JP2001176947A - 基板支持装置および基板処理装置 - Google Patents

基板支持装置および基板処理装置

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JP2001176947A
JP2001176947A JP36195799A JP36195799A JP2001176947A JP 2001176947 A JP2001176947 A JP 2001176947A JP 36195799 A JP36195799 A JP 36195799A JP 36195799 A JP36195799 A JP 36195799A JP 2001176947 A JP2001176947 A JP 2001176947A
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glass plate
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Yasuhito Kubota
泰仁 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板と支持部との間の密着作用を解除して、
基板を支持部から円滑にリフトアップする。 【解決手段】 基板Pを支持する支持部21aと、支持
部21aに対して基板Pを昇降させる昇降機構3とを有
する基板支持装置21において、支持部21aに対して
昇降機構3とは独立して昇降する第2昇降機構22を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送された基板を
支持する基板支持装置、および基板ホルダに支持された
基板に対して所定の処理を行う基板処理装置に関し、特
に、支持した基板に対して昇降を伴って搬送する基板支
持装置および基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイパネル、プラズ
マディスプレイパネル等を製造するためのリソグラフィ
工程では、ガラスプレート等の基板の大型化に伴う無人
化の要請から露光処理を行う露光装置と他の基板処理装
置、例えば、基板にレジスト等の感光剤を塗布する塗布
装置(コータ)や感光剤が塗布された基板に現像を行う
現像装置(デベロッパ)等とをインラインで接続したリ
ソグラフィシステムが多く用いられるようになってき
た。
【0003】この種のリソグラフィシステムでは、例え
ば、露光装置のチャンバ内に露光装置本体、基板搬送装
置、受け渡しポート等を設け、感光剤塗布機能、現像機
能の双方を備えたコータ・デベロッパのチャンバ内にコ
ータ・デベロッパ本体、基板搬送装置を設けた構成にな
っている。そして、コータ・デベロッパで所定の処理
(感光剤塗布処理)が施された基板(例えば、ガラスプ
レート)は、コータ・デベロッパ側の基板搬送装置によ
って、露光装置内の受け渡しポートへ搬入される。
【0004】受け渡しポートにセットされた基板は、露
光装置側の基板搬送装置によって露光装置本体の基板ス
テージへ搬送され、基板ホルダに支持された状態で露光
処理が施される。露光処理後に再度コータ・デベロッパ
に搬送される基板は、上記と逆の順序で搬送される。他
の基板は、露光装置から搬出されて検査工程等へ送られ
る。
【0005】ところで、上記の基板ステージでは、基板
を吸着しながら昇降する昇降機構により基板の受け渡し
が行われている。図9および図10に、この種の基板ス
テージの一例を示す。これらの図に示すように、紙面左
右方向に移動自在な基板ステージ1上には、ガラスプレ
ート(基板)Pを支持する基板ホルダ2が設置されてお
り、基板ホルダ2にはガラスプレートPを吸着保持して
昇降させるリフトピン(昇降機構)3が複数設けられて
いる。また、基板ステージ1の側方には、ガラスプレー
トPの両側縁を下方から吸着保持するロードアーム4お
よびアンロードアーム5がそれぞれ基板ステージ1に対
して離間・接近自在に配設されている。そして、上記リ
フトピン3は、ロードアーム4およびアンロードアーム
5が基板ホルダ2上に移動した際にも、これらロードア
ーム4およびアンロードアーム5に接触しない中央側の
位置に互いに所定の間隔をあけて配置されている。
【0006】そして、ガラスプレートPを基板ホルダ2
上にロードする場合は、まずロードアーム4がガラスプ
レートPの両側縁を吸着保持したまま、プレートローデ
ィングポジション(基板ホルダ2上)へ移動する。次
に、リフトピン3が上昇してガラスプレートPを吸着保
持する。そして、ロードアーム4が後退した後にリフト
ピン3が下降することにより、ガラスプレートPは基板
ホルダ2上にロードされる。
【0007】逆に、ガラスプレートPを基板ホルダ2か
らアンロードする場合は、まず基板ステージ1がアンロ
ーディングポジションまで移動する。次に、リフトピン
3が露光処理済みのガラスプレートPを吸着保持した状
態で上昇する。そして、アンロードアーム5が基板ホル
ダ2上のアンロードポジションまで移動した後に、リフ
トピン3が下降してガラスプレートPをアンロードアー
ム5に受け渡す。この後、アンロードアーム5が後退し
て、一連の動作が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の基板支持装置および基板処理装置には、
