JP2002162730A - レティクル、該レティクルを用いた露光方法、及び該露光方法を用いて作製した半導体装置 - Google Patents

レティクル、該レティクルを用いた露光方法、及び該露光方法を用いて作製した半導体装置

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JP2002162730A
JP2002162730A JP2000360811A JP2000360811A JP2002162730A JP 2002162730 A JP2002162730 A JP 2002162730A JP 2000360811 A JP2000360811 A JP 2000360811A JP 2000360811 A JP2000360811 A JP 2000360811A JP 2002162730 A JP2002162730 A JP 2002162730A
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Junichi Furukawa
順一 古川
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70066Size and form of the illuminated area in the mask plane, e.g. reticle masking blades or blinds

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光の反射光等によってレティクル受光エ
リア以外のパターンが転写されることを防止し、素子受
光エリアにおける開口パターンの大きさにばらつきが少
ない素子パターンを転写することが可能なレティクル、
該レティクルを用いた露光方法、及び該露光方法を用い
て作製した半導体装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 レティクル10の中央部に、素子パター
ンが描画されたレティクル受光エリア12を有し、そこ
には中央部のCCD受光エリア部14、その周囲の周辺
回路エリア部16等が設けられている。また、その周囲
に、レティクル・ブラインドを回折する露光光を遮蔽す
るに十分な幅をもち、その外縁が4方に隣接する素子領
域の周辺回路エリアの位置に投影される遮光帯20が設
けられている。更にその外側に、光透過性のレティクル
周辺エリア22が設けられ、そこには金属細線の十字マ
ークが描画された位置合わせ用のレティクル・アライメ
ント・マーク24が4箇所に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レティクル、該レ
ティクルを用いた露光方法、及び該露光方法を用いて作
製した半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCCD撮像素子の製造プロセスに
おいて、その光電変換を行う受光部及び電荷を走査する
転送部を有するユニットセルの集合体であるCCD受光
エリアを形成する際には、基体全面に金属膜を成膜した
後、フォトリソグラフィ・プロセスにより露光、現像を
行って、レティクルに描画したパターンをウェーハの各
素子領域に転写し、更にドライエッチング・プロセスに
よりこの転写パターンに従って金属膜を選択的にエッチ
ングして、転送部等を被覆する金属膜からなる遮光膜を
形成すると共に、受光部を露出させるための開口部を形
成する。こうして、遮光膜及びその開口部からなるCC
D受光エリアを形成している。
【0003】以下、この従来のCCD撮像素子のCCD
受光エリアを形成する際の露光方法を、図6〜図8を用
いて説明する。先ず、従来のCCD撮像素子のCCD受
光エリアを形成する際の露光工程に使用されるレティク
ルについて説明する。
【0004】図6(a)に示されるように、このレティ
クル50は、中央部にCCD撮像素子の素子パターンが
描画されたレティクル受光エリア52を有している。そ
して、このレティクル受光エリア52には、CCD撮像
素子の中央部に位置するCCD受光エリア、その周囲に
周辺回路等が配置されている周辺回路エリア、及び素子
を分割するためのスクライブラインにそれぞれ対応し
て、中央部のCCD受光エリア部54、その周囲の周辺
回路エリア部56、及びスクライブライン・エリア部5
8が設けられている。
【0005】また、このレティクル受光エリア52の周
囲には、金属膜によって広く覆われた遮光帯60が設け
られている。そして、この遮光帯60には、図6(a)
及びその部分拡大図である図6(b)に示されるよう
に、例えば金属膜を除去した正方形の開口部62内に金
属細線で十字マーク64を描画した位置合わせ用のレテ
ィクル・アライメント・マーク部66が4箇所に設けら
れている。この4箇所のレティクル・アライメント・マー
ク部66は、露光の前段においてレティクル50の位置
