JP2001257704A - スパニングツリー用ブリッジ及びそれを用いた経路変更方法 - Google Patents

スパニングツリー用ブリッジ及びそれを用いた経路変更方法

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JP2001257704A JP2000067073A JP2000067073A JP2001257704A JP 2001257704 A JP2001257704 A JP 2001257704A JP 2000067073 A JP2000067073 A JP 2000067073A JP 2000067073 A JP2000067073 A JP 2000067073A JP 2001257704 A JP2001257704 A JP 2001257704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信経路の変更が生じた場合でも瞬時に対応
して通信の中断からの復帰を早める。 【解決手段】 ルートポートのリンクダウンを検出した
ブリッジDは、ルートブリッジに就任し、ルートIDを
自身のMACアドレスに変更したBPDUをブリッジC
に送信する。ブリッジCは、自身のルートブリッジ情報
よりも劣るルートブリッジ情報を持つBPDUをブリッ
ジDから受信したとき、ルートブリッジに就任して自身
のBPDUを送信し、閉鎖ポートBを直ちにフォワーデ
ィング状態に遷移させる。ブリッジDは、ブリッジCか
ら自身のBPDUに優るBPDUを受信し、ルートブリ
ッジの就任を停止し、TCN−BPDUをブリッジCに
送信する。TCN−BPDUは、ブリッジBを介してブ
リッジAに伝播される。ルートブリッジAは、TCN−
BPDUを受信すると、直ちにTC検出フラグをセット
したBPDUを全ポートに送信する。TC検出フラグを
セットされたBPDUを受信したブリッジB〜Eは、直
ちにフォワーディングテーブルの内容を削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のブリッジに
よる冗長経路を含むネットワークに用いられるスパニン
グツリー用ブリッジ及びそれを用いた経路変更方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数のブリッジによる冗長経路を含むネ
ットワークでは、経路の決定にスパニングツリープロト
コルが用いられる。
【0003】例えば図7に示すように、LAN1とLA
N2がブリッジAによって接続され、LAN1にパソコ
ン等のノードn1が接続され、更にLAN2にHUBが
接続されたネットワークの場合、ノードn1から送信さ
れたパケットは、LAN1→ブリッジ→LAN2→HU
Bを介してHUBに接続されるパソコン等のノードn2
を含むブロードキャストドメインの全てのノードに送信
されることになる。そして、このようなネットワークに
対して、LAN1とLAN2との間にブリッジAと並列
にHUBを接続すると、ノードn1から送信されたパケ
ットは、ネットワーク上をループし、その結果、ノード
n1以外のノード(ノードn1を除くその他のブロード
キャストドメインのノード)からパケットを送信するこ
とができなくなる。
【0004】そこで、図7に示すようなブリッジAとH
UBのみでネットワークを構成した場合、あるノードか
ら送信されたパケットがネットワーク上をループするの
を取り除くためにスパニングツリーが用いられる。
【0005】また、図8に示すように、パソコン等のノ
ードn1が接続されたLAN1と、HUBが接続された
LAN2との間に2つのブリッジA,Bを並列に接続
し、ノードn1とHUBに接続されたパソコン等の各ノ
ードn2,n3,n4,…との間で通信を行う場合、通
常は一方のブリッジAを使用して通信を行い、このブリ
ッジAがリンクダウンしたときに他方のブリッジBを使
用して通信を行うことでネットワークに冗長性を持たせ
るためにスパニングツリーが用いられる。
【0006】ここで、スパニングツリーの基本的なアル
ゴリズムは下記(1)〜(5)からなる。
【0007】(1)Configuration Bridge Protocol Da
ta Units(以下BPDU)という特別なフレームをブリ
ッジ間で交換する。交換したBPDUにもとづいて以下
の作業を行う。 (2)ネットワークのルートブリッジを選択する。ルー
トブリッジはブリッジ接続されたLAN全体に1個だけ
存在する。 (3)各ブリッジはルートブリッジに至る最短経路を計
算する(ルートブリッジへの最短経路を与えるポートは
ルートポートと呼ばれる)。 (4)各LANに対し、そのLANに接続されているブ
リッジから「指定ブリッジ(designated bridge)」を選
択する。 (5)各ブリッジはスパニングツリーに属するポート
(指定ポート:designated port)とそうでないポート
(閉鎖ポート:blocked port) を選択する。閉鎖ポート
で受信したデータフレームはすべて廃棄される。また、
閉鎖ポートからのフレームの送信は一切行われない。な
お、受信したBPDUは一切フォワーディングされな
い。
【0008】上述したBPDUのデータ部分には少なく
ともルートID、ブリッジID、ルートパス・コストが
含まれている。ルートIDは、ルートブリッジ(と仮定
されたブリッジ)のIDであり、ブリッジのMACアド
レスおよび管理者が指定する優先度から作成される。ブ
リッジIDは、BPDUを送信したブリッジIDであ
り、ブリッジのMACアドレスおよび管理者が指定する
優先度から作成される。ルートパス・コストは、BPD
Uを送信したブリッジからルートブリッジに至る最短
(と思われる)経路のコストである。
【0009】初期状態(電源投入時)では、各ブリッジ
は自分自身がルートブリッジであり、ルートパス・コス
トは0であると仮定する。各ブリッジは、BPDUの初
期値をすべてのポートに送信すると同時に、ほかのブリ
ッジから送信されたBPDUをすべてのポートから受信
する。ブリッジがあるポートからよりよいBPDUを受
