JPH0453336A - 不定形通信網のノード装置 - Google Patents

不定形通信網のノード装置

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JPH0453336A
JPH0453336A JP2163560A JP16356090A JPH0453336A JP H0453336 A JPH0453336 A JP H0453336A JP 2163560 A JP2163560 A JP 2163560A JP 16356090 A JP16356090 A JP 16356090A JP H0453336 A JPH0453336 A JP H0453336A
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Kazunori Hoshi
和徳 星
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ローカルエリアネットワークの081層、網
と網制御層に関し、特に不定形通信網のノード装置に関
する。
従来の技術 ローカルエリアネットワーク(LAN)や公衆回線網な
ど、特にマルチメディア通信に適用可能な通信網として
、例えば特開昭63−74349号公報には、生体の神
経細胞のアナロジ−によるマルチチャネルの格子状通信
網が提案されている。
これは、多大カー出力信号の通信制御要素をノードとし
て多結合構造に接続して通信網を構成し、各ノードでは
デジタル信号を先着順論理により転送する通信網形態を
とっている。
この格子状通信網は特に次の点で優れている。
1つは、多結合構造のためネットワークトポロジーの自
由度が高いことである。従って、フォルトトレランシ−
(生残性)が高い、即ち網の一部に障害があっても他の
ルートで通信が適応的に確保される。つぎに、先着順論
理によって、最適の通信経路が選択されることである。
また、このシステムは、ノードにおいて同時に複数の接
続チャネルを確立するマルチチャネル方式をとり、効率
的に全二重通信を確立するものである。このような格子
状通信網は、例えばO3,I(開放型システム間相互接
続)の物理層からネットワーク層に効果的に適用される
ここに、ある特定の入出力ボート間の通信経路(パス)
の固定・開放は、−船釣に第11図(a)に示すような
複数のパケットPをまとめたメツセージM単位より、同
図(b)に示すようなパケットP単位のほうがよい。こ
れは、時定数の決定が容易であり、スループットが向上
するからである。
発明が解決しようとする課題 ところが、通信終了検出によるパス開放のためのタイム
アウト時定数(通信終了検出時定数)用のタイマは常に
動作している。ここに、第11図(b)に示すようなパ
ケット単位方式によると、通信終了検出によるパス開放
のためのタイムアウト時定数が非常に小さくなる。よっ
て、先着入力に信号が入ってから応答信号ACK受付は
可能となるまでの開始シーケンスや、応答シーケンス(
ACKシーケンス)の途中でタイムアウトにより終了シ
ーケンスに入って通信が中断してしまう誤動作が発生す
ることがある。
課題を解決するための手段 端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の送信
線が接続される少なくとも1つの出力手段と、前記送信
線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続される少な
くとも1つの入力手段と、これらの入力手段と出力手段
とを接続する接続手段と、前記接続手段をシーケンシャ
ルに制御して前記入力手段を選択的に前記出力手段に接
続させる制御手段とよりなり、この制御手段を、前記入
力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に往信号
の到来した先着入力手段を識別する先着人力検出手段と
、この先着入力手段に対応する出力手段から所定の信号
を出力する信号出力手段と、前記先着入力検出手段の識
別から所定の期間の時限を開始する時限手段と、この時
限手段による時限に応じて前記入力手段の前記受信線か
らの復信号の受信状態を監視する監視手段と、所定の通
信終了時定数計数手段を含みこの通信終了時定数による
時間に基づき設定された通信経路の通信終了を検出する
通信終了検出手段と、前記通信終了時定数計数手段の時
限開始を制限する開始制限手段とを有するものとし、前
記制御手段により前記接続手段を制御して前記入力手段
の内で既に設定されている通信に含まれない伝送路につ
いて遊休状態にある入力手段を少なくともこの人ノJ手
段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続し、前記
先着入力検出手段の識別に応動して前記制御手段により
前記接続手段を制御し、前記先着入力手段を除く全入力
手段について対応する出力手段との間の接続を断として
、前記先着入力手段からこの先着入力手段に対応する出
力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送させる開始
シーケンスを行い、前記入力手段の内でこの往信号の転
送を行った出力手段に対応する入力手段に前記受信線か
ら復信号が到来するかを前記監視手段により監視し、復
信号を受信した入力手段を前記先着入力手段に対応する
出力手段に接続するとともに先着入力手段をこの復信号
を受信した入力手段に対応する出力手段に接続してこれ
らの入出力手段間の接続を固定する一方、他の全入力手
段を少なくともこの入力手段に対応する出力手段を除く
全出力手段に接続する応答シーケンスを行い、前記制限
手段により時限を開始させた前記通信終了検出手段によ
る通信終了検出により前記接続手段を制御して固定され
た入出力手段間の接続を開放し、又は、接続固定前の通
信終了検出により前記接続手段を制御して遊休状態の入
出力手段間を接続する終了シーケンスを行うようにした
作用 上記構成によれば、通信経路の固定された入出力手段間
の通信終了検出のための通信終了検出時定数用の計数手
段を、開始シーケンス中、又は、開始シーケンス及び応
答シーケンス中には停止させておき、これらのシーケン
ス終了後に開始させるようにしたので、パケット単位の
場合のように、通信終了検出時定数を非常に小さくした
場合であっても、開始シーケンス中や応答シーケンス中
に通信終了と検出されてしまうようなことがなく、誤動
作力を防止される。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
本発明によるノード装置を適用した不定形通信網は、第
3図に例示するようにノード装置10が伝送路12によ
って2次元又は3次元に格子状に接続される格子状通信