合わせを行うためのものである。
【0006】次いで、このレティクル50を露光装置に
セットして投影露光を行うが、その際には、図7に示さ
れるように、レティクル50の光源側に露光装置のレテ
ィクル・ブラインド68が配置され、レティクル・アライ
メント・マーク部66を含む遮光帯60の大部分を被覆
するようになっている。このため、露光時においては、
露光装置の光源ランプからの露光光がレティクル50の
レティクル受光エリア52のみを透過し、レティクル受
光エリア52の素子パターンがウェーハ上に投影露光さ
れる一方、レティクル50のレティクル受光エリア52
以外の領域は遮光帯60によって遮光される。また、こ
の遮光帯60に設けられた4箇所のレティクル・アライ
メント・マーク部66は、レティクル・ブラインド68に
よって遮光される。
【0007】こうして、図8に示されるように、レティ
クル受光エリア52の素子パターンのみをウェーハ上の
所定の位置に転写する。即ち、CCD撮像素子の中央部
のCCD受光エリア54a、その周囲の周辺回路エリア
56a、及びスクライブライン58aの各パターンを形
成する。同時に、レティクル・アライメント・マーク部6
6などがウェーハ上に転写されることを防止している。
そして更に、このレティクル50のレティクル受光エリ
ア52の投影像に対してウェーハを繰り返しステップし
て隣接したショットの露光を行い、ウェーハ上にレティ
クル受光エリア52の素子パターンをスクライブライン
・エリア部58が重なるように順に転写していく。以上
のような露光工程を経て、受光部及び転送部を有するユ
ニットセルが格子状に配列されたCCD撮像素子をウェ
ーハ上に形成していく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の露
光方法においては、露光装置の光学系が複雑なレンズ構
成や遮光構造となっていることから、極微小な量ではあ
るものの露光光の回折や反射が生じるため(以下、この
露光光の回折や反射によって生じた光を「露光光の反射
光等」という)、本来はレティクル・ブラインド68に
よって露光光が遮断されている部分であっても、露光光
の反射光等によって露光され、レティクル受光エリア5
2以外のパターンが転写されるという現象が発生する。
【0009】即ち、図9(a)に示されるように、露光
の際にレティクル・ブラインド68によって隠されてい
る遮光帯60のレティクル・アライメント・マーク部66
であっても、露光光の反射光等によって僅かに露光され
て、隣接する4方の素子領域のCCD受光エリア54a
にレティクル・アライメント・マーク部66のパターンが
転写され、その像としてのレティクル・アライメント・マ
ーク66aが形成されることになる。
【0010】そして、このCCD受光エリア54aにレ
ティクル・アライメント・マーク66aが形成された箇所
においては、レティクル受光エリア52を透過した正常
な露光光にレティクル・アライメント・マーク部66を透
過した露光光の反射光等がプラスされた状態となってい
るため、図9(b)に示されるように、通常のCCD受
光エリア54aよりも輝度が高くなっている(以下、こ
のCCD受光エリア54aにレティクル・アライメント・
マーク66aが形成された箇所を「高輝度部66x」と呼
ぶことにする)。
【0011】但し、レティクル・アライメント・マーク部
66を透過する露光光は、正常な露光光のように高い光
強度と強い指向性を有していないため、この高輝度部6
6xは、レティクル・アライメント・マーク部66の正方
形の開口部62に対応する形状をなしてはいるが、ぼや
けた画像となっており、細線からなる十字マーク64を
認識することはできない。
【0012】更に、この高輝度部66xを詳細に観察す
ると、図9(c)に示されるように、周囲の正常なCC
D受光エリア54aよりも輝度が高くなっていることに
対応して、この高輝度部66xにおけるCCD受光エリ
ア54aの受光部を露出するための開口パターン70a
は周囲の素子受光エリアの適正な開口パターン70より
も大きくなっている。また、この高輝度部66xの画像
のぼやけに対応して、開口パターンの大きさも徐々に変
化しており、周囲の素子受光エリアの適正な開口パター
ン70とより大きな開口パターン70aとの間には中間
の大きさの開口パターン70bが形成されてことにな
る。そして、このようにCCD撮像素子のCCD受光エ
リア54aの受光部を露出するための開口パターンにば
らつきが生じると、画像の輝度ばらつきが発生し、素子
の特性不良を招く原因となる。
【0013】ところで、近年のデジタル映像の流れによ
り、CCD撮像素子の用途として高画質への要求が大き
くなっており、特に計測用の画像認識装置などに用いら
れるCCD撮像素子においては、受光画素ごとの感度の
バラツキを厳しく抑制することが強く要求されるように
なっている。従って、上記のように露光装置における露
光光の極僅かな回折や反射により、本来レティクル・ブ
