JP2001274804A - 無線データシステム - Google Patents

無線データシステム

Info

Publication number
JP2001274804A
JP2001274804A JP2000084059A JP2000084059A JP2001274804A JP 2001274804 A JP2001274804 A JP 2001274804A JP 2000084059 A JP2000084059 A JP 2000084059A JP 2000084059 A JP2000084059 A JP 2000084059A JP 2001274804 A JP2001274804 A JP 2001274804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
queue
base station
data
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000084059A
Other languages
English (en)
Inventor
Emi Okino
恵美 沖野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2000084059A priority Critical patent/JP2001274804A/ja
Publication of JP2001274804A publication Critical patent/JP2001274804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線データシステムでは、通信の要求
順に割り当てれられ、トラフィック増大時には通信でき
ない場合もあるという問題点があったが、本発明は、各
子局へのスロット割当を均等、又は優先順位を付けるこ
とにより、トラフィック増大時にも最低限の通信を保証
し、また料金に見合ったサービスレベル等の付加価値を
付けてサービスの幅を拡大できる無線データシステムを
提供する。 【解決手段】 子局又は端末毎に上り候補キュー31又
は下り送信キュー32に送信要求のキューイングを行
い、優先端末を優先端末記憶部33に記憶しておき、子
局又は端末に均等に、若しくは、優先順位に従ってデー
タ信号の割当てを行う無線データシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局に対して複数
の子局が無線通信を行う無線データシステムに係り、特
に親局に対して複数の子局が均等に、又は優先順位を付
けてアクセスできる無線データシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すような、通信事業者設備(基
幹回線及び基地局1a,1b)と、企業ユーザやSOH
O(Small Office,Home Office)と呼ばれる個人事業者
や、一般家庭ユーザ等の加入者宅(子局2a,2b,2
c)とを無線でつなぐ通信システム(FWA:Fixed Wir
eless Access)や、図9に示すような、無線LANシス
テムのように基地局1と複数の子局2が無線でデータ通
信を行う高速無線LANシステムでは、基地局−子局間
のデータ通信に時分割多重方式(Time DivisionMultipl
e:TDM)を用いる場合がある。図8は、無線通信シス
テムの一例である高速無線アクセスシステムの全体のイ
メージ図であり、図9は、無線通信システムの一例であ
る高速無線LANシステムの全体のイメージ図である。
【0003】TDM方式では、基地局−子局間のデータ
通信を行うためのフレーム内を、複数スロット(チャネ
ル)に分割し、各フレームの各スロットを各子局との通
信に割り当てる方法をとり、各データ信号スロットの使
用方法を基地局1側で一元管理するようになっている。
特に、確実に使用できる帯域を保持しない接続形態であ
るコネクションレス型の通信においては、フレーム毎に
各スロットの使用を許可する端末が基地局によって決定
され、許可された端末だけが基地局1との送受信を行う
ことができる。
【0004】上記無線通信システムにおける具体的なデ
ータフロー制御方法(シーケンス)について図10、図
11を用いて説明する。図10は、無線通信システムに
おける上り方向の具体的なデータフロー制御の流れを示
す遷移図であり、図11は、無線通信システムにおける
下り方向の具体的なデータフロー制御の流れを示す遷移
図である。子局2から基地局1への上りデータ発生は、
図10に示すように、データ送信要求として子局2から
基地局1に通知される。基地局1は、この要求を受けた
ら上り方向の通信を制御するための上り候補キューにキ
ューイングする(a)。そして、基地局1は、データス
ロットの割当を確認し(b)、送信要求した子局に割当
可能なタイミングになったら上り候補キューから取り出
し、データスロットの使用許可を対象子局2に通知する
(c)。
【0005】子局2は、基地局1からデータスロットの
使用許可を受けたら、データ送信準備を行いデータを送
信する。基地局1では、受信したデータのエラーチェッ
クを行い(d)、正常に受信されたなら受信完了を子局
2に通知し(e)、子局2では、受信完了の通知を受け
て送信データを破棄するようになっている。
【0006】一方、基地局1から子局2への送信データ
発生時は、図11に示すように、下り方向の通信を制御
するための下り送信キューにキューイングする(a)。
そして、基地局1は、データスロットの割当を確認し
(b)、対象となる子局2に割当可能なタイミングにな
ったら、下り送信キューから取り出し、データ受信指示
を対象子局2に通知する(c)。子局2では、この通知
を受けたら、データ受信準備を行い、基地局1からデー
タを送信し(d)、子局2がデータを受信する。そし
て、子局2で受信データのエラーチェックを行い、正常