信した場合、ブリッジはそのポートに対するBPDUの
送信を停止し、その後自分自身が送信するBPDUの値
を変更する。これにより、スパニングツリーが安定状態
になった場合、各LANのなかで1個のブリッジのみが
BPDUを送信するようになる。
【0010】上記BPDUの優劣は、例えばBPDU1
とBPDU2がある場合、下記(1)〜(4)の規則に
もとづいて優劣の判断がなされる。 (1)BPDU1のルートIDがBPDU2のルートI
Dよりも数値的に小さい場合には、BPDU1はBPD
U2よりもよいBPDUと判断される。 (2)BPDU1のルートIDがBPDU2のルートI
Dと数値的に等しい場合には、BPDU1のルートパス
・コストがBPDU2のルートパス・コストよりも小さ
ければ、BPDU1はBPDU2よりもよいBPDUと
判断される。 (3)BPDU1のルートIDがBPDU2のルートI
Dと数値的に等しく、かつBPDU1のルートパス・コ
ストがBPDU2のルートパス・コストと等しい場合に
は、BPDU1のブリッジIDがBPDU2のブリッジ
IDよりも数値的に小さければ、BPDU1はBPDU
2よりもよいBPDUと判断される。 (4)BPDU1のルートIDがBPDU2のルートI
Dと数値的に等しく、かつBPDU1のルートパス・コ
ストがBPDU2のルートパス・コストと等しく、かつ
BPDU1のブリッジIDがBPDU2のブリッジID
と数値的に等しい場合には、BPDU1のポートIDが
BPDU2のポートIDよりも小さければ、BPDU1
はBPDU2よりもよいBPDUと判断される。
【0011】そして、各ブリッジは自身のBPDUの初
期値と、全ポートから受信した他のブリッジからのBP
DUを比較し、もっともよいBPDUからルートIDを
選択する。次に、各ブリッジは、〈ルートパス・コス
ト〉=〈もっともよいBPDU中のルートパス・コス
ト〉+パスコストに従って自分自身のルートパス・コス
トを計算する。なお、パスコストとは、各ポートが個別
にもっているルートへのコストであり、その値は管理者
が設定可能である。
【0012】いったんルートID、ルートポート、ルー
トパス・コストが定まると、これらの値にもとづいて各
ブリッジはそれ以降に自分自身が送信するBPDUの内
容を更新する。さらに、更新した自分自身のBPDUと
ルートポート以外のポートから受信したBPDUを比較
し、ルートポート以外の各ポートに対して、自分自身が
指定ブリッジになるかどうか判断する。指定ブリッジと
なったポートは指定ポートと呼ばれ、指令ブリッジとな
らなかったポートは閉鎖ポートと呼ばれる。
【0013】そして、ルートポート、指定ポート、閉鎖
ポートに対する、BPDUの送信およびデータフレーム
のフォワーディングは、ルートポートではBPDUを送
信せずデータフレームをフォワーディングし、指定ポー
トではBPDUを送信してデータフレームをフォワーデ
ィングし、閉鎖ポートではBPDUを送信せずデータフ
レームをフォワーディングしない。
【0014】以上のようにしてスパニングツリーがいっ
たん構成されると、各ブリッジは下記の(1)〜(4)
に示す定常動作を行う。この定常動作は、ブリッジの故
障や新たなブリッジの追加によっていったん構成したス
パニングツリーを再構成するために必要な動作である。
【0015】(1)BPDUには、「message age 」と
いう要素が含まれている。この値は、ルートブリッジが
このBPDUに対応するBPDUを生成してからの経過
時間を示す。 (2)ルートブリッジは、全ポートに対して、定期的に
自分自身のBPDUを送信する。このとき、message ag
e は0に設定される。 (3)各ブリッジは受信したBPDUを保存する。ま
た、各ポートに保存されているBPDUのmessage age
の値を時間の経過とともに増加させる(messageage タ
イマー)。 (4)ルートブリッジ以外のブリッジは、ルートポート
からBPDUを受信すると、自分自身のBPDUを全指
定ポートに送信する。この際、message age の値には、
ルートポートのmessage age と等しいかそれより大き
く、受信BPDUのmessage age よりも大きい値が使わ
れる。
【0016】ここで、スパニングツリーの再構成は下記
(1)、(2)に示すような場合に発生する。
【0017】(1)保存されているBPDUのmessage
age タイマーがタイムアウトした場合(max age を超え
た場合) (2)あるポートに保存してあるBPDUよりもよいB
PDUや、message age の値が小さなBPDUを同じポ
ートから受信した場合 上記の事象が発生した場合、ブリッジはルートID、ル
ートコスト、ルートポートの再計算を行う。
【0018】ところで、スパニングツリーの構成(再構
成)が開始されてからネットワーク上のすべてのブリッ
ジが定常状態にならないうちに、データフレームの送信
を行うのは非常に危険である。それは、スパニングツリ
ー構成中には一時的なループが発生している可能性があ
るためである。したがって、各ブリッジは自分自身の指
定ポートを決定してもすぐにはデータフレームのフォワ
ーディングを開始しない。
【0019】ブリッジの各ポートの状態としては下記の
3種類がある。 (1)listening :データフレームに関する作業は何も
おこなわない。 (2)learning:始点MACアドレスの学習はおこなう
がフォワーディングはおこなわない。 (3)forwarding:データフレームのフォワーディング
もおこなう。 listening 状態およびlearning状態の長さはforward de
lay と呼ばれ、ルートブリッジがその値を決定し、BP
DUにその値を入れて各ブリッジに伝える。また、list
ening 状態およびlearning状態で用いられるタイマーは
forwardingタイマーを呼ばれる。
【0020】スパニングツリーの再構成が発生すると、
ホストの位置が変化し、旧い学習テーブルの内容が正し
くなくなる場合がある。このため、スパニングツリーに
対応しているブリッジは学習テーブルaging タイマーの
