには前記第2の送信バッファから取り出したデー
タと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを
交互に出力するようにしているので、効率的なタイムス
ロットの使用を行うことができるという効果を奏する。
【0123】つぎの発明によれば、前記基地局入出力制
御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証
を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロ
ットには前記第1の送信バッファから取り出したデータ
を出力し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積して
いない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保
証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第
2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送
信バッファから取り出したデータとを交互に出力するよ
うにしているので、さらに効率的なタイムスロットの使
用を実現することができるという効果を奏する。
【0124】つぎの発明によれば、前記基地局入出力制
御手段および前記加入者局入出力制御手段が、前記複数
の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファ
が分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信デ
ータに付加するとともに、受信データに付加された区分
データのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにし
ているので、データの分類に伴う混乱をなくし、データ
の再組立を容易に行うことができるという効果を奏す
る。
【0125】つぎの発明によれば、下り回線スロット割
当工程によって、各加入者局宛のデータを複数のデータ
種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのう
ちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り
送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量であ
る下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り
当て、基地局入出力制御工程によって、前記下り回線ス
ロット割当工程による下りタイムスロットの割当結果を
もとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出
力処理を行うようにしているので、基地局および加入者
局のスロット割当処理に伴って行う、下りおよび上りの
送信バッファとの間の情報交換量が少なくなり、割当処
理にかかる負荷が軽減するという効果を奏する。
【0126】つぎの発明によれば、加入者局スロット割
当工程によって、基地局宛のデータを前記複数のデータ
種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのう
ちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り
送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量であ
る前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、上り回
線スロット割当工程によって、前記各加入者局から通知
された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを
割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、加入者局
入出力制御工程によって、前記基地局から通知される割
当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデー
タの入出力処理を行うようにしているので、基地局およ
び加入者局のスロット割当処理に伴って行う、下りおよ
び上りの送信バッファとの間の情報交換量が少なくな
り、割当処理にかかる負荷が軽減するという効果を奏す
る。
【0127】つぎの発明によれば、前記複数の下り送信
バッファおよび複数の上り送信バッファが蓄積するデー
タのデータ種別は、少なくともデータの送達確認あるい
はフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロ
トコル以外のデータとに分類され、送達確認あるいはフ
ロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィック
によって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の
送信バッファには影響を与えないようにしているので、
正常な通信状態を維持することができるという効果を奏
する。
【0128】つぎの発明によれば、前記下り回線スロッ
ト割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第
1割当工程によって、各加入者毎に、優先的に割り当て
られるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限とし
て前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量
に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムス
ロット数を割り当て、第2割当工程によって、各加入者
に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当
制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残
余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロッ
ト数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる
ようにしているので、優先的なデータのためのタイムス
ロットを確実に得ることができるという効果を奏する。
【0129】つぎの発明によれば、前記データ種別を、
データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータ
と、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデ
ータと、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第
3のプロトコルのデータとに分類するようにしているの
で、品質保証を確実に保持した通信を行うとともに、デ
ータの溢れによる異常なトラフィック状態となることを
防止することができるという効果を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、前記下り回線スロッ
ト割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第
1割当工程によって、各加入者毎に、品質保証を要する
データに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証
割当量を割り当て、第2割当工程によって、優先的に割
り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上
限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量を
もとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上り
タイムスロット数を割り当て、第3割当工程によって、
各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を
示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あ
るいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイ
ムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割
り当てるようにしているので、品質保証を確実に保持し
た通信を行うとともに、データの溢れによる異常なトラ
フィック状態となることを防止することができるという
効果を奏する。
【0131】つぎの発明によれば、基地局入出力制御工
程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程
によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた
保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要す
る第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファ
から取り出したデータを出力し、第2出力工程によっ
て、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロット
には、データの送達確認を行わない第2のプロトコルの
データを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記
第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄
積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に
出力するようにしているので、効率的なタイムスロット
の使用を行うことができるという効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、前記基地局入出力制
御工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力
工程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当
てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を
要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッ
ファから取り出したデータを出力し、第2出力工程によ
って、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していな
い場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用
のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの
送達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した
第2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外
の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファ
とから取り出したデータを交互に出力するようにしてい
るので、一層、効率的なタイムスロットの使用を実現す
ることができるという効果を奏する。
【0133】つぎの発明によれば、前記基地局入出力制
御工程または前記加入者局入出力制御工程は、付加工程
によって、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数
の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す
区分データを送信データに付加し、再組立工程によっ
て、前記送信データに付加された区分データのデータ種
別毎にデータの再組立を行うようにしているので、デー
