JP2002162112A - 熱回収風呂 - Google Patents

熱回収風呂

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JP2002162112A
JP2002162112A JP2000360921A JP2000360921A JP2002162112A JP 2002162112 A JP2002162112 A JP 2002162112A JP 2000360921 A JP2000360921 A JP 2000360921A JP 2000360921 A JP2000360921 A JP 2000360921A JP 2002162112 A JP2002162112 A JP 2002162112A
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hot water
heat
bathtub
heat recovery
water
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JP2000360921A
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Eiji Kuwabara
永治 桑原
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Toshiba Carrier Corp
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Toshiba Carrier Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、浴槽2と、浴槽2の外周部に沿っ
て形成された貯湯槽3と、浴槽2および前貯湯槽3の水
を循環させる水回路11と、浴槽2の残り湯から排熱を
回収して貯湯槽3の水を加熱する熱回収部21とから構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風呂の残り湯の排
熱を回収して再利用する熱回収風呂に関し、特に浴槽の
周囲に貯湯槽を設けた熱回収風呂に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍サイクルを用いて残り湯の排
熱を回収する給湯システムには特開平10−19375
号公報に示すものが知られている。また、浴槽の周辺に
蓄熱部を設けて排熱を再利用するシステムには特開平5
−118643号に示す蓄熱型浴槽が知られている。
【0003】特開平10−19375号公報に示される
風呂給湯システムは、図8に示すように、圧縮機71、
四方弁72、給湯加熱器73、減圧装置74、排熱利用
熱交換器75で構成される冷媒回路70と、貯湯槽7
7、給湯ポンプ78、給湯加熱器73と熱交換する給湯
熱交換器79で構成される給湯回路76と、浴槽81、
風呂循環ポンプ82、排熱利用熱交換器75と熱交換す
る風呂熱交換器83で構成される風呂循環回路80で構
成されている。上記の構成により、圧縮機71から吐出
した高温高圧のガス冷媒は四方弁72を介して給湯加熱
器73に流入する。一方、貯湯槽77の水は、給湯ポン
プ78によって給湯熱交換器79に流入し、冷媒の凝縮
熱により給湯加熱器73を介して加熱されて貯湯槽77
に流入する。そして、凝縮液化した冷媒は減圧装置74
で減圧されて廃熱利用熱交換器75に流入する。一方、
浴槽81の残湯は、風呂循環ポンプ82によって風呂熱
交換器83に流入し、風呂熱交換器83を介して排熱利
用熱交換器75を流れる冷媒と熱交換されて排熱が回収
される。
【0004】また、特開平5−118643号公報に示
される蓄熱型浴槽は、図9に示すように、浴槽91の側
部と下部を取囲んで蓄熱材が充填された蓄熱部92が設
けられている。蓄熱部92の下部の外側には、ガスまた
は電気等による加熱部93が設けられ、浴槽91から突
出する横U字型の伝達部94を介して浴槽91内の水が
加熱されるようになっている。そして、蓄熱部92に
は、加熱部93の付近から同蓄熱部92内の浴槽91の
下方部分を通って浴槽91の反対側の部分まで延びるヒ
ートパイプ95と、同蓄熱部92を貫通する熱取出し用
の熱交換器96が内蔵されている。上記の構成により、
加熱部93より熱伝達部94を介して浴槽91中の水が
加熱される。このとき、浴槽91の熱は浴槽91周囲の
蓄熱部92に蓄熱され、加熱部93の排熱は、ヒートパ
イプ95を介して蓄熱部92へ蓄熱される。こうして蓄
熱された排熱は、蓄熱部92に内蔵された熱交換器96
により取出して再利用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−19375号公報に示されるような冷凍サイクル
を用いた排熱利用浴槽の場合は、貯湯槽と浴槽とが別々
に設けられるために、給湯回路76、風呂循環回路80
のそれぞれで循環用のポンプが必要となるのでシステム
が複雑で大型になっていた。また、特開平5−1186
43号公報に示されるような蓄熱型浴槽の場合は、残り
湯の排熱を利用することなく排水するので、残り湯の持
