JP2001228637A - 電子写真用感光体および電子写真装置 - Google Patents

電子写真用感光体および電子写真装置

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JP2001228637A
JP2001228637A JP2000036677A JP2000036677A JP2001228637A JP 2001228637 A JP2001228637 A JP 2001228637A JP 2000036677 A JP2000036677 A JP 2000036677A JP 2000036677 A JP2000036677 A JP 2000036677A JP 2001228637 A JP2001228637 A JP 2001228637A
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JP
Japan
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carbon atoms
substituent
alkyl group
formula
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Application number
JP2000036677A
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English (en)
Inventor
Kenichi Okura
健一 大倉
Seizo Kitagawa
清三 北川
Masaru Takeuchi
勝 竹内
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Fuji Electric Imaging Device Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Imaging Device Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子輸送物質を含有する単層型感光層を有す
る電子写真用感光体において、正帯電における電気特性
に優れ、繰り返し使用においても安定で、かつ、プリン
ター等の電子写真装置に組み込んで使用した場合におい
ても耐久性の高い電子写真用感光体およびこれを用いた
電子写真装置の提供。 【解決手段】 導電性基体上に、直接あるいは下引き層
を介して、樹脂バインダーと電荷発生物質と正孔輸送物
質と電子輸送物質とを含有する単層型感光層を有する電
子写真用感光体において、樹脂バインダーが、下記一般
式(BD1)で表される構造単位を主要繰り返し単位と
して有するポリカーボネートであり、かつ、正孔輸送物
質が、一般式(HT1)で表される構造を有する化合物
である。 一般式(BD1) 一般式(HT1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用感光体
(以下、単に「感光体」とも称する)およびその電子写
真用感光体を用いた電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真用感光体は、有機光導電
材料を用いた有機電子写真用感光体が、無公害、低コス
ト、材料選択の自由度が大きく感光体特性を様々に設計
できるなどの点から、数多く提案され、実用化されてい
る。
【0003】有機電子写真用感光体の感光層は、主とし
て有機光導電材料を樹脂に分散した層からなり、電荷発
生材料を樹脂に分散させた層(電荷発生層)と電荷輸送
材料を樹脂に分散させた層(電荷輸送層)とを積層した
積層構造や、電荷発生物質および電荷輸送物質を樹脂に
分散させた単一の層からなる単層構造などが数多く提案
されている。
【0004】中でも、感光層として、電荷発生層の上に
電荷輸送層を積層させた機能分離型を用いた感光体が、
感光体特性や耐久性に優れていることから広く実用化さ
れている。この機能分離型積層感光体に用いられる電荷
輸送層には主として正孔輸送材料が用いられるため、負
帯電プロセスにて使用されているが、負帯電プロセスに
使用される負極性コロナ放電は、正極性に比べて不安定
であり、発生オゾン量も多いことから、感光体への悪影
響や、使用環境への悪影響が問題となっている。
【0005】これらの問題点を解決するためには正帯電
で使用できる有機電子写真用感光体が有効であり、現
在、高感度の正帯電感光体が求められている。正帯電感
光体としては、感光層として、正孔輸送層の上に電荷発
生層を積層させたものや、電荷発生層の上に電子輸送層
を積層させた機能分離型の感光体、または、同一層中に
電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有させた単層型感光
体が数多く提案されているが、負帯電の機能分離型感光
体と比較して、感度等の電気特性の面で劣るものが多か
った。
【0006】そこで近年、特開平1−206349号公
報、特開平4−360148号公報、電子写真学会誌V
ol.30,p266〜273(1991)、特開平3
−290666号公報、特開平5−92936号公報、
Pan−Pacific Imaging Conference/Japan Hardcopy '98
July 15-17,1998 JA HALL,Tokyo,Japan 予稿集p20
7−210、特開平9−151157号公報、Japan Ha
rdcopy '97 論文集1997年7月9日、10日、11
日 JAホール(東京・大手町)p21−24、特開平
5−279582号公報、特開平7−179775号公
報、Japan Hardcopy '92 論文集1992年7月6日、
7日、8日 JAホール(東京・大手町)p173−1
76、特開平10−73937号公報等に、数多くの電
子輸送物質やこれを用いた電子写真用感光体が提案、記
載され、注目を浴びるようになってきている。特には、
単層型感光層中に、電子輸送物質を含有させた感光体が
高感度であるとして着目され、一部実用化されているも
のもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献等の記載に代表される、数多くの電子輸送物質を含有
する単層型電子写真用感光体は、これらを含有しない感
光体と比較して、初期の感度や残留電位といった電気特
性においては良好であるものの、繰り返し使用により電
気特性が変動してしまうといった問題や、感光体ドラム
を実際にプリンター等の電子写真装置に組み込んで使用
した場合に、繰り返し使用により感光層膜が削れやす
く、そのため耐久性が低いといった問題、トナーが感光
体上に付着するいわゆるフィルミング現象が起こって画
像障害が発生するといった問題が依然としてあった。特
に、トナーフィルミングの問題は、表面層が主として樹
脂バインダーと正孔輸送物質とからなる電荷輸送層であ
る積層型感光体に比較して、表面層が、主として、上記
物質に加えてさらに電子輸送物質や電荷発生物質を含有
する感光層である単層型感光体においては、より大きな
問題であった。
【0008】特開平10−114728号公報および特
