JP2002157178A - リモートコントロールサーバおよびセンターサーバ - Google Patents

リモートコントロールサーバおよびセンターサーバ

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JP2002157178A
JP2002157178A JP2001256582A JP2001256582A JP2002157178A JP 2002157178 A JP2002157178 A JP 2002157178A JP 2001256582 A JP2001256582 A JP 2001256582A JP 2001256582 A JP2001256582 A JP 2001256582A JP 2002157178 A JP2002157178 A JP 2002157178A
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Mitsuharu Ono
光治 大野
Ryoichiro Higashihara
良一郎 東原
Kenji Ozaki
賢二 尾▲崎▼
Masashi Toyoda
将史 豊田
Toru Imai
徹 今井
Shunji Kurokawa
俊司 黒川
Yoshiyuki Matsumoto
禎之 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象機器の監視・制御を行うサーバやシステ
ムの提供。 【解決手段】 監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分
身として記述されたソフトウエアオブジェクトであっ
て、これら対象機器との通信に使われる複数の通信プロ
トコルをその中に隠蔽した仮想機器を呼び寄せ、保持し
および/または動作させることができおよび/またはこの
仮想機器を配送させることができるリモートコントロー
ルサーバ、またはセンターサーバ、またはそれらで構築
したシステム。さらに複数の仮想機器および/または各
仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エージェ
ントの設定および/または各仮想機器を通じて取得した
記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数の包
含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持しお
よび/または配送する機能を有する。仮想機器を操作す
ることによって監視・制御対象機器の情報を変更および
/または制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク環境
下で対象機器の監視・制御を行うサーバ、特にリモート
コントロールサーバならびにセンターサーバを提供する
ことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、遠方の複数地点にある各種産業用
機器、装置などを監視・制御したり、電子式計測器を含
む各種計測装置を使用して測定したデータを収集したり
するには、監視・制御センターやデータ収集センターか
ら指令を出し、現地に設置するサーバコンピュータとし
て、特殊なアセンブリ言語やC言語で記述されたプログ
ラムにより動作する産業用パソコンやコンピュータを使
用して監視・計測データを収集したり、制御プログラム
を実行し、制御対象機器等を制御したりして、機器の動
作結果や監視計測データなどを無線で電波を飛ばした
り、電話回線や専用線を経由して、監視・制御センター
へ伝送する必要があった。
【0003】この場合、監視・制御センターから遠方の
複数地点にあるパソコンやコンピュータ、あるいは各種
計測機器等へは個別に都度無線連絡するか電話を接続し
て、指令を出したり、データ等を受けとったりした。こ
のようなことから、通信プロトコルや制御系プログラム
に詳しい専門のメーカ、担当者等にシステムの構築を依
頼しなければならなかったし、また、専用のプログラム
等を開発する必要があったことから、システムの価格は
高くなり、さらに指令やデータなどの伝送速度も遅く、
通信料も嵩みがちであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ネットワー
ク環境下で対象機器の監視・制御を行うサーバ、特にリ
モートコントロールサーバならびにセンターサーバを提
供することを目的とする。また、本発明は、上記のセン
ターサーバが上記のリモートコントロールサーバと接続
された自律した分散制御を行えるシステムを提供するこ
とを目的とする。より詳細には、本発明は、これを利用
すると、各種装置、機器と接続することにより、運転の
監視、制御、データ収集やそれらに関連した情報の受発
信などができ、インターネットを利用した汎用性の高い
遠隔監視・制御や携帯電話、ポケベル等を利用した緊急
通報などのシステム構築が容易であり、従来の監視・制
御専用システムより簡単、柔軟、低コストでシステム構
築ができるサーバ、特にリモートコントロールサーバな
らびにセンターサーバを提供すること、およびそれらで
構築したシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、監視・制御対
象機器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフトウ
エアオブジェクトであって、これら対象機器との通信に
使われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想
機器を作成し、保持し、および/または動作させること
ができ、および/または、この仮想機器を配送させるこ
とができるサーバを要旨としている。
【0006】他のサーバが作成した仮想機器を呼び寄
せ、保持し、および/または動作させることができ、そ
の場合、本発明は、監視・制御対象機器と同じ情報をも
つ分身として記述されたソフトウエアオブジェクトであ
って、これら対象機器との通信に使われる複数の通信プ
ロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を作成し、保持
し、および/または動作させることができ、および/また
は、この仮想機器を配送させること、および他のサーバ
が作成した仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/また
は動作させることができるサーバである。
【0007】仮想機器を操作することによって監視・制
御対象機器の情報を変更および/または監視・制御を行
うことができ、その場合、本発明は、監視・制御対象機
器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフトウエア
オブジェクトであって、これら対象機器との通信に使わ
れる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器
を作成し、保持し、および/または動作させることがで
き、および/または、この仮想機器を配送させることが
でき、必要に応じ他のサーバが作成した仮想機器を呼び
寄せ、保持し、および/または動作させることができる
サーバであり、仮想機器を操作することによって監視・
制御対象機器の情報を変更および/または監視・制御を
行うことができることを特徴とするサーバである。
【0008】さらに、複数の仮想機器および/または各
仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エージェ
ントの設定および/または各仮想機器を通じて取得した
記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数の包
含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持し、
および/または動作させる機能を有し、および/または、
配送する機能を有し、必要に応じ他のサーバが作成した
包含仮想機器および/または統括仮想機器を呼び寄せ、
保持し、および/または動作させることができ、ならび
に、包含仮想機器および/または統括仮想機器を操作す
ることによって、複数の監視・制御対象機器それぞれの
情報を変更および/または監視・制御を行うことがで
き、その場合、本発明は、監視・制御対象機器と同じ情
報をもつ分身として記述されたソフトウエアオブジェク
トであって、これら対象機器との通信に使われる複数の
通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を作成し、
保持し、および/または動作させることができ、および/
または、この仮想機器を配送させることができ、必要に
応じ他のサーバが作成した仮想機器を呼び寄せ、保持
し、および/または動作させることができ、ならびに、
仮想機器を操作することによって監視・制御対象機器の
情報を変更および/または監視・制御を行うことができ
るサーバであり、さらに、複数の仮想機器および/また
は各仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エー
ジェントの設定および/または各仮想機器を通じて取得
した記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数
の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持
し、および/または動作させる機能を有し、および/また
は、配送する機能を有することを特徴とするサーバーで
あり、必要に応じ他のサーバが作成した包含仮想機器お
よび/または統括仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/
または動作させることができ、ならびに、包含仮想機器
および/または統括仮想機器を操作することによって、
複数の監視・制御対象機器それぞれの情報を変更および
/または監視・制御を行うことができるサーバーであ
る。
【0009】本発明の上記のサーバは、ネットワークと
してつながっているシステムを構成するセンターサーバ
に対するリモートコントロールサーバとして位置づけら
れる。本発明の上記のサーバは、無線通信装置を標準搭
載するとともに、該無線通信装置から、装備されている
RS232Cへ切り替えることによって、シリアル通信
機能を有する外部通信装置も取付可能である。本発明の
上記のサーバは、必要により監視・制御対象機器や制御
系通信用LSIであるマイクロコンピュータもしくは制
御系通信用モジュールを実装した入出力装置などとの通
信および電力供給を行うことができる制御用通信ポート
を装備したものである。Ethernetポートを備
え、LAN(Local Area Network)およびWAN(Wide
Area Network)用機器を介して広域通信ネットワーク経
由でインターネットプロトコルを使用した通信を行うこ
とを可能としたものである。本発明の上記のサーバは、
必要により監視・制御対象機器用として内部システムと
電気的に絶縁されたデジタル入力インターフェースを装
備したものである。また、システムの機能設定、保守用
としてのコンソール装置を接続することができるシリア
ルポートを装備したものである。さらにまた、バックア
ップ電池により停電時においてメモリエリアのデータ保
護を行うと同時に、停電日時を記録することができ、復
旧時に停電前の状態に復帰できるものである。本発明の
上記のサーバは、必要により外部記憶装置へのソフトウ
エアインストールやメンテナンスを行うタイミング入力
としてのソフトウエア入力スイッチと、ハードウエアリ
セットスイッチを外部から操作できるようにしたもので
ある。また、リアルタイムオペレーティングシステムと
Java実行環境を標準搭載し、クライアントサーバ機
能、エージェントサーバ機能、HTTPサーバ機能を提
供するプログラムを有するものである。
【0010】本発明の上記のサーバは、必要により無線
電話やモデムなどを介して、ケーブル敷設ができない場
所へのサーバの設置や、モバイル媒体からの接続などを
容易にするため、公衆回線経由でデータ交換や双方向の
呼び出しができるPPP(Point to Point Protocol)接
続機能を装備し、JavaアプリケーションからPPP
の接続を直接コントロールすることにより、異常通知な
どの緊急呼び出し機能を有するものである。本発明の上
記のサーバは、必要によりFTP機能、TELNET機
能を有していることにより、クライアント端末やセンタ
ーサーバ、および/または外部システムとの間でファイ
ルやデータを転送したり、転送されることができ、Ja
vaアプリケーションをネットワーク環境下で実行管理
するための環境を有する。デジタル入力をJavaアプ
リケーションで処理できるものである。本発明の上記の
サーバは、必要により自己診断機能により発見した異常
状態、ならびに監視・制御対象機器や制御系通信網の動
作や異常状態をシステムログ管理機能によりログメッセ
ージとしてシステム内の不揮発性メモリに記録すること
ができ、予め設定された箇所や人へ警報メッセージなど
を電子メールとして送信できる機能を有するものであ
る。
【0011】本発明の上記のサーバは、必要により固定
エージェントを配送、常駐させるリモートステーション
システムを装備し、外部につながる監視・制御対象機器
の情報収集および監視・制御を仮想機器を用いて行うと
ともに、それらの情報の加工・演算などを実施すること
ができるモニタリング機能を有する。すなわち、本発明
のサーバの好ましい態様は、監視・制御対象機器と同じ
情報を持つ分身として記述されたソフトウエアオブジェ
クトであり、これら対象機器との通信に使われる複数の
通信プロトコルをその中で隠蔽している仮想機器を作成
し、保持し、および/または動作させることができ、お
よび/または、この仮想機器を配送することができ、さ
らに、複数の仮想機器および/または仮想機器のふるま
いなどの機能を記述した固定エージェントの設定および
/または各仮想機器を通じて取得した記録までを含めた
包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統括
する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または配
送する機能を有し、該仮想機器、包含仮想機器および/
または統括仮想機器を操作することによって、各監視・
制御対象機器の情報を変更および/または監視・制御を
行うことができ、および/または、固定エージェントを
配送、常駐させるリモートステーションシステムを装備
し、外部につながる監視・制御対象機器の情報収集およ
び監視・制御を仮想機器を用いて行うとともに、それら
の情報の加工・演算などを実施することができるモニタ
リング機能を有するものであることを特徴とするサーバ
である。
【0012】本発明の上記のサーバは、必要により監視
・制御対象機器の情報および現状値を、予め登録された
スケジュールに従って収集・保存したり、指定された情
報の状態変化記録の保存や指定周期でのアナログ値のト
レンド記録、日報・月報等の作成を行うとともに、仮想
機器を介して現状値の表示および保存データのネットワ
ーク経由による閲覧を行うことができる。スケジュール
運転実行管理機能および機器連動制御機能を搭載したも
のである。
【0013】また、本発明は、通信・情報系ネットワー
クに接続され、一または二以上のリモートコントロール
サーバや、監視・制御対象機器全体がネットワークとし
てつながっているシステムの管理をするセンターサーバ
であって、そのリモートコントロールサーバが、監視・
制御対象機器と同じ情報を持つ分身として記述されたソ
フトウエアオブジェクトであり、これら対象機器との通
信に使われる複数の通信プロトコルをその中で隠蔽して
いる仮想機器を作成し、保持しおよび/または動作させ
ることができる、および/または、配送することができ
る機能を有し、さらに、複数の仮想機器および/または
仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エージェ
ントの設定および/または各仮想機器を通じて取得した
記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数の包
含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持し、
および/または動作させることができる、および/また
は、配送することができる機能を有し、また他のリモー
トコントロールサーバなどが作成した仮想機器、包含仮
想機器、および/または統括仮想機器を呼び寄せ、保持
し、および/または動作させることができる機能を有
し、また該仮想機器、包含仮想機器、および/または統
括仮想機器を操作することによって、各監視・制御対象
機器の情報を変更および/または監視・制御を行うこと
ができる機能を有し、また固定エージェントを配送、常
駐させるリモートステーションシステムを装備し、外部
につながる監視・制御対象機器の情報収集および監視・
制御を仮想機器を用いて行うとともに、それらの情報の
