JP2002159182A - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

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JP2002159182A
JP2002159182A JP2000348669A JP2000348669A JP2002159182A JP 2002159182 A JP2002159182 A JP 2002159182A JP 2000348669 A JP2000348669 A JP 2000348669A JP 2000348669 A JP2000348669 A JP 2000348669A JP 2002159182 A JP2002159182 A JP 2002159182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部電源を負荷に接続した際に、負荷への電
流を整流する整流回路が有する整流コンデンサに大きな
突入電流が流れてしまうことを防止できる移動ロボット
を提供することにある。 【解決手段】 移動ロボット1には、バッテリ11が備
えられており、作業ステーション以外の部位に居るとき
にはIGBT12がオンされてバッテリ11を負荷10
の電源としている。また、作業ステーションに居るとき
には、トライアック7がオンされると共にIGBT12
がオフされて商用交流電源3を受電することにより負荷
10の電源としている。制御回路20は、負荷10の電
源を商用交流電源3からバッテリ11に切替えるとき
は、IGBT12を間欠的にオンすると共にそのオン時
間を徐々に長くする。これにより、バッテリ11から整
流コンデンサ9に流れる突入電流を抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業ステーション
間を走行してロボット作業を行なう移動ロボットに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、移動ロボッ
トにおいては、内部に例えばバッテリからなる内部電源
を備えており、移動ロボットが作業ステーション以外の
部位に居る(走行しているときも含む)ときには、作業
ステーション間で走行するための搬送装置やアームロボ
ット等の負荷(例えばモータ)を、上記内部電源により
駆動するようにしている。そして、移動ロボットが作業
ステーションに至ったときには、移動ロボットは、この
作業ステーションから例えば交流電源である外部電源を
受電し、内部電源は使用しないようになっている。この
場合、外部電源は整流回路で整流された状態で移動ロボ
ットの負荷に供給されるようになっており、移動ロボッ
トは、作業ステーションにおいては外部電源からの受電
により予め決められた作業を行なうことができる。
【0003】ところで、移動ロボットが作業ステーショ
ンにおける作業が終了して他の作業ステーションに移動
する際は、外部電源を遮断すると同時に内部電源接続ス
イッチにより内部電源を負荷に接続するようにしている
ものの、内部電源による直流電圧は外部電源を整流した
直流電圧よりも大きいことから(出願人が製造する移動
ロボットでは110V程度)、外部電源から内部電源に
切替えた瞬間に内部電源から整流回路の整流コンデンサ
に大きな突入電流(数百A)が流れてしまう。このた
め、通常の定格電流レベルに設定してある許容電流耐圧
(数十A)の低い内部電源接続スイッチが故障するとい
う問題を生じる。特に、外部電源を遮断してから内部電
源接続スイッチにより内部電源が接続するまでの時間が
長い場合には、整流コンデンサの電圧が大きくドロップ
した状態で内部電源が整流コンデンサに接続されること
になり、さらに大きな突入電流が流れることになる。
【0004】また、外部電源からの受電中に遮断したと
きは負荷の電源として内部電源を負荷に接続する構成の
場合においても、内部電源を負荷に接続した瞬間に内部
電源から整流コンデンサに大きな突入電流が流れ、同様
な問題を生じる。
【0005】このような問題を解決する手段としては、
内部電源接続スイッチとして耐突入電流の高いものを採
用することが考えられるが、一般に耐電流の高いスイッ
