JP2002157958A - ディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents

ディスプレイパネル及びその製造方法

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JP2002157958A
JP2002157958A JP2001266993A JP2001266993A JP2002157958A JP 2002157958 A JP2002157958 A JP 2002157958A JP 2001266993 A JP2001266993 A JP 2001266993A JP 2001266993 A JP2001266993 A JP 2001266993A JP 2002157958 A JP2002157958 A JP 2002157958A
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phosphor
nozzle
ink
partition
glass substrate
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JP2001266993A
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Inventor
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Hiroyuki Kawamura
浩幸 河村
Keisuke Sumita
圭介 住田
Nobuyuki Kirihara
信幸 桐原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルのインク吐出流量バラツキとその繰り
返しにより、パネルにインク吐出孔のトータルピッチで
縦筋が発生していた。 【解決手段】 隣接する2つの該隔壁と該前面ガラス基
板とによって形成される放電室に、蛍光体インクを該放
電室の形状に応じて所定の量だけ均質に塗布する蛍光体
インク塗布装置であって、蛍光体インクを加圧供給手段
を介して所定の口径を有するノズル先端から放電室内に
充填する吐出手段と、ノズルからのインク吐出量を各ノ
ズル毎に制御する制御手段とを有する蛍光体インク塗布
装置を用いて蛍光体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示デバイスなど
に用いるプラズマディスプレイパネルに関するもので、
特にプラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイパネルにつ
いて述べる前に、まず図14を参照して、理想的に構成
されたプラズマディスプレイパネルの構造について述べ
る。図14は、交流型(AC型)のプラズマディスプレ
イパネルの概略断面図である。
【0003】なお図14では、説明の便宜上、前面パネ
ルを実際と異なり90度回転させて示している。
【0004】図14において、前面ガラス基板であるフ
ロントカバープレート200上に、表示電極201が設
けられる。更にその表面を酸化マグネシウム(MgO)
で形成される誘電体保護層204が覆っている。なお、
誘電体保護層204は、フロントカバープレート201
上の表示電極202上に、MgOの結晶配向が、配向す
るように形成されている。通常、MgO誘電体保護層2
04は、例えば特開平5−342991号公報に提案さ
れているように、主原料である酸化マグネシウムを電子
ビームで加熱する真空蒸着法によって形成される。
【0005】また、背面ガラス基板であるバックプレー
ト205上に、アドレス電極206及び隔壁207、蛍
光体層208が設けられている。この様に、構成された
バックプレート205の隔壁207の開放端面を密閉し
て、放電室209が構成される。なお、この放電室20
9に放電ガスを封入した状態で、電極層を構成する表示
電極201及びアドレス電極206の間に放電させるこ
とによって、1画素に相当する単色の表示が得られる。
【0006】従来この電極層(表示電極およびアドレス
電極)の形成には、主にスクリーン印刷法が用いられ
る。また蛍光体層を形成するには、例えば、特開平8−
162019号公報に開示されているようにスクリーン
印刷法や、特開昭53−79371号公報に開示されて
いるようにインクジェット法が、または、特開昭62−
73925号公報に開示されているようにフォトレジス
トフィルム法が用いられている。
【0007】また、従来プラズマディスプレイパネルと
して開発されてきたパネル輝度は、例えば、機能材料誌
1996年2月号Vol.16、No.2、7ページに
示されるように、40インチのNTSCパネル(セル数
が640×480個でセルピッチが0.43mm×1.
