JP2010028321A - プロトコル処理装置、リソース割当方法及びリソース割当プログラム - Google Patents

プロトコル処理装置、リソース割当方法及びリソース割当プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスポイントの処理帯域を有効に使用することができるプロトコル処理装置を提供する。
【解決手段】プロトコル処理装置13は、パケットデータを送信したモバイルステーションごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理部131〜136と、プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部131〜136をアクセスポイントごとに固定的に割り当てるAP割当機能部137と、アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するAP情報受信部と、AP割当機能部137によって割り当てられた複数のプロトコル処理部131〜136から、プロトコル処理を実行する候補を決定する処理部候補決定部と、処理部候補決定部によって決定されたプロトコル処理部の候補から、各プロトコル処理部の使用状態を確認し、プロトコル処理部にリソース割当要求を割り当てるリソース割当部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロトコル処理装置、リソース割当方法及びリソース割当プログラムに関する。
パケット通信時におけるプロトコル処理を行うインターネットプロトコル対応の交換機として、特許文献1に記載されたものが知られている。
ここで、特許文献1に関連するプロトコル処理を行うリソース割当方法について、図面を用いて説明する。
図12は、特許文献1に関連するプロトコル処理を行うプロトコル処理装置13Aである。
図12に示すプロトコル処理装置13Aは、プロトコル処理部131〜136と、制御処理部130とを備えている。
図12に示す制御処理部130は、ゲートウェイ制御装置(図示せず)から制御信号を受信し、その制御信号に応じてプロトコル処理部131〜136にリソースの割当、解放及び各種制御を実行する、プロトコル処理装置13Aを統括制御する制御部である。
すなわち、制御処理部130は、複数のプロトコル処理部131〜136のいずれかにリソースの割当を実行するか選択する。
プロトコル処理部131〜136は、プロトコルを終端する処理単位であり、複数のモバイルステーション(mobile station:図面では、MSと記載する。)と通信プロトコル処理を行っている。
ここで、図12に示したプロトコル処理装置13Aにおいて、制御処理部130がリソースの割当するリソース割当方法を説明する。
図13は、図12に示した特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aにおける動作を示したフローチャートである。
図13のフローチャートにおいて、ユーザが通信を開始し、ゲートウェイ装置(図示せず)におけるゲートウェイ制御装置(図示せず)が、プロトコル処理装置13Aに対し、リソースの割当を要求した場合、制御処理部130(図12)は、リソース割当要求処理を開始する。
制御処理部130は、プロトコル処理部131〜136に対して、それぞれの使用帯域を確認する(ステップS101)。
そして、制御処理部130は、使用帯域の確認結果に基づいて、最も使用帯域が少なかったプロトコル処理部に対して、リソースの割当を実施する(ステップS102)。
以上のように、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aは動作し、リソース割当方法による処理を終了する。
特開2003−318954号公報
しかしながら、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aは、以下の点で改善の余地を有していた。
特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aでは、リソース割当方法について、リソースの割当要求の発生順にラウンドロビン方式でプロトコル処理部を選択して割り付ける方法や、リソースの割当要求の時点で最も使用帯域の低いプロトコル処理部に対して優先的にリソースの割当を行う方法等が一般的となっている。
この場合、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aでは、ゲートウェイ装置(図示せず)に接続されているアクセスポイント(access point)の処理能力を考慮していない。
このため、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aによるリソース割当方法では、アクセスポイントを使用しているモバイルステーションにとって、アクセスポイントの処理能力に余裕があるにも関わらず、プロトコル処理部の処理能力の上限が、ボトルネックとなっていた。
したがって、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aのリソース割付方法では、アクセスポイントが十分な使用帯域が確保できないという問題があった。
この問題について、更に詳細に説明する。
図14は、特許文献1に関連するプロトコル処理装置13Aについて、処理帯域が制限されていることを示した模式的な概念図である。
図14では、モバイルステーション(図中では、MSと記載する。)50〜53と、アクセスポイント(図中では、APと記載する。)2〜4と、ゲートウェイ装置(図中では、GWと記載する。)1Aと、を備えており、各モバイルステーションを使用する4ユーザが存在する場合を示したものである。
