JP2000236343A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信方法

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JP2000236343A
JP2000236343A JP17873799A JP17873799A JP2000236343A JP 2000236343 A JP2000236343 A JP 2000236343A JP 17873799 A JP17873799 A JP 17873799A JP 17873799 A JP17873799 A JP 17873799A JP 2000236343 A JP2000236343 A JP 2000236343A
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JP17873799A
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Takamasu Ishi
貴増 石
Osamu Kato
修 加藤
Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称トラヒック及びユーザのQoSに
忠実に対応し、且つフレーム利用率及びシステム容量を
向上させること。 【解決手段】 下り方向送信状況バッファ601は、各
通信相手についての下り方向の送信待ちセルに関する情
報を格納する。上り方向送信状況バッファ603は、各
通信相手についての上り方向の送信待ちセルに関する情
報を格納する。チャネル割当部602は、上り方向送信
状況バッファ603に格納された情報及び下り方向送信
状況バッファ601に格納された情報に基づいて、上記
のそれぞれの送信待ちセルに対して公平に単位サブスロ
ットを割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asyn
chronous Transfer Mode)を用
いた無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のATMを用いた無線通信方式とし
ては、主に以下に示す2つが挙げられる。
【0003】まず、第1の従来方式として、マルチメデ
ィアサービスをモバイルユーザに提供することを目的と
したAWA(高速ワイヤレスアクセス)方式がある。図
12は、上記従来の無線通信方式に用いられるフレーム
の構成を示す模式図である。
【0004】図12に示すように、1フレームの構成
は、前半部分については、アクセスチャネル(Ach)
1201の後に、制御チャネル(Cch)1202及び
ユーザチャネル(Uch)1203が続き、また、後半
部分についても、アクセスチャネル(Ach)1204
の後に、制御チャネル(Cch)1205及びユーザチ
ャネル(Uch)1206が続くものとなっている。
【0005】アクセスチャネル1201及びアクセスチ
ャネル1204は、下り方向のタイムスロット(AD
と上り方向のタイムスロット(AU)との2つのタイム
スロットを含む。Achの下りは各種制御情報の報知チ
ャネルであると同時に移動局に対してCch割当の指示
に用いるチャネルである。Achの上りはCch獲得の
ためのランダムアクセスチャネルである。
【0006】制御チャネル(Cch)1202は、上り
方向の制御チャネルであり、制御チャネル(Cch)1
205は、下り方向の制御チャネルである。CchはU
chの確立/解放/切替のUch制御情報およびCch
切替制御に関するメッセージを送受信する。
【0007】ユーザチャネル(Uch)1203及びユ
ーザチャネル(Uch)1206は、基地局が移動局に
対してATMセル等を送信するための下り方向のタイム
スロットと、移動局が基地局に対してATMセル等を送
信するための上り方向のタイムスロットとを含む。
【0008】上記のようなフレームを用いる従来の通信
方式においては、基地局は、すべての制御チャネル(C
ch)及びユーザチャネル(Uch)のタイムスロット
を管理する。ユーザ要求の通信帯域の設定方法として
は、基地局は、ユーザの要求に応じて、ユーザチャネル
(Uch)1203及びユーザチャネル(Uch)12
06の中から、各移動局に使用させるタイムスロットを
割り当てる。
【0009】又、上り/下り回線の非対称通信に対して
Uchタイムスロットは上りと下りを一意的に決めず、
チャネル割当時にユーザ情報伝送速度に応じて無線回線
制御部より独立に上り/下り回線のUchタイムスロッ
ト数を指定することにより、ユーザ要求の通信帯域の設
定を行う。
【0010】移動局側は、電源投入後すぐに最も受信レ
ベルの高い基地局に対しAchの同期を確立した後、上
りAchを用いてランダムアクセスによりCch確立要
求メッセージを送信する。これを受信した基地局は空き
Cchを検索しCch割当てメッセージを送信すること
により基地局へ使用するCchタイムスロット番号を通
知する。Cchは各基地局に上下一Cchを割当て、常
時制御情報の伝送を行う。基地局は呼制御情報に基づき
ユーザ要求の通信速度に応じたUchタイムスロットを
Uch割当て指示メッセージを用いて移動局側へ通知す
る。基地局はUchタイムスロット番号とCchまたは
移動局番号の関係を管理し、移動局ごとCchおよびU
chの使用チャネルの管理を行う。
【0011】次いで、第2の従来方式として、ミリ波無
線ATM−LAN方式がある。この方式は、予約段階で
はランダムアクセス方式、それに続く情報伝送段階では
ポーリング方式に基づいて、上り回線を利用する方式で
ある。
【0012】上記方式におけるポーリングには、周期的
ポーリング(各ユーザに周期的にポーリング信号を送信
するポーリング)と非周期的ポーリング(各ユーザに不
規則にポーリング信号を送信するポーリング)とがあ
り、これらのポーリングは、ユーザ情報のQoS(Qu
ality of Service)に応じて使い分け
られる。
【0013】基地局は、ポーリング周期、優先順位、及
びポーリング時刻等の情報をポーリングスケジューラに
設定する。また、基地局は、上記周期的ポーリングに基
づいて、各ユーザのポーリング時刻を計算して、上記ポ
ーリングスケジューラの内容を更新する。この後、基地
局は、更新されたポーリングスケジューラに基づいて、
各ユーザにポーリング信号を送信する。各ユーザは、上
記のような基地局から送信されるポーリング信号に従っ
て、送信待ちのデータフレームを送出する。
【0014】なお、基地局は、上記周期的ポーリングの
合間に、上記非周期的ポーリングを行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式においては、以下のような問題がある。
【0016】まず、第1の従来方式では、Uchにおい
て、上り方向のタイムスロットと下り方向のタイムスロ
ットが無秩序に含まれたフレーム構成となっている。し
かしながら、上り方向のタイムスロットと下り方向のタ
イムスロットとの間には、干渉の対策としての長い時間
幅のガードタイムが必要である。したがって、第1の従
来の方式では、全体としてガードタイムを数多く設ける
必要があるため、フレーム利用率が劣化するとともにシ
ステム容量が減少するという問題がある。
【0017】又、第1の従来方式では、上り方向と下り
方向の通信量に基づいたチャネル割り当てがなされてい
ない。このため、上り回線と下り回線で通信量(伝送速
度)が異なる非対称通信時においては、伝送速度が高い
回線と伝送速度が低い回線とを比較すると、伝送速度が
低い回線では、フレーム利用率が低い。したがって、第
1の従来の方式では、システム容量を向上させることが
できないという問題がある。
【0018】更に、第1の従来の方式では、パケットの
衝突はないが、接続ごとにUchを占有してしまうの
で、効率的には回線交換に近く、パケット交換の本来の
意味は薄らぐ。現在使われているパケットアクセス制御
方式(ランダムアクセス方式や予約方式等)では、効率
的にはある程度改善されているが、衝突の問題は改善さ
れておらず、スループットの劣化、遅延および遅延揺ら
ぎの増大が生じる。
【0019】第2の従来方式では、ユーザのQoSに応
じた通信が実現されているが、非対称トラフィックは考
慮されていないため、フレーム利用率及びシステム容量
を向上させることができないという問題がある。
【0020】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、非対称トラフィック及びユーザのQoSに忠実
に対応し、且つ、フレーム利用率及びシステム容量を向
上させる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線通信装
置は、複数の通信ユーザについての上り回線用及び下り
回線用のそれぞれの格納手段における送信待ちセルの状
況を単位フレーム毎に監視する監視手段と、前記格納手
段の全体の状況に基づいて単位フレーム毎に前記送信待
ちセルに対して単位サブスロットを割り当てる割当手段
と、を具備する。
【0022】本発明によれば、複数の通信ユーザのそれ
ぞれに使用させるサブスロットは、各通信ユーザの上り
回線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段に格納され
た送信待ちセルの全体の状況に基づいて決められる。す
なわち、ユーザチャネルにおける上り回線用のタイムス
ロット数及び下り回線用のタイムスロット数は、一定で
はなく、上り回線及び下り回線の通信量、並びに特別な
通信要求の有無に応じて決められる。さらに、上記タイ
ムスロット数は、単位フレーム毎に決められるので、上
り回線及び下り回線の通信量の変化に高速かつ忠実に対
応できると同時に、特別なユーザの要求にも柔軟に対応
することができる。
【0023】したがって、非対称トラフィック及びユー
ザのQoSに忠実かつ高速に対応でき、さらにフレーム
利用率及びシステム容量を向上させることができる。
【0024】本発明に係る無線通信装置は、前記割当手
段は、前記単位フレームに収容可能な数の範囲内の単位
サブスロットを一定規則に従って割り当てる。
【0025】本発明によれば、複数の通信ユーザについ
