JP2002163447A - 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法、並びに記録媒体

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JP2002163447A
JP2002163447A JP2001273419A JP2001273419A JP2002163447A JP 2002163447 A JP2002163447 A JP 2002163447A JP 2001273419 A JP2001273419 A JP 2001273419A JP 2001273419 A JP2001273419 A JP 2001273419A JP 2002163447 A JP2002163447 A JP 2002163447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器にキャラクタ(仮想生命体としての
電子ペット)を住まわせ、ユーザとキャラクタとの頻繁
なコミュニケーションを可能とし、機器の操作の楽しさ
を倍増させることができるようにする。 【解決手段】 情報提供装置1を、ホットプラグを介し
てテレビジョン受像機102、ビデオカメラ103、VT
R104などと接続する。情報提供装置1のCPU11は、
HDD14に記憶されているエージェントプログラムに基
づいて仮想生命体としての電子ペットであるキャラクタ
を生成し、テレビジョン受像機102の表示部に表示さ
せ、各種のメッセージをユーザに提供させる。キャラク
タは、テレビジョン受像機102から他の機器、例え
ば、ビデオカメラ103に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供システ
ム、情報提供装置および情報提供方法、並びに記録媒体
に関し、特に、仮想生命体である電子ペット(以下「キ
ャラクタ」と称する)をコミュニケーションツールとし
て使用し、複数の電気機器間における情報を収集して蓄
積したり、蓄積された情報を出力したり、ユーザから固
有の情報を引き出したり、ユーザ固有の情報に基づいて
ユーザへ有益情報を提供したり、他者との情報交換を可
能とした情報提供システム、情報提供装置および情報提
供方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭において、電気機器同士を繋
いでデータの転送を行うことは日常的に行われている。
例えば、テレビジョン受像機とデジタルカメラとを、ホ
ットプラグを用いて接続し、デジタルカメラを用いて撮
影した映像をテレビジョン受像機に表示させたり、ビデ
オカメラとパーソナルコンピュータとを接続し、ビデオ
カメラで撮影した映像をパーソナルコンピュータで取り
込んで編集することが行われている。ホットプラグと
は、ホットスワップ(hot swap)機能を有するもので、
例えばコンピュータの電源を入れた状態のまま、コンピ
ュータのハード・ディスクや周辺機器の取り付けや取り
外しを可能にするものをいい、IEEE1394規格やUSB
(Universal Serial Bus)等が知られている。
【0003】特に、現在では、ホットプラグの規格が標
準化されるとともに、大容量のデータ転送を可能とする
ホットプラグが開発されており、より簡単に電気機器同
士を接続し、データ転送することが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データをやり
とりする機器同士が、同じ家の中でも、リビングと寝室
のように離れた場所に設置されている場合がある。この
場合、転送元となる機器(例えばビデオカメラやデジタ
ルカメラ本体)を、転送先となる機器(例えばテレビジ
ョン受像機)が設置されている場所まで持っていって、
接続してデータ出力を行う必要があった。
【0005】このように、従来では、データを送出する
側の機器を持ち運ぶ必要があるため、持ち運びに手間が
かかっていた。また、持ち運び時に機器を取り落として
破損させたり、持ち運んだ場所に機器を置き忘れるなど
して、次回使用するときに機器を探し回ってしまうとい
う不都合があった。
【0006】上記のように、情報を出力する場所にユー
ザが出向いて情報の出力を行う他、現在では、インター
ネット等の通信網の普及により、在宅しながら遠隔地に
データを転送することが可能になっている。しかし、こ
の場合、一旦パーソナルコンピュータにデータを取り込
んで、必要であればデータを圧縮してからデータを送信
する必要があった。
【0007】このように、従来の技術では、データの送
受信は、パーソナルコンピュータの知識を必要とすると
ともに、手間がかかるものであった。このため、より手
軽にデータの転送を可能にする仕組みが望まれている。
【0008】また、各家庭等では、複数の電気機器が接
続されており、これらの接続状態について意識せずに、
ホットプラグにより電気機器を接続したり、外したりす
ることがある。このため、どの電気機器が接続されてい
るか等を把握できない状態が生じることがある。
【0009】また、ビデオテープやDVD等からの再生映
像をテレビジョン受像機で視聴しているときに、例えば
重大ニュースがテレビジョン放送されたとしても、ビデ
オテープやDVDの再生を終了しないと、そのニュースを
知ることができないという不都合があった。さらに、テ
レビジョン受像機で野球等のゲームを視聴しているとき
に、途中でチャンネルを回してアニメ等を視聴すると、
野球ゲームに関する情報を知ることができなくなるとい
う不都合もあった。
【0010】また、テレビジョン受像機のように画像や
音が常に出力されている電気機器は、その画面や音を認
識できるため、電源の切り忘れという問題はさほど生じ
ないが、このような音や画像が出力されない電気機器
は、電源の切り忘れが生じてしまうという不都合があ
る。このため、外出時にテレビジョン受像機等の電源は
切るが、他の電気機器の電源を切り忘れることがある。
【0011】さらに、現代はストレス社会であり、癒し
系と呼ばれる人物や映像或いは音楽などが広く受け入れ
られている。ペットを飼うことも、人々の心を効果的に
和ませるものである。しかし、住宅事情によりペットを
飼いたくても飼えない人々も多い。
【0012】本発明の目的は、電気機器にキャラクタ
(仮想生命体としての電子ペット)を住まわせ、ユーザ
とキャラクタとの頻繁なコミュニケーションを可能と
し、機器の操作の楽しさを倍増させることができるよう
にするものである。
【0013】本発明の他の目的は、異なる電気機器間を
キャラクタが自由移動可能にして、ユーザ所有の電気機
器において表現を行うことができるようにするものであ
る。
【0014】本発明の他の目的は、馴染みのあるキャラ
クタが自由に移動可能にして、ユーザ所有の電気機器、
例えば撮像機器において、撮影画像と共に表示されて撮
影画像と共に保存できるようにするものである。
【0015】本発明の更に他の目的は、電気機器間の接
続状態や、各電気機器における情報を他の電気機器の使
用時や電源を切るときに、表現することができるように
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の情報提供システ
ムは、複数の電気機器を接続し、電気機器間でキャラク
タデータを送受信する情報提供システムであって、各電
気機器は、キャラクタデータを処理するキャラクタシス
テムと、キャラクタを利用してユーザに対して表現を示
すための表現手段と、電気機器間を接続する接続手段と
を備え、キャラクタデータは接続手段を利用して電気機
器間を移動するように送受信され、キャラクタシステム
は、キャラクタに所定表現を与えるためのキャラクタ表
現用データに基づいて処理を行い、表現手段によりユー
ザに対してキャラクタから情報を提供することを特徴と
する。
【0017】前記電気機器の表現手段は、キャラクタを
ユーザに対して視覚的に表示するための表示部またはキ
ャラクタの存在をユーザに対して聴覚的に認識させるた
めの発音部を備えるようにすることができる。
【0018】前記キャラクタは、表示部を利用すること
により、他の画像データに重畳されて表示されるか、ま
たは、発音部を利用することにより、他の音声データに
重畳されて発音されることができる。
【0019】前記接続手段はホットプラグとして構成さ
れるIEEE1394規格に準拠したインターフェースある
いはUSB規格に準拠したインターフェースとすることが
できる。
【0020】前記キャラクタ表現用データは、少なくと
もキャラクタの態様を決定するキャラクタルールデータ
と、ユーザプロフィルを含むユーザ属性情報と、ユーザ
に対して提供する提供情報とを含み、キャラクタシステ
ムは、キャラクタルール記憶部と、ユーザ属性情報記憶
部と、提供情報記憶部とを有することができる。
【0021】前記キャラクタ表現用データは、ユーザの
興味対象を示すキーワードをさらに含み、キャラクタシ
ステムは、更にキーワード記憶部を有することができ
る。
【0022】前記ユーザ属性情報は、ユーザに対してキ
ャラクタより提供された質問事項に対応して、ユーザか
ら入力された回答に基づくデータを収集することにより
得られるようにすることができる。
【0023】前記キーワードは、ユーザ属性情報から生
成されるようにすることができる。
【0024】前記キーワードに基づいて、テレビジョン
放送を含むメディア情報から所望の情報を選択してキャ
ラクタを介してユーザに提供することができる。
【0025】前記キャラクタ表現用データは、持ち運び
可能な記憶媒体にキャラクタデータとともに記憶され、
電気機器の1つから他の電気機器に対して記憶媒体を接
続することにより出力可能とすることができる。
【0026】前記キャラクタ表現用データは、インター
ネットを含む通信網を介して、電気機器から他の電気機
器に送信可能とすることができる。
【0027】本発明の情報提供装置は、電気機器の表現
部にキャラクタを表現させ、キャラクタを介してユーザ
に対して情報を提供する情報提供装置であって、他の電
気機器と接続してキャラクタを構成するキャラクタデー
タを送信、あるいは受信する接続手段と、キャラクタデ
ータを処理するキャラクタシステムとを有し、キャラク
タシステムはキャラクタに所定表現を与えるためのキャ
ラクタ表現用データに基づいて処理を行い、表現部によ
りユーザに対してキャラクタから情報を提供することを
特徴とする。
【0028】前記接続手段は、ホットプラグとして構成
されるIEEE1394規格に準拠したインターフェースあ
るいはUSB規格に準拠したインターフェースとすること
ができる。
【0029】前記キャラクタ表現用データは、少なくと
もキャラクタの態様を決定するキャラクタルールデータ
と、ユーザプロフィルを含むユーザ属性情報と、ユーザ
に対して提供する提供情報とを含み、キャラクタシステ
ムは、キャラクタルール記憶部と、ユーザ属性情報記憶
部と、提供情報記憶部とを有することができる。
【0030】本発明の情報提供方法は、互いに接続され
た複数の電気機器間でキャラクタデータを送受信する情
報提供方法であって、電気機器間を接続する接続手段を
利用して他の電気機器とキャラクタデータを送受信し、
キャラクタデータを処理するキャラクタシステムによ
り、キャラクタに所定表現を与えるためのキャラクタ表
現用データに基づいて処理を行い、表現手段を利用し
て、キャラクタを介してユーザに情報を提供することを
特徴とする。
【0031】前記キャラクタがユーザに対して行う情報
提供は、キャラクタをユーザに対して視覚的に表示する
ための表示部またはキャラクタの存在をユーザに対して
聴覚的に認識させるための発音部を用いて行われるよう
にすることができる。
【0032】前記キャラクタは、表示部を利用すること
により、他の画像データに重畳されて表示されるか、あ
るいは、発音部を利用することにより、他の音声データ
に重畳されて発音されることができる。
【0033】前記キャラクタからユーザへの情報提供
は、ユーザの個別情報に基づいて作成されたキーワード
により検索した情報提供とすることができる。
【0034】前記ユーザの個別情報は、ユーザに対して
キャラクタより提供された質問事項に対応して、ユーザ
から入力された回答に基づくデータを収集することによ
り得られるユーザ属性情報とすることができる。
【0035】前記キャラクタ表現用データは、持ち運び
可能な記憶媒体にキャラクタデータとともに記憶され、
電気機器の1つから他の電気機器に対して記憶媒体を接
続することにより出力可能とすることができる。
【0036】前記キャラクタ表現用データは、インター
ネットを含む通信網を介して、電気機器から他の電気機
器に送信されるようにすることができる。
【0037】本発明の記録媒体は、電気機器よりユーザ
属性情報およびユーザ属性情報に基づいて検索される情
報を収集する情報収集ステップと、検索された情報に基
づいて、キャラクタの表現態様を決定する表現態様決定
ステップと、決定された表現態様に基づいて表現される
キャラクタを介して、検索された情報をユーザに提供す
る情報提供ステップとをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0038】前記プログラムは、ユーザ情報に基づい
て、ユーザ固有のキーワードを作成するキーワード作成
ステップを更に含むようにすることができる。
【0039】前記キーワード作成ステップは、ユーザに
キャラクタを介して質問を与えるステップと、質問に対
応してユーザから入力される回答のデータを収集するス
テップと、収集された回答データに基づいてキーワード
を作成するステップとを含むようにすることができる。
【0040】前記キーワード作成ステップは、ユーザ属
性情報により選択された情報を収集するステップと、収
集されたデータに基づいてキーワードを作成するステッ
プとを含むようにすることができる。
【0041】本発明の情報提供システムにおいては、キ
ャラクタデータが接続手段を利用して電気機器間を移動
するように送受信され、キャラクタシステムは、キャラ
クタに所定表現を与えるためのキャラクタ表現用データ
に基づいて処理を行い、表現手段によりユーザに対して
キャラクタから情報が提供される。
【0042】本発明の情報提供装置および方法において
は、キャラクタシステムが、キャラクタに所定表現を与
えるためのキャラクタ表現用データに基づいて処理を行
い、キャラクタからユーザに対して情報が提供される。
【0043】本発明の記録媒体においては、ユーザ属性
情報およびユーザ属性情報に基づいて検索される情報が
収集され、検索された情報に基づいてキャラクタの表現
態様が決定され、決定された表現態様に基づいて表現さ
れるキャラクタを介して、検索された情報がユーザに提
供される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配
