JP2002158277A - 基板ホルダ、基板搬送アーム、露光装置及び基板露光処理装置 - Google Patents

基板ホルダ、基板搬送アーム、露光装置及び基板露光処理装置

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JP2002158277A
JP2002158277A JP2000354209A JP2000354209A JP2002158277A JP 2002158277 A JP2002158277 A JP 2002158277A JP 2000354209 A JP2000354209 A JP 2000354209A JP 2000354209 A JP2000354209 A JP 2000354209A JP 2002158277 A JP2002158277 A JP 2002158277A
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holder
substrate holder
holding
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English (en)
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Kiyoshi Kogure
清 小暮
Toshiya Ota
稔也 太田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離帯電によって基板に発生した静電気の除
電あるいは静電気の発生量を減少する。 【解決手段】 基板ホルダに基板Pに帯電した静電気を
除電する機能、あるいは基板への静電気の発生を抑制す
る機能を持たせる。一例として、基板ホルダ51に、基
板保持部に対して突出可能に設けられた複数の除電針5
9と、それを基板保持部から突出する方向あるいはその
逆の方向に駆動する駆動手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置や液晶
表示パネルの製造に用いられる露光装置、並びにその露
光装置等において基板を保持する基板ホルダ及び基板を
搬送する基板搬送アームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示パネルの製造にお
いては、コータ・デベロッパでフォトレジスト等の感光
剤を塗布した半導体ウェハやガラスプレート等の基板を
露光装置に搬送してパターンを露光し、パターン露光後
の基板を再びコータ・デベロッパに搬送して現像処理す
ることが行われる。コータ・デベロッパ等の基板処理装
置から露光装置に受け渡された基板は、露光装置内の基
板ホルダに一旦保持されて温調が行われる。温調後、基
板は基板搬送アームによって露光装置内の露光部に搬送
され、露光部に設けられた基板ステージの基板ホルダに
保持されてパターン露光が行われる。
【0003】図11は、基板搬送アームにより搬送され
てきた基板を基板ホルダに受け渡す動作の説明図であ
る。図11(a)は基板ホルダと基板搬送アームの平面
図、図11(b)はそのA−A断面図である。最初、基
板Pを載置した基板搬送アーム111は、仮想線で示す
ように基板ホルダ110の上方に進入する。すると、基
板ホルダ110から上下動アーム115が上昇して基板
Pを受け取る。そして、基板搬送アーム111が基板ホ
ルダ110上から退避した後、上下動アーム115が下
降して、基板ホルダ110と基板Pの接触面積を減らす
ために設けられたプロキシミティーピン112上へ基板
Pを載置する。また、基板ホルダ110上には、基板搬
送アーム111より上下動アーム115で受け取った基
板Pの位置ズレを補正するために、基板位置ズレ補正駒
113が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基板ホルダに載置され
て露光等の処理が行われた基板は、処理後、再び上下動
アームによって基板ホルダから上昇され基板搬送アーム
に受け渡されて次の処理位置に搬送される。ところで、
基板を基板ホルダより剥離する際には剥離帯電が発生す
る。基板に帯電した静電気は放電するとき回路パターン
を破壊することがあるので望ましくない。従って、基板
と基板ホルダとの接触面積を極力減少させて剥離帯電を
減少させるために、基板ホルダの基板載置面にはプロキ
シミティーピンが設けられていた。一方、基板ホルダの
重要な機能の一つに、温調によって基板温度を適正温度
に調整する機能がある。プロキシミティーピンの高さ
は、基板ホルダのこの温調効果を損なわないように0.