29mm、1セル面積約0.55mm2 )で約250c
d/m2 である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年ハイビジョンをは
じめとする高品位、大画面テレビへの期待が高まってい
る。CRTは解像度・画質の点でプラズマディスプレイ
や液晶に対して優れているが、奥行きと重量の点で40
インチ以上の大画面には向いていない。液晶は、消費電
力が少なく、駆動電圧も低いといった優れた特徴を有し
ているが、画面の大きさや視野角に限界がある。これに
対してプラズマディスプレイは、大画面の実現が可能で
あり、すでに40インチクラスの製品が開発、販売が行
われている。
【0009】現在製品化されているプラズマディスプレ
イの輝度は、放電空間に封入されたガス(He−Xe系
やネオン−Xe系のガス)の放電によって発せられる紫
外線の強度により輝度レベルが左右されている。特にH
e−Xe系ガスによる放電では、Xeの共鳴線による波
長が147nm(ナノメートル)の真空紫外線が放出さ
れ、主にこの波長による紫外線によって放電セル内に塗
布された赤、緑、青の紫外線励起蛍光体を励起発光させ
ている(例えば、応用物理Vol.51、No.3、1
982年、334ページ〜347ページ、あるいは、光
学技術コンタクトVol.34、No.1、1996
年、25ページ、あるいは、NHK技術研究第31巻、
第1号、昭和54年、18ページ)。
【0010】また、現行40〜42インチクラスのプラ
ズマディスプレイの画素レベルは、画素数640×48
0個、セルピッチ0.43mm×1.29mm、1セル
の面積0.55mm2 である(例えば、機能材料199
6年2月号Vol.16、No.2、7ページ)。さら
に、近年期待されているフルスペックのハイビジョンテ
レビの画素レベルは、画素数が1920×1125とな
り、セルピッチも42インチクラスで0.15mm×
0.48mmで1セルの面積は0.072mm2の細か
さになる。したがって、プラズマディスプレイの高精細
化が進むにしたがってセルピッチや1セル当たりの面積
が従来のNTSCと比較して小さくなるため、輝度の向
上を目指した蛍光体膜の高精度形成技術が望まれてい
る。
【0011】しかしながら、スクリーン印刷法による蛍
光体塗布では、隔壁に蛍光体インクを充填する際にスク
リーン版が変形し、隣接する隔壁内に蛍光体インクが入
ることにより混色するといった課題がある。また、微細
セルを考えると、スクリーン印刷法による蛍光体塗布で
は、隔壁のピッチが0.1mmから0.15mmになる
と、隔壁には幅があるため、蛍光体の充填される空間は
0.1mmから0.08mm程度の非常に狭い幅とな
り、印刷法によって精度良くしかも高速に粘度の高い
(数万センチポアズ)蛍光体インクを流し込むことは困
難になってくる。
【0012】また、蛍光体と紫外線感光樹脂を用いた蛍
光体フォトフィルム法や、蛍光体フォトペースト法で
は、ある程度精度良く隔壁内に蛍光体を埋め込むことが
可能であるが、露光現像行程を3色繰り返し行う必要が
あることや、現像残りによる混色や、高価な蛍光体材料
の回収が困難であること等の課題がある。
【0013】このような課題を解決できる蛍光体塗布方
法として、特開昭53−79371号公報や、特開平8
−162019号公報の様な、蛍光体インクを加圧され
たノズルより噴射させて所望のパターンを基板上に描画
させるインクジェット法が提案されている。インクジェ
ット法では、蛍光体インクをノズルから連続的に吐出さ
せておき、基板あるいはノズルを移動させることで、蛍
光体パターンを隔壁内に充填する。
【0014】しかし、インクノズルに複数個のインク吐
出孔を設け、連続的に蛍光体膜を形成する場合、吐出孔
毎のインク吐出流量のバラツキにより蛍光体膜厚が吐出
孔毎に差違を生じる。この差違は、インクノズルの吐出
孔のトータルピッチで繰り返されるため、パネルに縦筋
ムラが発生し、パネルの表示品質を著しく劣化させると
いった課題がある。
【0015】また、インクノズルの吐出孔毎のインク吐
出直進性のバラツキにより、隔壁内の蛍光体膜形状が非
対称となる。この非対称性は、インクノズルの吐出孔の
トータルピッチで繰り返されるため、パネルに縦筋を発
生し、パネルの表示品質を著しく劣化させるといった課
題がある。
【0016】さらに、この様な隔壁がストライプ構造の
プラズマディスプレイでは、発光に寄与する蛍光体面
は、隔壁側部と隔壁間底部の蛍光体だけである。そこ
で、表面板での発光を考え、更に発光面積を増大させ
て、輝度向上を図る必要があった。
【0017】本発明はかかる点に鑑み、プラズマディス
プレイパネルにおいて安価に精度良く蛍光体層が形成で
きるプラズマディスプレイパネルの製造方法と、高輝度
が実現できるプラズマディスプレイを提供することを目