置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範
囲内で種々改変することができるものである。
【0045】図1は本発明を適用した情報提供システム
のハード構成の一例を示す概略説明図、図2はホットプ
ラグの一例としての高速シリアルバスIEEE1394を用
いたネットワーク構成およびコネクションの一例を示す
説明図、図3はホットプラグの一例としての高速シリア
ルバスIEEE1394による機器制御を示すブロック図、
図4はCSR(Command and Status Register:コマンド
アンド ステイタスレジスタ)空間構造およびConfigur
ation ROMの構造を示す説明図である。
【0046】先ず、本例の情報提供システムの概略を説
明すると、ユーザとのコミュニケーションツールとし
て、キャラクタ(例えば、仮想生命体である電子ペッ
ト)が使用される。このキャラクタはユーザへ各種サー
ビスを提供するものである。このシステムでは、「ホッ
トプラグで繋がれた複数の機器の間においてキャラクタ
が歩き回り、ユーザとコミュニケーションを取る」こ
と、「出力機器とホットプラグが繋がれていない機器に
も、キャラクタデータが保存されている記憶媒体を装着
することで、出力機器自体を持ち運ぶことなく、その機
器に情報を出力し、これにより、キャラクタデータを他
の機器に出力して、ユーザとのコミュニケーションを取
る」こと、「ホットプラグで繋がれた複数の機器の稼働
状態や情報を機器内で相互にキャラクタによって表現す
る」こと、「電気機器が表示装置を備えているような場
合、キャラクタが表示装置の映像等と重畳的に表現さ
れ、また、電気機器が記録手段を備えている場合にはキ
ャラクタデータと映像が一緒に表示記録される」こと、
といったことを可能とするものである。
【0047】また、本例におけるユーザとキャラクタの
コミュニケーションは、「機器の表現部等にキャラクタ
を出現させてユーザへ情報を提供する」こと、「キャラ
クタとユーザとを会話させてユーザ情報を収集する」こ
と、「収集したユーザ情報に基づいてユーザへ有益な情
報を提供する」こと、「キャラクタ同士で情報の交換を
行う」こと、といったものを含むものである。
【0048】このように、本例の情報提供システムは、
描画システムや発音システムなどに基づいて描かれるキ
ャラクタを表現して、ユーザとキャラクタのコミュニケ
ーションを可能とするもので、キャラクタ表現が可能な
エージェントプログラムを主要構成要素としており、ユ
ーザプロファイルを有し、キャラクタからの質問の結
果、ユーザから得た回答や、WEB接続時の入力フォー
ムでの入力項目等をユーザ情報として、記憶装置(例え
ばHDD、PROM等)に記憶するように構成されている。
【0049】なお、本例でいう情報とは、キャラクタと
対話によって得られる情報、接続された機器間の各機器
の情報の他に、衛星放送(BS)、衛星通信(CS)、地上
波、ケーブルテレビ、インターネット、ISDN経由やイン
ターネット経由のテレビ電話のなどのデジタルデータで
得られる情報を含むものであり、そのデータはコンピュ
ータを介し、或いはコンピュータを仲介することなく、
さまざまな機器で利用できるものである。
【0050】先ず、情報提供装置におけるハード構成に
ついて説明する。図1は、本例の情報提供システム(複
数の情報提供システムを設置する場合は、他の情報提供
システムも同様)に利用される情報提供装置1および接
続される他の機器のハード構成例を示す。情報提供装置
1は、データの演算・制御処理装置としてのCPU11、
記憶装置としてのROM12,RAM13,HDD14,EEPROM
15、通信制御部16、並びに音声情報をデジタル化す
るためのコンバータ17を備えている。
【0051】CPU11は、ROM12又はHDD14に記憶さ
れているプログラムにしたがって各種の処理を実行する
ようになされている。RAM13には、CPU11が各種の処
理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶さ
れる。EEPROM15には、ユーザプロファイルなど、電源
オフ後も記憶する必要のあるデータなどが記憶される。
【0052】なお、本例の情報提供装置1に、キーボー
ド等の入力装置1aを設けた構成としても良い。入力装
置1aは、情報提供装置1に、ユーザプロファイル等の
情報を記憶させるときに用いられるものである。なお、
入力操作については、情報提供装置1に接続された他の
機器から行うこともできるため、入力装置1aを設けな
い構成としても良い。
【0053】さらに、情報提供システムは情報提供装置
1に、外付けの記憶媒体装置1bを設けた構成としても
良い。記憶媒体装置1bは、外付けハードディスク、光
磁気ディスク、CD-R、DVD、メモリカードの一種として
のメモリスティック(商標)などにより構成される。記
憶媒体装置1bは、情報提供装置1に格納されたデータ
を記憶したり、またこれを読み出すことができるように
なされている。
【0054】なお、外付けの記憶媒体装置として、キャ
ラクタを現出させる表現部1dと、入力部1eとを設け
た専用記憶装置1cを設けた構成としても良い。この場
合、専用記憶装置1cには、情報提供装置1から上記キ
ャラクタのプログラムデータ等をコピーしたり、キャラ
クタを移動させたりする。キャラクタデータをコピーし
たときには、例えばタイムスタンプの新しい情報のみを
保存して、この新しい保存情報を、接続された他の情報
提供装置へ提供するように構成する。また、専用記憶装
置1cにキャラクタを移動したときには、移動元の情報
提供装置1には「不在」などの表示をするように構成す
ることもできる。そして、専用記憶装置1cは、キャラ
クタの表現(例えば音声や図柄等の表示など)を表現可
能な表現部1dを設けているので、ユーザが持ち運びな
がらキャラクタとのコミュニケーションを取ることが可
能となる。
【0055】したがって、上記専用記憶装置1cを使用
することにより、ホットプラグで繋がっていない機器に
おいて、専用記憶装置1cと接続することにより、最新
の情報を有するキャラクタを出現させることが可能とな
る。
【0056】情報提供システムに用いられる情報提供装
置1には、データ転送可能なホットプラグを介して、AV
機器や家電機器などの各種電気機器が接続されている。
電気機器には、テレビジョン受像機、VTR、携帯カメ
ラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、オ
ーディオ機器、ラジオ、携帯型や据置型を含むパーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ、携帯電話機を含む情報
端末、セットトップボックス、プリンタ、ナビゲーショ
ンシステム、その他のOA機器、照明装置、冷蔵庫,洗
濯機,電気釜等の家庭用電気機器が含まれる。図1に
は、このうちの、ラジオカセットレコーダ101(マイ
クロホン101aを有する)、テレビジョン受像機10
2、ビデオカメラ103、VTR104、およびセットト
ップボックス105が図示されている。
【0057】本例の情報提供システムは、上記機器の表
現部(例えばテレビジョン受像機であればCRT、LCDなど
の表示部、ラジオやオーディオであればスピーカ部分な
ど)に、キャラクタ(仮想生命体としての電子ペット)
を表現(音声出力や画像表示)させ、キャラクタとの会
話を楽しんだり、ユーザとのコミュニケーションを通じ
てユーザ情報を収集し、ホットプラグを介して接続され
た情報源(テレビジョン受像機,ラジオ、情報端末、家
庭用電気機器等)からユーザのニーズに沿った情報を選
択し、ユーザへ提供するものである。
【0058】例えば情報源として家庭用電気機器を例に
すると、洗濯機の洗濯が終了間近になれば、洗濯機の残
りタイマー時間を取得し、表現される機器、例えばテレ
ビジョン受像機に「あと1分で洗濯が終わります」とい
う音声や文字等を表現するといったものである。また、
キャラクタの表現手段としては、例えば電気機器がビデ
オカメラやデジタルスチルカメラ等である場合には、ビ
デオカメラやデジタルスチルカメラが撮像している対象
物の画像に重畳的にキャラクタが表示される。つまり、
ビデオカメラやデジタルスチルカメラが撮像表示してい
る画像等の前面のウィンドウにキャラクタが表現される
ように、キャラクタデータの表示領域を常に確保するた
めに、優先的な画像処理を行うように構成している。
【0059】このため、キャラクタが表現されている状
態が優先的に画像処理されるので、ビデオカメラやデジ
タルスチルカメラが表示している画像と同時に、ビデオ
テープ、DVD、メモリスティック、RAM等の記録媒体にキ
ャラクタが記録される。このようにして、キャラクタ
は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等で被写体や
表示画像と一緒に写ったりすることが可能となる。
【0060】このように、上記機器の一つには表現部
(画面や発音部など)と、キャラクタとコミュニケーシ
ョンを取るための入力手段が設けられている。表現部と
しては、テレビジョン受像機の表示画面、ビデオカメラ
やデジタルスチルカメラの表示部、ラジオカセットレコ
ーダの液晶表示部などや、スピーカ等があるが、冷蔵庫
や掃除機など、一般的には表現部を有さない機器には、
表現部を設けた構成として、これらの家庭用機器で表現
する構成としても良い。
【0061】入力手段としては、情報提供装置1に直接
設けられた入力装置1aや、パーソナルコンピュータの
キーボードやマウスの他、テレビジョン受像機やVTR等
のリモートコントローラや、ゲーム機のコントローラ、
或いは各機器に設けられているパネル等が利用される。
【0062】入力手段としてリモートコントローラを利
用するときは、「Yes/No」で答えられる質問や、選択
肢から答える質問に対しては、上矢印と下矢印からなる
ボタン(例えばボリューム調整ボタン)により答えを選
択できるように構成する。
【0063】また、入力手段としてリモートコントロー
ラを利用するとき、言葉を入力する必要がある場合に
は、表現部がテレビジョン受像機の表示画面等の表示装
置である場合には、この表示装置上に50音表を表示さ
せ、リモートコントローラのボリューム調整ボタン等に
より所定の文字を選択し、言葉が入力される構成とする
と良い。また、ラジカセ等に設置されたマイクロホンに
より音声入力し、音声認識処理を利用して文字入力して
もよい。これらにより、キーボードを備えていなくても
文字の入力が可能となる。
【0064】なお、コンバータ17は、公知の構成から
なり、テレビジョン放送やラジオ放送の内容や、音声入
力された情報を認識するために、音声情報からデジタル
データへの変換を可能とするものである。
【0065】本例では、データ転送可能なホットプラグ
として、各機器間での接続互換性が可能なものを使用す
る。ホットプラグの例としては、USBやIEEE1394規
格に基づくi-Linkなどが知られており、ここではIEEE1
394規格に基づく接続に関して、図2乃至図4に基づ
いて説明する。この接続技術では、例えば、アイソクロ
ナス転送が行われるが、このアイソクロナス転送は画像
データや音声データの画像や音が再生の途中で止まらな
いように、データを受信しながら再生するのに適した技
術であり、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを
必ずしも必要としない。
【0066】この接続技術により、据え置き型のビデオ
デッキ、テレビジョン受像機やオーディオ機器、デジタ
ルCATV、デジタル衛星放送、Internetの端末などを含む
デジタル・オーディオ・ビデオ、テレビ電話、照明、ク
ーラー、炊飯器、洗濯機などの家電機器を含めた各種機
器などの接続を行い、Internet経由でビデオを録画した
り、出先から帰宅時間に合わせて、照明、クーラー、電
子レンジ、炊飯器、洗濯機などの家電機器、ホームセキ
ュリティのための鍵などを含めた各種の電源のon-offを
制御したり、各種機器の状態を把握することも可能であ
る。
【0067】情報装置と各機器間、各機器間同士の接続
方法としては、ネットワークの接続方法であるバス型に
類似する「数珠つなぎ」の接続、スター結線に類似する
接続(いわゆるヒトデ型配線)、一箇所から多くの配線
を行ういわゆる「たこ足配線」のどれでも利用できる。
本例では「数珠つなぎ」の接続を用いた例とする。すな
わち、基本ボックスには、複数の接続端子(コネクタ)
用のソケットが形成されている。そして、そのうちそれ
ぞれ6ピンのコネクタ用のソケットとなっている。
【0068】一般に、接続コネクタとしては、上記、6
ピンのコネクタの他に、4ピンのコネクタの2種類があ
り、電源供給が必要なものは6ピンのコネクタを用い
る。ケーブル側のコネクタは、プラスマイナスやオスメ
スなどによる接続間違いがないように作られている。ま
た、機器側のコネクタには入力端子や出力端子などの概
念がなく、複数の受け口がある場合にはどれに挿しても
利用できる。さらに、6ピンのコネクタにはオプション
でロック機構もあり、不用意にコネクタが抜けないよう
になっている。
【0069】具体的には、前記した据え置き型のビデオ
デッキ、テレビジョン受像機やオーディオ機器、デジタ
ルCATV、デジタル衛星放送、Internetの端末などを含む
デジタル・オーディオ・ビデオ、テレビ電話、照明、ク
ーラー、炊飯器、洗濯機などの家電機器を含めた各種機
器などの接続を行い、Internet経由でのビデオの録画、
出先から帰宅時間に合わせての、照明、クーラー、電子
レンジ、炊飯器、洗濯機などの家電機器、ホームセキュ
リティのための鍵などを含めた各種の電源のon-off制御
や、各種機器の状態把握、ディジタルビデオカメラなど
の映像機器やオーディオ機器間の主信号の転送や制御信
号の転送方法として、高速シリアルバスIEEE1394を
利用した例を示す。このIEEE1394を搭載した機器
(以下、「1394機器」という。)を複数接続するこ
とにより、ネットワークを構成することができる。
【0070】高速シリアルバスIEEE1394を各種機器
のネットワークとして用いた例を図2に示す。この図2
では、便宜上、電気機器としてAV機器を例にして説明し
ている。高速シリアルバスIEEE1394上に5台の機器
101乃至105(図1のラジオカセットレコーダ10
1、テレビジョン受像機102、ビデオカメラ103、
VTR104、セットトップボックス105のそれぞれの
機能的特徴を記述する必要がないとき、これらを単に、
機器101乃至105と称する)が接続されている。こ
れらの各種の機器には、機器間でのデータ転送時にIsoc
hronous(アイソクロナス)チャンネルの関連付けをす
