JP2002164369A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】熱膨張が大きい基板が収縮した際における半導
体チップと実装基板との間の接続部の応力集中に伴う断
線事故を防止する。 【解決手段】半導体チップ10の電極11上に形状記憶
合金から成る円柱状のポスト12を立設して取付けるよ
うにし、このようなポスト12を介して実装基板16の
電極との接続を行なうようにしたものである。
体チップと実装基板との間の接続部の応力集中に伴う断
線事故を防止する。 【解決手段】半導体チップ10の電極11上に形状記憶
合金から成る円柱状のポスト12を立設して取付けるよ
うにし、このようなポスト12を介して実装基板16の
電極との接続を行なうようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に係り、とくに形状記憶合金から成るポスト
を設けた半導体装置およびその製造方法に関する。
の製造方法に係り、とくに形状記憶合金から成るポスト
を設けた半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マザーボード上に実装される半導体装置
の小型化の要請に応えて、例えば図15に示すようなフ
リップチップ実装による半導体装置が用いられている。
ここで半導体チップ1はインターポーザ基板等の実装基
板2に実装されており、基板2の大きさが半導体チップ
1の大きさよりもやや大きい寸法に構成されている。
の小型化の要請に応えて、例えば図15に示すようなフ
リップチップ実装による半導体装置が用いられている。
ここで半導体チップ1はインターポーザ基板等の実装基
板2に実装されており、基板2の大きさが半導体チップ
1の大きさよりもやや大きい寸法に構成されている。
【0003】ここで半導体チップ1の電極3は図16に
示すように、バンプ4を介して基板1上の電極5に接続
されるようになっている。そしてとくにバンプ4を保護
するために、図15に示すように封止樹脂6を半導体チ
ップ1と基板2との間に充填するようにしている。
示すように、バンプ4を介して基板1上の電極5に接続
されるようになっている。そしてとくにバンプ4を保護
するために、図15に示すように封止樹脂6を半導体チ
ップ1と基板2との間に充填するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エレクトロニクス製品
は軽薄短小化の方向に向いつつ、しかも高機能化する傾
向にある。このような変化に対応するために、図15に
示すようなフリップチップ実装が不可欠になっている。
フリップチップ実装構造には様々なものが提案されてい
る。
は軽薄短小化の方向に向いつつ、しかも高機能化する傾
向にある。このような変化に対応するために、図15に
示すようなフリップチップ実装が不可欠になっている。
フリップチップ実装構造には様々なものが提案されてい
る。
【0005】このようなフリップチップ実装の信頼性に
おいて課題となるのは、基板2に実装後にその信頼性を
如何に確保するかにある。基板2に実装した後に各種の
信頼性試験を行なうが、例えば温度サイクル試験におい
て、その信頼性を決定的にするのは、高温領域と低温領
域とでの基板2と半導体チップ1との間の熱膨張の差異
によって生ずる応力をフリップチップ実装構造の中で緩
和する部位である。
おいて課題となるのは、基板2に実装後にその信頼性を
如何に確保するかにある。基板2に実装した後に各種の
信頼性試験を行なうが、例えば温度サイクル試験におい
て、その信頼性を決定的にするのは、高温領域と低温領
域とでの基板2と半導体チップ1との間の熱膨張の差異
によって生ずる応力をフリップチップ実装構造の中で緩
和する部位である。
【0006】図15に示すように半導体チップ1と基板
2との間に封止樹脂6を充填した構造によると、半導体
チップ1と基板2との間の熱膨張の差によって生ずる応
力が封止樹脂6によって受けられるようになり、このた
めにバンプ4に応力が集中するのが防止される。
2との間に封止樹脂6を充填した構造によると、半導体
チップ1と基板2との間の熱膨張の差によって生ずる応
力が封止樹脂6によって受けられるようになり、このた
めにバンプ4に応力が集中するのが防止される。
【0007】ところが上述のように半導体チップ1と基
板2との間を封止樹脂6によって固めた実装形態によれ
ば、半導体チップ1に不良が生じた場合には半導体チッ
プ1が実装された実装基板全体を丸ごと廃棄するか、あ
るいは基板2へのダメージを承知の上で、化学的あるい
は機械的な外力を加えて半導体チップ1を無理矢理剥ぎ
取る方法しかなく、不良部品の交換作業を困難にする問
題がある。
板2との間を封止樹脂6によって固めた実装形態によれ
ば、半導体チップ1に不良が生じた場合には半導体チッ
プ1が実装された実装基板全体を丸ごと廃棄するか、あ
るいは基板2へのダメージを承知の上で、化学的あるい
は機械的な外力を加えて半導体チップ1を無理矢理剥ぎ
取る方法しかなく、不良部品の交換作業を困難にする問
題がある。
【0008】これに対して半導体チップ1と基板2との
間に封止樹脂6を充填しない場合には、図16に示すよ
うに、半導体チップ1と基板2との間の熱膨張の差によ
って生ずる応力が総てバンプ4に作用する。すなわち半
田バンプ4自体でその応力緩和を行なうことが必要にな
るが、このような応力に耐えられない場合にはバンプ4
が破壊して断線事故を起すことになる。
間に封止樹脂6を充填しない場合には、図16に示すよ
うに、半導体チップ1と基板2との間の熱膨張の差によ
って生ずる応力が総てバンプ4に作用する。すなわち半
田バンプ4自体でその応力緩和を行なうことが必要にな
るが、このような応力に耐えられない場合にはバンプ4
が破壊して断線事故を起すことになる。
【0009】またウエハレベルのチップサイズパッケー
ジの構造は、ダイシング前の半導体ウエハの状態で電極
上にポストを作製してバンプを製造する構造および製造
方法である。この構造はポストを作製することによっ
て、半導体チップと基板との間の間隔を離し、熱膨張の
差で生ずる変位を小さくし、バンプにかかる応力を低減
するようにしたものである。
ジの構造は、ダイシング前の半導体ウエハの状態で電極
上にポストを作製してバンプを製造する構造および製造
方法である。この構造はポストを作製することによっ
て、半導体チップと基板との間の間隔を離し、熱膨張の
差で生ずる変位を小さくし、バンプにかかる応力を低減
するようにしたものである。
【0010】ところがこのようなチップサイズパッケー
ジにおいて用いられるポストは銅から成り、しかもこの
ような銅のポストが電解メッキによって製造される。こ
こで銅製のポストを構成するメッキを例えば約100μ
mの高さに成長させるためにはかなり長い時間がかか
り、半導体ウエハ面内のメッキのバラツキによってポス
トの高さにバラツキが発生する。また金型を用いてその
