WO2007049399A1 - 基地局装置及び基地局装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

 複数の端末装置との通信において、簡単な呼の優先制御方法により、基地局装置のタイムスロットの利用効率を高める。  複数の端末装置からのパケット呼それぞれに1又は複数のタイムスロットを割り当てて、それら端末装置と時分割多重方式で通信を行う基地局装置において、パケット呼を識別する呼識別情報の並び順によりパケット呼の通信待ち順を管理するタイムスロット毎の待ちキュー(36)と、特定のパケット呼について、すべてのタイムスロットの待ちキュー(36)に特定のパケット呼の呼識別情報を追加する呼識別情報追加部(32)と、待ちキュー(36)の通信待ち順に基づいて、通信待ちのパケット呼に使用されていないタイムスロットを割り当てるスロット割当部(38)と、を含む。

Description

基地局装置及び基地局装置の制御方法
技術分野
[0001] 本発明は、基地局装置及び基地局装置の制御方法に関し、特に、複数の端末装 置からのパケット呼それぞれに 1又は複数のタイムスロットを割り当てて、それら端末 装置と時分割多重方式で通信を行う基地局装置及び基地局装置の制御方法に関 する。
背景技術
[0002] 時分割多重方式による通信システムでは、通信装置間の伝送チャネルを複数のタ ィムスロットに時分割し、各タイムスロットにデータを格納して多重通信を行う。例えば 、 PHS (Personal Handy-phone System)システムでは、端末と基地局との間の無線通 信チャネルを、上り下りともそれぞれ複数のタイムスロットに時分割する。そして、回線 交換では、 1つの回線交換呼に 1つのタイムスロット(32kpbs)を占有させ、パケット交 換では、 1つのパケット呼に 1又は複数のタイムスロットを割り当てて通信を行う。ここ で呼とは、通信装置間における接続要求から接続切断 (ドーマント状態を含む)まで の一連の通信のことをいう。回線交換呼は回線交換についての呼であり、パケット呼 はバケツト通信についての呼である。
[0003] 呼が接続を要求すると、基地局は呼に対して使用されていないタイムスロットを割り 当てる。 1つの基地局に対して接続を求める端末の数が増え、タイムスロットがすべて 割り当て済みになると、基地局は複数の呼にタイムスロットを共用させるために、呼の 優先制御 (スケジューリング)を行う。すなわち、基地局は通信中の呼と通信待ちの呼 をある決まりに基づいて順次切り替える制御を行う。図 6は、パケット呼 Aとパケット呼 Bが 1つの無線リソースを共用する場合の各パケット呼の状態遷移を示す図である。 同図に示すように、通信中のパケット呼 Aの無線リソースが切断されると、パケット呼 B の無線リソースが基地局の無線リソースに接続されて通信中となる。そして、パケット 呼 Bの無線リソースが切断されると、パケット呼 Aの無線リソースが基地局の無線リソ ースに接続されて通信中となる。 [0004] なお、下記特許文献 1には、入力されるパケットの優先度を、予め定められる要素( 例えば、許容遅延等)に基づいて設定し、さらに、他の要素(例えば、再送要求の有 無等)を考慮して、先に設定した優先度を調整した後、無線リソースを割り当てるべき パケットを決定することにより、システム全体のスループットを増大させる技術が開示さ れている。
特許文献 1 :特開 2005— 86216号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] 従来の呼の優先制御では、タイムスロット毎に呼の通信待ち順を管理する待ちキュ 一を設けておき、待ちキューに追加された順で呼にタイムスロットを割り当てていた。 しかし、待ちキューは、待ち順を管理するための単純な 1次元の行列であるため、途 中で待ちキュー内の順序を並び替えたり、待ちキュー内の要素を他の待ちキューに 追加し直したりすることができない。このため、図 7に示すように、あるタイムスロットの 待ちキューに追加された呼は、たとえ他のタイムスロットに空きができたとしても、自己 のタイムスロットに空きができるまで通信を開始することができないという問題があった
