JP2002158681A - データ送受信装置、データ送受信方法、記録媒体、及び、トークンリングネットワーク - Google Patents

データ送受信装置、データ送受信方法、記録媒体、及び、トークンリングネットワーク

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JP2002158681A
JP2002158681A JP2000354457A JP2000354457A JP2002158681A JP 2002158681 A JP2002158681 A JP 2002158681A JP 2000354457 A JP2000354457 A JP 2000354457A JP 2000354457 A JP2000354457 A JP 2000354457A JP 2002158681 A JP2002158681 A JP 2002158681A
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Japan
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detecting
switching
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JP2000354457A
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English (en)
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敏幸 ▲高▼野
Toshiyuki Takano
Hiroaki Furushima
広明 古島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズによる誤動作を抑えることができるト
ークンリングネットワーク、及び、それに用いられるデ
ータ送受信装置、データ送受信方法、及び、記録媒体を
提供すること。 【解決手段】 伝送路101を介してレシーバ211に
入力されたデータを信号伝達路231、電気スイッチ2
15及び信号伝達路235を介してドライバ214から
伝送路101に出力するノード200において、制御信
号出力部221が、切断信号出力部222によってデー
タの後端が検出された後に、電気スイッチ215を切断
し、接続信号出力部223によってデータの後端が検出
された後、接続信号出力部223によって後端を検出さ
れたデータが伝送路101を一周する時間以上の時間が
経過した時に、電気スイッチ215を接続するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信機器を
リング状に接続するトークンリングネットワーク、及
び、それに用いられるデータ送受信装置、データ送受信
方法、及び、記録媒体に関し、より詳しくは、ノイズに
よる誤動作を抑えることができるトークンリングネット
ワーク、及び、それに用いられるデータ送受信装置、デ
ータ送受信方法、及び、記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の通信機器をリング状に接続
するトークンリングネットワーク、即ち、IEEE80
2.5トークンリングLAN(Local Area Network)シ
ステムに用いられるデータ送受信装置は、トークンリン
グネットワークの再生中継機構の入出力に用いられてお
り、例えば、特開平9−289519号公報に記載され
ているようなネットワーク制御装置として知られてい
る。
【0003】以下、図14及び15を用いて従来のトー
クンリングネットワーク900について説明する。
【0004】図14に示すように、トークンリングネッ
トワーク900においては、伝送路901に複数のノー
ド910、920及び930がリング状に接続されてお
り、ノード920に使用されているデータ送受信装置9
21は、隣接する2つのノード910及び930のう
ち、一方のノード910からレシーバ922を介してパ
ケットデータを受信し、隣接する2つのノード910及
び930のうち、他方のノード930にドライバ923
を介してパケットデータを送信していた。ここで、他方
のノード930にドライバ923を介して送信するパケ
ットデータは、電気的スイッチ924を切り替えて伝送
路901を接続する場合、一方のノード910からレシ
ーバ922を介して受信したパケットデータであり、電
気的スイッチ924を切り替えて伝送路901を切断す
る場合、自ノード920のLAN接続機器925が生成
したパケットデータであった。なお、従来のデータ送受
信装置921においては、電気的スイッチ924は、時
分割、又は、自ノード送信タイミングによって切り替え
られていた。より具体的に説明すると、データ送受信装
置921は、図15に示すように、タイミング951及
び953で伝送路901を切断して、一方のノード91
0からレシーバ922を介して受信したパケットデータ
を破棄するとともに、自ノード920のLAN接続機器
925が生成したパケットデータの送信を行い、自ノー
ド920のLAN接続機器925が生成したパケットデ
ータの送信が終了すると、タイミング952及び954
で伝送路901を接続していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトークンリングネットワーク900においては、伝
送路901上にノイズが発生した場合、トークンリング
ネットワーク900中のデータ送受信装置が、発生した
ノイズをパケットデータと誤認識し、正常なパケットデ
ータの送受信が行えない可能性があるという問題があっ
た。
【0006】より詳細に説明すると、従来のトークンリ
ングネットワーク900においては、図15に示すタイ
ミング952からタイミング953の間の期間のよう
に、伝送路901に接続された全てのノードが自ノード
のLAN接続機器が生成したパケットデータの送信を行
っておらず、伝送路901を接続している場合、伝送路
901上にノイズが発生すると、伝送路901に接続さ
れた何れかのノードが自ノードのLAN接続機器が生成
したパケットデータの送信を行うために伝送路901を
切断するまで、伝送路901がノイズをを伝達し続けて
いた。伝送路901がノイズを伝達し続けると、狭帯域
のノイズであっても広帯域のノイズになるため、ノイズ
とパケットデータとの区別が困難になる。したがって、
従来のトークンリングネットワーク900においては、
データ送受信装置が、発生したノイズをパケットデータ
と誤認識し、正常なパケットデータの送受信が行えない
可能性があるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、ノイズによる誤動作を
抑えることができるトークンリングネットワーク、及
び、それに用いられるデータ送受信装置、データ送受信
方法、及び、記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のデータ送受信装置は、トークンリングネッ
トワークに備えられ、データの送受信を行うデータ送受
信装置おいて、データが入力される第一入力手段と、前
記第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否か
を切り替える切替手段と、データの後端を検出するデー
タ後端検出手段と、前記切替手段が伝達させたデータの
後端が前記データ後端検出手段によって検出された時
に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記切替手段
が伝達させたデータの後端が前記データ後端検出手段に
よって検出された後、所定時間が経過した時に、前記切
替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。この構成により、本発明のデータ送受信装置は、所
定時間をデータが伝送路を一周する時間以上に設定する
ことができ、所定時間をデータが伝送路を一周する時間
以上に設定した場合、伝送路を一周したデータを確実に
破棄することができるので、ノイズによる誤動作を低減
することができ、データの送受信の信頼性を向上するこ
とができる。
【0009】また、本発明のデータ送受信方法は、デー
タが入力される第一入力手段と、前記第一入力手段に入
力されたデータを伝達させるか否かを切り替える切替手
段と、を備え、トークンリングネットワークに備えら
れ、データの送受信を行うデータ送受信装置のデータ送
受信方法であって、データの後端を検出するデータ後端
検出ステップと、前記切替手段が伝達させたデータの後
端が前記データ後端検出ステップによって検出された時
に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記切替手段
が伝達させたデータの後端が前記データ後端検出ステッ
プによって検出された後、所定時間が経過した時に、前
記切替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段
を制御する制御ステップとを備えたことを特徴とするも
のである。この構成により、本発明のデータ送受信方法
は、所定時間をデータが伝送路を一周する時間以上に設
定することができ、所定時間をデータが伝送路を一周す
る時間以上に設定した場合、伝送路を一周したデータを
確実に破棄することができるので、ノイズによる誤動作
を低減することができ、データの送受信の信頼性を向上
することができる。
【0010】また、本発明の記録媒体は、データが入力
される第一入力手段と、前記第一入力手段に入力された
データを伝達させるか否かを切り替える切替手段とを備
え、トークンリングネットワークに備えられ、データの
送受信を行うデータ送受信装置のデータ送受信方法を実
行可能なプログラムを記録した記録媒体であって、デー
タの後端を検出するデータ後端検出ステップと、前記切
替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後端検出
ステップによって検出された時に、前記切替手段がデー