開平10−239874号公報には、特定のスチルベン
誘導体を正孔輸送物質として用いた電子輸送物質を含有
する単層型感光体についての記載があるが、樹脂バイン
ダーについては、多種の樹脂が使用可能であるとの記述
があるのみで、ある特定の構造を有するポリカーボネー
トが他の樹脂に比較して優れているといった記述はな
く、実施例においても、結着樹脂としてポリカーボネー
トと記載しているのみである。ましてや、特定の正孔輸
送物質と特定の樹脂バインダーとを組み合わせて使用す
ることにより、トナーフィルミングの問題に対して著し
い効果が得られることについては、全く言及されていな
い。
【0009】そこで本発明の目的は、電子輸送物質を含
有する単層型感光層を有する電子写真用感光体におい
て、前記の欠点を除去し、正帯電における電気特性に優
れ、繰り返し使用においても安定で、かつ、プリンター
等の電子写真装置に組み込んで使用した場合においても
耐久性の高い電子写真用感光体およびこれを用いた電子
写真装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、少なくとも樹
脂バインダー、電荷発生物質、正孔輸送物質および電子
輸送物質を含有する単層型感光層を有する電子写真用感
光体において、特定の樹脂バインダーと特定の正孔輸送
物質を組み合わせて使用することによって、プリンター
等の電子写真装置に組み込んで使用した場合にもトナー
フィルミングが発生せず、耐久性の高い電子写真用感光
体および電子写真装置が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0011】即ち、上記課題を解決するために、本発明
の電子写真用感光体は、導電性基体上に、直接あるいは
下引き層を介して、少なくとも樹脂バインダーと電荷発
生物質と正孔輸送物質と電子輸送物質とを含有する単層
型感光層を有する電子写真用感光体において、前記樹脂
バインダーのうち少なくとも1種が、下記一般式(BD
1)、 (式(BD1)中、RB1〜RB8は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有
してもよいアリール基、シクロアルキル基、ハロゲン原
子を表し、Zは、置換基を有してもよい炭素環を形成す
るのに必要な原子群を表し、置換基は、炭素数1〜6の
アルキル基、ハロゲン原子を表す)で表される構造単位
を主要繰り返し単位として有するポリカーボネートであ
り、かつ、前記正孔輸送物質のうち少なくとも1種が、
下記一般式(HT1)、 (式(HT1)中、RH1〜RH32は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシ基を表す)で表される構造を有する化合
物であることを特徴とするものである。
【0012】本発明においては、前記電子輸送物質のう
ち少なくとも一種が、下記一般式(ET1)〜(ET1
5)で表される構造を有するアクセプタ性化合物である
ことが好ましい。
【0013】 式(ET1)中、RE1〜RE4は、同一または異なって、
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜1
2のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール基、
シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル
基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲン
原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン化アルキル基を表す。
【0014】 式(ET2)中、RE5〜RE8は、同一または異なって、
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜1
2のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール基、
シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル
基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲン
原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン化アルキル基を表す。
【0015】 式(ET3)中、RE9、RE10は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
ルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、
ハロゲン化アルキル基を表す。
【0016】 式(ET4)中、RE11、RE12は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE13〜RE17は、
同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ
基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有して
もよいアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキシ
基、ハロゲン化アルキル基を表し、また、2つ以上の基
が結合して環を形成してもよく、置換基は、ハロゲン原
子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコ
キシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン化アルキル基を表す。
【0017】 式(ET5)中、RE18〜RE21は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE22、RE23は、
同一または異なって、水素原子、炭素数1〜12のアル
キル基を表し、RE24〜RE31は、同一または異なって、
水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、置換基を有しても
よいアリール基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基
は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、
ニトロ基、ハロゲン化アルキル基を表す。
【0018】 式(ET6)中、RE32〜RE36は、同一または異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、炭
素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキ
シ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有し
てもよいアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキ
シ基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE3 7〜RE44は、
同一または異なって、水素原子またはニトロ基を表し、
そのうち少なくとも3個はニトロ基であり、置換基は、
ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニト
ロ基、ハロゲン化アルキル基を表す。
【0019】 式(ET7)中、RE45は、置換基を有してもよいアル
キル基、または、置換基を有してもよいアリール基を表
し、RE46は、置換基を有してもよいアルキル基、置換
基を有してもよいアリール基、または、下記式(ET7
a)で表される基を表す。 式(ET7a)中、RE47は、置換基を有してもよいア
ルキル基または置換基を有してもよいアリール基を表
す。上記式(ET7)および式(ET7a)中、置換基
は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、
ニトロ基、ハロゲン化アルキル基を表す。
【0020】 式(ET8)中、RE48〜RE60は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシ基、アリール基、アラルキル基、ハロゲ
ン原子、ハロゲン化アルキル基を表す。
【0021】 式(ET9)中、RE61〜RE68は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシ基、アリール基、アラルキル基、ハロゲ
ン原子、ハロゲン化アルキル基を表す。
【0022】 式(ET10)中、RE69、RE70は、同一または異なっ
て、シアノ基またはアルコキシカルボニル基を表し、R
E71は、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、置換
基を有してもよいアリール基を表し、RE72〜RE76は、
同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜12のアルキル基、アルコキシ基、置換基を有して
もよいアリール基、ハロゲン化アルキル基、アルキル置
換アミノ基を表し、RE77〜RE79は、同一または異なっ
て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基を表し、R
E80、RE81は、同一または異なって、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜12のアルキル基、置換基を有して
もよいアリール基を表し、Xは、硫黄原子または酸素原
子を表し、nは、0または1を表し、置換基は、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
ルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、
ハロゲン化アルキル基を表す。
【0023】 式(ET11)、(ET12)および(ET13)中、
E82〜RE85は、同一または異なって、水素原子または
ハロゲン原子を表し、RE86、RE87は、同一または異な
って、シアノ基またはアルコキシカルボニル基を表し、
E88〜RE92は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜
6のアルキル基、ニトロ基またはシアノ基を表す。
【0024】 式(ET14)および(ET15)中、RE93〜R
E96は、同一または異なって、水素原子またはハロゲン
原子を表し、RE97、RE98は、同一または異なって、シ
アノ基またはアルコキシカルボニル基を表し、RE99
E103は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜6のアルキル基、ニトロ基、シアノ基を
表す。
【0025】また、前記電荷発生物質のうち少なくとも
1種が、X型無金属フタロシアニン、α型チタニルフタ
ロシアニン、または、Y型チタニルフタロシアニンであ
ることが好ましい。
【0026】また、本発明の電子写真装置は、本発明の
前記電子写真用感光体を備え、かつ、正帯電プロセスに
て帯電プロセスを行うことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子写真用感光体
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。層構成 図1は本発明の感光体の一実施例を示す概念的断面図で
あり、1は導電性基体、2は下引き層、3は感光層であ
り、下引き層は、必要に応じて設けることができる。本
発明における感光層3は、電荷発生機能と電荷輸送機能
とを有し、1つの層で両方の機能を有する単層型感光層
である。
【0028】導電性基体 導電性基体1は、感光体の電極としての役目と同時に他
の各層の支持体ともなっており、円筒状、板状、フィル
ム状のいずれでもよく、材質的にはアルミニウム、ステ
ンレス鋼、ニッケルなどの金属、あるいはガラス、樹脂
などの上に導電処理を施したものでもよい。
【0029】下引き層 下引き層2は、必要に応じて設けることができ、樹脂を
主成分とする層やアルマイト等の酸化皮膜等からなり、
導電性基体から感光層への不要な電荷の注入防止、基体
表面の欠陥被覆、感光層の接着性の向上等の目的で必要
に応じて設けることができる。
【0030】樹脂バインダーとしては、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール
樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコ
ン樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアリレート樹脂、ポ
リスルホン樹脂、メタクリル酸エステルの重合体および
これらの共重合体などを1種または、2種以上適宜混合
して使用することが可能である。また、分子量の異なる
同種の樹脂を混合して用いてもよい。
【0031】また、樹脂バインダー中には、酸化ケイ素
(シリカ)、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カルシウム、
酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム等の
金属酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等の金属硫
酸化物、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の金属窒化物
金属酸化物微粒子、有機金属化合物、シランカップリン
グ剤、有機金属化合物とシランカップリング剤から形成
されたもの等を含有してもよい。これらの含有量は、層
を形成できる範囲で任意に設定することができる。
【0032】樹脂を主成分とする下引き層の場合には、
電荷輸送性の付与や電荷トラップの低減等を目的とし
て、電荷輸送物質を含有させることができる。かかる電
荷輸送物質の含有量は、下引き層の固形分に対して0.
