JP6024585B2 - 無線通信装置及び再送制御方法 - Google Patents

無線通信装置及び再送制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置及び再送制御方法に関する。
LTE−A(Long Term Evolution−Advanced)では、より大容量のデータを伝送可能な技術として、キャリアアグリゲーション(周波数集約:Carrier Aggregation(CA))が導入される。CAでは、通信端末としての移動局(UE)と、無線通信装置としての基地局(eNB)が、コンポーネントキャリア(Component Carrier(CC))と呼ばれる複数のLTE無線キャリアを使用してデータの送受信を行う。複数のLTE無線キャリアは、それぞれ異なる周波数帯域に属する。
また、CAにより移動局から基地局へのデータの送受信を行う場合、基地局では、スケジューリング処理を行うことによって、基地局と移動局との間で通信を行うための複数のCCの各々に移動局から送信されるべきデータを割り当てる。例えば、CAにおいて、基地局の通信プロトコルレイヤのうちMAC(Media Access Control)サブレイヤに属するスケジューラは、移動局から送信されるべきデータを各CCに割り当てる。そして、各CCに割り当てられたデータは、MACサブレイヤよりも上位のレイヤであるRLC(Radio Link Control)サブレイヤに転送される。そして、RLCサブレイヤは、MACサブレイヤから転送されるデータを集約し、RLCサブレイヤよりも上位のレイヤであるPDCP(Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤを介してコアネットワークにデータを出力する。
特開2011−142638号公報
しかしながら、従来技術では、複数の無線キャリアを用いた通信時にデータの欠落が発生する恐れがあるという問題がある。
すなわち、従来のCAにおいて、スケジューリング処理によって各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、許容量を超えたデータが破棄される。例えば、基地局の通信プロトコルレイヤのうちRLCサブレイヤでは、MACサブレイヤから転送されるデータの合計量がRLCサブレイヤに関して予め定められた許容量を超える場合に、許容量を超えたデータが破棄される。このため、従来のCAでは、複数のCCを用いた通信時にデータの欠落が発生する恐れがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の無線キャリアを用いた通信時にデータの欠落を回避することができる無線通信装置及び再送制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線通信装置は、一つの態様において、割当部と、特定部と、再送制御部とを備えた。割当部は、通信端末との間で通信を行うための複数の無線キャリアの各々に前記通信端末から送信されるべきデータを割り当てる。特定部は、前記割当部によって各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、前記許容量を超えたデータである超過データが割り当てられた無線キャリアを用いて該超過データを送信する通信端末を特定する。再送制御部は、前記特定部によって特定された前記通信端末に対して前記超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する。
本願の開示する無線通信装置の一つの態様によれば、複数の無線キャリアを用いた通信時のデータの欠落を回避することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る基地局を含む無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1の基地局の詳細構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。 図4は、実施例1における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。 図5は、実施例1におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。 図6は、実施例1におけるMAC処理部による処理手順を示すフローチャートである。 図7は、実施例2の基地局の詳細構成を示すブロック図である。 図8は、実施例2における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。 図9は、実施例2における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。 図10は、実施例2におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例3の基地局の詳細構成を示すブロック図である。 図12は、実施例3における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。 図13は、実施例3における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。 図14は、実施例3におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。 図15は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する無線通信装置及び再送制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示情報が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る基地局を含む無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示す無線通信システムは、基地局100a〜100nと、通信端末200a1、200a2、・・・、200n1、200n2と、回線交換網300と、コアネットワーク部400とを有する。
基地局100a〜100nは、通信端末200a1、200a2、・・・、200n1、200n2と無線通信を行う無線通信装置である。以下では、基地局100a〜100nを特に区別しない場合には、これらを総称して適宜「基地局100」と呼ぶ。
通信端末200a1、200a2、・・・、200n1、200n2は、基地局100との無線通信を利用して、音声データやパケットデータ等の種々のデータを回線交換網300を介してコアネットワーク部400との間で送受信する。以下では、通信端末200a1、200a2、・・・、200n1、200n2を特に区別しない場合には、これらを総称して適宜「通信端末200」と呼ぶ。
コアネットワーク部400は、例えば、インターネット網であり、通信端末200からの要求に応じて種々のサービスを提供する。
本実施例の基地局100は、通信端末200との間で無線通信を行うための複数のCCの各々に通信端末200から送信されるべきデータを割り当てる。そして、基地局100は、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、許容量を超えたデータ(以下「超過データ」という)が割り当てられたCCを用いて超過データを送信する通信端末200を特定する。そして、基地局100は、特定された通信端末200に対して超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する。
このため、本実施例の基地局100は、超過データが発生した場合でも、該超過データを通信端末200に再度送信させることができる。この結果、本実施例の基地局100によれば、複数のCCを用いた通信時にデータの欠落を回避することができる。
次に、本実施例の基地局100の詳細構成について説明する。図2は、実施例1の基地局の詳細構成を示すブロック図である。図2に示すように、基地局100は、レイヤ1(Layer 1(L1))処理部110−1〜110−n(nは1以上の自然数)、MAC処理部120−1〜120−n、RLC処理部130及びPDCP処理部140を有する。MAC処理部120−1〜120−n、RLC処理部130及びPDCP処理部140は、レイヤ2(Layer 2(L2))におけるMACサブレイヤ、RLCサブレイヤ及びPDCPサブレイヤにそれぞれ相当する。