3mm程度と低く設定されているため、プロキシミティ
ーピン上面に保持されている基板を上下動アームにより
上昇させると、基板と基板ホルダとの間で微量ではある
が静電気が発生する問題があった。
【0005】また、基板ホルダ上における基板の位置ズ
レを少なくするため、基板ホルダの上面には基板位置ズ
レ補正駒が設けられている。基板搬送アームから基板ホ
ルダの上下動アームに受け渡された基板に小さな位置ズ
レがあった場合それはこの基板位置ズレ補正駒によって
修正されるが、基板の位置ズレが予想以上に大きかった
場合、基板が基板位置ズレ補正駒に乗り上げて基板ホル
ダ上面に正常に保持されない場合がある。基板が基板ホ
ルダに正常に保持されていなければ基板の温調に支障を
来すため、基板ホルダに保持されている基板の状態を確
認する必要がある。基板ホルダにプロキシミティーピン
が設けられていなければ、基板ホルダ表面に設けられた
基板吸引部の圧力変化から基板の保持状態を確認するこ
とが可能であったが、プロキシミティーピンを設けたこ
とにより基板ホルダの表面に基板吸引部を設置すること
ができなくなり、基板が基板位置ズレ補正駒に乗り上げ
ていても確認することが出来ないという問題があった。
本発明は、この様な従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、基板ホルダ上での基板の位置ズレの検出と、剥離帯
電によって基板に発生した静電気の除電あるいは静電気
の発生量の減少を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】基板ホルダ上での基板の
位置ズレを確認するために、本発明では、プロキシミテ
ィーピンに基板を吸着する機能を持たせ、その圧力変化
を確認するようにした。また、基板ホルダ上から基板を
離す際に発生した静電気を基板上のデバイスに影響しな
い様に除電する機能を持たせた。更に、基板ホルダ上か
ら基板を離す際に発生する静電気を減少させる機能を持
たせた。
【0007】すなわち、本発明による基板ホルダは、基
板(P)を保持する基板保持部を有する基板ホルダ(4
1,51,61,71)において、基板(P)に帯電し
た静電気を除電する機能、あるいは基板への静電気の発
生を抑制する機能を有することを特徴とする。
【0008】本発明の基板ホルダは、基板ホルダ上から
基板を離す際に発生する静電気をデバイスに影響しない
ように除電する機能を有しているため、従来のように基
板搬送アームが基板に接近した際にスパークし、デバイ
スを破壊してしまうことが無くなる。更に、基板ホルダ
上から基板を離す際に発生する静電気を減少させる機能
を持たせることにより剥離帯電量を従来より減少させる
ことが出来る。
【0009】基板への静電気の発生を抑制する機能を実
現する手段の一例としては、基板ホルダの基板との接触
面あるいは非接触面に導電性コートを施すことが挙げら
れる。導電性コートとしては、導電性フッ素コートや導
電性テフロン(登録商標)コートを用いることができ
る。
【0010】本発明による基板ホルダは、また、基板
(P)を保持する基板保持部を有する基板ホルダ(5
1)において、基板保持部に対して突出可能に設けられ
た複数の除電針(59)と、複数の除電針を基板保持部
から突出する方向あるいはその逆の方向に駆動する駆動
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】本発明による基板ホルダは、また、基板
(P)を保持する基板保持部を有する基板ホルダ(7
1)において、基板保持部に帯電防止剤(79)が塗布
されていることを特徴とする。帯電防止剤としては、界
面活性剤、導電性フッ素樹脂等を用いることができる。
帯電防止剤(79)は、基板(P)に対して微小空間を
介して対向する基板保持部の面に塗布することができ
る。
【0012】また、上述の基板ホルダは、基板保持部に
基板(P)に接触する複数のプロキシミティーピン(4
2,52a〜52h,62a〜62h,72a〜72
h)を備え、プロキシミティーピンの幾つかには基板
(P)を吸着する吸着手段(46,47)を設けること
ができる。また、吸着手段に吸着された状態を検出して
基板保持部と基板との相対的位置関係を求めるようにし
てもよい。
【0013】プロキシミティーピンに、吸着確認機能を
持たせた構成を取ることにより、従来のように基板位置
ズレ補正駒に基板が乗り上げてしまい、温調が不十分の
まま次の工程へ基板(P)が搬送されることが無くな
る。本発明による基板ホルダは、また、基板(P)を保
持する基板保持部を有する基板ホルダ(61)におい
て、基板保持部は、基板(P)に接触する複数のプロキ
シミティーピン(62a〜62h)と、プロキシミティ
ーピン(62a〜62h)より高さが低い除電ブラシ
(69)とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明による基板搬送アームは、基板
(P)を保持する基板保持部を有する基板搬送アーム
(81)において、基板保持部は、基板(P)を吸着す