ラインド68によって遮光されている遮光帯60のレテ
ィクル・アライメント・マーク部66の開口部62が隣接
する4方の素子領域のCCD受光エリア54aに転写さ
れて高輝度部66xとなり、そこにおけるCCD受光エ
リア54aの開口パターン70a、70bが適正な開口
パターン70よりも大きくなり、画像の輝度ばらつきを
発生させるという問題は、従来においては看過されるも
のであっても、最近の高精度な画像認識用途のCCD撮
像素子においては早急に解決すべき課題となっている。
【0014】そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、露光光の極僅かな回折や反射によって
レティクル受光エリア以外のパターンが転写されること
を防止し、素子受光エリアにおける開口パターンの大き
さにばらつきが少ない素子パターンを転写することが可
能なレティクル、該レティクルを用いた露光方法、及び
該露光方法を用いて作製した半導体装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下に述べ
る本発明に係る露光方法によって達成される。即ち、請
求項1に係るレティクルは、投影露光に使用するレティ
クルであって、中央部の素子受光エリア及び前記素子受
光エリアの外周部の周辺回路エリアを有する素子パター
ンが描画されたレティクル受光エリアと、このレティク
ル受光エリアの周囲に設けられ、露光の際にレティクル
・ブラインドに覆われる遮光帯と、この遮光帯の周囲に
設けられ、露光の際にレティクル・ブラインドに完全に
覆われる光透過性のレティクル周辺エリアと、このレテ
ィクル周辺エリアに設けられた非透過性細線からなる位
置合わせマークと、を具備し、遮光帯が、露光の際にレ
ティクル・ブラインドを回折する露光光を遮蔽するに十
分な幅をもつと共に、遮光帯の外縁が、露光の際の隣接
する素子領域の周辺回路エリアの位置に投影されるよう
になっていることを特徴とする。
【0016】このように請求項1に係るレティクルにお
いては、素子受光エリア等の素子パターンが描画された
レティクル受光エリアの周囲に設けられた遮光帯が、露
光の際にレティクル・ブラインドを回折する露光光を遮
蔽するのに十分な幅をもっていることにより、通常の場
合と同様に、露光光はレティクル受光エリアのみを透過
して、そのレティクル受光エリアの素子パターンがウェ
ーハ上に投影露光される。
【0017】そして、その際に、この遮光帯の周囲に
は、露光の際にレティクル・ブラインドに完全に覆われ
る光透過性のレティクル周辺エリアが設けられ、このレ
ティクル周辺エリアには、非透過性細線からなる位置合
わせマークが設けられていることにより、本来レティク
ル・ブラインドによって完全に遮光されているレティク
ル周辺エリアが露光光の反射光等によって僅かに露光さ
れる場合であっても、この光透過性のレティクル周辺エ
リアを透過した光は隣接するショットの素子受光エリア
に均一に拡散して入射されることになる。そして、この
レティクル周辺エリアを透過した露光光の反射光等は、
正常な露光光とは異なり、光強度も低く指向性も微弱で
あるため、レティクル周辺エリアに設けられた非透過性
細線からなる位置合わせマークはぼやけてしか転写され
ず、実際上認識可能なパターンとしては転写されない。
【0018】また、遮光帯の外縁は、露光の際の隣接す
る素子領域の周辺回路エリアの位置に投影されるように
なっているため、遮光帯によって露光光の反射光が略完
全に遮断された領域とレティクル周辺エリアを透過した
露光光の反射光等が均一に拡散して入射した領域との境
界は、周辺回路エリア内に位置し、素子領域の中央部の
素子受光エリアと重なることはない。
【0019】従って、素子の中央部の素子受光エリアの
全体には、露光光の反射光等が均一に拡散して入射さ
れ、レティクル周辺エリアに設けられた非透過性細線か
らなる位置合わせマークは実際上認識可能なパターンと
しては転写されず、遮光帯の外縁も素子受光エリアと重
なることはないため、隣接する素子領域の中央部の素子
受光エリアには正常な露光光にその微少な反射光等がプ
ラスして入射されるものの、素子受光エリアにおける開
口パターンの大きさにばらつきが生じることはなくな
る。
【0020】また、請求項2に係る露光方法は、中央部
の素子受光エリア及びこの素子受光エリアの外周部の周
辺回路エリアを有する素子パターンが描画されたレティ
クル受光エリアと、このレティクル受光エリアの周囲に
設けられ、外縁が露光の際の隣接する素子領域の周辺回
路エリアの位置に投影される遮光帯と、この遮光帯の周
囲に設けられた光透過性のレティクル周辺エリアと、こ
のレティクル周辺エリアに設けられた非透過性細線から
なる位置合わせマークと、を具備するレティクルを使用
する露光方法であって、レティクルの位置合わせマーク
及びウェーハ上の位置合わせマークを用いて、レティク
ル受光エリアとウェーハ表面の所定の素子領域との位置
