JP2002262341A - 無線データ通信システム、無線データ通信システムに用いる親局、無線データ通信方法、及び無線データ通信制御プログラム - Google Patents

無線データ通信システム、無線データ通信システムに用いる親局、無線データ通信方法、及び無線データ通信制御プログラム

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JP2002262341A
JP2002262341A JP2001055656A JP2001055656A JP2002262341A JP 2002262341 A JP2002262341 A JP 2002262341A JP 2001055656 A JP2001055656 A JP 2001055656A JP 2001055656 A JP2001055656 A JP 2001055656A JP 2002262341 A JP2002262341 A JP 2002262341A
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JP2001055656A
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Masahiro Inoue
雅広 井上
Takashi Yamashita
岳志 山下
Yasuki Nishi
泰樹 西
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各子局間において通信回線を公平に利用する
ことのできる無線データ通信システムを実現する。 【解決手段】 複数の子局1−1,1−2と親局4との
間に設けられた複数の通信用無線チャネルについて、親
局4が所定の通信チャネル割当て方法に応じて複数の通
信用無線チャネルの少なくとも1つを複数の子局1−
1,1−2それぞれに割当てて通信を行う。割当てられ
た通信用無線チャネルの利用率を親局4において測定
し、この測定した利用率に応じて通信チャネル割当て方
法を変更する。通信チャネル割当て方法の変更において
は、例えば、測定した利用率に応じて1つの通信用無線
チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、この分
割した通信用サブチャネル単位で子局に割当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線データ通信シス
テム、無線データ通信システムに用いる親局、無線デー
タ通信方法、及び無線データ通信制御プログラムに関
し、無線データ通信に用いるチャネル割当方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体分野における無線データ通信の技
術として、回線交換方式を用いたいわゆる非電話通信が
知られている。この非電話通信では、チャネルは通信単
位で子局に対し割当てられる。そして、チャネルが割当
てられた子局は、その通信の終了までそのチャネルを占
有して使用する。このチャネル割当てが行われると、送
受信データの有無にかかわらず、その割当状態には変更
がないのが通常である。
【0003】一方、データ通信に向いたパケット方式で
は、逆にベストエフォートな指向を持たせるために、割
当はデータの発生毎に行われる。すなわち実際の送信タ
イミングは各通信局が自律的に判断して送信を開始す
る。例えば、ARIB(association of
radio industries and bus
inesses) STD−27F版以降で規定される
PDCパケット方式では、子局が選択した無線チャネル
において、送信フレームの空き状況に基づきランダムア
クセスを行ってデータを送信するとともに、後続の送信
データに対する送信フレームの予約を行う部分エコー付
き空線制御(ICMA−PE)方式を実装している。
【0004】ICMA−PE方式では、データの先頭は
ショートバーストで送信され、残りのデータ部分につい
て同一チャネル上で送信すべきスロットの割当がなされ
る。前記のような割当動作は、処理量や遅延量などが大
きい通信環境の場合、スループットへの影響が無視でき
なくなる。このような通信環境に応じた無線データ通信
の技術として、網が回線交換のように子局に対してチャ
ネルを専用に割当てるが、通信状態であっても通信すべ
きデータの無い状態が一定時間経過すると、割当状態を
解除して他の子局の通信に利用させ、当該子局に再度通
信すべきデータが発生した場合には再び網からチャネル
割当をうける疑似回線交換的な無線通信方式が特開20
00−13852号公報において提案され、実用化され
ている。疑似回線交換では割当要求信号を送信し、デー
タ送信チャネルを網が割当てることによってデータを送
信する。チャネル保留タイマがタイムアウトする前に次
のデータが発生した場合には、同じ割当チャネルで引き
続きデータを送信できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回線交換では通信終了
まで回線が継続して割当てられ、また疑似回線交換では
一定時間内に次の送信データが発生すれば引き続きチャ
ネルが割当てられており、割当状態でのスループット低
下はないが、割当中の通信回線は専用で使用されるため
他の通信と共用できない。そのため疑似回線交換であっ
ても、通信回線が全て割当てられるような高負荷状態で
は、新たな通信要求が受け入れられにくくなるほか、通
信情報源のトラヒック特性によって割当要求の発生頻度
が異なるため、各子局間において通信回線を公平に利用
できないという欠点がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は各子局間にお
いて通信回線を公平に利用することのできる無線データ
通信システム、無線データ通信システムに用いる親局、
無線データ通信方法、及び無線データ通信制御プログラ
ムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
無線データ通信システムは、複数の子局と親局との間に
設けられた複数の通信用無線チャネルについて、前記親
局が所定の通信チャネル割当て方法に応じて前記複数の
通信用無線チャネルの少なくとも1つを前記複数の子局
それぞれに割当てて通信を行う無線データ通信システム
であって、割当てられた通信用無線チャネルの利用率を
測定する利用率測定手段と、前記利用率測定手段によっ
て測定した利用率に応じて前記通信チャネル割当て方法
を変更する通信チャネル割当制御手段とを含むことを特
徴とする。
【0008】本発明の請求項2による無線データ通信シ
ステムは、請求項1において、前記通信チャネル割当制
御手段は、前記測定した利用率に応じて1つの通信用無
線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、この
分割した通信用サブチャネル単位で子局に割当てるよう
に前記通信チャネル割当て方法を変更することを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項3による無線データ通信シ
ステムは、請求項2において、前記通信チャネル割当制