るために、IEC61883規格(”Digital interface f
or consumer electronic audio/videoequipment”(デ
ィジタルインターフェイス フォー コンシューマ エレ
クトロニック オーディオ/ビデオイクウィップメン
ト),IEC, Referencenumber 100C/46〜50/CDV,proje
ct number 100C/61883-1〜5/Ed.1)で定められいるMast
er Plug Register(MPR:マスター プラグ レジスタ)
とPlug Control Register(PCR:プラグ コントロール
レジスタ)が装備されている。
【0071】これらのレジスタには、それぞれ各種機器
データの入力用レジスタと出力用レジスタがあり、Mast
er Plug Registerには、input Master Plug Register
(iMPR:インプット プラグ レジスタ)とoutput Maste
r Plug Register(oMPR:アウトプット マスター プラ
グ レジスタ)が、Plug Control Registerには、inputP
lug Control Register(iPCR:インプット プラグ コン
トロール レジスタ)とoutput Plug Control Register
(oPCR:アウトプット プラグ コントロール レジス
タ)がある。これらのレジスタの詳細は、図4で示すよ
うに、IEEE1394規格で規定されている。PCR,PMRに
ついては、IEC61883−1規格で規定されており、
ここではその詳細な説明は省略する。
【0072】oMPRとiMPRは各種機器内に1つだけ存在
し、それぞれ各種機器内のoPCRとiPCRの数を管理して
いる。1つの機器内に存在できるoPCRとiPCR数は、そ
れぞれ最大32個である。
【0073】図2の例では、機器101が、oMPR111
とoPCR121を有し、機器102が、iMPR112とiPCR
122,123を有し、機器103が、iMPR113とiP
CR124,125を有し、機器104が、iMPR114と
iPCR126を有し、機器105が、iMPR115とiPCR1
27を有している。
【0074】oPCRとiPCRには、コネクションを確立す
るために必要な情報として、Broadcast connection(ブ
ロードキャスト コネクション)の有無、Point-to-poi
nt connection(ポイント トゥー ポイント コネク
ション)数、Isochronous(アイソクロナス)チャンネ
ル番号等が記述され、oPCRにはさらにIsochronousデー
タフローの転送速度と帯域が記述される。
【0075】MPRおよびPCRが記述されているレジスタア
ドレスは、IEEE1394規格で定められているCSR(Com
mand and StatusRegister:コマンド アンド ステイタ
ス レジスタ)空間のアドレス中のFF FF F0
09 00 h(hは16進数を表す)番地から FF
FF F0 09 FF h番地までに記述されてい
る。
【0076】各機器が出力するIsochronousデータは、
これらのPCRを適切に設定することにより、各種機器間
でIsochronousデータフローのパスを張ることができる
ので、任意の機器間でのデータ転送が可能である。PCR
を用いたコネクションには、Point-to-pointconnection
とBroadcast connectionの2種類がある。
【0077】Point-to-point connectionは、ある機器
の1つのoPCRと別の機器の1つのiPCRとを1つのIsoch
ronousチャンネルで結び付けるコネクションである。例
えば図2では、機器101のoPCR121と機器104
のiPCR126間の接続がこれに相当する。このコネクシ
ョンの場合、コネクションを確立した機器或いは制御ア
プリケーションのみによってしかレジスタを書き換える
ことはできないので、プロテクトがかけられる。また、
同じ1つのPCRに、複数のPoint-to-point connectionを
存在させることができる。例えば、機器101のoPCR
121と機器102のiPCR123との間の同じIsochron
ousデータフローを用いた3つのPoint-to-point connec
tionがこれに相当する。
【0078】Broadcast connectionは、ある機器の1つ
のoPCRと1つのIsochronousチャンネルのみを結び付け
たBroadcast-out connectionと、別の機器の1つのiPCR
と1つのIsochronousチャンネルのみを結び付けたBroad
cast-in connectionの2つのコネクションからなる。例
えば、機器101のoPCR121とIsochronousデータの
ブロードキャストチャンネル番号(通常63に設定され
る)を結びつけるのがBroadcast-out connectionとな
り、機器105のiPCR127とIsochronousデータのブ
ロードキャストチャンネル番号を結びつけるのがBroadc
ast-in connectionとなる。この2つのBroadcast conne
ctionは、送り手と受け手は互いの状態に依存せず、そ
れぞれ独立に設定される。また、Broadcast connection
を確立した機器或いは制御アプリケーション以外のどの
機器からでもPCRを書き換えられることができ、コネク
ションを切断することができるだけでなく、送信中の機
器からのブロードキャスト用Isochronousチャンネルを
奪い取ることもできる。
【0079】1394プロトコル上では、高速シリアル
バスIEEE1394上に接続されている機器は、バス初期
化時のSelf-IDプロセスにより他の1394機器のNode_
ID番号と最大動作速度が知らされる。
【0080】次に、IEEE1394機器制御装置を、図3
のブロック図に示す。このIEEE1394機器制御装置
は、高速シリアルバスIEEE1394に接続されている各
機器(機器101乃至105)のそれぞれにより構成さ
れる。この図で示す例において、IEEE1394機器制御
130は、コネクション制御部131、Node_ID-Config
uration ROM情報記憶部132、シリアルバスマネージ
メント部133、1394トランザクション層134、
1394リンク層135、1394物理層136から構
成される。
【0081】コネクション制御部131は、機器認識部
131aと機器制御部131bから構成され、機器認識
部131aからの信号は、1394トランザクション層
134、1394リンク層135、1394物理層13
6を介して、適切なパケットに組み立てられ、適切なタ
イミングで高速シリアルバスIEEE1394上に送出され
る。高速シリアルバスIEEE1394からの信号は、逆に
1394物理層136、1394リンク層135、13
94トランザクション層134を介して、機器認識部1
31aに送られる。機器認識部131aは必要な情報を
Node_ID-Configuration ROM情報記憶部132に保存す
る。
【0082】機器制御部131bからの信号は、機器認
識部131aからの信号の流れと同様に高速シリアルバ
スIEEE1394に送出されるが、信号の宛先を指定する
ためにNode_ID-Configuration ROM情報記憶部132を
参照する。
【0083】シリアルバスマネージメント部133は、
IEEE1394規格に記載されているように、CSR空間1
33aの情報をもとに、1394トランザクション層1
34、1394リンク層135、1394物理層136
を制御する。また、機器制御部131bは他の1394
機器との制御コマンドのやりとりのために、CSR空間1
33a内の指定されたアドレスを経由して情報伝達を行
う。以上のようにして、本例の場合、各電気機器間は接
続される。
【0084】次に、本例の情報提供システムの情報提供
装置1が有するキャラクタシステムについて説明する。
図5はキャラクタシステムの一例を示す概略構成図であ
り、図5に示すように、情報提供装置1に係るキャラク
タシステム21は、キャラクタの意思,行動を制御する
エージェントプログラム22と、キャラクタの生態に関
する情報や知識情報を格納するナレッジデータベース2
6と、キャラクタの内部状態,外部状態,環境などを監
視し、これらに基づき、キャラクタの意思、行動を制御
すると共に、制御結果を格納するキャラクタ状態保存部
32と、キャラクタの表示データを生成する描画システ
ム36と、キャラクタの音声を出力する音声システム3
7と、キャラクタ管理システム60を備える。
【0085】なお、符号40−1,40−2,40−3
は、外部の情報提供システムの情報提供装置を示すもの
である。外部に設けられた情報提供装置40−1,40
−2,40−3のうち、情報提供装置40−3は、ウェ
ブ上に設けられたWWWサーバにより構成されている。こ
れらの情報提供装置40−1,40−2,40−3も、
情報提供装置1のキャラクタシステム21と同様の構成
のキャラクタシステムを有している。このように、外部
にも情報提供システムが有る場合には、データを記憶媒
体に格納して直接情報交換したり、または通信回線網2
を介して、容易にデータのやりとりを行うことが可能で
ある。
【0086】エージェントプログラム22は、情報収集
部23と、情報解析部24と、情報提供部25と、を備
えている。情報収集部23は、入力機器38から、ユー
ザ情報や、ユーザ向けにテレビジョン放送やラジオ放送
などのメディアから選択して収集した情報等の取り込み
を行う。情報収集部23で取り込まれた情報は、情報解
析部24で解析され、ナレッジデータベース26へ提供
されるもの、通信回線網2を介して他のキャラクタシス
テム等へ送出されるもの、情報提供部25へ提供される
ものに振り分けられる。なお、取り込まれたユーザ情報
や、選択された情報など各種情報は、ナレッジデータベ
ース26の提供情報記憶部31に記憶される。このエー
ジェントプログラム22により、テレビ画面等の表示装
置において自律的に行動することが可能なキャラクタが
構築される。なお、1つのキャラクタシステムに対し
て、表示されるキャラクタは、必ずしも1つとは限ら
ず、複数表示されても良い。
【0087】なお、本例の情報提供装置1では、エージ
ェントプログラム22はHDD14に記憶されている。エ
ージェントプログラム22が有する常時監視プログラム
はRMA13に展開され、CPU11により実行される。従っ
て、エージェントプログラム22が立ち上がっていなく
ても、ユーザの実行履歴を監視し、そのデータを、ログ
データとして取り込むことが可能とされている。
【0088】したがって、例えば、テレビ画面等の表示
装置にキャラクタが表示されていない状態(エージェン
トプログラム22が実行されていない場合)でも、ユー
ザの実行履歴を常時ログデータとして取得することがで
きる。
【0089】上記情報解析部24は、前記ユーザ情報に
基づいて、ユーザの好みや嗜好の解析を行い、キーワー
ドを生成する。すなわち、情報解析部24は、予めHDD
14に記憶されたエージェントプログラム22のプログ
ラムデータと、ユーザ情報を、RAM13へ取り込み、嗜
好解析し、キーワードを生成する。キーワードは、後述
するキーワード記憶部30へ記憶される。
【0090】キーワードは、RAM13へ読み込まれ、キ
ャラクタは自律的に、タイムリーな話題について、テレ
ビジョン放送やラジオ放送などのメディアから、ユーザ
の好みに合った話題を探し出し、ユーザに提供すること
ができる。例えば、接続時における天気予報情報、交通
渋滞情報、時事ニュース、芸能ニュース、音楽関係の新
譜情報等があげられる。
【0091】なお、上記のようにキャラクタが自律的に
情報を提供する他、ユーザ側で、時間,検索チャンネル
を指定しておくことにより、ユーザの指定した内容につ
いて、情報を得ることができる。例えば、ドラマを見て
いるときに、別チャンネルで行われている野球の結果が
気になる時には、上記のように、野球放送を行っている
チャンネルと野球放送の時間帯を指定しておく。
【0092】そして、キャラクタに「試合の結果を教え
てね」などのメッセージを伝えておく。情報収集部23
は、「試合結果にまつわるキーワード」である「勝ち」
「負け」「サヨナラ」「○対○」などから、試合結果の
情報を拾ってユーザへ報知する。この場合、ドラマが放
送されている画面の隅にキャラクタが登場し、「Aチー
ムが1対0で勝った」、「サヨナラゲームだった」等の
メッセージを表示する。
【0093】或いは、ニュース番組からトップニュース
を知らせるように指定しておいても良い。例えば、ニュ
ース番組の冒頭でアナウンサーの話した内容から、あい
さつ、天候に関する内容をキーワードによる検索で避け
た上、「『今日は関東地方で地震がありました。』だそ
うだよ。」のようなメッセージを、キャラクタのメッセ
ージとして表示する。これらの会話は、キャラクタシス
テム21に設けられたキャラクタ管理システム60によ
って行われる。
【0094】情報提供部25は、ユーザのために情報を
選別するとともに、コンピュータ内部に記憶されている
キャラクタの本能、知識等に基づきキャラクタの意思、
行動を決定し、ユーザに対し、情報を提供するものであ
る。
【0095】すなわち、情報提供部25は、情報提供装
置1にホットプラグを介して接続されているテレビジョ
ン受像機やラジオがONになっている場合に、上記生成さ
れた検索用キーワードを用いて、ユーザの必要とする可
能性の高い情報を検索し、その結果得られた情報をユー
ザに提供する。
【0096】なお、情報提供部25は、ナレッジデータ
ベース26の共通ルール記憶部27に記憶されている共
通ルールを基にして、キャラクタがどのような表情で情
報を提示するか、或いはどのようなコスチュームで情報
を提示するかを決定する。
【0097】情報提供部25で決定されたキャラクタの
情報提供態様は、キャラクタ状態保存部32に送られ、
キャラクタ状態保存部32の内部データを更新する。
【0098】また、情報提供部25で決定された情報提
供態様は、描画システム36、音声生成システム37に
入力され、情報提供部25で決定された情報提供態様に
基づいて、キャラクタの挙動に伴う映像と音声が生成さ
れる(なお表示装置が無い場合には、音声出力だけでも
よい)。
【0099】ナレッジデータベース26は、予めHDD1
4などの記憶装置に記憶されている。ナレッジデータベ
ース26には、どのような状況でキャラクタがどのよう
に振る舞うか、どのような音(言語)を発するか等、キ
ャラクタの生態に関するデータと、ユーザの属性情報
と、各種キーワードデータと、ユーザに提供される情報
に関するデータが格納されている。