タを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデータの後
端が前記データ後端検出ステップによって検出された
後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデータを
伝達させるように、前記切替手段を制御する制御ステッ
プとを備えたプログラムを記録したものである。この構
成により、本発明の記録媒体は、所定時間をデータが伝
送路を一周する時間以上に設定することができ、所定時
間をデータが伝送路を一周する時間以上に設定した場
合、伝送路を一周したデータを確実に破棄することがで
きるので、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。
【0011】また、本発明のデータ送受信装置は、デー
タが入力される第二入力手段と、データの先端を検出す
るデータ先端検出手段とを備え、前記制御手段が、前記
切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後端検
出手段によって検出された時に、前記切替手段がデータ
を伝達させず、前記切替手段が伝達させたデータの後端
が前記データ後端検出手段によって検出された後、所定
時間が経過した時に、前記切替手段がデータを伝達させ
るように、前記切替手段を制御する後端検出状態と、前
記第二入力手段に入力されたデータの先端が前記データ
先端検出手段によって検出された時に、前記切替手段が
データを伝達させず、前記第二入力手段に入力されたデ
ータの後端が前記データ後端検出手段によって検出され
た後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデータ
を伝達させるように、前記切替手段を制御する先端検出
状態と、の2つの状態を有し、入力される信号によって
前記2つの状態の何れかの状態を選択することを特徴と
するものである。この構成により、本発明のデータ送受
信装置は、所定時間をデータが伝送路を一周する時間以
上に設定することができ、所定時間をデータが伝送路を
一周する時間以上に設定した場合、伝送路を一周したデ
ータを確実に破棄することができるので、ノイズによる
誤動作を低減することができ、データの送受信の信頼性
を向上することができる。また、本発明のデータ送受信
装置は、自ノードのLAN接続機器が生成したパケット
データの送信時にノイズを確実に破棄することができる
ので、ノイズによる誤動作を低減することができ、デー
タの送受信の信頼性を向上することができる。
【0012】また、本発明のデータ送受信方法は、デー
タが入力される第一入力手段及び第二入力手段と、前記
第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否かを
切り替える切替手段とを備え、トークンリングネットワ
ークに備えられ、データの送受信を行うデータ送受信装
置のデータ送受信方法であって、データの先端を検出す
るデータ先端検出ステップと、データの後端を検出する
データ後端検出ステップと、前記切替手段が伝達させた
データの後端が前記データ後端検出ステップによって検
出された時に、前記切替手段がデータを伝達させず、前
記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後端
検出ステップによって検出された後、所定時間が経過し
た時に、前記切替手段がデータを伝達させるように、前
記切替手段を制御する後端検出状態と、前記第二入力手
段に入力されたデータの先端が前記データ先端検出ステ
ップによって検出された時に、前記切替手段がデータを
伝達させず、前記第二入力手段に入力されたデータの後
端が前記データ後端検出ステップによって検出された
後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデータを
伝達させるように、前記切替手段を制御する先端検出状
態との2つの状態を有し、入力される信号によって前記
2つの状態の何れかの状態を選択する制御ステップと、
を備えたことを特徴とするものである。この構成によ
り、本発明のデータ送受信方法は、所定時間をデータが
伝送路を一周する時間以上に設定することができ、所定
時間をデータが伝送路を一周する時間以上に設定した場
合、伝送路を一周したデータを確実に破棄することがで
きるので、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。ま
た、本発明のデータ送受信方法は、自ノードのLAN接
続機器が生成したパケットデータの送信時にノイズを確
実に破棄することができるので、ノイズによる誤動作を
低減することができ、データの送受信の信頼性を向上す
ることができる。
【0013】また、本発明の記録媒体は、データが入力
される第一入力手段及び第二入力手段と、前記第一入力
手段に入力されたデータを伝達させるか否かを切り替え
る切替手段とを備え、トークンリングネットワークに備
えられ、データの送受信を行うデータ送受信装置のデー
タ送受信方法を実行可能なプログラムを記録した記録媒
体であって、データの先端を検出するデータ先端検出ス
テップと、データの後端を検出するデータ後端検出ステ
ップと、前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記
データ後端検出ステップによって検出された時に、前記
切替手段がデータを伝達させず、前記切替手段が伝達さ
せたデータの後端が前記データ後端検出ステップによっ
て検出された後、所定時間が経過した時に、前記切替手
段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制御す
る後端検出状態と、前記第二入力手段に入力されたデー
タの先端が前記データ先端検出ステップによって検出さ
れた時に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記第
二入力手段に入力されたデータの後端が前記データ後端
検出ステップによって検出された後、所定時間が経過し
た時に、前記切替手段がデータを伝達させるように、前
記切替手段を制御する先端検出状態と、の2つの状態を
有し、入力される信号によって前記2つの状態の何れか
の状態を選択する制御ステップとを備えたプログラムを
記録したものである。この構成により、本発明の記録媒
体は、所定時間をデータが伝送路を一周する時間以上に
設定することができ、所定時間をデータが伝送路を一周
する時間以上に設定した場合、伝送路を一周したデータ
を確実に破棄することができるので、ノイズによる誤動
作を低減することができ、データの送受信の信頼性を向
上することができる。また、本発明の記録媒体は、自ノ
ードのLAN接続機器が生成したパケットデータの送信
時にノイズを確実に破棄することができるので、ノイズ
による誤動作を低減することができ、データの送受信の
信頼性を向上することができる。
【0014】また、本発明のトークンリングネットワー
クは、リング状に構成され、データを伝達するデータ伝
達手段と、前記データ伝達手段に接続された請求項1又
は4に記載のデータ送受信装置とを備え、前記所定時間
が、前記データ後端検出手段によって後端を検出された
データが前記データ伝達手段を一周する時間以上の時間
であることを特徴とするものである。この構成により、
本発明のトークンリングネットワークは、伝送路を一周
したデータを確実に破棄することができるので、ノイズ
による誤動作を低減することができ、データの送受信の
信頼性を向上することができる。
【0015】また、本発明のデータ送受信装置は、トー
クンリングネットワークに備えられ、データの送受信を
行うデータ送受信装置おいて、データが入力される第一
入力手段及び第二入力手段と、前記第一入力手段に入力
されたデータを伝達させるか否かを切り替える切替手段
と、データの宛先が自分宛であるかを検出する宛先検出
手段と、データの後端を検出するデータ後端検出手段
と、前記第一入力手段に入力されたデータの宛先が自分
宛であることが前記宛先検出手段によって検出された時
に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力
手段に入力されたデータの後端が前記データ後端検出手
段によって検出された後、所定時間が経過した時に、前
記切替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段
を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。この構成により、本発明のデータ送受信装置は、
トークンリングネットワークに用いられた場合、所定時
間を、データの送信先であるデータ送受信装置の電気ス
イッチが切断した後で、データの送信元であるデータ送
受信装置の電気スイッチが接続する時間にすることがで
きるので、トークンリングネットワーク上において、常
に何れかのデータ送受信装置の電気スイッチを切断させ
ることができる。したがって、本発明のデータ送受信装
置は、伝送路上に発生したノイズを確実に破棄すること
ができるので、ノイズによる誤動作を低減することがで
き、データの送受信の信頼性を向上することができる。
【0016】また、本発明のデータ送受信方法は、デー
タが入力される第一入力手段及び第二入力手段と、前記
第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否かを
切り替える切替手段とを備え、トークンリングネットワ
ークに備えられ、データの送受信を行うデータ送受信装
置のデータ送受信方法であって、データの宛先が自分宛
であるかを検出する宛先検出ステップと、データの後端
を検出するデータ後端検出ステップと、前記第一入力手
段に入力されたデータの宛先が自分宛であることが前記
宛先検出手段によって検出された時に、前記切替手段が
データを伝達させず、前記第二入力手段に入力されたデ
ータの後端が前記データ後端検出手段によって検出され
た後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデータ
を伝達させるように、前記切替手段を制御する制御ステ
ップとを備えたことを特徴とするものである。この構成
により、本発明のデータ送受信方法は、トークンリング
ネットワークに用いられた場合、所定時間を、データの
送信先であるデータ送受信装置の電気スイッチが切断し
た後で、データの送信元であるデータ送受信装置の電気
スイッチが接続する時間にすることができるので、トー
クンリングネットワーク上において、常に何れかのデー
タ送受信装置の電気スイッチを切断させることができ
る。したがって、本発明のデータ送受信方法は、伝送路
上に発生したノイズを確実に破棄することができるの
で、ノイズによる誤動作を低減することができ、データ
の送受信の信頼性を向上することができる。
【0017】また、本発明の記録媒体は、データが入力
される第一入力手段及び第二入力手段と、前記第一入力
手段に入力されたデータを伝達させるか否かを切り替え
る切替手段とを備え、トークンリングネットワークに備
えられ、データの送受信を行うデータ送受信装置のデー
タ送受信方法を実行可能なプログラムを記録した記録媒
体であって、データの宛先が自分宛であるかを検出する
宛先検出ステップと、データの後端を検出するデータ後
端検出ステップと、前記第一入力手段に入力されたデー
タの宛先が自分宛であることが前記宛先検出手段によっ
て検出された時に、前記切替手段がデータを伝達させ
ず、前記第二入力手段に入力されたデータの後端が前記
データ後端検出手段によって検出された後、所定時間が
経過した時に、前記切替手段がデータを伝達させるよう
に、前記切替手段を制御する制御ステップとを備えたプ
ログラムを記録したものである。この構成により、本発
明の記録媒体は、トークンリングネットワークに用いら
れた場合、所定時間を、データの送信先であるデータ送
受信装置の電気スイッチが切断した後で、データの送信
元であるデータ送受信装置の電気スイッチが接続する時
間にすることができるので、トークンリングネットワー
ク上において、常に何れかのデータ送受信装置の電気ス
イッチを切断させることができる。したがって、本発明
の記録媒体は、伝送路上に発生したノイズを確実に破棄
することができるので、ノイズによる誤動作を低減する
ことができ、データの送受信の信頼性を向上することが
できる。
【0018】また、本発明のトークンリングネットワー
クは、リング状に構成され、データを伝達するデータ伝
達手段と、前記データ伝達手段に接続された複数の請求
項8に記載のデータ送受信装置とを備え、前記所定時間
が、前記第二入力手段に入力されたデータの後端が前記
データ後端検出手段によって検出されてから、前記第二
入力手段に入力されたデータの送信先である前記データ
送受信装置の前記切替手段がデータを伝達させなくなる
までの時間以上の時間であることを特徴とするものであ
る。この構成により、本発明のトークンリングネットワ
ークは、トークンリングネットワーク上において、常に
何れかのデータ送受信装置の電気スイッチを切断させる
ことができ、伝送路上に発生したノイズを確実に破棄す
ることができるので、ノイズによる誤動作を低減するこ
とができ、データの送受信の信頼性を向上することがで
きる。
【0019】
〔第1実施形態〕
【0020】図1〜図4を用いて本発明の第1実施形態
に係るトークンリングネットワーク100について説明
する。
【0021】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク100の構成について、図1及び図2を用い
て説明する。
【0022】図1において、トークンリングネットワー
ク100は、リング状に構成され、データを伝達するデ
ータ伝達手段としての伝送路101と、伝送路101に
接続された複数のノード150、200及び250と、
を備えており、複数のノード150、200及び250
は、それぞれ、伝送路101に接続され、データの送受
信を行うデータ送受信装置160、210及び260
と、LAN接続機器190、240及び290とを備え
ている。
【0023】図2において、データ送受信装置210
は、ノード150(図1参照)からデータが入力される
第一入力手段としてのレシーバ211と、LAN接続機
器240にデータを出力するデータ出力部212と、L
AN接続機器240からデータが入力される第二入力手
段としてのデータ入力部213と、ノード250(図1
参照)にデータを出力するドライバ214と、レシーバ
211に入力されたデータをドライバ214に直接伝達
させるか否かを切り替える、換言すると、伝送路101
の接続又は切断を切り替える切替手段としての電気スイ
ッチ215とを備えている。
【0024】また、データ送受信装置210は、電気ス
イッチ215の切断及び接続を制御する電気スイッチ制
御信号を出力する制御信号出力部221と、電気スイッ
チ215に伝送路101を切断させる伝送路切断信号を
制御信号出力部221に出力する切断信号出力部222
と、電気スイッチ215に伝送路101を接続させるた
めの伝送路接続信号を制御信号出力部221に出力する
接続信号出力部223と、信号を伝達する信号伝達路2
31、232、233、234及び235とを備えてい
る。なお、制御信号出力部221、切断信号出力部22
2、及び、接続信号出力部223は、電気スイッチ21
5を制御する制御手段としての電気スイッチ制御部22
0を構成している。
【0025】ここで、切断信号出力部222は、LAN
接続機器240が生成したデータを、データ入力部21
3及びドライバ214を介して送信する際(以下、デー
タ送信時という。)、データの先端を検出するデータ先
端検出手段を構成しており、ノード150(図1参照)
からレシーバ211を介して入力されたデータを、電気
スイッチ215及びドライバ214を介して送信する際
(以下、データ中継時という。)、データの後端を検出
するデータ後端検出手段を構成している。また、接続信
号出力部223は、データ送信時、及び、データ中継
時、データの後端を検出するデータ後端検出手段を構成
している。
【0026】また、制御信号出力部221は、以下に述
べるように、少なくとも後端検出状態と、先端検出状態
との2つの状態を有しており、LAN接続機器240
は、制御信号出力部221の状態を変更する状態変更信
号を、信号伝達路241を介して切断信号出力部222
に送信するようになっている。より詳細に説明すると、
LAN接続機器240は、データ送信時、及び、データ
中継時に応じて、異なるレベルの状態変更信号を送信す
るようになっていて、制御信号出力部221は、データ
送信時、及び、データ中継時に、それぞれ、後端検出状
態、及び、先端検出状態を選択するようになっている。
【0027】ここで、後端検出状態とは、電気スイッチ
215が伝達させたデータの後端がデータ後端検出手
段、即ち、切断信号出力部222によって検出された時
に、電気スイッチ215がデータを伝達させず、電気ス
イッチ215が伝達させたデータの後端がデータ後端検
出手段、即ち、接続信号出力部223によって検出され
た後、接続信号出力部223によって後端を検出された
データが伝送路101を一周する時間以上の時間が経過
した時に、電気スイッチ215がデータを伝達させるよ
うに、電気スイッチ215を制御する状態である。ま
た、先端検出状態とは、データ入力部213に入力され
たデータの先端がデータ先端検出手段、即ち、切断信号
出力部222によって検出された時に、電気スイッチ2
15がデータを伝達させず、データ入力部213に入力
されたデータの後端がデータ後端検出手段、即ち、接続
信号出力部223によって検出された後、接続信号出力
部223によって後端を検出されたデータが伝送路10
1を一周する時間以上の時間が経過した時に、電気スイ
ッチ215がデータを伝達させるように、電気スイッチ
215を制御する状態である。
【0028】また、データ送受信装置210は、1個の
半導体基板230上に形成されている。
【0029】なお、以上においては、ノード200につ
いてのみ詳述したが、ノード150及び250について
も、ノード200と同様な構成をしている。
【0030】次に、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク100の作用について、図1〜図4を用いて
説明する。
【0031】まず、トークンリングネットワーク100
のデータ送信時の作用について説明する。なお、初期状
態では、図3に示す電気スイッチ制御信号115のレベ
ルは低レベルであり、電気スイッチ215は伝送路10
1を接続させている。
【0032】LAN接続機器240は、図3に示すパケ
ットデータ111を生成し、生成したパケットデータ1
11をデータ入力部213に入力するとともに、図3に
示す状態変更信号112のレベルを低レベルに変更し、
レベルを変更した状態変更信号112を、信号伝達路2
41を介して切断信号出力部222に入力する。ここ
で、LAN接続機器240によってデータ入力部213
に入力されたパケットデータ111は、信号伝達路23
5を介してドライバ214、切断信号出力部222、及
び、接続信号出力部223に入力される。ドライバ21
4は、パケットデータ111が入力されると、入力され
たパケットデータ111を、伝送路101を介してノー
ド250に送信する。
【0033】切断信号出力部222は、LAN接続機器
240によってレベルを低レベルに変更された状態変更
信号112が入力されると、入力された状態変更信号1
12のレベルを判定してデータ送信時であると判断す
る。データ送信時であると判断すると、切断信号出力部
222は、信号伝達路235を介して入力されたパケッ
トデータ111の先端を検出して、図3に示す伝送路切
断信号113を信号伝達路233を介して制御信号出力
部221に入力する。制御信号出力部221は、切断信
号出力部222によって伝送路切断信号113が入力さ
れると、図3に示す電気スイッチ制御信号115のレベ
ルを高レベルに変更し、レベルを変更した電気スイッチ
制御信号115を信号伝達路234を介して電気スイッ
チ215に出力して、電気スイッチ215に伝送路10