合わせを行うステップと、レティクル受光エリアに露光
光を透過させ、素子領域にレティクル受光エリアの素子
パターンを転写すると共に、その際にレティクル・ブラ
インドによってレティクルの遮光帯及びレティクル周辺
エリアに向かう露光光を遮蔽し、更に遮光帯によってレ
ティクル・ブラインドを回折する露光光を遮蔽するステ
ップと、を具備することを特徴とする。
【0021】このように請求項2に係る露光方法におい
ては、上記請求項1に係るレティクルを使用し、そのレ
ティクルの位置合わせマーク及びウェーハ上の位置合わ
せマークを用いて、レティクル受光エリアとウェーハ表
面の所定の素子領域との位置合わせを行った後、レティ
クル受光エリアに露光光を透過させ、素子領域にレティ
クル受光エリアの素子パターンを転写する際に、レティ
クル・ブラインドによってレティクルの遮光帯及びレテ
ィクル周辺エリアに向かう露光光を遮蔽し、更に遮光帯
によってレティクル・ブラインドを回折する露光光を遮
蔽することにより、本来はレティクル・ブラインドによ
って完全に遮光されているレティクル周辺エリアに露光
光の微少な反射光等が入射する場合であっても、この光
透過性のレティクル周辺エリアを透過した光は隣接する
ショットの素子パターン上に均一に拡散して入射される
と共に、このレティクル周辺エリアを透過した露光光の
反射光等は光強度も低く指向性も微弱であるため、レテ
ィクル周辺エリアに設けられた非透過性細線からなる位
置合わせマークはぼやけてしか転写されず、実際上認識
可能なパターンとしては転写されない。
【0022】また、遮光帯の外縁は、露光の際の隣接す
る素子領域の周辺回路エリアの位置に投影されるように
なっているため、遮光帯によって露光光の反射光が略完
全に遮断された領域とレティクル周辺エリアを透過した
露光光の反射光等が均一に拡散して入射した領域との境
界は、素子領域の中央部の素子受光エリアと重なること
はない。
【0023】従って、素子の中央部の素子受光エリアの
全体には、露光光の反射光等が均一に拡散して入射さ
れ、レティクル周辺エリアに設けられた非透過性細線か
らなる位置合わせマークは実際上認識可能なパターンと
しては転写されず、遮光帯の外縁も素子受光エリアと重
なることはないため、隣接する素子領域の中央部の素子
受光エリアには正常な露光光にその微少な反射光等がプ
ラスして入射されるものの、素子受光エリアにおける開
口パターンの大きさにばらつきが生じることはなくな
る。
【0024】また、請求項3に係る半導体装置は、中央
部の素子受光エリア及びこの素子受光エリアの外周部の
周辺回路エリアを有する素子パターンが描画されたレテ
ィクル受光エリアと、このレティクル受光エリアの周囲
に設けられ、外縁が露光の際の隣接する素子領域の周辺
回路エリアの位置に投影される遮光帯と、この遮光帯の
周囲に設けられた光透過性のレティクル周辺エリアと、
このレティクル周辺エリアに設けられた非透過性細線か
らなる位置合わせマークとを有するレティクルを使用
し、このレティクルの位置合わせマーク及びウェーハ上
の位置合わせマークを用いて、レティクル受光エリアと
ウェーハ表面の所定の素子領域との位置合わせを行うス
テップと、レティクル受光エリアに露光光を透過させ、
素子領域に前記レティクル受光エリアの素子パターンを
転写すると共に、その際にレティクル・ブラインドによ
ってレティクルの遮光帯及びレティクル周辺エリアに向
かう露光光を遮蔽し、更に遮光帯によってレティクル・
ブラインドを回折する露光光を遮蔽するステップと、を
具備する露光方法を用いて作製したことを特徴とする。
【0025】このように請求項3に係る半導体装置にお
いては、上記請求項1に係るレティクルを使用し、上記
請求項2に係る露光方法を用いて作製したことにより、
素子の中央部の素子受光エリアの全体には、露光光の反
射光等が均一に拡散して入射され、レティクル周辺エリ
アに設けられた非透過性細線からなる位置合わせマーク
は実際上認識可能なパターンとしては転写されず、遮光
帯の外縁も素子受光エリアと重なることはないため、隣
接する素子領域の中央部の素子受光エリアには正常な露
光光にその微少な反射光等がプラスして入射されるもの
の、素子受光エリアにおける開口パターンの大きさにば
らつきが生じることはなくなるため、均一な光電変換特
性を実現し、画面内の感度均一性を向上させて、均一な
画像が得られる。従って、高精度の画像認識等が可能な
半導体装置の実現に寄与する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は本発明の
一実施形態に係るレティクルを示す概略平面図であり、
図1(b)はそのマーク部の拡大図である。また、図2
〜図5はそれぞれ図1に示すレティクルを使用した露光
方法を説明するための概略平面図である。
【0027】図1に示されるように、本実施形態に係る
レティクル10は、例えばCCD撮像素子を形成するた
めの露光工程において使用するレティクルであって、中