加工・演算などを実施することができるモニタリング機
能を有するものからなるものにおいて、下記の特徴を有
するセンターサーバであるを要旨としている。監視・制
御対象機器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフ
トウエアオブジェクトであって、これら対象機器との通
信に使われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽して
いる仮想機器を作成し、保持し、および/または動作さ
せることができ、 一または二以上のリモートコントロールサーバに該仮想
機器および/または該サーバのふるまいなどを定めたエ
ージェントを配信することができ、さらに、複数の仮想
機器および/または仮想機器のふるまいなどの機能を記
述した固定エージェントの設定およびまたは各仮想機器
を通じて取得した記録までを含めた包含仮想機器および
さらには複数の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を
作成し、保持し、および/または動作させることがで
き、および/または、配送することができ、リモートコ
ントロールサーバが作成した仮想機器、包含仮想機器、
および/または統括仮想機器を呼び寄せ、保持し、およ
び/または動作させることができ、監視・制御対象機器
と同じ情報を共有し、該仮想機器、包含仮想機器、統括
仮想機器を操作することによって、および/または、エ
ージェントを動作させることによって、該対象機器の情
報を変更および/または監視・制御を行うことができ、
これらの行為によって収集したデータの管理・加工やシ
ステムの管理をするものであること。
【0014】さらにまた、本発明は、クライアント端末
およびセンターサーバが、WANおよび/またはLAN
を介して、監視・制御対象機器と制御系通信網でつなが
っているリモートコントロールサーバとネットワークと
してつながっている自律した分散制御を行えるシステム
であって、そのシステム上を、監視・制御対象機器と同
じ情報をもつ分身として記述され、かつ、これら対象機
器との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中に
隠蔽しているソフトウエアオブジェクトである仮想機器
を透過性をもって移動させ、および/または、クライア
ント端末やセンターサーバ、リモートコントロールサー
バに保持させることを特徴とするシステムを要旨として
いる。上記の「透過性をもって移動」とは、機器の状態
情報や制御情報などをソフトウエアオブジェクト(値と
その値を読み書きしたりする手続きを併せ持ったデータ
構造)に書き換えることにより、また上記仮想機器の中
に複数の通信プロトコルを含んでいることから、情報系
通信網と制御系通信網の間をシームレスに移動すること
ができることを意味する。
【0015】本発明の上記のシステムにおいて、リモー
トコントロールサーバが、監視・制御対象機器と同じ情
報をもつ分身として記述されたソフトウエアオブジェク
トであって、これら対象機器との通信に使われる複数の
通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を作成し、
保持し、および/または動作させることができ、および/
またはこの仮想機器を配送させることができるものであ
ることを特徴とする。本発明の上記のシステムにおい
て、リモートコントロールサーバが、仮想機器を操作す
ることによって監視・制御対象機器の情報を変更、およ
び/または、制御を行うことができものであることを特
徴とする。
【0016】本発明の上記のシステムにおいて、リモー
トコントロールサーバが、監視・制御対象機器と同じ情
報をもつ分身として記述されたソフトウエアオブジェク
トであって、これら対象機器との通信に使われる複数の
通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を作成し、
保持し、および/または動作させることができ、および/
またはこの仮想機器を配送させることができるものであ
ることを特徴とする。本発明の上記のシステムにおい
て、リモートコントロールサーバが、他のサーバが作成
した仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/または動作
させることができるものであることを特徴とする。本発
明の上記のシステムにおいて、リモートコントロールサ
ーバが、仮想機器を操作することによって監視・制御対
象機器の情報を変更および/または制御を行うことがで
きるものであることを特徴とする。
【0017】本発明の上記のシステムにおいて、リモー
トコントロールサーバが、さらに複数の仮想機器および
/または各仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固
定エージェントの設定および/または各仮想機器を通じ
て取得した記録までを含めた包含仮想機器およびさらに
は複数の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成
し、保持し、および/または動作させる機能を有し、お
よび/または、配送する機能を有するものであることを
特徴とする。本発明の上記のシステムにおいて、リモー
トコントロールサーバが、他のサーバが作成した包含仮
想機器および/または統括仮想機器を呼び寄せ、保持
し、および/または動作させることができるものである
ことを特徴とする。本発明の上記のシステムにおいて、
リモートコントロールサーバが、包含仮想機器および/
または統括仮想機器を操作することによって、複数の監
視・制御対象機器それぞれの情報を変更および/または
監視・制御を行うことができるものであることを特徴と
する。
【0018】本発明の上記のシステムにおいて、リモー
トコントロールサーバが、固定エージェントを配送、常
駐させるリモートステーションシステムを装備し、外部
につながる監視・制御対象機器の情報収集および制御を
仮想機器を用いて行うとともに、それらの情報の加工・
演算などを実施することができるモニタリング機能を有
するものであることを特徴とする。本発明の上記のシス
テムにおいて、リモートコントロールサーバが、センタ
ーサーバに対するリモートコントロールサーバとして位
置づけられることを特徴とする。
【0019】本発明の上記のシステムにおいて、センタ
ーサーバが、監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分身
として記述されたソフトウエアオブジェクトであって、
これら対象機器との通信に使われる複数の通信プロトコ
ルをその中に隠蔽している仮想機器を作成し、保持し、
および/または動作させることができ、一または二以上
のリモートコントロールサーバに該仮想機器および/ま
たは該サーバのふるまいなどを定めたエージェントを配
信することができ、さらに、複数の仮想機器および/ま
たは仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エー
ジェントの設定および/または各仮想機器を通じて取得
した記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数
の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持
し、および/または配送することができ、監視・制御対
象機器と情報を共有し、該仮想機器、包含仮想機器およ
び/または統括仮想機器を操作することによって、およ
び/または、エージェントを動作させることによって、
各監視・制御対象機器の情報を変更および/または制御
することができ、これらの行為によって収集したデータ
の管理・加工やシステムの管理をするものからなるもの
であることを特徴とする。
【0020】本発明の上記のシステムにおいて、センタ
ーサーバが、監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分身
として記述されたソフトウエアオブジェクトであって、
これら対象機器との通信に使われる複数の通信プロトコ
ルをその中に隠蔽している仮想機器を作成し、保持し、
および/または動作させることができ、一または二以上
のリモートコントロールサーバに該仮想機器および/ま
たは該サーバのふるまいなどを定めたエージェントを配
信することができ、さらに、複数の仮想機器および/ま
たは仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エー
ジェントの設定およびまたは各仮想機器を通じて取得し
た記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数の
包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持
し、および/または動作させることができ、および/また
は配送することができ、監視・制御対象機器と情報を共
有し、該仮想機器、包含仮想機器および/または統括仮
想機器を操作することによって、および/または、エー
ジェントを動作させることによって、各監視・制御対象
機器の情報を変更および/または制御することができ、
これらの行為によって収集したデータの管理・加工やシ
ステムの管理をするものからなり、かつ、リモートコン
トロールサーバが、監視・制御対象機器と同じ情報を持
つ分身として記述されたソフトウエアオブジェクトであ
り、これら対象機器との通信に使われる複数の通信プロ
トコルをその中で隠蔽している仮想機器を作成し、保持
し、および/または動作させることができ、および/また
は、この仮想機器を配送する機能を有し、さらに、複数
の仮想機器および/または仮想機器のふるまいなどの機
能を記述した固定エージェントの設定および/または各
仮想機器を通じて取得した記録までを含めた包含仮想機
器およびさらには複数の包含仮想機器を統括する統括仮
想機器を作成し、保持し、および/または配送する機能
を有し、該仮想機器、包含仮想機器および/または統括
仮想機器を操作することによって、各監視・制御対象機
器の情報を変更、および/または制御を行うことができ
る機能を有し、固定エージェントを配送、常駐させるリ
モートステーションシステムを装備し、外部につながる
監視・制御対象機器の情報収集および制御を仮想機器を
用いて行うとともに、それらの情報の加工・演算などを
実施することができるモニタリング機能を有するものか
らなることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態につい
て図面を使って説明する。図1はサーバのハードウエア
概略ブロック図、図2はサーバをセンターサーバに対す
るリモートコントロールサーバとして位置付けた場合の
クライアント端末および監視・制御対象機器との連係を
示したシステム構成図の一例である。本発明のサーバ
は、図1で示す通り3つのシリアルポート1、2および
3、Ethernet(米国XEROX社の登録商標)
ポート4、マイクロコンピュータ5、外部記憶装置6、
時計回路7、異常監視回路8、バックアップ回路9、デ
ジタル入力インターフェース10、アイソレータ11、
制御用通信ポート12、これらを実装したサーバ基板1
3、収納した筺体14、PHSや携帯電話モデムなどの
公衆回線通信装置15、ソフトウエア入力スイッチ1
6、ハードウエアリセットスイッチ17を備えている。
シリアルポート1は公衆回線通信装置15を接続するポ
ートであり、例えば移動体通信モデムは筺体14に取付
可能であり、公衆回線通信装置が外部に接続される場合
は、通信規格RS232Cに切り替えることにより接続
できる構造としている。シリアルポート2は、標準搭載
している通信規格RS232CとRS422のいずれか
を切替によって通信を行うシリアルポートである。シリ
アルポート3は、保守用またはソフトウエアの入力等に
使用するコンソール装置を接続する専用のシリアルポー
トである。Ethernetポート4は、例えばTCP
/IPプロトコルにより外部との通信を行うためのもの
であり、10BaseTのインターフェースとなってい
る。マイクロコンピュータ5は、リアルタイムオペレー
ティングシステムおよびJava実行環境などのシステ
ムやアプリケーションを実行・制御するための中央演算
装置である。外部記憶装置6は、不揮発性メモリなどで
構成されており、必要なデータ、プログラムなどを保存
し、また停電時にはバックアップ回路9でデータを保護
することができる。時計回路7は、マイクロコンピュー
タ5とは独立に動作しており、時計データおよび内部シ
ステム動作に必要な割り込みタイマーや定周期タイマー
を実現している。デジタル入力インターフェース10
は、例えば監視・制御対象機器などの情報を直接取り込
むものであり、マイクロコンピュータ5等の内部システ
ムとは、電気的に絶縁するアイソレータ11を介して、
情報が取り込まれる。制御用通信ポート12は、監視・
制御対象装置との通信を行うポートであり、例えばLO
NWORKS(米国ECHELON社の登録商標)など
を使用して通信を行うことができる。筺体14は、サー
バ基板13などを保護するとともに、サーバの設置場所
等の制約を受けないコンパクトな形状となっている。
【0022】次に、図2は、サーバをセンターサーバ5
1に対するリモートコントロールサーバとして位置付け
た場合のクライアント端末52および監視・制御対象機
器との連係を示したシステム構成図の一例である。セン
ターサーバやクライアント端末は、WANおよび/また
はLAN53で一または二以上のリモートコントロール
サーバ(図2では、リモートコントロールサーバ54、
55の二台の例を示している。)と結ばれている。リモ
ートコントロールサーバは、監視・制御対象機器が制御
系通信機能を有している場合は制御系通信網を介して直
接、有していない場合は制御系通信機能を有した入出力
装置を経由して結ばれている。図2では、リモートコン
トロールサーバ54は、監視・制御対象機器56と制御
系通信網59で直接、リモートコントロールサーバ55
は、制御系通信網60を介して、入出力装置61を経由
して監視・制御対象機器57と結ばれている例を示して
いる。
【0023】《監視・制御対象機器側》監視・制御対象
機器は制御系通信網と接続される。制御系通信用LSI
であるマイクロコンピュータもしくは制御系通信用モジ
ュールが実装されるか、制御系通信用LSIであるマイ
クロコンピュータあるいは制御系通信用モジュールが実
装された入出力装置と接続されるかの接続態様が例示さ
れる。
【0024】《監視・制御対象機器側の制御系通信用モ
ジュール》制御系通信網と接続される監視・制御対象機
器は、制御系通信用LSIであるマイクロコンピュータ
(例えば、ECHELON社製LONチップ)もしくは
制御系通信用モジュールが実装されていること、および
/または、制御系通信用LSIであるマイクロコンピュ
ータあるいは制御系通信用モジュールが実装された入出
力装置(以下、単に「入出力装置」という場合があ
る。)と接続されていることを要する。以下、記述され
る「監視・制御対象機器」は、前記制御系通信用LSI
であるマイクロコンピュータ(例えば、前記のECHE
LON社製LONチップ)もしくは制御系通信用モジュ
ールが実装されている機器、および/または制御系通信
用LSIであるマイクロコンピュータあるいは制御系通
信用モジュールが実装された入出力装置と接続されてい
る機器をいう場合がある。このマイクロコンピュータの
プログラムは、Java言語(Java:米国Sun
Microsystems社の登録商標)と相互に通信
可能なC言語(ECHELON社製のLONチップの場
合は、neuron C言語)により記述される。ま
た、マイクロコンピュータは、監視・制御対象機器を制
御可能にする制御プログラムと、制御系通信網を介して
サーバとデータ通信可能なプロトコルを有する制御系通
信プログラムを有する。マイクロコンピュータの制御系
通信網との通信プログラムは、監視・制御対象機器のチ
ップID、設置位置等を示すインデックス番号、Vmクラ
ス番号(バーチャルマシンクラス番号)、Vmインターフ
ェースクラス番号(バーチャルマシンインターフェース
クラス番号)を、機器管理情報として通常もっており、
外部からの制御を可能とするために、外部に公開しても
良い状態情報や、外部からの操作を許容する操作情報を
もっている。以下、バーチャルマシン(仮想機器)をVm
と略記する。これら機器管理情報および状態情報や操作
情報は、WANおよび/またはLANなどを介して参照
可能なネットワーク変数とされる。Vmクラスファイル
は、監視・制御対象機器操作ソフトウエアであって、Vm
インターフェースクラスファイルは、Vmクラスファイル
と結合して、前記監視・制御対象機器との接続を確立す
るインターフェースソフトウエアである。例えば、監視
・制御対象機器が監視カメラであった場合には、チップ
ID、Vmクラス番号、メーカ、型式等のマシン情報、カ
メラのON/OFF情報、照明の明るさ、方向制御、ズ
ーム制御、録音等の制御情報、これらの制御の現在状態
の状態情報がある。これらネットワーク変数は、監視・
制御対象機器の種類によって異なり、メーカによって設
定され、位置情報等を示すインデックス番号は、使用者
