JP2001003454A - 建 物 - Google Patents

建 物

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JP2001003454A
JP2001003454A JP11150010A JP15001099A JP2001003454A JP 2001003454 A JP2001003454 A JP 2001003454A JP 11150010 A JP11150010 A JP 11150010A JP 15001099 A JP15001099 A JP 15001099A JP 2001003454 A JP2001003454 A JP 2001003454A
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ceiling
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淳 竹内
Kazuki Futagawa
和貴 二川
Chikao Terajima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大地震時に建物躯体へ脆性破壊等の支障が生
じないようにしながら、中小規模の地震や交通振動や風
程度の外力によって建物が揺れたり変形したりするのを
防止できる建物を提供する。 【解決手段】 フレームと面材とで内壁パネル5を構成
し、複数の内壁パネル5をフレームで建物躯体の間柱2
1に固定しつつ並設して内壁を構成し、各内壁パネル5
間の継ぎ目部分に内壁パネル5同士を連結する壁補強材
53を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震や交通振動や
風に対する補強構造を備えた建物に関する。
【0002】
【従来の技術】柱と天井梁と床梁からなるボックス形ラ
ーメン構造の建物ユニットを複数結合させて構成したユ
ニット建物における地震や交通振動や風に対する補強対
策としては、図15に示すように間柱01を追加す
る、図16に示すように2本以上の間柱01と横材0
2とからなる補強枠組を追加する、図17に示すよう
に筋交い03を追加する、柱ならびに梁の板厚や断面
形状を変更する、等の手段が一般に採用されている(
は特開平4-84501号公報、は特開平2-1976
37号公報、は特開平6‐42050号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、
の手段にあっては、間柱や筋交いを追加したことにより
室内に柱や間仕切り壁が生じてしまうため、室内のプラ
ンニング上の制約が大きくなり、設計の自由度が低くな
るという問題があった。また、にあっては、柱や梁自
体の重量増加により建物ユニットの重量が大幅に増すた
め、生産性が低下するという問題があった。
【0004】また、このようなボックス形ラーメン構造
の建物ユニットは、図17〜図22に示されているよう
に、基礎04あるいは上下階の建物ユニット05が、柱
051の上下端部と床梁053ならびに天井梁052で
隣接しているが、建物ユニット05を固定する機構は、
通常、柱051の上下端部あるいはその周辺箇所に設け
られており、天井梁052ならびに床梁053の部分は
隣接するのみとなっている。そのため、柱051と天井
梁052ならびに床梁053を接合しているジョイント
部054によって、その板厚分の隙間が梁間に生じてい
るような場合、外力による天井梁052ならびに床梁0
53の変形を抑えることができず、建物の揺れに対して
抵抗が弱い。かといって、天井梁052ならびに床梁0
53を完全に固定してしまうと、剛性は著しく向上する
ものの、ラーメン構造の長所である大地震に対する柔軟
性は低下してしまう。つまり、天井梁052ならびに床
梁053の変形が必要以上に抑えられてしまい、柱で脆
性破壊する虞れがある。
【0005】また、補強対策が不足する結果、地震や交
通振動や風等の外力によって建物が揺れたり変形したり
してしまった場合には、次のような問題も生じていた。
内壁を石膏ボート等を用いた複数の内壁パネルで構成
し、各内壁パネルを、壁内にある木や鋼材等のフレーム