ポストを樹脂で覆うようにしているが、金型を用いるた
めに高価な製造プロセスになる。また樹脂の厚さも10
0μm程度であって、ポストと同等の厚さになるため
に、使用する樹脂量も多くなってコスト高になる欠点が
ある。
ジにおいて用いられるポストは銅から成り、しかもこの
ような銅のポストが電解メッキによって製造される。こ
こで銅製のポストを構成するメッキを例えば約100μ
mの高さに成長させるためにはかなり長い時間がかか
り、半導体ウエハ面内のメッキのバラツキによってポス
トの高さにバラツキが発生する。また金型を用いてその
ポストを樹脂で覆うようにしているが、金型を用いるた
めに高価な製造プロセスになる。また樹脂の厚さも10
0μm程度であって、ポストと同等の厚さになるため
に、使用する樹脂量も多くなってコスト高になる欠点が
ある。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、半導体チップと基板との間の熱膨張の
差によって生ずる応力を効果的に吸収して接続の信頼性
を高めるようにした半導体装置およびその製造方法を提
供することを目的とする。
たものであって、半導体チップと基板との間の熱膨張の
差によって生ずる応力を効果的に吸収して接続の信頼性
を高めるようにした半導体装置およびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の一発明は、半導体
チップの電極上に形状記憶合金から成る柱状のポストを
設けた半導体装置に関するものである。
チップの電極上に形状記憶合金から成る柱状のポストを
設けた半導体装置に関するものである。
【0013】ここでポストがNi−Ti−Cu系または
Ni−Ti−Hf系の形状記憶合金から構成されること
が好適である。またポストが形状記憶合金の断面がほぼ
円形のワイヤを所定の長さに切断した円柱状の部材から
形成されてよい。また形状記憶合金はマルテンサイト相
とオーステナイト相との間の相転移温度が半導体チップ
の動作時の最高温度以下であってよく、あるいはマルテ
ンサイト相からオーステナイト相への変態終了温度が2
0℃以下であることが好ましい。また柱状のポストが露
出している部分以外の半導体チップの電極面を樹脂で覆
うようにすることが好ましい。
Ni−Ti−Hf系の形状記憶合金から構成されること
が好適である。またポストが形状記憶合金の断面がほぼ
円形のワイヤを所定の長さに切断した円柱状の部材から
形成されてよい。また形状記憶合金はマルテンサイト相
とオーステナイト相との間の相転移温度が半導体チップ
の動作時の最高温度以下であってよく、あるいはマルテ
ンサイト相からオーステナイト相への変態終了温度が2
0℃以下であることが好ましい。また柱状のポストが露
出している部分以外の半導体チップの電極面を樹脂で覆
うようにすることが好ましい。
【0014】半導体装置に関する別の発明は、電極上に
形状記憶合金から成る柱状のポストを設けた半導体チッ
プを基板上に実装し、前記ポストによって前記半導体チ
ップの電極と前記基板の電極とを接続したことを特徴と
する半導体装置に関するものである。ここで基板がイン
ターポーザ基板であって、フリップチップ実装によるチ
ップサイズパッケージを構成するものであってよい。
形状記憶合金から成る柱状のポストを設けた半導体チッ
プを基板上に実装し、前記ポストによって前記半導体チ
ップの電極と前記基板の電極とを接続したことを特徴と
する半導体装置に関するものである。ここで基板がイン
ターポーザ基板であって、フリップチップ実装によるチ
ップサイズパッケージを構成するものであってよい。
【0015】製造方法に関する主要な発明は、半導体チ
ップの電極と整合する開口部をもったマスク上に形状記
憶合金から成る柱状のポストを分散する工程と、前記マ
スクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程と、前
記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを半導体
チップの電極に転写するように移換える工程と、前記ポ
ストを前記半導体チップの電極に接続する工程と、を具
備する半導体装置の製造方法に関するものである。
ップの電極と整合する開口部をもったマスク上に形状記
憶合金から成る柱状のポストを分散する工程と、前記マ
スクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程と、前
記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを半導体
チップの電極に転写するように移換える工程と、前記ポ
ストを前記半導体チップの電極に接続する工程と、を具
備する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0016】ここで前記移換える工程において反転用基
板を用い、開口部にそれぞれポストが入った前記マスク
を前記反転用基板上に置き、前記ポストと電極とが一致
するように前記マスクの上に半導体チップを載置するよ
うにしてよい。また前記ポストの表面に予め半田メッキ
を施しておき、リフローの際に前記半田メッキが溶融し
て前記ポストの先端部が前記半田チップの電極に半田付
けされるようにしてよい。またポストを半導体チップの
電極に接続した後に前記半導体チップの表面に樹脂を塗
布する工程を具備するようにしてよい。
板を用い、開口部にそれぞれポストが入った前記マスク
を前記反転用基板上に置き、前記ポストと電極とが一致
するように前記マスクの上に半導体チップを載置するよ
うにしてよい。また前記ポストの表面に予め半田メッキ
を施しておき、リフローの際に前記半田メッキが溶融し
て前記ポストの先端部が前記半田チップの電極に半田付
けされるようにしてよい。またポストを半導体チップの
電極に接続した後に前記半導体チップの表面に樹脂を塗
布する工程を具備するようにしてよい。
【0017】製造方法に関する別の主たる発明は、半導
体ウエハの電極と整合する開口部をもったマスク上に形
状記憶合金から成る柱状のポストを分散する工程と、前
記マスクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程
と、前記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを
半導体ウエハの電極に転写するように移換える工程と、
前記ポストを前記半導体ウエハの電極に接続する工程
と、前記半導体ウエハをダイシングして電極に前記ポス
トが設けられた半導体チップに分割する工程と、を具備
する半導体装置の製造方法に関するものである。
体ウエハの電極と整合する開口部をもったマスク上に形
状記憶合金から成る柱状のポストを分散する工程と、前
記マスクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程