タイムアウト値として以下の2種類の値をもっている。 (1)通常値:この値は数分といった長い時間に設定さ
れる。 (2)トポロジー変化後に使用される値:この値はforw
ard delay の値と同じ値になる。
【0021】ブリッジはスパニングツリーの再構成を検
知すると、一定期間学習テーブルaging タイマーのタイ
ムアウト値をforward delay と同じ値に設定する。
【0022】ところで、スパニングツリー・アルゴリズ
ムは、下記(1)〜(5)に示すように、スパニングツ
リーの再構成が発生したことをすべてのブリッジに通知
する仕組みをもっている。
【0023】(1)ブリッジがトポロジーの変化を検知
すると、そのブリッジはTCN−BPDU(Topology Ch
ange Notification BPDU)と呼ばれるフレームをル
ートポートにhello time間隔で送信する。ルートポート
からTCA(Topology ChangeAcknowledgment)フラグが
立ったBPDUを受信するまでこれを継続する。 (2)TCN−BPDUを受信したブリッジもまた、T
CN−BPDUをそれ自身のルートポートに送信する。
一方、TCN−BPDUを受信したポートに対しては次
のBPDUの送信時に、BPDUのTCAフラグを立て
てBPDUを送信する。 (3)ルートブリッジはTCN−BPDUを受信する
か、あるいは自分自身のポートの状態が変化した場合、
その時点からmax age +forward delay 時間のあいだT
C(Topology Change) フラグの立ったBPDUを送信す
る。 (4)TCフラグの立ったBPDUをルートポートから
受信したブリッジは、自分自身のBPDUについてもT
Cフラグを立てて送信する。これは、ルートポートから
TCフラグが立っていないBPDUを受信するまで継続
する。 (5)ルートポートからTCフラグの立ったBPDUを
受信しているあいだ、ブリッジはforward delay の値を
学習テーブルaging タイマーのタイムアウト値として用
いる。
【0024】このように、スパニングツリーは、冗長な
ブリッジ・ネットワークにおいてループを自動的に取り
除くとともに、機器の故障やケーブル不良などによるネ
ットワーク・トポロジーの変更を自動的に検知し、ルー
プが発生しないようにネットワーク・トポロジーを動的
に変更するアルゴリムである。
【0025】ところで、スパリングツリーは、ネットワ
ークにループを作らないように働くが、ルートポートが
何らかの原因(例えばケーブルの繋ぎ変え、ポートの無
効設定、通信障害による通信経路の変更など)でリンク
ダウンした場合、停止していた閉鎖ポートを復帰させて
スパニングツリーを再構成する動作が実行される。その
場合の動作を図9のネットワークを例にとって説明す
る。
【0026】図9に示すネットワークは、3つのブリッ
ジA,B,Cが互いに接続されたもので、定常状態にお
いてブリッジAがルートブリッジ、ブリッジBが代表ブ
リッジ、ブリッジBに向かうブリッジCのポートを閉鎖
ポートとして通信が行われるようにスパニングツリーが
構成されているものとする。なお、各ブリッジに接続さ
れるノードは、説明に必要な部分のみを図示し、その他
の部分については省略している。
【0027】図9のネットワークでは、ブリッジBに接
続されたノードn1とブリッジCに接続されたノードn
2との間で通信を行った場合、ブリッジBのノードn1
からの信号はブリッジA、ブリッジCを通ってブリッジ
Cのノードn2に送られることになる。
【0028】今、ブリッジAとブリッジBとの間が何ら
かの原因で不通になると、そのままではブリッジBに接
続されたノードn1とブリッジCに接続されたノードn
2との間の通信が行えなくなるので、ブリッジCの閉鎖
ポートを開き、通信経路を変更してスパニングツリーを
再構成する必要がある。
【0029】そこで、従来のスパニングツリーでは、ブ
リッジAとブリッジBとの間が不通になると、ブリッジ
Bは、ルートブリッジであるブリッジAから定期的に送
信されるBPDUを受信しなくなる。これにより、ブリ
ッジBは、ブリッジAとの間のリンクダウンを検出す
る。ブリッジBがリンクダウンを検出すると、ブリッジ
BからブリッジCにBPDUが送信されなくなる。これ
により、ブリッジCは、本来ブリッジA、ブリッジBを
経由して送信されてくるBPDUを受信しなくなる。そ
して、ブリッジCは、ブリッジBからBPDUを受信し
なくなった時点からの経過時間が予め設定された指定時
間を経過すると、ブリッジBとブリッジCとの間の通信
が可能となるように閉鎖ポートを徐々に開く動作を開始
する。そして、ブリッジCの閉鎖ポートが完全に開く
と、ブリッジBに接続されたノードとブリッジCに接続
されたノードとの間の通信が可能となる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、リンクダウンを検出した後、閉鎖ポートを開
いてブリッジBに接続されたノードn1とブリッジCに
接続されたノードn2との間の通信が可能となるまでに
時間を要し、通信の中断からの復帰が遅く、通信効率の
低下を招いていた。
【0031】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、通信経路の変更が生じた場合でも瞬
時に対応して通信の中断からの復帰を早めることができ
るスパニングツリー用ブリッジ及びそれを用いた経路変
更方法を提供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数のブリッジによる冗長経路
を含むネットワークに用いられるスパニングツリー用ブ
リッジにおいて、ルートポートのリンクダウンを検出す
る機能と、受信したBPDUの情報から受信ポートの代
表ブリッジの変化を検出する機能と、前記ルートポート
のリンクダウンを検出したとき又は前記代表ブリッジの
変化を検出したときにルートブリッジに就任する機能
と、前記代表ブリッジの変化を検出したときにそのブリ
ッジの受信ポートの閉鎖ポートをフォワーディング状態
に遷移させる機能と、他のブリッジから自身のBPDU