1を切断させる。
【0034】また、接続信号出力部223は、パケット
データ111が入力されると、入力されたパケットデー
タ111の後端を検出した後、図3に示す時間116
(図3参照)が経過した時に、図3に示す伝送路接続信
号114を信号伝達路232を介して制御信号出力部2
21に入力する。ここで、時間116は、データ後端検
出手段によって後端を検出されたデータ、即ち、パケッ
トデータ111が伝送路101を一周する時間以上の時
間である。制御信号出力部221は、接続信号出力部2
23によって伝送路接続信号114が入力されると、電
気スイッチ制御信号115のレベルを低レベルに変更
し、レベルを変更した電気スイッチ制御信号115を信
号伝達路234を介して電気スイッチ215に出力し
て、電気スイッチ215に伝送路101を接続させる。
【0035】以上において説明したように、データ送受
信装置210は、データ送信時の場合、切断信号出力部
222がLAN接続機器240によって生成されたパケ
ットデータ111の先端を検出してから、接続信号出力
部223がLAN接続機器240によって生成されたパ
ケットデータ111の後端を検出した後、時間116が
経過するまでの時間117(図3参照)の間、電気スイ
ッチ215に伝送路101を切断させるので、自己のL
AN接続機器240によって生成されたパケットデータ
111を確実に破棄することができる。
【0036】次に、トークンリングネットワーク100
のデータ中継時の作用について説明する。なお、初期状
態では、図4に示す電気スイッチ制御信号125のレベ
ルは低レベルであり、電気スイッチ215は伝送路10
1を接続させている。
【0037】ノード150が、図4に示すパケットデー
タ121を、伝送路101を介してレシーバ211に送
信すると、レシーバ211に送信されたパケットデータ
121は、信号伝達路231を介してデータ出力部21
2、及び、電気スイッチ215に入力される。
【0038】データ出力部212は、パケットデータ1
21が入力されると、入力されたパケットデータ121
をLAN接続機器240に入力する。LAN接続機器2
40は、ノード150から送信されたパケットデータ1
21が入力されると、状態変更信号122のレベルを高
レベルのまま維持し、レベルを維持した状態変更信号1
22を、信号伝達路241を介して切断信号出力部22
2に出力する。
【0039】また、電気スイッチ215は、パケットデ
ータ121が入力されると、入力されたパケットデータ
121を伝達し、伝達したパケットデータ121を信号
伝達路235を介してドライバ214、切断信号出力部
222、及び、接続信号出力部223に入力する。ドラ
イバ214は、パケットデータ121が入力されると、
入力されたパケットデータ121を、伝送路101を介
してノード250に送信する。
【0040】切断信号出力部222は、LAN接続機器
240によって状態変更信号122が送信されると、送
信された状態変更信号122のレベルを判定してデータ
中継時であると判断する。データ中継時であると判断す
ると、切断信号出力部222は、入力されたパケットデ
ータ121の後端を検出して、図4に示す伝送路切断信
号123を信号伝達路233を介して制御信号出力部2
21に入力する。制御信号出力部221は、切断信号出
力部222によって伝送路切断信号123が入力される
と、図4に示す電気スイッチ制御信号125のレベルを
高レベルに変更し、レベルを変更した電気スイッチ制御
信号125を、信号伝達路234を介して電気スイッチ
215に出力して、電気スイッチ215に伝送路101
を切断させる。
【0041】また、接続信号出力部223は、パケット
データ121が入力されると、入力されたパケットデー
タ121の後端を検出した後、データ後端検出手段によ
って後端を検出されたデータ、即ち、パケットデータ1
21が伝送路101を一周する時間以上の時間126
(図4参照)が経過した時に、図4に示す伝送路接続信
号124を、信号伝達路232を介して制御信号出力部
221に入力する。制御信号出力部221は、接続信号
出力部223によって伝送路接続信号124が入力され
ると、電気スイッチ制御信号125のレベルを低レベル
に変更し、レベルを変更した電気スイッチ制御信号12
5を信号伝達路234を介して電気スイッチ215に出
力して、電気スイッチ215に伝送路101を接続させ
る。
【0042】以上において説明したように、データ送受
信装置210は、データ中継時の場合、切断信号出力部
222がノード150から送信されたパケットデータ1
21の後端を検出してから、接続信号出力部223がノ
ード150から送信されたパケットデータ121の後端
を検出した後、時間126が経過するまでの時間127
(図4参照)の間、電気スイッチ215に伝送路101
を切断させるので、ノード150から送信されたパケッ
トデータ121が伝送路101を一周して再度データ送
受信装置210に戻ってきたとしても、ノード150か
ら送信されたパケットデータ121を確実に破棄するこ
とができる。また、伝送路101上にノイズが発生した
場合も、パケットデータと同様に、ノイズを中継したデ
ータ送受信装置が、中継したノイズを一周後に確実に破
棄することができる。
【0043】したがって、トークンリングネットワーク
100は、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。ま
た、データ送受信装置210は、配線が不要となるの
で、小型化することができ、消費電流を低減することが
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0044】なお、データ送受信装置の構成は、本実施
形態において示した構成に限らず、本発明によれば、デ
ータ中継時、伝送したデータの後端を検出した後、伝送
路101を切断し、伝送したデータが伝送路101を一
周する時間以上の時間が経過したときに、伝送路101
を接続する構成であれば良い。
【0045】なお、本実施形態においては、トークンリ
ングネットワーク100は、少なくとも3つのノード1
50、200及び250を有していたが、本発明によれ
ば、トークンリングネットワーク100は、2つ以上の
ノードを有していれば良い。 〔第2実施形態〕
【0046】図3〜図6を用いて本発明の第2実施形態
に係るトークンリングネットワーク300について説明
する。なお、トークンリングネットワーク300の構成
は、データ送受信装置の構成を除いて、図1に示す第1
実施形態に係るトークンリングネットワーク100とほ
ぼ同様であり、以下、第1実施形態に係るトークンリン
グネットワーク100とほぼ同様な構成及び作用につい
ては詳細な説明を省略する。
【0047】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク300の構成について、図5及び図6を用い
て説明する。
【0048】図5及び6において、トークンリングネッ
トワーク300のノード350のデータ送受信装置36
0は、演算を実行するCPU371と、CPU371に
よって実行されるプログラムを格納するROM372
と、情報を書き換え可能なRAM373とを備えてお
り、CPU371、ROM372及びRAM373は、
電気スイッチ215を制御する制御手段と、データの先
端を検出するデータ先端検出手段と、データの後端を検
出するデータ後端検出手段とを構成している。ここで、
CPU371は、アドレスバス、データバス、及び、コ
ントロールバスによってROM372及びRAM373
に接続されており、ROM372及びRAM373に読
み出し動作、及び、書き込み動作が可能な構成となって
いる。
【0049】次に、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク300の作用について、図3〜図6を用いて
説明する。
【0050】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク300のデータ送信時の作用について説明す
る。なお、初期状態では、図3に示す電気スイッチ制御
信号115のレベルは低レベルであり、電気スイッチ2
15は伝送路101を接続させている。
【0051】LAN接続機器240は、図3に示すパケ
ットデータ111を生成し、生成したパケットデータ1
11をデータ入力部213に入力するとともに、図3に
示す状態変更信号112のレベルを低レベルに変更し、
レベルを変更した状態変更信号112を、信号伝達路2
41を介してCPU371に入力する。ここで、LAN
接続機器240によってデータ入力部213に入力され
たパケットデータ111は、信号伝達路235を介して
ドライバ214、及び、CPU371に入力される。ド
ライバ214は、パケットデータ111が入力される
と、入力されたパケットデータ111を、伝送路101
を介してノード250に送信する。
【0052】CPU371は、LAN接続機器240に
よって状態変更信号112が入力されると、入力された
状態変更信号112のレベルを判定してデータ送信時で
あると判断する。CPU371は、データ送信時である
場合、信号伝達路235を介してパケットデータ111
が入力されると、入力されたパケットデータ111の先
端を検出して、図3に示す電気スイッチ制御信号115
のレベルを高レベルに変更し、レベルを変更した電気ス
イッチ制御信号115を信号伝達路234を介して電気
スイッチ215に出力して、電気スイッチ215に伝送
路101を切断させる。また、CPU371は、入力さ
れたパケットデータ111の後端を検出した後、パケッ
トデータ111が伝送路101を一周する時間以上の時
間116(図3参照)が経過した時に、電気スイッチ制
御信号115のレベルを低レベルに変更し、レベルを変
更した電気スイッチ制御信号115を信号伝達路234
を介して電気スイッチ215に出力して、電気スイッチ
215に伝送路101を接続させる。
【0053】以上において説明したように、データ送受
信装置360は、データ送信時の場合、CPU371が
LAN接続機器240によって生成されたパケットデー
