JP2002155578A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

Info

Publication number
JP2002155578A
JP2002155578A JP2000354622A JP2000354622A JP2002155578A JP 2002155578 A JP2002155578 A JP 2002155578A JP 2000354622 A JP2000354622 A JP 2000354622A JP 2000354622 A JP2000354622 A JP 2000354622A JP 2002155578 A JP2002155578 A JP 2002155578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
unit
attached
exterior
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000354622A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Kaneko
典之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000354622A priority Critical patent/JP2002155578A/ja
Publication of JP2002155578A publication Critical patent/JP2002155578A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニット間の目地部において、外装タイ
ルの破断や脱落等がなく、外観意匠性にもすぐれるユニ
ット建物を提供することを目的とする。 【解決手段】 外壁12表面に外装タイル20を貼設し
て工場生産した箱形の建物ユニット11を、建築現場で
複数個隣接配置して構築されるユニット建物10におい
て、左右方向に隣接する建物ユニット11の外壁12間
に形成される隙間30にガスケット41(縦目地材)が
充填され、この縦目地材を隠蔽する形で前記隙間30
に、現地付けの外装タイル21を粘着性と弾性を備えた
シート材料40を介して渡し貼りしてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット建物に関
するものであって、特に、外壁表面に外装タイルを貼設
したユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外壁表面に外装タイルを貼設した
ユニット建物において、建物ユニット間の目地部に現地
付けの外装タイルを渡し貼りする方法と、建物ユニット
間の目地部にタイル目地をつくって外装タイルを収める
方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、建物ユニット間の目地部に現地付けの
外装タイルを渡し貼りする方法は、地震や風等の振動に
よる横方向の力で起こる建物ユニット間の目地部の動き
により、外装タイルの破断や脱落等の恐れがあった。ま
た、建物ユニット間の目地部分にタイル目地をつくって
収める方法は、建物ユニット間の切れ目があらわになっ
てしまい、外観意匠性が損なわれるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであって、建物ユニット間の目地部
において、外装タイルの破断や脱落等がなく、外観意匠
性にもすぐれるユニット建物を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外壁表面に外装タイルを貼設して工場生産した箱形の建
物ユニットを、建築現場で複数個隣接配置して構築され
るユニット建物において、左右方向に隣接する建物ユニ
ットの外壁間に形成される隙間に縦目地材が充填され、
この縦目地材を隠蔽する形で前記隙間に、現地付けの外
装タイルを粘着性と弾性を備えたシート材料を介して渡
し貼りしてなることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のユ
ニット建物において、前記建物ユニットと、基礎又は下
階建物ユニットのいずれかである下部構造体とを締結し
て接合するジョイント金物が、外壁間の隙間に介装され
ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載のユニット建物は、縦目地材を隠
蔽する形で外壁間の隙間に、現地付けの外装タイルを粘
着性と弾性を備えたシート材料を介して渡し貼りしてな
るものであるから、建物ユニット間に生じる動きが、渡
し貼りした外装タイルに直接伝わらず、粘着性と弾性を
備えたシート材料の持つ粘弾性によって緩和された状態
で渡し貼りした外装タイルに伝わり、渡し貼りした現地
付けの外装タイルの破断や脱落を防止できる。これと同
時に、現地付けの外装タイルを渡し貼りしているから、
建物ユニットの配置によってタイル目地をつくることな
く外装タイルを割り付けでき、建物ユニット間の切れ目
があらわにならず、外観意匠性にもすぐれる。
【0008】請求項2記載のユニット建物は、さらに、
前記建物ユニットと、基礎又は下階建物ユニットのいず
れかである下部構造体とを締結して接合するジョイント
金物が、外壁間の隙間に介装されているので、このジョ
イント金物が外壁間の縦目地材に一番近い所に位置する
ことになり、地震等による横方向の力によって起こる建
物ユニット間の縦目地材の動き(目地のズレや隙間の開
き)を最小限に抑え、外装タイルの破断や脱落を一層よ
く防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4は本
発明の一実施の形態であって、図1は図2のA−A線に
おける外壁の水平断面図である。図2はユニット建物の