ての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ちセ
ルに対して、単位フレームに収容可能な数のサブスロッ
トを割り当てるので、単位フレームを有効に利用するこ
とができる。さらに、上記割り当ては、一定規則に従っ
て実行されるので、特別な通信要求を優先したり、通信
量の多いユーザを優先するなど、様々な環境に柔軟に対
応して行われる。したがって、非対称トラフィック及び
特別なユーザの要求に柔軟に対応した割り当てがなされ
る。
【0026】本発明に係る無線通信装置は、前記一定規
則は、前記各格納手段に格納された送信待ちセルのそれ
ぞれに対して公平に単位サブスロットを割り当て、且
つ、単位サブスロットが割り当てられた送信待ちセルは
前記格納手段から消去されるという規則を含む。
【0027】本発明によれば、複数の通信ユーザについ
ての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ちセ
ルに対して、サブスロット割り当ての機会が公平に与え
られるため、送信待ちセルの多少に関係なく各通信ユー
ザに対して公平にサブスロットが与えられる。したがっ
て、非対称トラフィック及び特別なユーザの要求が考慮
された通信環境において、各通信ユーザは、通信の混雑
具合に関係なく良好な通信を行うことができる。
【0028】本発明に係る無線通信装置は、前記一定規
則は、前記各通信ユーザについての上り回線用及び下り
回線用のそれぞれの前記格納手段に対する1回の割り当
て機会において、前記各格納手段に格納された最も送信
待ち時間の長い送信待ちセルに単位サブスロットを割り
当てる第1循環を繰り返すという規則を含む。
【0029】本発明によれば、各通信ユーザについての
上り回線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段のすべ
てに対して、必ず1回の割り当て機会が与えられる第1
循環が、単位フレームに収容可能な数の単位サブスロッ
トがすべて割り当てられるまで、繰り返される。これに
より、各通信ユーザには,送信待ちセルの多少に関係な
く、公平かつ確実に単位サブスロットが与えられる。さ
らに、上記1回の割り当て機会においては、最も古い送
信待ちセルから順に単位サブスロットが与えられるの
で、規則正しい通信が行われる。したがって、非対称ト
ラフィック及び特別なユーザの要求が考慮された環境に
おいて、各通信ユーザは、通信の混雑具合に関係なく良
好な通信をより確実に行うことができる。
【0030】本発明に係る無線通信装置は、前記一定規
則は、前記各格納手段に格納された特別な送信待ちセル
に対して優先的に単位サブスロットを割り当てる規則を
含む構成を採る。
【0031】本発明によれば、複数の通信ユーザについ
ての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ちセ
ルに対して、公平に単位サブスロットを与えつつ、特別
な送信待ちセルに対しては、優先的に単位サブスロット
が与えられる。これにより、画像等のリアルタイムかつ
高速な通信を行う必要のある特別な通信ユーザは、支障
なく上記通信を行うことができると同時に、通常の通信
ユーザは、通常どおり良好な通信を行うことができる。
したがって、各通信ユーザは,非対称トラフィックが考
慮された通信環境において、特別な通信を随時良好に行
うことができる。
【0032】本発明に係る無線通信装置は、前記一定規
則は、前記各通信ユーザについての上り回線用及び下り
回線用のそれぞれの前記格納手段に対する1回の割り当
て機会において、前記各格納手段に格納された最も送信
待ち時間の長い送信待ちセルが特別な送信待ちセルであ
る場合にのみ単位サブスロットを割り当てる第2循環
を、前記各第1循環の間に設けるという規則を含む。
【0033】本発明によれば、各通信ユーザについての
上り回線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段のすべ
てに対して公平に単位サブスロットが与えられる第1循
環の間に、特別な通信ユーザの格納手段にのみ単位サブ
スロットが与えられる第2循環が挿入される。これによ
り、画像等のリアルタイムかつ高速な通信を行う必要の
ある特別な通信ユーザは、支障なく上記通信を行うこと
ができると同時に、通常の通信ユーザは、通常どおり良
好な通信を確実に行うことができる。したがって、各通
信ユーザは、非対称トラフィックが考慮された環境にお
いて、特別な通信を良好かつ確実に行うことができる。
【0034】本発明に係る無線通信装置は、上り回線用
及び下り回線用の送信待ちセルのそれぞれに割り当てら
れたすべての単位サブスロットをそれぞれ上り回線用サ
ブスロット群と下り回線用サブスロット群との2つの部
分に分離した後、前記上り回線用サブスロット群及び前
記下り回線用サブスロット群のそれぞれにおいて、前記
各通信ユーザ毎に割り当てられた単位サブスロットを集
めてチャネルとし、このチャネルを単位フレームにおけ
る上り回線用及び下り回線用ユーザチャネルのそれぞれ
に配置する配置手段を具備する。
【0035】本発明によれば、各通信ユーザについての
上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ちセルに
対して、公平に割り当てられた単位サブスロットは、上
り方向用サブスロット群と下り方向用サブスロット群と
の2種類に分離される。この後、上り方向用サブスロッ
ト群及び下り方向用サブスロット群のそれぞれにおい
て、各通信ユーザに割り当てられた単位サブスロット
は、各通信ユーザ毎にまとめられて1つのチャネルとさ
れる。さらに、上り方向用サブスロット群及び下り方向
用サブスロット群における各通信ユーザ毎のチャネル
は、単位フレームにおいて、それぞれ上り方向用のユー
ザチャネル及び下り方向用のユーザチャネルに配置され
る。これにより、上り方向用のチャネルと下り方向用の
チャネルとの境界に必要なガードタイム量が大幅に削減
されるため、単位フレームを効果的に利用できる。した
がって、非対称トラフィック及び特別なQoSに対応す
るのみならず、フレーム利用率及びシステム容量を向上
させることができる。
【0036】本発明に係る無線通信装置は、前記割当手
段は、格納された特別な送信待ちセル数の総和としきい
値との比較を前記各格納手段毎に行う比較手段を具備
し、前記比較の結果に応じた割り当てを行う。
【0037】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセル数は、常時考慮され、また、考慮された結果
に基づいて、単位サブスロットの割り当てが行われる。
したがって、各通信ユーザの特別な送信待ちセル数に応
じた様々な通信がより迅速に行われる。
【0038】本発明に係る無線通信装置は、前記割当手
段は、格納された特別な送信待ちセルの送信待ち時間と
しきい値との比較を前記各格納手段毎に行う比較手段を
具備し、前記比較の結果に応じた割り当てを行う。
【0039】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセルのそれぞれの送信待ち時間は、常時考慮さ
れ、また、考慮された結果に基づいて、単位サブスロッ
トの割り当てが行われる。したがって、各通信ユーザの
特別な送信待ち時間に応じた様々な通信がより迅速に行
われる。
【0040】本発明に係る無線通信装置は、前記比較手
段は、特別な送信待ちセルが格納された格納手段のみに
対して前記比較を行う。
【0041】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセルの総数及び送信待ち時間は、常時考慮され、
また、考慮された結果に基づいて、単位サブスロットの
割り当てが行われる。したがって、各通信ユーザの特別
な送信待ちセルの総数及び送信待ち時間に応じた様々な
通信が行われる。
【0042】本発明に係る無線通信装置は、前記比較手
段は、特別な送信待ちセルの品質要求に応じて前記しき
い値を設定する。
【0043】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセルは、送信待ちセル数及び送信待ち時間の面に
おいて、より詳細に考慮され、また、この考慮された結
果に基づいて、単位サブスロットの割り当てが行われ
る。したがって、各通信ユーザの特別な送信待ちセルの
送信待ちセル数及び送信待ち時間に応じたより正確な通
信が行われる。
【0044】本発明に係る送受信装置は、フレームを端
末送信待ち状況報知信号用とユーザ情報用とに分け、各
無線端末の送信待ち状況報知信号にそれぞれ専用の制御
チャネルを与える。
【0045】本発明によれば、無線端末の送信待ち報知
信号を一時的な専用制御チャネルを利用して無衝突に基
地局に知らせることにより、基地局は無線端末の送信待
ち状況を瞬時に把握することができ、各ユーザの下りチ
ャネル到着状況および各上りチャネルの上り送信待ち状
況を総合的に考慮し、各チャネルの送受信量およびQo
Sに応じてユーザチャネルを割当てることができるた
め、無駄なチャネル占有、端末の送信パケット及び送信
待ち状況報知信号の衝突がなくなり、高効率な無線通信
が可能となる。
【0046】本発明に係る送受信装置は、前記専用の制
御チャネルとは異なる第二の制御チャネルを設け、各無
線端末の遅延特性要求に応じて両者を使い分ける。
【0047】本発明によれば、ユーザの品質要求を補償
すると共に制御チャネルの有効利用を図ることができ
る。
【0048】本発明に係る基地局装置は、上記いずれか
の送受信装置を具備する。
【0049】本発明によれば、非対称トラフィック及び
ユーザのQoSに忠実に対応し、且つフレーム利用率及
びシステム容量を向上させることができる。
【0050】本発明に係る通信端末装置は、上記基地局
装置と無線通信を行う。
【0051】本発明によれば、非対称トラフィック及び
ユーザのQoSに忠実に対応し、且つフレーム利用率及
びシステム容量を向上させることができる。
【0052】本発明に係る通信端末装置は、前記基地局
装置に対して送信待ちセルの状況を報知する。
【0053】本発明によれば、基地局は、各通信ユーザ
が有する送信待ちセルの状況が報知されるので、各通信
ユーザが有する送信待ちセルに基づいて、単位サブスロ