網として有利に実現されるが、その網構成は本質的に不
定形である。例えば線形、ループ状など他の形状の網構
成をとってもよい。
ノード装置10には複数の、この例では8本の入出力ポ
ートが設けられ、それらには伝送路12を介して他のノ
ード装置10、及び(又は)端末14が接続可能である
。入出力ボートの数に制限はなく、少なくとも1つ以上
あればよい。ノード装置10は、入出力ポートの容量内
であれば、伝送路12を介して接続されるノード装置l
Oや端末14の数に制限はない。また、網金体を単一の
ノード装置10にて形成してもよく、また、複数のノー
ド装置10を例えば単一の印刷配線板に搭載して全体を
恰も1つのノード装置として扱い、実質的な入出力ボー
ト容量を増大させてもよい。
端末14は、本実施例では非同期にてデータを送受信可
能な端末装置であり、パソコンなどの処理システム、フ
ァイルステーションやプリントステーションなどのサー
ビスステーションなどを含む。端末14は後述のように
、全二重端末の場合、自局宛てのパケットを受信すると
直ちに応答信号を送出する方式のものが有利に使用され
る。
伝送路12は、例えば光ファイバによる光伝送路、又は
撚り線や同軸ケーブルなどの電気伝送路であり、本実施
例ではデータがアナログ又はデジタルで伝送される。ま
た、全二重構成をとっている。ノード装置10と端末1
4の間の伝送路12は、半二重構成をとってもよい。ま
た、トラヒックに応じてノード装置10相互間の伝送路
12を複数本設けてもよい。
第4図を参照すると、ノード装置10は、伝送路12か
らの受信線が接続される入力ボート(入力手段)20と
、伝送路12への送信線が接続される出力ポート(出力
手段)30を有し、両者がスイッチングゲート部(接続
手段)40を介して相互に接続されている。入力ボート
20は本実施例では8つの受信ないしは入力チャネル1
0〜17を有し、また、出ツノボート3oはこれに対応
して8つの送信ないしは出力チャネルoO−o7を有す
る。これによってノード装置10には、伝送路12を介
して他のノード装置10や端末14を全体で8つまで接
続可能である。出力チャネル〇〇〜o7のうち入力チャ
ネル10〜17のそれぞれと同じ番号の、即ち「対応す
る」出ツノチャネルが同じ方路の伝送路12に接続され
る。
スイッチングゲート部40は、入力チャネル10〜17
のうちの任意のものと出力チャネル。0〜o7のうちの
任意のものとを選択的に相互接続するゲート回路である
。入力ボート20は、また、制御ゲート部50を介して
開始制御部6o及び終了制御部70に接続されている。
制御ゲート部50は、入力ボート20からの信号を開始
制御部60に、開始制御部60、障害記憶部210、終
了制御部70からの制御信号をスイッチングゲート部4
0、終了制御部70に適切に接続制御するゲート回路で
ある。開始制御部60は、入力信号が最先に到来した入
力チャネルを識別し、また、各入力チャネルに入力信号
があるか否かの検出を行なう機能部である。終了制御部
70は、既に設定されている通信経路の入力チャネルに
入力信号がなくなったことを検出してその通信の終了処
理を行なう回路である。スイッチングゲート部40、開
始制御部60及び終了制御部70は、ゲートセットバス
80により相互に接続されている。
スイッチングゲート部40には、また、アクティブ信号
出力部(信号出力手段)200が接続され、これは開始
制御部60にも接続されている。
開始制御部60及び終了制御部70には、また、障害が
発生したチャネルを記憶する障害記憶部210が接続さ
れている。障害記憶部210はゲートセットバス80に
も接続されている。
スイッチングゲート部40、制御ゲート部50、開始制
御部60、終了制御部70、アクティブ信号出力部20
0及び障害記憶部210は、それらを含む本装置全体を
制御するシーケンス制御部90によって制御される。
アクティブ信号出力部(AFU200)は、第5図に示
すようにチャネルO〜3のボートに対応する回路O〜3
を有する。ANDゲート211は、開始制御部60から
ボートOの先着入力ボートを表わす信号SAUのH及び
アクティブ信号送出の信号MODEOのHを入力してい
るとき、シーケンス制御部90からパルスENABLE
Oが入力されると、このパルスを出力し、ORゲート2
12よりスイッチングゲート部40に出力され出力ポー
ト0よりアクティブ信号として出力される。
NANDゲート214は、前述の先着人ツノボートの場
合、出力される信号SAUと、ボート0が発振ボートの
とき出力される信号N0ACKのHが入力されると、フ
リップフロップ(FF)216の入力SBにLを出力し
、FF216をセットする。FF216は、出力Qより
HをANDゲート218に出力する。ゲート218は、
入力ボート20の発振ボートOの入力信号I−PORT
をORゲート212に出力し、このORゲート212よ
りスイッチングゲート部(SGU)40に出ノJされ、
間部より出力ポート0に折返され、発振源のノード装置
へ送出される。発信信号が停止すると、終了制御部70
からの信号EAUがLとなり、かつ信号SAUとN0A
CKはLとなる。従って、インバータ22o及びNAN
Dゲート214は、HをNANDゲート222に出力す
る。FF216は入力RBにゲート222がらのLが入
ツノされ、リセットされる。ボート0がダウンすると、
障害記憶部210からの信号DMtJがLとなり、イン
バータ224を介して、ANDゲート226は、信号発
生器270の特定の信号CLKDをORゲート212に
出力する。信号C,LKDは同ゲートよりスイッチング
ゲート部40を通して出力ボートOから送出される。
開始制御部60の特定の構成は、簡略のため入出力各4
チャネルの場合を第6図に示すように、先着入力信号検
出部(先着入力検出手段)60a及び入力信号検出部6
0bからなる。先着入力信号検出部60aは、入力チャ
ネル10〜i3のうち最初に人力信号が到来したチャネ
ルを先着順論理に従って識別する機能部である。これは
、入力チャネル数に対応した、即ち4つのフリップフロ
ップ62と、−群のNANDゲート66と、4人力NA
NDゲート68及びインバータ61と、4つの3人力N
ANDゲート63と、パスバッファ65と、モード切換
えスイッチ67とが図示のように接続されて構成されて
いる。
フリップフロップ62は、入力信号の到来した入力チャ
ネルの状態を保持する回路である。−群のNANDゲー
ト66は、フリップフロップ62の出力64の相互間に
優先順位を与える。4人力NANDゲート68及びイン
バータ61は、何れかのフリップフロップ62への入力
信号の到来に応動し、全フリップフロップ62のS端子
を低レベルにしてそれらの状態を固定する保持機能を有
するとともに、第1番目の往信号が到来したことをシー
ケンス制御部90へ通報するための回路である。