タ111の先端を検出してから、CPU371がLAN
接続機器240によって生成されたパケットデータ11
1の後端を検出した後、時間116が経過するまでの時
間117(図3参照)の間、電気スイッチ215に伝送
路101を切断させるので、自己のLAN接続機器24
0によって生成されたパケットデータ111を確実に破
棄することができる。
【0054】次に、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワークのデータ中継時の作用について説明する。な
お、初期状態では、図4に示す電気スイッチ制御信号1
25のレベルは低レベルであり、電気スイッチ215は
伝送路101を接続させている。
【0055】ノード150が、図4に示すパケットデー
タ121を、伝送路101を介してレシーバ211に送
信すると、レシーバ211に送信されたパケットデータ
121は、信号伝達路231を介してデータ出力部21
2、及び、電気スイッチ215に入力される。
【0056】データ出力部212は、パケットデータ1
21が入力されると、入力されたパケットデータ121
をLAN接続機器240に入力する。ノード150から
送信されたパケットデータ121が入力されると、LA
N接続機器240は、状態変更信号122のレベルを高
レベルに維持し、レベルを維持した状態変更信号122
を、信号伝達路241を介してCPU371に出力す
る。
【0057】また、電気スイッチ215は、パケットデ
ータ121が入力されると、入力されたパケットデータ
121を伝達し、伝達したパケットデータ121を信号
伝達路235を介してドライバ214、及び、CPU3
71に入力する。ドライバ214は、パケットデータ1
21が入力されると、入力されたパケットデータ121
を、伝送路101を介してノード250に送信する。
【0058】CPU371は、LAN接続機器240に
よって状態変更信号122が送信されると、送信された
状態変更信号122のレベルを判定してデータ中継時で
あると判断する。CPU371は、データ中継時である
と判断すると、入力されたパケットデータ121の後端
を検出して、図4に示す電気スイッチ制御信号125の
レベルを高レベルに変更し、レベルを変更した電気スイ
ッチ制御信号125を、信号伝達路234を介して電気
スイッチ215に出力して、電気スイッチ215に伝送
路101を切断させる。また、CPU371は、パケッ
トデータ121が入力されると、入力されたパケットデ
ータ121の後端を検出した後、パケットデータ121
が伝送路101を一周する時間以上の時間126(図4
参照)が経過した時に、電気スイッチ制御信号125の
レベルを低レベルに変更し、レベルを変更した電気スイ
ッチ制御信号125を信号伝達路234を介して電気ス
イッチ215に出力して、電気スイッチ215に伝送路
101を接続させる。
【0059】以上において説明したように、データ送受
信装置360は、データ中継時の場合、CPU371が
ノード150から送信されたパケットデータ121の後
端を検出してから、CPU371がノード150から送
信されたパケットデータ121の後端を検出した後、時
間126が経過するまでの時間127(図4参照)の
間、電気スイッチ215に伝送路101を切断させるの
で、データ送受信装置360を通過したパケットデータ
121が伝送路101を一周して再度データ送受信装置
360に戻ってきたとしても、データ送受信装置360
を通過したパケットデータ121を確実に破棄すること
ができる。また、伝送路101上にノイズが発生した場
合も、パケットデータと同様に、ノイズを中継したデー
タ送受信装置が、中継したノイズを一周後に確実に破棄
することができる。
【0060】したがって、トークンリングネットワーク
300は、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。ま
た、データ送受信装置360は、配線が不要となるの
で、小型化することができ、消費電流を低減することが
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0061】なお、データ送受信装置の構成は、本実施
形態において示した構成に限らず、本発明によれば、デ
ータ中継時、伝送したデータの後端を検出した後、伝送
路101を切断し、伝送したデータが伝送路101を一
周する時間以上の時間が経過したときに、伝送路101
を接続する構成であれば良い。
【0062】なお、本実施形態においては、トークンリ
ングネットワーク300は、少なくとも3つのノード1
50、350及び250を有していたが、本発明によれ
ば、トークンリングネットワーク300は、2つ以上の
ノードを有していれば良い。 〔第3実施形態〕
【0063】図7〜図9を用いて本発明の第3実施形態
に係るトークンリングネットワーク400について説明
する。
【0064】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク400の構成について、図7及び図8を用い
て説明する。
【0065】図7において、トークンリングネットワー
ク400は、リング状に構成され、データを伝達するデ
ータ伝達手段としての伝送路401と、伝送路401に
接続された複数のノード450、500及び550とを
備えており、複数のノード450、500及び550
は、それぞれ、伝送路401に接続され、データの送受
信を行うデータ送受信装置460、510及び560
と、LAN接続機器490、540及び590とを備え
ている。
【0066】図8において、データ送受信装置510
は、ノード450からデータが入力される第一入力手段
としてのレシーバ511と、LAN接続機器540にデ
ータを出力するデータ出力部512と、LAN接続機器
540からデータが入力される第二入力手段としてのデ
ータ入力部513と、ノード550にデータを出力する
ドライバ514と、レシーバ511に入力されたデータ
をドライバ514に直接伝達させるか否かを切り替え
る、換言すると、伝送路401の接続又は切断を切り替
える切替手段としての電気スイッチ515とを備えてい
る。
【0067】また、データ送受信装置510は、電気ス
イッチ515の切断及び接続を制御する電気スイッチ制
御信号を出力する制御信号出力部521と、電気スイッ
チ515に伝送路401を切断させる伝送路切断信号を
制御信号出力部521に出力する切断信号出力部522
と、電気スイッチ515に伝送路401を接続させるた
めの伝送路接続信号を制御信号出力部521に出力する
接続信号出力部523と、信号を伝達する信号伝達路5
31、532、533、534及び535とを備えてい
る。なお、制御信号出力部521、切断信号出力部52
2、及び、接続信号出力部523は、電気スイッチ51
5を制御する制御手段としての電気スイッチ制御部52
0を構成している。
【0068】また、切断信号出力部522は、データの
宛先が自分宛であるかを検出する宛先検出手段を構成し
ており、接続信号出力部523は、データの後端を検出
するデータ後端検出手段を構成している。なお、本実施
形態に係るデータは、図9に示すパケットデータ41
1、412及び413のようなパケットデータであり、
後端部分に宛先として送信先のノードのノード番号が記
録されている。ここで、ノード450、500及び55
0のノード番号は、それぞれ、“01”、“02”及び
“03”である。
【0069】また、電気スイッチ制御部520は、レシ
ーバ511に入力されたデータの宛先が自分宛であるこ
とが切断信号出力部522によって検出された時に、電
気スイッチ515がデータを伝達させず、データ入力部
513に入力されたデータの後端が接続信号出力部52
3によって検出された後、データ入力部513に入力さ
れたデータの後端が接続信号出力部523によって検出
されてから、データ入力部513に入力されたデータの
送信先であるデータ送受信装置の電気スイッチがデータ
を伝達させなくなるまでの時間以上の時間が経過した時
に、電気スイッチ515がデータを伝達させるように、
電気スイッチ515を制御している。
【0070】また、データ送受信装置510は、1個の
半導体基板530上に形成されている。
【0071】なお、以上においては、ノード500につ
いてのみ詳述したが、ノード450及び550について
も、ノード500と同様な構成をしている。
【0072】次に、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク400の作用について、図7〜図9を用いて
説明する。なお、初期状態では、図9に示す電気スイッ
チ制御信号416のレベルは低レベルであり、電気スイ
ッチ515は伝送路401を接続させている。
【0073】ノード450が、図9に示すパケットデー
タ411を、伝送路401を介してノード500のレシ
ーバ511に送信すると、レシーバ511に送信された
パケットデータ411は、信号伝達路531を介してデ
ータ出力部512、切断信号出力部522、及び、電気
スイッチ515に入力される。
【0074】電気スイッチ515は、パケットデータ4
11が入力されると、入力されたパケットデータ411
を伝達し、伝達したパケットデータ411を信号伝達路
535を介してドライバ514に入力する。ドライバ5
14は、パケットデータ411が入力されると、入力さ
れたパケットデータ411を、伝送路401を介してノ
ード550に送信する。
【0075】また、切断信号出力部522は、パケット
データ411が入力されると、パケットデータ411の
宛先が自分宛である場合、即ち、パケットデータ411
の後端部分に記録されたノード番号が“02”である場
合、パケットデータ411の宛先が自分宛であることを
検出し、図9に示す伝送路切断信号414を信号伝達路
533を介して制御信号出力部521に出力する。制御
信号出力部521は、切断信号出力部522によって伝
送路切断信号414が入力されると、図9に示す電気ス
イッチ制御信号416のレベルを高レベルに変更し、レ
ベルを変更した電気スイッチ制御信号416を、信号伝
達路534を介して電気スイッチ515に出力して、電
気スイッチ515に伝送路401を切断させる。
