JPH01838A - 不定形通信網のノ−ド装置 - Google Patents

不定形通信網のノ−ド装置

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JPH01838A
JPH01838A JP62-125811A JP12581187A JPH01838A JP H01838 A JPH01838 A JP H01838A JP 12581187 A JP12581187 A JP 12581187A JP H01838 A JPH01838 A JP H01838A
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和徳 星
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株式会社リコー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技?Ii分野 本発明は1通信網の制御、とくに不定形通信網のノード
装置に関する。
従来技術 ローカルエリアネットワーク(LAN)や公衆回線網な
ど、とくにマルチメディア通信に適用可能な通信網とし
て、たとえば特願昭81−218028には、生体の神
経細胞のアナロジ−によるマルチチャネルの格子状通信
網が提案されている。これは、多大カー出力信号の通信
制御要素をノードとして多結合構造に接続して通信網を
構成し、各ノードではディジタル信号を先着順論理によ
り転送する通信1網形態をとって・いる。
この格子状通信網はとくに次の点で優れている6 1つ
は、多結合構造のためネットワークトポロジーの目出度
が高いことである。したがってフォルトトレランシー(
生残性)が高い、すなわち網の一部に障害があっても他
のルートで通信が適応的に確保される。つぎに、先着順
論理によって、最適の通信経路が選択されることである
。またこのシステムは、ノードにおいて同時に複数の接
続チャネルを確立するマルチチャネル方式をとり、効率
的に全二重通信を確立するものである。
このような格子状通信網は、たとえばO9I  (開放
型システム間相互接続)の物理層からネットワーク層に
効果的に適用される。
格子状通信網においてフォルトトレラント性を重視する
場合、障害の影響を少なくするとともに、障害場所の迅
速な検出が重要である。障害として重大なものは3種類
ある。第1はノード自体の障害であり、第2は送信伝送
路の障害、第3は受信伝送路の障害である。前述の格子
状通信網では、これら第1、第2および第3の障害によ
って通信が阻害される確率は非常に小さい。
このように、あるノードから出るボートより先のメート
または端末が障害の場合これを検出することができる。
しかし、網に芙在しないアドレスに宛ててブロードキャ
ストしたり、端末やノードが発振したりすると、網内の
全ノードにブロードキャスト状態が継続し、これによっ
て新たな通信が阻害され、また、すでに設定されている
リンクを解放することもできなかった。
目   的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し。
このような異常なブロードキャスト状態の継続が回避さ
れる不定形通信網のノード装置を提供することを目的と
する。
構  成 本発明は上記の目的を達成させるため、端末またはノー
ド装置への送信線と送信線に対応する受信線とを含む伝
送路に接続されるノード装置であって、それぞれ受信線
が接続される少なくとも1つの入力手段と、それぞれ送
信線が接続される少なくとも1つの出力手段と、入力手
段と出力手段を接続する接続手段と、接続手段を制御し
て入力手段を選択的に出力手段に接続させる制御手段と
を有する不定形通信網のノード装置において、制御手段
は、入力手段のうち最先に端末への往信号が到来した入
力手段を識別すると、接続手段を制御し、前記識別され
た入力手段から出力手段のうち前記識別された入力手段
に対応するもの以外の全出力手段へ往信号を転送させ、
制御手段は、入力手段のうち前記識別された入力手段以
外で端末からの復信号を受けた入力手段があると、接続
手段を制御して、復信号を受けた入力手段を前記最先に
往信号の到来した入力手段に対応する出力手段に、また
前記最先に往信号の到来した入力手段を前記最先に復信
号を受けた入力手段に対応する出力手段に接続させてそ
れらの入出力手段間の接続を固定し、制御手段はさらに
、入力手段を監視する監視手段を含み、監視手段は、入
力手段のいずれかが所定の期間を超えて往信号を受信し
続けると、接続手段を制御して入力手段を他の入力手段
より切り離させる不定形通信網のノード装置を特徴とし
たものである。
以下、本発明をその実施例に基づいて具体的に説明する
本発明によるノード装置を適用した不定形通信網は、第
8図に例示するようにノード装置10が伝送路12によ
って2次元または3次元に格子状に接続される格子状通
信網として有利に実現されるが、その、im構成は木質
的に不定形である。たとえば線形、ループ状など他の形
状の網構成をとってもよい。
ノード装置10には複数の、この例では8木の入出力ボ
ートが設けられ、それらには伝送路12を介して他のノ
ード装置10、および(または)端末14が接続可能で
ある。入出力ボートの数に制限はなく、少なくとも1つ
以上あればよい。ノード装置10は、入出力ボートの容
量内であれば、伝送路12を介して接続されるノード装
置10や端末14の数に制限はない。また、網全体を単
一のノード装JIOにて形成してもよく、また、複数の
ノード装置10をたとえば単一の印刷配線板に搭載して
全体をあたかも1つのノード装置として扱い、実質的な
入出力ボート容量を増大させてもよい。
端末14は、本実施例では非同期にてデータを送受信可
能な端末装置であり、パソコンなどの処理システム、フ
ァイルステーションやプリントステーションなどのサー
ビスステーションなどを含む。データはメンセージパケ
ットの形で転送されるのが有利である。端末14は後述
のように、全二重端末の場合、自局宛てのパケットを受
信すると直ちに応答信号を送出する方式のものが有利に
使用される。
伝送路12は、たとえば光ファイバによる光伝送路、ま
たは撚り線や同軸ケーブルなどの電気伝送路であり、本
実施例ではデータがアナログまたはティジタルで伝送さ
れる。これは全二重構成をとっている。ノード装置10
と端末14の間の伝送路12は、半二重構成をとっても
よい。また、トラヒックに応じてノード装置10相互 複数本設けてもよい。
第1図を参照すると、ノード装置10は、伝送路12か
らの受信線が接続される入力ボート20と、伝送路12
への送信線が接続される出力ボート30を有し、両者が
スイッチングゲート部40を介して相互に接続されてい
る。入力ボート20は本実施例では8つの受信ないしは
入力チャネル1o−i7を有し、また出力ボート30は
これに対応して8つの送信ないしは出力チャネルOO〜
07を有する。これによってノード装置10には、伝送
路12を介して他のノード装置10や端末14を全体で
8つまで接続可能である。出力チャネル00〜07のう
ち入力チャネル10〜17のそれぞれと同じ番号の、す
なわち「対応する」出力チャネルが同じ方路の伝送路1
2に接続される。
スイッチングゲート部40は,入力チャネル10〜17
のうちの任意のものと出力チャネル00〜07のうちの
任意のものとを選択的に相互接続するゲート回路である
。入力ボート20はまた、制御ゲート部50を介して開
始制御部60および終了制御部70に接続されている.