3人力NANDゲート63は、−群のNANDゲート6
6の出力と入力信号検出部60bの出力との論理和をと
り、その論理和出力は、パスバッファ65を介してゲー
トセットバス80へ出力される。なおモード切換スイッ
チ67は、本実施例では常時接続されている。
入力信号検出部60bは、入力ボート20に入力信号が
到来したか否かを検出する回路である。
これは、フリップフロップ69及び120と、4つのN
ANDゲート122と、5人力ORゲート124とが図
示のように接続されて構成されている。フリップフロッ
プ69は、入力信号の到来した入力チャネルの状態を保
持するため2状態回路である。フリップフロップ120
は、フリップフロップ69の出力状態を記憶し、それら
のS端子を低レベルにしてその状態を固定するための回
路である。NANDゲート122は、フリップフロップ
69の出力の先着入力検出部60aへの接続を制御する
ゲート回路である。ORゲート124は、フリップフロ
ップ69の出力の論理和をとり、第1番目の復信号が到
来したことをシーケンス制御部90に通報するための回
路である。
開始制御部60は第7図に示す監視回路(監視手段)4
00を有する。これは基本的には、先着入力信号検出部
60aのNANDゲート68からの出力5TARTの信
号線402と5人力ORゲート124の残りの入力40
4との間に接続されている。監視回路400は、それが
搭載されているノード装置10の入力チャネルから入力
信号が到来後、所定の期間内に着信端末からの応答信号
が到来しなかった場合、スイッチングゲートq40にそ
の入出力チャネルを他のチャネルから切り離させるため
の回路である。これは、システム内の全ノード装置10
に搭載してもよく、又は特定のノード装置10に選択的
に実装してもよい。
より具体的には、後述のように入力チャネル10〜17
のうちの特定のチャネルから最先に入力信号が到来する
と、先着入力信号検出部60aによってこれが検出され
、その旨を示す信号5TARTが信号線402からシー
ケンス制御部90へ出力される。また、先着入力信号検
出部60aで何れの入力チャネルに入力信号が先着した
かはNANDゲート63から信号0〜3としてアクティ
ブ信号出力部200及び制御ゲート部50へ、また、パ
スバッファ65からパス80へ各々出力される。NAN
Dゲート63からの出力O〜3のうち高レベルであるも
のに対応するチャネル同士がスイッチングゲート部50
でリンクを設定され、それ以外のチャネルはこれと切−
り離される。
例えば、NANDゲート63からの出ノJO〜3のうち
高レベルであるものが1つしかないと、スイッチングゲ
ート部40は、シーケンス制御部90から制御パルスW
RITE  Oを受けても、その高レベルに対応する唯
一のチャネルはどのチャネルともリンクを設定できず、
他のチャネルと分離されてしまう。本実施例ではこれを
利用し、監視回路400は、NANDゲート68の出力
信号5TARTを監視し、その高レベルが所定の期間継
続すると、強制的にACKシーケンスとする。
この疑似ACK信号に応動してスイッチングゲート部4
0は、NANDゲート63からの出力が1つだけ高レベ
ルのままスイッチングゲート部40にリンクを張る。従
って、その入力チャネルが他から分離される。これによ
って、不必要なネットワークの発信やブロードキャスト
の継続、設定リンクの開放不能などの異常状態が回避さ
れる。所定の期間については後に詳述する。
障害記憶部(DMU)210は第8図(a)に示すよう
にチャネル0〜3のボートに対応する回路0〜3を有す
る。
例えば、ボート○の場合、シーケンス制御部90からの
パルスWRITE  2がフリップフロップ(DFF)
242の入力GKに入力した時、ORゲート240に入
力する開始制御部(SAU)60からの信号がしてあれ
ば、ボートOはアクティブ信号又は衝突信号を受信して
いない。終了制御部70からのパス固定信号EAU及び
ノード装置立上げ信号BOOTがLであれば、ボート0
はパス固定に組み込まれていない。
以上の場合、DFF242は、入力りにORゲート24
0の出力りを入力し、リセット状態であり、出力QはL
にある。ボート0のダウンを表わす出力Qはモニタ表示
(MON)とORゲート246へ出ツノされる。ゲート
246へ入力するスイッチは閉じた状態にあり、ゲート
246は制御ゲート部(CCU)50へLを出力する。
ゲート246の出力はインバータ248へ入力され、パ
ルスENABLE2が入力するとインバータ248より
ゲートセットパス(GSB)80ヘボートOのダウンを
14レベルで出力する。ボート0はGSBのパス設定か
ら除かれる。照合回路250は入力ENにDFF242
の出力QBのHを入力しイネーブルとなる。
ダウンポートOは、他のボートから切り離され出力ポー
トから特定の信号C,LKDを出力する。
信号CL K Dを受信した他のノード装置は監視回路
400の時限以上信号が続くと、そのボートを切り離し
、受信信号を折返す。ボート0は折返し信号を受信する
。照合回路250では入力11にボートOの受信信号が
入力し、入力12に信号CL K Dが第8図(b)の
信号発生器270より人力する。照合回路250は両者
の一致を検出すると、出力CRYに11を出力する。こ
れはORゲート252より出力され、シーケンス制御部
(SCU)のORゲートlOOに信号DENDとして入
力する。また、インバータ244よりDFF242の入
力RBに入力し、これをリセットするので、ボートOに
よる障害が解除される。
終了制御部70は、第2図に4チヤネルの場合を示すよ
うに、通信終了検出部(通信終了検出手段)70aと接
続記憶部70bとよりなる。通信終了検出部70aは4
つのNORゲート72、シフトレジスタ(通信終了検出
時定数計数手段)74、ANDゲート76及び1つのO
Rゲート78が図示のように接続されて構成されている
。NORゲート72は入力ポート20からの信号と出力
ポート40からの信号との論理和をとるものである。シ
フトレジスタ74は後述する通信終了時定数による時間
に基づき、通信の終了を検出するための回路である。A
NDゲート76は前記シフトレジスタ74の出力と前記
制御ゲート部50の出ツノとの論理積をとるためのもの
である。4人力ORゲート78は通信経路を固定した通
信の内で終了した通信があること、又は、先着入力チャ
ネルからの第1番目の往信号が中断したことをシーケン
ス制御部90に知らせるためのものである。これらの情
報の何れを通報するかの選択は、制御ゲート部50によ
って行われる。よって、この終了制御部70では、通信
経路の固定された通信に含まれる2つの入力チャネルの
双方とも信号がなくなったときに、通信の終了として識
別される。
通信の終了は、通信終了時定数による時間だけ信号のな
い状態、又は、所定の論理状態が継続したことによって