受信したなら、受信完了を基地局1に通知し、基地局1
側では、受信完了の通知を受けて送信データを破棄する
ようになっている(e)。
【0007】そして、従来の無線データシステムの基地
局1では、子局2からの上り方向のデータ送信要求を受
けたら、無条件に受けた順に上り候補キューにキューイ
ングし、(b)データスロットへの割当てチェック処理
としては、キューイングされた順にFIFO(First In
First Out)で取り出して、上り回線フレームのスロッ
トに順に割り当てるようになっていた。同様に、従来の
無線データシステムの基地局1では、基地局1からの子
局2に対する下り方向のデータ送信要求も、無条件に発
生した順に下り送信キューにキューイングし、(b)デ
ータスロットへの割当てチェック処理としては、キュー
イングされた順にFIFOで取り出して、下り回線フレ
ームのスロットに順に割り当てるようになっていた。
【0008】尚、無線通信システムの回線割当の従来技
術としては、平成11年7月2日公開の特開平11−1
78049号「無線回線割当装置及び無線回線割当方
法」(出願人:三菱電機株式会社、発明者:川端孝史
他)がある。この従来技術は、端末局それぞれに滞留し
ている送信データの滞留時間分布を検出して、検出され
た滞留時間分布に基づいて割当容量を制御する無線回線
割当装置及び無線回線割当方法であり、これにより、回
線状態やサービス品質などを考慮して効率良く割当て、
遅延時間を少なくできるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線データシステムでは、基地局1において、子局
2側から基地局1に対するデータ送信要求も、基地局1
からの子局2に対するデータ送信要求も、無条件に発生
した順番にキューイングされ、キューイングされた順番
でデータスロットに割り当てられるので、特定子局2の
トラフィックが増大しているときに、他の子局2とのデ
ータ送受信の遅延が大きくなり、最悪の場合は他の子局
2とのデータ送受信が行えなくなるケースも発生すると
いう問題点があった。また、特定の子局2との通信に対
して優先順位などを付けることができず、料金が高くと
も優先度を上げてほしいといったユーザーの要求に答え
られず、サービスが拡大できないという問題点があっ
た。
【0010】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、各子局へのスロット割当を均等、又は優先順位を付
けることにより、トラフィック増大時にも最低限の通信
を保証し、また料金に見合ったサービスレベル等の付加
価値を付けてサービスの幅を拡大できる無線データシス
テムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、基地局と複数の子局又はそれに
接続する端末との間で、時分割多重方式で無線データの
通信を行う無線データシステムにおいて、基地局は、子
局又は端末に送信するデータが発生すれば、子局又は端
末毎の下り送信キューにキューイングし、子局又は端末
に均等に、若しくは、予め定められた子局又は端末の優
先順位に従って、下り信号におけるデータ信号の割当て
を行うようにしており、トラフィックが増大した場合で
も、子局又は端末に均等に、若しくは特定の優先順位で
データ信号の割当を制御でき、システムの用途に適合さ
せることができる。
【0012】また、本発明は、基地局と複数の子局又は
それに接続する端末との間で、時分割多重方式で無線デ
ータの通信を行う無線データシステムにおいて、基地局
は、子局又は端末から送信されるデータが発生すれば、
子局又は端末毎の上り候補キューにキューイングし、子
局又は端末に均等に、若しくは、予め定められた前記子
局又は前記端末の優先順位に従って、上り信号における
データ信号の割当てを行うようにしており、トラフィッ
クが増大した場合でも、子局又は端末に均等に、若しく
は特定の優先順位でデータ信号の割当を制御でき、シス
テムの用途に適合させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0014】本発明の実施の形態に係る無線データシス
テムは、基地局が、子局又はそれに接続する端末に送信
するデータが発生すれば、子局又は端末毎の下り送信キ
ューにキューイングし、子局又は端末に均等に、若しく
は、予め定められた子局又は端末の優先順位に従って、
下り信号におけるデータ信号(スロット)の割当てを行
うものであり、これにより、トラフィックが増大した場
合でも、子局又は端末に均等に、若しくは特定の優先順
位でデータ信号の割当を制御でき、システムの用途に適
合させることができる。
【0015】また、本発明の実施の形態に係る無線デー
タシステムは、基地局が、子局又はそれに接続する端末
から送信されるデータが発生すれば、子局又は端末毎の
上り候補キューにキューイングし、子局又は端末に均等
に、若しくは、予め定められた子局又は端末の優先順位
に従って、上り信号におけるデータ信号(スロット)の
割当てを行うものであり、これにより、トラフィックが
増大した場合でも、子局又は端末に均等に、若しくは特
定の優先順位でデータ信号の割当を制御でき、システム
の用途に適合させることができる。
【0016】まず、本発明に係る無線データシステムの
概略構成例について図1を使って説明する。図1は、本
発明に係る無線データシステムの概略構成例を示すブロ
ック図である。本発明の無線データシステムは、イーサ
ネット(登録商標)又はATM(Asynchronous Transfe
r Mode)等に接続された基地局1と、基地局1と無線通
信を行う複数の子局2と、子局2に接続され、子局2及
び基地局1を介してデータの送受信を行う端末3とから
構成されている。
【0017】そして、本発明の無線データシステムにお
いて、子局2及び端末3は従来と同様のものであるが、
基地局1内部でのスロット割当方法が従来の基地局1と
は異なっている。