御手段は、割当てられた通信用無線チャネルを利用した
通信中において、該通信用無線チャネルの少なくとも一
部を複数の通信用サブチャネルに分割し、その通信中の
子局についてチャネル割当てを前記通信用サブチャネル
単位で変更することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4による無線データ通信シ
ステムは、請求項1において、前記利用率測定手段にお
いては、送信すべきデータが無い状態の継続時間をも測
定し、前記通信チャネル割当制御手段における通信チャ
ネル割当て方法は、前記継続時間を、前記通信用無線チ
ャネルの割当てを解除する条件として含むことを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項5による無線データ通信シ
ステムは、請求項4において、前記通信チャネル割当制
御手段は、前記通信チャネル割当て方法の変更前後にお
いて、前記継続時間の値を異なる値としていることを特
徴とする。本発明の請求項6による無線データ通信シス
テムは、請求項1において、前記通信チャネル割当制御
手段は、通信中の通信用無線チャネルの少なくとも一部
の利用を解除することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項7による無線データ通信シ
ステムは、請求項6において、前記通信チャネル割当制
御手段は、前記通信中の通信用無線チャネルの使用を解
除させる場合に、前記通信用無線チャネルの割当てを解
除してから再開するまでの最低休止時間を指定すること
を特徴とする。本発明の請求項8による無線データ通信
システムにおける親局は、複数の子局との間に設けられ
た複数の通信用無線チャネルについて、所定の通信チャ
ネル割当て方法に応じて前記複数の通信用無線チャネル
の少なくとも1つを前記複数の子局それぞれに割当てて
通信を行う無線データ通信システムにおける親局であっ
て、割当てられた通信用無線チャネルの利用率を測定す
る利用率測定手段と、前記利用率測定手段によって測定
した利用率に応じて前記通信チャネル割当て方法を変更
する通信チャネル割当制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項9による無線データ通信シ
ステムにおける親局は、請求項8において、前記通信チ
ャネル割当制御手段は、前記測定した利用率に応じて1
つの通信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに
分割し、この分割した通信用サブチャネル単位で子局に
割当てるように前記通信チャネル割当て方法を変更する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項10による無線データ通信
システムにおける親局は、請求項9において、前記通信
チャネル割当制御手段は、割当てられた通信用無線チャ
ネルを利用した通信中において、該通信用無線チャネル
の少なくとも一部を複数の通信用サブチャネルに分割
し、その通信中の子局についてチャネル割当てを前記通
信用サブチャネル単位で変更することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項11による無線データ通信
システムにおける親局は、請求項8において、前記利用
率測定手段においては、送信すべきデータが無い状態の
継続時間をも測定し、前記通信チャネル割当制御手段に
おける通信チャネル割当て方法は、前記継続時間を、前
記通信用無線チャネルの割当てを解除する条件として含
むことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項12による無線データ通信
システムにおける親局は、請求項11において、前記通
信チャネル割当制御手段は、前記通信チャネル割当て方
法の変更前後において、前記継続時間の値を異なる値と
していることを特徴とする。本発明の請求項13による
無線データ通信システムにおける親局は、請求項8にお
いて、前記通信チャネル割当制御手段は、通信中の通信
用無線チャネルの少なくとも一部の利用を解除すること
を特徴とする。
【0017】本発明の請求項14による無線データ通信
システムにおける親局は、請求項13において、前記通
信チャネル割当制御手段は、前記通信中の通信用無線チ
ャネルの使用を解除させる場合に、前記通信用無線チャ
ネルの割当てを解除してから再開するまでの最低休止時
間を指定することを特徴とする。本発明の請求項15に
よる無線データ通信方法は、複数の子局と親局との間に
設けられた複数の通信用無線チャネルについて、前記親
局が所定の通信チャネル割当て方法に応じて前記複数の
通信用無線チャネルの少なくとも1つを前記複数の子局
それぞれに割当てて通信を行う無線データ通信方法であ
って、割当てられた通信用無線チャネルの利用率を測定
する利用率測定ステップと、前記利用率測定手段によっ
て測定した利用率に応じて前記通信チャネル割当て方法
を変更する通信チャネル割当制御ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0018】本発明の請求項16による無線データ通信
方法は、請求項15において、前記通信チャネル割当制
御ステップにおいては、前記測定した利用率に応じて1
つの通信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに
分割し、この分割した通信用サブチャネル単位で子局に
割当てるように前記通信チャネル割当て方法を変更する
ことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項17による無線データ通信
方法は、請求項16において、前記通信チャネル割当制
御ステップにおいては、割当てられた通信用無線チャネ
ルを利用した通信中において、該通信用無線チャネルの
少なくとも一部を複数の通信用サブチャネルに分割し、
その通信中の子局についてチャネル割当てを前記通信用
サブチャネル単位で変更することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項18による無線データ通信
方法は、請求項15において、前記利用率測定ステップ
においては、送信すべきデータが無い状態の継続時間を
も測定し、前記通信チャネル割当制御ステップにおける
通信チャネル割当て方法は、前記継続時間を、前記通信
用無線チャネルの割当てを解除する条件として含むこと
を特徴とする。
【0021】本発明の請求項19による無線データ通信
方法は、請求項18において、前記通信チャネル割当制
御ステップにおいては、前記通信チャネル割当て方法の
変更前後において、前記継続時間の値を異なる値として
いることを特徴とする。本発明の請求項20による無線
データ通信方法は、請求項15において、前記通信チャ
ネル割当制御ステップにおいては、通信中の通信用無線
チャネルの少なくとも一部の利用を解除することを特徴
とする。
【0022】本発明の請求項21による無線データ通信
方法は、請求項20において、前記通信チャネル割当制
御ステップにおいては、前記通信中の通信用無線チャネ
