JP2002156325A - 金属部材の表面き裂深さ解析方法 - Google Patents
金属部材の表面き裂深さ解析方法Info
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Abstract
の火炉側外面に発生する表面き裂の進展度合いや残余寿
命を高精度で評価できる金属部材の表面き裂深さ解析方
法を提供する。 【解決手段】 水壁管外面の所望箇所のき裂深さa
TC0を計測した後(S1)、応力振幅σaを算出し
(S2)、さらに、起動停止に伴う応力値の幅から応力
振幅σaを算出し、これらの値から応力拡大係数範囲Δ
Kを算出した後、これらの値から応力拡大係数範囲ΔK
を算出し(S3)、ボイラ1内の雰囲気条件に応じた線
図iを選択し(S4)、次に、応力拡大係数範囲ΔKに
対応した疲労表面き裂成分(daen/dN)×Nを求
め(S5)、測定時(現在)の当該部位のエレファント
スキン状表面き裂深さapから、当該ボイラ固有の高温
再酸化(腐食)速度daHC/dtを逆算し(S6)、
得られた高温再酸化速度daHC/dtを用いて今後進
展が予想できるエレファントスキン状表面き裂深さa
TCを逐次演算するようにした(S8)。
Description
中に曝され、暫時、低温雰囲気中に曝されることが繰り
返される金属部材の表面き裂深さ解析方法に関する。
の変化により、石炭、石油等の化石燃料またはLNG
(液化天然ガス)を燃焼させる火力発電用ボイラの多く
は、需要の変化に応じた日毎(DSSーDaily Start St
op )停止運転や週毎(WSSーWeekly Start Stop)停
止運転が行われるようになり、従来に較べて起動停止回
数が増加し、例えば、年間に30〜60回、起動停止が
繰り返される。このように、起動停止回数が増加するに
伴って、熱履歴疲労に起因した材料損傷が多く発生する
ようになった。特に、(蒸発)水壁管の火炉側の一部で
エレファントスキン(象皮)現象と称される管外面から
の表面き裂が発生することがある。
は、熱負荷体の一つである水壁管の一部が起動時に他の
部位より約50〜100°C温度が高くなることに起因
していることが判った。火力発電用のボイラでは、水壁
管は膨大な数の蒸発管で構成されており、一定負荷(例
えば、100%,75%,50%,25%等)での運転
では、水壁管の部分で極端な温度差が生じないような流
動伝熱設計が為されているが、一部の低い負荷体では、
起動時に局部的に温度が上がる場合がある。このような
場合に、温度上昇が50〜100°Cであっても短時間
(通常30分以内)であれば、歪み損傷(クリープ)や
過熱(オーバーヒート)損傷は生じない。しかし、起動
停止毎に局部的な昇温による熱応力の発生が繰り返され
ると、熱疲労き裂が発生し、進展してしまう。
キン状き裂の発生部位を示すボイラの内部断面図および
エレファントスキン状表面き裂の顕微鏡写真像であり、
図7の(a)は磁粉探傷試験後の外観、(b)は火炉水
壁管の断面、(c)はエレファントスキン状表面き裂発
生箇所の拡大断面を各々示している。エレファントスキ
ン状表面き裂は火炉水壁管の外表面の周方向に沿って
(希に軸方向に発生する場合もある)多数の表面き裂が
発生する現象を言う。表面き裂は断面が鋭いV字型を成
し、内部に酸化物が生成している場合が多い。このよう
に、多数の表面き裂が生じた鋼管表面の外観が象の皮膚
に似ていることから、エレファントスキン状表面き裂と
呼ばれている。図6に示すように、エレファントスキン
状き裂発生部位3はボイラ1の(蒸発)水壁管2の接合
部や他の部材の結合部、高温曝部等となっている。
表面き裂の解析診断手法の概略を示す流れ図である。火
炉水壁管の外表面にエレファントスキン状表面き裂が発
見された場合は、従来は同図の流れ手順に従って、大気
中高温疲労試験を行って表面き裂の進展度合いを解析
し、今後の表面き裂の進展を予測したり限界値到達年数
等を予想し、当該水壁管を後どの程度使用できるかを評
価していた。図9は疲労表面き裂進展解析に用いられる
応力拡大係数範囲ΔK(単位MPa√m)に対する疲労
表面き裂進展速度(da/dN)を表す疲労表面き裂進
展線図である。なお、Nは起動停止回数である。応力拡
大係数範囲ΔKは温度差による応力振幅σ a、き裂深さ
aとその形状係数bの関数f(a,σa,b)であり、
これらの値が決まれば、疲労表面き裂進展量を算出でき