【0076】また、データ出力部512は、パケットデ
ータ411が入力されると、入力されたパケットデータ
411をLAN接続機器540に入力する。LAN接続
機器540は、パケットデータ411が入力されると、
パケットデータ411の宛先が自分宛である場合、即
ち、パケットデータ411の後端部分に記録されたノー
ド番号が“02”である場合、パケットデータ411の
後端部分に記録されるノード番号を“03”に変更する
ことによって、図9に示すパケットデータ412を生成
し、生成したパケットデータ412をデータ入力部51
3に入力する。
【0077】データ入力部513は、パケットデータ4
12が入力されると、入力されたパケットデータ412
を、信号伝達路535を介してドライバ514及び接続
信号出力部523に入力する。ドライバ514は、パケ
ットデータ412が入力されると、入力されたパケット
データ412を、伝送路401を介してノード550に
送信する。
【0078】接続信号出力部523は、パケットデータ
412が入力されると、入力されたパケットデータ41
2の後端を検出した後、接続信号出力部523がパケッ
トデータ412の後端を検出してからパケットデータ4
12の送信先であるデータ送受信装置560の電気スイ
ッチがデータを伝達させなくなるまでの時間、即ち、図
9に示す時間422以上の時間、即ち、図9に示す時間
421が経過した時に、図9に示す伝送路接続信号41
5を、信号伝達路532を介して制御信号出力部521
に入力する。制御信号出力部521は、接続信号出力部
523によって伝送路接続信号415が入力されると、
電気スイッチ制御信号416のレベルを低レベルに変更
し、レベルを変更した電気スイッチ制御信号416を信
号伝達路534を介して電気スイッチ515に出力し
て、電気スイッチ515に伝送路401を接続させる。
【0079】以上において説明したように、トークンリ
ングネットワーク400中の全てのデータ送受信装置
が、データ送受信装置510のように、自分宛のパケッ
トデータを受信した時、伝送路401を切断するととも
に、生成したパケットデータの送信先のデータ送受信装
置が伝送路401を切断した後、伝送路401を接続す
る構成であれば、トークンリングネットワーク400
は、パケットデータの送受信時、トークンリングネット
ワーク400中の何れかのデータ送受信装置によって、
伝送路401を切断されるので、伝送路401上にノイ
ズが発生した場合、ノイズを確実に破棄することができ
る。
【0080】したがって、トークンリングネットワーク
400は、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。ま
た、データ送受信装置510は、配線が不要となるの
で、小型化することができ、消費電流を低減することが
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0081】なお、データ送受信装置の構成は、本実施
形態において示した構成に限らず、本発明によれば、自
分宛のパケットデータを受信した時、伝送路401を切
断するとともに、生成したパケットデータの送信先のデ
ータ送受信装置が伝送路401を切断した後、伝送路4
01を接続する構成であれば他の構成であっても良い。
【0082】なお、本実施形態においては、トークンリ
ングネットワーク400は、少なくとも3つのノード4
50、500及び550を有していたが、本発明によれ
ば、トークンリングネットワーク400は、2つ以上の
ノードを有していれば良い。 〔第4実施形態〕
【0083】図9〜図13を用いて本発明の第4実施形
態に係るトークンリングネットワーク600について説
明する。なお、トークンリングネットワーク600の構
成は、データ送受信装置の構成を除いて、図7に示す第
3実施形態に係るトークンリングネットワーク400と
ほぼ同様であるので、以下、第3実施形態に係るトーク
ンリングネットワーク400とほぼ同様な構成及び作用
については詳細な説明を省略する。
【0084】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク600の構成について、図10及び図11を
用いて説明する。
【0085】図11において、トークンリングネットワ
ーク600のノード650のデータ送受信装置660
は、演算を実行するCPU671と、CPU671によ
って実行されるプログラムを格納するROM672と、
情報を書き換え可能なRAM673とを備えており、C
PU671、ROM672及びRAM673は、電気ス
イッチ515を制御する制御手段と、データの宛先が自
分宛であるかを検出する宛先検出手段と、データの後端
を検出するデータ後端検出手段とを構成している。ここ
で、CPU671は、アドレスバス、データバス、及
び、コントロールバスによってROM672及びRAM
673に接続されており、ROM672及びRAM67
3に読み出し動作、及び、書き込み動作が可能な構成と
なっている。
【0086】また、RAM673は、図13に示すよう
に、ノード650のノード番号を格納する自ノード番号
レジスタと、次にパケットデータを送信するノードのノ
ード番号を格納する次送信ノード番号レジスタと、送信
するパケットデータを格納する送信レジスタ(以下、T
XREGという。)と、受信したパケットデータを格納
する受信レジスタ(以下、RXREGという。)と、電
気スイッチ515を接続する際に用いられる接続検出フ
ラグと、電気スイッチ515を切断する際に用いられる
切断検出フラグとを備えている。
【0087】また、CPU671は、伝送路401の伝
送レートが1kbpsの時、1ms毎にタイマ割り込み
が発生するようになっている。換言すると、CPU67
1は、データ送受信装置660がデータを1bit送信
又は受信する毎に、ROM672に格納されているプロ
グラムを実行することができるようになっている。
【0088】次に、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク600の作用について、図9〜図13を用い
て説明する。なお、初期状態では、図9に示す電気スイ
ッチ制御信号416のレベルは低レベルであり、電気ス
イッチ515は伝送路401を接続させている。また、
RAM673の切断検出フラグ、及び、接続検出フラグ
は、クリア状態になっている。
【0089】まず、本実施形態に係るトークンリングネ
ットワーク600のデータ送信時の作用について説明す
る。
【0090】LAN接続機器540が、データ送受信装
置660に接続されると、LAN接続機器540から、
信号伝達路541、及び、CPU671を介して、RA
M673の自ノード番号レジスタに、例えば、“02”
というノード番号が記憶される。
【0091】ノード450が、図9に示すパケットデー
タ411を、伝送路401を介してレシーバ511に送
信すると、レシーバ511に送信されたパケットデータ
411は、信号伝達路531を介して電気スイッチ51
5、CPU671、及び、データ出力部512に入力さ
れる。
【0092】電気スイッチ515は、パケットデータ4
11が入力されると、入力されたパケットデータ411
を伝達し、伝達したパケットデータ411を信号伝達路
535を介してドライバ514に入力する。ドライバ5
14は、パケットデータ411が入力されると、入力さ
れたパケットデータ411を、伝送路401を介してノ
ード550に送信する。
【0093】また、CPU671は、パケットデータ4
11が入力されると、パケットデータ411を1bit
間隔でサンプリングし、結果をRAM673のRXRE
Gに1bitシフトで格納する(ステップS700)。
パケットデータ411のサンプリングが終了すると、R
AM673の切断検出フラグがセットされていないので
(ステップS702)、パケットデータ411の後端部
分に記録されたノード番号とRAM673の自ノード番
号レジスタに記憶された自ノード番号“02”とが一致
するか否かを判断する(ステップS703)。パケット
データ411の後端部分に記録されたノード番号とRA
M673の自ノード番号レジスタに記憶された自ノード
番号“02”とが一致する場合、RAM673の切断検
出フラグをセットした後(ステップS704)、図9に
示す電気スイッチ制御信号416のレベルを高レベルに
変更し(ステップS705)、レベルを変更した電気ス
イッチ制御信号416を、信号伝達路534を介して電
気スイッチ515に出力して、電気スイッチ515に伝
送路401を切断させる。
【0094】また、データ出力部512は、パケットデ
ータ411が入力されると、入力されたパケットデータ
411をLAN接続機器540に入力する。LAN接続
機器540は、パケットデータ411が入力されると、
パケットデータ411の宛先が自分宛である場合、即
ち、パケットデータ411の後端部分に記録されたノー
ド番号が“02”である場合、パケットデータ411の
後端部分に記録されるノード番号を“03”に変更する
ことによって、図9に示すパケットデータ412を生成
し、生成したパケットデータ412をデータ入力部51
3に入力する。また、LAN接続機器540は、パケッ
トデータ411が入力されると、パケットデータ411
の宛先が自分宛である場合、RAM673の次送信ノー
ド番号レジスタに記録されるノード番号を“03”に変
更する。
【0095】データ入力部513は、パケットデータ4
12が入力されると、入力されたパケットデータ412
を、信号伝達路535を介してドライバ514及びCP
U671に入力する。ドライバ514は、パケットデー
タ412が入力されると、入力されたパケットデータ4
12を、伝送路401を介してノード550に送信す
る。
【0096】CPU671は、パケットデータ412が
入力されると、パケットデータ412を1bit間隔で
サンプリングし、結果をRAM673のTXREGに1
bitシフトで格納する(ステップS701)。CPU
671は、パケットデータ412のサンプリングが終了
すると、RAM673の切断検出フラグがセットされて
いるか否かを判断し(ステップS702)、RAM67