図14において、モバイルステーション50は、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っており、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部131に、モバイルステーション50の対応するリソースが割り当てられている(図14のa)。
モバイルステーション51は、モバイルステーション50と同様に、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っており、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部131に、モバイルステーション51の対応するリソースが割り当てられている(図14のb)。
モバイルステーション52は、アクセスポイント3を用いてパケット通信を行っており、モバイルステーション50やモバイルステーション51と同様に、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部131に、モバイルステーション52の対応するリソースが割り当てられている(図14のc)。
モバイルステーション53は、アクセスポイント4を用いてパケット通信を行っており、モバイルステーション50〜52と同様に、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部131に、モバイルステーション53の対応するリソースが割り当てられている(図14のd)。
各アクセスポイント2〜4の処理能力は、一般に、アクセスポイントが対応する無線方式、カバーするセル数などによって異なるが、単純化のため、図14では全てのアクセスポイント2〜4の処理能力は同一とし、いずれのアクセスポイントも3台分のモバイルステーションとパケット通信を行うことができるものとする。
また、プロトコル処理部131〜136の処理能力は、実装方法により処理能力が異なるが、図14では、何れのプロトコル処理部131〜136も3台分のモバイルステーション50とパケット通信を処理する能力があるものとする。
アクセスポイント2は、モバイルステーション50とモバイルステーション51の2台のモバイルステーションとパケット通信を行っている。
また、アクセスポイント3はモバイルステーション52とパケット通信を行っており、アクセスポイント4はモバイルステーション53とパケット通信を行っている。
この通信状態であれば、アクセスポイント2〜4は、各アクセスポイントのパケット通信処理能力に対して、十分余力を有していると考えられる。
しかしながら、プロトコル処理部131には、4台分のモバイルステーションの呼が割り当てられているため(図14のa、b、c、d)、プロトコル処理部131の処理能力の限界を超えてしまうことになる。
この場合、プロトコル処理部131は、モバイルステーション3台分の処理帯域しかパケット通信を処理することができないことになる。
これに対し、各プロトコル処理部131〜136にアクセスポイントの処理帯域が理想的に割り当てられる場合を、以下のように想定する。
図15は、各プロトコル処理部131〜136にアクセスポイントの処理帯域が理想的に割り当てられたときの模式的な概念図である。
図15では、図14と同様に、モバイルステーション50〜53を使用する4ユーザが存在する場合を想定する。
図15では、モバイルステーション50は、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っており、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部131に、モバイルステーション50の対応するリソースが割り当てられている(図15のa)。
モバイルステーション51は、モバイルステーション50と同様に、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っており、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部132に、モバイルステーション51の対応するリソースが割り当てられている(図15のb)。
モバイルステーション52は、アクセスポイント3を用いてパケット通信を行っており、モバイルステーション50やモバイルステーション51と同様に、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部133に、モバイルステーション52の対応するリソースが割り当てられている(図15のc)。
モバイルステーション53は、アクセスポイント4を用いてパケット通信を行っており、モバイルステーション50〜52と同様に、ゲートウェイ装置1Aにおけるプロトコル処理装置13Aの中のプロトコル処理部135に、モバイルステーション53の対応するリソースが割り当てられている(図15のd)。
図15では、図14の場合と同様に、アクセスポイント2〜4は、全て同一であり、モバイルステーション3台分のパケット通信を処理する能力があるとする。
また、プロトコル処理部131〜136の処理能力は、実装方法により異なるが、図15では図14と同様に、モバイルステーション3台分のパケット通信を処理する能力があるとする。
図15では、アクセスポイント2は、モバイルステーション50とモバイルステーション51の2台のモバイルステーションとパケット通信を行っている。
アクセスポイント3は、モバイルステーション52とパケット通信を行い、アクセスポイント4は、モバイルステーション53とパケット通信を行っている。
このような状態であれば、各アクセスポイントの処理能力に対し、十分な処理帯域があるので理想的な状態である。また、プロトコル処理部131、132、133、135は、それぞれ1台のモバイルステーションの呼制御が割り当てられているため(図15のa、b、c、d)、各モバイルステーション50〜53を処理するプロトコル処理部において、プロトコル変換処理を十分処理することができる。