に優るBPDUを受信したときに代表ブリッジが変化し
ている旨のTCN−BPDUを送信し、TCN−BPD
Uを受信したときに直ちにそのTCN−BPDUを伝播
し、そのブリッジがルートブリッジのときには直ちにT
C検出フラグをセットしたBPDUを全ポートに送信す
る機能と、前記TCフラグがセットされたBPDUを受
信したときに直ちにそのBPDUを伝送して自身のブリ
ッジフォワーディングテーブルの内容を削除する機能と
を備えたことを特徴とする。
【0033】請求項2の発明は、請求項1のスパニング
ツリー用ブリッジにおいて、前記代表ブリッジの変化を
検出したときにルートブリッジに就任したブリッジは、
他のブリッジから自身のBPDUより優れたBPDUを
受信したときにルートブリッジでなくなることを特徴と
する。
【0034】請求項3の発明は、複数のブリッジによる
冗長経路を含むネットワークに用いられるスパニングツ
リー用ブリッジの経路変更方法において、ルートポート
のリンクダウンを検出したときにルートブリッジに就任
し、このルートブリッジを就任した旨のルートブリッジ
情報に変更したBPDUを送信するステップと、自身の
受信ポートの持つルートブリッジ情報よりも劣るルート
ブリッジ情報を持つBPDUを受信して代表ブリッジの
変化を検出したときにルートブリッジに就任して自身の
BPDUを送信し、このときルートブリッジに就任した
ブリッジの受信ポートのうち閉鎖ポートを直ちにフォワ
ーディング状態に遷移させるステップと、他のブリッジ
から自身のBPDUに優るBPDUを受信したときに代
表ブリッジが変化している旨のTCN−BPDUを送信
するステップと、前記TCN−BPDUを受信したとき
に直ちにそのTCN−BPDUを各ブリッジに伝播し、
そのブリッジがルートブリッジであるときには直ちにT
C検出フラグをセットしたBPDUを全ポートに送信す
るステップと、前記TC検出フラグがセットされたBP
DUを受信したときに直ちにそのBPDUを伝送して自
身のフォワーディングテーブルの内容を削除するステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0035】請求項4の発明は、請求項3のスパニング
ツリー用ブリッジを用いた経路変更方法において、前記
代表ブリッジの変化を検出したときにルートブリッジに
就任したブリッジは、他のブリッジから自身のBPDU
より優れたBPDUを受信したときにルートブリッジで
なくなることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるスパニングツ
リー用ブリッジの内部機能の概略を示すブロック図であ
る。
【0037】図1に示すように、スパニングツリー用ブ
リッジ1は、他のブリッジに接続されるポート2を有
し、リンクダウン検出機能、代表ブリッジ変化検出機
能、トポロジー変化検出機能、閉鎖ポート制御機能、ル
ートブリッジ就任機能、テーブルクリア機能といった各
機能を個々に備えている。
【0038】なお、代表ブリッジとは、相互に接続され
るブリッジの中で相対的に1段上位に位置するブリッジ
である。
【0039】まず、各ブリッジ間で送受信されるBPD
Uについて図2(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。図2(a)はブリッジ間で送受信されるBPDUの
フレーム・フォーマットを示す図、図2(b)はBPD
Uのデータに含まれるフラグのフレーム・フォーマット
を示す図、図2(c)はBPDUのデータに含まれるル
ートID、ブリッジIDのフレーム・フォーマットを示
す図、図2(d)はトポロジーの変化を検出したときに
送信されるTCN−BPDUのフレーム・フォーマット
を示す図である。
【0040】図2(a)に示すように、BPDUは、ヘ
ッダ部分とデータ部分から構成される。図2(b)に示
すように、フラグは、TCA、未使用領域、TCから構
成される。TCAのbitが立ったBPDUをルートポ
ートから受信したブリッジは、ルートポートへのTCN
−BPDUの送信を停止する。TCのbitが立ったB
PDUをルートポートから受信したブリッジは、TCフ
ラグの立っていないBPDUを受信するまで、学習テー
ブルaging タイマーのタイムアウト値をforward delay
の値に設定し、自分自身もTCフラグの立ったBPDU
を送信する。
【0041】図2(c)に示すように、ルートIDおよ
びブリッジIDは、上位2octet は管理者が設定するpr
iority、下位6octet はブリッジのMACアドレスであ
る。ルートIDおよびブリッジIDは、上位2octet の
管理者が設定するpriorityが優先され、MACアドレス
を含めた全体の大小によってブリッジの上位下位の判別
ができるようになっている。例えば各ブリッジのBPD
UのルートIDの上位2octet をデフォルトの状態とし
た場合、ルートIDのMACアドレスの一番小さいブリ
ッジがルートブリッジとなる。
【0042】その他、ルートパス・コストは、ルートへ
の最短(と思われる)コストである。ポートIDは、上
位1octet は管理者が設定するpriority、下位1octet
はブリッジに固有のIDである。
【0043】message age は、ルートブリッジからの経
過時間を示し、単位は1/256秒である。したがっ
て、この値が256の場合、ルートは1秒前にこのBP
DUに対応するBPDUを送信したことになる。
【0044】max age は、BPDUの有効期間を示し、
単位は1/256秒である。また、hello timeは、ルー
トブリッジがBPDUを送信する時間間隔を示し、単位
は1/256秒である。すなわち、ルートブリッジはhe
llo time間隔でBPDUを送信する。
【0045】forward delay は、listening の期間、le
arningの期間、スパニングツリーの再構成が発生した場
合の学習テーブルaging タイマーに用いられるパラメー
タを示し、単位は1/256秒である。
【0046】トポロジーチェンジタイマーは、フラグの