る吸着パッド(82a〜82d)と、吸着パッド(82
a〜82d)より高さが低い除電ブラシ(89)とを備
えることを特徴とする。
【0015】本発明による露光装置は、基板(P)に露
光すべきパターンが形成されたマスク(M)を保持する
マスクステージ(21)と、マスクステージ(21)に
保持されたマスク(M)を照明するマスク照明手段(2
0)と、基板(P)を保持する基板ホルダ(28)を有
する基板ステージ(23)と、基板ステージ(23)の
基板ホルダ(28)に保持された基板(P)にマスクス
テージ(21)に保持されたマスク(M)のパターンを
投影する投影光学系(22)とを備える露光装置(1
2)において、基板ホルダ(28)として前述の基板ホ
ルダ(41,51,61,71)を用いたことを特徴と
する。
【0016】本発明による基板露光処理装置は、基板
(P)にパターンを露光する露光装置(12)と、露光
装置(12)によるパターン露光の前あるいは後に基板
を処理する基板処理装置(9)と、基板処理装置(9)
と露光装置(12)との間で基板(P)の受け渡しを行
う基板受け渡し部(14)とを備える基板露光処理装置
において、基板受け渡し部(14)は前述の基板ホルダ
を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。ここでは、基板を液晶ディスプレ
イパネル製造に用いられる角形のガラス基板とし、基板
に感光剤を塗布するコータ(基板処理装置)と、感光剤
を塗布された基板に対して露光処理を施す露光装置とを
インライン接続した基板処理システムの例を用いて説明
する。
【0018】図1はコータと露光装置をインライン接続
した基板処理システム1の一例を示す平面図、図2は図
1の断面正面図である。この基板処理システム1は、チ
ャンバ5を有するコータ2及びチャンバ4を有する露光
装置3を隣接配置した構成になっている。コータ2と露
光装置3とは、チャンバ4の側壁4aに設けられた開口
部Kとチャンバ5の側壁5aに設けられた開口部8を介
してインライン接続されている。
【0019】コータ2は、チャンバ5内に収納された塗
布装置であるコータ本体9と基板搬送アーム10とシャ
ッタ31とシャッタ開閉装置32を備えている。シャッ
タ31の開閉状態はシャッタ開閉センサ34で検知され
る。コータ本体9は、基板Pに対してレジスト等の感光
剤を塗布する処理を実施するものである。基板搬送アー
ム10は、基板Pを吸着保持した状態でXY平面に沿っ
て移動するとともに、開口部8,Kを介して露光装置3
との間で基板Pを搬送する構成になっている。
【0020】露光装置3は、図2に示す液晶表示素子等
のパターンが形成されたマスクMと基板Pとを投影光学
系22に対して相対走査することによって、マスクMに
形成されたパターンを基板P上に一括転写する処理を実
施するものであって、チャンバ4内に収納された基板搬
送アーム11、露光装置本体12及び基板受け渡し部1
4を備えている。図では、投影光学系22の光軸方向を
Z方向、Z軸に直交する面内でマスクMと基板Pとを投
影光学系22に対して相対走査する方向をY軸方向、Y
軸方向に直交する非走査方向をX軸方向としている。
【0021】基板受け渡し部14は、コータ本体9で感
光剤を塗布された基板P及び露光装置本体12で露光処
理が施された基板Pの受け渡しを行うものであって、基
板を保持する基板ホルダ38を備えている。コータ2か
ら受け渡された基板Pは、基板受け渡し部14の基板ホ
ルダ38に保持されて温調が行われる。基板ホルダ38
は、基板Pを下方から吸着支持する矩形配置された4本
の支持軸13を備えており、この支持軸13を用いてコ
ータ2の基板搬送アーム10から基板を基板ホルダ38
に受け取り、また基板搬送アーム11との間での基板P
の受け渡しを行う。露光装置3内に設置された基板搬送
アーム11は、基板Pを吸着保持した状態でXY平面に
沿って移動するとともにZ方向に沿って昇降すること
で、基板受け渡し部14との間で基板Pを搬送するとと
もに、露光装置本体12との間で基板Pを搬送する。
【0022】露光装置本体12は、照明光学系20、マ
スクステージ21、投影光学系22及び基板ステージ2
3を主体として構成されている。照明光学系20は、光
源ユニット、シャッタ、2次光源形成光学系、ビームス
プリッタ、集光レンズ系、視野絞り、及び結像レンズ系
等(いずれも不図示)から構成され、露光用照明光によ
ってマスクM上の矩形(あるいは円弧状)の照明領域を
均一な照度で照明する。マスクMを固定したマスクステ
ージ21は、リニアモータ等からなるマスク駆動機構2
4によってY軸方向に駆動される。また、マスクステー
ジ21は、不図示のモータ等の駆動装置によってXY面
内で微小駆動可能に構成されている。マスクステージ2
1のXY面内の位置は、レーザ干渉計システム25によ
って計測される。
【0023】投影光学系22としては、等倍の正立正像
を投影する複数の投影光学系ユニットPL1〜PL5を
千鳥状に配置したものが用いられている。照明光学系2