3の切断検出フラグがセットされているので、RAM6
73の接続検出フラグがセットされているか否かを判断
する(ステップS706)。CPU671は、接続検出
フラグがセットされていないので、パケットデータ41
2の後端部分に記録されたノード番号とRAM673の
次送信ノード番号レジスタに記録されている次送信ノー
ド番号“03”とが一致するか否かを判断する(ステッ
プS713)。CPU671は、パケットデータ412
の後端部分に記録されたノード番号とRAM673の次
送信ノード番号レジスタに記録されている次送信ノード
番号“03”とが一致する場合、RAM673の接続検
出フラグをセットした後(ステップS714)、一定の
時間でタイムアップするタイマをスタートする(ステッ
プS715)。ここで、一定の時間とは、CPU671
がパケットデータ412の後端を検出してからパケット
データ412の送信先であるデータ送受信装置560の
電気スイッチがデータを伝達させなくなるまでの時間、
即ち、図9に示す時間422以上の時間、即ち、図9に
示す時間421のことである。
【0097】CPU671は、RAM673の接続検出
フラグ及び切断検出フラグが共にセットされている場
合、タイムアップするまでタイマをカウントアップする
(ステップS707及びステップS708)。CPU6
71は、タイムアップを確認すると(ステップS70
8)、タイマ、切断検出フラグ、及び、接続検出フラグ
をクリアし(ステップS709、S710及びS71
1)、図9に示す電気スイッチ制御信号416のレベル
を低レベルに変更し(ステップS712)、レベルを変
更した電気スイッチ制御信号416を、信号伝達路53
4を介して電気スイッチ515に出力して、電気スイッ
チ515に伝送路401を接続させる。より詳細に説明
すると、CPU671は、CPU671が入力されたパ
ケットデータ412の後端を検出した後、図9に示す時
間421が経過した時に、電気スイッチ515に伝送路
401を接続させる。
【0098】以上において説明したように、トークンリ
ングネットワーク600中の全てのデータ送受信装置
が、データ送受信装置660のように、自分宛のパケッ
トデータを受信した時、伝送路401を切断するととも
に、生成したパケットデータの送信先のデータ送受信装
置が伝送路401を切断した後、伝送路401を接続す
る構成であれば、トークンリングネットワーク600
は、パケットデータの送受信時、トークンリングネット
ワーク600中の何れかのデータ送受信装置によって、
伝送路401を切断されるので、伝送路401上にノイ
ズが発生した場合、ノイズを確実に破棄することができ
る。
【0099】したがって、トークンリングネットワーク
600は、ノイズによる誤動作を低減することができ、
データの送受信の信頼性を向上することができる。ま
た、データ送受信装置660は、配線が不要となるの
で、小型化することができ、消費電流を低減することが
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0100】なお、データ送受信装置の構成は、本実施
形態において示した構成に限らず、本発明によれば、自
分宛のパケットデータを受信した時、伝送路401を切
断するとともに、生成したパケットデータの送信先のデ
ータ送受信装置が伝送路401を切断した後、伝送路4
01を接続する構成であれば他の構成であっても良い。
【0101】なお、本実施形態においては、トークンリ
ングネットワーク400は、少なくとも3つのノード4
50、600及び550を有していたが、本発明によれ
ば、トークンリングネットワーク400は、2つ以上の
ノードを有していれば良い。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トークンリングネットワーク、及び、それに用いられる
データ送受信装置、データ送受信方法、及び、記録媒体
は、ノイズによる誤動作を低減することができ、データ
の送受信の信頼性を向上することができる。また、本発
明によれば、トークンリングネットワーク、及び、それ
に用いられるデータ送受信装置、データ送受信方法、及
び、記録媒体は、配線が不要となるので、小型化するこ
とができ、消費電流を低減することができるとともに、
製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にトークンリングネット
ワークのブロック図
【図2】図1に示したトークンリングネットワークのノ
ードのブロック図
【図3】図1に示したトークンリングネットワークのデ
ータ送信時のタイミングチャート
【図4】図1に示したトークンリングネットワークのデ
ータ中継時のタイミングチャート
【図5】本発明の第2実施形態にトークンリングネット
ワークのブロック図
【図6】図5に示したトークンリングネットワークのノ
ードのブロック図
【図7】本発明の第3実施形態にトークンリングネット
ワークのブロック図
【図8】図7に示したトークンリングネットワークのノ
ードのブロック図
【図9】図7に示したトークンリングネットワークのデ
ータ中継時のタイミングチャート
【図10】本発明の第4実施形態にトークンリングネッ
トワークのブロック図
【図11】図10に示したトークンリングネットワーク
のノードのブロック図
【図12】図10に示したトークンリングネットワーク
のノードの作用を説明するためのフローチャート
【図13】図11に示したノードのRAMの内部構成図
【図14】従来のトークンリングネットワークのブロッ
ク図
【図15】図14に示したトークンリングネットワーク
のデータ送受信時のタイミングチャート
【符号の説明】
100、300 トークンリングネットワーク 160、210、260、360 データ送受信装
置 211 レシーバ(第一入力手段) 213 データ入力部(第二入力手段) 215 電気スイッチ(切替手段) 222 切断信号出力部(データ後端検出手段、デ
ータ先端検出手段) 223 接続信号出力部(データ後端検出手段) 220 電気スイッチ制御部(制御手段) 371 CPU(データ後端検出手段、データ先端
検出手段、制御手段) 372 ROM(データ後端検出手段、データ先端
検出手段、制御手段、記録媒体) 373 RAM(データ後端検出手段、データ先端
検出手段、制御手段) 101 伝送路(データ伝達手段) 230 半導体基板 400、600 トークンリングネットワーク 460、510、560、660 データ送受信装
置 511 レシーバ(第一入力手段) 513 データ入力部(第二入力手段) 515 電気スイッチ(切替手段) 522 切断信号出力部(宛先検出手段) 523 接続信号出力部(データ後端検出手段) 520 電気スイッチ制御部(制御手段) 671 CPU(宛先検出手段、データ後端検出手
段、制御手段) 672 ROM(宛先検出手段、データ後端検出手
段、制御手段、記録媒体) 673 RAM(宛先検出手段、データ後端検出手
段、制御手段) 401 伝送路(データ伝達手段) 530 半導体基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トークンリングネットワークに備えら
    れ、データの送受信を行うデータ送受信装置おいて、 データが入力される第一入力手段と、 前記第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否
    かを切り替える切替手段と、 データの後端を検出するデータ後端検出手段と、 前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後
    端検出手段によって検出された時に、前記切替手段がデ
    ータを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデータの
    後端が前記データ後端検出手段によって検出された後、
    所定時間が経過した時に、前記切替手段がデータを伝達
    させるように、前記切替手段を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とするデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】 データが入力される第一入力手段と、前
    記第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否か
    を切り替える切替手段とを備え、トークンリングネット
    ワークに備えられ、データの送受信を行うデータ送受信
    装置のデータ送受信方法であって、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後
    端検出ステップによって検出された時に、前記切替手段
    がデータを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデー
    タの後端が前記データ後端検出ステップによって検出さ
    れた後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデー
    タを伝達させるように、前記切替手段を制御する制御ス
    テップとを備えたことを特徴とするデータ送受信方法。
  3. 【請求項3】 データが入力される第一入力手段と、前
    記第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否か
    を切り替える切替手段とを備え、トークンリングネット
    ワークに備えられ、データの送受信を行うデータ送受信
    装置のデータ送受信方法を実行可能なプログラムを記録
    した記録媒体であって、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後
    端検出ステップによって検出された時に、前記切替手段
    がデータを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデー
    タの後端が前記データ後端検出ステップによって検出さ