識別される。「通信終了時定数」、即ち、第3の所定期
間は、往信号又は復信号の後にそれ以上信号が続かず、
通信が終了したことを検出するための時間である。その
長さは、全二重通信の場合は、真の通信の終了を、情報
内容である「0」又はrlJの連続から区別するのに必
要な時間に設定される。通常は、これに若干の余裕時間
が付加される。例えば、マンチェスタコーディングの場
合は1ビツト、NRZIで連続6ビツトの「1」にrQ
J を挿入する符号化則の場合は、7ビツト以上の時間
長をとる。通常はそれらの2倍、即ち、各々2ビツト又
は17ビツトの時間長に設定される。これは、入力信号
検出時定数と同じである。
全二重通信とともに半二重通信を含む場合、通信終了検
出時定数の長さは、最大実効ネットワーク長を往復する
伝搬遅延時間と、端末14が往信号又は復信号の受信を
検出してから復信号又は往信号を送信し始めるのに要す
る時間との和に実質的に等しく設定される。これは、端
末応答監視時間と同じである。通常は、これらに若干の
余裕時間が付加される。
また、接続記憶部70bは、通信経路の固定を行ったチ
ャネルを記憶するための4つのフリップフロップ71と
、その記憶の書込み及び消去を制御するためのANDゲ
ート73と、その出力をゲートセットバス80へ接続す
るための制御を行うパスバッファ75とが図示のように
接続されて構成されている。
このような構成によれば、シフトレジスタ74は常時全
チャネルについて通信の終了を検出できる状態にある。
つまり、制御ゲート部50で選択されていないチャネル
についても通信終了を検出できるので、切換えが行われ
たときに、通信終了の検出に通信終了検出時定数に相当
する遅れは生しない。
また、全二重通信の場合と、全二重通信及び半二重通信
の双方を含む場合とでは、通信終了時定数を各々に応じ
て設定すればよい。従って、装置自体のハードウェアの
変更を必要としない。
なお、これらの4つのNORゲート72に代えて4つの
NANDゲートを配設すれば、入力チャネルと出力チャ
ネルとの論理積をとることができる。このようにすれば
、終了制御部70では、通信経路の固定された通信に含
まれる2つの入力チャネルの何れかに信号がなくなった
ときに、通信の終了として識別される。
第7図を参照すると、開始制御部60の監視回路400
の構成例が示され、この構成例は、信号5TARTの高
レベル状態の継続を監視して疑似ACK信号を出力する
タイマ回路406が図示のように接続されて構成されて
いる。
本実施例では通常、入力ポート20の出力チャネルは信
号のない遊休状態では低レベルになっている。タイマ回
路406は、信号5TARTの高レベルに応動してクロ
ックCLOCKIの計数を開始する。前述の所定の期間
、高レベルが継続すると、即ち、ブロードキャスト状態
が継続すると、タイマ回路406はその出力QHを高レ
ベルにセットする。これは、アクティブ信号送出部20
0へN0ACK信号として送出され、また、ゲート12
4を介してシーケンス制御部90へ疑似的にACK信号
として転送される。これに応動してスイッチングゲート
部40は、NANDゲート63からの出力が1つだけ高
レベルのままスイッチングゲート部40にリンクを設定
し、その人出ノコチャネルを他から分離する。こうして
分離された入出力チャネルは、入力信号がなくなると開
放され、遊休状態に復帰する。これによって、ブロード
キャストの継続などの異常状態が回避される。なお、ク
ロックCLOCKIの周波数を変えることによっで、タ
イマ回路406の時定数、即ちブロードキャスト状態の
継続した入力チャネルを切り離すための監視時間を変え
ることができる。
前述の所定の期間は、第1番目の復信号の入力が保証さ
れている期間である。全二重通信の場合は、第1番目の
往信号の先着入力チャネルの検出から開始する期間であ
り、その長さは、最大ネットワーク長を往復する伝搬遅
延時間と、受信端末が第1番目の往信号を受信し始めて
から第1番目の復信号を送信し始めるまでに要する時間
との和に実質的に等しく設定される。全二重通信と半二
重通信を含む場合は、第1番目の往信号の終了から開始
する期間である。その長さは、最大ネットワーク長を往
復する伝搬遅延時間と、受信端末が第1番目の往信号の
受信を終了してから第1番目の復信号を送信し始めるま
でに要する時間との和に実質的に等しく設定される。通
常はこれらに若干の余裕時間が付加される。
第7図に示す監視回路400の回路例は、入力信号、即
ち第1番目の往信号がなくなり次第、切り離されていた
チャネルを開放するものである。
しかし、入力信号がなくなってもリセット指示を与える
までリンクを開放しないように構成してもよい。
シーケンス制御部90は、第1図に示すように、5つの
シフトレジスタ91〜95と、それらの出力状態を適切
に組み合わせて必要な制御信号を生成するためのゲート
群96と、通信の生起と終了が競合した時、通信の終了
を優先させるためのフリップフロップ97及びANDゲ
ート221と、モード切換えスイッチ98と、ブートス
イッチ99とが図示のように接続されて構成されている
シフトレジスタ91〜95のクロック入力端子にはシス
テムクロックCKI又はCKOが接続されている。なお
、本実施例では、フリップフロップ95は使用せず、ま
た、モード切換えスイッチ98は常時開放されている。
ブートスイッチ99は、ノード装置10の立上げ時にの
み操作され、ノード装置lo内の全フリップフロップを
初期設定する操作スイッチである。シーケンス制御部9
0も、全二重通信の場合と、全二重通信及び半二重通信
の双方を含む場合とでは、装置自体のハードウェアの変
更を必要としない。シーケンス制御部9゜の動作タイミ
ングを第9図に示す。「アクティブ検出時定数」、「入
ノJ信号検出時定数」による入力手段を監視する時期は
、シーケンス制御部90にて形成される。
ノード装置10における通信制御の概略を説明する。こ
こで便宜上、用語「送信端末」とは信号を伝送路12に
送出する側の端末をいい、「受信端末Jとは信号を伝送
路12から受ける側の端末をいうものとする。また、用
語「発信端末Jとは、他の端末との間に接続されていな
い状態、即ち遊休状態から特定の端末に宛てて情報を送
信し始める端末をいい、「着信端末」とはその情報に初
めて応答を返送する宛先側端末をいうものとする。
発信端末から送出される信号を[往信号」と称し、着信
端末から送出される信号、特に往信号に応答して返送さ
れる信号を[復信号」と称する。
あるノード装置lOにおいて、特定の入出力チャネル間
に接続が設定されていない遊休状態では、スイッチング
ゲート部40の接続ゲートが開放状態にあり、全ての入
力チャネルは、各々に対応する出力チャネルを除く全出
力チャネルに接続されている。
遊休状態において入力チャネル1O−i7のうちの何れ