しかしながら、上述したラウンドロビン方式でプロトコル処理部を選択して割り当てる方法や、リソースの割り当て時に最も使用帯域の低いプロトコル処理部に対して優先的に割り当てる方法では、アクセスポイントの処理帯域を考慮していないので、図15のように割り当てることをできなかった。
次に、図16は、プロトコル処理部131に、モバイルステーションの対応するリソースが2つ割り当てられたときの模式的な概念図を示したものである。
ここで、処理帯域とは、アクセスポイントが処理可能な帯域のことをいい、使用帯域とは、プロトコル処理部が使用している帯域のことをいい、処理可能帯域とは、各部において処理能力限界の帯域のことをいうこととする。
また、通信帯域は、帯域幅が広いと通信速度が速く、帯域幅が狭いと通信速度が遅いことを意味することとする。
図16では、例えば、PPがプロトコル処理部131の処理可能帯域に相当し、AP10がアクセスポイント3の処理可能帯域に相当し、AP20がアクセスポイント4の処理可能帯域に相当する、と考えることができる。
また、図16では、PU10がモバイルステーション52のプロトコル処理を行う使用帯域に相当し、PU20がモバイルステーション53のプロトコル処理を行う使用帯域に相当する、と考えることができる。
この場合、アクセスポイント4を介するモバイルステーションのプロトコル処理であれば、AP20の処理可能帯域に余裕があるので、パケット通信を行うことができる。
しかしながら、アクセスポイント3を介するモバイルステーションのプロトコル処理のときには、AP10に処理可能帯域の余裕があっても、PPの処理可能帯域に余裕がないため、パケット通信を行うことができない。
したがって、アクセスポイントの処理帯域を考慮しないでリソースの割り当てを行うと、任意のプロトコル処理部に異なるアクセスポイントを介するプロトコル処理のリソースが割り当てられてしまい、アクセスポイントの処理帯域を有効に使用することができない、という問題が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、アクセスポイントの処理帯域を有効に使用することができるプロトコル処理装置及びリソース割当方法を提供することにある。
本発明によれば、通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置であって、
受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理手段と、
前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理手段が前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当手段と、
前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信手段と、
前記アクセスポイント情報受信手段によって受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当手段によって割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定手段と、
前記プロトコル処理部候補決定手段によって決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当手段と、を備え、
前記リソース割当手段によってリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行する
ことを特徴とするプロトコル処理装置が提供される。
本発明によれば、通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置におけるリソース割当方法であって、
受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理ステップと、
前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理ステップにおいて前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当ステップと、
前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信ステップと、
前記アクセスポイント情報受信ステップにおいて受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当ステップにおいて割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定ステップと、
前記プロトコル処理部候補決定ステップにおいて決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当ステップと、
前記リソース割当ステップにおいてリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行するプロトコル処理実行ステップと、
を含むことを特徴とするリソース割当方法が提供される。
本発明によれば、通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置におけるリソース割当プログラムであって、
受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理手順と、
前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理手順が前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当手順と、
前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信手順と、