    れた後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデー
    タを伝達させるように、前記切替手段を制御する制御ス
    テップとを備えたプログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 データが入力される第二入力手段と、デ
    ータの先端を検出するデータ先端検出手段とを備え、 前記制御手段が、前記切替手段が伝達させたデータの後
    端が前記データ後端検出手段によって検出された時に、
    前記切替手段がデータを伝達させず、前記切替手段が伝
    達させたデータの後端が前記データ後端検出手段によっ
    て検出された後、所定時間が経過した時に、前記切替手
    段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制御す
    る後端検出状態と、前記第二入力手段に入力されたデー
    タの先端が前記データ先端検出手段によって検出された
    時に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入
    力手段に入力されたデータの後端が前記データ後端検出
    手段によって検出された後、所定時間が経過した時に、
    前記切替手段がデータを伝達させるように、前記切替手
    段を制御する先端検出状態との2つの状態を有し、入力
    される信号によって前記2つの状態の何れかの状態を選
    択することを特徴とする請求項1に記載のデータ送受信
    装置。
  5. 【請求項5】 データが入力される第一入力手段及び第
    二入力手段と、前記第一入力手段に入力されたデータを
    伝達させるか否かを切り替える切替手段と、を備え、ト
    ークンリングネットワークに備えられ、データの送受信
    を行うデータ送受信装置のデータ送受信方法であって、 データの先端を検出するデータ先端検出ステップと、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後
    端検出ステップによって検出された時に、前記切替手段
    がデータを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデー
    タの後端が前記データ後端検出ステップによって検出さ
    れた後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデー
    タを伝達させるように、前記切替手段を制御する後端検
    出状態と、前記第二入力手段に入力されたデータの先端
    が前記データ先端検出ステップによって検出された時
    に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力
    手段に入力されたデータの後端が前記データ後端検出ス
    テップによって検出された後、所定時間が経過した時
    に、前記切替手段がデータを伝達させるように、前記切
    替手段を制御する先端検出状態と、の2つの状態を有
    し、入力される信号によって前記2つの状態の何れかの
    状態を選択する制御ステップとを備えたことを特徴とす
    るデータ送受信方法。
  6. 【請求項6】 データが入力される第一入力手段及び第
    二入力手段と、前記第一入力手段に入力されたデータを
    伝達させるか否かを切り替える切替手段とを備え、トー
    クンリングネットワークに備えられ、データの送受信を
    行うデータ送受信装置のデータ送受信方法を実行可能な
    プログラムを記録した記録媒体であって、 データの先端を検出するデータ先端検出ステップと、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記切替手段が伝達させたデータの後端が前記データ後
    端検出ステップによって検出された時に、前記切替手段
    がデータを伝達させず、前記切替手段が伝達させたデー
    タの後端が前記データ後端検出ステップによって検出さ
    れた後、所定時間が経過した時に、前記切替手段がデー
    タを伝達させるように、前記切替手段を制御する後端検
    出状態と、前記第二入力手段に入力されたデータの先端
    が前記データ先端検出ステップによって検出された時
    に、前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力
    手段に入力されたデータの後端が前記データ後端検出ス
    テップによって検出された後、所定時間が経過した時
    に、前記切替手段がデータを伝達させるように、前記切
    替手段を制御する先端検出状態と、の2つの状態を有
    し、入力される信号によって前記2つの状態の何れかの
    状態を選択する制御ステップとを備えたプログラムを記
    録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 リング状に構成され、データを伝達する
    データ伝達手段と、 前記データ伝達手段に接続された請求項1又は4に記載
    のデータ送受信装置とを備え、 前記所定時間が、前記データ後端検出手段によって後端
    を検出されたデータが前記データ伝達手段を一周する時
    間以上の時間であることを特徴とするトークンリングネ
    ットワーク。
  8. 【請求項8】 トークンリングネットワークに備えら
    れ、データの送受信を行うデータ送受信装置おいて、 データが入力される第一入力手段及び第二入力手段と、 前記第一入力手段に入力されたデータを伝達させるか否
    かを切り替える切替手段と、 データの宛先が自分宛であるかを検出する宛先検出手段
    と、 データの後端を検出するデータ後端検出手段と、 前記第一入力手段に入力されたデータの宛先が自分宛で
    あることが前記宛先検出手段によって検出された時に、
    前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力手段
    に入力されたデータの後端が前記データ後端検出手段に
    よって検出された後、所定時間が経過した時に、前記切
    替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とするデータ送受
    信装置。
  9. 【請求項9】 データが入力される第一入力手段及び第
    二入力手段と、前記第一入力手段に入力されたデータを
    伝達させるか否かを切り替える切替手段と、を備え、ト
    ークンリングネットワークに備えられ、データの送受信
    を行うデータ送受信装置のデータ送受信方法であって、 データの宛先が自分宛であるかを検出する宛先検出ステ
    ップと、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記第一入力手段に入力されたデータの宛先が自分宛で
    あることが前記宛先検出手段によって検出された時に、
    前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力手段
    に入力されたデータの後端が前記データ後端検出手段に
    よって検出された後、所定時間が経過した時に、前記切
    替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制
    御する制御ステップとを備えたことを特徴とするデータ
    送受信方法。
  10. 【請求項10】 データが入力される第一入力手段及び
    第二入力手段と、前記第一入力手段に入力されたデータ
    を伝達させるか否かを切り替える切替手段とを備え、ト
    ークンリングネットワークに備えられ、データの送受信
    を行うデータ送受信装置のデータ送受信方法を実行可能
    なプログラムを記録した記録媒体であって、 データの宛先が自分宛であるかを検出する宛先検出ステ
    ップと、 データの後端を検出するデータ後端検出ステップと、 前記第一入力手段に入力されたデータの宛先が自分宛で
    あることが前記宛先検出手段によって検出された時に、
    前記切替手段がデータを伝達させず、前記第二入力手段
    に入力されたデータの後端が前記データ後端検出手段に
    よって検出された後、所定時間が経過した時に、前記切
    替手段がデータを伝達させるように、前記切替手段を制
    御する制御ステップとを備えたプログラムを記録した記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 リング状に構成され、データを伝達す
    るデータ伝達手段と、 前記データ伝達手段に接続された複数の請求項8に記載
    のデータ送受信装置とを備え、 前記所定時間が、前記第二入力手段に入力されたデータ
    の後端が前記データ後端検出手段によって検出されてか
    ら、前記第二入力手段に入力されたデータの送信先であ
    る前記データ送受信装置の前記切替手段がデータを伝達
    させなくなるまでの時間以上の時間であることを特徴と
    するトークンリングネットワーク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035492A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Cell Cross Corporation 通信装置

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WO2006035492A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Cell Cross Corporation 通信装置

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