TCを立てる期間を計測するタイマーである。
【0047】次に、各ブリッジ1が備える機能について
説明する。まず、ルートポートのリンクダウン検出機能
は、ルートブリッジに向かう方向のポート(ルートポー
ト)の情報によってリンクダウンを検出する機能であ
る。更に説明すると、ポート間が接続されているときは
導通しており、ポート間の接続が外れたときに発生する
割込信号によってリンクダウンを検出している。なお、
このリンクダウンの検出は、ポーリングでも可能であ
る。ブリッジは、ルートポートのリンクダウンを検出す
ると、自身がルートブリッジを主張するBPDU(ルー
トIDのMACアドレスを自身のアドレスに書き換えた
もの)を代表ポートから送信する。
【0048】代表ブリッジの変化検出機能は、そのブリ
ッジに接続されている他のブリッジから受信するBPD
U情報と、自身のBPDU情報とを比較して代表ブリッ
ジの変化を検出する機能である。更に説明すると、他の
ブリッジから受信するBPDU内のルートIDと、自身
のBPDU内のルートIDとを比較し、他のブリッジか
ら受信するBPDU内のルートIDが自身のルートID
の情報よりも悪いルートIDであるときに代表ブリッジ
が変化したと判断している。
【0049】トポロジー変化検出機能は、そのネットワ
ークにおいてトポロジーが変化しているか否かを検出す
る機能である。更に説明すると、ブリッジは、トポロジ
ーの変化を検出すると、図2(d)に示すTCN−BP
DUをルートポートにhellontime 間隔で送信する。こ
のTCN−BPDUを受信したブリッジは、そのTCN
−BPDUを直ちにルート方向に伝播し、各ブリッジを
経由して最終的にルートブリッジに送られる。そして、
ルートブリッジは、TCN−BPDUを受信すると、自
身のBPDUのフラグのTCを立て、すなわちTC検出
フラグをセットしてBPDUを送信する。このTC検出
フラグがセットされたBPDUを受信したブリッジは、
そのBPDUを直ちに伝播し、各ブリッジに送られる。
【0050】閉鎖ポート制御機能は、リンクダウン検出
機能によりルートポートのリンクダウンが検出された
後、代表ブリッジの変化検出機能により代表ブリッジが
変化したと判断したときに、元々閉鎖ポートに設定され
たブリッジの閉鎖ポートを直ちに開けてフォワーディン
グ状態に遷移させる制御を行う機能である。
【0051】ルートブリッジ就任機能は、リンクダウン
検出機能によりルートポートのリンクダウンを検出した
ときに、このリンクダウンを検出したブリッジがルート
ブリッジを就任する機能である。また、ルートブリッジ
就任機能は、代表ブリッジの変化検出機能により代表ブ
リッジが変化したと判断したときに、この代表ブリッジ
の変化を検出したブリッジがルートブリッジに就任する
機能でもある。
【0052】なお、ルートブリッジ就任機能によりルー
トブリッジに就任したブリッジは、他のブリッジから受
信するBPDUが自身のBPDUよりも良いものを受信
した場合にはルートブリッジの就任が解除される。
【0053】フォワーディングテーブルのテーブルクリ
ア機能は、トポロジー変化検出機能によりセットされた
TC検出フラグを検出したときに、フォワーディングテ
ーブルの内容(データベースの情報)を削除する機能で
ある。更に説明すると、トポロジー変化検出機能により
ルートブリッジからTC検出フラグがセットされたBP
DUを受信したときに、フォワーディングテーブルのデ
ータベースの情報を削除している。この機能は一度動作
してからトポロジーチェンジタイマ期間は動作しないよ
うになっている。
【0054】次に、上記のように構成される各ブリッジ
の動作を図3及び図4に基づいて説明する。図3はルー
トポートのリンクダウン検出時のフローチャート、図4
は他のブリッジからBPDUを受信したときのフローチ
ャートを示している。
【0055】ルートポートのリンクダウン検出時では、
図3に示すように、ルートポートのリンクダウン情報を
得ると(ST1)、得たリンクダウン情報からリンクダ
ウンポートがルートポートか否かを判別する(ST
2)。そして、リンクダウンポートがルートポートであ
ると判断すると、そのブリッジはルートブリッジを就任
する(ST3)。
【0056】図4に示すように、他のブリッジからBP
DUを受信し、BPDU情報を得ると(ST4)、その
得たBPDU情報のTCフラグが立っているか否か判別
する(ST5)。TCフラグが立っていないと判断した
ときは、後述するST8の動作に移行する。これに対
し、TCフラグが立っていると判断すると、トポロジー
チェンジタイマー期間か否かを判別する(ST6)。ト
ポロジーチェンジタイマー期間でないと判断すると、後
述するST8の動作に移行する。これに対し、トポロジ
ーチェンジタイマー期間であると判断すると、自身の不
図示の記憶手段に格納されたフォワーディングテーブル
をクリアしてデータベース情報を削除する(ST7)。
【0057】フォワーディングテーブルの内容がクリア
されると、得たBPDUが代表ブリッジからのBPDU
か否かを判別する(ST8)。得たBPDUが代表ブリ
ッジからのBPDUでないと判断すると、そのまま処理
が終了する。これに対し、BPDU代表ブリッジのBP
DUと判断すると、得たBPDUのルートブリッジの優
先度と自身のBPDUのルートブリッジの優先度を比較
し、どちらの優先度が高いか判別する(ST9)。得た
BPDUのルートブリッジの優先度が自身のBPDUの
ルートブリッジの優先度と同等かそれより高いと判断し
たときは、そのまま処理が終了する。これに対し、自身
のBPDUのルートブリッジの優先度が低いと判断した
ときには、ルートブリッジに就任する(ST10)。
【0058】なお、図4のフローチャートでは、ST6
においてトポロジーチェンジタイマー期間か否かを判別
しているが、この動作を省略し、TCフラグが立ってい
ると判断したときに、フォワーディングテーブルの内容
を削除してもよい。
【0059】次に、上記構成のスパニングツリー用ブリ
ッジを用いたネットワークにおいて、ケーブルの繋ぎ変
え、ポートの無効設定、通信障害による通信経路の変更