前記アクセスポイント情報受信手順によって受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当手順によって割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定手順と、
前記プロトコル処理部候補決定手順によって決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当手順と、を備え、
前記リソース割当手順によってリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行する
ことをコンピュータに実行させることを特徴とするリソース割当プログラムが提供される。
本発明によれば、アクセスポイントの処理帯域を有効に使用することができるプロトコル処理装置、リソース割当方法及びリソース割当プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る第1の実施の形態における無線通信システムの構成を模式的に示した模式図である。
図1に示す無線通信システムは、ゲートウェイ装置1と、アクセスポイント2〜4(何れかのアクセスポイントを特定する必要がないときは、単にアクセスポイントということがある。)と、モバイルステーション50〜53(何れかのモバイルステーションを特定する必要がないときは、単にモバイルステーションということがある。)と、ネットワーク6とを備えている。
ゲートウェイ装置1は、アクセスポイント2〜4とモバイルステーション50〜53とから構成される無線ネットワークを、制御する装置である。
アクセスポイント2〜4は、各モバイルステーション50〜53と無線によるパケット通信を行う電波中継機である。
モバイルステーション50〜53は、ユーザが保持しており、アクセスポイントとの間を無線によって接続することにより、ゲートウェイ装置1を介してネットワーク6との間、もしくはモバイルステーション同士でのパケット通信を行う装置である。
ネットワーク6は、ゲートウェイ装置1及びアクセスポイントを介して、モバイルステーションに各種サービスを提供するネットワーク全般を示している。
本実施の形態における無線通信システムでは、各アクセスポイント2〜4が、それぞれモバイルステーションとの通信可能範囲であるセルを有している。
モバイルステーション50〜53は、現在位置する地理的な位置に応じて、特定のアクセスポイントとパケット通信を行うことができる。
ここで、本実施の形態に係る無線通信システムが対象とする無線方式としては、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、無線LAN(Local Area Network)(例えば、WiFi、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等)などが考えられるが、本実施の形態は特定の無線方式に限定されるものではなく、本実施の形態に適用可能な無線ネットワークを構成するものであれば良い。
また、本実施の形態では、モバイルステーション50〜53がゲートウェイ装置1を介してネットワーク6とパケット通信を行うことを前提としている。
このため、ゲートウェイ装置1は、モバイルステーション50〜53が接続されている無線ネットワーク網のプロトコルから、ネットワーク6へパケット通信を可能とするTCPプロトコル変換処理を行っていることとする。
図2は、ゲートウェイ装置1を構成する模式的なシステム構成を示したシステム構成図である。
図2に示すゲートウェイ装置1は、回線終端処理装置10と、回線終端処理装置11と、ゲートウェイ制御装置12と、プロトコル処理装置13とを備えている。
回線終端処理装置10及び11は、ゲートウェイ装置1とアクセスポイントとの間、又はゲートウェイ装置1とネットワーク6との間の回線の信号終端処理を行う装置である。
ゲートウェイ制御装置12は、回線終端処理装置10、11及びプロトコル処理装置13への回線の起動・切断、各種制御など、ゲートウェイ装置1内部の処理を司る制御装置である。
また、ゲートウェイ制御装置12が制御する制御の基となる情報は、接続されているアクセスポイント及びネットワーク6などの外部装置との通信を介して受け渡される。
プロトコル処理装置13は、モバイルステーション単位でパケット通信を行うための各種信号処理を実行し、各種のプロトコル処理を行う装置である。
ここで、プロトコル処理としては、データの分割、組立、順序保障、符号化、誤り検出、再送による誤り訂正、暗号・復号などの機能が該当し、いずれかの処理に限定されるものではない。
図3は、本実施の形態に係るプロトコル処理装置13の構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すプロトコル処理装置13は、図12で示したプロトコル処理装置13Aにおいて、更にAP割当機能部137を備えていることを特徴としている。
図3に示す制御処理部130は、ゲートウェイ制御装置12からの制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて、プロトコル処理部131〜136にリソースの割り当て、解放、各種制御を実行する、プロトコル処理装置13の中心的な制御部である。
また、制御処理部130は、複数のプロトコル処理部131〜136のいずれかに対して、どの特定のリソースを割り当てるかについて、AP割当機能部137からの情報を基に適切なプロトコル処理部を選択する。
プロトコル処理部131〜136は、プロトコル処理を実施するモバイルステーションごとの処理単位であり、複数のモバイルステーションとのパケット通信を処理している。
プロトコル処理部131〜136は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)のようなプロセッサで実現されても良く、他の例としてFPGA(Field Programmable Gate Array)のようなハードウェアで実現されても良い。また、実行可能なプログラムとして構成されても良い。