的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1の電
極が設けられた前面ガラス基板と、第2の電極が設けら
れ、電極上に複数の隔壁が所定のピッチで隣接して配置
された背面ガラス基板とを、それぞれの電極面を所定の
ギャップを保って相対向させて封着し、ディスプレイパ
ネルを形成する前に、隣接する2つの該隔壁と該前面ガ
ラス基板とによって形成される放電室に、蛍光体インク
を該放電室の形状に応じて所定の量だけ均質に塗布する
蛍光体インク塗布装置であって、前期蛍光体インクを加
圧供給手段を介して所定の口径を有するノズル先端から
前期放電室内に充填する吐出手段と、ノズルからのイン
ク吐出量を各ノズル毎に制御する制御手段とを備えた蛍
光体インク塗布装置である。
【0019】上記のように、第1の発明においては、ノ
ズルからのインク吐出量を各ノズル毎に制御することが
できるため、繰り返しのパターンが発生しない程度のノ
ズル吐出量制御が可能であり、更に、パターンをわざと
変えてやることにより、繰り返しの影響を除くことも可
能となるものである。
【0020】第2の発明は、第1の発明において、それ
ぞれのノズル吐出口と加圧供給手段とが対をなしている
ことを特徴とする。
【0021】上記のように、第2の発明においては、そ
れぞれの吐出口に対し、加圧供給手段を設けているの
で、吐出口一つ一つの流量制御が可能となり、そのため
に繰り返しパターンが発生しないレベルまで、流量制御
が可能となるものである。
【0022】第3の発明は、第1の発明において、一つ
の加圧供給手段に対し、複数のノズル吐出口を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0023】上記のように、第3の発明においては、一
つの加圧供給手段に対し、複数のノズル吐出口を設けて
いるので、装置構成として簡単にできるものである。
【0024】第4の発明は、第1の発明において、イン
ク吐出量の制御手段として、各ノズルの流路抵抗を制御
することを特徴とするものである。
【0025】上記のように、第4の発明においては、各
ノズルの流路抵抗を制御することにより、確実なノズル
毎の流量制御が可能となるものである。
【0026】第5の発明は、塗布装置として、各ノズル
から流量を計測する手段と、前記計測手段により計測さ
れた前記吐出量により、各ノズルの流路抵抗を可変する
制御手段を設けたことを特徴とする塗布装置である。
【0027】上記のように、第5の発明においては、ノ
ズルからの流量計測と流量制御をリアルタイムに行うこ
とにより、安定的な蛍光体形成が可能となるものであ
る。
【0028】第6の発明は、第1の電極が設けられた前
面ガラス基板と、第2の電極が設けられ、第2の電極上
に複数の隔壁を所定のピッチで隣接して配置し、隔壁間
に蛍光体膜を形成した背面ガラス基板を、それぞれの電
極面を所定のギャップを保って相対向させて封着させる
ディスプレイパネルの蛍光体膜形成方法であって、蛍光
体インクを加圧供給手段を介して所定の口径を有するノ
ズル先端から前期隔壁間に充填塗布する際に、赤色、緑
色、青色の各蛍光体インクを充填前にあらかじめ各ノズ
ルからの吐出量を計測し、所定流量に各ノズルを調整す
る工程と、隔壁間を走査させて蛍光体インクを隔壁間に
充填する工程と、各色が充填された後乾燥とする工程
と、その背面ガラス基板を焼成する工程とを備えたこと
を特徴とするディスプレイパネルの蛍光体膜形成方法で
ある。
【0029】上記のように、蛍光体を隔壁間に充填塗布
する際に、充填前にあらかじめ各ノズルからのインク吐
出量を計測し、所定流量になるように各ノズル流量を調
整し、その後隔壁間を走査させて塗布することにより、
塗布後の塗布ムラの無い蛍光体形成が実現できるもので
ある。
【0030】第7の発明は、各ノズルからの吐出量を走
査毎に可変することを特徴とするものである。
【0031】上記によれば、各ノズルからの吐出量を走
査毎に可変することにより、繰り返しによる筋ムラを解
消できるものである。
【0032】第8の発明は、アドレス電極が設けられた
背面ガラス基板にはアドレス電極と平行に形成される主
隔壁と、主隔壁の高さより低い前面板に設けられた電極
と平行な補助隔壁を設け、主隔壁のストライプパターン
間に蛍光体インクをライン状に充填され、主隔壁側面と
捕助隔壁の側面と上面に蛍光体膜が形成されていること
を特徴とするディスプレイパネルである。
【0033】上記によれば、主隔壁と補助隔壁とによっ
て形成された、枡形の側壁部に蛍光体が形成されるた
め、発光面積が増大し、パネル輝度が増加するものであ
る。この時、蛍光体の形成に関しては、補助隔壁の高さ
が主隔壁の高さよりも低いため、主隔壁のライン状に蛍
光体インクを充填する手法によって実現できるものであ
り、従来の印刷法やフォト法などに比べ安価なパネル製