。すなわち、タイムスロットを有効利用できず、通信のスループットが低下する場合が あるという問題があった。
[0006] 本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、複数の端末装置との通 信において、簡単な呼の優先制御方法により、タイムスロットの利用効率を高めること ができる基地局装置及び基地局装置の制御方法を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段
[0007] 上記目的を達成するために、本発明に係る基地局装置は、複数の端末装置からの パケット呼それぞれに i又は複数のタイムスロットを割り当てて、それら端末装置と時 分割多重方式で通信を行う基地局装置であって、前記パケット呼を識別する呼識別 情報の並び順により前記パケット呼の通信待ち順を管理する前記タイムスロット毎の 通信待ち順管理手段と、特定のパケット呼について、すべての前記タイムスロットの 通信待ち順管理手段に前記特定のパケット呼の呼識別情報を追加する呼識別情報 追加手段と、前記通信待ち順管理手段の通信待ち順に基づいて、通信待ちのパケ ット呼に、使用されていない前記タイムスロットを割り当てる割当手段と、を含むことを 特徴とする。
[0008] 本発明によれば、複数の端末装置からのパケット呼それぞれに 1又は複数のタイム スロットを割り当てて、それら端末装置と時分割多重方式で通信を行う場合に、タイム スロット毎の通信待ち順管理手段としての待ちキューに、パケット呼を識別する呼識 別情報の並び順を記憶させて、パケット呼の通信待ち順を管理する。そして、特定の パケット呼については、すべてのタイムスロットの待ちキューに当該特定のパケット呼 の呼識別情報を追加する。そして、通信中のパケット呼が通信を終了することによりタ ィムスロットに空きができると、使用されていない当該タイムスロットの待ちキューの通 信待ち順に基づ 、て、通信待ちのパケット呼に当該使用されて 、な 、タイムスロット を割り当てる。こうすれば、パケット呼の割り当てが可能となったタイムスロットが存在 するにもかかわらず、使用されていない当該タイムスロットが待ちキュー内の特定の パケット呼に割り当てられないという状況を防ぐことができる。すなわち、タイムスロット 毎の待ちキューを用いた簡単な呼の優先制御方法により、基地局装置のタイムスロッ トの利用効率を高めることができ、通信のスループットを向上させることができる。
[0009] また、本発明の一態様では、前記割当手段が前記特定のパケット呼に前記使用さ れて 、な 、タイムスロットを割り当てる場合に、他の前記タイムスロットの通信待ち順 管理手段における一部又は全部の前記特定のパケット呼の呼識別情報を削除する 呼識別情報削除手段をさらに含む。また、前記割当ステップが前記特定のパケット呼 を前記使用されて 、な 、タイムスロットに割り当てる場合に、他の前記タイムスロットの 通信待ち順における一部又は全部の前記特定のパケット呼の呼識別情報を削除す る呼識別情報削除ステップを含む。こうすれば、特定のパケット呼にいずれかのタイ ムスロットが割り当てられると、他のタイムスロットの待ちキュー内にある当該特定のパ ケット呼の呼識別情報が削除され、当該待ちキュー内の他のパケット呼に通信待ち 順を譲ることができる。
[0010] また、本発明の一態様では、前記呼識別情報追加手段は、前記特定のパケット呼 と異なる種類のパケット呼について、特定のタイムスロットの通信待ち順管理手段に 前記特定のパケット呼と異なる種類の前記パケット呼の呼識別情報をさらに追加する 。こうすれば、タイムスロットの割り当て方が異なるパケット呼が混在するような場合で も、タイムスロット毎の待ちキューを用いた簡単な呼の優先制御方法により、基地局装 置のタイムスロットの利用効率を高めることができ、通信のスループットを向上させるこ とがでさる。
[0011] また、本発明に係る基地局装置の制御方法は、複数の端末装置からのパケット呼 それぞれに 1又は複数のタイムスロットを割り当てて、それら端末装置と時分割多重 方式で通信を行う基地局装置の制御方法であって、前記パケット呼を識別する呼識 別情報の並び順により前記パケット呼の通信待ち順を前記タイムスロット毎に管理す るステップと、特定のパケット呼について、すべての前記タイムスロットの通信待ち順 に前記特定のパケット呼の呼識別情報を追加する呼識別情報追加ステップと、前記 通信待ち順に基づいて、通信待ちのパケット呼に、使用されていない前記タイムス口 ットを割り当てる割当ステップと、を含むことを特徴とする。
