JP2002159112A - 信号ケーブル延線装置 - Google Patents
信号ケーブル延線装置Info
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Abstract
り長く取れるような信号ケーブル延線装置を提供する。 【解決手段】 電車軌道上を走行する車両10、車両1
0に載置され、ドラムDをそれぞれ支持するドラム架台
20、ドラムDの回転を抑制する制動装置、ドラムDか
ら信号ケーブルを繰り出す引き出し装置40を備える。
制動装置は、信号ケーブル繰り出し時において常に、信
号ケーブルの引き出しを妨げる方向の制動力をドラムD
に与えている。引き出し装置40は、この制動力を超え
る力で信号ケーブルを引くことで、信号ケーブルを繰り
出していく。また、この信号ケーブル延線装置のドラム
架台20のうち車両10の進行方向前方に位置するドラ
ム架台20は、後方に位置するものよりも低い位置でド
ラムDを支持するようになっており、前方のドラムDか
らの信号ケーブルは、後方のドラムDの下側を通して繰
り出せるようになっている。
Description
設けられる信号機に接続される信号ケーブルを延線する
ための信号ケーブル延線装置に関する。
どに必要な情報を信号機に送るためのものであり、一般
的には、電車軌道に沿って設けられたトラフと呼ばれる
溝の内部に収納して配設される。信号ケーブルは、一本
の長さが500m内外とされる場合もあり、場合によっ
ては一本の重さが1トン近くにもなる。従って、信号ケ
ーブルをトラフに配設するにあたっては、機械力で信号
ケーブルの配設を行う信号ケーブル延線装置が用いられ
る。
あるが、例えば以下のものが知られている。即ち、電車
軌道上を走行することができる車両と、その車両上に載
置されており、回動可能とされている信号ケーブル巻付
け用の複数のドラムと、を備えており、ドラムから信号
ケーブルを繰り出しつつ車両を走行させることで、電車
軌道に沿って設けられているトラフの内部へと信号ケー
ブルの延線を行うようにされてなる信号ケーブル延線装
置である。
用化されている。しかしながら、改良の余地を未だ有す
ることもまた、事実である。それは、信号ケーブル延線
の作業は、厳しい時間制限の中、できる限り短時間で、
長い距離について行わなければならないという事情に基
づくものである。信号ケーブル延線の作業は、電車の通
らない時間帯に集中して行うことが必要である。従っ
て、一般的には、深夜の数時間(一般的には3時間程
度。)しか取れない僅かな時間の中で、その作業は行わ
れる。また、主にコスト的な面から、工期に関しても制
限を受けることが多い。従って、信号ケーブル延線の作
業は、短時間にどれだけ長い距離について作業を行える
かということが、非常に大きな意味を持つことになる。
備える車両の上に載置されたドラムは、フリーで回転で
きるようなものとされている。このような延線装置で
は、信号ケーブル繰り出し時に車両の進行に合せて回転
するドラムが、車両の停止などに伴うケーブル繰り出し
中止時に空転を起こす可能性がある。ドラムの空転が生
じてしまった場合には、繰り出し速度を超える速度でド
ラムから巻き解かれた信号ケーブルが瞬時に絡まった状
態となってしまう。この場合には絡みの解消が必要とな
るが、バネ性の大きい信号ケーブルの絡みを解消するの
は非常に困難であるため、この作業に浪費される時間は
かなり大きくなる。また、信号ケーブルが絡まった場
合、その程度のいかんによっては、屈曲した信号ケーブ
ルが使用不能となる場合もあり、このような場合には信
号ケーブルの交換などのために更に時間を費やすことに
なる。空転が生じる原因は、信号ケーブル繰り出し時の
ドラムの回転により発生する慣性力であり、この慣性力
は、ドラムの回転速度が増せば増すほど大きくなる。従
って、フリーで回転するドラムを備えた上述の如き延線
装置では、信号ケーブルの繰り出し速度を抑え気味にす
ることで、ドラムの空転を防止できるようになる。しか
し、このことは、即ち、作業速度の低下を意味する。従
って、この解決策も安易に過ぎ、実用には向かない。
は、その車両の上に載置されるドラムは、車両上のスペ
ース的な問題から1つとされている。もっとも、これに
加えて、予備用に準備された幾つかのドラムが載置され
ている場合もある。このような信号ケーブル延線装置で
は、回転可能とされたドラムについて信号ケーブルの繰
り出しを行った後、更に作業を続けようとするときに
は、巻き解きが終わったドラムを新しいドラムに交換す
る作業が必要となる。具体的には、新しいドラムを回転
可能にするために、ドラムを回転可能な状態で支持する
架台に載せる作業が必要となる。しかしながら、信号ケ
ーブルの重さは、上述したようにかなり大きいので、か
かるドラム交換の作業は非常に面倒なものとなり、それ
に費やされる時間も大きい。ここで、上述したドラムの
交換には重機が必要となる。信号ケーブル延線装置は上
述のように移動を行うのであるから、信号ケーブル延線
の作業に伴って、ドラムの交換のために重機を移動させ
るか、複数の重機を準備することが必要となる。しか