に釘やねじで固定した構造は公知であるが、従来、各内
壁パネル間は、その隙間に充填材を設けただけの構成と
なっている。従って、建物に地震や交通振動や風等の外
力が加わった場合に、躯体の変形に追随して内壁パネル
同士の間に容易に隙間やずれ、段差が生じ、その表面に
設けられた壁紙等の内装仕上げ材に亀裂が生じたりして
いた。
【0006】このことに対して、壁面を単一のパネルで
構成するなどして壁剛性を増加すると、大震災規模の地
震力が加わった場合に、その部分より脆性破壊する虞れ
が生じる。また、従来の建物では、内壁パネルの取り付
けは、柱に所定間隔をおいて取り付けられた木レンガに
直接、釘等で固定されているから、釘による固定ピッチ
は木レンガの配置ピッチとなり、取付強度が充分に得ら
れないことがある。このため、地震等による建物の振動
により、特に、窓開口廻りの内壁パネルが相互変位を起
こし、内壁パネルに貼り付けられている内装用クロスに
クロス切れが発生する虞れがある。
【0007】また、従来の建物では、室内の入隅に設け
られている廻り縁や幅木等の化粧材は、室内の入隅に設
けられている廻り縁や幅木等の化粧材は、外観を重視
し、木材や塩化ビニル樹脂によって形成され、その固定
は、釘等の固定具によって、化粧材自体が固定される程
度の強度で行われていた。従って、化粧材自体の強度が
低く、しかも、その固定強度も強くないために、建物に
地震や交通振動や風等の外力が加わった場合には、躯体
の変形に追随して内壁パネルと天井パネルとの間、ある
いは内壁パネルと床パネルとの間に容易に隙間やずれ、
段差が生じ、内装仕上げ材に亀裂が生じたりしていた。
【0008】また、従来の建物では、地震による建物の
振動により、室内の入隅部における石膏ボート同士の内
壁コーナ継ぎ目部分に変位が生じ、内壁パネルに貼り付
けられている内装用クロスのうち、室内の入隅部におけ
る石膏ボート同士の内壁コーナ継ぎ目部分に剪断力が作
用し、クロス切れを生じることがある。そこで、本発明
は、上記のような問題に着目し、大地震時に建物躯体へ
脆性破壊等の支障が生じないようにしながら、中小規模
の地震や交通振動や風程度の外力によって建物が揺れた
り、変形したりするのを防止でき、またクロス切れを防
止できる建物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、複数の内壁パネルを並設
して内壁が構成されている軸組建物において、前記内壁
パネル間の継ぎ目部分に、隣接する内壁パネル同士を互
いに連結する壁補強材が設けられている構成とし、また
請求項2記載の発明では、内壁パネル間の継ぎ目部分
に、隣接する内壁パネル同士を互いに連結する補強テー
プが貼付けられている構成とし、更に請求項3記載の発
明では、請求項1または2記載の発明において、前記内
壁パネルがフレームと面材とで構成され、前記フレーム
が建物躯体に固定されている構成とした。
【0010】なお、壁補強材、補強テープは、中小規模
の地震や交通振動や風程度の外力に対しては変形または
破壊、破断されず、大地震時の外力で変形または破壊、
破断されるようにするとよい。この構成によれば、壁補
強材あるいは補強テープによって隣接する内壁パネル同
士が互いに連結されているので、外力による内壁の変形
に対する剛性を高めて建物全体の揺れを抑制することが
できる。また、中小規模の地震や交通振動や風程度の外
力では、内壁パネル同士の間に隙間やずれ、段差が生じ
ることがなくなるので、その表面に貼設された内装仕上
げ材に亀裂が生じたりすることがなくなり、大地震時の
外力では壁補強材、補強テープが変形または破壊、破断
して、建物躯体の変形が必要以上に抑えられて脆性破壊
しないようにすることもできる。
【0011】また、請求項4記載の発明では、内壁、天
井または床を構成しているパネル同士の継ぎ目を覆い隠
す化粧材が室内の入隅部に沿って設けられている建物に
おいて、前記化粧材の裏面側に存在する前記パネル同士
の継ぎ目部分に、パネル同士を互いに連結するパネル補
強材が取り付けられている構造とし、また請求項5記載
の発明では、前記化粧材の裏面側に存在する前記パネル
同士の継ぎ目部分に、パネル同士を互いに連結する補強
テープが貼付けられている構造とし、請求項6記載の発