などが生じてトポロジーに変化があった場合の動作につ
いて説明する。
【0060】ここでは、説明を簡略するため、図5
(a)〜(e)に示すネットワーク構成を例にとって説
明する。図5(a)は定常状態を示す図であり、図5
(b)〜(e)はブリッジDとブリッジEとの間の接続
が解除されたトポロジーチェンジ時のデータのやりとり
を示す図である。なお、図5において、各ブリッジA〜
EのRはルートポート、Dは代表ポート、Bは閉鎖ポー
トを示している。
【0061】図5のネットワークでは、図5(a)の定
常状態のとき、ブリッジAをルートブリッジ、ブリッジ
CのブリッジDに向かう受信ポートを閉鎖ポートBとし
てスパニングツリーが構成されている。
【0062】今、図5(b)に示すように、ブリッジD
のルートポートRとブリッジEの代表ポートDとの間の
接続が解除されると、ブリッジCやブリッジEを介して
のデータ通信(BPDUを除く)が不可能となるため、
以下に説明するように、ブリッジCの閉鎖ポートBを開
きフォワーディング状態に遷移させて経路変更を行い、
スパニングツリーを再構成する動作が実行される。
【0063】図5(b)に示すように、ブリッジDのル
ートポートRとブリッジEの代表ポートD間の接続が解
除されると、ブリッジDはリンクダウンを検出し、ルー
トブリッジに就任する。そして、ブリッジDは、ルート
IDを自分のMACアドレスに変更したBPDUを代表
ポートDからブリッジCの閉鎖ポートBに送信する。
【0064】図5(b)に示すように、ブリッジCは、
ブリッジDからのBPDUを閉鎖ポートBから受信する
と、この受信したBPDUの情報と自身のBPDUの情
報とを比較する。ブリッジCは、ループの切断前にブリ
ッジDを経由して送られていたBPDUを自身のBPD
Uとして持っている。したがって、ブリッジCは、閉鎖
ポートBの代表ブリッジであるブリッジDの代表ポート
Dから閉鎖ポートBの持つルートブリッジ情報に劣るル
ートブリッジ情報を持つBPDUを受信することにな
る。これにより、ブリッジCは、自身のBPDUより劣
ったBPDUをブリッジDから受信したと判断し、ルー
トブリッジに就任し、劣ったBPDUを受信した受信ポ
ートの閉鎖ポートBを直ちに開く動作を行い、代表ポー
トDとする。なお、その際に、ブリッジCは、ルートブ
リッジであるブリッジAから定期的に送信されるBPD
UをブリッジBを介して代表ポートDから受信していれ
ば、ルートブリッジに就任することはない。
【0065】そして、ブリッジCは、図5(c)に示す
ように、自身のBPDUを代表ポートDからブリッジD
の代表ポートDに送信する。ブリッジDは、代表ポート
DからブリッジCのBPDUを受信すると、この受信し
たBPDUの情報と自身のBPDUの情報とを比較す
る。この場合、ブリッジDは、代表ポートDから自身の
BPDUより優るBPDUを受信するので、ルートブリ
ッジでなくなる。そして、ブリッジDは、代表ポートD
からTCN−BPDUをブリッジCの代表ポートDに送
信する。
【0066】ブリッジCは、ブリッジDからのTCN−
BPDUを代表ポートDから受信すると、図5(d)に
示すように、そのTCN−BPDUをブリッジBの代表
ポートに送信する。その際、ブリッジCは、ルートブリ
ッジであるブリッジAから定期的に送信されるBPDU
をブリッジBを介して代表ポートDから受信すると、ル
ートブリッジでなくなる。
【0067】更に、ブリッジBは、ブリッジCからのT
CN−BPDUを代表ポートDから受信すると、そのT
CN−BPDUをルートブリッジであるブリッジAの代
表ポートDに送信する。すなわち、ブリッジDから送信
されるTCN−BPDUは、各ブリッジC、ブリッジB
を介してルートブリッジであるブリッジAまで送信され
る。
【0068】ブリッジAは、ブリッジBからのTCN−
BPDUを代表ポートDから受信すると、トポロジーが
変化している旨を各ブリッジに知らせるべく、図5
(e)に示すように、TC検出フラグをセットしたBP
DUをブリッジBのルートポートRおよびブリッジEの
ルートポートRに送信する。ブリッジBは、ブリッジA
からのTC検出フラグをセットしたBPDUをルートポ
ートRから受信すると、そのBPDUをブリッジCのル
ートポートRに送信する。更に、ブリッジCは、ブリッ
ジBからのTC検出フラグをセットしたBPDUをルー
トポートRから受信すると、そのBPDUをブリッジD
のルートポートRに送信する。すなわち、ルートブリッ
ジであるブリッジAから送信されるTCフラグをセット
したBPDUは、全てのブリッジB〜Eに対して順次伝
番される。そして、このTC検出フラグをセットしたB
PDUを受信した各ブリッジB,C,D,Eは、自身の
フォワーディングテーブルの内容を削除する。
【0069】自身のフォワーディングテーブルの内容が
削除された各ブリッジB,C,D,Eは、ブリッジの特
徴でもあるアドレス情報の自動学習機能によりフォワー
ディングテーブルが作られる。すなわち、通信がはじま
ると、各ブリッジは送られてくるパケットのMACアド
レス情報を参照し、パケットを出したノードに接続され
ているブリッジのポートを自動学習し、すべてのパケッ
トがブリッジを通過すると各ブリッジのフォワーディン
グテーブルが出来上がる。
【0070】また、別の例として、ブリッジAの代表ポ
ートDとブリッジEのルートポートRとの間の接続を解
除した場合の動作図を図6(a)〜(e)に示す。
【0071】図6のネットワークでは、図5(a)と同
様に、図6(a)の定常状態のとき、ブリッジAをルー
トブリッジ、ブリッジCのブリッジDに向かう受信ポー
トを閉鎖ポートBとしてスパニングツリーが構成されて
いる。
【0072】今、図6(b)に示すように、ブリッジA
の代表ポートDとブリッジEのルートポートRとの間の
接続が解除されると、ブリッジC、ブリッジDやブリッ
ジEを介してのデータ通信(BPDUを除く)が不可能
となるため、以下に説明するように、ブリッジCの閉鎖
ポートBを開きフォワーディング状態に遷移させて経路
変更を行い、スパニングツリーを再構成する動作が実行
される。