造が可能なものである。
【0034】第9の発明は、主隔壁のストライプパター
ン間に蛍光体インクをライン状に充填する際、補助隔壁
領域ではノズル吐出量を減少させて、蛍光体が形成され
たことを特徴とするディスプレイパネルである。
【0035】上記によれば、補助隔壁を乗り越えて隣接
の隔壁間に蛍光体インクが漏出することなく、混色など
の不良がないパネルを実現できるものである。
【0036】第10の発明は、第1の電極が設けられた
前面ガラス基板と、第2の電極が設けられ、第2の電極
上に複数の隔壁を所定のピッチで隣接して配置し、隔壁
間に蛍光体膜を形成した背面ガラス基板を、それぞれの
電極面を所定のギャップを保って相対向させて封着させ
るプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、蛍
光体インクを加圧供給手段を介して所定の口径を有する
ノズル先端から前期隔壁間に充填塗布する際に、赤色、
緑色、青色の各蛍光体インクを充填前にあらかじめ各ノ
ズルからの吐出量を計測し、所定流量に各ノズルを調整
する工程と、隔壁間を走査させて蛍光体インクを隔壁間
に充填する工程と、各色が充填された後乾燥とする工程
と、その背面ガラス基板を焼成する工程とを備えたこと
を特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法で
ある。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0038】(PDPの全体的な構成及び製法)図1
に、その概略断面を示すように、本発明の実施形態にか
かる対向交流放電型PDPは、R(赤)、G(緑)、B
(青)の各色を発光するセルが多数配列されて構成され
ている。
【0039】このPDPは、前面ガラス基板11上に放
電電極(表示電極)12と誘電体ガラス層13およびM
gO保護層14が配された前面パネルと、背面ガラス基
板15上にアドレス電極16、隔壁17、蛍光体層18
が配された背面パネルの間に形成される放電空間19内
に放電ガスが封入された構成となっており、以下に示す
ように作製される。
【0040】(前面パネルの作製)前面パネルは、前面
ガラス基板11上に放電電極(表示電極)12を形成
し、その上を鉛系の誘電体ガラス層13で覆い、更に誘
電体ガラス層13の表面上にMgO保護層14を形成す
ることによって作製する。
【0041】本実施の形態では、放電電極(表示電極)
12は銀電極であって、紫外線感光性樹脂を含んだ銀電
極用インクをスクリーン印刷法により前面ガラス基板1
1上に均一塗布して乾燥した後、露光現像によるパター
ニングと焼成によって形成する。
【0042】また、誘電体ガラス層13の組成は、酸化
鉛[PbO]70重量%、酸化硼素[B23]15重量
%、酸化珪素[SiO2]15重量%であって、スクリ
ーン印刷法と焼成によって形成する。
【0043】また、MgO保護層14は、酸化マグネシ
ウム[MgO]からなり、スパッタリング法で形成す
る。
【0044】(背面パネルの作製)背面パネルは、背面
ガラス基板15上にアドレス電極16を形成し、その上
にガラス製の隔壁17を所定のピッチで形成し、更に隔
壁17によって挟まれた各空間に赤色蛍光体、緑色蛍光
体、青色蛍光体による蛍光体層18を形成することによ
り作製する。
【0045】本実施の形態では、アドレス電極16は銀
電極であって、背面ガラス基板15上に、紫外線感光性
樹脂を含んだ銀電極用インクをスクリーン印刷法により
背面ガラス基板15上に均一塗布して乾燥した後、露光
現像によるパターニングと焼成によって形成する。
【0046】また、隔壁17であり、スクリーン印刷法
により数回繰り返し印刷することにより形成する。
【0047】また、隔壁17によって挟まれた各空間
に、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体をそれぞれイ
ンク吐出法によって塗布することにより蛍光体層18を
形成する。各色の蛍光体としては、一般的にプラズマデ
ィスプレイパネルに用いられる蛍光体を用いることがで
きるが、ここでは次の蛍光体を用いる。
【0048】 赤色蛍光体 (YXGd1-X)BO3:Eu3+ あるいは YBO3:Eu3+ 緑色蛍光体 BaAl1219:Mn あるいは Zn2SiO4:Mn 青色蛍光体 BaMgAl1017:Eu2+ (パネル張り合わせによるPDPの作製)次に、このよ
うにして作製した前面パネルと背面パネルとを封着用ガ
ラスを用いて張り合わせると共に、隔壁17で仕切られ
た放電空間19内を高真空(8×10-7Torr)に排
気した後、所定の組成の放電ガスを、所定の圧力で封入
することによってプラズマディスプレイパネルを作製す
る。
【0049】封入する放電ガスの組成は、従来から用い
