JP2001244908A - 通信システムおよびタイムスロット割当方法 - Google Patents

通信システムおよびタイムスロット割当方法

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JP2001244908A
JP2001244908A JP2000054081A JP2000054081A JP2001244908A JP 2001244908 A JP2001244908 A JP 2001244908A JP 2000054081 A JP2000054081 A JP 2000054081A JP 2000054081 A JP2000054081 A JP 2000054081A JP 2001244908 A JP2001244908 A JP 2001244908A
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孝史 川端
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拓也 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のタイムスロット割当方法では、伝送帯
域非保証型の割当要求が複数あったとしてもそれぞれに
対してタイムスロットを割り当て難いなどの課題があっ
た。 【解決手段】 複数のフレーム毎にそれぞれのデータ量
に基づいて上り送信データの割当を行うと共に、各フレ
ーム毎に順番に下り送信データの割当を行うものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯電話通信シス
テムなどのように、複数のタイムスロットからなるフレ
ームを基本通信単位として基地局(BSE:Base
StationEquipment)と複数の加入者局
(CPE:Customer Premises Eq
uipment)との間で同一の回線を用いてデータ送
受信を行う通信システムおよびタイムスロット割当方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は上り回線と下り回線が時分割デ
ュプレクス(TDD:Time Division D
uplex)された同一の無線回線を用いて基地局と複
数の加入者局との間でデータ送受信を行う従来の通信シ
ステムの構成を示すブロック図である。図において、4
2は基地局、43はこの基地局42と無線回線でデータ
を送受信する3台分の加入者局、44a,44b,44
cはそれぞれ下り送信バッファ、45は基地局スロット
割当装置、46は時分割多重方式(TDM:Time
Division Multiplex)にて複数の下
り送信バッファ44a,44b,44cのデータを送信
するとともに加入者局からのデータを受信する基地局入
出力装置、47a,47b,47cはそれぞれ上り送信
バッファ、48a,48b,48cはそれぞれ加入者局
スロット割当装置、49はランダムアクセス方式(S−
ALOHA:Slotted ALOHA)を用いた要
求時割当−時分割多元接続方式(DA−TDMA)を用
いてそれぞれの上り送信バッファ47a,47b,47
cのデータを送信するとともに基地局からのデータを受
信する加入者局入出力装置である。
【0003】次に動作について説明する。下り送信バッ
ファ44a,44b,44cにデータが蓄積されると、
基地局スロット割当装置45はフレーム周期毎に次のフ
レームにおける下り回線のタイムスロット割当を行う。
そして、次のフレームにおいて、基地局入出力装置46
はこの割当に基づいて各下り送信バッファ44a,44
b,44cのデータを無線送信し、各加入者局入出力装
置49はこれを受信する。
【0004】図11は通信システムにおける上りデータ
通信処理を示す上りスロット割当シーケンスである。同
図において、(a)は左から右へ時間が進むように記載
されたフレーム周期、(b)は基地局42の動作、
(c)は加入者局の動作である。そして、上り送信バッ
ファ47a,47b,47cにデータが蓄積されると
(T43)、これに対応する加入者局スロット割当装置
48a,48b,48cから基地局スロット割当装置4
5へ上り回線の所定のタイムスロットを用いて割当要求
信号が送信される(T44)。この割当要求信号に基づ
いて基地局スロット割当装置45はフレーム周期毎に次
のフレームにおける上り回線のタイムスロット割当を行
い、その結果を割当通知信号として下り回線を用いて各
加入者局スロット割当装置48a,48b,48cへ送
信する(T45)。そして、次のフレームにおいて、加
入者局入出力装置49はそれぞれの加入者局スロット割
当装置48a,48b,48cの制御に基づいてそれぞ
れの上り送信バッファ47a,47b,47cにデータ
を所定のタイムスロットを用いて無線送信し、基地局入
出力装置46はこれを受信する(T46)。なお、この
ように制御信号とデータとは同一の回線で送受信されて
いる。
【0005】図12は従来の上り回線におけるタイムス
ロット割当処理を示すフローチャートである。当該割当
処理は基地局スロット割当装置45において各フレーム
毎に各加入者局毎に繰り返して実施される。図におい
て、ST32はUBR(Unspecified Bi
t Rate)のように伝送帯域非保証型のデータフロ
ーであるか否かを判断するデータ種別判断ステップ、S
T33は現在割当を行っているフレームの残りタイムス
ロット数で当該伝送帯域非保証型のデータを送信できる
か否かを判断する割当可能性判断ステップ、ST34は
当該加入者局に対するタイムスロットの割当を行う割当
ステップ、ST35は当該割当スロットを当該加入者局
に通知する通知ステップである。
【0006】また、ST36は伝送帯域保証型のデータ
フローである場合に、最大伝送速度に相当するスロット
数が複数のフレーム内で割当可能か否かを判断するデー
タ帯域判断ステップ、ST37はこのデータフローの種
類がCBR(Constant Bit Rate)あ
るいはVBR(Variable Bit Rate)
のいずれであるのかを判断するデータ種別判断ステッ
プ、ST38はCBRのデータフローに対して固定レー
トでタイムスロットの割当を行う割当ステップ、ST3
9はVBRのデータフローに対してマルチフレーム単位
で一定レートでタイムスロットの割当を行う割当ステッ
プ、ST40は割当拒否処理を行う割当拒否ステップで
ある。なお、割当ステップST38、割当ステップST
39や割当拒否ステップST40の結果についても通知
ステップST35にて加入者局に対して通知がなされ
る。
【0007】なお、このようにフレームごとなどの短い
周期でタイムスロットなどの無線リソースの割当を変更
する技術は、ダイナミックスロットアサイン(DSA:
