JP2002161961A - ボールねじ装置および無段変速機 - Google Patents

ボールねじ装置および無段変速機

Info

Publication number
JP2002161961A
JP2002161961A JP2000359577A JP2000359577A JP2002161961A JP 2002161961 A JP2002161961 A JP 2002161961A JP 2000359577 A JP2000359577 A JP 2000359577A JP 2000359577 A JP2000359577 A JP 2000359577A JP 2002161961 A JP2002161961 A JP 2002161961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
nut
screw device
ball screw
spiral groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000359577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4045737B2 (ja
Inventor
Norio Usuki
功雄 臼杵
Masahiro Inoue
昌弘 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2000359577A priority Critical patent/JP4045737B2/ja
Publication of JP2002161961A publication Critical patent/JP2002161961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4045737B2 publication Critical patent/JP4045737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ボールを非循環とする形態のボールねじ装置に
おいて、ストッパを用いずに、保持器の軸方向ずれを規
制するようにし、送り動作を長期にわたって円滑に保つ
こと。 【解決手段】ボールねじ装置において、ナット1の螺旋
溝11とねじ軸2の螺旋溝21との間のボール3に予圧
を付与することにより、ボール3をがたのない状態で転
動させる形態にしている。これにより、送り動作に伴う
ボール3の往復転動時に、進み遅れが生じなくなり、保
持器4が軸方向に移動するときにずれなくなる。そのた
め、従来例のようなストッパが不要となるし、従来例の
ような不具合が発生せずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保持器を用いてボ
ールを非循環とした形態のボールねじ装置と、このボー
ルねじ装置を用いた無段変速機とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のボールねじ装置では、送
り動作の繰り返しにより、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺
旋溝との間に介装されるボールが往復転動されるが、そ
のときにボールが進み遅れするようなことがあると、ボ
ール群を保持する保持器が、軸方向に移動するときにず
れることになる。
【0003】従来では、上述したような保持器のずれを
規制するために、ナットやねじ軸にストッパを設けるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、保持
器がストッパに対して当接した状態になると、送り動作
時において、前記当接部位の摩擦抵抗により、回転トル
クが急激に重くなる。
【0005】このような事情に鑑み、本発明は、ボール
を非循環とする形態のボールねじ装置において、ストッ
パを用いずに、保持器の軸方向ずれを規制するように
し、送り動作を長期にわたって円滑に保つことを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明第1のボールねじ
装置は、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝との間に複数
のボールを介装させるとともに、ボールを保持器により
保持させて非循環とした形態であって、前記ナットの螺
旋溝とねじ軸の螺旋溝との間のボールに予圧を付与する
ことにより、ボールをがたのない状態で転動させる形態
にしている、ことを特徴としている。
【0007】本発明第2のボールねじ装置は、上記第1
の構成において、前記ボールの直径寸法を、前記各螺旋
溝の軸方向幅寸法よりも大きく設定することにより、ボ
ールに予圧が付与されている、ことを特徴としている。
【0008】本発明第3のボールねじ装置は、上記第1
の構成において、前記ナットの螺旋溝のリードとねじ軸
の螺旋溝のリードとをオフセットさせることにより、一
方の螺旋溝を他方の螺旋溝に対して軸方向にずらして、
ボールに予圧が付与されている、ことを特徴としてい
る。
【0009】本発明第4のボールねじ装置は、上記第1
の構成において、前記ナットを軸方向で2つに分割する
とともに、前記分割体の螺旋溝のリードとねじ軸の螺旋
溝のリードとを同一とし、前記分割体が、それらの各螺
