JP2002157387A - ワークフローシステム - Google Patents

ワークフローシステム

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JP2002157387A
JP2002157387A JP2000353279A JP2000353279A JP2002157387A JP 2002157387 A JP2002157387 A JP 2002157387A JP 2000353279 A JP2000353279 A JP 2000353279A JP 2000353279 A JP2000353279 A JP 2000353279A JP 2002157387 A JP2002157387 A JP 2002157387A
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Toichi Shida
藤一 志田
Motohiko Kimura
元彦 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な組み合わせの工程からなるワーク
フローを少ない工程数で管理し、融通性に富み、定型か
ら外れたプロセスに対する高い対応性を備えたワークフ
ローシステムを構成する。 【解決手段】 一つの工程又は複数個の工程によってプ
ロセスを構成し、当該プロセスを連結してワークフロー
を形成し、各プロセスを処理するコンピュータは、各プ
ロセスにおいて基準となるマザーコンテナを少なくとも
一つ備え、このマザーコンテナに基づいて当該プロセス
を実行するフローコンテナを形成する。また、フローコ
ンテナは、当該プロセスと連結するプロセスのフローコ
ンテナとの間において、連結元及び連結先の連結情報、
及び又は連結先における動作を指定する機能情報を授受
することによってプロセス間の連結を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業を電子的に遷
移させて処理を行うワークフローシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】事務作業を効率化する手法として、電子
化された帳票データなどの書類を電子化し、その電子化
された書類を予め設定した規則及びルートに従って回覧
し、電子処理していくワークフローが知られている。ワ
ークフロー処理では、電子文書が人から人、あるいは端
末から端末へと流れていくことによって仕事を進めてい
る処理である。図17(a)はワークフローの記述例で
あり、複数の工程を結合順に処理する例を示している。
ここで、各工程は業務を構成する仕事の単位であり、ワ
ークフロー全体は、各工程を結合順に順次進めることに
よって処理することができる。ワークフロー(業務)が
開始されると、先頭の工程から実行が開始され、第1番
目の工程が終了すると次に第2番目の工程の実行が開始
される。一つの工程の終了に続いて次の工程の実行を開
始することによって全体ワークフローを実行し終了す
る。
【0003】従来、各工程は各クライアントマシンで処
理される。各クライアントマシンはLAN等で接続した
サーバーで制御することによって同一のネットワーク内
でワークフローを構成したり、あるいは、各ネットワー
ク間をインターネットで接続することによって異なるネ
ットワーク間でワークフローを構成している。このよう
なワークフローの管理・実行は、各ネットワーク内のサ
ーバーによって行っている。サーバーは各工程を管理す
るプログラムや各工程の実行に要するアプリケーション
プログラム等をするプログラムで備え、ワークフローの
手順に従ってクライアントマシン間に実行を指令した
り、必要に応じて各クライアントマシンにプログラムや
データを送信している。
【0004】従来のワークフローシステムでは、所定の
処理を行わせる工程を予め定型化して用意しておき、こ
の工程に従って処理を順次実行することによって、ワー
クフローを処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のワークフローシ
ステムは、定型化して用意しておいたワークフローに基
づいて処理を実行するため、実行が予定される工程を備
えたワークフローを予め定型化し用意しておく必要があ
り、そのため、工程を様様に組み合わせワークフローを
多数用意しておく必要があり、ワークフローの管理の点
で問題がある。例えば、図17(a)に示すワークフロ
ーにおいて、各工程が順にa種類、b種類、c種類のバ
リエーションが可能であるとき、従来のワークフローシ
ステムでは、すべての工程のバリエーションの組み合わ
せに対応するには、図17(b)に示すように、工程の
組み合わせを異にする(a×b×c)種のワークフロー
を用意し管理する必要がある。
【0006】また、従来のワークフローシステムでは、
定型化された工程の流れについては好適であるが、定型
から外れた工程に対する対応性の点で問題がある。例え
ば、ワークフローを構成する工程の処理内容を変更した
り、新たな工程を追加あるいは削除するといった定型外
の工程を構成する場合には、当該工程の変更や追加,削
除を行う他、この変更,追加,削除に伴って連結する工
程(当該工程の前後の工程等)についても変更したり、
さらに連結する工程についても変更する必要が生じる。
従来、各ワークフローを構成する工程は一つのサーバー
で管理しており、この工程の変更や追加の処理は、各ワ
ークフローを管理するサーバーにおいて行う。そのた
め、サーバー側においては多数のワークフローについて
定型外の工程に対応するには人的に多大な負荷と生じ、
迅速な対応の確保が困難となったり、他のワークフロー
の管理・実行に支障が生じるおそれもある。
【0007】また、異なるネットワーク間でワークフロ
ーを構成している場合には、各ネットワーク内のサーバ
ーは、連結するネットワークに属するワークフローの各
工程名などの詳細情報を知っておき、関連する詳細情報
を常に更新して保持する必要があり、定型から外れた工
程に対応するには複雑で多様な処理を要することにな
る。
【0008】そこで、本発明は従来の問題点を解決し、
多種多様な組み合わせの工程からなるワークフローを少
ない工程数で管理することができ、融通性に富み、定型
から外れた工程に対しても高い対応性を備えたワークフ
ローシステムを構成することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のよう
に、ワークフロー全体を工程を単位とし、この個々の工
程を結合することによって処理を行うのではなく、工程
によって構成されるプロセスを単位とし、このプロセス
を連結することによってワークフローシステムを構成す
るものである。本発明のプロセスは当該プロセスで処理
する標準的な流れの工程を基準の工程として備えた構成
とし、プロセス内の標準工程の変更、及び各プロセス間
の連結の選択によって、多種多様な組み合わせの工程か
らなるワークフローを少ない工程数で管理し、融通性に
富み、定型から外れた工程に対しても高い対応性を得
る。
【0010】本発明の第1の態様は、ワークフローを各
プロセスによって形成し、各プロセスで標準的な工程や
管理情報を用意しておき、これを元にして実行用の工程
や管理情報を形成するものである。各プロセスを実行す
るための工程や管理情報は、ワークフロー毎に標準的な
工程や管理情報を元にして形成することによって、各プ
ロセスを単位とした処理が可能とする。これによって、
定型から外れたプロセスに対しても、ワークフロー全体
