JP2002164947A - リニアライザ - Google Patents

リニアライザ

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JP2002164947A
JP2002164947A JP2000362034A JP2000362034A JP2002164947A JP 2002164947 A JP2002164947 A JP 2002164947A JP 2000362034 A JP2000362034 A JP 2000362034A JP 2000362034 A JP2000362034 A JP 2000362034A JP 2002164947 A JP2002164947 A JP 2002164947A
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JP
Japan
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signal
bias voltage
voltage
linearizer
offset
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000362034A
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English (en)
Inventor
Norimichi Takei
則道 武井
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アナログカーテシアンループ方式のリニアラ
イザにおいて、経時変化や温度変化が生じた場合におい
ても、直流バイアス電圧の変動によるDCオフセットの
劣化を抑えることができるリニアライザを提供する。 【解決手段】 直交変調器の入力点であって、加算アン
プ6(7)の出力点から信号を分岐し、それぞれ変調信
号成分を除去し、直流バイアス電圧だけを通過するよう
にカットオフ周波数を設定したLPF26(27)を設
ける。そして、直交変調器8に入力されるI信号(Q信
号)の直流バイアス電圧をベースバンド部1に取り込
み、DCトレーニングを実行した時の直流バイアス電圧
値を記憶する。そしてこの記憶した電圧値と、通常動作
中の電圧とを比較し、差分が生じた場合、制御信号20
(22)として補正電圧を出力し、DCオフセットを補
正する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアライザに係
り、更に詳しくは、アナログカーテシアンループ方式の
リニアライザのDCオフセットの改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログカーテシアンループ方式
のリニアライザは、図2に示す構成のものが知られてい
る。図2に示すように、従来のリニアライザ回路は、ベ
ースバンド部1、および変調入力部a、RF部9、帰還
RF部11、復調部bで構成される。以下に各部の動作
を示す。図中、ベースバンド部1で変調信号処理を行
い、変調信号I、Qを出力する。変調入力部aでは、ベ
ースバンド部1の出力信号をうけ、LPF2(3)で変
調信号成分以外の不要成分を除去し、差動オペアンプ4
(5)でそれぞれ差動化し、加算アンプ6(7)で帰還
信号と加算する。加算後の信号は直交変調器8に入力さ
れる。直交変調器8では、入力変調信号を直交変調し、
RF部9で規定出力に増幅し、出力する。
【0003】一方、帰還RF部11では、帰還信号を規
定のレベルに調整し、帰還部bの直交復調器10で復調
し、差動出力する。この差動出力を帰還アンプ12(1
3)を介して変調入力部aの加算アンプ6(7)の入力
に帰還する。以上説明した構成により、カーテシアンル
ープ回路を形成する。
【0004】通常、この種の直交変調方式の無線機で
は、直交変調器8に入力されるI、Qの各変調信号の変
調器入力点において、直流バイアス電圧を調整する必要
がある。このため、制御信号20〜25によって、前述
の直交変調器入力点のI、Qの各入力信号の直流バイア
ス電圧を調整する。この調整をDCトレーニングと称す
る。以下に、従来のDCトレーニングの動作を説明す
る。入力信号の直流バイアス電圧の調整は差動アンプ4
(5)の出力点で行い、帰還信号の直流バイアス電圧の
調整は帰還アンプ12(13)の出力点で行う。また、
変調器入力点の直流バイアス電圧の調整は加算アンプ6
(7)の出力点で行う。このように、それぞれ直流バイ
アス電圧を個別に調整する。このため、RF部9、帰還
RF部11のゲインを最小にし、見かけ上、カーテシア
ンループを切断する。
【0005】まず、はじめに、入力信号の直流バイアス
電圧の調整のためのDCトレーニングを説明する。従来
は、直流バイアス電圧の比較検出にコンパレータを用い
ており、変調信号の交流成分が存在すると、正確な直流
バイアス電圧の比較検出が困難になるため、ベースバン
ド部1のI、Q変調出力は無信号状態とする。この状態
で、コンパレータ14(15)により、差動化出力I、
反転I信号(Q、反転Q信号)の直流バイアス電圧を比
較検出する。このとき、変調信号は無信号なので、直流
バイアスの差が比較検出される。この比較結果に基づ
き、ベースバンド部1より出力する制御信号20(2
2)で、コンパレータ14(15)の出力が、Hから
L、若しくは、LからHに変化する、しきい値となるよ
うに補正バイアス電圧を設定する。この時の制御信号2
0(22)の電圧値をベースバンド部1にて記憶する。
【0006】同様に、帰還信号の直流バイアス電圧の調
整は、コンパレータ18(19)で各直流バイアス電圧
を比較検出し、制御信号24(25)により補正電圧の
設定を実行し、この補正電圧を記憶する。変調器入力点
の直流バイアス電圧の調整は、コンパレータ16(1
7)で各直流バイアス電圧を比較検出し、制御信号21
(23)により補正電圧の設定を実行し、この補正電圧
を記憶する。以上の処理で各部の調整が終わると、DC
トレーニングは終了となる。
【0007】このようにして、設定した前述の各制御信
号の補正電圧は、ベースバンド部1で保持される。通常
動作中は常に各部に補正電圧が出力され、各部において
直流バイアス電圧値が最適に設定され、変調器入力点で
のDCオフセットが最適化される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のDCトレーニングでは、I、Qの各信号の直流
バイアス電圧の差分検出手段として、コンパレータを使
用しているため、変調信号の交流成分により正確な直流
バイアス電圧の検出が困難であり、送信動作中はDCオ
フセットの劣化に対応した補正動作を行えない。また、
80〜100msの所用時間を要するため、非常送の端
末機等で送信動作の間隔がトレーニング時間より短い場