旋溝を軸の螺旋溝に対して軸方向にずらして、ボールに
予圧を付与する状態で結合されている、ことを特徴とし
ている。
【0010】本発明第1の無段変速機は、入力軸の回転
動力を要求に応じた変速比で出力軸に伝達するもので、
各々固定フランジと可動フランジとでV溝を形成する主
動側V溝プーリおよび従動側V溝プーリと、前記両プー
リ間に巻き掛けられるVベルトと、要求に応じた変速比
に基づいて前記主動側V溝プーリの可動フランジを軸方
向にスライドさせて前記両プーリに対するベルトの巻き
掛け径を可変させる送り装置とを含み、前記送り装置
が、上記第1ないし第4のいずれかのボールねじ装置と
されている、ことを特徴としている。
【0011】本発明第2の無段変速機は、上記第1の構
成において、前記送り装置としてのボールねじ装置にお
けるナットが、主動側V溝プーリの可動フランジに対し
て相対回転可能かつ軸方向不動に取り付けられ、前記ボ
ールねじ装置におけるねじ軸が、固定部位に対して非回
転かつ軸方向不動に取り付けられ、前記ナット回転駆動
させることにより、当該ナットを回転させながら軸方向
に変位させる形態とする、ことを特徴としている。
【0012】要するに、本発明では、ナットの螺旋溝と
ねじ軸の螺旋溝との間にボールを隙間のない状態で介装
させることにより、送り動作に伴うボールの往復転動時
に、進み遅れを生じさせないようにしている。これによ
り、保持器が軸方向に移動するときにずれなくなる。そ
のため、従来例のようなストッパが不要となるし、従来
例のような不具合が発生せずに済む。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0014】図1ないし図3に本発明の実施形態1を示
している。図1は、ボールねじ装置を示す断面図、図2
は、図1の一部を拡大して示す図、図3は、保持器の上
半分を断面にした側面図である。
【0015】図例のボールねじ装置は、円筒形状のナッ
ト1と、ねじ軸2と、複数のボール3と、保持器4とを
備えている。
【0016】動作としては、ナット1を軸方向不動にし
て、ねじ軸2を軸方向変位可能にする場合、ねじ軸2を
非回転にしてナット1を回転させれば、ねじ軸2が軸方
向に移動させられる一方、ナット1を非回転にしてねじ
軸2を回転させれば、ねじ軸2自身が回転しながら軸方
向に移動することになる。逆に、ナット1を軸方向変位
可能にして、ねじ軸2を軸方向不動にする場合、ねじ軸
2を非回転にしてナット1を回転させれば、ナット1が
回転しながら軸方向に移動させられる一方、ナット1を
非回転にしてねじ軸2を回転させれば、ナット1が軸方
向に移動することになる。
【0017】ナット1の内周面には、螺旋溝11が形成
されている。このナット1の軸方向一端には、径方向外
向きのフランジ12が設けられており、このフランジ1
2の片面側には、軸方向に短い大径円筒部13が設けら
れている。
【0018】ねじ軸2の外周面には、ナット1の螺旋溝
11に対応する螺旋溝21が形成されている。
【0019】複数のボール3は、ナット1の螺旋溝11
とねじ軸2の螺旋溝21との間で所要長さ範囲に介装さ
れている。
【0020】保持器4は、円筒形状に形成されており、
その円周数ヶ所には、ボール3を回転可能に保持するポ
ケット41が径方向内外に貫通する形態で設けられてい
る。この保持器4は、ナット1とねじ軸2との間に非接
触状態で介装されている。
【0021】この実施形態1では、ナット1とねじ軸2
による送り動作に伴い上記保持器4が軸方向に移動する
ときのずれを無くすよう、以下の構造を採用している。
【0022】まず、ナット1の螺旋溝11とねじ軸2の
螺旋溝21とは、断面形状において、2つの円弧を
「V」字形状に組み合わせたゴシックアーク形状とされ
ており、この各螺旋溝11,21に対してボール3がそ
れぞれ2点、合計4点で接触する形態になっている。
【0023】そして、ボール3の直径寸法Rを、各螺旋
溝11,21の軸方向幅寸法W1,W2よりも大きく設
定することにより、ナット1の螺旋溝11とねじ軸2の
螺旋溝21との間のボール3に対して予圧を付与し、ボ
ール3をがたのない状態にしている。
【0024】このように、オーバーサイズボールによる
予圧形態とすることにより、ボール3のがたをなくして
いれば、ボール3の往復転動時における進み遅れを無く
すことができ、それによって保持器4が軸方向両方向へ
移動するときにずれなくなる。そのため、従来例のよう
なストッパが不要となり、保持器4がストッパに当接し
て回転トルクが増加するという不具合の発生を回避でき
るようになる。
【0025】図4および図5は本発明の実施形態2を示
している。図4は、ボールねじ装置を示す断面図、図5
は、図4の一部を拡大して示す図である。
【0026】この実施形態2では、ナット1を軸方向で
2つに分割するとともに、ナット1の分割体1A,1B
の螺旋溝11A,11Bのリードw1A,w1Bと、ね
じ軸2の螺旋溝21のリードw2とを同一とし、ナット
1の分割体1A,1Bを、その螺旋溝11A,11Bを
ねじ軸2の螺旋溝21に対してそれぞれ軸方向にずらし
て、ボールに予圧を付与する形態で結合している。
【0027】なお、ナット1の分割体1A,1Bは、そ
れらの間に所要幅の間座5を介入させた状態でねじ6で
結合されている。
【0028】ここでは、上記間座5を幅狭とすることに
より、一方分割体1Aと他方分割体1とを引き寄せる形