を調整することなくプロセス単位の調整で対応すること
ができ、融通性の高いワークフローシステムを構成する
ことができる。
【0011】本発明の第1の態様の構成は、一つの工程
又は複数個の工程によってプロセスを構成し、当該プロ
セスを連結してワークフローを形成し、各プロセスを処
理するコンピュータは、そのプロセスの基準となるマザ
ーコンテナを少なくとも一つ備える構成とし、このマザ
ーコンテナに基づいてフローコンテナを形成し、形成さ
れたフローコンテナに基づいてプロセスを実行する。
【0012】マザーコンテナは、各プロセスで実行する
標準的な工程や管理情報を予め用意するものであり、フ
ローコンテナはプロセスを実行するための工程や管理情
報を備えるものである。フローコンテナは、このマザー
コンテナをコピーし、コピーしたマザーコンテナのまま
で、あるいはコピーしたマザーコンテナの工程や管理情
報について追加、削除、あるいは編集を施すことによっ
て形成する。マザーコンテナが複数用意される場合に
は、この中から最適なマザーコンテナを適宜選択し、フ
ローコンテナを形成する。
【0013】マザーコンテナ中に定める工程は、ワーク
フローを形成する各プロセスで行う標準的な処理事項を
工程順に従って定めるものであり、フローコンテナはこ
のマザーコンテナの工程をそのまま使用したり、工程を
削除、追加、あるいは編集して形成される。また、管理
情報は各プロセスを管理する各種情報であり、例えば各
工程において連結するプロセス先や連結先の工程等を含
み、前記工程と同様に削除、追加、あるいは編集を行う
ことができる。
【0014】一つのプロセスにおいて、マザーコンテナ
からは複数のフローコンテナを形成することができる。
この同一プロセス中に形成される複数のフローコンテナ
は、異なるワークフローのプロセスを構成することも、
あるいは同一のワークフロー内の別のプロセスを構成す
ることもできる。また、マザーコンテナは一プロセス中
に複数備えることができ、該複数のマザーコンテナから
選択してフローコンテナを形成する。
【0015】マザーコンテナはワークフロー定義部とワ
ークフロー起動部を備えた構成とすることができる。ワ
ークフロー定義部は、各プロセスの基準工程及び連結先
の連結情報を定義する。基準工程は、プロセスで処理す
る標準的な流れの工程であり、この工程を順次処理する
ことによって、このプロセスの処理を実行することがで
きる。また、この連結情報は、各工程において連結先の
プロセスや連結先プロセスにおいて連結を行う工程等を
指定する。工程中に連結情報が設定されている場合に
は、当該指定されたプロセスとの間で連結が行われ、指
定された工程において処理が開始される。この連結情報
の引渡しを相互に連結する2つのプロセス間で行うこと
によって、ワークフロー全体を連結することができる。
【0016】ワークフロー起動部は、ワークフロー定義
部に基づいてフローコンテナを形成する。ワークフロー
起動部は、連結元からの連結情報の受信、あるいはプロ
セス自体での操作によってフローコンテナの形成を開始
し、フローコンテナ中に受信した連結情報を引き渡した
り、連結情報が電子メールの形態である場合には、電文
や添付ファイルを引き渡す。
【0017】フローコンテナは、ワークフロー制御部と
コンテナ拡張制御部を備える構成とすることができる。
ワークフロー制御部は、当該プロセスにおける工程管理
を行う制御機能を備え、工程管理用のユーザーインター
フェースの制御を含む当該プロセスの工程を管理に要す
る制御を行う。また、コンテナ拡張制御部は、当該プロ
セスにおける情報管理を行う。
【0018】また、本発明の第2の態様は、ワークフロ
ーを形成する各プロセスの連結するプロセス間におい
て、連結関係を定める情報や、各プロセスでの処理内容
を指定する情報を授受することによって、プロセス間の
自由な連結を形成する。プロセス間の連結の変更は、こ
れらの情報内容を変更することによって行うことができ
る。これによって、定型から外れたプロセスに対して
も、ワークフロー全体を調整することなく連結に関わる
情報の変更によって対応することができ、融通性の高い
ワークフローシステムを構成することができる。
【0019】本発明の第2の態様の構成は、一つの工程
又は複数個の工程によってプロセスを構成し、当該プロ
セスを連結してワークフローを形成し、連結するプロセ
スのコンピュータ間において、連結元及び連結先の連結
情報、及び又は連結先における動作を指定する機能情報
を送受信する構成とし、これら情報の送受信によってプ
ロセス間の連結を形成する。
【0020】連結情報は、連結するプロセス間の連結元
と連結先の連結関係を規定する情報であり、相互に連結
する2つのプロセス間の連結関係を、ワークフローを構
成する各プロセスに順次適応することによって、ワーク
フロー全体の連結を形成する。また、機能情報は、連結
先における動作を指定する情報であり、例えば、連結先
のマザーコンテナを起動させてフローコンテナを形成さ
せる連結起動機能、連結先のフローコンテナを検索して
取り下げ処理を行う連結取り下げ機能、連結元のフロー
コンテナを検索して却下処理を行う連結却下機能があ
り、また、連結元のフローコンテナを検索して進捗情報
の更新を行う進捗報告の仲介機能を備えることもでき
る。
【0021】これら連結情報及び機能情報は、連結元の
ワークフロー制御部から発せられ、連結情報で規定され
る連結先のワークフロー定義部あるいはワークフロー制
御部に送られる。連結先のワークフロー定義部では、連
結起動機能によってマザーコンテナからフローコンテナ
を形成し、ワークフロー制御部では、承認、連結取り下
げ、連結却下、進捗情報の更新等の各種処理を行う。
【0022】連結情報及び機能情報は、ネットワーク間
を伝送する連結コンテナの形態、あるいは連結元フロー
コンテナによる直接連結形態で行うことができる。連結
コンテナは、連結情報及び機能情報を異なるネットワー
ク間で移動させるための信号形態であり、例えば、電子
メールに搭載するデータ形式で構成することができる。
【0023】プロセスが異なるネットワーク間にまたが
る場合には、連結コンテナの形態でプロセス間の連結を
行う。連結コンテナは、連結情報や機能情報の他に、連
結先のマザーコンテナを起動させフローコンテナを形成
する起動プログラムを含み、該起動プログラムによって
連結先のプロセスが備えるマザーコンテナから連結対象
のマザーコンテナを選択し起動する。連結コンテナは起
動プログラムを備えることによって、連結先のプロセス
が対応するプログラムを備えな場合であっても、起動処
理を行うことができる。したがって、異なるネットワー
クにあるプロセス間では、連結コンテナによって連結を
形成することができる。連結コンテナは、さらに、マザ
ーコンテナやプロセスの処理に要するプログラムを搭載
し、連結先のプロセスに転送することができ、連結先の
プロセスに新たなマザーコンテナと共に処理プログラム
も移植することができる。
【0024】また、プロセスが同一のネットワーク内に
ある場合には、連結元のフローコンテナが連結先におい
て機能情報によってマザーコンテナを検索し、検索した
マザーコンテナに連結情報を書込むことによって、連結
先のマザーコンテナを直接実行することができる。した
がって、同一ネットワークにあるプロセス間では、連結
元フローコンテナによって直接連結を形成することがで
きる。また、ワークフローを構成するプロセスが、同一
ネットワーク及び異なるネットワークに混在する場合に
は、連結コンテナ及び連結元フローコンテナによる直接
連結によって連結を形成することができる。ワークフロ
ーを構成するプロセス間の構成変更は、フローコンテナ