L1処理部110−1〜110−nは、CC#1〜CC#nの各々を用いて通信端末200との間で無線通信を行う。例えば、L1処理部110−1〜110−nは、CC#1〜CC#nの各々を用いて通信端末200からデータを受信し、受信したデータを、対応するMAC処理部120−1〜120−nに出力する。また、例えば、L1処理部110−1〜110−nは、MAC処理部120−1〜120−nの各々から再送要求が入力された場合に、入力された再送要求を通信端末200に送信する。
MAC処理部120−1〜120−nは、L1処理部110−1〜110−nから入力されるデータをRLC処理部130へ転送する。MAC処理部120−1〜120−nは、スケジューラ部121と、再送制御部122とを有する。
スケジューラ部121は、通信端末200との間で通信を行うための複数のCCの各々に通信端末200から送信されるべきデータを割り当てる。スケジューラ部121は、割当部の一例である。例えば、識別情報=「UE#A」である通信端末200と識別情報=「UE#B」である通信端末200とがCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行う場合を想定する。この場合、スケジューラ部121は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#A」である通信端末200から送信されるべき「2000byte」のデータを割り当てる。また、例えば、スケジューラ部121は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#B」である通信端末200から送信されるべき「1000byte」のデータを割り当てる。そして、スケジューラ部121は、複数のCCの各々に割り当てたデータを示す情報をスケジューリング結果として後述するRLC処理部130の受信対象端末選択部131へ出力する。
再送制御部122は、後述するRLC処理部130の再送対象特定部132によって特定された再送対象の通信端末200に対して超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する。また、再送制御部122は、再送対象の通信端末200に対して再送要求を送信するとともに、MAC処理部120−1〜120−nからRLC処理部130へのデータの転送を停止する。
RLC処理部130は、MAC処理部120−1〜120−nから転送されるデータを集約してPDCP処理部140へ出力する。RLC処理部130は、受信対象端末選択部131と、再送対象特定部132とを有する。
受信対象端末選択部131は、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、データを受信する対象となる通信端末200である受信対象端末を順次選択する。具体的には、受信対象端末選択部131は、データの受信前に、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部121からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部131は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部131は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。許容量は、例えば、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められる。以下では、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められた許容量を適宜「許容量」と呼ぶ。そして、受信対象端末選択部131は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合に、各CCをラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から受信対象端末を順次選択する。このとき、受信対象端末選択部131は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
また、受信対象端末選択部131は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量以下である場合に、MAC処理部120−1〜120−nから転送されるデータを集約してPDCP処理部140へ転送する。
再送対象特定部132は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合に、許容量を超えたデータである超過データが割り当てられたCCを用いて超過データを送信する通信端末を再送対象の通信端末として特定する。具体的には、再送対象特定部132は、受信対象端末選択部131によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、再送対象特定部132により保持されるスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量を算出する。再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達したか否かを監視する。再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達した場合に、受信対象端末選択部131によって未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する。
PDCP処理部140は、RLC処理部130の受信対象端末選択部131から転送されるデータを、回線交換網300を介してコアネットワーク部400へ送信する。
ここで、受信対象端末選択部131及び再送対象特定部132による処理の一例を説明する。図3は、実施例1における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。図4は、実施例1における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。
図3に示すスケジューリング情報は、通信端末IDと、TBS(Transport Block Size)とを対応付けて記憶する。通信端末IDは、複数のCCを用いて基地局100と通信を行う通信端末200を一意に識別する識別情報である。TBSは、通信端末IDにより識別される通信端末200との間で通信を行うための複数のCCの各々に割り当てられたデータのサイズである。
図3の1行目は、識別情報=「UE#A」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「2000byte」のデータが割り当てられていることを示す。また、図3の2行目は、識別情報=「UE#B」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「1000byte」のデータが割り当てられていることを示す。
受信対象端末選択部131は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部121からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部131は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによって、図3に示したスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部131は、スケジューリング情報に基づいて、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。ここでは、許容量が「12,000byte」であるものとする。受信対象端末選択部131は、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量=「15,000byte」が許容量=「12,000byte」を超えるため、以下の処理を行う。すなわち、受信対象端末選択部131は、CC#1〜CC#5の各々をラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて通信を行う複数の通信端末200から受信対象端末を順次選択する。