0からの露光用照明光によってマスクM上の照明領域が
照明されると、マスクMの照明領域部分の回路パターン
の等倍像が基板P上の、照明領域に共役な露光領域に投
影される。基板ステージ23は、投影光学系22の下方
に設置され、ステージベース26上をリニアモータ等を
含む基板駆動機構27によってY軸方向(あるいはXY
2次元方向)に駆動される。基板ステージ23の上面に
は、基板ホルダ28を介して基板Pが吸着保持される。
基板ステージ23のXY面内の位置は移動鏡29を介し
て基板用レーザ干渉計システム30によって計測され
る。
【0024】次に、上記構成の基板処理システムの動作
について説明する。まず、基板処理システム1による基
板Pに対する一連の処理動作について説明する。コータ
2のコータ本体9で表面に感光剤が塗布された基板P
は、基板搬送アーム10によって下面側を吸着保持され
て開口部8に対向する位置へ搬送される。この動作に同
期して、シャッタ開閉装置32の駆動によりシャッタ3
1が下降して開口部8,Kを開放する。ここで、シャッ
タ31が開いたことをシャッタ開閉センサ34が検知す
ると、基板搬送アーム10は基板Pを保持した状態で開
口部8,Kを介してチャンバ4内に進入する。基板搬送
アーム10は、基板Pが基板受け渡し部14の上方へ達
すると下降して基板Pを支持軸13上に当接させると共
に、基板Pの吸着を解除した後に再度下降する。同時に
支持軸13が基板Pを吸着することで基板Pが基板受け
渡し部14の基板ホルダ38に受け渡される。基板搬送
アーム10は、所定量下降した後に−Y方向へ移動し
て、開口部8,Kを介してチャンバ5内に戻る。基板P
は基板ホルダ38に一定時間保持され、温調が行われ
る。
【0025】基板受け渡し部14の基板ホルダ38に保
持された基板は、温調が終わると支持軸13により基板
ホルダ38から持ち上げられる。基板Pが支持軸13に
より持ち上げられると、露光装置3内の基板搬送アーム
11は基板Pに接触しない位置まで下降した後に、基板
受け渡し部14へ向けて移動する。そして、基板搬送ア
ーム11は、基板Pを保持すべき位置まで到達すると上
昇して基板Pを下面側から吸着する。同時に、支持軸1
3が基板Pに対する吸着を解除することで基板Pが基板
搬送アーム11に受け渡される。基板搬送アーム11
は、基板Pが支持軸13から所定距離離れるまで上昇す
ると、基板Pを吸着保持した状態で+X方向へ移動す
る。そして、Z軸回りに回転して基板Pを露光装置本体
12に対向させた後に+Y方向へ移動する。基板Pが露
光装置本体12の基板ステージ23のほぼ真上に到達す
ると、基板搬送アーム11は下降して、基板Pを基板ス
テージ23の基板ホルダ28上に載置する。この時、基
板Pへの吸着は解除される。この後、基板搬送アーム1
1は、−Y方向へ移動して基板ステージ23から退避す
る。
【0026】基板Pが基板ステージ23の基板ホルダ2
8にセットされると、干渉計システム25,30の計測
値をモニタしつつ、マスク駆動機構24、基板駆動機構
27を介してマスクステージ21と基板ステージ23と
を動機移動して、Y軸方向に沿って同一速度で同一方向
に投影光学系22に対して相対走査する。これにより、
マスクM上のパターン領域全域の回路パターンが、表面
に感光剤が塗布された基板P上に転写される。なお、露
光処理が終了した基板Pは、上記と逆の手順で搬出され
る。
【0027】図3は、本発明による基板ホルダの一実施
例を示す断面図である。この実施例は基板ホルダ上での
基板の位置ズレを検出することのできる基板ホルダの例
を示す。この基板ホルダは、基板受け渡し部の基板ホル
ダあるいは露光装置本体の基板ステージの基板ホルダと
して用いることができる。
【0028】基板ホルダ41は上面の基板保持部に複数
のプロキシミティーピン42及び複数の基板位置ズレ補
正駒43を備え、基板Pはプロキシミティーピン42の
上に載置されて基板ホルダ41に保持される。幾つかの
プロキシミティーピン42の上面には吸着穴46が設け
られており、吸着穴46はメイン制御装置48の制御下
に吸着制御装置47によって真空排気される。基板ホル
ダ41は、また図示しない基板搬送アームとの間で基板
の受け渡しを行うための上下動アーム45を備える。上
下動アーム45は、先端に基板Pを保持して基板ホルダ
41上で上下動させることができる。
【0029】基板搬送アームにより搬送されてきた基板
Pは、上下動アーム45が上昇して受け取り、基板搬送
アームが基板ホルダ41上から退避したのち上下動アー
ム45が下降し、ホルダ41上に設けたプロキシミティ
ーピン42上へ基板Pを載置する。その際、基板搬送ア
ームより上下動アーム45で受け取った基板Pが、適正
位置よりも多少ズレている場合は、基板位置ズレ補正駒
43の傾斜部をすべり、位置が修正されてプロキシミテ
ィーピン42上へ載置される。基板Pがプロキシミティ
ーピン42上へ載置されると、吸着制御装置47がプロ
キシミティーピン42の吸着穴46を真空排気し、基板
Pをプロキシミティーピン42上に吸着保持する。
【0030】ここで、基板搬送アームより上下動アーム