られているNe−Xe系であるが、Xeの含有量を5体
積%以上に設定し、封入圧力は500から800Tor
rの範囲に設定する。
【0050】なお、図1では、説明の便宜上、前面パネ
ルを実際と異なり90度回転させて示している。
【0051】以下に、図2、図3、図4、図5、図6、
図7および図8を参照して本実施形態にかかる蛍光体層
の形成方法について説明する。
【0052】まず、図2を参照して、隔壁17で仕切ら
れた各空間に蛍光体層を形成する原理方法を説明する。
図2のその構成概念を示すように、プラズマディスプレ
イパネルの蛍光体層を形成する際に用いるインク吐出装
置Aicは、蛍光体インク20を吐出するノズル21、
蛍光体インク20をノズル21に供給するためのサーバ
22、ノズル21に圧力を加えるための加圧器23を含
む。このときサーバ22と加圧器23が一体となった、
すなわちポンプ供給系である場合もある。
【0053】まず、サーバ22に特定色の蛍光体インク
20を入れ、加圧器23で圧力を印加すると、ノズル2
1から蛍光体インク20が連続流Fcとなり吐出され
る。このとき、ノズル21の中心が、背面ガラス基板1
5に設けられたストライプ状の隔壁17間の中心に位置
され、隔壁17間に蛍光体インク20を充填する。
【0054】図3に、プラズマディスプレイパネルの製
造に用いるインク塗布装置Aiaの概略構成を示す。イ
ンク塗布装置Aiaは、本体ベース28上に背面ガラス
基板15が載置され、駆動装置(図示せず)によって、
ベース28上のレール30上を矢印Dy方向に直線往復
動する。矢印Dy方向の運動をY軸運動と称する。この
時、背面ガラス基板15に設けられたストライプ状の隔
壁17が、Y軸運動である直線往復動に対して平行であ
るように、背面ガラス基板15はベース上に載置され
る。
【0055】一方、隔壁17と直交するように、アーム
33がインク塗布装置Aiaに設けられている。アーム
33には、図2に示したノズル21あるいはインク吐出
装置Aicが設置されており、矢印Dy方向に概ね直行
する矢印Dx方向に直線往復動する。矢印Dx方向の運
動をX軸運動と称する。
【0056】これらの運動動作は、制御装置36の指令
をY軸運動にはケーブル37、X軸運動にはケーブル3
8を通じて行われるものである。インク塗布装置Aia
において、背面ガラス基板15が矢印Dyの一方向に高
速で動く時に、図2に示したノズル21から所定の隔壁
の間に蛍光体インク20が充填され、次の背面ガラス基
板15の戻り動作の際には、矢印Dxの一方向にインク
吐出装置Aicが所定送り量だけ移動された状態で、隣
あるいはあらかじめ定められた他の隔壁の間に蛍光体イ
ンク20が充填される。この繰り返し動作により、背面
ガラス基板15の全面に設けられた隔壁17の間に蛍光
体インク20が充填される。
【0057】なお、3色のそれぞれに対応する蛍光体イ
ンク20の塗布は、まず、一色の蛍光体インク20を背
面ガラス基板15のその色に対応する隔壁17の間の全
ての部分に塗布し終えた後に、同様に次の色の蛍光体イ
ンク20をその色に対応する隔壁17の間に塗布しても
良いし、3色分のインク吐出装置Aicをアームに設置
し、各色に対応する隔壁17の間に同時に塗布しても良
い。
【0058】次に図4を参照して、1色分の蛍光体イン
ク20を吐出するインク塗布装置Aiaにおけるノズル
21と隔壁17との関係について説明する。隔壁17の
本数は、画面の精細度によるが数百から数千本である。
そのために、塗布ノズル21を複数本まとめて作業の効
率化を図り、蛍光体インク20の塗布に要する時間短縮
化を図ることが重要である。ノズルヘッド本体39に
は、蛍光体インク20の分配と圧力均一化を目的とする
ヘッダ40が設けられている。ヘッダ40の下部には、
微細穴径の複数ノズル21が設けられている。ノズルヘ
ッド本体39の上流には図2に示したサーバー22と加
圧器23とが接続されている。
【0059】ノズルヘッド39の下に位置する背面ガラ
ス基板15の隔壁21の上端との距離Lは条件にもよる
が0.1〜3mmであり、ノズル径Dnは隔壁ピッチと
隔壁幅、あるいはインクの吐出量などによって決定さ
れ、おおよそ数百μmである。
【0060】隣り合う隔壁17のピッチをPとすると、
各隔壁空間にはそれぞれR、G、Bの3色の蛍光体が交
互に塗布されるため、同一色の蛍光体インク20を吐出
するノズルピッチは3×Pである。まとめられた複数の
ノズル21のそれぞれが隔壁17の間の中心に位置する
ように、インク塗布装置Aiaの各基板の位置を初期設
定する。その後、図3を参照して説明した吐出動作に
て、各隔壁間に蛍光体インクを充填する。
【0061】基板の往復動に連動してノズルヘッド本体
39が図4の矢印Dxの方向にXf=ノズル数×色数×
隔壁ピッチだけ送られながら、それぞれのノズルが隔壁