1〜60重量%、好適には5〜40重量%である。更
に、下引き層には、必要に応じて、電子写真特性を著し
く損なわない範囲でその他公知の添加剤を含有させるこ
ともできる。
【0033】下引き層は、一層でも用いられるが、異な
る種類の層を二層以上積層させて用いてもよい。尚、下
引き層の膜厚は、下引き層の配合組成にも依存するが、
繰り返し連続使用したとき残留電位が増大するなどの悪
影響が出ない範囲で任意に設定することができ、好まし
くは0.1〜10μmである。
【0034】感光層 感光層3は、主として樹脂バインダーと、正孔輸送物質
と、電子輸送物質と、電荷発生物質とから形成される単
層構造である。樹脂バインダーとしては、上記一般式
(BD1)で表される構造単位を主要繰り返し単位とし
て有するポリカーボネートが用いられ、これら2種以上
の構造単位を有する共重合樹脂、または、他の1種また
は2種以上の構造単位との共重合樹脂でもよい。また、
これらの樹脂を1種または2種以上混合して用いてもよ
く、分子量の異なる同種の樹脂を混合して用いてもよ
い。さらに、その他のポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、シリコー
ン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、
メタクリル酸エステルの重合体およびこれらの共重合体
などと併用することが可能である。上記一般式(BD
1)で表される構造単位を主要繰り返し単位として有す
るポリカーボネートの具体例としては、以下の式(BD
1−1)〜(BD1−16)に示す構造単位を主要繰り
返し単位として有するポリカーボネートが挙げられ、ま
た、共重合される構造単位としては、以下の式(BD−
1)〜(BD−6)に示す構造単位が挙げられる。しか
しながら、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
【0035】本発明においては、特には、ビスフェノー
ルZ型ポリカーボネートと呼ばれる下記式(BD1−
1)で表される構造単位を主要繰り返し単位として有す
るポリカーボネートが適している。また、併用される樹
脂バインダーとしては、特には、下記式(BD−1)〜
(BD−6)に示す構造単位の1種または2種以上を主
要繰り返し単位として有するポリカーボネート樹脂や、
ポリエステル樹脂が適している。
【0036】尚、使用される樹脂バインダーに対して、
上記一般式(BD1)で表される構造単位が50モル%
以上含有されていれば、特に、本発明において目的とす
る効果を得ることができる。また、樹脂バインダーの含
有量は、感光層の固形分に対して、10〜90重量%、
好適には、20〜80重量%である。
【0037】
【0038】
【0039】正孔輸送物質としては、前記一般式(HT
1)で表される構造式の化合物が用いられるが、これら
正孔輸送物質を1種または2種以上混合して使用するこ
とが可能である。その他にも、ヒドラゾン化合物、ピラ
ゾリン化合物、ピラゾロン化合物、オキサジアゾール化
合物、オキサゾール化合物、アリールアミン化合物、ベ
ンジジン化合物、スチルベン化合物、スチリル化合物、
ポリビニルカルバゾール、ポリシラン等の正孔輸送物質
の1種または2種以上を併用することができる。上記一
般式(HT1)で表される構造式の化合物の具体例とし
ては、例えば以下の式(HT1−1)〜(HT1−13
6)に示す構造式の化合物が挙げられ、また、その他の
併用可能な正孔輸送物質の具体例としては、以下の式
(HT2−1)〜(HT−37)に示す構造式の化合物
が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0040】使用される正孔輸送物質に対して、前記一
般式(HT1)で表される構造式の化合物が20モル%
以上含有されていれば、特に本発明において目的とする
効果が得られるが、好適には50モル%以上である。
尚、かかる正孔輸送物質の含有量は、感光層の固形分に
対して5〜80重量%、好ましくは10〜60重量%で
ある。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】電子輸送物質としては、前記一般式(ET
1)〜(ET15)で表される化合物が好適であるが、
その他にも、無水琥珀酸、無水マレイン酸、ジブロム無
水琥珀酸、無水フタル酸、3−ニトロ無水フタル酸、4
−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、ピロメリ
ット酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸、フタル
イミド、4−ニトロフタルイミド、テトラシアノエチレ
ン、テトラシアノキノジメタン、クロラニル、ブロマニ
ル、o−ニトロ安息香酸、マロノニトリル、トリニトロ
フルオレノン、トリニトロチオキサントン、ジニトロベ
ンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、
ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、チオ
ピラン系化合物、キノン系化合物、ベンゾキノン系化合
物、ジフェノキノン系化合物、ナフトキノン系化合物、
アントラキノン系化合物、スチルベンキノン系化合物等
の電子輸送物質(アクセプター性化合物)を使用するこ
とができ、また、これら電子輸送物質を1種または2種
以上混合して使用することが可能である。前記一般式
(ET1)〜(ET15)で表される化合物の具体例と
しては、以下の式(ET1−1)〜(ET15−16)
に示す構造式の化合物が挙げられ、また、その他の電子
輸送物質の具体例としては、以下の(ET−1)〜(E
T−42)に示す構造式の化合物が挙げられるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。尚、電子輸送物
質の含有量は、感光層の固形分に対して1〜50重量
%、好適には5〜40重量%である。
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】本発明に係る電荷発生物質としては、フタ
ロシアニン顔料、ナフタロシアニン顔料、アゾ顔料、ア
ントラキノンやアントアントロンのような多環キノン顔
料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、スクアリリウム色
素、アズレニウム色素、チアピリリウム色素、シアニン
色素、キナクリドン色素等を用いることができ、またこ
れらの顔料や色素を1種または2種以上混合して用いる
ことができる。特に、アゾ顔料としてはジスアゾ顔料お
よびトリスアゾ顔料、アントアントロン顔料としては
3,9−ジブロモアントアントロン、ペリレン顔料とし
てはN,N’−ビス(3,5−ジメチルフェニル)−
3,4:9,10−ペリレンビス(カルボキシイミ
ド)、フタロシアニン系顔料としては無金属フタロシア
ニン、銅フタロシアニンおよびチタニルフタロシアニン
が好ましく、特には、X型無金属フタロシアニン(US
P3357989他)(図2参照)、β型無金属フタロ