ットを正確に割り当てることができる。
【0054】本発明に係る送受信方法は、複数の通信ユ
ーザから報知された前記各通信ユーザについての上り回
線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段の状況を単位
フレーム毎に監視し、前記格納手段の全体の状況に基づ
いて単位フレーム毎に前記各通信ユーザについての上り
回線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段に格納され
た送信待ちセルに対して単位サブスロットを割り当て
る。
【0055】本発明によれば、複数の通信ユーザのそれ
ぞれに使用させるサブスロットは、各通信ユーザの上り
回線用及び下り回線用のそれぞれの格納手段に格納され
た送信待ちセルの全体の状況に基づいて決められる。す
なわち、ユーザチャネルにおける上り回線用のタイムス
ロット数及び下り回線用のタイムスロット数は、一定で
はなく、上り回線及び下り回線の通信量、並びに特別な
通信要求の有無に応じて決められる。さらに、上記タイ
ムスロット数は、単位フレーム毎に決められるので、上
り回線及び下り回線の通信量の変化に高速かつ忠実に対
応できると同時に、特別なユーザの要求にも柔軟に対応
することができる。
【0056】本発明に係る送受信方法は、格納された特
別な送信待ちセルの総和としきい値との比較を前記各格
納手段毎に行い、前記比較結果に応じた割り当てを行
う。
【0057】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセル数は、常時考慮され、また、考慮された結果
に基づいて、単位サブスロットの割り当てが行われる。
したがって、各通信ユーザの特別な送信待ちセル数に応
じた様々な通信がより迅速に行われる。
【0058】本発明に係る送受信方法は、格納された特
別な送信待ちセルの送信待ち時間としきい値との比較を
前記各格納手段毎に行い、前記比較結果に応じた割り当
てを行う。
【0059】本発明によれば、各通信ユーザの特別な送
信待ちセルのそれぞれの送信待ち時間は、常時考慮さ
れ、また、考慮された結果に基づいて、単位サブスロッ
トの割り当てが行われる。したがって、各通信ユーザの
特別な送信待ち時間に応じた様々な通信がより迅速に行
われる。
【0060】本発明に係る送受信方法は、上り回線用及
び下り回線用の送信待ちセルのそれぞれに割り当てられ
たすべての単位サブスロットをそれぞれ上り回線用サブ
スロット群と下り回線用サブスロット群との2つの部分
に分離し、前記上り回線用サブスロット群及び前記下り
回線用サブスロット群のそれぞれにおいて、前記各通信
ユーザ毎に割り当てられた単位サブスロットを集めてチ
ャネルを構成し、このチャネルを単位フレームにおける
上り回線用及び下り回線線用ユーザチャネルのそれぞれ
に配置し、この配置結果を前記各通信ユーザに報知す
る。
【0061】本発明によれば、各通信ユーザについての
上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ちセルに
対して、公平に割り当てられた単位サブスロットは、上
り方向用サブスロット群と下り方向用サブスロット群と
の2種類に分離される。この後、上り方向用サブスロッ
ト群及び下り方向用サブスロット群のそれぞれにおい
て、各通信ユーザに割り当てられた単位サブスロット
は、各通信ユーザ毎にまとめられて1つのチャネルとさ
れる。さらに、上り方向用サブスロット群及び下り方向
用サブスロット群における各通信ユーザ毎のチャネル
は、単位フレームにおいて、それぞれ上り方向用のユー
ザチャネル及び下り方向用のユーザチャネルに配置され
る。これにより、上り方向用のチャネルと下り方向用の
チャネルとの境界に必要なガードタイム量が大幅に削減
されるため、単位フレームを効果的に利用できる。した
がって、非対称トラフィック及び特別なQoSに対応す
るのみならず、フレーム利用率及びシステム容量を向上
させることができる。
【0062】本発明に係る送受信方法は、フレームを端
末送信待ち状況報知信号用とユーザ情報用とに分け、各
無線端末の送信待ち状況報知信号にそれぞれ専用の制御
チャネルを与える。
【0063】本発明によれば、無線端末の送信待ち報知
信号を一時的な専用制御チャネルを利用して無衝突に基
地局に知らせることにより、基地局は無線端末の送信待
ち状況を瞬時に把握することができ、各ユーザの下りチ
ャネル到着状況および各上りチャネルの上り送信待ち状
況を総合的に考慮し、各チャネルの送受信量およびQo
Sに応じてユーザチャネルを割当てることができるた
め、無駄なチャネル占有、端末の送信パケット及び送信
待ち状況報知信号の衝突がなくなり、高効率な無線通信
が可能となる。
【0064】本発明に係る送受信方法は、前記専用の制
御チャネルとは異なる第二の制御チャネルを設け、各無
線端末の遅延特性要求に応じて両者を使い分ける。
【0065】本発明によれば、ユーザの品質要求を補償
すると共に制御チャネルの有効利用を図ることができ
る。
【0066】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、通信ユーザにつ
いての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの送信待ち
セルの状況に基づいて、各通信相手に使用させるタイム
スロットの割り当てを行うようにしたことである。
【0067】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係る無線通
信装置は、ATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode)を用いた通信を行う。
【0068】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線通信装置が用いられる通信システムの
構成を示す模式図である。基地局(BTS)101と移
動局(MS)102との間では、例えば、TDMA(T
ime Division MultipleAcce
ss)/TDD(Time Division Dup
lex)方式を採用した通信が行われる。
【0069】図2は、実施の形態1に係る無線通信装置
に用いられるフレームフォーマットを示す模式図であ
る。単位フレーム(1フレーム)は、図に示すように、
アクセスチャネル(Ach)201、上り方向の制御チ
ャネル(Cch)202、下り方向の制御チャネル(C
ch)203、下り方向のユーザチャネル(Uch)2
04、及び上り方向のユーザチャネル(Uch)206
を含む構成となっている。
【0070】アクセスチャネル201は、下り方向のタ
イムスロット(AD)と上り方向のタイムスロット
(AU)とを含む。下り方向のタイムスロットは、基地
局101が、各移動局102に対して、各種制御情報を
報知するために用いるものであるとともに、各移動局1
02に割り当てた制御チャネルを指示するために用いる
ものである。一方、上り方向のタイムスロットは、各移
動局102が、制御チャネルを獲得するために用いるも
のである。
【0071】上り方向の制御チャネル202及び下り方
向の制御チャネル203は、基地局101と各移動局1
02とが、各ユーザチャネルの確立、解放及び切替に関
する制御情報、並びに、各制御チャネルの切替制御に関
する情報を通信するために用いるチャネルである。
【0072】特に、上り方向の制御チャネル202は、
各移動局102が、各移動局102の送信バッファの内
容を報知する報知信号を、1フレーム毎に基地局101
に報知するために用いるチャネルである。この報知信号
は、各移動局102の送信バッファにおける送信データ
(ATMセル等)の有無、送信セルの待ち状況(待ちセ
ル数又は待ちセル数を表現するレベル)、及び特別なQ
oS(Qualityof Service)要求を反
映するものである。これにより、基地局101は、各移
動局102の送信状況を把握することができる。
【0073】一方、下り方向の制御チャネル203は、
基地局101が、後述するユーザチャネルの割り当て結
果に従って、各移動局102に対して割り当てたユーザ
チャネルの位置を報知するために用いるチャネルであ
る。
【0074】下り方向のユーザチャネル204は、基地
局101が、各移動局102にATMセル等を送信する
ために用いるチャネルである。上り方向のユーザチャネ
ル206は、各移動局102が、基地局101にATM
セル等を送信するために用いるチャネルである。下り方
向のユーザチャネル204及び上り方向のユーザチャネ
ル206のそれぞれが含むタイムスロット数は、固定さ
れておらず、後述するユーザチャネルの割り当て結果に
基づいて、境界線205の位置が決定される。
【0075】このようなユーザチャネルにおける各タイ
ムスロットの構成の例を、図3に示す。図3は、本実施
の形態に係る無線通信装置に用いられるフレームフォー
マットのユーザチャネルにおけるタイムスロットの構成
を示す模式図である。各タイムスロットは、保護用のガ
ードタイム(GT)301、ビットタイミング再生符号
(BTR)302、ユニークワード(UW)303、及
び8つのセル304を含む構成となっている。なお、上
記のユーザチャネルにおけるタイムスロットの構成は、
一例であり、通信状況及び用途等に応じて適宜変更可能
なものである。
【0076】次いで、図1に示す基地局101の内部構
成について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の
形態に係る無線通信装置を備えた基地局の構成を示すブ
ロック図である。
【0077】まず、受信時においては、アンテナ部40
1は、各移動局102から送信された信号を受信してR
F部402に送る。RF部402は、アンテナ部401
から送られた信号に対して周波数変換を行い、周波数変
換した信号を変復調部403に送る。変復調部403
は、RF部402から送られた信号に対してπ/4QP
SK方式等の復調を行い、復調した信号をTDMA部4
04に送る。
【0078】TDMA部404は、変復調部403から
送られた信号に対して、通常のTDMA処理を行う。す
なわち、TDMA部404は、まず、変復調部403か