つ熱エネルギーが無駄となっていた。本発明は、上記事
情を考慮してなされたもので、風呂の残り湯の排熱を回
収して湯をつくり、これを再度風呂に利用することがで
きる熱回収風呂を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、浴槽と、浴槽の外周部に沿って形
成された貯湯槽と、浴槽および貯湯槽の水を循環させる
水回路と、浴槽の残り湯から排熱を回収して貯湯槽の水
を加熱する熱回収部とから構成している。請求項2の発
明は、請求項1の発明において、熱回収部を、圧縮機
と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とを順次接続してなる
冷凍サイクルとしている。請求項3の発明は、請求項2
の発明において、冷凍サイクルの凝縮器は、貯湯槽に設
けられ貯湯槽の水を加熱し、また、冷凍サイクルの蒸発
器は、水回路に併設されて水回路を流れる残り湯の熱を
回収する構成としている。請求項4の発明は、請求項2
または請求項3の発明において、冷凍サイクルの膨張弁
に並列に接続されたバイパス弁を有している。請求項5
の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、水
回路にヒーターを備えた構成としている。請求項6の発
明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、深夜電
力時間帯に熱回収運転が命令されると、熱回収運転を行
う構成としている。請求項7の発明は、請求項5または
請求項6の発明において、熱回収運転で貯湯槽の水温が
所定温度に達しなかった場合、ヒーターによるバックア
ップ運転を行う構成としている。
【0007】上述した構成により、請求項1の発明で
は、貯湯槽を浴槽の周りに設置したためスペースの有効
利用ができる。また、残り湯から熱回収して貯湯槽の水
を加熱するためエネルギーの節約ができる。請求項2の
発明では、請求項1の発明に加えて、冷凍サイクルを用
いるので、浴槽の残り湯の温度が貯湯槽の水の温度より
低くなっても熱回収できる。請求項3の発明では、請求
項2の発明に加えて、凝縮器を貯湯槽に設け、蒸発器を
水回路に併設したので、更にスペースの有効利用ができ
る。請求項4の発明では、請求項2および請求項3の発
明に加えて、冷凍サイクルに設けられた膨張弁とバイパ
ス弁を切換えることができるので効率の良い運転が可能
となる。請求項5および請求項7の発明では、湯温が所
定の値に達しなくても、ヒーターでバックアップするの
で、確実に入浴できる。請求項6の発明では、請求項1
〜5の発明に加えて熱回収運転に深夜電力を利用するの
で電気代を節約できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明に係
る熱回収風呂システムについて説明する。図1に示すよ
うに、本システムは、浴槽2と、浴槽2の外周部に沿っ
て設けられる貯湯槽3で構成される浴槽部1と、浴槽2
および貯湯槽3の水を循環させる水回路11と、浴槽2
の残り湯から排熱を回収して貯湯槽3の水を加熱する熱
回収部21で構成される。ここで、貯湯槽3は、浴槽2
の裏側である外周部に沿って設けられる内側断熱層4
と、内側断熱層4との間に貯湯するための空隙を形成す
るように設けられる外側断面層5に囲まれている。ま
た、浴槽2には、浴槽2の残り湯を水回路11に送るた
めの浴槽採湯管6と、熱回収部21で熱交換された残り
湯または貯湯槽3の貯湯を浴槽2へ送るための浴槽給水
給湯管7と、熱回収を終えた残り湯を排水するための浴
槽排水管8が取り付けられる。そして貯湯槽3には、貯
湯槽3へ水を給水するための貯湯槽給水管9と、貯湯槽
3の貯湯を水回路11に送るための貯湯槽採湯管10と
が取り付けられ、これらの管は後述する水回路11に配
管接続される。水回路11は、残り湯もしくは貯湯を循
環させるためのポンプ12と、バックアップ用のヒータ
ー13と、前述した種々の管6〜10とをそれぞれ配管
して構成される。そして、水回路11には、本システム
に水を供給するときに開かれる給水弁14と、浴槽2に
湯または残り湯を給水するときに開かれる浴槽給湯弁1
5と、貯湯槽3に水を給水するときに開かれる貯湯槽給
湯弁16と、浴槽2の残り湯を排水するときに開かれる
浴槽排水弁17と、貯湯槽3の貯湯を排水するときに開
かれる貯湯槽排水弁18と、水回路11内部の流路を切
り替える切換弁19a、19bが設けられている。ここ
で、浴槽2の残り湯をポンプ12により循環させるとき
に切換弁19aが開かれ、切換弁19bが閉じられる。
同様に、貯湯槽3の貯湯をポンプ12により循環させる
ときに切換弁19bが開かれ、切換弁19aが閉じられ
る。熱回収部21は、冷媒を高温高圧ガスとして吐出す
る圧縮機22と、冷媒の流れ方向を切換える四方弁23
と、貯湯槽3に設けられ貯湯槽3の水を加熱する貯湯槽
熱交換器24と、冷媒を膨張させる膨張弁25と、水回
路11に併設され浴槽2の残り湯から熱を回収する熱回
収熱交換器26とを順次配管して形成される冷凍サイク
ルからなる。また、冷凍サイクルには、膨張弁25と並