以下のような問題が存在する。チャンバは、クリーンル
ームとして清浄度が維持されているが、例えばフタル酸
等の化学物質が微量ながら浮遊している。そして、ガラ
スプレートPに対する露光処理を多数行うことで、これ
らの化学物質が徐々に基板ホルダ2上に付着する。ま
た、基板ホルダ2上でガラスプレートPの受け渡し動作
を繰り返し行うことで、中央部をリフトピン3に保持さ
れて撓んだガラスプレートPの周辺部と基板ホルダ2と
が擦れ、やがて基板ホルダ2上の擦れた部分は表面処理
が剥離したり、表面粗さが小さくなり、平滑になってし
まう。このような平滑な部分に上記のような化学物質が
付着した状態でガラスプレートPが保持されると、化学
物質が接着剤として機能し、基板ホルダ2とガラスプレ
ートPとの間で密着作用が起こる。
【0009】一方、ガラスプレートPには、露光処理に
先だって行われる感光剤塗布処理において感光剤から発
生したガスや、他の工程を経て搬送される途中で各種の
付着物が付着する可能性がある。そのため、下面側にこ
のような付着物が付着したガラスプレートPが基板ホル
ダ2に保持されることでも、上記の密着作用が増長され
る。
【0010】このように密着作用が存在する状態で、露
光処理済みのガラスプレートPをリフトピン3によって
基板ホルダ2からリフトアップさせようとすると、図1
1に示すように、ガラスプレートPは周辺が基板ホルダ
2に密着して撓みが大きくなり、ガラスプレートPには
曲げ応力が発生する。密着力が比較的弱いときには、あ
る時点でガラスプレートPと基板ホルダ2との密着状態
が解放される。
【0011】このとき、ガラスプレートPは、弾性復元
力でリフトピン3上で激しく振動するため、振動がおさ
まるまでアンロードアーム5は基板ホルダ2上のアンロ
ードポジションまで移動できず、タクトタイムが悪化す
るという問題があった。また、ガラスプレートPが振動
することで、リフトピン3とガラスプレートPとの相対
位置関係が変動して、アンロードアーム5への受け渡し
に支障を来す可能性もあった。さらに、ガラスプレート
Pと基板ホルダ2との間の密着力が大きいときには、リ
フトピン3でリフトアップした際に、曲げ応力が許容応
力を越えてガラスプレートPにクラックが発生したり、
最悪の場合はガラスプレートの周辺部が破損してしまう
という問題もあった。
【0012】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ガラスプレート等の基板と基板ホルダ等の
支持部との間の密着作用を解除して、基板を支持部から
円滑にリフトアップ可能な基板支持装置および基板処理
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図7に対応
付けした以下の構成を採用している。本発明の基板支持
装置は、基板(P)を支持する支持部(21a)と、支
持部(21a)に対して基板(P)を昇降させる昇降機
構(3、26)とを有する基板支持装置(21)におい
て、支持部(21a)に対して昇降機構(3、26)と
は独立して昇降する第2昇降機構(22)を備えること
を特徴とするものである。
【0014】従って、本発明の基板支持装置では、支持
部(21a)に支持された基板(P)を昇降機構(3、
26)によりリフトアップさせる際に、密着作用により
基板(P)と支持部(21a)とが密着していても、第
2昇降機構(22)がこの密着部において基板(P)を
リフトアップすることで、基板(P)と支持部(21
a)との密着を解除することができる。そのため、基板
(P)には曲げ応力が発生せず、昇降機構(3、26)
は、円滑に基板(P)をリフトアップできる。
【0015】また、本発明の基板処理装置は、基板
(P)を支持する基板ホルダ(21)と、基板ホルダ
(21)に支持された基板(P)に対して所定の処理を
行う処理部(9)とを備えた基板処理装置(6)におい
て、基板ホルダとして、請求項1から5のいずれか1項
に記載の基板支持装置(21)が用いられることを特徴
とするものである。
【0016】従って、本発明の基板処理装置では、処理
部(9)で処理された基板(P)を昇降機構(3、2
6)により基板ホルダ(21)からリフトアップさせる
際に、密着作用により基板(P)と基板ホルダ(21)
の支持部(21a)とが密着していても、第2昇降機構
(22)がこの密着部において基板(P)をリフトアッ
プすることで、基板(P)と支持部(21a)との密着
を解除することができる。そのため、基板(P)には曲
げ応力が発生せず、昇降機構(3、26)は、円滑に基
板(P)をリフトアップできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板支持装置およ
び基板処理装置の第1の実施の形態を、図1ないし図5
を参照して説明する。ここでは、基板処理装置として、
感光剤を塗布された基板に対して露光処理を施す露光装
置を用い、基板として液晶ディスプレイパネル製造に用
いられる角形のガラスプレートを用いる場合の例を用い
て説明する。これらの図において、従来例として示した
図9および図10と同一の構成要素には同一符号を付
し、その説明を簡略化する。
【0018】図1は、露光装置(基板処理装置)6の平