ら送られた信号から所定のタイミングで一タイムスロッ
ト分のデータを取り出し、取り出したデータの中からユ
ニークワードを抽出して同期を確立する。
【0079】同期の確立後、TDMA部404は、上記
一タイムスロット分のデータから各種の情報を取り出し
た後、取り出した情報を、この情報の内容に応じてIF
部405又は無線回線制御部406に送る。具体的に
は、上記のように取り出した情報が、アクセスチャネル
201及び制御チャネル202により送信された前述し
たような各種制御情報である場合には、TDMA部40
4は、上記のように取り出した情報を無線回線制御部4
06に送る。一方、上記のように取り出した情報が、ユ
ーザチャネル206により送信された音声情報等である
場合には、TDMA部404は、上記のように取り出し
た情報をIF部405に送る。
【0080】IF部405は、TDMA部404から送
られた情報をPSTN(公衆電話網)やISDN(サー
ビス総合ディジタル網)に送る。
【0081】次いで、送信時においては、IF部405
は、PSTN(公衆電話網)やISDN(サービス総合
ディジタル網)から送られた信号をTDMA部404に
送る。
【0082】TDMA部404は、前述したフレームフ
ォーマット内容(図2)に従って、無線回線制御部40
6から送られる各種制御情報を含む信号、又はIF部4
05から送られる信号に対して、通常のTDMA処理を
行う。すなわち、TDMA部404は、上記フレームフ
ォーマット内容に従って、無線回線制御部406から送
られる各種制御情報を含む信号、又はIF部405から
送られる信号に、ユニークワード等の制御信号を付加し
て1タイムスロット分のデータを作成した後、作成した
1タイムスロット分のデータを、所定のタイミングで所
定のスロットに挿入して変復調部403に送る。
【0083】変復調部403は、TDMA部404から
送られた信号に対して、π/4QPSK方式等の変調を
行い、変調した信号をRF部402に送る。RF部40
2は、変復調部403から送られた信号に対して周波数
変換を行い、周波数変換した信号をアンテナ部401に
より各移動局102に対して送信する。
【0084】呼制御部407は、呼の接続制御、及びユ
ーザ(移動局)の認証等のユーザ管理を行う。
【0085】無線回線制御部406は、上述した、アン
テナ部401、RF部402、変復調部403、TDM
A部404、IF部405及び呼制御部407の制御を
行う。この無線回線制御部406の内部構成について、
図5を用いて説明する。
【0086】図5は、本実施の形態に係る無線通信装置
を備えた基地局101に設けられた無線回線制御部40
6の内部構成を示すブロック図である。無線回線制御部
406は、主に、通信品質監視部501と移動局管理部
502と無線リソース管理部503とを備えている。
【0087】通信品質監視部501は、各チャネルの通
信品質を常時監視し、通信品質が劣化したチャネルの切
替又は解放処理等を行う。移動局管理部502は、各移
動局102の電話番号を管理するとともに、各移動局1
02に使用させるチャネルを管理する。
【0088】無線リソース管理部503は、無線リソー
スの割り当て等を管理する。すなわち、無線リソース管
理部503は、TDMA部404から送られる各種の制
御情報を用いて、各移動局102に対するチャネルの割
り当てを行うとともに、チャネルの割り当て結果をTD
MA部404に送る。さらに詳しくは、無線リソース管
理部503は、アクセスチャネル(Ach)管理部50
4と制御チャネル(Cch)管理部505とユーザチャ
ネル(Uch)管理部506とを具備する。
【0089】アクセスチャネル管理部504は、アクセ
スチャネル201を管理する。特に、アクセスチャネル
管理部504は、TDMA部404を通して、各移動局
102から送られた制御チャネルの獲得を要求する信号
を受信した場合には、制御チャネル管理部505に対し
て、各移動局102に制御チャネルを割り当てる旨の依
頼をする。この後、アクセスチャネル管理部504は、
制御チャネル管理部505から、各移動局102に対す
る制御チャネルの割り当て結果を受け取り、この結果
を、TDMA部404を通して各移動局102に送る。
【0090】制御チャネル管理部505は、上り方向の
制御チャネル202及び下り方向の制御チャネル203
を管理する。すなわち、制御チャネル管理部505は、
アクセスチャネル管理部504から、各移動局102に
制御チャネルを割り当てる旨の要求を受けると、各制御
チャネルにおけるタイムスロットの中から、各移動局1
02に割り当てるタイムスロットを決定する。この後、
制御チャネル管理部505は、上記のような割り当て結
果をアクセスチャネル管理部504に送る。
【0091】また、制御チャネル管理部505は、TD
MA部404を通して、フレーム毎に各移動局102か
ら送られる、送信バッファの内容を報知する報知信号を
受信すると、各ユーザチャネルにおけるタイムスロット
の割り当てを依頼する信号を上記報知信号とともに、ユ
ーザチャネル管理部506に送信する。この後、制御チ
ャネル管理部505は、ユーザチャネル管理部506か
ら上記の割り当て結果を受信すると、この割り当て結果
をTDMA部404を通して各移動局102に送る。
【0092】ユーザチャネル管理部506は、上り方向
のユーザチャネル206及び下り方向のユーザチャネル
204を管理する。特に、ユーザチャネル管理部506
は、上り方向のユーザチャネル206及び下り方向のユ
ーザチャネルにおいて、各移動局102に使用させるタ
イムスロットを割り当てる。さらに詳しくは、ユーザチ
ャネル管理部506は、各移動局102が有する送信待
ちセル数の状況(以下「上り方向送信状況」とい
う。)、基地局101が有する送信待ちセル数の状況
(以下「下り方向送信状況」という。)、並びに、各移
動局102及び基地局101のそれぞれが有する送信待
ちセルにおいて、特別なQoSを要求する送信待ちセル
がどれだけ含まれているかを示す状況に基づいて、各移
動局102に使用させるタイムスロットを割り当てる。
【0093】ここで、下り方向送信状況、及び基地局1
01が有する送信待ちセルに含まれる、特別なQoSを
要求する送信待ちセルの状況(以下「基地局のQoS要
求状況」という。)については、ユーザチャネル管理部
506は、各ユーザチャネルを管理しているため、常時
把握することができる。
【0094】一方、上り方向送信状況、及び各移動局1
02が有する送信待ちセルに含まれた特別なQoSを要
求する送信待ちセルの状況(以下「移動局のQoS要求
状況」という。)については、各移動局102は、上り
方向の制御チャネル202を用いて、前述した報知信号
を用いて基地局101に送信するので、ユーザチャネル
管理部506は、上記の状況を把握することができる。
【0095】以下、ユーザチャネル管理部506の具体
的な構成について、図6を用いて説明する。図6は、本
実施の形態に係る無線通信装置を備えた基地局101内
に設けられたユーザチャネル管理部506の構成を示す
ブロック図である。
【0096】ユーザチャネル管理部506は、主に、下
り方向送信状況バッファ601とチャネル割当部602
と上り方向送信状況バッファ603とを備えている。
【0097】下り方向送信状況バッファ601は、下り
方向送信状況、及び基地局のQoS要求状況に関する情
報を格納するとともに、上記情報をチャネル割当部60
2に送る。
【0098】上り方向送信状況バッファ603は、上り
方向送信状況、及び移動局のQoS要求状況に関する情
報を格納するとともに、上記情報をチャネル割当部60
2に送る。上り方向送信状況、及び移動局のQoS要求
状況は、上述したように、各移動局102が、上り方向
の制御チャネル202を用いて基地局101に送信した
情報であり、制御チャネル管理部505を経て、上り方
向送信状況バッファ603に送られるものである。
【0099】チャネル割当部602は、下り方向送信状
況バッファ601から、下り方向送信状況、及び基地局
のQoS要求状況に関する情報、並びに、上り方向送信
状況バッファ603から、上り方向送信状況、及び移動
局のQoS要求状況に関する情報を受信する。また、チ
ャネル割当部602は、受信した上記の情報に基づい
て、下り方向のユーザチャネル204及び上り方向のユ
ーザチャネル206におけるチャネルの割り当てを行
う。以下、チャネル割当部602による具体的なチャネ
ル割り当て方法について、図7(a)を用いて説明す
る。
【0100】図7(a)は、本実施の形態に係る無線通
信装置を備えた基地局101に設けられたチャネル割当
部602によるチャネル割り当て方法を示す模式図であ
る。
【0101】チャネル割当部602は、チャネル割り当
て方法として、上り方向送信状況及び下り方向送信状況
の両者の送信状況に応じて、上り方向と下り方向を区別
することなく公平にチャネルを割り当てることと、移動
局のQoS要求及び基地局のQoS要求を考慮してチャ
ネルを割り当てることと、を達成するような手法を採
る。これを図7(a)を用いて説明する。
【0102】図において、上段には、下り方向送信状況
バッファ601に格納された、上り方向送信状況、及び
移動局のQoS要求状況が示され、また、下段には、上
り方向送信状況バッファ603に格納された、上り方向
送信状況、及び基地局のQoS要求状況が示されてい
る。すなわち、上段には、基地局101が有するユーザ
(移動局)1〜ユーザmに対する送信待ちセルの状況を
示すバッファ内容が、λ D,1〜λD,mに示され、また、下
段には、ユーザ1〜ユーザmが有する基地局101に対
する送信待ちセルの状況を示すバッファ内容が、λU,1
〜λU,mに示されている。例えば、バッファλD,1には、
基地局101がユーザ1に送信するための送信待ちセル
が3つ含まれており、また、バッファλU,mには、ユー
ザmが基地局101に送信するための送信待ちセルが1
つも含まれていない様子が示されている。
【0103】また、中段には、チャネルの割り当て方法
を概念的に示す二重交差リング701が示されている。
二重交差リング701は、すべてのユーザに対して公平
にチャネルを割り当てるリング(以下「ノーマルリン
グ」という。)と、画像等のリアルタイムかつ高速な通
信を行う必要のある特別なユーザに対して、優先的にチ