【0018】そこで、本発明の基地局1の内部構成につ
いて、図2を使って説明する。図2は、本発明の無線デ
ータシステムの基地局1の概略構成を示すブロック図で
ある。本発明の基地局1は、子局2との無線送受信を行
う無線送受信部11と、LAN又は基幹回線との送受信
を行うLAN送受信部12と、上り・下りの送受信のキ
ュー等の割当制御を行うための情報を記憶する記憶部1
3と、制御部14とから構成されている。そして、記憶
部13内部には、上り候補キュー31と、下り送信キュ
ー32と、優先端末記憶部33と、割当予定端末記憶部
34とが設けられ、制御部14内部には、上り送信要求
受付手段41と、下り送信要求受付手段42と、上り送
信制御手段43と下り送信制御手段44と、割当制御手
段45とが設けられている。
【0019】本発明の基地局1内部の各部について説明
する。無線送受信部11は、子局2との無線送受信を行
うもので、子局2を介した端末3からの無線信号を受信
して復調したり、逆に基地局1から子局2に対して送信
するデータを変調して無線信号を発信するものである。
LAN送受信部12は、LAN又は基幹回線との送受信
を行うもので、子局2からのデータをLAN(イーサネ
ット)又は基幹回線(ATM)に発信したり、逆に、L
AN又は基幹回線からのデータを受信するものである。
【0020】記憶部13内の各部について説明する。上
り候補キュー31は、子局2から基地局1への上り方向
の送信要求を蓄積記憶するものである。従来の上り候補
キューが、単一キューで子局2からの送信要求の受信順
にキューイングされたのに対して、本発明の上り候補キ
ュー31の特徴として、送信元の端末毎のキューを設
け、子局2からの送信要求を受けると、送信元の端末毎
に受信順にキューイングされるようになっている。下り
送信キュー32は、基地局1から子局2への下り方向の
送信要求を蓄積記憶するものである。従来の下り送信キ
ューが、単一キューで、送信元からの送信要求の受付順
にキューイングされたのに対して、本発明の下り送信キ
ュー32の特徴として、送信先の端末毎のキューを設
け、例えばLAN経由の送信要求を受けると、送信先の
端末毎に受付順にキューイングされるようになってい
る。
【0021】ここで、上り候補キュー31又は下り送信
キュー32の具体的なフォーマット及び蓄積例につい
て、図3を使って説明する。図3は、本発明の上り候補
キュー又は下り送信キューの具体例を示す説明図であ
る。尚、上り候補キュー31と下り送信キュー32とは
全く同一のフォーマットである。図3では、図1に示す
構成で端末A〜Eの5台が送受信を行う場合を示してい
る。上り候補キュー31又は下り送信キュー32の内部
は、各端末毎の記憶エリアとし、各端末毎に送信要求が
受付順にキューされ、FIFOで処理されるようになっ
ている。また、各端末毎のキューの要素数には制限を設
け(図3では、6個まで)、許容範囲以上の送信要求が
発生しても、受け付けずに待たせる又は拒否するように
なっている。また、図3の()内の数字は、各端末毎に
送信要求の発生した順番を示している。また、各端末に
ついては、予め固定的に記憶エリアを設けておくように
しても良いし、携帯端末などが多い場合には、端末側の
電源オンなどを検知して記憶エリアを設け、一定時間キ
ューが空になったら記憶エリアを解放するようにしても
構わない。
【0022】優先端末記憶部33は、基地局1と通信を
行う端末3の中で、優先的に通信スロットを割り当てる
端末がある場合に、その端末の識別子を優先端末データ
として登録記憶しておくエリアである。尚、登録の方法
は、予め基地局1の操作部(図示せず)等から登録する
ようにしても良いし、端末3側で登録要求操作を行い、
送信された登録要求に従って、基地局1内で優先端末記
憶部33に記憶するようにしても構わない。また、優先
端末の登録数については制限を設けるようにしても良い
し、制限は設けずに、後述の割当制御手段45における
1フレーム当たりの優先端末用スロット数(優先割当
枠)を制限し、登録された優先端末を順に優先端末用ス
ロットに割り当てるようにしても構わない。
【0023】割当予定端末記憶部34は、次のスロット
に割り当てる予定の端末3の識別子(割当予定端末デー
タ)を記憶するエリアで、割当予定の端末の記憶方法と
しては、1フレーム内のスロット数に応じて、各スロッ
トへの割当予定をスロット数分順に記憶する方法と、次
のフレームでどの端末から割当を始めるかを示す割当開
始予定端末を記憶する方法とがある。
【0024】次に、制御部14内の各部について説明す
る。上り送信要求受付手段41は、子局2から基地局1
への上り方向の送信要求を受け付ける手段であり、従来
は、単一の上り候補キューに蓄積していたのに対し、本
発明の上り送信要求受付手段41は、上り候補キュー3
1に送信元の端末3毎に蓄積記憶する点が異なってい
る。但し、上り候補キュー31内の送信要求した端末3
に対応するキューがいっぱいの場合には、要求を受け付
けず、拒否するようになっている。尚、この手段の動作
は、従来と同様に、図10で説明した上りシーケンスの
基地局1における最初の動作(a)を行う手段である。
【0025】下り送信要求受付手段42は、基地局1か
ら子局2への下り方向の送信要求を受け付ける手段であ
り、従来は、単一の下り送信キューに蓄積していたのに
対し、本発明の下り送信要求受付手段42は、下り送信
キュー32に送信先の端末3毎に蓄積記憶する点が異な
っている。但し、下り送信キュー32内の送信要求した
端末3に対応するキューがいっぱいの場合には、要求を
受け付けず、拒否するようになっている。尚、この手段
の動作は、従来と同様に、図11で説明した下りシーケ
ンスの基地局1における最初の動作(a)を行う手段で
ある。
【0026】上り送信制御手段43は、従来と同様に、
上り方向の送信要求に対して、後述する割当制御手段4
5の制御によって、フレーム内の各スロットに割り当て
られた端末3との送受信を行うように、フレームを作成