図面の簡単な説明
[0012] [図 1]本発明の実施の形態に係る移動体通信システムの構成図である。
[図 2]本発明の実施の形態に係る基地局装置の構成ブロック図である。
[図 3]本発明の実施の形態に係る基地局装置の機能ブロック図である。
[図 4]タイムスロット毎の待ちキューの例を示す図である。
[図 5]タイムスロット管理部の例を示す図である。
[図 6]パケット呼 Aとパケット呼 Bが 1つの無線リソースを共用する場合の各パケット呼 の状態遷移を示す図である。
[図 7]通信待ち中のパケット呼に使用されて ヽな 、タイムスロットが割り当てられな!/ヽ 状態を示す図である。
[図 8]—般的な PHSシステムにおける無線タイムスロット構成の例を示す図である。
[図 9]基地局と端末(32kbps通信、マルチリンク接続による 128kbps通信)のそれぞ れのタイムスロット構成を示す図である。
[図 10]パケット呼のキューイング処理及びタイムスロットの割当処理を説明する概念図 である。
[図 11]非限定呼のキューイング処理及びタイムスロットの割当処理を説明する概念図 である。
[図 12]新規パケット呼のキューイング処理を説明するフローチャートである。
[図 13]タイムスロットの割当処理を説明するフローチャートである。
発明を実施するための最良の形態
[0013] 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[0014] 図 1は、本発明の実施の形態に係る移動体通信システムの構成図である。同図に 示すように、移動体通信システム 10は、通信ネットワーク 16に有線伝送路で接続さ れる基地局装置 12と、当該基地局装置 12と無線伝送路で接続される複数の端末装 置 14を含んで構成されて!ヽる。
[0015] 図 2は、基地局装置 12の構成ブロック図である。同図に示すように、基地局装置 12 は、制御部 20、記憶部 22、無線通信部 24、有線通信部 26を含んで構成されている
[0016] 制御部 20は、基地局装置 12の各部を制御し、通話やデータ通信に関わる処理を 行うものである。
[0017] 無線通信部 24は、アンテナを備えており、端末装置 14からの音声信号や通信用 パケット等を受信して復調し、制御部 20に出力する。また、制御部 20の指示に従つ て、制御部 20から入力される音声信号や通信用パケット等を変調し、アンテナを介し て出力するものである。
[0018] 記憶部 22は、制御部 20のワークメモリとして動作する。また、記憶部 22は、制御部 20による各種処理に関わるプログラムやパラメータ及び後述する各種キューに相当 するテーブル等を記憶するものである。
[0019] 有線通信部 26は、通信ネットワーク 16と接続されており、通信ネットワーク 16からの 音声信号や通信用パケット等を受信して制御部 20に出力する。また、制御部 20の指 示に従って、音声信号や通信用パケット等を通信ネットワーク 16に対して送信するも のである。
[0020] 端末装置 14は、基地局装置 12との間で、時分割多重方式による通信を行うもので ある。すなわち、端末装置 14と基地局装置 12との間の伝送チャネルは複数のタイム スロットに時分割されており、端末装置 14は各タイムスロットにデータを格納して基地 局装置 12と通信を行う。
[0021] 以下、説明の便宜上、 PHSシステムにおけるタイムスロットの使用の形態を例に挙 げて説明する。図 8は、一般的な PHSシステムにおける無線タイムスロット構成の例 を示す図である。同図に示すように、端末装置 14と基地局装置 12との間の無線通信 チャネルは、上り方向(端末装置 14から基地局装置 12への方向)、下り方向(基地局 装置 12から端末装置 14への方向)のそれぞれについて時分割されている。なお、同 図では、タイムスロットは 4つであるとし、 1つの制御チャネル(CCH)と 3つの伝送チヤ ネル (TCH)力 なるものとして!/、る。