Dynamic Slot Assign)やダイナミ
ックリソース割当などと呼ばれており、例えば特開平9
−18435号公報、特開平11−69431号公報、
特開平11−178049号公報などにおいて開示され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信システムお
よびタイムスロット割当方法は以上のように構成されて
いるので、以下のような課題があった。
【0009】第一に、ABRやUBR(Unspeci
fied Bit Rate)などの伝送帯域非保証型
の割当要求があるとそれが優先的にフレームのスロット
に割り当てられてしまうので、2つ目以降の伝送帯域非
保証型のデータフローに対してタイムスロットを割り当
てることが難しい。
【0010】第二に、タイムスロットが割り当てられな
い場合には、TCP/IPの応答パケットなどが発生し
た場合にはそれをただちに送信することができない場合
があり、そのような場合には当該応答パケットの遅延な
どに起因する伝送レートの低下が生じてしまったり、ラ
ウンドトリップ時間が安定しないので適切なタイムアウ
ト時間を計測することができなくなってしまう。
【0011】第三に、割当要求が拒否されると割当要求
などの管理情報の通信においてランダムアクセスチャネ
ルなどを利用して上り送信データを再送しなければなら
ない。その結果、確実に通信することができない。
【0012】第四に、フレーム毎に割当処理を実施して
いるので、十分な割当処理時間を確保することができ
ず、例えタイムスロットに空きが残っていたとしてもそ
れにデータを割り当てることができない。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、伝送帯域非保証型の割当要求
が複数あったとしてもそれぞれに対してタイムスロット
を割り当てることができ、TCP/IPの応答パケット
などが発生した場合にはそれをただちに送信することが
でき、ランダムアクセスチャネルなどを利用しなくとも
確実に通信することができ、しかも、十分な割当処理時
間を確保することができる通信システムおよびタイムス
ロット割当方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信シス
テムは、複数のタイムスロットからなるフレームを基本
通信単位として基地局と複数の加入者局との間で同一の
周波数を用いてデータ送受信を行う通信システムにおい
て、基地局において各加入者局毎への下り送信データを
蓄積する複数の下り送信バッファと、基地局において上
記フレームの送信周期毎に動作し、複数の下り送信バッ
ファにおいて下り送信データが蓄積されたら順番に上記
タイムスロットを割り当てる下り回線スロット割当手段
と、基地局において上記フレーム毎のタイムスロット割
当に基づいて上記複数の下り送信バッファに蓄積された
下り送信データを上記回線に出力する基地局入出力装置
と、各加入者局において基地局への上り送信データを蓄
積する上り送信バッファと、各加入者局においてそれぞ
れの上り送信バッファに上り送信データが蓄積されたら
割当要求信号を出力する加入者局スロット割当装置と、
基地局において複数のフレームの送信周期毎に動作し、
1乃至複数の割当要求信号に基づいて上記複数のフレー
ムの各フレームにおいてそれぞれに対してタイムスロッ
トが割り当てられるように上記タイムスロットを割り当
てる上り回線スロット割当手段と、各加入者局において
上記複数のフレーム毎のタイムスロット割当に基づいて
複数のフレームにおいて連続してそれぞれの上り送信バ
ッファに蓄積された上り送信データを上記回線に出力す
る加入者局入出力装置とを備えるものである。
【0015】この発明に係る通信システムは、上り回線
スロット割当手段が、それぞれの上り送信バッファに蓄
えられている上り送信データ量の比に基づいて各フレー
ムにおいてタイムスロットを割り当てるものである。
【0016】この発明に係る通信システムは、上り回線
スロット割当手段が、それぞれの上り送信バッファにお
いてそれぞれの上限値を超える上り送信データ量がある
場合にはその上限値をリミットとしてタイムスロットを
割り当てるものである。
【0017】この発明に係る通信システムは、上り回線
スロット割当手段が、最低でも2つ以上のタイムスロッ
トが割り当たるように上り送信データ量の比に基づいて
各加入者局毎に順番にタイムスロットを割り当てるとと
もに、前回の割当処理において割り当てることができな
かった加入者局から順番にタイムスロットを割り当てる
ものである。
【0018】この発明に係る通信システムは、下り回線
スロット割当手段が、それぞれの上り送信バッファに対
して、それぞれの上限値の範囲内のタイムスロット数毎
に順番にタイムスロットを割り当てるものである。
【0019】この発明に係る通信システムは、下り回線
スロット割当手段が、前回の割当処理において上限値の
範囲内での所望のタイムスロット数を割り当てることが
できなかった加入者局から順番にタイムスロットを割り
当てるものである。
【0020】この発明に係るタイムスロット割当方法
は、複数のタイムスロットからなるフレームを基本単位
として基地局から複数の加入者局への下り送信データの
タイムスロットおよび複数の加入者局から基地局への上
り送信データのタイムスロットを割り当てるタイムスロ
ット割当方法において、複数の下り送信データに対して
は、各フレーム毎に順番にタイムスロットを割り当てる
ととともに、複数の上り送信データに対しては、複数の
フレーム毎にそれぞれのフレームにおいてそれぞれに対
してタイムスロットが割り当てられるように上記タイム
スロットを割り当てるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による無
線通信システムの構成を示すシステム構成図である。当
該無線通信システムは、複数のタイムスロットからなる
フレーム周期を基本単位として通信制御を行うものであ
る。図において、1a,・・・,1cはそれぞれ端末装
置、2はこの複数の端末装置1a,・・・,1cとの間
でデータを送受信するネットワーク、3はこのネットワ
ーク2に接続され、上記送受信データを無線回線で送受
信するとともに当該無線回線に対する回線設定(スロッ
ト割当など)を行う基地局、4a,・・・,4cはそれ
ぞれ各端末装置(1a,・・・,1c)と1対1対応に
設けられ、上記基地局3との間で上記送受信データを無
線回線で送受信する加入者局である。なお、以下におい
て、基地局3から無線端末4への送信を下り、その逆を
上りと呼ぶ。
【0022】図2はこの発明の実施の形態1による無線
通信システムにおけるフレーム構成を示す説明図であ
る。図において、5はそれぞれタイムスロット、6はフ
レーム、7はフレーム6の先頭に割り当てられたBチャ
ネル、8はRチャネル、9はUupチャネル、10はU