45で受け取った基板Pが予定位置より予想以上に位置
ズレを生じていると、仮想線で示すように基板P′は基
板位置ズレ補正駒43に乗り上げてしまう。このとき、
吸着制御装置47で真空排気を行いプロキシミティーピ
ン42に設けた吸着穴46により基板P′を吸引しよう
としても、基板P′が吸着せず、真空の圧力が上昇しな
いため、吸着制御装置47でこの圧力を検出し、メイン
制御装置48へエラー信号を送る。メイン制御装置48
は、吸着制御装置47からエラー信号を受けると、基板
ホルダ41への基板の載置状態に異常があると判断して
装置を停止させる。なお、本実施例の基板ホルダ41に
よれば、基板Pが大きくゆがんでいる場合の検出も可能
であり、また、搬送時の基板位置ズレも判別することが
可能となる。
【0031】図4は、本発明による基板ホルダの第2の
実施例を示す概略図である。図4(a)は基板ホルダの
平面図、図4(b)はその断面図である。本実施例は、
基板ホルダ上から基板を離した際に発生する静電気を除
去する機構を備えた基板ホルダの実施例である。この基
板ホルダは、基板受け渡し部の基板ホルダあるいは露光
装置本体の基板ステージの基板ホルダとして用いること
ができる。
【0032】この基板ホルダ51は、上面の基板保持部
に複数のプロキシミティーピン52a〜52h及び複数
の基板位置ズレ補正駒53a〜53fを備え、基板Pを
プロキシミティーピン52a〜52hの上に載置して保
持する。基板ホルダ51は、また図示しない基板搬送ア
ームとの間で基板の受け渡しを行うための上下動アーム
55a〜55dを備える。上下動アーム55a〜55d
は、先端に基板を保持して基板ホルダ51上で上下動さ
せることができる。基板ホルダ51は、更に、基板保持
部に対して上下動可能に設けられた複数の除電針59を
有する。除電針59はアルミニウム合金等の金属あるい
は導電性セラミックで作られた先端が尖った針からな
り、プロキシミティーピン52a〜52hの場所及び上
下動アーム55a〜55dの場所を避けて基板保持部全
体にできるだけ均一に分布するようにして配置されてお
り、接地されている。複数の除電針59は、基板Pに接
触しないようにして図示しない駆動機構により一体とし
て上下方向に駆動される。
【0033】なお、図1に示したように、複数のプロキ
シミティーピン52a〜52hのうちの幾つかの上面に
吸着穴を設け、吸着穴を吸着制御装置によって真空排気
することで基板Pをプロキシミティーピン上に真空吸着
保持するようにしてもよい。更に、吸着制御装置の真空
圧力を検出して基板ホルダ51への基板Pの載置状態の
異常を検出できるようにしてもよい。
【0034】この基板ホルダ51を用いると、プロキシ
ミティーピン52a〜52h上に載置された基板Pを上
下動アーム55a〜55dによって上昇した際に剥離帯
電によって基板Pの下面に発生する静電気を、複数の除
電針59によって、基板Pの上面に形成されたデバイス
へ影響しないレベルの放電を発生させて除電することが
できる。
【0035】図5は、図4に示した基板ホルダ51に保
持されている基板Pを上下動アーム55a〜55dによ
って上昇させて基板搬送アームに受け渡し、基板搬送ア
ームによって搬送するまでの手順の一例を説明するフロ
ーチャートである。まず、上下動アーム55a〜55d
により、基板Pを基板搬送アームへの受け渡し位置まで
持ち上げ、停止させる(S11)。このとき、基板P
は、基板ホルダ51の基板保持部から引き剥がされるこ
とによって剥離帯電することがある。次に、除電針59
を上昇させ、上下動アーム55a〜55dによって受け
渡し位置に保持されている基板Pの下面近傍に基板に接
触しないようにして除電針59の先端を近づけ、基板P
の下面に帯電している静電気を放電させる(S12)。
基板Pに帯電していた静電気を放電し終わったら、除電
針59を図4(b)に示す初期位置まで下降させる(S
13)。
【0036】次に、受け渡し位置に持ち上げられている
基板Pの下方位置に基板搬送アームを進入させる(S1
4)。基板搬送アームが基板Pの下方位置に停止した
ら、基板Pを保持している上下動アーム55a〜55d
を下降させて、基板Pを基板搬送アームに受け渡す(S
15)。基板Pの受け渡しが終わった上下動アーム55
a〜55dは、初期位置まで下降させる(S16)。そ
の後、基板搬送アームを移動して基板を搬送する(S1
7)。
【0037】図6は、図4に示した基板ホルダ51に保
持されている基板Pを上下動アーム55a〜55dによ
って上昇させて基板搬送アームに受け渡し、基板搬送ア
ームによって搬送するまでの手順の他の例を説明するフ
ローチャートである。この例においては、上下動アーム
55a〜55dにより基板Pを持ち上げる時に除電針5
9も一緒に上昇させ、基板ホルダ51の基板保持部から
引き剥がされるとき剥離帯電によって基板Pに発生した
静電気を、基板Pの受け渡し位置への上昇中に放電させ
て除去する(S21)。除電針59は基板Pに接触しな
いように上下動アーム55a〜55dの駆動と同期させ
て駆動する。上下動アーム55a〜55dは、基板Pを