態として、それらの螺旋溝11A,11Bをねじ軸2の
螺旋溝21に対してオフセットさせ、ボール3を内向き
にアンギュラコンタクトさせるようになっている。図面
でのボール3の接触状態は、誇張して示している。
【0029】但し、図6に示すように、間座5を幅広と
することにより、一方分割体1Aと他方分割体1Bとを
引き離す形態として、それらの螺旋溝11A,11Bを
ねじ軸2の螺旋溝21に対してオフセットさせ、ボール
3を外向きにアンギュラコンタクトさせるようにするこ
ともできる。
【0030】この場合、ナット1の分割体1A,1Bの
螺旋溝11A,11Bとねじ軸2の螺旋溝21とに対し
てボール3がアンギュラコンタクトする形態となり、ボ
ール3に対して予圧が付与されるので、ナット1の螺旋
溝11とねじ軸2の螺旋溝21との間に、ボール3がが
たなく介装されるようになる。ここでの予圧は、定位置
予圧となる。
【0031】このように、ダブルナットによる予圧形態
とすることにより、ボール3のがたをなくしていれば、
ボール3の往復転動時における進み遅れを無くすことが
でき、それによって保持器4が軸方向両方向へ移動する
ときにずれなくなる。
【0032】なお、この実施形態3では、ナット1の分
割体1A,1Bの間に間座5を入れて、定位置予圧とし
ているが、間座5の代わりにコイルバネや皿ばねなどの
弾性体を入れることにより、定圧予圧としてもよい。
【0033】図7は本発明の実施形態3にかかり、図2
や図5に対応する一部拡大図である。
【0034】この実施形態3では、ナット1の各螺旋溝
11のリードw1をすべて一定とする一方で、ねじ軸2
の各螺旋溝21の軸方向1つおきのリードw2を前記w
1と同じ寸法に設定し、残りの軸方向1つおきのリード
w2´についてのみw1,w2よりも小さく設定して、
ナット1の各螺旋溝11とねじ軸2の各螺旋溝21とを
オフセットさせている。
【0035】この場合、ナット1の螺旋溝11とねじ軸
2の螺旋溝21とに対してボール3がアンギュラコンタ
クトする形態となり、ボール3に対して予圧が付与され
るので、ナット1の螺旋溝11とねじ軸2の螺旋溝21
との間に、ボール3ががたなく介装されるようになる。
ここでの予圧は、定位置予圧となる。図面でのボール3
の接触状態は、誇張して示している。
【0036】このように、リードオフセットにより予圧
を付与する形態とすることにより、ボール3のがたをな
くしていれば、ボール3の往復転動時における進み遅れ
を無くすことができ、それによって保持器4が軸方向両
方向へ移動するときにずれなくなる。
【0037】ところで、上述したボールねじ装置は、図
8に示すような無段変速機の送り装置として利用するこ
とができる。
【0038】図8において、81は入力軸、82は出力
軸、83は主動側V溝プーリ、84は従動側V溝プー
リ、85はベルト、86は操作ユニットである。
【0039】入力軸81と出力軸82は、互いに平行に
配置されており、入力軸81には主動側V溝プーリ83
が、出力軸82には従動側V溝プーリ84がそれぞれ連
結されており、これら両プーリ83,84間には、複合
ベルト(ベルトと略称)85が巻き掛けられている。そ
して、両プーリ83,84に対するベルト85の巻き掛
け径を操作ユニット86で変更することにより、入力軸
81から入力されるエンジン動力を無段階に変速して出
力軸82に伝達する。
【0040】主動側V溝プーリ83は、入力軸81に固
定された固定フランジ83Aと、入力軸81に同軸状に
配設されてスプライン嵌合された可動フランジ83Bと
を有する。両フランジ83A,83Bは互いの対向面が
円錐面になっていて、両対向面間がV溝となる。
【0041】従動側V溝プーリ84は、出力軸82に固
定された固定フランジ84Aと、出力軸82に同軸状に
配設されてスプライン嵌合された可動フランジ84Bと
を有する。両フランジ84A,84Bは互いの対向面が
円錐面になっていて、両対向面間がV溝となる。可動フ
ランジ84Bは、図示しないバネ部材で固定フランジ8
4Aに向けて常時付勢されている。
【0042】操作ユニット86は、DCモータ87と、
変速用アクチュエータ歯車列88と、送り装置89とを
含む。
【0043】変速用アクチュエータ歯車列88は、入力
ギヤ88aと、出力ギヤ88bと、中間ギヤ88cとを
備えている。出力ギヤ88bは、中間ギヤ88cに噛合
する大径ギヤ部88dと、この大径ギヤ部88dから軸
方向に離れた位置に設けられる軸方向に長い小径ギヤ部
88eとを一体に有している。
【0044】送り装置89は、上述したボールねじ装置
とされる。具体的に、ボールねじ装置におけるナット1
は、主動側V溝プーリ83における可動フランジ84A
の外周に対して転がり軸受91を介して相対回転可能か
つ軸方向不動に取り付けられる。
【0045】また、ボールねじ装置におけるねじ軸2
は、ハウジング90に対して非回転かつ軸方向不動に取
り付けられる。このねじ軸2は、中空に形成されてお
り、その中空孔に対して入力軸81が転がり軸受92を
介して支持されている。
【0046】そして、ナット1のフランジ12の外周に
は、図8に示すように、ギヤ14を設ける必要がある。
このギヤ14は、変速用アクチュエータ歯車列88の出
力ギヤ88bの小径ギヤ部88eと噛合される。
【0047】このような形態で無段変速機に、保持器4
のずれをなくしたボールねじ装置を組み込めば、無段変