[0022] 端末装置 14と基地局装置 12とは、制御チャネル及び伝送チャネルを用いて呼制 御 (発呼 Z着呼等)を行う。回線交換では、 1つの回線交換呼が 1つのタイムスロット( 32kbps)を占有する。一方、パケット通信には、 1つのパケット呼が 1つのタイムスロッ トを使用して通信を行う 32kbps通信と、同時に複数のタイムスロットを使用して 32kb ps以上の速度で通信を行うマルチリンク接続の 2種類の通信方式が存在する。図 9 に、基地局装置 12と端末装置 14 (32kbps通信、マルチリンク接続による 128kbps 通信)のそれぞれのタイムスロット構成を示す。
[0023] マルチリンク接続における 2種類の通信方式は、通信に使用するタイムスロットの数 が異なるだけでなぐ基地局装置 12がパケット呼にタイムスロットを割り当てる方法も 異なる。すなわち、 32kbps通信では、端末装置 14側の 1スロットに基地局装置 12側 の任意の 1スロットを割り当てる。これに対して、マルチリンク接続では、端末装置 14 側の各スロットに、スロット番号の同じ基地局装置 12側の各スロットをそれぞれ割り当 てる必要がある。具体的には、端末装置 14のスロット 1に基地局装置 12のスロット 1を 割り当て、端末装置 14のスロット 2に基地局装置 12のスロット 2を割り当てるという具 合にスロット番号を一致させなければならない。以下、前者のスロット番号を指定しな V、32kbps通信のパケット呼を非限定呼と称し、後者のスロット番号を指定するマルチ リンク接続のパケット呼を限定呼と称する。
[0024] 図 3は、本実施の形態に係る基地局装置 12の機能ブロック図である。呼管理部 30 は呼識別情報追加部 32及び呼識別情報削除部 34を含んで構成されており、通信 待ち順管理手段としての待ちキュー 36、スロット割当部 38、及び保留キュー 46を制 御して、パケット呼の優先制御を行うものである。
[0025] 呼識別情報追加部 32は、呼管理部 30からの指示に基づいて、新規パケット呼の 呼識別情報又は保留キュー 46内の呼識別情報を、タイムスロットの待ちキュー 36に 追加するものである。呼識別情報とは、パケット呼を一意に識別するための識別情報 であり、パケット呼を識別するための識別子であってもよいし、識別子に関連付けて、 パケット呼が特定のパケット呼 (例えば、スロット番号を指定しない非限定呼)であるか 否か等の情報を含むものであってもよい。待ちキュー 36に追加すべきパケット呼が特 定のパケット呼である場合、呼識別情報追加部 32は、すべてのタイムスロットの待ち キュー 36に当該特定のパケット呼の呼識別情報を追加する。すなわち、パケット呼が スロット番号を指定しな 、32kbps通信の非限定呼である場合、呼識別情報追加部 3 2は、すべてのタイムスロットの待ちキュー 36に当該非限定呼の呼識別情報を追カロ する。こうすれば、すべてのタイムスロットの中で最も先にパケット呼の割り当てが可能 となったタイムスロットを、当該非限定呼に割り当てることが可能となる。一方、待ちキ ユー 36に追加すべきパケット呼が特定のパケットと異なる種類のパケット呼である場 合には、特定のタイムスロットの待ちキュー 36に当該特定のパケットと異なる種類の パケット呼の呼識別情報を追加してもよい。すなわち、パケット呼がスロット番号を指 定するマルチリンク接続の限定呼である場合、呼識別情報追加部 32は、指定された スロット番号のタイムスロットの待ちキュー 36に当該限定呼の呼識別情報を追加する
[0026] 呼識別情報削除部 34は、呼管理部 30からの指示に基づいて、使用されていない タイムスロットを特定のパケット呼に割り当てる場合に、待ちキュー 36に記憶されてい る当該特定のパケット呼の一部又は全部の呼識別情報を削除するものである。上述 したとおり、非限定呼であるパケット呼には、すべてのタイムスロットの中で最も先に割 り当てが可能となったタイムスロットが割り当てられるように、その呼識別情報がすべ ての待ちキュー 36に追加されている。このため、スロット割当部 38がいずれかの待ち キュー 36から当該非限定呼の呼識別情報を取り出し、取り出した呼識別情報に係る 非限定呼にタイムスロットを割り当てると、当該非限定呼に他のタイムスロットをさらに 割り当てる必要はない。そこで、非限定呼にタイムスロットが割り当てられると、呼識別 情報削除部 34は、他のタイムスロットの待ちキュー 36に記憶された当該非限定呼の 一部又は全部の呼識別情報を削除する。