かに入力信号が到来すると、開始制御部60の先着入力
信号検出部60aは、入力チャネル1O−i7のうち最
先に入力信号が到来したチャネル、即ち「先着入力チャ
ネル」を先着順論理により検出する。先着入力チャネル
から受信した信号がそれに対応する出力チャネル以外の
全出力チャネルに転送されるブロードキャストが行なわ
れる。
開始制御部60の先着入力信号検出部60aの先着入力
チャネル検出によりシーケンス制御部90が起動され、
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数による
時限監視を開始する。
[アクティブ検出時定数」は、最先に入力信号を検出し
た入力チャネル以外の入力チャネルから、同じ送信源か
らの最初の、即ち第1番目の往信号を受信したり、他の
送信源からの別な第1番目の往信号を受信したり、アク
ティブ信号を受信するための時間である。
アクティブ検出時定数の長さは、隣接ノード装置10間
又は対端末14間の最大許容距離を往復する伝搬遅延時
間と、アクティブ信号に要する時間との和に実質的に等
しく設定される。通常はこれに若干の余裕時間が付加さ
れる。この時間内に、同じ送信源からの迂回された第1
番目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の往信
号、アクティブ信号が到来する。これにより障害又は休
止チャネルを検出することができる。
アクティブ検出時定数の監視時限内に入力信号の到来し
たチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60b
のフリップフロップに記憶される。
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数により
規定される期間が満了すると、障害記憶部210をクロ
ック駆動し、入力チャネル10〜13のうちアクティブ
検出時定数の期間内に入力信号の到来しなかった入力チ
ャネルを障害又は休止チャネルとしてフリップフロップ
212に記憶する。
続いてシーケンス制御部90は入力信号検出時定数の時
限監視を行なう。[入力信号検出時定数」は、アクティ
ブ検出時定数による期間の経過後信号があるか否かを検
出するための時間である。その長さは、例えば、マンチ
ェスタコーディングの場合は2ビツト、NRZIで連続
6ビツトの「IJにrQJを挿入する符号化則の場合は
7ビツト以上の時間長をとる。通常はこれに若干の余裕
時間が付加され、それらの2倍、即ち各々4ビツト又は
14ビツトの時間長に設定される。これは、最先に入力
信号を検出した入力チャネル以外で、同じ送信源からの
第1番目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の
往信号を受信した入力チャネルをアクティブ信号と区別
して検出するための時間である。
この入力信号検出時定数の監視時限内に入力信号の到来
したチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60
bのフリップフロップに記憶される。この期間が終了す
ると、スイッチングゲート部40は、入力信号検出部6
0bに記憶されている入力信号検出時定数の期間内に入
力信号のなかった入力チャネルのうちの何れかからその
後入力信号が到来すると、その入力チャネルを先着入カ
フ チャネルに対応する出力チャネルに接続する。
通信経路に含まれる何れかの入力チャネルに入力信号が
なくなり、終了制御部70は通信終了検出時定数によっ
て規定される時間が経過すると、シーケンス制御部90
に示し、シーケンス制御部90は開始制御部60の先着
入力信号検出部60a及び入力信号検出部60bを初期
状態にリセットする。
この通信終了の検出は、先着入力チャネルからの入力信
号を監視して、これがなくなったことを検出して復旧処
理を行なうように構成してもよく、又は、先着人力チャ
ネルと、これに接続されている他の入力チャネルの双方
からの入力信号を監視して両者の何れかがなくなったこ
とを検出して復旧処理を行なうように構成してもよい。
入力信号のなくなったことの検出は、その信号の論理状
態が通信終了検出時定数の期間だけ所定の状態、例えば
rOJに維持されたことを検出することによって行なわ
れる。
上述の実施例では、アクティブ検出時定数による期間中
信号が到来しなかった入力チャネルは、その経過後も入
力信号検出部60bに記憶され、それらの入力チャネル
の人力信号のみ検出可能となる。同期間の経過後、その
ような入力信号の到来しなかった入力チャネルを先着入
力チャネルに対応する出力チャネルに接続し、他の全て
の入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とするよう
に構成してもよい。
そのような入力信号の到来しなかった入力チャネルに入
力信号検出時定数の期間の経過後、第1番目の復信号が
到来すると、第1番目の復信号を受信した入力チャネル
を先着入力チャネルに対応する出力チャネルに、また、
先着入力チャネルを第1番目の復信号の到来した入力チ
ャネルに対応する出力チャネルに接続し、入出力チャネ
ル間の径路の固定を行ない、他の全入力チャネルをその
入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャ
ネルに接続する。
本実施例の理解のために、ノード装置10を4つ格子状
に接続した格子状通信網について第10図(a)〜(e
)を参照して本実施例のシステムにおける通信手順を説
明する。この説明上の通信網では、4つのノード装置1
0a〜10dが伝送路12によって格子状に接続されて
いる。ノード装置10a、lodには端末14a、14
dが各々接続されている。同図において、ハツチングを
施した側が送信側を示し、また、太線が情報信号の流れ
を示している。
全二重通信について、入力信号の検知と、それに基づく
入出力チャネル間の接続制御は、次の7つの基本的なス
テップにて行なわれる。
まず、第10図(a)に示すように、第1のステップで
は、遊休状態から初めてデータを送信したい発信端末、
例えば14aは第1番目の往信号をパケットの形で伝送
路+2aを通してノード装置10aに送出する。第1番
目の往信号には、宛先の端末、例えば14dを示す宛先
アドレスが含まれている。ノード装置10aは、第1番
目の往信号を先着入力信号として検出する。即ち、最先
に入力信号が到来したチャネル、即ち「先着入力チャネ
ル」を先着順論理により識別する。そこで、先着入力チ
ャネル12aに対応する出力チャネルを除く全出力チャ
ネル12ab、12acなどにその第1番目の往信号を
転送する。即ち第1番目の往信号をノード装置10aの
全方路にブロードキャストする。