面図である。露光装置6は、図2に示す液晶表示素子等
のパターンが形成されたマスク(レチクル)Mとガラス
プレートPとを投影光学系PLに対して相対走査するこ
とによって、マスクMに形成されたパターンをガラスプ
レートP上に転写する処理を実施するものであって、ガ
ラスプレートPに感光剤塗布処理および現像処理を行う
不図示のコータ・デバロッパに隣接配置されたチャンバ
7内に、基板搬送装置8、露光装置本体(処理部)9お
よび受け渡しポート10が収納された構成になってい
る。また、露光装置6とコータ・デベロッパとは、チャ
ンバ7に形成された開口部11を介してインライン接続
されている。なお、投影光学系PLの光軸方向をZ軸方
向とし、該Z軸に直交する面内でマスクMとガラスプレ
ートPとを投影光学系PLに対して相対走査する走査方
向をY軸方向、このY軸方向に直交する非走査方向をX
軸方向として説明する。
【0019】受け渡しポート10は、コータ・デベロッ
パで感光剤を塗布されたガラスプレートP、および露光
装置本体9で露光処理が施されたガラスプレートPの受
け渡しが行われるものであって、Z方向に移動自在、且
つガラスプレートPを下方から吸着支持する矩形配置さ
れた4本の支持軸12を備えている。支持軸12は、基
板搬送装置8が受け渡しポート14へ向けて移動した際
にも、基板搬送装置8と干渉しない位置に配置されてい
る。また、この受け渡しポート10において支持軸12
で支持されたガラスプレートPは、所定温度に調整され
るようになっている。
【0020】基板搬送装置8は、ガラスプレートPを吸
着保持した状態でXY平面に沿って移動することで、受
け渡しポート10と露光装置9との間でガラスプレート
Pを搬送するものであって、図3に示すように、ガラス
プレートPを露光装置本体9へ搬入する際に用いられる
ロードアーム4と搬出する際に用いられるアンロードア
ーム5とから構成されている。図4に示すように、各ア
ーム4、5には、ガラスプレートPの両側縁を下方から
吸着保持する保持部13、13が、ガラスプレートPの
幅とほぼ同じ間隔で、且つ長さ方向に所定の間隙をあけ
てそれぞれ設けられている。
【0021】図2に示すように、露光装置本体9は、照
明光学系14、マスクステージ15、投影光学系PLお
よび基板ステージ16を主体として構成されている。照
明光学系14は、光源ユニット、シャッタ、2次光源形
成光学系、ビームスプリッタ、集光レンズ系、視野絞
り、および結像レンズ系等(いずれも不図示)から構成
され、露光用照明光によってマスクM上の矩形(あるい
は円弧状)の照明領域を均一な照度で照明する。
【0022】マスクステージ15は、リニアモータ等か
ら成るマスク駆動機構17によってY軸方向(図2にお
ける紙面直交方向)に駆動される。また、マスクステー
ジ15は、不図示のモータ等の駆動装置によってXY面
内で微少駆動可能に構成されている。このマスクステー
ジ15には、マスクMが真空吸着等によって固定されて
いる。マスクステージ15のXY面内の位置は、位置検
出装置であるマスク用レーザ干渉計システム18によっ
て所定の分解能、例えば0.5〜1nm程度の分解能で
計測される。
【0023】投影光学系PLとしては、等倍の正立正像
を投影する複数(図3では五つ)の投影光学系ユニット
PL1〜PL5をいわゆる千鳥状に配置したものが用い
られている。なお、このような複数組の等倍正立の投影
光学系ユニットを用いた投影光学系の詳細は公知である
ので、ここでは詳細な説明を省略する。従って、照明光
学系14からの露光用照明光によってマスクM上の照明
領域が照明されると、マスクMの照明領域部分の回路パ
ターンの等倍像がガラスプレートP上の、前記照明領域
に共役な露光領域に投影されるようになっている。
【0024】基板ステージ16は、投影光学系PLの下
方に配置され、ステージベース19上をリニアモータ等
を含む基板駆動機構20によってY軸方向(あるいはX
Y二次元方向)に駆動される。この基板ステージ16に
は、上面(支持部)21aにおいてガラスプレートPを
吸着支持する基板ホルダ(基板支持装置)21が配設さ
れている。そして、図4に示すように、基板ホルダ21
には、ロードアーム4およびアンロードアーム5が移動
してきた際に各アーム4、5に接触しないように中央側
に配置されたリフトピン3と、周辺部に配置された補助
リフトピン(第2昇降機構)22とが設けられている。
【0025】リフトピン3がガラスプレートPの中央側
を保持して昇降させるのに対して、補助リフトピン22
はガラスプレートPの側縁をリフトアップするものであ
って、矩形のガラスプレートPの各辺中央近傍に4箇所
配置されている。これら補助リフトピン22の位置およ
び数は、ガラスプレートPの大きさや、ガラスプレート
Pに対するリフトピン3の位置等に応じて適宜選択され
る。
【0026】図5に示すように、各補助リフトピン22
は、基板ホルダ21に形成された孔部23に沿って、基
板ホルダ21の上面21aから没入した位置と、該上面
21aから突出した位置との間をエア駆動によりリフト
ピン3とは独立して昇降自在になっている。また、リフ
トピン3の昇降ストローク(ここで、昇降ストロークと
は基板ホルダ21の上面21aからの突出量)がロード
アーム4およびアンロードアーム5にガラスプレートP