明では、内壁、天井または床を構成しているパネル同士
の継ぎ目を覆い隠す化粧材が室内の入隅部に沿って設け
られている建物において、前記化粧材が金属材料で形成
され、当該化粧材がビスで前記パネルに固定されている
構成とし、請求項7記載の発明では、内壁、天井または
床を構成しているパネル同士の継ぎ目を覆い隠す化粧材
が室内の入隅部に沿って設けられている建物において、
前記化粧材の長手方向に直交する方向の断面積は、該化
粧材を取付けることによって、前記内壁の剛性が向上す
る断面積にする構成とした。
【0012】なお、パネル補強材、補強テープは、中小
規模の地震や交通振動や風程度の外力に対しては変形ま
たは破壊、破断されず、大地震時の外力で変形または破
壊、破断されるようにするとよい。この構成によれば、
内壁、天井または床を構成しているパネル同士がパネル
補強材あるいは補強テープによって連結されているの
で、外力による内壁、天井または床の変形に対する剛性
を高めて建物全体の揺れを抑制することができる。ま
た、中小規模の地震や交通振動や風程度の外力では、パ
ネル同士の間に隙間やずれ、段差が生じることもなくな
るので、その表面に貼設された内装仕上げ材に亀裂が生
じたりすることがなくなり、大地震時の外力ではパネル
補強材、補強テープが変形または破壊、破断して、建物
躯体の変形が必要以上に抑えられて脆性破壊しないよう
にすることもできる。
【0013】また、化粧材が金属材料で形成され、この
化粧材がビスでパネルに固定されることで、化粧材自体
の剛性が高くなると共に、化粧材のパネルに対する固定
強度が高くなり、パネル同士が化粧材で連結されること
によって、外力による内壁、天井または床の変形に対す
る剛性を高めて建物全体の揺れを抑制することができ、
中小規模の地震や交通振動や風程度の外力では、パネル
同士の間に隙間やずれ、段差が生じることもなくなるの
で、その表面に貼設された内装仕上げ材に亀裂が生じた
りすることがなくなる。
【0014】また、請求項8記載の発明では、内壁パネ
ルの表面に内装用クロスが貼られる内装構造の建物にお
いて、室内の入隅部の内壁コーナ継ぎ目に、前記内装用
クロスと同等以上の剪断強度を有する基材により構成さ
れ、前記内壁パネルが弱い粘着力を有し、且つ繰り返し
貼付・剥離可能な粘着層を有し、前記内壁パネルの反対
面にはクロス用パテを塗布されるテープが貼り付けられ
ている構成とした。
【0015】この構成により、中地震程度の振動で、建
物に層間変位が生じると、テープが内壁パネルより剥離
し、内壁コーナ部でのクロス切れが回避される。また、
テープは、繰り返し貼付・剥離可能な粘着層により内壁
パネルに貼り付けられるから、テープが内壁パネルより
剥離しても、内装用クロスと共に、再度、内壁パネルに
貼り付けることができる。
【0016】また、請求項9記載の発明では、柱と天井
梁と床梁からなるボックス形ラーメン構造の建物ユニッ
トを基礎の上に複数配設させて構成する建物において、
基礎と建物ユニットの床梁との間に補強プレートを介在
させた構成とし、請求項10記載の発明では、柱と天井
梁と床梁からなるボックス形ラーメン構造の建物ユニッ
トを基礎の上に複数配設させて構成する建物において、
下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁と
の間に補強プレートを介在させた構成とし、請求項11
記載の発明では、請求項9または10記載の発明におい
て、前記補強プレートは、基礎や建物ユニットの床梁、
天井梁に対して非固定状態で設置されている構成とし
た。
【0017】この構成により、基礎と建物ユニットの床
梁との間に補強プレートが介在し、基礎と床梁との間の
隙間をなくすことができるので、外力に対する床梁の剛
性を高めて建物全体の揺れを抑制することができる。ま
た、下階の建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの
床梁との間に補強プレートが介在し、天井梁と床梁との
間の隙間をなくすことができるので、外力に対する天井
梁ならびに床梁の剛性を高めて建物全体の揺れを抑制す
ることができる。
【0018】また、補強プレートが建物ユニットならび