例えば、受信対象端末選択部131は、図4に示すように、CC#1〜CC#5の各々をCC#1→CC#2→CC#3→CC#4→CC#5→CC#1→CC#2の順番で順次選択する。そして、受信対象端末選択部131は、選択したCC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部131は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部131は、CC#3を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部131は、CC#4を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部131は、CC#5を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部131は、CC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部131は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部131によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、図3に示したスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達したか否かを監視する。再送対象特定部132は、CC#2を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を選択した場合に、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達するので、以下の処理を行う。すなわち、再送対象特定部132は、図4に示すように、受信対象端末選択部131によって未だ選択されていない、CC#3〜CC#5を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する。
このように、受信対象端末選択部131及び再送対象特定部132は、各CCからラウンドロビン方式により通信端末200を選択する。これにより、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となる。
次に、本実施例の基地局100における再送制御方法の処理手順について説明する。図5は、実施例1におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、RLC処理部130の受信対象端末選択部131は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部121から受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得する(ステップS101)。受信対象端末選択部131は、取得したスケジューリング情報を保持する。
受信対象端末選択部131は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超えるか否かを判定する(ステップS102)。受信対象端末選択部131は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS102否定)、MAC処理部120−1〜120−nから転送されるデータを集約してPDCP処理部140へ転送し、処理を終了する。
一方、受信対象端末選択部131は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合(ステップS102肯定)、各CCを用いて通信を行う複数の通信端末200から受信対象端末を順次選択する(ステップS103)。このとき、受信対象端末選択部131は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部131によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、受信対象端末選択部131により保持されるスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量を算出する(ステップS104)。
再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達したか否かを監視する(ステップS105)。再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS105否定)、処理をステップS103に戻す。
一方、再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達した場合(ステップS105肯定)、受信対象端末選択部131によって未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する(ステップS106)。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する(ステップS107)。
図6は、実施例1におけるMAC処理部による処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、MAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122は、RLC処理部130から再送対象の通信端末200が通知されていない場合(ステップS111否定)、処理を終了する。
再送制御部122は、RLC処理部130から再送対象の通信端末200が通知された場合(ステップS111肯定)、再送対象の通信端末200に対して超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する(ステップS112)。
再送制御部122は、再送対象の通信端末200に対して再送要求を送信するとともに、MAC処理部120−1〜120−nからRLC処理部130へのデータの転送を停止する(ステップS113)。
上述してきたように、実施例1の基地局100は、通信端末200との間で無線通信を行うための複数のCCの各々に通信端末200から送信されるべきデータを割り当てる。そして、基地局100は、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、超過データが割り当てられたCCを用いて超過データを送信する通信端末200を特定する。そして、基地局100は、特定された通信端末200に対して超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する。
このため、実施例1の基地局100は、複数のCCを用いた通信を行う前に超過データが発生した場合でも、該超過データを通信端末200に再度送信させることができる。この結果、実施例1の基地局100によれば、複数のCCを用いた通信時にデータの欠落を回避することができる。
また、実施例1の基地局100は、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、受信対象端末を順次選択する。そして、基地局100は、順次選択された受信対象端末に割り当てられたデータの合計量が許容量に達した場合に、未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。
このため、実施例1の基地局100は、各CCからラウンドロビン方式により通信端末200を選択することができる。これにより、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となり、複数のCCを用いた通信時のデータの欠落を安定的に回避することが可能となる。