シアニン(図6参照)、τ型無金属フタロシアニン(特
開昭58−183757号公報他)、ε型銅フタロシア
ニン(特開昭53−39325号公報、特開昭57−1
49358号公報他)、α型チタニルフタロシアニン
(特開昭60−217050号公報、特開昭61−23
9248号公報他)(図3参照)、β型チタニルフタロ
シアニン(特開昭63−218768号公報、特開昭6
2−67094号公報)(図7参照)、アモルファスチ
タニルフタロシアニン(特開昭62−275272号公
報他)(図5参照)、Y型チタニルフタロシアニン(特
開昭64−17066号公報他)(図4参照)、I型チ
タニルフタロシアニン(特開平3−128973号公報
他)、特開平8−209023号公報に記載のCuK
α:X線回折スペクトルにおいてブラッグ角2θが9.
6°を最大ピークとするチタニルフタロシアニンが好ま
しい。かかる電荷発生物質の含有量は、感光層の固形分
に対して0.1〜20重量%、好適には0.5〜10重
量%である。
【0091】これらの感光層中には、耐環境性や有害な
光に対する安定性を向上させる目的で、酸化防止剤や光
安定剤等の劣化防止剤を含有させることもできる。この
ような目的に用いられる化合物としては、トコフェロー
ルなどのクロマノール誘導体およびエステル化化合物、
ポリアリールアルカン化合物、ハイドロキノン誘導体、
エーテル化化合物、ジエーテル化化合物、ベンゾフェノ
ン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、チオエーテル化
合物、フェニレンジアミン誘導体、ホスホン酸エステ
ル、亜リン酸エステル、フェノール化合物、ヒンダード
フェノール化合物、直鎖アミン化合物、環状アミン化合
物、ヒンダードアミン化合物等が挙げられる。
【0092】また、感光層中には、形成した膜のレベリ
ング性の向上や潤滑性の付与を目的として、シリコーン
オイルやフッ素系オイル等のレベリング剤を含有させる
こともできる。
【0093】更に、摩擦係数の低減や潤滑性の付与等を
目的として、酸化ケイ素(シリカ)、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化カルシウム、酸化アルミニウム(アルミ
ナ)、酸化ジルコニウム等の金属酸化物、硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム等の金属硫化物、窒化ケイ素、窒化
アルミニウム等の金属窒化物金属酸化物微粒子、また
は、4フッ化エチレン樹脂等のフッ素系樹脂粒子、フッ
素系クシ型グラフト重合樹脂等を含有してもよい。
【0094】更にまた、必要に応じて、電子写真特性を
著しく損なわない範囲内で、その他公知の添加剤を含有
させることもできる。
【0095】尚、感光層3の膜厚は、実用的に有効な表
面電位を維持するためには3〜100μmの範囲が好ま
しく、より好適には10〜50μmである。
【0096】形成方法 前記下引き層2、感光層3を塗布により形成する場合に
は、上記構成材料を適当な溶剤とともに溶解分散させて
塗布液を作製し、適当な塗布方法にて塗布し、乾燥すれ
ばよい。
【0097】上記溶剤としては、主としてメタノール、
エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n
−ブタノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、
アセトン、MEK(メチルエチルケトン)、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、DMF
(ジメチルホルムアミド)、ジメチルアセトアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、
THF(テトラヒドロフラン)、ジオキサン、ジソキソ
ラン、ジエチルエーテル、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ等の環状または直鎖状のエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエチレ
ン、トリクロロエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素
類、リグロイン等の鉱油、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン等の芳香族ハロゲン化炭化水素類などが用いら
れ、これらを2種以上混合して用いてもよい。
【0098】上記塗布液の分散溶解方法としては、主と
してペイントシェーカー、ボールミル、ダイノーミルな
どのビーズミル(サンドグラインダー)、超音波分散等
の公知の方法を用いることができ、また、上記塗布方法
としては、主として浸漬塗布法、シールコート、スプレ
ー塗布法、バーコート、ブレードコート等の公知の方法
を用いることができる。
【0099】また、上記乾燥における乾燥温度および乾
燥時間は、使用溶媒の種類や製造コスト等に鑑みて適当
に設定することができるが、好ましくは乾燥温度が室温
以上200℃以下で、乾燥時間10分以上2時間以下の
範囲内で設定する。より好ましくは、溶媒の沸点から沸
点+80℃の間の範囲内である。また、この乾燥は通
常、常圧または減圧下にて、静止あるいは送風下で行
う。
【0100】
【実施例】以下に、本発明を、実施例に基づいて詳細に
説明する。感光体実施例1 電気特性評価用として板状感光体、印字評価用としてド
ラム状感光体(30mmφ)を夫々作製した。アルミニ
ウム板およびアルミニウム素管上に夫々以下の組成の下
引き層溶液を浸漬塗工し、100℃で60分間乾燥し
て、膜厚0.3μmの下引き層を形成した。尚、以下、
「部」とは、重量部を表す。 可溶性ナイロン(アミランCM8000:東レ(株)製) 3部 メタノール、塩化メチレン混合溶剤(5/5) 97部
【0101】次に、以下の組成の材料を配合し、ダイノ
ーミルにて単層型感光層分散液を作製して、上記下引き
層上にこの分散液を浸漬塗工し、100℃で60分間乾
燥して膜厚25μmの単層型感光層を形成した。 バインダー樹脂 :[前記式(BD1−1)を構造単位として有するポリカー ボネート](パンライトTS2020:帝人化成(株)製) 11部 正孔輸送物質 :前記式(HT1−101)の化合物 5部 電子輸送物質 :前記式(ET4−5)の化合物 3部 電荷発生物質 :X型無金属フタロシアニン 0.2部 酸化防止剤 :BHT 0.5部 シリコーンオイル:KF−50(信越化学工業(株)製) 0.01部 塩化メチレン 100部 以上のようにして電子写真用感光体を作製した。
【0102】感光体実施例2〜8および比較例1〜3 実施例1で使用した感光層分散液の組成のうち、樹脂バ
インダーを下記表1に示す樹脂に代えた以外は感光体実
施例1と同様にして、感光体を作製した。但し、感光層
分散液の溶剤である塩化メチレンの量は、同様な膜厚が
得られるように適宜調整した。
【0103】
【表1】
【0104】感光体実施例9〜38および比較例4〜8 実施例1で使用した感光層分散液の組成のうち、正孔輸