制御ゲート部50は、入カポ−)20および出力ボート
30からの信号をスイッチングゲート部40、開始制御
部60および終了制御部70に適切に接続制御するゲー
ト回路である。開始制御部60は、入力信号が最先に到
来した入力チャネルを識別し、また各人力チャネルに入
力信号があるか否かの検出を行なう機能部である。終了
制御部70は、すでに設定されている通信径路の入力チ
ャネルに入力信号がなくなったことを検出してその通信
の終了処理を行なう回路である。スイッチングゲート部
40,開始制御部60および終了制御部70は、ゲート
セットへス80により相互に接続されている。
スイッチングゲート部40にはまた、アクティブ信号を
送出するためのアクティブ信号出力部200が接続され
、これは開始制御部60にも接続されている。開始制御
部60および終了制御部70にはまた、障害が発生した
チャネルを記憶する障害記憶部210が接続されている
。障害記憶部210はゲートセットへス80にも接続さ
れている。
スイッチングゲート部40、制御ゲート部50、開始制
御部60,終了制御部70、アクティブ信号出力部20
0および障害記憶部210は,それらを含む木装芒全体
を制御するシーケンス制御部90によって制御される。
スイッチングゲート部40の特定の構成は、簡略のため
入出力各4チャネルの場合を第2図に示すように、出力
チャネル数に対応した、すなわちこの例では4つの4人
力NAN[lゲート42を有する。それらの1つの入力
端子には、アクティブ信号出力部200からの信号線が
接続されている。スイッチングゲート部40はさらに、
4x(4−1)個の2人力HANDゲート44と、4K
(4−1)/2個(7)7リツプフロツプ4B、 AN
D ケ−) 48オヨび排他的論理和(EXOR)ゲー
ト49とが図示のように接続されて構成されている。
より詳細には、各入力チャネル10〜i3の2人力NA
N11ゲート41の出力43は、出力チャネル00〜0
3のうちそれぞれに対応するものを除くすべての出力チ
ャネルの4人力HANDゲート42の1つの入力にNA
NDゲート44を介して共通に接続されている。さらに
、HANDゲート44の前段には、入力チャネル数に対
応した、すなわちこの例では4つの2人力NANDゲー
ト41が配設され、その一方の入力45が制御ゲート部
50から付勢されると、入力ボート20とスイッチング
ゲート部40の内部回路が選択的に接続される。
第2A図の真理値表に示すように、相互接続する入出力
チャネルが指定され、ゲートセットバス80の指定され
たチャネルの制御線が高レベルになると、スイッチング
ゲート部40は、シーケンス制御部90からのWRIT
E O入力の負のクロック信号に応動して両チャネル間
を相互接続する。指定されたチャネルと指定されていな
いチャネルの間の接続は断とする。また、このとき指定
されなかったチャネルについては、当時の接続状態を保
持する。これによって、1つのノード装置lOで同時に
複数の入出力チャネルの組合せについての通信径路を許
容するマルチチャネル接続が行なわれる。
このようにして、−回の制御で全HANDゲート44の
状態を設定することができる。またこの構成によれば、
NANDゲート44の状態を保持するための機能部、す
なわちフリップフロップ46の数を最小にすることがで
きる。
本ノード装置lOはアクティブ信号出力部200を有し
、これは、自局ノードとその入力チャネルが正常に動作
している、すなわちアクティブであることを示す「アク
ティブ信号」を発生する機能部である。アクティブ信号
は、その信号長以外は一切制限されない。その信号長は
、開始制御部60のフリップフロップを動作させるのに
必要な最小の時間より長く、後述の「アクティブ検出時
定数」内に到着し終る長さに設定される。
開始制御部60の特定の構成は、簡略のため入出力各4
チャネルの場合を第3図に示すように、先着入力信号検
出部EiOaおよび入力信号検出部60bからなる。先
着入力信号検出部Haは、入力チャネル1o−i3のう
ち最初に入力信号が到来したチャネルを先着順論理に従
って識別する機能部であるる、これは、入力チャネル数
に対応した、すなわち4つのフリップフロップ62と、
1群のHANDゲート66と、4人力MANロゲート6
8およびインバータ81と、4つの3人力NANDゲー
ト63と、パスバッファ65と、モード切換えスイッチ
87とが図示のように接続されて構成されている。
フリップフロップ62は、入力信号の到来した入力チャ
ネルの状態を保持する回路である。1群のNANDゲー
ト66は、フリップフロップ82の出力64の相互間に
優先順位を与える。4入力HANDゲート68およびイ
ンバータ60は、いずれかのフリップフロップ62が入
力信号の到来に応動し、全フリップフロップ62のS端
子を低レベルにしてそれらの状態を固定する保持機能を
有するとともに、第1番目の往信号が到来したことをシ
ーケンス制御部30へ通報するための回路である。
3人力HANDゲート63は、1群のHANDゲート6
Bの出力と入力信号検出部80bの出力との論理和をと
り、その論理和出力は、パスバッファ85を介してゲー
トセットバス80へ出力される。なおモード切換えスイ
ッチ67は、本実施例では常時開放されている。
入力信号検出部60bは、入力ボート20に入力信号が
到来したか否かを検出する回路である。これは、フリッ
プフロップ69および120と、4つのMANロゲート
122 と、5人力ORゲート124 とが図示のよう
に接続されて構成されている。フリップフロッゾ68は
、入力信号の到来した入力チャネルの状態を保持するた
め2状態回路である。フリップフロップ120は、クリ
ップフロップ69の出力状態を記憶し、それらのS出力
を低レベルにしてその状態を固定するための回路である
。NANDゲート122は、フリップフロップ68の出
力の先着入力検出部EiOaへの接続を制御するゲート
回路である。
ORゲート124は、フリップフロップ69の出力の論
理和をとり、第1番目の復信号が到来したことをシーケ
ンス制御部90に通報するための回路である。
開始制御部60は監視回路400を有する。これは基本
的には、先着入力信号検出部80aのNANDゲート6
8からの出力5TARTの信号線402と5人力ORゲ
ー) 124の残りの入力404との間に接続されてい
る。監視回路400は、それが搭載されているノード装
置10の入力チャネルから入力信号が到来後、所定の期
間内に着信端末からの応答信号が到来しなかった場合、
スイッチングゲート部40にその人力チャネルを他のチ
ャネルから切り離させるだめの回路である。これは、シ
ステム内の全ノード装置10に搭載してもよく、または
特定のノード装置10に選択的に実装してよい。
より具体的には、後述のように入力チャネルlO〜+7
のうちの特定のチャネルから最先に入力信号が到来する
と、先着入力信号検出部Boaによってこれが検出され
、その旨を示す信号5TARTが信号線402かもシー
ケンス制御部90へ出力される。また先着入力信号検出
部Boaでいずれの入力チャネルに入力信号が先着した
かはNANDゲート63から信号O〜3としてアクティ
ブ信号出力部200および制御ゲート部50へ、またパ
スバッファ65からパス80へそれぞれ出力される。N
ANDゲート63からの出力O〜3のうち高レベルであ
るものに対応するチャネル同士がスイッチングゲート部
50でリンクを設定され、それ以外のチャネルはこれと
切り離される。
たとえば、NANOゲート63からの出力0〜3のうち
高レベルであるものが1つしかないと、スイッチングゲ
ート部40は、シーケンス制御部90から制御パルスW
RITE 、0を受けても、その高レベルに対応する唯
一のチャネルはどのチャネルともリンクを設定できす、
他のチャネルと分離されてしまう。本実施例ではこれを
利用し、監視回路400は、NANDゲート68の出力
信号5TARTを監視し、その高レベルが所定の期間!