る。形状係数bは水壁管の形状、負荷応力とき裂の方向
により定義される係数である。疲労表面き裂進展線図は
温度により変化するから、水壁管2のエレファントスキ
ン状表面き裂進展解析には、高温大気中の線図IIを用い
る。
観察法等による統計評価を取り入れた最大値予測等を用
い、水壁管2外面のき裂深さaを計測する(S1)。次
に、起動・停止時および運転中の温度測定結果に基づく
有限要素法応力解析、または構造、形状、運転条件を考
慮した簡易応力解析により、応力振幅σaを算出する
(S2)。そして、これらの値から応力拡大係数範囲Δ
Kを算出する(S3)。次に、この応力拡大係数範囲ΔK
から図9に示す高温大気中における疲労表面き裂進展線
図を用いて疲労表面き裂進展速度(da/dN)を求め
る(S4)。そして、この疲労表面き裂進展速度(da
/dN)を回数積分して、高温大気中における回数Nに
対するき裂深さaを求める疲労表面き裂進展解析を行う
(S71)。次に、今後の表面き裂進展解析と水壁管2
の余寿命診断を行い(S8)、次回の定期検査時の水壁
管2の残肉厚が限界肉厚より小さいか否かを判断する
(S9)。その判断結果が否ならば、ボイラの運転をそ
の儘継続し(S10)、その判断結果が然りならば、水
壁管2を新品と取り替える(S11)。
労表面き裂進展解析を実施した結果を示す表面き裂進展
特性図である。この例では、運転年数が10年目でき裂
深さが0.2mm、20年目で0.5mm、25年目で0.
7mmの表面き裂が実測された。上述のようにして、き裂
深さa、熱応力振幅σaおよび起動停止繰返し回数Nよ
り、各時点からの疲労表面き裂進展を予測した結果は同
図中の二点鎖線で示すグラフになる。なお、図の枠内に
示す停止モードは、長期は数日以上の運転停止、中期は
2日前後の運転停止、短期は1日以内の運転停止を表
す。熱応力の大きさは停止モード毎に異なるため、各モ
ード毎に評価を行った。同図から明らかなように、これ
らの疲労表面き裂進展の予測結果は実際の疲労表面き裂
進展よりも低めの、水壁管2の噴破危険性を見損なうも
のになっている。
術では実際に生じる疲労表面き裂進展を精度良く予測す
ることができず、水壁管の表面き裂が予想以上に速く限
界き裂深さに達して、水壁管の噴破漏洩事故の発生に至
る虞がある。かといって、安全性を重視する立場から、
検査の際に浅い疲労表面き裂が検出された時点で当該水
壁管の寿命が尽きたものと判定して新しいものと取り替
えるのは、経済上あるいは資源節約上好ましくない。
課題を解決して、長期間の熱履歴疲労により、ボイラの
水壁管の火炉側外面に発生する表面き裂の進展度合いや
残余寿命を高精度で評価できる金属部材の表面き裂深さ
解析方法を提供することにある。
に本発明は、疲労き裂進展速度を決定する際に雰囲気の
腐食性を考慮した線図を用いると共に、金属部材の表面
き裂深さを実測して、その値から当該雰囲気による表面
き裂部位の酸化または腐食によるき裂促進度合いを表す
酸化き裂進展速度を逆算し、当該酸化き裂進展速度と疲
労き裂進展速度とに基づいて将来進展する金属部材の表
面き裂深さを予測したものであり、例えば、金属部材の
表面き裂深さを所定期間毎の逐次演算により求めても良
い。
蒸発水壁管の火炉側外面のエレファントスキン状表面き
裂の進展や残余寿命を管壁の高温酸化を含む高温腐食の
速度(daH C/dt)、高温腐食膜への表面き裂発生
因子、燃焼排ガス雰囲気での疲労表面き裂進展速度の複
数因子を組み合わせて診断する。火力発電用ボイラの火
炉側外面で発生するエレファントスキン状表面き裂は、
単に高温雰囲気中で生じる疲労表面き裂現象の進展の結
果としてのみでは説明できず、起動停止時の水壁管部位
間での温度差による熱応力の作用の繰り返しによる熱疲
労と、高温環境下における熱疲労表面き裂の加速化現象
と、同じく、材料の酸化や腐食の促進とに依ることを本
願発明者は見出した。そこで、エレファントスキン状表
面き裂の進展を高精度に予測するには、こうした現象を
考慮に入れた診断解析手法が必要になる。
に説明する。図2は本発明の実施例に係る水壁管外面き
裂診断装置の概念図である。同図において、4はき裂深
さ検査センサー、5はき裂深さ検査センサー4が検出し
た水壁管2のエレファントスキン状表面き裂データをデ
ジタルデータに変換する変換器、6はエレファントスキ
ン状表面き裂データを処理してエレファントスキン状表