ucチャネル、11はUdチャネルである。なお、12
はRチャネル8とUupチャネル9とからなるランダム
アクセス方式(S−ALOHA:Slotted AL
OHA)のチャネルであり、Uucチャネル10は要求
時割当−時分割多元接続方式(DA−TDMA:Dem
and Assignment−Time Divis
ion Multiple Access)方式に用い
られ、Udチャネル11は時分割多重(TDD:Tim
e Division Duplex)方式に用いられ
る。また、Bチャネル7およびRチャネル8は下り/上
り制御回線として用いられ、Uupチャネル9およびU
ucチャネル10は上り制御回線/通信回線として用い
られ、Udチャネル11は下り制御回線/通信回線とし
て用いられる。このように上り回線と下り回線とが同一
の通信回線を時分割で利用する方式は時分割デュプレク
ス(TDD:TimeDivision Duple
x)と呼ばれている。
【0023】なお、同図において、13はUucチャネ
ル10に割り当てられた上りバースト、14はUdチャ
ネル11に割り当てられた下りバースト、15はガード
タイム、同期シンボル、制御回線などからなる先頭スロ
ット、16は送受信データが書き込まれた後続スロット
である。
【0024】図3はこの発明の実施の形態1による無線
通信システムにおいて、基地局3の通信範囲内に3台の
加入者局4a,・・・,4cが存在する場合の構成を示
すブロック図である。図において、17は基地局、18
はこの基地局17と上記無線回線でデータを送受信する
3台分の加入者局、19a,19b,19cはそれぞれ
ネットワーク2から各端末装置1a,・・・,1cへの
下り送信データが一時的に蓄積される下り送信バッフ
ァ、20a,20b,20cはそれぞれ各端末装置1
a,・・・,1cからネットワーク2への上り送信デー
タが一時的に蓄積される上り送信バッファ、21はUd
チャネル11のタイムスロットを用いて下り送信バッフ
ァ19a,19b,19cのデータを無線送信するとと
もに、Uupチャネル9やUucチャネル10のタイム
スロットに割り当てられた上り送信バッファ20a,2
0b,20cのデータを受信する基地局入出力装置、2
2は上記下り送信バッファ19a,19b,19cのデ
ータを受信するとともに、上記上り送信バッファ20
a,20b,20cのデータをUupチャネル9やUu
cチャネル10のタイムスロットに割り当てて無線送信
する加入者局入出力装置である。
【0025】また、23a,23b,23cはそれぞ
れ、それぞれに対応する上り送信バッファ20a,20
b,20cにデータが蓄えられた際に蓄えられているデ
ータ量情報を含む割当要求信号をRチャネル8およびU
upチャネル9などを用いて無線送信し、自身に対する
割当通知信号を受信したらそこで指定されているタイム
スロット(Uucチャネル10内のタイムスロット)を
利用して送信するように加入者局入出力装置22へ制御
信号を出力する加入者局スロット割当装置である。
【0026】24はUucチャネル10およびUdチャ
ネル11のタイムスロットを管理し、データが蓄えられ
ている各下り送信バッファ19a,19b,19cのデ
ータの送信タイミングをUdチャネル11に割り当てて
その情報を基地局入出力装置21に出力し、上記割当要
求信号を受信した加入者局4a,・・・,4cに対して
データの送信タイミングとしてUucチャネル10内の
タイムスロットを割り当て、そのタイムスロットの割当
通知信号をRチャネル8およびUupチャネル9などを
用いて無線送信する基地局スロット割当装置である。ま
た、25は上記Uucチャネル10に対する割当処理を
実施する上り回線スロット割当手段、26は上記Udチ
ャネル11に対する割当処理を実施する下り回線スロッ
ト割当手段である。
【0027】次に動作について説明する。図4は図3に
示した無線通信システムにおける下りデータ通信処理を
示す下りスロット割当シーケンスである。同図におい
て、(a)は左から右へ時間が進むように記載されたフ
レーム周期、(b)は基地局3の動作、(c)は第一の
加入者局の動作、(d)は第二の加入者局の動作、
(e)は第三の加入者局の動作である。また、この実施
の形態1では6つの連続するフレーム6が1つのマルチ
フレームとして定義されている。
【0028】そして、この実施の形態1の無線通信シス
テムでは、下り回線スロット割当手段26は、各フレー
ム6毎にその最後において動作し、次のフレーム6にお
いてデータを送信する下り送信バッファ(例えば19
a)を1つ選択し、これに蓄えられたデータを基地局入
出力装置21に出力させるように設定する。なお、その
選択の際に複数の下り送信バッファ(例えば19aと1
9b)にデータが蓄積されている場合には、予め定めら
れた順番(例えばバッファの順番)に従って順次1つの
下り送信バッファ(例えば19a)を選択するようにし
ても、あるいは、データが蓄積された順番に従って順次
1つの下り送信バッファ(例えば19a)を選択するよ
うにしてもよい。また、1つのフレーム6のUdチャネ
ル11ではタイムスロットが不足する場合には、複数の
フレーム6,・・・,6を当該下り送信バッファ(19
a)のために割り当てる必要があるが、この場合にはそ
の下り送信バッファ(19a)が終了してから次の下り送
信バッファ(19b)を選択する。逆に、最初に選択した
下り送信バッファ(19a)のデータ量が次のフレーム6
のUdチャネル11で送信可能なデータ量よりも少なく
その結果2つ以上のタイムスロット5,・・・,5が残
る場合には最終的な残余スロットが1つ以下となるまで
順次上記順番において次となる下り送信バッファ(19
b)を選択して割り当てる。
【0029】そのため、例えば同図に示すように、マル
チフレーム0のフレーム0内(以下これを(0−0)フ
レームとよぶ。他も同様)のタイミングT1において第
一の加入者局へのデータが下り送信バッファ19aに書
き込まれると、当該(0−1)フレームに先だって下り
回線スロット割当手段26が動作し、基地局入出力装置
21はそれに従って当該下り送信バッファ(19a)の
データを(0−1)フレームのUdチャネル11を用い
て下りバースト14による無線送信を行う(T2)。第
一の加入者局の加入者局入出力装置22は、この下りバ
ースト14の先頭スロット15に含まれる制御回線や同
期シンボルを用いて当該下りバースト14が自身宛ての
ものであることを判断し、それに続いて受信した1乃至
複数の後続スロット16,・・・,16のペイロードか
らデータを抽出し、これを端末装置(1a)へ出力す
る。
【0030】同様に、(0−1)フレームのタイミング
T3において第二の加入者局へのデータが下り送信バッ
ファ19bに書き込まれると、下り回線スロット割当手
段26が(0−2)フレームのUdチャネル11をそれ