側で設定可能になっている。
【0025】《クライアントサーバプログラム》次に、
サーバの外部記憶装置に記憶されているクライアントサ
ーバプログラムについて説明する。このサーバを概略す
ると、サーバは、制御系通信網を介して直接通信可能
な、あるいは入出力装置を経由することによって通信可
能となる監視・制御対象機器と接続され、WANおよび
/またはLANを介してクライアントマシンやセンター
サーバが接続可能とされる、情報系通信網と制御系通信
網を接続するゲートウエイ機能を有するサーバプログラ
ムを備えている。サーバプログラムは、監視・制御対象
機器が情報通信機能を備えている場合は直接、備えてい
ない場合は入出力装置を経由して接続された制御系通信
網を介してサーバに接続されたときに、監視・制御対象
機器を特定するためのチップID、インデックス番号
(特定情報)、状態情報および操作可能情報を取得す
る。また、サーバプログラムは、クライアントマシン
(以下、単に「クライアント」という場合がある。)や
センターサーバ(以下、単に「センター」という場合が
ある。)がWANおよび/またはLANなどを介してサ
ーバにアクセスしたときに、クライアントやセンターに
対して、監視・制御対象機器の状態情報および操作可能
情報を参照・操作するVmクラス(監視・制御対象機器操
作ソフトウエア)を提供するとともに、サーバ側にVmク
ラスと結合して監視・制御対象機器との接続を確立する
インターフェースクラス(インターフェースクラスソフ
トウエア)を有する。クライアントサーバプログラム
は、サーバのハードウエアを制御するためにリアルタイ
ム処理が可能であり、マルチタスクおよびマルチスレッ
ドに対応したオペレーティングシステムプログラム(O
S)が実装されている。このOSには、例えば、ITR
ON、Vx−WORKS等がある。このオペレーティン
グシステムに、無線および有線電話機、トランシーバ等
の公衆回線系通信用ドライバ、制御系通信用ドライバ、
ファイルシステム、時計ドライバ等の各種ドライバプロ
グラム類、およびこれらのドライバプログラム類とアプ
リケーションプログラムを対応させるAPI(アプリケ
ーションプログラミングインターフェース)が実装され
ている。また、オペレーティングシステムには、分散オ
ブジェクト指向言語(例えば、Javaなどのプラット
ホームフリーの言語)で記述された遠隔操作システムプ
ログラムが実装されている。
【0026】《遠隔操作システムプログラム》サーバの
システムプログラムには、サーバ自身を制御するコント
ロールプログラムと、エージェントを送受信するエージ
ェントサーバプログラムと、TCP/IPやPPPに基
づいて無線および有線電話機、トランシーバ等によりネ
ットワーク通信を行うブラウザである通信プログラム
と、外部のWANおよび/またはLANと制御系通信網
を結ぶゲートウエイ機能を果たすサーバプログラム10
0を有する。このゲートウエイ機能は、情報系通信網と
制御系通信網をシームレスに接続する点で、いわゆる情
報系ネットワーク同士を接続するゲートウエイと異な
り、インターネットなどの外部ネットワークの任意の端
末コンピュータからサーバにアクセスしてサーバに制御
系通信網でつながっている監視・制御対象機器を閲覧・
操作することを可能とするものである。
【0027】《サーバプログラム》図3を用いて説明す
ると、サーバプログラム100は、クライアントやセン
ター側の情報端末(クライアントマシンやセンターサー
バ)に情報を提供するための操作プログラムであるVmク
ラスファイル(以下、「Vmクラス」と略記する。)を管
理するOPサーバ110と、クライアントやセンター側
に監視・制御対象機器のVmクラスを配送するHTTPサ
ーバ120とを有する。OPサーバ110は、監視・制
御対象機器のVm管理テーブル130と、監視・制御対象
機器のVmクラスライブラリ140と、監視・制御対象機
器の制御系通信用のVmインターフェースクラスライブラ
リ150とを有する。OPサーバ110は、制御系通信
網の上に接続される新たな監視・制御対象機器から機器
自身または通信機能を内蔵した入出力装置を介して出力
される機器情報を検知して監視・制御対象機器のVm管理
テーブル130に登録する監視・制御対象機器検知用の
プログラムを有する。
【0028】例えば、これら監視・制御対象機器情報と
しては、監視カメラCamera1の場合、図4で示す
ように、チップID、インデックス番号、Vmクラス番号
がある。これらの情報は、制御系通信網上の監視・制御
対象機器を指定するために用いられる。Vm管理テーブル
130は、各監視・制御対象機器を遠隔操作するために
監視・制御対象機器のVmクラス番号を集録したものであ
り、各監視・制御対象機器のVmクラス番号に対応するイ
ンターフェース番号も合わせて集録されている。Vm管理
テーブルにおいて、Vmクラス番号とインターフェースク
ラス番号とを関係づけることによって、Vmクラス番号を
指定すれば、Vmクラスとそれに対応するインターフェー
スクラス番号のインターフェースクラスとを結合した状
態で呼び出すことができる。Vmクラスライブラリ140
には、Vmクラス番号とこのVmクラス番号が指定するVmク
ラス141〜143・・・が集録されている。
【0029】Vmクラス141〜143・・・は、図5に
参照されるように、監視・制御対象機器のネットワーク
変数に対応するフィールド変数と、これらフィールド変
数を読みとる情報参照メソッド170、フィールド変数
中の変更あるいは設定を許容された変数を操作する情報
操作メソッド180とを有する。例えば、監視カメラC
amera1のフィールド変数は、チップID、Vmクラ
ス番号、メーカ、型式等のマシン情報、カメラのON/
OFF情報、照明の明るさ、方向制御、ズーム制御、録
音等の制御情報、これらの制御の現在状態の状態情報が
ある。これらのフィールド変数において、ネットワーク
変数中の変動するデータは、一定時間(例えば1000
ms)毎に更新される。フィールド変数の設置位置等を
示すインデックス番号は、使用者側が設定可能とされ、
当初はNULLになっている。Vmクラス中のこれらのフ
ィールド変数は、状態参照メソッドにより監視・制御対
象機器から参照されて表示可能となり、状態操作メソッ
ドにより監視・制御対象機器に対して設定・制御可能と
なる。このVmクラスは、監視・制御対象機器毎に制御さ
れる項目や表示される項目が異なるので、監視・制御対
象機器の製造メーカにより設計され、記述されるか、ク
ライアントやセンターが監視・制御対象機器の製造メー
カから制御される項目や表示される項目を聞きとったう
えで、設計し、記述することもできる。そして、このVm
クラスは、監視・制御対象機器または入出力装置のマイ
クロコンピュータのメモリから呼び出しても良いが、マ
イクロコンピュータにこのVmクラスを記憶させるのは、
メモリ領域の増大となるので、インターネット上にVm配
送センターを設け、このVm配送センターからダウンロー
ドさせるか、または監視・制御対象機器(機器が通信機
能を持っていない場合は入出力装置)に記憶メディア
(例えば、ICカードやPCIカード、磁気ディスク、
CDROM等)を添付して、この記憶メディアからVmク
ラスを読みとらせても良い。記憶メディアからVmクラス
を読み込むには、記憶メディアを読みとる記憶メディア
読みとり装置が必要であるが、この記憶メディア読みと
り装置は、サーバに内蔵あるいは外付けにより設置して
も良いし、制御系通信網の上に接続しても良い。制御系
通信網上に記憶メディア読みとり装置を接続する場合に
は、該読みとり装置には読みとり装置自身を駆動するた
めのVmクラスを組み込む。しかし、制御系通信網上に制
御系通信を可能とするパーソナルコンピュータあるいは
メディア読みとり装置が接続されていればそれを利用し
ても良い。Vmインターフェースクラスライブラリ150
は、Vmクラスを監視・制御対象機器(Camera1そ
の他)に接続させるためのVmインターフェースクラス1
51〜153・・・を集録したものである。集録された
Vmインターフェースクラス151〜153・・・は、ク
ライアントやセンター側に配送されるVmクラスと対とさ
れており、クライアントやセンター側があるVmクラス番
号を指定したら、そのVmクラス番号に対応するVmクラス
がサーバからクライアントやセンター側に配送されると
ともに、サーバ側では指定したVmクラス番号に対応する
Vmインターフェースクラスファイルが起動され、クライ
アントやセンター側のVmクラスとサーバ側のインターフ
ェースクラスファイルとが結合する。Vmインターフェー
スクラス151〜153・・・は、Vmインターフェース
クラス番号を有している。このVmインターフェースクラ
ス番号は、Vmクラス番号と対とされている。クライアン
トやセンター側がVmクラス番号を指定したら、そのVmク
ラス番号に対応するVmインターフェースクラス番号が呼
び出され、そのVmインターフェースクラス番号のVmイン
ターフェースクラスファイルが起動される。この呼び出
されたVmインターフェースクラスファイルにクライアン
トやセンター側のVmクラスファイルが結合する。Vmイン
ターフェースクラス151〜153・・・は、制御系通
信網上の監視・制御対象機器(Camera1その他)
と制御系通信を行うプロトコルを有している。この場合
の通信プロトコルは、制御系通信網の上にあるので、制
御系通信プロトコルを使用するが、他の規格のプロトコ
ルを用いる通信網の場合(例えば、無線通信や光通信で
構成される通信網、あるいは専用線で構成される通信網
等の場合)には、それらが用いるプロトコルを用いる。
これによって各種の監視・制御対象機器に対応すること
が可能となり、汎用性が向上する。
【0030】《HTTPサーバ》クライアントやセンタ
ーにVmを提供するHTTPサーバ120は、WWWサー
バであり、例えば、Netscape社のNetsca
pe NavigatorやMicrosoft社のI
nternet Explorer、その他のWebブ
ラウザにより、クライアントやセンターがアクセスした
時にクライアントやセンターが指定するVmクラス番号に
基づいて、Vmクラスをクライアントやセンターに配送す
る。
【0031】《クライアントマシンおよびセンターサー
バ》クライアントは、ネットワーク上の大小のコンピュ
ータ、パーソナルコンピュータ(PC)、モバイルコン
ピュータ、携帯型情報端末、文字表示機能付き携帯電
話、その他の広域ネットワークを利用可能な情報装置で
ある。クライアントやセンターは、サーバのVmクラスを
操作するためのオブジェクト指向言語で記述されたVm操
作プログラム(以下、単に「Vmアプリケーション」と略
記する。)を必要とする。このVmアプリケーションは、
予めクライアントやセンター側に組み込まれることが必
要であるが、インターネットあるいはCDROM・磁気
ディスク・磁気カード・ICカードその他の記憶メディ
アによりクライアントやセンター側にダウンロードまた
はインストールしても良い。Vmアプリケーションは、ア
クセスする前に、操作する対象となるサーバのURL、
Vmクラス番号、インデックス番号を代入する。もっと
も、予めこれらのサーバのURL、Vmクラス番号、イン
デックス番号とクライアント側の電話番号等を固定して
組み込んだVmアプリケーションとすれば、サーバ側の認
証がし易い利点がある。Vmアプリケーションは、サーバ
側にアクセスするためのパスワードその他の操作者自身
の認証項目を記入し、サーバ側においても該操作者のア
クセスを許容するための認証要件を予め所望の暗号方式
などにより設定しておく。予めクライアントやセンター
とサーバ間で、月日や時間毎あるいはアクセス場所によ
って不定形に変化するように、この認証要件を取り決
め、第三者の偽名によるアクセスに対抗するようにして
も良い。クライアントやセンター側のユーザは、Vmアプ
リケーションを立ち上げ、Vmアプリケーションがもつサ
ーバのURL、Vm番号、インデックス番号を指定する
と、クライアントやセンターがWebブラウザによって
サーバにアクセスし、サーバ側からVmクラスを受けと
り、目的とする監視・制御対象機器とサーバを介して接
続される。Vmクラスは、Vmインターフェースクラスと結
合することにより、制御系通信網上の監視・制御対象機
器(Camera1その他)と接続され、Vmオブジェク
トとなって監視・制御対象機器の現状の情報がクライア
ントやセンター側に表示される。クライアントやセンタ
ー側のユーザが監視・制御対象機器の操作終了をVmアプ
リケーションに指示すると、Vmアプリケーションはクラ
イアントやセンター側のVmオブジェクトを消滅させる。
これにより、サーバ側のVmインターフェースクラスが消
滅する。
【0032】《監視・制御対象機器の登録工程》次に、
サーバに制御系通信網上の監視・制御対象機器が登録さ
れる工程を説明する。制御系通信網上に監視・制御対象
機器が接続されると、監視・制御対象機器は、自己のチ
ップID、インデックス番号、Vmクラス番号を制御系通
信網上に出力する。監視・制御対象機器が通信機能を内
蔵していない場合は、通信機能を内蔵した入出力装置を
介して、チップID、インデックス番号、Vmクラス番号
を制御系通信網上に出力する。OPサーバ110は、監
視・制御対象機器検知プログラムにより、接続された監
視・制御対象機器のチップID、インデックス番号、Vm
クラス番号を取得し、Vm管理テーブル130に集録す
る。OPサーバの監視・制御対象機器検知プログラム
は、取得したVmクラス番号に符号するVmクラスおよびVm
インターフェースクラスがあるかどうかを検索し、Vmク
ラスおよびVmインターフェースクラスがVmクラスライブ
ラリ140あるいはVmインターフェースクラスライブラ
リ150になければ、インターネットなどの広域ネット
ワーク上のVm配送センター、監視・制御対象機器メーカ
からVmクラスとVmインターフェースクラスを取得する。
勿論、前述のように、記憶メディアにVmクラス、Vmイン
ターフェースクラスが記録されている場合には、記憶メ
ディアの読みとり装置からVmクラスおよびVmインターフ
ェースクラスを取得する。これにより、OPサーバ11
0は、WANおよび/またはLAN上のクライアントや
センター側からアクセス可能になる。
【0033】《クライアントやセンターからの監視・制
御対象機器の操作》クライアントやセンターがOPサー
バ110にアクセスして、OPサーバ110に接続され
た監視・制御対象機器を操作する場合には、クライアン
トやセンターのOPサーバアクセス用のアプリケーショ
ンを起動する。このアプリケーションの起動により、ユ
ーザはアプリケーションに、OPサーバ110のUR
L、Vmクラス番号、インデックス番号、認証手続きに必
要な事項を入力する。これらのアクセスに必要な事項お
よび認証に必要な事項をセットしたら、アプリケーショ
ンからサーバにアクセスを行う。クライアントやセンタ
ーのアクセスがあったら、サーバによるクライアントや
センターの認証が行われる。サーバの認証により、クラ
イアントやセンターがアクセスが許容されたものである
ことが確認されると、クライアントやセンターはサーバ
のOPサーバ110にアクセス可能となる。クライアン
トやセンターがサーバのOPサーバ110にアクセスす
ると、OPサーバ110はクライアントやセンターに対
してアプリケーションの指定するVmクラスを配送すると
ともに、OPサーバ110に配送したVmクラスのVmイン
ターフェースクラスを起動させる。クライアントやセン
ターのアプリケーションに配送されたVmクラスは、次に
OPサーバ110のVmインターフェースクラスとの結合
を要求し、クライアントのVmクラスとOPサーバ110
のVmインターフェースクラスとがWANおよび/または
LANを介して結合する。Vmインターフェースクラス
は、制御系通信網上の監視・制御対象機器のネットワー
ク変数をクライアントやセンターのVmクラスに提供し、
Vmクラスのフィールド変数にネットワーク変数が参照さ
れて代入される。これにより、VmクラスおよびVmインタ
ーフェースクラスは、VmオブジェクトならびにVmインタ
ーフェースオブジェクトとなり、制御系通信網上の監視
・制御対象機器の現在情報がクライアントやセンター側
に表示される。このクライアントやセンター側に参照さ
れるネットワーク変数は、所定時間毎に変化するが、ク
ライアントやセンター側の情報参照メソッドがネットワ
ーク変数を常時参照しているので、ネットワーク変数の
変化の度に新しいネットワーク変数を参照できる。クラ
イアントやセンター側で情報操作メソッドによりフィー
ルド変数を操作すると、この操作はVmインターフェース
を介して監視・制御対象機器のネットワーク変数に反映
される。クライアントやセンター側でアプリケーション
を終了すると、クライアントやセンターのVmオブジェク
トは消滅し、OPサーバ110のVmインターフェースオ
ブジェクトも消滅する。以上説明したように、このよう
な実施形態によれば、制御系通信網の上にある監視・制
御対象機器の情報を、WANおよび/またはLAN上の
クライアントやセンター側から呼び出して参照ならびに
操作できる。しかも、サーバのOPサーバ110からク
ライアントやセンター側にVmクラスが複写により配送さ
れるので、OPサーバ110側のVmクラスが改竄される