面き裂進展解析を実行するデータ解析処理装置、7はデ
ータ解析処理装置6が実行したエレファントスキン状表
面き裂進展解析の結果を記録する記録装置である。 図
3はエレファントスキン状表面き裂の要因と進展の関係
を示す因果流れ図(a)と、エレファントスキン状表面
き裂の生成現象を模式的に示す水壁管表面の断面図
(b)、図4は応力拡大係数範囲ΔKに対する疲労表面
き裂進展速度(daen/dN)を表す疲労表面き裂進
展線図である。同図に示すように、水壁管表面に高温酸
化(腐食)膜が生成され、これに起動時の熱応力負荷が
作用して酸化膜割れが生じ、ここに起動時の熱応力負荷
が作用することにより、熱疲労表面き裂が進展すると共
に、酸化膜割れ部の高温酸化が進行する。鋼管表面に形
成された酸化膜は概して脆く、ボイラ起動時の熱応力負
荷により容易に割れが発生する。この割れ目の内部に形
成された再酸化(腐食)による酸化層はき裂の促進に少
なからず寄与している(最大で数十%)ことが判った。
エレファントスキン状表面き裂に進展する。本発明では
図3に示すモデルに従って、エレファントスキン状表面
き裂の進展は熱疲労表面き裂の進展と酸化膜割れ部の高
温酸化の進行との和になるとの仮定に基づいている。そ
こで、当初のエレファントスキン状表面き裂深さをa
TC0(mm)、起動停止回数をN回、当該雰囲気での起
動停止による疲労表面き裂進展速度をdaen/dN
(mm/回)、当該雰囲気での酸化または高温腐食速度を
daHC/dt(mm/年)、エレファントスキン状表面
き裂の予測時期をt年後とすると、予測時のエレファン
トスキン状表面き裂深さaTCは、 aTC=aTC0+(daen/dN)×N+(da
HC/dt)×t……(1)となる。この算式(1)の第3項
(daHC/dt)×tが高温再酸化(腐食)によるエ
レファントスキン状表面き裂進展への寄与分である。
火炉側外面のエレファントスキン状表面き裂の解析診断
手法の概略を示す流れ図である。始めに、従来例と同様
に、超音波探傷法等により水壁管2外面の所望箇所のき
裂深さaTC0を計測する(S1)。このき裂深さa
TC0を求めるには、実際には、例えば、所望箇所の2
0個の測定部位のき裂深さapの測定値から極値統計に
より当該部位の最大値を予測する統計的評価法を用いて
算出する。次に、起動・停止時および運転中の温度測定
結果に基づく有限要素法応力解析等により、応力振幅σ
aを算出する(S2)。具体的には、測定部位を碁盤目
状に分割して、それぞれ各時間毎の温度分布より熱膨張
度を求め、それらの差に基づいて当該箇所の応力値を算
出し、起動停止に伴う応力値の幅(応力範囲=最大値ー
最小値)から応力振幅σaを算出する。応力振幅σaは
応力範囲の1/2である。
ΔKを算出する(S3)。本実施例では応力拡大係数範囲
ΔKは次式で与えられる。
2、Ftは水壁管2の厚さと外径Rとの関数値である。
次に、図4の疲労表面き裂進展線図によりボイラ1内の
雰囲気条件に応じた線図i(i=1〜4)を選択する
(S4)。この線図iは実際のボイラ1内の雰囲気環境
を実験室内に作って、室温大気中(線図1)、高温大気
(LNG燃焼ガス)中(線図2)、腐食性中(石炭燃
焼)ガス中(線図3)および腐食性大(高硫黄重油燃
焼)ガス中(線図4)のデータを測定して得たものであ
る。そして、該線図iにより、応力拡大係数範囲ΔKに
対応した疲労表面き裂成分(daen/dN)×Nを求
め(S5)、測定時(現在)の当該部位のエレファント
スキン状表面き裂深さapから、当該ボイラ固有の高温
再酸化(腐食)速度daHC/dtを逆算する(S
6)。
表面き裂深さaTC0を基に、算式(1)を用いて所定期
間毎のエレファントスキン状表面き裂深さaTCjを逐
次演算し、現在時点のエレファントスキン状表面き裂深
さapに合致する高温再酸化速度daHC/dtを算出
する(S7)。即ち、 aTC1=aTC0+(daen/dN)×N1+daHC/dt, aTC2=aTC1+(daen/dN)×N2+daHC/dt,……, ap=ap−1+(daen/dN)×Np+daHC/dt そして、得られた高温再酸化速度daHC/dtを用い
て算式(1)により今後進展が予想できるエレファントス
キン状表面き裂深さaTCを逐次演算する(S8)。即
ち、次回の定期検査時のエレファントスキン状表面き裂
深さap+1=a p+(daen/dN)×Np+da