と、前記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを
半導体ウエハの電極に転写するように移換える工程と、
前記ポストを前記半導体ウエハの電極に接続する工程
と、前記半導体ウエハをダイシングして電極に前記ポス
トが設けられた半導体チップに分割する工程と、を具備
する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0018】本願に含まれる発明の好ましい態様は、半
導体チップのバンプの内の一部分が形状記憶合金のポス
トから成り、この形状記憶合金のポストが一部露出する
ようにした半導体装置である。ここでとくに形状記憶合
金の低い縦弾性係数を利用するとともに、マルテンサイ
ト相を利用する場合には、マルテンサイト相とオーステ
ナイト相との間の相転移温度が半導体チップの動作時の
最高温度以下にすることが好ましい。これに対して形状
記憶合金が有する超弾性を利用する場合には、形状記憶
合金のマルテンサイト相からオーステナイト相への変態
終了温度が20℃以下のものを利用することが好まし
い。またこのような半導体チップにおいて、露出してい
る部分以外を樹脂で覆うようにしてよい。
導体チップのバンプの内の一部分が形状記憶合金のポス
トから成り、この形状記憶合金のポストが一部露出する
ようにした半導体装置である。ここでとくに形状記憶合
金の低い縦弾性係数を利用するとともに、マルテンサイ
ト相を利用する場合には、マルテンサイト相とオーステ
ナイト相との間の相転移温度が半導体チップの動作時の
最高温度以下にすることが好ましい。これに対して形状
記憶合金が有する超弾性を利用する場合には、形状記憶
合金のマルテンサイト相からオーステナイト相への変態
終了温度が20℃以下のものを利用することが好まし
い。またこのような半導体チップにおいて、露出してい
る部分以外を樹脂で覆うようにしてよい。
【0019】製造方法に関する好ましい態様は、半導体
チップの電極に合わせた開口部をもつメタルマスク上に
円柱状をなししかも外表面が半田メッキされた形状記憶
合金のポストを分散し、このようなポストをメタルマス
クの開口部に挿入し、このポストを半導体チップの電極
に転写するように移換え、リフロー工程によって半導体
チップの電極上に上記の形状記憶合金のポストを接続す
るようにした半導体装置の製造方法である。
チップの電極に合わせた開口部をもつメタルマスク上に
円柱状をなししかも外表面が半田メッキされた形状記憶
合金のポストを分散し、このようなポストをメタルマス
クの開口部に挿入し、このポストを半導体チップの電極
に転写するように移換え、リフロー工程によって半導体
チップの電極上に上記の形状記憶合金のポストを接続す
るようにした半導体装置の製造方法である。
【0020】このような製造方法において、半導体チッ
プに樹脂を塗布して硬化させる工程を付加するようにし
てよい。また上記のような形状記憶合金のポストを設け
る工程を半導体ウエハの状態で行なうようにし、ポスト
を設けた後にダイシングして半導体チップに分割するよ
うにしてよい。
プに樹脂を塗布して硬化させる工程を付加するようにし
てよい。また上記のような形状記憶合金のポストを設け
る工程を半導体ウエハの状態で行なうようにし、ポスト
を設けた後にダイシングして半導体チップに分割するよ
うにしてよい。
【0021】半導体装置に係る上記の態様によれば、形
状記憶合金のポストが露出しているために、この露出し
ている部分が自由に変形できるようになり、熱膨張等に
伴って基板が変化した場合において、このような変化に
対応してポストが容易に変形できるために、半導体チッ
プと基板との間の接続の信頼性が向上される。またポス
トの高さ方向の寸法に応じて、半導体チップと基板との
間の間隙を任意の値に設定することができ、これによっ
て接続の信頼性が向上する。
状記憶合金のポストが露出しているために、この露出し
ている部分が自由に変形できるようになり、熱膨張等に
伴って基板が変化した場合において、このような変化に
対応してポストが容易に変形できるために、半導体チッ
プと基板との間の接続の信頼性が向上される。またポス
トの高さ方向の寸法に応じて、半導体チップと基板との
間の間隙を任意の値に設定することができ、これによっ
て接続の信頼性が向上する。
【0022】またとくに形状記憶合金から成るポストの
変態温度を室温よりも低い値に設定すると、室温の状態
で超弾性特性が得られ、このために大きな歪でも小さい
応力に抑えられるようになり、信頼性がさらに向上す
る。またチップ電極とポストとを接続している部位を樹
脂で保護しているために、さらに信頼性が向上する。
変態温度を室温よりも低い値に設定すると、室温の状態
で超弾性特性が得られ、このために大きな歪でも小さい
応力に抑えられるようになり、信頼性がさらに向上す
る。またチップ電極とポストとを接続している部位を樹
脂で保護しているために、さらに信頼性が向上する。
【0023】形状記憶合金のポストはメッキによって成
長させて形成するものではなく、予めワイヤの切断等の
方法によって別工程で作製したものを用いることができ
るために、ポストの供給が安価に行ない得るようにな
る。またこのようなポストを半導体チップ上に設けるた
めにメタルマスクが用いられるが、このようなメタルマ
スクは繰返して使用できるために、形状記憶合金製のポ
ストの配列工程も安価な製造プロセスによって達成され
る。また半導体チップの表面に樹脂をコートする際に金
型を用いず、スピンコート等の方法によって塗布するこ
とができ、このために製造装置のコストが安価になる。
長させて形成するものではなく、予めワイヤの切断等の
方法によって別工程で作製したものを用いることができ
るために、ポストの供給が安価に行ない得るようにな
る。またこのようなポストを半導体チップ上に設けるた
めにメタルマスクが用いられるが、このようなメタルマ
スクは繰返して使用できるために、形状記憶合金製のポ
ストの配列工程も安価な製造プロセスによって達成され
る。また半導体チップの表面に樹脂をコートする際に金
型を用いず、スピンコート等の方法によって塗布するこ
とができ、このために製造装置のコストが安価になる。
【0024】半導体チップの段階ではなくウエハレベル
で一括して形状記憶合金のポストを取付けるようにした
方法によれば、ウエハレベルで一括して製造するために
製造コストがさらに低減される。製造後の検査も、ダイ
シングする前であってポストを立てた後に行なうことが
でき、しかも弾性があるので検査プローブの高さのバラ
ツキを緩衝でき、検査が容易になる利点がある。
で一括して形状記憶合金のポストを取付けるようにした
方法によれば、ウエハレベルで一括して製造するために
製造コストがさらに低減される。製造後の検査も、ダイ
シングする前であってポストを立てた後に行なうことが
でき、しかも弾性があるので検査プローブの高さのバラ