ノード装置10aはさらに、第1番目の往信号を先着入
力チャネルで受信すると、通信経路の固定されていない
他の全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
とともに、アクティブ信号出力部200により先着入力
チャネルに対応する出力チャネルからアクティブ信号2
30aを出力する。
次に第2のステップでは、第10図(b)に示すように
、他のノード装置10.b、10c、10dも各々の伝
送路12ab、12ac、l 2bd。
12cdからこの第1番目の往信号を受信し、同様のブ
ロードキャストを行なう。この例では、ノード装置10
cは伝送路12acを先着入力チャネルと認め、伝送路
12cdなどの他の伝送路にブロードキャストする。同
様にノード装置10dは、伝送路12bdからの他に同
伝送路12cdからも第1番目の往信号が到来するが、
伝送路12bdを先着入力チャネルと認め、伝送路12
bdからの第1番目の往信号のみを伝送路12bd。
12cdなどの他の伝送路にブロードキャストし、伝送
路12cdからの信号は出力しない。ノード装置10c
、10dでは、先着入力信号とそれより遅れて到来した
他の入力信号との到着時間差が接続制御に要する時間よ
り短いと、−瞬、重複が生ずる。しかしこれは、メツセ
ージパケットのプリアンプル部分で生じているので、問
題はない。
このようにして、端末14aから送信されノード12か
らブロードキャストされた第1番目の往信号は、重複す
ることなくネットワーク中に伝達される。こうして最短
経路を経由した第1番目の往信号が端末14dに到達す
る。
ノード装置10a〜10dは、先着入力チャネルの検出
から始まるアクティブ検出時定数の期間内は全入力チャ
ネルを監視し、その期間内に入力信号を受信しなかった
入力チャネルを識別する。
それらは入力信号検出部60bに記憶される。各ノード
装置10では、その入力チャネル、出力チャネル及びそ
のノード装置に接続されている他のノード装置や端末が
正常に機能していれば、アクティブ検出時定数の期間内
にアクティブ信号又は第1番目の往信号が到来するはず
である。例えば、ノード装置10bにて入力ポート23
4bxに何らかの原因により信号を受信しなかったとす
ると、ノード装置tabにてこれが記憶される。
ノード装置10a〜10dは、アクティブ検出時定数□
の経過後から開始する入力信号検出時定数による期間内
に入力信号のなかった入力チャネルを検出する。このと
き、アクティブ信号はすでに終了している。また、この
ときノード装置10a〜10dは、このように検出した
入力チャネルをそれに対応する出力チャネル以外の全出
力チャネルに接続するように構成してもよい。さらにノ
ード装置10a〜10dは、このように検出した入力チ
ャネルのうち入力信号検出部60bに記憶されていない
入力チャネル、即ち、アクティブ検出時定数の期間内に
信号の到来した入力チャネルをそれに対応する出力チャ
ネル以外の全出力チャネルに接続するように構成しても
よい。
第3ステツプでは、ノード装置10a−10dに接続さ
れている端末14は第1番目の往信号を受信する。その
際、各端末14はアクティブ信号232を返送するとと
もに、第1番目の往信号に含まれている宛先アドレスを
自局のアドレスと照合する。この例では、端末14dは
、アクティブ信号232dを送出し、また、宛先アドレ
スが自局のそれと一致するので、最初の、即ち、第1番
目の復信号を伝送路12dに送出する。第10図(c)
に示すように、ノード装置10dは、第1番目の往信号
を送出した出力チャネルに対応する入力チャネルのうち
、入力信号検出時定数で規定される期間内に入力信号が
到来せず、かつ入力信号検出時定数で規定される期間の
終了後信号が到来した入力チャネルを識別する。これを
先着入力チャネルに対応する出力チャネルに接続する。
この例では、第10図(C)に示すように、ノード装置
10dは、入力信号検出時定数による期間の経過後、伝
送路12dから信号を受信すると、その信号、即ち、第
1番目の復信号を受信した入カチャネルを、先着入ツノ
チャネルに対応する出力チャネル12bdに接続する。
従って、伝送路12dから受信した第1番目の復信号は
、ノード装置10dから伝送路12bdに送出される。
その後、通常、端末応答監視時間又は全二重通信、半二
重通信を含む場合の通信終了検出時定数に相当する時間
が経過してから、他の全入ツノチャネルをその入力チャ
ネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接
続する。これによって第10図(c)の伝送路12cd
の第1の往信号がノード装置10dに検出されてしまう
のを防ぐことができる。つまり、この例では、これによ
って伝送路12bclが伝送路12cdと相互に接続さ
れる。
第4ステツプにおいて、ノード装置10a、1obもノ
ード装置10dと同様の制御を行なう。
従って、第10図(d)に示すように第1番目の復信号
は、第1番目の往信号の転送された経路を逆に辿って発
信端末14aに到達する。第1番目の往信号はある程度
の長さを有し、また、端末14dなどの端末装置は、第
1番目の往信号の宛先アドレスを識別すると直ちに第1
番目の復信号を送信するように構成されているので、第
1番目の復信号は第1番目の往信号と重複しながら伝送
される。従って、端末14a、14d以外の他の端末が
このネットワークに接続されていても、それらの端末は
この通信に関与することができない。これによって、通
信システムにとって重要な、他の端末での通信の秘匿性
が維持され、また、マルチチャネル通信を可能としてい
る。
第10図(e)に示すように、ノード装置10cは第5
ステツプでは、伝送路12cdなどから第1番目の復信
号が到来せず、かつ伝送路12acにそれまで受けてい
た第1番目の往信号がなくなると、これを検出して全入
力チャネルをその入力チャネルに対応する出力チャネル
を除く全出力チ=47 ャネルに接続する。つまり、入力信号検出時定数の期間
中に入力信号を受信せず、かつその経過後も第1番目の
復信号が到来せず、しかも第1番目の往信号を受信しな
くなったことを検出すると、全入力チャネルをその入力
チャネルに対応する出力チャネルを除く全量ノJチャネ
ルに接続する。これは、その通信がそのノード装置10
を経由しないで経路が固定されたか、又はその通信が成
立せず第1番目の往信号の送信を発信端末が中止したこ
とを意味する。従って、それ以外の場合は、先着入力チ
ャネルの検出から始まる端末応答監視時間内に第1番目
の復信号の到来が保証されている。
第1番目の往信号が何らかの原因により受信端末14d
に到達せず、従って第1番目の復信号が返送されないこ
とを理由として送信端末14. aが第1番目の往信号
の送信を途中で中止したときも同様である。