チは電源オフ時の電流リークが多いことから、内蔵電源
の自己放電を助長してしまい、採用するには不適であ
る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、内部電源を負荷に接続した際に、負
荷への電流を整流する整流回路が有する整流コンデンサ
に大きな突入電流が流れてしまうことを防止できる移動
ロボットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、移動ロボットは、作業ステーションでの作業中にお
いては外部電源を整流回路で整流した状態で負荷に接続
するので、移動ロボットは外部電源からの受電により作
業ステーションでの作業を行うことができる。
【0008】そして、作業ステーションでの作業が終了
したときは外部電源を遮断する。このとき、内部電源接
続スイッチが動作して内部電源を負荷に接続するので、
移動ロボットは作業ステーション以外であっても負荷へ
の給電状態を継続することができる。
【0009】ところで、内部電源からの直流電圧が外部
電源を整流回路で整流した直流電圧よりも高い場合は、
内部電源を負荷に接続した際に、内部電源から整流コン
デンサに大きな突入電流が流れるようになる。
【0010】しかしながら、内部電源から整流コンデン
サに流れる突入電流は突入電流抑制手段により抑制され
るので、整流コンデンサに大きな突入電流が流れてしま
うことを防止できる。
【0011】請求項2の発明によれば、外部電源からの
受電中に遮断を生じたときは移動ロボットの作業が停止
してしまうことから、切替手段は、外部電源遮断検出手
段が外部電源が遮断したことを検出したときは内部電源
接続スイッチを動作させる。これにより、内部電源が負
荷に接続されるので、移動ロボットによる作業を継続す
ることができる。
【0012】このとき、突入電流抑制手段が内部電源か
ら整流コンデンサに流れる突入電流を抑制するので、内
部電源接続スイッチが突入電流により破壊されてしまう
ことを防止できる。
【0013】請求項3の発明によれば、突入電流抑制手
段は、内部電源が負荷に接続されたときは、内部電源接
続スイッチを間欠的に動作させる。すると、内部電源か
ら整流コンデンサに間欠的に大きな突入電流が流れよう
とするものの、内部電源接続スイッチの出力側に設けら
れインダクタンス要素が電流を抑制するので、整流コン
デンサに大きな突入電流が流れてしまうことを防止でき
る。一方、突入電流抑制手段は、内部電源接続スイッチ
を間欠的に動作させる期間を徐々に長くするので、整流
コンデンサの電圧を徐々に高めることができる。
【0014】請求項4の発明によれば、突入電流抑制手
段は、外部電源からの受電状態で内部電源接続スイッチ
を動作させることにより外部電源及び内部電源を同時に
負荷に接続したオーバーラップ動作を実行するので、整
流コンデンサの電圧がドロップすることなく内部電源を
負荷に接続することができる。これにより、内部電源と
整流コンデンサとの電圧差が大きくなることを防止で
き、内部電源から整流コンデンサへの突入電流を効果的
に抑制することができる。
【0015】請求項5の発明によれば、突入電流抑制手
段は、オーバーラップ動作を実行するときは、整流コン
デンサの電圧が所定電圧まで上昇したときに内部電源を
負荷に接続するので、負荷の電源を切替える際には内部
電源と整流コンデンサとの電圧差が十分に小さくなり、
内部電源から整流コンデンサへ突入電流が発生するにし
ても、内部電源接続スイッチの耐突入電流レベル以下に
抑制することができる。
【0016】請求項6の発明によれば、突入電流抑制手
段は、内部電源接続スイッチをバイパスする抵抗要素を
有効化するので、内部電源から整流コンデンサに流れる
突入電流を抑制することができる。
【0017】続いて、突入電流抑制手段は、内部電源接
続スイッチを動作させる。このとき、内部電源と整流コ
ンデンサとの電圧差は小さくなっているので、突入電流
が発生するにしてもその値は小さく、内部電源接続スイ
ッチが破壊されてしまうことを防止できる。
【0018】請求項7の発明によれば、負荷の動作状態
で外部電源が遮断されたときに負荷としてのモータに停
止力を作用させたときは、モータから整流コンデンサに
回生電流が流れるので、整流コンデンサの電圧が高くな