斜視図である。図3は図2のB部における垂直断面図で
ある。図4はジョイント金物を分解して示す斜視図であ
る。
【0010】本実施の形態のユニット建物10は、図2
に示すように、基礎1の上に複数の建物ユニット11
(下階建物ユニット11Aと上階建物ユニット11B)
を据え付けて構築したものである。上記建物ユニット1
1は、床構造体の上部に壁構造体を立設するに際し、耐
力壁方式に柱・梁を混用した箱形のものである。建物ユ
ニット11の壁構造体である外壁12は、壁パネル13
の枠組材15の側部に柱14を釘打ち等により一体結合
して構成されている。
【0011】上記建物ユニット11は、工場生産したも
のであって、下階建物ユニット11Aの外壁12の表面
には外装タイル20を貼設している。すなわち、上記下
階建物ユニット11Aにおける外壁12は、図1に示す
ように、枠組材15の屋外側面に防水塗料161を施し
た外面材16、16A(木片セメント板等)を貼設し、
この外面材16の表面に弾性接着剤22を使用して外装
タイル20を貼設している。また、上記枠組材15の屋
内側面には、石膏ボード等の内面材17、18を貼設し
ている。なお、内面材17は工場付けしたもの、内面材
18は現地付けしたものである。
【0012】左右方向に隣接する建物ユニット11の外
壁12間に形成される隙間30には、縦目地材であるガ
スケット41と、このガスケット41の背後に発泡ポリ
エチレン製の棒状バックアップ材42が充填されてい
る。これら、ガスケット41とバックアップ材42は、
いずれも、現地付けされる。そして、このガスケット4
1(縦目地材)を隠蔽する形で前記隙間30に、現地付
けの外装タイル21が、粘着性と弾性を備えたシート材
料40(ブチルテープ)を介して渡し貼りされている。
【0013】上記現地付けの外装タイル21を外壁12
間の隙間30に渡し貼りするにおいて、予め、隣接する
外面材16A、16A間に前記シート材料40を渡し貼
りしておき、その後、渡し貼りしたシート材料40を含
む外面材16Aの表面に弾性接着剤22を塗布して外装
タイル21を渡し貼りする。なお、この際、先に弾性接
着剤22を塗布しておいてから、シート材料40を取り
付け、その後外装タイル21を渡し貼りするようにして
もよい。
【0014】上記構成になされたユニット建物10にお
いて、図3に示すように、前記建物ユニット11と、基
礎1(下部構造体)とを、ボルト締結して接合するジョ
イント金物50が、外壁12、12間の隙間30に介装
されている。
【0015】上記ジョイント金物50は、図3と図4に
示すように、隣接する建物ユニット11、11の相対向
する床パネル19、19間の隙間30に突起して取着さ
れた2つの突起部材51、51と、この両突起部材51
の突起部に係合可能な切欠溝53を備え、前記基礎1
(下部構造体)から垂設された基礎ボルト2に締結され
る係合部材52とから構成されている。上記係合部材5
2は、図4に示すように、上面と四つの側面とから底板
のない中空の略立方体形状になされており、上面に基礎
ボルト2を挿入するボルト挿入孔54が形成され、相対
向する2つの側面に切欠溝53、53が形成されてい
る。
【0016】上記係合部材52の取付方法は、前記隙間
30において、係合部材52のボルト挿入孔54に基礎
ボルト2を挿入すると共に、切欠溝53、53に突起部
材51、51を挿入して突起部材51と係合させ、係合
部材52の上面から突出する基礎ボルト2にナット2A
を螺入して締結する。
【0017】(本実施の形態の作用)本実施の形態のユ
ニット建物10は、ガスケット41(縦目地材)を隠蔽
する形で外壁12間の隙間30に、現地付けの外装タイ
ル21を粘着性と弾性を備えたシート材料40(ブチル
テープ)を介して渡し貼りしてなるものであるから、建
物ユニット11間に生じる動きが、渡し貼りした外装タ
イル21に直接伝わらず、粘着性と弾性を備えたシート
材料40の持つ粘弾性によって緩和された状態で渡し貼
りした外装タイル21に伝わり、渡し貼りした現地付け
の外装タイル21の破断や脱落を防止できる。これと同
時に、現地付けの外装タイル21を渡し貼りしているか
ら、建物ユニット11の配置によってタイル目地をつく
ることなく外装タイル21を割り付けでき、建物ユニッ
ト11間の切れ目があらわにならず、外観意匠性にもす
ぐれる。
【0018】さらに、前記建物ユニット11と、基礎1
(下部構造体)とを、ボルト締結して接合するジョイン
ト金物50が、外壁12間の隙間30に介装されている
ので、このジョイント金物50が外壁12間の縦目地材
41に一番近い所に位置することになり、地震等による
横方向の力によって起こる建物ユニット11間の縦目地
材41の動き(目地のズレや隙間の開き)を最小限に抑
え、外装タイル21の破断や脱落を一層よく防止でき
る。
【0019】以上、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、上記実施の形
態では、下階建物ユニット11Aの外壁12の表面に外
装タイル20を貼設したが、上階建物ユニット11Bの
外壁12の表面にも外装タイル20を貼設してもよい。
また、建物ユニット11(下階建物ユニット11A)と
基礎1とをボルト締結して接合するジョイント金物50
を、外壁12間の隙間30に介装したが、上階建物ユニ
ット11Bと下階建物ユニット11Aとを、同様のジョ
イント金物でボルト締結して接合してもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載のユニット建物によると、
渡し貼りした現地付けの外装タイルの破断や脱落を防止
できると同時に、建物ユニットの配置によってタイル目
地をつくることなく外装タイルを割り付けでき、建物ユ
ニット間の切れ目があらわにならず、外観意匠性にもす
ぐれる。
【0021】請求項2記載のユニット建物は、さらに、
地震等による横方向の力によって起こる建物ユニット間