!続すると、強制的にACKシーケンスとする。この疑
似ACK信号に応動してスイッチングゲート部40は、
NANDゲート63からの出力が1つだけ高レベルのま
まスイッチングケート部40にリンクを張る。したがっ
てその人力チャネルが他から分離される。これによって
、不必要なネットワークの発振やブロードキャストのi
統、設定リンクの解放不能などの異常状態が回避される
。所定の期間については後に詳述する。
障害記憶部210は、障害または休止チャネルを記憶す
るための記憶回路である。
終了制御部70は、第7図に4チヤネルの場合を示すよ
うに2通信終了検出部70aおよび接続記憶部70bに
て構成されている0通信終了検出部?0aは、4つのN
ORゲート72、シフトレジスタ74、ANDゲート7
6、および1つのORゲート78が図示のように接続さ
れて構成されている。NORゲート72は、入力ボート
20からの信号と出力ボート30がらの信号と開始制御
部60の監視回路400からの信号との論理和をとって
いる。シフトレジスタ74は、後述の通信終了検出時定
数による時間に基づき。
通信の終了を検出するための回路である。ANDゲート
76は、シフトレジスタ74の出力と制御ゲート部50
の出力との論理積をとる回路である。4人力ORゲート
78は、通信径路を固定した通信のうちで終了した通信
があること、または先着入力チャネルからの第1番目の
往信号が中断したことをシーケンス制御部30に知らせ
る回路である。そのいずれの情報を通報するかの選択は
、制御ゲート部50によって行なわれる。これかられか
るように終了制御部70では、通信径路の固定された通
信に含まれる2つの入力チャネルの双方とも信号がなく
なったときに、通信の終了として識別される。
通信の終了は、通信終了検出時定数による時間だけ信号
のない状態、または所定の論理状態が継続したことによ
って識別される。「通信終了検出時定数」、すなわち第
3の所定の期間は、往信号または復信号のあとにそれ以
上信号が続かず、通信が終了したことを検出するための
時間である。 −その長さは、全二重通信の場合は、真
の通信の終了を、情報内容であるrOJまたは「1」の
連続から区別するのに必要な時間に設定される6通常は
これに若干の余裕時間が付加される。たとえば、マンチ
ェスタコーディングの場合は1ビツト、NRZIで連続
6ビツトのrlJに「Ojを挿入する符号化則の場合は
7ビツト以上の時間長をとる。通常はそれらの2倍、す
なわちそれぞれ2ビツトまたは14ビツトの時間長に設
定される。これは入力信号検出時定数と同じである。
全二重通信とともに半二重通信を含む場合1通信終了検
出時定数の長さは、最大実効ネットワーク長を往復する
伝搬遅延時間と、端末14が往信号または復信号の受信
を終了してから復信号または往信号を送信し始めるのに
要する時間との和に実質的に等しく設定される。これは
端末応答監視時間と同じである。通常はこれらに若干の
余裕時間が付加される。
接続記憶部70bは、通信径路の固定を行なったチャネ
ルを記憶するための4つのフリップフロップ71と、そ
の記憶の書込みおよび消去を制御するためのANDゲー
ト73と、その出力をゲートセットパス80へ接続する
ための制御を行なうバスバッファ75とが図示のように
接続されて構成されている。
このような構成によれば、シフトレジスタ74は常時全
チャネルについて通信の終了を検出できる状態にある。
つまり、制御ゲート部50で選択されていないチャネル
についても通信終了を検出できるので、切換えが行なわ
れたときに、通信終了の検出に通信終了検出時定数に相
当する遅れは生じない。
また、全二重通信の場合と、全二重通信および半二重通
信の双方を含む場合とでは、通信終了検出時定数をそれ
ぞれに応じて設定すればよい。したがって装置自体のハ
ードウェアの変更を必要としない。
なお、これら4つのNORゲート72の代りに4つのN
ANDゲートを配設すれば、入力チャネルと出力チャネ
ルの論理積をとることができる。このようにすれば、終
了制御部70では、通信径路の固定された通信に含まれ
る2つの入力チャネルのいずれかに信号がなくなったと
さに、通信の終了として識別される。
シーケンス制御部80は、本装置の制御に必要な制御信
号を生成するためのゲート群と、通信の生起と終了が競
合した時、通信の終了を優先させるため回路とを有する
。「アクティブ検出時定数」、「入力信号検出時定数」
および「通信終了検出時定数」などの様々な時限は、シ
ーケンス制御部30にて形成される。シーケンス制御部
90も、全二重通信の場合と、全二重通信および半二重
通信の双方を含む場合とでは、装置自体のハードウェア
の変更を必要としない。
第4図を参照すると、監視回路400の構成例が示され
、この構成例は、信号5TARTの高レベル状態の継続
を監視して疑似ACK信号を出力するタイマ回路40B
が図示のように接続されて構成されている。
木叉施例では通常、入力ボート20の出力チャネルは信
号のない遊休状態では低レベルになっている。タイマ回
路40Bは、信号5TARTの高レベルに応動してクロ
ックCLOCK 1の計数を開始する。前述の所定の期
間、高レベルが継続すると、すなわちフロートキャスト
状態が継続すると、タイマ回路406はその出力QHを
高レベルにセットする。これは、ORゲート124を介
してシーケンス制御部80へ疑似的にACK信号として
転送される。これに応動してスイッチングゲート部40
は、HANDゲート83からの出力が1つだけ高レベル
のままスイッチングゲート部40にリンクを設定し、そ
の入力チャネルを他から分離する。こうして分離された
入力チャネルは、入力信号がなくなると解放され、遊休
状態に復帰する。これによって2ブロードキャストの継
続などの異常状態が回避される。なお、クロックCLO
CK 1の周波数を変えることによって、タイマ回路4
06の時定数、すなわちブロードキャスト状態の!!続
した入力チャネルを切り離すための監視時間を変えるこ
とができる。
前述の所定の期間は、第1番目の復信号の入力が保証さ
れている期間である。全二重通信の場合は、第1番目の
往信号の先着入力チャネルの検出から開始する期間であ
り、その長さは、最大ネットワーク長を往復する伝搬遅
延時間と、受信端末が第1番目の往信号を受信し始めて
から第1番目の復信号を送信し始めるまでに要する時間
との和に実質的に等しく設定される。全二重通信と半二
重通信を含む場合は、第1番目の往信号の終了から開始
する期間である。その長さは、最大ネットワーク長を往
復する伝搬遅延時間と、受信端末が第1番目の往信号の
受信を終了してから第1番目の復信号を送信し始めるま
でに要する時間との和に実質的に等しく設定される0通
常はこれらに若干の余裕時間が付加される。