中の連結情報を書き換え、この書き換えた連結情報を連
結コンテナ及び連結元フローコンテナによる直接連結に
よって連結先に伝えることによって行うことができる。
【0025】また、本発明の第3の態様は、前記した第
1の態様と第2の態様を備える態様であり、ワークフロ
ーを形成する各プロセスにおいて、各プロセスで標準的
な工程や管理情報を用意しておき、これを元にして実行
用の工程や管理情報を形成することによって、各プロセ
スを単位とした処理を行うと共に、連結するプロセス間
において、連結関係を定める情報や、各プロセスでの処
理内容を指定する情報を授受することによって、プロセ
ス間の自由な連結を形成する。これによって、定型から
外れたプロセスに対しても容易に対応することができ、
融通性の高いワークフローシステムを構成することがで
きる。
【0026】本発明の第3の態様の構成は、一つの工程
又は複数個の工程によってプロセスを構成し、当該プロ
セスを連結してワークフローを形成し、各プロセスを処
理するコンピュータは、各プロセスにおいて基準となる
マザーコンテナを少なくとも一つ備え、このマザーコン
テナに基づいて当該プロセスを実行するフローコンテナ
を形成し、フローコンテナは、当該プロセスと連結する
プロセスのフローコンテナとの間において、連結元及び
連結先の連結情報、及び又は連結先における動作を指定
する機能情報を授受することによってプロセス間の連結
を形成する。
【0027】ネットワークはフォルダあるいはフォルダ
を有したサーバーを共有することによって構成される。
ネットワークが備える共有フォルダは、ネットワーク内
のあるプロセスに係わるマザーコンテナやフローコンテ
ナを格納し、各プロセスは共有フォルダから必要とする
マザーコンテナやフローコンテナを読み出すことができ
る。また、プロセスがネットワークに属さない場合に
は、プロセスは固有のローカルフォルダを備え、このロ
ーカルフォルダにプロセスに係るマザーコンテナやフロ
ーコンテナを格納し、必要とするマザーコンテナあるい
はフローコンテナを読み出すことができる。
【0028】本発明のワークフローシステムによれば、
ワークフローを構成する各プロセスはサーバーと独立し
た形態とすることができ、個々のプロセスの変更をする
ことによってワークフローの構成を変更することができ
る。また、各プロセスは、連結コンテナによってマザー
コンテナや処理プログラムの転送を受けることができる
ため、予め変更予定のマザーコンテナや処理プログラム
を用意することなく、ワークフローの変更、拡張を行う
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明のワークフ
ローシステムの概略を説明する図である。図1に示すワ
ークフローシステム1は、プロセスP1〜プロセスP5
の5つのプロセスPによってワークフローを構成する例
を示している。ここで、プロセスP1及びプロセスP2
はスタンドアロンの形態であり、プロセスP3からプロ
セスP5はイントラネット11で接続されるネットワー
クを構成しており、プロセスP1、プロセスP2、及び
イントラネット11内の各プロセスP3〜プロセスP5
は、インターネット12によって接続される構成として
いる。ワークフローは、これらのプロセスP1〜プロセ
スP5を、並列処理を含む所定の順で行うことによって
全体のワークフローの業務処理が行う。なお、ネットワ
ークはイントラネットに限らず他の接続形態で構成する
こともできる。
【0030】各プロセスPは、該プロセスで標準的な工
程を定めているマザーコンテナ2、及び該マザーコンテ
ナ2から形成されるフローコンテナ3を備え、各プロセ
スの処理は形成されたフローコンテナ3の工程に従って
行われる。マザーコンテナ2は複数用意しておくことも
でき、また、フローコンテナも複数形成することができ
る。また、プロセスPはローカルフォルダ5を備えるこ
とができ、マザーコンテナ2及びフローコンテナ3を格
納することができる。ネットワーク内のプロセスP3〜
プロセスP5は共有フォルダ6を備え、各ローカルフォ
ルダ5の代りに該共有フォルダ6にマザーコンテナ及び
フローコンテナ3を格納しておくこともできる。
【0031】インターネット12を介してプロセスP間
の連結を行う場合には、連結コンテナ4によって行う。
連結コンテナ4は、連結元及び連結先の情報、連結先に
おける処理内容に関する情報等を備え、連結元のプロセ
スから連結先のプロセスに送ることによって連結関係が
締結され、この連結関係を順にあるいは並行して締結す
ることによって全体のワークフローを実行することがで
きる。また、イントラネット11等のネットワーク内に
あるプロセスの場合には、連結コンテナに代えて、連結
元フローコンテナが連結関係を直接に締結することがで
きる。
【0032】連結コンテナは、連結先でマザーコンテナ
を起動させる起動プログラムや、連結元が要求する処理
プログラム、あるいは連結先で使用するマザーコンテナ
を送信することができ、これによって、連結先のプロセ
スに予めプログラムやマザーコンテナやフローコンテナ
の用意がない場合であっても対応を可能とするものであ
る。これに対して、同一のネットワーク内にあるプロセ
スの場合には、共有フォルダに格納し読み出すことによ
って対応することができるため、プログラムやマザーコ
ンテナを連結先に転送することは要さず、連結先に通知
するのみで対応することができる。
【0033】ここで、図2を用いて各プロセスPでの処
理例を説明する。図2に示すプロセス関係は図1のワー
クフローの構成を例としており、図2(b)に示すよう
に、ように、プロセスP1からプロセスP5の順で処理
を行う。なお、以下の説明中の( )で示される番号
は、図2中の番号と対応している。
【0034】はじめに、プロセスP1からプロセスP2
に対して連結コンテナ4aを送信する(1)。連結コン
テナ4aには、連結先P2及びマザーコンテナMが設定
されており、プロセスP2はこの連結コンテナ4aをイ
ンターネット12を介して受信する。受信したプロセス
P2は、はじめにマザーコンテナによる処理を行う。連
結コンテナ4aは内蔵する起動プログラムによって、プ
ロセスP2においてマザーコンテナを検索し(2)、検
索したマザーコンテナMをローカルフォルダ5等の記憶
手段から読み出し(3)、読み出したマザーコンテナM
に連結情報を書込んでワークフロー起動部を実行させて
フローコンテナを作成する(4)。
【0035】プロセスP2では、次に、作成したフロー
コンテナによってプロセスP2での処理を実行する。フ
ローコンテナでは、ワークフロー制御部5によって設定
された工程に従って処理を実行し(5)、処理中あるい
は処理の完了時に、連結コンテナ4bを次の連結先であ
るプロセスP3に送信する(6)。また、連結元に対し
て進捗状況を報告する(7)。
【0036】連結コンテナ4bには、連結先P3及びマ
ザーコンテナが設定されており、プロセスP3はこの連
結コンテナ4bをインターネット12を介して受信し
て、前記したプロセスP2の(2)〜(5)の処理を行
った後((8)〜(10))、連結元フローコンテナに
よる直接連結を行う(11)。プロセスP4は信号を受
け、前記したプロセスP2の(2)〜(5)の処理を行
った後((12)〜(15))、さらに信号伝送を行う
(16)。プロセスP5はプロセスP4と同様の処理を
行って、ワークフローを終了する。なお、図2ではプロ
セスP5の処理は省略している。
【0037】次に、本発明のワークフローシステムにお
けるプロセス内のマザーコンテナ、フローコンテナの構
成、及び連結コンテナの構成について、図3を用いて説