HC/dtを求め、水壁管の残肉厚(R−ap+1)が
限界肉厚より小さいか否かを判断する(S9)。その判
断結果が否ならば、ボイラの運転を継続し(S10)、
その判断結果が然りならば、ボイラの運転を停止して水
壁管を新しいものと取り替える(S11)。なお、前述
したように、応力拡大係数範囲ΔKは表面き裂深さの関
数であり、表面き裂の長さ毎に計算する必要があること
から、定期的(1年毎)に逐次計算する必要がある。
解析の予測結果を示すグラフである。 このき裂進展解
析では測定条件は、雰囲気が低硫黄重油燃焼ガス中、運
転停止回数およびその時の応力振幅はそれぞれ長期が4
回、216Mpa、中期が10回、194Mpa、短期が15
回、194Mpa、高温酸化速度が0.021mm/年、定
期検査周期は1年である。従って、選択線図は線図3と
線図4との中間線図を採用した。エレファントスキン状
表面き裂進展解析の予測結果の上限および下限は高温疲
労き裂進展速度および高温再酸化速度のデータのばらつ
きを考慮した結果導かれたものである。同図に示すよう
に、エレファントスキン状表面き裂進展解析の予測結果
と運転期間10年、20年および25年時点の表面き裂
の実測値はよく一致している。このように、エレファン
トスキン状表面き裂進展解析の予測精度が向上すると、
水壁管の余寿命が尽きるまでの定期検査の回数を削減し
たり、検査周期を長くすることができ、検査費用を大幅
に低減できる。
値を基に、次回(26年目)のエレファントスキン状表
面き裂深さap+1を求めるには、25年目のき裂深さ
0.7mm+高温疲労き裂成分(長期0.0024mm+中期0.0078
+短期0.0117)+高温再酸化き裂成分(0.021mm)=0.7
5mmとなる。これは限界き裂深さ1.0mmより小さいので、
ボイラの運転の継続は可能と判定される。同様の計算を
繰り返して、エレファントスキン状表面き裂深さajが
限界き裂深さ1.0mmに達するまでの年数が当該水壁管の
余寿命となる。
労き裂進展速度を決定する際に雰囲気の腐食性を考慮し
た線図を用いると共に、金属部材の表面き裂深さを実測
して、その値から酸化き裂進展速度を逆算し、当該酸化
き裂進展速度と疲労き裂進展速度とに基づいて将来進展
する金属部材の表面き裂深さを予測したので、熱疲労や
酸化、腐食により金属部材の表面に生じる表面き裂の将
来の進展度合いを高精度に予測できるから、金属部材の
破断による雰囲気ガスの噴出による直接的および間接的
に発生する災害の発生を確実に予防できる。
エレファントスキン状表面き裂の解析診断手法の概略を
示す流れ図
関係を示す因果流れ図(a)と、エレファントスキン状
表面き裂の生成現象を模式的に示す水壁管表面の断面図
(b)
展速度を表す疲労表面き裂進展線図
結果を示すグラフ
部位を示すボイラの内部断面図
鏡写真像
解析診断手法の概略を示す流れ図
面き裂進展速度を表す疲労表面き裂進展線図
した結果を示す表面き裂進展特性図
Claims (2)
- 【請求項1】 常時は高温雰囲気中に曝されると共に、
暫時、低温雰囲気中に曝されることが繰り返される金属
部材の表面に生成した酸化膜のき裂深さを計測し、当該
箇所の温度分布により起動停止時に生じる応力差から応
力振幅を求め、該応力振幅の関数である応力拡大係数範
囲と熱履歴に基づくき裂進展度合いを示す疲労き裂進展
速度との対応関係を表す線図に基づいて当該雰囲気にお
ける前記金属部材の疲労き裂進展速度を決定し、該疲労
き裂進展速度を積分して表面き裂深さを予測する金属部
材の表面き裂深さ解析方法において、前記疲労き裂進展
速度を決定する際に雰囲気の腐食性を考慮した線図を用
いると共に、前記金属部材の表面き裂深さを実測して、
その値から当該雰囲気による表面き裂部位の酸化または
腐食によるき裂促進度合いを表す酸化き裂進展速度を逆
算し、当該酸化き裂進展速度と前記疲労き裂進展速度と
に基づいて将来進展する前記金属部材の表面き裂深さを
予測したことを特徴とする金属部材の表面き裂深さ解析
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の金属部材の表面き裂深さ
解析方法において、金属部材の表面き裂深さを所定期間
毎の逐次演算により求めたことを特徴とする金属部材の
表面き裂深さ解析方法。
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