[0027] 待ちキュー 36は、記憶部 22に含まれる先入れ先出し方式の記憶手段であり、複数 のパケット呼の呼識別情報を記憶することにより通信待ち順管理手段として機能する ものである。図 4は、タイムスロット毎の待ちキュー 36の例を示す図である。同図に示 すように、待ちキュー 36は、タイムスロット管理部 40おけるタイムスロット毎に設けられ ている。そして、呼識別情報の並び順により、パケット呼のタイムスロットへの割当順 序、すなわち、通信待ち順を管理する。待ちキュー 36には、呼管理部 30から入力さ れる新規パケット呼と、呼管理部 30の指示により保留キュー 46から入力されるバケツ ト呼の呼識別情報が記憶される。
[0028] スロット割当部 38は、呼管理部 30の指示に基づいて、新規のパケット呼又は待ち キュー 36に記憶された呼識別情報により識別されるパケット呼に、タイムスロットを割 り当てるものである。具体的には、あるパケット呼のデータ通信が終了した時、バケツ ト呼の通信データ量が所定量に達した時、タイマー部 44の計測によりパケット呼のデ ータ通信時間が所定時間に達した時等のタイミングで、当該パケット呼へのタイムス ロットの割当を解除する。そして、タイムスロットの割当の解除により使用されていない タイムスロットが発生すると、当該使用されていないタイムスロットの待ちキュー 36から 、最も先に追加された呼識別情報を取り出すとともに、当該呼識別情報により識別さ れるパケット呼に当該使用されて ヽな ヽタイムスロットを割り当てる。
[0029] タイムスロット管理部 40は、タイムスロットの割当状態を管理するものである。図 5は 、タイムスロット管理部 40の例を示す図である。同図に示すように、タイムスロット管理 部 40は、スロット番号に関連付けてパケット呼の呼識別情報を記憶しており、これら の情報はスロット割当部 38により更新される。スロット割当部 38は、スロット番号に関 連付けて呼識別情報を記憶させることにより、当該呼識別情報により識別されるパケ ット呼にタイムスロットを割り当てる。パケット呼にタイムスロットが割り当てられると、通 信制御部 48は当該パケット呼の呼処理を開始し、通信部 50によって通信が行われ る。また、スロット割当部 38は、スロット番号に関連付けて記憶された呼識別情報を削 除すること〖こより、当該スロット番号のタイムスロットの割当を解除する。タイムスロット の割当の解除は、パケット呼のデータ通信が終了した時、パケット呼の通信データ量 が所定量に達した時、タイマー部 44の計測によりパケット呼のデータ通信時間が所 定時間に達した時等のタイミングで実行される。タイムスロットの割当を解除され通信 が切断されたパケット呼は、呼識別情報追加部 32により待ちキュー 36にキューイン グされる(通信待ちのパケットとして追加される)。なお、データ通信が終了したバケツ ト呼は、通信すべきパケットが発生するまで保留キュー 46にキューイングされてもよい
[0030] 保留キュー 46は、記憶部 22に含まれる先入れ先出し方式の記憶手段であり、複数 のパケット呼の呼識別情報を記憶するものである。保留キュー 46は、データ通信が 終了したドーマント状態のパケット呼の呼識別情報を、通信すべきパケットが発生す るまで一時的に記憶しておくために用いられる。保留キュー 46に記憶されたパケット 呼は、通信すべきパケットが発生すると、呼管理部 30の指示に基づいて、待ちキュー 36に移動される。
[0031] 図 10は、パケット呼のキューイング処理及びタイムスロットの割当処理の流れを示す 概念図である。同図に示すように、タイムスロット管理部 40におけるタイムスロットの数 は 4つであるものとする。各タイムスロットにはそれぞれ待ちキュー 36が設けられてい る。スロット割当部 38は、新規パケット呼に割り当てられるべきタイムスロットが使用さ れていなければ、当該新規パケットに当該タイムスロットを割り当てる。割り当てられる べきタイムスロットが使用されていれば、呼識別情報追加部 32は、当該パケット呼の 呼識別情報を当該割り当てられるべきタイムスロットの待ちキュー 36にキューイングし