第4図に示す偽信号送出部400の回路例は入力信号す
なわち第1番目の往信号がなくなり次第、切り離されて
いたチャネルを解放するものであった。しかし、第5図
の回路例に示すように、入力信号がなくなってもリセッ
ト指示をび−えるまでリンクを解放しないように構成し
てもよい。
この回路例では、タイマ回路406のQH出力がインバ
ータ440を介してANDゲート414の入力に共通に
接続され、またQG比出力ORゲート124の入力40
4と、 ANDゲート414の他の入力442に共通に
接続されている。各ANDゲート414の入力418に
は、nが4の場合を例にとると、先着入力信号検出部B
oaのNANDゲート63からの4本の出力O〜3がそ
れぞれ接続されている。またフリップフロップ41Bの
リセット入力Rは、それぞれリセットスイッチRSWを
介して接地されている。
フリップフロップ41EiのQ出力444は、n入力O
Rゲート420を通して保守情報、モニタOとして出力
される。モニタOは、このような疑似AGK信号による
チャネルの分離、すなわち、ネットワークの発振、ブロ
ードキャストの継続および設定リンクの解放不能などの
異常状態が発生して入力チャネルを分離したことを、た
とえばノード装置10の外部に目安の保守情報として表
示する端子である。またフリップフロップ416のQ出
力444はモニタ1−nの保守情報として利用され、こ
れは、疑似へ〇に信号によるチャネル分離を行なったチ
ャネルを通信網外へ個別に表示するものである。この情
報は通信網外へ送出して網の運用や保守に利用すること
ができる。フリップフロップ416のQ出力444はま
た、終了制御部70のNORゲート72の入力に接続さ
れている。なお、監視回路400として第4図に示す回
路を適用した場合は、第3図および第7図に示されてい
る信号線444は勿論膜けられない。
フリップフロップ416のセット端子Sは、フリップフ
ロップ406のQG比出力高レベルでQ)l出力が低レ
ベルであって、しかも、先着入力チャネルに対応するH
ANDゲート63の高レベルの分岐出力によって高レベ
ルに付勢される。以降、QH出力が高レベルとなると、
すべてのフリップフロップ4】6のS端子が低レベルと
なり、同フリップフロップ416はセットされなくなる
。ここでセットされたフリップフロップ41Bの出力4
44は、NORゲート72を通して終了制御部70のフ
リップフロップ74(第7図)へ出力され、リンクを張
り続ける。このリンクは、スイッチRSWによってリセ
ットされるまで保持される。すなわち、第5図の監視回
路400は、入力信号すなわち第1番目の往信号がなく
なってもチャネル分離が行なわれたチャネルのリセット
スイッチRSIIIを操作してリセット指示をすえるま
でリンクを解放しない。
ノード装置10における通信制御の概略を説明する。こ
こで便宜玉、用語「送信端末Jとは信号を伝送路12に
送出する側の端末をいい、「受信端末」とは信号を伝送
路12から受ける側の端末をいうものとする。また用語
「発信端末」とは、他の端末との間に接続が設定されて
いない状態、すなわち遊休状態から特定の端末に宛てて
情報を送信し始める端末をいい、「着信端末」とはその
情報に初めて応答を返送する宛先側端末をいうものとす
る。発信端末から送出される信号を「往信号」と称し、
着信端末から送出される信号、とくに往信号に応答して
返送される信号を「復信号」と称する。
あるノード装置10において、特定の入出力チャネル間
に接続が設定されていない遊休状態では、スイッチング
ゲート部40の接続ゲートが開放状態にあり、すべての
入力チャネルは、それぞれに対応する出力チャネルを除
く全出力チャネルに接続されている。
遊休状態において入力チャネル10〜17のうちのいず
れかに入力信号が到来すると、開始制御部60の先着入
力信号検出部Boaは、入力チャネル10〜17のうち
最先に入力信号が到来したチャネル、すなわち「先着入
力チャネル」を先着順論理により検出する。先着人力チ
ャネルの検出に応動してスイッチングゲート部40は、
その先着入力チャネルに対応する出力チャネル以外の全
出力チャネルと先着入力チャネルの接続を残して他の入
出力チャネル間接続を断とする。これによって、先着入
力チャネルから受信した信号がそれに対応する出力チャ
ネル以外の全出力チャネルに転送されるブロードキャス
トが行なわれる。
開始制御部60の先着入力信号検出部60aの先着入力
チャネル検出によりシーケンス制御部90が起動され、
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数による
時限監視を開始する。
「アクティブ検出時定数」は、最先に入力信号を検出し
た入力チャネル以外の入力チャネルから、同じ送信源か
らの最初の、すなわち第1番目の往信号を受信したり、
他の送信源からの別な第1番目の往信号を受信して衝突
が発生したりしても、それらの第1番目の往信号を排除
するための時間である。
アクティブ検出時定数の長さは、隣接ノード装置10間
または対端末14間の最大許容距離を往復する伝搬遅延
時間と、アクティブ信号に要する時間との和に実質的に
等しく設定される0通常はこれに若モの余裕時間が付加
される。この時間内に、同じ送信源からの迂回された第
1番目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の往
信号、アクティブ信号が到来する。これにより障害また
は休止チャネルを検出することができる。
アクティブ検出時定数の監視時限内に入力信号の到来し
たチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60b
のフリップフロップに記憶される。
シーケンス制御部90は、アクティブ検出時定数により
規定される期間が満了すると、障害記憶部210をクロ
ック駆動し、入力チャネル10〜i3のうちアクティブ
検出時定数の期間内に入力信号の到来しなかった入力チ
ャネルを障害または休止チャネルとしてフリップフロッ
プ212に記憶する。
続いてシーケンス制御部90は入力信号検出時定数の時
限監視を行なう、「入力信号検出時定数」は、アクティ
ブ検出時定数による期間の経過後信号があるか否かを検
出するための時間である。その長さは、たとえば、マン
チェスタコーディングの場合はlピッ)、NRZIで連
続6ビツトのrlJにrQJを挿入する符号化則の場合
は7ビツト以上の時間長をとる0通常はこれに若干の余
裕時間が付加され、それらの2倍、すなわちそれぞれ2
ビツトまたは14.ビットの時間長に設定される。これ
は、最先に入力信号を検出した入力チャネル以外で、同
じ送信源からの第1番目の往信号や、他の送信源からの
別な第1番目の往信号を受信した入力チャネルを検出す
るための時間である。