タの分類に伴う混乱をなくし、データの再組立を容易に
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である無線アクセス
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した基地局の割当処理部による下り
タイムスロット割当処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】 図1に示した基地局の割当処理部による上り
タイムスロット割当処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2である無線アクセス
システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示した基地局の割当処理部による下り
タイムスロット割当処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図4に示した基地局の割当処理部による上り
タイムスロット割当処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】 図4に示した基地局の入出力制御部によるデ
ータ取出および再組立を示す説明図である。
【図8】 図4に示した基地局の入出力制御部によるデ
ータ出力制御処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3である無線アクセス
システムの構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示した基地局の入出力制御部による
データ取出および再組立を示す説明図である。
【図11】 図9に示した基地局の入出力制御部による
データ出力制御処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 無線アクセスシステムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図13】 無線回線で用いられるフレームフォーマッ
トを示す図である。
【図14】 従来の無線アクセスシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図15】 図14に示した基地局の割当処理部による
下りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】 図14に示した基地局の割当処理部による
上りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10,30 基地局、11,21,31,41 割当処
理部、12,32 品質制御情報、13,23,33,
43 バッファ、14,24 TCPバッファ、15,
25 UDPバッファ、16,26 CBR バッフ
ァ、17,22,37,42,57,62 入出力制御
部、20,40 加入者局、Xd 下り割当制限量、Y
d 下り優先割当量、Zd 下り保証割当量、Ad 下
り合計データ量、Bd 下り優先分割当スロット数、D
d 下り通常分割当スロット数、Xu 上り割当制限
量、Yu 上り優先割当量、Zu 上り保証割当量、A
u 上り合計データ量、Bu 上り優先分割当スロット
数、Du 上り通常分割当スロット数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 12/56 (72)発明者 豊田 教彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮崎 拓也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 GA13 HA02 JA01 JA10 JL01 KX29 KX30 LB02 LC01 5K033 AA01 AA05 CA11 CB01 CB17 DA01 DA17 5K067 AA12 AA28 AA33 BB21 CC04 EE10 EE12 EE71

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットからなるフレーム
    を周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局
    が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を
    行う無線アクセスシステムにおいて、 前記基地局は、 各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して
    蓄積する複数の下り送信バッファと、 前記複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別
    の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞ
    れに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量を
    もとに下りタイムスロットを割り当てる下り回線スロッ
    ト割当手段と、 前記下り回線スロット割当手段による下りタイムスロッ
    トの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積され
    たデータの入出力処理を行う基地局入出力制御手段と、 前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもと
    に上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入
    者局に通知する上り回線スロット割当手段とを備え、 各加入者局は、 基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して
    蓄積する複数の上り送信バッファと、 前記複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別
    の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞ
    れに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ
    量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当手段
    と、 前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送
    信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入
    者局入出力制御手段とを備えたことを特徴とする無線ア
    クセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の下り送信バッファおよび複数
    の上り送信バッファは、 少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わ
    ないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積する第1の
    送信バッファと、 前記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積する第
    2の送信バッファと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線アクセ
    スシステム。
  3. 【請求項3】 前記基地局および前記各加入者局は、 加入者毎に設定され、優先的に割り当てられるタイムス
    ロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り当てられ
    る上限のタイムスロット数量を示す割当制限量とを保持
    する保持手段を有し、 前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット
    割当手段は、 各加入者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合
    計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下
    りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割
    り当てた後、前記割当制限量を上限として残余の下り合
    計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残
    余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムス
    ロット数を割り当てることを特徴とする請求項1または
    2に記載の無線アクセスシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数の下り送信バッファおよび前記
    複数の上り送信バッファは、 データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを
    蓄積する第1の送信バッファと、 データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータ
    を蓄積する第2の送信バッファと、 前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロ
    トコルのデータを蓄積する第3の送信バッファと、 を備え、送信するデータのデータ種別を分類することを
    特徴とする請求項1に記載の無線アクセスシステム。
  5. 【請求項5】 前記基地局および前記各加入者局は、 加入者毎に設定され、品質保証を要するデータに割り当
    てられるタイムスロット数量を示す保証割当量と優先的
    に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量
    と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量
    を示す割当制限量とを保持する保持手段を有し、 前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット
    割当手段は、 各加入者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優
    先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合
    計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるい
    は残余の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前
    記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量ある
    いは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイム
    スロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り
    当てることを特徴とする請求項1または4に記載の無線
    アクセスシステム。
  6. 【請求項6】 前記基地局入出力制御手段および前記加
    入者局入出力制御手段は、 品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタ
    イムスロットには前記第1の送信バッファから取り出し
    たデータを出力し、 前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには
    前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第
    3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力