し、重機の移動はその移動のための手段を必要とするた
め現実的ではない。また、複数の重機を準備するのはコ
スト的に折り合わない。このような点を考慮して、車両
上に重機を載せてドラムと共に移動させるという技術が
提案されている。しかしながら、車両上に重機を載せる
と予備用のドラムを載せるスペースが狭められることに
なる。従って、車両に重機を載置することとすれば、車
両に載置できる予備用のドラムの個数が減り、外部から
車両へのドラムの積み込み回数が増えることにより、却
って時間の浪費が生じてしまう。
ケーブル延線装置における上述の問題点を踏まえて、そ
の改良を図るものであり、より具体的には、時間当たり
の信号ケーブル配設作業距離をより長く取れる信号ケー
ブル延線装置の提供をその課題とする。
した課題を解決するための信号ケーブル延線装置とし
て、以下の発明を提案する。尚、本発明は、大きく2つ
に大別される。そして、両発明は、単独でも組み合わせ
ても用いることができる。第1の発明は、以下のような
ものである。第1の発明は、電車軌道上を走行すること
ができる車両と、その車両上に載置されており、信号ケ
ーブル巻付け用のドラムを回動可能に支持するドラム支
持手段と、を備えており、前記ドラム支持手段に支持さ
せたドラムから信号ケーブルを繰り出しつつ車両を走行
させることで、電車軌道に沿って設けられているトラフ
の内部へと信号ケーブルの延線を行うようにされてなる
信号ケーブルをその基本とする。そして、前記ドラムか
ら信号ケーブルを繰り出すための引き出し力を前記信号
ケーブルに与える引き出し手段と、前記信号ケーブルの
繰り出しが中止されたときにドラムの空転を抑制するだ
けの制動力を前記ドラムに常に与える制動手段とを備え
ており、信号ケーブルの繰り出し時には、前記制動手段
による制動力を超える引き出し力を前記引き出し手段に
よって前記信号ケーブルに与えるように構成されている
ことを特徴とする。
ブルの繰り出し時において、信号ケーブルの巻き取り方
向への力が制動手段によって常にドラムに対して与えら
れることになり、その力に効した引き出し手段による引
き出し力によって、信号ケーブルがドラムから繰り出さ
れていくことになる。ドラムには、空転を防止するだけ
の大きさの制動力が与えられているため、信号ケーブル
の繰り出し中止時においても空転することがなくなる。
従って、ドラムの空転による絡みの発生を防止すること
ができるようになる。また、この信号ケーブル延線装置
によれば、ドラムに与える力を大きくすることにより、
車両を高速で走らせての作業が可能となる。尚、この信
号ケーブル延線装置における制動力は、ドラムの回転を
妨げるブレーキ力でも良いし、ドラムを巻き取り方向に
回転させるための力でも良い。後者の場合であれば、こ
の信号ケーブル延線装置でドラムと引き出し手段の間に
存在する信号ケーブルには常に、両方向へ引っ張られる
張力が与えられた状態となるため、車両が停車する際な
どにおいても、ドラムから見て引き出し手段よりも先の
部分の信号ケーブルに弛みが生じることはあっても、ド
ラムと引き出し手段との間の信号ケーブルに弛みが生じ
ることはない。これにより信号ケーブルの絡みの発生が
抑えられる。以上のように、この信号ケーブル延線装置
は、信号ケーブルの絡みにより生じる時間的ロスを非常
に小さく抑えられるようになると共に、走行速度の高速
化による作業時間の短縮を実現できるようになる。
の繰り出しが中止されたときにドラムの空転を抑制する
だけの制動力をドラムに常に与えるようなものであれば
その構造は問わない。制御手段は、電動でも、油圧によ
るものでもどちらでも良い。制動手段は、上述したよう
に1トン近い重量となり得るドラムの回転を制御するだ
けの大きな制動力を発生する必要がある。このような場
合には、大出力を得やすい油圧を利用したものを用いる
のが良い。制動手段が発生する制動力は、上述のよう
に、信号ケーブルの繰り出しが中止されたときにドラム
の空転を抑制するだけのものであれば良い。ここで、空
転を抑えるために必要とされるかかる力は、ドラムの慣
性力によって変化する。この慣性力は、ドラムの回転速
さ、ドラムの重量(より正確には、ドラムの重量と、そ
のドラムに未だ巻きつけられている信号ケーブルの重量
の和。)、信号ケーブルの繰り出し位置と回転軸との距
離などによって時々刻々と変化していくものである。具
体的には、巻き出された信号ケーブルの量が多くなるに
連れて、徐々に小さくなっていく。そこで、この制動手
段は、信号ケーブルの繰り出し量が多くなるにつれ、発
生させる制動力を小さなものとするように構成されてい
るものとすることができる。このようにすることで、必
要最低限の制動力しか発生させないで済むようになるの
で、制動手段に対する負担を小さく出来るようになると
共に、コスト的に有利となる。もっとも、制動手段が発
生する制動力は、信号ケーブルの繰り出し量に関わらず
一定としても良い。
増加に応じて、発生させる制動力を小さくするようにな
っている場合、引き出し手段は、信号ケーブルの繰り出
し量が多くなるにつれ、発生させる引き出し力を小さな
ものとするように構成されているものとすることができ