、当該パケットを呼の優先制御の対象とする。そして、タイムスロット管理部 40におけ るタイムスロットが割り当てられたパケット呼は、通信データ量が所定量に達した時、 データ通信時間が所定時間に達した時等のタイミングで、タイムスロットの割当が解 除され、待ちキュー 36にキューイングされる。タイムスロットに空きができると、当該タ ィムスロットの待ちキュー 36の中で最先に追加された呼識別情報により識別されるパ ケット呼に、当該空いたタイムスロットが割り当てられる。なお、データ通信が終了した パケット呼については、待ちキュー 36にキューイングする代わりに、通信すべきパケ ットが発生するまでは保留キュー 46にキューイングしておき、通信すべきパケットが発 生したタイミングで待ちキュー 36に移動させてもよい。
[0032] 次に、図 11に基づいて、非限定呼にタイムスロットを割り当てる処理を説明する。図 11は、パケット呼のキューイング処理及びタイムスロットの割当処理を説明する概念 図である。図 11 (a)は、 4つのタイムスロットを有するタイムスロット管理部 40において 、スロット 1からスロット 3は限定呼の PS1に使用され、スロット 4は非限定呼の PS2に 使用されており、全てのタイムスロットの待ちキュー 36は空である状態を示している。 ここで、 32kbpsの通信を行う端末装置 14から新規に非限定呼 PS3が発呼されると、 すべてのタイムスロットが使用中であるため、図 11 (b)に示すように、 PS3の呼識別 情報は呼識別情報追加部 32によりすベての待ちキュー 36に追加される。そして、ス ロット 4の非限定呼 PS2のデータ通信時間が所定時間に達するあるいは通信データ 量が所定量に達すると、図 11 (c)に示すように、スロット 4の非限定呼 PS2の呼識別 情報はスロット割当部 38により削除され、当該 PS2の呼識別情報はすべての待ちキ ユー 36の最後尾に追加される。スロット 4力空くと、図 11 (d)に示すように、スロット 4の 待ちキュー 36の中で最先に追加された非限定呼 PS3の呼識別情報力 Sスロット割当 部 38により取り出され、非限定呼 PS3にスロット 4が割り当てられる。非限定呼 PS3は 1つのタイムスロットを使用して 32kpbs通信を行うパケット呼であり、スロット 4以外の 他のスロットの割当をさらに受ける必要はないため、スロット 1からスロット 3の待ちキュ 一 36に記憶された PS3の呼識別情報は呼識別情報削除部 34によりすベて削除さ れる。このように、スロット番号を指定しない非限定呼については、すべてのタイムス口 ットの待ちキュー 36にその呼識別情報を追加しておくことにより、最も早くパケット呼 の割り当てが可能となったタイムスロットを確実に割り当てることができるようになる。
[0033] 以下、基地局装置 12におけるパケット呼の優先制御処理を、図 12及び図 13のフロ 一チャートに基づいて説明する。図 12は、新規パケット呼のキューイング処理を説明 するフローチャートである。新規パケット呼が発生すると、呼管理部 30は、スロット割 当部 38を介してタイムスロット管理部 40におけるタイムスロットの割当状態を確認す る(S200)。新規パケット呼に割り当てられるべきタイムスロットが使用中でなければ、 スロット割当部 38は、当該新規パケット呼に使用されて!ヽな 、当該タイムスロットを割 り当てる。割り当てられるべきタイムスロットが使用中であれば、呼のキューイング処理 に入る。呼管理部 30は新規パケット呼の種類を確認する(S202, S206)。そして、 新規パケット呼が非限定呼であれば、呼識別情報追加部 32は、当該新規パケット呼 の呼識別情報をすベての待ちキュー 36に追加し (S204)、限定呼であれば、指定さ れたスロット番号に対応する待ちキュー 36に追加する(S208)。