基板搬送アームへの受け渡し位置まで持ち上げ、その位
置に停止させる(S22)。除電針59は上下動アーム
55a〜55dと共に基板搬送アームへの受け渡し位置
の直下まで上昇させてもよいし、適当な高さまで基板P
に追従して上昇させた後、上昇を止め、あとは上下動ア
ーム55a〜55dのみを基板搬送アームへの受け渡し
位置まで上昇させるようにしてもよい。次に、除電針5
9を図4(b)に示す初期位置まで下降させる(S2
4)。
【0038】次に、上下動アーム55a〜55dによっ
て受け渡し位置に持ち上げられている基板Pの下方位置
に基板搬送アームを進入させる(S24)。基板搬送ア
ームが基板Pの下方位置に停止したら、基板Pを保持し
ている上下動アーム55a〜55dを下降させて、基板
Pを基板搬送アームに受け渡す(S25)。基板Pの受
け渡しが終わった上下動アーム55a〜55dは、初期
位置まで下降させる(S26)。その後、基板搬送アー
ムを移動して基板を搬送する(S27)。
【0039】図7は、図4に示した基板ホルダ51に保
持されている基板Pを上下動アーム55a〜55dによ
って上昇させて基板搬送アームに受け渡し、基板搬送ア
ームによって搬送するまでの手順の更に他の例を説明す
るフローチャートである。この例においては、上下動ア
ーム55a〜55dと除電針59を一体化して駆動す
る。上下動アーム55a〜55dと除電針59を機械的
に一体的に構成してもよい。ただし、下記のステップ3
3において基板搬送アームの基板下方への進入が除電針
59の存在によって妨げられてはならないため、この場
合の基板ホルダ51は、基板搬送アームの進路に当たる
場所には除電針59を設けることができず、結果として
除電針59を基板保持部全体に均一に分布させることは
できない。そのため、基板Pの全面に帯電している静電
気を除電針59によって全て除電することはできない。
しかし、除電針59によって除電できなかった領域の静
電気は、後述するように基板搬送アームの上面に除電ブ
ラシを設置しておくことで除去することが可能である。
【0040】図7に示すように、上下動アーム55a〜
55dにより基板Pを持ち上げる時に除電針59も一緒
に上昇させ、基板ホルダ51の基板保持部から引き剥が
されるとき剥離帯電によって基板Pに発生した静電気を
基板Pの上昇中に放電させて除去する(S31)。上下
動アーム55a〜55dは、除電針59を伴いながら、
基板Pを基板搬送アームへの受け渡し位置まで持ち上
げ、その位置に停止させる(S32)。次に、上下動ア
ーム55a〜55dによって受け渡し位置に持ち上げら
れている基板Pの下方位置に基板搬送アームを進入させ
る(S33)。除電針59は基板搬送アームの進入経路
に当たる箇所には配置されておらず、基板搬送アームは
除電針59によって邪魔されることなく基板Pの下方位
置に進入する。基板搬送アームが基板Pの下方位置に停
止したら、基板Pを保持している上下動アーム55a〜
55dを除電針59と共に下降させて、基板Pを基板搬
送アームに受け渡す(S34)。基板Pの受け渡しが終
わったら、上下動アーム55a〜55d及び除電針59
を初期位置まで下降させる(S35)。その後、基板搬
送アームを移動して基板を搬送する(S36)。
【0041】図8は、本発明による基板ホルダの第3の
実施例を示す概略図である。図8(a)は基板ホルダの
平面図、図8(b)はその断面図である。本実施例の基
板ホルダは、基板ホルダ上から基板を離した際に発生す
る静電気を除去する機構として除電ブラシを備えたもの
である。この基板ホルダは、基板受け渡し部の基板ホル
ダあるいは露光装置本体の基板ステージの基板ホルダと
して用いることができる。
【0042】この基板ホルダ61は、上面の基板保持部
に複数のプロキシミティーピン62a〜62h及び複数
の基板位置ズレ補正駒63a〜63fを備え、基板Pを
プロキシミティーピン62a〜62hの上に載置して保
持する。基板ホルダ61は、また基板搬送アームとの間
で基板の受け渡しを行うための上下動アーム65a〜6
5dを備える。上下動アーム65a〜65dは、先端に
基板Pを保持して基板ホルダ61上で上下動させること
ができる。基板ホルダ61は、更に、基板保持部のプロ
キシミティーピン62a〜62hの場所及び上下動アー
ム65a〜65dの場所を除く基板保持部全面に配置さ
れた除電ブラシ69を有する。
【0043】除電ブラシ69は、基板Pに接触しないよ
うにプロキシミティーピン62a〜62hの上面より低
く設けられている。また、除電ブラシ69は導線64上
に植設され、接地されている。この基板ホルダ61を用
いると、プロキシミティーピン62a〜62h上に載置
された基板Pを上下動アーム65a〜65dで上昇した
際に剥離帯電によって基板Pの下面に発生する静電気
は、基板Pの下面に対向する除電ブラシ69を介して放
電され、除去される。
【0044】なお、図1に示したように、複数のプロキ
シミティーピン62a〜62hのうちの幾つかの上面に
吸着穴を設け、吸着穴を吸着制御装置によって真空排気