に割り当て、基地局入出力装置21は当該Udチャネル
11において上記下り送信バッファ19bのデータを無
線送信し、第二の加入者局の加入者局入出力装置22は
これを受信して端末装置(1a)へ出力する(T4)。
また、(0−3)フレームのタイミングT5において第
三の加入者局へのデータが下り送信バッファ19cに書
き込まれると、下り回線スロット割当手段26が(0−
4)フレームのUdチャネル11をそれに割り当て、基
地局入出力装置21は当該Udチャネル11において上
記下り送信バッファ19cのデータを無線送信し、第三
の加入者局の加入者局入出力装置22はこれを受信して
端末装置(1a)へ出力する(T6)。
【0031】また、(0−5)フレームのタイミングT
7〜T9において第一の加入者局、第二の加入者局およ
び第三の加入者局へのデータがそれぞれの下り送信バッ
ファ19a,19b,19cに書き込まれると、当該フ
レームにおいて下り回線スロット割当手段26は最初に
書込まれた第一の加入者局へのデータを次の(1−0)
フレームのUdチャネル11に割り当て、基地局入出力
装置21は当該Udチャネル11において上記下り送信
バッファ19aのデータを無線送信する(T10)。そ
して、この(1−0)フレームにおいて送信が完了しな
い場合には下り回線スロット割当手段26は更に次の
(1−1)フレームを当該下り送信バッファ19aのデ
ータ送信に割り当てる(T11)。この送信で当該下り
送信バッファ19aのデータ送信が完了すると、下り回
線スロット割当手段26は、次の(1−2)フレームを
次にデータ書込みがなされた上記下り送信バッファ19
bに割り当て、このデータ送信が完了するまで((1−
3)フレームまで)当該データの割当を続ける(T1
2,T13)。同様の処理で下り回線スロット割当手段
26は、(1−4)フレームおよび(1−5)フレーム
を三番目に書込みがなされたデータ送信に割り当てる
(T14,T15)。
【0032】図5は図3に示した無線通信システムにお
ける上りデータ通信処理を示す上りスロット割当シーケ
ンスである。そして、この実施の形態1の無線通信シス
テムでは、上り回線スロット割当手段25は、6つのフ
レーム6(1つのマルチフレーム)毎にその4番目のフ
レーム(例えば(1−3)フレーム)において動作し、
それまでに入力された各加入者局(4a)からの割当要
求信号に基づいて次のマルチフレーム(次の6つのフレ
ーム)のUucチャネル10,・・・,10におけるス
ロット割当を行い、これを各マルチフレームの5番目の
フレーム(例えば(1−4)フレーム)のUdチャネル
11においてそれぞれの加入者局入出力装置22へ無線
送信する。
【0033】なお、上り回線スロット割当手段25は、
その動作の際に複数の割当要求信号が入力されていた場
合には、それぞれの蓄積データ量に応じたタイムスロッ
ト割当を行う。具体的には、複数の割当要求信号におい
てトータルに要求される上りデータ量を演算し、これを
次の6つのフレーム6におけるUucチャネル10のタ
イムスロット数での送信可能データ量で除算し、この比
率に基づいて各フレーム毎にタイムスロットの割当を行
う。このとき、実際の割当においては、予め定められた
順番あるいは割当要求信号の受信した順番に従って、上
記比率に基づいて2以上の整数個のタイムスロットを各
加入者局に1つずつ順番に割り当てることになるので、
上記比率が整数値でないような場合においては後から割
り当てる加入者局のタイムスロットが確保できないよう
な場合がある。このような際には次のマルチフレームに
おいては割り当てられなかった加入者局を優先的に割り
当てるように上記順番の先頭にもってくるように処理を
行う。
【0034】そのため、例えば同図に示すように、(0
−0)フレームのタイミングT16〜T18において各
加入者局(4a)の上り送信バッファ(例えば20a)
にデータ書込みがなされ、(0−1)フレームのタイミ
ングT19〜T21において各加入者局スロット割当装
置(例えば23a)からRチャネル8およびUupチャ
ネル9(ランダムアクセス回線)などを用いて割当要求
信号が無線送信され、基地局スロット割当装置24はこ
れを受け付ける。その後、上り回線スロット割当手段2
5は(0−3)フレームにおいて上記割当処理を実行
し、これに基づいて(0−3)フレームのタイミングT
22〜T24において上記各加入者局スロット割当装置
(例えば23a)へUdチャネル11などを用いて無線
送信する。
【0035】そして、(1−0)フレーム(次のマルチ
フレーム)になると各加入者局入出力装置22は上記割
当に従ってUucチャネル10内の所定のタイムスロッ
トにおいてそれぞれの上り送信バッファ20a,20
b,20cに蓄積されていたデータを無線送信し、基地
局入出力装置21はこれを受信してネットワーク2側に
出力する(T25〜T27)。同様の処理が(1−1)
フレームから(1−5)フレームにおいて繰り返される
(T28〜T42)。
【0036】なお、加入者局スロット割当装置23a,
23b,23cは、それぞれの上り送信バッファ20
a,20b,20cにデータが残っている間は各フレー
ム6毎にそのデータ量情報を含む割当要求信号を出力す
る。そのため、上り回線スロット割当手段25は、各フ
レーム6毎に同一の加入者局スロット割当装置23a,
23b,23cから割当要求信号を受信することにな
る。他方で、この上り回線スロット割当手段25は6フ
レーム毎に割当処理を実行する。このことは、上り送信
バッファ(20a)にデータが残っている加入者局(4
a)は継続的に上り回線を確保することになり、割当要
求信号などの上り制御信号を確実に送信できることにな
る。
【0037】図6はこの発明の実施の形態1によるUu
cチャネル10およびUdチャネル11のタイムスロッ
ト割当の一例を示す説明図である。同図では、Uucチ
ャネル10およびUdチャネル11はそれぞれ14個ず
つのタイムスロットからなる例である。図において、2
7はマルチフレームの最初のフレーム6でのUucチャ
ネル10のタイムスロット割当例、28はマルチフレー
ムの二番目のフレーム6でのUucチャネル10のタイ
ムスロット割当例、29はマルチフレームの三番目のフ
レーム6でのUucチャネル10のタイムスロット割当
例、30はマルチフレームの四番目のフレーム6でのU
ucチャネル10のタイムスロット割当例、31はマル
チフレームの五番目のフレーム6でのUucチャネル1
0のタイムスロット割当例、32はマルチフレームの六
番目のフレーム6でのUucチャネル10のタイムスロ
ット割当例、33はマルチフレームの最初のフレーム6
でのUdチャネル11のタイムスロット割当例、34は
マルチフレームの二番目のフレーム6でのUdチャネル
11のタイムスロット割当例、35はマルチフレームの
三番目のフレーム6でのUdチャネル11のタイムスロ
