JPH0477141A - 不定形通信網のノード装置 - Google Patents

不定形通信網のノード装置

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JPH0477141A
JPH0477141A JP2188855A JP18885590A JPH0477141A JP H0477141 A JPH0477141 A JP H0477141A JP 2188855 A JP2188855 A JP 2188855A JP 18885590 A JP18885590 A JP 18885590A JP H0477141 A JPH0477141 A JP H0477141A
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gate
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Kazunori Hoshi
和徳 星
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ローカルエリアネットワークの081層、網
と網制御層に関し、特に不定形通信網のノード装置に関
する。
従来の技術 ローカルエリアネットワーク(LAN)や公衆回線網な
ど、特にマルチメディア通信に適用可能な通信網として
、例えば特開昭63−74349号公報には、生体の神
経細胞のアナロジ−によるマルチチャネルの格子状通信
網が提案されている。
これは、多大カー出力信号の通信制御要素をノードとし
て多結合構造に接続して通信網を構成し、各ノードでは
デジタル信号を先着順論理により転送する通信網形態を
とっている。
この格子状通信網は特に次の点で優れている。
1つは、多結合構造のためネットワークトポロジーの自
由度が高いことである。従って、フォルトトレランシ−
(生残性)が高い、即ち網の一部に障害があっても他の
ルートで通信が適応的に確保される。つぎに、先着順論
理によって、最適の通信経路が選択されることである。
また、このシステムは、ノードにおいて同時に複数の接
続チャネルを確立するマルチチャネル方式をとり、効率
的に全二重通信を確立するものである。このような格子
状通信網は、例えば○SI(開放型システム間相互接続
)の物理層からネットワーク層に効果的に適用される。
このようなノード装置にあっては、何らかの信号が入っ
てくると、これをブロードキャストしく一斉放送)、ス
タートシーケンスを開始する。
即ち、信号入力があったときのレスポンスを速くするた
め、入ってきた信号が正常か否か判別せずに直ちにブロ
ードキャストするようにしている。
発明が解決しようとする課題 この結果、入ってきた信号が何らかの異常を含むノイズ
信号の場合には、誤ったパス固定がなされる等の、ノー
ド装置の誤動作を引き起こす場合がある。よって、ネッ
トワークの効率を低下させる一因となり得る。
課題を解決するための手段 端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の送信
線が接続される少なくとも1つの出力手段と、前記送信
線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続される少な
くとも1つの入力手段と、これらの入力手段と出力手段
とを接続する接続手段と、前記接続手段をシーケンシャ
ルに制御して前記入力手段を選択的に前記出力手段に接
続させる制御手段とよりなり、この制御手段を、前記入
力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に往信号
の到来した先着入力手段を識別する先着入力検出手段と
、この先着入力手段に対応する出力手段から所定の信号
を出力する信号出力手段と、前記先着入力検出手段の識
別から所定の期間の時限を開始する時限手段と、この時
限手段による時限に応じて前記入力手段の前記受信線か
らの復信号の受信状態を監視する監視手段と、設定され
た通信経路の通信終了を検出する通信終了検出手段と、
前記往信号がノイズ信号か否かを判定するノイズ信号検
出手段とを有するものとし、前記制御手段により前記接
続手段を制御して前記入力手段の内で既に設定されてい
る通信に含まれない伝送路について遊休状態にある入力
手段を少なくともこの入力手段に対応する出力手段を除
く全出力手段に接続し、前記先着入力検出手段の識別に
応動して前記制御手段により前記接続手段を制御し、前
記先着入力手段を除く全入力手段について対応する出力
手段との間の接続を断として、前記先着入力手段からこ
の先着入力手段に対応する出力手段を除く全量ノJ手段
へ前記往信号を転送させる開始シーケンスを行い、前記
入力手段の内でこの往信号の転送を行った出力手段に対
応する入力手段に前記受信線から復信号が到来するかを
前記監視手段により監視し、復信号を受信した入力手段
を前記先着入力手段に対応する出力手段に接続するとと
もに先着入力手段をこの復信号を受信した入力手段に対
応する出力手段に接続してこれらの入出力手段間の接続
を固定する一方、他の全入力手段を少なくともこの入力
手段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続する応
答シーケンスを行い、前記通信終了検出手段による通信
終了検出により前記接続手段を制御して固定された入出
力手段間の接続を開放し、又は、接続固定前の通信終了
検出により前記接続手段を制御して遊休状態の入出力手
段間を接続する終了シーケンスを行い、前記開始シーケ
ンスで転送させた往信号を前記ノイズ信号検出手段によ
りノイズ信号と判定したとき、この開始シーケンスの終
了後直ちに前記終了シーケンスを行うようにした。
作用 上記構成によれば、異常なノイズ信号が入力されたとき
には、開始シーケンスにより各ノード装置に転送させた
としても、応答シーケンスを実行せずに、開始シーケン
ス後直ちに終了シーケンスを行い、初期化することにな
り、誤った通信経路固定等の誤動作を未然に防止できる
実施例 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
本発明によるノード装置を適用した不定形通信網は、第
3図に例示するようにノード装置10が伝送路12によ
って2次元又は3次元に格子状に接続される格子状通信
網として有利に実現されるが、その網構成は本質的に不
定形である。例えば線形、ループ状など他の形状の網構
成をとってもよい。
ノード装置10には複数の、この例では8本の入出力ポ
