JP2002156799A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002156799A
JP2002156799A JP2000351727A JP2000351727A JP2002156799A JP 2002156799 A JP2002156799 A JP 2002156799A JP 2000351727 A JP2000351727 A JP 2000351727A JP 2000351727 A JP2000351727 A JP 2000351727A JP 2002156799 A JP2002156799 A JP 2002156799A
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JP
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image
developer
image forming
forming apparatus
carrier
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JP2000351727A
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English (en)
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Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力を高速で且つ連続して行った場合で
も,現像装置及び現像装置が構成する画像形成装置内部
の温度上昇による出力画像品位の低下を防止することに
より、高品位な出力画像を長期間にわたり提供できる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像装置4近傍の雰囲気の絶対水分量を
検知する環境センサ5と、連続画像形成時の画像形成開
始からの画像形成回数をカウントするコントロール回路
26とを備え、環境センサ5によって検知された水分量
と、コントロール回路26によってカウントされた画像
形成回数とに対応して現像スリーブ4−1の回転駆動を
制御し現像スリーブ4−1の回転速度の設定速度を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用する複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置にあっては、近年、データ通信用ネットワー
クによるデジタル情報伝達や、その情報のハード出力機
としての画像形成装置が盛んに提案されている。
【0003】かかる従来の画像形成装置の一例たるデジ
タルプリンタの槻略構成図を8図に示す。
【0004】潜像担持体たる感光ドラム101は、円筒
状の導電基体上に光導電層を設けたもので、図中の矢印
A方向に回転自在に軸支されている。
【0005】そして、感光ドラム101の周囲には、図
8に示すA方向に沿って順に、感光ドラム101の表面
を均一に帯電するスコロトコン帯電器102、原稿を読
み取り面像の濃度に応じた画像信号に基づいて感光ドラ
ム101を露光し感光ドラム101上に静電潜像を形成
する露光装置103、上記静電潜像にトナーを付着させ
てトナー像を形成する現像装置104、感光ドラム10
1上に形成されたトナー像を転写材W上に転写する転写
装置たるコロナ転写帯電器105、コロナ転写帯電器1
05によってトナー像が転写された転写材Wを感光ドラ
ム101から分離する分離帯電器106、転写材Wへの
トナー像の転写後に感光ドラム101上の残留トナーを
除去するクリーニング装置107、感光ドラム101の
残留電荷を除去する前露光装置108等が配置されてい
る。
【0006】又、トナー像が転写された転写材Wは、感
光ドラム101から分離された後に定着装置109に搬
送され、ここで表面のトナー像が定着され、所望のプリ
ント画像が形成されて画像形成装置本体の外部に排出さ
れる。
【0007】リーダー部110は、原稿ガラス台(図示
せず)上に載置されている原稿から画像情報を読み取
り、画像処理回路111によりシェーデイング補正、l
og変換、2値化処理が行なわれ画像データが生成され
る。
【0008】上記のように生成された2値データに基づ
き、レーザ駆動回路、ポリゴンミラースキャナ等で構成
される露光装置103が感光ドラム101にラスタ走査
書き込みし、感光ドラム101上に画像情報としてデジ
タル静電潜像を形成する。
【0009】又、一般的には現像剤担持体104−1の
回転速度V2は、感光ドラム101の回転速度Vlより
も大きく設定され、更には1.4から2.2倍とするこ
とがより一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の画像形成装置、特に高速のデジタル方式のものに