の縦目地材の動き(目地のズレや隙間の開き)を最小限
に抑え、外装タイルの破断や脱落を一層よく防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であって、図2のA−A
線における外壁の水平断面図である。
【図2】ユニット建物の斜視図である。
【図3】図2のB部における垂直断面図である。
【図4】ジョイント金物を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎 10 ユニット建物 11 建物ユニット 11A 下階建物ユニット 11B 上階建物ユニット 12 外壁 13 壁パネル 14 柱 20、21 外装タイル 30 外壁間の隙間 40 シート部材 41 ガスケット(縦目地材) 50 ジョイント金物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁表面に外装タイルを貼設して工場生
    産した箱形の建物ユニットを、建築現場で複数個隣接配
    置して構築されるユニット建物において、 左右方向に隣接する建物ユニットの外壁間に形成される
    隙間に縦目地材が充填され、この縦目地材を隠蔽する形
    で前記隙間に、現地付けの外装タイルを粘着性と弾性を
    備えたシート材料を介して渡し貼りしてなることを特徴
    とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 前記建物ユニットと、基礎又は下階建物
    ユニットのいずれかである下部構造体とを締結して接合
    するジョイント金物が、外壁間の隙間に介装されている
    ことを特徴とする請求項1記載のユニット建物。
JP2000354622A 2000-11-21 2000-11-21 ユニット建物 Withdrawn JP2002155578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354622A JP2002155578A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ユニット建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354622A JP2002155578A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ユニット建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002155578A true JP2002155578A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18827176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000354622A Withdrawn JP2002155578A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ユニット建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002155578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226081A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd 建物の据付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226081A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd 建物の据付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003278300A (ja) 床構造、床パネル及びユニット建物
JP2002155578A (ja) ユニット建物
JP3978067B2 (ja) ユニット建物
JP2002038648A (ja) 下地部材と係合する係合部材、下地部材組立体、下地部材組立法、及び、不陸調整部材
JP2604447Y2 (ja) 建物の小屋裏界壁構造
KR102476406B1 (ko) 타일 설치 기구
JP7141840B2 (ja) 断熱構造、建物及び断熱材の設置方法
JP3241124B2 (ja) 天井付き部屋ユニット
JP2011084864A (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JP4656750B2 (ja) ユニット建物
KR200204054Y1 (ko) 건축물의 벽면시공용 조립식 판넬
JPH0229143B2 (ja)
JPH1171834A (ja) 建築構造用部材および建築気密化方法
JP3065493B2 (ja) 妻パネル構造
JPH09324483A (ja) ユニット住宅の界壁構造
JP4072258B2 (ja) ユニット式建物の外壁目地構造
JP2000240215A (ja) 建築用パネル
JP2001098645A (ja) ユニット建物における制振構造の施工方法
JPH07158165A (ja) ユニット建物
JPH1144076A (ja) 化粧壁面構築法
JP2010018972A (ja) 壁パネル
JP2001003454A (ja) 建 物
JPH1130018A (ja) 内装下地材の取付構造
JPH0776885A (ja) 建物ユニットの上下階接合構造
JPH108601A (ja) 断熱外壁パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050629

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050805