【0100】図5に示すように、ナレッジデータベース
26には、共通ルール記憶部27,独自ルール記憶部2
8,属性情報記憶部29,キーワード記憶部30,提供
情報記憶部31が設けられている。
【0101】ナレッジデータベース26は、エージェン
トプログラム22の起動とともにRAM13へ読み込ま
れ、CPU11において演算処理がなされる。これによっ
て、キャラクタは、例えば、表示装置においては、動
く、表情を変えるなどのような、アニメーション動画と
して表示され、ユーザに対し自律的な会話や質問等の
「お喋り」を行う(なお表示装置が無い場合には、スピ
ーカ等から音により行う)。
【0102】キャラクタのお喋りとしては、一方的にキ
ャラクタが話しつづける場合や、ユーザからの回答を要
求するような質問を行う場合がある。一方的にキャラク
タが話しつづける場合としては、例えば、キャラクタシ
ステムの起動時に、「こんにちは」、「今日は雨です。
傘を忘れないで」等のメッセージ表示が行われる。
【0103】上記メッセージ内容は、現在や近い将来あ
るいは過去のニュース等を含んでおり、提供情報記憶部
31に予め格納されている情報の他、前述したようにテ
レビジョン放送やラジオ放送等の各種メディアからから
入手した情報に基づいて行われる。
【0104】また、ユーザからの回答を要求するような
質問を行う場合、「スポーツは好き?」、「野球は好き
?」等の質問がなされ、その質問に対し、ユーザは、任
意に回答する。キャラクタの質問に対するユーザからの
回答は、後述するように、ユーザ情報として、属性情報
記憶部29に記憶される。
【0105】共通ルール記憶部27には、キャラクタの
本能に相当する共通のデータが格納される。例えば、キ
ャラクタの表情や、身体の動かし方、発声、ユーザや電
気機器の動きに対するリアクションなどを設定するデー
タが格納されている。
【0106】共通ルール記憶部27には、キャラクタの
表示形態を決定するデータに関してメモリマップ27a
が作成されている。メモリマップは、図6に示すよう
に、「動作」「表現」「表情」などをユーザ使用領域の
所定の番地に記録するように構成されている。これらの
記録されたアドレスからデータを読み出して、キャラク
タの表情、キャラクタのコスチューム、身体の動かし
方、発声、リアクションなど、カテゴリ別の各種態様が
表現される。
【0107】例えば、キャラクタの表情については、表
情1として笑顔、表情2として怒った表情、表情3とし
て悲しい表情、表情4として和んだ表情、表情5として
感動している表情、表情6として特に感情を表していな
い表情、等のデータが記憶されている。
【0108】また、キャラクタのコスチュームについて
は、表現1として傘を持った状態、表現2としてサング
ラスをかけた状態、表現3としてヘッドホーンを付けた
状態、表現4としてユニフォームを着用した状態、表現
5として食事をしている状態、表現6としてパーソナル
コンピュータを持っている状態等、他にも様々な状態を
表示するためのデータが記憶されている。
【0109】また、キャラクタの動作については、動作
1として立っている状態、動作2として踊っている状
態、動作3として腕組みをして考えている状態、動作4
として歩き回っている状態、動作5としてスキップして
いる状態、等、動作を表示するためのデータが記憶され
ている。
【0110】上記メモリマップ27aのデータは、キャ
ラクタからユーザへ情報が提供されるときに、キャラク
タの形態を情報に合わせたものとするために、情報を提
供するたびに選択される。
【0111】例えば、所定の言語に対応して、キャラク
タの表情が予め決められている。例えば、「晴れ」、
「祝」、「達成」、「明るい」などの言葉に対しては明
るい表情や、積極的な動作をするように設定され、逆
に、「雨」「事故」「困る」「怖い」などの言葉に対し
ては悲しそうな表情や、消極的な動作をするように設定
されている(なお表現部として表示ではなくスピーカに
よる発音の場合には、それぞれ晴れやかな音楽、暗い音
楽、雨等の擬似音などと共にメッセージを出すようにし
てもよい)。
【0112】独自ルール記憶部28には、キャラクタを
動かすユーザ固有のルールが格納される。例えば、キャ
ラクタが画面上に現れてくる出現頻度、ユーザに対して
行う質問頻度、キャラクタシステム21で表示するキャ
ラクタの数、各々のキャラクタ音声の種類、各々のキャ
ラクタのタイプ(例えば、宇宙人、動物、植物、ロボッ
ト等)等が設定される。
【0113】また、独自ルール記憶部28には、例え
ば、キャラクタがお喋りするときに「ふきだし」を表示
するかしないか、ふきだしを表示する場合には文字表示
の速度をどのくらいにするか、表示言語や入力言語は何
語にするか、音声出力はステレオかモノラルか等、ユー
ザが使いやすいように個別に設定がなされる。
【0114】属性情報記憶部29には、ユーザの属性情
報としてユーザプロファイルが記憶される。ユーザプロ
ファイルとしては、ユーザの誕生日や、家族構成、家族
の誕生日や、趣味、ライフスタイル等が入力される。
【0115】また、属性情報記憶部29に格納される情
報としては、上記ユーザプロファイルの他、キャラクタ
からの質問への回答や、インターネット等に接続した際
のアンケート等の入力フォームに入力された入力データ
等がある。情報収集部23は入力されたこれらの情報を
収集して、属性情報記憶部29に逐次蓄積する。属性情
報記憶部29に蓄積される情報容量は、ある所定のサイ
ズを予め設定して、設定容量を越えたら、最新情報を優
先的に属性情報記憶部29に記憶しながら、日付の古い
情報をオーバーフロー削除するようにする。
【0116】ただし、ユーザプロファイルについては、
変更されることが少ないため、削除されないように保護
をかけておいても良い。
【0117】なお、上記独自ルール記憶部28と、属性
情報記憶部29へのユーザプロファイルの登録について
は、プログラムのインストール時や、プログラムの初回
起動時に行う初期設定時になされる。
【0118】キーワード記憶部30には、基本的データ
として予め格納されているキーワードと、エージェント
プログラム22の情報解析部24によって作成されたキ
ーワードが格納される。なお、キーワードをカテゴリ別
に分類して記憶させておけば、キーワードの検索を効率
的に行うことができ好適である。なお、キーワードの作
成方法については、後に詳述する。
【0119】提供情報記憶部31には、ユーザに提供さ
れる情報源が格納されている。例えば、ユーザへの質
問、ユーザと会話するときの受け答え、何気ない世間
話、生活の知恵情報、雑学情報等が格納されている。こ
れらは、キャラクタが、自律的にコンピュータ上に現れ
て、ユーザに質問したり、「おいしいお茶の入れ方は、
…すると良いです。」と表示したり、後述する環境情報
記憶部35から得られる日付情報をもとに、「今日は○
○大統領の誕生日です。」等のメッセージを表示する際
に、もととなる情報である。
【0120】また、提供情報記憶部31には、エージェ
ントプログラム22の情報収集部23によって、テレビ
ジョン放送やラジオ放送などのメディアや、各電気機器
の接続状態などの情報から、ユーザ向けに選択して収集
された情報も格納される。
【0121】キャラクタ状態保存部32には、時間経過
やイベントの発生などにより、逐次移り変わるキャラク
タの状態が記憶される。このうち、キャラクタの感情、
空腹度、好奇心等の内部的なパラメータ(他のキャラク
タから分からないもの)は、内部状態記憶部33に記憶
される。
【0122】また、キャラクタの位置や、向き、色等の
外部パラメータ(他のキャラクタから分かるもの)は、
外部状態記憶部34に記憶される。さらに、キャラクタ
を取り巻く物理的な環境を示すパラメータ(キャラクタ
以外のオブジェクト、天気、温度、重力、日付等)は、
環境情報記憶部35に記憶される。
【0123】なお、上記環境情報記憶部35に格納され
る情報は、他の電気機器の接続情報、テレビジョン放送
やラジオ放送などの各種マスメディアやインターネット
等の各種サイトで得られた内容から取り込まれる。情報
としては、例えば、天気情報(雨、晴れ、暑い、寒い
等)、時事ニュース(地震があった、大事件があった
等)、芸能ニュース(有名タレントが婚約、新譜情報
等)、他の電気機器の稼働状態等である。
【0124】上記内部状態記憶部33に格納される情報
をもとに、キャラクタが、自律的にコンピュータ上に現
れて、「お腹がすいたよ。」と発言したり、環境情報記
憶部35に格納される情報をもとに、「今日は雨だから
機嫌が悪いんだよ。」、「○○機器の電源が入ったまま
だよ。」等のメッセージを表現する。
【0125】また、上記外部状態記憶部34に格納され
る情報をもとに、キャラクタのコスチュームや、態度等
の様々な態様が表示される。例えば、「今日は雨が降っ
ている」という情報が、環境情報記憶部35から得られ
たときは、キャラクタは、レインコートを着た姿で現
れ、しかも、先述したように、内部状態記憶部33に
「雨の日は機嫌が悪い」という情報が格納されているの
で、機嫌の悪い表情をしたキャラクタが表示画面上、音
声等により表現される。
【0126】表示は描画システム36により行われ、出
力機器39に出力されるが、この描画システム36は、
表情を変える、コスチュームを着替える、手足を動か
す、口を会話にあわせて動かす等の、エージェントプロ
グラム22において決定されるキャラクタの意思、行動
等の表示データを生成する。
【0127】音声生成システム37は、キャラクタの意
思、行動等に基づいた会話や質問について、音声データ
を生成する。これらのデータは、出力データとして、テ
レビジョン受像機のスピーカや、オーディオ装置のスピ
ーカ(出力機器39)へ出力される。また、本例の情報
提供装置1には、通信制御部16が設けられているの
で、予め自動で電話をかけるためのアプリケーションプ
ログラムを、HDD14にインストールすることによっ
て、キャラクタが、ユーザの携帯電話機等へ電話をかけ
てきて、音声によっておしゃべりをするようにすること
もできる。
【0128】以上のように、本実施の形態の一例に示す
キャラクタは、与えられた情報をもとにそのキャラクタ
の意思、行動等の情報提供態様を決定し、その決定結果
を再びキャラクタ内部状態として記憶して、次の意思、
行動決定のための情報としているので、キャラクタは自
律的に変化していくことができる。
【0129】次に、キャラクタについて、エージェント
プログラム22による基本動作について説明する。図7
は起動時の処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図7に基づいて起動時の処理について説明する。キ
ャラクタは、情報提供装置1と所定の機器、或いは各機
器間でデータ転送が行われるときに、ホットプラグやメ
モリカード等を介して、機器から機器へデータと一緒に
転送され、各電気機器の表現部で表現されるものであ
る。
【0130】実際にキャラクタが機器内で動作されると
きには、先ず、図7で示すように、キャラクタを生成す
るプログラムであるエージェントプログラム22が起動
され(ステップS1)、エージェントプログラム22の
情報収集部23に、キャラクタ状態保存部32から、そ
のキャラクタの内部状態(例えば、怒っている、空腹で
ある等)、外部状態(例えば、そのキャラクタがいる位
置、向いている方向、そのキャラクタの外観等)、環境
情報(例えば、キャラクタ以外のオブジェクトの存在、
温度、風向き等)が入力されて、キャラクタの表示態様
が決定される(ステップS2)。次に、情報解析部24
は、キャラクタとその機器の使用者がコミュニケーショ
ンを取るかどうかを、情報収集部23により収集された
使用者の所定の入力処理等に基づいて判定する(ステッ
プS3)。
【0131】ステップS3でキャラクタとコミュニケー
ションを取ると判定された場合(ステップS3;Yes)
は、「ユーザとキャラクタとのコミュニケーション処
理」(処理A)に進む。ステップS3でキャラクタとコ
ミュニケーションを取らないと判定された場合(ステッ
プS3;No)は、処理を終了する。
【0132】ユーザとキャラクタとのコミュニケーショ
ン処理を行う場合(処理A)は、図8で示すフローチャ
ートのような処理を行う。図8はキャラクタとのコミュ
ニケーション手順の一例を示すフローチャートである。
処理Aは、ユーザとキャラクタとのコミュニケーション
処理に関し、まず、情報解析部24により、ユーザとキ
ャラクタのコミュニケーションが、予め決められたタイ
ミングでスタートするのかどうかが判定される(ステッ
プS11)。ステップS11で予め決められたタイミン
グでスタートすると判定されたのであれば(ステップS
11;Yes)、ステップS13へ進む。これは所定のタ
イミングで自動的に質問等が順次表示され、これに対応
して使用者が返答を入力するような処理である。
【0133】ステップS11で予め決められたタイミン
グでスタートしないと判定されたのであれば(ステップ
S11;No)、出力機器39を介して表示されているキ
ャラクタを、ユーザが入力機器38でクリックするか、
或いは出力機器39の表現手段(例えば表示装置)にキ
ャラクタ呼びかけボタンなどが表示されていれば、この
呼びかけボタンをクリックしたとき、キャラクタとのコ
ミュニケーションがスタートする(ステップS12)。
この処理は、情報解析部24が情報収集部23が収集し
た情報に基づいて行う。
【0134】次いで、キャラクタとユーザとのコミュニ
ケーションが始まる(ステップS13)。このとき、情
報解析部24により、ユーザへ、最初に質問を提示する
かどうかが判定される(ステップS14)。ステップS
14でユーザへ質問すると判定された場合は(ステップ
S14;Yes)、質問処理Bへ進む。ステップS14で
ユーザへ質問しないと判定された場合は(ステップS1
4;No)、問いかけ(例えば世間話)処理Cへ進む。
【0135】次に、上記処理Bのキャラクタからユーザ
への質問処理について説明する。図9はキャラクタから
ユーザへの質問処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、キャラクタからユーザへ質問がなされるときは、
先ず、ナレッジデータベース26の提供情報記憶部31
から所定の質問が選択され、情報提供部25から描画シ
ステム36と音声生成システム37を介して、出力機器
39を利用して、ユーザへ提示される(ステップS2
1)。
【0136】ステップS21で質問が提示されたら、ユ
ーザは提示された質問への回答を行い、その回答データ
が情報収集部23により入力される。(ステップS2
2)。ステップS22でのユーザの回答データは、ナレ
ッジデータベース26の属性情報記憶部29に格納され
る(ステップS23)。
【0137】次いで、ステップS22における回答は、
エージェントプログラム22の情報解析部24において