【0073】図6(b)に示すように、ブリッジAの代
表ポートDとブリッジEのルートポートR間の接続が解
除されると、ブリッジEはリンクダウンを検出し、ルー
トブリッジに就任する。そして、ブリッジEは、ルート
IDを自分のMACアドレスに変更したBPDUを代表
ポートDからブリッジDのルートポートRに送信する。
ブリッジDは、ブリッジEからのBPDUをルートポー
トRから受信すると、この受信したBPDUの情報と自
身のBPDUの情報とを比較する。ブリッジDは、ルー
トブリッジであるブリッジAからブリッジB、ブリッジ
Cを経由して送られるBPDUによって自身のBPDU
が更新されている。したがって、ブリッジDは、ルート
ポートRの持つルートブリッジ情報に劣るルートブリッ
ジ情報を持つBPDUを受信することになる。これによ
り、ブリッジDは、自身のBPDUより劣ったBPDU
をブリッジEから受信したと判断し、自身のBPDUを
代表ポートDからブリッジCの閉鎖ポートBに送信す
る。この時点では、ブリッジDは、受信ポートが開いた
状態なので、特にポートを開く動作は行わない。また同
時に、ブリッジDは、自身のBPDUを代表ポートDか
らブリッジEの代表ポートDに送信する。ブリッジE
は、代表ポートDからブリッジDのBPDUを受信する
と、この受信したBPDUの情報と自身のBPDUの情
報とを比較する。この場合、ブリッジEは、代表ポート
Dから自身のBPDUより優るBPDUを受信したと判
断するので、ルートブリッジではなくなる。
【0074】図6(c)に示すように、ブリッジCは、
ブリッジDからのBPDUを閉鎖ポートBから受信する
と、この受信したBPDUの情報と自身のBPDUの情
報とを比較する。ブリッジCは、ループの切断前にブリ
ッジDを経由して送られてくるBPDUによって自身の
BPDUが更新されている。したがって、ブリッジC
は、閉鎖ポートBの代表ブリッジであるブリッジDの代
表ポートDから閉鎖ポートBの持つルートブリッジ情報
に劣るルートブリッジ情報を持つBPDUを受信するこ
とになる。これにより、ブリッジCは、自身のBPDU
より劣ったBPDUをブリッジDから受信したと判断
し、劣ったBPDUを受信した閉鎖ポートBを直ちに開
く動作を行い、代表ポートDとする。
【0075】そして、ブリッジCは、図6(c)に示す
ように、自身のBPDUを代表ポートDからブリッジD
の代表ポートDに送信する。ブリッジDは、代表ポート
DからブリッジCのBPDUを受信すると、この受信し
たBPDUの情報と自身のBPDUの情報とを比較す
る。この場合、ブリッジDは、代表ポートDから自身の
BPDUより優るBPDUを受信したと判断するので、
ルートブリッジでなくなる。そして、ブリッジDは、代
表ポートDからTCN−BPDUをブリッジCの代表ポ
ートDに送信する。このTCN−BPDUはブリッジE
の代表ポートDにも送信される。
【0076】ブリッジCは、ブリッジDからのTCN−
BPDUを代表ポートDから受信すると、図6(d)に
示すように、そのTCN−BPDUをブリッジBの代表
ポートに送信する。その際、ブリッジCは、ルートブリ
ッジであるブリッジAから定期的に送信されるBPDU
をブリッジBを介してルートポートRから受信している
と、ルートブリッジでなくなる。
【0077】更に、ブリッジBは、ブリッジCからのT
CN−BPDUを代表ポートDから受信すると、そのT
CN−BPDUをルートブリッジであるブリッジAの代
表ポートDに送信する。すなわち、ブリッジDから送信
されるTCN−BPDUは、各ブリッジC、ブリッジB
を介してルートブリッジであるブリッジAまで送信され
る。
【0078】ブリッジAは、ブリッジBからのTCN−
BPDUを代表ポートDから受信すると、トポロジーが
変化している旨を各ブリッジに知らせるべく、図6
(e)に示すように、TC検出フラグをセットしたBP
DUをブリッジBのルートポートRに送信する。ブリッ
ジBは、ブリッジAからのTC検出フラグをセットした
BPDUをルートポートRから受信すると、そのBPD
UをブリッジCのルートポートRに送信する。更に、ブ
リッジCは、ブリッジBからのTC検出フラグをセット
したBPDUをルートポートRから受信すると、そのB
PDUをブリッジDのルートポートRに送信する。そし
て、ブリッジDは、ブリッジCからのTC検出フラグを
セットしたBPDUをルートポートRから受信すると、
そのBPDUをブリッジEのルートポートRに送信す
る。すなわち、ルートブリッジであるブリッジAから送
信されるTCフラグをセットしたBPDUは、全てのブ
リッジB〜Eに対して順次伝番される。そして、このT
C検出フラグをセットしたBPDUを受信した各ブリッ
ジB,C,D,Eは、自身のフォワーディングテーブル
の内容を削除する。
【0079】自身のフォワーディングテーブルの内容が
削除された各ブリッジB,C,D,Eは、ブリッジの特
徴でもあるアドレス情報の自動学習機能によりフォワー
ディングテーブルが作られる。すなわち、通信がはじま
ると、各ブリッジは送られてくるパケットのMACアド
レス情報を参照し、パケットを出したノードに接続され
ているブリッジのポートを自動学習し、すべてのパケッ
トがブリッジを通過すると各ブリッジのフォワーディン
グテーブルが出来上がる。
【0080】このように、本実施の形態では、ルートポ
ートでリンクダウンを検出したとき、BPDUの有効期
間を経時するマックスエイジタイマー満了時と同様にト
ポロジーチェンジ検出処理をし、ルートブリッジとな
る。また、受信ポートの持つルートブリッジ情報よりも
劣るルートブリッジ情報を持つBPDUを代表ブリッジ
から受信した場合にも、マックスエイジタイマー満了時
と同様にトポロジーチェンジ検出処理をし、ルートブリ
ッジとなり、これによりルートブリッジとなった場合に
は、元々閉鎖ポートであったポートは直ちにフォワーデ
ィング状態に遷移させる。そして、TCN−BPDUを
受信したブリッジは、ホールドタイムを無視して、直ち
にTCN−BPDUを伝播する。もし、ルートブリッジ
であれば、直ちにTC検出フラグをセットしたBPDU
を全ポートに送信する。そして、TC検出フラグがセッ
