JP2002156766A - 正帯電型単層有機感光体の接触帯電方法 - Google Patents

正帯電型単層有機感光体の接触帯電方法

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JP2002156766A
JP2002156766A JP2000353904A JP2000353904A JP2002156766A JP 2002156766 A JP2002156766 A JP 2002156766A JP 2000353904 A JP2000353904 A JP 2000353904A JP 2000353904 A JP2000353904 A JP 2000353904A JP 2002156766 A JP2002156766 A JP 2002156766A
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electrification
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Koji Tanaka
孝司 田中
Seizo Kitagawa
清三 北川
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Fuji Electric Imaging Device Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正帯電型単層有機感光体に対して安定した帯
電位の得られる接触帯電方法を提供する。 【解決手段】 導電性基体上に電荷発生物質、正孔輸送
物質、電子輸送物質(アクセプタ性化合物)及び結着樹
脂を同一層内に含有する感光層を備える正帯電型単層有
機感光体に、直流電圧に脈流電圧を重畳させた電圧を帯
電部材により印加する接触帯電方法において、脈流電圧
の1/2ピーク間電圧αを帯電開始電圧βの1.4〜1.
9倍にする正帯電型単層有機感光体の接触帯電方法とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンター、複写機、ファクシミリなどに搭載される正帯
電型単層有機感光体の接触帯電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンタ、LEDプリンタ、普
通紙複写機などの電子写真装置に搭載される感光体は電
子写真プロセスを機能させる必要から、その表面は帯電
部材により正又は負に帯電される。この帯電部材は接触
型及び非接触型のコロナ放電方式によるものに大別され
る。
【0003】一方、感光体は導電性基体上に電荷発生物
質、電荷輸送物質、有機結着樹脂などを含む感光層が形
成されたものである。この感光層は従来、セレン、セレ
ン-砒素、セレン-砒素-テルル等のセレン系合金や硫化
カドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコンなどの無
機系光導電材料を利用した蒸着膜が主流であったが、近
年では種類が豊富で且つ生産性の高い塗布膜形成技術が
開発された有機系光導電材料を含む塗布膜が主流になっ
てきている。このような塗布膜からなる感光層は、中で
も電荷発生層と電荷輸送層とに分離して積層した機能分
離型積層有機感光体が特に優れた感度特性、高寿命及び
材料の広い選択幅、高い生産性、機能設計の自由度を有
することから、有機系感光体の大部分を占めている。
【0004】このような機能分離型積層有機感光体は、
実際には耐久性を考慮し、層の厚い電荷輸送層を表面
側、その下に電荷発生層の順に積層した負帯電型の感光
体が実用化された感光体のほとんどである。負帯電型の
理由は、その積層順で正帯電型にしようとしても、それ
ぞれの機能層に適切な有機材料がないからである。
【0005】また、近年では負帯電型積層有機感光体の
一般的な帯電方式であるコロナ放電に起因して発生する
有害オゾンの低減とコンパクト化への強い要請に対応す
るため、負帯電型積層有機感光体でも、導電性の弾性体
ローラ、起毛ブラシ、磁気ブレードなどを所定の圧力で
感光体に直接接触させて帯電させる接触帯電方式が多く
なっている(特開昭63−149669号公報参照)。
【0006】さらに、有害オゾンの低減要請に応えるた
めに、オゾン発生が少ないと言われている正帯電型の有
機感光体も開発されている。この正帯電型の有機感光体
は前述した理由により、積層タイプでは困難なため、単
層タイプとして開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機感
光体に形成される単層の感光層は積層タイプに比べて低
抵抗であり、十分な大きさの帯電位が得られにくい。そ
こで、高い帯電位を得ようとして印加電圧を高くすると
感光層に絶縁破壊が起きやすくなるという問題が新たに
生じる。このような絶縁破壊が起きると、印字品質を低
下させるだけでなく、機器装置の破損にも至ることがあ
る。そのため、前述の特開昭63−149669号公報
で開示された負帯電型感光体での接触帯電方式を、単層
正帯電型有機感光体に適用しようとしても、不安定な帯
電位しか得られない。
【0008】従って、単層正帯電型有機感光体の帯電方
式は、接触帯電ではなくコロナ放電方式を採用すること
が一般的である。
【0009】本発明は、以上述べた点に鑑みて、単層正
帯電型有機感光体に対しても安定した帯電位の得られる
接触帯電方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、導電性基体上に電荷発生物質、正孔輸送物質、
電子輸送物質(アクセプタ性化合物)及び結着樹脂を同
一層内に含有する感光層を備える正帯電型単層有機感光
体に直流電圧に、脈流電圧を重畳させた電圧を帯電部材
により接触させて印加する帯電方法において、脈流電圧