列にバイパス弁27が接続されている。そして、貯湯槽
3には、貯湯槽3の水量の上限と下限のそれぞれを検知
するための水位センサ31a、水31bと、貯湯槽3の
水の温度を検知する貯湯槽温度センサ32が取り付けら
れている。また、浴槽2と熱回収熱交換器26とを接続
する配管の途中に、浴槽2の残り湯の温度を検知する浴
槽温度センサ33が取り付けられている。また、熱回収
熱交換器26の冷媒の入り口付近に、冷媒の温度を検知
する冷媒温度センサ34が取付けられている。
【0009】次にこの発明の動作を説明する。 (1)熱回収運転 ここでは、入浴終了後、浴槽2に残り湯が残っている状
態で、かつ、電気料が安価な深夜電力時間帯に熱回収運
転が開始される。まず、図2に示すように熱回収運転に
より暖められる水を貯湯槽3に貯めるため、水回路11
の給水弁14が開かれ、水が水回路11へと流入する。
同時に貯湯槽給水弁16が開かれ、水は貯湯槽給水管9
を介して貯湯槽3へと流入する。そして、貯湯槽3内に
設けられた貯湯槽水位センサ31aが所定の水位を検出
すると、給水弁14および貯湯槽給水弁16が閉じられ
て貯湯槽3への貯水が完了する。次に、貯湯槽3に貯め
られた水を加熱する。以下、図3を用いて説明する。浴
槽給水弁15と切換弁19aが開かれるとともに、ポン
プ12が運転される。ポンプ12により浴槽2の残り湯
は、浴槽2から流出し、浴槽採湯管6、切換弁19a、
熱回収熱交換器26、浴槽給水給湯管7を順に介して浴
槽2に流入する。このとき、残り湯は、熱回収熱交換器
26において、冷媒に熱を吸収されて温度を下げながら
水回路を循環する。一方、冷凍サイクルでは、バイパス
弁27が開かれるとともに圧縮機22が運転される。こ
のとき、膨張弁25は閉じられている。圧縮機22によ
り冷凍サイクル中の冷媒は、高温高圧ガスの状態で圧縮
機22から吐出して四方弁23を介して貯湯槽熱交換器
24に流入する。そして、貯湯槽熱交換器24に流入し
た冷媒は、貯湯槽熱交換器24において熱を放熱するこ
とにより貯湯槽3の水を加熱する。貯湯槽熱交換器24
で熱を奪われた冷媒は、凝縮して貯湯槽熱交換器24か
ら流出する。そして、貯湯槽熱交換器24から流出した
冷媒は、バイパス弁27を介して熱回収熱交換器26に
流入する。熱回収熱交換器26に流入した冷媒は、熱回
収熱交換器26において残り湯の熱を吸収して蒸発し、
圧縮機22に戻る。このとき、冷媒は、バイパス弁27
を通過することにより減圧されずに高圧を保ったままで
圧縮機22に吸入される。よって、圧縮機22は低負荷
で運転することができる。上述した熱回収運転により、
浴槽2の残り湯の温度は低下し、貯湯槽3の水の温度は
上昇する。そして、浴槽2の残り湯の温度と貯湯槽3の
水の温度差が所定の値よりも小さくなると、図4に示す
ように、バイパス弁27を閉じるとともに、膨張弁25
を開いて冷媒を膨張させて低圧低温の状態にして熱回収
熱交換器26に流入させる。これにより、熱回収熱交換
器26において、冷媒は低圧となるので蒸発温度が下が
り蒸発しやすくなり、浴槽2の残り湯からさらに熱を吸
収して貯湯槽3の水温を高めることができる。ここで、
貯湯槽3の水の温度は、貯湯槽温度センサ32で検知さ
れ、浴槽2の残り湯の温度は、浴槽水温センサ33で検
知される。そして、貯湯槽3の水の温度が50℃に達す
るか、あるいは熱回収熱交換器26における冷媒の蒸発
温度が0℃に達した場合に熱回収運転を終了する。ここ
で、冷凍サイクルの冷媒の温度は、冷媒温度センサ34
により検知される。そして、熱回収運転が終了すると、
浴槽2の下部に設けられた浴槽排水弁17が開き、浴槽
2の残り湯は浴槽排水管8を介して排水される。
【0010】前述した熱回収運転において、貯湯槽3の
水の温度が所定の温度まで上昇しなかった場合は、浴槽
2の残り湯を排水した後にバックアップ運転を行う。以
下、バックアップ運転について図5を用いて説明する。
水回路11では、切換弁19bと貯湯槽給水弁16とが
開かれるとともに、ポンプ12とヒーター13が運転さ
れる。ポンプ12により貯湯槽3の貯湯は、貯湯槽3か
ら流出し、貯湯槽採湯管10、切換弁19b、熱回収熱
交換器26、ヒーター13、貯湯槽給水弁16、貯湯槽
給水管9を順に介して貯湯槽3へ流入する。このとき、
ヒーター13に流入した貯湯は、ヒーター13で加熱さ
れ、貯湯槽3の貯湯が所定の温度まで上昇するとバック
アップ運転を終了する。ここで、貯湯槽3の貯湯温度
は、貯湯温度センサ32により検知される。
【0011】前述した熱回収運転またはバックアップ運
転において、貯湯槽3に貯められた貯湯は、貯湯槽3を
囲む内側断熱層4と外側断熱層5によって保温される。
そして、ユーザーは入浴するために貯湯槽3の貯湯を浴
槽2へと供給する湯張り運転を命令し、湯張り運転が実
行される。以下、湯張り運転について図6を用いて説明
する。水回路11では、切換弁19bと貯湯槽給湯弁1
5とが開かれるとともに、ポンプ12が運転される。ポ
ンプ12により貯湯槽3の貯湯は貯湯槽3から流出し、
貯湯槽採湯管10、切換弁19b、熱回収熱交換器2
6、ヒーター13、浴槽給水弁15、浴槽給水給湯管7
を順に介して浴槽2へと供給される。そして、貯湯槽下
