JP2002161675A - ドアパネルの製造方法とドア - Google Patents

ドアパネルの製造方法とドア

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JP2002161675A
JP2002161675A JP2000357068A JP2000357068A JP2002161675A JP 2002161675 A JP2002161675 A JP 2002161675A JP 2000357068 A JP2000357068 A JP 2000357068A JP 2000357068 A JP2000357068 A JP 2000357068A JP 2002161675 A JP2002161675 A JP 2002161675A
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JP
Japan
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door
door panel
decorative
mold
resin
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Application number
JP2000357068A
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English (en)
Inventor
Daisuke Matsunaga
大輔 松永
Yasuo Tokura
保男 戸倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面材が浮いたり脱落することがなく芯材と強
固になったドアパネルを得、ドアに組み込む。 【解決手段】 ドアパネル1に対応するプラスチック製
の雌型9内にアルミニウム板3貼り化粧材4を載置し、
該型内に発泡性合成樹脂を充填し、硬化後、脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアパネルの製造方法
とドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅用に供されるドアは、合板、
パーティクルボード、MDF、木質集成材などの木質材
料や、紙製ハニカムコア、ロールコアなどの中空材料を
芯材として用い、この芯材の表裏に突板合板の如き化粧
材を接着した構造が広く採用されている。また、とりわ
け近年においては合成樹脂発泡体を芯材として用い軽量
化を図ったドアが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、芯材が
木製であると木目方向が異なる組み合わせ部材では湿度
の影響により応力を受け、反りや捩じれを発生し、その
結果塗膜の割れが生じることがあった。また木材を加工
するため木粉などの粉塵、木屑、木端などが発生し、資
源の無駄が多く環境上好ましくなかった。
【0004】また、中空材料を用いた場合はその強度不
足から、中空芯材の空隙部分にフェノール樹脂やポリウ
レタン樹脂などの合成樹脂を充填し、表面材、裏面材と
して金属板や難燃性FRP板などを接着するため構成上
発泡体と表面材、裏面材とが一体となったものではな
く、発泡体との接着性や相溶性などの問題があり、接着
力不足を生じることがあった。
【0005】更に、合成樹脂発泡体を芯材とする場合は
中空材料に合成樹脂を充填する手間が省けるものの、表
面材、裏面材を積層するため中空材料の場合と同様に接
着剤の管理、選定や、積層条件を充分に考慮しないと接
着力不足を生じることがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる事情に鑑
み検討されたもので、ドアパネル1に対応するプラスチ
ック製の雌型9内にアルミニウム板3貼り化粧材4を載
置し、該型内に発泡性合成樹脂を充填し、硬化後、脱型
するドアパネル1の製造方法である。また、この製造方
法で得られたドアパネルを組み込んだドアである。
【0007】
【発明の実施形態】次に、図面に基づいて本発明の実施
例を説明する。図1はドアパネル1を組み込んだドア1
1の正面図、図2は図1中の線A−Aに添う部分構成断
面図を示す図であり、図2中、2は面材、5はMDF
(中密度繊維板)、6はウレタン発泡体である。面材2
はアルミニウム板3と化粧材4からなり、化粧材4の基
材にはMDF5が用いられている。MDF5は、合板よ
り強度、防音性などに優れるため基材として好ましい。
【0008】図3(a)〜(e)はドアパネル1の製造
方法を模式的に示した断面図である。先ずドアパネル1
に対応し、面材2より幾分大きめのフラット面10を底
部に有するシリコン製の雌型9を用意する(図3
(a))。次にドアパネルとしての強度を確保するべく
化粧材4の裏面にアルミニウム板3を接着した面材2を