合は送信前に随時実行することが出来ない。このため、
電源投入時等、システムの立ち上げ時に実行されるのみ
で、送信動作中や送信待機中には実行されていない。従
って、経時変化や非常に大きな温度変化が生じた場合に
は、DCトレーニングで最適にしたDCオフセットと、
実際の状況との間に誤差を生じ、直流バイアス電圧のバ
ランスが崩れ、DCオフセットが劣化する危険性を有し
ていた。
【0009】本発明の目的は、変調器入力点の直流バイ
アス電圧を、通常送信動作中においても検出可能とし、
初期状態でDCオフセットを最適にした時の直流バイア
ス電圧値を記憶しておき、通常送信動作中も同じ直流バ
イアス電圧になるように制御信号で補正することで、経
時変化および温度変化発生時の直流バイアス電圧の変動
によるDCオフセットの劣化を抑えるようにしたリニア
ライザを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、図1中、加算アンプ6(7)の出力
点、すなわち、直交変調器入力点から信号を分岐し、そ
れぞれ変調信号成分を除去し、直流バイアス電圧だけを
通過するようにカットオフ周波数を設定したLPF26
(27)を設け、直交変調器8に入力されるI信号(Q
信号)の直流バイアス電圧をベースバンド部1に取り込
み、DCトレーニングを実行したときの電圧値を記憶す
るように構成したものである。そして、この記憶した電
圧値と、通常動作中の電圧値とを比較し、相違が生じた
場合、ベースバンド部1から制御信号20(22)とし
て補正電圧を出力し、DCオフセットを補正する構成と
したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
参照して説明する。本実施例では、差動動作回路を用い
ているため、変調入力部aのうち、差動化オペアンプ4
(5)から直交変調器8までと、復調部bでは、直流バ
イアス電圧に変動が生じても、差動動作により差動信号
の直流バイアス電圧の変動量は同じであるため、各差動
信号の直流バイアス電圧のバランスはほとんど変動しな
い。また、素子のばらつきによる直流バイアス電圧のバ
ランスの変動も無視できる程度である。
【0012】ここで、ベースバンド部1からの変調入力
端での直流バイアス電圧の変動は、そのまま変調器入力
点の直流バイアス電圧の変動となって現れるため、直流
バイアス電圧のバランスの変動が生じることになる。従
って、直交変調器8のI信号(Q信号)の入力点で信号
を分岐し、変調信号成分を除去し、直流バイアス電圧だ
けを通過させるようにカットオフ周波数を設定したLP
F26(27)を設け、ベースバンド部1に直流バイア
ス電圧を取り込む構成としたものである。以下にその動
作を説明する。
【0013】まず、はじめに、従来技術で前述したよう
に、入力信号を無信号とし、入力信号部、変調器入力
部、帰還信号部でのDCトレーニングを実行し、DCオ
フセットが最適化されたときのI信号(Q信号)の直流
バイアス電圧を、設置したLPF26(27)を介して
ベースバンド部1に取り込み、記憶する。このLPF2
6(27)は、変調信号成分を除去し、直流バイアス電
圧だけを通過するようにカットオフ周波数を設定してあ
る。カットオフ周波数は、変調方式とシンボルレートに
よって異なるが、例えばπ/4シフトQPSKの変調方
式で、伝送レートが9.6kbpsの場合では、変調信
号の最低周波数は600Hzとなる。このため、LPF
26(27)は、この周波数成分を十分に落とすカット
オフ周波数に設定する。
【0014】次に、通常送信動作に移行した時のI信号
(Q信号)の直流バイアス電圧を、設置したLPF26
(27)を介してベースバンド部1に取り込み、前述の
記憶した基準電圧値と比較し、その差分を取る。ベース
バンド部1では、この差分を打ち消す様に、補正電圧を
制御信号20(22)として出力し、前述の初期状態で
の記憶した電圧値になるように制御する。これにより、
変調器入力点の直流バイアス電圧を最適に調整する。変
調器入力点は差動動作なので、それぞれの差動信号の直
流バイアス電圧の変動量は同じ量であるため、分岐取り
込みはI信号(Q信号)のみで補正が可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、初
期状態の無信号で行ったDCトレーニングで最適にした
直交変調器入力点の直流バイアス電圧に対して、経時変
化や温度変化発生時の直流バイアス電圧の変動によるD
Cオフセットの劣化を抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来技術の一例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1:ベースバンド部、 2,3:不要成分除去用LP
F、4,5:差動化オペアンプ、6,7:加算アンプ、
8:直交変調器、9:RF部、 10:直交復調部、
11:帰還RF部、12,13:帰還アンプ、 14
〜19:コンパレータ、20〜25:制御信号、 2
6,27:変調信号成分除去用LPF、a:変調入力
部、 b:復調部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換器入力信号の変調信号成分を除去す
    る手段と、変調器入力信号の直流バイアス電圧のみを取
    り出し、無信号入力状態でDCオフセットを最適化した
    ときの変調器入力信号の直流バイアス電圧値を記憶する
    手段と、通常送信時の変調器入力信号の直流バイアス電
    圧値と前記記憶した直流バイアス電圧値と等しく制御す
    る手段とを具備することを特徴とするカーテシアンルー
    プ方式のリニアライザ。
JP2000362034A 2000-11-29 2000-11-29 リニアライザ Pending JP2002164947A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7660563B2 (en) * 2005-09-26 2010-02-09 Cypress Semiconductor Corporation Apparatus and method for calibrating mixer offset
US8090036B2 (en) 2006-03-01 2012-01-03 Hitachi Kokusai Electric Inc. Transmitter and carrier leak detection method
JP2016054439A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 株式会社日立国際電気 送信機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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