上記実施例1では、各CCからラウンドロビン方式により任意の通信端末を受信対象端末として選択する例を示した。しかし、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、優先度が高い順に受信対象端末を選択するようにしても良い。そこで、実施例2では、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、優先度が高い順に受信対象端末を選択する例について説明する。なお、以下の説明では、実施例1と同一の構成要件については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、実施例2の基地局の詳細構成を示すブロック図である。図7に示すように、実施例2の基地局100は、図2に示したスケジューラ部121及び受信対象端末選択部131に代えて、スケジューラ部221及び受信対象端末選択部231を有する。
MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部221は、通信端末200から送信されるべきデータと、該データを送信する通信端末200の優先度とを各CCに割り当てる。優先度は、データ中の緊急性を示す情報等に応じて予め設定され、緊急性が高いほど値が小さい。例えば、識別情報=「UE#A」である通信端末200と識別情報=「UE#B」である通信端末200とがCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行う場合を想定する。この場合、スケジューラ部221は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#A」である通信端末200から送信されるべき「2000byte」のデータと、識別情報=「UE#A」である通信端末200の優先度とを割り当てる。また、例えば、スケジューラ部221は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#B」である通信端末200から送信されるべき「1000byte」のデータと識別情報=「UE#B」である通信端末200の優先度とを割り当てる。そして、スケジューラ部221は、複数のCCの各々に割り当てたデータと優先度とを示す情報をスケジューリング結果として後述するRLC処理部130の受信対象端末選択部231へ出力する。
受信対象端末選択部231は、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、優先度が高い順に受信対象端末を順次選択する。具体的には、受信対象端末選択部231は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部221からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部231は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部231は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。許容量は、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められる。以下では、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められた許容量を適宜「許容量」と呼ぶ。そして、受信対象端末選択部231は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合に、以下の処理を行う。すなわち、受信対象端末選択部231は、各CCをラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、優先度が高い順に受信対象端末を順次選択する。このとき、受信対象端末選択部231は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
なお、受信対象端末選択部231は、選択したCCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200の優先度が同一である場合には、複数の通信端末200の中から任意の通信端末を受信対象端末として選択する。
ここで、受信対象端末選択部231及び再送対象特定部132による処理の一例を説明する。図8は、実施例2における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。図9は、実施例2における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。
図8に示すスケジューリング情報は、通信端末IDと、TBS/優先度とを対応付けて記憶する。通信端末IDは、複数のCCを用いて基地局100と通信を行う通信端末200を一意に識別する識別情報である。TBS/優先度は、通信端末IDにより識別される通信端末200との間で通信を行うための複数のCCの各々に割り当てられたデータのサイズと、該通信端末200の優先度との組みである。
図8の1行目は、識別情報=「UE#A」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「2000byte」のデータが割り当てられていることを示す。さらに、図8の1行目は、CC#1を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の優先度が「1」であることを示す。図8の1行目は、CC#2を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の優先度が「2」であることを示す。図8の1行目は、CC#3を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の優先度が「1」であることを示す。図8の1行目は、CC#4を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の優先度が「2」であることを示す。図8の1行目は、CC#5を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の優先度が「1」であることを示す。
また、図8の2行目は、識別情報=「UE#B」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「1000byte」のデータが割り当てられていることを示す。さらに、図8の2行目は、CC#1を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の優先度が「2」であることを示す。図8の2行目は、CC#2を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の優先度が「1」であることを示す。図8の2行目は、CC#3を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の優先度が「2」であることを示す。図8の2行目は、CC#4を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の優先度が「1」であることを示す。図8の2行目は、CC#5を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の優先度が「2」であることを示す。
受信対象端末選択部231は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部221からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部231は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによって、図8に示したスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部231は、スケジューリング情報に基づいて、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。ここでは、許容量が「12,000byte」であるものとする。受信対象端末選択部231は、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量=「15,000byte」が許容量=「12,000byte」を超えるため、以下の処理を行う。すなわち、受信対象端末選択部231は、CC#1〜CC#5の各々をラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて通信を行う複数の通信端末200から、優先度が高い順に受信対象端末を順次選択する。