ルの使用を解除させる場合に、前記通信用無線チャネル
の割当てを解除してから再開するまでの最低休止時間を
指定することを特徴とする。本発明の請求項22による
無線データ通信制御プログラムは、複数の子局と親局と
の間に設けられた複数の通信用無線チャネルについて、
前記親局が所定の通信チャネル割当て方法に応じて前記
複数の通信用無線チャネルの少なくとも1つを前記複数
の子局それぞれに割当てて通信を行うための無線データ
通信制御プログラムであって、割当てられた通信用無線
チャネルの利用率を測定する利用率測定ステップと、前
記利用率測定手段によって測定した利用率に応じて前記
通信チャネル割当て方法を変更する通信チャネル割当制
御ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】本発明の請求項23による無線データ通信
制御プログラムは、請求項22において、前記通信チャ
ネル割当制御ステップにおいては、前記測定した利用率
に応じて1つの通信用無線チャネルを複数の通信用サブ
チャネルに分割し、この分割した通信用サブチャネル単
位で子局に割当てるように前記通信チャネル割当て方法
を変更することを特徴とする。
【0024】本発明の請求項24による無線データ通信
制御プログラムは、請求項23において、前記通信チャ
ネル割当制御ステップにおいては、割当てられた通信用
無線チャネルを利用した通信中において、該通信用無線
チャネルの少なくとも一部を複数の通信用サブチャネル
に分割し、その通信中の子局についてチャネル割当てを
前記通信用サブチャネル単位で変更することを特徴とす
る。
【0025】本発明の請求項25による無線データ通信
制御プログラムは、請求項22において、前記利用率測
定ステップにおいては、送信すべきデータが無い状態の
継続時間をも測定し、前記通信チャネル割当制御ステッ
プにおける通信チャネル割当て方法は、前記継続時間
を、前記通信用無線チャネルの割当てを解除する条件と
して含むことを特徴とする。
【0026】本発明の請求項26による無線データ通信
制御プログラムは、請求項25において、前記通信チャ
ネル割当制御ステップにおいては、前記通信チャネル割
当て方法の変更前後において、前記継続時間の値を異な
る値としていることを特徴とする。本発明の請求項27
による無線データ通信制御プログラムは、請求項22に
おいて、前記通信チャネル割当制御ステップにおいて
は、通信中の通信用無線チャネルの少なくとも一部の利
用を解除することを特徴とする。
【0027】本発明の請求項28による無線データ通信
制御プログラムは、請求項27において、前記通信チャ
ネル割当制御ステップにおいては、前記通信中の通信用
無線チャネルの使用を解除させる場合に、前記通信用無
線チャネルの割当てを解除してから再開するまでの最低
休止時間を指定することを特徴とする。要するに、本シ
ステムでは、複数チャネルをまとめて一括して扱い、こ
のまとめた複数チャネルに通信回線を適切に割当て、更
に通信中においてもチャネル割当方法を変更しているの
で、リソース上限に近い高負荷な状態において通信機会
を公平にすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図1は本発明による無線データ通信シ
ステムの実施の一形態の構成を示すブロック図である。
同図に示されているように、本実施形態による無線デー
タ通信システムは、データを送信する親局4と、この親
局4から送信されるデータを受信する子局1−1〜1−
2とを含んで構成されている。親局4は、データ通信網
5にも接続されており、このデータ通信網5から受信し
たデータを子局1−1〜1−2に送信することもでき
る。
【0029】子局1−1〜1−2は、データ通信網5に
接続された親局4と通信回線3−1〜3−Nを介してデ
ータ通信を行う。通信回線3−1〜3−Nは、制御回線
2を介して子局1と親局4との間でやり取りされる制御
情報に基づいて選択される。図1中の親局4の内部構成
例が図2に示されている。同図に示されているように、
親局4は、チャネルの利用率を測定する利用率測定部4
1と、この利用率測定部41によって測定した利用率に
応じて通信チャネルの割当てを行う通信チャネル割当て
制御部42と、通信チャネル割当て制御部42によって
割当てられたチャネルを利用して子局との間でデータの
送受信を行うデータ送受信部43とを含んで構成されて
いる。
【0030】利用率測定部41は、通信回線3−1〜3
−Nを参照し、回線割当て本数、セッションごとの割当
て時間、呼ごとの累積割当て時間、1割当てあたり実際
に送受信されるフレーム数等をカウントすることによっ
て、チャネルの利用率を測定する。通信チャネル割当て
制御部42は、チャネルの割当て及び割当て方法の変更
を行う。割当て方法の変更とは、空きリソースの容量に
応じて割当規則を変更することをいう。例えば、チャネ
ル共有の通信呼数を変更する、チャネル保留タイマの計
時値を動的に変更する、割当てチャネルを親局が強制解
除して再開指示を出す、等の動作が割当て方法の変更に
該当する。
【0031】また、通信チャネル割当て制御部42は、
利用率測定部41において測定される利用率を参照し、
割当て回線数が上限に近付いてきた場合に、割当て時間
や送受信フレーム数に基づいて、制御対象となるチャネ
ルを選定する。また、通信チャネル割当て制御部42
は、割当て状態にかかわらず提供チャネル全体にサブチ
ャネルを定義しても良い。サブチャネルは、動的に分割
したチャネルを指し、CDMA(code divis
ion multiple access )における
コード、TDMA(time division mu
ltiple access)における割当てスロット
数、OFDM(orthogonal frequen
cy division multiplexing)
における偏波分割、FDMA(frequency d
ivision multipleaccess)にお
ける帯域分割によるサブキャリアがサブチャネルに該当
する。
【0032】なお、ここでいうチャネルの割当てとは、
1つの送信データ単位に対するリソース配分である。つ
まり、回線交換のような論理的な通信(実際にデータを
送受信しているかどうかにかかわらない)に対する継続
的な割当てとは意味が異なる。本システムでは、リソー
ス配分について、1チャネル内において制御するのでは
なく、提供チャネル全体をリソースとして捉えて制御す
る。
【0033】1チャネルでの利用率を制御対象とする場
合、他のチャネルで容量的に余裕があるにもかかわら
ず、不利なチャネル割当てを受ける呼が発生する可能性
がある。これに対し、本システムのように複数チャネル
全体の利用率を制御対象とすることにより、リソース上
限に近い高負荷な状態において通信機会を公平に提供す
ることができる。
【0034】データ送受信部43は、制御回線2を介し
て子局1と親局4との間でやり取りされる制御情報に基
づいて、通信回線3−1〜3−Nを選択する機能を有し
ている。図1中の子局の内部構成例が図3に示されてい
る。同図に示されているように、子局は、親局によって
割当てられたチャネルを利用して親局との間でデータの
送受信を行うデータ送受信部11と、無送信状態の継続
時間を計測するチャネル保留タイマ12とを含んで構成