る。これにより、内部電源と整流コンデンサとの電圧差
が小さくなり、内部電源から整流コンデンサに大きな突
入電流が流れてしまうことを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1及び図2を参照して説明す
る。図1は、移動ロボット1と作業ステーションに設置
された電源装置2との電気的構成を示している。電源装
置2は例えば三相200Vの商用交流電源(外部電源に
相当)3と、これに接続された給電カプラ4とを備えた
構成となっている。移動ロボット1側には、当該移動ロ
ボット1が作業ステーションに停止した状態で給電カプ
ラ4と接続される受電カプラ5が設けられており、以
下、この移動ロボット1の内部構成について説明する。
【0020】上記受電カプラ5には、三相の主電源線6
を介してトライアック7の一端が接続され、このトライ
アック7の他端は整流ユニット8が接続されている。こ
の整流ユニット8は全波整流回路からなり、その出力端
子には、この整流ユニット8と共に整流回路をなす整流
コンデンサ9が接続され、さらにその整流コンデンサ9
に負荷10が接続されている。この負荷10は、例え
ば、作業ステーション間で走行するための搬送装置やア
ームロボット等の駆動モータである。また、上記負荷1
0の入力端子間には、例えば二次電池からなるバッテリ
(内部電源に相当)11とIGBT(内部電源接続スイ
ッチに相当)12とコイル(突入電流抑制手段、インダ
クタンス要素に相当)13からなる直列回路が接続され
ている。
【0021】さらに、前記受電カプラ5の主電源線6に
は、電源遮断検出回路(外部電源遮断検出手段に相当)
14が接続されている。この電源遮断検出回路14は、
商用交流電源3を整流する整流回路15と、これの整流
出力を平滑する平滑コンデンサ16と、平滑された電圧
を分圧する分圧回路17と、基準電圧発生回路18と、
基準電圧発生回路18とこの分圧回路17の分圧電圧と
を比較するコンパレータ19とを備えて構成されてい
る。上記分圧回路17の分圧電圧は、商用交流電源3の
電源電圧に比例した電圧を示すものであり、これはコン
パレータ19の非反転入力端子に与えられる。前記基準
電圧発生回路18の基準電圧はコンパレータ19の反転
入力端子に与えられ、このコンパレータ19は、通常時
には出力が「H」レベルであり、商用交流電源3に停電
及びこれ相当の電力遮断が発生したときに、その出力が
「L」レベルに変化するようになっている。
【0022】このコンパレータ19の出力は、制御部2
0に与えられるようになっており、この制御部20とコ
イル13とにより突入電流抑制手段が構成されているも
ので、制御部20は切替手段の機能も併せ持っている。
上記制御部20は、CPUを主体として構成されてお
り、上記IGBT12及びトライアック7のオンオフ制
御による負荷10に対する給電制御、或は負荷10の制
御の他、給電カプラ4に対する受電カプラ5の接続を制
御するようになっており、さらに、整流コンデンサ9の
電圧を検出可能となっている。
【0023】次に上記構成の作用について説明する。移
動ロボット1が作業ステーション以外の部位に居るとき
(走行しているときも含む)には、電源遮断検出回路1
4の整流回路15に交流電圧が入力されていないことか
らコンパレータ19の出力が「L」レベル状態にあり、
これに基づいて、制御部20は、受電カプラ5側のトラ
イアック7をオフし、バッテリ11側のIGBT12を
オンしている。これにより、負荷10の電源としてバッ
テリ11が使用される。
【0024】次に、移動ロボット1が作業ステーション
に停止して受電カプラ5が給電カプラ4に接続される
と、電源遮断検出回路14の整流回路15に交流電圧が
入力されることから、コンパレータ19の出力が「H」
レベルに変化する。制御部20は、この「H」レベルの
変化に基づいて、受電カプラ5側のトライアック7をオ
ンし且つバッテリ11側のIGBT12をオフする。こ
れにて、移動ロボット1が商用交流電源3を受電するよ
うになり、負荷10の電源として商用交流電源3が使用
されることになる。
【0025】そして、作業ステーションでの移動ロボッ
ト1による作業が終了したときは、IGBT12をオン
する。これにより、バッテリ11が負荷に接続されるの