この入力信号検出時定数の監視時限内に入力信号の到来
したチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60
bのフリップフロップに記憶される。
この期間が終了すると、スイッチングゲート部40は、
入力信号検出部80bに記憶されている入力信号検出時
定数の期間内に入力信号のなかった入力チャネルのうち
のいずれかからその後入力信号が到来すると、その人力
チャネルを先着人力チャネルに対応する出力チャネルに
接続する。
シーケンス制御部90では、その通信径路に含まれるい
ずれかの入力チャネルに入力信号がなくなると、終了制
御部70からの指示により通信終了検出時定数による時
限監視を開始する。同時定数によって規定される時間が
経過すると、シーケンス制御部90は開始制御部60の
先着入力信号検出部80aおよび入力信号検出部60b
を初期状態にリセットする。
この通信終了の検出は、先着入力チャネルからの入力信
号を監視して、これがなくなったことを検出して復旧処
理を行なうように構成してもよく、または、先着人力チ
ャネルと、これに接続されている他の入力チャネルの双
方からの入力信号を監視して両者のいずれかがなくなっ
たことを検出して復旧処理を行なうように構成してもよ
い。
入力信号のなくなったことの検出は、その信号の論理状
yπ;が通信終了検出時定数の期間だけ所定の状態、た
とえば「0」に維持されたことを検出することによって
行なわれる。
]二連の実施例では、アクティブ検出時定数による期間
中信号が到来し、かつ入力信号検出時定数による期間中
入力信号の到来しなかった入力チャネルは、その経過後
も入力信号検出部60bに記憶される。しかし、単に記
憶するのみでなく、同期間の経過後、そのような入力信
号の到来しなかった入力チャネルを先着入力チャネルに
対応する出力チャネルに接続し、他のすべての入力チャ
ネルの出力チャネルへの接続を断とするように構成して
もよい。
そのような入力信号の到来しなかった入力チャネルに入
力信号検出時定数の期間の経過後、7FS1番目の復信
号が到来すると、第1番目の復信号を受信した入力チャ
ネルを先着入力チャネルに対応する出力チャネルに、ま
た先着入力チャネルを第1番目の復信号の到来した入力
チャネルに対応する出力チャネルに接続し、入出力チャ
ネル間の径路の固定を行なう。他の全入力チャネルの出
力チャネルへの接続は断とする。このように構成すれば
、本来受信すべきの第1番目の復信号以外の雑音などの
信号を他の入力チャネルから受信するのを避けることが
できる。
本実施例の理解のために、ノード装置lOを4つ格子状
に接続した格子状通信網について第6A図〜第6E図を
参照して本実施例のシステムにおける通信手順を説明す
る。この説明上の通信網では、4つのメート装置10a
−10dが4チヤネルの伝送路12によって格子状に接
続されている。ノード装置10aおよび10dには端末
14aおよび14dがそれぞれ接続されている。同図に
おいて、ハツチングを施した側が送信側を示し、また、
太線が情報信号の流れを示している。
4チヤネルの全二重通信について、入力信号の検知と、
それに基づく入出力チャネル間の接続制御は、次の7つ
の基本的なステップにて行なわれる。
ます第8A図に示すように、第1のステップでは、遊休
状態から初めてデータを送信したい発信端末、たとえば
14aは第1番目の往信号をパケットの形で伝送路12
aを通してノード装置10aに送出する。fJS1番目
の往信号には、宛先の端末、たとえば14dを示す宛先
アドレスが含まれている。
ノード装置10aは、第1番目の往信号を先着人力信号
として検出する。すなわち、最先に入力信号が到来した
チャネル、すなわち「先着入力チャネル」を先着順論理
により識別する。そこで、光η人力チャネル12aに対
応する出力チャネルを除く全出力チャネル12abおよ
び12acなどにその第1番目の往信号を転送する。す
なわち第1番目の往信号をノード装置10aの全方路に
ブロードキャストする。
ノード装置10aはさらに、第1番目の往信号を先着入
力チャネルで受信すると、通信径路の固定されていない
他の全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
とともに、アクティブ信号出力部200により先着人力
チャネルに対応する出力チャネルからアクティブ信号2
30aを出力する。
次に第2のステップでは、第6B図に示すように、他の
ノード装m1Ob、 10cおよび10dもそれぞれの
伝送路12ab、 12ac、および12bd、 12
cdからこの第1番目の往信号を受信し、同様のブロー
ドキャストを行なう。この例では、ノード装置10cは
伝送路12acを先着入力チャネルと認め、伝送路12
cdなどの他の伝送路にブロードキャストする。
同様にノード装置10dは、伝送路12bdからの他に
同12cdからも第1番目の往信号が到来するが、伝送
路12bdを先着入力チャネルと認め、伝送路12bd
からのm1′?R目の往信号のみを伝送路12dおよび
12cdなどの他の伝送路にブロードキャストし、伝送
路12cdからの信号は出力しない。ノード装置10c
および10dでは、先着入力信号とそれより遅れて到来
した他の入力信号との到着時間差が接続制御に要する時
間より短いと、−瞬、重複が生ずる。しかしこれは、メ
ツセージパケットのプリアンプル部分で生じているので
1問題はない、このようにして、端末14aから送信さ
れノード12からブロードキャストされた第1番目の往
信号は、重複することなくネットワーク中に伝達される
。こうして最短径路を経由した第1番目の往信号が端末
14dに到達する。
ノード装置10a−10dは、先着入力チャネルの検出
から始まるアクティブ検出時定数の期間内は全入力チャ
ネルを監視し、その期間内に入力信号を受信しなかった
入力チャネルを識別する。それらは入力信号検出部80
bに記憶される。各ノード装置lOでは、その入力チャ
ネル、出力チャネルおよびそのノード装置に接続されて
いる他の7−ド装置や端末が正常に機能していれば、ア
クティブ検出時定数の期間内にアクティブ信号または第
1番目の往信号が到来するはずである。たとえば、ノー
ド装置10bにて入カポ−) 234bxに何らかの原
因により信号を受信しなかったとすると、ノード装ff
i 10bにてこれが記憶される。
ノード装置10a〜10dは、アクティブ検出時定数の
経過後から開始する入力信号検出時定数による期間内に
入力信号のなかった入力チャネルを検出する。このとき
、アクティブ信号はすでに終了している。またこのとき
ノード装置10a N10dは、このような検出した入
力チャネルをそれに対応する出力チャネル以外の全出力
チャネルに接続するように構成してもよい、さらにノー