る。引き出し手段が発生する引き出し力は、上述のよう
に、制動手段による制動力に抗して、信号ケーブルをド
ラムから引きずり出せるような力であれば良い。換言す
れば、引き出し手段は、制動手段が発生させる制動力よ
りも大きな引き出し力を発生させるようなものとなって
いれば良いのである。この点を考慮すれば、引き出し手
段が発生する引き出し力は、信号ケーブルの繰り出し量
の増加に応じて小さくなっていく制動力を超える範囲
で、徐々に小さなものとなっていっても構わないのであ
る。このようにすることで、必要最低限の引き出し力し
か発生させないで済むようになることにより、引き出し
手段に対する負担を小さく出来るようになると共に、コ
スト的に有利となる。もっとも、引き出し手段が発生す
る引き出し力は、信号ケーブルの繰り出し量に関わらず
一定としても良い。
第2の発明は、電車軌道上を走行することができる車両
と、その車両上に載置されており、信号ケーブル巻付け
用のドラムを回動可能にそれぞれ支持する複数のドラム
支持手段と、を備えており、前記ドラム支持手段に支持
させたドラムから信号ケーブルを繰り出しつつ車両を走
行させることで、電車軌道に沿って設けられているトラ
フの内部へと信号ケーブルの延線を行うようにされてな
る信号ケーブル延線装置をその基本とする。そして、前
記複数のドラム支持手段は、前記複数のドラムを、その
回転軸が前記車両の進行方向と直交するようにされ、且
つ前記車両の進行方向で見た場合にその幅が重なり合う
ようにして支持できるようにされていると共に、車両の
進行方向で前方に位置するドラムが、当該ドラムとその
幅が重なり合っており、且つ車両の進行方向で後方に位
置するドラムの回転軸よりもその回転軸の位置が低くな
るようにして支持するようになっていることを特徴とす
る。
ば、回転可能な状態、即ち、信号ケーブルの繰り出しが
可能な状態のドラムを複数備えているので、一のドラム
からの信号ケーブルの繰り出しが終了した後、ドラムの
積み換えを行わずに、次のドラムからの信号ケーブル繰
り出しの作業を行えるようになる。また、各ドラムに異
なる信号ケーブルを巻きつけておくことにより、複数種
類の信号ケーブルを延線する作業にも対応できるように
なる。また、この信号ケーブル延線装置であれば、ドラ
ムの車両への載置に要する時間の短縮が可能となる。信
号ケーブル延線装置でドラムを単に車両の進行方向に沿
って配列するのみでは、車両の進行方向後側のドラムか
らしか信号ケーブルを繰り出すことができない。もっと
も、ドラムの径が異なればこの限りではないものの、例
えば同一径のドラムを車両の進行方向に沿い前後に配し
た場合には、後方に位置したドラムからしか信号ケーブ
ルの繰り出しを行えなくなる。ここで、車両の進行方向
の前方に位置するドラムの回転軸が、車両の進行方向の
後方に位置するドラムの回転軸よりも低い位置にあれ
ば、車両の進行方向の後方に位置するドラムに信号ケー
ブルが巻きつけられていたとしても、その信号ケーブル
の外周面の下端の更に下側から、前方に位置するドラム
に巻きつけられた信号ケーブルを引き出し易くなる。従
って、このような信号ケーブル延線装置によれば、複数
のドラムからの連続的な信号ケーブルの繰り出しを行え
るようになるため、ドラムの積み換えに基づく時間の浪
費を防げるようになる。尚、この発明において前後方向
に並べられるドラムの数は2つには限られず、3つ、4
つ或いはそれ以上でも構わない。
り低く保つためのドラム支持手段の構成としては、例え
ば以下のものを採用することができる。その信号ケーブ
ル延線装置における複数のドラム支持手段は、車両の進
行方向で前方に位置する前記ドラムを支持するドラム支
持手段と、車両の進行方向で後方に位置する前記ドラム
を支持するドラム支持手段とを含んでおり、且つ前方に
位置する前記ドラム支持手段によって支持されたドラム
の回転軸が、使用が想定されるドラムのうち信号ケーブ
ルの繰り出し開始位置が回転軸から最も離れているもの
の当該回転軸から繰り出し開始位置までの距離から、使
用が想定されるドラムのうちその胴の半径が最小のもの
の当該胴の半径を引いた長さよりも長い距離だけ、後方
に位置する前記ドラム支持手段により支持されたドラム
の回転軸よりも低くなるようにして支持するように構成
されている。このような信号ケーブル延線装置であれ
ば、複数のドラムを車両に載置しさえすれば、そのドラ
ムの種類に関係なく、前方のドラムのから引き出された
信号ケーブルを、後方のドラムに巻き付けられた信号ケ
ーブルの下端(信号ケーブルが繰り出されて、もはや残
っていない場合には、そのドラムの胴の下端)と干渉さ
せることなく、後方のドラムの下方を通して繰り出せる
ようになる。ドラムを信号ケーブル延線装置の車両に載
置する作業は、重機を用いるものであって面倒であり、
その載置位置まで考えながらドラムを車両に載置するこ
ととすればその判断に時間を取られ、また方向的な制限
によってドラムの載置が難しくなる場合もあるため相当
の時間が必要となることが多い。従って、上述の構成に
より、ドラムの種類やドラムに巻き付けられた信号ケー
ブルの量を気にせずに、車両に設けられた適宜の位置の