ツキを緩衝でき、検査が容易になる利点がある。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る半導体装置を示している。ここで用いられる半導体チ
ップ10はペリフェラルの電極パッドから半導体チップ
10上で再配線されて3列のエリアアレイになっている
電極11を有している。そしてこの電極11上に超弾性
の特性をもった円柱状のポスト12が設けられている。
ポスト12は半導体チップ10の電極11と半田13で
接続されており、この接続部分は樹脂15によって覆わ
れている。樹脂15はポスト12の全体を覆っているわ
けではなく、ポスト12の根元部分のみを覆っており、
ポスト12の先端側の部分が露出している。そしてポス
ト12の先端側には基板16の電極と接続するための半
田ボール14を取付けている。
る半導体装置を示している。ここで用いられる半導体チ
ップ10はペリフェラルの電極パッドから半導体チップ
10上で再配線されて3列のエリアアレイになっている
電極11を有している。そしてこの電極11上に超弾性
の特性をもった円柱状のポスト12が設けられている。
ポスト12は半導体チップ10の電極11と半田13で
接続されており、この接続部分は樹脂15によって覆わ
れている。樹脂15はポスト12の全体を覆っているわ
けではなく、ポスト12の根元部分のみを覆っており、
ポスト12の先端側の部分が露出している。そしてポス
ト12の先端側には基板16の電極と接続するための半
田ボール14を取付けている。
【0026】ここで樹脂15によって覆われている部分
の半田13はポスト12の先端部の半田ボール14より
も溶融温度が高い半田を用いることが望ましい。ポスト
12の先端部の半田ボール14を共晶半田から構成する
場合には、ポスト12の根元部分を電極11に接続して
いる半田13はPb成分が多い高融点の半田であること
が好ましい。Pbフリー半田を使用する場合には、Pb
フリーの成分中の融点が異なるようにすることが望まし
い。組合わせの一例を挙げれば、ポスト12の根元側を
接続する半田13を高融点のSn−Ag系の半田から構
成し、基板16に対する接続用の半田ボール14はSn
−Ag−Cu系、あるいはBiを含む半田等を使用する
ことが好ましい。
の半田13はポスト12の先端部の半田ボール14より
も溶融温度が高い半田を用いることが望ましい。ポスト
12の先端部の半田ボール14を共晶半田から構成する
場合には、ポスト12の根元部分を電極11に接続して
いる半田13はPb成分が多い高融点の半田であること
が好ましい。Pbフリー半田を使用する場合には、Pb
フリーの成分中の融点が異なるようにすることが望まし
い。組合わせの一例を挙げれば、ポスト12の根元側を
接続する半田13を高融点のSn−Ag系の半田から構
成し、基板16に対する接続用の半田ボール14はSn
−Ag−Cu系、あるいはBiを含む半田等を使用する
ことが好ましい。
【0027】これに対して半導体チップ10の電極11
上に設けられるポスト12はNi−Ti合金等で超弾性
の特性が得られるものを使用する。なお図1においては
ポスト12の先端部に半田ボール14を取付けるように
しているが、半田ボール14を取付けない半導体装置の
場合、例えばLGA(Land Grid Arra
y)から成る半導体装置にも適用可能である。また半導
体チップ10としては電極11の配置がエリアアレイの
電極を有するものに限られることなく、ペリフェラル電
極であっても構わない。
上に設けられるポスト12はNi−Ti合金等で超弾性
の特性が得られるものを使用する。なお図1においては
ポスト12の先端部に半田ボール14を取付けるように
しているが、半田ボール14を取付けない半導体装置の
場合、例えばLGA(Land Grid Arra
y)から成る半導体装置にも適用可能である。また半導
体チップ10としては電極11の配置がエリアアレイの
電極を有するものに限られることなく、ペリフェラル電
極であっても構わない。
【0028】半導体チップ10の外表面であってとくに
電極11が設けられている部分を覆っている樹脂15と
しては、エポキシ系の熱硬化型接着剤やUV硬化型エポ
キシ接着剤等が好適である。このような接着剤中には半
導体チップとの間の熱膨張率を近い値にするためのフィ
ラーを含有させておくことが好ましい。
電極11が設けられている部分を覆っている樹脂15と
しては、エポキシ系の熱硬化型接着剤やUV硬化型エポ
キシ接着剤等が好適である。このような接着剤中には半
導体チップとの間の熱膨張率を近い値にするためのフィ
ラーを含有させておくことが好ましい。
【0029】このようなポスト12を電極11上に設け
た半導体チップ10を基板16に実装し、リフローを行
なうことによって図2に示すようなチップサイズパッケ
ージが得られる。
た半導体チップ10を基板16に実装し、リフローを行
なうことによって図2に示すようなチップサイズパッケ
ージが得られる。
【0030】このようなチップサイズパッケージは、室
温領域あるいは低温領域になると、その基板16の大き
な熱膨張によって基板16が図3に示すように変形し、
これによって半導体チップ10と基板16とを接続して
いるポスト12に応力が集中する。ところがここではポ
スト12が超弾性を有しており、ポスト12が大きく変
形してこれを接合している半田13、14の部分に大き
な応力が発生しない。このために半田13、14の内部
疲労が発生せず、信頼性が向上する。
温領域あるいは低温領域になると、その基板16の大き
な熱膨張によって基板16が図3に示すように変形し、
これによって半導体チップ10と基板16とを接続して
いるポスト12に応力が集中する。ところがここではポ
スト12が超弾性を有しており、ポスト12が大きく変
形してこれを接合している半田13、14の部分に大き
な応力が発生しない。このために半田13、14の内部
疲労が発生せず、信頼性が向上する。
【0031】このような半導体装置において、ポスト1
2は上述の如く超弾性特性を示す形状記憶合金から構成
されている。ここで形状記憶合金は図4に示すように、
温度によって低温側のマルテンサイト相と高温側のオー
ステナイト相の2種類の結晶構造をとり、その境界の温
度領域は2相領域になる。
2は上述の如く超弾性特性を示す形状記憶合金から構成
されている。ここで形状記憶合金は図4に示すように、
温度によって低温側のマルテンサイト相と高温側のオー
ステナイト相の2種類の結晶構造をとり、その境界の温
度領域は2相領域になる。
【0032】上記の低温側のマルテンサイト相と高温側
のオーステナイト相の間の相転移温度、すなわち図4に
おける2相領域の温度を常温よりも高く設定することに
よって、相転移温度が上記の電子回路装置の使用時、す
なわち半導体チップの動作時の発熱により昇温したとき
の温度程度以上にすることが好ましい。
のオーステナイト相の間の相転移温度、すなわち図4に
おける2相領域の温度を常温よりも高く設定することに
よって、相転移温度が上記の電子回路装置の使用時、す
なわち半導体チップの動作時の発熱により昇温したとき