雌型9内に化粧面4′を下にして載置し(図3
(b))、アルミニウム板3面に荷重をかける(図3
(c))。しかる後、空隙部に発泡性ウレタン樹脂6′
を注入し(図3(d))、樹脂が硬化した後、脱型する
(図3(e))と軽量で強度的に優れたドアパネル1が
得られる。
【0009】得られたドアパネル1は図2の部分構成断
面図に示されるように、化粧材4の基材、すなわちMD
F(中密度繊維板)5の小口面5′がウレタン樹脂発泡
体6で被覆されているため水分の浸入がなく長期の使用
に耐えられる。また、面材2とウレタン樹脂発泡体6と
が一体となっているため、面材2が浮くことや脱落する
ことがない。
【0010】前記の実施例は、単に例示目的のための説
明であり、本発明がこれに限定されるものではない。例
えば、実施例においては発泡性ウレタン樹脂6′を用い
たが、これの他、発泡性フェノール樹脂、発泡性ユリア
樹脂でも強度が得られるため使用は可能である。とりわ
け発泡性ウレタン樹脂6′から形成されたウレタン発泡
体は独立気泡であり、防音性、断熱性が高く、軽量で面
材2と一体化にさせるには好都合である。
【0011】発泡性ウレタン樹脂は、従来公知のポリオ
ール、過剰のイソシアネート、架橋剤、触媒、発泡剤な
どからなり、発泡剤としては、例えば炭酸ナトリウム、
重炭酸ナトリウムなどの無機化合物、アゾジカルボンア
ミド、2,2′−アゾビスイソブチロニトリルなどのア
ゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トルエ
ンスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化
合物などが挙げられる。
【0012】また、化粧材4の裏面にはアルミニウム板
3が接着加工されたものが用いられているが、アルミニ
ウム板3の他、鉄板、銅板などの金属板、銅箔、アルミ
ニウム箔などの金属箔も考えられるが、とりわけアルミ
ニウム板3が軽量で強度が優れ、また、フラットな面材
2として管理、生産できるため好ましい。
【0013】化粧材4はMDF5の表面に化粧層が形成
されたものが用いられている。化粧層は色、柄が多彩な
化粧紙に不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ジア
リルフタレート樹脂などの熱硬化性樹脂がフィルム成形
に基づいて形成される。また、化粧層として熱硬化性樹
脂化粧板を用いても一向に支障はない。熱硬化性樹脂を
用いることにより耐摩耗性、耐候性に優れたものとなっ
ている。
【0014】
【発明の効果】本発明によって得られるドアパネルは、
面材として裏面にアルミニウム板が接着加工されている
ため軽量で強度があり、更に面材の小口面が合成樹脂発
泡体で完全に被覆されているため、ドアに組み込んでも
水分が浸入することなく塗膜割れを生じることがない。
【0015】また、面材と発泡性合成樹脂との一体成形
であるため、面材が浮いたり脱落することがなく、ま
た、削り出しなどの加工を一切必要せず、木粉などゴミ
の低減にも寄与し、環境上非常に好ましい。
【0016】更に、化粧材としてNC加工などにより刳
り貫かれた化粧板や化粧ボードをドアパネルの面材とし
て用いることができ資源を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドアパネルを用いたドアの正面図。
【図2】 図1中の線A−Aに添う部分構成断面図。
【図3】 ドアパネルの製造方法を模式的に示した断面
図。
【符号の説明】
1 ドアパネル 2 面材 3 アルミニウム板 4 化粧材 4′ 化粧面 5 MDF(中密度繊維板) 5′ 木口面 6 ウレタン樹脂発泡体 6′ 発泡性ウレタン樹脂 7 重り 8 裏板 9 シリコン製の雌型 10 フラット面 11 ドア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネル1に対応するプラスチック製
    の雌型9内にアルミニウム板3貼り化粧材4を載置し、
    該型内に発泡性合成樹脂を充填し、硬化後、脱型するこ
    とを特徴とするドアパネル1の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法で得られたドア
    パネルを組み込んだことを特徴とするドア。
JP2000357068A 2000-11-24 2000-11-24 ドアパネルの製造方法とドア Pending JP2002161675A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202288A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Itochu Ceratech Corp 集合トイレ

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