されている。チャネル保留タイマ12の代わりに、回線
の使用時間を計測する回線保留タイマや、送信状態の中
断時間を計測する送信中断タイマを採用することもあ
る。
【0035】なお、図1において、下り方向を共通アク
セスチャネルとし、上り方向にのみ通信回線選択を行う
構成であっても、本システムを採用することができる。
また、親局4と子局1の間に通信衛星を介した構成であ
っても、本システムを採用することができる。さらに、
上記の子局及び親局は、移動局及び基地局であっても良
いし、その他固定端末及びホームアンテナであって良
く、いずれの場合にも本システムを採用することができ
る。
【0036】図1〜図3に示されている構成からなる無
線データ通信システムにおいて、親局4内の利用率測定
部41がチャネルの利用率を測定する。そして、この測
定した利用率に応じて、通信チャネル割当て制御部42
が通信チャネルの割当てを行う。この通信チャネル割当
て制御部42によって割当てられたチャネルを利用し、
親局と子局との間でデータの送受信が行われる。
【0037】通信チャネルを割当てる場合、本システム
では、複数チャネルをまとめて一括して扱う。さらに、
本システムでは、通信中においてもチャネル割当方法を
変更する。また、割当て方法変更後は、1つの通信用無
線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、通信
用サブチャネル単位で割当て、あるいは全部又は一部
(すなわち、少なくとも1つのサブチャネル)の通信中
の通信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分
割し、当該通信用無線チャネルを利用して通信中の子局
の割当て方法も通信用サブチャネル単位に変更する。
【0038】本システムにおける通信用無線チャネルの
使用を解除する条件として、送信すべきデータが無い状
態の継続時間をチャネル割当て方法の一部として使用
し、チャネル割当て方法変更の前後で、送信すべきデー
タが無い状態の継続時間を変更するか、通信中の全部又
は一部の子局の通信用無線チャネルについての使用を解
除させる。または、通信用無線チャネルの割当て要求を
再開するまでの最低休止時間を指定する割当て方法変更
後は、1つの通信用無線チャネルを複数の通信用サブチ
ャネルに分割し、通信用サブチャネル単位で割当て、あ
るいは全部又は一部の通信中の通信用無線チャネルを複
数の通信用サブチャネルに分割し、その通信用無線チャ
ネルを利用して通信中の子局の割当て方法も通信用サブ
チャネル単位に変更する。
【0039】また、通信用無線チャネルの使用を解除す
る条件として、送信すべきデータが無い状態の継続時間
をチャネル割当て方法の一部として使用し、前記割当て
方法変更の前後で、送信すべきデータが無い状態の継続
時間を異なる値にするか、通信中の全部又は一部の子局
の通信用無線チャネルについての使用を解除させる、あ
るいは通信用無線チャネルの割当て要求を再開するまで
の最低休止時間を指定する。
【0040】以上のように制御するため、本システムに
おいては、リソース上限に近い高負荷な状態において通
信機会を公平にすることができる。
【0041】
【実施例】次に、本システムにおける無線チャネルの選
択制御手順について説明する。図4には、子局の要求に
基づいて親局が通信回線を割当てる無線データ通信シス
テムにおいて、親局が割当可能な通信回線に対しサブチ
ャネルを定義して子局に割当てる実施例が示されてい
る。
【0042】本実施例において、親局4では通信回線3
の利用状況として割当可能な通信回線3の数をモニタし
ており、一定数を割り込んだ状況で子局1−1からの割
当要求信号6−1を受信した場合には、割当可能チャネ
ルに対し複数のサブチャネルを定義し、子局1−1にサ
ブチャネルを指定した割当応答信号7−1を送信する。
この割当応答信号7−1によって指定されたサブチャネ
ルを使用して、親局4と子局1−1との間でデータの送
受信が行われる。
【0043】ここで、サブチャネルの定義とは、ある通
信相手に割当てられていた、あるいは割当てると予定し
ているリソースを、別な通信相手にも共有させる動作を
いう。例えば、FDMAにおいて、1チャネルを1つの
通信相手に割当てる場合に、奇数番フレームと偶数番フ
レームとで送受信権を割当てるように変更する動作をい
う。
【0044】上記のようにサブチャネルを介してデータ
の送受信が行われている状態において、さらに子局1−
2から割当要求信号6−2を送信すると、親局4は未割
当のサブチャネルを割当て、子局1−1にサブチャネル
を指定した割当応答信号7−2を送信する。すると、こ
の割当応答信号7−2によって指定されたサブチャネル
を使用して、親局4と子局1−2との間でもデータの送
受信が行われる。
【0045】本実施例では、サブチャネルを定義するこ
とで通信回線を複数の子局で共用させ、限られた無線リ
ソースを利用して多数の通信が可能となる。図5には割
当て中の通信回線に対してもサブチャネルを定義し、通
信中の子局に割当方法を変更してサブチャネルを指定す
る実施例が示されている。同図において、子局1−1が
割当要求信号8−1を制御回線2にて送信し、親局4か
ら割当応答信号9−1によって通信回線3−1が子局1
−1に割当てられる。この割当てられた通信回線3−1
を利用して、親局4と子局1−1との間でデータの送受
信が行われる。
【0046】この送受信が行われている状態において、
更に子局1−2が制御回線2上で割当要求信号8−2を
送信すると、親局4がモニタしている利用率として割当
可能なチャネルが一定数を割り込む時には、例えばチャ
ネル使用率が最も低い割当チャネルに対してサブチャネ
ルを定義し、このサブチャネルを既に通信中である子局
1−1と新たな子局1−2に対して割当てる。なお、無
線チャネル共用のためのサブチャネルの定義は、例えば
TDMAやCDMA等において実現できる。
【0047】親局4は、予局1−1に対しては割当状態
変更信号10−1を送信して割当状態変更確認信号11
−1の返信を受けると、子局1−2に対して割当応答信
号9−2を送信してサブチャネルの割当てを通知する。
この割当応答信号9−2の送信後に、親局4と子局1−
1,1−2との間でデータの送受信が行われる。なおサ
ブチャネルを定義する割当中の通信回線の選定は、上記
のようなチャネル使用率を基準とするほか、割当時間の
最も長い無線チャネルを選択する方法や、割当要求信号
内部にフラグを設けるなどの子局による事前申請に基づ
いて行う方法も考えられる。
【0048】サブチャネルが割当てられている状態であ
るにもかかわらず、実際にはデータの送受信が行われて
いない時間が生じることもある。例えば、送信すべきデ
ータの発生を待っている時間である。このような時間が
あると、チャネルの利用率が低下してしまう。このた
め、本システムでは、子局において、チャネル保留タイ
マ12を用いて無送信状態の継続時間を計測する。そし
て、チャネル保留タイマ12がタイムアウトすると、子
局1−1から通信回線3を解放するための解放信号13
が送信される。
【0049】ここで、チャネル保留タイマは、割当てを
受けたチャネルを確保(保留)できる制限時間を計時す
るタイマである。チャネルの割当てを受けた送信者は、