央部にCCD撮像素子の素子パターンが描画されたレテ
ィクル受光エリア12を有している。そして、このレテ
ィクル受光エリア12には、CCD撮像素子の中央部に
位置するCCD受光エリア、その周囲に周辺回路等が配
置されている周辺回路エリア、及び素子を分割するため
のスクライブラインにそれぞれ対応して、中央部のCC
D受光エリア部14、その周囲の周辺回路エリア部1
6、及びスクライブライン・エリア部18が設けられて
いる。
【0028】また、このレティクル受光エリア12の周
囲には、所定の幅をもつ金属膜によって覆われた遮光帯
20が設けられている。そして、この遮光帯20は、露
光の際に露光装置のレティクル・ブラインドを回折する
露光光を遮蔽するに十分な幅をもつと共に、その外縁
が、4方に隣接する素子領域の周辺回路エリアの位置に
投影されるようになっている。
【0029】更に、この遮光帯20の外側には、光透過
性のレティクル周辺エリア22が設けられている。そし
て、この光透過性のレティクル周辺エリア22には、例
えば金属細線の十字マークが描画された位置合わせ用の
レティクル・アライメント・マーク24が4箇所に設け
られている。この4箇所のレティクル・アライメント・マ
ーク24は、露光の前段においてレティクル10の位置
合わせを行うためのものである。
【0030】次に、図1に示すレティクル10を使用し
た露光方法を、図2〜図5を用いて説明する。先ず、図
1に示すレティクル10を露光装置にセットし、そのレ
ティクル10のレティクル・アライメント・マーク24を
用いて位置合わせを行う。また、ウェーハも露光装置に
セットし、そのウェーハ上の位置合わせマークを用いて
位置合わせを行う。こうして、レティクル10のレティ
クル・アライメント・マーク24及びウェーハ上の位置合
わせマークを用いて両者の位置合わせを行う。
【0031】続いて、これらレティクル10及び露光装
置を使用して投影露光を行う。その際、図2に示される
ように、レティクル10の光源側に露光装置のレティク
ル・ブラインド26が配置され、遮光帯20の大部分を
被覆すると共に、レティクル・アライメント・マーク24
を含むレティクル周辺エリア22を完全に被覆するよう
になっている。このため、露光時においては、露光装置
の光源ランプから出射された露光光がレティクル10の
レティクル受光エリア12のみを透過し、レティクル受
光エリア12の素子パターンがウェーハ上に投影露光さ
れる一方、レティクル受光エリア12以外の領域、即ち
遮光帯20及びレティクル・アライメント・マーク24を
含むレティクル周辺エリア22は遮光帯20及びレティ
クル・ブラインド26によって遮光される。
【0032】こうして、図3に示されるように、レティ
クル・ブラインド26を回折する露光光を遮蔽するに十
分な幅をもっている遮光帯20に周囲を囲まれたレティ
クル受光エリア12の素子パターンのみをウェーハ上の
所定の位置に転写し、CCD撮像素子の中央部のCCD
受光エリア14a、その周囲の周辺回路エリア16a、
及びスクライブライン18aの各パターンを形成する。
【0033】そして更に、このレティクル10のレティ
クル受光エリア12の投影像に対してウェーハを繰り返
しステップすることにより、隣接したショットの投影露
光を行い、ウェーハ上にレティクル受光エリア12の素
子パターンをスクライブライン・エリア部18が重なる
ように順に転写していく。こうして、受光部及び転送部
を有するユニットセルが格子状に配列されたCCD撮像
素子の素子パターンを順にウェーハ上に形成する。
【0034】なお、このとき、露光装置の光学系が複雑
なレンズ構成や遮光構造となっていることから、極微小
な量ではあるものの露光光の反射光等が生じ、本来はレ
ティクル・ブラインド68によって露光光が遮断されて
いるレティクル周辺エリア22であっても、この露光光
の反射光等によって僅かに露光されるという現象が発生
する。そしてこのレティクル周辺エリア22は光透過性
であり、そこを透過した光は隣接する素子領域のCCD
受光エリア14aに入射されるため、このレティクル周
辺エリア22の4箇所に設けられているレティクル・ア
ライメント・マーク24が4方に隣接する素子領域のC
CD受光エリア14aに転写されることが考えられる。
これを図示したものが、図4に示すレティクル・アライ
メント・マーク24の像であるレティクル・アライメント
・マーク24aである。
【0035】しかし、レティクル周辺エリア22を透過
する露光光の反射光等は隣接する素子領域のCCD受光
エリア14aに均一に拡散して入射されるものの、その
露光光の反射光等は正常な露光光とは異なって、光強度
も低く指向性も微弱であるため、レティクル周辺エリア
22に設けられた4箇所の金属細線からなるレティクル
・アライメント・マーク24はぼやけてしか転写されず、
実際には認識可能なパターンとしては転写されない。即
ち、図4の当該ショットに隣接する素子領域のCCD受
光エリア14aを拡大した図5に示されるように、図4