ートが設けられ、それらには伝送路12を介して他のノ
ード装置10、及び(又は)端末14が接続可能である
。入出力ポートの数に制限はなく、少なくとも1つ以上
あればよい。ノード装置10は、入出力ポートの容量内
であれば、伝送路12を介して接続されるノード装置1
0や端末14の数に制限はない。また、網金体を単一の
ノード装置10にて形成してもよく、また、複数のノー
ド装置10を例えば単一の印刷配線板に搭載して全体を
恰も1つのノード装置として扱い、実質的な入出力ボー
ト容量を増大させてもよい。
端末14は、本実施例では非同期にてデータを送受信可
能な端末装置であり、パソコンなどの処理システム、フ
ァイルステーションやプリントステーションなどのサー
ビスステーションなどを含む。端末14は後述のように
、全二重端末の場合、自局宛てのパケットを受信すると
直ちに応答信号を送出する方式のものが有利に使用され
る。
伝送路12は、例えば光ファイバによる光伝送路、又は
撚り線や同軸ケーブルなどの電気伝送路であり、本実施
例ではデータがアナログ又はデジタルで伝送される。ま
た、全二重構成をとっている。ノード装置10と端末1
4の間の伝送路12は、半二重構成をとってもよい。ま
た、トラヒックに応じてノード装置10相互間の伝送路
I2を複数本設けてもよい。
第4図を参照すると、ノード装置10は、伝送路】2か
らの受信線が接続される入力ポート(入力手段)20と
、伝送路12への送信線が接続される出力ポート(出力
手段)30を有し、両者がスイッチングゲート部(接続
手段)40を介して相互に接続されている。入力ポート
20は本実施例では8つの受信ないしは入力チャネル1
0〜17を有し、また、出力ポート30はこれに対応し
て8つの送信ないしは出力チャネル○0−o7を有する
。これによってノード装置10には、伝送路12を介し
て他のノード装置10や端末14を全体で8つまで接続
可能である。出力チャネル00〜07のうち入力チャネ
ルlO〜17のそれぞれと同じ番号の、即ち「対応する
J出力チャネルが同じ方路の伝送路12に接続される。
スイッチングゲート部40は、入力チャネルlO〜17
のうちの任意のものと出力チャネル00〜o7のうちの
任意のものとを選択的に相互接続するゲート回路である
。入力ポート20は、また、制御ゲート部50を介して
開始制御部60及び終了制御部70に接続されている。
制御ゲート部50は、入力ポート2oからの信号を開始
制御部石Oに、開始制御部60、障害記憶部210、終
了制御部70からの制御信号をスイッチングゲート部4
0、終了制御部70に適切に接続制御するゲート回路で
ある。開始制御部60は、入力信号が最先に到来した入
力チャネルを識別し、また、各入力チャネルに入力信号
があるか否かの検出を行なう機能部である。終了制御部
70は、既に設定されている通信経路の入力チャネルに
入力信号がなくなったことを検出してその通信の終了処
理を行なう回路である。スイッチングケート部40、開
始制御部60及び終了制御部70は、ゲートセットバス
80により相互に接続されている。
スイッチングゲート部40には、また、アクティブ信号
出力部(信号8力手段)200が接続され、これは開始
制御部60にも接続されている。
開始制御部60及び終了制御部70には、また、障害が
発生したチャネルを記憶する障害記憶部21oが接続さ
れている。障害記憶部210はゲートセットバス80に
も接続されている。
スイッチングゲート部40、制御ゲート部50、開始制
御部60.終了制御部70、アクティブ信号出力部20
0及び障害記憶部210は、それらを含む本装置全体を
制御するシーケンス制御部90によって制御される。
アクティブ信号出力部(AFU200)は、第5図に示
すようにチャネルO〜3のボートに対応する回路O〜3
を有する。ANDゲート211は、開始制御部60から
ボートOの先着入力ボートを表わす信号SAUのH及び
アクティブ信号送出の信号MODEOのHを入力してい
るとき、シーケンス制御部90からパルスENABLE
Oが入力されると、このパルスを出力し、ORゲート2
12よりスイッチングゲート部40に出力され出力ポー
ト0よりアクティブ信号として出力される。
NANDゲート214は、前述の先着入力ボートの場合
、出力される信号SAUと、ボートOが発振ボートのと
き出力される信号N0ACKのHが入力されると、フリ
ップフロップ(FF)216の入力SBにLを出力し、
FF216をセットする。FF216は、出力QよりH
をANDゲート218に出力する。ゲート218は、入
力ポート20の発振ポートOの入力信号1−PORTを
ORゲート212に出力し、このORゲート212より
スイッチングゲート部(SGU)40に出力され、回部
より出力ポートOに折返され、発振源のノード装置へ送
出される。発信信号が停止すると、終了制御部70から
の信号EAUがLとなり、かつ信号SAUとN0ACK
はLとなる。従って、インバータ220及びNANDゲ
ート214は、HをNANDゲート222に出力する。
FF216は入力RBにゲート222からのLが入力さ
れ、リセットされる。ボートOがダウンすると、障害記
憶部210からの信号DMUがLとなり、インバータ2
24を介して、ANDゲート226は、信号発生器27
0の特定の信号CLKDをORゲート212に出力する
。信号CLKDは同ゲートよりスイッチングゲート部4
0を通して出力ポート0から送出される。
接続制御を受は持つ制御ゲート部50の特定の構成を、
簡略のため入出力各4チャネルの場合を第2図に示す。
これは、チャネル数に対応した各々4つずつの一群のO
Rゲート51と、インバータ52と、排他的ORゲート
53と、ANDケート54と、NANDゲート55と、
ANDケート56とともに、1つのORゲート57とが
図示のように接続されて構成されている。−群のORゲ
ート51は開始制御部60と終了制御部70からの対応
するチャネルの信号58.59の論理和をとり、信号5
8.59のあった場合にはスイッチングゲート部40に
出力するものである、5TART信号と終了制御部70
からの信号59とは排他的ORゲート53により排他的
論理和をとられた後、各々ANDゲート54に入力され
、前記ANDゲート51からの出力との論理積がとられ
、結果が終了制御部70へ送出される。また、入力ポー
ト20からの信号と障害記憶部210に記憶された信号
とはNANDゲート55を経て開始制御部60に送出さ
れる。さらに、開始制御部60からの信号58と障害記
憶部210に記憶された信号とはANDゲート56によ