送信データが存在する間はそのチャネルを利用して送信
し続けることができ、送信すべきデータがなくなってい
ても、チャネル保留タイマによる計時時間満了まではチ
ャネルの利用権(送受信権)を維持できる。チャネル保
留タイマがタイムアウトした場合、チャネルの割当てが
自律的に解除される。タイムアウト前に新たに送信すべ
きデータが生じた場合は、改めてチャネル保留タイマに
よる計時動作が開始されることになる。
【0050】子局1−1から解放信号13が送信される
と、親局4では、測定した利用率に基づいて、通信回線
3のサブチャネル定義を解消して子局1−2に占有利用
させるか現状維持とするかを決定する。サブチャネルを
解消する場合、子局1−2に対して割当状態変更信号1
0−2を送信して指示する。なお、多重する子局の数が
同図に示されている2局より多い場合であっても、この
ようなチャネル割当て変更は容易に実現できる。
【0051】本実施例ではサブチャネルを適切に指定す
ることにより、通信回線を複数の子局で共用させ通信回
線の使用率を上げると共に限られた無線リソースで多数
の通信が可能となる。例えば、大量送信の通信呼がある
チャネルに対して共有させる通信呼は少量送信である場
合、割当てを要求する際に、送信データ量を予め親局の
側に通知することによってサブチャネルを適切に指定
し、通信回線の使用率を上げることができる。また、離
散的な通信呼をまとめて1つのチャネルを共有させるに
は、通信単位でのトラフィック特性をモニタしてフィー
ドバックすれば、サブチャネルを適切に指定でき、通信
回線の使用率を上げることができる。
【0052】図6には、通信回線の割当条件の一部とし
て送信すべきデータが無い状態の継続時間を使用し、親
局が割当方法の変更手段として継続時間を変更して子局
に通知する実施例が示されている。同図に示されている
ように、子局1−1が親局4から通信回線3の割当てを
受けてデータの送受信をしている場合、予め設定された
継続時間に基づいて起動する回線保留タイマ14−1が
タイムアウトするまで新たな通信データが当該子局1−
1に発生しないと、通信回線3を解放する。親局4は通
信回線3の利用率として割当可能な通信回線3の残数を
モニタし、閾値を下回ると回線保留タイマの設定値を変
更する。具体的には、回線保留タイマの設定時間値をよ
り短い時間値に変更する。
【0053】通信中の子局1−1に対しては、親局4か
ら割当状態変更信号15を送信して変更を通知し、子局
1−1は割当状態変更確認信号16を返送する。こうす
ることによって、以後の回線保留タイマ14−2は新た
な設定値時間値で動作する。なお、親局4が回線保留タ
イマ14の変更を行う対象としては、親局4が個々の通
信セッションに対するデータ送信間隔等のトラヒック特
性をモニタし、これに応じて回線保留タイマの変更を行
う制御の他、同一通信回線の利用時間が一定時間以上継
続して使用する通信に対して回線保留タイマの計時値を
短縮する方法や、回線保留タイマの計時値を「0」に変
更して、直ちに割当てを解除する制御を通信回線単位で
行うことも考えられる。
【0054】本実施例では、一旦通信回線を割当てた後
であっても回線保留タイマの計時値を変更することによ
り、割当回線を解放する頻度に影響を与えることができ
る。すなわち、回線保留タイマの計時値を短縮すれば、
割当回線を解放する可能性が増すため通信回線3の空き
頻度が増す。また通信データのバースト性に合致した保
留タイマの計時時間長を親局が選べば割当て手順の起動
回数を減らすことができ、割当手順に伴うオーバヘッド
を抑えると共に制御回線のトラヒックが低減できる。
【0055】図7には親局が通信中の子局に対し通信回
線の割当状態を解除する実施例が示されている。本例で
は、図5の場合と同様に、親局4が利用率に基づいて通
信回線3を制御の対象にする。同図において、子局1−
1が割当要求信号20−1を制御回線2にて送信し、親
局4から割当応答信号21−1が返信され、通信回線3
−1が子局1−1に割当てられる。この割当てられた通
信回線を利用して、親局4と子局1−1との間でデータ
の送受信が行われる。
【0056】このデータの送受信が行われている状態に
おいて、子局1−2が割当要求信号20−2を制御回線
2にて送信すると、親局4は通信回線3−1を使用中の
子局1−1に対し、割当状態を解除するための割当状態
変更信号22を送信する。子局1−1は割当状態変更確
認信号23を返送すると共に、送信を中断する。親局4
は割当状態変更確認信号23を受けた後、子局1−2に
対して通信回線3−1を割当てる割当応答信号21−2
を送信する。この割当応答信号21−2によって通信回
線3−1が子局1−1に割当てられる。この割当てられ
た通信回線3−1を利用して、親局4と子局1−2との
間でデータの送受信が行われる。
【0057】一方、子局1−1は予め定めた送信中断タ
イマ24がタイムアウトすると、自律的に中断状態を満
了させる。子局1−1において、送信すべきデータがあ
る場合には、再度割当要求信号20−3を親局4に対し
送信して通信回線4のうち適切な回線の割当を受ける。
なお、送信の中断を自律的に満了させる他の方法とし
て、親局4が制御回線2において通信回線3の空き状態
などを報知し、空きがある場合に送信を再開するという
方法も容易に実現できる。
【0058】本実施例では、一旦無線チャネルが選択さ
れた通信に対し、親局の側から選択の解除を行うことに
より、長時間回線を占有する通信を制御することが可能
となる。また解除された子局は送信を中断することによ
り、その間に他の通信が進行できるとともに、送信再開
は子局が自律的に決定することから子局の通信状況に応
じた通信の継続が可能となる。
【0059】図8には選択状態を親局の側から解除し、
再開も難局が子局に対し通知する実施例が示されてい
る。本例では、図5の場合と同様に、子局1−1が割当
要求信号25−1を制御回線2にて送信し、親局4から
割当応答信号26−1が返信され、通信回線3−1が子
局1−1に割当てられる。この割当てられた通信回線を
利用して、親局4と子局1−1との間でデータの送受信
が行われる。
【0060】このデータの送受信が行われている状態に
おいて、子局1−2の新たな割当要求25−2によって
親局4が通信回線3を選択した場合、親局4は子局1−
1に対して送信を停止させる割当状態変更信号27を送
信する。子局1−1は割当状態変更確認信号28を返送
すると共に、データ送信を中断する。これにより、親局
4と子局1−1との間は、データ送信停止状態となる。
【0061】親局4は割当状態変更確認信号28を受け
た後、子局1−2に対して通信回線3を割当てる割当応
答信号26−2を送信する。これにより、親局4と子局
1−2との間は、チャネル割当てが変更された状態で、
データの送受信が継続される。その後、親局4では子局
1−2の通信状況あるいは他の通信回線3に空きができ
るなどの条件に基づいて、子局1−1の割当状態を回復
させる。割当状態を回復させる場合、親局4は子局1−
1に対し再割当信号29を送信する。これにより、適切
な通信回線の選択が行われ、親局4と子局1−1との間
で、データの送受信が行われる。
【0062】本実施例では、図7の実施例の場合と同様
に、長期にわたって同一の通信回線3を占有する通信へ