なお、いずれの構成を採用しても、一つのプロトコル処理部に収容可能なモバイルステーションの数には上限があるため、プロトコル処理装置に複数のプロトコル処理部を搭載することにより、モバイルステーションを処理する処理数を増やすことができる。
また、本実施の形態では、ゲートウェイ装置1がプロトコル変換処理の機能を有しており、プロトコル処理部131〜136が、移動体通信網からネットワーク6へパケット通信を可能とするプロトコル変換処理を行っている。
AP割当機能部137は、制御処理部130がパケット通信を行うリソースをプロトコル処理部131〜136のいずれかに割り当てる際に、対応するモバイルステーションがどのアクセスポイントを使用しているか、という情報を有している。
したがって、この情報に基づいて、制御処理部130が適切なプロトコル処理部を選択する。
このように、図3に示すプロトコル処理装置13は、各モバイルステーションがどのアクセスポイントを使用しているかの情報に基づいて、最適なリソース割り当てを行う機能を備えている。
本実施の形態は、このような制御処理部130と、AP割当機能部137の機能とを備えることを特徴としている。
図4は、本実施の形態に係るプロトコル処理装置13を構成する制御処理部130とAP割当機能部137の構成を示す模式的な機能ブロック図である。
プロトコル処理装置13は、通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置であって、受信したパケットデータに対し、そのパケットデータを送信したモバイルステーション(移動体端末)ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理部131〜136と、パケットデータの送信元であるアクセスポイント2〜4に基づいて、プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部131〜136をアクセスポイントごとに固定的に割り当てるAP割当機能部(固定割当手段)137と、モバイルステーションからのプロトコル処理がアクセスポイントを介して要求されると、その要求をリソース割当要求として、アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するAP情報受信部(アクセスポイント情報受信手段)140と、AP情報受信部140によって受信したアクセスポイントの情報に基づいて、AP割当機能部137によって割り当てられた複数のプロトコル処理部131〜136から、プロトコル処理を実行する候補を決定する処理部候補決定部(プロトコル処理部候補決定手段)150と、処理部候補決定部150によって決定されたプロトコル処理部の候補から、各プロトコル処理部の使用状態を確認し、その使用状態に基づいて、プロトコル処理部にリソース割当要求を割り当てるリソース割当部160と、を備えている。
そして、本実施の形態に係るプロトコル処理装置13では、リソース割当部160によってリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行する。
すなわち、制御処理部130は、AP情報受信部140と、処理部候補決定部150と、リソース割当部160とを備えている。
AP情報受信部140は、モバイルステーションからのプロトコル処理がアクセスポイントを介して要求されると、その要求をリソース割当要求として、アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信する。
処理部候補決定部150は、AP情報受信部140によって受信したアクセスポイント情報に基づいて、AP割当機能部137によって割り当てられた複数のプロトコル処理部131〜136から、プロトコル処理を実行する候補を決定する。
リソース割当部160は、処理部候補決定部150によって決定されたプロトコル処理部の候補から、各プロトコル処理部の使用状態を確認し、その使用状態に基づいて、リソース割当要求に対し、実行するプロトコル処理部を割り当てる。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムのプロトコル処理部の割当てについて説明する。
図5は、図1で示した無線通信システムにおいて、複数のモバイルステーション50〜53がパケット通信を行う場合に、各モバイルステーションが使用しているアクセスポイント2〜4とプロトコル処理部131〜136との関係を示したものである。
例えば、モバイルステーション50は、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っている。
制御処理部130は、モバイルステーション50に対応するプロトコル処理を、ゲートウェイ装置1におけるプロトコル処理装置13の中のプロトコル処理部131または132となるようにリソースの割当を行っている。
モバイルステーション51は、モバイルステーション50と同様に、アクセスポイント2を用いてパケット通信を行っている。
制御処理部130は、モバイルステーション51に対応するプロトコル処理を、モバイルステーション50と同様に、ゲートウェイ装置1におけるプロトコル処理装置13の中のプロトコル処理部131または132となるようにリソースの割当を行っている。
モバイルステーション52は、アクセスポイント3を用いてパケット通信を行っている。
制御処理部130は、モバイルステーション52に対応するプロトコル処理を、ゲートウェイ装置1におけるプロトコル処理装置13の中のプロトコル処理部133または134となるようにリソースの割当を行っている。
モバイルステーション53は、アクセスポイント4を用いてパケット通信を行っている。