おいては、適度な休止間隔を設けずに画像出力を連続し
て行った場合,画像濃度低下を中心とする種々の出力画
像品位低下を招く場合があった。
【0011】この主な原因は,現像剤担持体104−1
の回転により現像剤量規制手段たる規制ブレード104
−2近傍に滞留する現像剤との摩擦熱や、スタックレス
両面コピー時に定着直後の比較的高温の転写材が転写領
域に供給されることによって現像装置近傍の温度が上昇
すること、更に高温化で現像剤担持体が高速回転するこ
とによる現像剤へのストレスにより、樹脂を主体とする
現像剤の変質が起こったためと考えられる。
【0012】図9は、常温常湿(23℃、50%RH)
環境下での現像装置の規制ブレードの温度Tdbldと
画像反射濃度との関係を示したものである。
【0013】図9から、Tdbld温度が上昇すると最
大画像反射濃度は低下してゆくことがわかる。更に湿度
が上昇することによりトナーへの電荷付与能力が低下
し、濃度低下量は大きくなる。
【0014】又、トナー凝集により現像剤担持体のトナ
ーコートが不均一になりスジ状の濃度ムラも発生する場
合がある。
【0015】ここで、最大画像反射濃度とは、米国Ma
cBeth社製の画像反射濃度計RD−914を用い
て、画像反射濃度1.2を有する直径5mの円形の原稿
が複写画像上に現れた部分の5点を測定した値の平均値
である(以下同じ)。
【0016】かかる問題は、ネットワーク環境の発展等
に伴う画像出力速度の高速化、処理部数の大量化等が要
求される今日にあってはますます深刻になっている。
【0017】かかる問題を解消するためベルチェ素子、
ヒートパイプを使用する方法もあるが、この素子は高価
であり、且つ、高温側から放出された熱を搬送するため
の気流を発生させる必要がある等の欠点がある。又、フ
ァンによる空冷も、装置の大型化、コストアップとなっ
てしまう。
【0018】そこで,本発明は、画像出力を高速で且つ
連続して行った場合でも,現像装置及び現像装置が構成
する画像形成装置内部の温度上昇による出力画像品位の
低下を防止することにより、高品位な出力画像を長期間
にわたり提供できる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、画像情報に応じた潜像を担持する潜像担持体と、
該潜像担持体に現像剤を付与することにより上記潜像を
現像剤像として可視化する現像装置と、該現像装置によ
る上記現像剤像を転写材に転写させる転写装置と、該転
写装置によって上記現像剤像の転写を受けた上記転写材
を加熱及び加圧することにより上記現像剤像を上記転写
材に定着させる定着装置とを備える画像形成装置であっ
て、現像装置が、潜像担持体に接触若しくは近接して対
向し軸線まわりに回転自在に配設され表面で現像剤を担
持し上記潜像担持体に該現像剤を供給する現像剤担持体
と、該現像剤担持体を回転駆動する駆動手段とを備える
画像形成装置において、現像装置近傍の雰囲気の絶対水
分量を検知する水分量検知手段と、連続画像形成時の画
像形成開始からの画像形成回数をカウントするカウント
手段とを備え、上記水分量検知手段によって検知された
水分量と、上記カウント手段によってカウントされた画
像形成回数とに対応して駆動手段による該現像剤担持体
の回転駆動を制御し現像剤担持体の回転速度の設定速度
を変更するよう構成されているという第一の発明によっ
て達成される。
【0020】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、現像剤像を一方の面に担持する転写材の
定着装置による定着後に該転写材を他方の面に画像形成
させるよう転写装置による現像剤像の転写位置へ向けて
再び搬送する再搬送手段を備え、該再搬送手段による再
搬送時に、上記水分量検知手段によって検知された水分
量と、上記カウント手段によってカウントされた画像形
成回数とに対応して現像剤担持体の回転速度を変更する
よう駆動手段による該現像剤担持体の回転駆動を制御す
るよう設定されているという第二の発明によっても達成
される。
【0021】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、現像装置は、現像剤担
持体上の現像剤量を所定量に規制する現像剤量規制手段
を備えているという第三の発明によっても達成される。
【0022】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、水分量検知手
段によって検知された水分量が所定量以上、且つ、カウ
ント手段によってカウントされた画像形成回数が所定回
数以上の際に、現像剤担持体の回転速度の設定速度を低
下させるよう設定されているという第四の発明によって
も達成される。
【0023】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、現像剤担持