間中心に位置され、蛍光体インクの連続流Fcにより蛍
光体インク20が隔壁17間に充填され、蛍光体膜を形
成するものである。
【0062】以上に説明した方法で、蛍光体を形成する
ことは基本的に可能で、しかも従来のスクリーン印刷法
やフォト法などに比べ低コストであることは明らかであ
る。
【0063】しかしながら、上記したように、複数ノズ
ルの繰り返しによる品質上の課題が発生するものであっ
た。
【0064】すなわち、それぞれのノズルからの吐出量
は、ノズル加工精度の関係などで、精度±0%にするこ
とは不可能である。一般的には、この様な微細穴を、例
えば放電加工等にて加工する場合、加工のばらつきはお
およそ5%程度はある。図5には7穴の微細ノズルを放
電加工したときの、各ノズルからの吐出量ばらつきを計
測した結果を示している。
【0065】このように各ノズル間で流量ばらつきがあ
る場合に、繰り返して蛍光体インクを充填してゆくと、
図6に示すように、隔壁40間に充填形成された蛍光体
膜41の形状が、隔壁頂部A領域でわずかな形状の違い
となって発生する。すなわち、図5のノズルNo6と他
のノズル1、2、3、4、7との間で、ノズル6の場合
には図6−AのA部の形状、他のノズルの場合には図6
−BのA´部の形状となり、それらの形状差が繰り返さ
れるために、図7に示すように、蛍光体が形成された背
面ガラス基板43を全体的に観察すると、図に示すよう
な縦筋ムラ44が強調されて発生する。
【0066】実際に、この現象はパネル点灯時において
も、品質不良画面として確認されるものである。この現
象は、特に隔壁45の色が黒色である場合に顕著に現
れ、規則性であることによってより強調されやすいが、
白色の場合には反射効果によって視認されにくくなるも
のである。
【0067】また、現在背面ガラス基板に形成される隔
壁形状はストライプ構造が主流であるが、特開平10−
321148号公報に示されるような格子形状の隔壁な
どが提案されている。この形状の特徴は、主隔壁よりも
補助隔壁の隔壁高さが低いことであり、本発明の蛍光体
塗布工法が基本的に使用可能な方法である。特開平10
−32114号公報には補助隔壁の高さの規定はある
が、幅の規定はない。
【0068】本願発明は、このような格子形状の隔壁構
造で、補助隔壁の幅に自由に対応できる蛍光体塗布方法
とそれによるパネルを提供できるものである。
【0069】すなわち、図8(a)、(b)に示すよう
な、主隔壁46の高さHs、補助隔壁47の高さHhと
すると、形成する蛍光体膜の厚さをDとの関係で、Hs
≦Hh+Dの場合で、なおかつ幅Whが広い場合、スト
ライプ状にノズルを走査させて隔壁間に蛍光体を充填す
る際、補助隔壁47領域で蛍光体インクが主隔壁46を
乗り上げ、隣接隔壁に溢れてしまうことになり、混色発
生の原因となるものである。なお図8(b)は図8
(a)のA−A′断面図である。
【0070】(実施の形態1)図9を参照して、本発明
の第1実施例にかかる蛍光体インク塗布装置について説
明する。図3のインク塗布装置本体Aiaのインク吐出
装置Aicについての本発明の構成を図9に示す。
【0071】インク吐出装置本体Aicは、ノズル固定
台48にノズル本体49が複数固定されている。本実施
例では3ケのノズル本体49が固定されている。ノズル
本体49はヘッダ部50とノズル部51よりなり、さら
にヘッダ部50の上部に接続部52が加圧供給手段53
からの蛍光体インクを供給する供給管54と接続されて
いる。また、ノズル部51には、ノズル部流量制御バル
ブ55がそれぞれ設けられ、制御手段56と接続されて
いる。
【0072】また、各ノズル本体49から吐出される蛍
光体インク吐出流57は背面ガラス基板本体58に設け
られた隔壁59の略中心に充填されるように位置され、
さらにノズル間ピッチは隔壁間ピッチの3倍あるいは隔
壁の隣接同一色隔壁に充填されるように調整されてい
る。
【0073】本実施例によると、各ノズルからの吐出量
をノズル毎に制御する事が可能である。この時、本実施
例では、ノズル部での流量抵抗をノズル部流量制御バル
ブ55により行っている。そのために、個別の加圧供給
手段53により行う場合よりも、応答性良く行うことが
出来るものであるが、ノズル本体49あるいは背面ガラ
ス基板58の移動速度が遅い場合には、加圧供給手段5
3により吐出流量を制御することも可能である。
【0074】本実施例においては、このようにノズル毎
に吐出流量の制御は、塗布前に、あらかじめ各ノズルの
吐出量を計測し、その流量に基づいて、制御手段56に
より制御し、各ノズルからの吐出量を、繰り返しの縦筋
ムラが発生しない範囲にそろえることが出来る。また、
図9に示すように、インク吐出装置本体Aicは、一走
査毎にXfだけピッチ送りされ、図9の点線に示される
位置に送られ、その位置を走査することの繰り返しによ