で、バッテリ11を負荷10の電源として使用すること
ができる。
【0026】ところで、バッテリ11からの直流電圧は
商用交流電源3が整流回路で整流された直流電圧よりも
大きいことから(出願人が製造する移動ロボットでは1
10V程度110V)、バッテリ11からIGBT12
を通じて整流コンデンサ9に大きな突入電流(数百A)
が流れようとする。そこで、本実施の形態では、次のよ
うにして突入電流の発生を防止するようにした。
【0027】即ち、制御部20は、負荷10の電源とし
て商用交流電源3からバッテリ11に切替える際は、I
GBT12をオンすることにより商用交流電源3とバッ
テリ11との両方が負荷10に接続したオーバーラップ
動作を実行する。このようなオーバーラップ動作を実行
することにより、整流コンデンサ9の電圧が大きくドロ
ップしてしまうことを防止した状態でバッテリ11を負
荷に接続することができる。
【0028】しかるに、制御部20は、バッテリ11を
負荷10に接続する際は、IGBT12を間欠的にオン
すると共に、その動作時間を徐々に長くするというソフ
トスタート動作を実行する(図2(c)参照)。このよ
うなソフトスタートの実行により、同図(b)に示すよ
うにバッテリ11からIGBT12を通じて整流コンデ
ンサ9に流れようとする大きな突入電流を抑制しなが
ら、同図(c)に示すように整流コンデンサ9の電圧を
徐々に高めることができる。
【0029】ここで、制御部20は、整流コンデンサ9
の電圧を監視しており、その電圧が所定電圧まで上昇し
たときは、トライアック7をオフして商用交流電源3を
遮断することによりバッテリ11のみを負荷10と接続
する。この場合、トライアック7をオフする際の所定電
圧とは、バッテリ11と整流コンデンサ9との電圧差に
よる突入電流がIGBT12の耐突入電流レベル以下と
なるような電圧のことである。
【0030】以上のような動作の結果、負荷10の電源
を商用交流電源3からバッテリ11に切替える際に、バ
ッテリ11から整流コンデンサ9に大きな突入電流が発
生することを抑制することができるので、IGBT12
が突入電流により破壊されてしまうことを確実に防止す
ることができる。
【0031】また、負荷10の電源を商用交流電源3か
らバッテリ11に切替える際は、商用交流電源3とバッ
テリ11とが同時に負荷10に接続されたオーバーラッ
プ動作を実行するようにしたので、商用交流電源3が遮
断されてからバッテリ11を負荷10に接続する構成の
ものに比較して、整流コンデンサ9の電圧がドロップし
てしまうことを防止することができる。これにより、バ
ッテリ11が負荷10に接続した際におけるバッテリ1
1と整流コンデンサ9との電圧差を小さくできるので、
バッテリ11から整流コンデンサ9に流れる突入電流を
効果的に抑制することができる。
【0032】一方、上述の商用交流電源3の受電中に、
商用交流電源3に停電事故が発生すると、電源遮断検出
回路14の整流回路15への交流電圧の入力がなくな
り、これによってコンパレータ19の出力が「L」レベ
ルに変化する。すると、制御部20は、瞬時にバッテリ
11側のIGBT12をオンする。
【0033】このとき、制御部20は、IGBT12を
オンすることによりバッテリ11を負荷10に接続する
ときは、上述した負荷10の電源の切替えの場合と同様
にしてソフトスタート動作を実行すると共に、整流コン
デンサ9の電圧が所定電圧まで上昇したところで、受電
カプラ5側のトライアック7をオフする。これにより、
負荷10に対する給電を継続しながら、バッテリ11か
ら整流コンデンサ9に流れる突入電流を抑制することが
できるので、IGBT12が突入電流により破壊されて
しまうことを防止できる。
【0034】そして、商用交流電源3の停電が復帰する
と、電源遮断検出回路14のコンパレータ19の出力が
「H」レベルに変化するから、制御部20は、トライア
ック7をオンすると共にIGBT12をオフし、負荷1
0の電源として商用交流電源3を使用する。
【0035】ところで、制御部20は、負荷10の電源
として商用交流電源3からバッテリ11に切替える際に
負荷10としてのアームロボットの駆動モータが動作中
であったときは、ロボットアームに停止力を作用させ