明する。なお、図3では、プロセスAを連結元としプロ
セスBを連結先として連結コンテナを授受する状態を示
している。
【0038】プロセスA及びプロセスBは共に共通した
構成であるため、ここではプロセスAを例にして説明す
る。プロセスAは、マザーコンテナ2とフローコンテナ
3を備える。なお、マザーコンテナ2はワークフローの
処理において記憶手段7(フォルダ5,6を含む)から
読み出され、フローコンテナ3はワークフローの処理に
おいてマザーコンテナ2から作成されるものである。し
たがって、初期状態にいてマザーコンテナ2及びフロー
コンテナ3は必ずしもプロセスAに形成されているわけ
ではないが、他のワークフローによる形成されマザーコ
ンテナやフローコンテナが存在する場合もある。
【0039】マザーコンテナ2は、ワークフロー定義部
2aとワークフロー起動部2bを備える。ワークフロー
定義部2aは、各プロセスの基準工程及び連結先の連結
情報を定義する部分である。この連結情報は、各工程に
おいて連結先のプロセスや連結先プロセスにおいて連結
を行う工程等を指定する。工程中に連結情報が設定され
ている場合には、当該工程と指定されたプロセスとの間
で連結が行われ、指定されたプロセスの指定された工程
において処理が開始される。なお、工程は並列作業を含
むこもとできる。
【0040】また、ワークフロー定義部2aには、上記
した工程情報や連結情報の他に、仕事分類検索情報、自
動起動指定情報を備える。仕事分類検索情報は、当該プ
ロセスのワークフローにおける位置を表す分類情報であ
り、一つのワークフローの中から当該プロセスを検索す
るためのキーとなるものである。仕事分類検索情報は、
大分類、中分類、小分類に階層付けによって表すことが
できる。また、自動起動指定情報は、マザーコンテナを
自動で起動させるためのものであり、例えば、電子メー
ル8やローカルフォルダ5等の記憶手段からプロセスを
開始する情報を受けたとき、該情報及び起動プログラム
に基づいて自動立ち上げを開始する。
【0041】ワークフロー起動部2bは、ワークフロー
定義部2aに基づいてフローコンテナ3を形成する部分
である。ワークフロー起動部2bは、連結元からの連結
情報の受信、あるいはプロセス自体での操作によってフ
ローコンテナの形成を開始し、フローコンテナ中に受信
した連結情報を引き渡したり、連結情報が電子メールの
形態である場合には、電文や添付ファイルを引き渡す。
さらに、ワークフロー起動部2bは、上記したフローコ
ンテナの作成機能、連結情報の引渡し機能、電文や添付
ファイルの引渡し機能の他に、当該フローコンテナにつ
いて各種情報を設定する機能を備える。設定情報として
は、例えば、受信した電子メールを特定するために採番
するメール番号等があり、使用者が必要に応じて設定す
ることができる。なお、受信した電子メールは、プロセ
スAの記憶手段7内に格納しておくことも、削除するこ
ともできる。
【0042】次に、フローコンテナ3はワークフロー制
御部3aとコンテナ拡張制御部3bを備える構成とする
ことができる。ワークフロー制御部3aは、当該プロセ
スにおける工程管理を行う制御機能を備える。この制御
機能には、工程管理用のユーザーインターフェースの制
御が含まれている。プロセスの実行は、ワークフロー制
御部3aの制御機能によって各工程を工程順に実行して
行う。この工程中において、連結情報がある場合には、
ワークフロー制御部3aの制御機能によって、連結コン
テナを作成したり、ネットワーク内の連結元フローコン
テナによる直接連結によって、連結先に対して連結動作
を行う。連結コンテナの場合にはインターネット12を
介して送信され、ネットワーク内で連結元フローコンテ
ナによる直接連結する場合にはイントラネット11等の
ネットワークが備える通信網を介して行われる。
【0043】また、コンテナ拡張制御部3bは、当該プ
ロセスにおける情報管理を行う。例えば、各工程で作成
された連結コンテナや、該連結コンテナによって形成さ
れた連結先のフローコンテナの内容を参照し表示した
り、あるいは受信した連結コンテナや、該連結コンテナ
の連結元のフローコンテナの内容を参照し表示するとい
った参照機能の他、ワークフローの変更機能、メモ登録
機能、予定表登録機能、仕事登録機能、メール送信機
能、ファイル添付機能等の各種情報管理の機能を備え、
オプションによる選択機能とすることができる。
【0044】ワークフローの変更機能は、マザーコンテ
ナ2からコピーした標準的な工程及び連結情報に対し
て、工程や連結情報の追加や削除を行ったり、編集作業
を行って、所望のプロセス内容に変更する。また、メモ
登録機能、予定表登録機能、仕事登録機能は、メモの作
成、予定表の作成、仕事名や仕事の概略の作成を行う機
能である。メール送信機能、及びファイル添付機能は、
電子メールの送信に係わる機能である。なお、上記した
ワークフロー定義部2a、ワークフロー起動部2b、ワ
ークフロー制御部3a、及びコンテナ拡張制御部3b
は、ソウトウエア及びデータを記憶する記憶手段で構成
することができる。
【0045】また、連結コンテナ4は、連結情報及び機
能情報を備える。連結情報は、連結するプロセス間の連
結元と連結先の連結関係を規定し、機能情報は、連結先
における動作を指定する。機能情報としては、例えば、
連結先のマザーコンテナを起動させてフローコンテナを
形成させる連結起動機能、連結先のフローコンテナを検
索して取り下げ処理を行う連結取り下げ機能、連結元の
フローコンテナを検索して却下処理を行う連結却下機
能、連結元のフローコンテナを検索して進捗情報の更新
を行う進捗報告の仲介機能等がある。
【0046】これら連結情報及び機能情報は、連結元の
ワークフロー制御部から発せられ、連結情報で規定され
る連結先のワークフロー定義部あるいはワークフロー制
御部に送られる。連結先のワークフロー定義部では、連
結起動機能によってマザーコンテナからフローコンテナ
を形成し、ワークフロー制御部では、連結取り下げ、連
結却下、進捗情報の更新等の各種処理を行う。
【0047】連結コンテナは、連結情報や機能情報の他
に、連結先のマザーコンテナを起動させフローコンテナ
を形成する起動プログラムを含み、該起動プログラムに
よって連結先のプロセスが備えるマザーコンテナから連
結対象のマザーコンテナを選択し起動する。連結コンテ
ナは、さらに、マザーコンテナやプロセスの処理に要す
るプログラムを搭載し、連結先のプロセスに転送するこ
とができ、連結先のプロセスに新たなマザーコンテナと
共に処理プログラムも移植することができる。連結コン
テナは、連結情報及び機能情報を異なるネットワーク間
で移動させるための信号形態であり、例えば、電子メー
ルに搭載するデータ形式で送信することができる。
【0048】次に、図4,5を用いて、本発明によるワ
ークフローの処理動作について説明する。なお、図4は
ワークフローの動作を説明するためのブロック図であ
り、図5(a)はワークフローの動作を説明するための
状態遷移図であり、図5(b)はワークフローを構成す
るプロセスの連結状態を示す図である。ここで示す例
は、プロセスP1〜プロセスP4の4つのプロセスの場
合であり、プロセスP1からプロセスP2とプロセスP
3に並列処理を行う例を示してる。なお、この例のプロ
セスP1〜プロセスP4の構成は、図1に示す構成とは
異なっており、プロセスP1とプロセスP3は同一のネ
ットワーク内にあり、プロセスP2及びプロセスP4は
独立して形成され、インターネット12を介して前記ネ
ットワークと接続している。
【0049】プロセスP1のワークフロー定義部は工程