おそれがないとともに、監視・制御対象機器のコントロ
ールプログラムの修復やバージョンアップなどによって
制御情報や制御方法が変わる場合、OPサーバ110の
Vmクラスを配送センターあるいは記憶メディアから更新
すれば、常時新しいバージョンのVmクラスおよびVmイン
ターフェースクラスを用意できる。この場合、OPサー
バ110は、Vmクラスライブラリ140およびVmインタ
ーフェースクラスライブラリ150のVmクラスおよびVm
インターフェースが新しいバージョンになっていないか
どうかを定期的に問い合わせるようにしても良い。ま
た、クライアントやセンター側のアプリケーションをO
Pサーバ110側から配送するようにすると、クライア
ントやセンター側の機種変換やバージョンアップなどに
も自在に対応でき、認証が確立される限り、センターや
様々なクライアントからサーバにアクセスすることが可
能となる。なお、監視・制御対象機器が制御系通信網か
ら切り離されると、Vm管理テーブル130のVmクラスは
ノンアクティブになるが、再度、監視・制御対象機器が
制御系通信網に接続されると、Vm管理テーブル130上
の監視・制御対象機器のVmクラスはアクティブとなり、
クライアントやセンターとサーバと監視・制御対象機器
との通信接続条件の確立が早い。また、クライアントや
センターのVmクラスは、監視・制御対象機器のネットワ
ーク変数を参照しているだけであるので、クライアント
やセンターとサーバとの接続が切れたときに、Vmクラス
は消滅するとともに、バイトコードで表示されているた
め、インターフェースクラスや監視・制御対象機器のネ
ットワーク変数の改竄等は困難である。
【0034】《包含仮想機器および統括仮想機器》次
に、監視・制御対象機器が多数存在する場合、効率的に
各機器との情報を共有し、迅速かつ円滑に制御を行うと
ともに、連動制御対象となる機器同士が情報を参照しな
がら、より適切な連動制御を行うために用いる包含仮想
機器と統括仮想機器について説明する。包含仮想機器と
は、サーバと制御系通信網上でつながれている各監視・
制御対象機器の仮想機器と、各仮想機器のふるまいなど
の機能を記述した固定エージェントの設定、および/ま
たは、各仮想機器を通じて取得した記録までを含めたも
のである。また、統括仮想機器とは、これらの複数の包
含仮想機器を統括するものである。
【0035】以下、図を用いて説明する。図6は、図2
において、制御系通信網59上で監視・制御対象機器5
6と結ばれているリモートコントロールサーバ54(以
下、単に「サーバ54」ということがある)に、新たに
制御系通信網591、592をそれぞれ介して、監視・
制御対象機器561、562の2台が結ばれた場合の一
例を示している。具体的に説明すると、サーバ54に
は、固定エージェント610が常駐しており、固定エー
ジェント610は、モニタリング機能612と仮想機器
包含機能611を有している。このうち、モニタリング
機能612は、各仮想機器を通じて監視・制御対象機器
を監視したり、データを取得して記録する状態監視・記
録機能613と、各仮想機器のふるまいを設定するスケ
ジュール/連動制御機能614を含んでいる。また、仮
想機器包含機能611は、サーバと制御系通信網上で結
ばれている各監視・制御対象機器の仮想機器56a、5
61a、562aと、各仮想機器のふるまいなどの機能
を記述した固定エージェントの設定542と、各仮想機
器を通じて取得した記録541までを含めて包含仮想機
器を作成する機能である。なお、包含仮想機器を作成す
る際には、センターやクライアントで必要とする情報や
設定、記録に絞って作成することもでき、こうすること
で、トラフィック量を軽減することができる。センター
サーバ51(以下、単に「センター51」ということが
ある)がサーバ54に制御系通信網上で結ばれている各
監視・制御対象機器と情報を共有したり、監視・制御を
行う場合、センター51は、サーバ54にある固定エー
ジェント610が作成した包含仮想機器54Scを呼び
寄せ、保持し、操作することによって情報を共有した
り、監視・制御を行うことができる。クライアント端末
52で情報を共有したり、操作したりする場合も、サー
バ54が作成した包含仮想機器54Sdを呼び寄せ、保
持し、操作することによって、同様に行うことができ
る。さらに、図7のように、リモートコントロールサー
バ55(以下、単に「サーバ55」ということがある)
にも制御系通信網601、602上で監視・制御対象機
器571、572がそれぞれ接続された場合には、統括
仮想機器を用れば、より迅速かつ円滑にセンターサーバ
が各リモートコントロールサーバに制御系通信網上で結
ばれている監視・制御対象機器と情報を共有したり、こ
れらを監視・制御することができる。
【0036】すなわち、図7の例では、リモートコント
ロールサーバ90(以下、単に「サーバ90」というこ
とがある)がサーバ55と情報系通信網62を介して、
またサーバ54と55は情報系通信網58を介して接続
されており、さらにサーバ55には、サーバ54の固定
エージェント610と同じ機能をもった固定エージェン
ト620が常駐している。このとき、サーバ90には、
他のサーバが作成し、サーバ90が呼び寄せ、保持して
いる包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成する包
含仮想機器統括機能901を有している。サーバ90
は、サーバ54、55がそれぞれ作成した包含仮想機器
54Se、55Seを呼び寄せ、保持しており、包含仮想
機器統括機能901によって、統括仮想機器90Tcを
作成する。センター51は、この統括仮想機器90Tc
を呼び寄せ、保持している。この統括仮想機器90Tc
は、サーバ54、55が作成し、サーバ90が呼び寄
せ、保持している包含仮想機器54Se、55Seと常に
情報を共有している。また包含仮想機器54Seは、サ
ーバ54に保持されている仮想機器56a、561a、5
62aと、また包含仮想機器55Seは、サーバ55に
保持されている仮想機器57a、571a、572aと
常に情報が共有されており、仮想機器56a、561
a、562a、57a、571a、572aは、各監視
・制御対象機器と常に情報を共有している。したがっ
て、統括仮想機器90Tcは、サーバ54、55に制御
系通信網上で結ばれている各監視・制御対象機器と常に
情報を共有していることになるため、センター51は、
サーバ90が作成した統括仮想機器90Tcを呼び寄
せ、保持し、操作することによって、サーバ54、55
に制御系通信網上で接続されている各監視・制御対象機
器と効率よく情報を共有し、迅速かつ円滑に制御するこ
とができる。なお、統括仮想機器を作成する際にも、セ
ンターやクライアントで必要とする情報や設定、記録に
絞って作成することもでき、こうすることで、トラフィ
ック量を軽減することができる。なお、図8は、サーバ
90がサーバ54、55がそれぞれ作成した包含仮想機
器54Se、55Seを呼び寄せ、保持している状態
を、また図9は、サーバ90が作成し、センター51が
サーバ90から呼び寄せ、保持している統括仮想機器9
0Tcの詳細を示したものである。また、図7における
クライアント端末52を用いて、サーバ54や55に制
御系通信網を介して接続されている監視・制御対象機器
と情報を共有したり、監視・制御したりする場合につい
ても、同じように統括仮想機器90Tdを呼び寄せ、保
持し、操作することによって行うことができる。このよ
うに、包含仮想機器や統括仮想機器を利用すれば、セン
ターは、情報を共有したり、監視・制御しようとしてい
る監視・制御対象機器毎の仮想機器を呼び寄せ、保持
し、操作することなく、効率的に情報の共有や操作を行
うことができる。なお、これら包含仮想機器や統括仮想
機器の登録工程は、監視・制御対象機器の登録工程とほ
ぼ同じである。
【0037】以上のようなことにより、監視・制御対象
機器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフトウエ
アオブジェクトであって、これら対象機器との通信に使
われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機
器、および/または、複数の監視・制御対象機器の仮想
機器と、各仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固
定エージェントの設定および/または各仮想機器を通じ
て取得した記録までを含めた包含仮想機器およびさらに
は複数の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を呼び寄
せ、保持し、および/または、動作させることができ、
および/またはこの仮想機器、包含仮想機器、統括仮想
機器を配送させることができ、監視・制御対象機器と同
じ情報を共有し、仮想機器を操作することによって該対
象機器の情報を変更、および/または、監視・制御を行
うことができるようになる。
【0038】《用途》以下のような用途への適用が考え
られる。 a.各種電気事業用機器、装置の遠隔監視およびリモー
トコントロール・メンテナンス。 b.各種産業用機器、装置の遠隔監視およびリモートコ
ントロール・メンテナンス。 c.農事用、水産用機器、装置、施設の遠隔監視、制
御、メンテナンス。 d.ビル、寮・アパートなどの遠隔設備監視、および各
部屋の自動検針。 e.蓄熱空調等のビル設備の遠隔監視、リモートメンテ
ナンス。運転スケジュールの配信などによる最適蓄熱制
御。 f.遠隔教育装置のリモートコントロール・メンテナン
ス。 g.データ収集・提供・加工サービス。 h.防犯・防災監視システム。 i.環境測定・計測データ自動収集システム j.省エネ診断データ収集システム
【0039】
【作用】宇宙船にも採用されるリアルタイムOSを搭
載しているため信頼性が高い。また、アプリケーション
サーバであるため、様々なユーザアプリケーションが起
動してもなお安定して動作を確保できる。さらに、Ja
vaによるリードタイムの少ない開発環境を提供でき、
効率的なシステム構築が可能となる。 極めて高い耐候性、耐環境性で安定した24時間稼働
を実現している。 WANおよび/またはLANの活用が可能となる。ま
た、制御系通信機能としても幅広くサポートしている。
インターネット網を活用すれば通信料を低減できるだけ
でなく、有線回線のない地域では、PHSや携帯電話な
どの無線系通信網の使用が可能となり、従来よりも広い
地域でのシステム構築が可能となる。 仮想機器は、ネットワークに接続されたいずれのコン
ピュータ上で動作しても、常に実物と同じ情報を共有し
ているので、手元の仮想機器を操作、管理することで遠
隔地の機器の管理を実現できる。また、仮想機器は、ソ
フトウエアを開発する際に、ソフトウエア部品として利
用できるので、データ通信や計測制御の知識がなくても
高度な監視・制御システムを構築することができる。さ
らにシステムの変更や各種パラメータの設定などをネッ
トワーク経由で可能とするため、機器の取り替えや技術
者が直接現場へ出向く度合いが少なくなり、メンテナン
ス費用が安くなる。 トランシーバモードを活用すれば通信費が安くなる。 リモートコントロールサーバが自律して制御すること
により、センターがダウンしても現地への影響は少な
く、また、異常時だけ通報を行ったり、必要な時だけ通
信を行えばよいため、通信費の節約になる。 複数の監視・制御対象機器があり、しかもこれらの
製造メーカがそれぞれ違っていても、対象機器毎の状態
情報や制御情報を手元のクライアント端末やセンターサ
ーバにある仮想機器で閲覧したり、操作することがで
き、合わせてこれらを管理することもできる。
【0040】
【実施例】本願発明の詳細を実施例で説明する。本願発
明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
【0041】実施例 《発明の概要》本発明のリモートコントロールサーバ
は、制御系通信網上にある監視・制御対象機器を統合
し、監視・制御データなどを情報系のシステムに提供す
るデータサーバ機能を有するとともに、情報系システム
からの要求により、オンデマンドでフィールドに対する
処理を実行できる各種アプリケーションサーバ機能を有
している。また、本発明のリモートコントロールサーバ
は、アプリケーションサーバでもあるため、様々なユー
ザーアプリケーションが起動されてもなお、安定した動
作を確保するなど、ソフトウエアの安定性や信頼性を確
保している。さらに、屋外などの過酷な環境下で24時
間動作する耐環境性を備え、現場スペースの確保に優れ
た小型サイズとなっている。
【0042】次にハードウエア面からみた特徴を説明す
る。本発明のリモートコントロールサーバは、公衆回線
通信装置(例えば、有線や無線電話などの通信装置)を
標準搭載しており、RS232Cへの切替によりシリア
ル通信機能を有する外部通信装置(例えばモデムなど)
も取付可能となっている。また、クライアントコンピュ
ータなど他の媒体がつながっているシステムとの通信を
行うEthernetポートを装備しており、監視・制
御対象機器や入出力装置との通信として、ECHELO
N社が提供しているLONWORKSなどを装備する。
さらに、シリアル通信インターフェースを有する機器と
の通信用としてシリアル通信ポート(RS232C、R
S422の切替可能)を装備するなど、情報系および制
御系通信を可能とするための各種接続装置が搭載されて
いる。
【0043】本発明のリモートコントロールサーバに
は、監視・制御対象機器から直接データを収集すること
ができるデジタル入力(DI:1点)を装備しており、
保守用コンソール専属接続インターフェースとしてRS
232Cポートも装備している。本発明のリモートコン
トロールサーバは、制御用通信ポートから監視制御対象
機器や入出力装置への電力供給が可能であるだけでな
く、停電時、メモリエリアのデータ保護を行うと同時
に、停電日時を記録できる機能や、外部記憶装置へのソ
フトウエアインストールやメンテナンスを行うタイミン
グ入力としてのソフトウエア入力スイッチ、ハードウエ
アリセットスイッチなどを装備している。
【0044】次にソフトウエア機能面からみた特徴を説
明する。本発明のリモートコントロールサーバは、リア
ルタイムOS(例えば、ITRON、Vx-WORKS
など)を備えており、制御系通信網上にある監視・制御
対象機器の管理を行うとともに、制御系通信網と情報系
通信網を連係するクライアントサーバ機能、ステーショ
ナリーエージェントなどを実装できるエージェントサー
バ機能、WWWシステムにおいて情報をHTMLファイ
ルで送受信できるHTTPサーバを有しており、Jav
a実行環境で動作する環境を標準で搭載し、Java実
行環境の組込を小容量の資源で実現している。また、P
HSやモデムなどの公衆回線網との接続に必要なPPP
(Point to Point Protocol)接続機能を有しており、公
衆回線経由でPHSなどの無線電話を使用してデータ交
換ができ、ケーブル敷設ができない場所でのシステムの
構築やモバイル媒体との接続に有効な機能を有してい
る。さらに、Ethernetにルータを接続すれば、
外部システムとのデータ交換も可能となっており、リモ
ートコントロールサーバからパーソナルコンピュータ
(クライアントモード)、パーソナルコンピュータから
サーバへの双方向の呼び出しが可能となっている。Ja
vaアプリケーションからPPPの接続をコントロール
できるので、アラーム通知のための緊急呼び出しなども
可能となる。FTP機能、TELNET機能を有してお
り、クライアント端末やセンターサーバ、および/また
は、外部システムとリモートコントロールサーバ間でフ
ァイルやデータをやり取りすることができる。また、J
avaアプリケーションをネットワーク環境下で管理実
行するための環境を有しており、さらにデジタル入力を
Javaアプリケーションで処理できる。システムログ
管理機能によりログメッセージをサーバ上の不揮発性メ
モリに記録することができ、予め設定されたセンターや
クライアント端末、システム管理者や機器管理者などへ
インターネットメールで警報メッセージを送信し連絡を
とることができるメール送信機能も有している。
【0045】モニタリング機能としては、リモートステ
ーションシステムが固定エージェントをサーバ上に常駐
させ、監視・制御対象機器の情報収集および監視・制御
を仮想機器を用いて行う。また、収集した情報を加工・
演算することができる。例えば、予め課金をするための
アルゴリズムを含ませていれば、監視・制御対象機器か
ら収集した機器の使用回数、通電時間、電気使用量など
をもとに対象機器の使用料金を計算することができる。
以下、この機能を詳細に説明すれば、まず、各種監視・
制御対象機器の情報を登録されたスケジュールに従っ
て、収集・保存を行うことができ、エージェントは、監
視・制御対象機器より直接、または入出力装置を通じて
情報を収集する。また、指定されたポイントの状態変化
記録の保存、指定周期でのアナログ値の保存(トレンド
記録)、日報・月報等の作成を行う。保存された監視・
制御対象機器の情報および現状値を、クライアントやセ
ンターからの要求によって通知することが可能であり、
また、仮想機器を介して現状値の表示および保存データ
のネットワーク経由による閲覧が可能である。前記のF