ド装置10a〜10dは、このような検出した入力チャ
ネルのうち入力信号検出部80bに記憶されていない入
力チャネル、すなわちアクティブ検出時定数の期間内に
信号の到来した入力チャネルをそれに対応する出力チャ
ネル以外の全出力チャネルに接続するように構成しても
よい。
第3ステツプでは、ノード装置10aNlOdに接続さ
れている端末14は第1番目の往信号を受信する。その
際、各端末14はアクティブ信号232を返送するとと
もに、第1番目の往信号に含まれている宛先アドレスを
自局のアドレスと照合する。この例では、端末14dは
、アクティブ信号232dを送出し、また、宛先アドレ
スが自局のそれと一致するので、最初の、すなわち第1
番目の復信号を伝送路12dに送出する。7JIec図
に示すように、ノード装置10dは、第1番目の往信号
を送出した出力チャネルに対応する入力チャネルのうち
、入力信号検出時定数で規定される期間内に入力信号が
到来せず、かつ入力信号検出時定数で規定される期間の
終了後信号が到来した入力チャネルを識別する。これを
先着入力チャネルに対応する出力チャネルに接続する。
この例では、第6C図に示すように、ノード装置10d
は、入力信号検出時定数による期間の経過後、伝送路1
2dから信号を受信すると、その信号すなわち第1番目
の復信号を受信した入力チャネルを、先着入力チャネル
に対応する出力チャネル12bdに接続する。したがっ
て、伝送路12dから受信した第1番目の復信号は、ノ
ード装置10dから伝送路12bdに送出される。
これとともに、第1の往信号を受信した先着入力チャネ
ルを第1の復信号を受信した入力チャネルに対応する出
力チャネルから出力し、他の入力チャネルの出力チャネ
ルへの接続を断とする。つまりこの例では、これによっ
て伝送路12bdが同12dと相互に接続される。
第4ステツプにおいて、ノード装置12b、 +2cお
よび12aもノード装置12dと同様の制御を行なう。
したがって、第6D図に示すように第1番目の復信号は
、第1番目の往信号の転送された径路を逆にたどって発
信端末14aに到達する。第1番目の往信号はある程度
の長さを有し、また端末14dなどの端末装置は、第1
番目の往信号の宛先アドレスを識別すると直ちに第1番
目の復信号を送信するように構成されているので、第1
番目の復信号は第1番目の往信号と重複しながら伝送さ
れる。したがって、端末14aおよび14d以外の他の
端末がこのネットワークに接続されていても、それらの
端末はこの通信に関与することができない。これによっ
て、通信システムにとって重要な、他の端末での通信の
秘匿性が維持され、また、マルチチャネル通信を可能と
している。
第6E図に示すように、ノード装置10cは第5ステツ
プでは、伝送路12cdなどから第1番目の復信号が到
来せず、かつ伝送路12acにそれまで受けていた第1
番目の往信号がなくなると、これを検出して全入力チャ
ネルの出力チャネルへの接続を断とする。つまり、入力
信号検出時定数の1FJI間中に入力信号を受信せず、
かつその経過後も第1番[1の復信号が到来せず、しか
も第1番目の往信号を受信しなくなったことを検出する
と、全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
。これは、その通信がそのメート装2110を経由しな
し・で径路が固定されたか、またはその通信が成立せず
ff11番目の往信号の送信を発信端末が中+J= し
たことを意味する。したがって、それ以外の場合は、先
着入力チャネルの検出から始まる端末応答監視時間内に
第1番目の復信号の到来が保証されている。第1ti目
の往信号が何らかの原因により受信端末14dに到達せ
ず、したがって第1番目の復信号が返送されないことを
理由として送信端末14aが第1番目の往信号の送信を
途中で中止したどきも同様である。
全二重通信と半二重通信の双方を含む場合は、ノード装
置10cは、第1番目の往信号を受信しt「〈なり、そ
の後通信終了検出時定数による期間が経過しても第1番
目の復信号が到来しないことを検出すると、これを検出
して全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
。つまり、入力信号を受けなかったいずれの入力チャネ
ルについても、第1番目の往信号の終了から開始する端
末応答監視時間内に第1番目の復信号を受信していない
ことを検出すると、全入力チャネルの出力チャネルへの
接続を断とする。
このような接続制御により、発信端末14aと着信端末
14dとの間の通信のために1つの通信径路が設定され
、固定される。各ノード装置10は、固定されていない
径路について新たに生起する通信の設定制御を行なうこ
とができる。
このように各)−ド装置10は、入力信号の有無を検出
してアクティブ検出時定数、入力信号検出時定数、端末
応答監視時間および通信終了検出時定数に関するシーケ
ンシャルな制御を行なう。通信終了についての制御も同
様である。たとえば全二重通信で1つの発信端末に通信
の泰続および終了の権限を!1えている場合、通信径路
の固定を行なった1対の入力チャネルについて第1番目
の往信号がなくなったことを検出して、またはその入力
チャネル対のいずれかに入力信号がなくなったことを検
出して、その1対の入力チャネルの出力チャネルへの接
続を断とする。
半二重通信の場合や、全二重通信でも送信局と受信局に
優先順位を設定する必要のない場合は。
径路の固定を行なった1対の入力チャネル対の双方に入
力信号がなくなったことを検出して、その入力チャネル
の出力チャネルへの接続を断どする。
監視回路400が開始制御部60に搭載されているある
メート装置10のある入力チャネルに入力信号が到来後
、前述の所定の期間経過前に着信端末からの応答信号が
そのノー1”ffiと10の他の入力チャネルに到来し
なかった場合、その監視回路400はシーケンス制御部
30へ疑似的にAGK信号を発生する。
より具体的には、特定の入力チャネルから最先に入力信
号が到来すると、その往信号は先着入力チャネル以外の
全出力チャネルに出力される。監視回路400は、先着
入力信号検出部80aのANDゲート68から出力され
る信号5TARTを監視している。たとえば、ネットワ
ークの発振、または実在しない宛て先への送信によるブ
ロードキャスト状態の継続が生ずると、この出力チャネ
ルの信号送信状態が信号5TARTを利用して監視回路
400で監視され、これが所定の期間継続すると、監視
回路400はシーケンス制御部90へ疑似的にACK信
号を出力する。このACK’信号に応答してシーケンス
制御部90はACKシーケンスにはいり、信号WRIT
E Oを発生してスイッチングゲート部40に入出力チ
ャネル間にリンクを設定させる。その動作は前述の正常