に基礎に対して非固定であることで、補強プレートによ
る水平方向の反力に対する影響をほとんどなくすことが
でき、天井梁ならびに床梁の剛性が強化されたことによ
る柱に対する負担が大きくならないようにすることがで
きる。請求項12記載の発明では、柱と天井梁と床梁か
らなるボックス形ラーメン構造の建物ユニットを基礎の
上に複数配設させて構成する建物において、前記天井梁
と前記床梁との間に、前記柱の側面に沿って柱の側面と
直角に縦長の補強材が設けられている構成とした。
【0019】この構成によれば、柱の側面に沿って柱の
側面と直角に縦長の補強材(柱補強材)を設けたので、
外力に対する柱の剛性を高めて建物全体の揺れを抑制す
ることができる。また、柱補強材は、柱側面の若干のス
ペースに設置することができるので、この柱補強材の追
加によるプランニング上の制約はほとんどない。更に、
建物ユニットの重量増加も柱補強材分のみで済むので、
生産性の低下を抑えることができる。
【0020】請求項13記載の発明では、複数の内壁パ
ネルを並設して内壁が構成されている軸組建物におい
て、柱に所定間隔をおいて固定された内壁パネル取付用
の木レンガに床部より天井部に至る帯状の取付板が固定
され、前記取付板に内壁パネルが取り付けられている構
成とした。
【0021】この構成によれば、取付板に内壁パネルを
釘止めすることで、内壁パネルの釘止めピッチを木レン
ガの配置ピッチより小さくでき、また接着剤の併用によ
って床部より天井部に至るまで内壁パネルを連続的に柱
側に接着でき、木レンガに内壁パネルを直接取り付ける
場合より、内壁パネルの取付強度が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16に基づき、実
施の形態の建物について詳述する。図1は実施の形態の
ユニット建物を示す斜視図であり、図示のユニット建物
は、基礎1の上に下階の建物ユニット2を据え付けると
共に、その下階の建物ユニット2の上に上階の建物ユニ
ット2を据え付けることによって構成されている。な
お、3階以上の部分は図示を省略している。各建物ユニ
ット2は、図2に示されているように、躯体鉄骨フレー
ムである4本の鉄骨の柱21と4本の天井梁22ならび
に4本の床梁23とがジョイント部材24を介して剛に
接合されたボックスラーメン構造になっている。
【0023】天井梁22と前記床梁23との間には、4
本全ての柱21の側面に沿って柱21の側面と直角に縦
長板状の柱補強材25が設けられており、これらの柱補
強材25によって、外力に対する柱21の変形を防げ、
建物ユニット2の変形に対する剛性を高めて建物全体の
揺れを抑制している。柱補強材25は、柱21側面の若
干のスペースに設置することができるので、この柱補強
材25の追加によるプランニング上の制約はほとんどな
い。また、建物ユニット2の重量増加も柱補強材25分
のみで済むので、生産性の低下を抑えることができる。
なお、前記建物ユニット2には、適宜の場所に内壁パネ
ル5(図5、図6参照)、天井パネル6(図9、図10
参照)、床パネル9(図11参照)が取り付けられる。
【0024】下階の建物ユニット2の裾付けは、図3に
示されているように、基礎1の立ち上がり部上端から真
上に突設されたアンカーボルト11を、柱21の下端部
に設けられたボルト孔に差し込むことによってなされて
おり、一方、上階の建物ユニット2の据付けは、図4に
示されているように、下階の建物ユニット2の柱21の
上端部に突設されたアンカーボルト26を、上階の建物
ユニット2の柱21の下端部に設けられたボルト孔に差
し込むことによってなされている。また、下階の建物ユ
ニット2と上階の建物ユニット2は、図示は省略してい
るが、ジョイント部材24の位置においてボルトとナッ
トで締結結合されている。
【0025】そして、基礎1と下階の建物ユニット2の
各床梁23との間には、図3に示されているように、そ
の間の隙間を埋めるだけの厚さの補強プレート3が介在
されており、一方、下階の建物ユニット2の各天井梁2
2と上階の建物ユニット2の各床梁23との間にも、図
4に示されているように、その間の隙間を埋めるだけの
厚さの補強プレート4が介在されている。
【0026】これらの補強プレート3、4は、鋼鉄等硬