体の回転速度の変更に対応して画像形成条件を変更する
よう設定されているという第五の発明によっても達成さ
れる。
【0024】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明において、現像剤担持体は、潜像担持体との間に現
像バイアスが印加されるよう構成されており、画像形成
条件として現像バイアスを変更するよう設定されている
という第六の発明によっても達成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0026】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0027】図1は、本実施形態の画像形成装置の一例
として、コピースピード85枚の複写機能及びプリンタ
機能を有しレーザのON/OFFにより二値画像を形成
する画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0028】潜像担持体たる感光ドラム1は、直径10
8mmで感光層にa−Siを用いており、ドラムモータ
ー(図示せず)により450m/secの周速度で回転
駆動されるようになっている。
【0029】前露光装置2は、波長略660nmのLE
D発光素子が64個一列に配置され感光ドラム1の残留
電荷を除去するようになっている。
【0030】一次帯電器3は、直径略60μmの表面が
酸化処理されたタングステンワイヤーを放電電極とし、
金属シールド(図示せず)と、それと電気的に結合され
ている金属ワイヤーグリッド(図示せず)とで構成され
ている。
【0031】現像装置4は、6極のマグネットローラを
内蔵し表面が金属メッキ加工された直径略32mmの現
像剤担持体たる現像スリーブ4−1と、現像スリーブ4
−1に略200〜300μmの間隔もって近接配設され
現像スリーブ4−1上の現像剤たるトナーを所定量に規
制すると共に電荷を付与するための現像剤量規制手段た
る規制ブレード4−2と、撹拌部材、残量検知センサ等
(図示せず)とで構成されている。
【0032】本実施形態の現像剤としては、磁性粒子を
樹脂中に分散した一成分磁性のトナーが使用される。
【0033】本実施形態のトナーは、正帯電性を有し、
重量平均粒径が8.0μmであり、結着樹脂としてスチ
レンアクリル共重合体とスチレンブタジエン共重合体と
を8:2の割合で用いている。又、本実施形態のトナー
は、電荷制御剤としてトリフェニルメタンが(樹脂成分
100に対して)2部内添されている。更に、本実施形
態のトナーは、外添剤として、主に、流動性付与のため
のシリカが0.1〜5重量部程度、研磨剤としてのチタ
ン酸ストロンチュウムが1〜2重量部添加されている。
【0034】水分量検知手段たる環境センサ5は、機内
の温度及び湿度を検出することにより絶対水分量を検知
するようになっている。
【0035】転写装置たる転写帯電器6は、記録材たる
転写材Wに感光ドラム1上のトナーを転写するようにな
っている。
【0036】分離帯電器7は、感光ドラム1から転写材
Wを分離するようになっている。
【0037】クリーナー装置8は、感光ドラム1上に残
留したトナーを除去するようになっている。
【0038】定着装置9は、転写材W上のトナー像を転
写材Wに定着させるようになっている。
【0039】画像リーダー10は、原稿12から画像情
報を読み取るようになっており、原稿ガラス台11、照
明ランプ13、読み取りCCD14、ミラー及びレンズ
15で構成される。
【0040】A/D変換器16は、CCD14からの信
号を8ビットのディジタル信号に変換するようになって
いる。
【0041】画像処理回路17は、シェーデイング補
正、輝度信号を濃度信号に変換するlog変換、2値化
処理等を行なうようになっている。
【0042】レーザ駆動回路18は、画像信号に応じて
半導体レーザ19を駆動するようになっている。
【0043】半導体レーザ19は、発光波長675nm
のレーザ素子である。
【0044】再搬送手段たるスルーパス両面機構21
は、両面プリント時に片面プリント転写材を蓄積させず
記録面を反転させ再給紙するようになっている。
【0045】レジローラ23は、給紙カセット22から
給紙された転写材Wを所定のタイミングで転写部に給紙
するようになっている。
【0046】給紙ローラ24は、給紙カセット22から
転写材Wをレジローラ23に供給するようになっている
現像スリーブ周速度切り替え機構25は、上記ドラムモ
ーター若しくは独立した駆動モータ(図示せず)から回
転駆動力を得、現像スリーブ4−1の回転速度を第一の
周速度であるVslv1と第二の周速度であるVslv
2とのいずれかに切り替えるようになっている。
【0047】本実施形態では、例えば、Vslv1は感
光ドラム1の周速度(450m/sec)に対して1.