1,2,3の3工程を備え、各工程には担当者A,B,
Cが設定され、工程1には連結先としてプロセスP2の
マザーコンテナXが設定され、工程3には連結先として
プロセスPマザーコンテナYが設定されている。ここで
担当者Aの操作によってワークフローを開始すると、プ
ロセスP1のワークフロー起動部が起動してマザーコン
テナからフローコンテナが作成される。フローコンテナ
のワークフロー制御部には、ワークフロー定義部で設定
される工程と同様の工程が形成され、担当者Aで連結先
がマザーコンテナXの工程1、担当者Bの工程2、担当
者Cで連結先がマザーコンテナYの工程が設定される。
プロセスP1は、このワークフロー制御部に基づいて処
理を行う(1)。担当者Aによって工程1が終了する
と、次に担当者Bが工程2を始めると共にマザーコンテ
ナXに対して連結コンテナ4aを送信する(2)。
【0050】プロセスP2において、連結コンテナ4a
は内蔵する起動プログラムによってマザーコンテナを検
索し(3)、検索したマザーコンテナXをローカルフォ
ルダ5等の記憶手段から読み出し、読み出したマザーコ
ンテナXに連結情報を書込んでワークフロー起動部を実
行させてフローコンテナを作成する(4)。マザーコン
テナXには担当者X1,X2,X3による工程1,2,
3の3工程が設定されており、作成されたフローコンテ
ナも同様の3工程で構成される(4)。プロセスP2の
ワークフロー制御部は、この3工程を順に実行する。フ
ローコンテナには工程3の終了の後、次に遷移する連結
先が指定されていないため、プロセスP2で終了する
(5)。
【0051】一方、プロセスP1のワークフロー制御部
も、工程を順に実行し、担当者Cによって工程3が終了
すると、マザーコンテナYに対してネットワーク内の連
結処理を行う。プロセスP1とプロセスP3は同一のネ
ットワーク内にあるため、連結コンテナによる連結処理
に代えて、連結元のフローコンテナが連結先において機
能情報によってマザーコンテナを検索し、検索したマザ
ーコンテナに連結情報を書込むことによって、マザーコ
ンテナを実行し、これによって連結処理を行う(6)。
【0052】プロセスP3では、連結元フローコンテナ
による直接連結によって、指定されたマザーコンテナY
からフローコンテナを作成する。マザーコンテナYには
担当者Y1,Y2による工程1,2の2工程が設定され
ており、作成されたフローコンテナも同様の2工程で構
成される。ここで、フローコンテナの工程2の連結先を
マザーコンテナZとして設定し、プロセスP3の次にプ
ロセスP4に飛ぶように設定する(7)。プロセスP3
のワークフロー制御部は、この2工程を順に実行し
(8)、工程2が終了した後、マザーコンテナZに対し
て連結コンテナ4bを送信する(9)。
【0053】プロセスP4では、連結コンテナ4bの送
信を受けて、連結起動によってマザーコンテナを検索し
(10)、指定されたマザーコンテナZからフローコン
テナを作成する。マザーコンテナZには担当者Z1によ
る工程1の1工程が設定されており、作成されたフロー
コンテナも同様の1工程で構成される(11)。プロセ
スP4のワークフロー制御部は、この1工程を実行す
る。フローコンテナには工程1の終了の後、次に遷移す
る連結先が指定されていないため、プロセスP4で終了
する(12)。これによって、プロセスP1〜プロセス
P4からなるワークフローの実行は終了する。
【0054】次に、マザーコンテナの処理、連結コンテ
ナの処理、フローコンテナの処理、ワークフロー制御
部、及びコンテナ拡張制御部の各処理について、図6〜
図14を用いて説明する。なお、図6はマザーコンテナ
の処理を説明するためのフローチャートであり、図7は
連結コンテナの処理を説明するためのフローチャートで
あり、図8はフローコンテナの処理を説明するためのフ
ローチャートであり、図9,10はワークフロー制御部
の処理を説明するためのフローチャートであり、図11
〜13はワークフロー制御部の処理を説明するための状
態遷移図であり、図14はコンテナ拡張制御部の処理を
説明するためのフローチャートである。
【0055】はじめに、マザーコンテナの処理について
図6のフローチャートを用いて説明する。マザーコンテ
ナにおいて、ワークフロー定義部の編集の有無を判定
し、ワークフローを定義あるいは編集する場合には(ス
テップS1)、ワークフロー定義部においてワークフロ
ーを作成、あるいは別のワークフローの定義を修正、変
更、あるいはコピーしてワークフローを定義する。ワー
クフローの定義は、例えば、仕事分類検索情報の設定
(ステップS2)、ワークフロー工程の情報の設定(ス
テップS3)、連結情報の設定(ステップS4)を行
う。仕事分類検索情報の設定では当該プロセスのワーク
フローにおける位置を定める指標となる分類事項(例え
ば、大分類、中分類、小分類)を記述し、ワークフロー
工程の情報の設定では各工程の担当者を記述し、連結情
報の設定では各工程毎に連結の有無及び連結先のプロセ
スやマザーコンテナを記述する。
【0056】一方、マザーコンテナにおいて、ワークフ
ロー定義部でワークフローの編集を行わない場合には
(ステップS1)、電子メールによる連結コンテナの受
信や連結元フローコンテナによる直接連結、あるいはプ
ログラムによる起動によって、ワークフロー起動部によ
る処理を行う。ワークフロー起動部による処理は、マザ
ーコンテナを読み出し、読み出したマザーコンテナを元
に、前記した仕事分類検索情報やワークフロー工程の情
報等のワークフローに関する制御情報(例えば、工程、
担当者、マザーコンテナ、設定時間等)を設定し(ステ
ップS5)、フローコンテナの情報(例えば、フローコ
ンテナを識別するための識別番号)を設定して(ステッ
プS6)、ワークフローを作成する。この後、連結設定
がなされている場合には(ステップS7)、連結コンテ
ナを送信して進捗報告を行う(ステップS8)。
【0057】次に、連結コンテナの処理について図7の
フローチャートを用いて説明する。連結コンテナは、連
結先における動作を指定する機能情報として、連結起動
機能、連結取り下げ機能、連結却下機能、進捗報告の仲
介機能等を備える。そこで、連結コンテナ内の連結起動
機能、連結取り下げ機能、及び連結却下機能の各機能が
動作設定されているかを判定する(ステップS11、1
2,13)。連結起動機能が動作設定されている場合に
は(ステップS11)、連結先のマザーコンテナを起動
させてフローコンテナを形成し、ワークフロー起動部を
実行させる(ステップS14)。
【0058】連結取り下げ機能が動作設定されている場
合には(ステップS12)、連結先のフローコンテナを
起動し、該フローコンテナを検索して連結の取り下げ処
理を行う。連結の取り下げ処理は、連結コンテナ等で連
結先に設定した連結関係を解消する処理である。連結却
下機能が動作設定されている場合には(ステップS1
3)、設定された工程の一段階前の工程を元に戻す処理
を行う。設定された工程がプロセスに先頭の工程であ
り、一段階前の工程は連結元のプロセスの工程である場
合には、連結元のフローコンテナを起動し、該フローコ
ンテナを検索して対応する工程を却下する処理を行う。
【0059】進捗報告が動作設定されている場合には
(ステップS13)、連結元のフローコンテナを検索し
て進捗情報の更新を行う(ステップS17)。連結コン
テナに設定された機能情報が全て実行された後は、当該
連結コンテナは不要であるため、連結コンテナ自身を削
除する処理を行う(ステップS18)。
【0060】次に、フローコンテナの処理について図8
のフローチャートを用いて説明する。フローコンテナ