を受け渡すのに必要な10〜20mmに設定されるのに
対して、各補助リフトピン22の昇降ストロークはリフ
トピン3より小さい1〜2mmに設定されている。
【0027】この基板ステージ16(ひいてはガラスプ
レートP)のXY面内の位置は、移動鏡24を介して位
置検出装置である基板用レーザ干渉計システム25によ
って所定の分解能、例えば0.5〜1nm程度の分解能
で計測される構成になっている。
【0028】上記の構成の基板支持装置および基板処理
装置の作用について以下に説明する。コータ・デベロッ
パで表面に感光剤が塗布されたガラスプレートPは、コ
ータ・デベロッパ側の搬送アーム(不図示)に下面側を
吸着保持されて、開口部11を介して受け渡しポート1
0の上方へ搬送される。ここで、支持軸12が上昇して
ガラスプレートPを吸着保持するとともに、搬送アーム
が後退することで、ガラスプレートPが受け渡される。
【0029】ガラスプレートPが受け渡しポート10に
セットされると、基板搬送装置8のロードアーム4は受
け渡しポート10へ向けて移動する。そして、ロードア
ーム4がガラスプレートPを保持すべき位置まで到達す
ると支持軸12が下降し、図2に示すように、ロードア
ーム4はガラスプレートPの両側縁を保持部13におい
て吸着保持することで、ガラスプレートPが基板搬送装
置8に受け渡される。
【0030】基板搬送装置8は、ガラスプレートPと支
持軸12とが所定量離間するまで+X方向へ移動する。
そして、Z軸周りに回転してガラスプレートPを露光装
置本体9に対向させた後に+Y方向へ移動する。ガラス
プレートPが基板ホルダ21のほぼ真上のプレートロー
ディングポジションに到達すると、リフトピン3が上昇
してガラスプレートPを吸着保持する。そして、ロード
アーム4がローディングポジションから退避した後にリ
フトピン3が下降することで、ガラスプレートPは基板
ホルダ21の上面21a上にロードされる。
【0031】ガラスプレートPが基板ホルダ21にセッ
トされると、レーザ干渉計システム18、25の計測値
をモニタしつつ、マスク駆動機構17、基板駆動機構2
0を介してマスクステージ15と基板ステージ16とを
同期移動して、Y軸方向に沿って同一速度で同一方向に
投影光学系PLに対して相対走査する。これにより、マ
スクM上のパターン領域全域の回路パターンが、表面に
感光剤が塗布されたガラスプレートP上に転写される。
【0032】露光処理が終了すると、まず基板ステージ
16がアンロードポジションまで移動する。次に、リフ
トピン3が露光処理済みのガラスプレートPを吸着保持
して上昇する。ここで、リフトピン3の作動に対して
0.1〜0.3秒遅延して、補助リフトピン22がリフ
トピン3とほぼ同じ速度で作動してガラスプレートPの
各側縁をリフトアップする。これにより、化学物質等に
より基板ホルダ21の上面21aと周辺部が密着してい
たガラスプレートPは、曲げ応力が発生する前に密着状
態を解除されて上昇する。なお、リフトピン3に中央側
を支持されたガラスプレートPは、元々周辺部が自重に
より撓み、周辺部が基板ホルダ21と離間するタイミン
グが中央側よりも遅れるため、補助リフトピン22の作
動がリフトピン3の作動よりも遅延しても何ら支障がな
い。
【0033】そして、リフトピン3が所定の高さまで上
昇すると、アンロードアーム5が基板ホルダ21上のア
ンロードポジションまで+Y方向に移動する。このと
き、アンロードアーム5の保持部13と補助リフトピン
22とは、図4に示すように、平面的には干渉する位置
関係にあるが、補助リフトピン22の昇降ストロークが
図3に示すように小さいため、これらの間には隙間が形
成され、アンロードアーム5は補助リフトピン22に接
触することなく、アンロードポジションまで移動でき
る。
【0034】この後、リフトピン3が下降することで、
ガラスプレートPはアンロードアーム5の保持部13に
受け渡されて吸着保持される。そして、アンロードアー
ム5によって受け渡しポート10へ搬送されたガラスプ
レートPは、コータ・デベロッパ側の搬送アームによっ
てコータ・デベロッパへ搬送されて現像処理が施され
る。
【0035】本実施の形態の基板支持装置および基板処
理装置では、補助リフトピン22が上昇してガラスプレ
ートPと上面21aとの密着状態を解除するので、ガラ
スプレートPを基板ホルダ21の上面21aから支障な
くリフトアップさせることができる。特に、密着作用が
発生しやすい周辺部に補助リフトピン22を配設したこ
とで、この密着状態をより確実、且つ迅速に解除するこ
とができる。そのため、ガラスプレートPに対する曲げ
応力が許容応力を越えてクラックが発生したり、破損し
たりすることを未然に回避できる。
【0036】また、本実施の形態では、ガラスプレート
Pに曲げ応力が発生しないため、密着状態を解除したと
きにもガラスプレートPには振動が発生せず、振動がお
さまるまでアンロードアーム5の移動を停止させておく
必要もなくなり、タクトタイムの向上も実現することが
できる。加えて、ガラスプレートPの振動を抑止するこ
とで、ガラスプレートPとリフトピン3との相対位置関
が変動してしまうという事態も防ぐことができ、ガラス
プレートPの受け渡しを円滑に行うことができる。
【0037】さらに、本実施の形態の基板支持装置およ