全二重通信と半二重通信の双方を含む場合は、ノード装
置10cは、第1番目の往信号を受信しなくなり、その
後通信終了検出時定数による期間が経過しても第1番目
の復信号が到来しないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。つまり、入力信号を受けなか
った何れの入力チャネルについても、第1番目の往信号
の終了から開始する端末応答監視時間内に第1番目の復
信号を受信していないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。
このような接続制御により、発信端末14aと着信端末
14dとの間の通信のために1つの通信経路が設定され
、固定される。各ノード装置10は、固定されていない
経路について新たに生起する通信の設定制御を行なうこ
とができる。
このように各ノード装置10は、入力信号の有無を検出
してアクティブ検出時定数、入力信号検小時定数、端末
応答監視時間及び通信終了検出時定数に関するシーケン
シャルな制御を行なう。通信終了についての制御も同様
である。例えば全二重通信で1つの発信端末に通信の継
続及び終了の権限を与えている場合、即ち、通常、第1
番目の往信号は信号終了検出時間よりも短い間隔で連続
しており複信号が間欠的に伝送される場合、通信経路の
固定を行なった一対の入力チャネルについて第1番目の
往信号がなくなったことを検出して、又はその入力チャ
ネル対の何れかに入力信号がなくなったことを検出して
、全入力チャネルをその入力チャネルに対応する出力チ
ャネルを除く全出力チャネルに接続する。当然、この時
、復信号は伝送されていない。
半二重通信の場合や、全二重通信でも送信局と受信局に
優先順位を設定する必要のない場合は、経路の固定を行
なった一対の入力チャネル対の双方に入力信号がなくな
ったことを検出して、全入力チャネルをその入力チャネ
ルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接続
する。
監視回路400が開始制御部60に搭載されているある
ノード装置10のある入力チャネルに入力信号が到来後
、前述の所定の期間経過前に着信端末からの応答信号が
そのノード装置10の他の入力チャネルに到来しなかっ
た場合、その監視回路400はシーケンス制御部90へ
疑似的にACK信号を発生する。
より具体的には、特定の入力チャネルから最先に入力信
号が到来すると、その往信号は先着入力チャネル以外の
全出力チャネルに出力される。監視回路400は、先着
入力信号検出部60aのANDゲート68から出力され
る信号5TARTを監視している。例えば、端末の発信
、又は実在しない宛先への送信によるブロードキャスト
状態の継続が生ずると、この入力チャネルの信号受信状
態の信号5TARTを利用して監視回路400で2一 監視され、これが所定の期間継続すると、監視回路40
0はシーケンス制御部90へ疑似的にACK信号を出力
する。このACK信号に応答してシーケンス制御部90
はACKシーケンスに入り、信号WRITE  Oを発
生してスイッチングゲート部40に入出力チャネル間に
リンクを設定させる。その動作は前述の正常動作に準す
る。しかし、開始制御部60のパスバッファ65からバ
ス80は信号O〜3のうちの先着入力チャネルに対応す
る1本しか高レベルにないので、スイッチングゲート部
40は、そのままリンクを張ろうとしてもリンクを張る
ことができず、その入力チャネルを他のチャネルから切
り離すことになる。従って、完成したリンクが通信網内
に設定されず、ブロードキャストの継続によってネット
ワーク全体が占有される異常状態が回避される。
また、監視回路400は、アクティブ信号出力部200
へN0ACK信号を出力する。アクティブ信号出力部2
00はこの信号により先着入力ボートを発振ボートとし
てフリップフロップ216に記憶し、この入力ボートの
信号を対応する出力ボートへ折返す。
しかして、本実施例では、上記構成に加え、シーケンス
制御部90において、第1図に示すように、終了制御部
70中のシフトレジスタ74の起動を制限する信号TO
Eを出力する開始制限手段として、ANDゲート201
,202、インバータ203,204及びORゲート2
05を設けたものである。まず、ANDゲート201は
信号5TARTが入力されるシフトレジタ91の出力Q
Aと、他方のシフトレジスタ92の最終出力Q8をイン
バータ203で反転させたものとを入力として、開始シ
ーケンス中にHレベルを出力するものである。一方、A
NDゲート202は信号ACKが入力されるシフトレジ
スタ93の出力QAとその最終出力QDをインバータ2
04で反転させたものとを入力として、応答シーケンス
中にL丁しベルを出力するものである。ORゲート20
5はこれらのANDゲート201,202の出力を入力
とするものであり、開始シーケンス中及び応答シーケン
ス中に信号TOEを出力する。
よって、この信号TOEは先着入力識別に伴う開始シー
ケンスが始まってがら信号ACKが受伺は可能となるま
での開始シーケンス中と、応答シーケンス中とで、Hレ
ベルとなる。これに対し、終了制御部70中のシフトレ
ジスタ74はそのCI端子入力がLレベルのときにカウ
ントイネーブルとなるものであるので、信号TOEがH
レベルなる上記のシーケンス中は計数動作を停止し、L
レベルになった時点、即ち、開始シーケンスや応答シー
ケンス終了後に再び計数動作を開始するものとなる。こ
れにより、終了制御部7oにおいてパケット単位方式を
想定して、通信終了検出時間を短くしたとしても、開始
シーケンス中や応答シーケンス中にタイムアウトとなり
終了シーケンスに移行するようなことがなく、所定のシ
ーケンスが中断するような誤動作を防止できる。
発明の効果 本発明は、上述したように、通信経路の固定された入出
力手段間の通信終了検出のための通信終了検出時定数用
の計数手段を、開始シーケンス中、又は、開始シーケン
ス及び応答シーケンス中には停止させておき、これらの
シーケンス終了後に開始させるようにしたので、パケッ
ト単位の固定・開放制御のように、通信終了検出時定数
を非常に小さくした場合であっても、開始シーケンス中
や応答シーケンス中に通信終了と検出してしまうような
ことがなく、誤動作を防止し、ネットワークの効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はシーケ
ンス制御部を示すブロック図、第2図は終了制御部のブ
ロック図、第3図は格子状通信網構成例を示す中継方式
図、第4図は不定形通信網のノード装置全体の構成を示
す機能ブロック図、第5図はアクティブ信号送出部の回
路図、第6図は開始制御部の回路図、第7図は開始制御
部における監視回路の回路図、第8図(a)は障害記憶
部の回路図、第8図(b)は信号発生器を示す図、第9