り論理積がとられた後、ORゲート57から信号FAO
として送出される。この信号FAOが先着入力ポートに
入ってくる入力信号である。
開始制御部60の特定の構成は、簡略のため入出力各4
チャネルの場合を第6図に示すように、先着入力信号検
出部(先着入力検出手段)60a及び入力信号検出部6
0bからなる。先着入力信号検出部60aは、入力チャ
ネル10〜i3のうち最初に入力信号が到来したチャネ
ルを先着順論理に従って識別する機能部である。これは
、入力チャネル数に対応した、即ち4つのフリップフロ
ップ62と、−群のNANDゲート66と、4人力NA
NDゲート68及びインバータ61と、4つの3人力N
ANDゲート63と、パスバッファ65と、モード切換
えスイッチ67とが図示のように接続されて構成されて
いる。
フリップフロップ62は、入力信号の到来した入力チャ
ネルの状態を保持する回路である。−群のNANDゲー
ト66は、フリップフロップ62の出力64の相互間に
優先順位を与える。4人力NANDゲート68及びイン
バータ61は、何れかのフリップフロップ62への入力
信号の到来に応動し、全フリップフロップ62のS端子
を低レベルにしてそれらの状態を固定する保持機能を有
するとともに、第1番目の往信号が到来したことをシー
ケンス制御部90へ通報するための回路である。
3人力NANDゲート63は、−群のNANDゲート6
6の出力と入力信号検出部60bの出力との論理和をと
り、その論理和出力は、パスバッファ65を介してゲー
トセットバス80へ出力される。なおモード切換スイッ
チ67は、本実施例では常時接続されている。
入力信号検出部60bは、入力ボート20に入力信号が
到来したか否かを検出する回路である。
これは、フリップフロップ69及び120と、4つのN
ANDゲート122と、5人力ORゲート124とが図
示のように接続されて構成されている。フリップフロッ
プ69は、入力信号の到来した入力チャネルの状態を保
持するため2状態回路である。フリップフロップ120
は、フリップフロップ69の出力状態を記憶し、それら
のS端子を低レベルにしてその状態を固定するための回
路である。NANDゲート122は、フリップフロップ
69の出力の先着入力検出部60aへの接続を制御する
ゲート回路である。ORゲート124は、フリップフロ
ップ69の出力の論理和をとり、第1番目の復信号が到
来したことをシーケンス制御部90に通報するための回
路である。
開始制御部60は第7図に示す監視回路(監視手段)4
00を有する。これは基本的には、先着入力信号検出部
60aのNANDゲート68からの出力5TARTの信
号線402と5人力ORゲート124の残りの入力40
4との間に接続されている。監視回路400は、それが
搭載されているノード装置1oの入力チャネルから入力
信号が到来後、所定の期間内に着信端末からの応答信号
が到来しなかった場合、スイッチングゲート部40にそ
の入出力チャネルを他のチャネルから切り離させるため
の回路である。これは、システム内の全ノード装置10
に搭載してもよ(、又は特定のノード装置10に選択的
に実装してもよい。
より具体的には、後述のように入力チャネル10〜17
のうちの特定のチャネルがら最先に入力信号が到来する
と、先着入力信号検出部60aによってこれが検出され
、その旨を示す信号5TARTが信号線402からシー
ケンス制御部9oへ出力される。また、先着入力信号検
出部60aで何れの入力チャネルに入力信号が先着した
がはNANDケート63から信号O〜3としてアクティ
ブ信号出力部200及び制御ゲート部5oへ、また、パ
スバッファ65からパス80へ各々出力される。NAN
Dゲート63がらの出力0〜3のうち高レベルであるも
のに対応するチャネル同士がスイッチングゲート部50
でリンクを設定され、それ以外のチャネルはこれと切り
離される。
例えば、NANDゲート63からの出力O〜3のうち高
レベルであるものが1つしがないと、スイッチングゲー
ト部40は、シーケンス制御部90から制御パルスWR
ITE  Oを受けても、その高レベルに対応する唯一
のチャネルはどのチャネルともリンクを設定できず、他
のチャネルと分離されてしまう。本実施例ではこれを利
用し、監視回路400は、NANDゲート68の出力信
号5TARTを監視し、その高レベルが所定の期間継続
すると、強制的にACKシーケンスとする。
この疑似ACK信号に応動じてスイッチングゲート部4
0は、NANDゲート63からの出力が1つだけ高レベ
ルのままスイッチングゲート部40にリンクを張る。従
って、その入力チャネルが他から分離される。これによ
って、不必要なネットワークの発信やブロードキャスト
の継続、設定リンクの開放不能などの異常状態が回避さ
れる。所定の期間については後に詳述する。
障害記憶部(DMU)210は第8図(a)に示すよう
にチャネルO〜3のボートに対応する回路0〜3を有す
る。
例えば、ボートOの場合、シーケンス制御部90からの
パルスWRITE  2がフリップフロップ(DFF)
242の入力GKに入力した時、ORゲート240に入
力する開始制御部(SAU)60からの信号がLであれ
ば、ボートOはアクティブ信号又は衝突信号を受信して
いない。終了制御部70からのパス固定信号EAU及び
ノード装直立上げ信号BOOTがしてあれば、ポートO
はパス固定に組み込まれていない。
以上の場合、DFF242は、入力りにORゲート24
0の出力りを入力し、リセット状態であり、出力QはL
にある。ボートOのダウンを表わす出力Qはモニタ表示
(MON)とORゲート246へ出力される。ゲート2
46へ入力するスイッチは閉じた状態にあり、ゲート2
46は制御ゲート部(CCU)50へLを出力する。ゲ
ート246の出力はインバータ248へ入力され、パル
スENABLE2が入力するとインバータ248よりゲ
ートセットパス(GSB)80ヘボートOのダウンをH
レベルで出力する。ボート0はGSBのパス設定から除
かれる。照合回路250は入力ENにDFF242の出
力QBのHを入力しイネーブルとなる。
ダウンポート0は、他のポートから切り離され出力ポー
トから特定の信号CLKDを出力する。
信号CLKDを受信した他のノード装置は監視回路40
0の時限以上信号か続くと、そのポートを切り離し、受
信信号を折返す。ボートOは折返し信号を受信する。照
合回路250では入ツノ11にボートOの受信信号が入
力し、入力12に信号CLKDが第8図(b)の信号発
生器270より入力する。照合回路250は両者の一致
を検出すると、出力CRYにHを出力する。これはOR