動作に準する。しかし、開始制御部60のパスバッフ7
85からバス80には信号θ〜3のうちの先着入力チャ
ネルに対応するl木しか高レベルにないので、スイッチ
ングゲート部40は、そのままリンクを張ろうとしても
リンクを張ることができず、その入力チャネルを他のチ
ャネルから切り離すことになる。したがって、完成した
リンクが通信網内に設定されず、ブロードキャストの叩
続によってネットワーク全体が占有される異常状態が回
避される。
第4図に示す監視回路400の回路例では入力信号がな
くなり次第、切り離されていた入力チャネルは解放され
る。第5図に示す回路例では、入力信号がなくなっても
保守者がその入力チャネルに対応するリセットスイッチ
R9IIIを操作しなければリンクが解放されない、こ
の異常状態の発生はモニタ0の保守情報としてノード装
2!IOの外部に表示され、また、問題の入力チャネル
はモニタl〜nのいずれかに表示される。
伝送路12を伝送される情報信号は、本実施例ではメツ
セージパケットの形をとる。第9図に示すように、第1
番目の往信号としてのメッセージバケツ) 100は、
メツセージMに先行して少なくともプリアンプルPおよ
び宛先アドレスDを含む。
プリアンプルPは、少なくとも所定の長さ以上継続する
ことが必要である。これは、端末!4の同期をとるため
のものであるる、パケット100に対してそれ以外の制
約はないが、通常は、発信端末14のアドレス、すなわ
ち送信元アドレスSを有する。メツセージMのあとには
、CRCなどのチエツクコードエリア、パケット終了符
号Eが続き、そのあとに端末の同期を維持するためのポ
ストアンブルが続いてもよい。
端末14は、第1番目の往信号の受信を検知すると、直
ちにアクティブ信号を出力する。
第1番目の往信号を受信してそのパケットの宛先アドレ
スが自局宛てのものであると判定したときは、端末14
は、その応答信号として、全二重通信の端末の場合は判
定後直ちに(第9図)、また半二重通信の端末の場合は
第1番目の往信号の終了後直ちに(第11図)、第1番
目の復信号を送信する。第1番目の復信号に対する制約
は全くないが、第1番目の復信号としての応答パケット
102は通常、759図または第11図に示すように第
1番目の往信号と同様のフォーマットをとり、プリアン
プルP、宛先アドレスD、着信端末14のアドレス、す
なわち送信元アドレスSを有し、これに肯定応答ACK
または否定応答HACKを示すコードが続く、このあと
メツセージMが続いてもよい。音声通信やTV電話など
の画像通信簿、完全な全二重通信機能を必要とする場合
は、応答パケット102にもメツセージMが付加される
。前述のように、第1番目の復信号は発信端末に優先的
に伝達されることが保証されモいる。
端末14は、受信した第1番目の往信号が自局宛てでな
いと判断したときは、第1番目の往信号の終了後直ちに
自局宛の第1番目の往信号を送信することが許容される
。終了検知の方法はメート装置a10のそれと同様でよ
い。
発信端末14は、所定の長さの「端末応答監視時間」内
に着信端末から伝送される第1′lfi目の復信号の受
信を監視する。この端末応答監視時間内に第1番目の復
信号の受信を検出すれば、着信端末が正常に応答可能な
状態にあると判断し、通信をl1続することができる。
発信端末は、第1番目の往信号を送出し始めてからアク
ティブ検出時定数の期間内に入力信号がない場合、また
は入力信号検出時定数による期間内に入力信号があった
場合は、送信を中止する。
前者の場合は、その端末が接続されている伝送路または
ノード装置に障害があることを意味し、その修復が必要
である。後者の場合は、その端末が接続されているノー
ド装置との間で衝突が発生したことを意味し、発信端末
は第1番目の往信号の再送処理に移行する。
端末応答監視時間内に第1番目の復信号の受信を検出し
なかったときは、第1番目の往信号が着信端末に到達し
なかったか、着信端末が正常に応答可能な状態になかっ
たと判断し、発信端末は第13図に示すように、通信を
中止する0発信端末14はその後第1番目の往信号の再
送を行なうことができる。これは、たとえばCSMA方
式の場合と同様の制御でよい。これらの機能によって、
発着信端末間の径路が固定され、その通信チャネルを占
有して通信を行なうことができる。
全二重通信の端末の場合、「端末応答監視時間」は、発
信端末が第1番目の往信号を送信し始めた蒔から開始す
る時間である。その長さは、最大実効ネットワーク長を
往復する伝搬遅延時間と、着信端末が第1番目の往信号
を受信し始めてから第1番目の復信号を送信し始めるの
に要する時間との和に実質的に等しく設定される。通常
はこれに若干の余裕時間が付加される。
また、全二重通信ともに半二重通信を含むシステムの場
合、「端末応答監視時間」は1発信端末が第1番目の往
信号を送信し終った時から開始する時間である。その長
さは、最大実効ネットワーク長を往復する伝搬遅延時間
と1着信端末が第1番目の往信号の受信を終了してから
第1番目の復信号を送信し始めるのに要する時間との和
に実質的に等しく設定される0通常これにも若干の余裕
時間が付加される。端末応答監視時間内にノード装置I
Oに入力信号が到達することが保証されている。
着信端末は、第1番目の往信号を正しく受信し終ってか
らその旨発信端末に知らせるようにしてもよい。つまり
、第1番目の往信号の受信終了後、直ちに第1番目の復
信号を送信することにより実現される。これには、肯定
応答ACKまたは否定応答NACKが含まれる。
端末14は、第1番目の往信号または第1番目の復信号
に続いて往信号または復信号を送信するときは、すなわ
ち複数のパケットを継続的に送信するときは、パケット
間の間隔が通信終了検出時定数で規定される時間以上に
ならないようにすればよい。換言すれば、通信を継続す
る場合、すなわち設定された通信径路を固定的に使用す
る場合は、送信中のパケットが終了してから通信終了検
出時定数により規定される時間が経過しないうちに次の
パケットを送出すればよい。
たとえば全二重通信の場合は、相続くパケット、すなわ
ち第N番目のパケットと第N+1番目のパケットの間に
は、ポストアンブルなどのタミー信号を挿入して通信終
了検出時定数がタイムアツプしないようにする。半二重
通信を含む場合は、受信中のパケットが終了すると、通
信終了検出時間が経過しないうちに送信パケットを送出
する。
つまり1着信端末は第N番目の往信号の受信を終了する
と通信終了検出時定数で規定される時間内に、好ましく
は直ちに、第N番目の復信号を送信し、発信端末は、第
N番目の復信号の受信を終了するとやはり通信終了検出
時定数で規定される時間内に、好ましくは直ちに、第N
+1番目の往信号を送信する。たとえば、音声や映像通