制御処理部130は、モバイルステーション53に対応するプロトコル処理を、ゲートウェイ装置1におけるプロトコル処理装置13の中のプロトコル処理部135または136となるようにリソースの割当を行っている。
すなわち、本実施の形態においては、モバイルステーション50、51がアクセスポイント2を使用する場合には、プロトコル処理部131または132にリソースを割当て、モバイルステーション52がアクセスポイント3を使用する場合には、プロトコル処理部133または134にリソースを割当て、モバイルステーション53がアクセスポイント4を使用する場合には、プロトコル処理部135または136にリソースを割り当てる。
次に、図5においてリソースが割り当てられた無線通信システムのプロトコル処理部の初期設定について説明する。
図6は、第1の実施の形態に係る無線通信システムにおいて、リソースの割当てを行う初期設定方法について動作を示したフローチャートである。
ゲートウェイ装置1(図5)は、初期動作時に初期設定を行う処理が開始され、ゲートウェイ制御装置12(図2)がプロトコル処理装置13に対し、動作上必要な初期設定情報の設定を開始する。
プロトコル処理装置13は、ゲートウェイ制御装置12から送信される初期設定情報に基づいて、動作に必要な情報の設定処理を行う(ステップS01)。
ゲートウェイ制御装置12は、プロトコル処理装置13に対して、アクセスポイント情報(図中では、AP情報と記載する。)として、アクセスポイントの識別子、アクセスポイントの処理帯域を設定する(ステップS02)。
プロトコル処理装置13は、受信したアクセスポイント情報を用いて、アクセスポイント識別子とプロトコル処理部131〜136との対応付けを行う。そして、対応付けられた情報は、AP割当機能部137に保存される(ステップS03)。
図7は、ゲートウェイ制御装置12がプロトコル処理装置13に初期設定を行う際の初期設定情報の構成要素を示した具体例である。
図7に示す初期設定情報は、プロトコル処理装置が動作するために必要な初期設定情報が含まれており、本実施の形態では、アクセスポイント情報(図中では、a01〜a0Nに示すAPの情報が該当する。)を含んでいる。
例えば、AP情報a01は、APの識別子がid=1を持つAPの処理能力情報である。同様に、AP情報a02は、AP識別子がid=2であり、AP情報a0Nは、識別子がid=Nである場合のアクセスポイントの処理能力情報(処理可能帯域)等である。
図8は、図7に示した初期設定情報の具体例を示したものである。
図8に示す初期設定情報の具体例では、アクセスポイント識別子(図中では、AP識別子と記載する。)ごとに、対応するプロトコル処理部が割り当てられている。AP割当機能部137は、この初期設定情報を保存する。
次に、本実施の形態において、制御処理部130がAP割当機能部137を用いて、リソースの割当て処理を行う動作について説明する。
図9は、第1の実施の形態に係る無線通信システムにおいて、プロトコル処理装置13がリソースの割当てを行うリソース割当処理について動作を示したフローチャートである。
まず、ユーザがパケット通信を開始し、ゲートウェイ装置1におけるゲートウェイ制御装置12がプロトコル処理装置13に対してリソースの割当てを要求すると、制御処理部130がリソース割当処理を開始する。
制御処理部130は、リソース割当処理を開始すると、AP情報受信部140が、リソース割当要求信号に含まれるアクセスポイント情報をAP割当機能部137に送信する。
AP割当機能部137は、アクセスポイント情報を受信すると、アクセスポイント情報に対応するプロトコル処理部をプロトコル処理部131〜136から選択し、制御処理部130に応答する。
制御処理部130は、処理部候補決定部150が、AP割当機能部137からの応答を受信し、選択されたプロトコル処理部をリソース割当て要求の候補として決定する(ステップS11)。
制御処理部130は、リソース割当部160が、リソースを割り当てる候補となっている複数のプロトコル処理部に対し、それぞれの使用帯域を確認する(ステップS12)。
その結果、制御処理部130は、リソース割当部160が使用帯域を確認した結果、最も使用帯域が少なかったプロトコル処理部に対し、リソースの割当てを実行する(ステップS13)。
以上の処理により、第1の実施の形態におけるリソースの割当て処理の動作が完了する。
このように、本実施の形態では、制御処理部130が、AP割当機能部137を用いて、複数のプロトコル処理部131〜136の処理可能な帯域にリソースを固定的に割り当てると共に、リソース割当要求信号に基づいて、プロトコル処理部の候補を決定した後、使用帯域を確認してプロトコル処理部を選択する。
これにより、本実施の形態にかかる無線通信システムでは、プロトコル処理装置13の制御処理部130が、最適なプロトコル処理部を選択することができる。
ここで、リソース割当処理の具体的な方法として、任意のプロトコル処理部に、任意のアクセスポイントの処理帯域の候補が決定され、プロトコル処理部の使用領域として割り当てられたときの状態を図に示す。
図10は、プロトコル処理部の処理可能帯域と、アクセスポイントの処理可能帯域と、プロトコル処理部の使用帯域とのリソース割当処理における具体例を示したものである。
図10において、PPは、プロトコル処理部の処理可能帯域を示し、AP30は、アクセスポイントの処理可能帯域を示し、PU30は、プロトコル処理部の使用帯域を示している。
図10の例では、アクセスポイントの処理可能帯域AP30が、プロトコル処理部の処理可能帯域PPに収まっているので、AP30に該当するアクセスポイントは、処理可能帯域を十分確保することができる。
次に、ゲートウェイ制御装置12がプロトコル処理装置13にリソースの割当要求を送信する際のリソース割当要求信号について説明する。
図11は、リソース割当要求信号の構成要素について、図示したものである。