ドラムを支持する手段に、適当にドラムを載置すること
で、どのドラムからも繰り出し作業を行えるようになれ
ば、ドラムの交換に必要な時間を短縮できるようにな
る。
を、その回転軸が前記車両の進行方向と直交するように
され、且つ前記車両の進行方向で見た場合にその幅が重
なり合うように配されていると共に、車両の進行方向で
前方に位置するドラムが、当該ドラムとその幅が重なり
合っており、且つ車両の進行方向で後方に位置するドラ
ムよりもその回転軸の位置が低くなるようにして支持す
るものであれば、その具体的な配置の仕方は問題となら
ない。例えば、複数のドラム支持手段は、複数のドラム
の回転軸が平面視で一直線上にある部分が存在するよう
にしてドラムを支持するようにされているものとするこ
とができる。複数のドラム支持手段は、車両の進行方向
に沿って配置されたドラムの列が、複数列存在するよう
な状態でドラムを支持するようにされているものとする
ことができる。複数のドラム支持手段は、また、車両の
進行方向に沿って2つ、車両の進行方向に直交する方向
で2つの計4のドラムを支持するようにして、4つ設け
られているものとすることができる。
って配置されたドラムの列が、複数列存在するような状
態で配されているものとされる場合、上述した引き出し
手段を、車両の進行方向に沿って配置されたドラムの列
にそれぞれ対応させて、複数個設けることがきる。この
ようにすることで、各列に含まれる各ドラムからの信号
ケーブルの繰り出しを、当該列と対応して設けられた各
引き出し手段によって行えるようになる。これにより、
連続的な信号ケーブルの繰り出しと、信号ケーブルのス
ムーズな繰り出しとを両立できるようになる。
かる信号ケーブル延線装置の好ましい一実施形態につい
て説明する。
置は、図1及び図2で示すように、電車軌道上の走行が
可能とされた車両10を備えている。
上と噛み合ってその上を走行できる軌道輪11を含む軌
陸装置12が設けられている。軌陸装置12は、軌道輪
11の上下動を行うものである。この車両10は、軌道
輪11を軌陸装置12で適宜上げ下げすることにより、
通常時には、車両10が元々備えている通常のタイヤに
て道路を走行し、信号ケーブルの延線作業時には、軌陸
装置11によってタイヤよりも下方に移動された軌道輪
12によって電車軌道上を走行するようになっている。
る。荷台部13の上には、4つのドラム架台20、4つ
の制動装置30、2つの引き出し装置40、油圧制御装
置50、操作装置60、及び発電機が載置されている。
また、荷台部13の下端面には、油圧駆動装置14が取
付けられている。尚、図1及び図2は、4つのドラム架
台20に、信号ケーブル巻付け用のドラムDがそれぞれ
支持されている状態を示している。図1及び図2では、
各ドラムDは同一のものとなっているが、後述するよう
に、そのうちの少なくとも一つが異なるものとなってい
ても構わない。
段に相当するものであり、回転可能な状態でドラムDを
支持するようになっている。各ドラム架台20はそれぞ
れ、ドラムDを、その回転軸が車両10の進行方向と直
交する方向で支持するような向きとされている。この実
施形態のドラム架台20は、これには限られないが、そ
の4つが互いに矩形の頂点に位置するような位置関係
で、より詳細には、4つのドラムDが、車両10の進行
方向に沿って2つ、車両の進行方向に直交する方向で2
つとなる関係で並ぶようにして設けられている。尚、ド
ラム架台20は回転可能にドラムDを支持できるもので
あればその具体的な構成は不問である。例えば、特願平
10−323987号に開示のものをこれに用いること
ができる。
り、各ドラムDは、各ドラム架台20によって、車両1
0の進行方向に沿って見た場合に、ドラムDの幅が重な
り合うようにして支持されるようになっている。各ドラ
ムDは、また、各ドラム架台20によってそれらの回転
軸が、平面視で一直線上にある部分が存在するようにし
て支持されるようになっている。この実施形態では、車
両10の進行方向で前方に位置する2つのドラムDの回
転軸は同一直線状にあり、車両10の進行方向で後方に
位置する2つのドラムDの回転軸は同一直線状にある。
各ドラムDは、また、各ドラム架台20によって、車両
の進行方向に沿って配置されたドラムの列が、複数列存
在するような状態となるようにして支持されるようにな
っている。この実施形態では、車両10の進行方向に対
して右側にある2つのドラムで一列、車両10の進行方
向に対して左側にある2つのドラムでもう一列のドラム
の列が、荷台部13上に作られている。
行方向で前方に位置するドラムDが、当該ドラムDとそ
の幅が重なり合っており、且つ車両10の進行方向で後
方に位置するドラムの回転軸よりもその回転軸の位置が
低くなるような位置関係でドラムを支持できるようにな
っている。この実施形態におけるドラム架台20は、ま
た、これには限られないが、同一列ないで見た場合に、
前方に位置する前記ドラム架台20によって支持された
ドラムDの回転軸が、使用が想定されるドラムDのうち
信号ケーブルの繰り出し開始位置が回転軸から最も離れ
ているものの当該回転軸から繰り出し開始位置までの距