の制御の他、親局主導で割当て制御が行われるため、通
信回線3がすべて使用されている高い負荷状態での運用
も可能となる。なお、以上の各実施例においては、以下
のような無線データ通信方法が実現されていることにな
る。すなわち、複数の子局と親局との間に設けられた複
数の通信用無線チャネルについて、上記親局が所定の通
信チャネル割当て方法に応じて上記複数の通信用無線チ
ャネルの少なくとも1つを前記複数の子局それぞれに割
当てて通信を行う無線データ通信方法であり、割当てら
れた通信用無線チャネルの利用率を測定する利用率測定
ステップと、上記利用率測定手段によって測定した利用
率に応じて上記通信チャネル割当て方法を変更する通信
チャネル割当制御ステップとを含む無線データ通信方法
が実現されている。そして、上記通信チャネル割当制御
ステップにおいては、上記測定した利用率に応じて1つ
の通信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分
割し、この分割した通信用サブチャネル単位で子局に割
当てるように上記通信チャネル割当て方法を変更してい
る。また、上記通信チャネル割当制御ステップにおいて
は、割当てられた通信用無線チャネルを利用した通信中
において、その通信用無線チャネルの少なくとも一部を
複数の通信用サブチャネルに分割し、その通信中の子局
についてチャネル割当てを上記通信用サブチャネル単位
で変更している。
【0063】なお、上記利用率測定ステップにおいて
は、送信すべきデータが無い状態の継続時間をも測定
し、上記通信チャネル割当制御ステップにおける通信チ
ャネル割当て方法は、上記継続時間を、上記通信用無線
チャネルの割当てを解除する条件として含む。さらに、
上記通信チャネル割当制御ステップにおいては、上記通
信チャネル割当て方法の変更前後において、上記継続時
間の値を異なる値としている。そして、上記通信チャネ
ル割当制御ステップにおいては、通信中の通信用無線チ
ャネルの少なくとも一部の利用を解除する。上記通信チ
ャネル割当制御ステップにおいては、上記通信中の通信
用無線チャネルの使用を解除させる場合に、上記通信用
無線チャネルの割当てを解除してから再開するまでの最
低休止時間を指定する。
【0064】なお、図4〜図8に示されている動作を実
現するためのプログラムを用意し、これを用いて図1〜
図3の各部を制御すれば、上述と同様のチャネル割当制
御等を行うことができることは明白である。このプログ
ラムは、図9に示されているように、複数の子局と親局
との間に設けられた複数の通信用無線チャネルについ
て、前記親局が所定の通信チャネル割当て方法に応じて
前記複数の通信用無線チャネルの少なくとも1つを前記
複数の子局それぞれに割当てて通信を行う無線データ通
信制御プログラムであって、割当てられた通信用無線チ
ャネルの利用率を測定する利用率測定ステップS91
と、前記利用率測定手段によって測定した利用率に応じ
て前記通信チャネル割当て方法を変更する通信チャネル
割当制御ステップS92とを含むことを特徴とする。そ
して、上記通信チャネル割当制御ステップS92におい
ては、上記測定した利用率に応じて1つの通信用無線チ
ャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、この分割
した通信用サブチャネル単位で子局に割当てるように上
記通信チャネル割当て方法を変更する。また、上記通信
チャネル割当制御ステップS92においては、割当てら
れた通信用無線チャネルを利用した通信中において、そ
の通信用無線チャネルの少なくとも一部を複数の通信用
サブチャネルに分割し、その通信中の子局についてチャ
ネル割当てを上記通信用サブチャネル単位で変更する。
【0065】なお、上記利用率測定ステップS91にお
いては、送信すべきデータが無い状態の継続時間をも測
定し、上記通信チャネル割当制御ステップS92におけ
る通信チャネル割当て方法は、上記継続時間を、上記通
信用無線チャネルの割当てを解除する条件として含む。
さらに、上記通信チャネル割当制御ステップS92にお
いては、上記通信チャネル割当て方法の変更前後におい
て、上記継続時間の値を異なる値としている。そして、
上記通信チャネル割当制御ステップS92においては、
通信中の通信用無線チャネルの少なくとも一部の利用を
解除する。上記通信チャネル割当制御ステップS92に
おいては、上記通信中の通信用無線チャネルの使用を解
除させる場合に、上記通信用無線チャネルの割当てを解
除してから再開するまでの最低休止時間を指定する。
【0066】なお、以上のプログラムを記録するための
記録媒体には、図1〜図3に示されていない半導体メモ
リ、磁気ディスク、光ディスク等の他、種々の記録媒体
を用いることができる。請求項の記載に関し、本発明は
更に以下の態様を採り得る。 (1)複数の子局と親局間に、複数の通信用無線チャネ
ルを有し、前記子局の要求に応じて前記親局が当該子局
に前記通信用無線チャネルのいずれかを割当てて通信を
行う無線データ通信システムにおいて、前記親局に前記
通信用無線チャネルの利用率を測定する機能を具備し、
前記通信用無線チャネルの利用率が所定の閾値を越えた
場合に前記子局への通信チャネル割当て方法を変更する
ことを特徴とする無線データ通信システム。
【0067】(2)前記割当て方法変更後は、1つの通
信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割
し、通信用サブチャネル単位で割当てることを特徴とす
る(1)記載の無線データ通信システム。 (3)前記割当て方法変更後は、全部または一部の通信
中の通信用無線チャネルを複数の通信用サブチャネルに
分割し、当該通信用無線チャネルを利用して通信中の子
局の割当て方法も通信用サブチャネル単位に変更するこ
とを特徴とする(2)記載の無線データ通信システム。
【0068】(4)前記通信用無線チャネルの使用を解
除する条件として、送信すべきデータが無い状態の継続
時間を前記割当て方法の一部として使用し、前記割当て
方法変更の前後で、該送信すべきデータが無い状態の継
続時間を変更することを特徴とする(1)記載の無線デ
ータ通信システム。 (5)複数の子局と親局間に、複数の通信用無線チャネ
ルを有し、前記子局の要求に応じて前記親局が当該子局
に前記通信用無線チャネルのいずれかを割当てて通信を
行う無線データ通信システムにおいて、前記親局に前記
通信用無線チャネルの利用率を測定する機能を具備し、
前記通信用無線チャネルの利用率が所定の閾値を越えた
場合に、通信中の全部または一部の子局の通信用無線チ
ャネルの使用を解除させることを特徴とする無線データ
通信システム。
【0069】(6)前記通信中の全部または一部の子局
の通信用無線チャネルの使用を解除させる場合に、通信
用無線チャネルの割当て要求を再開するまでの最低休止
時間を指定することを特徴とする(5)記載の無線デー
タ通信システム。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の子局と親局との間に複数の通信用無線チャネルを介
し、子局の要求に応じて親局が通信用無線チャネルのい
ずれかを割当てて通信を行う場合に、親局が無線チャネ