ャネルを割り当てるリング(以下「高速リング」とい
う。)と、から主に構成されており、また、上記2つの
リングは、交替循環している。なお、図においては、ノ
ーマルリングは、外側に位置するリングであり、また、
高速リングは、ノーマルリングの内側に位置するリング
である。
【0104】チャネル割当部602は、以下に述べるよ
うに、一定の規則に従ってチャネルの割り当てを行う。
まず、チャネル割当部602は、二重交差リング701
に沿った順序で、各ユーザを割り当て対象のユーザであ
るか否かを判定(ループチェック)する。割り当て対象
となるユーザは、ノーマルリング時には、送信待ちセル
を有するすべてのユーザであり、一方、高速リング時に
は、送信待ちセルを有する特別なユーザのみである。
【0105】さらに、チャネル割当部602は、割り当
て対象のユーザに単位サブスロット、すなわち一つのサ
ブスロット(一セル分)を割り当てるとともに、このユ
ーザのバッファにおける送信待ちセル数を1つだけ減ら
す。以下、チャネル割当部602は、一フレームの最大
収容チャネル数、すなわち、一フレームに収容できる最
大のサブスロット数まで、二重交差リング701に沿っ
て循環しながら各ユーザに一サブスロットずつ割り当て
ていく。
【0106】以上のようなチャネル割り当てを一フレー
ム毎に行う。各フレームにおいては、二重交差リング7
01における前回フレームの終了時の位置から継続し
て、ループチェックを開始する。なお、送信待ちセルが
なくなった場合には、そのフレームでの割り当てを終了
する。
【0107】最終的には、チャネル割当部602は、各
ユーザに割り当てたすべてのサブスロットを上り方向の
サブスロット群と下り方向サブスロット群との2つに分
離する。この後、チャネル割当部602は、各ユーザ毎
に割り当てたサブスロットを一つにまとめて、単位タイ
ムスロットすなわち1つのタイムスロット(可変長スロ
ット)とする。
【0108】なお、ノーマルリングと高速リングとの交
替頻度を変化させることにより、特別なユーザのサービ
ス優先権を変化させることができる。
【0109】次いで、上述したチャネル割り当て方法の
具体例について、さらに図7(b)を用いて説明する。
図7(b)は、本実施の形態に係る無線通信装置を備え
た基地局101に設けられたチャネル割当部602によ
るチャネル割り当て結果を示す模式図である。
【0110】ここでは、上り方向のi番目のユーザと下
り方向のj番目のユーザを特別なユーザとし、また、ル
ープチェックは、ノーマルリング循環で下り方向の1番
目のユーザから開始することとする。
【0111】まず、チャネル割当部602は、下り方向
の1番目のユーザを割り当て対象のユーザであるか否か
を判定する。下り方向の1番目のユーザは、送信待ちセ
ルを有するので、チャネル割当部602は、下り方向の
1番目のユーザを割り当て対象のユーザであると判断す
る。よって、チャネル割当部602は、下り方向の1番
目のユーザに一サブスロット(UCD,1)を割り当てる
とともに、このユーザのバッファにおける送信待ちセル
数を1つだけ減らす。
【0112】同様に、チャネル割当部602は、下り方
向のj番目のユーザ及び下り方向のm番目のユーザに、
それぞれ1サブスロット(UCD,j)及び一サブスロッ
ト(UCD,m)を割り当てるとともに、これらのユーザ
のバッファにおける送信待ちセル数を1つずつ減らす。
【0113】さらに、チャネル割当部602は、二重交
差リング701に沿って循環し、上り方向のm番目のユ
ーザを判定する。上り方向のm番目のユーザは、送信待
ちセルを有していないので、チャネル割当部602は、
m番目のユーザを割り当て対象とせず、次のユーザを判
定する。
【0114】この後、チャネル割当部602は、上り方
向のi番目のユーザ及び上り方向の1番目のユーザを割
り当て対象のユーザと判断し、これらのユーザにそれぞ
れ1サブスロット(UCU,i)及び一サブスロット(U
U,1)を割り当てるとともに、これらのユーザのバッ
ファにおける送信待ちセル数を1つ減らす。
【0115】次に、ループチェックは、高速リング(1
周目)を循環する。すなわち、チャネル割当部602
は、下り方向のj番目のユーザと上り方向のi番目のユ
ーザのみを割り当て対象のユーザと判定し、これらのユ
ーザにそれぞれ一サブスロット(UCD,j)及び1サブ
スロット(UCU,i)を割り当てるとともに、これらの
ユーザのバッファにおける送信待ちセル数を1つ減ら
す。
【0116】この時点において、送信待ちセルは依然と
して存在しているので、ループチェックは、ノーマルリ
ング(2周目)を循環する。同様にして、チャネル割当
部602は、下り方向の1番目のユーザ及び下り方向の
j番目のユーザにそれぞれ1サブスロット(UCD,1
及び一サブスロット(UCD,j)を割り当てる。この
後、上り方向のユーザは送信待ちセルを有していないの
で、ループチェックは、高速リング(2周目)を循環す
る。
【0117】ここで、特別なユーザ、すなわち、下り方
向のj番目のユーザ及び上り方向のi番目のユーザは、
送信待ちセルを有していないので、ループチェックは、
ノーマルリング(3周目)を循環する。
【0118】ノーマルリング(3周目)においては、チ
ャネル割当部602は、下り方向の1番目のユーザに一
サブスロット(UCD,1)を割り当てる。
【0119】このとき、各ユーザのバッファには、送信
待ちセルが存在しないので、チャネル割当部602は、
このフレームにおける割り当てを終了する。なお、今回
のフレームにおける割り当ては、下り方向の1番目のユ
ーザで終了したので、次回のフレームにおける割り当て
は、このユーザから開始する。
【0120】この結果、図7(b)の上段に示すような
順序で、チャネル割当部602により、サブスロットが
割り当てられる。最終的には、チャネル割当部602
は、図7(b)の下段に示すように、各ユーザに割り当
てたすべてのサブスロットを、上り方向のサブスロット
群と下り方向のサブスロット群とに分離した後、各サブ
スロット群おいて、各ユーザに割り当てたサブスロット
をユーザ毎に1つのタイムスロット(可変長スロット)
にまとめる。さらに、チャネル割当部602は、上記の
ようにまとめた上り方向のタイムスロット及び下り方向
のタイムスロットを、それぞれ図2に示すフレームにお
ける下り方向のユーザチャネル204及び上り方向のユ
ーザチャネル206に挿入する。これにより、ユーザチ
ャネルには、上り方向のタイムスロットと下り方向のタ
イムスロットとが境界線205で分離されるので、必要
となるガードタイムが抑えられる。この結果、フレーム
は効果的に利用される。
【0121】以上のように、チャネル割当部602は、
上り方向送信状況及び下り方向送信状況のそれぞれの送
信状況に応じて、上り方向と下り方向とを区別すること
なく公平にチャネルを割り当てている。さらに、チャネ
ル割当部602は、移動局及び基地局のそれぞれのQo
S要求を考慮してチャネルを割り当てている。以上が、
チャネル割当部602による具体的なチャネル割り当て
方法である。
【0122】次いで、上記構成の無線通信装置を備えた
基地局101の動作について、図4を用いて説明する。
【0123】まず、受信時においては、各移動局102
が送信した信号は、基地局101のアンテナ部401に
より受信されて、RF部402に送られる。RF部40
2では、アンテナ部401により受信された信号は、周
波数変換されて変復調部403に送られる。変復調部4
03では、RF部402により周波数変換された信号
は、π/4QPSK方式等の復調がなされてTDMA部
404に送られる。
【0124】TDMA部404では、変復調部403に
より復調された信号から、所定のタイミングで一タイム
スロット毎にデータが取り出された後、取り出されたデ
ータから各種の情報が抽出される。このように抽出され
た情報は、情報内容に応じて、無線回線制御部406又
はIF部405に送られる。すなわち、上記のように抽
出された情報は、その内容が、上り方向のユーザチャネ
ル206により送られた音声等の情報である場合には、
IF部405に送られ、また、その内容が、アクセスチ
ャネル201及び上り方向の制御チャネル202により
送られた前述した各種の制御信号である場合には、無線
回線制御部406に送られる。
【0125】IF部405では、TDMA部404から
送られた音声等の情報は、PSTN(公衆電話網)やI
SDN(サービス総合ディジタル網)に送られる。
【0126】無線回線制御部406では、TDMA部4
04から送られた制御情報の内容に応じた動作が行われ
る。なお、この動作については後述する。
【0127】一方、送信時においては、PSTN(公衆
電話網)やISDN(サービス総合ディジタル網)から
送られた信号は、IF部405を介してTDMA部40
4に送られる。さらに、無線回線制御部406が出力し
た各種の制御信号は、前述したフレームフォーマットに
従って、TDMA部404に送られる。
【0128】TDMA部404では、IF部405から
送られた信号又は無線回線制御部406から送られた信
号は、前述したフレーム内容に従って通常のTDMA処
理がなされる。すなわち、IF部405から送られた各
種の制御信号又は無線回線制御部406から送られた音
声等の信号は、前述したフレーム内容に従って、ユニー
クワード等の制御信号が付加されて一タイムスロット分
のデータとされた後、所定のスロットに挿入された変復
調部403に送られる。
【0129】変復調部403では、TDMA部404か
ら送られた信号は、π/4QPSK方式等の変調がなさ
れてRF部402に送られる。RF部402では、変復
調部403により変調された信号は、周波数変換がなさ
れて、アンテナ部401を介して各移動局102に対し
て送信される。
【0130】さらに、無線回線制御部406における動
作について、図2に示したフレーム内容に従って説明す
る。
【0131】まず最初に、アクセスチャネル201にお
ける動作を説明する。
【0132】上り方向のタイムスロット(AU)におい
ては、図5に示したアクセスチャネル管理部504に
は、各移動局102から制御チャネルを獲得するための
制御信号が送られる。これを受けて、アクセスチャネル
管理部504からは、各移動局102に対して制御チャ
ネルを割り当てる旨の信号が、制御チャネル管理部50