離から、使用が想定されるドラムDのうちその胴の半径
が最小のものの当該胴の半径を引いた長さよりも長い距
離だけ、後方に位置する前記ドラム架台20により支持
されたドラムDの回転軸よりも低くなるように支持する
ように構成されている この回転軸の高さ位置についての位置関係を、図3に概
略的に示した。図3を用いて、この点について説明す
る。図3のうち、ドラム架台20Aが前方に位置するド
ラム架台であり、ドラム架台20Bが後方に位置するド
ラム架台20である。これらによってそれぞれ、ドラム
DAとドラムDBが支持される。また、図中JAは、ド
ラム架台20AがドラムDAを支持する際にドラム架台
20Aによって規定されるドラムDAの回転軸である。
図中JBは、ドラム架台20BがドラムDBを支持する
際にドラム架台20Bによって規定されるドラムDBの
回転軸である。ドラムDは、信号ケーブルKの種類によ
り複数種類のものが用いられるのが一般的である。ここ
で、ドラムDAは、使用が想定されるドラムDのうちそ
の胴の半径が最小のものである。この半径をrで示す。
他方、ドラムDBは、使用が想定されるドラムDのうち
信号ケーブルの繰り出し開始位置が回転軸JBから最も
離れているものである。ここで、繰り出し開始位置から
回転軸JBまでの距離をRであらわす。ドラムDAの回
転軸JAとドラムDBの回転軸JBとの高さの差Lは、
上述のRからrを引いた差よりも大きくなるようにして
ある。このような差Lを設定することにより、どのよう
なドラムDをどのドラム架台20で支持させたとしても
前方に位置するドラムDAから繰り出したケーブルKを
後方のドラムDBないしそれに巻き付けられたケーブル
Kに干渉させることなく、ドラムDBの下方から引き出
せるようになる。
例を示す。ドラム架台20は、軸受け21と、この軸受
け21を支える支柱22とを含んで構成される。支柱2
2は、矩形に組まれたフレーム23の一部として構成さ
れており、フレーム23に支持されることでその強度を
十分なものとしている。軸受け21は、ドラムDの回転
軸Jを受けるものであり、軸受け21で回転軸Jを支持
することにより、回転可能な状態でのドラム架台20に
よるドラムDの支持が実現されるようになっている。
動手段に相当するものである。各制動装置30はそれぞ
れ、ドラム架台20のいずれかと対応するようにして設
けられている。各制動装置30は、信号ケーブルの繰り
出し時において、信号ケーブルの繰り出しが中止された
ときにドラムDの空転を抑制するだけの制動力を前記ド
ラムに常に与えるようなものとなっている。制動装置3
0の構造は、特に問わない。例えば、ドラムDがその両
端に鍔を備えているのであれば、2つ一組とされたブレ
ーキパッドで鍔を挟み込むようにされてなるディスクブ
レーキと同様の構造を採用しても良いし、その鍔にブレ
ーキシューを強く当接させるような構成を採用しても良
い。また、動力装置とチェーンなどを用いて、ドラムD
に信号ケーブル巻き取り方向の力を与えたり、ドラムD
の自由な回転を妨げるようにされてなる構成を採用する
こともできる。この実施形態における制動装置30は、
ギヤ31、ピニオンギヤ32、中間軸33、スプロケッ
ト34、ローラーチェーン35を含む伝達機構を介し
て、自らが発生した制動力を回転軸Jへ伝えるように構
成されている。ギヤ31は、ドラムDの軸の一端に固定
的に取付けられており、ドラムDの回転に従って回転す
るようになっている。ピニオンギヤ32は、このギヤ3
1と噛み合うようにされている。中間軸33は、その一
端で前述のピニオンギヤ32と固定されており、且つそ
の他端でスプロケット34と固定されている。つまり、
中間軸33は、ピニオンギヤ32の回転をスプロケット
34へ伝達し、スプロケット34の回転をピニオンギヤ
32へ伝達するようなものである。ローラーチェーン3
5は、変形可能な無端のチェーンであり、略長楕円形状
としたその一端で上記スプロケット34と、他端で上記
制動装置30の回転軸に固定された制動スプロケット3
6と、それぞれ噛み合わされている。制動装置30は、
回転軸を備えており、且つその回転軸の回転を妨げるよ
うな力を発生するものとなっている。制動装置30の回
転軸に発生した回転を妨げる力は、制動スプロケット3
6、ローラーチェーン35、スプロケット34、中間軸
33、ピニオンギヤ32、ギヤ31の順に伝達されるよ
うになっている。そして、この力を伝達されたギヤ31
は、それと噛み合っている軸Jの回転を妨げる。このよ
うな構成により、この実施形態では、ドラムDに制動力
が与えられるようになっている。この実施形態における
制動装置30は油圧モータとされており、その駆動用動
力は、油圧駆動装置14によって発生されるようになっ
ている。
た、これには限られないが、信号ケーブルの繰り出し量
が多くなるにつれて、発生させる制動力を小さなものと
するように構成されている。これは、上述したように、
信号ケーブルの繰り出し量が多くなるに連れて、ドラム
Dの回転速さ、ドラムDの重量(より正確には、ドラム
Dの重量と、そのドラムDに未だ巻きつけられている信
号ケーブルの重量の和。)、信号ケーブルの繰り出し位
