JP2002006871A - インターネット・カラオケ・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】自宅に居ながらインターネット等を介して相手
を見つけ、その人達と一緒に同時に実時間で会話やカラ
オケが可能な手段。 【解決手段】マイク１〜２とテレビカメラ１〜４とリモ
コン１〜３と音声・映像再生装置１〜５と制御装置１〜
１等から構成される映像と音声伝送によるカラオケが可
能なクライアント端末１と、そのクライアント端末から
ＵＲＬを指定することによってそのクライアント端末と
通信可能なＷＷＷサーバー３とデータベースサーバー４
等から構成され、ＷＷＷサーバーが実時間でそれにアク
セスしてきた複数の不特定な任意のクライアント端末同
士を相互に実時間で通信可能となるように接続すること
によって一つのグループを構成することを特徴とし、そ
のグループ内でインターネット回線網２等の通信手段を
介して、各クライアント端末の参加者同士が実時間で会
話あるいはカラオケが可能となるシステムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワーク回線網を介して、不特定な複数の参加者
同士が実時間で同時に会話やカラオケを行うシステムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来では、同時に複数の参加者とカラオ
ケを行うためには、その参加者達は自宅またはカラオケ
店等の一カ所に集合する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】人間というものは、一
人で寂しい時、あるいは特にすることも無く時間を持て
余している時などは、誰とでも良いから何かを話したく
なったり、さらに歌の好きな人はカラオケ等をしたくな
る気持ちになる場合がある。しかし、一人で居ては話し
相手とかカラオケをする相手が容易に見つからない場合
が多い。本発明は、そのような場合に自宅に居ながらイ
ンターネット回線等を介して複数の相手を見つけ、その
人達と一緒に実時間で同時に会話や、カラオケが可能な
手段を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本出願人は、前記した請求項１ないし請求項２に
記載した発明を提供する。 （請求項１）請求項１記載の発明は、クライアント端末
（１）と、インターネット回線網（２）等の通信手段に
より接続可能なＷＷＷサーバー（３）とデータベースサ
ーバー（４）等から構成されるシステムにおいて、ＷＷ
Ｗサーバー（３）が実時間でそれにアクセスしてきた複
数の不特定な会話やカラオケを希望するクライアント端
末（１）同士を、実時間で同時に相手の顔を見ながら会
話やカラオケが可能となるように、相互に接続すること
を特徴とするシステムである。

【０００５】（作用）ＷＷＷサーバー（３）にアクセス
してきた不特定な複数のクライアント端末（１）同士を
相互に接続する事によって、カラオケが好きなもの同士
が、各々離れた場所においても同時に実時間で一緒に相
手の顔を見ながら会話やカラオケを楽しむことが出来
る。

【０００６】（請求項２）請求項２記載の発明は、あら
かじめ会話やカラオケを行うメンバーが決まっていれ
ば、そのメンバーが属する共通の固有なグループ名ある
いはグループ番号等を指定出来る。