送物質および電子輸送物質を下記表2および3に示す化
合物に代えた以外は感光体実施例1と同様にして、感光
体を作製した。
【0105】
【表2】
【0106】
【表3】
【0107】感光体実施例39〜43 感光体実施例1で使用した感光層分散液の組成のうち、
電荷発生物質を下記表4に示す化合物に代えた以外は感
光体実施例1と同様にして、感光体を作製した。尚、上
記感光体実施例1等で用いたX型無金属フタロシアニ
ン、および、下記表中に示す各フタロシアニン化合物の
X線回折図を、夫々図2〜7に示す。かかるX線回折測
定は、粉末状態の試料を、以下の条件(集中法)にて、
マックサイエンス社製MPX−18を用いて測定した。 X線発生装置 :18kW 線源 :1.54056Å(Cu) モノクロメータ:use 管電圧 :40.0kV 管電流 :50mA サンプリング幅:0.020deg 走査速度 :4.000deg/min 発散スリット :0.50deg 散乱スリット :0.50deg 受光スリット :0.30mm 補助装置 :no use
【0108】
【表4】
【0109】感光体実施例1〜43、感光体比較例1〜
8の評価 電気特性評価として板状感光体を用い、(株)川口電機
製作所製静電複写紙試験装置EPA−8100にて、以
下のようにして評価を行った。
【0110】まず、温度23℃、湿度50%の環境下
で、暗所にて表面電位を約+600Vになるように帯電
させ、その後露光までの5秒間の表面電位の保持率を、
以下の式に従って求めた。 0:帯電直後の表面電位 V5:5秒後(露光開始時)の表面電位
【0111】次に、同様に表面電位を約+600Vに帯
電させ、ハロゲンランプの光をフィルターにて780n
mに分光した1.0μW/cm2の単色光を5秒間露光
して、表面電位が半分(+300V)になるために要す
る露光量を感度E1/2(μJ/cm2)として求め、露光
後5秒後の表面電位を残留電位Vr(V)として求め
た。
【0112】また、実際の印字による耐久性の評価とし
て、ドラム状感光体をブラザー社製レーザープリンター
HL−730に装着し、温度23℃、湿度50%の環境
下にて印字率約5%の画像を5千枚(A4縦)連続印刷
し、得られた画像について、目視により、トナーフィル
ミングによる画像欠陥の有無を評価した。また、感光体
ドラムをプリンターから取り出して、表面をセルロース
ワイパー(商品名:ベンコットリントフリー)にて軽く
拭き取った後、目視により、感光体表面のトナーフィル
ミング(トナー付着の有無)を観察した。これらの評価
結果を、下記表5〜7に示す。
【0113】
【表5】
【0114】
【表6】
【0115】
【表7】 不良:画像の濃度が薄く、文字がかすれた。
【0116】上記表5〜7の結果から分かるように、少
なくとも樹脂バインダー、電荷発生物質、正孔輸送物
質、電子輸送物質を含有する単層型感光層を有する電子
写真用感光体において、特定の樹脂バインダーと特定の
正孔輸送物質を組み合わせて使用した実施例の電子写真
用感光体は、感光体特性に優れ、トナーフィルミングを
発生せず、耐久性が高いものである。
【0117】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、導電性基体上に、直接または下引き層を介して、少
なくとも樹脂バインダーと、電荷発生物質と、正孔輸送
物質と、電子輸送物質とを含有する単層型感光層を有す
る電子写真用感光体において、該感光層中に、特定の樹
脂バインダーと特定の正孔輸送物質を組み合わせて使用
することにより、感光体特性に優れ、トナーフィルミン
グの発生がなく、高い耐久性をも兼ね備えた電子写真用
感光体、および、これを用いた電子写真装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の電子写真用感光体を表す模式的
断面図である。
【図2】実施例で用いたX型無金属フタロシアニンのX
線回折図である。
【図3】実施例で用いたα型チタニルフタロシアニンの
X線回折図である。
【図4】実施例で用いたY型チタニルフタロシアニンの
X線回折図である。
【図5】実施例で用いたアモルファスチタニルフタロシ
アニンのX線回折図である。
【図6】実施例で用いたβ型無金属フタロシアニンのX
線回折図である。
【図7】実施例で用いたβ型チタニルフタロシアニンの
X線回折図である。
【符号の説明】
1 導電性基体 2 下引き層 3 感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/06 319 G03G 5/06 319 371 371 C08G 64/04 C08G 64/04 64/06 64/06 G03G 5/05 101 G03G 5/05 101 (72)発明者 竹内 勝 長野県松本市筑摩四丁目18番1号 富士電 機画像デバイス株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA13 AA20 AA31 AA41 BA13 BA14 BA15 BA16 BA22 BA25 BA38 BA39 BA60 BB26 FA01 FC02 4J029 AA10 AB07 AE04 BB10A BB10B BD09A BD09B BD09C

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に、直接あるいは下引き層
    を介して、少なくとも樹脂バインダーと電荷発生物質と
    正孔輸送物質と電子輸送物質とを含有する単層型感光層
    を有する電子写真用感光体において、 前記樹脂バインダーのうち少なくとも1種が、下記一般
    式(BD1)、 (式(BD1)中、RB1〜RB8は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有
    してもよいアリール基、シクロアルキル基、ハロゲン原
    子を表し、Zは、置換基を有してもよい炭素環を形成す
    るのに必要な原子群を表し、置換基は、炭素数1〜6の
    アルキル基、ハロゲン原子を表す)で表される構造単位
    を主要繰り返し単位として有するポリカーボネートであ
    り、かつ、 前記正孔輸送物質のうち少なくとも1種が、下記一般式
    (HT1)、 (式(HT1)中、RH1〜RH32は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
    6のアルコキシ基を表す)で表される構造を有する化合
    物であることを特徴とする電子写真用感光体。
  2. 【請求項2】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET1)、 (式(ET1)中、RE1〜RE4は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
    〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
    基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
    ルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、
    ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造を有する
    化合物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  3. 【請求項3】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET2)、 (式(ET2)中、RE5〜RE8は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
    〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
    基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
    ルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、
    ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造を有する
    化合物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  4. 【請求項4】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET3)、 (式(ET3)中、RE9、RE10は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
    〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
    基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基は、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
    ルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、
    ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造を有する
    化合物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  5. 【請求項5】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET4)、 (式(ET4)中、RE11、RE12は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
    〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
    基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE13〜RE17は、
    同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
    1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ
    基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有して
    もよいアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキシ
    基、ハロゲン化アルキル基を表し、また、2つ以上の基
    が結合して環を形成してもよく、置換基は、ハロゲン原
    子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコ
    キシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロ
    ゲン化アルキル基を表す)で表される構造を有する化合
    物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  6. 【請求項6】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET5)、 (式(ET5)中、RE18〜RE21は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1
    〜12のアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
    基、シクロアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
    ル基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE22、RE23は、
    同一または異なって、水素原子、炭素数1〜12のアル
    キル基を表し、RE24〜RE31は、同一または異なって、
    水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル
    基、炭素数1〜12のアルコキシ基、置換基を有しても
    よいアリール基、ハロゲン化アルキル基を表し、置換基
    は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
    1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、
    ニトロ基、ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構
    造を有する化合物である請求項1記載の電子写真用感光
    体。
  7. 【請求項7】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET6)、 (式(ET6)中、RE32〜RE36は、同一または異なっ
    て、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、炭
    素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキ
    シ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有し
    てもよいアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキ
    シ基、ハロゲン化アルキル基を表し、RE3 7〜RE44は、
    同一または異なって、水素原子またはニトロ基を表し、
    そのうち少なくとも3個はニトロ基であり、置換基は、
    ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