解析され、キーワードが作成される(ステップS2
4)。さらに、作成されたキーワードが既に存在してい
るかどうかが判定される(ステップS25)。
【0138】ステップS25でキーワードが既に存在す
ると判定された場合(ステップS25;Yes)、処理を
終了する。ステップS25でキーワードが存在していな
いと判定された場合(ステップS25;No)、キーワー
ドはナレッジデータベース26のキーワード記憶部30
に記憶され(ステップS26)、処理が終了する。
【0139】次に処理Cのキャラクタからユーザへの問
いかけ(世間話)処理について、説明する。なお、この
例では表現として表示を例として説明しているが、前述
したように、表現は表示だけでなく、音声によるもので
もよい。
【0140】図10はキャラクタからユーザへの問いか
け手順の一例を示すフローチャートであり、キャラクタ
からユーザへ世間話がなされるときは、先ず、テレビジ
ョン受像機やラジオなどの情報源がONされているかどう
か判定される(ステップS31)。この処理は、情報収
集部23の出力に基づいて、情報解析部24が実行す
る。ステップS31で情報源がONされていると判定され
たとき(ステップS31;Yes)、情報解析部24は、
ナレッジデータベース26のキーワード記憶部30から
読み出したキーワードと、その時点でのテレビジョン受
像機やラジオなどの情報源から出力される情報とを比較
する(ステップS32)。
【0141】情報解析部24は、ステップS33での比
較の結果、キーワードに合致する情報があるかどうかを
判定する(ステップS33)。ステップS33で合致す
る情報があったと判定された場合(ステップS33;Ye
s)、情報提供部25は、その情報をユーザに提示する
(ステップS34)。
【0142】このとき、情報提供部25により、提示さ
れる情報が楽しいものであるかどうかが判定される(ス
テップS35)。この判定は、例えば情報に合致したキ
ーワードから予め対応付けられて記憶されている、楽し
い、暗いなどのデータを利用して行われる。ステップS
35で楽しい情報であると判定された場合(ステップS
35;Yes)、メモリマップ27aから明るい表情を示
すデータが選択され、明るい表情データ処理が行われる
(ステップS36)。そして、描画システム36、音声
生成システム37は、明るい表情で情報提供する(ステ
ップS37)。
【0143】ステップS35の内容検討により、提供さ
れる情報が暗い内容(楽しい情報ではない場合)である
と判断された場合は(ステップS35;No)、メモリマ
ップ27aから暗い表情を示すデータが選択され、暗い
表情データ処理が行われる(ステップS38)。そし
て、暗い表情で情報提供する(ステップS39)。
【0144】なお、ここでは、キャラクタの表情につい
てのみ説明したが、キャラクタのコスチュームについて
も、上記処理と同様に、情報の内容に合わせて変更され
るものである。また、キャラクタが描画表示を伴わない
音の場合にも、明るい音楽(音)か、暗い音楽(音)等
として、同様に処理されるものである。音等は予めキャ
ラクタ状態保存部32の内部状態記憶部33内に登録さ
れているが、外部メディア等から情報収集したものを用
いるようにしてもよい。
【0145】なお、ステップS31で情報源がONされて
いないと判定された場合(ステップS31;No)、或い
は、ステップS33でキーワードに合致する情報がなか
ったと判定された場合(ステップS33;No)、情報提
供部25は、ナレッジデータベース26の提供情報記憶
部31を読みに行き、ユーザへの質問,世間話,暮らし
の知恵などを提示し(ステップS40)、処理を終了す
る。
【0146】なお、上記例では、ステップS35で楽し
い情報かどうかを判断して、この判断に基づいて、表情
を変化させる例を示した。しかし、ステップS35の判
断の後で、楽しい情報である場合、現在表示されている
キャラクタの現在の表情が明るい表情なのかどうかを判
定し、キャラクタが現在明るい表情であるなら、キャラ
クタはそのままの明るい表情で情報の提供を行うように
構成し、キャラクタの現在の表情が明るくない場合、共
通ルール記憶部27のメモリマップ27aより読み出さ
れた明るい表情を示すデータにより、キャラクタ状態保
存部32の内部データを更新し、これにより、キャラク
タを暗い表情から明るい表情へ変更させ、情報の提供を
行うようにすることもできる。
【0147】同様に、ステップS35で楽しい情報では
ないと判定された場合、キャラクタの現在の表情が暗い
表情なのかどうかを判定し、キャラクタが現在暗い表情
であるなら、キャラクタはそのままの暗い表情で情報の
提供を行い、キャラクタの現在の表情が明るい場合、共
通ルール記憶部27のメモリマップ27aより読み出さ
れた悲しい表情を示すデータにより、キャラクタ状態保
存部32の内部データを更新し、これにより、キャラク
タを明るい表情から暗い表情へ変更して、情報の提供を
行うように構成する。
【0148】このようにすると、提供される情報の内容
に応じて、キャラクタの表情が変化される。キャラクタ
の表情としては、上記のように明るい表情、暗い表情の
ほか、和んだ表情、感動している表情、無表情などがあ
り、それぞれ情報の内容に応じて、内容に最も沿った表
情が選択される。そして、楽しい情報と、楽しくない情
報とを連続して提供する場合において、キャラクタの表
情が次々と連続して変化するように構成することができ
る。
【0149】次に、各機器間における情報の流れについ
て説明する。本例のキャラクタは情報とともに、情報提
供装置1と機器の間、或いは機器と機器の間を行き来す
る。ここで、本例における情報の流れについて図11の
情報の流れ処理手順の一例を示すフローチャートを用い
て説明する。
【0150】先ず、図11に示すように、全ての機器が
ホットプラグで繋がれた場合での情報の流れと、キャラ
クタの動きについて説明する。図11におけるスタート
は、複数の機器間で例えば前述した高速シリアルバスIE
EE1394に基づくホットプラグでの接続が行われた時
点である。なお、ここでは、テレビジョン受像機にビデ
オカメラを接続し、ビデオカメラの映像をテレビ画面で
鑑賞する例に基づいて説明する。
【0151】先ず、接続が行われた後で、テレビジョン
受像機の電源スイッチがONされると(ステップS5
1)、スイッチがONされたという状態を示す情報は、エ
ージェントプログラム22の情報収集部23へ伝送さ
れ、これによりエージェントプログラム22が起動され
て描画システム36や音声生成システム37を介して、
出力機器39のテレビ画面上にキャラクタが送出される
(ステップS52)。次いで、ホットプラグを介してテ
レビジョン受像機にビデオカメラが接続されると(ステ
ップS53)、前述した接続情報が情報収集部23へ伝
送され、この接続情報に基づいて、上記した描画システ
ム36や音声生成システム37を介して、テレビ画面上
のキャラクタ(情報解析部24)は「ビデオカメラが接
続されたよ!」等のセリフで機器の接続をユーザに報知
する(ステップS54)。
【0152】次に、テレビ画面上のキャラクタを、ビデ
オカメラへ移動させる際、このときテレビ画面上のキャ
ラクタ(情報解析部24)は、ビデオカメラに接続され
ているホットプラグを介して、キャラクタの分身(キャ
ラクタデータのコピーデータ)か、または別のキャラク
タを、通信回線網2(ホットプラグ)を介して送出する
(ステップS55)。
【0153】ステップS55で送出処理を行うと、次
に、ステップS56ではキャラクタから(情報解析部2
4から情報提供部25を介して)「他の機器へも出力す
る?」との質問がユーザへ投げかけられる(ステップS
56)。ステップS56で他の機器へ出力しないとのユ
ーザの指示が情報収集部23により取得されたと判定さ
れたとき(ステップS56;No)は処理を終了する。し
たがって、キャラクタの他の機器等への送出は行われな
い。
【0154】ステップS56で、他の機器への出力も行
うとユーザが指示したと判定された場合(ステップS5
6;Yes)、つまりキャラクタから(情報解析部24か
ら情報提供部25を介して)「他の機器へも出力する
?」との質問がユーザへ投げかけられ、ユーザが「出力
する」・「OK」・「するよ」など肯定的な回答をした
場合には、他の機器への出力処理を行うが、このときキ
ャラクタから(情報解析部24から情報提供部25を介
して)「ホットプラグで出力する?」との質問がなさ
れ、ホットプラグで接続された機器へ出力するかどうか
情報解析部24により判定される(ステップS57)。
【0155】ステップS57で、ホットプラグで出力す
るとユーザが指示したと判定された場合(ステップS5
7;Yes)、つまり、前述と同様に、ユーザが、「出力
する」・「OK」・「するよ」など肯定的な回答をした
ことが、情報収集部23により検知された場合には、情
報解析部24は、ビデオカメラからのデータを情報提供
装置1のHDD14に一旦取り込み、この取り込まれた情
報を他の機器へと出力したり、ビデオカメラからのデー
タを直接他の機器へ出力する。このとき、他の機器へ、
ビデオカメラからの情報とともに、キャラクタも送出さ
れ(ステップS58)、その後処理を終了する。
【0156】ステップS57で、ホットプラグで出力し
ないと判定された場合(ステップS57;No)、つまり
ユーザが否定的な回答をしたことが情報収集部23によ
り検知された場合、既に他の機器への出力が行われるこ
とがステップS56で判断されているため、情報提供部
25から「出力先まで持っていく?」との質問がなさ
れ、情報(情報が記憶された記憶媒体)を転送先までも
っていくかどうか情報解析部24により判定される(ス
テップS59)。
【0157】ステップS59で、ユーザが「持っていく
よ」・「OK」など肯定的な回答をしたことが情報収集
部23により検知された場合、情報解析部24により転
送先まで持っていくと判断され(ステップS59;Ye
s)、処理D(後述する図13)へ進み、ステップS5
9でユーザが否定的な回答をしたことが情報収集部23
により検知された場合、他の手段、本例では通信を利用
した手段の処理と判断され(ステップS59;No)、処
理E(後述する図17)へ進む。
【0158】ここで、キャラクタが例えばデジタルビデ
オカメラから他の機器へ送出される場合のデジタルビデ
オカメラの処理について、図12を参照して説明する。
ここでは、キャラクタがデジタルビデオカメラで撮影さ
れる被写体と一緒に写る例とされる。
【0159】デジタルビデオカメラの電源がONになって
おり、かつ、キャラクタの送出が可能となっている場合
において、デジタルビデオカメラは、自分自身が撮像又
は再生モードであるかとうかを判断する(ステップS4
1)。デジタルビデオカメラが撮像又は再生モードでな
い場合(ステップS41;No)、デジタルビデオカメラ
が撮像又は再生モードになるまで待機する。
【0160】デジタルビデオカメラが撮像又は再生モー
ドである場合(ステップS41;Yes)、デジタルビデ
オカメラは、そのビューファインダー(不図示)に表示
する画像データがCCD(撮像素子)等から取り込まれ、
ビューファインダーに撮像された被写体の画像が表示さ
れる処理が行われているかどうか判断する(ステップS
42)。ビューファインダーに画像が表示される処理が
行われていない場合(ステップS42;No)、ビューフ
ァインダーに画像が表示される処理が行われ、ビューフ
ァインダーに画像が表示されるまで待機する。ビューフ
ァインダーに撮像された被写体の画像が表示される処理
が行われている場合(ステップS42;Yes)、キャラ
クタを被写体の画像に重畳する重畳表示処理を行う(ス
テップS43)。この処理のあと、キャラクタが、表示
された被写体の画像の前面側にあるかどうか判断される
(ステップS44)。キャラクタが表示された被写体の
画像の前面側にある場合(ステップS44;Yes)、表
示処理がそのまま続行される。
【0161】キャラクタが表示された被写体の画像の前
面側にない場合(ステップS44;No)、キャラクタを
被写体の画像の前面側に表示するように処理を行う(ス
テップS45)。そして表示処理を続行する。このキャ
ラクタの前面表示処理は、デジタルビデオカメラの被写
体の画像とキャラクタの画像とを重畳させて処理を行う
ときに、キャラクタと重複する領域について、キャラク
タの画像データを取得して、被写体の画像を排除するよ
うにすることで、キャラクタの画像が前面側に位置し、
被写体の画像が後面側に位置するようにしている。
【0162】但し、キャラクタの画像を半透明にした場
合には、優先的にキャラクタの画像を前面側に配置し、
デジタルビデオカメラの被写体の画像は排除せずに、そ
のまま表示するように構成することもできる。この場合
には、キャラクタと重複する画像がキャラクタを透して
表現するといったことが可能となる。
【0163】次に、ユーザが情報を他所へ持っていく処
理Dについて、図13のフローチャートに基づいて説明
する。ここでは、ホットプラグで繋がれていない機器間
での情報の流れと、キャラクタの動きについて説明す
る。処理Dは、情報(記憶媒体)を持っていける範囲で
の情報の転送に関する処理である。
【0164】ここでは、例えば、リビングのテレビジョ
ン受像機にビデオカメラを接続し、ビデオカメラでビデ
オテープに録画した映像をリビングで鑑賞するととも
に、例えば病人などがいるので、寝室のテレビジョン受
像機でも同時にビデオカメラの映像を再生し、家族全員
で同時に楽しみたい、という例に基づいて説明する。
【0165】先ず、ユーザが情報(記憶媒体)を他所
(寝室)へ持っていく処理の場合、寝室のテレビジョン
受像機にも、別のキャラクタシステムが存在するか否か
が判定される(ステップS61)。この判定は、例えば
キャラクタ(情報提供部25)が「他の場所にもキャラ
クタシステムがあるの?」という問いかけに対するユー
ザの回答(情報収集部23により取得される)が、肯定
的か否定的かに基づいて、情報解析部24により行われ
る。この回答は音声、リモートコントローラのボタン選
択、その他の手段で行われるようにしてもよい。
【0166】ステップS61で、寝室のテレビジョン受
像機にも、別途、キャラクタシステムが存在すると判定
されたる場合(ステップS61;Yes)、ビデオカメラ
から寝室のテレビジョン受像機内のキャラクタシステム
へ情報の出力を行うことになる。このとき、ビデオカメ
ラのキャラクタシステムを含む情報提供装置1は、出力
された情報を可搬の記憶媒体(例えばメモリカード、CD
-R、光磁気ディスク(MO)などにより構成され、図1の
記憶媒体装置1bに対応する)に記憶する。なお、情報
は、キャラクタを表示させるためのプログラム情報も含
めて記録される(ステップS62)。
【0167】次に、記憶媒体は転送先までユーザによっ
て運ばれ、転送先の情報提供装置にセットされる(ステ