は、ワークフロー制御部による処理、及びコンテナ拡張
制御部による処理を行う。ワークフロー制御部に実行す
べきイベントが設定されている場合には(ステップS2
1)、ワークフロー制御部に設定される各工程を順に実
行する(ステップS22)。また、コンテナ拡張制御部
に実行すべきイベントが設定されている場合には(ステ
ップS23)、コンテナ拡張制御部に設定される参照イ
ベント、ワークフローの変更イベント、メモ登録イベン
ト、予定表登録イベント、仕事登録イベント、メール送
信イベント、ファイル添付イベント等の各種情報管理の
イベントを実行する(ステップS24)。上記処理をフ
ローコンテナに設定されたイベントが終了するまで繰り
返す(ステップS25)。
【0061】次に、ワークフロー制御部の処理について
図9,10のフローチャート、及び図11,12,13
の状態遷移図を用いて説明する。ワークフロー制御部
は、承認、連結取り下げ、連結却下、進捗情報の更新等
の各種処理を行う。フローコンテナに設定される工程の
処理において、ある工程を処理した後、その工程の処理
を承認することによって次の工程にする進む。承認され
た工程に対して、以後の工程でその承認を却下する場合
があり、この場合には却下処理を行う。また、工程中に
行った連結処理を取下げて連結関係を元の状態に戻す取
り下げ処理を行う場合がある。そこで、ワークフロー制
御部は、承認イベント、却下イベント、取り下げイベン
トに対応した処理を行う。
【0062】はじめに、承認イベントについて説明す
る。図11はプロセスP1において行う承認イベントの
状態遷移を示している。プロセス1のワークフロー制御
中の工程において(1)、承認ボタンが押されるなどの
操作によって承認が行われ、さらにこの工程に連結先が
設定されていると(2)、連結先が同一ネットワーク内
の場合には連結元フローコンテナによる直接連結によっ
て(3)、異なるネットワークの場合には連結コンテナ
によって連結先(プロセス2)に対して連結処理が行わ
れる(4)。プロセスP2では、連結受けてワークフロ
ー起動部が連結起動を行い(5)、指定されたマザーコ
ンテナからフローコンテナを作成し(6)、ワークフロ
ー制御を行う(7)。
【0063】一方、プロセス1では、承認操作を受けて
工程承認更新処理を行い、次の工程に進む(8)。図9
のフローチャートにおいて、ワークフロー制御部は、こ
の承認イベントにおいて(ステップS31)、連結先の
有無を判定し(ステップS32)、連結先が異なるネッ
トワークにあるときには(ステップS33)、連結コン
テナを送信して連結起動させ(ステップS34)、連結
先が同一ネットワーク内であるときには(ステップS3
3)、連結元のフローコンテナが連結先において機能情
報によってマザーコンテナを検索し、検索したマザーコ
ンテナに連結情報を書込むことによって、マザーコンテ
ナを実行し、これによって連結処理を行う(ステップS
35)。その後、工程承認更新処理を行う(ステップS
36)。
【0064】次に、却下イベントについて説明する。図
12は、プロセス処理がプロセス1、プロセス2、プロ
セス3の順で進められる場合において、プロセスP2の
工程中に却下イベントが発生するときの状態遷移を示し
ている。プロセス2のワークフロー制御中の工程におい
て(1)、前工程で行われた処理を撤回し却下する場合
がある。このような場合には、却下ボタンを押すなどの
操作によって却下対象である前工程を却下する指令を出
す(2)。却下対象の工程が当該プロセスではなく連結
元のプロセス(この場合にはプロセス1)に属する場合
には、プロセス2は連結元のプロセス(プロセス1)と
連結して工程を却下するよう指示を出す。連結先が同一
ネットワーク内の場合には連結元フローコンテナによる
直接連結によって(3)、異なるネットワークの場合に
は連結コンテナによって連結先(プロセス1)に対して
連結処理を行って(4)、連結先の工程を却下する却下
イベントを実行する(5)。
【0065】また、ワークフロー制御の工程中におい
て、却下対象の工程よりも前の工程において連結が行わ
れ、他の工程との間で連結がされている場合には、この
工程を取り下げる必要がある。そこで、連結先の工程を
取り下げる指令を出す(6)。連結先が同一ネットワー
ク内の場合には連結元フローコンテナによる直接連結に
よって(7)、異なるネットワークの場合には連結コン
テナによって連結先に対して連結処理を行って(8)、
連結先の工程を却下する取り下げイベントを実行する
(9)。一方、プロセス中の工程を却下する場合には、
却下操作を受けて工程却下更新処理を行い、次の工程に
進む(10)。
【0066】図9のフローチャートにおいて、ワークフ
ロー制御部は、この却下イベントにおいて(ステップS
37)、当該却下操作を行う工程がプロセスの第1番目
の工程であり、かつ、連結元があるかを判定し(ステッ
プS38)、連結先が異なるネットワークにあるときに
は(ステップS39)、連結コンテナを送信して連結を
却下し(ステップS40)、連結先が同一ネットワーク
内であるときには(ステップS39)、連結元フローコ
ンテナによる直接連結によって連結先の工程を却下する
(ステップS41)。当該却下操作を行う工程がプロセ
スの第1番目の工程、あるいは、連結元でない場合(ス
テップS38)、あるいはステップS40,41の後、
既に連結した工程が存在するかを判定する(ステップS
42)。
【0067】既に連結した工程が存在する場合において
(ステップS42)、連結先が異なるネットワークにあ
るときには(ステップS43)、連結コンテナを送信し
て連結を取り下げ(ステップS44)、連結先が同一ネ
ットワーク内であるときには(ステップS43)、連結
元フローコンテナによる直接連結によって連結先の工程
を取り下げる(ステップS45)。その後、当該プロセ
スの工程却下更新処理を行う(ステップS46)。ま
た、図10のフローチャートにおいて、当該プロセスに
対して他のプロセスから連結却下を指令が届いた場合に
は(ステップS47)、連結情報を更新処理し(ステッ
プS48)、工程変更の操作を行う(ステップS4
9)。
【0068】次に、取り下げイベントについて説明す
る。図13は、プロセスP1の工程中に取り下げイベン
トが発生するときの状態遷移を示している。プロセス1
のワークフロー制御中の工程において(1)、当該プロ
セス中の工程あるいは連結先のプロセス内の工程を取り
下げる場合がある。このような場合には、取り下げボタ
ンを押すなどの操作によって取り下げ対象の工程を取り
下げる指令を出す(2)。取り下げ対象の工程が当該プ
ロセスではなく連結先のプロセス(この場合にはプロセ
ス2)に属する場合には、プロセス1は連結先のプロセ
ス(プロセス2)と連結して工程を取り下げるよう指示
を出す。連結先が同一ネットワーク内の場合には連結元
フローコンテナによる直接連結によって(3)、異なる
ネットワークの場合には連結コンテナによって連結先に
対して連結処理を行って(4)、連結先の工程を取り下
げる取り下げイベントを実行する(5)。
【0069】一方、プロセス中の工程を取り下げる場合
には、取り下げ操作を受けて取り下げ更新処理を行い、
次の工程に進む(6)。図10のフローチャートにおい
て、ワークフロー制御部は、この取り下げイベントにお
いて(ステップS50)、取り下げ対象の工程が連結先
のプロセスに属する場合には(ステップS51)、連結
先が異なるネットワークにあるときには(ステップS5
2)、連結コンテナを送信して連結取り下げを行い(ス
テップS53)、連結先が同一ネットワーク内であると
きには(ステップS52)、連結元フローコンテナによ