び基板処理装置では、補助リフトピン22の昇降ストロ
ークがリフトピン32の昇降ストロークよりも小さいの
で、補助リフトピン22の駆動部が小型で簡素になり、
コストダウンも実現する。また、補助リフトピン22の
昇降ストロークを小さくすることで、アンロードアーム
5のアンロードポジションへの移動をY方向に沿った一
方向にすることができる。そのため、リフトピン3と同
じ高さで上昇したときのように、アンロードアーム5と
補助リフトピン22との接触をさけるために一対のアン
ロードアーム5をそれぞれX方向にも移動可能として、
X方向、Y方向の両方向に亙って移動させる必要がなく
なり、装置の小型化、簡素化に寄与することができる。
【0038】図6および図7は、本発明の基板支持装置
および基板処理装置の第2の実施の形態を示す図であ
る。これらの図において、図1ないし図5に示す第1の
実施の形態の構成要素と同一の要素については同一符号
を付し、その説明を省略する。第2の実施の形態と上記
の第1の実施の形態とが異なる点は、ガラスプレートP
の搬送形態である。なお、ここでは、基板搬送装置8お
よび基板ステージ16のみ図示する。また、基板搬送装
置8は、Z方向にも移動自在な単一の搬送アーム4によ
りロードおよびアンロードを行うものとする。
【0039】図6に示すように、本実施の形態では、ガ
ラスプレートPの大型化、薄型化で搬送時の撓み量が大
きくなり、投影光学系PLと基板ホルダ21(ここでは
便宜上、基板ステージと基板ホルダとを一体的な構成で
図示している)との間の隙間が大きくなることを防止す
るために、ガラスプレートPを昇降機構としての格子状
のトレイ26で位置決め状態で支持して搬送する構成に
なっている。
【0040】トレイ26は、ガラスプレートPよりも一
回り大きな矩形の外枠27と、この外枠27の内部に所
定間隔で格子状に張り巡らせた複数本の線状部材28と
を備えるものである。外枠27の両側には、搬送アーム
4に保持されるつば部29が片側二つ、合計四つ外側に
向けて延出している。これら複数本の線状部材28によ
って構成される各格子の内部には、矩形の貫通孔(開口
部)30が複数形成されている。これら複数本の線状部
材28は、相互に溶接され、あるいは格子状に組み合わ
されるとともに、外枠27に溶接されて固着している。
このように、トレイ26は、外枠27と線状部材28と
の組み合わせ(一体成形を含む)により形成されるの
で、その素材として剛性の高い鉄等の金属を用いること
により、軽量高剛性にすることが可能になり、速やかな
搬送が可能になる。
【0041】そして、基板ホルダ21は、トレイ26を
介してガラスプレートPを支持するために、格子状の線
状部材28が嵌合する溝部21bが格子状に形成されて
いる。図7に示すように、溝部21bの深さは、線状部
材28が嵌合したときに上面21aに対して突出せず没
入するように設定されている。また、基板ホルダ21の
上面21aには、トレイ26の貫通孔30の位置に対応
し、且つガラスプレートPがセットされた際に、当該ガ
ラスプレートPの側縁近傍に位置するように孔部23が
形成されている。そして、孔部23には、補助リフトピ
ン22が配設されている。なお、基板ホルダ21の上面
21aは、ガラスプレートPが載置された際にガラスプ
レートPのたわみを除去するように平面度よく仕上げら
れている。
【0042】上記の形態の露光装置でガラスプレートP
を基板ホルダ21へロードする際の動作について説明す
る。まず、搬送アーム4を駆動して、ガラスプレートP
をトレイ26と一体的に基板ホルダ21の上方まで移動
させる。このとき、線状部材28と、基板ホルダ21上
の溝部21bとが対向するように搬送アーム4の位置を
調整する。次に、搬送アーム4を所定量下降させる。そ
の結果、各線状部材28が基板ホルダ21の溝21bに
嵌まることで、線状部材28が基板ホルダ21の上面2
1aより下方に下がり、ガラスプレートPのみが上面2
1aに支持された状態となる。基板ホルダ21上へのガ
ラスプレートPの受け渡しが完了すると、搬送アーム4
を−Y方向に移動させて基板ホルダ21上から退避させ
る。かくして、基板ホルダ21へのガラスプレートPの
搬送が完了する。
【0043】続いて、ガラスプレートPを基板ホルダ2
1からアンロードする際の動作について説明する。ガラ
スプレートPへの露光処理が終了すると、搬送アーム4
がトレイ26のつば部29を下方からリフトアップす
る。これにより、線状部材28がガラスプレートPに当
接して、ガラスプレートPが上昇する。ここで、トレイ
26の上昇に対して、詳細には線状部材28がガラスプ
レートPに当接した後、0.1〜0.3秒遅延して補助
リフトピン22が作動して、トレイ26とほぼ同じ速度
でガラスプレートPの各側縁をリフトアップする。これ
により、ガラスプレートPは、側縁部に曲げ応力が発生
することなく搬送される。
【0044】本実施の形態の基板支持装置および基板処
理装置では、上記第1の実施の形態と同様の効果が得ら
れることに加えて、トレイ26を用いることで、より大
型で薄型のガラスプレートPであっても、クラックや破
損が生じることなく、円滑にガラスプレートPの搬送、
受け渡しが可能になる。この結果、投影光学系PLと基
板ホルダ21との間隙を小さくすることが可能になり、