ップS63)。転送先の装置(この場合、テレビジョン
受像機)に別のキャラクタがいる場合、転送先の、寝室
のテレビジョン受像機に、もともといたキャラクタと、
情報を運んでいったキャラクタの両方があらわれ、その
うちの、情報を運んでいったキャラクタ(情報提供部2
5)が映像情報が取り込まれたことを報知する(ステッ
プS64)。
【0168】また、それぞれのキャラクタの情報解析部
24は、キャラクタ同士で情報の交換を行うかどうか、
ユーザの指示等に基づいて判定し(ステップS65)、
情報交換をするなら(ステップS65;Yes)、キャラ
クタ同士を会話させ、情報の交換を行う(ステップS6
6)。ステップS65で交換しないと判定されたとき
(ステップS65;No)、処理を終了する。
【0169】また、寝室のテレビジョン受像機に別のキ
ャラクタシステムが存在しない場合(ステップS61;
No)、情報解析部24は、ビデオカメラから出力された
情報を、専用記憶装置1c(情報提供装置)に記憶させ
る(ステップS67)。この専用記憶装置1cにはキャ
ラクタのプログラムを処理するキャラクタシステムも存
在している。
【0170】情報を記憶した専用記憶装置1cは、寝室
に運ばれ、ホットプラグを介し、寝室のテレビジョン受
像機に取り付けられる(ステップS68)。寝室でテレ
ビジョン受像機をオンにすると、その画面上にキャラク
タが現れ、「リビングから出張してきたよ」などの表示
とともに、装置が接続されたことを報知し(ステップS
69)、処理を終了する。
【0171】次に、キャラクタが機器間を自由に移動す
る場合の処理について、その一例を示す図14を参照し
て説明する。すなわち、ここでは、情報提供装置と接続
された様々な機器にキャラクタが出現する例について説
明する。この例は、情報提供装置とテレビジョン受像機
とが予め接続されている例であり、テレビジョン受像機
の電源をONした後、パーソナルコンピュータを接続し、
次にデジタルスチルカメラを一旦接続し、その後、デジ
タルスチルカメラを外した例を示すものである。
【0172】図14における処理は、情報提供装置と所
定の機器とが、高速シリアルバスIEEE1394などのホ
ットプラグで接続された時点や、接続されている機器の
電源がONしたとき開始される。例えば、情報提供装置と
テレビジョン受像機が接続されているとき、テレビジョ
ン受像機がONされると(ステップS71)、スイッチが
ONされた情報がエージェントプログラム22の情報収集
部23へ伝送され、描画システム36や音声生成システ
ム37を介して、テレビ画面上にキャラクタが送出され
る(ステップS72)。
【0173】そして、テレビジョン受像機または情報提
供装置などに、ホットプラグを介して、パーソナルコン
ピュータが接続されると(ステップS73)、接続情報
が情報収集部23へ伝送され、この接続情報に基づい
て、描画システム36や音声生成システム37を介し
て、テレビ画面上のキャラクタ(情報提供部25)から
「パーソナルコンピュータが接続されたよ!」等のセリ
フで機器の接続を報知する(ステップS74)。
【0174】次に、テレビ画面上に表示されていたキャ
ラクタは、パーソナルコンピュータの表示装置へ移動す
る(ステップS75)。すなわち、このとき、情報提供
装置からのキャラクタデータの送出先は、テレビジョン
受像機からパーソナルコンピュータへと変更され、パー
ソナルコンピュータ内のキャラクタシステムによりパー
ソナルコンピュータ画面上にキャラクタが現れる。この
移動は、予め定められた条件によって行われる。条件と
しては、例えばテレビジョン受像機に表示された時間が
所定時間を超えたとき、パーソナルコンピュータの操作
が開始されたとき(例えば入力、通信等のパーソナルコ
ンピュータの動作が生じたときなど)などがある。
【0175】同様に、ホットプラグを介して、テレビジ
ョン受像機またはパーソナルコンピュータまたは情報提
供装置にデジタルスチルカメラが接続されると(ステッ
プS76)、接続情報が情報収集部23へ伝送され、こ
の接続情報に基づいて、描画システム36や音声生成シ
ステム37を介して、キャラクタデータが存在している
パーソナルコンピュータ画面上のキャラクタから「デジ
タルスチルカメラが接続されたよ!」等のセリフで機器
の接続を報知する(ステップS77)。なお、キャラク
タがパーソナルコンピュータ画面からテレビ画面に移動
している場合には、当然テレビ画面上のキャラクタから
報知がなされる。
【0176】次に、パーソナルコンピュータ画面上に表
示されていたキャラクタは、デジタルスチルカメラへ移
動する(ステップS78)。このとき、情報提供装置か
ら出力されるキャラクタデータは、パーソナルコンピュ
ータからデジタルカメラへの出力へと変更され、デジタ
ルスチルカメラ内のキャラクタシステムにより処理され
る。
【0177】デジタルスチルカメラは持ち運び可能な機
器であるため、外出先に持っていくかどうか判定される
(ステップS79)。例えば、キャラクタから、「一緒
にお出かけする?」等の質問がなされる。
【0178】デジタルスチルカメラを外出先に持ってい
かない場合(ステップS79;No)、処理を終了する。
一方、外出先にデジタルスチルカメラを持っていく場合
(ステップS79;Yes)、キャラクタのデータは、デ
ジタルスチルカメラに設けられているデータ記憶可能な
記憶部(例えばメモリカード等)に記憶され、次のステ
ップ(ステップ80以降)の処理がなされる。
【0179】なお、この場合、デジタルスチルカメラ側
には、少なくとも画面上にキャラクタを表示させるため
のプログラムに基づいて処理を行うCPU等の制御部が設
けられていることが前提となる。もちろんキャラクタシ
ステム21と同等の機能を有していれば情報提供装置1
と同様の動作が行える。
【0180】このとき、デジタルスチルカメラ記憶部の
容量の関係で、格納可能なデータ量に限りがある場合
は、少なくとも、数種類に限定されたキャラクタの形態
を表示するデータと、このデータに基づくキャラクタ表
示を行うプログラムとが記憶されるようにする。
【0181】そして、デジタルカメラ側の容量に余裕が
あれば、キャラクタに所定のセリフを発言させるため
の、外出にまつわる情報からなるデータや、デジタルカ
メラのボタンを使用して言語入力を可能とするデータも
格納し、さらに入力されたデータを格納するための記憶
部も設けておく。
【0182】このように構成することにより、外出先
で、キャラクタから「今日はどこへ行くの?」等の質問
が表示されたり、その質問へユーザが回答したり、その
回答を保存することが可能となる。
【0183】次に、デジタルスチルカメラにおけるキャ
ラクタの表示処理の一例について図15および図16を
例にして説明する。この例では、画像だけの保存、画像
とキャラクタの保存、画像とキャラクタとデータ(場所
データなど)の保存の例を示している。外出先で、デジ
タルスチルカメラを使用して写真を撮ることが決定され
た場合(ステップS80)、情報解析部24は、キャラ
クタを被写体と一緒に写すかどうかを判定する(ステッ
プS81)。このとき、デジタルカメラのキャラクタ
(情報提供部25)から「一緒に写ってもいい?」等の
質問がなされ、情報収集部23により検知された、この
質問に対するユーザの返答によりこの判定が行われる。
【0184】一緒に写さない場合(ステップS81;N
o)、デジタルスチルカメラの撮影動作を制御する制御
部は、ステップS86でキャラクタがない状態の画像で
保存する処理を実行する。なお、この例では画像の保存
の例としたが、後述するように、場所等のデータを付加
する処理を行うようにしてもよい。
【0185】一緒に写す場合(ステップS81;Ye
s)、例えば図16で示すように、キャラクタ(情報提
供部25)から「ここはどこ?」との質問がなされる
(ステップS82)。この質問は、撮影された画像に関
係するデータを取得するためになされるものであり、場
所以外にも気候や、人物・風景等の情報の質問であって
もよい。
【0186】ここで、情報解析部24は、キャラクタか
らの質問に対する答えがユーザから入力されたか判定し
(ステップS83)、答えが入力された場合は(ステッ
プS83;Yes)、デジタルスチルカメラの制御部は、
撮影された被写体の画像データと、キャラクタの形態を
表示するデータと、質問の答えとしての入力データ(例
えば土地の名前)を合わせて、1つのデータ(ファイ
ル)として保存する(ステップS84)。入力は、例え
ばデジタルスチルカメラに音声入力があれば音声によっ
て入力し、この音声そのものや、音声が文字変換されて
文字データとして保存される。なお、他の機器、例えば
携帯電話機等の情報端末と接続して、接続した情報端末
から入力等を行ってもよい。
【0187】キャラクタからの質問に対する答えが入力
されない場合(ステップS83;No)、デジタルスチル
カメラの制御部は、撮影された画像データと、キャラク
タの形態を表示するデータとを、1つのデータ(ファイ
ル)として保存する(ステップS85)。
【0188】このようにして、外出先でキャラクタを表
示させ、さらにキャラクタを画像として外出先の風景と
一緒に取り込むことが可能となる。なお、本例では、デ
ジタルスチルカメラを例にして説明したが、デジタルス
チルカメラに限らず、ビデオカメラや、撮影装置を備え
たパーソナルコンピュータ等、撮影が可能な機器であれ
ば良い。
【0189】外出先から戻ってきたとき、再びホットプ
ラグを介して、デジタルスチルカメラを情報提供装置
や、情報提供装置に接続されたテレビジョン受像機に接
続すれば、デジタルスチルカメラの画像をテレビ画面等
に出力することができる。同時に、デジタルスチルカメ
ラからのキャラクタデータや入力データ等は、情報提供
装置へ取り込まれる。
【0190】情報提供装置は、デジタルスチルカメラに
取り込まれた外出先での入力データに基づいて、キャラ
クタに所定の発言をさせるように制御する。例えば、情
報提供装置は、外出先で撮影した画像をテレビ画面上に
表示するとき、画像データに含まれている外出先での入
力データやキャラクタデータを読み取る。
【0191】入力データとしては、キャラクタからの
「ここはどこ?」の質問に対して、例えば「鎌倉」等の
場所の名称が入力されている。情報提供装置は、入力デ
ータとしての「鎌倉」を読み出すとともに、提供情報記
憶部31から、「○○楽しかったね。」というセリフを
読み出し、これらの言葉を一旦、RAM13等に記憶させ
る。
【0192】そして、「○○楽しかったね。」というセ
リフと、「鎌倉」という言葉を組み合わせて、キャラク
タに「鎌倉楽しかったね。」等の発言をさせるようにす
る。
【0193】このとき、常に、「○○楽しかったね。」
という同一のセリフでは、キャラクタへの親近感が弱ま
るので、「○○最高!」,「○○また行きたい。」等、
他のセリフも適宜選択されるようにする。
【0194】このように、本発明の情報提供装置によれ
ば、キャラクタは、ホットプラグで接続された機器間を
自由に動き回り、ユーザとともに行動して、ユーザとの
親密なコミュニケーションが可能となるように構成され
ている。
【0195】次に、通信を利用した情報転送処理(処理
E)について、図17の通信を利用した情報転送処理の
手順の一例を示すフローチャートに基づいて説明する。
この処理Eは、ユーザがその場にいながら情報を転送す
る処理である。相手先は情報通信可能であることが前提
とされる。
【0196】前記したようにステップS59(図11参
照)で情報を出力先まで持っていかないとの判定が行わ
れた場合、転送データ(ビデオカメラからの情報や転送
するキャラクタのデータ)情報はHDD14等の記憶部に
記憶される(ステップS91)。
【0197】次に、情報解析部24は通信回線網2を介
して相手側(転送先)と通信し、転送先にも、キャラク
タシステムがあるかどうかを判定する(ステップS9
2)。転送先にキャラクタシステムがある場合(ステッ
プS92;Yes)、情報解析部24は、情報を情報提供
装置1の通信制御部16から、通信回線網2を介して転
送先へ向けて送出させる(ステップS93)。
【0198】例えば、転送先の装置がテレビジョン受像
機の場合、その表示装置に、キャラクタが郵便物を受け
取っている等の画像が表示され、送出先の装置にてユー
ザがその郵便物を指定することにより、データが読み込
まれ提示される(ステップS94)。
【0199】次いで、データの転送先で情報交換するか
どうか判定される(ステップS95)。情報交換をする
なら(ステップS95;Yes)、キャラクタ同士を会話
させ、情報の交換を行う(ステップS96)。交換しな
いとき(ステップS95;No)は処理を終了する。この
処理は、図13のステップS65,S66の処理と同様
の処理である。
【0200】なお、転送先にキャラクタシステムがない
場合(ステップS92;No)、情報解析部24は、通信
環境が整っているかどうかを判定する(ステップS9
3)。情報通信可能な環境にある場合(ステップS9
7;Yes)、情報解析部24は、その機器へ向けて情報
を送出し(ステップS98)、処理を終了する。
【0201】情報通信可能な環境にない場合(ステップ
S97;No)、情報解析部24は、データを記録媒体に
格納し、通信を利用しない手段である郵送等により送付
する記録媒体を作成し(ステップS99)、終了する。
郵送自体は人為的になされるが、データを記録媒体に格
納することは自動的に行われる。但し、記録媒体が存在
しないとき等にはキャラクタがメッセージを出し、記録
媒体を準備するように指示を出し、記録媒体に記録する
手順に沿って指示メッセージを行い、この指示メッセー
ジに従うことにより、郵送すべき記録媒体が作成できる
ようになっている。
【0202】なお、上記のように、データを通信で送出
する場合、ナレッジデータベース26の容量が多くて通
信に手間がかかるような場合は、ナレッジデータベース
26にIDを付してウェブ上に置いておき、相手先でデー
タを読み込む際に、ウェブ上から必要部分だけ取り出さ
れて読み込まれるような構成としても良い。
【0203】次に、ユーザとキャラクタとの情報交換や
キャラクタ同士の情報交換の例を図18で示すブロック
図に基づいて説明する。キャラクタ50は、キャラクタ
プログラムデータとして送出元の機器に存在し、送出元
の機器から送出先の機器に送られてきたものである。こ
のキャラクタ50は、メッセージ・パケットを送出する
か、または、受領することによって、キャラクタ管理シ
ステム60と対話することができる。
【0204】ここで、メッセージ・パケットには、メッ
セージタイプ,メッセージの送出元アドレス,メッセー
ジの受け取り先アドレス,質問と回答と結び付けるため
の会話(質問・回答)ID,使用する言語を特定するため
の言語タイプ情報,キャラクタの翻訳プログラム,検索
プログラム等のプログラムの種類を特定するプログラム