【０００７】（作用）そのグループに属するメンバーの
みが会話やカラオケに参加出来る。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本発明の実施を示
すシステム概念図である。参加者は先ずクライアント端
末（１）から、ＵＲＬの指定でインターネット回線網
（２）を介してＷＷＷサーバー（３）にアクセスして接
続する。参加者はリモコン（１−３）で音声・映像再生
装置（１−５）の画面上に表示されるメニューのうち、
例えば「カラオケ」を選択する。すると次に、参加者の
識別番号と、一緒に会話やカラオケをしたい相手の属性
等の入力を指示する画面が表示されるので、参加者はそ
れらをリモコン（１−３）で入力する。相手の属性と
は、例えば性別、年齢層、住所の地域等である。それら
の情報を入力した後、リモコン（１−３）の例えば「送
信」ボタンを入力すると、それらの情報はインターネッ
ト回線網（２）を経由してＷＷＷサーバー（３）へ伝送
される。参加者自身の属性等は、事前に入力済みで、そ
れらはクライアント端末（１）、あるいはＷＷＷサーバ
ー（３）に登録してある。もしその参加者自身の属性が
クライアント端末（１）に登録してあれば、それらは上
記した「送信」ボタンを入力した際にＷＷＷサーバー
（３）へ伝送される。一方、参加者自身の属性がＷＷＷ
サーバー（３）に事前に登録されていれば、それらのデ
ータが利用される。このような方法でＷＷＷサーバー
（３）へ実時間で同時にアクセスのある複数の各クライ
アント端末（１〜ｎ）のデータを、ＷＷＷサーバー
（３）は相互に比較する。比較の結果、属性が相互に一
致した複数のクライアント端末（１〜ｍ）が検出される
と、ＷＷＷサーバー（３）はそれらの一致した全てのク
ライアント端末（１〜ｍ）に例えば「接続可能」という
メッセージを伝送することによって、全てのそれらのク
ライアント端末（１〜ｍ）はスタンバイ状態となる。こ
こで例えばクライアント端末（１）でカラオケを歌う参
加者は、クライアント端末（１）でオンライン検索で検
索するか、あるいは手元にある曲名のリストを見て歌い
たい曲名の番号をリモコン（１−３）で入力した後に
「送信」ボタンを入力すると、それらの情報はインター
ネット回線網（２）を経由してＷＷＷサーバー（３）へ
伝送される。ＷＷＷサーバー（３）は、その伝送された
曲名の番号を基にカラオケのデータベースサーバー
（４）から、その曲を検索して該当するデータを入手す
る。それらのデータは、メロディーのデータそのもの、
歌詞の文字データ、カラオケを歌っている時に表示する
テレビ画面の背景の映像、その他の制御情報等が含まれ
る。ＷＷＷサーバー（３）は、それらのデータをインタ
ーネット回線網（２）を介して、クライアント端末
（１）へ転送する。このようにしてカラオケに必要なデ
ータが転送されると、クライアント端末（１）はその曲
を再生して、音声・映像再生装置（１−５）のスピーカ
ーよりメロディーが発声されるので、参加者はそれに合
わせて歌をマイク（１−２）で歌う。メロディーと同時
に転送されてくる歌詞の文字、背景の映像等を音声・映
像再生装置（１−５）の映像表示画面へ表示しても良
い。発声されるメロディーと参加者が歌う音声データー
は、実時間でクライアント端末（１）からインターネッ
ト回線網（２）を介してＷＷＷサーバー（３）へ伝送さ
れる。伝送されたそれらの音声データを、ＷＷＷサーバ
ー（３）はスタンバイしている他の全てのクライアント
端末（２〜ｍ）へインターネット回線網（２）を介して
同時に実時間で再転送する。このように転送された音声
データは、各々のクライアント端末（２〜ｍ）の音声・
映像再生装置（１−５）のスピーカーより発声される。
一方、クライアント端末（１）以外のクライアント端末
（２〜ｍ）の参加者が歌った場合も同様の処理が行われ
る。一方、ＷＷＷサーバー（３）は、上記したカラオケ
の歌詞の文字データー、カラオケを歌っている時に表示
するテレビ画面の背景の映像等を、全ての他のクライア
ント端末（２〜ｍ）へ同時に実時間で転送することも可
能である。その場合には各々の音声・映像再生装置（１
−５）に、それらの情報を表示することが可能となる。
一方、テレビカメラ（１−４）で撮られた各々の参加者
の顔等の映像も、インターネット回線網（２）経由でＷ
ＷＷサーバー（３）に伝送することも可能である。この
場合の映像の処理方法としては、転送された全ての参加
者の映像を、ＷＷＷサーバー（３）が全てのクライアン
ト端末（１〜ｍ）へ同時に再転送して、その音声・映像
再生装置（１−５）に全員の映像を同時に表示すること
も考えられる。その場合、各参加者の全員の顔が音声・
映像再生装置（１−５）の画面に収まるように、適当に
区切られた複数の升目内に一人ずつ表示するのも一つの
方法である。そして現在会話をしている、またはカラオ
ケを歌っている参加者を認識出来るように、その参加者
の顔の映像の升目の枠を点滅させたり、あるいはその枠
の色を変える等の工夫も考えられる。これらの参加者の
顔の映像は、上記したカラオケの歌詞の文字や背景の映
像と重ならないように表示することが大切である。例え
ば、顔の映像は参加者がカラオケを歌っていない時のみ
に表示するとか、顔とカラオケ用の表示場所を分けて表
示する等の工夫が必要である。このようにして、属性等
が一致した複数のクライアント端末（１〜ｍ）同士が相
互に接続されて同時に実時間で会話やカラオケが可能と
なる。属性を比較した結果一致するクライアント端末
（１〜ｎ）が少ない場合には、属性に関係なくそれらを
相互に接続することも考えられる。もし属性が指定され
なかった場合には、クライアント端末（１〜ｎ）同士が
適当に相互に接続される。既にそのグループ内で会話や
カラオケが開始された後でも、他のクライアント端末
（ｘ）の参加者は、上記の同様な処理を行った後に、遅
れてそのグループに参加することも勿論可能である。今
迄の上記の説明では、お互いに会話やカラオケをする相
手が不特定であり、指定された相手の属性をＷＷＷサー
バー（３）が比較して一致した参加者同士が相互に接続
された。しかし、参加者同士であらかじめ会話やカラオ
ケをしたい特定の一人の相手、または特定のグループが
決まっていれば、その一人の相手または特定のグループ
の共通の固有な番号または名前等をクライアント端末
（１）で入力することにより、ＷＷＷサーバー（３）は
その指定された特定の一人の相手または特定のグループ
内のみを相互に接続をすることにより、特定のグループ
の参加者のみで会話やカラオケが可能となる。この場合
には、あらかじめアクセスする日時をグループ内で事前
に決めておくのが良い。以上に説明した方法で一人の参
加者が歌うカラオケは、グループ内の他の複数の参加者
も同時に実時間で視聴できる。一人の参加者が歌い終わ
れば、他の参加者も交代で同様な方法でカラオケが歌え
会話も可能となる。なお会話は、カラオケのメロディー
が発声されていない場合で歌を歌っていない時に行うの
が良い。会話が行われている時の音声データの処理は、
カラオケのメロディーが発声されていないだけであっ
て、その他の処理はカラオケの場合と同様である。