ット割当例、36はマルチフレームの四番目のフレーム
6でのUdチャネル11のタイムスロット割当例、37
はマルチフレームの五番目のフレーム6でのUdチャネ
ル11のタイムスロット割当例、38はマルチフレーム
の六番目のフレーム6でのUdチャネル11のタイムス
ロット割当例である。
【0038】そして、同図の符号27から32に示すよ
うに、この実施の形態1によるタイムスロットの割当に
おいては、6つのフレーム6において割当要求信号を受
け付けた3つの加入者局4a,・・・,4cに対して同
様の上りタイムスロットが割り当てられ、符号33から
38に示すように、6つのフレーム6において3つの加
入者局4a,・・・,4cに対して順番に下りタイムス
ロットが割り当てられている。また、下りタイムスロッ
トでは、1つのUdチャネル11にデータが収まりきら
ない場合には複数のUdチャネル11に続けて割り当て
られ、2つ以上の空きタイムスロット5が生じた場合に
は1つのUdチャネル11に他の下り送信バッファ19
a,19b,19cのデータが続けて割り当てられてい
る。
【0039】以上のように、この実施の形態1では、上
り回線スロット割当手段25は、Uucチャネル10を
それぞれの上り送信バッファ20a,20b,20cに
滞留しているデータ量の比に基づいて割り当てるので、
UBR(Unspecified Bit Rate:
ATM(Asynchronous Transfer
Mode)の1サービスカテゴリ)などの伝送帯域非
保証型の割当要求が複数あった場合であっても、それぞ
れについてタイムスロット5を割り当てて、それぞれの
伝送帯域をそれぞれのデータ量に応じて確保することが
できる効果がある。
【0040】また、下り回線スロット割当手段26は、
フレーム6毎に下り送信バッファ19a,19b,19
cに滞留しているデータをUdチャネル11に割り当て
て送信させるので、スロットを無駄に割り当てることが
無く、送信すべきデータが発生した場合に即座に送信す
ることができる。特に、このように下り回線スロット割
当手段26においてはフレーム6毎に各加入者局(4
a)に対する下り送信データの割当をしつつも、上り回
線スロット割当手段25は当該加入者局(4a)に対す
るタイムスロット5(帯域)をマルチフレーム毎に確保
しているので、バースト衝突や不達の恐れが高いRチャ
ネル8やUupチャネル9(ランダムアクセスチャネ
ル)を使用することなく、上記連続的に確保されたUu
cチャネル10のタイムスロットを利用することがで
き、TCP/IPの応答パケットなどが発生した場合に
はそれをただちに送信することが可能であるので、当該
応答パケットの遅延などに起因する伝送レートの低下
や、ラウンドトリップ時間を短い時間に安定させること
ができ、TCP/IPの再送実行までのタイムアウト時
間をその時々の通信状態において安定した正確なものと
することができる効果がある。
【0041】更に、下り回線スロット割当手段26はフ
レーム6毎に割当処理を実施しているが、単に下り送信
データの発生に基づいて順番に、且つ、前のデータが終
了したら次のデータを送信するように割り当てているの
で、例えば従来のようにその割当の際に発生している全
ての下り送信データ量を調査し、更に総合的に勘案して
割当を行った場合のように、割当処理時間を確保するこ
とができないという問題を生ずることもない。
【0042】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による無線通信システムにおいて、基地局の通信範
囲内に3台の加入者局が存在する場合の構成を示すブロ
ック図である。図において、39は上り最大送信データ
量制限値や下り最大送信データ量制限値を含むユーザパ
ラメータ(加入者情報)を各加入者局毎に保持する加入
者情報保持手段、40は各加入者毎に当該上り最大送信
データ量制限値を考慮してUucチャネル10に対する
割当処理を実施する上り回線スロット割当手段、41は
各加入者毎に当該下り最大送信データ量制限値を考慮し
てUdチャネル11に対する割当処理を実施する下り回
線スロット割当手段である。これ以外の構成は実施の形
態1と同様であり説明を省略する。
【0043】次に動作について説明する。図8はこの発
明の実施の形態2の下り回線スロット割当手段41によ
る割当処理を示すフローチャートである。当該割当処理
は各フレーム6において実施される。図において、ST
1は基地局3において複数の加入者局4a,・・・,4
cを識別するために用いられる識別番号にその初期値
(開始加入者局識別番号)を代入する識別番号初期設定
ステップ、ST2は当該初期値となった加入者局(4
a)への下り送信バッファ19a,19b,19cに蓄
えられている全てのデータを送信できる最小限のタイム
スロット数を割当期待数として求める初期割当期待数演
算ステップ、ST3はこの割当期待数が0よりも大きい
か否かに基づいてデータ送信が必要か否かを判断するデ
ータ送信判断ステップ、ST4は上り割当情報などの制
御信号の送信が必要か否かを判断する制御信号送信判断
ステップ、ST5は識別番号を次の加入者局(4b)の
ものに変更する識別番号更新ステップ、ST6は登録数
に基づいて基地局3に登録されている全ての加入者局4
a,・・・,4cについて処理を繰り返したか否かを判
断するループ判断ステップである。
【0044】ST7は初期割当期待数演算ステップST
2における割当期待数がその加入者局(4a)の下り最
大送信データ量制限値よりも大きいか否かを判断する最
大値判断ステップ、ST8は割当期待数がその下り最大
送信データ量制限値よりも大きい場合に割当期待数を当
該下り最大送信データ量制限値に変更する割当期待数変
更ステップ、ST9は更新された識別番号が開始加入者
局識別番号であるか否かを判断する識別番号判断ステッ
プ、ST10は更新された識別番号が開始加入者局識別
番号である場合に前回の割当で不足していた割当数を割
り当てる不足数割当ステップ、ST11は割当期待数が
空きスロット数よりも大きいか否かを判断する空きスロ
ット数決定ステップ、ST12は割当期待数を当該空き
スロット数に変更するとともに割当期待数から空きスロ
ット数を減算して上記不足割当数を演算する最終割当ス
ロット数演算ステップ、ST13はこの割当期待数だけ
のタイムスロット5を当該識別番号の加入者局(4a)
への下りデータ送信のために割り当てる割当ステップで
ある。また、ST14は制御信号を送信するために割当
期待数を1に設定する制御信号送信時割当期待数設定ス
テップであり、この場合にも割当ステップST13にお
いて割当期待数だけのタイムスロット5を当該識別番号
の加入者局(4a)への下りデータ送信のために割り当
てられる。
【0045】ST15は上記割当の結果まだ2以上のタ
イムスロット5,・・・,5の空きがあるか否かを判断