種類特定情報,送受信される情報の具体的内容である各
種コンテンツ等が含まれている。このコンテンツには、
他の機器に移動した後にインストラクションを形成する
ためのソフトウエアも含む。
【0205】情報送受信コンポーネント60aは、キャ
ラクタ50およびそれ付随する情報からのメッセージを
受領したり、また、メッセージをこれらキャラクタ50
やホットプラグにより接続された電気機器、既存システ
ム、ネットワークなどに送信するためのコンポーネント
である。
【0206】会話スレッド制御部60bは、キャラクタ
50等と対話する各会話に対応する会話スレッド60h
を管理し、会話の流れに応じて適切なスレッドを生成し
たり、または既に生成されたスレッドに制御を渡すコン
ポーネントである。この会話スレッド60hは複数生成
し、複数のキャラクタと並列非同期で会話を行うように
構成してもよい。
【0207】メッセージ記憶部60cは、会話を記憶す
るコンポーネントである。会話内容監視部60eは、メ
ッセージ記憶部60cに格納された会話のログと現在の
発話されている内容から会話が成立するかどうかのポリ
シー・チェックを行うコンポーネントである。
【0208】言語翻訳部60fは、会話に使われている
言語を必要に応じて他の言語に翻訳するコンポーネント
である。また、インタプリタ60gは、会話の内容を理
解し実行するコンポーネントである。
【0209】次に、図18の実線矢印を参照して、各コ
ンポーネントの発話時の動作状態を説明する。キャラク
タ50は、キャラクタシステム21内のキャラクタ管理
システム60に対し、メッセージ・パケットを送出す
る。
【0210】メッセージ・パケットを受領した情報送受
信コンポーネント60aは、このメッセージ・パケット
が発話のためのメッセージ・パケットか、受話のための
メッセージ・パケットかを判断する。情報送受信コンポ
ーネント60aは、発話のためのメッセージパケットで
あると判断した場合、会話スレッド制御部60bに処理
を依頼する。
【0211】会話スレッド制御部60bは、メッセージ
・パケットに含まれる回答IDを参照し、既に会話スレッ
ドが生成されているとき、対応する会話スレッド60h
に処理を移す。新たな会話であると判断した場合には、
会話スレッド制御部60bは、会話スレッド60hを新
たに生成し、IDジェネレータ60dに新たな会話IDの割
りふりを会話スレッド60hを介して指示し、処理を会
話スレッド60hに移す。
【0212】メッセージ記憶部60cは、会話スレッド
60hに送られたメッセージ・パケットを記憶する。会
話内容監視部60eは、メッセージ・パケットを受け、
メッセージ・ログに格納された会話のログと現在の発話
されている内容から会話が成立するかどうかのポリシー
・チェックを行う。会話が成立していない場合には、エ
ラーと判断し、メッセージ・パケットに対し"error"の
メッセージ・パケットを送付する等の処理を行う。
【0213】会話として成立すると判断された場合、メ
ッセージ・パケットは、会話スレッド60hからプロト
コル・マネジャ60iを介して指定された他のキャラク
タ、機器(ノード)などに対し送信される。このとき、
プロトコル・マネジャ60iは、メッセージ・パケット
を、送信先に応じたプロトコルに変換する。
【0214】次に図18の点線矢印を参照して、この送
出されたメッセージ・パケットを受領したキャラクタ、
機器(ノード)などにおける各コンポーネントの動作状
態を説明する。
【0215】プロトコル・マネジャ60iを介してメッ
セージ・パケットを受領した情報送受信コンポーネント
60aは、このメッセージ・パケットが発話のためのメ
ッセージ・パケットか、受話のためのメッセージ・パケ
ットかを判断する。受話のためのメッセージパケットで
あると判断した場合には、情報送受信コンポーネント6
0aは、会話スレッド制御部60bに処理を依頼する。
【0216】会話スレッド制御部60bは、メッセージ
・パケットに含まれる回答IDを参照し、既に会話スレッ
ドが生成されている場合には、対応する会話スレッド6
0hに処理を移す。新たな会話であると判断した場合に
は、会話スレッド制御部60bは、会話スレッド60h
を新たに生成し、IDジェネレータ60dに新たな会話ID
の割りふりを会話スレッド60hを介して指示し、処理
を会話スレッド60hに移す。メッセージ記憶部60c
は、会話スレッド60hに送られたメッセージ・パケッ
トを記憶する。
【0217】会話内容監視部60eは、メッセージ・パ
ケットを受け、メッセージ記憶部60cに格納された会
話のログと現在の発話されている内容から会話が成立す
るかどうかのポリシー・チェックを行う。会話が成立し
ていない場合には、エラーと判断し、メッセージ・パケ
ットに対し"error"のメッセージ・パケットを送付する
等の処理を行う。
【0218】会話として成立すると判断された場合、会
話スレッド60hは、インタプリタ60gに処理を移
す。もし、受領したメッセージ・パケットの言語タイ
プ、プログラム種類特定情報等に対応するインタプリタ
60gが登録されている場合には、そのインタプリタ6
0gを使用してコンテンツの解釈を行う。受領したメッ
セージ・パケットの言語タイプ、プログラム種類特定情
報等に対応するインタプリタが登録されていない場合、
システムがアクセス可能なインタプリタ・ライブラリに
その組み合わせに対応するインタプリタが存在するか否
かを判断する。
【0219】存在しない場合には、処理不能として処理
する。アクセス可能なインタプリタ・ライブラリにその
組み合わせに対応するインタプリタが存在した場合に
は、そのインタプリタ60gを登録し、そのインタプリ
タ60gを使用してコンテンツの解釈を行う。このと
き、必要に応じて、言語翻訳部60fにより、メッセー
ジ・パケットの翻訳を行う。
【0220】インタプリタ60gの解釈した結果は、キ
ャラクタ50に伝達され、キャラクタ50は、コンテン
ツに記載されたインストラクションの内容に応じた処理
を行う。例えば、受信したメッセージが、情報の発信を
要求するものであれば、要求された情報を発信する。会
話スレッド60hは、次のメッセージ・パケットを受領
するまで待機する。
【0221】このようにして、キャラクタ50と、ユー
ザや、他のとの間の情報交換が可能となる。なお、キャ
ラクタ間の情報交換は、上述したシステムに限定され
ず、メソッド呼び出し(サブルーチン・コール),(メ
ッセージ・パッシング)等により行ってもよい。
【0222】次に、ユーザへの情報を選別するためのキ
ーワード生成システムについて、図19のキーワード生
成システムの一例を示すブロック図を用いて説明する。
図19に示すように、キーワードは、入力部24aに入
力される情報に基づいて、エージェントプログラム22
の情報解析部24において作成される。
【0223】なお、上記情報とは、ユーザが指定した情
報,ユーザプロファイル,キャラクタからの質問への回
答,ユーザ選択のメディア情報などが含まれる。なお、
メディア情報は、例えばユーザが毎回チェックしている
情報や、特別に録画した情報などの、ユーザ選択のメデ
ィア情報である。
【0224】なお、キャラクタによる具体的な質問内容
としては、例えば、ユーザの興味の傾向を捉えるため
に、「本は良く読む?」、「音楽は良く聴く?」「外に
出て遊ぶのと、家にいるのとどちらが好き?」、「財テ
クに興味がある?」、「旅行に良く行く?」、「親戚付
き合いは多い方?」等の質問が含まれる。
【0225】さらに、より具体的にキーワードを作成す
るために、「好きなアーティスト名は何?」,「どんな
スポーツが好き?」,「今、一番欲しいものは何?」,
「今月予定されているイベントは何?」などの質問がな
される。これらの会話は、前記した図18で示す処理に
よって制御される。
【0226】また、上記質問への回答、ユーザプロファ
イル、複数の機器間でやりとりされる情報は、情報解析
部24のユーザインターフェース部に入力される。
【0227】回答処理部24bは、ユーザの基本情報、
ユーザの生活習慣、ユーザの興味対象など分野別に、情
報を解析・分類する。
【0228】上記のように、情報が解析・分類された
ら、キーワード生成部24cにより、実際に分類別に、
具体的なキーワードが作成される。キーワードはグルー
プ別にされて、キーワード記憶部30に設けられたキー
ワードデータベース31a乃至31cに記憶される。
【0229】このとき、キーワードを重要度に応じてラ
ンク付けしておくと、キーワードに基づいて情報提供を
行うとき、ユーザの最も必要としている情報から提供す
ることができ好適である。
【0230】なお、キャラクタからの質問は、一週間
毎、一ヶ月毎など、所定のサイクルで繰り返しなされ、
別の回答があれば、その都度キーワードが作成されて、
キーワードデータベース31a乃至31cに蓄積され
る。
【0231】このようにして、常にタイムリーに、ユー
ザの興味対象についてのキーワードを作成することが可
能となる。なお、キーワード記憶部30の記憶許容量に
は限界があるので、それぞれのグループ別に許容量を定
めておき、キーワードが許容量まで達したところで、古
いものから順に自動的に削除されるような構成としても
良い。
【0232】なお、上記のように、日常的に繰り返され
る質問により、ユーザの興味対象のキーワードを作成し
ていく他、ユーザが、即時に情報を得たい場合などは、
質問への回答という形ではなく、ユーザから積極的に入
力を行う。
【0233】例えば、ユーザが急な出張で北海道に行く
ことになった場合、「北海道行きの航空券」と入力する
と、特定状況キーワード生成処理部24dは、入力され
た文章から、「北海道」,「航空券」という2つのキー
ワードを作成し、作成されたキーワードは、特定状況キ
ーワードデータベース31dに記憶される。
【0234】なお、上記のように、入力によらず、ユー
ザの日常生活からユーザ情報が取り込まれたり、キーワ
ードが作成される場合もある。例えば、テレビジョン受
像機のスイッチがオンされたことをその都度記憶してお
き、最も多くオンされた時間を割り出して、ユーザのテ
レビジョン受像機を見る時間帯を把握したり、また、ユ
ーザが特別に録画したビデオの内容から、ユーザの興味
対象である事柄についてのキーワードを作成することが
可能となる。
【0235】上記キャラクタからの質問や話の内容につ
いて、性別,職業,年齢等のユーザの属性によって内容
が変わるようにしても良い。このために、キャラクタが
登場したときに、「誰と話す?」等の質問がされるよう
にしておき、選択された人物に合わせた会話が展開して
いくようにする。
【0236】上記キャラクタからの質問や話の内容につ
いて、内緒コマンドを用意しておき、キャラクタと話し
た内容について秘匿性が守られるようにしても良い。或
いは、特定の人物にのみ話してもOK、とするコマンド
を用意しておいても良い。これにより、キャラクタ同士
で情報交換したときに、特定の人だけに自分の意志を伝
えることが可能となる。
【0237】キャラクタが表示される機器として、冷蔵
庫を例にすると、例えば、冷蔵庫を開けたとき、表示部
にキャラクタが現れて、食品の賞味期限を知らせてくれ
たり、冷蔵庫にある食品で出来る献立を教えてくれた
り、その献立のカロリーを表示してくれるような構成と
しても良い。
【0238】上記構成を実施するためには、食品を購入
したときに、情報提供システムに食品の情報を入力して
おく必要がある。また、入力された食品情報をリスト化
し、消費したときには削除できるような構成としておけ
ば、常に最新の情報をストックすることができ好適であ
る。なお食品情報は食品の包装に付されているバーコー
ドや商品等に付された当該商品に係る発信情報を読み取
り、自動記憶するように構成してもよい。
【0239】また、本発明によれば、テレビジョン受像
機等の電源を切るときに、キャラクタにより、他の電気
機器との接続状態を知らせるように構成することが可能
となる。例えば、テレビジョン受像機やラジオ等の表示
装置や音の出る電気機器の電源をOFFにするときに、テ
レビジョン受像機やラジオ等の電源OFFの信号を受ける
と、現在接続されている電気機器について、キャラクタ
が「クーラーがついてるよ」、「洗濯機がついている
よ」、「アイロンがついてるよ」などのメッセージや音
声によって警告を発生するように構成することもでき
る。
【0240】このようなキャラクタによる警告は、例え
ば、次のようにして構成することが可能である。特定の
電気機器(例えばテレビジョン受像機)の電源をリモー
トコントローラによりOFFにするときには、テレビジョ
ン受像機がOFF信号を受信して、メイン電源がOFFになる
ように構成されるが、このOFF信号の受信と、実際のメ
イン電源がOFFとの間に、テレビジョン受像機と接続さ
れた電気機器の接続状態を確認し、ON状態の電気機器の
IDからその電気機器の名称を音声等で発音するように構
成する。このようにすると、外出するときにおいて、外
出する前に各種電気機器の状態を把握することが可能で
あるので、電源の切り忘れ等の心配をすることがなくな
る。
【0241】キャラクタをパーソナルコンピュータなど
のヘルプとして利用することも可能である。キャラクタ
は、パーソナルコンピュータのモニター上に現れ、パー
ソナルコンピュータ操作をより分かりやすく指示する。
このとき、ユーザの使用しているパーソナルコンピュー
タの機種を設定しておけば、、「左から2番目のキーを
押して」、など具体的な指示が可能となる。
【0242】以上のように、本発明によれば、電気機器
にキャラクタが送出されて、キャラクタ表現用データに
基づいて、キャラクタからユーザへ情報提供を行うた
め、電気機器にキャラクタが現出し、このキャラクタに
よって、各種情報を得ることが可能となる。例えば、電
気機器であるテレビ画面の片隅などにキャラクタが現出
して各種情報を得たり、或いはビデオカメラ等の撮像時
に、データを重畳させて、ビデオカメラの画像とキャラ
クタとを一緒に写し保存するといった、電気機器間に自
由移動することが可能となる。
【0243】また、キャラクタは視覚に訴えるものだけ
でなく、特定の音・音声等によって表現するように構成
することが可能であり、電気機器に表示手段がなくて
も、スピーカ等の音の発生手段が存在するように構成す
ることも可能となる。
【0244】したがって、本発明によれば、電気機器に
キャラクタ(仮想生命体としての電子ペット)を住まわ
せ、ユーザとキャラクタとの頻繁なコミュニケーション
を可能としたり、異なる電気機器間をキャラクタが自由
移動可能にして、ユーザ所有の電気機器において、各種
表現を行うことが可能となる。また、電気機器間の接続
状態や、各電気機器における情報を他の電気機器の使用
時や電源を切るときに、キャラクタによる表現で、接続
状態を知ることが可能となる。
【0245】さらに、住宅事情でペット等を飼えない、
ストレスの多い環境において、機器を操作するたびにキ