ルの割当方法を変更することで、チャネルの使用率向上
を図り有効利用を実現できるという効果がある。そし
て、チャネル割当方法として、サブチャネルを定義して
割当単位とすれば、通信用無線チャネルの共用が可能に
なるという効果がある。また、チャネル保留タイマの変
更指示や割当解除指示により同一チャネルの割当状態が
長時間継続する子局に対する制御や、通信チャネルの空
きが乏しい状態を回避する制御が実現できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線データ通信システムの実施の
一形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1の無線データ通信システムにおける親局の
構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の無線データ通信システムにおける子局の
構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明による無線データ通信システムの第1の
実施例における通信シーケンスを示す図である。
【図5】本発明による無線データ通信システムの第2の
実施例における通信シーケンスを示す図である。
【図6】本発明による無線データ通信システムの第3の
実施例における通信シーケンスを示す図である。
【図7】本発明による無線データ通信システムの第4の
実施例における通信シーケンスを示す図である。
【図8】本発明による無線データ通信システムの第5の
実施例における通信シーケンスを示す図である。
【図9】本発明による無線データ通信制御プログラムの
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−1,1−2 子局 2 制御回線 3−1〜3−N 通信回線 4 親局 11,43 データ送受信部 12 チャネル保留タイマ 41 利用率測定部 42 通信チャネル割当て制御部
フロントページの続き (72)発明者 西 泰樹 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K033 AA01 CA06 CA12 DA17 DB16 EA02 5K067 AA11 BB21 DD51 EE02 EE10 GG06 JJ12 JJ17

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の子局と親局との間に設けられた複
    数の通信用無線チャネルについて、前記親局が所定の通
    信チャネル割当て方法に応じて前記複数の通信用無線チ
    ャネルの少なくとも1つを前記複数の子局それぞれに割
    当てて通信を行う無線データ通信システムであって、割
    当てられた通信用無線チャネルの利用率を測定する利用
    率測定手段と、前記利用率測定手段によって測定した利
    用率に応じて前記通信チャネル割当て方法を変更する通
    信チャネル割当制御手段とを含むことを特徴とする無線
    データ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信チャネル割当制御手段は、前記
    測定した利用率に応じて1つの通信用無線チャネルを複
    数の通信用サブチャネルに分割し、この分割した通信用
    サブチャネル単位で子局に割当てるように前記通信チャ
    ネル割当て方法を変更することを特徴とする請求項1記
    載の無線データ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信チャネル割当制御手段は、割当
    てられた通信用無線チャネルを利用した通信中におい
    て、該通信用無線チャネルの少なくとも一部を複数の通
    信用サブチャネルに分割し、その通信中の子局について
    チャネル割当てを前記通信用サブチャネル単位で変更す
    ることを特徴とする請求項2記載の無線データ通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記利用率測定手段においては、送信す
    べきデータが無い状態の継続時間をも測定し、 前記通信チャネル割当制御手段における通信チャネル割
    当て方法は、前記継続時間を、前記通信用無線チャネル
    の割当てを解除する条件として含むことを特徴とする請
    求項1記載の無線データ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信チャネル割当制御手段は、前記
    通信チャネル割当て方法の変更前後において、前記継続
    時間の値を異なる値としていることを特徴とする請求項
    4記載の無線データ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信チャネル割当制御手段は、通信
    中の通信用無線チャネルの少なくとも一部の利用を解除
    することを特徴とする請求項1記載の無線データ通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記通信チャネル割当制御手段は、前記
    通信中の通信用無線チャネルの使用を解除させる場合
    に、前記通信用無線チャネルの割当てを解除してから再
    開するまでの最低休止時間を指定することを特徴とする
    請求項6記載の無線データ通信システム。
  8. 【請求項8】 複数の子局との間に設けられた複数の通
    信用無線チャネルについて、所定の通信チャネル割当て
    方法に応じて前記複数の通信用無線チャネルの少なくと
    も1つを前記複数の子局それぞれに割当てて通信を行う
    無線データ通信システムにおける親局であって、割当て
    られた通信用無線チャネルの利用率を測定する利用率測
    定手段と、前記利用率測定手段によって測定した利用率
    に応じて前記通信チャネル割当て方法を変更する通信チ
    ャネル割当制御手段とを含むことを特徴とする無線デー
    タ通信システムにおける親局。
  9. 【請求項9】 前記通信チャネル割当制御手段は、前記
    測定した利用率に応じて1つの通信用無線チャネルを複
    数の通信用サブチャネルに分割し、この分割した通信用
    サブチャネル単位で子局に割当てるように前記通信チャ
    ネル割当て方法を変更することを特徴とする請求項8記
    載の無線データ通信システムにおける親局。
  10. 【請求項10】 前記通信チャネル割当制御手段は、割
    当てられた通信用無線チャネルを利用した通信中におい
    て、該通信用無線チャネルの少なくとも一部を複数の通
    信用サブチャネルに分割し、その通信中の子局について
    チャネル割当てを前記通信用サブチャネル単位で変更す
    ることを特徴とする請求項9記載の無線データ通信シス
    テムにおける親局。
  11. 【請求項11】 前記利用率測定手段においては、送信
    すべきデータが無い状態の継続時間をも測定し、 前記通信チャネル割当制御手段における通信チャネル割
    当て方法は、前記継続時間を、前記通信用無線チャネル