75倍の速度である787.5mm/sec、Vslv
2は感光ドラム1の周速度の1.29倍の580.5m
m/secとする。又、通常はVslvlに設定されて
おり、後述する条件の時のみVslv2に切り替えるよ
うになっている。
【0048】本実施形態では、カウント手段たるコント
ロール回路26が装置全体を制御するようになってお
り、又、操作パネル27が操作されることによりコピー
枚数、片面両面の指定、給紙カセット段等の指定を行な
われるようになっている。
【0049】次に、図1の画像形成装置の動作について
説明する。
【0050】本実施形態の画像形成装置にあっては、照
明ランプ13によって光照射された原稿ガラス台11上
の原稿12からの反射光が、ミラー15a,15b,1
5cに導かれてレンズ15dにより、光電変換素子14
上に結像される。この光電変換素子14から出力された
電気信号は、A/D変換器16により8ビットのデジタ
ルデータとし、画像処理回路17によりシェーデイング
補正、log変換、2値化処理が行なわれ画像データが
生成される。
【0051】上記のように生成された2値データはレー
ザ駆動回路18に入力され、レーザ駆動回路18は、画
像情報のある無しに応じて半導体レーザ19の発光をO
N/OFF変調する。
【0052】そして、画像信号に応じて駆動された半導
体レーザ19からのレーザ光が、高速回転するポリゴン
ミラースキャナ20によって感光ドラム1にラスタ走査
書き込みし、感光ドラム1上に画像情報としてデジタル
静電潜像を形成する。
【0053】このとき、感光ドラム1は、一次帯電器3
により現像ニップ位置(現像スリーブ4−1と感光ドラ
ム1の対向部)で約+400Vになるよう一様帯電され
た後、600dpi(dot per inch)の密
度で画像露光がなされる。又、この画像露光は露光部の
表面電位を例えば+50Vに減衰させることにより潜像
を形成する。
【0054】感光ドラム1上に潜像の形成が行なわれた
後、現像装置4によって該潜像の現像を行なう。即ち、
現像スリーブ4−1及び感光ドラム1は、両者間に配設
されるスペーサーコロ(図示せず)により180〜22
0μmの間隔に保持され、又、両者間には図2に示すよ
うな振幅Vpp=900〜1100V、周波数2650
〜2750Hz、Duty比0.4の矩形波交流電圧に
0〜600Vまで可変な直流電圧Vdcを重畳した現像
バイアスが印加されている。
【0055】現像装置4で静電潜像をトナー像にした
後、転写帯電器6によって転写材Wに上記トナー像が転
写される。
【0056】転写帯電器6によって上記トナー像の転写
を受けた転写材Wは、分離帯電器7により感光ドラム1
から分離され、定着装置9で上記トナー像が定着され
る。
【0057】次に、本発明によるコピー動作について図
3のフローチャートを用いて説明する。
【0058】本実施形態の画像形成装置にあっては、操
作パネル27よりコピー枚数、両面コピーか片面コピー
かの選択が入力され、コピースタートボタンが押される
と(step1)、step2でコントロール回路26
が片面コピーか両面コピーかを検知し、片面コピーの場
合は通常コピー動作を行い(step3)、両面コピー
が選択された場合はstep4に進む。
【0059】ここで片面コピーと両面コピーで動作を切
り替える理由は、例えば温度30℃、相対湿度80%馳
の環境下(絶対水分量は21g/kg:乾燥空気1kg
中の水分量)で連続コピー動作を行なった場合、図4に
示すように片面コピー時には、定着直後の転写材が再給
紙されないため、規制ブレードの温度の上昇は少なく、
トナー劣化による濃度ダウンは発生しにくく比較的安定
した濃度推移が得られるが、両面連続コピー時はスルー
パス両面機構21から次々と画像形成領域に定着直後の
転写材が供給されるため、ブレード温度は50℃近く上
昇し、濃度低下が発生する場合があるからである。
【0060】Step4に進んだ場合は環境センサ5か
らの温度湿度のデータより絶対水分量X(g/kg)が
コントロール回路26内のCPUにより計算され、所定
のメモリに一次格納される。
【0061】次に、コントロール回路26は画像形成ペ
ージ数(画像形成回数)をカウントするためにページカ
ウント数Pの値を初期化(P=0)する(step
5)。
【0062】そして、ページカウント数Pの値がスリー
ブ回転速度切り替え枚数Nと比較される(step
6)。
【0063】スリーブ回転速度切り替え枚数Nの値は例
えば図4に示すように高温高湿下で濃度低下が始まる時
点Sより前とし、例えばSが2万枚とするとスリーブ回
転速度切り替え枚数Nは少なくともブレード温度上昇の
傾きが減少し始める点、例えば1万5千枚とする。
【0064】ページカウント数Pがスリーブ回転速度切
り替え枚数N以下の場合はstep9に進み、上述した
画像形成動作が行なわれ、ページカウント数Pはインク
リメントされる(step10)。ここでページカウン