ゲート252より出力され、シーケンス制御部(SCU
)のORゲート100に信号DENDとして入力する。
また、インバータ244よりDFF242の入力RBに
入力し、これをリセットするので、ポートOによる障害
が解除される。
終了制御部70は、第8図に4チヤネルの場合を示すよ
うに、通信終了検出部(通信終了検出部段)70aと接
続記憶部70bとよりなる。通信終了検出部70aは4
つのNORゲート72、シフトレジスタ74、ANDゲ
ート76及び1つのORゲート78が図示のように接続
されて構成されている。NORゲート72は入力ポート
20からの信号と出力ポート40からの信号との論理和
をとるものである。シフトレジスタ74は後述する通信
終了時定数による時間に基づき、通信の終了を検出する
ための回路である。ANDゲート76は前記シフトレジ
スタ74の出力と前記制御ゲート部50の出力との論理
積をとるためのものである。4人力ORゲート78は通
信経路を固定した通信の内で終了した通信があること、
又は、先着入力チャネルからの第1番目の往信号が中断
したことをシーケンス制御部90に知らせるためのもの
である。これらの情報の何れを通報するかの選択は、制
御ゲート部50によって行われる。よって、この終了制
御部70では、通信経路の固定された通信に含まれる2
つの入力チャネルの双方とも信号がなくなったときに、
通信の終了として識別される。
通信の終了は、第3の所定期間だけ信号のない状態、又
は、所定の論理状態が継続したことによって識別される
。第3の所定期間は、往信号又は復信号の後にそれ以上
信号が続かず、通信が終了したことを検出するための時
間である。その長さは、全二重通信の場合は、真の通信
の終了を、情報内容であるrQJ又は「1」の連続から
区別するのに必要な時間に設定される。通常は、これに
若干の余裕時間が付加される。例えば、マンチェスタコ
ーディングの場合は1ビツト、NRZIで連続6ビツト
の「1」に「0」を挿入する符号化則の場合は、7ビツ
ト以上の時間長をとる。通常はそれらの2倍、即ち、各
々2ビツト又は17ビツトの時間長に設定される。これ
は、入力信号検出時定数と同じである。
全二重通信とともに半二重通信を含む場合、通信終了検
出時定数の長さは、最大実効ネットワーク長を往復する
伝搬遅延時間と、端末14が往信号又は復信号の受信を
検出してから復信号又は往信号を送信し始めるのに要す
る時間との和に実質的に等しく設定される。これは、端
末応答監視時間と同じである。通常は、これらに若干の
余裕時間が付加される。
また、接続記憶部70bは、通信経路の固定を行ったチ
ャネルを記憶するための4つのフリップフロップ71と
、その記憶の書込み及び消去を制御するためのANDゲ
ート73と、その出力をゲートセットバス80へ接続す
るための制御を行うパスバッファ75とが図示のように
接続されて構成されている。
このような構成によれば、シフトレジスタ74は常時全
チャネルについて通信の終了を検出できる状態にある。
つまり、制御ゲート部5oで選択されていないチャネル
についても通信終了を検出できるので、切換えが行われ
たときに、通信終了の検出に通信終了検量時定数に相当
する遅れは生しない。
また、全二重通信の場合と、全二重通信及び半二重通信
の双方を含む場合とでは、通信終了時定数を各々に応じ
て設定すればよい。従って、装置自体のハードウェアの
変更を必要としない。
なお、これらの4つのNORゲート72に代えて4つの
NANDゲートを配設すれば、入力チャネルと出力チャ
ネルとの論理積をとることができる。このようにすれば
、終了制御部70では、通信経路の固定された通信に含
まれる2つの入力チャネルの何れかに信号がなくなった
ときに、通信の終了として識別される。
第7図を参照すると、開始制御部60の監視回路400
の構成例が示され、この構成例は、信号5TARTの高
レベル状態の継続を監視して疑似ACK信号を出力する
タイマ回路406が図示のように接続されて構成されて
いる。
本実施例では通常、入力ボート20の出力チャネルは信
号のない遊休状態では低レベルになっている。タイマ回
路406は、信号5TARTの高レベルに応動してクロ
ックCLOCKIの計数を開始する。前述の所定の期間
、高レベルが継続すると、即ち、ブロードキャスト状態
が継続すると、タイマ回路406はその出力QHを高レ
ベルにセットする。これは、アクティブ信号送出部20
0へN0ACK信号として送出され、また、ケート12
4を介してシーケンス制御部90へ疑似的にACK信号
として転送される。これに応動してスイッチングゲート
部40は、NANDゲート63からの出力が1つだけ高
レベルのままスイッチングゲート部40にリンクを設定
し、その入出力チャネルを他から分離する。こうして分
離された入出力チャネルは、入力信号がなくなると開放
され、遊休状態に復帰する。これによって、ブロードキ
ャストの継続などの異常状態が回避される。なお、クロ
ックCLOCKIの周波数を変えることによって、タイ
マ回路406の時定数、即ちブロードキャスト状態の継
続した入力チャネルを切り離すための監視時間を変える
ことができる。
前述の所定の期間は、第1番目の復信号の入力が保証さ
れている期間である。全二重通信の場合は、第1番目の
往信号の先着入力チャネルの検出から開始する期間であ
り、その長さは、最大ネットワーク長を往復する伝搬遅
延時間と、受信端末が第1番目の往信号を受信し始めて
から第′1番目の復信号を送信し始めるまでに要する時
間との和に実質的に等しく設定される。全二重通信と半
二重通信を含む場合は、第1番目の往信号の終了から開
始する期間である。その長さは、最大ネットワーク長を
往復する伝搬遅延時間と、受信端末が第1番目の往信号
の受信を終了してから第1番目の復信号を送信し始める
までに要する時間との和に実質的に等しく設定される。
通常はこれらに若干の余裕時間が付加される。
第7図に示す監視回路400の回路例は、入力信号、即
ち第1番目の往信号がなくなり次第、切り離されていた
チャネルを開放するものである。
しかし、入力信号がなくなってもリセット指示を与える
までリンクを開放しないように構成してもよい。
シーケンス制御部90は、第1図に示すように、5つの
シフトレジスタ91〜95と、それらの出力状態を適切
に組み合わせて必要な制御信号を生成するためのゲート
群96と、通信の生起と終了が競合した時、通信の終了
を優先させるためのフリップフロップ97及びANDゲ
ート221と、モード切換えスイッチ98と、ブートス
イッチ99とが図示のように接続されて構成されている