り、背面ガラス基板58全面の塗布が完了する。
【0075】この時、前述したように、ノズル流量にわ
ずかな差があるために、繰り返しにより縦筋ムラが発生
するが、本実施例によれば、一走査毎に各ノズルの吐出
流量を可変制御することが可能である。図10には、そ
の実施例を示している。図では、7穴のノズルを用い、
一走査毎に各ノズルの流量を可変制御して走査毎に各ノ
ズル流量にランダム性を持たせ、同一流量の繰り返しに
より発生する縦筋ムラを消去出来たものであった。
【0076】また、図11にはノズル本体60が、一つ
のヘッダ部61と複数のノズル部62により構成されて
いる場合を示している。この場合は加圧供給手段63が
ノズル本体60に一つであるが、ノズル部流量制御バル
ブ64は、各ノズル部60に設けられている。この場合
でも、各ノズルからの流量を個別に制御することが可能
であり、基本的に、図9の実施例と同様の効果を得るこ
とが出来、さらに装置構成として、簡便にすることが出
来るものである。
【0077】本実施例では、流量制御をノズル部の抵抗
を可変する事により行っているが、各ノズル部での通過
流体の温度を制御して、蛍光体インクの粘性を可変さ
せ、結果として流路抵抗を可変する事なども同様の効果
を発現することは言うまでもない。
【0078】(実施の形態2)図12を参照して、本発
明の第2の実施の形態について説明する。
【0079】主隔壁65とそれと直交する形で、主隔壁
65よりも高さの低い補助隔壁66が設けられた背面ガ
ラス基板67があり、この背面ガラス基板67が前面ガ
ラス基板(図示せず)と封着され、パネルを構成するこ
とは、前述と同様であり、この背面ガラス基板の構造に
より、パネル輝度の向上が確保できることは前述の通り
である。
【0080】この背面ガラス基板67への蛍光体塗布方
法は、図9、図10、図11に示す方法と同様であり、
図12の矢印一点鎖線69で示すように、主隔壁65に
沿って、ノズルを走査させ、主隔壁65間と補助隔壁6
6によって形成される放電空間68に蛍光体インクを充
填するものである。
【0081】この時、補助隔壁66の存在により、ノズ
ルによって充填される容積は走査方向に一定ではない。
【0082】そこで、図13に示すように、補助隔壁6
6を通過するときに、蛍光体インクのノズル吐出流量を
パターンA70の如く減少させることにより、常に隔壁
間容積に最適な蛍光体インクの充填が可能となり、品質
の優れたパネルを提供できるものである。この流量制御
は、第1の実施例で述べた方法により実現できることは
言うまでもない。
【0083】以上、述べたように、本発明の蛍光体塗布
装置および蛍光体膜形成方法、プラズマディスプレイパ
ネルの製造方法を用いたプラズマディスプレイパネル
は、高精度、安定に高品質な蛍光体形成が可能となり、
さらに、性能の優れたプラズマディスプレイパネルを提
供できるものである。
【0084】
【発明の効果】第1の発明においては、ノズルからのイ
ンク吐出量を各ノズル毎に制御することができるため、
繰り返しのパターンが発生しない程度のノズル吐出量制
御が可能であり、更に、パターンをわざと変えてやるこ
とにより、繰り返しの影響を除くことも可能となる。
【0085】第2の発明においては、それぞれの吐出口
に対し、加圧供給手段を設けているので、吐出口一つ一
つの流量制御が可能となり、そのために繰り返しパター
ンが発生しないレベルまで、流量制御が可能となる。
【0086】第3の発明においては、一つの加圧供給手
段に対し、複数のノズル吐出口を設けているので、装置
構成として簡単にできる。
【0087】第4の発明においては、各ノズルの流路抵
抗を制御することにより、確実なノズル毎の流量制御が
可能となる。
【0088】第5の発明においては、ノズルからの流量
計測と流量制御をリアルタイムに行うことにより、安定
的な蛍光体形成が可能となる。
【0089】第6の発明においては、蛍光体を隔壁間に
充填塗布する際に、充填前にあらかじめ各ノズルからの
インク吐出量を計測し、所定流量になるように各ノズル
流量を調整し、その後隔壁間を走査させて塗布すること
により、塗布後の塗布ムラの無い蛍光体形成が実現でき
る。
【0090】第7の発明においては、各ノズルからの吐
出量を走査毎に可変することにより、繰り返しによる筋
ムラを解消できる。
【0091】第8の発明においては、主隔壁と補助隔壁
とによって形成された、枡形の側壁部に蛍光体が形成さ
れるため、発光面積が増大し、パネル輝度が増加するも
のである。この時、蛍光体の形成に関しては、補助隔壁
の高さが主隔壁の高さよりも低いため、主隔壁のライン
状に蛍光体インクを充填する手法によって実現できるも
のであり、従来の印刷法やフォト法などに比べ安価なパ
ネル製造が可能となる。
【0092】第9の発明においては、補助隔壁を乗り越
えて隣接の隔壁間に蛍光体インクが漏出することなく、