    6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニト
    ロ基、ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造を
    有する化合物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  8. 【請求項8】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET7)、 (式(ET7)中、RE45は、置換基を有してもよいア
    ルキル基、または、置換基を有してもよいアリール基を
    表し、RE46は、置換基を有してもよいアルキル基、置
    換基を有してもよいアリール基、または、下記式(ET
    7a)、 (式(ET7a)中、RE47は、置換基を有してもよい
    アルキル基または置換基を有してもよいアリール基を表
    す)で表される基を表し、置換基は、ハロゲン原子、炭
    素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ
    基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン
    化アルキル基を表す)で表される構造を有する化合物で
    ある請求項1記載の電子写真用感光体。
  9. 【請求項9】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1種
    が、下記一般式(ET8)、 (式(ET8)中、RE48〜RE60は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
    6のアルコキシ基、アリール基、アラルキル基、ハロゲ
    ン原子、ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造
    を有する化合物である請求項1記載の電子写真用感光
    体。
  10. 【請求項10】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1
    種が、下記一般式(ET9)、 (式(ET9)中、RE61〜RE68は、同一または異なっ
    て、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
    6のアルコキシ基、アリール基、アラルキル基、ハロゲ
    ン原子、ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構造
    を有する化合物である請求項1記載の電子写真用感光
    体。
  11. 【請求項11】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1
    種が、下記一般式(ET10)、 (式(ET10)中、RE69、RE70は、同一または異な
    って、シアノ基またはアルコキシカルボニル基を表し、
    E71は、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、置
    換基を有してもよいアリール基を表し、RE72〜R
    E76は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜12のアルキル基、アルコキシ基、置換
    基を有してもよいアリール基、ハロゲン化アルキル基、
    アルキル置換アミノ基を表し、RE77〜RE79は、同一ま
    たは異なって、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基
    を表し、RE80、RE81は、同一または異なって、水素原
    子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、置換
    基を有してもよいアリール基を表し、Xは、硫黄原子ま
    たは酸素原子を表し、nは、0または1を表し、置換基
    は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
    1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、
    ニトロ基、ハロゲン化アルキル基を表す)で表される構
    造を有する化合物である請求項1記載の電子写真用感光
    体。
  12. 【請求項12】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1
    種が、下記一般式(ET11)、(ET12)または
    (ET13)、 (式(ET11)、(ET12)および(ET13)
    中、RE82〜RE85は、同一または異なって、水素原子ま
    たはハロゲン原子を表し、RE86、RE87は、同一または
    異なって、シアノ基またはアルコキシカルボニル基を表
    し、RE88〜RE92は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
    1〜6のアルキル基、ニトロ基またはシアノ基を表す)
    で表される構造を有する化合物である請求項1記載の電
    子写真用感光体。
  13. 【請求項13】 前記電子輸送物質のうち少なくとも1
    種が、下記一般式(ET14)または(ET15)、 (式(ET14)および(ET15)中、RE93〜RE96
    は、同一または異なって、水素原子またはハロゲン原子
    を表し、RE97、RE98は、同一または異なって、シアノ
    基またはアルコキシカルボニル基を表し、RE99〜R
    E103は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜6のアルキル基、ニトロ基、シアノ基を
    表す)で表される構造を有する化合物である請求項1記
    載の電子写真用感光体。
  14. 【請求項14】 前記電荷発生物質のうち少なくとも1
    種が、X型無金属フタロシアニンである請求項1〜13
    のうちいずれか一項記載の電子写真用感光体。
  15. 【請求項15】 前記電荷発生物質のうち少なくとも1
    種が、α型チタニルフタロシアニンである請求項1〜1
    3のうちいずれか一項記載の電子写真用感光体。
  16. 【請求項16】 前記電荷発生物質のうち少なくとも1
    種が、Y型チタニルフタロシアニンである請求項1〜1
    3のうちいずれか一項記載の電子写真用感光体。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のうちいずれか一項記載
    の電子写真用感光体を備え、かつ、正帯電プロセスにて
    帯電プロセスを行うことを特徴とする電子写真装置。
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