して送受信の制御を行うものである。尚、この手段の動
作は、図10で説明した上りシーケンスの基地局1にお
ける(c)以降の動作を行う手段である。下り送信制御
手段44は、従来と同様に、下り方向の送信要求に対し
て、後述する割当制御手段45の制御によって、フレー
ム内の各スロットに割り当てられた端末3との送受信を
行うように、フレームを作成して送受信の制御を行うも
のである。尚、この手段の動作は、図11で説明した上
りシーケンスの基地局1における(c)以降の動作を行
う手段である。
【0027】割当制御手段45は、上り方向及び下り方
向のフレーム内の各スロットに対して、使用を許可する
端末を割り当てるスロット割当制御処理を行う手段であ
り、図10,図11に示した上り・下りシーケンスの基
地局1における(b)の動作を行う手段である。る。従
来のスロット割当制御方法が、送信要求が発生した順番
に割り当てる方法であったのに対し、本発明の割当制御
手段45におけるスロット割当制御方法は、各端末3に
対して平均的に、つまり均等にスロット割当てを行う方
法(第1の方法)と、優先端末を登録できるようにし
て、登録された端末を優先させてスロット割当てを行う
方法(第2の方法)とがある。
【0028】均等にスロット割当てを行う第1の方法
は、予め各スロットに割り当てる予定の端末を順に割り
振り、割り振られた端末のキューがある場合は、そのキ
ューをスロットに割当て、キューがない場合には、他の
端末のキューを割り当てるものである。
【0029】ここで、各端末3に対して均等にスロット
割当てを行う第1の方法のスロット割当制御処理の、具
体的な動作について、図4を使って説明する。図4は、
本発明の割当制御手段45における第1の方法のスロッ
ト割当制御処理の流れの具体例を示すフローチャート図
である。尚、図4では、1つのフレームに対する処理の
流れを示しており、また割当予定端末が各スロットに対
応付けて記憶されている場合を示している。本発明の割
当制御手段45における第1の方法のスロット割当制御
処理の流れは、まず記憶部13の割当予定端末記憶部3
4で各スロットに対応付けて記憶されている割当予定端
末のデータを参照し(100)、上り候補キュー31又
は下り送信キュー32の割当予定端末に対するキューを
検索する(102)。
【0030】そして、各割当予定端末に対応するキュー
があるか判断し(104)、キューがある場合(Ye
s)は、キューを取り出して対応するスロット(チャネ
ル)に割当て(106)、一方、処理104でキューが
なかった場合(No)は、空スロット(空チャネル)と
する(108)。尚、処理100から処理108は、各
スロット毎に順に行っても良いし、全スロットまとめて
行っても構わない。
【0031】そして、各スロットの割当の結果、空チャ
ネルがあるか判断し(110)、空きチャネルがない場
合(No)には、処理120に進むが、空きチャネルが
ある場合(Yes)には、上り候補キュー31又は下り
送信キュー32で割り当てられていない端末のキューを
検索し(112)、キューがあるか判断し(114)、
キューがない場合には(No)、そのまま処理120に
進むが、キューがある場合(Yes)には、チャネルを
割当て(116)、割当予定端末のデータを更新し(1
20)、1フレームに対するスロット割当制御処理を終
了する。尚、処理112〜処理116の処理は、各端末
を順に選択するためのカウンタなどを用いて、キューが
ある端末を見つけるまで、順に各端末のキューを検索す
る。また、処理110〜処理116の処理は、空きチャ
ネルが複数ある場合には、全空きチャネルに対して繰り
返し行うようになっている。また、処理120の割当予
定端末データの更新は、キューの検索を行う際に用いた
カウンタなどで、最後にスロットを割り当てた端末の次
の順番からスロット数分だけ記憶させるようにしても良
いし、単純にスロット数分の端末を順に割り当てるよう
にしても構わない。
【0032】優先端末を登録できるようにして、登録さ
れた端末を優先させてスロット割当てを行う第2の方法
は、1フレーム内の複数スロットを優先端末を優先的に
割当てる優先割当枠と、上記第1の方法に基づいて均等
に割り当てる均等割当枠とに分け、まずは優先割当枠に
優先端末のキューを割当て、残りは、第1の方法に基づ
いて割り当てるものである。
【0033】ここで、各端末3に対して優先順位を付け
てスロット割当てを行う第2の方法のスロット割当制御
処理の具体的な動作について、図5を使って説明する。
図5は、本発明の割当制御手段45における第2の方法
のスロット割当制御制御の流れの具体例を示すフローチ
ャート図である。尚、図5では、1つのフレームに対す
る処理の流れを示しており、また割当予定端末が割当開
始予定端末の形で記憶されている場合を示している。本
発明の割当制御手段45における第2の方法のスロット
割当制御処理の流れは、まず記憶部13の優先端末記憶
部33で、優先端末データを参照し(200)、上り候
補キュー31又は下り送信キュー32の優先端末に対す
るキューを検索し(202)、優先端末に対応するキュ
ーがあるか判断し(204)、キューがある場合(Ye
s)は、キューを取り出して対応するスロット(チャネ
ル)に割当て(206)、一方、処理104でキューが
なかった場合(No)はそのまま、処理206に進む。
尚、処理200で優先端末が複数ある場合には、予め決
められた数(優先割当枠数)の優先端末について処理2
02〜206を繰り返し、優先端末として割り当てられ
た順番を記憶するようにして、次のフレームでは、次の
優先端末から優先割当枠に割り当てるようにする。
【0034】そして、割当予定端末記憶部34に割当開
始予定端末の形で記憶されている割当予定端末のデータ
を参照し(210)、上り候補キュー31又は下り送信
キュー32の割当予定端末に対するキューを検索する
(212)。
【0035】そして、各割当予定端末に対応するキュー
があるか判断し(214)、キューがある場合(Ye