置と回転軸Jとの距離などが変化し、その変化に応じ
て、ドラムDの空転を防止するために必要とされる最低
限の制動力が小さくなっていく、ということに基づいて
いる。この実施形態では、必要とされる最低限の制動力
が小さくなっていくのに合わせて、その時点において必
要とされるドラムDの空転防止用の力を幾らか超える制
動力を、徐々に小さくなるようにさせながら、制動装置
30に発生させることとしている。かかる制動力の変化
は、上述の油圧駆動装置14の制御によって行うことが
可能である。ここで、油圧駆動装置14の制御は、どの
ようにして行っても良い。例えば、手動で行うこともで
きるし、或いはコンピュータと所定のプログラムとの組
み合わせにより、これを行うことができる。この実施形
態では、操作装置60の内部に図示せぬコンピュータが
内臓されているので、これに所定のプログラムをインス
トールしておくことで、信号ケーブルの繰り出し量に応
じた制動力を発生させるための、制動装置30及び油圧
駆動装置14の制御を行うことができる。この場合の制
動力の変化は、例えば、図6〜図9に示した表を参考に
して実行することができる。図6〜図8はそれぞれ、信
号ケーブル繰り出し時に必要となる制動力と信号ケーブ
ルの残量の関係を求めるために、3種類のドラムDにつ
いて行ったシミュレート結果を示す表である。図6はS
L13−7、図7はSL10−5、図8はSL9−2に
ついてのシミュレート結果を示している。尚、各シミュ
レートは、信号ケーブルを50m/minで繰り出して
いた状態から一瞬にして信号ケーブルの繰り出し速度を
0にしたときに、ドラムDの回転が1秒以内に停止する
ために必要な条件を示したものである。図6〜8中の数
値の中で、『等価慣性トルク』の数値が、ドラムの空転
を防止するために必要な制動力に対応する。従って、そ
の時点における等価慣性トルクの数値を超える制動力
を、制動装置30が発生するようにすれば、必要最小限
の制動力で効率よく、ドラムDの空転防止を行えるよう
になる。尚、等価慣性トルクの数値のみを抜き出して表
にしたのが図9である。ここで、その時点における等価
慣性トルクの数値を超える制動力を、制動装置30が発
生するようにするためには、その時点で繰り出されてい
る信号ケーブルの量を検出することが必要となる。上述
の図9で示したデータに加えて、その時点における信号
ケーブルの繰り出し量(或いは、繰り出し量から一義的
に決まる量)についての情報があれば、その時点で必要
な最低限の制動力を求めることができるようになる。こ
のように求めた、その時点で必要とされる最低限の制動
力以上の制動力を、制動装置30が発生するように、油
圧駆動装置14の制御を行うようにすれば良い。信号ケ
ーブルの繰り出し量(或いは、繰り出し量から一義的に
決まる量)を検出するための手法としては、様々なもの
が考えられる。例えば、回転軸Jの回転数と信号ケーブ
ルの繰り出し速さを測定する装置を用いることで、信号
ケーブルの巻径を求めることができる。つまり、上記装
置で求めた信号ケーブルの繰り出し速さと、回転軸Jの
回転数との関係から、信号ケーブルの巻径を求めること
ができる。また、信号ケーブルの巻き半径を検出するこ
とのできる超音波センサや光センサを用いることで信号
ケーブルの巻径を求めることができる。
出し手段に相当するものである。引き出し装置40は共
に、ドラムDから信号ケーブルを繰り出すための引き出
し力を信号ケーブルに与えるものである。つまり、引き
出し装置40は、信号ケーブルの繰り出し時には、制動
装置30による制動力を超える引き出し力を信号ケーブ
ルに与えることで、信号ケーブルの繰り出しを行うよう
になっている。これには限られないが、本実施形態にお
ける2つの引き出し装置40は、車両10の進行方向に
沿って配置されたドラムDの列のそれぞれに対応させて
設けられている。引き出し装置40は、その構造を問わ
ない。適切な張力を与えて信号ケーブルを引き出せるも
のであれば構わない。引き出し装置40は、例えば、向
かい合わせに近接配置され且つ回転可能とされた、弾性
材料にて形成の2つの球体を備えており、2つの球体の
間に信号ケーブルを挟み込んだ状態で球体を回転させる
ことによって、信号ケーブルを繰り出せるようなものを
用いることができる。例えば、特願平7−126567
号に記載の線状体移動制御装置をこれに用いることがで
きる。
は、電動のものとされており、その駆動用電流は、発電
機70から提供されるようになっている。この実施形態
における引き出し装置40は、また、信号ケーブルの繰
り出し量(或いは、繰り出し量から一義的に決まる量)
に応じて、発生される制動力が変化する制動装置30が
採用されている場合には、信号ケーブルの繰り出し量が
多くなるにつれて、発生させる引き出し力を小さなもの
とするように構成されている。もっとも、信号ケーブル
の繰り出しが行われている場合の引き出し力は、制動力
を超えるように制御される。尚、かかる引き出し力の変
化は、上述の構成であれば、発電機70から引き出し装
置40の間に設けられた所定の制御装置を用いて行うこ
とができる。制御装置は、例えば、引き出し装置40が