する空きスロット数判断ステップ、ST16はタイムス
ロットの空きが1つ以下となった場合に最後に割当を行
った識別番号の次の番号を開始加入者局識別番号として
登録する開始識別番号更新ステップである。なお、空き
スロット数判断ステップST15において2以上のタイ
ムスロット5,・・・,5に空きがある場合には識別番
号更新ステップST5へ進む。
【0046】以上の処理により、各フレーム6のUdチ
ャネル11には、その空きスロット数が1以下となるま
で、複数の下り送信バッファ19a,19b,19cの
データがそれぞれの最大送信データ量制限値を最大とす
るスロット数毎に順番に割り当てられることになる。従
って、いずれかの下り送信バッファ19a,19b,1
9cに大量の下り送信データが蓄積されたとしても、当
該下り送信バッファ19a,19b,19cのデータに
よりUdチャネル11が占有されてしまうことがなく、
他の下り送信バッファ19a,19b,19cの例えば
制御信号なども遅滞なく即座にそれぞれの加入者局(4
a)に無線送信することができる。なお、以上の割当処
理は単に順番にそれぞれの下り送信バッファ19a,1
9b,19cへの割当をおこなっているので、全ての下
り送信データのデータ量などを勘案した場合のように割
当処理に時間が通常は不足してしまうことはない。ま
た、空きスロットが完全に埋まる前に、つまり当該割当
処理を繰り返している間に所定の割当処理時間が経過し
たら上記処理を中断し、それまでに割り当てられている
ものについて次のフレーム6において実行するようにも
なっている。
【0047】図9はこの発明の実施の形態2の上り回線
スロット割当手段40による割当処理を示すフローチャ
ートである。当該割当処理は各マルチフレーム(6フレ
ーム毎に)内の特定の順番(例えば4番目)の1つのフ
レームにおいて実施される。図において、ST17は上
り回線であるUucチャネルスロット数を当該判断時ま
でに受け付けた各加入者局(4a)の上り割当要求スロ
ット数(=割当要求のデータ量に応じたスロット数およ
び上り最大送信データ量制限値に応じたスロット数のう
ちのいずれか小さい方のスロット数)の総和で割って比
例係数を演算する比例係数演算ステップ、ST18は基
地局3において複数の加入者局4a,・・・,4cを識
別するために用いられる識別番号にその初期値(開始加
入者局識別番号)を代入する識別番号初期設定ステッ
プ、ST19は当該識別番号の加入者局(4a)からの
割当要求の有無を判断する割当要求有無判断ステップ、
ST20は当該識別番号の加入者局(4a)からの制御
信号の有無を判断する制御信号有無判断ステップ、ST
21は識別番号を次の加入者局(4b)のものに変更す
る識別番号更新ステップ、ST22は登録数に基づいて
基地局3に登録されている全ての加入者局4a,・・
・,4cについて処理を繰り返したか否かを判断するル
ープ判断ステップである。
【0048】ST23は識別番号に対応する加入者局
(4a)への割当期待数を当該加入者局(4a)の上り
スロット数に比例係数を乗算して求める初期割当期待数
演算ステップ、ST24は初期割当期待数演算ステップ
ST23における割当期待数が2よりも小さいか否かを
判断する最小割当スロット数判断ステップ、ST25は
割当期待数が2よりも小さい場合にそれを2に変更する
最小割当期待数変更ステップ、ST26は割当期待数が
それぞれの上り最大送信データ量制限値に応じたスロッ
ト数よりも大きいか否かを判断する最大割当スロット数
判断ステップ、ST27は割当期待数が最大割当スロッ
ト数よりも大きい場合にそれを最大割当スロット数に変
更する最大割当期待数変更ステップ、ST28はこの割
当期待数だけのタイムスロットを当該識別番号の加入者
局(4a)への上りデータ送信のために割り当てる割当
ステップである。また、ST29は制御信号を送信する
ために割当期待数を1に設定する制御信号送信時割当期
待数設定ステップであり、この場合にも割当ステップS
T28において割当期待数だけのタイムスロット5を当
該識別番号の加入者局(4a)への上りデータ送信のた
めに割り当てられる。
【0049】ST30は上記割当の結果まだ2以上のタ
イムスロット5,・・・,5の空きがあるか否かを判断
する空きスロット数判断ステップ、ST31はタイムス
ロット5の空きが1つ以下となった場合に最後に割当を
行った識別番号の次の番号を開始加入者局識別番号とし
て登録する開始識別番号更新ステップである。なお、空
きスロット数判断ステップST30において2以上のタ
イムスロット5,・・・,5に空きがある場合には識別
番号更新ステップST21へ進む。
【0050】以上の処理により、各フレーム6のUuc
チャネル10には、その空きスロット数が1以下となる
まで、複数の上り送信バッファ20a,20b,20c
のデータがそれぞれの最大送信データ量制限値を最大と
するスロット数毎に順番に割り当てられることになる。
従って、いずれかの上り送信バッファ20a,20b,
20cに大量の上り送信データが蓄積されたとしても、
当該上り送信バッファ20a,20b,20cのデータ
によりUucチャネル10の大半が占有されてしまうこ
とがなく、他の上り送信バッファ20a,20b,20
cの例えば制御信号なども遅滞なく即座に無線送信する
ことができる。なお、以上の割当処理を繰り返している
間に所定の割当処理時間がきたら上記処理を中断し、そ
れまでに割り当てられているものについて次のフレーム
6において実行する。
【0051】また、このようなタイムスロット5の割当
であれば、上り最大送信データ量制限値や下り最大送信
データ量制限値を各加入者局(4a)毎にその契約に応
じて異なる値に設定することで、タイムスロット5の利
用率をその状況に応じて最大限に確保しつつも、加入者
へのサービスの多様性や品質を確保することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のタイムスロットからなるフレームを基本通信単位とし
て基地局と複数の加入者局との間で同一の周波数を用い
てデータ送受信を行う通信システムにおいて、各加入者
局において基地局への上り送信データを蓄積する上り送
信バッファと、各加入者局においてそれぞれの上り送信
バッファに上り送信データが蓄積されたら割当要求信号
を出力する加入者局スロット割当装置と、基地局におい
て複数のフレームの送信周期毎に動作し、1乃至複数の
割当要求信号に基づいて上記複数のフレームの各フレー
ムにおいてそれぞれに対してタイムスロットが割り当て
られるように上記タイムスロットを割り当てる上り回線
スロット割当手段と、各加入者局において上記複数のフ
レーム毎のタイムスロット割当に基づいて複数のフレー
ムにおいて連続してそれぞれの上り送信バッファに蓄積
された上り送信データを上記回線に出力する加入者局入
出力装置とを備えるので、上り回線スロット割当手段が