シフトレジスタ91〜95のクロック入力端子にはシス
テムクロックCKI又はCKOが接続されている。なお
、本実施例では、フリップフロップ95は使用せず、ま
た、モード切換えスイッチ98は常時開放されている。
ブートスイッチ99は、ノード装置10の立上げ時にの
み操作され、ノード′装置10内の全フJノツプフコツ
ブを初期設定する操作スイッチである。シーケンス制御
部90も、全二重通信の場合と、全二重通信及び半二重
通信の双方を含む場合とでは、装置自体のハードウェア
の変更を必要としない。シーケンス制御部90の動作タ
イミングを第10図に示す。[アクティブ検出時定数J
、「入力信号検出時定数」による入力手段を監視する時
期は、シーケンス制御部90にて形成される。
ノード装置10における通信制御の概略を説明する。こ
こで便宜上、用語[送信端末Jとは信号を伝送路12に
送出する側の端末をいい、「受信端末」とは信号を伝送
路12から受ける側の端末をいうものとする。また、用
語「発信端末」とは、他の端末との間に接続されていな
い状態、即ち遊休状態から特定の端末に宛てて情報を送
信し始める端末をいい、「着信端末」とはその情報に初
めて応答を返送する宛先側端末をいうものとする。
発信端末から送出される信号を「往信号」と称し、着信
端末から送出される信号、特に往信号に応答して返送さ
れる信号を「復信号Jと称する。
あるノード装置10において、特定の入出力チャネル間
に接続が設定されていない遊休状態では、スイッチング
ゲート部40の接続ゲートが開放状態にあり、全ての入
力チャネルは、各々に対応する出力チャネルを除く全出
力チャネルに接続されている。
遊休状態において入力チャネル1o−i7のうちの何れ
かに入力信号が到来すると、開始制御部60の先着入力
信号検出部60aは、入力チャネル10〜17のうち最
先に入力信号が到来したチャネル、即ち「先着入力チャ
ネル」を先着順論理により検出する。先着入力チャネル
から受信した信号がそれに対応する出力チャネル以外の
全出力チャネルに転送されるブロードキャストが行なわ
れる。
開始制御部60の先着入力信号検出部60aの先着入力
チャネル検出によりシーケンス制御部90が起動され、
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数による
時限監視を開始する。
[アクティブ検出時定数Jは、最先に入力信号を検出し
た入力チャネル以外の入力チャネルから、同じ送信源か
らの最初の、即ち第1番目の往信号を受信したり、他の
送信源からの別な第1番目の往信号を受信したり、アク
ティブ信号を受信するための時間である。
アクティブ検出時定数の長さは、隣接ノード装置10間
又は対端末14間の最大許容距離を往復する伝搬遅延時
間と、アクティブ信号に要する時間との和に実質的に等
しく設定される。通常はこれに若干の余裕時間が付加さ
れる。この時間内に、同じ送信源からの迂回された第1
番目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の往信
号、アクティブ信号が到来する。これにより障害又は休
止チャネルを検出することができる。
アクティブ検出時定数の監視時限内に入力信号の到来し
たチャネルは、開始制御部6oの入力信号検出部60b
のフリップフロップに記憶される。
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数により
規定される期間が満了すると、障害記憶部210をクロ
ック駆動し、入力チャネルlO〜i3のうちアクティブ
検出時定数の期間内に入力信号の到来しなかった入力チ
ャネルを障害又は休止チャネルとしてフリップフロップ
212に記憶する。
続いてシーケンス制御部90は入力信号検出時定数の時
限監視を行なう。「入力信号検出時定数」は、アクティ
ブ検出時定数による期間の経過後信号があるか否かを検
出するための時間である。その長さは、例えば、マンチ
ェスタコーディングの場合は2ビツト、NRZ rで連
続6ビツトのrlJに「0」を挿入する符号化則の場合
は7ビツト以上の時間長をとる。通常はこれに若干の余
裕時間が付加され、それらの2倍、即ち各々4ビツト又
は14ビツトの時間長に設定される。これは、最先に入
力信号を検出した入力チャネル以外で、同じ送信源から
の第1番目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目
の往信号を受信した入力チャネルをアクティブ信号と区
別して検出するための時間である。
この入力信号検出時定数の監視時限内に入力信号の到来
したチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60
bのフリップフロップに記憶される。この期間が終了す
ると、スイッチングゲート部40は、入力信号検出部6
0bに記憶されている入力信号検出時定数の期間内に入
力信号のなかった入力チャネルのうちの何れかからその
後入力信号が到来すると、その入力チャネルを先着入力
チャネルに対応する出力チャネルに接続する。
通信経路に含まれる何れかの入力チャネルに入力信号が
なくなり、終了制御部70は通信終了検出時定数によっ
て規定される時間が経過すると、シーケンス制御部90
に示し、シーケンス制御部90は開始制御部60の先着
入力信号検出部60a及び入力信号検出部60bを初期
状態にリセットする。
この通信終了の検出は、先着入力チャネルからの入力信
号を監視して、これがなくなったことを検出して復旧処
理を行なうように構成してもよく、又は、先着入力チャ
ネルと、これに接続されている他の入力チャネルの双方
からの入力信号を監視して両者の何れかがなくなったこ
とを検出して復旧処理を行なうように構成してもよい。
入力信号のなくなったことの検出は、その信号の論理状
態が通信終了検出時定数の期間だけ所定の状態、例えば
rQJに維持されたことを検出することによって行なわ
れる。
上述の実施例では、アクティブ検出時定数による期間中
信号が到来しなかった入力チャネルは、その経過後も入
力信号検出部60bに記憶され、それらの入力チャネル
の入力信号のみ検出可能となる。同期間の経過後、その
ような入力信号の到来しなかった入力チャネルを先着入
力チャネルに対応する出力チャネルに接続し、他の全て
の入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とするよう
に構成してもよい。
そのような入力信号の到来しなかった入力チャネルに入
力信号検出時定数の期間の経過後、第1番目の復信号が