s)は、キューを取り出して対応するスロット(チャネ
ル)に割当て(216)、一方、処理214でキューが
なかった場合(No)は、そのまま、処理220に進
み、割当予定端末のデータを更新し(220)、1フレ
ームに対するスロット割当制御処理を終了する。
【0036】尚、処理210から処理216は、1フレ
ームの中で均等割当枠数又は均等割当枠に優先割当枠で
あっても優先端末のキューがなくて割り当てられなかっ
たスロット数も含めた数分だけ繰り返される。また、処
理212〜処理216の処理は、各端末を順に選択する
ためのカウンタなどを用いて、キューがある端末を見つ
けるまで、順に各端末のキューを検索し、割り当てるよ
うになっている。この時、優先端末として既に優先端末
用のスロットに割り当てられた端末は、順番からはずす
ようにしても良いし、そのまま順番に入れても構わな
い。また、処理220の割当予定端末データの更新は、
キューの検索を行う際に用いたカウンタなどで、最後に
スロットを割り当てた端末の次の順番の端末を記憶させ
るようにすればよい。この時、優先端末として登録され
ている端末は、割当予定端末からはずすようにしても良
いし、含めるようにしても構わない。
【0037】つぎに、本発明の割当制御手段45におけ
る第1の方法のスロット割当制御処理を行った場合のス
ロット割当の具体例について、図3,図6を使って説明
する。図6は、本発明の割当制御手段45における第1
の方法のスロット割当制御処理のスロット割当の具体例
を示す説明図である。尚、図6では、1フレーム当たり
のデータのスロットが4つの場合を考え、また説明簡易
化のため、データスロットのデータ長は同一とする。そ
して、割当予定端末記憶部34に記憶される割当予定端
末は、単純にスロット数分の端末を順に割り当てる場合
を示している。
【0038】今、図1に示すようなシステム構成の基地
局1において、上り候補キュー31又は下り送信キュー
32が図3に示すような状態でキューイングされている
とする。まず、フレーム番号1に対するスロット割当制
御処理で、割当予定端末記憶部34に記憶されている割
当予定端末が、A・B・C・Dであるとすると、端末A
から順に図3に示す上り候補キュー31又は下り送信キ
ュー32を検索し、キューされている送信要求A-(1),B-
(1),C-(1),D-(1)が取り出され、各スロットD1ch,D2ch,D
3ch,D4chに割り当てられ、割当予定端末は、Dの次から
4端末に更新される。
【0039】次に、フレーム番号2に対するスロット割
当制御処理で、割当予定端末記憶部34に記憶されてい
る割当予定端末が、E・A・B・Cであるので、端末E
から順に図3に示す上り候補キュー31又は下り送信キ
ュー32を検索し、キューされている送信要求E-(1),A-
(2),B-(2),C-(2)が取り出され、各スロットD1ch,D2ch,D
3ch,D4chに割り当てられ、割当予定端末は、Cの次から
4端末に更新される。
【0040】同様に、フレーム番号3に対するスロット
割当制御処理で、割当予定端末記憶部34に記憶されて
いる割当予定端末について上り候補キュー31又は下り
送信キュー32を検索し、キューされている送信要求D-
(2),E-(2),A-(3),B-(3)が、各スロットに割り当てら
れ、割当予定端末は、Bの次から4端末に更新される。
【0041】次に、フレーム番号4に対するスロット割
当制御処理では、割当予定端末記憶部34に記憶されて
いる割当予定端末が、C・D・E・Aであるので、端末
Cから順に図3に示す上り候補キュー31又は下り送信
キュー32を検索する。この時、端末Cについては、キ
ューが既になくなっているので、一旦D1chは、空チャネ
ルとなり、キューがあった端末D,E,Aについては、
今まで通りキューされている送信要求D-(3),E-(3),A-
(4)が取り出され、各スロットD2ch,D3ch,D4chに割り当
てられる。そして、空チャネルとなったD1chに対して、
次の端末Bのキューを検索し、まだキューが残っている
ので、D1chにB-(4)が割当られ(太枠)、割当予定端末
は、単純に4端末ずつずらしているので、Bからの4端
末に更新される。
【0042】そして、次に、フレーム番号5に対するス
ロット割当制御処理では、割当予定端末記憶部34に記
憶されている割当予定端末が、B・C・D・Eであるの
で、端末Bから順に図3に示す上り候補キュー31又は
下り送信キュー32を検索する。この時、端末C,Eに
ついては、キューが既になくなっているので、一旦D2c
h,D4chは、空チャネルとなり、キューがあった端末B,
Dについては、今まで通りキューされている送信要求B-
(5),D-(4)が取り出され、各スロットD1ch,D3chに割り当
てられる。そして、空チャネルとなったD2ch,D4chに対
して、次の端末Aのキューを検索し、まだキューが残っ
ているので、D2chにA-(5)が割当られ(太枠)、これで
全てのキューが処理されたことになって、D4chは空きの
まま、フレームは送信されることになる。
【0043】つぎに、本発明の割当制御手段45におけ
る第2の方法のスロット割当制御処理を行った場合のス
ロット割当の具体例について、図3,図7を使って説明
する。図7は、本発明の割当制御手段45における第2
の方法のスロット割当制御処理のスロット割当の具体例
を示す説明図である。尚、図7では、1フレーム当たり
のデータのスロットが4つの場合を考え、また説明簡易
化のため、データスロットのデータ長は同一とする。そ
して、優先端末として端末Dが優先端末記憶部33に登
録記憶されており、割当予定端末記憶部34に記憶され
る割当予定端末は、割当開始予定端末の形で優先端末も
含めて順に記憶される場合を示している。
【0044】今、図1に示すようなシステム構成の基地
局1において、上り候補キュー31又は下り送信キュー
32が図3に示すような状態でキューイングされてお
り、また優先端末記憶部33には、優先端末として端末