それぞれの上り送信バッファに滞留しているデータ量の
比に基づいてタイムスロットを割り当てることができ
る。従って、UBRなどの伝送帯域非保証型の割当要求
が複数あった場合であっても、それぞれについてタイム
スロットを割り当てて、それぞれの伝送帯域をそれぞれ
のデータ量に応じて確保することができる効果がある。
【0053】また、基地局において各加入者局毎への下
り送信データを蓄積する複数の下り送信バッファと、基
地局において上記フレームの送信周期毎に動作し、複数
の下り送信バッファにおいて下り送信データが蓄積され
たら順番に上記タイムスロットを割り当てる下り回線ス
ロット割当手段と、基地局において上記フレーム毎のタ
イムスロット割当に基づいて上記複数の下り送信バッフ
ァに蓄積された下り送信データを上記回線に出力する基
地局入出力装置とを備えるので、下り回線スロット割当
手段がフレーム毎に下り送信バッファに滞留しているデ
ータを割り当て、送信させることができる。従って、ス
ロットを無駄に割り当てることが無く、送信すべきデー
タが発生した場合に即座に送信することができる。
【0054】特に、このように下り回線スロット割当手
段においてはフレーム毎に各加入者局に対する下り送信
データの割当をしつつも、上り回線スロット割当手段は
当該加入者局に対するタイムスロット(帯域)を複数の
フレームに渡って確保している。従って、ランダムアク
セスチャネルなどを利用した場合とは異なり、TCP/
IPの応答パケットなどが発生した場合にはそれをただ
ちに送信することが可能であるので、当該応答パケット
の遅延などに起因する伝送レートの低下や、ラウンドト
リップ時間を短い時間に安定させることができ、TCP
/IPの再送実行までのタイムアウト時間をその時々の
通信状態において安定した正確なものとすることができ
る。
【0055】更に、下り回線スロット割当手段は、単に
下り送信データの発生に基づいて順番に、且つ、前のデ
ータが終了したら次のデータを送信するように割り当て
ているので、フレーム毎に割当処理を実施しつつも割当
処理時間を確保することができる効果がある。
【0056】なお、このような上り回線スロット割当手
段としては、例えばそれぞれの上り送信バッファに蓄え
られている上り送信データ量の比に基づいて各フレーム
においてタイムスロットを割り当てればよい。このよう
な割当であれば、それぞれの伝送帯域をそれぞれのデー
タ量に応じて確保することができるので、UBRなどの
伝送帯域非保証型の割当要求が複数あったとしてもそれ
ぞれの上り送信データのスループットを最大とすること
ができる効果がある。
【0057】この発明によれば、上り回線スロット割当
手段が、それぞれの上り送信バッファにおいてそれぞれ
の上限値を超える上り送信データ量がある場合にはその
上限値をリミットとしてタイムスロットを割り当てるの
で、いずれかの上り送信バッファにおいて大量のデータ
が蓄積された状態となったとしても、当該上り送信バッ
ファのデータによりタイムスロットが占有されてしまう
ことがなく、他の上り送信バッファのデータなども遅滞
なく即座に基地局に無線送信することができる。
【0058】この発明によれば、上り回線スロット割当
手段が、最低でも2つ以上のタイムスロットが割り当た
るように上り送信データ量の比に基づいて各加入者局毎
に順番にタイムスロットを割り当てるとともに、前回の
割当処理において割り当てることができなかった加入者
局から順番にタイムスロットを割り当てるので、その加
入者局に対するタイムスロットの割当数が不用意に少な
くなってしまうことや、一部の加入者局のみに優先的に
タイムスロットが割り当てられてしまうことがない効果
がある。
【0059】この発明によれば、下り回線スロット割当
手段が、それぞれの上り送信バッファに対して、それぞ
れの上限値の範囲内のタイムスロット数毎に順番にタイ
ムスロットを割り当てるので、いずれかの下り送信バッ
ファにおいて大量のデータが蓄積された状態となったと
しても、当該下り送信バッファのデータによりタイムス
ロットが占有されてしまうことがなく、他の下り送信バ
ッファの例えば制御信号なども遅滞なく即座に基地局に
無線送信することができる。
【0060】この発明によれば、下り回線スロット割当
手段が、前回の割当処理において上限値の範囲内での所
望のタイムスロット数を割り当てることができなかった
加入者局から順番にタイムスロットを割り当てるので、
その加入者局に対するタイムスロットの割当数が不用意
に少なくなってしまうことや、一部の加入者局のみに優
先的にタイムスロットが割り当てられてしまうことがな
い効果がある。
【0061】この発明によれば、複数のタイムスロット
からなるフレームを基本単位として基地局から複数の加
入者局への下り送信データのタイムスロットおよび複数
の加入者局から基地局への上り送信データのタイムスロ
ットを割り当てるタイムスロット割当方法において、複
数の下り送信データに対しては、各フレーム毎に順番に
タイムスロットを割り当てるととともに、複数の上り送
信データに対しては、複数のフレーム毎にそれぞれのフ
レームにおいてそれぞれに対してタイムスロットが割り
当てられるように上記タイムスロットを割り当てるの
で、UBRなどの伝送帯域非保証型の割当要求が複数あ
った場合であってもそれぞれについてタイムスロットを
割り当てることができ、しかも、TCP/IPの応答パ
ケットなどをただちに送信して当該タイムスロットを利
用して確実に送信することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による無線通信シス
テムの構成を示すシステム構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による無線通信シス
テムにおけるフレーム構成を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による無線通信シス
テムにおいて、基地局の通信範囲内に3台の加入者局が
存在する場合の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した無線通信システムにおける下り
データ通信処理を示す下りスロット割当シーケンスであ
る。
【図5】 図3に示した無線通信システムにおける上り
データ通信処理を示す上りスロット割当シーケンスであ
る。
【図6】 この発明の実施の形態1によるUucチャネ
ルおよびUdチャネルのタイムスロット割当の一例を示
す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による無線通信シス
テムにおいて、基地局の通信範囲内に3台の加入者局が
存在する場合の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の下り回線スロット