例えば、受信対象端末選択部231は、図9に示すように、CC#1〜CC#5の各々をCC#1→CC#2→CC#3→CC#4→CC#5→CC#1→CC#2→CC#3の順番で順次選択する。そして、受信対象端末選択部231は、選択したCC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から最も優先度の高い識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部231は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も優先度の高い識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部231は、CC#3を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も優先度の高い識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部231は、CC#4を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も優先度の高い識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部231は、CC#5を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も優先度の高い識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部231は、CC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に優先度の高い識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部231は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に優先度の高い識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部231は、CC#3を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に優先度の高い識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部231によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、図8に示したスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達したか否かを監視する。再送対象特定部132は、CC#3を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を選択した場合に、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達するので、以下の処理を行う。すなわち、再送対象特定部132は、図9に示すように、受信対象端末選択部231によって未だ選択されていない、CC#4を用いて通信を行う識別情報=「UE#A」の通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。さらに、再送対象特定部132は、CC#5を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する。
このように、受信対象端末選択部231及び再送対象特定部132は、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、優先度が高い順に受信対象端末を選択する。これにより、優先度が高い順にデータの受信対象となる通信端末を選択しつつ、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となる。
次に、本実施例の基地局100における再送制御方法の処理手順について説明する。図10は、実施例2におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。なお、実施例2におけるMAC処理部による処理手順は、図6に示した処理手順と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図10に示すように、RLC処理部130の受信対象端末選択部231は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部221から受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得する(ステップS201)。受信対象端末選択部231は、取得したスケジューリング情報を保持する。
受信対象端末選択部231は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超えるか否かを判定する(ステップS202)。受信対象端末選択部231は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS202否定)、MAC処理部120−1〜120−nから転送されるデータを集約してPDCP処理部140へ転送し、処理を終了する。
一方、受信対象端末選択部231は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合(ステップS202肯定)、各CCを用いて通信を行う複数の通信端末200から、優先度が高い順に受信対象端末を順次選択する(ステップS203)。このとき、受信対象端末選択部231は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部231によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、受信対象端末選択部231により保持されるスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量を算出する(ステップS204)。
再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達したか否かを監視する(ステップS205)。再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS205否定)、処理をステップS203に戻す。
一方、再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達した場合(ステップS205肯定)、受信対象端末選択部231によって未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する(ステップS206)。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する(ステップS207)。
上述してきたように、実施例2の基地局100は、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、優先度が高い順に受信対象端末を順次選択する。そして、基地局100は、順次選択された受信対象端末に割り当てられたデータの合計量が許容量に達した場合に、未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。