速機の動力伝達ロスを軽減するうえで有利となる。
【0048】なお、本発明に係るボールねじ装置は、上
述した無段変速機のみに利用されるものに限定されず、
他のいろいろな機器にも利用することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1ないし4の発明に係るボールね
じ装置では、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝との間に
ボールをがたのない状態で介装させることにより、送り
動作に伴うボールの往復転動時に進み遅れを生じさせな
いようにしているから、ボールを保持する保持器が軸方
向に移動するときにずれることを防止できるようにな
る。したがって、従来例のようなストッパが不要となっ
て、コスト低減に貢献できる他、従来例のような不具合
が発生せずに済んで、長期にわたる動作円滑化に貢献で
きるようになる。
【0050】また、請求項5,6の発明に係る無段変速
機では、保持器のずれをなくしたボールねじ装置を組み
込んでいるから、無段変速機の動力伝達ロスを軽減する
うえで有利となり、性能向上に貢献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るボールねじ装置を示
す断面図
【図2】図1の一部を拡大して示す図
【図3】保持器の上半分のみを断面にした側面図
【図4】本発明の実施形態2に係るボールねじ装置を示
す断面図
【図5】図4の一部を拡大して示す図
【図6】図5の変形例を示す図
【図7】本発明の実施形態3に係るボールねじ装置で、
図2や図5に対応する一部拡大図
【図8】本発明のボールねじ装置の利用対象とする無段
変速機を示す断面図
【符号の説明】
1 ナット 2 ねじ軸 3 ボール 4 保持器 11 ナットの螺旋溝 21 ねじ軸の螺旋溝 41 保持器のポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 55/56 F16H 55/56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝との間に
    複数のボールを介装させるとともに、ボールを保持器に
    より保持させて非循環とした形態のボールねじ装置であ
    って、 前記ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝との間のボールに
    予圧を付与することにより、ボールをがたのない状態で
    転動させる形態にしている、ことを特徴とするボールね
    じ装置。
  2. 【請求項2】請求項1のボールねじ装置において、 前記ボールの直径寸法を、前記各螺旋溝の軸方向幅寸法
    よりも大きく設定することにより、ボールに予圧が付与
    されている、ことを特徴とするボールねじ装置。
  3. 【請求項3】請求項1のボールねじ装置において、 前記ナットの螺旋溝のリードとねじ軸の螺旋溝のリード
    とをオフセットさせることにより、一方の螺旋溝を他方
    の螺旋溝に対して軸方向にずらして、ボールに予圧が付
    与されている、ことを特徴とするボールねじ装置。
  4. 【請求項4】請求項1のボールねじ装置において、 前記ナットを軸方向で2つに分割するとともに、前記分
    割体の螺旋溝のリードとねじ軸の螺旋溝のリードとを同
    一とし、前記分割体が、それらの各螺旋溝を軸の螺旋溝
    に対して軸方向にずらして、ボールに予圧を付与する状
    態で結合されている、ことを特徴とするボールねじ装
    置。
  5. 【請求項5】入力軸の回転動力を要求に応じて変速して
    出力軸に伝達する無段変速機であって、 各々固定フランジと可動フランジとでV溝を形成する主
    動側V溝プーリおよび従動側V溝プーリと、 前記両プーリ間に巻き掛けられるVベルトと、 要求に応じた変速比に基づいて前記主動側V溝プーリの
    可動フランジを軸方向にスライドさせて前記両プーリに
    対するベルトの巻き掛け径を可変させる送り装置とを含
    み、 前記送り装置が、請求項1ないし4のいずれかのボール
    ねじ装置とされている、ことを特徴とする無段変速機。
  6. 【請求項6】請求項5の無段変速機において、 前記送り装置としてのボールねじ装置におけるナット
    が、主動側V溝プーリの可動フランジに対して相対回転
    可能かつ軸方向不動に取り付けられ、 前記ボールねじ装置におけるねじ軸が、固定部位に対し
    て非回転かつ軸方向不動に取り付けられ、 前記ナット回転駆動させることにより、当該ナットを回
    転させながら軸方向に変位させる形態とする、ことを特
    徴とする無段変速機。
JP2000359577A 2000-11-27 2000-11-27 ボールねじ装置および無段変速機 Expired - Fee Related JP4045737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000359577A JP4045737B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ボールねじ装置および無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000359577A JP4045737B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ボールねじ装置および無段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002161961A true JP2002161961A (ja) 2002-06-07