5に送られる。制御チャネル管理部505では、各移動
局102に対して制御チャネルが割り当てられた後、こ
の割り当て結果は、アクセスチャネル管理部504に送
られる。
【0133】下り方向のタイムスロット(AD)におい
ては、アクセスチャネル管理部504から、各移動局1
02に対する制御チャネルの割り当て結果(前フレーム
での)及び各種制御情報が、各移動局102に送られ
る。
【0134】次いで、上り方向の制御チャネル202及
び下り方向の制御チャネル203における動作を説明す
る。
【0135】上り方向の制御チャネル202において
は、制御チャネル管理部505には、各移動局102か
ら送信バッファの内容を報知する報知信号が送られる。
これを受けて、制御チャネル管理部505からは、上記
報知信号とともに、各ユーザチャネルにおけるタイムス
ロットの割り当てを依頼する旨の信号が、ユーザチャネ
ル管理部506に送られる。
【0136】具体的には、上記報知信号、すなわち上り
方向送信状況及び移動局のQoS要求状況は、図6に示
した上り方向送信状況バッファ603に格納され、ま
た、上記のタイムスロットの割り当てを依頼する旨の信
号は、図6に示したチャネル割当部602に送られる。
同時に、下り方向送信状況バッファ601には、下り方
向送信状況及び基地局のQoS要求状況が格納される。
【0137】チャネル割当部602では、上り方向送信
状況及び移動局のQoS要求状況、並びに、下り方向送
信状況及び基地局のQoS要求状況に基づいて、上り方
向のユーザチャネル206及び下り方向のユーザチャネ
ル204において、各移動局102に使用させるタイム
スロットを割り当てる。具体的な割り当て方法は、前述
のとおりである。
【0138】チャネル割り当てが終了すると、チャネル
割当部602から、チャネル割り当て結果が制御チャネ
ル管理部505に送られる。
【0139】下り方向の制御チャネル203において
は、制御チャネル管理部505すなわちチャネル割当部
602から、各ユーザチャネルにおけるチャネル割り当
て結果が、各移動局102に送られる。
【0140】最後に、下り方向のユーザチャネル204
及び上り方向のユーザチャネル206における動作を説
明する。
【0141】下り方向のユーザチャネル204において
は、フレーム内容すなわち上述のチャネル割り当て結果
に基づいて、IF部405から送られる音声等の情報
が、各移動局102に送られる。
【0142】上り方向のユーザチャネル206において
は、下り方向の制御チャネル203で報知された各ユー
ザチャネルにおける割り当て結果に基づいて、各移動局
102は、基地局101に対して音声等の情報を送信す
る。
【0143】以上が、本実施の形態に係る無線通信装置
を備えた基地局の動作である。
【0144】このように、本実施の形態によれば、ユー
ザチャネルにおける上り方向のタイムスロット数及び下
り方向のタイムスロット数は、各移動局が有する送信待
ちセル数(上り方向の通信量)、基地局が有する送信待
ちセル数(下り方向の通信量)、並びに、各移動局及び
基地局が有するQoSに基づいて決定されるので、上り
方向及び下り方向の通信量に忠実かつ高速に対応したチ
ャネル割当が行われる。したがって、フレーム利用率及
びシステム容量に影響を与えることなく、非対称トラフ
ィック及びユーザのQoSに対応した通信を実現するこ
とができる。
【0145】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1において、ユーザのQoS要求を最大限に保証す
る形態である。
【0146】実施の形態2に係る無線通信装置の構成に
おいて、チャネル割当部以外については、実施の形態1
と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実
施の形態に係る無線通信装置のチャネル割当部におい
て、実施の形態1におけるチャネル割当部と相違する点
について、図8(a)を用いて説明する。なお、実施の
形態1と同様な部分については説明を省略する。
【0147】図8(a)は、本発明の実施の形態2に係
る無線通信装置を備えた基地局におけるチャネル割当部
によるチャネル割り当て方法を示す模式図である。
【0148】まず、チャネル割当部は、特別なユーザの
それぞれに対して、送信待ちセル数に対するしきい値Q
th801、及び、送信待ちセル数としきい値Qth801
との比較結果を示すフラッグを設定する。さらに詳しく
は、チャネル割当部は、上記特別なユーザのうち、しき
い値Qth801より大きい数の送信待ちセルを有する特
別なユーザのフラッグを「1」とし、しきい値Qth80
1以下の数の送信待ちセルを有する特別なユーザのフラ
ッグを「0」とする。
【0149】さらに、チャネル割当部は、フラッグ内容
が「1」である特別なユーザが存在する場合には、特別
なユーザのフラッグ内容がすべて「0」となるまで、高
速リングに沿って前述したループチェックを実行する。
特別なユーザのフラッグ内容がすべて「0」となった場
合のループチェックは、実施の形態1と同様である。
【0150】次いで、上記のチャネル割当部による割り
当て方法の具体例について、さらに図8(b)を用いて
説明する。図8(b)は、本実施の形態に係る無線通信
装置を備えた基地局におけるチャネル割当部によるチャ
ネル割り当て結果を示す模式図である。
【0151】ここでは、実施の形態1と同様に、上り方
向のi番目のユーザと下り方向のj番目のユーザを特別
なユーザとする。また、しきい値Qth801を「2」と
する。なお、しきい値Qth801の内容は、通信状態や
用途等に応じて適宜変更できるものである。
【0152】まず、チャネル割当部は、特別なユーザの
送信待ちセル数を調べることにより、上り方向のi番目
のユーザのフラッグを「0」とし、下り方向のj番目の
ユーザのフラッグを「1」とする。この時点では、フラ
ッグ内容が「1」であるユーザが存在するため、チャネ
ル割当部は、高速リングに沿ってループチェックを行
う。
【0153】すなわち、チャネル割当部は、下り方向の
j番目のユーザに、一サブスロット(UCD,J)を割り
当てるとともに、このユーザのバッファにおける送信待
ちセル数を1つだけ減らす。これにより、下り方向のj
番目のユーザにおける送信待ちセル数は、しきい値Qth
801以下になるため、チャネル割当部は、このユーザ
のフラッグを「0」とする。
【0154】これにより、特別なユーザのフラッグ内容
がすべて「0」となるため、チャネル割当部は、上記の
ような特別なユーザに対する優先割り当てを終了する。
以後、チャネル割当部は、実施の形態1と同様の通常の
割り当てを行う。
【0155】この結果、図8(b)に示すような順序
で、各ユーザにサブスロットが割り当てられる。図に示
すように、しきい値Qth801より大きい数の送信待ち
セルを有する、下り方向のj番目の(特別な)ユーザに
対しては,優先的にサブスロットが割り当てられている
ことが明らかである。
【0156】このように、本実施の形態によれば、特別
なユーザに対して、それが有する送信待ちセル数を考慮
して優先的にチャネルを割り当てるので、画像等のリア
ルタイムかつ高速な通信を行う必要のある特別なユーザ
に対して、確実な通信を保証することができる。同時
に、フレーム利用率及びシステム容量に影響を与えるこ
となく、非対称トラフィック及びユーザのQoSに対応
した通信を実現することができる。
【0157】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態2と同様に、ユーザのQoS要求を最大限に保証す
る形態である。
【0158】実施の形態3に係る無線通信装置の構成に
おいて、チャネル割当部以外については、実施の形態2
と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実
施の形態に係る無線通信装置のチャネル割当部におい
て、実施の形態2におけるチャネル割当部と相違する点
について、図9(a)を用いて説明する。なお、実施の
形態2と同様な部分については、説明を省略する。
【0159】チャネル割当部は、特別なユーザのそれぞ
れに対して、送信待ちセルの送信待ち時間に対するしき
い値Wth901、及び、送信待ちセルの送信待ち時間と
しきい値Wth901との比較結果を示すフラッグを設定
する。さらに詳しくは、チャネル割当部は、上記特別な
ユーザのうち、送信待ちセルの送信待ち時間がしきい値
th901より長い特別なユーザのフラッグを「1」と
し、送信待ちセルの送信待ち時間がしきい値Wth901
以下の特別なユーザのフラッグを「0」とする。
【0160】ここで、上記の送信待ちセルの送信待ち時
間とは、チャネル割り当て開始時に、ある特別なユーザ
が有する送信待ちセルに関する情報が、図6に示す上り
方向送信状況バッファ603又は下り方向送信状況バッ
ファ601に格納された時点から、チャネル割当部によ
るチャネル割り当て開始時点までの時間を、すべての送
信待ちセルについて総和した時間に相当する。上記の送
信待ちセルの送信待ち時間を得るために、チャネル割当
部は、特別なユーザが有するすべての送信待ちセルにつ
いて、送信待ち時間を記録しておく。
【0161】なお、本実施の形態においては、上記の送
信待ちセルの送信待ち時間を以上のように設定した場合
について説明するが、本発明は、これに限定されず、上
記の送信待ちセルの送信待ち時間を、特別なユーザが送
信待ちセルに関する情報を送信した時点から、基地局が
この情報を受信した時点までの時間とする等、適宜変更
することができる。
【0162】以上が、本実施の形態におけるチャネル割
当部と実施の形態2におけるチャネル割当部との相違点
である。
【0163】次いで、上記のチャネル割当部による割り
当て方法の具体例について、さらに、図9(b)を用い
て説明する。図9(b)は、本実施の形態に係る無線通
信装置を備えた基地局におけるチャネル割当部によるチ
ャネル割り当て結果を示す模式図である。なお、説明を
簡単にするために、各ユーザが有する送信待ちセル1つ
分の送信待ち時間は、すべて均一とする。
【0164】ここでは、実施の形態2と同様に、上り方
向のi番目のユーザと下り方向のj番目のユーザを特別
なユーザとする。また、しきい値Wth901を、送信待