到来すると、第1番目の復信号を受信した入力チャネル
を先着入力チャネルに対応する出力チャネルに、また、
先着入力チャネルを第1番目の復信号の到来した入力チ
ャネルに対応する出力チャネルに接続し、入出力チャネ
ル間の径路の固定を行ない、他の全入力チャネルをその
入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャ
ネルに接続する。
本実施例の理解のために、ノード装置10を4つ格子状
に接続した格子状通信網について第11図(a)〜(e
)を参照して本実施例のシステムにおける通信手順を説
明する。この説明上の通信網では、4つのノード装置1
0a〜10dが伝送路12によって格子状に接続されて
いる。ノード装置10a、10dには端末14a、14
dが各々接続されている。同図において、ハツチングを
施した側が送信側を示し、また、太線が情報信号の流れ
を示している。
全二重通信について、入力信号の検知と、それに基づく
入出力チャネル間の接続制御は、次の7つの基本的なス
テップにて行なわれる。
まず、第11図(a)に示すように、第1のステップで
は、遊休状態から初めてデータを送信したい発信端末、
例えば14aは第1番目の往信号をパケットの形で伝送
路12aを通してノード装置10aに送出する。第1番
目の往信号には、宛先の端末、例えば14dを示す宛先
アドレスが含まれている。ノード装置10aは、第1番
目の往信号を先着入力信号として検出する。即ち、最先
に入力信号が到来したチャネル、即ち「先着入力チャネ
ル」を先着順論理により識別する。そこで、先着入力チ
ャネル12aに対応する出力チャネルを除く全出力チャ
ネル12ab、12acなどにその第1番目の往信号を
転送する。即ち第1番目の往信号をノード装置10aの
全方路にブロードキャストする。
ノード装置10aはさらに、第1番目の往信号を先着入
力チャネルで受信すると、通信経路の固定されていない
他の全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
とともに、アクティブ信号出力部200により先着入力
チャネルに対応する出力チャネルからアクティブ信号2
30aを出力する。
次に第2のステップでは、第11図(b)に示すように
、他のノード装置10b、10c、10dも各々の伝送
路12ab’、12ac、12bd。
12cdからこの第1番目の往信号を受信し、同様のブ
ロードキャストを行なう。この例では、ノード装置10
cは伝送路12acを先着入力チャネルと認め、伝送路
12cdなどの他の伝送路にブロードキャストする。同
様にノード装置10dは、伝送路12bdからの他に同
伝送路12cdからも第1番目の往信号が到来するが、
伝送路12bdを先着入力チャネルと認め、伝送路12
bdからの第1番目の往信号のみを伝送路12bd。
12cdなどの他の伝送路にブロードキャストし、伝送
路12cdからの信号は出力しない。ノード装置10c
、10dでは、先着入力信号とそれより遅れて到来した
他の入力信号との到着時間差が接続制御に要する時間よ
り短いと、−瞬、重複が生ずる。しかしこれは、メツセ
ージパケットのプリアンプル部分で生じているので、問
題はない。
このようにして、端末14aから送信されノード12か
らブロードキャストされた第1番目の往信号は、重複す
ることなくネットワーク中に伝達される。こうして最短
経路を経由した第1番目の往信号が端末14dに到達す
る。
ノード装置10a〜10dは、先着入力チャネルの検出
から始まるアクティブ検出時定数の期間内は全入力チャ
ネルを監視し、その期間内に入力信号を受信しなかった
入力チャネルを識別する。
それらは入力信号検出部60bに記憶される。各ノード
装置10では、その入力チャネル、出力チャネル及びそ
のノード装置に接続されている他のノード装置や端末が
正常に機能していれば、アクティブ検出時定数の期間内
にアクティブ信号又は第1番目の往信号が到来するはず
である。例えば、ノード装置10bにて入力ポート23
4bxに何らかの原因により信号を受信しなかったとす
ると、ノード装置10bにてこれが記憶される。
ノード装置10a〜10dは、アクティブ検出時定数の
経過後から開始する入力信号検出時定数による期間内に
入力信号のなかった入力チャネルを検出する。このとき
、アクティブ信号はすでに終了している。また、このと
きノード装置10a〜10dは、このように検出した入
力チャネルをそれに対応する出力チャネル以外の全出力
チャネルに接続するように構成してもよい。さらにノー
ド装置10a”=lOdは、このように検出した入力チ
ャネルのうち入力信号検出部60bに記憶されていない
入力チャネル、即ち、アクティブ検出時定数の期間内に
信号の到来した入力チャネルをそれに対応する出力チャ
ネル以外の全出力チャネルに接続するように構成しても
よい。
第3ステツプでは、ノード装置10a〜lodに接続さ
れている端末14は第1番目の往信号を受信する。その
際、各端末14はアクティブ信号232を返送するとと
もに、第1番目の往信号に含まれている宛先アドレスを
自局のアドレスと照合する。この例では、端末14dは
、アクティブ信号232dを送出し、また、宛先アドレ
スが自局のそれと一致するので、最初の、即ち、第1番
目の復信号を伝送路12dに送出する。第11図(c)
に示すように、ノード装置10dは、第1番目の往信号
を送出した出力チャネルに対応する入力チャネルのうち
、入力信号検出時定数で規定される期間内に入力信号が
到来せず、かつ入力信号検出時定数で規定される期間の
終了後信号が到来した入力チャネルを識別する。これを
先着入力チャネルに対応する出力チャネルに接続する。
この例では、第11図(C)に示すように、ノード装置
10dは、入力信号検出時定数による期間の経過後、伝
送路12dから信号を受信すると、その信号、即ち、第
1番目の復信号を受信した入力チャネルを、先着入力チ
ャネルに対応する出力チャネル12bdに接続する。従
って、伝送路12dから受信した第1番目の復信号は、
ノード装置10dから伝送路12bdに送出される。
その後、通常、端末応答監視時間又は全二重通信、半二
重通信を含む場合の通信終了検出時定数に相当する時間
が経過してから、他の全入力チャネルをその入力チャネ
ルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接続
する。これによって第11図(c)の伝送路12cdの
第1の往信号がノード装置10dに検出されてしまうの