ACサーボモータを利用のものであればサーボアンプと
することができ、引き出し装置40がインバータモータ
を利用のものであればインバータコントローラとするこ
とができる。引き出し力の変化についての制御は、どの
ような手法によってもよい。例えば、手動で行うことも
できるし、或いはコンピュータと所定のプログラムとの
組み合わせにより、これを行うことができる。この実施
形態では、操作装置60の内部に図示せぬコンピュータ
が内臓されているので、これに所定のプログラムをイン
ストールしておくことで、信号ケーブルの繰り出し量に
応じた引き出し力を発生させるための、引き出し装置4
0の出力の制御を行うこととしている。尚、信号ケーブ
ルの繰り出し量についての情報は、上述したような方法
で得たものを用いればよい。
に必要とされる油圧系を構成するものであり、オイルク
ーラやマニホルドを含んでいる。操作装置60は、制動
装置30や、引き出し装置40の制御を行うための、例
えば、各ドラム架台20に載置されたドラムDの種類に
ついての情報などを入力するためのものである。内部に
コンピュータを有する点については、上述のとおりであ
る。
号ケーブル延線装置の使用例について、図10を参照し
て説明する。
を、作業区間の始点となる電車軌道X上に載せる。その
際、軌道輪11を軌陸装置12で下げて、軌道輪11で
の電車軌道X上の走行を確保する。尚、電車軌道Xの隣
には、それに沿うようにして信号ケーブルを収めるべき
トラフYが設けられている。
Dをドラム架台20に載置した状態で、作業区間の始点
へ自走させてきても良い。また、ドラムDを積まない状
態で作業区間の始点へ自走してきた信号ケーブル延線装
置のドラム架台20に、その場でドラムDを載置するよ
うにしてもよい。ドラムDは必要なものを、必要な分だ
けドラム架台20に載置する。この作業は、重機にて行
う。次いで、信号ケーブル延線装置にトロッコTを接続
する。このトロッコは、必ずしも必要なものではない
が、信号ケーブルをトラフへと導くガイドT1を備えて
いる。ガイドT1は、例えば、棒の先にリングを設けて
なり、そのリングの中を信号ケーブルが通過するように
したものとされる。
ら少量引き出し、それを引き出し装置40にセットす
る。次いで、制動装置30に制動力を発生させること
で、ドラムDの制動を行う。それと共に、引き出し装置
40で、信号ケーブルKへ引き出し力を付与する。上述
のとおり、引き出し力が、制動力を超えているので、信
号ケーブルKは繰り出されていく。信号ケーブルKの繰
り出しを行う際、信号ケーブル延線装置を電車軌道Xに
沿って進行させる。そのとき、信号ケーブル延線装置の
かかる走行と、信号ケーブルの繰り出し速さを、その走
行と必要な限度で同期させる。そして、繰り出された信
号ケーブルをトラフY内に敷設する。尚、信号ケーブル
Kは、いずれか一つのドラムDのからのみ繰り出しても
良いし、図示したように複数のドラムDから同時に繰り
出しても良い。つまり、引き出し装置40が複数あるの
であれば、それぞれの引き出し装置40から同時に信号
ケーブルKを繰り出すようにすることができる。また、
この実施形態のように車両10の進行方向に沿って配置
されたドラムDの列のそれぞれに対応させて引き出し装
置40が配されている場合には、各列のドラムDの一つ
という条件を満たしながら同時に信号ケーブルKを繰り
出すことができる。
ケーブル延線装置によれば、時間当たりの信号ケーブル
配設作業距離をより長く取れるようになる。
置を示す平面図。
置を示す側面図。
台のうち、前後方向に位置するものの位置関係を示す側
面図。
台の構造を示す正面図。
台の構造を示す側面図。
必要となる制動力の関係をシミュレートした結果を示す
表。
必要となる制動力の関係をシミュレートした結果を示す
表。
必要となる制動力の関係をシミュレートした結果を示す
表。
必要となる制動力の関係をシミュレートした結果を示す
グラフ。
態を概略的に示す平面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 電車軌道上を走行することができる車両
と、その車両上に載置されており、信号ケーブル巻付け
用のドラムを回動可能に支持するドラム支持手段と、を
備えており、前記ドラム支持手段に支持させたドラムか
ら信号ケーブルを繰り出しつつ車両を走行させること
で、電車軌道に沿って設けられているトラフの内部へと
信号ケーブルの延線を行うようにされてなる信号ケーブ
ル延線装置において、 前記ドラムから信号ケーブルを繰り出すための引き出し
力を前記信号ケーブルに与える引き出し手段と、前記信
号ケーブルの繰り出しが中止されたときにドラムの空転
を抑制するだけの制動力を前記ドラムに常に与える制動
手段とを備えており、信号ケーブルの繰り出し時には、
前記制動手段による制動力を超える引き出し力を前記引
き出し手段によって前記信号ケーブルに与えるように構
成されていることを特徴とする、信号ケーブル延線装
置。 - 【請求項2】 前記制動手段は、信号ケーブルの繰り出
し量が多くなるにつれ、発生させる前記制動力を小さな