TP機能を使用して外部システムのサーバなどへファイ
ルやデータを転送することにより、外部システム側でも
データを蓄積し、一括管理、保存、課金処理などを行う
ことが可能な上、長期間にわたってかつ詳細に統計的な
データ解析を行うこともできる。また、各種監視・制御
対象機器が異常となったとき、予め設定された監視箇所
などに通報を行うことができるが、例えば、機器異常時
や上下限値設定によりアナログ値が異常となった場合
は、電子メールでの警報発信が可能である。さらに、機
器の状態(入/切)や情報の変化、タイマー時刻などの
要因をトリガーにして、あらかじめ設定した監視・制御
対象機器の設定内容に従い運転制御が行える。
【0046】スケジュール運転機能は、各種設備機器に
対し設定されたタイムスケジュールに従い、自動発停制
御(機器の入/切)を行う機能であり、「スケジュールパ
ターン」は、一週間単位のスケジュールをもち、曜日別
に運転時間の設定を行う。発停時刻は0〜24時の間で
運転すべき時間帯(時刻)を、分単位で設定でき、1日の
入/切回数は入/切時刻の設定により、登録することが
できる。連動機器登録設定にて定義された情報により、
連動機器(連動元)の運転状態により対象機器(連動
先)のON/OFF制御を行うことにより、機器の連動
運転が可能である。連動元の条件には、ON/OFF条
件・AND/OR条件、連動先の条件には、ON/OF
F条件の設定が可能である。さらに、固定エージェント
が、仮想機器包含機能をもっているので、複数の監視・
制御対象機器の仮想機器と、各仮想機器のふるまいなど
の機能を記述した固定エージェントの設定、および/ま
たは、各仮想機器を通じて取得した記録までを含めた包
含仮想機器を作成し、保持し、動作させ、および/また
は配送することができる。またさらには、包含仮想機器
統括機能を持っていれば、複数の包含仮想機器を統括す
る統括仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/または、
動作させる、および/または、配送することができる。
これら包含仮想機器や統括仮想機器を使用すれば、制御
点数が大幅に増えた場合や、多数の事業所間で機器を監
視・制御する場合、迅速かつ円滑に情報を共有したり、
制御できるとともに、より効率的にかつ多彩な機器間の
連動制御を行うことができる。
【0047】本発明のリモートコントロールサーバは、 リアルタイムOSにVx-WORKSを採用してい
る。また、ソフトウエアとしてJava実行環境を小容
量資源で標準搭載している。 極めて高い耐候性、対環境性で24時間稼働を実現し
ている。 PHS・携帯電話をはじめとする公衆回線通信機能を
標準搭載している。また、拡張ポートとして外部システ
ムとの通信用にEthernetポートを装備。さらに
制御系通信としてLONWORKSを採用。その他通信
用ポートとして2ポートのシリアル回線や外部機器監視
用としてデジタル入力インターフェースを装備。 遠方にある実物の機器・装置と常に同じ情報を保持す
る仮想機器(バーチャルマシン:Javaの純粋なソフ
トウエアオブジェクト)を作成し、これを保持・配送す
る機能をもっている。 監視・制御対象機器が多数存在したり、監視・制御点
数が相当数となった場合、複数の仮想機器や各監視・制
御対象機器のふるまいなどの機能を記述した固定エージ
ェントの設定、各仮想機器を通じて取得した記録などを
包含した包含仮想機器や、複数の包含仮想機器を統括す
る統括仮想機器を作成し、これを保持し、配送する機能
を持っており、これら包含仮想機器や統括仮想機器の情
報を閲覧したり、操作することにより、迅速かつ容易に
多数の監視・制御対象機器を監視、操作したり、より効
果的かつ多彩な連動制御を行うことができる。 クライアントやセンターは、WANおよび/またはL
ANを介してリモートコントロールサーバにアクセスし
て、監視・制御対象機器の仮想機器と常に情報を共有し
て、監視・計測データを表示したり、クライアントやセ
ンターに保持している仮想機器に制御指令をインプット
することができるため、クライアントやセンターから監
視・制御対象機器を監視・制御することが可能な機能を
有している。 監視・制御センターあるいはデータ収集センター等に
あるクライアントコンピュータからネットワーク経由で
エージェントを配送して、このエージェントが制御した
い監視・制御対象機器と常に情報を共有している仮想機
器にアクセスし、仮想機器を操作することで監視・制御
対象機器の制御を行うことができる機能を有している。 センターやクライアントが配送する指令やエージェン
トを、ネットワーク経由で直接受信して保持することが
できるし、予めキーとなるリモートコントロールサーバ
と配送する経路を決めておけば、PHS回線やPHSの
トランシーバモードを活用して、巡回配信することがで
きる機能を有している。 固定エージェントを常駐させておけば、登録されたス
ケジュールでデータの収集を行って保存したり、課金処
理をはじめとしたデータ加工を行い、これらデータも保
存しておくことができ、外部通信機器の要求によってセ
ンターやクライアントにデータを配信したり、異常デー
タがあれば自律的に通報するなど、それぞれが自律分散
して監視・制御、データ収集、加工、配信を行う機能を
有している。 (10)クライアント端末やセンターサーバから送信されて
くる監視・制御対象機器のふるまいを変更するアルゴリ
ズムを含んだエージェントを受信して外部記憶装置に保
持し、動作させ、監視・制御対象機器のふるまいを変更
することができる。また、リモートコントロールサーバ
が保持している仮想機器や包含仮想機器、さらには統括
仮想機器を操作し、制御情報などの設定値を変更するこ
となどにより、機器のふるまいを変更することができ
る。
【0048】次に、本発明によるセンターサーバは、 遠方にある実物の機器・装置と常に同じ情報を保持す
る仮想機器(バーチャルマシン:Javaの純粋なソフ
トウエアオブジェクト)を作成し、これを保持・配送す
る機能をもっている。 複数の仮想機器や各監視・制御対象機器のふるまいな
どの機能を記述した固定エージェントの設定、各仮想機
器を通じて取得した記録などを包含した包含仮想機器
や、複数の包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成
し、これを保持し、動作させ、および/または配送する
機能を持っている。 WANおよび/またはLANを介してリモートコント
ロールサーバにある監視・制御対象機器の仮想機器、包
含仮想機器、統括仮想機器と常に情報を共有して、監視
・計測データを表示したり、センターサーバが保持して
いる仮想機器に制御指令をインプットすることで監視・
制御対象機器を制御する機能をもつ。 監視・制御センターあるいはデータ収集センター等に
あるセンターサーバからネットワーク経由でエージェン
トを配送して、このエージェントが制御したい監視・制
御対象機器と常に情報を共有している仮想機器にアクセ
スし、仮想機器を操作することで監視・制御対象機器の
制御を行うといったこともできる。 センターサーバが配送する指令やエージェントは、ネ
ットワーク経由でリモートコントロールサーバにそれぞ
れ直接伝送することもできるし、予めキーとなるリモー
トコントロールサーバと配送する経路を決めておけば、
PHS回線やPHSのトランシーバモードを活用して、
巡回配信することもできる。 各リモートコントロールサーバにある固定エージェン
トが仮想機器を介し、収集し保存している記録や、加工
して保存している記録を、センターサーバからの指令に
よりセンターサーバへ送信させ、センターサーバ側でこ
れら記録を保存したり、加工(課金処理を含む)を行う
ことができる。 WANおよび/またはLANを介して、リモートコン
トロールサーバに監視・制御対象機器のアルゴリズムを
含んだエージェントを送信し、リモートコントロールサ
ーバがこれを受信して外部記憶装置に保持し、これを動
作させることにより、監視・制御対象機器のふるまいを
変更することができる。また、センターサーバに保持し
ている仮想機器、包含仮想機器、統括仮想機器の中にあ
る機器のふるまいを規定する設定を操作することによ
り、現場にある監視・制御対象機器のふるまいを現地に
赴くことなく変更することができる。 センターサーバから指令をリモートコントロールサー
バに送信し、リモートコントロールサーバが保持してい
る記録をセンターサーバに送信させ、センターサーバは
これを受信して保持し、課金情報に変換することによ
り、監視・制御対象機器毎の課金、請求処理をより迅速
に、かつ容易に行うことができる。 センターサーバと、制御系通信網で監視・制御対象機
器と結ばれている一または二以上のリモートコントロー
ルサーバとがWANおよび/またはLANを介して接続
されているシステムの時刻同期、エージェント管理、サ
ービスアプリケーション管理、収集データ管理などのシ
ステム管理を行うことができる。
【0049】《図面による実施の形態の説明》図10に
よって、本発明の実施例を説明する。図10は、クライ
アント端末とセンターサーバがWANおよび/またはL
ANを通じて、制御用通信ポートを介して監視・制御対
象機器を接続したリモートコントロールサーバと位置付
けられる一または二以上のサーバ(図10では、リモー
トコントロールサーバが二台の場合)と接続されてお
り、センターサーバまたはクライアント端末で監視・制
御対象機器の監視・制御を行うシステム例である。具体
的には、センターサーバ51とクライアント端末52
は、WANおよび/またはLAN53を介してリモート
コントロールサーバ54、55と接続されている。リモ
ートコントロールサーバ54は、制御系通信機能を有し
ている監視・制御対象機器56と制御系通信網59でつ
ながれている。また、リモートコントロールサーバ55
は、監視・制御対象機器57が制御系通信機能を有して
いないため、制御系通信機能を有した入出力装置61を
経由して監視・制御対象機器57と制御系通信網60上
でつながっている。また、リモートコントロールサーバ
54とリモートコントロールサーバ55は、情報系通信
網58(この例の場合は、Ethernet)を介して
結ばれている。なお、この例の場合、監視・制御対象機
器とリモートコントロールサーバとの制御系通信として
は、LONWORKS(米国ECHELON社の登録商
標)を採用している。リモートコントロールサーバ54
は、制御系通信網59上にある監視・制御対象機器56
から最新のデータを収集しており、監視・制御対象機器
56の仮想機器である仮想機器56aを保持している。
また同様に、リモートコントロールサーバ55は、制御
系通信網60上にある入出力装置61を経由して監視・
制御対象機器57から最新のデータの収集を行ってお
り、監視・制御対象機器57の仮想機器である仮想機器
57aを保持している。一方、リモートコントロールサ
ーバ54中にある監視・制御対象機器56の仮想機器5
6aとWANおよび/またはLAN53を介して常に情
報を共有している仮想機器56cを、センターサーバ5
1は、自身の中に保持している。また、リモートコント
ロールサーバ55中にある監視・制御対象機器57の仮
想機器57aとWANおよび/またはLAN53を介し
て常に情報を共有している仮想機器57cも、センター
サーバ51は、自身の中に保持している。同様に、クラ
イアント端末52は、監視・制御対象機器56、57の
それぞれの仮想機器である仮想機器56a、57aと常
に情報を共有している仮想機器56d、57dを自身の
中に保持している。また、リモートコントロールサーバ
55は、リモートコントロールサーバ54に接続されて
いる監視・制御対象機器56の仮想機器56aと常に情
報を共有している仮想機器56bを保持しており、逆に
リモートコントロールサーバ54は、リモートコントロ
ールサーバ55に入出力装置61を経由してつながって
いる監視・制御対象機器57の仮想機器57aと常に情
報を共有している仮想機器57bを保持している。セン
ターサーバ51やクライアント端末52に保持されてい
る仮想機器とリモートコントロールサーバ54、55に
ある仮想機器は、常に情報を共有しているので、センタ
ーサーバ51やクライアント端末52側は、監視・制御
対象機器56、57の情報を常時共有することになって
おり、監視・制御対象機器56、57の現在の情報を表
示することができる。センターサーバ51から監視・制
御対象機器56を制御する場合、センターサーバ51に
ある監視・制御対象機器56と情報を共有している仮想
機器56cを操作すれば、リモートコントロールサーバ
54にある監視・制御対象機器56の仮想機器56aの
制御情報が書き換えられ、リモートコントロールサーバ
54も監視・制御対象機器56と常に情報を共有してい
るため、監視・制御対象機器56が制御されることにな
る。制御された結果は、これと逆の流れで、センターサ
ーバ51に返送される。クライアント端末52からリモ
ートコントロールサーバ54と制御系通信網59上でつ
ながっている監視・制御対象機器56の制御を行う場合
も同様である。
【0050】次に、リモートコントロールサーバ54と
リモートコントロールサーバ55にそれぞれ制御系通信
網59、60でつながれている監視・制御対象機器5
6、57との間で機器の連動制御を行う場合について説
明する。この場合、リモートコントロールサーバ55に
は、予め、監視・制御対象機器57に異常があれば、監
視・制御対象機器56を制御するようにインプットされ
た固定エージェントが常駐している。リモートコントロ
ールサーバ55が監視・制御対象機器57の異常などを
検知して、連動対象機器である監視・制御対象機器56
を制御しようとする場合、まず、監視・制御対象機器5
7の異常情報が入出力装置61を経由して制御系通信網
60を通じてリモートコントロールサーバ55で検知さ
れ、監視・制御対象機器57の仮想機器57aの情報が
変わる。リモートコントロールサーバ55にある固定エ
ージェントが、監視・制御対象機器57の仮想機器57
aの情報が変化したことにより起動し、連動先として予
め設定された監視・制御対象機器56を操作するため、
リモートコントロールサーバ54にある監視・制御対象
機器56の仮想機器56aと常に情報を共有している仮
想機器56bを操作する。リモートコントロールサーバ
55にある仮想機器56bの情報が変化すると、リモー
トコントロールサーバ54にある仮想機器56aと仮想
機器56bは常に情報を共有しているため、仮想機器5
6aの情報が変化し、仮想機器56aと監視・制御対象
機器56とは、常に情報を共有しているので、監視・制
御対象機器56は制御されることになる。一方、センタ
ーサーバ51にある仮想機器56c、57cやクライア
ント端末52にある仮想機器56d、57dは、リモー
トコントロールサーバ54、55にある監視・制御対象
機器56、57の仮想機器56a、57aと常に情報を
共有していることから、センターサーバ51やクライア
ント端末52に連動制御が行われた結果が連係されたこ
とになる。以上、外部からこれらの一連の流れをみれ
ば、センターサーバ51やクライアント端末52にある
仮想機器を操作するだけで、あたかもこの仮想機器がW
ANおよび/またはLAN53をネットワーク透過性を
もって移動し、監視・制御対象機器を制御しているよう
にみえることになる。
【0051】次に、より具体的な応用例として、前出の
図10を用いて、監視・制御対象機器毎に課金を行う場
合について説明する。リモートコントロールサーバ54
は、監視・制御対象機器56の 、例えば、使用回数や
電気使用量、通電時間、状態情報、操作情報といった各
種データを、監視・制御対象機器56の仮想機器56a
を通じて取得し、リモートコントロールサーバ54の外
部記憶装置に保存している。また、リモートコントロー
ルサーバ55は、監視・制御対象機器57についても、
同様に各種データを仮想機器57aを通じて取得し、リ
モートコントロールサーバ55の外部記憶装置に保存し
ている。リモートコントロールサーバ54、55は、セ
ンターサーバ51からの指令があると、および/また
は、リモートコントロールサーバ54、55に常駐させ
ている固定エージェントが予め設定しているタイミング
(例えば、毎日午前0時)に動作すると、それぞれのリ
モートコントロールサーバの外部記憶装置に保存してい
る監視・制御対象機器56、57の各種データをセンタ
ーサーバ51に送信する。センターサーバ51は、リモ
ートコントロールサーバ54、55から送信されてくる
各種データを受信すると、これをもとにセンターサーバ
51にある演算部で課金のためのデータに監視・制御対
象機器毎に変換してセンターサーバ51にある記憶装置
に保存するとともに、予め定められたパラメータ(例え
ば、使用回数と電気使用量など)とアルゴリズムによ
り、センターサーバ51の演算部で監視・制御対象機器
毎の使用料金を計算して、センターサーバ51の記憶装
置に保存するとともに、金融機関の口座引き落とし等の
支払い処理に連係する。なお、リモートコントロールサ
ーバ54、55に、課金処理をするためのアルゴリズム
を含んだエージェントを常駐させておけば、リモートコ
ントロールサーバ54、55は、それぞれのサーバが外
部記憶装置に保存している監視・制御対象機器56、5
7のデータをもとに、課金処理し、リモートコンロール