することで基板をプロキシミティーピン2上に真空吸着
保持するようにしてもよい。更に、吸着制御装置の真空
圧力を検出して基板ホルダ61への基板Pの載置状態の
異常を検出できるようにしてもよい。
【0045】図9は、本発明による基板ホルダの第4の
実施例を示す概略図である。図9(a)は基板ホルダの
平面図、図9(b)はその断面図である。本実施例の基
板ホルダは、基板ホルダ上から基板を離した際に発生す
る静電気の発生量を減少させるようにしたものである。
この基板ホルダは、基板受け渡し部の基板ホルダあるい
は露光装置本体の基板ステージの基板ホルダとして用い
ることができる。
【0046】この基板ホルダ71は、上面の基板保持部
に複数のプロキシミティーピン72a〜72h及び複数
の基板位置ズレ補正駒73a〜73fを備え、基板Pを
プロキシミティーピン72a〜72hの上に載置して保
持する。基板ホルダ71は、また基板搬送アームとの間
で基板の受け渡しを行うための上下動アーム75a〜7
5dを備える。上下動アーム75a〜75dは、先端に
基板Pを保持して基板ホルダ71上で上下動させること
ができる。基板ホルダ71の基板保持部のプロキシミテ
ィーピン72a〜72hを除く箇所には、基板Pを上下
動アーム75a〜75dで上昇した際に基板Pに発生す
る静電気の発生量を減少させるためにホルダ71上面に
帯電防止剤(界面活性剤、導電性フッ素樹脂等)や導電
性コート(導電性フッ素コートや導電性テフロンコー
ト)79が塗布されている。
【0047】なお、図1に示したように、複数のプロキ
シミティーピン72a〜72hのうち幾つかの上面に吸
着穴を設け、吸着穴を吸着制御装置によって真空排気す
ることで基板をプロキシミティーピン上に真空吸着保持
するようにしてもよい。更に、吸着制御装置の真空圧力
を検出して基板ホルダ71への基板の載置状態の異常を
検出できるようにしてもよい。
【0048】また、本実施例の基板保持部の基板に接触
しない領域に帯電防止剤や導電性コートを塗布すること
によって、基板ホルダ上から基板を離した際に発生する
静電気の発生量を減少させる手法は、上面の基板保持部
にプロキシミティーピンを備えず、基板保持部に直接基
板を載置するタイプの基板ホルダに適用することも可能
である。その場合、帯電防止剤や導電性コートは、基板
保持部に基板を真空吸着するために設けられている基板
保持部の溝部等に塗布すればよい。
【0049】図10は、本発明による基板搬送アームの
例を示す概略図である。図10(a)は基板搬送アーム
の平面図、図10(b)はその断面図である。本例の基
板搬送アーム81は上面に除電ブラシ89を設置したも
のである。除電ブラシ89は基板搬送アーム81内に配
線された導線84から基板載置部の上方に伸びるように
植設されている。また、除電ブラシ89は吸着パッド8
2a〜82dの高さより低く設定され、基板搬送アーム
81上に保持した基板Pに接触しないようになってい
る。この基板搬送アーム81を用いると、基板Pに帯電
した静電気を基板搬送中に除去することができ、また、
搬送後の基板Pを基板搬送アーム81から取り外す際に
生じた静電気を除電することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、プロキシミティーピン
を設けた基板ホルダにおいても基板の位置ズレ検出を行
うことが可能である。また、基板ホルダから基板を持ち
上げる際に生じる剥離帯電を除去及び減少させることが
可能となる。また、露光装置の基板ホルダや基板搬送ア
ームに基板の静電気を除電する機能や基板の静電気の発
生を抑制する機能を設けたので、基板の形成されるデバ
イスの歩留まりを改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コータと露光装置をインライン接続した基板処
理システム1の一例を示す平面図。
【図2】図1の断面正面図。
【図3】本発明による基板ホルダの一実施例を示す断面
図。
【図4】本発明による基板ホルダの第2の実施例を示す
概略図。
【図5】基板ホルダに保持されている基板を基板搬送ア
ームによって搬送する手順の一例を説明するフローチャ
ート。
【図6】基板ホルダに保持されている基板を基板搬送ア
ームによって搬送する手順の他の例を説明するフローチ
ャート。
【図7】基板ホルダに保持されている基板を基板搬送ア
ームによって搬送する手順の更に他の例を説明するフロ
ーチャート。
【図8】本発明による基板ホルダの第3の実施例を示す
概略図。
【図9】本発明による基板ホルダの第4の実施例を示す
概略図。
【図10】本発明による基板搬送アームの例を示す概略
図。
【図11】基板搬送アームにより搬送されてきた基板を
基板ホルダに受け渡す動作の説明図。
【符号の説明】
1…基板処理システム、2…コータ、3…露光装置、9
…コータ本体、10…基板搬送アーム、11…基板搬送
アーム、12…露光装置本体、13…支持軸、14…基
板受け渡し部、20…照明光学系、21…マスクステー
ジ、22…投影光学系、23…基板ステージ、28…基