混色などの不良がないパネルを実現できる。
【0093】第10の発明においては、プラズマディス
プレイパネルの製造方法において、蛍光体を隔壁間に充
填塗布する際に、充填前にあらかじめ各ノズルからのイ
ンク吐出量を計測し、所定流量になるように各ノズル流
量を調整し、その後隔壁間を走査させて塗布することに
より、塗布後の塗布ムラの無い蛍光体形成が実現でき、
これにより、安価に精度良く蛍光体層が形成できるプラ
ズマディスプレイパネルの製造方法と、高輝度が実現で
きるプラズマディスプレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる蛍光体インク塗布
装置によって、蛍光体インクが塗布されたプラズマディ
スプレイパネルの断面図
【図2】本発明の実施形態にかかる蛍光体インク吐出装
置の概略断面図
【図3】本発明の実施形態にかかる蛍光体インク塗布装
置の概略を示す斜視図
【図4】本発明の実施形態にかかる蛍光体インク塗布装
置の蛍光体インク塗布ノズルと隔壁との関係を示す説明
【図5】本発明の実施形態にかかるノズルでの各ノズル
からの吐出流量ばらつきを示す説明図
【図6】本実施例の実施形態にかかる隔壁への蛍光体塗
布形状の違いを示す説明図
【図7】本発明の実施形態にかかるパネルに発生する縦
筋ムラを説明する説明図
【図8】本発明の実施形態にかかる補助隔壁を有するパ
ネルの背面ガラス基板の構造を示す斜視図と、主隔壁と
補助隔壁との高さ関係の説明図
【図9】本発明の第1実施例にかかる塗布装置の概略を
示す平面図
【図10】本発明の第1実施例にかかる塗布装置のノズ
ル流量を示す図
【図11】本発明の第1実施例にかかる塗布装置の概略
を示す平面図
【図12】本発明の第2実施例にかかるプラズマディス
プレイパネルの概略を示す斜視図
【図13】本発明の第2実施例にかかる補助隔壁を有す
るパネルの背面ガラス基板への蛍光体インク塗布時にお
けるノズル流量制御を示す説明図
【図14】AC型プラズマディスプレイパネルの概略断
面図
【符号の説明】
11,201 前面ガラス基板 12,202 表示電極 13,203 誘電体ガラス層 14,204 誘電体保護層 15,205 背面ガラス基板 16,206 アドレス電極 17,207,40,59 隔壁 18,208 蛍光体層 19,209 放電室 20 蛍光体インク 21 ノズル 22 加圧器 41 蛍光体膜 44 縦筋ムラ 46,65 主隔壁 47,66 補助隔壁 49 ノズル本体 51,62 ノズル部 53 加圧供給手段 55 ノズル部流量制御バルブ 56 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 住田 圭介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 桐原 信幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EC07 EC41 FB01 4D075 AC08 CA48 CB09 DA32 DB13 DC24 EA07 EA10 EA33 4F041 AA05 AA17 AB01 BA05 BA13 BA24 BA34 5C028 FF01 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GG09 JA04 JA31 MA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板上に複数の白色隔壁を所定の
    ピッチで隣接して配置するとともに前記隔壁間に特定色
    の蛍光体インクを加圧して複数のノズル介して吐出して
    蛍光体膜を形成し、前記ガラス基板を焼成するプラズマ
    ディスプレイパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のノズルからのインク吐出量を
    各ノズル毎に制御する請求項1記載のプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は各ノズルの流路抵抗を制
    御する請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 塗布前に各ノズルからの吐出量を計測す
    るとともに計測された前記吐出量により各ノズルの流路
    抵抗を可変する請求項3記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 各ノズルからの吐出量を走査毎に可変す
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
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