ト数Pは給紙カセット22からの給紙枚数ではなく、レ
ジローラ23を通過したページ枚数(画像形成回数)で
あり、レジローラ23の動作のON/OFFから検知す
る。
【0065】そして、ページカウント数Pの値が、初期
設定されてコピー枚数の2倍であるページ枚数Mと比較
され(step11)、Mに到達した場合はジョブを終
了させる(step12)。Mに達していない場合はジ
ョブが完了されていないためstep6に戻り同様な動
作が繰り返される。
【0066】Step6でページカウント数Pの値がス
リーブ回転速度切り替え枚数Nを超える場合はstep
7で、絶対水分量Xがあらかじめ決められている値T
(例えば21g/kg)と比較される。ここで絶対水分
量XがTより小さい場合は、濃度低下は発生しないため
step9でそのまま画像形成を行い、所望のページ枚
数Mに到達した時点で、ジョブを終了させる。
【0067】step7でXがT以上の場合は、コント
ロール回路26は画像形成動作をいったん停止させ、現
像スリーブ周速度切り替え機構25を制御し、スリーブ
周速度がVslv1の787.5mm/secからVs
lv2の580.5mm/secになるように回転速度
が切り替えられる。
【0068】このような制御を行なうことにより、現像
スリーブ4−1でのトナーに与えるストレスが低減し、
濃度低下、及び現像スリーブ4−1表面のコート不良も
なくなり、図5に示すような安定した濃度推移が得ら
れ、安定した画像が得られる。
【0069】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、その説明を省略する。
【0070】本実施形態では、現像スリーブ4−1の回
転速度の低くした際に、反射濃度は同等であっても、現
像部へ単位時間あたりに搬送されるトナー量も低下し現
像能力の低下を招き透過濃度が下がることがないよう、
現像バイアスの制御を行なうようになっている。
【0071】即ち、図6に示すように、step8の後
に現像バイアス切り替え動作を行なう。現像バイアスは
例えば図2に示すバイアス波形のVdcを10V〜40
Vアップ、又はVppを100V〜200Vアップする
ようにし、現像コントラストを高め現像性の低下を補う
ようにする。
【0072】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、その説明を省略する。
【0073】上述の第一の実施形態及び第二の実施形態
では、現像スリーブ4−1の回転速度を2段階切り替え
るようにしたが、本実施形態では、複数段切り替わるよ
うにし、より切り替え時の画像変化を目立たなくさせる
ようになっている。
【0074】例えば、図7のフローチャートに示すよう
にページカウント数Pがスリーブ回転速度切り替え枚数
Nを超えた場合、先ずstep20で絶対水分量Xは第
一の閥値T1と比較される。T1は例えば16g/kg
(27℃、70%RH相当)とする。ここでXがT1よ
り小さければstep9に進み画像形成を続行する。
又、絶対水分量XがT1以上ならば、Step21で第
二の閥値T2と比較される。T2は例えば21g/kg
(30℃、80%RH相当)とし、XがT2より小さけ
れば、即ち、動作環境の絶対水分量が16〜21g/k
gの間ではスリーブ周速度Vslv1をVslv3に切
り替える。VsIv3は例えば感光ドラム1の周速度の
1.52倍の684mm/secとする。
【0075】Step21でXがT2以上である場合
は、Step23でスリーブ周速度をVslv2(58
0.5mm/sec)に切り替え、更にstep24で
現像バイアスも切り替える。
【0076】このようにスリーブ回転速度を複数段持た
せるようにすれば、切り替わり前後の画質変動を最小限
に抑えることが可能になる。
【0077】尚、上記の第一の実施形態乃至第三の実施
形態ではコピー動作について説明をしたが、ネットワー
クを介してプリンターとして動作させる場合についても
同様に適用できる。
【0078】又、現像装置としては、現像剤担持体のみ
ならず該現像剤担持体に内包される磁界発生手段が共に
回転するもの、2個以上の現像剤担持体を有するもの,
円柱状の現像剤層形成部材を有するもの,トナー及びキ
ャリアから構成される2成分現像剤を使用するもの、非
磁性トナーのみから構成される現像剤を使用するもの、
現像剤担持体が潜像担持体に接触するもの並びに現像剤
担持体がベルト形状を呈するものでもよい。
【0079】更に、潜像担持体にあっては、感光体とし
て、例えばアモルファスシリコンに限定されるものでは
なく、有機感光体(OPC)等製のものも含まれる。
【0080】又、潜像担持体の表面を帯電させる帯電手
段としては、上述の実施形態では所謂非接触方法を用い
たが、接触タイプのローラ型、ブレード型(帯電ブレー
ド)、パッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等の
ものでも良い。