このため、実施例2の基地局100は、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、優先度が高い順に受信対象端末を選択することができる。これにより、優先度が高い順にデータの受信対象となる通信端末を選択しつつ、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となる。結果として、複数のCCを用いた通信時のデータのうち優先度の高いデータの欠落を優先的に回避することが可能となる。
上記実施例1では、各CCからラウンドロビン方式により任意の通信端末を受信対象端末として選択する例を示した。しかし、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、通信品質が高い順に受信対象端末を選択するようにしても良い。そこで、実施例3では、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、通信品質が高い順に受信対象端末を選択する例について説明する。なお、以下の説明では、実施例1と同一の構成要件については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、実施例3の基地局の詳細構成を示すブロック図である。図11に示すように、実施例3の基地局100は、図2に示したスケジューラ部121及び受信対象端末選択部131に代えて、スケジューラ部321及び受信対象端末選択部331を有する。
MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部321は、通信端末200から送信されるべきデータと、該データを送信する通信端末200の通信品質とを各CCに割り当てる。通信品質は、例えば、SIR(Signal-to-Interference Ratio)又はデータの送信回数等を含む。例えば、識別情報=「UE#A」である通信端末200と識別情報=「UE#B」である通信端末200とがCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行う場合を想定する。この場合、スケジューラ部321は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#A」である通信端末200から送信されるべき「2000byte」のデータと、識別情報=「UE#A」である通信端末200の通信品質とを割り当てる。また、例えば、スケジューラ部321は、スケジューリング処理を行って、CC#1に、識別情報=「UE#B」である通信端末200から送信されるべき「1000byte」のデータと識別情報=「UE#B」である通信端末200の通信品質とを割り当てる。そして、スケジューラ部321は、複数のCCの各々に割り当てたデータと通信品質とを示す情報をスケジューリング結果として後述するRLC処理部130の受信対象端末選択部331へ出力する。
受信対象端末選択部331は、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、通信品質が高い順に受信対象端末を順次選択する。具体的には、受信対象端末選択部331は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部321からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部331は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部331は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。許容量は、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められる。以下では、RLC処理部130の処理能力に応じて予め定められた許容量を適宜「許容量」と呼ぶ。そして、受信対象端末選択部331は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合に、以下の処理を行う。すなわち、受信対象端末選択部331は、各CCをラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、通信品質が高い順に受信対象端末を順次選択する。このとき、受信対象端末選択部331は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
なお、受信対象端末選択部331は、選択したCCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200の通信品質が同一である場合には、複数の通信端末200の中から任意の通信端末を受信対象端末として選択する。
ここで、受信対象端末選択部331及び再送対象特定部132による処理の一例を説明する。図12は、実施例3における受信対象端末選択部が保持するスケジューリング情報の一例を示す図である。図13は、実施例3における受信対象端末選択部及び再送対象特定部による処理の一例を説明するための説明図である。
図12に示すスケジューリング情報は、通信端末IDと、TBS/送信回数とを対応付けて記憶する。通信端末IDは、複数のCCを用いて基地局100と通信を行う通信端末200を一意に識別する識別情報である。TBS/送信回数は、通信端末IDにより識別される通信端末200との間で通信を行うための複数のCCの各々に割り当てられたデータのサイズと、該通信端末200のデータの送信回数との組みである。なお、データの送信回数は、通信端末200の通信品質が高いほど、小さくなる。
図12の1行目は、識別情報=「UE#A」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「2000byte」のデータが割り当てられていることを示す。さらに、図12の1行目は、CC#1を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の送信回数が「1」であることを示す。図12の1行目は、CC#2を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の送信回数が「20」であることを示す。図12の1行目は、CC#3を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の送信回数が「11」であることを示す。図12の1行目は、CC#4を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の送信回数が「22」であることを示す。図12の1行目は、CC#5を用いて「2000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#A」の通信端末200の送信回数が「0」であることを示す。
また、図12の2行目は、識別情報=「UE#B」である通信端末200がCC#1〜CC#5を用いて基地局100との間で通信を行い、かつ、CC#1〜CC#5に、それぞれ「1000byte」のデータが割り当てられていることを示す。さらに、図12の2行目は、CC#1を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の送信回数が「10」であることを示す。図12の2行目は、CC#2を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の送信回数が「10」であることを示す。図12の2行目は、CC#3を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の送信回数が「12」であることを示す。図12の2行目は、CC#4を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の送信回数が「11」であることを示す。図12の2行目は、CC#5を用いて「1000byte」のデータを送信する、識別情報=「UE#B」の通信端末200の送信回数が「1」であることを示す。