のピーク間電圧×1/2値αを帯電開始電圧βの1.4
〜1.9倍にする正帯電型単層有機感光体の接触帯電方
法とすることにより、前記目的が達成される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、脈流電圧
の周波数が1kHz以下である請求項1記載の正帯電型
単層有機感光体の接触帯電方法とすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる正帯電型
単層有機感光体の接触帯電方法の具体的な実施例につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0013】この発明は以下に説明する実施例に限定さ
れるものではない。
【0014】図1は本発明にかかる接触帯電方法を実施
するための帯電位測定装置100の概略構成図であり、
単層正帯電型有機感光体10、導電性の帯電ローラ5、
直流電圧と交流電圧を発生する高圧電源6、除電用LED
光源7、感光体表面の電位測定用プローブ8からなる。
感光体10はドラム状の導電性基体1を有機材料を主成
分とする単層の感光層2で被覆したものである。感光層
2と導電性基体1との間に図示しない中間層を設けても
よい。一定の周速度で回転する感光体10に対して帯電
ローラ5は所定の圧力(帯電ローラの軸に5Nを加重)
で接触して、感光体10の回転に伴い従動回転しながら
高圧電源6から印加された脈流電圧により感光体10の
表面を正帯電する。
【0015】導電性基体1として一般に用いられる材料
は、アルミニウム、鉄、ステンレス、銅、亜鉛、ニッケ
ル、導電性プラスチック、ガラスなどが挙げられる。こ
れらの中では比較的安価、軽量で加工性がよく、電気特
性的にも満足できるアルミニウムが最も多く採用されて
いる。
【0016】感光層2は、主成分として電荷発生物質、
電子輸送物質、正孔輸送物質、有機結着樹脂を同一層に
含む単層構造である。
【0017】電荷発生物質としては光を吸収して電荷キ
ャリアを発生する有機材料であれば特に制限はないが、
例えば、フタロシアニン系顔料、アゾ顔料、アントラキ
ノン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、多環キノン顔
料、スクアリリウム顔料、チアピリリウム顔料、キナク
リドン顔料等を使用することができる。また、これらの
顔料を単独又は複数組み合わせて使うこともできる。
【0018】特に本発明にかかる感光体10の感光層2
に用いるアゾ顔料としてはジスアゾ、トリスアゾの各顔
料、ペリレン顔料としては、N,N−ビス(3,5―ジ
メチルフェニル)−3,4,9,10−ペリレンビス
(カルボキシイミド)、フタロシアニン顔料としては、
無金属フタロシアニン、銅フタロシアニン、チタニルフ
タロシアニンが好ましく、さらには、X型無金属フタロ
シアニン、τ型無金属フタロシアニン、ε型銅フタロシ
アニン、α型チタニルフタロシアニン、β型チタニルフ
タロシアニン、Y型チタニルフタロシアニン、アモルフ
ァスチタニルフタロシアニン、特開平8−209023
号公報に記載のチタニルフタロシアニンを用いると感
度、耐久性、及び画質の点で、著しく改善された効果を
示す。電荷発生物質の感光層2における含有量は0.1
〜20重量%、好適には0.5〜10重量%である。
【0019】正孔輸送物質としては、所定の電界下で正
孔の移動度の大きい有機材料であれば特に制限はない
が、例えば、ヒドラゾン、ピラゾリン、ピラゾロン、オ
キサジアゾール、アリールアミン、ベンジジン、スチル
ベン、スチリル、ポリビニルカルバゾール、ポリシラン
等の各化合物を用いることができる。また、これらの正
孔輸送物質を単独又は複数組み合わせることもできる。
【0020】本発明において用いられる正孔輸送物質と
しては正孔の輸送能力のほか、電荷発生物質との組み合
わせに関して、相対的なイオン化ポテンシャルの観点か
ら良好なものが好ましい。正孔輸送物質の含有量は感光
層2に対して、5〜80重量%、好適には10〜60重
量%である。
【0021】電子輸送物質(アクセプター性化合物)と
しては、所定の電界下で電子の移動度の大きい有機材料
であれば特に制限はないが、例えば、無水琥珀酸、無水
マレイン酸、ジブロム無水琥珀酸、無水フタル酸、ニト
ロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、ピロメリット
酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸、フタルイミ
ド、4−ニトロフタルアミド、テトラシアノエチレン、
テトラシアノキノジメタン、クロラニル、ブロマニル、
o-ニトロ安息香酸、マロノニトリル、トリニトロフルオ
レノン、トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼ
ン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニト
ロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、チオピラ
ン系、キノン系、ベンゾキノン系、ジフェノキノン系、
ナフトキノン系、アントラキノン系、スチルベンキノン
系、アゾキノン系化合物等の電子輸送物質(アクセプタ
ー性化合物)を使用することができる。また、これらの
顔料を単独又は複数組み合わせて使うことも可能であ
る。電子輸送物質の含有量は感光層2に対して、1〜5
0重量%、好適には5〜40重量%である。
【0022】有機結着樹脂としては、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリビニルアセタール、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアルコール、塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、