図11に示すリソース割当要求信号には、リソースの識別子、リソースに付随する設定情報が含まれており、本実施の形態では、ユーザがモバイルステーション50を使用したときのアクセスポイント情報B00を含んでいる。
アクセスポイント情報B00は、アクセスポイント情報設定時に用いたアクセスポイント識別子と同一の識別子を有している。
プロトコル処理装置13は、このアクセスポイント情報B00により、リソースに対応するモバイルステーションがどのアクセスポイントを使用するか、認識することができる。
これにより、プロトコル処理装置13は、プロトコル処理部の使用状態を確認することができるので、固定的に割り当てられたプロトコル処理部の中から、使用帯域の最も少ないプロトコル処理部を選択することができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、無線通信システムが、プロトコル処理の最小単位であるプロトコル処理部にリソースを割り当てる際、予め決定しているアクセスポイントの処理帯域に対応した特定のアクセスポイントの処理を行うプロトコル処理部を選択することができる。
これにより、本実施の形態によれば、プロトコル処理装置13は、プロトコル処理部の処理能力の上限に依存せずに、アクセスポイントの処理帯域を有効に使用することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
なお、本実施の形態では、モバイルステーションから呼識別子によるリソースの発生によりパケット通信を行い、リソースの割当処理を実行するようになっていたが、本実施の形態はこれに限らず、コネクションの確立時にリソースの割当処理を適用するようにしても良い。
(他の実施の形態)
第1の実施の形態では、プロトコル処理装置13は、プロトコル処理部131〜136の計6個を搭載されていたが、本実施の形態におけるプロトコル処理部の数は、6個に限定されるものではなく、プロトコル処理部が6個よりも多くてもよく、数に制限はない。
また、第1の実施の形態では、ゲートウェイ装置1にプロトコル処理装置13が1台設けられるようになっていたが、本実施の形態はこれに限らず、1台のゲートウェイ装置1に複数台のプロトコル処理装置を適用するようにしても良い。
その場合、任意のアクセスポイントがどのプロトコル処理装置と対応付けられているかを判断するために、任意のプロトコル処理装置に対して特定のアクセスポイントが対応付けられているかどうかを判断する機能をゲートウェイ制御装置12に具備することにより、プロトコル処理装置の選択とプロトコル処理部の選択を行うことで実現することができる。
本発明に係る第1の実施の形態における無線通信システムの構成を模式的に示した模式図である。 本発明に係る第1の実施の形態におけるゲートウェイ装置を構成する模式的なシステム構成を示したシステム構成図である。 本発明に係る第1の実施の形態におけるプロトコル処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態におけるプロトコル処理装置を構成する制御処理部とAP割当機能部の構成を示す模式的な機能ブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態において、複数のモバイルステーションが通信を行っている場合に、各モバイルステーションが使用しているアクセスポイントとプロトコル処理部との関係を示した模式的な機能ブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態において、リソースの割り当てを行う動作を示したフローチャートである。 本発明に係る第1の実施の形態において、ゲートウェイ制御装置がプロトコル処理装置に初期設定を行う際の初期設定情報の構成要素を示した図である。 本発明に係る第1の実施の形態において、初期設定情報の具体例を示したものである。 本発明に係る第1の実施の形態において、初期設定情報の具体例を示したものである。 本発明に係る第1の実施の形態において、プロトコル処理部の処理可能帯域とアクセスポイントの処理可能帯域とプロトコル処理部の使用帯域のリソースの割当方法の具体例を示したものである。 本発明に係る第1の実施の形態において、初期設定情報の具体例を示したものである。 特許文献1に関連するプロトコル処理装置の機能ブロック図である。 特許文献1に関連するプロトコル処理装置の動作を示すフローチャートである。 特許文献1に関連するプロトコル処理装置の処理帯域が制限されていることを示した模式的な概念図である。 プロトコル処理部にアクセスポイントの処理帯域が理想的に割り当てられたときの模式的な概念図である。 プロトコル処理部にアクセスポイントの処理帯域が2つ割り当てられたときの模式的な概念図である。
符号の説明
1 ゲートウェイ装置
2 アクセスポイント
3 アクセスポイント
4 アクセスポイント
6 ネットワーク
10 回線終端処理装置
11 回線終端処理装置
12 ゲートウェイ制御装置
13 プロトコル処理装置
130 制御処理部
131 プロトコル処理部
132 プロトコル処理部
133 プロトコル処理部
134 プロトコル処理部
135 プロトコル処理部
136 プロトコル処理部
137 AP割当機能部
140 AP情報受信部
150 処理部候補決定部
160 リソース割当部
50 モバイルステーション
51 モバイルステーション
52 モバイルステーション
53 モバイルステーション

Claims (6)

  1. 通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置であって、
    受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理手段と、
    前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理手段が前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当手段と、