受信対象端末選択部331は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部321からスケジューリング結果の入力を受け付ける。受信対象端末選択部331は、受け付けたスケジューリング結果を集約することによって、図12に示したスケジューリング情報を取得し、取得したスケジューリング情報を保持する。受信対象端末選択部331は、スケジューリング情報に基づいて、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超えるか否かを判定する。ここでは、許容量が「12,000byte」であるものとする。受信対象端末選択部331は、CC#1〜CC#5に割り当てられたデータの合計量=「15,000byte」が許容量=「12,000byte」を超えるため、以下の処理を行う。すなわち、受信対象端末選択部331は、CC#1〜CC#5の各々をラウンドロビン方式により順次選択しつつ、選択したCCを用いて通信を行う複数の通信端末200から、通信品質が高い順、換言すれば、送信回数が小さい順に受信対象端末を順次選択する。
例えば、受信対象端末選択部331は、図13に示すように、CC#1〜CC#5の各々をCC#1→CC#2→CC#3→CC#4→CC#5→CC#1→CC#2→CC#3の順番で順次選択する。受信対象端末選択部331は、選択したCC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から最も送信回数が小さい識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部331は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も送信回数が小さい識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部331は、CC#3を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も送信回数が小さい識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部331は、CC#4を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も送信回数が小さい識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。続いて、受信対象端末選択部331は、CC#5を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、最も送信回数が小さい識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部331は、CC#1を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に送信回数が小さい識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部331は、CC#2を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に送信回数が小さい識別情報=「UE#A」の通信端末200を受信対象端末として選択する。また、受信対象端末選択部331は、CC#3を用いて通信を行う、識別情報=「UE#A」の通信端末200及び識別情報=「UE#B」の通信端末200から、次に送信回数が小さい識別情報=「UE#B」の通信端末200を受信対象端末として選択する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部331によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、図12に示したスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達したか否かを監視する。再送対象特定部132は、CC#3を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を選択した場合に、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量が許容量=「12,000byte」に達するので、以下の処理を行う。すなわち、再送対象特定部132は、図13に示すように、受信対象端末選択部331によって未だ選択されていない、CC#4を用いて通信を行う識別情報=「UE#A」の通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。さらに、再送対象特定部132は、CC#5を用いて通信を行う識別情報=「UE#B」の通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する。
このように、受信対象端末選択部331及び再送対象特定部132は、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、通信品質が高い順に受信対象端末を選択する。これにより、通信品質が高い順にデータの受信対象となる通信端末を選択しつつ、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となる。
次に、本実施例の基地局100における再送制御方法の処理手順について説明する。図14は、実施例3におけるRLC処理部による処理手順を示すフローチャートである。なお、実施例3におけるMAC処理部による処理手順は、図6に示した処理手順と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図14に示すように、RLC処理部130の受信対象端末選択部331は、MAC処理部120−1〜120−nのスケジューラ部321から受け付けたスケジューリング結果を集約することによってスケジューリング情報を取得する(ステップS301)。受信対象端末選択部331は、取得したスケジューリング情報を保持する。
受信対象端末選択部331は、スケジューリング情報に基づいて、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超えるか否かを判定する(ステップS302)。受信対象端末選択部331は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS302否定)、MAC処理部120−1〜120−nから転送されるデータを集約してPDCP処理部140へ転送し、処理を終了する。
一方、受信対象端末選択部331は、各CCに割り当てられたデータの合計量が許容量を超える場合(ステップS302肯定)、各CCを用いて通信を行う複数の通信端末200から、通信品質が高い順に受信対象端末を順次選択する(ステップS303)。このとき、受信対象端末選択部331は、順次選択した受信対象端末の情報を再送対象特定部132に逐次報告する。
再送対象特定部132は、受信対象端末選択部331によって順次選択された受信対象端末の情報の入力を逐次受け付ける。再送対象特定部132は、受信対象端末選択部331により保持されるスケジューリング情報を参照して、受信対象端末として選択された通信端末200に割り当てられたデータの合計量を算出する(ステップS304)。
再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達したか否かを監視する(ステップS305)。再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量以下である場合(ステップS305否定)、処理をステップS303に戻す。
一方、再送対象特定部132は、算出したデータの合計量が許容量に達した場合(ステップS305肯定)、受信対象端末選択部331によって未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する(ステップS306)。再送対象特定部132は、特定された通信端末200を、再送対象としてMAC処理部120−1〜120−nの再送制御部122へ通知する(ステップS307)。
上述してきたように、実施例3の基地局100は、各CCを用いて基地局100と通信を行う複数の通信端末200から、通信品質が高い順に受信対象端末を順次選択する。そして、基地局100は、順次選択された受信対象端末に割り当てられたデータの合計量が許容量に達した場合に、未だ選択されていない通信端末200を、超過データを送信する通信端末として特定する。