を防ぐことができる。つまり、この例では、これによっ
て伝送路12bdが伝送路12cdと相互に接続される
第4ステツプにおいて、ノード装置10a、10bもノ
ード装置10dと同様の制御を行なう。
従って、第11図(d)に示すように第1番目の復信号
は、第1番目の往信号の転送された経路を逆に辿って発
信端末14aに到達する。第1番目の往信号はある程度
の長さを有し、また、端末14dなどの端末装置は、第
1番目の往信号の宛先アドレスを識別すると直ちに第1
番目の復信号を送信するように構成されているので、第
1番目の復信号は第1番目の往信号と重複しながら伝送
される。従って、端末14a、14d以外の他の端末が
このネットワークに接続されていても、それらの端末は
この通信に関与することができない。これによって、通
信システムにとって重要な、他の端末での通信の秘匿性
が維持され、また、マルチチャネル通信を可能としてい
る。
第11図(e)に示すように、ノード装置10cは第5
ステツプでは、伝送路12cdなどから第1番目の復信
号が到来せず、かつ伝送路12acにそれまで受けてい
た第1番目の往信号がなくなると、これを検出して全入
力チャネルをその入力チャネルに対応する出力チャネル
を除く全出力チャネルに接続する。つまり、入力信号検
出時定数の期間中に入力信号を受信せず、かつその経過
後も第1番目の復信号が到来せず、しかも第1番目の往
信号を受信しなくなったことを検出すると、全入力チャ
ネルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く
全出力チャネルに接続する。これは、その通信がそのノ
ード装置10を経由しないで経路が固定されたか、又は
その通信が成立せず第1番目の往信号の送信を発信端末
が中止したことを意味する。従って、それ以外の場合は
、先着入力チャネルの検出から始まる端末応答監視時間
内に第1番目の復信号の到来が保証されている。
第1番目の往信号が何らかの原因により受信端末14d
に到達せず、従って第1番目の復信号が返送されないこ
とを理由として送信端末14aが第1番目の往信号の送
信を途中で中止したときも同様である。
全二重通信と半二重通信の双方を含む場合は、ノード装
置10cは、第1番目の往信号を受信しなくなり、その
後通信終了検出時定数による期間が経過しても第1番目
の復信号が到来しないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。つまり、入力信号を受けなか
った何れの入力チャネルについても、第1番目の往信号
の終了から開始する端末応答監視時間内に第1番目の復
信号を受信していないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。
このような接続制御により、発信端末14aと着信端末
14dとの間の通信のために1つの通信経路が設定され
、固定される。各ノード装置10は、固定されていない
経路について新たに生起する通信の設定制御を行なうこ
とができる。
このように各ノード装置10は、入力信号の有無を検出
してアクティブ検出時定数、入力信号検出時定数、端末
応答監視時間及び通信終了検出時定数に関するシーケン
シャルな制御を行なう。通信終了についての制御も同様
である。例えば全二重通信で1つの発信端末に通信の継
続及び終了の権限を与えている場合、即ち、通常、第1
番目の往信号は信号終了検出時間よりも短い間隔で連続
しており復信号が間欠的に伝送される場合、通信経路の
固定を行なった一対の入力チャネルについて第1番目の
往信号がなくなったことを検出して、又はその入力チャ
ネル対の何れかに入力信号がなくなったことを検出して
、全入力チャネルをその入力チャネルに対応する出力チ
ャネルを除く全出力チャネルに接続する。当然、この時
、復信号は伝送されていない。
半二重通信の場合や、全二重通信でも送信局と受信局に
優先順位を設定する必要のない場合は、経路の固定を行
なった一対の入力チャネル対の双方に入力信号がなくな
ったことを検出して、全入力チャネルをその入力チャネ
ルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接続
する。
監視回路400が開始制御部60に搭載されているある
ノード装置10のある入力チャネルに入力信号が到来後
、前述の所定の期間経過前に着信端末からの応答信号が
そのノード装置10の他の入力チャネルに到来しなかっ
た場合、その監視回路400はシーケンス制御部90へ
疑似的にACK信号を発生する。
より具体的には、特定の入力チャネルから最先に入力信
号が到来すると、その往信号は先着入力チャネル以外の
全出力チャネルに出力される。監視回路400は、先着
入力信号検出部60aのANDゲート68から出力され
る信号5TARTを監視している。例えば、端末の発信
、又は実在しない宛先への送信によるブロードキャスト
状態の継続が生ずると、この入力チャネルの信号受信状
態の信号5TARTを利用して監視回路400で監視さ
れ、これが所定の期間継続すると、監視回路400はシ
ーケンス制御部90へ疑似的にACK信号を出力する。
このACK信号に応答してシーケンス制御部90はAC
Kシーケンスに入り、信号WRITE  Oを発生して
スイッチングゲート部40に入出力チャネル間にリンク
を設定させる。その動作は前述の正常動作に準する。し
かし、開始制御部60のパスバッファ65からパス80
は信号0〜3のうちの先着入力チャネルに対応する1本
しか高レベルにないので、スイッチングゲート部40は
、そのままリンクを張ろうとしてもリンクを張ることが
できず、その入力チャネルを他のチャネルから切り離す
ことになる。従って、完成したリンクが通信網内に設定
されず、ブロードキャストの継続によってネットワーク
全体が占有される異常状態が回避される。
また、監視回路400は、アクティブ信号出力部200
へN0ACK信号を出力する。アクティブ信号出力部2
00はこの信号により先着入力ボートを発振ボートとし
てフリップフロップ216に記憶し、この入力ボートの
信号を対応する出力ポートへ折返す。
しかして、本実施例では、上記構成に加え、シーケンス
制御部90において、第1図に示すように、ノイズ信号
検出手段としてノイズ検出器201を設けたものである
。このノイズ検出器201は前記制御ゲート部50中の
ORゲート57からブロードキャスト出力される信号F
A○を入力として、この信号FAOが正常な信号か異常
なるノイズ信号かを判定するものである。このノイズ検
出器201はANDゲート221出力に接続されて開始