露光装置の小型化を実現することができる。
【0045】なお、上記実施の形態において、補助リフ
トピン22の作動をリフトピン3やトレイ26の作動に
対して遅延させるものとして説明したが、同時に作動さ
せてもよい。この場合も遅延させたときと同様の作用・
効果が得られる。これら補助リフトピン22やリフトピ
ン3の昇降ストロークは、一例を示したものであり、他
の数値を適宜設定してもよい。
【0046】また、上記実施の形態では、第2昇降機構
としての補助リフトピン22を露光装置6の基板ホルダ
21に設ける構成としたが、これに限定されるものでは
なく、例えばマスクステージ15に設け、マスクMをリ
フトアップする際に用いてもよい。さらに、補助リフト
ピン22を露光装置6以外にも、基板を支持部からリフ
トアップするコータ・デベロッパ、周辺露光装置、タイ
トラー、各種検査装置や計測装置等に設けてもよい。
【0047】なお、本実施の形態の基板としては、液晶
表示デバイス用のガラスプレートPのみならず、半導体
デバイス用の半導体ウエハや、薄膜磁気ヘッド用のセラ
ミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクま
たはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が
適用される。
【0048】露光装置6としては、マスクMとガラスプ
レートPとを同期移動してマスクMのパターンを走査露
光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装
置(スキャニング・ステッパー;USP5,473,410)の他
に、マスクMとガラスプレートPとを静止した状態でマ
スクMのパターンを露光し、ガラスプレートを順次ステ
ップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影
露光装置(ステッパー)にも適用することができる。
【0049】露光装置6の種類としては、ガラスプレー
トPに液晶表示デバイスパターンを露光する液晶表示デ
バイス製造用の露光装置に限られず、ウエハに半導体デ
バイスパターンを露光する半導体デバイス製造用の露光
装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいは
レチクルなどを製造するための露光装置などにも広く適
用できる。
【0050】また、照明光学系14の光源として、超高
圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、
h線(404.7nm)、i線(365nm))、Kr
Fエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレー
ザ(193nm)、F2レーザ(157nm)のみなら
ず、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができ
る。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱
電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6)、タ
ンタル(Ta)を用いることができる。さらに、電子線
を用いる場合は、マスクMを用いる構成としてもよい
し、マスクMを用いずに直接ガラスプレート上にパター
ンを形成する構成としてもよい。また、YAGレーザや
半導体レーザ等の高周波などを用いてもよい。
【0051】投影光学系PLの倍率は、等倍系のみなら
ず縮小系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光
学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用
いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過
する材料を用い、F2レーザやX線を用いる場合は反射
屈折系または屈折系の光学系にし(レチクルRも反射型
タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には
光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学
系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真
空状態にすることはいうまでもない。また、投影光学系
PLを用いることなく、マスクMとガラスプレートPと
を密接させてマスクMのパターンを露光するプロキシミ
ティ露光装置にも適用可能である。
【0052】基板ステージ16やマスクステージ15に
リニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参照)
を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型お
よびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮
上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージ15、