に図示したレティクル・アライメント・マーク24aは認
識可能なパターンとしては転写されず、従来のような目
立った高輝度部が形成されることはない。
【0036】また、このとき、図3に示されるように、
レティクル10における所定の幅をもつ遮光帯20の外
縁は、4方に隣接する素子領域の周辺回路エリア16a
の位置に投影されるようになっているため、この遮光帯
20によって光源ランプからの露光光の反射光が略完全
に遮断された領域とレティクル周辺エリア22を透過し
た露光光の反射光等が均一に拡散して入射した領域との
境界は、隣接する素子領域の周辺回路エリア16aに重
なり、CCD受光エリア14aと重なることはない。 そして、以上のような露光工程を経て、格子状にユニッ
トセルが配列された撮像素子をウェーハ上に形成する。
【0037】このように本実施形態によれば、レティク
ル10において、CCD撮像素子の素子パターンが描画
されたレティクル受光エリア12の周囲に設けられた遮
光帯20が、投影露光の際にレティクル・ブラインド2
6を回折する露光光を遮蔽するに十分な幅をもっている
ことにより、通常の場合と同様に、露光光はレティクル
受光エリア12のみを透過し、そのレティクル受光エリ
ア12の素子パターンをウェーハ上に投影露光すること
ができる。
【0038】そして、その際に、遮光帯20の周囲に
は、露光の際にレティクル・ブラインドに完全に覆われ
る光透過性のレティクル周辺エリア22が設けられ、こ
のレティクル周辺エリア22には、金属細線の十字マー
クからなる位置合わせ用のレティクル・アライメント・
マークレティクル・アライメント・マーク24が設けられ
ていることにより、本来はレティクル・ブラインド26
によって完全に遮光されているレティクル周辺エリア2
2が露光光の反射光等によって僅かに露光される場合で
あっても、この光透過性のレティクル周辺エリア22を
透過した露光光の反射光等は隣接するショットのCCD
撮像素子のCCD受光エリア14aに均一に拡散して入
射されると共に、このレティクル周辺エリア22の4箇
所に設けられた金属細線からなるレティクル・アライメ
ント・マーク24はぼやけてしか転写されず、その像は
実際上は認識可能なパターンとしてはならないため、従
来のようにレティクル・アライメント・マーク24が転写
された箇所が高輝度部となるような目立ったパターンの
転写ムラを防止し、そのCCD受光エリア14aにおけ
る開口パターンの大きさにばらつきが生じることを防止
することができる。
【0039】また、このとき、レティクル10の遮光帯
20の外縁は、4方に隣接する素子領域の周辺回路エリ
ア16aの位置に投影されるようになっていることによ
り、遮光帯20によって露光光の反射光が略完全に遮断
された領域とレティクル周辺エリア22を透過した露光
光の反射光等が均一に拡散して入射した領域との境界
は、隣接する素子領域のCCD受光エリア14aと重な
ることはないため、遮光帯20の幅に起因してCCD受
光エリア14aに転写ムラが生じることはない。
【0040】従って、CCD撮像素子の画像の輝度ばら
つきの発生を防止し、画面内の感度均一性を向上させ
て、均一な画像を得ることが可能になり、高精度の画像
認識等が可能なCCD撮像素子の実現に寄与することが
できる。
【0041】なお、このとき、光源ランプからの露光光
の強度が従来の場合と同様であるとすれば、当該ショッ
トの際の露光光に隣接するショットの際の露光光の反射
光等が微少ではあれプラスされるため、CCD受光エリ
ア14aにおける開口パターンは従来の場合の開口パタ
ーンよりも僅かに大きくなるが、その程度はCCD撮像
素子の特性にとって無視できる程度の影響しか与えず、
開口パターンの大きさにばらつきが生じることと比べる
とCCD撮像素子の特性改善に大きく寄与するメリット
の方が大きい。しかも、隣接するショットの際にプラス
される露光光の反射光等の微少な光量を考慮し、光源ラ
ンプからの露光光の光強度を予め調整しておけば、従来
の場合と同様の大きさで且つばらつきのない開口パター
ンとすることが可能である。
【0042】また、上記実施形態においては、本発明を
CCD撮像素子に適用する場合について説明したが、C
CD撮像素子に限定されるものではない。例えば他の種
類の撮像素子や更にはLCD(Liquid Crystal Devic
e)など、中央部に高精度な開口パターンを有する構造
の半導体装置であれば、本発明を好適に適用することが
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
レティクル及び露光方法によれば、次のような効果を奏
することができる。即ち、請求項1に係るレティクルに
よれば、素子受光エリア等の素子パターンが描画された
レティクル受光エリアの周囲に設けられた遮光帯が、露
光の際にレティクル・ブラインドを回折する露光光を遮
蔽するに十分な幅をもっていることにより、通常の場合
と同様に、露光光はレティクル受光エリアのみを透過