[0034] 図 13は、タイムスロットの割当処理を説明するフローチャートである。タイムスロットを 割り当てられたパケット呼のデータ通信時間が所定時間に達するあるいは通信デー タ量が所定量に達すると、スロット割当部 38は、タイムスロット管理部 40において当 該タイムスロットのスロット番号に関連づけられた呼識別情報を削除し、当該呼識別 情報により識別されるパケット呼へのタイムスロットの割当を解除する(S220)。スロッ ト割当部 38は、空いたタイムスロットの待ちキュー 36から、最先に追加された呼識別 情報を取り出す (S222)。次に、取り出した呼識別情報により識別されるパケット呼の 種類を確認する(S224, S230) oパケット呼の種類が非限定呼であれば、呼識別情 報削除部 34は、タイムスロットの待ちキュー 36に記憶されている当該パケット呼の呼 識別情報がすべて削除する(S226)。そして、スロット割当部 38は、当該パケット呼 に空いたタイムスロットを割り当てる(S228)。限定呼であれば、スロット割当部 38は、 当該パケット呼に空 、たタイムスロットをそのまま割り当てる(S228)。
[0035] 以上に述べた基地局装置 12によれば、複数の端末装置 14との通信において、簡 単な呼の優先制御方法により、基地局装置 12のタイムスロットの利用効率を高めるこ とができ、通信のスループットを向上させることができる。
[0036] なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形 態では、移動体通信システムを例に挙げて説明したが、複数のタイムスロットを割り当 てて時分割多重方式にて通信を行う通信システムであれば、どのようなものにでも適 用することが可能である。例えば、時分割多重方式にて通信を行う有線通信にも適 用することができる。

Claims

請求の範囲
[1] 複数の端末装置力ものパケット呼それぞれに 1又は複数のタイムスロットを割り当て て、それら端末装置と時分割多重方式で通信を行う基地局装置であって、
前記パケット呼を識別する呼識別情報の並び順により前記パケット呼の通信待ち順 を管理する前記タイムスロット毎の通信待ち順管理手段と、
特定のパケット呼について、すべての前記タイムスロットの通信待ち順管理手段に 前記特定のパケット呼の呼識別情報を追加する呼識別情報追加手段と、
前記通信待ち順管理手段の通信待ち順に基づいて、通信待ちのパケット呼に、使 用されて 、な 、前記タイムスロットを割り当てる割当手段と、
を含むことを特徴とする基地局装置。
[2] 請求の範囲第 1項に記載の基地局装置において、
前記割当手段が前記特定のパケット呼に前記使用されていないタイムスロットを割 り当てる場合に、他の前記タイムスロットの通信待ち順管理手段における一部又は全 部の前記特定のパケット呼の呼識別情報を削除する呼識別情報削除手段、 をさらに含む、
ことを特徴とする基地局装置。
[3] 請求の範囲第 1項に記載の基地局装置において、
前記呼識別情報追加手段は、前記特定のパケット呼と異なる種類のパケット呼につ V、て、特定のタイムスロットの通信待ち順管理手段に前記特定のパケット呼と異なる 種類の前記パケット呼の呼識別情報をさらに追加する、
ことを特徴とする基地局装置。
[4] 複数の端末装置力ものパケット呼それぞれに 1又は複数のタイムスロットを割り当て て、それら端末装置と時分割多重方式で通信を行う基地局装置の制御方法であって 前記パケット呼を識別する呼識別情報の並び順により前記パケット呼の通信待ち順 を前記タイムスロット毎に管理するステップと、
特定のパケット呼にっ 、て、すべての前記タイムスロットの通信待ち順に前記特定 のパケット呼の呼識別情報を追加する呼識別情報追加ステップと、 前記通信待ち順に基づいて、通信待ちのパケット呼に、使用されていない前記タイ ムスロットを割り当てる割当ステップと、
を含むことを特徴とする基地局装置の制御方法。
請求の範囲第 4項に記載の基地局装置の制御方法において、
前記割当ステップが前記特定のパケット呼に前記使用されて 、な 、タイムスロットを 割り当てる場合に、他の前記タイムスロットの通信待ち順における一部又は全部の前 記特定のパケット呼の呼識別情報を削除する呼識別情報削除ステップ、
をさらに含む、
ことを特徴とする基地局装置の制御方法。
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