ャラクタが現れ、コミュニケーションを取ることができ
れば、機器を付けるときの楽しみが倍増する。キャラク
タが情報を蓄積して成長していくならば、育成する楽し
みを得ることもでき機器の操作の楽しさを倍増させるこ
とができる。
【0246】
【発明の効果】以上の如く、本発明の情報提供システム
によれば、キャラクタデータを接続手段を利用して電気
機器間を移動するように送受信し、キャラクタシステム
から、表現手段によりユーザに対して情報を提供するよ
うにしたので、電気機器の操作の楽しさを倍増した情報
提供システムを実現することが可能となる。
【0247】本発明の情報提供装置および方法によれ
ば、電気機器間を接続する接続手段を利用してキャラク
タデータを送受信し、キャラクタシステムにより、キャ
ラクタ表現用データに基づいて処理を行い、キャラクタ
を介してユーザに情報を提供するようにしたので、操作
の楽しさを倍増した情報提供装置を実現することが可能
となる。
【0248】本発明の記録媒体のプログラムによれば、
ユーザ属性情報およびユーザ属性情報に基づいて検索さ
れる情報を収集し、検索された情報に基づいてキャラク
タの表現態様を決定し、決定された表現態様に基づいて
表現されるキャラクタを介して検索された情報をユーザ
に提供するようにしたので、ユーザに対して、より楽し
く情報を提供することが可能なプログラムを実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報提供システムのハード構成の
一例を示す概略説明図である。
【図2】ホットプラグの一例としての高速シリアルバス
IEEE1394を用いたネットワーク構成およびコネクシ
ョンの一例を示す説明図である。
【図3】ホットプラグの一例としての高速シリアルバス
IEEE1394による機器制御を示すブロック図である。
【図4】CSR(Command and StatusRegister:コマンド
アンド ステイタス レジスタ)空間構造およびConf
iguration ROMの構造を示す説明図である。
【図5】キャラクタシステムの一例を示す概略構成図で
ある。
【図6】メモリマップの一例を示す説明図である。
【図7】起動時の処理手順の一例を示すフローチャート
である。
【図8】キャラクタとのコミュニケーション手順の一例
を示すフローチャートである。
【図9】キャラクタからユーザへの質問処理手順の一例
を示すフローチャートである。
【図10】キャラクタからユーザへの問いかけ手順の一
例を示すフローチャートである。
【図11】情報の流れ処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図12】キャラクタとデジタルビデオカメラとの表示
処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】ユーザが情報を他の機器へ持っていく場合の
手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】キャラクタが機器間を自由に移動する場合の
処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】デジタルスチルカメラにおけるキャラクタの
表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】デジタルスチルカメラの画面の一例を示す説
明図である。
【図17】通信を利用した情報転送処理の手順の一例を
示すフローチャートである。
【図18】キャラクタ同士の情報交換の例を示すブロッ
ク図である。
【図19】キーワード生成システムの一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 情報提供システム, 1a 入力装置, 1b 記
憶媒体装置, 1c専用記憶装置, 1d 表現部,
1e 入力部, 11 CPU, 12 ROM,13 RA
M, 14 HDD, 16 通信制御部, 21 キャラ
クタシステム, 22 エージェントプログラム, 2
3 情報収集部, 24 情報解析部, 24a 入力
部, 24b 回答処理部, 24c キーワード生成
部,24d 特定状況キーワード生成処理部, 25
情報提供部, 26 ナレッジデータベース, 27
共通ルール記憶部, 28 独自ルール記憶部, 29
属性情報記憶部, 30 キーワード記憶部, 31
提供情報記憶部,31a、31b、31c、31d
キーワードデータベース, 32 キャラクタ状態保存
部, 33 内部状態記憶部, 34 外部状態記憶
部, 35 環境情報記憶部, 36 描画システム,
37 音声システム, 40−1,40−2,40−
3 外部の情報提供システム, 50 キャラクタ,
60 キャラクタ管理システム

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気機器を接続し、前記電気機器
    間でキャラクタデータを送受信する情報提供システムで
    あって、 前記各電気機器は、 前記キャラクタデータを処理するキャラクタシステム
    と、 キャラクタを利用してユーザに対して表現を示すための
    表現手段と、 前記電気機器間を接続する接続手段とを備え、 前記キャラクタデータは前記接続手段を利用して前記電
    気機器間を移動するように送受信され、 前記キャラクタシステムは、前記キャラクタに所定表現
    を与えるためのキャラクタ表現用データに基づいて処理
    を行い、 前記表現手段により前記ユーザに対して前記キャラクタ
    から情報を提供することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記電気機器の表現手段は、前記キャラ
    クタをユーザに対して視覚的に表示するための表示部ま
    たは前記キャラクタの存在をユーザに対して聴覚的に認
    識させるための発音部を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記キャラクタは、前記表示部を利用す
    ることにより、他の画像データに重畳されて表示される
    か、または、前記発音部を利用することにより、他の音
    声データに重畳されて発音されることを特徴とする請求
    項2に記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記接続手段はホットプラグとして構成
    されるIEEE1394規格に準拠したインターフェースあ
    るいはUSB規格に準拠したインターフェースであること
    を特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記キャラクタ表現用データは、少なく
    ともキャラクタの態様を決定するキャラクタルールデー
    タと、ユーザプロフィルを含むユーザ属性情報と、ユー
    ザに対して提供する提供情報とを含み、 前記キャラクタシステムは、キャラクタルール記憶部
    と、ユーザ属性情報記憶部と、提供情報記憶部とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記キャラクタ表現用データは、ユーザ
    の興味対象を示すキーワードをさらに含み、 前記キャラクタシステムは、更にキーワード記憶部を有
    することを特徴とする請求項5に記載の情報提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ユーザ属性情報は、ユーザに対して
    前記キャラクタより提供された質問事項に対応して、前
    記ユーザから入力された回答に基づくデータを収集する
    ことにより得られることを特徴とする請求項6に記載の
    情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記キーワードは、前記ユーザ属性情報
    から生成されることを特徴とする請求項7に記載の情報
    提供システム。
  9. 【請求項9】 前記キーワードに基づいて、テレビジョ
    ン放送を含むメディア情報から所望の情報を選択して前
    記キャラクタを介してユーザに提供することを特徴とす
    る請求項6に記載の情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記キャラクタ表現用データは、持ち
    運び可能な記憶媒体に前記キャラクタデータとともに記
    憶され、前記電気機器の1つから他の電気機器に対して
    前記記憶媒体を接続することにより出力可能であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記キャラクタ表現用データは、イン
    ターネットを含む通信網を介して、前記電気機器から他
    の電気機器に送信可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の情報提供システム。
  12. 【請求項12】 電気機器の表現部にキャラクタを表現
    させ、前記キャラクタを介してユーザに対して情報を提
    供する情報提供装置であって、 他の電気機器と接続して前記キャラクタを構成するキャ
    ラクタデータを送信、あるいは受信する接続手段と、 前記キャラクタデータを処理するキャラクタシステムと
    を有し、 前記キャラクタシステムは前記キャラクタに所定表現を
    与えるためのキャラクタ表現用データに基づいて処理を
    行い、 前記表現部によりユーザに対して前記キャラクタから情
    報を提供することを特徴とする情報提供装置。
  13. 【請求項13】 前記接続手段は、ホットプラグとして
    構成されるIEEE1394規格に準拠したインターフェー
    スあるいはUSB規格に準拠したインターフェースである
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 前記キャラクタ表現用データは、少な
    くともキャラクタの態様を決定するキャラクタルールデ
    ータと、ユーザプロフィルを含むユーザ属性情報と、ユ
    ーザに対して提供する提供情報とを含み、 前記キャラクタシステムは、キャラクタルール記憶部
    と、ユーザ属性情報記憶部と、提供情報記憶部とを有す
    ることを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
  15. 【請求項15】 互いに接続された複数の電気機器間で
    キャラクタデータを送受信する情報提供方法であって、 電気機器間を接続する接続手段を利用して他の電気機器
    とキャラクタデータを送受信し、 前記キャラクタデータを処理するキャラクタシステムに
    より、前記キャラクタに所定表現を与えるためのキャラ
    クタ表現用データに基づいて処理を行い、 表現手段を利用して、前記キャラクタを介してユーザに
    情報を提供することを特徴とする情報提供方法。
  16. 【請求項16】 前記キャラクタがユーザに対して行う
    情報提供は、前記キャラクタをユーザに対して視覚的に
    表示するための表示部または前記キャラクタの存在をユ
    ーザに対して聴覚的に認識させるための発音部を用いて
    行われることを特徴とする請求項15に記載の情報提供
    方法。
  17. 【請求項17】 前記キャラクタは、前記表示部を利用
    することにより、他の画像データに重畳されて表示され
    るか、あるいは、前記発音部を利用することにより、他
    の音声データに重畳されて発音されることを特徴とする
    請求項16に記載の情報提供方法。
  18. 【請求項18】 前記キャラクタからユーザへの情報提
    供は、前記ユーザの個別情報に基づいて作成されたキー
    ワードにより検索した情報提供であることを特徴とする
    請求項15に記載の情報提供方法。
  19. 【請求項19】 前記ユーザの個別情報は、前記ユーザ
    に対して前記キャラクタより提供された質問事項に対応
    して、前記ユーザから入力された回答に基づくデータを
    収集することにより得られるユーザ属性情報であること
    を特徴とする請求項18に記載の情報提供方法。
  20. 【請求項20】 前記キャラクタ表現用データは、持ち
    運び可能な記憶媒体に前記キャラクタデータとともに記
    憶され、前記電気機器の1つから他の電気機器に対して
    前記記憶媒体を接続することにより出力可能であること
    を特徴とする請求項15に記載の情報提供方法。
  21. 【請求項21】 前記キャラクタ表現用データは、イン
    ターネットを含む通信網を介して、前記電気機器から他
    の電気機器に送信されることを特徴とする請求項15に
    記載の情報提供方法。
  22. 【請求項22】 電気機器よりユーザ属性情報および前
    記ユーザ属性情報に基づいて検索される情報を収集する
    情報収集ステップと、 前記検索された情報に基づいて、キャラクタの表現態様
    を決定する表現態様決定ステップと、 前記決定された表現態様に基づいて表現されるキャラク
    タを介して、前記検索された情報をユーザに提供する情
    報提供ステップとをコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記憶したことを特徴とする記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記プログラムは、前記ユーザ情報に
    基づいて、ユーザ固有のキーワードを作成するキーワー
    ド作成ステップを更に含むことを特徴とする請求項22
    に記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記キーワード作成ステップは、 前記ユーザに前記キャラクタを介して質問を与えるステ
    ップと、 前記質問に対応してユーザから入力される回答のデータ
    を収集するステップと、 前記収集された回答データに基づいて前記キーワードを
    作成するステップとを含むことを特徴とする請求項23
    に記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記キーワード作成ステップは、 前記ユーザ属性情報により選択された情報を収集するス
    テップと、 前記収集されたデータに基づいて前記キーワードを作成
    するステップとを含むことを特徴とする請求項23に記
    載の記録媒体。
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