る直接連結によって連結先のプロセス中の工程を取り下
げる取り下げイベントを行う(ステップS54)。その
後、及び取り下げ対象の工程が当該プロセスに属する場
合には、工程取り下げ更新処理を行う(ステップS5
5)。プロセス中の各プロセスの全工程について、前記
ステップS51〜ステップS55を繰り返す(ステップ
S56)。
【0070】次に、コンテナ拡張制御部の処理について
図14のフローチャートを用いて説明する。コンテナ拡
張制御部は、フローコンテナの内容を参照する参照機
能、ワークフローの変更機能、メモ登録機能、予定表登
録機能、仕事登録機能、メール送信機能、ファイル添付
機能等の各種情報管理の機能を備え、各機能を例えば表
示画面上に表示される選択ボタンいよってオプション選
択することができる。コンテナ拡張制御部は、連結先の
フローコンテナの内容を参照する場合には(ステップS
61)、連結先が同一ネットワークに属するときには
(ステップS62)、連結先のフローコンテナからデー
タを受け取って表示を行い(ステップS63)、連結先
が異なるネットワークに属するときには(ステップS6
2)、送信済の連結コンテナからデータを受け取って表
示を行う(ステップS64)。
【0071】また、連結元のフローコンテナの内容を参
照する場合には(ステップS65)、連結元が同一ネッ
トワークに属するときには(ステップS66)、連結元
のフローコンテナからデータを受け取って表示を行い
(ステップS67)、連結元が異なるネットワークに属
するときには(ステップS66)、送信済の連結コンテ
ナからデータを受け取って表示を行う(ステップS6
8)。
【0072】次に、コンテナ拡張制御部は、ワークフロ
ーを変更する場合には(ステップS69)、ワークフロ
ー制御部に設定する工程や連結情報を編集する。この編
集では、マザーコンテナからコピーした標準的な工程や
連結情報や、既存のワークフローの工程や連結情報に追
加や削除を行ったり、編集作業を行うことによって、所
望のプロセス内容に変更する(ステップS70)。
【0073】次に、コンテナ拡張制御部は、メモ事項を
登録する場合には(ステップS71)メモ機能を起動
し、メモアイテムを作成し(ステップS72)、予定表
に事項を登録する場合には(ステップS73)予定表機
能を起動し、予定表のアイテムを作成したり書き換え、
追加、削除を行う(ステップS74)。また、フローコ
ンテナに仕事名を付したり、仕事の概略を記述する場合
には(ステップS75)、当該事項を仕事アイテムとし
て記述する(ステップS76)。
【0074】また、コンテナ拡張制御部は、電子メール
を送信する場合には(ステップS77)メール機能を起
動し、メールアイテムを作成し(ステップS78)、添
付ファイル等の添付データを電子メールに引き渡して電
子メールを作成し(ステップS79)、作成した電子メ
ールの各アイテムを表示して確認の後配信する(ステッ
プS80)。
【0075】次に、図15を用いて、本発明のワークフ
ローシステムによる効果について説明する。なお、図1
5では、図17の従来のワークフローと対比して説明し
ている。本発明のワークフローシステムは、図15
(a)に示すように、ワークフロー全体が備える工程の
中から所定数の工程をまとめてn個のプロセス(図15
の例では3個)を構成し、各プロセスで処理する標準的
な流れの工程をマザーコンテナとして予め備る。図15
(a)では、ワークフローを3つのプロセスに分離し、
各プロセスは一つのマザーコンテナを備えた例を示して
いる。
【0076】本発明のワークフローシステムは、このn
個のマザーコンテナから例えば各工程毎にa種,b種,
c種の合計(a+b+c)種のフローコンテナを作成し
(図15(b))、さらに、これらのフローコンテナを
選択してプロセス間を連結することによって、合計(a
×b×c)種のワークフローを形成することができる。
したがって、従来のワークフローシステムでは、図17
(b)で示すように、(a×b×c)種のワークフロー
を全てを予め用意しておく必要があるのに対して、本発
明のワークフローシステムでは、ワークフローを各プロ
セスに分離する分離数と同数のマザーコンテナのみを用
意するもので、従来と同数のワークフローに対応するこ
とができるという効果を奏することができる。
【0077】従来のワークフローは各工程間を連結する
ことによって固定的なワークフローを形成するという、
言わば直接ワークフローであるのに対して、本発明のワ
ークフローシステムは工程からなるプロセス間を選択可
能に連結することによって柔軟なワークフローを形成す
るという、言わば間接ワークフローである。
【0078】さらに、本発明では、上記効果の他に以下
の効果を奏することができる。図16は本発明の効果を
説明するための図であり、図中の各〜は以下の効果
と対応している。 本発明のワークフローシステムによれば、プロセス間
の動的な連結によってワークフローに柔軟性を持たせる
ことができる。図16(a)のに示すように、ワーク
フロー全体を各プロセス間(プロセスA,プロセスB,
プロセスC)の連結関係を自由に設定することによっ
て、予め用意したマザーコンテナやマザーコンテナから
作成したフローコンテナの個数に対して、多数の組み合
わせのワークフローを形成し実行することができる。
【0079】本発明のワークフローシステムによれ
ば、全体のワークフローをプロセスに分離することによ
ってプロセス毎に個別処理を行うことができる。図16
(a)のに示すように、ワークフローはいくつかに分
離したプロセス毎に個別に処理を行うことによって、各
プロセスでの処理に変更が生じた場合であっても、その
変更によって他のプロセスを変更する必要がないため、
従来のようにワークフロー全体を変更することなく、処
理内容の変更を容易に行うことができる。
【0080】本発明のワークフローシステムによれ
ば、ワークフロー情報をプロセス毎に分散管理すること
ができる。図16(a)のに示すように、各プロセス
は、それぞれマザーコンテナを備え、該マザーコンテナ
からフローコンテナを作成し、このフローコンテナに従
って処理を行うというように、処理の管理をプロセス毎
に分散することによって、処理内容等のワークフロー情
報を分散管理することによって、従来のように大量のワ
ークフロー情報を一括して管理する場合と比較して、管
理を容易とすることができる。
【0081】本発明のワークフローシステムによれ
ば、同時に複数の処理を並行して行うことができる。図
16(b)のに示すように、プロセスとプロセスの連
結において、連結するプロセス及びフローコンテナ自由
に設定することができ(例えば、図中の実線)、また、
途中の工程からも自由に他のプロセスやフローコンテナ
や工程に連結することができるため(例えば、図中の破
線)、複雑な並行処理であっても容易に設定することが
できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多種多様な組み合わせの工程からなるワークフローを少
ない工程数で管理し、融通性に富み、定型から外れた工
程に対しても高い対応性を備えたワークフローシステム
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワークフローシステムの概略を説明す
る図である。
【図2】本発明の各プロセスPでの処理例を説明するた
めの状態遷移図である。
【図3】本発明のワークフローシステムにおけるプロセ
ス内のマザーコンテナ、フローコンテナの構成、及び連
結コンテナの構成を説明するための概略図である。
【図4】本発明のワークフローの動作を説明するための