し、そのレティクル受光エリアの素子パターンをウェー
ハ上に投影露光することができる。そして、その際に、
遮光帯の周囲には、露光の際にレティクル・ブラインド
に完全に覆われる光透過性のレティクル周辺エリアが設
けられ、このレティクル周辺エリアには、非透過性細線
からなる位置合わせマークが設けられ、更に遮光帯の外
縁が露光の際の隣接する素子領域の周辺回路エリアの位
置に投影されるようになっていることにより、本来はレ
ティクル・ブラインドによって完全に遮光されているレ
ティクル周辺エリアが露光光の反射光等によって僅かに
露光されても、この光透過性のレティクル周辺エリアを
透過した光は隣接する素子領域の素子受光エリアに均一
に拡散して入射され、レティクル周辺エリアに設けられ
た非透過性細線からなる位置合わせマークはぼやけて実
際上認識可能なパターンとしては転写されず、遮光帯に
よって露光光の反射光が略完全に遮断された領域とレテ
ィクル周辺エリアを透過した露光光の反射光等が均一に
拡散して入射した領域との境界は素子の中央部の素子受
光エリアと重なることはないため、隣接する素子領域の
素子受光エリアには露光光にその微少な反射光等がプラ
スして入射されるものの、素子受光エリアにおける開口
パターンの大きさにばらつきが生じることを防止するこ
とができる。
【0044】また、請求項2に係る露光方法によれば、
上記請求項1に係るレティクルを使用し、そのレティク
ルの位置合わせマーク及びウェーハ上の位置合わせマー
クを用いて、レティクル受光エリアとウェーハ表面の所
定の素子領域との位置合わせを行った後、レティクル受
光エリアに露光光を透過させ、素子領域にレティクル受
光エリアの素子パターンを転写する際に、レティクル・
ブラインドによってレティクルの遮光帯及びレティクル
周辺エリアに向かう露光光を遮蔽し、更に遮光帯によっ
てレティクル・ブラインドを回折する露光光を遮蔽する
ことにより本来はレティクル・ブラインドによって完全
に遮光されているレティクル周辺エリアが露光光の反射
光等によって僅かに露光されても、この光透過性のレテ
ィクル周辺エリアを透過した光は隣接する素子領域の素
子受光エリアに均一に拡散して入射され、レティクル周
辺エリアに設けられた非透過性細線からなる位置合わせ
マークはぼやけて実際上認識可能なパターンとしては転
写されず、遮光帯によって露光光の反射光が略完全に遮
断された領域とレティクル周辺エリアを透過した露光光
の反射光等が均一に拡散して入射した領域との境界は素
子の中央部の素子受光エリアと重なることはないため、
隣接する素子領域の素子受光エリアには露光光にその微
少な反射光等がプラスして入射されるものの、素子受光
エリアにおける開口パターンの大きさにばらつきが生じ
ることを防止することができる。
【0045】また、請求項3に係る半導体装置によれ
ば、上記請求項1に係るレティクルを使用し、上記請求
項2に係る露光方法を用いて作製したことにより、素子
の中央部の素子受光エリアの全体には、露光光の反射光
等が均一に拡散して入射され、レティクル周辺エリアに
設けられた非透過性細線からなる位置合わせマークは実
際上認識可能なパターンとしては転写されず、遮光帯の
外縁も素子受光エリアと重なることはないため、隣接す
る素子領域の中央部の素子受光エリアには正常な露光光
にその微少な反射光等がプラスして入射されるものの、
素子受光エリアにおける開口パターンの大きさにばらつ
きが生じることはなくなるため、均一な光電変換特性を
実現し、画面内の感度均一性を向上させて、均一な画像
を得ることが可能になる。従って、高精度の画像認識等
が可能な半導体装置の実現に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るレティクル
を示す概略平面図、(b)はそのマーク部の拡大図であ
る。
【図2】図1に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その1)である。
【図3】図1に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その2)である。
【図4】図1に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その3)である。
【図5】図1に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その4)である。
【図6】(a)は従来のレティクルを示す概略平面図、
(b)はそのマーク部の拡大図である。
【図7】図6に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その1)である。
【図8】図6に示すレティクルを使用した露光方法を説
明するための概略図(その2)である。
【図9】図6に示すレティクルを使用した露光方法の問
題点を説明するための概略図である。
【符号の説明】