板ホルダ、38…基板ホルダ、41…基板ホルダ、42
…プロキシミティーピン、43…基板位置ズレ補正駒、
45…上下動アーム、46…吸着穴、47…吸着制御装
置、48…メイン制御装置、51…基板ホルダ、52a
〜52h…プロキシミティーピン、53a〜53f…基
板位置ズレ補正駒、55a〜55d…上下動アーム、5
9…除電針、61…基板ホルダ、62a〜62h…プロ
キシミティーピン、63a〜63f…基板位置ズレ補正
駒、64…導線、65a〜65d…上下動アーム、69
…除電ブラシ、71…基板ホルダ、72a〜72h…プ
ロキシミティーピン、73a〜73f…基板位置ズレ補
正駒、75a〜75d…上下動アーム、79…帯電防止
剤又は導電性コート、81…基板搬送アーム、82a〜
82d…吸着パッド、84…導線、89…除電ブラシ、
110…基板ホルダ、111…基板搬送アーム、112
…プロキシミティーピン、113…基板位置ズレ補正
駒、115…上下動アーム、P…基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 1/14 G03F 1/14 M H01L 21/027 H01L 21/30 503C Fターム(参考) 2H095 BE12 5F031 CA02 CA05 GA08 GA24 GA35 HA13 HA33 HA35 MA27 PA21 5F046 CC08 CC10 CC20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持部を有する基板
    ホルダにおいて、 基板に帯電した静電気を除電する機能、あるいは基板へ
    の静電気の発生を抑制する機能を有することを特徴とす
    る基板ホルダ。
  2. 【請求項2】 基板を保持する基板保持部を有する基板
    ホルダにおいて、 前記基板保持部に対して突出可能に設けられた複数の除
    電針と、前記複数の除電針を前記基板保持部から突出す
    る方向あるいはその逆の方向に駆動する駆動手段とを備
    えることを特徴とする基板ホルダ。
  3. 【請求項3】 基板を保持する基板保持部を有する基板
    ホルダにおいて、 前記基板保持部に帯電防止剤が塗布されていることを特
    徴とする基板ホルダ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板ホルダにおいて、前
    記帯電防止剤は基板に対して微小空間を介して対向する
    前記基板保持部の面に塗布されていることを特徴とする
    基板ホルダ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の基板
    ホルダにおいて、 前記基板保持部は基板に接触する複数のプロキシミティ
    ーピンを備え、前記プロキシミティーピンの幾つかには
    基板を吸着する吸着手段が設けられていることを特徴と
    する基板ホルダ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基板ホルダにおいて、前
    記吸着手段に吸着された状態を検出して前記基板保持部
    と前記基板との相対的位置関係を求めることを特徴とす
    る基板ホルダ。
  7. 【請求項7】 基板を保持する基板保持部を有する基板
    ホルダにおいて、 前記基板保持部は、基板に接触する複数のプロキシミテ
    ィーピンと、前記プロキシミティーピンより高さが低い
    除電ブラシとを備えることを特徴とする基板ホルダ。
  8. 【請求項8】 基板を保持する基板保持部を有する基板
    搬送アームにおいて、前記基板保持部は、基板を吸着す
    る吸着パッドと、前記吸着パッドより高さが低い除電ブ
    ラシとを備えることを特徴とする基板搬送アーム。
  9. 【請求項9】 基板に露光すべきパターンが形成された
    マスクを保持するマスクステージと、前記マスクステー
    ジに保持されたマスクを照明するマスク照明手段と、基
    板を保持する基板ホルダを有する基板ステージと、前記
    基板ステージの基板ホルダに保持された基板に前記マス
    クステージに保持されたマスクのパターンを投影する投
    影光学系とを備える露光装置において、 前記基板ホルダとして請求項1〜6のいずれか1項記載
    の基板ホルダを用いたことを特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 基板にパターンを露光する露光装置
    と、前記露光装置によるパターン露光の前あるいは後に
    基板を処理する基板処理装置と、前記基板処理装置と前
    記露光装置との間で基板の受け渡しを行う基板受け渡し
    部とを備える基板露光処理装置において、 前記基板受け渡し部は請求項1〜6のいずれか1項記載
    の基板ホルダを備えることを特徴とする基板露光処理装
    置。
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