度の高い材料で形成されており、外力に対する天井梁2
2ならびに床梁23の剛性を高めて建物全体の揺れを抑
制している。これらの補強プレート3、4は、建物ユニ
ット2ならびに基礎1とは固定されておらず、つまり、
これらに対して非固定状態で設置されており、水平方向
の反力に対する影響のほとんどない構造になっている。
これにより、天井梁22ならびに床梁23の剛性が強化
されたことによる柱21に対する負担が大きくなること
はない。また、施工時には、補強プレート3、4を基礎
1上や、下階の建物ユニット2の天井梁22の上に載せ
るだけでよいので、施工手間がかかることもない。
【0027】図5は内壁パネル5の固定構造を示す斜視
図、図6は内壁パネル5同士の連結構造を示す斜視図で
あり、図中、27は間柱、28は木片等の補助部品であ
る。内壁パネル5は、木材や鋼材による枠形状のフレー
ム51と石膏ボード等による面材52とで構成され、フ
レーム51に面材52が取り付けられ、フレーム51が
建物躯体の一部をなす補助部品28に対して釘またはね
じ等で固定されている。また、これらの内壁パネル5
は、横に複数並べて配設され、それぞれが上述のように
して固定されており、内壁パネル5間の継ぎ目部分に
は、隣接する内壁パネル5同士を互いに連結する壁補強
材53が設けられている。
【0028】図7は壁補強材53を示す斜視図であり、
この壁補強材53は、金属片をコの字形に折曲したステ
ープル形状に形成されており、内壁パネル5間の継ぎ目
に沿って所定の間隔置きに複数打ち込まれている。な
お、図示は省略しているが、これら内壁パネル5の表面
には、壁紙等の内装仕上げ材が貼設される。
【0029】このように、隣接する内壁パネル5同士を
壁補強材53によって互いに連結させることにより、外
力による内壁の変形に対する剛性を高めて建物全体の揺
れを抑制している。また、中小規模の地震や交通振動や
風程度の外力では、内壁パネル5同士の間に隙間やずれ
が生じることもなくなるので、その表面に貼設された内
装仕上げ材に亀裂が生じたりすることもなくなる。
【0030】壁補強材53は、大地震時には変形または
破壊して内壁パネル5同士を連結させる機能を失う程度
の強度しか備えておらず、よって、大地震時に、柱21
や天井梁22や床梁23の変形が必要以上に抑えられて
脆性破壊する虞れはない。更に、壁補強材53の固定を
釘やねじで行えば、内壁パネル5は従来仕様のものを使
用することができるので、簡易で安価である。
【0031】また、上記補強自体は内装に対するもの
で、建物躯体とは直結していないから、建物の構造に対
する影響も抑えることができる。図8は内壁パネル5同
士の連結構造を示す斜視図であり、本実施の形態では、
内壁パネル5間の継ぎ目部分に、隣接する内壁パネル5
同士を互いに連結する補強テープ54が貼付けられてい
る。補強テープ54は、伸縮がすくない金属テープなど
による接着テープにより構成されており、所要の接着強
度をもって内壁パネル5の面材52の表面に貼付けられ
る。
【0032】このように、隣接する内壁パネル5同士を
補強テープ54によって互いに連結させることにより、
外力による内壁の変形に対する剛性を高めて建物全体の
揺れを抑制している。また、中小規模の地震や交通振動
や風程度の外力では、内壁パネル5同士の間に隙間やず
れ、段差が生じることもなくなるので、その表面に貼設
された内装仕上げ材に亀裂が生じたりすることもなくな
る。
【0033】補強テープ54は、材料、テープ厚さの設
計により、大地震時には、伸びたり、破断して内壁パネ
ル5同士を連結させる機能を失う程度の強度しか備えて
いないものにすることができ、よって、大地震時に、柱
21や天井梁22や床梁23の変形が必要以上に抑えら
れるので、脆性破壊する虞れはない。更に、補強テープ
54は面材52の表面に貼付けるだけであるから、内壁
パネル5は従来仕様のものを使用することができるの
で、簡易で安価であり、しかも施工性も優れている。
【0034】また、この場合も補強自体は内装に対する
もので、建物躯体とは直結していないから、建物の構造
に対する影響も抑えることができる。図9、図10は内
壁パネル5の取付構造を示している。スタッドと呼ばれ