ちセル2個分の送信待ち時間とする。
【0165】まず、チャネル割当部は、特別なユーザの
送信待ちセルの送信待ち時間を調べることにより、上り
方向のi番目のユーザのフラッグを「0」とし、下り方
向のj番目のユーザのフラッグを「1」とする。この時
点では、フラッグ内容が「1」であるユーザが存在する
ため、チャネル割当部は、高速リングに沿ってループチ
ェックを行う。
【0166】すなわち、チャネル割当部は、下り方向の
j番目のユーザに、一サブスロット(UCD,J)を割り
当てるとともに、このユーザのバッファにおける送信待
ちセル数を1つだけ減らす。これにより、下り方向のj
番目のユーザにおける送信待ちセルの送信待ち時間は、
しきい値Wth901以下になるため、チャネル割当部
は、このユーザのフラッグを「0」とする。以後の動作
は、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
【0167】この結果、図9(b)に示すような順序
で、各ユーザにサブスロットが割り当てられる。図に示
すように、送信待ちセルの送信待ち時間がしきい値Wth
901より長い下り方向のj番目の(特別な)ユーザに
対しては,優先的にサブスロットが割り当てられている
ことが明らかである。
【0168】このように、本実施の形態によれば、特別
なユーザに対して、それが有する送信待ちセルの送信待
ち時間を考慮して優先的にチャネルを割り当てるので、
画像等のリアルタイムかつ高速な通信を行う必要のある
特別なユーザに対して、確実な通信を保証することがで
きる。同時に、フレーム利用率及びシステム容量に影響
を与えることなく、非対称トラフィック及びユーザのQ
oSに対応した通信を実現することができる。
【0169】(実施の形態4)本実施の形態は、CDM
A技術を利用して、フレーム毎に各無線端末の送信バッ
ファの送信待ち状況を反映する送信報知信号にそれぞれ
一時的な専用のアクセスチャネルを与えるものである。
【0170】図10を用いて、本実施形態のフレーム構
成例を説明する。図10において、1001は一フレー
ム、1002はCDMAの技術を利用したマルチ制御チ
ャネル、1003はTDMA/CDMA/OFDM等の
技術を利用したユーザ及びユーザ割当てチャネル、10
04は上り/下り専用制御チャネル、1005は上り/
下りランダムアクセスチャネル(移動局パワーオン時の
み使用)、1006は上り/下りアクセスと制御チャネ
ル、1007は下りユーザチャネル、1008は上りユ
ーザチャネル、1009は可変上り/下りユーザチャネ
ル境界、である。
【0171】本実施の形態のフレーム構成は、従来のT
DD方式と同様に、アクセスチャネル(Ach)100
5、制御チャネル(Cch)1004、及びユーザチャ
ネル(Uch)1007/1008からなる。ここで、
AchとCchは、CDMA方式を用いて送受信され、
チャネルの有効利用が図られる。
【0172】フレームは、端末送信待ち状況報知信号用
1002及びユーザ情報用1003の二部分に分けら
れ、前者はCDMA方式を利用し、各無線端末の送信バ
ッファの送信待ち状況を反映する送信待ち状況報知信号
にそれぞれ一時的な専用のマルチ制御チャネルを与え、
無衝突に基地局に知らせる。
【0173】この一時的な制御チャネルは、CDMAの
ソフト的な収容能力という特徴によって、信号のない時
に他のチャネルに干渉を与えないため、有効にチャネル
を使用することが可能となる。
【0174】マルチ制御チャネル1004の割当ては、
移動通信の場合、パワーオンアクセスチャネルおよびチ
ャネルコード報知チャネル1005を設け、発呼、着呼
およびハンドオーバの際に各移動局のアクセスチャネル
コードを獲得する。
【0175】基地局は、下記表1に示すような各移動局
のアドレス(あるいはユーザID)とマルチ制御チャネ
ルコードとの対応テーブルを設け、マルチ制御チャネル
の割当て、検索及び使用状況を管理し、発呼の際に移動
局のパワーオンの時のみパワーオンアクセスチャネル1
005を利用して、ランダムアクセスプロトコルを使っ
て、ユーザアドレスあるいはチャネルIDを基地局に送
り、専用マルチ制御チャネルコードを求める。なお、表
1中の記号Aはアクセス中の端末の識別アドレスを示
し、以下同様に、xは未アクセス、Cは使用中のマルチ
制御チャネルコード、Cxは未使用のチャネルコード、
をそれぞれ示す。
【表1】
【0176】すなわち、上記テーブルは、基地局が制御
チャネルの割当て、使用状況などを管理するために設け
られたものであり、各無線端末は、通信を行う前に、ま
ず制御チャネル番号を申請し、自分用の制御チャネルを
獲得し、基地局は、端末の識別アドレスによって現在未
使用(使用状況=0)の制御チャネルコードを端末に知
らせる。又、呼の終了の際には、その対応の制御チャネ
ルコードを解放する。
【0177】基地局は、空きチャネルのコードをチャネ
ルコード報知チャネルを利用して端末に知らせる。着呼
の際に、基地局は直接空きマルチ制御チャネルのコード
をチャネルコード報知チャネル1002を利用して移動
局に知らせ、ハンドオーバの際に、ハンドオーバ先の基
地局は空きマルチ制御チャネルを検索し、割り当てられ
たマルチ制御チャネルのコードを在局基地局に送り、在
局基地局はチャネルコード報知チャネルを利用して移動
局に知らせる。
【0178】以上のように本実施の形態によれば、無線
端末の送信待ち報知信号を一時的な専用制御チャネルを
利用して無衝突に基地局に知らせることにより、基地局
は無線端末の送信待ち状況を瞬時に把握することがで
き、各ユーザの下りチャネル到着状況および各上りチャ
ネルの上り送信待ち状況を総合的に考慮し、各チャネル
の送受信量およびQoSに応じてユーザチャネルを割当
てることができるため、無駄なチャネル占有、端末の送
信パケット及び送信待ち状況報知信号の衝突がなくな
り、高効率な無線通信が可能となる。
【0179】(実施の形態5)本実施の形態は、実施の
形態4と同様の制御を行うが、ただし、制御チャネルを
専用制御チャネルと共用制御チャネルに分け、更に制御
チャネルの有効利用を図るものである。
【0180】図11を用いて本実施の形態に係るフレー
ム構成例を説明する。図11において、1101は一フ
レーム、1102はCDMAの技術を利用したマルチ制
御チャネル、1103はTDMA/CDMA/OFDM
等の技術を利用したユーザ及びユーザ割当てチャネル、
1104は上り/下り特別ユーザ専用制御チャネル、1
105は上り/下りノーマルユーザ用制御チャネル(デ
ータ等のランダムアクセス共用チャネル)、1106は
上り/下りランダムアクセスチャネル、1107は上り
/下りアクセスと制御チャネル、1108は下りユーザ
チャネル、1109は上りユーザチャネル、1110は
可変上り/下りユーザチャネル境界、である。
【0181】本実施の形態に係るフレームも、Ach、
Cch、及びUchから成る。本実施の形態に係るCc
hは、動画用の専用制御チャネル(CnD)1104とデ
ータ用の共用制御チャネル(CSD)1105に分けられ
ている。
【0182】専用制御チャネル1104は、既に述べた
実施の形態における制御チャネルと同様に使用するが、
共用制御チャネル1105は、遅延特性の要求に厳しく
ないデータなどのユーザに対して、ランダムアクセスプ
ロトコルを利用して上り制御信号を送信する。
【0183】以上のように本実施の形態によれば、制御
チャネルを遅延特性要求に応じて二種類設けるため、ユ
ーザの品質要求を補償すると共に制御チャネルの有効利
用を図ることができる。
【0184】なお、いずれの実施の形態においても、マ
ルチ制御チャネルに移動通信の場合パワーオンアクセス
チャネルおよびチャネルコード報知チャネルを設け、発
呼、着呼およびハンドオーバの際に各移動局のアクセス
チャネルコードを獲得し、無線LANなどの場合パワー
オンアクセスチャネルおよびチャネルコード報知チャネ
ルを設けず予めに各無線端末の制御チャネルコードを決
め、送信する際に、該当マルチ制御チャネルを使用して
端末の送信待ち状況を基地局に知らせることができる。
【0185】又、移動通信の場合、発呼の際に移動局の
パワーオンの時のみパワーオンアクセスチャネルを利用
して、ランダムアクセスプロトコルを使ってユーザアド
レスあるいはチャネルIDを基地局に送り、専用マルチ
制御チャネルコードを求め、着呼の際に基地局は直接空
きマルチ制御チャネルのコードをチャネルコード報知チ
ャネルを利用して移動局に知らせ、ハンドオーバの際に
ハンドオーバ先の基地局は空きマルチ制御チャネルを検
索し、割当てられたマルチ制御チャネルのコードを在局
基地局に送り、在局基地局はチャネルコード報知チャネ
ルを利用して移動局に知らせることができる。
【0186】又、上記実施の形態4及び実施の形態5に
おいて、各端末毎に制御チャネルを割り当てられること
が可能ならば本発明はCDMA方式採用に限定されない
が、チャネルの有効利用を考慮すると、CDMA方式が
好ましい。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非対称トラフィック及びユーザのQoSに忠実に対応
し、且つフレーム利用率及びシステム容量を向上させる
無線通信装置を提供することができる。
【0188】又、CDMAのソフト的な収容能力という
特徴を生かして、フレーム毎に各無線端末の上り送信バ
ッファの送信待ち状況を反映する送信報知信号を一時的
な専用制御チャネルを利用して無衝突に基地局に知らせ
ることにより、基地局は無線端末の送信待ち状況を瞬時
に把握することができ、各ユーザの下りチャネル到着状
況および各上りチャネルの上り送信待ち状況を総合的に
考慮し、上り/下りを区別せずに、各チャネルの送受信
量およびQoSに応じてユーザチャネルを割りう当てる
ため、無駄なチャネルの利用、端末の送信パケット及び
送信リクエスト信号などの衝突を防ぎ、高効率な無線通
信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置が用
いられる通信システムの構成を示す模式図
【図2】実施の形態1に係る無線通信装置に用いられる
フレームフォーマットを示す模式図
【図3】実施の形態1に係る無線通信装置に用いられる
フレームフォーマットのユーザチャネルにおけるタイム
スロットの構成を示す模式図