ブロック図である。
【図5】本発明のワークフローの動作を説明するための
状態遷移図、及びワークフローを構成するプロセスの連
結状態を示す図である。
【図6】本発明のマザーコンテナの処理を説明するため
のフローチャートである。
【図7】本発明の連結コンテナの処理を説明するための
フローチャートである。
【図8】本発明のフローコンテナの処理を説明するため
のフローチャートである。
【図9】本発明のワークフロー制御部の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】本発明のワークフロー制御部の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】本発明のワークフロー制御部の処理を説明す
るための状態遷移図である。
【図12】本発明のワークフロー制御部の処理を説明す
るための状態遷移図である。
【図13】本発明のワークフロー制御部の処理を説明す
るための状態遷移図である。
【図14】本発明のワークフロー制御部の処理を説明す
るための状態遷移図である。
【図15】本発明のワークフローシステムによる効果を
説明するための図である。
【図16】本発明のワークフローシステムによる効果を
説明するための図である。
【図17】従来のワークフローの工程変更の処理を説明
する図である。
【符号の説明】
1 ワークフローシステム 2 マザーコンテナ 2a ワークフロー定義部 2b ワークフロー起動部 3 フローコンテナ 3a ワークフロー制御部 3b ワークフロー拡張制御部 4 連結コンテナ 4a 連結起動機能 4b 連結取り下げ機能 4c 連結却下機能 4d 連結報告機能 5 ローカルフォルダ 6 共有フォルダ 7 記憶手段 8 電子メール 11 イントラネット 12 インターネット P プロセス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの工程又は複数個の工程によってプ
    ロセスを構成し、当該プロセスを連結してワークフロー
    を形成し、前記各プロセスを処理するコンピュータは、
    当該プロセスにおける基準となるマザーコンテナを少な
    くとも一つ備え、前記マザーコンテナに基づいてフロー
    コンテナを形成し、当該フローコンテナに基づいて当該
    プロセスを実行することを特徴とする、ワークフローシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 一つの工程又は複数個の工程によってプ
    ロセスを構成し、当該プロセスを連結してワークフロー
    を形成し、連結するプロセスのコンピュータ間におい
    て、連結元及び連結先の連結情報、及び又は連結先にお
    ける動作を指定する機能情報を送受信することによっ
    て、プロセス間の連結を形成することを特徴とする、ワ
    ークフローシステム。
  3. 【請求項3】 一つの工程又は複数個の工程によってプ
    ロセスを構成し、当該プロセスを連結してワークフロー
    を形成し、前記各プロセスを処理するコンピュータは、
    当該プロセスにおいて基準となるマザーコンテナを少な
    くとも一つ備え、前記マザーコンテナに基づいて当該プ
    ロセスを実行するフローコンテナを形成し、前記フロー
    コンテナは、当該プロセスと連結するプロセスのフロー
    コンテナとの間において、連結元及び連結先の連結情
    報、及び又は連結先における動作を指定する機能情報を
    授受することによってプロセス間の連結を形成すること
    を特徴とする、ワークフローシステム。
  4. 【請求項4】 前記マザーコンテナはワークフロー定義
    部とワークフロー起動部を備え、前記ワークフロー定義
    部は、当該プロセスの基準工程及び連結先の連結情報を
    備え、当該プロセスを当該連結情報で連結することによ
    ってワークフローを定め、前記ワークフロー起動部は、
    前記ワークフロー定義部に基づいてフローコンテナを形
    成することを特徴とする、請求項1、又は3記載のワー
    クフローシステム。
  5. 【請求項5】 前記ワークフロー起動部は、連結元から
    の連結情報の入力に基づいてフローコンテナの形成を開
    始することを特徴とする、請求項4記載のワークフロー
    システム。
  6. 【請求項6】 前記フローコンテナは、ワークフロー制
    御部とコンテナ拡張制御部を備え、ワークフロー制御部
    は、当該プロセスにおける工程管理を行い、コンテナ拡
    張制御部は、当該プロセスにおける情報管理を行うこと
    を特徴とする、請求項1、又は3記載のワークフローシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 属するネットワークを異にする前記プロ
    セス間の連結は、前記連結情報及び連結先のマザーコン
    テナを起動させる起動プログラムを含む連結コンテナを
    送受信することによって行うことを特徴とする、請求項
    2、又は3記載のワークフローシステム。
  8. 【請求項8】 同一のネットワークに属する前記プロセ
    ス間の連結は、連結元が連結先を直接実行することによ
    って行うことを特徴とする、請求項2、又は3記載のワ
    ークフローシステム。
  9. 【請求項9】 前記機能情報は、連結先のマザーコンテ
    ナに連結情報を引渡してフローコンテナを形成させる起
    動機能、連結先のフローコンテナ中の工程を取り下げる
    取り下げ機能、連結元のフローコンテナ中の工程を却下
    する却下機能を備えることを特徴とする、請求項2、
    3、7、又は8の何れか一つに記載のワークフローシス
    テム。
  10. 【請求項10】 ワークフローを形成するプロセスの少
    なくとも一部は、共有フォルダによって形成されるネッ
    トワークに属し、当該共有フォルダは当該プロセスに係
    るマザーコンテナを共有することを特徴とする、請求項
    1、2、3、4、5、7、8、又は9の何れか一つに記
    載のワークフローシステム。
  11. 【請求項11】 ワークフローを形成するプロセスの少
    なくとも一部は、当該プロセスに固有のローカルフォル
    ダを備え、当該ローカルフォルダは当該プロセスに係る
    マザーコンテナを有することを特徴とする、請求項1、
    2、3、4、5、7、8、又は9の何れか一つに記載の
    ワークフローシステム。
  12. 【請求項12】 前記連結コンテナの授受は、電子メー
    ルの形態で行うことを特徴とする、請求項7記載のワー
    クフローシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282336A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Canon Inc ワークフロー生成装置、ワークフロー生成方法及びプログラム

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JP2008282336A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Canon Inc ワークフロー生成装置、ワークフロー生成方法及びプログラム

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