【0081】更に、感光ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、水分量検知手段によって検知された
水分量と、カウント手段によってカウントされた画像形
成回数とに対応して駆動手段による該現像剤担持体の回
転駆動を制御し現像剤担持体の回転速度の設定速度を変
更するようになっているので、画像出力を高速で且つ連
続して行った場合でも、現像装置及び現像装置が構成す
る画像形成装置内部の温度上昇による出力画像品位の低
下を防止することにより、高品位な出力画像を長期間に
わたり提供できる。
【0083】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
再搬送手段による再搬送時に、水分量検知手段によって
検知された水分量と、カウント手段によってカウントさ
れた画像形成回数とに対応して駆動手段による該現像剤
担持体の回転駆動を制御し現像剤担持体の回転速度の設
定速度を変更するようになっているので、両面画像出力
を高速で且つ連続して行った場合でも、現像装置及び現
像装置が構成する画像形成装置内部の温度上昇による出
力画像品位の低下を防止することにより、高品位な出力
画像を長期間にわたり提供できる。
【0084】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、水分量検知手段によって検知された水分量と、カウ
ント手段によってカウントされた画像形成回数とに対応
して駆動手段による該現像剤担持体の回転駆動を制御し
現像剤担持体の回転速度の設定速度を変更するようにな
っているので、画像出力を高速で且つ連続して行った場
合でも、現像装置及び現像装置が構成する画像形成装置
内部の温度上昇による出力画像品位の低下を防止するこ
とにより、高品位な出力画像を長期間にわたり提供でき
る。
【0085】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
水分量検知手段によって検知された水分量が所定量以
上、且つ、カウント手段によってカウントされた画像形
成回数が所定回数以上の際に、現像剤担持体の回転速度
の設定速度を低下させるようになっているので、画像出
力を高速で且つ連続して行った場合でも、現像装置及び
現像装置が構成する画像形成装置内部の温度上昇による
出力画像品位の低下を防止することにより、高品位な出
力画像を長期間にわたり提供できる。
【0086】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、水分量検知手段によって検知された水分量と、カウ
ント手段によってカウントされた画像形成回数とに対応
して駆動手段による該現像剤担持体の回転駆動を制御し
現像剤担持体の回転速度の設定速度を変更すると共に、
画像形成条件を変更するようになっているので、画像出
力を高速で且つ連続して行った場合でも、現像装置及び
現像装置が構成する画像形成装置内部の温度上昇による
出力画像品位の低下を防止することにより、より高品位
な出力画像を長期間にわたり提供できる。
【0087】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
水分量検知手段によって検知された水分量と、カウント
手段によってカウントされた画像形成回数とに対応して
駆動手段による該現像剤担持体の回転駆動を制御し現像
剤担持体の回転速度の設定速度を変更すると共に現像バ
イアスを変更するようになっているので、画像出力を高
速で且つ連続して行った場合でも、現像装置及び現像装
置が構成する画像形成装置内部の温度上昇による出力画
像品位の低下を防止することにより、より高品位な出力
画像を長期間にわたり提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施形態における現像バイアス
の電圧波形を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における画像形成動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】従来の画像形成装置における現像剤量規制手段
の温度と画像反射濃度との画像形成回数による変遷を示
す図である。
【図5】本発明の画像形成装置における現像剤量規制手
段の温度と画像反射濃度との画像形成回数による変遷を
示す図である。
【図6】本発明の第二の実施形態における画像形成動作
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第三の実施形態における画像形成動作
を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成を示す図であ
る。
【図9】従来の画像形成装置における現像剤量規制手段