JP4045737B2 JP4045737B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=18831322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000359577A Expired - Fee Related JP4045737B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ボールねじ装置および無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4045737B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004108573A (ja) * 2002-08-23 2004-04-08 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg 駆動装置
WO2005038301A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Thk Co., Ltd. ローラねじ
WO2013149806A1 (de) * 2012-04-03 2013-10-10 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Betätigungsvorrichtung für eine kupplung

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004108573A (ja) * 2002-08-23 2004-04-08 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg 駆動装置
JP4660655B2 (ja) * 2002-08-23 2011-03-30 シェフラー テクノロジーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 駆動装置
WO2005038301A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Thk Co., Ltd. ローラねじ
JPWO2005038301A1 (ja) * 2003-10-20 2007-11-22 Thk株式会社 ローラねじ
WO2013149806A1 (de) * 2012-04-03 2013-10-10 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Betätigungsvorrichtung für eine kupplung

Also Published As

Publication number Publication date
JP4045737B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040054678A (ko) 볼 스크루 장치
US7980973B1 (en) Coaxial electrical actuator for continuously variable transmissions
JP2002161961A (ja) ボールねじ装置および無段変速機
JP6279755B2 (ja) 無段変速機
JP2007292140A (ja) 無段変速装置
JP2000055146A (ja) ハーモニックドライブ式変速機
JP4479132B2 (ja) ボールねじ装置
US20040204271A1 (en) Actuator device for manipulating movable member
JP2004263857A (ja) トラクションドライブ式無段変速機
JP3677391B2 (ja) 可変径プーリ
JP4082869B2 (ja) 無段変速機
JP2843931B2 (ja) 直線駆動装置
JP2007292139A (ja) 無段変速装置
JP2001107988A (ja) クラッチ装置
JP2007271043A (ja) 無段変速装置
JP2007263285A (ja) 無段変速機用アクチュエータ
JP4099952B2 (ja) ボールねじ装置
JP5168195B2 (ja) 直動駆動装置
JP4075250B2 (ja) 送り装置およびこれを用いる無段変速機
JP2002039228A (ja) クラッチ装置
JP2004204877A (ja) 無段変速機用トルク伝達装置
JP4658854B2 (ja) トラクションドライブ変速装置及び車両用操舵装置
JP2023139768A (ja) 円周分割カムウェーブジェネレータ
JPH0735212A (ja) 減速装置
JP2008064122A (ja) 無段変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees