JP2002157922A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス

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JP2002157922A
JP2002157922A JP2000351828A JP2000351828A JP2002157922A JP 2002157922 A JP2002157922 A JP 2002157922A JP 2000351828 A JP2000351828 A JP 2000351828A JP 2000351828 A JP2000351828 A JP 2000351828A JP 2002157922 A JP2002157922 A JP 2002157922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性の悪化を抑制できかつ煩雑な管理作業
の省力化を図ることができるワイヤハーネスを提供す
る。 【解決手段】 ワイヤハーネス1は自動車のルーフパネ
ルに取り付けられる。ワイヤハーネス1はルーフパネル
に取り付けられる電子機器に電力と制御信号とを伝達す
る。ワイヤハーネス1はFFC10と第2FFC40と
を備えている。FFC10と第2FFC40とは互いに
交差した状態で接合されている。第2FFC40は両端
部40a,40bがFFC10の両縁10a,10bか
ら外方向に突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体を構
成するボディパネルに取り付けられて、該ボディパネル
に取付られる電気機器に電力及び制御信号を伝達するた
めのワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成するボディパネルに
は種々のワイヤハーネスが取り付けられる。例えば、前
記ボディパネルとしてのルーフパネル103には、照明
ユニット104などの電子機器に電力を供給するため
に、図7に示すワイヤハーネス101が取付られてき
た。図7に例示されたワイヤハーネス101は、複数の
電線にテープを巻いて、該電線を束ねて形成されてい
る。
【0003】前記ワイヤハーネス101は、複数のクラ
ンプ105が取り付けられている。前記クランプ105
は、ワイヤハーネス101をルーフパネル103に取り
付ける。また、前記ワイヤハーネス101の枝線106
などの端末には、コネクタ107が取り付けられてい
る。これらのコネクタ107は、前記枝線106の端末
に取り付けられた図示しない端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング107aと、を備えてい
る。
【0004】前記ワイヤハーネス101は、前記ルーフ
パネル103と、合成樹脂などから成形された内装パネ
ルとしての成形天井102との間に挟まれる。前記成形
天井102は、複数の取付孔108を備えている。
【0005】前記ワイヤハーネス101を、ルーフパネ
ル103に取り付ける際には、まず、クランプ105で
ワイヤハーネス101をルーフパネル103に固定す
る。その後、成形天井102をルーフパネル103に取
り付ける。このとき、前記コネクタ107を前記取付孔
108内に通しておく。
【0006】そして、各コネクタ107に照明ユニット
104などの電子機器を取り付ける。その後、取付孔1
08を通して照明ユニット104などの電子機器をルー
フパネル103にボルトなどで固定して、ランプカバー
109を被せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワイヤハーネス101は、電線にテープを巻いて該電
線を束ねているため、ルーフパネル103への設置スペ
ースが広くなる傾向であった。このため、前記自動車の
乗員室の天井の厚み(ルーフパネル103と成形天井1
02などを合わせた厚み)が増大して、前記乗員室を狭
くする。そして、乗員に対する居住性を低下させること
となり、好ましくない。
【0008】このため、本出願人は、前記ワイヤハーネ
スとして、例えば、フレキシブルフラットケーブル(Fl
exible Flat Cable:FFC)や、フレキシブルプリン
トサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)な
どの帯状のフラット回路体を用いることを提案してい
る。
【0009】前記フラット回路体を用いて、ワイヤハー
ネスを組み立てる際には、例えば、長さや幅が異なるフ
ラット回路体を複数用いる。そして、一つのフラット回
路体を折り曲げたり、他のフラット回路体を重ねて接合
させるなどしていた。こうして、フラット回路体の導体
同士を電気的に接続し、所定箇所に端子金具を取り付け
て、前記電子機器と電気的に接続してきた。
【0010】しかしながら、前記自動車には、同一車種
であってもグレードが異なると、前記ルーフパネルなど
に取り付ける電子機器の種類及び位置が異なることが多
い。また、前記自動車を運用する国及び地域によって、
交通法規が異なり、例えば前記自動車は、運転席が前席
の右席となったり左席となったりする。この場合、同一
車種及び同一グレードであっても、ルーフパネルに取り
付ける電子機器の位置が異なる事が多い。
【0011】前述したフラット回路体を用いたワイヤハ
ーネスでは、フラット回路体を折り曲げて形成するた
め、電子機器の取り付け箇所が変更となると、一旦完成
したものの折り曲げ箇所を変更させる際に、前記導体が
折り曲げ箇所で切断して断線する恐れが生じる。
【0012】このため、前記フラット回路体を用いたワ
イヤハーネスでは、車種毎及びグレード毎は勿論のこ
と、運用先の法規によって変更する例えば運転席の場所
毎に、異なる仕様のものを用意する必要があった。この
ため、図7に示した電線にテープを巻いて構成したワイ
ヤハーネス101より、組み立てる品番数が増大する傾
向となって、ワイヤハーネスを組み立てる際に、管理す
べき品番も多くなる。
【0013】したがって、本発明の目的は、乗員に対す
る居住性の悪化を抑制できるとともに、煩雑な管理作業
の省力化をはかることができる車両用のワイヤハーネス
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハー
ネスは、車体を構成するボディパネルに取り付けられ
て、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電気的
に接続するワイヤハーネスにおいて、並行な複数の導体
と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う被覆部と、を有し
たフラット回路体と、並行な複数の第2導体と、絶縁性
を有しかつ前記第2導体を覆う第2被覆部と、を有した
第2フラット回路体と、を備え、前記フラット回路体と
第2フラット回路体とは、互いに交差して重ねられかつ
互いの導体が接合しているとともに、前記第2フラット
回路体の両端部は、前記フラット回路体の幅方向の両縁
から突出していることを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項1記載のワイヤハーネスにおいて、前記第2
フラット回路体は、前記複数の第2導体のうち少なくと
も一つを断線させた断線部を備えていることを特徴とし
ている。
【0016】請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項2記載のワイヤハーネスにおいて、前記断線
部は、第2フラット回路体の幅方向の縁から内方向に向
かって切り欠いた切欠部であることを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項2記載のワイヤハーネスにおいて、前記断線
部は、第2フラット回路体の一部を打ち抜いて形成され
た孔であることを特徴としている。
【0018】請求項1に記載された本発明によれば、第
2フラット回路体の両端部が、それぞれ、フラット回路
体の幅方向の両縁から突出している。このため、第2フ
ラット回路体を、前記端部の突出方向が自動車の幅方向
に沿う状態に配置することにより、運転席などの変更な
どによって取り付け位置が変更となる電子機器を、前記
両端部のうち一方に取り付けることができる。
【0019】請求項2ないし請求項4に記載された本発
明によれば、断線部が、第2フラット回路体の第2導体
のうち少なくとも一つを断線させている。このため、前
記断線部によって断線された第2導体の、前記断線部の
一方側に位置する部分と、前記他方側に位置する部分
と、を互いに独立した回路として用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
かかるワイヤハーネス1を、図1ないし図5を参照して
説明する。図1に示す本発明の第1の実施形態にかかる
ワイヤハーネス1は、内装パネルとしての成形天井2
(図3などに示す)内に埋設されて、自動車の車体を構
成するボディパネルとしてのルーフパネル3(図3に示
す)の内側に取り付けられて、前記自動車の乗員室の天
井を構成する。
【0021】なお、前記ワイヤハーネス1がルーフパネ
ル3に取付られると、図3に示すように、前記成形天井
2の内側に、合成樹脂からなる化粧部材4が取り付けら
れる。また、前記成形天井2は、合成樹脂からなる板状
の部材が複数枚積層され、これらの板状の部材が加熱さ
れかつ互いに近づく方向に加圧されて、得られる。
【0022】成形天井2及び化粧部材4は、図2に示す
ように、平面形状が、ルーフパネル3の平面形状に沿っ
た略矩形状に形成されている。成形天井2及び化粧部材
4は、図2に示すように、一対のフロントバニティユニ
ット取付孔5a,5bと、一対のリアバニティユニット
取付孔6a,6bと、ルーフコントロールユニット取付
孔7と、サンルーフ取付孔8と、ルーフセンサ取付孔9
と、を備えている。
【0023】一対のフロントバニティユニット取付孔5
a,5bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通してい
る。一対のフロントバニティユニット取付孔5a,5b
は、前記自動車の乗員室内に設置された二つの前席(即
ち運転席及び助手席)双方の上方に設けられている。一
対のフロントバニティユニット取付孔5a,5bには、
それぞれ、図示しない電子機器としてのフロントバニテ
ィユニットが取り付けられる。
【0024】フロントバニティユニットは、前記化粧部
材4または成形天井2などに回動自在に取付られるサン
バイザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、
スイッチと、バニティミラーランプなどを備えている。
フロントバニティユニットは、ミラーが前記前席に着席
した乗員の顔などに相対するように、サンバイザが回転
すると、バニティミラーランプが点灯する。
【0025】フロントバニティユニットは、ミラーが前
記前席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バ
ニティミラーランプが消灯する。バニティミラーランプ
は、前記前席に着席した乗員の顔などに光をあてる。ま
た、フロントバニティユニットは、前記スイッチを操作
することによって、前記バニティミラーランプを点灯さ
せたり、消灯させることができる。
【0026】一対のリアバニティユニット取付孔6a,
6bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通している。一
対のリアバニティユニット取付孔6a,6bは、前記自
動車の乗員室内に設置された二つの後席双方の上方に設
けられている。一対のリアバニティユニット取付孔6
a,6bには、それぞれ、図示しない電子機器としての
リアバニティユニットが取り付けられる。
【0027】リアバニティユニットは、前記化粧部材4
または成形天井2などに回動自在に取付られるサンバイ
ザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、スイ
ッチと、バニティミラーランプなどを備えている。リア
バニティユニットは、ミラーが前記後席に着席した乗員
の顔などに相対するように、サンバイザが回転すると、
バニティミラーランプが点灯する。
【0028】リアバニティユニットは、ミラーが前記後
席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バニテ
ィミラーランプが消灯する。バニティミラーランプは、
前記後席に着席した乗員の顔などに光をあてる。また、
リアバニティユニットは、前記スイッチを操作すること
によって、前記バニティミラーランプを点灯させたり、
消灯させることができる。
【0029】ルーフコントロールユニット取付孔7は、
成形天井2と化粧部材4とを貫通している。ルーフコン
トロールユニット取付孔7は、自動車の幅方向に沿っ
て、前記一対のフロントバニティユニット取付孔5a,
5b相互間に設けられている。ルーフコントロールユニ
ット取付孔7には、図示しない電子機器としてのルーフ
コントロールユニットが取付られる。
【0030】ルーフコントロールユニットは、ルームラ
ンプと、スポットランプと、スイッチアッセンブリと、
制御基板などを備えている。ルームランプは、乗員室全
体の照明に用いられる。スポットランプは、各座席に対
応して設けられ、各座席毎の照明に用いられる。スイッ
チアッセンブリは、前記ルームランプと、各スポットラ
ンプを点灯・消灯させるためのスイッチや、サンルーフ
を開閉するためのスイッチなどを備えている。制御基板
は、前記スイッチアッセンブリからの信号に基いて、各
ランプ及びサンルーフなどを制御する。
【0031】サンルーフ取付孔8は、成形天井2と化粧
部材4とを貫通している。サンルーフ取付孔8は、前記
自動車の前後方向に沿って、フロントバニティユニット
取付孔5a,5bと、リアバニティユニット取付孔6
a,6bと、の間に設けられている。サンルーフ取付孔
8は、前記自動車の幅方向の中央に設けられている。サ
ンルーフ取付孔8には、電子機器としての周知のサンル
ーフが取り付けられる。
【0032】ルーフセンサ取付孔9は、成形天井2と化
粧部材4とを貫通している。ルーフセンサ取付孔9は、
自動車の幅方向に沿って、前記一対のリアバニティユニ
ット取付孔6a,6b相互間に設けられている。ルーフ
センサ取付孔9には、図示しない電子機器としてのルー
フセンサが取付られる。ルーフセンサは、サンルーフを
閉める際に、乗員や異物が前記サンルーフに挟まってい
ることを検出する。
【0033】また、前記自動車のルーフパネル3などに
は、電子機器としてのハイマウント停止ランプが取り付
けられる。ハイマウント停止ランプは、前記自動車の後
方に向かって光を照射するように配されている。ハイマ
ウント停止ランプは、運転者がブレーキペダルを操作す
ると点灯する。ハイマウント停止ランプは、運転者がブ
レーキペダルの操作をやめると、消灯する。このよう
に、ハイマウント停止ランプは、後方の車両などに、前
記自動車のブレーキ操作を行っているか否かを知らせ
る。
【0034】ワイヤハーネス1は、図1及び図2に示す
ように、フラット回路体としてのフレキシブルフラット
ケーブル(Flexible Flat Cable:以下FFCと呼ぶ)
10と、第2フラット回路体としての第2フレキシブル
フラットケーブル(FlexibleFlat Cable:以下FFCと
呼ぶ)40(図5に示す)と、接続用コネクタ11と、
ハイマウント停止ランプ用コネクタ12と、フロントバ
ニティユニット用コネクタ13と、ルーフコントロール
ユニット用コネクタ14と、一対のリアバニティユニッ
ト用コネクタ15a,15bと、ルーフセンサ用コネク
タ16と、拡張用コネクタ18と、を備えている。
【0035】FFC10は、図3に示すように、複数の
導体21と、これらの導体21を被覆する一対の絶縁シ
ート22a,22bと、を備えている。導体21は、断
面形状が矩形状に形成されているとともに、一方向に沿
って延在した帯状に形成されている。これらの導体21
は、互いに平行(即ち並行)である。FFC10は、ル
ーフパネル3に取付られるフロントバニティユニットな
どの全ての電子機器に、電力及び制御信号を伝達するた
めに必要な数の導体21を備えている。即ち、FFC1
0は、導体21を前記必要な数以上備えていても良い事
は勿論である。
【0036】絶縁シート22a,22bは、絶縁性の合
成樹脂からなり、帯状に形成されている。絶縁シート2
2a,22bは、互いの間に複数の導体21を挟んで、
該導体21を被覆している。導体21と絶縁シート22
a,22bとは、可撓性を有している。なお、絶縁シー
ト22a,22bは、本明細書に記した被覆部をなして
いる。
【0037】こうして、FFC10は、可撓性を有した
扁平な帯状に形成されている。このように、本明細書で
いうフラット回路体とは、並行な複数の導体と、これら
の導体を被覆する絶縁体とを有し、扁平な帯状に形成さ
れているものを示している。
【0038】FFC10は、前記ルーフパネル3の幅方
向に沿って間隔を存する成形天井2の両縁3a(図2に
示す)に沿う側縁配索部10A,10Bと、これらの側
縁配索部10A,10Bを連結しかつ前記自動車の前方
に位置する前記成形天井2の前縁3b(図2に示す)に
沿う前縁配索部10Cと、を備えている。
【0039】一方の側縁配索部10Aの端末、即ちFF
C10の一方の端末は、前記自動車のピラー内を通っ
て、前記自動車のフロントボディまたはリアボディ内ま
で延びる。図示例では、FFC10の一方の端末は、リ
アボディ内まで延びる。前記一方の側縁配索部10A
は、前記縁3aに沿う基線30と、停止ランプ用枝線3
1と、リアバニティユニット用枝線32と、を備えてい
る。
【0040】停止ランプ用枝線31は、FFC10の一
部の導体21が、前記基線30から分岐して、ハイマウ
ント停止ランプの取付箇所に向かって延在している。停
止ランプ用枝線31は、FFC10の絶縁シート22
a,22bの一部が切断されて、端末が前記停止ランプ
取付箇所に位置するように、折り曲げられて、形成され
ている。
【0041】リアバニティユニット用枝線32は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線30から分岐し
て、一方のリアバニティユニット取付孔6aに向かって
延在している。前記リアバニティユニット用枝線32の
端末は、リアバニティユニット取付孔6a内に露出す
る。リアバニティユニット用枝線32は、FFC10の
絶縁シート22a,22bの一部が切断されて、端末が
リアバニティユニット取付孔6a内に露出するように、
折り曲げられて、形成されている。
【0042】他方の側縁配索部10Bは、前記縁3aに
沿いかつ折り曲げられて一方の側縁配索部10Aに向か
って延在した基線33と、ルーフセンサ用枝線34と、
リアバニティユニット用枝線35と、を備えている。
【0043】ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の
一部の導体21が、前記基線33から分岐して、ルーフ
センサ取付孔9に向かって延在している。ルーフセンサ
用枝線34の端末は、ルーフセンサ取付孔9内に露出す
る。ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の絶縁シー
ト22a,22bの一部が切断されて、端末がルーフセ
ンサ取付孔9内に露出するように、折り曲げられて、形
成されている。
【0044】リアバニティユニット用枝線35は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線33から分岐し
て、他方のリアバニティユニット取付孔6bに向かって
延在している。リアバニティユニット用枝線35の端末
は、リアバニティユニット取付孔6b内に露出する。リ
アバニティユニット用枝線35は、FFC10の絶縁シ
ート22a,22bの一部が切断されて、端末がリアバ
ニティユニット取付孔6b内に露出するように、折り曲
げられて、形成されている。
【0045】前縁配索部10Cは、コネクタ接続部36
を備えている。コネクタ接続部36は、第1の切断箇所
41と、この第1の切断箇所41に連なる第2の切断箇
所42とによって形成されている。第1の切断箇所41
は、FFC10の幅方向の一方の縁から内方向に向かっ
て該FFC10の一部を切断している。第1の切断箇所
41は、FFC10の幅方向の一方の縁から該FFC1
0の幅方向の中央まで延在している。
【0046】第2の切断箇所42は、前記FFC10の
前記一方の縁から離れた第1の切断箇所41の縁に連な
っている。第2の切断箇所42は、第1の切断箇所41
からFFC10の長手方向に沿って、該FFC10の絶
縁シート22a,22bの一部を切断している。即ち、
第2の切断箇所42は、FFC10の一部を切断してい
るとともに、該FFC10の長手方向に沿って延在して
いる。
【0047】FFC10の幅方向に沿って、前記第1の
切断箇所41と第2の切断箇所42との側方に位置する
部分を、前記第2の切断箇所42から離れる方向に折り
曲げて、前記コネクタ接続部36が形成される。前記第
1及び第2の切断箇所41,42の側方に位置する部分
を、前記第2の切断箇所42から離れる方向に折り曲げ
ているので、第1の切断箇所41の縁を含んだコネクタ
接続部36には、端子金具を取り付けることのできる十
分なスペースが確保される。
【0048】前記第1の切断箇所41の縁即ち、前記コ
ネクタ接続部36の端末は、前記ルーフコントロールユ
ニット取付孔7に相対する。前記コネクタ接続部36
は、前記前縁3bに沿う。
【0049】第2FFC40は、前記FFC10と同様
に、図5に示すように、複数の第2導体51と、これら
の第2導体51を被覆する一対の第2絶縁シート52
と、を備えている。第2導体51は、断面形状が矩形状
に形成されているとともに、一方向に沿って延在した帯
状に形成されている。これらの第2導体51は、互いに
平行(即ち並行)である。
【0050】第2絶縁シート52は、絶縁性の合成樹脂
からなり、帯状に形成されている。第2絶縁シート52
は、互いの間に複数の第2導体51を挟んで、該第2導
体51を被覆している。第2導体51と第2絶縁シート
52とは、可撓性を有している。なお、第2絶縁シート
52は、本明細書に記した第2被覆部をなしている。
【0051】第2FFC40は、図5などに示すよう
に、FFC10の前縁配索部10Cに重ねられて取り付
けられている。第2FFC40は、コネクタ接続部36
の近傍でかつ該コネクタ接続部36と平行に配されてい
る。このため、第2FFC40の取り付け箇所では、図
5に示すように、FFC10と第2FFC40とは互い
に交差する。なお、図示例では、FFC10と第2FF
C40とは互いに直交する。
【0052】第2FFC40は、図5に示すように、そ
の長手方向に沿って間隔を存する両端部40a,40b
が、FFC10の幅方向に沿って間隔を存する(即ち幅
方向の)両縁10a,10bから、FFC10の外方向
に突出した状態で、FFC10に接合されている。第2
FFC40は、例えば、超音波溶着(超音波接合ともい
い、又は超音波溶接ともいう。)などによって、FFC
10の前縁配索部10Cに接合されている。
【0053】第2FFC40は、所望の第2導体51が
FFC10の所望の導体21と金属結合して、電気的に
接続している。第2FFC40は、絶縁シート22a,
22bと第2絶縁シート52が互いに溶着して、機械的
に結合している。こうして、第2FFC40と、FFC
10とは、互いの導体51,21が接合している。
【0054】接続用コネクタ11は、前記FFC10の
前記一方の端末即ち、一方の側縁配索部10Aの端末に
取り付けられている。接続用コネクタ11は、前記FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング11aと、を備え
ている。
【0055】接続用コネクタ11は、前記リアボディ内
に配索された前記自動車のメインハーネスなどのコネク
タとコネクタ結合する。接続用コネクタ11は、前記メ
インハーネスなどのコネクタとコネクタ結合することに
よって、バッテリなどからの電力をFFC10に伝達す
る。
【0056】ハイマウント停止ランプ用コネクタ12
は、前記停止ランプ用枝線31の端末に取り付けられて
いる。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12は、FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング12aと、を備え
ている。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12には、
ハイマウント停止ランプのコネクタがコネクタ結合す
る。
【0057】フロントバニティユニット用コネクタ13
は、第2FFC40のFFC10の一方の縁10aから
突出した一方の端部40aの端末に取り付けられてい
る。前記一方の端部40aは、他方の端部40bより、
ルーフコントロールユニット取付孔7寄りに位置してい
る。フロントバニティユニット用コネクタ13は、第2
FFCの第2導体51と電気的に接続した端子金具と、
該端子金具を収容するコネクタハウジング13aと、を
備えている。フロントバニティユニット用コネクタ13
には、一対のフロントバニティユニットと接続したコネ
クタがコネクタ結合する。
【0058】ルーフコントロールユニット用コネクタ1
4は、コネクタ接続部36の端末に取り付けられてい
る。ルーフコントロールユニット用コネクタ14は、F
FC10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該
端子金具を収容するコネクタハウジング14aと、を備
えている。ルーフコントロールユニット用コネクタ14
には、ルーフコントロールユニットのコネクタがコネク
タ結合する。
【0059】一対のリアバニティユニット用コネクタ1
5a,15bのうち一方は、リアバニティユニット用枝
線32の端末に取り付けられ、他方はリアバニティユニ
ット用枝線35の端末に取り付けられている。一対のリ
アバニティユニット用コネクタ15a,15bは、それ
ぞれ、FFC10の導体21と電気的に接続した端子金
具と、該端子金具を収容するコネクタハウジング17
a,17bと、を備えている。一対のリアバニティユニ
ット用コネクタ15a,15bには、それぞれ、リアバ
ニティユニットのコネクタがコネクタ結合する。
【0060】ルーフセンサ用コネクタ16は、ルーフセ
ンサ用枝線34の端末に取り付けられている。ルーフセ
ンサ用コネクタ16は、FFC10の導体21と電気的
に接続した端子金具と、該端子金具を収容するコネクタ
ハウジング16aと、を備えている。ルーフセンサ用コ
ネクタ16には、ルーフセンサのコネクタがコネクタ結
合する。
【0061】拡張用コネクタ18は、第2FFC40の
FFC10の他方の縁10bから突出した他方の端部4
0bの端末に取り付けられている。前記他方の端部40
bは、前記一方の端部40aよりルーフコントロールユ
ニット7から離れている。
【0062】拡張用コネクタ18は、第2FFCの第2
導体51と電気的に接続した端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング18aと、を備えている。
拡張用コネクタ18には、一対のフロントバニティユニ
ットと接続したコネクタと、前記自動車に新たに搭載さ
れてルーフパネル3に新たに取り付けられる新たな電子
機器のコネクタと、がコネクタ結合可能である。
【0063】前述した構成のワイヤハーネス1は、図4
に示す一方向に沿って延在した状態の一本のFFC10
の所定箇所が切断されかつ折り曲げられた後、第2FF
C40と各コネクタ11,12,13,14,15a,
15b,16が取り付けられて組立られる。図4に示す
FFC10は、一方向に沿って延在した帯状となってい
る。なお、図4では、FFC10が長いため三つに分割
して示しているが、本実施形態のFFC10は、一本の
帯状である。
【0064】FFC10は、必要な長さに切断された
後、図4中に平行斜線Qで示す部分が除去されるととも
に、図4中に実線Pで示す箇所及び第1及び第2の切断
箇所41,42が切断される。そして、FFC10は、
図4中に点線で示す折り線Rに沿って折り曲げられて、
図1に示すように屈曲形成される。こうして、FFC1
0は、前記ルーフパネル3に取り付けられるフロントバ
ニティユニットなどの電子機器の位置に応じて、一部が
切断されて折り曲げられている。
【0065】前述した構成のワイヤハーネス1を組み立
てる際には、まず、FFC10を所定の長さに切断す
る。図4に示す平行斜線Qで示す部分を除去し、かつ実
線P及び各切断箇所41,42に沿ってFFC10の一
部を切断する。折り線Rに沿って折り曲げる。
【0066】第2FFC40を、コネクタ接続部36と
平行な状態で、該コネクタ接続部36の近傍に取り付け
る。そして、端末などに各コネクタ11,12,13,
14,15a,15b,16を取り付ける。こうして、
図1に示すワイヤハーネス1が得られる。
【0067】さらに、このワイヤハーネス1は、ルーフ
パネル3に取り付けられる際には、成形天井2内に埋設
される。まず、ワイヤハーネス1は、複数の合成樹脂か
らなる板状の部材間に挟まれる。これらの合成樹脂から
なる板状の部材が加熱されかつ互いに近づく方向に加圧
されて、互いに固定して成形天井2となる。こうして、
ワイヤハーネス1は、成形天井2内に埋設される。
【0068】このとき、各取付孔6a,6b,9内に各
コネクタ15a,15b,16が位置し、各コネクタ1
3,14がルーフコントロールユニット取付孔7に相対
し、成形天井2の自動車の後方に位置する後縁3cから
ハイマウント停止ランプ用コネクタ12が露出してい
る。
【0069】そして、成形天井2は、各取付孔5a,5
b,6a,6b,7,8,9即ち各コネクタ12,1
3,14,15a,15b,16,18に所定の電子機
器が取り付けられかつ乗員室側に化粧部材4が取り付け
られるとともに、ルーフパネル3の乗員室側に取付られ
る。こうして、ワイヤハーネス1は、成形天井2内に埋