の温度程度以上にすることが好ましい。
【0033】例えば、Ni−Tiから成る形状記憶合金
としては、マルテンサイト相と2相領域との境界を65
℃程度に、2相領域とオーステナイト相の境界を80℃
程度にすることができる。
としては、マルテンサイト相と2相領域との境界を65
℃程度に、2相領域とオーステナイト相の境界を80℃
程度にすることができる。
【0034】また例えばNi−Ti−Cu(45:4
5:10)の場合には相転移温度を100℃程度にする
ことができ、またNi−Ti−Hf(35:35:3
0)の場合は150℃程度にすることができる。
5:10)の場合には相転移温度を100℃程度にする
ことができ、またNi−Ti−Hf(35:35:3
0)の場合は150℃程度にすることができる。
【0035】上記の形状記憶合金では、弾性率Gが温度
によって変化し、マルテンサイト相では小さく、オース
テナイト相では大きく、2相領域では両者の弾性係数を
つなぐように滑らかに変化する領域とすることができ
る。
によって変化し、マルテンサイト相では小さく、オース
テナイト相では大きく、2相領域では両者の弾性係数を
つなぐように滑らかに変化する領域とすることができ
る。
【0036】例えばオーステナイト相における縦弾性係
数が8000kgf/mm2 以下であり、マルテンサイ
ト相における縦弾性係数が1600kgf/mm2 以下
である。あるいはオーステナイト相における横弾性係数
が2500kgf/mm2 以下であり、マルテンサイト
相における横弾性係数が500kgf/mm2 以下であ
ることが好ましい。
数が8000kgf/mm2 以下であり、マルテンサイ
ト相における縦弾性係数が1600kgf/mm2 以下
である。あるいはオーステナイト相における横弾性係数
が2500kgf/mm2 以下であり、マルテンサイト
相における横弾性係数が500kgf/mm2 以下であ
ることが好ましい。
【0037】上記の形状記憶合金を用いたポスト12を
用いることによって、半導体装置の実装時の応力歪を緩
和することができる。これを図3によってより詳細に説
明する。図中説明を簡略にするために、半導体チップ1
0、実装基板16、形状記憶合金から成るポスト12お
よび半田層13、14のみを示している。
用いることによって、半導体装置の実装時の応力歪を緩
和することができる。これを図3によってより詳細に説
明する。図中説明を簡略にするために、半導体チップ1
0、実装基板16、形状記憶合金から成るポスト12お
よび半田層13、14のみを示している。
【0038】図3に示すように半導体チップ10を実装
基板16に実装する工程においては、半田を溶融するた
めに200〜250℃程度に加熱処理する。このときに
半導体チップ10と実装基板16との熱膨張率の差によ
って両者の熱膨張が異なっているが、両者を固着するた
めの半田層13、14は溶融状態であるので、ポスト1
2の接合部は応力がかからない。
基板16に実装する工程においては、半田を溶融するた
めに200〜250℃程度に加熱処理する。このときに
半導体チップ10と実装基板16との熱膨張率の差によ
って両者の熱膨張が異なっているが、両者を固着するた
めの半田層13、14は溶融状態であるので、ポスト1
2の接合部は応力がかからない。
【0039】上述のようなリフロー工程を経て180℃
前後で半田13、14が固化する。ポスト12によって
接合された電子回路装置が冷却されたときに、この半導
体装置が非作動状態では装置の温度が常温、すなわち約
20℃程度になる。このときに半導体チップ10よりも
実装基板16の方が熱膨張率が大きいために、冷却によ
る収縮量も半導体チップ10よりも実装基板16の方が
大きくなる。従って半田により固着されたポスト12の
接合部に応力歪が発生してしまうが、形状記憶合金から
成るポスト12は常温領域で弾性係数が非常に小さいた
めに、上記の応力歪を緩和できる。
前後で半田13、14が固化する。ポスト12によって
接合された電子回路装置が冷却されたときに、この半導
体装置が非作動状態では装置の温度が常温、すなわち約
20℃程度になる。このときに半導体チップ10よりも
実装基板16の方が熱膨張率が大きいために、冷却によ
る収縮量も半導体チップ10よりも実装基板16の方が
大きくなる。従って半田により固着されたポスト12の
接合部に応力歪が発生してしまうが、形状記憶合金から
成るポスト12は常温領域で弾性係数が非常に小さいた
めに、上記の応力歪を緩和できる。
【0040】またこの半導体装置が動作状態では、装置
の発熱によって加熱昇温し、例えば100℃程度に昇温
する。温度が上昇すると形状記憶合金の弾性係数が高く
なるが、半導体チップ10よりも実装基板16の方が熱
膨張係数が大きいので、実装基板16の方がより大きく
膨張し、これによって応力歪を緩和させるようになる。
の発熱によって加熱昇温し、例えば100℃程度に昇温
する。温度が上昇すると形状記憶合金の弾性係数が高く
なるが、半導体チップ10よりも実装基板16の方が熱
膨張係数が大きいので、実装基板16の方がより大きく
膨張し、これによって応力歪を緩和させるようになる。
【0041】このように形状記憶合金から成るポスト1
2を用いることによって、半導体チップ10と実装基板
16との間の熱膨張率の差に起因する応力歪を緩和して
接続信頼性を向上することができる。
2を用いることによって、半導体チップ10と実装基板
16との間の熱膨張率の差に起因する応力歪を緩和して
接続信頼性を向上することができる。
【0042】すなわち本実施の形態において形状記憶合
金として、電子回路装置の通常の使用温度範囲において
は、主としてマルテンサイト相とオーステナイト相の間
の相転移温度よりも低温側のマルテンサイト相領域を用
いるものである。また上記の領域を主として用いること
から、通常の形状記憶合金に形状を記憶させるために行
なわれる熱処理は、本実施の形態に用いられる半導体装
置のポスト12には不要になる。
金として、電子回路装置の通常の使用温度範囲において
は、主としてマルテンサイト相とオーステナイト相の間
の相転移温度よりも低温側のマルテンサイト相領域を用
いるものである。また上記の領域を主として用いること
から、通常の形状記憶合金に形状を記憶させるために行
なわれる熱処理は、本実施の形態に用いられる半導体装
置のポスト12には不要になる。
【0043】またポスト12として用いられる形状記憶
合金の主として超弾性特性を利用する場合であって、高
温側のオーステナイト相を利用する場合には、Ni−T
i合金から成る形状記憶合金であってマルテンサイト相
からオーステナイト相への変態温度が室温、すなわち約
20℃以下の形状記憶合金を利用することが好ましい。
このような形状記憶合金は、オーステナイト相における
繰返し変形させるときの回復可能な最大歪量が7%程度
に達する。すなわち約7%以下の歪を与えて除荷すると
元の形状に戻る。しかも弾性係数が低いために容易に変