シーケンスが開始された時に検出動作を開始し、ACK
受付けを許容するシフトレジスタ92の出力を受けたタ
イミング、即ち、ACK受付は可能となる直前に検出結
果を出力するようにタイミング制御される。このノイズ
検出器201の出力は、終了制御部70からの終了信号
を一方の入力とするORゲート100の他方の入力に入
力されており、Hレバ9時がノイズ信号となる。即ち、
終了信号と同等の検出出力となり、終了シーケンス実行
開始の代用とされる。
よって、信号FAOは開始シーケンス実行に伴いブロー
ドキャストされるものであるが、何らかの原因でノイズ
がのり、ノイズ信号となった場合には、第12図のフロ
ーチャートに示すようにノイズ検出器201により検出
され、開始シーケンスが終わり次第、直ぐに、ORゲー
ト100出力をHレベルにし、ACKシーケンスを飛ば
して、終了シーケンスを開始させる。よって、ノイズが
入った場合でもパス固定のACKシーケンスに入らず、
初期化されることになり、誤ったパス固定等の誤動作を
防止できる。
ここに、ノイズ検出器201は信号FAOについて、正
常な信号であるかノイズ信号であるかを判別できるもの
であればよく、例えばパルス幅により判定するものでよ
い。−例としてE thernetを使用する場合であ
れば、パルス幅として少なくとも50ns必要であるの
で、これよりパルス幅の小さい5ns、  10nsと
いった信号の場合には、ノイズ信号と判定するようにす
ればよい。
発明の効果 本発明は、上述したように、開始シーケンスにおいて各
ノード装置に転送される往信号についてノイズ信号か否
かを判定するノイズ信号検出手段を設け、ノイズ信号の
場合には、開始シーケンス終了後直ぐに終了シーケンス
を行わせるようにしたので、異常なノイズ信号が入力さ
れたときには、応答シーケンスを実行せずに、開始シー
ケンス後直ちに終了シーケンスを行い、初期化されるこ
とになり、誤った通信経路固定等の誤動作を未然に防止
でき、ネットワークの効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はシーケ
ンス制御部を示すブロック図、第2図は制御ゲート部の
ブロック図、第3図は格子状通信網構成例を示す中継方
式図、第4図は不定形通信網のノード装置全体の構成を
示す機能ブロック図、第5図はアクティブ信号送出部の
回路図、第6図は開始制御部の回路図、第7図は開始制
御部における監視回路の回路図、第8図(a)は障害記
憶部の回路図、第8図(b)は信号発生器を示す図、第
9図は終了制御部のブロック図、第1O図はシーケンス
制御部の制御シーケンスを示すタイミング図、第11図
(a)〜(e)は通信制御の各段階における状態を示す
状態図、第12図はノイズ信号に伴う処理を示すフロー
チャートである。 10・・・ノード装置、12・・・伝送路、14・・・
端末、20・・・入力手段、30・・・出力手段、40
・・・接続手段、60a・・・先着入力検出手段、70
a・・・通信終了検出手段、90・・・制御手段、20
0・・・信号出力手段、201・・・ノイズ信号検出手
段、400・・・監視手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の送
    信線が接続される少なくとも1つの出力手段と、 前記送信線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続さ
    れる少なくとも1つの入力手段と、これらの入力手段と
    出力手段とを接続する接続手段と、 前記入力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に
    往信号の到来した先着入力手段を識別する先着入力検出
    手段と、この先着入力手段に対応する出力手段から所定
    の信号を出力する信号出力手段と、前記先着入力検出手
    段の識別から所定の期間の時限を開始する時限手段と、
    この時限手段による時限に応じて前記入力手段の前記受
    信線からの復信号の受信状態を監視する監視手段と、設
    定された通信経路の通信終了を検出する通信終了検出手
    段と、前記往信号がノイズ信号か否かを判定するノイズ
    信号検出手段とを有して、前記接続手段をシーケンシャ
    ルに制御して前記入力手段を選択的に前記出力手段に接
    続させる制御手段とよりなり、 前記制御手段により前記接続手段を制御して前記入力手
    段の内で既に設定されている通信に含まれない伝送路に
    ついて遊休状態にある入力手段を少なくともこの入力手
    段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続し、 前記先着入力検出手段の識別に応動して前記制御手段に
    より前記接続手段を制御し、前記先着入力手段を除く全
    入力手段について対応する出力手段との間の接続を断と
    して、前記先着入力手段からこの先着入力手段に対応す
    る出力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送させる
    開始シーケンスを行い、 前記入力手段の内でこの往信号の転送を行った出力手段
    に対応する入力手段に前記受信線から復信号が到来する
    かを前記監視手段により監視し、復信号を受信した入力
    手段を前記先着入力手段に対応する出力手段に接続する
    とともに先着入力手段をこの復信号を受信した入力手段
    に対応する出力手段に接続してこれらの入出力手段間の
    接続を固定する一方、他の全入力手段を少なくともこの
    入力手段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続す
    る応答シーケンスを行い、 前記通信終了検出手段による通信終了検出により前記接
    続手段を制御して固定された入出力手段間の接続を開放
    し、又は、接続固定前の通信終了検出により前記接続手
    段を制御して遊休状態の入出力手段間を接続する終了シ
    ーケンスを行い、前記開始シーケンスで転送させた往信
    号を前記ノイズ信号検出手段によりノイズ信号と判定し
    たとき、この開始シーケンスの終了後直ちに前記終了シ
    ーケンスを行うようにしたことを特徴とする不定形通信
    網のノード装置。
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