の温度と画像反射濃度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持体) 4 現像装置 4−1 現像スリーブ(現像剤担持体) 4−2 規制ブレード(現像剤量規制手段) 5 環境センサ(水分量検知手段) 6 転写帯電器(転写装置) 9 定着装置 21 スルーパス両面機構(再搬送手段) 26 コントロール回路(カウント手段) W 転写材(記録材)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA46 DE01 DE07 DE09 EA04 EA05 EA20 EC06 EC09 EC20 ED08 ED09 EE03 EE07 FA13 JA11 JA12 JC06 2H028 BA06 BA09 2H073 AA01 BA07 BA13 BA33 BA36 2H077 AD02 AD06 AD13 AD17 AD35 BA03 DA18 DA22 DA42 DB08 GA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じた潜像を担持する潜像担
    持体と、該潜像担持体に現像剤を付与することにより上
    記潜像を現像剤像として可視化する現像装置と、該現像
    装置による上記現像剤像を転写材に転写させる転写装置
    と、該転写装置によって上記現像剤像の転写を受けた上
    記転写材を加熱及び加圧することにより上記現像剤像を
    上記転写材に定着させる定着装置とを備える画像形成装
    置であって、現像装置が、潜像担持体に接触若しくは近
    接して対向し軸線まわりに回転自在に配設され表面で現
    像剤を担持し上記潜像担持体に該現像剤を供給する現像
    剤担持体と、該現像剤担持体を回転駆動する駆動手段と
    を備える画像形成装置において、現像装置近傍の雰囲気
    の絶対水分量を検知する水分量検知手段と、連続画像形
    成時の画像形成開始からの画像形成回数をカウントする
    カウント手段とを備え、上記水分量検知手段によって検
    知された水分量と、上記カウント手段によってカウント
    された画像形成回数とに対応して駆動手段による該現像
    剤担持体の回転駆動を制御し現像剤担持体の回転速度の
    設定速度を変更するよう構成されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像剤像を一方の面に担持する転写材の
    定着装置による定着後に該転写材を他方の面に画像形成
    させるよう転写装置による現像剤像の転写位置へ向けて
    再び搬送する再搬送手段を備え、該再搬送手段による再
    搬送時に、上記水分量検知手段によって検知された水分
    量と、上記カウント手段によってカウントされた画像形
    成回数とに対応して現像剤担持体の回転速度を変更する
    よう駆動手段による該現像剤担持体の回転駆動を制御す
    るよう設定されていることとする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 現像装置は、現像剤担持体上の現像剤量
    を所定量に規制する現像剤量規制手段を備えていること
    とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 水分量検知手段によって検知された水分
    量が所定量以上、且つ、カウント手段によってカウント
    された画像形成回数が所定回数以上の際に、現像剤担持
    体の回転速度の設定速度を低下させるよう設定されてい
    ることとする請求項1乃至請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 現像剤担持体の回転速度の変更に対応し
    て画像形成条件を変更するよう設定されていることとす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 現像剤担持体は、潜像担持体との間に現
    像バイアスが印加されるよう構成されており、画像形成
    条件として現像バイアスを変更するよう設定されている
    こととする請求項5に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247631A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2016099541A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、速度制御方法および速度制御プログラム
JP2017032745A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、制御方法およびプログラム

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