形する超弾性特性を有する。従ってこのことから、半導
体チップ10と実装基板16との間の熱膨張係数の差に
起因する実装基板16の面方向の歪を形状記憶合金を用
いたポスト12の超弾性によって吸収することが可能に
なる。とくにここでポスト12として、非常に細い円柱
状の部材が用いられているために、このようなポスト1
2によって超弾性効果を利用して実装基板16の面方向
の歪を容易に除去吸収することが可能になる。
合金の主として超弾性特性を利用する場合であって、高
温側のオーステナイト相を利用する場合には、Ni−T
i合金から成る形状記憶合金であってマルテンサイト相
からオーステナイト相への変態温度が室温、すなわち約
20℃以下の形状記憶合金を利用することが好ましい。
このような形状記憶合金は、オーステナイト相における
繰返し変形させるときの回復可能な最大歪量が7%程度
に達する。すなわち約7%以下の歪を与えて除荷すると
元の形状に戻る。しかも弾性係数が低いために容易に変
形する超弾性特性を有する。従ってこのことから、半導
体チップ10と実装基板16との間の熱膨張係数の差に
起因する実装基板16の面方向の歪を形状記憶合金を用
いたポスト12の超弾性によって吸収することが可能に
なる。とくにここでポスト12として、非常に細い円柱
状の部材が用いられているために、このようなポスト1
2によって超弾性効果を利用して実装基板16の面方向
の歪を容易に除去吸収することが可能になる。
【0044】次に上記実施の形態に係る半導体装置を製
造する製造方法について図5〜図14を参照しながら説
明する。半導体チップ10の電極と整合するパターンの
開口部21を有するメタルマスク20を用意する。そし
てこのようなメタルマスク20をポスト配列用基板22
に密着させ、メタルマスク20上に超弾性特性をもつ円
柱状のポスト12を分散させる。なおポスト12の表面
には予め半田メッキを施しておくことが好ましい。また
メタルマスク20の開口部21の直径はポスト12が丁
度1個のみ入るような大きさにしておく。
造する製造方法について図5〜図14を参照しながら説
明する。半導体チップ10の電極と整合するパターンの
開口部21を有するメタルマスク20を用意する。そし
てこのようなメタルマスク20をポスト配列用基板22
に密着させ、メタルマスク20上に超弾性特性をもつ円
柱状のポスト12を分散させる。なおポスト12の表面
には予め半田メッキを施しておくことが好ましい。また
メタルマスク20の開口部21の直径はポスト12が丁
度1個のみ入るような大きさにしておく。
【0045】メタルマスク20はその厚さがポスト12
の高さよりもやや小さな寸法に設定される(図5参
照)。そしてメタルマスク20を振動させながら徐々に
少しずつ持上げてポスト12を開口部21に入れる。図
6に示すように総ての開口部21にポスト12が入った
ことを確認したならば、メタルマスク20上の不要なポ
スト12を総て除去する。
の高さよりもやや小さな寸法に設定される(図5参
照)。そしてメタルマスク20を振動させながら徐々に
少しずつ持上げてポスト12を開口部21に入れる。図
6に示すように総ての開口部21にポスト12が入った
ことを確認したならば、メタルマスク20上の不要なポ
スト12を総て除去する。
【0046】この後にメタルマスク20の上面に図7に
示すように反転用基板23を密着させて装着する。そし
てこの後にメタルマスク20とポスト反転用基板23と
が接合された状態でこれらが上下逆様になるように反転
させる。そしてこの後に図8に示すように上側のポスト
配列用基板22を除去する。
示すように反転用基板23を密着させて装着する。そし
てこの後にメタルマスク20とポスト反転用基板23と
が接合された状態でこれらが上下逆様になるように反転
させる。そしてこの後に図8に示すように上側のポスト
配列用基板22を除去する。
【0047】これに対して半導体チップ10の表面に
は、その電極11と対応する部分に予めフラックスを塗
布しておく。なお電極11上のみにフラックスを塗布す
る場合には、フラックス印刷を行なえばよい。半導体チ
ップ10の電極11が形成されている電極面の全体にフ
ラックスを塗布する場合には、スピンコートによって行
なうようにしてもよい。
は、その電極11と対応する部分に予めフラックスを塗
布しておく。なお電極11上のみにフラックスを塗布す
る場合には、フラックス印刷を行なえばよい。半導体チ
ップ10の電極11が形成されている電極面の全体にフ
ラックスを塗布する場合には、スピンコートによって行
なうようにしてもよい。
【0048】このようにしてフラックス27が塗布され
た半導体チップ10の電極11を図9に示すように、マ
スク20の開口部21に保持された状態で反転用基板2
3上に支持されているポスト12とアライメントさせ、
この状態で半導体チップ10を静かに下降させて図10
に示すように、その電極11の部分をポスト12に接触
させる。なおポスト12はメタルマスク20の上面から
突出しているために、フラックス27がメタルマスク2
0に接触することがない。
た半導体チップ10の電極11を図9に示すように、マ
スク20の開口部21に保持された状態で反転用基板2
3上に支持されているポスト12とアライメントさせ、
この状態で半導体チップ10を静かに下降させて図10
に示すように、その電極11の部分をポスト12に接触
させる。なおポスト12はメタルマスク20の上面から
突出しているために、フラックス27がメタルマスク2
0に接触することがない。
【0049】メタルマスク20が半導体チップ10に接
触しないように図11に示す半導体チップ10が載置さ
れた反転用基板23を上下逆様に反転させる。そしてこ
の状態においてリフローを行なう。リフローのための加
熱によってポスト12の表面に予め塗布されている半田
が溶融し、半田は自重によって流れ落ちて半導体チップ
10の電極11とポスト12の根元部分とを接続する。
しかもこのときにポスト12の上部が図12に示すよう
に露出する。
触しないように図11に示す半導体チップ10が載置さ
れた反転用基板23を上下逆様に反転させる。そしてこ
の状態においてリフローを行なう。リフローのための加
熱によってポスト12の表面に予め塗布されている半田
が溶融し、半田は自重によって流れ落ちて半導体チップ
10の電極11とポスト12の根元部分とを接続する。
しかもこのときにポスト12の上部が図12に示すよう
に露出する。
【0050】この後にさらに上記半田13を補強すると
ともに半導体チップ10の表面を保護するために、樹脂
15の塗布を行なう。ここで樹脂15は、例えばスピン
コートの方法によって塗布される。これによってLGA
(Land Grid Array)の半導体装置にな
る。
ともに半導体チップ10の表面を保護するために、樹脂
15の塗布を行なう。ここで樹脂15は、例えばスピン
コートの方法によって塗布される。これによってLGA
(Land Grid Array)の半導体装置にな
る。