    前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信手段と、
    前記アクセスポイント情報受信手段によって受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当手段によって割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定手段と、
    前記プロトコル処理部候補決定手段によって決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当手段と、を備え、
    前記リソース割当手段によってリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行する
    ことを特徴とするプロトコル処理装置。
  2. 前記リソース割当手段は、
    前記プロトコル処理部候補決定手段によって決定されたプロトコル処理部の候補から、使用帯域が最も少ないプロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル処理装置。
  3. 通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置におけるリソース割当方法であって、
    受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理ステップと、
    前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理ステップにおいて前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当ステップと、
    前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信ステップと、
    前記アクセスポイント情報受信ステップにおいて受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当ステップにおいて割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定ステップと、
    前記プロトコル処理部候補決定ステップにおいて決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当ステップと、
    前記リソース割当ステップにおいてリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行するプロトコル処理実行ステップと、
    を含むことを特徴とするリソース割当方法。
  4. 前記リソース割当ステップは、
    前記プロトコル処理部候補決定ステップにおいて決定されたプロトコル処理部の候補から、使用帯域が最も少ないプロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てる
    ことを特徴とする請求項3に記載のリソース割当方法。
  5. 通信プロトコルにおけるプロトコル処理を行うプロトコル処理装置におけるリソース割当プログラムであって、
    受信したパケットデータに対し、当該パケットデータを送信した移動体端末ごとに対応するプロトコル処理を行うプロトコル処理手順と、
    前記パケットデータの送信元であるアクセスポイントに基づいて、前記プロトコル処理手順が前記プロトコル処理を実行する複数のプロトコル処理部を前記アクセスポイントごとに固定的に割り当てる固定割当手順と、
    前記移動体端末から、前記アクセスポイントを介して前記プロトコル処理が要求されると、当該要求をリソース割当要求として、当該アクセスポイントにおけるアクセスポイント情報を受信するアクセスポイント情報受信手順と、
    前記アクセスポイント情報受信手順によって受信したアクセスポイント情報に基づいて、前記固定割当手順によって割り当てられた複数のプロトコル処理部から、前記プロトコル処理を実行する候補を決定するプロトコル処理部候補決定手順と、
    前記プロトコル処理部候補決定手順によって決定されたプロトコル処理部の候補から、当該プロトコル処理部の使用状態を確認し、当該使用状態に基づいて、前記プロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てるリソース割当手順と、を備え、
    前記リソース割当手順によってリソース割当要求が割り当てられたプロトコル処理部が、プロトコル処理を実行する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするリソース割当プログラム。
  6. 前記リソース割当手順は、
    前記プロトコル処理部候補決定手順によって決定されたプロトコル処理部の候補から、使用帯域が最も少ないプロトコル処理部に前記リソース割当要求を割り当てる
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のリソース割当プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151685A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Hitachi Ltd ゲートウェイ装置、及び、通信ブロック割当変更方法
JP2014192757A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Fujitsu Ltd 通信速度制限プログラム、通信速度制限装置、及び通信速度制限方法

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