る。すると、駆動モータに制動力が作用して発電機とし
て機能するようになるから、回生電力が発生し、整流コ
ンデンサ9は充電されるようになる。これにより、整流
コンデンサ9の電圧が上昇してバッテリ11と整流コン
デンサ9との電圧差が小さくなるので、突入電流を効果
的に抑制することができる。
【0036】尚、負荷10の電源としてバッテリ11か
ら商用交流電源3に切替える場合にもバッテリ11から
の受電状態で商用交流電源3を負荷10に同時に接続す
るオーバーラップ動作を実行するのが望ましい。これ
は、IGBTに比較してトライアックの応答速度が遅い
ことから、負荷10の電源としてバッテリ11から商用
交流電源3に切替える場合にバッテリ11からの給電が
断たれてから商用交流電源3が接続されるまでの電源停
止を防止するためである。
【0037】このような本実施の形態によれば、移動ロ
ボット1が作業ステーションから移動するためにIGB
T12をオンすることにより内部電源であるバッテリ1
1を負荷10に接続する際、或は商用交流電源3からの
受電中に遮断された場合にIGBT12をオンすること
によりバッテリ11を負荷10に接続する際は、制御部
20によりソフトスタート動作を実行するようにしたの
で、バッテリ11から整流コンデンサ9への突入電流を
抑制してIGBT12が突入電流により破壊されてしま
うことを防止できる。また、耐突入電流の高いスイッチ
を使用する必要がないので、コストが上昇することなく
実施することができる。
【0038】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図3を参照して説明するに、第1の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ説明する。この第2の実施の形
態は、内部電源接続スイッチとしてのIGBTをバイパ
スするバイパス用IGBTを設け、そのバイパス用IG
BTにより突入電流を抑制するようにしたことを特徴と
する。
【0039】移動ロボット1の構成を概略的に示す図3
において、バッテリ11を負荷10に接続するIGBT
12にはバイパス用IGBT31及び抵抗(抵抗要素に
相当)32からなる直列回路が並列接続されており、バ
イパス用IGBT31は制御部20の制御によりオンオ
フされるようになっている。
【0040】制御部20は、移動ロボット1を作業ステ
ーションから移動させるために負荷10の電源として商
用交流電源3に代えてバッテリ11を使用する場合、或
は商用交流電源3からの受電中に電源遮断検出回路14
の遮断を検出したことに伴ってバッテリ11を負荷10
と接続する場合は、まず、バイパス用IGBT31をオ
ンする。これにより、バッテリ11はバイパス用IGB
T31及び抵抗32を介して負荷10に接続されるの
で、バッテリ11から整流コンデンサ9に流れる突入電
流を抵抗32により抑制することができる。従って、突
入電流が発生するにしてもIGBT12が破損してしま
うことを防止できる。
【0041】続いて、制御部20は、バイパス用IGB
T31をオフし且つIGBT12をオンし、さらにトラ
イアック7をオフすることによりバッテリ11を負荷1
0に接続する。このとき、バッテリ11と整流コンデン
サ9との電圧差は十分に小さくなっているので、突入電
流が発生するにしても、その値は小さくIGBT12が
破壊してしまうことはない。
【0042】このような第2の実施の形態によれば、第
1の実施の形態のようなソフトスタート動作を実行する
ことなく整流コンデンサ9への突入電流を抑制すること
ができるので、制御部20の負担を軽減することができ
る。
【0043】尚、突入電流が大きな場合は、異なる抵抗
値の抵抗が接続されたバイパス用IGBTを複数設け、
バッテリ11を負荷10に接続する際は、抵抗の大きな
バイパス用IGBTから順にオンし、最終的にIGBT
12をオンするようにしてもよい。
【0044】本発明は、上記各実施の形態に限定される
ことなく、トライアック7は、リレースイッチや他の半
導体スイッチに変更しても良く、また、IGBT12
も、サイリスタや他の半導体スイッチに変更しても良
い。さらに、外部電源遮断検出手段としては、上記実施
例に限られず、例えば変流器を用いるようにしても良