割当手段による割当処理を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2の上り回線スロット
割当手段による割当処理を示すフローチャートである。
【図10】 上り回線と下り回線が時分割デュプレクス
(TDD:TimeDivision Duplex)
された同一の無線回線を用いて基地局と複数の加入者局
との間でデータ送受信を行う従来の通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図11】 従来の通信システムにおける上りデータ通
信処理を示す上りスロット割当シーケンスである。
【図12】 従来の上り回線におけるタイムスロット割
当処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c 端末装置、2 ネットワーク、3
基地局、4 加入者局、5 タイムスロット、6 フレ
ーム、7 Bチャネル、8 Rチャネル、9Uupチャ
ネル、10 Uucチャネル、11 Udチャネル、1
2ランダムアクセス方式のチャネル、13 上りバース
ト、14 下りバースト、15 先頭スロット、16
後続スロット、17 基地局、18 3台分の加入者
局、19a,19b,19c 下り送信バッファ、20
a,20b,20c 上り送信バッファ、21 基地局
入出力装置、22 加入者局入出力装置、23a,23
b,23c 加入者局スロット割当装置、24 加入者
局スロット割当装置、25上り回線スロット割当手段、
26 下り回線スロット割当手段、39 加入者情報保
持手段、40 上り回線スロット割当手段、41 下り
回線スロット割当手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 拓也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浅野 安良 東京都中央区八丁堀四丁目7番1号 日本 テレコム株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA01 AA11 BB04 DD04 HH05 KK01 KK12 LL12 RR02 5K033 AA01 BA02 CA11 CC01 DA03 5K067 AA11 AA21 BB04 CC04 DD51 EE02 EE10 EE71 FF02 HH23 JJ02 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットからなるフレーム
    を基本通信単位として基地局と複数の加入者局との間で
    同一の周波数を用いてデータ送受信を行う通信システム
    において、 基地局において各加入者局毎への下り送信データを蓄積
    する複数の下り送信バッファと、 基地局において上記フレームの送信周期毎に動作し、複
    数の下り送信バッファにおいて下り送信データが蓄積さ
    れたら順番に上記タイムスロットを割り当てる下り回線
    スロット割当手段と、 基地局において上記フレーム毎のタイムスロット割当に
    基づいて上記複数の下り送信バッファに蓄積された下り
    送信データを上記回線に出力する基地局入出力装置と、 各加入者局において基地局への上り送信データを蓄積す
    る上り送信バッファと、 各加入者局においてそれぞれの上り送信バッファに上り
    送信データが蓄積されたら割当要求信号を出力する加入
    者局スロット割当装置と、 基地局において複数のフレームの送信周期毎に動作し、
    1乃至複数の割当要求信号に基づいて上記複数のフレー
    ムの各フレームにおいてそれぞれに対してタイムスロッ
    トが割り当てられるように上記タイムスロットを割り当
    てる上り回線スロット割当手段と、 各加入者局において上記複数のフレーム毎のタイムスロ
    ット割当に基づいて複数のフレームにおいて連続してそ
    れぞれの上り送信バッファに蓄積された上り送信データ
    を上記回線に出力する加入者局入出力装置とを備える通
    信システム。
  2. 【請求項2】 上り回線スロット割当手段は、それぞれ
    の上り送信バッファに蓄えられている上り送信データ量
    の比に基づいて各フレームにおいてタイムスロットを割
    り当てることを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上り回線スロット割当手段は、それぞれ
    の上り送信バッファにおいてそれぞれの上限値を超える
    上り送信データ量がある場合にはその上限値をリミット
    としてタイムスロットを割り当てることを特徴とする請
    求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 上り回線スロット割当手段は、最低でも
    2つ以上のタイムスロットが割り当たるように上り送信
    データ量の比に基づいて各加入者局毎に順番にタイムス
    ロットを割り当てるとともに、前回の割当処理において
    割り当てることができなかった加入者局から順番にタイ
    ムスロットを割り当てることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 下り回線スロット割当手段は、それぞれ
    の上り送信バッファに対して、それぞれの上限値の範囲
    内のタイムスロット数毎に順番にタイムスロットを割り
    当てることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 下り回線スロット割当手段は、前回の割
    当処理において上限値の範囲内での所望のタイムスロッ
    ト数を割り当てることができなかった加入者局から順番
    にタイムスロットを割り当てることを特徴とする請求項
    5記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 複数のタイムスロットからなるフレーム
    を基本単位として基地局から複数の加入者局への下り送
    信データのタイムスロットおよび複数の加入者局から基
    地局への上り送信データのタイムスロットを割り当てる
    タイムスロット割当方法において、 複数の下り送信データに対しては、各フレーム毎に順番
    にタイムスロットを割り当てるととともに、 複数の上り送信データに対しては、複数のフレーム毎に
    それぞれのフレームにおいてそれぞれに対してタイムス
    ロットが割り当てられるように上記タイムスロットを割
    り当てるタイムスロット割当方法。
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