16は、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイ
ドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0053】各ステージ15、16の駆動機構として
は、二次元に磁石を配置した磁石ユニット(永久磁石)
と、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向
させ電磁力により各ステージ15、16を駆動する平面
モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機
子ユニットとのいずれか一方をステージ15、16に接
続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方を各ステ
ージ15、16の移動面側(ベース)に設ければよい。
【0054】基板ステージ16の移動により発生する反
力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−
166475号公報(USP5,528,118)に記載されている
ように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃
がしてもよい。本発明はこのような構造を備えた露光装
置においても適用可能である。マスクステージ15の移
動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらない
ように、特開平8−330224号公報(US S/N 08/41
6,558)に記載されているように、フレーム部材を用い
て機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明はこの
ような構造を備えた露光装置においても適用可能であ
る。
【0055】以上のように、本願実施形態の基板処理装
置である露光装置6は、本願特許請求の範囲に挙げられ
た各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的
精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立て
ることで製造される。これら各種精度を確保するため
に、この組み立ての前後には、各種光学系については光
学的精度を達成するための調整、各種機械系については
機械的精度を達成するための調整、各種電気系について
は電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サ
ブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブ
システム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気
圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステム
から露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム
個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種
サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了した
ら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度
が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリ
ーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ま
しい。
【0056】液晶表示デバイスや半導体デバイス等のデ
バイスは、図8に示すように、液晶表示デバイス等の機
能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップ
に基づいたマスクM(レチクル)を製作するステップ2
02、石英等からガラスプレート(ガラス基板)P、ま
たはシリコン材料からウエハを製作するステップ20
3、前述した実施の形態の露光装置6によりマスクMの
パターンをガラスプレートP(またはウエハ)に露光す
るステップ204、液晶表示デバイス等を組み立てるス
テップ(ウエハの場合、ダイシング工程、ボンディング
工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ2
06等を経て製造される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る基
板支持装置は、支持部に対して昇降機構とは独立して昇
降する第2昇降機構を備える構成となっている。これに
より、この基板支持装置では、基板を支持部から支障な
くリフトアップさせることができるため、基板に対する
曲げ応力が許容応力を越えてクラックが発生したり、破
損したりすることを未然に回避できる。また、基板に曲
げ応力が発生せず、密着状態を解除したときにも基板に
は振動が発生しないため、振動がおさまるまで搬送アー
ムの移動を停止させておく必要もなくなり、タクトタイ