Dが登録記憶されているとする。まず、フレーム番号1
に対するスロット割当制御処理で、第1スロット(D1c
h)には、優先端末である端末Dのキューされている送
信要求D-(1)が取り出され、スロットD1chに割り当てら
れる。そして、第2スロット以降は、割当予定端末記憶
部34に記憶されている割当予定端末が、Aであるか
ら、端末Aから順に図3に示す上り候補キュー31又は
下り送信キュー32を検索し、キューされている送信要
求A-(1),B-(1),C-(1)が取り出され、各スロットD2ch,D3
ch,D4chに割り当てられ、割当予定端末は、Cの次の端
末Dに更新される。
【0045】次に、フレーム番号2に対するスロット割
当制御処理で、フレーム番号1の場合と同様に、第1ス
ロット(D1ch)には、優先端末である端末Dのキューさ
れている送信要求D-(2)が取り出され、スロットD1chに
割り当てられる。そして、この例では、割当予定端末記
憶部34に記憶されている割当予定端末が、Dである
が、端末Dは、既に優先端末枠で割り当てたので、飛ば
し、端末Eから順に図3に示す上り候補キュー31又は
下り送信キュー32を検索し、キューされている送信要
求E-(1),A-(2),B-(2)が取り出され、各スロットD2ch,D3
ch,D4chに割り当てられ、割当予定端末は、Bの次の端
末Cに更新される。
【0046】同様に、フレーム番号3に対するスロット
割当制御処理で、優先端末Dのキューされている送信要
求D-(3)がスロットD1chに割り当てられ、割当予定端末
記憶部34に記憶されている割当予定端末Cから順に優
先端末Dは除いて、上り候補キュー31又は下り送信キ
ュー32を検索し、キューされている送信要求C-(2),E-
(2),A-(3)が、各スロットに割り当てられ、割当予定端
末は、Aの次の端末Bに更新される。
【0047】次に、フレーム番号4に対するスロット割
当制御処理では、優先端末Dのキューされている送信要
求D-(4)がスロットD1chに割り当てられ、割当予定端末
記憶部34に記憶されている割当予定端末が、端末Bか
らであるので、端末Bから順に図3に示す上り候補キュ
ー31又は下り送信キュー32を検索する。この時、端
末BのキューB-(3)は今まで通り、スロットD2chに割り
当てるが、端末Cについては、キューが既になくなって
いるので飛ばし、キューがあった端末E,Aについてキ
ューされている送信要求E-(3),A-(4)が取り出され、各
スロットD3ch,D4chに割り当てられ、割当予定端末は、
A端末の次のの端末Bからに更新される。
【0048】そして、次に、フレーム番号5に対するス
ロット割当制御処理では、優先端末Dのキューを検索す
るが、既に端末Dのキューは全て処理されているので、
割当予定端末記憶部34に記憶されている割当予定端末
Bから順に図3に示す上り候補キュー31又は下り送信
キュー32を検索し、この時キューが残っている端末
B,Aについて、送信要求B-(4),A-(5),B-(5)が順に取
り出され、各スロットD1ch,D2ch,D3chに割り当てられ、
これで全てのキューが処理されたことになって、D4chは
空きのまま、フレームは送信されることになる。その結
果、優先端末として登録された端末Dの送信要求は、各
フレームの第1スロット(チャネル)に優先割当枠(太
線)として割り当てられ、残りのスロットが均等割当枠
として端末A,B,C,Eで均等に割り当てられるよう
になっている。
【0049】尚、図7の説明では、優先端末として登録
され、各フレームの優先割当枠に割り当てられた端末に
ついては、残りの均等割当からは除くようにしたが、均
等割当にも含めるようにしても構わないし、優先度の差
(ランク)を付けて、ランクが上の場合は、優先端末枠
にも均等割当枠にも含めるようにしても構わない。ま
た、優先端末の登録を複数受け付ける場合には、優先端
末として登録された端末を順番に優先割当枠に割り当て
るようにする。また、優先度の差(ランク)を付けて、
ランクが上の場合は、常に優先割当枠に割当て、ランク
が低い場合には、順番に割り当てるようにしても構わな
い。
【0050】尚、上記説明では、上り方向の送信要求と
下り方向の送信用、共に制御動作は同様なので、区別せ
ずに説明したが、基本的には各スロット毎に上り、下り
を交互に優先して上り候補キュー31又は下り送信キュ
ー32のキューの参照を行いながら、スロットへの割当
てを制御することによって実現されるものである。
【0051】また、上記説明では、基地局1と端末3と
の通信の割当制御で説明したが、端末3の代わりに子局
2であっても全く同様のことがいえ、上り候補キュー3
1及び下り送信キュー32には子局2毎にキューイング
を行い、割当制御手段45では、子局2毎にスロットへ
の割当てを制御する。
【0052】本発明の実施の形態の無線データシステム
によれば、基地局1が、子局2又端末3からの送信要
求、又は、子局2又端末3への送信要求を、子局2毎
(又は端末3毎)にキューイングし、各子局2(又は端
末3)のキューを順番に処理して、フレーム内のスロッ
トを割り当てるので、上り方向の送信要求を均等に処理
でき、コネクションレス型でありながら、あらかじめ特
定のスロットを特定の子局もしくは端末に割り当ててお
くコネクション型のように、特定端末にあらかじめある
程度の通信を確保することができる効果がある。
【0053】また、本発明の無線データシステムによれ
ば、基地局1が、子局2又端末3からの送信要求、又
は、子局2又端末3への送信要求を、子局2毎(又は端
末3毎)にキューイングし、予め登録された優先端末に
対しては、フレーム内のスロットを優先的に割り当てる
ので、特定端末を優先するフロー制御が実現可能であ
り、また、優先度にランクを設ければ、料金体系に従
い、優先度を上げるなどして付加価値を付け、サービス
範囲を広げることができる効果がある。
【0054】また、逆に上記方法で子局・端末毎にフロ