設されてルーフパネル3に取付られて、該ルーフパネル
3に取り付けられるフロントバニティユニットなどの各
種の電子機器に、電力と制御信号を伝達する。
【0070】本実施形態によれば、第2FFC40の両
端部40a,40bが、FFC10の両縁10a,10
bから突出している。一方の端部40aにはフロントバ
ニティユニット用コネクタ13が取り付けられ、他方の
端部40bには拡張用コネクタ18が取り付けられてい
る。このため、運転席の変更などによって、フロントバ
ニティユニットなどの取り付け位置が変更となっても、
該フロントバニティユニットのコネクタを拡張用コネク
タ18にコネクタ結合させることができる。
【0071】このように、フロントバニティユニットな
どの電子機器を取り付ける前記第2FFC40の端部4
0a,40bを変更することによって、ワイヤハーネス
1は、前記電子機器と電気的に接続できる。このため、
ワイヤハーネス1は、運転席などの変更に対応すること
ができ、品番の増加を抑制できる。したがって、煩雑な
品番の管理作業の省力化を図ることができる。
【0072】また、FFC10と第2FFC40とを用
いているので、ルーフパネル3に取付られた際に、該ル
ーフパネル3と成形天井2と化粧部材4とを合わせた厚
みを薄くできる。したがって、居住性の悪化を抑制でき
る。
【0073】さらに、前記ルーフパネル3に新たに取り
付けられる電子機器を、前記拡張用コネクタ18にコネ
クタ結合させることができる。このように、拡張用コネ
クタ18を設けているので、新たな電子機器を前記ルー
フパネル3に容易に取り付けることができる。
【0074】次に、本発明の第2の実施形態にかかるワ
イヤハーネス1を、図6を参照して説明する。なお、前
述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を
付して説明を省略する。
【0075】本実施形態のワイヤハーネス1は、第2F
FC40以外は前述した第1の実施形態と同一の構成と
なっている。本実施形態において、第2FFC40は、
図6に示すように、断線部としての切欠部43を備えて
いる。切欠部43は、第2FFCの幅方向の一方の縁4
0cから内方向に向かって、少なくとも一つの第2導体
51と絶縁シート52の一部とを切り欠いている。切欠
部43は、少なくとも一つの第2導体51を断線させて
いる。なお、図示例では、切欠部43は、二つの第2導
体51を断線させている。以下、断線された第2導体を
符号51aで示す。
【0076】本実施形態によれば、FFC10と第2F
FC40とを用いているので、ルーフパネル3と成形天
井2と化粧部材4とを合わせた厚みを薄くできる。した
がって、居住性の悪化を抑制できる。
【0077】また、各電子機器を取り付ける前記第2F
FC40の端部40a,40bを変更することによっ
て、ワイヤハーネス1は、取付位置が変更される電子機
器と電気的に接続できる。このため、品番の増加を抑制
でき、煩雑な品番の管理作業の省力化を図ることができ
る。さらに、拡張用コネクタ18を設けているので、新
たな電子機器を前記ルーフパネル3に容易に取り付ける
ことができる。
【0078】また、第2FFC40に切欠部43を設け
ているので、前記第2導体51aの図6中切欠部43の
右側に位置する部分と、図6中切欠部43の左側に位置
する部分と、を互いに独立した回路として用いることが
できる。したがって、ワイヤハーネス1の回路設計の自
由度が増大することとなる。
【0079】さらに、本実施形態では、図7に示すよう
に、断線部として孔43aを用いても良い。孔43a
は、第2FFC40の一部を打ち抜くなどして、形成さ
れている。孔43aは、第2FFC40を貫通している
とともに、平面形状が長孔状に形成されている。孔43
aは、少なくとも一つの第2導体51を断線させてい
る。
【0080】この場合においても、前記第2導体51a
の図7中孔43aの右側に位置する部分と、図7中孔4
3aの左側に位置する部分と、を互いに独立した回路と
して用いることができる。したがって、ワイヤハーネス
1の回路設計の自由度が増大することとなる。なお、孔
43aの形状は、適宜さだめることができるのは勿論で
ある。
【0081】前述した第1及び第2の実施形態では、フ
ラット回路体としてFFC10を用いている。しかしな
がら、本発明では、FFC10に限定されることなく、
フラット回路体として周知のフレキシブルプリントサー
キット(Flexible Printed Circuit:FPC)や、並設
した複数の電線が絶縁性を有する合成樹脂に被覆されて
帯状に形成されたフラットワイヤハーネスを用いても良
いことは勿論である。
【0082】また、前述した第1及び第2の実施形態で
は、ボディパネルとしてのルーフパネル3に取り付けら
れる場合を示している。しかしながら、本発明のワイヤ
ハーネス1は、ルーフパネル3に限定されることなく、
例えばドアパネルなどの他のボディパネルに取り付けら
れても良いことは、勿論である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、第2フラット回路体の両端部が、それぞれ、フ
ラット回路体の両縁から突出している。このため、第2
フラット回路体を、前記端部の突出方向が自動車の幅方
向に沿う状態に配置することにより、運転席などの変更
などによって取り付け位置が変更となる電子機器を、前
記両端部のうち一方に取り付けることができる。
【0084】このため、運転席の位置の変更などによっ
て、電子機器の取り付け位置が変更になっても、該電子
機器を取り付ける前記第2フラット回路体の端部を変更
することによって、前記電子機器を確実に電気的に接続
することができる。このため、運転席などの変更に対応
することができ、品番の増加を抑制できる。したがっ
て、煩雑な品番の管理作業の省力化を図ることができ
る。
【0085】また、フラット回路体及び第2フラット回
路体を用いているため、自動車のボディパネルに取り付
けられた際の厚みを抑制できる。したがって、前記自動
車の乗員に対する居住性を悪化させることがない。さら
に、第2フラット回路体の両端部がフラット回路体の両
端部が突出しているので、運転席の位置変更などによっ
て取り付け位置が変化する電子機器などが接続していな
い端部に、前記自動車に新たに追加される電子機器を接
続できる。このように、自動車に新たに搭載される電子
機器へも容易に電力などを伝達できる。
【0086】請求項2ないし請求項4に記載の本発明
は、断線部が、第2フラット回路体の第2導体のうち少
なくとも一つを断線させている。このため、前記断線部
によって断線された導体の、前記断線部の一方側に位置
する部分と、前記他方側に位置する部分と、を互いに独
立した回路として用いることができる。
【0087】したがって、居住性の悪化を抑制でき、品
番の管理作業の省力化を図ることができることにくわ
え、前記フラット回路体と第2フラット回路体とを用い
た、回路設計の自由度が増大することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネ
スを示す平面図である。
【図2】図1に示されたワイヤハーネスが成形天井内に
埋設された状態を示す平面図である。
【図3】図2中のIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】図1に示されたワイヤハーネスを構成するFF
Cの加工前の状態を示す平面図である。
【図5】図1に示されたワイヤハーネスのFFCの一部
を拡大して示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかるワイヤハーネ
スのFFCの一部を拡大して示す説明図である。
【図7】同実施形態の変形例のワイヤハーネスのFFC
の一部を拡大して示す説明図である。
【図8】従来の自動車のルーフパネルに取り付けられる
電子機器及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス 3 ルーフパネル(ボディパネル) 10 FFC(フラット回路体) 10a,10b 縁 21 導体 22a,22b 絶縁シート(被覆部) 40 第2FFC(第2フラット回路体) 40a,40b 端部 40c 縁 43 切欠部(断線部) 43a 孔(断線部) 51 第2導体 52 第2絶縁シート(第2被覆部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を構成するボディパネルに取り付け
    られて、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電
    気的に接続するワイヤハーネスにおいて、 並行な複数の導体と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う
    被覆部と、を有したフラット回路体と、 並行な複数の第2導体と、絶縁性を有しかつ前記第2導
    体を覆う第2被覆部と、を有した第2フラット回路体
    と、を備え、 前記フラット回路体と第2フラット回路体とは、互いに
    交差して重ねられかつ互いの導体が接合しているととも
    に、前記第2フラット回路体の両端部は、前記フラット
    回路体の幅方向の両縁から突出していることを特徴とす
    るワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 前記第2フラット回路体は、前記複数の
    第2導体のうち少なくとも一つを断線させた断線部を備
    えていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記断線部は、第2フラット回路体の幅
    方向の縁から内方向に向かって切り欠いた切欠部である
    ことを特徴とする請求項2記載のワイヤハーネス。
  4. 【請求項4】 前記断線部は、第2フラット回路体の一
    部を打ち抜いて形成された孔であることを特徴とする請
    求項2記載のワイヤハーネス。
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