ムの向上を実現できる。さらに、基板と昇降機構との相
対位置関が変動してしまうという事態も防ぐことがで
き、基板の受け渡しを円滑に行うことができるという効
果を奏する。
【0058】請求項2に係る基板支持装置は、第2昇降
機構を支持部の周辺部に配置する構成となっている。こ
れにより、この基板支持装置では、基板と支持部との密
着状態をより確実、且つ迅速に解除できるという効果が
得られる。
【0059】請求項3に係る基板支持装置は、第2昇降
機構が昇降機構よりも小さい昇降ストロークを有する構
成となっている。これにより、この基板支持装置では、
第2昇降機構の駆動部および基板搬送機構が小型で簡素
になり、コストダウンが実現するという効果が得られ
る。
【0060】請求項4に係る基板支持装置は、第2昇降
機構が昇降機構に対して同時または遅延して作動する構
成となっている。これにより、この基板支持装置では、
基板に曲げ応力が発生する前に、基板と支持部との密着
状態を解除できるという効果が得られる。
【0061】請求項5に係る基板支持装置は、基板を支
持して搬送されるトレイが嵌合する溝部を支持部に設
け、この溝部に嵌合したトレイの開口部に対応して第2
昇降機構を配置する構成となっている。これにより、こ
の基板支持装置では、より大型で薄型の基板であって
も、クラックや破損が生じることなく、円滑に搬送、受
け渡しが行えるという効果が得られる。
【0062】請求項6に係る基板処理装置は、基板を支
持する基板ホルダとして請求項1から5のいずれか1項
に記載の基板支持装置が用いられる構成となっている。
これにより、この基板処理装置では、基板ホルダに対し
て基板の受け渡しを円滑に行うことができるため、基板
に対する処理を連続的に支障なく施すことができ、生産
効率の向上につながる。また、より大型で薄型の基板で
あっても、円滑に搬送、受け渡しを行うことができ、装
置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、ガラスプレートに露光処理を行う露光装置の断面平
面図である。
【図2】 図1における断面正面図である。
【図3】 リフトピンおよび補助リフトピンを有する
基板ホルダと基板搬送装置との正面図である。
【図4】 図3における平面図である。
【図5】 補助リフトピンの詳細図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、ガラスプレートがトレイを介して搬送アームに支持
された外観斜視図である。
【図7】 同ガラスプレートが基板ホルダ上に支持さ
れた断面図である。
【図8】 液晶表示デバイスの製造工程の一例を示す
フローチャート図である。
【図9】 従来技術による基板ホルダの平面図であ
る。
【図10】 図9における正面図である。
【図11】 周辺部が基板ホルダに密着した状態でリ
フトピンにリフトアップされて撓んだガラスプレートの
正面図である。
【符号の説明】
M マスク(レチクル) P ガラスプレート(基板) 3 リフトピン(昇降機構) 6 露光装置(基板処理装置) 9 露光装置本体(処理部) 21 基板ホルダ(基板支持装置) 21a 上面(支持部) 21b 溝部 22 補助リフトピン(第2昇降機構) 26 トレイ(昇降機構) 30 貫通孔(開口部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する支持部と該支持部に対
    して前記基板を昇降させる昇降機構とを有する基板支持
    装置において、 前記支持部に対して前記昇降機構とは独立して昇降する
    第2昇降機構を備えることを特徴とする基板支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板支持装置におい
    て、 前記第2昇降機構は、前記支持部の周辺部に配置される
    ことを特徴とする基板支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基板支持装置
    において、 前記第2昇降機構は、前記昇降機構よりも小さい昇降ス
    トロークを有することを特徴とする基板支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の基
    板支持装置において、 前記第2昇降機構は、前記昇降機構に対して同時または
    遅延して作動することを特徴とする基板支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の基
    板支持装置において、 前記支持部には、複数の開口部を有し前記基板を支持し
    て搬送されるトレイが嵌合する溝部が形成され、 前記第2昇降機構は、前記溝部に嵌合した前記トレイの
    開口部に対応して配置されることを特徴とする基板支持
    装置。
  6. 【請求項6】 基板を支持する基板ホルダと、該基板
    ホルダに支持された基板に対して所定の処理を行う処理
    部とを備えた基板処理装置において、 前記基板ホルダとして、請求項1から5のいずれか1項
    に記載の基板支持装置が用いられることを特徴とする基
    板処理装置。
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