位水位センサ31bが所定の水位を検知すると、ポンプ
12が停止されて湯張り運転は終了する。
【0012】前述した湯張り運転終了後の保温運転の動
作について図7を用いて説明する。湯張り運転終了後、
一定時間毎に切換弁19aと浴槽給湯弁15とが開かれ
るとともに、ポンプ12が運転される。ポンプ12によ
り浴槽2の湯は、浴槽2から流出し、浴槽採湯管6、切
換弁19a、熱回収熱交換機26、ヒーター13、浴槽
給水弁15、浴槽給水管7を順に介して浴槽2へと戻
る。このとき、浴槽湯温センサ33において浴槽2の湯
の温度を監視する。そして、浴槽2の湯の温度が設定温
度より低下すると、ヒーター13が運転されて設定温度
になるまで浴槽2の湯を加熱する。なお、本発明は、上
記実施の形態に限定されるものではなく、冷凍サイクル
に用いられる膨張弁に、絞り量を可変可能な膨張弁を用
いれば、バイパス弁を併設しなくても良い。また、圧縮
機は、圧縮機の回転周波数を可変するインバーター電源
により制御されても良く、この場合には、更に効率が良
くなる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
貯湯槽3を浴槽2の周辺に設置したためスペースの有効
利用ができる。また、残り湯から熱回収して貯湯槽3の
水の加熱に再利用するため貯湯時のエネルギーを節約で
きる。また、冷凍サイクルの膨張弁25とバイパス弁2
7を切換えられる構成としたので、残り湯の温度が貯湯
槽3の温度よりも低くなっても貯湯の加熱ができ、効率
の良い運転が可能となる。また、残り湯の量が少なくて
も、ヒーター13でバックアップ運転ができるので次回
の湯張りが確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂を示す構
成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂の貯水運
転を示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂のバイパ
ス弁による熱回収運転を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂の膨張弁
による熱回収運転を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂のバック
アップ運転を示す図。
【図6】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂の湯張り
運転を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係る熱回収風呂の保温運
転を示す図。
【図8】従来のヒートポンプ式風呂給湯システムの構成
図。
【図9】従来の蓄熱方浴槽の構成図。
【符号の説明】
2…浴槽 3…貯湯槽 12…ポンプ 13…ヒーター 24…貯湯槽熱交換器 25…膨張弁 26…熱回収熱交換器 27…パイパス弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽と、前記浴槽の外周部に沿って形成さ
    れた貯湯槽と、前記浴槽および前記貯湯槽の水を循環さ
    せる水回路と、前記浴槽の残り湯から排熱を回収して前
    記貯湯槽の水を加熱する熱回収部とから構成されること
    を特徴とする熱回収風呂。
  2. 【請求項2】前記熱回収部は、圧縮機と、凝縮器と、膨
    張弁と、蒸発器とを順次接続してなる冷凍サイクルであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の熱回収風呂。
  3. 【請求項3】前記冷凍サイクルの凝縮器は、前記貯湯槽
    に設けられて前記貯湯槽の水を加熱し、また、前記冷凍
    サイクルの蒸発器は、前記水回路に併設されて前記水回
    路を流れる前記残り湯の熱を回収することを特徴とする
    請求項2に記載の熱回収風呂。
  4. 【請求項4】前記冷凍サイクルは、前記膨張弁に並列に
    接続されたバイパス弁を有することを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の熱回収風呂。
  5. 【請求項5】前記水回路は、ヒーターを備えたことを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の熱回収
    風呂。
  6. 【請求項6】深夜電力時間帯に残り湯の排熱を回収する
    熱回収運転を行うことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の熱回収風呂。
  7. 【請求項7】前記熱回収運転で前記貯湯槽の水温が所定
    温度に達しなかった場合、前記ヒーターによるバックア
    ップ運転を行うことを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の熱回収風呂。
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