サーバ54、55のそれぞれの外部記憶装置に保存して
おく。そして、センターサーバ51が指令をリモートコ
ントロールサーバ54、55に送信することによって、
および/または、リモートコントロールサーバ54、5
5に常駐させている固定エージェントが予め設定してい
るタイミング(例えば、毎日午前0時)に動作すると、
これらサーバが保持している課金情報をセンターサーバ
51にそれぞれ送信する。センターサーバ51は、これ
を受信して記憶装置に保持し、金融機関の口座引き落と
し等の支払い処理に連係することができ、これにより、
センターサーバの負荷を軽減させることができる。
【0052】最後に、1つのリモートコントロールサー
バが監視・制御できる点数が例えば百数十点であり、実
際に監視・制御すべき点数が数百点から数千点に及ぶ場
合について、包含仮想機器を利用することによって、こ
れを迅速かつ効率的に監視・制御する方法について図1
1を用いて説明する。なお、図10と同様、この例にお
けるリモートコントロールサーバと各監視・制御対象機
器とをつなぐ制御系通信網はLONWORKSを使用し
ている。具体的には、センターサーバ51とクライアン
ト端末52は、WANおよび/またはLAN53を介し
てリモートコントロールサーバ54、55、65と接続
されている。リモートコントロールサーバ54は、制御
系通信機能を有している監視・制御対象機器56と制御
系通信網59上で、監視・制御対象機器561とは制御
系通信網591上で、監視・制御対象機機562とは、
制御系通信網592上で結ばれている。また、リモート
コントロールサーバ55は、監視・制御対象機器57が
制御系通信機能を有していないため、制御系通信機能を
有した入出力装置61を経由して監視・制御対象機器5
7と制御系通信網60上で結ばれている。さらに、リモ
ートコントロールサーバ55は、制御系通信網601上
で監視・制御対象機器571と、制御系通信網602上
で監視・制御対象機器572と結ばれている。これに加
えて、リモートコントロールサーバ65は、監視・制御
対象機器650が制御系通信機能を有していないため、
制御系通信機能を有した入出力装置64を経由して監視
・制御対象機器650と制御系通信網604上で結ばれ
ている。また、リモートコントロールサーバ65は、制
御系通信網605上で監視・制御対象機器651と、制
御系通信網606上で監視・制御対象機器652と結ば
れている。さて、リモートコントロールサーバ54は、
制御系通信網59上にある監視・制御対象機器56の仮
想機器56aを作成し、保持し、同仮想機器56aを通
じて最新のデータを収集し、監視・制御対象機器56と
情報を共有している。また、同サーバ54は、制御系通
信網591上にある監視・制御対象機機561の仮想機
器561aも作成し、保持し、同仮想機器561aから
最新のデータを収集して監視・制御対象機器561と情
報を共有している。同様に、制御系通信網592上にあ
る監視・制御対象機器562の仮想機器562aを作成
し、保持し、同仮想機器562aから最新のデータを収
集して監視・制御対象機器562と情報を共有してい
る。リモートコントロールサーバ55も同様に、制御系
通信網60、601、602上で結ばれている監視・制
御対象機器57、571、572と、それぞれの仮想機
器57a、571a、572aを通じて最新のデータの
収集して情報を共有している。さらにまた、リモートコ
ントロールサーバ65も同様にして、監視・制御対象機
器650、651、652と、それぞれの仮想機器65
0a、651a、652aを通じて最新のデータを収集
して情報を共有している。一方、リモートコントロール
サーバ54は、状態監視・記録機能とスケジュール/連
動制御機能を含むモニタリング機能と、仮想機器包含機
能の両方を含む固定エージェント610が常駐してい
る。同じくリモートコントロールサーバ55は、リモー
トコントロールサーバ54にある固定エージェント61
0と同じ機能をもった固定エージェント620が常駐し
ており、同様に、リモートコントロールサーバ65は、
リモートコントロールサーバ54に常駐している固定エ
ージェント610と同じ機能を有する固定エージェント
630が常駐している。リモートコントロールサーバ5
4においては、固定エージェント610にある仮想機器
包含機能により、リモートコントロールサーバ54が制
御系通信網上でそれぞれつながっている監視・制御対象
機器56、561、562の仮想機器56a、561a、
562aと、固定エージェント610に含まれる、これ
ら仮想機器のふるまいなどの機能を記述したスケジュー
ル/連動制御機能の設定と、固定エージェント610に
含まれる状態監視・記録機能が仮想機器を通じて取得し
た記録を包含した包含仮想機器を作成し、保持し、動作
させ、さらには配送することができる。また、リモート
コントロールサーバ55においては、固定エージェント
620にある仮想機器包含機能により、リモートコント
ロールサーバサーバ55が制御系通信網上でそれぞれつ
ながっている監視・制御対象機器57、571、572
の仮想機器57a、571a、572aと、固定エージ
ェント620に含まれる、これら仮想機器のふるまいな
どの機能を記述したスケジュール/連動制御機能の設定
と、固定エージェント620に含まれる状態監視・記録
機能が仮想機器を通じて取得した記録を包含した包含仮
想機器を作成し、保持し、動作させ、さらには配送する
ことができる。リモートコントロールサーバ65もま
た、固定エージェント630にある仮想機器包含機能に
より、リモートコントロールサーバ65が制御系通信網
上でそれぞれつながっている監視・制御対象機器65
0、651、652の仮想機器650a、651a、6
52aと、固定エージェント630に含まれる、これら
仮想機器のふるまいなどの機能を記述したスケジュール
/連動制御機能の設定と、固定エージェント630に含
まれる状態監視・記録機能が仮想機器を通じて取得した
記録を包含した包含仮想機器を作成し、保持し、動作さ
せ、さらには配送することができる。このような状態に
おいて、収集データ管理機能511、エージェント管理
機能512、サービス情報管理機能513、システム管
理機能514、マンマシン・モニタリング機能515を
有するセンターサーバ51は、リモートコントロールサ
ーバ54の固定エージェント610が作成した包含仮想
機器54Scを呼び寄せて保持しており、同様にリモー
トコントロールサーバ55の固定エージェント620が
作成した包含仮想機器55Scを、また、リモートコン
トロールサーバ65の固定エージェント630が作成し
た包含仮想機器65Scについても、同様にそれぞれ呼
び寄せ、保持している。このとき、センターサーバ51
内に保持されている包含仮想機器54Scは、リモート
コントロールサーバ54の固定エージェント610によ
って、リモートコントロールサーバ54内にあり、リモ
ートコントロールサーバ54と制御系通信網59、59
1、592のそれぞれの上にある監視・制御対象機器5
6、561、562の仮想機器56a、561a、562
aとそれぞれ常に情報が共有されている。同様に、セン
ターサーバ51内に保持されている包含仮想機器55S
cは、リモートコントロールサーバ55の固定エージェ
ント620によって、リモートコントロールサーバ55
内にあり、リモートコントロールサーバ55と制御系通
信網60、601、602のそれぞれの上にある監視・
制御対象機器57、571、572の仮想機器57a、
571a、572aとそれぞれ常に情報が共有されてい
る。さらにセンターサーバ51内に保持されている包含
仮想機器65Scにおいても、リモートコントロールサ
ーバ65の固定エージェント630によって、リモート
コントロールサーバ65内にあり、リモートコントロー
ルサーバ65と制御系通信網604、605、606の
それぞれの上にある監視・制御対象機器650、65
1、652のと仮想機器650a、651a、652a
とそれぞれ常に情報が共有されている。なお、クライア
ント端末52の場合も、同様であるので説明を省略す
る。次に、リモートコントロールサーバ54は、リモー
トコントロールサーバ55の固定エージェント620が
作成した包含仮想機器55Sbを、またリモートコント
ロールサーバ65の固定エージェント630が作成した
包含仮想機器65Sbについても、それぞれ呼び寄せ、
保持している。同様に、リモートコントロールサーバ5
5は、リモートコントロールサーバ54の固定エージェ
ント610が作成した包含仮想機器54Sbを、またリ
モートコントロールサーバ65の固定エージェント63
0が作成した包含仮想機器65Smについても、それぞ
れ呼び寄せ、保持している。さらにまた、リモートコン
トロールサーバ65は、リモートコントロールサーバ5
4の固定エージェント610が作成した包含仮想機器5
4Smを、またリモートコントロールサーバ55の固定
エージェント620が作成した包含仮想機器55Smに
ついても、それぞれ呼び寄せ、保持している。ここで、
リモートコントロールサーバ54内に保持されている、
リモートコントロールサーバ55の固定エージェント6
20によって作成された包含仮想機器55Sbは、リモ
ートコントロールサーバ55内にあり、リモートコント
ロールサーバ55と制御系通信網60、601、602
のそれぞれの上にある監視・制御対象機器57、57
1、572の仮想機器57a、571a、572aとそ
れぞれ常に情報が共有されている。同様に、リモートコ
ントロールサーバ54内に保持されている、リモートコ
ントロールサーバ65の固定エージェント630によっ
て作成された包含仮想機器65Sbは、リモートコント
ロールサーバ65内にあり、リモートコントロールサー
バ65と制御系通信網604、605、606のそれぞ
れの上にある監視・制御対象機器650、651、65
2の仮想機器650a、651a、652aとそれぞれ
常に情報が共有されている。以下、同様に、リモートコ
ントロールサーバ55内に保持されている包含仮想機器
54Sbは、リモートコントロールサーバ54と制御系
通信網59、591、592のそれぞれの上にある監視
・制御対象機器56、561、562の仮想機器56
a、561a、562aとそれぞれ常に情報が共有されて
おり、リモートコントロールサーバ55内に保持されて
いる包含仮想機器65Smは、リモートコントロールサ
ーバ65と制御系通信網604、605、606のそれ
ぞれの上にある監視・制御対象機器650、651、6
52の仮想機器650a、651a、652aとそれぞ
れ常に情報が共有されている。合わせて、リモートコン
トロールサーバ65内に保持されている包含仮想機器5
4Smは、リモートコントロールサーバ54と制御系通
信網59、591、592のそれぞれの上にある監視・
制御対象機器56、561、562の仮想機器56a、
561a、562aとそれぞれ常に情報が共有されてお
り、リモートコントロールサーバ65内に保持されてい
る包含仮想機器55Smは、リモートコントロールサー
バ55と制御系通信網60、601、602のそれぞれ
の上にある監視・制御対象機器57、571、572の
仮想機器57a、571a、572aとそれぞれ常に情
報が共有されている。このようなことから、センターサ
ーバ51とWANおよび/またLAN53を介して結ば
れているリモートコントロールサーバ54、55、65
は、それぞれのサーバが作成し、保持し、呼び寄せた
り、配送したりすることができる包含仮想機器を利用す
ることによって情報が共有されている。次に、センター
サーバ51から監視・制御対象機器56を制御する場
合、前述の説明により、センターサーバ51にある、監
視・制御対象機器56と情報を共有している包含仮想機
器54Scを操作すれば、この包含仮想機器54Sc
は、リモートコントロールサーバ54にある監視・制御
対象機器56の仮想機器56aと情報を常に共有してい
ることから情報が書き換えられる。仮想機器56aの情
報が書き換えれると、この仮想機器56aと監視・制御
対象機器56は常に情報を共有しているため、監視・制
御対象機器56の情報が書き換えられ、制御されること
になる。制御された結果は、これと逆の流れで、センタ
ーサーバ51に返送される。以下、センターサーバ51
から監視・制御対象機器561、562、57、57
1、572、650、651、652を包含仮想機器5
4Sc、55Sc、65Scを用いて制御する場合も同
様であり、クライアント端末52から、リモートコント
ロールサーバ54、55、65と制御系通信網上でつな
がっている監視・制御対象機器56、561、562、
57、571、572、650、651、652を包含
仮想機器54Sd、55Sd、65Sdを用いて制御す
るときも同様に行うことができ、これらの結果もセンタ
ーサーバやクライアント端末、各リモートコントロール
サーバに返送されることになる。
【0053】さらにまた、リモートコントロールサーバ
54とリモートコントロールサーバ55にそれぞれ制御
系通信網59、60上でつながれている監視・制御対象
機器56、57との間で機器の連動制御を行う場合につ
いて説明する。この場合、リモートコントロールサーバ
55には、予め、監視・制御対象機器57に異常があれ
ば、監視・制御対象機器56を制御するようにインプッ
トされたモニタリング機能を含む固定エージェント62
0が常駐している。リモートコントロールサーバ55が
監視・制御対象機器57の異常などを検知して、連動対
象機器である監視・制御対象機器56を制御しようとす
る場合、まず、監視・制御対象機器57の異常情報が入
出力装置61を経由して制御系通信網60を通じてリモ
ートコントロールサーバ55で検知され、監視・制御対
象機器57の仮想機器57aの情報が変わる。リモート
コントロールサーバ55にある固定エージェント620
が、監視・制御対象機器57の仮想機器57aの情報が
変化したことにより起動し、連動先として予め設定され
た監視・制御対象機器56を操作するため、リモートコ
ントロールサーバ55内にあり、リモートコントロール
サーバ54にある監視・制御対象機器56の仮想機器5
6aと常に情報を共有している包含仮想機器54Sbを
操作する。リモートコントロールサーバ55にある包含
仮想機器54Sbの情報が変化すると、リモートコント
ロールサーバ54にある仮想機器56aと包含仮想機器
54Sbは常に情報を共有しているため、仮想機器56
aの情報が変化し、仮想機器56aと監視・制御対象機
器56とは、常に情報を共有しているので、監視・制御
対象機器56は制御されることになる。一方、センター
サーバ51にある包含仮想機器54Sc、55Scやク
ライアント端末52にある包含仮想機器54Sd、55
Sdは、リモートコントロールサーバ54、55にある
監視・制御対象機器56、57の仮想機器56a、57
aと常に情報を共有していることから、センターサーバ
51やクライアント端末52に連動制御が行われた結果
が連係されたことになる。またさらには、リモートコン
トロールサーバ54は、自身が呼び寄せ、保持している
リモートコントロールサーバ55の包含仮想機器55S
b、リモートコントロールサーバ65の包含仮想機器6
5Sbの記録情報や制御設定情報を参照することによ
り、自身が制御系通信網上でつながっている監視・制御
対象機機の監視や制御について、総合的な勘案を行った
うえで、より多彩な監視・制御を行うことも可能とな
る。例えば、リモートコントロールサーバ54におい
て、ある機器のスケジュール運転を行うとき、常駐する
固定エージェント610に、制御系通信網上でつながれ
ている当該機器の電流値がしきい値を越え、リモートコ
ントロールサーバ54、55、65を合わせた電流値も
しきい値を超えた場合、これらの電流値がそれぞれの限
界値の範囲内であれば、リモートコントロールサーバ5
5や65から呼び寄せ、保持している包含仮想機器55
Sbや65Sbを参照し、リモートコントロールサーバ
55、65に制御系通信網上で接続されている各機器の
運転時間を考慮して、当該機器を残りの時間を運転させ
ることも可能となる。
【0054】なお、実際に監視・制御すべき点数が数万
点に及ぶ場合については、図12に例示しているよう
に、リモートコントロールサーバ90をリモートコント
ロールサーバ54、55、65とWANおよび/または
LAN53で結び、リモートコントロールサーバ90に
包含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成する包含仮
想機器統括機能901を常駐させる。この機能により、
リモートコントロールサーバ90が呼び寄せ、保持して
いるリモートコントロールサーバ54の包含仮想機器5
4Se、リモートコントロールサーバ55の包含仮想機
器55Se、リモートコントロールサーバ65の包含仮
想機器65Seを統括する統括仮想機器をリモートコン
トロールサーバ90が作成する。センターサーバ51や
クライアント端末52は、リモートコントロールサーバ
90が作成した統括仮想機器90Tc、90Tdを呼び
寄せ、保持し、操作することによって、各監視・制御対
象機器56、561、562、57、571、572、
650、651、652と効率的に情報を共有し、迅速
かつ円滑に制御することが可能となる。これは、例えば
センターサーバ51が呼び寄せ、保持している統括仮想