ポリウレタン、エポキシ、メラミン、シリコーン、ポリ
アミド、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、メタクリル酸エステル重合体及びこ
れらの共重合体などの樹脂を1種または2種以上適宜組
み合わせて用いることが可能である。また、分子量の異
なる同種の樹脂を混合して用いても良い。結着樹脂の含
有量は感光層2に対して、10〜90重量%、好適には
40〜70重量%である。感光層2の膜厚は、実用的に
有効な表面電位を維持するためには3〜100μmの範
囲が好ましく、より好適には10〜50μmが良い。さ
らにこれらの感光層2中には、環境特性や有害な光に対
する安定性を向上させる目的で酸化防止剤や光安定剤な
どの劣化防止材を含有させることも好ましい。このよう
な目的に用いられる化合物としては、トコフェロールな
どのクロマノール誘導体及びエステル化合物、ポリアリ
ールアルカン化合物、ハイドロキノン誘導体、エーテル
化合物、ジエーテル化合物、ベンゾフェノン誘導体、ベ
ンゾトリアゾール誘導体、チオエーテル化合物、フェニ
レンジアミン誘導体、ホスホン酸エステル、亜リン酸エ
ステル、フェノール化合物、ヒンダードフェノール化合
物、直鎖アミン化合物、環状アミン化合物、ヒンダード
アミン化合物等が挙げられる。また、感光層2中には膜
のレベリング性の向上や潤滑性の付与を目的として、シ
リコーンオイルやふっ素系オイル等のレベリング剤を含
有させることもできる。さらに摩擦係数の低減、潤滑性
の付与を目的として、酸化ケイ素(シリカ)、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化アルミニウム(ア
ルミナ)、酸化ジルコニウム等の金属酸化物、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウムなどの金属硫化物、窒化珪素、窒
化アルミニウム等の金属窒化物微粒子または、4フッ化
エチレン樹脂等のふっ素系樹脂の微粒子、ふっ素系クシ
型グラフト重合樹脂等を含有しても良い。
【0023】塗布方法は、上述した各構成材料を適当な
溶剤とともに、ペイントシェーカー、ボールミル、超音
波分散等の公知の方法により溶解、分散させて、まず塗
布液を作製する。この塗布液を利用して、それぞれ浸漬
塗布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロール塗布、スパ
イラル塗布、スライドホッパ塗布等の公知の塗布方法に
より形成したのち乾燥すればよい。感光層2用の塗布液
に用いられる溶剤としては、感光層2の構成材料に対す
る溶解性の高いものがよい。特に、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、トリクロロエタン、クロロホルム、クロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶剤を単独又は複
数混合して使うことが有効である。さらに他の有機溶剤
との混合も可能である。
【0024】帯電ローラ5は、フェノール樹脂、ビニル
エステル樹脂などの熱硬化性樹脂やステンレスのような
金属材料が用いられる回転軸51の周囲を弾性層52で
被覆し、その上を導電層53で被覆して表面層としたも
のである。弾性層52はエチレンプロピレンゴム、アク
リロニトリル-ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等が
用いられる。導電層53にはカーボンを分散させたウレ
タンゴム層が挙げられる。
【0025】図1において、帯電ローラ5により感光体
10を帯電させる場合、除電用LED光源7は感光体10
の半減露光量の5〜10倍の光量を連続照射するが、こ
の除電光が感光体の帯電領域にまで、到達しないように
配慮されている。この状態で、高圧電源6の直流電圧を
0から1kVへ順次上昇させ、帯電ローラ5により感光
体10を帯電させ、この感光体10の帯電開始電圧βを
調べたところ、約535Vであった。この帯電開始電圧
βの535Vの値はこの感光体を構成する導電性基体、
感光層の材料、厚みなどで決まる固有値である。この感
光体10を構成する導電性基体、感光層の材料、厚み、
製造方法を以下に示す。
【0026】アルミニウムドラムからなる導電性支持体
上に、下記組成の中間層、光導電層を順次浸漬塗布方法
により形成した。
【0027】(中間層)以下に示す材料を充分に攪拌し
溶解した塗布液を用いて成膜し、100℃で30分間乾
燥し、膜厚0.2μmの中間層を形成した。
【0028】 塩化ビニル92%-酢酸ビニル3%-ビニルアルコール5%の共重合体 50部 (SOLBIN A 日信化学(株)) ) メチルエチルケトン 950部 (感光層)下記の材料のうち、結着樹脂以外のものをペ
イントシェーカーにより1時間分散した後、結着樹脂を
加えて充分攪拌溶解し、さらに1時間分散処理を行って
調整した塗布液を用いて成膜して100℃で60分間乾
燥して膜厚25μmの単層の光導電層を形成した。
【0029】 電荷発生物質 X型無金属フタロシアニン 0.95部 正孔輸送物質 下記化学式1のスチリル化合物 23部 電子輸送物質 下記化学式2のアゾキノン系化合物 15部 シリコーンオイル KF−54(信越化学工業(株)) 0.0 5部 結着樹脂 パンライトTS2050(帝人化成(株)) (ビスフェノールZ型ポリカーボネート) 61部 塩化メチレン 500部
【0030】
【化1】
【0031】
【化2】
【0032】次に直流電圧を1kVに固定したまま、正
弦波脈流電圧を直流電圧に重畳させる。脈流電圧のピー
ク間電圧(peak to peak電圧)×1/2値を0〜1.