く、あるいは、外部電源が交流であることに着目して入
力周波数の有無を検出するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電気回路図
【図2】ソフトスタート動作による整流コンデンサに流
れる電流及び電圧を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図
【符号の説明】
1は移動ロボット、2は電源装置、3は商用交流電源
(外部電源)、7はトライアック、8は整流ユニット
(整流回路)、9は整流コンデンサ、10は負荷、11
はバッテリ(内部電源)、12はIGBT(内部電源接
続スイッチ)、13はコイル(突入電流抑制手段)、1
4は電源遮断検出回路(外部電源遮断検出手段)、20
は制御部(突入電流抑制手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 9/06 502 H02J 9/06 502C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業ステーションでは外部電源を整流回
    路で整流した状態で負荷に接続し、作業ステーションか
    ら移動する際は内部電源を負荷に接続する内部電源接続
    スイッチを備えた移動ロボットにおいて、 前記内部電源接続スイッチの動作により前記内部電源が
    負荷に接続されたときは前記内部電源から前記整流回路
    が有する整流コンデンサに流れる突入電流を抑制する突
    入電流抑制手段を備えたことを特徴とする移動ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 作業ステーションでは外部電源を整流回
    路で整流した状態で負荷に接続し、作業ステーションか
    ら移動する際は内部電源を負荷に接続する内部電源接続
    スイッチを備えた移動ロボットにおいて、 前記外部電源による受電中に遮断したことを検出する外
    部電源遮断検出手段と、 この外部電源遮断検出手段が外部電源の遮断を検出した
    ときは前記内部電源接続スイッチを動作させる切替手段
    と、 この切替手段による前記内部電源接続スイッチの動作に
    応じて前記内部電源が負荷に接続されたときは前記内部
    電源から前記整流回路が有する整流コンデンサに流れる
    突入電流を抑制する突入電流抑制手段を備えたことを特
    徴とする移動ロボット。
  3. 【請求項3】 前記突入電流抑制手段は、前記内部電源
    接続スイッチの出力側にインダクタンス要素を備え、前
    記内部電源接続スイッチを間欠的に動作させると共にそ
    の動作期間を徐々に長くするソフトスタートを実行する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の移動ロボッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記突入電流抑制手段は、前記外部電源
    からの受電状態で前記内部電源接続スイッチを動作させ
    ることにより前記外部電源及び前記内部電源を同時に負
    荷に接続したオーバーラップ動作を実行することを特徴
    とする請求項1記載の移動ロボット。
  5. 【請求項5】 前記突入電流抑制手段は、前記オーバー
    ラップ動作において前記整流コンデンサの電圧が所定電
    圧まで上昇したときに前記外部電源を遮断することを特
    徴とする請求項4記載の移動ロボット。
  6. 【請求項6】 前記突入電流抑制手段は、前記内部電源
    接続スイッチをバイパスして前記内部電源を前記負荷に
    接続可能な抵抗要素を有し、前記抵抗要素を有効化して
    から前記内部電源接続スイッチを動作させることを特徴
    とする請求項1または2記載の移動ロボット。
  7. 【請求項7】 前記突入電流抑制手段は、負荷としての
    モータの動作状態で前記外部電源が遮断されたときは上
    記モータに停止力を作用させることを特徴とする請求項
    1乃至6の何れかに記載の移動ロボット。
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