ーを制御しているために、フローを監視し、従量に応じ
た課金サービスを行うことも可能であり、運用体型など
の拡充に応用できる効果がある。
【0055】また、均等に割当てながらも、通信を行う
子局2あるいは端末3が少ないときには、次々に空きス
ロットにキューを割り当てるので、通信帯域を最大限使
用できる機能を保持出きる効果がある。
【0056】また、本発明の無線データシステムを高速
無線アクセスシステム、高速無線LANシステム等に応
用すれば、時分割多重方式の無線データ通信システムに
おいて、固定回線通信に匹敵する通信性能を実現するこ
とができる効果がある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、基地局と複数の子局又
はそれに接続する端末との間で、時分割多重方式で無線
データの通信を行う無線データシステムにおいて、基地
局は、子局又は端末に送信するデータが発生すれば、子
局又は端末毎の下り送信キューにキューイングし、子局
又は端末に均等に、若しくは、予め定められた子局又は
端末の優先順位に従って、下り信号におけるデータ信号
の割当てを行うようにしているので、トラフィックが増
大した場合でも、子局又は端末に均等に、若しくは特定
の優先順位でデータ信号の割当を制御でき、システムの
用途に適合させることができる効果がある。
【0058】また、本発明によれば、基地局と複数の子
局又はそれに接続する端末との間で、時分割多重方式で
無線データの通信を行う無線データシステムにおいて、
基地局は、子局又は端末から送信されるデータが発生す
れば、子局又は端末毎の上り候補キューにキューイング
し、子局又は端末に均等に、若しくは、予め定められた
子局又は端末の優先順位に従って、上り信号におけるデ
ータ信号の割当てを行うようにしているので、トラフィ
ックが増大した場合でも、子局又は端末に均等に、若し
くは特定の優先順位でデータ信号の割当を制御でき、シ
ステムの用途に適合させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線データシステムの概略構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明の無線データシステムの基地局の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の上り候補キュー又は下り送信キューの
具体例を示す説明図である。
【図4】本発明の割当制御手段における第1の方法のス
ロット割当制御処理の流れの具体例を示すフローチャー
ト図である。
【図5】本発明の割当制御手段における第2の方法のス
ロット割当制御制御の流れの具体例を示すフローチャー
ト図である。
【図6】本発明の割当制御手段における第1の方法のス
ロット割当制御処理のスロット割当の具体例を示す説明
図である。
【図7】本発明の割当制御手段における第2の方法のス
ロット割当制御処理のスロット割当の具体例を示す説明
図である。
【図8】無線通信システムの一例である高速無線アクセ
スシステムの全体のイメージ図である。
【図9】無線通信システムの一例である高速無線LAN
システムの全体のイメージ図である。
【図10】無線通信システムにおける上り方向の具体的
なデータフロー制御の流れを示す遷移図である。
【図11】無線通信システムにおける下り方向の具体的
なデータフロー制御の流れを示す遷移図である。
【符号の説明】
1…基地局、 2…子局、 3…端末、 11…無線送
受信部、 12…LAN送受信部、 13…記憶部、
14…制御部、 31…上り候補キュー、 32…下り
送信キュー、 33…優先端末記憶部、 34…割当予
定端末記憶部、41…上り送信要求受付手段、 42…
下り送信要求受付手段、 43…上り送信制御手段、
44…下り送信制御手段、 45…割当制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の子局又はそれに接続する
    端末との間で、時分割多重方式で無線データの通信を行
    う無線データシステムにおいて、 前記基地局は、前記子局又は前記端末に送信するデータ
    が発生すれば、前記子局又は前記端末毎の下り送信キュ
    ーにキューイングし、前記子局又は前記端末に均等に、
    下り信号におけるデータ信号の割当てを行う基地局であ
    ることを特徴とする無線データシステム。
  2. 【請求項2】 基地局と複数の子局又はそれに接続する
    端末との間で、時分割多重方式で無線データの通信を行
    う無線データシステムにおいて、 前記基地局は、前記子局又は前記端末から送信されるデ
    ータが発生すれば、前記子局又は前記端末毎の上り候補
    キューにキューイングし、前記子局又は前記端末に均等
    に、上り信号におけるデータ信号の割当てを行う基地局
    であることを特徴とする無線データシステム。
  3. 【請求項3】 基地局と複数の子局又はそれに接続する
    端末との間で、時分割多重方式で無線データの通信を行
    う無線データシステムにおいて、 前記基地局は、前記子局又は前記端末に送信するデータ
    が発生すれば、前記子局又は前記端末毎の下り送信キュ
    ーにキューイングし、予め定められた前記子局又は前記
    端末の優先順位に従って、下り信号におけるデータ信号
    の割当てを行う基地局であることを特徴とする無線デー
    タシステム。
  4. 【請求項4】 基地局と複数の子局又はそれに接続する
    端末との間で、時分割多重方式で無線データの通信を行
    う無線データシステムにおいて、 前記基地局は、前記子局又は前記端末から送信されるデ
    ータが発生すれば、前記子局又は前記端末毎の上り候補
    キューにキューイングし、予め定められた前記子局又は
    前記端末の優先順位に従って、上り信号におけるデータ
    信号の割当てを行う基地局であることを特徴とする無線