図はシーケンス制御部の制御シーケンスを示すタイミン
グ図、第1O図(a)〜(e)は通信制御の各段階にお
ける状態を示す状態図、第11図はパス固定・開放方式
を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の
    送信線が接続される少なくとも1つの出力手段と、 前記送信線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続さ
    れる少なくとも1つの入力手段と、これらの入力手段と
    出力手段とを接続する接続手段と、 前記入力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に
    往信号の到来した先着入力手段を識別する先着入力検出
    手段と、この先着入力手段に対応する出力手段から所定
    の信号を出力する信号出力手段と、前記先着入力検出手
    段の識別から所定の期間の時限を開始する時限手段と、
    この時限手段による時限に応じて前記入力手段の前記受
    信線からの復信号の受信状態を監視する監視手段と、所
    定の通信終了時定数計数手段を含みこの通信終了時定数
    による時間に基づき設定された通信経路の通信終了を検
    出する通信終了検出手段と、前記通信終了時定数計数手
    段の時限開始を制限する開始制限手段とを有して、前記
    接続手段をシーケンシャルに制御して前記入力手段を選
    択的に前記出力手段に接続させる制御手段とよりなり、 前記制御手段により前記接続手段を制御して前記入力手
    段の内で既に設定されている通信に含まれない伝送路に
    ついて遊休状態にある入力手段を少なくともこの入力手
    段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続し、 前記先着入力検出手段の識別に応動して前記制御手段に
    より前記接続手段を制御し、前記先着入力手段を除く全
    入力手段について対応する出力手段との間の接続を断と
    して、前記先着入力手段からこの先着入力手段に対応す
    る出力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送させる
    開始シーケンスを行い、 前記入力手段の内でこの往信号の転送を行った出力手段
    に対応する入力手段に前記受信線から復信号が到来する
    かを前記監視手段により監視し、復信号を受信した入力
    手段を前記先着入力手段に対応する出力手段に接続する
    とともに先着入力手段をこの復信号を受信した入力手段
    に対応する出力手段に接続してこれらの入出力手段間の
    接続を固定する一方、他の全入力手段を少なくともこの
    入力手段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続す
    る応答シーケンスを行い、 前記制限手段により時限を開始させた前記通信終了検出
    手段による通信終了検出により前記接続手段を制御して
    固定された入出力手段間の接続を開放し、又は、接続固
    定前の通信終了検出により前記接続手段を制御して遊休
    状態の入出力手段間を接続する終了シーケンスを行うよ
    うにしたことを特徴とする不定形通信網のノード装置。 2、端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の
    送信線が接続される少なくとも1つの出力手段と、 前記送信線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続さ
    れる少なくとも1つの入力手段と、これらの入力手段と
    出力手段とを接続する接続手段と、 前記入力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に
    往信号の到来した先着入力手段を識別する先着入力検出
    手段と、この先着入力手段に対応する出力手段から所定
    の信号を出力する信号出力手段と、前記先着入力検出手
    段の識別から所定の期間の時限を開始する時限手段と、
    この時限手段による時限に応じて前記入力手段の前記受
    信線からの復信号の受信状態を監視する監視手段と、所
    定の通信終了時定数計数手段を含みその通信終了時定数
    による時間に基づき設定された通信経路の通信終了を検
    出する通信終了検出手段と、前記通信終了時定数計数手
    段の時限開始を制限する開始制限手段とを有して、前記
    接続手段をシーケンシャルに制御して前記入力手段を選
    択的に前記出力手段に接続させる制御手段とよりなり、 前記制御手段により前記接続手段を制御して前記入力手
    段の内で既に設定されている通信に含まれない伝送路に
    ついて遊休状態にある入力手段を少なくともこの入力手
    段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続し、 前記先着入力検出手段の識別に応動して前記制御手段に
    より前記接続手段を制御し、前記先着入力手段を除く全
    入力手段について対応する出力手段との間の接続を断と
    して、前記先着入力手段からこの先着入力手段に対応す
    る出力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送させる
    開始シーケンスを行い、 前記入力手段の内でこの往信号の転送を行った出力手段
    に対応する入力手段に前記受信線から復信号が到来する
    かを前記監視手段により監視し、復信号を受信した入力
    手段を前記先着入力手段に対応する出力手段に接続する
    とともに先着入力手段をこの復信号を受信した入力手段
    に対応する出力手段に接続してこれらの入出力手段間の
    接続を固定する一方、他の全入力手段を少なくともこの
    入力手段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続す
    る応答シーケンスを行い、 前記制限手段により時限を開始させた前記通信終了検出
    手段による通信終了検出により前記接続手段を制御して
    固定された入出力手段間の接続を開放し、又は、接続固
    定前の通信終了検出により前記接続手段を制御して遊休
    状態の入出力手段間を接続する終了シーケンスを行うよ
    うにしたことを特徴とする不定形通信網のノード装置。
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