【図4】実施の形態1に係る無線通信装置を備えた基地
局の構成を示すブロック図
【図5】実施の形態1に係る無線通信装置における無線
回線制御部の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態1に係る無線通信装置におけるユー
ザチャネル管理部の構成を示すブロック図
【図7】(a)実施の形態1に係る無線通信装置におけ
るチャネル割当部によるチャネル割り当て方法を示す模
式図 (b)実施の形態1に係る無線通信装置におけるチャネ
ル割当部によるチャネル割り当て結果を示す模式図
【図8】(a)本発明の実施の形態2に係る無線通信装
置におけるチャネル割当部によるチャネル割り当て方法
を示す模式図 (b)実施の形態2に係る無線通信装置におけるチャネ
ル割当部によるチャネル割り当て結果を示す模式図
【図9】(a)本発明の実施の形態3に係る無線通信装
置におけるチャネル割当部によるチャネル割り当て方法
を示す模式図 (b)実施の形態3に係る無線通信装置におけるチャネ
ル割当部によるチャネル割り当て結果を示す模式図
【図10】本発明の実施の形態4に係るフレーム構成例
を示す模式図
【図11】本発明の実施の形態5に係るフレーム構成例
を示す模式図
【図12】従来の無線通信方式に用いられるフレームの
構成を示す模式図
【符号の説明】
406 無線回線制御部 503 無線リソース管理部 504 Ach管理部 505 Cch管理部 506 Uch管理部 601 下り方向送信状況バッファ 602 チャネル割当部 603 上り方向送信状況バッファ 1104 専用制御チャネル 1105 共用制御チャネル
フロントページの続き (72)発明者 上杉 充 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 GA08 HA10 HB11 HB29 KA05 KX13 KX29 MA13 MB09 MB15 5K067 AA13 BB21 CC04 CC08 DD13 DD34 DD51 EE02 EE10 GG03 JJ02 JJ12

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ユーザについての上り回線用
    及び下り回線用のそれぞれの格納手段における送信待ち
    セルの状況を単位フレーム毎に監視する監視手段と、前
    記格納手段の全体の状況に基づいて単位フレーム毎に前
    記送信待ちセルに対して単位サブスロットを割り当てる
    割当手段と、を具備することを特徴とする無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記割当手段は、前記単位フレームに収
    容可能な数の範囲内の単位サブスロットを一定規則に従
    って割り当てることを特徴とする請求項1記載の無線通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記一定規則は、前記各格納手段に格納
    された送信待ちセルのそれぞれに対して公平に単位サブ
    スロットを割り当て、且つ、単位サブスロットが割り当
    てられた送信待ちセルは前記格納手段から消去されると
    いう規則を含むことを特徴とする請求項2記載の無線通
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記一定規則は、前記各通信ユーザにつ
    いての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの前記格納
    手段に対する1回の割り当て機会において、前記各格納
    手段に格納された最も送信待ち時間の長い送信待ちセル
    に単位サブスロットを割り当てる第1循環を繰り返すと
    いう規則を含むことを特徴とする請求項3記載の無線通
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記一定規則は、前記各格納手段に格納
    された特別な送信待ちセルに対して優先的に単位サブス
    ロットを割り当てる規則を含むことを特徴とする請求項
    4記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記一定規則は、前記各通信ユーザにつ
    いての上り回線用及び下り回線用のそれぞれの前記格納
    手段に対する1回の割り当て機会において、前記各格納
    手段に格納された最も送信待ち時間の長い送信待ちセル
    が特別な送信待ちセルである場合にのみ単位サブスロッ
    トを割り当てる第2循環を、前記各第1循環の間に設け
    るという規則を含むことを特徴とする請求項5記載の無
    線通信装置。
  7. 【請求項7】 上り回線用及び下り回線用の送信待ちセ
    ルのそれぞれに割り当てられたすべての単位サブスロッ
    トをそれぞれ上り回線用サブスロット群と下り回線用サ
    ブスロット群との2つの部分に分離した後、前記上り回
    線用サブスロット群及び前記下り回線用サブスロット群
    のそれぞれにおいて、前記各通信ユーザ毎に割り当てら
    れた単位サブスロットを集めてチャネルとし、このチャ
    ネルを単位フレームにおける上り回線用及び下り回線用
    ユーザチャネルのそれぞれに配置する配置手段を具備す
    ることを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記割当手段は、格納された特別な送信
    待ちセル数の総和としきい値との比較を前記各格納手段
    毎に行う比較手段を具備し、前記比較の結果に応じた割
    り当てを行うことを特徴とする請求項7記載の無線通信
    装置。
  9. 【請求項9】 前記割当手段は、格納された特別な送信
    待ちセルの送信待ち時間としきい値との比較を前記各格
    納手段毎に行う比較手段を具備し、前記比較の結果に応
    じた割り当てを行うことを特徴とする請求項7記載の無
    線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記比較手段は、特別な送信待ちセル
    が格納された格納手段のみに対して前記比較を行うこと
    を特徴とする請求項8又は請求項9に記載の無線通信装
    置。
  11. 【請求項11】 前記比較手段は、特別な送信待ちセル
    の品質要求に応じて前記しきい値を設定することを特徴
    とする請求項10記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 フレームを端末送信待ち状況報知信号
    用とユーザ情報用とに分け、各無線端末の送信待ち状況
    報知信号にそれぞれ専用の制御チャネルを与えることを
    特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の
    無線通信装置。
  13. 【請求項13】 前記専用の制御チャネルとは異なる第
    二の制御チャネルを設け、各無線端末の遅延特性要求に
    応じて両者を使い分けることを特徴とする請求項12記
    載の無線通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれかに
    記載の無線通信装置を具備することを特徴とする基地局
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の基地局装置と無線通
    信を行うことを特徴とする通信端末装置。
  16. 【請求項16】 前記基地局装置に対して送信待ちセル
    の状況を報知することを特徴とする請求項15記載の通
    信端末装置。
  17. 【請求項17】 複数の通信ユーザから報知された前記
    各通信ユーザについての上り回線用及び下り回線用のそ
    れぞれの格納手段の状況を単位フレーム毎に監視し、前
    記格納手段の全体の状況に基づいて単位フレーム毎に前
    記各通信ユーザについての上り回線用及び下り回線用の
    それぞれの格納手段に格納された送信待ちセルに対して
    単位サブスロットを割り当てることを特徴とする無線通
    信方法。
  18. 【請求項18】 格納された特別な送信待ちセルの総和
    としきい値との比較を前記各格納手段毎に行い、前記比
    較結果に応じた割り当てを行うことを特徴とする請求項
    17記載の無線通信方法。
  19. 【請求項19】 格納された特別な送信待ちセルの送信
    待ち時間としきい値との比較を前記各格納手段毎に行
    い、前記比較結果に応じた割り当てを行うことを特徴と
    する請求項17記載の無線通信方法。
  20. 【請求項20】 上り回線用及び下り回線用の送信待ち
    セルのそれぞれに割り当てられたすべての単位サブスロ
    ットをそれぞれ上り回線用サブスロット群と下り回線用
    サブスロット群との2つの部分に分離し、前記上り回線
    用サブスロット群及び前記下り回線用サブスロット群の
    それぞれにおいて、前記各通信ユーザ毎に割り当てられ
    た単位サブスロットを集めてチャネルを構成し、このチ
    ャネルを単位フレームにおける上り回線用及び下り回線
    線用ユーザチャネルのそれぞれに配置し、この配置結果
    を前記各通信ユーザに報知することを特徴とする請求項
    18又は請求項19に記載の無線通信方法。
  21. 【請求項21】 フレームを端末送信待ち状況報知信号
    用とユーザ情報用とに分け、各無線端末の送信待ち状況
    報知信号にそれぞれ専用の制御チャネルを与えることを
    特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載
    の無線通信方法。
  22. 【請求項22】 前記専用の制御チャネルとは異なる第
    二の制御チャネルを設け、各無線端末の遅延特性要求に
    応じて両者を使い分けることを特徴とする請求項21記
    載の無線通信方法。
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