ものとするように構成されている、 請求項1記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項3】 前記引き出し手段は、信号ケーブルの繰
り出し量が多くなるにつれ、発生させる前記引き出し力
を小さなものとするように構成されている、 請求項2記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項4】 電車軌道上を走行することができる車両
と、その車両上に載置されており、信号ケーブル巻付け
用のドラムを回動可能にそれぞれ支持する複数のドラム
支持手段と、を備えており、前記ドラム支持手段に支持
させたドラムから信号ケーブルを繰り出しつつ車両を走
行させることで、電車軌道に沿って設けられているトラ
フの内部へと信号ケーブルの延線を行うようにされてな
る信号ケーブル延線装置において、 前記複数のドラム支持手段は、前記複数のドラムを、そ
の回転軸が前記車両の進行方向と直交するようにされ、
且つ前記車両の進行方向で見た場合にその幅が重なり合
うようにして支持できるようにされていると共に、車両
の進行方向で前方に位置するドラムが、当該ドラムとそ
の幅が重なり合っており、且つ車両の進行方向で後方に
位置するドラムの回転軸よりもその回転軸の位置が低く
なるようにして支持するようになっている、信号ケーブ
ル延線装置。 - 【請求項5】 前記複数のドラム支持手段は、車両の進
行方向で前方に位置する前記ドラムを支持するドラム支
持手段と、車両の進行方向で後方に位置する前記ドラム
を支持するドラム支持手段とを含んでおり、且つ前方に
位置する前記ドラム支持手段によって支持されたドラム
の回転軸が、使用が想定されるドラムのうち信号ケーブ
ルの繰り出し開始位置が回転軸から最も離れているもの
の当該回転軸から繰り出し開始位置までの距離から、使
用が想定されるドラムのうちその胴の半径が最小のもの
の当該胴の半径を引いた長さよりも長い距離だけ、後方
に位置する前記ドラム支持手段により支持されたドラム
の回転軸よりも低くなるように支持するように構成され
ている、 請求項4記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項6】 前記複数のドラム支持手段は、前記複数
のドラムの前記回転軸が平面視で一直線上にある部分が
存在するようにしてドラムを支持するようにされてい
る、 請求項4記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項7】 前記複数のドラム支持手段は、前記車両
の進行方向に沿って配置されたドラムの列が、複数列存
在するような状態となるようにしてドラムを支持するよ
うにされている、 請求項4記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項8】 前記引き出し手段は、前記車両の進行方
向に沿って配置されたドラムの列のそれぞれに対応させ
て、複数個設けられている、 請求項7記載の信号ケーブル延線装置。 - 【請求項9】 前記複数のドラム支持手段は、車両の進
行方向に沿って2つ、車両の進行方向に直交する方向で
2つの計4のドラムを支持するようにして、4つ設けら
れている、 請求項4記載の信号ケーブル延線装置。
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JP2000351470A JP4472159B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 信号ケーブル延線装置 |
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JP2002159112A true JP2002159112A (ja) | 2002-05-31 |
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KR100978003B1 (ko) | 2010-04-16 | 2010-08-25 | (주)클립이엔지 | 차량 탑재형 배전케이블 자동 풀링 장치 |
KR101027732B1 (ko) | 2010-06-21 | 2011-04-12 | 장한전력(주) | 드럼 케이블의 다회선 케이블 풀링장치 |
WO2011129604A2 (ko) * | 2010-04-16 | 2011-10-20 | (주)클립이엔지 | 제어장치를 구비하는 3상 배전케이블 자동 풀링 장치 |
KR101261457B1 (ko) | 2011-11-11 | 2013-05-10 | 하나테크 주식회사 | 다수의 케이블 선출장치 |
-
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- 2000-11-17 JP JP2000351470A patent/JP4472159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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