10……レティクル、12……レティクル受光エリア、
14……CCD受光エリア部、14a……CCD受光エ
リア、16……周辺回路エリア部、16a……周辺回路
エリア、18……スクライブライン・エリア部、18a
……スクライブライン・エリア、20……遮光帯、22
……レティクル周辺エリア、24……レティクル・アラ
イメント・マーク、26……レティクル・ブラインド、5
0……レティクル、52……レティクル受光エリア、5
4……CCD受光エリア部、54a……CCD受光エリ
ア、56……周辺回路エリア部、56a……周辺回路エ
リア、58……スクライブライン・エリア部、58a…
…スクライブライン・エリア、60……遮光帯、62…
…開口部、64……十字マーク、66……レティクル・
アライメント・マーク、66a……レティクル・アライメ
ント・マーク部、66x……高輝度部、68……レティ
クル・ブラインド、70a、70b、70……開口パタ
ーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 515F 515D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影露光に使用するレティクルであっ
    て、 中央部の素子受光エリア及び前記素子受光エリアの外周
    部の周辺回路エリアを有する素子領域のパターンが描画
    されたレティクル受光エリアと、 前記レティクル受光エリアの周囲に設けられ、露光の際
    にレティクル・ブラインドに覆われる遮光帯と、 前記遮光帯の周囲に設けられ、露光の際に前記レティク
    ル・ブラインドに完全に覆われる光透過性のレティクル
    周辺エリアと、 前記レティクル周辺エリアに設けられた非透過性細線か
    らなる位置合わせマークと、を具備し、 前記遮光帯が、露光の際に前記レティクル・ブラインド
    を回折する露光光を遮蔽するに十分な幅をもつと共に、
    前記遮光帯の外縁が、露光の際の隣接する素子領域の周
    辺回路エリアの位置に投影されるようになっていること
    を特徴とするレティクル。
  2. 【請求項2】 中央部の素子受光エリア及び前記素子受
    光エリアの外周部の周辺回路エリアを有する素子パター
    ンが描画されたレティクル受光エリアと、前記レティク
    ル受光エリアの周囲に設けられ、外縁が露光の際の隣接
    する素子領域の周辺回路エリアの位置に投影される遮光
    帯と、前記遮光帯の周囲に設けられた光透過性のレティ
    クル周辺エリアと、前記レティクル周辺エリアに設けら
    れた非透過性細線からなる位置合わせマークと、を具備
    するレティクルを使用する露光方法であって、 前記レティクルの前記位置合わせマーク及びウェーハ上
    の位置合わせマークを用いて、前記レティクル受光エリ
    アと前記ウェーハ表面の所定の素子領域との位置合わせ
    を行うステップと、 前記レティクル受光エリアに露光光を透過させ、前記素
    子領域に前記レティクル受光エリアの素子パターンを転
    写すると共に、その際にレティクル・ブラインドによっ
    て前記レティクルの前記遮光帯及び前記レティクル周辺
    エリアに向かう露光光を遮蔽し、更に前記遮光帯によっ
    て前記レティクル・ブラインドを回折する露光光を遮蔽
    するステップと、を具備することを特徴とする露光方
    法。
  3. 【請求項3】 中央部の素子受光エリアと前記素子受光
    エリアの外周部の周辺回路エリアの素子パターンが描画
    されたレティクル受光エリアと、前記レティクル受光エ
    リアの周囲に設けられ、外縁が露光の際の隣接する素子
    領域の周辺回路エリアの位置に投影される遮光帯と、前
    記遮光帯の周囲に設けられた光透過性のレティクル周辺
    エリアと、前記レティクル周辺エリアに設けられた非透
    過性細線からなる位置合わせマークとを有するレティク
    ルを使用し、前記レティクルの前記位置合わせマーク及
    びウェーハ上の位置合わせマークを用いて、前記レティ
    クル受光エリアと前記ウェーハ表面の所定の素子領域と
    の位置合わせを行うステップと、前記レティクル受光エ
    リアに露光光を透過させ、前記素子領域に前記レティク
    ル受光エリアの素子パターンを転写すると共に、その際
    にレティクル・ブラインドによって前記レティクルの前
    記遮光帯及び前記レティクル周辺エリアに向かう露光光
    を遮蔽し、更に前記遮光帯によって前記レティクル・ブ
    ラインドを回折する露光光を遮蔽するステップと、を具
    備する露光方法を用いて作製したことを特徴とする半導
    体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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