このため、実施例3の基地局100は、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、通信品質が高い順に受信対象端末を選択することができる。これにより、通信品質が高い順にデータの受信対象となる通信端末を選択しつつ、基地局100の許容量を超えたデータを送信する通信端末200を容易に特定することが可能となる。結果として、複数のCCを用いた通信時のデータのうち通信品質が高いデータの欠落を優先的に回避することが可能となる。
さて、これまで本願の開示する無線通信装置及び再送制御方法の実施例について説明したが、本願の開示する無線通信装置及び再送制御方法は上述した実施例以外にも、その他の実施例にて実施されてもよい。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
上記実施例1では、基地局が、各CCからラウンドロビン方式により任意の通信端末を受信対象端末として選択する例を示した。しかしながら、基地局が、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、各CCに割り当てられたデータの合計量が大きい順に受信対象端末を選択してもよい。また、基地局が、各CCからラウンドロビン方式により受信対象端末を選択する際に、各CCに割り当てられたデータの合計量が小さい順に受信対象端末を選択してもよい。
(ハードウェア構成)
上記各実施例の基地局100は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図15は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。
図15に示すように、基地局100は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ101と、メモリ102と、RF(Radio Frequency)回路103と、ネットワークIF(InterFace)104とを有する。RF回路103は、アンテナを有する。プロセッサ101は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、CPU(Central Processing Unit)等である。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより構成されてよい。MAC処理部120−1〜120−nと、RLC処理部130と、PDCP処理部140とは、例えばプロセッサ101等の集積回路により実現される。L1処理部110−1〜110−nは、例えばRF回路103により実現される。
また、上記各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。すなわち、MAC処理部120−1〜120−nと、RLC処理部130と、PDCP処理部140とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ102に記録され、各プログラムがDSP101に読み出されてプロセスとして機能してもよい。
100a〜100n、100 基地局
110−1〜110−n L1処理部
120−1〜120−n MAC処理部
121、221、321 スケジューラ部
122 再送制御部
130 RLC処理部
131、231、331 受信対象端末選択部
132 再送対象特定部
140 PDCP処理部
200a1、200a2、200 通信端末
300 回線交換網
400 コアネットワーク部

Claims (6)

  1. 通信端末との間で通信を行うための複数の無線キャリアの各々に前記通信端末から送信されるべきデータを割り当てる割当部と、
    前記割当部によって各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、前記許容量を超えたデータである超過データが割り当てられた無線キャリアを用いて該超過データを送信する通信端末を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された前記通信端末に対して前記超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する再送制御部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記割当部によって各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が前記許容量を超える場合に、各前記無線キャリアを用いて当該無線通信装置と通信を行う複数の通信端末から、前記データを受信する対象となる通信端末である受信対象端末を順次選択する選択部をさらに備え、
    前記特定部は、前記選択部によって順次選択された前記受信対象端末に割り当てられた前記データの合計量が前記許容量に達した場合に、前記複数の通信端末のうち前記選択部によって選択されていない通信端末を、前記超過データを送信する通信端末として特定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記割当部は、前記データと、該データを送信する通信端末の優先度とを各前記無線キャリアに割り当て、
    前記選択部は、前記割当部によって各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が前記許容量を超える場合に、前記複数の通信端末から、前記優先度が高い順に前記受信対象端末を順次選択し、
    前記特定部は、前記選択部によって順次選択された前記受信対象端末に割り当てられた前記データの合計量が前記許容量に達した場合に、前記複数の通信端末のうち前記選択部によって選択されていない通信端末を、前記超過データを送信する通信端末として特定することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記割当部は、前記データと、該データを送信する通信端末の通信品質とを各前記無線キャリアに割り当て、
    前記選択部は、前記割当部によって各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が前記許容量を超える場合に、前記複数の通信端末から、前記通信品質が高い順に前記受信対象端末を順次選択し、
    前記特定部は、前記選択部によって順次選択された前記受信対象端末に割り当てられた前記データの合計量が前記許容量に達した場合に、前記複数の通信端末のうち前記選択部によって選択されていない通信端末を、前記超過データを送信する通信端末として特定することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記無線通信装置は、第1のレイヤと、該第1のレイヤから転送されるデータを集約して出力する第2のレイヤとを含む通信プロトコルを有し、
    前記第1のレイヤに属する前記割当部は、前記データを各前記無線キャリアに割り当て、
    前記第2のレイヤに属する前記特定部は、前記超過データを送信する通信端末を特定し、
    前記第1のレイヤに属する前記再送制御部は、前記特定部によって特定された前記通信端末に対して前記再送要求を送信するとともに、前記第1のレイヤから前記第2のレイヤへの前記データの転送を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  6. 無線通信装置により実行される再送制御方法であって、
    通信端末との間で通信を行うための複数の無線キャリアの各々に前記通信端末から送信されるべきデータを割り当て、
    各前記無線キャリアに割り当てられたデータの合計量が予め定められた許容量を超える場合に、前記許容量を超えたデータである超過データが割り当てられた無線キャリアを用いて該超過データを送信する通信端末を特定し、
    特定された前記通信端末に対して前記超過データを再度送信することを要求する再送要求を送信する
    ことを含んだことを特徴とする再送制御方法。
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