【０００９】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、一人で寂
しい時、あるいは特にすることも無く時間を持て余して
いる時などに、自宅に居ながらインターネット等を介し
て相手を見つけ、その人達と一緒に同時に実時間で会話
やカラオケ等が可能な手段を提供することが出来た。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体のシステム概念図を表す。

【符号の説明】

１ クライアント端末 １−１ 制御装置 １−２ マイク １−３ リモコン １−４ テレビカメラ １−５ 音声・映像再生装置 ２ インターネット回線網 ３ ＷＷＷサーバー ４ データーベースサーバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】マイクとテレビカメラとリモコンと音声・
   映像再生装置と制御装置等から構成される映像と音声伝
   送によるカラオケが可能なクライアント端末と、そのク
   ライアント端末からＵＲＬを指定することによってイン
   ターネット回線網等の通信手段により、そのクライアン
   ト端末と通信可能なＷＷＷサーバーとデータベースサー
   バー等から構成され、ＷＷＷサーバーが実時間でそれに
   アクセスしてきた複数の不特定な任意のクライアント端
   末同士を相互に実時間で通信可能となるように接続する
   ことによって一つのグループを構成することを特徴と
   し、そのグループ内でインターネット回線網等の通信手
   段を介して、各クライアント端末の参加者同士が実時間
   で会話あるいはカラオケが可能となるシステム。
2. 【請求項２】あらかじめ会話やカラオケをグループで行
   う複数の参加者が特定していれば、それらを特定する共
   通の固有なグループ番号あるいはグループ名等の識別符
   号を、各々の参加者が各クライアント端末で指定するこ
   とによって、ＷＷＷサーバーはその同一識別符号を指定
   された特定のグループのクライアント端末同士のみを相
   互に通信可能となるように接続することを特徴とし、そ
   の特定のグループに属する参加者のみが会話あるいはカ
   ラオケに参加することが可能な請求項１記載のシステ
   ム。