【0051】この後に半田ボールの転写、半田ペースト
の印刷を行なうことによって、半田ボール14を搭載す
ることが可能になり、図1に示すような半導体装置が製
造される。
の印刷を行なうことによって、半田ボール14を搭載す
ることが可能になり、図1に示すような半導体装置が製
造される。
【0052】なお以上は半導体チップ10を用いたチッ
プレベルでの半導体装置の製造方法であるが、このよう
な方法に代えて、半導体ウエハを用いて行なうようにし
てもよい。すなわち半導体ウエハの各チップと対応する
領域の電極にそれぞれ上記のポスト12を接続し、この
後にダイシングを行なうことによって図12に示すよう
な半導体装置が得られる。従ってこのようにダイシング
した後に樹脂15を塗布することによって、図14ある
いは図1に示すような半導体装置が得られる。
プレベルでの半導体装置の製造方法であるが、このよう
な方法に代えて、半導体ウエハを用いて行なうようにし
てもよい。すなわち半導体ウエハの各チップと対応する
領域の電極にそれぞれ上記のポスト12を接続し、この
後にダイシングを行なうことによって図12に示すよう
な半導体装置が得られる。従ってこのようにダイシング
した後に樹脂15を塗布することによって、図14ある
いは図1に示すような半導体装置が得られる。
【0053】ここで半導体チップ10としてその電極1
1が0.5mmピッチであって3列のエリアアレイの半
導体装置の場合には、電極11の大きさがФ0.3mm
になり、ポスト12の直径はФ0.25mmになり、ポ
スト12の高さは0.1mmの値に設定することが好ま
しい。またこのような半導体装置を製造する場合のメタ
ルマスク20としては、その開口部21の直径がФ0.
3mmであって、厚さが0.5mmのものを用いること
が好ましい。
1が0.5mmピッチであって3列のエリアアレイの半
導体装置の場合には、電極11の大きさがФ0.3mm
になり、ポスト12の直径はФ0.25mmになり、ポ
スト12の高さは0.1mmの値に設定することが好ま
しい。またこのような半導体装置を製造する場合のメタ
ルマスク20としては、その開口部21の直径がФ0.
3mmであって、厚さが0.5mmのものを用いること
が好ましい。
【0054】なおポスト12を製造するために、従来の
Cuポストのようなメッキでの成長による製造方法を用
いるのではなく、ワイヤの切断によって製造してよい。
すなわち室温レベルで超弾性がある例えばФ0.25m
mのワイヤを0.1mmの等ピッチで切断する。そして
このようなワイヤをダイシング等によってカットするこ
とによって、等ピッチで切断できる。すなわちワイヤを
多数個ダイシングテープ上に細密に置き、多数本をダイ
シングソーで一括でカットすることでポスト12が提供
される。そしてダイシングテープから剥離した後にポス
ト12を洗滌後半田メッキを施すことによってポスト1
2が用意される。このようなポスト12を上述の半導体
装置の製造方法に供することによって、形状記憶合金か
ら成るポスト12を有する半導体装置が得られる。
Cuポストのようなメッキでの成長による製造方法を用
いるのではなく、ワイヤの切断によって製造してよい。
すなわち室温レベルで超弾性がある例えばФ0.25m
mのワイヤを0.1mmの等ピッチで切断する。そして
このようなワイヤをダイシング等によってカットするこ
とによって、等ピッチで切断できる。すなわちワイヤを
多数個ダイシングテープ上に細密に置き、多数本をダイ
シングソーで一括でカットすることでポスト12が提供
される。そしてダイシングテープから剥離した後にポス
ト12を洗滌後半田メッキを施すことによってポスト1
2が用意される。このようなポスト12を上述の半導体
装置の製造方法に供することによって、形状記憶合金か
ら成るポスト12を有する半導体装置が得られる。
【0055】
【発明の効果】本願の主要な発明は、半導体チップの電
極上に形状記憶合金から成る柱状のポストを設けるよう
にしたものである。
極上に形状記憶合金から成る柱状のポストを設けるよう
にしたものである。
【0056】従ってこのような半導体装置によれば、熱
膨張が大きい基板が半導体チップに対して変形しても、
ポストが大きく変形するためにポストと半導体チップの
電極あるいはポストと基板の電極を接続している接合部
に応力が集中することがなく、このために接続部におけ
る断線事故の発生が防止され、信頼性の高い半導体装置
が提供される。
膨張が大きい基板が半導体チップに対して変形しても、
ポストが大きく変形するためにポストと半導体チップの
電極あるいはポストと基板の電極を接続している接合部
に応力が集中することがなく、このために接続部におけ
る断線事故の発生が防止され、信頼性の高い半導体装置
が提供される。
【0057】製造方法に関する主要な発明は、半導体チ
ップの電極と整合する開口部をもったマスク上に形状記
憶合金から成る柱状のポストを分散し、マスクの開口部
にそれぞれポストを入れ、前記マスクの開口部にそれぞ
れ入っているポストを半導体チップの電極に転写するよ
うに移換え、ポストを半導体チップの電極に接続するよ
うにしたものである。
ップの電極と整合する開口部をもったマスク上に形状記
憶合金から成る柱状のポストを分散し、マスクの開口部
にそれぞれポストを入れ、前記マスクの開口部にそれぞ
れ入っているポストを半導体チップの電極に転写するよ
うに移換え、ポストを半導体チップの電極に接続するよ
うにしたものである。
【0058】従ってこのような半導体装置の製造方法に
よれば、半導体チップの電極上に形状記憶合金から成る
柱状のポストを設けた半導体装置を効率的に製造するこ
とが可能になる。とくに予め用意されたポストをメタル
マスク上に分散させて供給することにより、製造工程に
要する時間が大幅に短縮され、これによって半導体装置
のコストの低減を図ることが可能になる。
よれば、半導体チップの電極上に形状記憶合金から成る
柱状のポストを設けた半導体装置を効率的に製造するこ
とが可能になる。とくに予め用意されたポストをメタル
マスク上に分散させて供給することにより、製造工程に
要する時間が大幅に短縮され、これによって半導体装置
のコストの低減を図ることが可能になる。
【図1】半導体装置の縦断面図である。
【図2】半導体チップを実装基板上に実装したチップサ
イズパッケージの縦断面図である。
イズパッケージの縦断面図である。
【図3】基板が収縮したときのチップサイズパッケージ
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】ポストを構成する形状記憶合金の弾性係数を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】メタルマスク上にポストを分散させた状態の縦
断面図である。
断面図である。
【図6】メタルマスクのそれぞれの開口部にポストを入
れた状態の縦断面図である。
れた状態の縦断面図である。
【図7】反転基板を上に載置した状態の縦断面図であ