    の割当てを解除する条件として含むことを特徴とする請
    求項8記載の無線データ通信システムにおける親局。
  12. 【請求項12】 前記通信チャネル割当制御手段は、前
    記通信チャネル割当て方法の変更前後において、前記継
    続時間の値を異なる値としていることを特徴とする請求
    項11記載の無線データ通信システムにおける親局。
  13. 【請求項13】 前記通信チャネル割当制御手段は、通
    信中の通信用無線チャネルの少なくとも一部の利用を解
    除することを特徴とする請求項8記載の無線データ通信
    システムにおける親局。
  14. 【請求項14】 前記通信チャネル割当制御手段は、前
    記通信中の通信用無線チャネルの使用を解除させる場合
    に、前記通信用無線チャネルの割当てを解除してから再
    開するまでの最低休止時間を指定することを特徴とする
    請求項13記載の無線データ通信システムにおける親
    局。
  15. 【請求項15】 複数の子局と親局との間に設けられた
    複数の通信用無線チャネルについて、前記親局が所定の
    通信チャネル割当て方法に応じて前記複数の通信用無線
    チャネルの少なくとも1つを前記複数の子局それぞれに
    割当てて通信を行う無線データ通信方法であって、割当
    てられた通信用無線チャネルの利用率を測定する利用率
    測定ステップと、前記利用率測定手段によって測定した
    利用率に応じて前記通信チャネル割当て方法を変更する
    通信チャネル割当制御ステップとを含むことを特徴とす
    る無線データ通信方法。
  16. 【請求項16】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記測定した利用率に応じて1つの通信用無
    線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、この
    分割した通信用サブチャネル単位で子局に割当てるよう
    に前記通信チャネル割当て方法を変更することを特徴と
    する請求項15記載の無線データ通信方法。
  17. 【請求項17】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、割当てられた通信用無線チャネルを利用した
    通信中において、該通信用無線チャネルの少なくとも一
    部を複数の通信用サブチャネルに分割し、その通信中の
    子局についてチャネル割当てを前記通信用サブチャネル
    単位で変更することを特徴とする請求項16記載の無線
    データ通信方法。
  18. 【請求項18】 前記利用率測定ステップにおいては、
    送信すべきデータが無い状態の継続時間をも測定し、 前記通信チャネル割当制御ステップにおける通信チャネ
    ル割当て方法は、前記継続時間を、前記通信用無線チャ
    ネルの割当てを解除する条件として含むことを特徴とす
    る請求項15記載の無線データ通信方法。
  19. 【請求項19】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記通信チャネル割当て方法の変更前後にお
    いて、前記継続時間の値を異なる値としていることを特
    徴とする請求項18記載の無線データ通信方法。
  20. 【請求項20】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、通信中の通信用無線チャネルの少なくとも一
    部の利用を解除することを特徴とする請求項15記載の
    無線データ通信方法。
  21. 【請求項21】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記通信中の通信用無線チャネルの使用を解
    除させる場合に、前記通信用無線チャネルの割当てを解
    除してから再開するまでの最低休止時間を指定すること
    を特徴とする請求項20記載の無線データ通信方法。
  22. 【請求項22】 複数の子局と親局との間に設けられた
    複数の通信用無線チャネルについて、前記親局が所定の
    通信チャネル割当て方法に応じて前記複数の通信用無線
    チャネルの少なくとも1つを前記複数の子局それぞれに
    割当てて通信を行うための無線データ通信制御プログラ
    ムであって、割当てられた通信用無線チャネルの利用率
    を測定する利用率測定ステップと、前記利用率測定手段
    によって測定した利用率に応じて前記通信チャネル割当
    て方法を変更する通信チャネル割当制御ステップとを含
    むことを特徴とする無線データ通信制御プログラム。
  23. 【請求項23】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記測定した利用率に応じて1つの通信用無
    線チャネルを複数の通信用サブチャネルに分割し、この
    分割した通信用サブチャネル単位で子局に割当てるよう
    に前記通信チャネル割当て方法を変更することを特徴と
    する請求項22記載の無線データ通信制御プログラム。
  24. 【請求項24】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、割当てられた通信用無線チャネルを利用した
    通信中において、該通信用無線チャネルの少なくとも一
    部を複数の通信用サブチャネルに分割し、その通信中の
    子局についてチャネル割当てを前記通信用サブチャネル
    単位で変更することを特徴とする請求項23記載の無線
    データ通信制御プログラム。
  25. 【請求項25】 前記利用率測定ステップにおいては、
    送信すべきデータが無い状態の継続時間をも測定し、 前記通信チャネル割当制御ステップにおける通信チャネ
    ル割当て方法は、前記継続時間を、前記通信用無線チャ
    ネルの割当てを解除する条件として含むことを特徴とす
    る請求項22記載の無線データ通信制御プログラム。
  26. 【請求項26】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記通信チャネル割当て方法の変更前後にお
    いて、前記継続時間の値を異なる値としていることを特
    徴とする請求項25記載の無線データ通信制御プログラ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、通信中の通信用無線チャネルの少なくとも一
    部の利用を解除することを特徴とする請求項22記載の
    無線データ通信制御プログラム。
  28. 【請求項28】 前記通信チャネル割当制御ステップに
    おいては、前記通信中の通信用無線チャネルの使用を解
    除させる場合に、前記通信用無線チャネルの割当てを解
    除してから再開するまでの最低休止時間を指定すること
    を特徴とする請求項27記載の無線データ通信制御プロ
    グラム。
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