    することを特徴とする請求項4または5に記載の無線ア
    クセスシステム。
  7. 【請求項7】 前記基地局入出力制御手段および前記加
    入者局入出力制御手段は、 品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタ
    イムスロットには前記第1の送信バッファから取り出し
    たデータを出力し、 前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場
    合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタ
    イムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信
    バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッフ
    ァから取り出したデータとを交互に出力することを特徴
    とする請求項4または5に記載の無線アクセスシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記基地局入出力制御手段および前記加
    入者局入出力制御手段は、 前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信
    バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データ
    を送信データに付加するとともに、受信データに付加さ
    れた区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行う
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の
    無線アクセスシステム。
  9. 【請求項9】 複数のタイムスロットからなるフレーム
    を周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局
    が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を
    行う無線アクセス方法において、 各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して
    蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ
    種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそ
    れぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ
    量をもとに下りタイムスロットを割り当てる下り回線ス
    ロット割当工程と、 前記下り回線スロット割当工程による下りタイムスロッ
    トの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積され
    たデータの入出力処理を行う基地局入出力制御工程と、 を含むことを特徴とする無線アクセス方法。
  10. 【請求項10】 複数のタイムスロットからなるフレー
    ムを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地
    局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信
    を行う無線アクセス方法において、 基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して
    蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ
    種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそ
    れぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計デ
    ータ量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当工
    程と、 前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもと
    に上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入
    者局に通知する上り回線スロット割当工程と、 前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送
    信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入
    者局入出力制御工程と、 を含むことを特徴とする無線アクセス方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の下り送信バッファおよび複
    数の上り送信バッファは、 前記データ種別は、少なくともデータの送達確認あるい
    はフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロ
    トコル以外のデータとに分類されることを特徴とする請
    求項9または10に記載の無線アクセス方法。
  12. 【請求項12】 前記下り回線スロット割当工程または
    前記上り回線スロット割当工程は、 各加入者毎に、優先的に割り当てられるタイムスロット
    数量を示す優先割当量を上限として前記下り合計データ
    量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイム
    スロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てる
    第1割当工程と、 各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を
    示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あ
    るいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイ
    ムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割
    り当てる第2割当工程と、 を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つ
    に記載の無線アクセス方法。
  13. 【請求項13】 前記データ種別は、 データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータ
    と、 データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータ
    と、 前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロ
    トコルのデータと、 に分類されることを特徴とする請求項9または10に記
    載の無線アクセス方法。
  14. 【請求項14】 前記下り回線スロット割当工程または
    前記上り回線スロット割当工程は、 各加入者毎に、品質保証を要するデータに割り当てられ
    るタイムスロット数量を示す保証割当量を割り当てる第
    1割当工程と、 優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先
    割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計
    データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは
    残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程
    と、 各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を
    示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あ
    るいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイ
    ムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割
    り当てる第3割当工程と、 を含むことを特徴とする請求項9、10、または13に
    記載の無線アクセス方法。
  15. 【請求項15】 基地局入出力制御工程または前記加入
    者局入出力制御工程は、 品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタ
    イムスロットには、データの品質保証を要する第1のプ
    ロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出
    したデータを出力する第1出力工程と、 前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットに
    は、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデ
    ータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第
    2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積
    した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出
    力する第2出力工程と、 を含むことを特徴とする請求項9、10、13、または
    14に記載の無線アクセス方法。
  16. 【請求項16】 前記基地局入出力制御工程または前記
    加入者局入出力制御工程は、 品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタ
    イムスロットには、データの品質保証を要する第1のプ
    ロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出
    したデータを出力する第1出力工程と、 前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場
    合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタ
    イムスロット以外のタイムスロットには、データの送達
    確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第2
    のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の第
    3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとか
    ら取り出したデータを交互に出力する第2出力工程と、 を含むことを特徴とする請求項9、10、13、または
    14に記載の無線アクセス方法。
  17. 【請求項17】 前記基地局入出力制御工程または前記
    加入者局入出力制御工程は、 前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信
    バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データ
    を送信データに付加する付加工程と、 前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎
    にデータの再組立を行う再組立工程と、 を含むことを特徴とする請求項9〜16のいずれか一つ
    に記載の無線アクセス方法。
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