る。
る。
【図8】上下を反転させてポスト配列用基板を除去した
状態の縦断面図である。
状態の縦断面図である。
【図9】半導体チップの装着の途中の動作を示す縦断面
図である。
図である。
【図10】ポスト上に半導体チップを装着した状態の縦
断面図である。
断面図である。
【図11】半導体チップと反転用基板とを上下反転させ
た状態の縦断面図である。
た状態の縦断面図である。
【図12】リフローを行なった後の状態の半導体チップ
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図13】樹脂を供給した状態の半導体チップの縦断面
図である。
図である。
【図14】樹脂を半導体チップの外表面に塗布した状態
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図15】従来のチップサイズパッケージの縦断面図で
ある。
ある。
【図16】半田バンプの断線を示す半導体装置の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
1‥‥半導体チップ、2‥‥基板、3‥‥電極、4‥‥
バンプ、5‥‥電極、6‥‥封止樹脂、10‥‥半導体
チップ、11‥‥電極、12‥‥ポスト、13‥‥半
田、14‥‥半田ボール、15‥‥樹脂、16‥‥基
板、20‥‥マスク、21‥‥開口部、22‥‥ポスト
配列用基板、23‥‥反転用基板、27‥‥フラックス
バンプ、5‥‥電極、6‥‥封止樹脂、10‥‥半導体
チップ、11‥‥電極、12‥‥ポスト、13‥‥半
田、14‥‥半田ボール、15‥‥樹脂、16‥‥基
板、20‥‥マスク、21‥‥開口部、22‥‥ポスト
配列用基板、23‥‥反転用基板、27‥‥フラックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/31 H01L 21/92 603Z 604A 23/30 D
Claims (13)
- 【請求項1】半導体チップの電極上に形状記憶合金から
成る柱状のポストを設けた半導体装置。 - 【請求項2】ポストがNi−Ti−Cu系またはNi−
Ti−Hf系の形状記憶合金から成ることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】ポストが形状記憶合金の断面がほぼ円形の
ワイヤを所定の長さに切断した円柱状の部材から成るこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】形状記憶合金はマルテンサイト相とオース
テナイト相との間の相転移温度が半導体チップの動作時
の最高温度以上であることを特徴とする請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項5】形状記憶合金はマルテンサイト相からオー
ステナイト相への変態終了温度が20℃以下であること
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項6】柱状のポストが露出している部分以外の半
導体チップの電極面が樹脂で覆われていることを特徴と
する請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項7】電極上に形状記憶合金から成る柱状のポス
トを設けた半導体チップを基板上に実装し、前記ポスト
によって前記半導体チップの電極と前記基板の電極とを
接続したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】基板がインターポーザ基板であって、フリ
ップチップ実装によるチップサイズパッケージを構成す
ることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。 - 【請求項9】半導体チップの電極と整合する開口部をも
ったマスク上に形状記憶合金から成る柱状のポストを分
散する工程と、 前記マスクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程
と、 前記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを半導
体チップの電極に転写するように移換える工程と、 前記ポストを前記半導体チップの電極に接続する工程
と、 を具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記移換える工程において反転用基板を
用い、開口部にそれぞれポストが入った前記マスクを前
記反転用基板上に置き、前記ポストと電極とが一致する
ように前記マスクの上に半導体チップを載置することを
特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】前記ポストの表面に予め半田メッキを施
しておき、リフローの際に前記半田メッキが溶融して前
記ポストの先端部が前記基板の電極に半田付けされるこ
とを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項12】ポストを半導体チップの電極に接続した
後に前記半導体チップの表面に樹脂を塗布する工程を具
備することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項13】半導体ウエハの電極と整合する開口部を
もったマスク上に形状記憶合金から成る柱状のポストを
分散する工程と、 前記マスクの開口部にそれぞれ前記ポストを入れる工程
と、 前記マスクの開口部にそれぞれ入っているポストを半導
体ウエハの電極に転写するように移換える工程と、 前記ポストを前記半導体ウエハの電極に接続する工程
と、 前記半導体ウエハをダイシングして電極に前記ポストが
設けられた半導体チップに分割する工程と、 を具備する半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361832A JP2002164369A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
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JP2000361832A JP2002164369A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
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JP2002164369A true JP2002164369A (ja) | 2002-06-07 |
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ID=18833208
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