5kV、さらに周波数を500Hz〜2kHzまで可変
したときの感光体10の表面電位を表面電位測定プロー
ブ8により測定した。その結果を下記表1〜4に示す。
画像評価については、図1の装置には不図示の露光、現
像、転写、定着の各プロセスのために必要な周知の部材
を前記感光体の周辺に配置し、画像出しを行って評価を
した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】以上の測定結果では、直流電圧を1kVに
固定したが、535V以上1kV以下又は1kV以上の
直流電圧に脈流電圧を重畳させた場合も、得られる表面
電位の平均値は表1〜4の値とそれぞれ異なるが、α/
βが1.40〜1.90の範囲で画像評価が良好という
本発明の効果は変わらないことを確認している。直流電
圧値の値は表面電位をどの程度の大きさの値にするかに
よって決められ、適切な表面電位は装置側の電子写真プ
ロセスの構成、条件により決められる。通常、直流電圧
値は1kV程度に設定されることが多い。
【0038】表1の実験例1−1では、直流電圧の1k
Vのみが印加された帯電ローラを感光体の表面に加圧接
触させ、感光体表面を帯電させたところ、表面電位の平
均値が+100Vで、表面電位偏差(表面電位の最大と
最小値の差)が190Vであり、画像評価の項目の評価
不能は、評価できるような画像が形成されなかったこと
を示す。また、表1では脈流電圧周波数が500Hzの
場合、実験例1−4と実験例1−5が画像評価で良好の
結果であり、α/βが本発明にかかる1.4〜1.9を
満たしていることを示している。
【0039】表2は脈流電圧周波数を1000Hzに変
えた場合にも、表1と同様にα/βが本発明にかかる
1.4〜1.9を満たすと、画像評価が良好であること
を示している。
【0040】表3は脈流電圧周波数を2000Hzに変
えた場合には画像評価がいずれも良好ではなく、本発明
には含まれないことを示している。
【0041】表4はピーク間電圧×1/2値αを100
0Vで一定とし、脈流電圧周波数を250Hz〜200
0Hzに可変とした場合であり、脈流電圧周波数が10
00Hz以下で画像良好であることを示している。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、導電性基体上に電荷発
生物質、正孔輸送物質、電子輸送物質(アクセプタ性化
合物)及び結着樹脂を同一層内に含有する感光層を備え
る正帯電型単層有機感光体に、直流電圧に脈流電圧を重
畳させた電圧を帯電部材により接触させて印加する帯電
方法において、脈流電圧のピーク間電圧×1/2値αを帯
電開始電圧βの1.4〜1.9倍にする正帯電型単層有
機感光体の接触帯電方法とすることにより、単層正帯電
型有機感光体に対して安定した帯電位の得られる接触帯
電方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる接触帯電方法を示す画像形成装
置の概略構成図
【符号の説明】
1 導電性基体 2 感光層 5 帯電部材(帯電ローラ) 10 正帯電型単層有機感光体 100 画像形成装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に電荷発生物質、正孔輸送
    物質、電子輸送物質(アクセプタ性化合物)及び結着樹
    脂を同一層内に含有する感光層を備える正帯電型単層有
    機感光体に、直流電圧に脈流電圧を重畳させた電圧を帯
    電部材により接触させて印加する帯電方法において、脈
    流電圧のピーク間電圧×1/2値αを帯電開始電圧βの
    1.4〜1.9倍にすることを特徴とする正帯電型単層
    有機感光体の接触帯電方法。
  2. 【請求項2】 脈流電圧の周波数が1kHz以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の正帯電型単層有機感光
    体の接触帯電方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007108632A (ja) * 2005-09-14 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
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