機器90Tcは、常にリモートコントロールサーバ90
がリモートコントロールサーバ54から呼び寄せ、保持
している包含仮想機器54Seと情報を共有しており、
この包含仮想機器54Seは、前述したとおり、リモー
トコントロールサーバ54が作成して保持している仮想
機器56a、561a、562aと情報を共有してお
り、これら仮想機器は、制御系通信網59、591、5
92のそれぞれの上でリモートコントロールサーバ54
と結ばれている監視・制御対象機器56、561、56
2と情報を共有しているためである。リモートコントロ
ールサーバ55と65についても同様である。またさら
に、機器間の連動制御を行う場合、例えばリモートコン
トロールサーバ54と制御系通信網59上で接続されて
いる監視・制御対象機器56と、リモートコントロール
サーバ55と制御系通信網60上で入出力装置61を経
由して接続されている監視・制御機器57が連動制御対
象機器である場合についても説明する。この場合、各リ
モートコントロールサーバにある固定エージェントに
は、どの機器間で連動制御するかをインプットしてお
く。さて、例えば、リモートコントロールサーバ55と
入出力装置61を経由して接続されている監視・制御対
象機器57の状態に異常が起こった場合、リモートコン
トロールサーバ55が保持し、監視・制御対象機器57
と常に情報を共有している仮想機器57aの情報が変更
される。仮想機器57aの内容が変更になれば、このこ
とをリモートコントロールサーバ90が呼び寄せ、保持
しており、リモートコントロールサーバ55が作成した
包含仮想機器55Seは、リモートコントロールサーバ
55にある仮想機器57aと常に情報を共有しているの
で、包含仮想機器55Seの内容が変更される。リモー
トコントロールサーバ90が呼び寄せ、保持している包
含仮想機器55Seの内容が変更されれば、リモートコ
ントロールサーバ55が作成し、リモートコントロール
サーバ54が呼び寄せ、保持している包含仮想機器55
Sbと包含仮想機器55Seとは情報を共有しているた
め、包含仮想機器55Sbの情報が変更される。リモー
トコントロールサーバ54では、包含仮想機器55Sb
の内容が変更されたことにより固定エージェント610
が起動し、連動制御対象機器である監視・制御対象機器
56の仮想機器56aの情報が変更される。仮想機器5
6aの内容が変更されると、監視・制御対象機器56は
仮想機器56aと常に情報を共有しているため、監視・
制御対象機器56が制御される。また、センターサーバ
51とクライアント端末52は、リモートコントロール
サーバ90が作成し、センターサーバ51が呼び寄せ、
保持している統括仮想機器90Tcと、またクライアン
ト端末52が呼び寄せ、保持している統括仮想機器90
Tdとが包含仮想機器55Seと情報を共有しているた
め、リモートコントロールサーバ90にある包含仮想機
器55Seの内容が変更されれば、統括仮想機器90T
c、90Tdの内容が変更される。監視・制御対象機器
56が制御された内容についても、これまでの説明のと
おりにリモートコントロールサーバ54、55、65、
90、センターサーバ51、クライアント端末52にお
ける仮想機器や包含仮想機器、統括仮想機器が情報を常
に共有していることから、結果が連係されることにな
る。なお、リモートコントロールサーバ54、55、6
5の間で、他の監視・制御対象機器間で連動制御する場
合も同様であるので、説明を省略する。またこれらの場
合、例えばリモートコントロールサーバ90が故障した
としても、各リモートコントロールサーバ間で、お互い
が作成した包含仮想機器を呼び寄せ、保持しているた
め、各リモートコントロールサーバ間で情報の共有や連
動制御を行うことができ、システムの信頼性は確保され
ることになる。
【0055】
【発明の効果】本発明のサーバによれば、センターやク
ライアントにある監視・制御対象機器と同じ情報をもつ
分身として記述されたソフトウエアオブジェクトである
仮想機器は、常に監視・制御対象機器と同じ情報を共有
しているので、センターやクライアントは、自身が保持
している仮想機器の変更を行うことで容易に遠隔地の監
視・制御対象機器の監視・制御を行うことができる。ま
た、機器の監視・制御を実現するソフトウエアを開発す
る際に、仮想機器をソフトウエア部品として利用できる
ので、データ通信や計測制御の知識がなくても高度な監
視・制御システムを構築することができる。さらにシス
テムの変更や各種パラメータの設定などをネットワーク
経由で可能とするため、機器の取り替えや技術者が直接
現場へ出向く度合いが少なくなり、メンテナンス費用が
安くなる。そして、制御系と情報系のネットワークをシ
ームレスに連係することができ、仮想機器をネットワー
ク分散オブジェクト技術で実装し、位置依存性をなくし
たことで、エージェント技術を利用した機器の監視・制
御が可能になった。
【0056】また、本発明では、包含仮想機器や統括仮
想機器を利用することによって、センターサーバやクラ
イアント端末が扱える監視・制御対象機器の数を大幅に
増やすことができ、かつこれら多数の監視・制御対象機
器やリモートコントロールサーバと、センターサーバ・
クライアント端末とのトラフィック量を削減することが
でき、効率的な管理、監視・制御を行うことができる。
例えば携帯電話などの無線公衆電話を搭載することによ
って、有線公衆回線網のない地域でも無線公衆回線での
接続を可能とし、また、RS232Cへの切り替えがで
き、外部通信装置の取り付けも可能なシリアルポートを
有することから、外部との通信手段の幅を広げるととも
に、サーバの設置可能な場所の幅も広げている。また、
本発明によれば、監視・制御対象機器や入出力装置との
制御信号、データ伝送を行う通信用ポートを有してお
り、合わせて該ポートに接続されている機器などへの電
力供給を行うことができることから、監視・制御対象機
器の電気配線を容易にすることができる。また、本発明
によれば、広域通信ネットワーク経由で例えばTCP/
IPによる通信を行うことを可能としているため、セン
ター等が遠隔地にあった場合、インターネットを利用す
れば、公衆回線を使用する場合に比べて通信料を安くす
ることができるだけでなく、世界中のどの場所からもリ
モートコントロールサーバへのアクセスを安価にかつ容
易にすることができる。また、本発明によれば、監視・
制御対象機器から直接データを収集することが可能とな
る。また、本発明によれば、システムの機能設定や保守
専用のシリアルポートを備えていることから、システム
の機能設定やメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本発明によれば、バックアップ回路を搭載してい
ることにより、停電時にデータを失うことなく、停電前
の状態に復旧することができ、監視・制御データなどの
連続性が極力損なわれないようにすることができる。ま
た、本発明によれば、ソフトウエア入力スイッチを通じ
てシャットダウンなどを外部から行ったときに、起動し
ているアプリケーションなどを安全に終了させてから、
ハードウエアを終了させることができる。また、本発明
によれば、宇宙船でも採用されるリアルタイムオペレー
ティングシステムを採用していることから、安定した機
器の監視・制御が行われるとともに、システム全体の信
頼性を高めている。また、Java実行環境を有してい
ることから、オブジェクト指向に基づいたビジュアルな
開発環境によって、効率的なシステム構築が可能とな
る。また、本発明によれば、従来は設置できなかったよ
うな場所や環境でのシステムの構築が可能となり、従来
システムに比べて適用範囲が広くなる。また、モバイル
媒体からの操作を可能とするため、固定的な場所でのシ
ステム管理から解放されるだけでなく、異常があった場
合、例えばメンテナンス要員を緊急呼び出しすることに
より、素早い対応が可能となる。また、本発明によれ
ば、センターサーバやクライアント端末、外部システム
のデータベースの利用や外部システムでのデータの処理
や加工が可能となり、データ分析の精度を高めることも
できる。また、本発明によれば、汎用デジタル入力をJ
avaアプリケーションで扱えるようになったため、適
用範囲が広がった。また、本発明によれば、システムの
動作や異常状態をログメッセージとして不揮発性メモリ
に記憶できるため、データの損失を防止できる。また、
システムの警報メッセージ等を管理者へ電子メールなど
で通報するため、素早い対応が可能となる。また、本発
明によれば、サーバにエージェントを常駐させて監視・
制御を行うことにより、単独動作が可能になり、クライ
アント端末や他のサーバがダウンしても自律した監視・
制御が可能となるだけでなく、常時、機器との通信回線
を接続しておく必要がないため、通信料が安くなる。
【0057】さらにまた、本発明のシステムによれば、
ユーザーのニーズにきめ細かく対応できるシステムの運
転ができるとともに、効率のよいシステム全体の運転管
理が可能となるだけでなく、リモートコントロールサー
バ間で、互いに接続されている機器の状態を監視しなが
ら、さらには他のリモートコントロールサーバが収集し
た記録や、制御設定を総合勘案することにより、よりき
め細かな、しかも多彩な監視や制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーバのハードウエア概略ブロック図である。
【図2】サーバをセンターサーバに対するリモートコン
トロールサーバとして位置付けた場合のクライアント端
末および監視・制御対象機器との連係を示したシステム
構成図である。
【図3】クライアントやセンター側の情報端末(クライ
アントマシンやセンターサーバ)に情報を提供するため
の操作プログラムであるVmクラスファイルを管理する
OPサーバ110と、クライアントやセンター側に監視
・制御対象機器のVmクラスを配送するHTTPサーバ
120とを有するサーバプログラム100の説明図であ
る。
【図4】OPサーバが有する、監視・制御対象機器のV
m管理テーブル130(各監視・制御対象機器を遠隔操
作するために監視・制御対象機器のVmクラス番号を収
録したものであり、各監視・制御対象機器のVmクラス
番号に対応するインターフェース番号も合わせて収録さ
れている)の説明図である。
【図5】監視・制御対象機器のネットワーク変数に対応
するフィールド変数と、これらフィールド変数を読みと
る情報参照メソッド、フィールド変数中の変更あるいは
設定を許容された変数を操作する情報操作メソッドとを
有するサーバプログラム説明図である。
【図6】図2の状態から、リモートコントロールサーバ
54に監視・制御対象機器561、562が新たに接続
され、包含仮想機器を用いて情報を共有したり、監視・
制御を行ったりするシステム構成図である。
【図7】図6の状態から、リモートコンロトールサーバ
55にも、監視・制御対象機器571、572が新たに
接続され、リモートコントロールサーバ90を接続し
て、統括仮想機器を用いて情報を共有したり、監視・制
御を行ったりするシステム構成図である。
【図8】図7において、包含仮想機器機能901を有し
たリモートコントロールサーバ90が、リモートコント
ロールサーバ54、55がそれぞれ作成した包含仮想機
器54Se、55Seを呼び寄せ、保持している状態の
説明図である。
【図9】図7において、センターサーバ51が、リモー
トコントロールサーバ90が作成した統括仮想機器90
Tcを呼び寄せ、保持している状態の説明図である。
【図10】クライアント端末とセンターサーバがWAN
および/またはLANを通じて、制御用通信ポートを介
して監視・制御対象機器を接続したリモートコントロー
ルサーバと位置づけられる二のサーバと接続された、セ
ンターサーバまたはクライアント端末で監視・制御対象
機器の監視・制御を行うシステム説明図である。
【図11】図6の状態から監視・制御対象機器が増加
し、包含仮想機器を利用して情報の共有や監視・制御、
さらには連動制御を行う説明図である。
【図12】図7の状態からリモートコントロールサーバ
90をWANおよび/またはLANを介して接続し、統
括仮想機器を利用して情報の共有や監視・制御、さらに
は連動制御を行う説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E (72)発明者 大野 光治 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 東原 良一郎 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 尾▲崎▼ 賢二 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 豊田 将史 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号 四国計測工業株式会社内 (72)発明者 今井 徹 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号 四国計測工業株式会社内 (72)発明者 黒川 俊司 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号 四国計測工業株式会社内 (72)発明者 松本 禎之 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号 四国計測工業株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GB02 GB07 HA06 HA16 KB04 5H223 AA01 AA05 AA09 AA17 CC01 CC03 CC08 CC09 DD05 DD07 DD09 EE11 FF05 5K048 BA21 DC07 EB02 EB10 HA01 HA02 5K101 KK11 KK12 LL01

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分
    身として記述されたソフトウエアオブジェクトであっ
    て、これら対象機器との通信に使われる複数の通信プロ
    トコルをその中に隠蔽した仮想機器を作成し、保持し、
    および/または動作させることができ、および/または、
    この仮想機器を配送させることができるサーバ。
  2. 【請求項2】 他のサーバが作成した仮想機器を呼び寄
    せ、保持し、および/または動作させることができる請
    求項1のサーバ。
  3. 【請求項3】 仮想機器を操作することによって監視・
    制御対象機器の情報を変更および/または監視・制御を
    行うことができる請求項1または2のサーバ。
  4. 【請求項4】 さらに複数の仮想機器および/または各
    仮想機器のふるまいなどの機能を記述した固定エージェ
    ントの設定および/または各仮想機器を通じて取得した
    記録までを含めた包含仮想機器およびさらには複数の包
    含仮想機器を統括する統括仮想機器を作成し、保持し、
    および/または動作させる機能を有し、および/または、
    配送する機能を有する請求項1、2または3のサーバ。
  5. 【請求項5】 他のサーバが作成した包含仮想機器およ
    び/または統括仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/ま
    たは動作させることができる請求項4のサーバ。
  6. 【請求項6】 包含仮想機器および/または統括仮想機
    器を操作することによって、複数の監視・制御対象機器
    それぞれの情報を変更および/または監視・制御を行う
    ことができる請求項4または5のサーバ。
  7. 【請求項7】 ネットワークとしてつながっているシス
    テムを構成するセンターサーバに対するリモートコント
    ロールサーバとして位置づけられる請求項1ないし6の
    いずれかのサーバ。
  8. 【請求項8】 無線通信装置を標準搭載するとともに、
    該無線通信装置から、装備されているRS232Cへ切
    り替えることによって、シリアル通信機能を有する外部
    通信装置も取付可能である請求項1ないし7のいずれか
    のサーバ。
  9. 【請求項9】 監視・制御対象機器や制御系通信用LS
    Iであるマイクロコンピュータもしくは制御系通信用モ
    ジュールを実装した入出力装置などとの通信および電力
    供給を行うことができる制御用通信ポートを装備した請
    求項1ないし8のいずれかのサーバ。
  10. 【請求項10】 Ethernet(登録商標)ポート
    を備え、LAN(Local Area Network)およびWAN
    (Wide Area Network)用機器を介して広域通信ネット
    ワーク経由でインターネットプロトコルを使用した通信
    を行うことを可能とした請求項1ないし9のいずれかの
    サーバ。
  11. 【請求項11】 監視・制御対象機器用として内部シス
    テムと電気的に絶縁されたデジタル入力インターフェー
    スを装備した請求項1ないし10のいずれかのサーバ。
  12. 【請求項12】 システムの機能設定、保守用としての
    コンソール装置を接続することができるシリアルポート