    データシステム。
JP2000084059A 2000-03-24 2000-03-24 無線データシステム Pending JP2001274804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084059A JP2001274804A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 無線データシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084059A JP2001274804A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 無線データシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001274804A true JP2001274804A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18600593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000084059A Pending JP2001274804A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 無線データシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001274804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10966120B2 (en) 2016-10-31 2021-03-30 Nec Corporation Communication device, communication system, communication method, and non-transitory computer-readable medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10966120B2 (en) 2016-10-31 2021-03-30 Nec Corporation Communication device, communication system, communication method, and non-transitory computer-readable medium
US11558781B2 (en) 2016-10-31 2023-01-17 Nec Corporation Communication device, communication system, communication method, and non-transitory computer-readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4319699B2 (ja) パケット通信システムのパフォーマンスを向上させる方法と装置
US6198728B1 (en) Medium access control (MAC) protocol for wireless ATM
US5754537A (en) Method and system for transmitting background noise data
AU740868B2 (en) A method for packet switched data transmission
EP1947897B1 (en) Wireless base station apparatus capable of effectively using wireless resources according to sorts of data
KR100606064B1 (ko) 이동통신시스템의 부가채널 할당 장치 및 방법
USRE42956E1 (en) Method for providing multiple services and apparatus for the same
JP2000236343A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP2002505065A (ja) 混合多重スロットサービスのためのチャネル割り当て
US7570634B2 (en) Priority queuing of frames in a TDMA network
JP2000078653A (ja) 無線通信システムの資源割り当て方法
JP3844682B2 (ja) 補助チャネル資源を共有する方法
KR20060013402A (ko) 통신시스템에서의 데이터 전송 방법 및 시스템
EP1048153B1 (en) System for establishing a transmission sequence for plural terminals in a wireless network
JP2001274804A (ja) 無線データシステム
WO2001001642A1 (fr) Procede et dispositif de radiocommunications
CN108347319B (zh) 一种资源分配的方法、装置
JP3539224B2 (ja) 通信帯域制御方法
Lu et al. A combined polling and random access protocol for integrated voice and data wireless networks
JP2004072456A (ja) 無線通信システム
KR20000040268A (ko) 부호 분할 다원 접속 망에서의 음성 및 데이터 통합 서비스를위한 매체 접근 제어방법
WO2007049399A1 (ja) 基地局装置及び基地局装置の制御方法