信でパケットの形式をとらない場合も同様に、無信号状
態が通信終了検出時定数より短くなるようにすればよい
通信の終了は、端末にて送信を停止すればよい。
これらの通信手順に関する制約に従うかぎり、他の点に
関する自由度は高く、次のような効果が得られる。第1
に、パケット長の最大および最小について制限がなく、
またパケット形式をとらなくてもよい0次に、性情報と
復情報の連続繰返し回数に制限がなく、その通信チャネ
ルを占有してもよい、また、ネットワークを構成するハ
ードウェアにより決まる最大データ速度以下であれば、
送受信端末間で自由にデータ速度を決められる。
第4に、全二重通信と半二重通信を自由に選択でき、混
在させてもよい。
要約すると本実施例では、1つのノード装置10で同時
に複数の通信を許容するマルチチャネルの通信を実現し
ている。障害ノードや障害回線を避けながら先着順論理
によりリンクを形成する格子状通信網の高いフォルトト
レランシーが維持される。
さらに、ノード装置10の開始制御部60に設けられ監
視回路400は、入力信号が入力チャネルに到来後、所
定の期間経過前に着信端末からの応答信号がそのノード
装置10の他の入力チャネルに到来しなかった場合、強
制的にACKシーケンスに移行し、その人力チャネルを
他のチャネルから切り離す、入力信号がなくなると、ま
たはリセット操作を行なうと、このリンクが解放され、
通常の状態に復帰する。これによって、ノードもしくは
端末の発振、または実在しない宛て先への送信によるブ
ロードキャスト状態の継続によってネットワーク全体が
占有される異常状態が回避される。
肱−1 本発明によればこのように、ノードもしくは端末の発振
、または実在しない宛て先への送信によるブロードキャ
スト状態の継続が生ずると、疑似的にACKシーケンス
に移行させる機能をノードに設けることにより、他の新
たな通信やリンクの解放への影響が最小化される。つま
り、異常なブロードキャスト状態の継続が回避される不
定形、通信網のノード装置が提供される。この機能を複
数のノードに配備してもよく、これによって複数の7−
ドにおける異常状態の発生を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による不定形通信網のノード装置の実施
例を示す機能ブロック図、 第2図は同ノード装置におけるスイッチングゲート部の
特定の回路構成例を示す回路図、第2A図は同スイッチ
ングゲート部の真理値表を示す図。 第3図は同ノード装置における開始制御部の特定の回路
構成例を示す回路図、 第4図および第5図は、同ノード装置の開始制御部にお
ける監視回路の特定の回路構成例を示す回路図、 第6A図ないし第8E図は、第1図に示すノード装置を
4つのノードの格子状通信網に適用した例につ、いて、
通信制御の各段階における状態を示す状態図、 第7図は同ノード装置における終了制御部の特定の回路
構成例を示す回路図、 第8図は同ノード装置を格子状通信網に適用した通信網
構成の例を示す中継方式図、 第9図は、全二重通信において第1番目の往信号に応答
して正常に第1番目の復信号が返送された場合のパケッ
トの流れを示す図、 第1O図は、全二重通信において第1番目の往信号に応
答する第1番目の復信号が正常に返送されなかった場合
のパケットの流れを示す図、第11図は、半二重通信に
おいて第1番目の往信号に応答して正常に第1番目の復
信号が返送された場合のパケットの流れを示す、第8図
と同様の図である。 部  の   の雷 明 10、、、ノード装置 40、、、スイッチングゲート部 50、、、制御ゲート部 eo、、、開始制御部 7G、、、終了制御部 8G、、、ゲートセットバス 90、、、シーケンス制御部 200、、、アクティブ信号出力部 210、、、障害記憶部 400、、、監視回路 10〜17.入力チャネル oo−o7.出力チャネル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 端末またはノード装置への送信線と該送信線に対応する
    受信線とを含む伝送路に接続されるノード装置であって
    、 それぞれ該受信線が接続される少なくとも1つの入力手
    段と、 それぞれ該送信線が接続される少なくとも1つの出力手
    段と、 該入力手段と該出力手段を接続する接続手段と、 該接続手段を制御して該入力手段を選択的に該出力手段
    に接続させる制御手段とを有する不定形通信網のノード
    装置において、 前記制御手段は、 前記入力手段のうち最先に端末への往信号が到来した入
    力手段を識別すると、前記接続手段を制御し、該識別さ
    れた入力手段から前記出力手段のうち該識別された入力
    手段に対応するもの以外の全出力手段へ該往信号を転送
    させ、 前記制御手段は、前記入力手段のうち前記識別された入
    力手段以外で前記端末からの復信号を受けた入力手段が
    あると、前記接続手段を制御して、該復信号を受けた入
    力手段を前記最先に往信号の到来した入力手段に対応す
    る出力手段に、また該最先に往信号の到来した入力手段
    を該最先に復信号を受けた入力手段に対応する出力手段
    に接続させてそれらの入出力手段間の接続を固定し、 前記制御手段はさらに、前記入力手段を監視する監視手
    段を含み、該監視手段は、該入力手段のいずれかが所定
    の期間を超えて前記往信号を受信し続けると、前記接続
    手段を制御して該入力手段を他の入力手段より切り離さ
    せることを特徴とする不定形通信網のノード装置。
JP62-125811A 1987-02-16 1987-05-25 不定形通信網のノ−ド装置 Pending JPH01838A (ja)

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JP62-125811A JPH01838A (ja) 1987-02-24 1987-05-25 不定形通信網のノ−ド装置
US07/155,519 US4858228A (en) 1987-02-16 1988-02-12 Communication system employing multi-conjunction architecture

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JP62-39058 1987-02-24
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JPS64838A JPS64838A (en) 1989-01-05
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