    を装備した請求項1ないし11のいずれかのサーバ。
  13. 【請求項13】 バックアップ電池により停電時におい
    てメモリエリアのデータ保護を行うと同時に、停電日時
    を記録することができ、復旧時に停電前の状態に復帰で
    きる請求項1ないし12のいずれかのサーバ。
  14. 【請求項14】 外部記憶装置へのソフトウエアインス
    トールやメンテナンスを行うタイミング入力としてのソ
    フトウエア入力スイッチと、ハードウエアリセットスイ
    ッチを外部から操作できるようにした請求項1ないし1
    3のいずれかのサーバ。
  15. 【請求項15】 リアルタイムオペレーティングシステ
    ムとJava実行環境を標準搭載し、クライアントサー
    バ機能、エージェントサーバ機能、HTTPサーバ機能
    を提供するプログラムを有する請求項1ないし14のい
    ずれかのサーバ。
  16. 【請求項16】 無線電話やモデムなどを介して、ケー
    ブル敷設ができない場所へのサーバの設置や、モバイル
    媒体からの接続などを容易にするため、公衆回線経由で
    データ交換や双方向の呼び出しができるPPP(Point
    to Point Protocol)接続機能を装備し、Java(登
    録商標)アプリケーションからPPPの接続を直接コン
    トロールすることにより、異常通知などの緊急呼び出し
    機能を有する請求項1ないし15のいずれかのサーバ。
  17. 【請求項17】 FTP機能、TELNET機能を有し
    ていることにより、クライアント端末やセンターサー
    バ、および/または外部システムとの間でファイルやデ
    ータを転送したり、転送されることができ、Javaア
    プリケーションをネットワーク環境下で実行管理するた
    めの環境を有する請求項1ないし16のいずれかのサー
    バ。
  18. 【請求項18】 デジタル入力をJavaアプリケーシ
    ョンで処理できる請求項1ないし17のいずれかのサー
    バ。
  19. 【請求項19】 自己診断機能により発見した異常状
    態、ならびに監視・制御対象機器や制御系通信網の動作
    や異常状態をシステムログ管理機能によりログメッセー
    ジとしてシステム内の不揮発性メモリに記録することが
    でき、予め設定された箇所や人へ警報メッセージなどを
    電子メールとして送信できる機能を有する請求項1ない
    し17のいずれかのサーバ。
  20. 【請求項20】 固定エージェントを配送、常駐させる
    リモートステーションシステムを装備し、外部につなが
    る監視・制御対象機器の情報収集および制御を仮想機器
    を用いて行うとともに、それらの情報の加工・演算など
    を実施することができるモニタリング機能を有する請求
    項1ないし19のいずれかのサーバ。
  21. 【請求項21】 監視・制御対象機器の情報および現状
    値を、予め登録されたスケジュールに従って収集・保存
    したり、指定された情報の状態変化記録の保存や指定周
    期でのアナログ値のトレンド記録、日報・月報等の作成
    を行うとともに、仮想機器を介して現状値の表示および
    保存データのネットワーク経由による閲覧を行うことが
    できる請求項1ないし20のいずれかのサーバ。
  22. 【請求項22】 スケジュール運転実行管理機能および
    機器連動制御機能を搭載した請求項1ないし21のいず
    れかのサーバ。
  23. 【請求項23】 通信・情報系ネットワークに接続さ
    れ、一または二以上のリモートコントロールサーバや、
    監視・制御対象機器全体がネットワークとしてつながっ
    ているシステムの管理をするセンターサーバであって、 そのリモートコントロールサーバが、 監視・制御対象機器と同じ情報を持つ分身として記述さ
    れたソフトウエアオブジェクトであり、これら対象機器
    との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中で隠
    蔽している仮想機器を作成し、保持し、および/または
    動作させることができる機能を有し、および/または、
    配送することができる機能を有し、 さらに、複数の仮想機器および/または仮想機器のふる
    まいなどの機能を記述した固定エージェントの設定およ
    び/または各仮想機器を通じて取得した記録までを含め
    た包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統
    括する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または
    動作させることができる機能を有し、および/または、
    配送することができる機能を有し、 また他のリモートコントロールサーバなどが作成した仮
    想機器、包含仮想機器、および/または統括仮想機器を
    呼び寄せ、保持し、および/または動作させることがで
    きる機能を有し、 また該仮想機器、包含仮想機器、および/または統括仮
    想機器を操作することによって、各監視・制御対象機器
    の情報を変更および/または監視・制御を行うことがで
    きる機能を有し、 また固定エージェントを配送、常駐させるリモートステ
    ーションシステムを装備し、外部につながる監視・制御
    対象機器の情報収集および監視・制御を仮想機器を用い
    て行うとともに、それらの情報の加工・演算などを実施
    することができるモニタリング機能を有するものからな
    るものにおいて、 下記の特徴を有するセンターサーバ。監視・制御対象機
    器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフトウエア
    オブジェクトであって、これら対象機器との通信に使わ
    れる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽している仮想
    機器を作成し、保持し、および/または動作させること
    ができ、 一または二以上のリモートコントロールサーバに該仮想
    機器および/または該サーバのふるまいなどを定めたエ
    ージェントを配信することができ、 さらに、複数の仮想機器および/または仮想機器のふる
    まいなどの機能を記述した固定エージェントの設定およ
    び/または各仮想機器を通じて取得した記録までを含め
    た包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統
    括する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または
    動作させることができ、および/または、配送すること
    ができ、 またリモートコントロールサーバが作成した仮想機器、
    包含仮想機器、および/または統括仮想機器を呼び寄
    せ、保持し、および/または動作させることができ、 監視・制御対象機器と同じ情報を共有し、該仮想機器、
    包含仮想機器、統括仮想機器を操作することによって、
    および/または、エージェントを動作させることによっ
    て、該対象機器の情報を変更および/または監視・制御
    を行うことができ、 これらの行為によって収集したデータの管理・加工やシ
    ステムの管理をするものであること。
  24. 【請求項24】 クライアント端末およびセンターサー
    バが、WANおよび/またはLANを介して、監視・制
    御対象機器と制御系通信網でつながっているリモートコ
    ントロールサーバとネットワークとしてつながっている
    自律した分散制御を行えるシステムであって、そのシス
    テム上を、監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分身と
    して記述され、かつ、これら対象機器との通信に使われ
    る複数の通信プロトコルをその中に隠蔽しているソフト
    ウエアオブジェクトである仮想機器を透過性をもって移
    動させ、および/または、クライアント端末やセンター
    サーバ、リモートコントロールサーバに保持させること
    を特徴とするシステム。
  25. 【請求項25】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分身として記
    述されたソフトウエアオブジェクトであって、これら対
    象機器との通信に使われる複数の通信プロトコルをその
    中に隠蔽した仮想機器を作成し、保持し、および/また
    は動作させることができ、および/またはこの仮想機器
    を配送させることができるものである請求項24のシス
    テム。
  26. 【請求項26】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、他のサーバが作成した仮想機器を呼び寄せ、保持
    し、および/または動作させることができるものである
    請求項24または25のシステム。
  27. 【請求項27】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、仮想機器を操作することによって監視・制御対象機
    器の情報を変更および/または監視・制御を行うことが
    できるものである請求項24、25または26のシステ
    ム。
  28. 【請求項28】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、さらに複数の仮想機器および/または各仮想機器の
    ふるまいなどの機能を記述した固定エージェントの設定
    および/または各仮想機器を通じて取得した記録までを
    含めた包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器
    を統括する統括仮想機器を作成し、保持し、および/ま
    たは動作させる機能を有し、および/または、配送する
    機能を有するものである請求項24ないし27のいずれ
    かのシステム。
  29. 【請求項29】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、他のサーバが作成した包含仮想機器および/または
    統括仮想機器を呼び寄せ、保持し、および/または動作
    させることができるものである請求項28のシステム。
  30. 【請求項30】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、包含仮想機器および/または統括仮想機器を操作す
    ることによって、複数の監視・制御対象機器それぞれの
    情報を変更および/または監視・制御を行うことができ
    るものである請求項28または29のシステム。
  31. 【請求項31】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、固定エージェントを配送、常駐させるリモートステ
    ーションシステムを装備し、外部につながる監視・制御
    対象機器の情報収集および監視・制御を仮想機器を用い
    て行うとともに、それらの情報の加工・演算などを実施
    することができるモニタリング機能を有するものである
    請求項24ないし30のいずれかのシステム。
  32. 【請求項32】 上記のリモートコントロールサーバ
    が、センターサーバに対するリモートコントロールサー
    バとして位置づけられる請求項24ないし31のいずれ
    かのシステム。
  33. 【請求項33】 上記のセンターサーバが、監視・制御
    対象機器と同じ情報をもつ分身として記述されたソフト
    ウエアオブジェクトであって、これら対象機器との通信
    に使われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽してい
    る仮想機器を作成し、保持し、および/または動作させ
    ることができ、 一または二以上のリモートコントロールサーバに該仮想
    機器および/または該サーバのふるまいなどを定めたエ
    ージェントを配信することができ、 さらに複数の仮想機器および/または仮想機器のふるま
    いなどの機能を記述した固定エージェントの設定および
    /または各仮想機器を通じて取得した記録までを含めた
    包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統括
    する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または配
    送することができ、 またリモートコントロールサーバが作成した仮想機器、
    包含仮想機器および/または統括仮想機器を呼び寄せ、
    保持し、および/または動作させることができ、 監視・制御対象機器と情報を共有し、該仮想機器、包含
    仮想機器および/または統括仮想機器を操作することに
    よって、および/または、エージェントを動作させるこ
    とによって、各監視・制御対象機器の情報を変更および
    /または監視・制御することができ、これらの行為によ
    って収集したデータの管理・加工やシステムの管理をす
    るものからなる請求項24ないし32のいずれかのシス
    テム。
  34. 【請求項34】 上記のセンターサーバが、 監視・制御対象機器と同じ情報をもつ分身として記述さ
    れたソフトウエアオブジェクトであって、これら対象機
    器との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中に
    隠蔽している仮想機器を作成し、保持し、および/また
    は動作させることができ、 一または二以上のリモートコントロールサーバに該仮想
    機器および/または該サーバのふるまいなどを定めたエ
    ージェントを配信することができ、 さらに複数の仮想機器および/または仮想機器のふるま
    いなどの機能を記述した固定エージェントの設定および
    /または各仮想機器を通じて取得した記録までを含めた
    包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統括
    する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または配
    送することができ、 またリモートコントロールサーバが作成した仮想機器、
    包含仮想機器および/または統括仮想機器を呼び寄せ、
    保持し、および/または動作させることができ、 監視・制御対象機器と情報を共有し、該仮想機器、包含
    仮想機器および/または統括仮想機器を操作することに
    よって、および/または、エージェントを動作させるこ
    とによって、各監視・制御対象機器の情報を変更および
    /または監視・制御することができ、 これらの行為によって収集したデータの管理・加工やシ
    ステムの管理をするものからなり、かつ、 そのリモートコントロールサーバが、 監視・制御対象機器と同じ情報を持つ分身として記述さ
    れたソフトウエアオブジェクトであり、これら対象機器
    との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中で隠
    蔽している仮想機器を作成し、保持し、および/または
    動作させることができる機能を有し、および/または、
    この仮想機器を配送する機能を有し、 さらに、複数の仮想機器および/または仮想機器のふる
    まいなどの機能を記述した固定エージェントの設定およ
    び/または各仮想機器を通じて取得した記録までを含め
    た包含仮想機器およびさらには複数の包含仮想機器を統
    括する統括仮想機器を作成し、保持し、および/または
    動作させることができる機能を有し、および/または配
    送する機能を有し、 また他のリモートコントロールサーバなどが作成した仮
    想機器、包含仮想機器および/または統括仮想機器を呼
    び寄せ、保持し、および/または動作させることができ
    る機能を有し、 該仮想機器、包含仮想機器および/または統括仮想機器
    を操作することによって、各監視・制御対象機器の情報
    を変更、および/または監視・制御を行うことができる
    機能を有し、固定エージェントを配送、常駐させるリモ
    ートステーションシステムを装備し、外部につながる監
    視・制御対象機器の情報収集および監視・制御を仮想機
    器を用いて行うとともに、それらの情報の加工・演算な
    どを実施することができるモニタリング機能を有するも
    のからなる請求項24のシステム。
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