トされたBPDUを受信したブリッジは、ホールドタイ
ムを無視して直ちにBPDUを伝送する。その後すぐ
に、フォワーディングテーブルのデータベース情報を削
除する。
【0081】したがって、本例によれば、複数のブリッ
ジによる冗長経路を含むネットワークにおいて、ケーブ
ルの繋ぎ変え、ポートの無効設定および通信障害による
通信経路の変更に瞬時に対応し、通信の中断からの復帰
を早くすることができる。
【0082】なお、本例においては、説明の簡略を図る
ため、図1に示すネットワーク構成を一例として説明し
たが、図1のネットワーク構成に限らず、複数のブリッ
ジによる冗長経路を含むネットワーク、言い換えれば、
独立したブロードキャストドメイン毎に動作するスパニ
ングツリーに対して本例の構成および経路変更方法を採
用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、複数のブリッジによる冗長経路を含むネットワ
ークにおいて、ケーブルの繋ぎ変え、ポートの無効設定
および通信障害による通信経路の変更に瞬時に対応し、
通信の中断からの復帰を早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスパニングツリー用ブリッジの機
能ブロック図
【図2】(a)〜(d)各ブリッジ間で送受信されるB
PDUのフレーム・フォーマットを示す図
【図3】図1のスパニングツリー用ブリッジを用いたル
ートポートのリンクダウン検出時のフローチャート、
【図4】図1のスパニングツリー用ブリッジを用いたネ
ットワークにおいて、他のブリッジからBPDUを受信
したときのフローチャート
【図5】図1のスパニングツリー用ブリッジを用いたネ
ットワークにおいて、ルートブリッジ以外のブリッジ間
の接続が解除されてトポロジー変化が生じたときの動作
説明図
【図6】図1のスパニングツリー用ブリッジを用いたネ
ットワークにおいて、ルートブリッジと他のブリッジ間
の接続が解除されてトポロジー変化が生じたときの動作
説明図
【図7】スパニングツリーの目的を説明するための図
【図8】スパニングツリーの目的を説明するための図
【図9】スパリングツリー用ブリッジを用いたネットワ
ークにおいて、トポロジー変化が生じたときの従来の動
作を説明するための図
【符号の説明】
1(A〜E)…スパニングツリー用ブリッジ、2…ポー
ト、R…ルートポート、D…代表ポート、B…閉鎖ポー
ト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブリッジによる冗長経路を含むネ
    ットワークに用いられるスパニングツリー用ブリッジに
    おいて、 ルートポートのリンクダウンを検出する機能と、 受信したBPDUの情報から受信ポートの代表ブリッジ
    の変化を検出する機能と、 前記ルートポートのリンクダウンを検出したとき又は前
    記代表ブリッジの変化を検出したときにルートブリッジ
    に就任する機能と、 前記代表ブリッジの変化を検出したときにそのブリッジ
    の受信ポートの閉鎖ポートをフォワーディング状態に遷
    移させる機能と、 他のブリッジから自身のBPDUに優るBPDUを受信
    したときに代表ブリッジが変化している旨のTCN−B
    PDUを送信し、TCN−BPDUを受信したときに直
    ちにそのTCN−BPDUを伝播し、そのブリッジがル
    ートブリッジのときには直ちにTC検出フラグをセット
    したBPDUを全ポートに送信する機能と、 前記TCフラグがセットされたBPDUを受信したとき
    に直ちにそのBPDUを伝送して自身のブリッジフォワ
    ーディングテーブルの内容を削除する機能とを備えたこ
    とを特徴とするスパニングツリー用ブリッジ。
  2. 【請求項2】 前記代表ブリッジの変化を検出したとき
    にルートブリッジに就任したブリッジは、他のブリッジ
    から自身のBPDUより優れたBPDUを受信したとき
    にルートブリッジでなくなることを特徴とする請求項1
    記載のスパニングツリー用ブリッジ。
  3. 【請求項3】 複数のブリッジによる冗長経路を含むネ
    ットワークに用いられるスパニングツリー用ブリッジの
    経路変更方法において、 ルートポートのリンクダウンを検出したときにルートブ
    リッジに就任し、このルートブリッジを就任した旨のル
    ートブリッジ情報に変更したBPDUを送信するステッ
    プと、 自身の受信ポートの持つルートブリッジ情報よりも劣る
    ルートブリッジ情報を持つBPDUを受信して代表ブリ
    ッジの変化を検出したときにルートブリッジに就任して
    自身のBPDUを送信し、このときルートブリッジに就
    任したブリッジの受信ポートのうち閉鎖ポートを直ちに
    フォワーディング状態に遷移させるステップと、 他のブリッジから自身のBPDUに優るBPDUを受信
    したときに代表ブリッジが変化している旨のTCN−B
    PDUを送信するステップと、 前記TCN−BPDUを受信したときに直ちにそのTC
    N−BPDUを各ブリッジに伝播し、そのブリッジがル
    ートブリッジであるときには直ちにTC検出フラグをセ
    ットしたBPDUを全ポートに送信するステップと、 前記TC検出フラグがセットされたBPDUを受信した
    ときに直ちにそのBPDUを伝送して自身のフォワーデ
    ィングテーブルの内容を削除するステップとを含むこと
    を特徴とするスパニングツリー用ブリッジを用いた経路
    変更方法。
  4. 【請求項4】 前記代表ブリッジの変化を検出したとき
    にルートブリッジに就任したブリッジは、他のブリッジ
    から自身のBPDUより優れたBPDUを受信したとき
    にルートブリッジでなくなることを特徴とする請求項3
    記載のスパニングツリー用ブリッジを用いた経路変更方
    法。
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