る柱(外壁・内壁固定用小柱)30には、床部より天井
部に至るまで、所定間隔、たとえば500mm程度の間
隔をおいて内壁パネル取付用の木レンガ31が固定され
ている。木レンガ31には床部より天井部に至る連続帯
状の一本の取付板32が釘止めにより固定されている。
取付板32は、幅が70〜90mm程度で、厚さが9〜
12mm程度の合板、パーチクルボート、OSB等の板
材により構成され、木レンガ31に釘止め固定されてい
る。
【0035】取付板32には、内壁パネル5が釘33に
よって固定されている。釘33による内壁パネル5の釘
止めピッチは、木レンガ31の配置ピッチ(500mm
程度)に限られることがなく、それ以下のピッチ、たと
えば150〜200mm程度に自由に設定できる。
【0036】これより、内壁パネル5の取り付け強度が
向上し、地震によって建物に層間変位が生じても、内壁
パネル5に貼られる内装クロス(図示省略)のクロス切
れが発生することが、窓開口廻りを含めて回避される。
取付板32に対する内壁パネル5の取り付けは、図11
に示されているように、釘33と接着剤34とを併用す
ることができる。この場合は、釘33だけの場合に比し
て、釘33による内壁パネル5の釘止めピッチを大きく
できる。
【0037】図12は内壁パネル5と天井パネル6間の
連結構造を示す断面図で、図中、7は廻り縁である。廻
り縁7は、内壁パネル5と天井パネル6間の継ぎ目を覆
い隠すようにして、内壁パネル5と天井パネル6のそれ
ぞれに釘71で固定されている。廻り縁7は、内壁パネ
ル5と天井パネル6とで形成される入隅に沿って、その
ほぼ全長に亘って設けられており、廻り縁7と内壁パネ
ル5ならびに天井パネル6との間の隙間には、換言すれ
ば、廻り縁7の裏面側の空間には内壁パネル5と天井パ
ネル6との継ぎ目部分が存在し、この空間内に壁パネル
5と天井パネル6とを互いに連結するパネル補強材8が
設けられている。パネル補強材8は、金属などの剛性の
高い材料によって断面L字形に形成されており、内壁パ
ネル5と天井パネル6のそれぞれにビス(釘やねじ釘を
含む)81で強固に固定されている。
【0038】このように、内壁パネル5と天井パネル6
をパネル補強材8で互いに連結することにより、外力に
よる変形に対する剛性を高めて建物全体の揺れを抑制し
ている。また、中小規模の地震や交通振動や風程度の外
力では、内壁パネル5と天井パネル6との間に隙間やず
れが生じることもなくなるので、その表面に貼設された
内装仕上げ材に亀裂が生じたりすることもなくなる。
【0039】パネル補強材8は、大地震時には変形また
は破壊して内壁パネル5と天井パネル6を連結させる機
能を失う程度の強度しか備えておらず、よって、大地震
時に、柱21や天井梁22や床梁23の変形が必要以上
に抑えられて脆性破壊する虞れはない。更に、パネル補
強材8の固定を釘やねじ釘で行えば、内壁パネル5なら
びに天井パネル6は従来仕様のものを使用することがで
きるので、簡易で安価である。
【0040】また、この場合も補強自体は内装に対する
もので、建物躯体とは直結していないから、建物の構造
に対する影響も抑えることができる。図13は内壁パネ
ル5と天井パネル6間の連結構造の変形例を示す断面図
であり、この連結構造では、廻り縁7の裏面側の空間に
存在する内壁パネル5と天井パネル6との隅角継ぎ目部
分に、内壁パネル5と天井パネル6を互いに連結する補
強テープ82が貼付けられている。補強テープ82は、
伸縮がすくない金属テープなどによる接着テープにより
構成されており、所要の接着強度をもって内壁パネル
5、天井パネル6の表面に貼付けられる。
【0041】このように、内壁パネル5と天井パネル6
を補強テープ82によって互いに連結することにより、
外力による変形に対する剛性を高めて建物全体の揺れを
抑制している。また、中小規模の地震や交通振動や風程
度の外力では、内壁パネル5と天井パネル6との間に隙
間やずれが生じることもなくなるので、その表面に貼設
された内装仕上げ材に亀裂が生じたりすることもなくな
る。
【0042】補強テープ82は、材料、テープ厚さの設
計により、大地震時には、伸びたり、破断して内壁パネ
ル5と天井パネル6とを連結させる機能を失う程度の強
度しか備えていないものにでき、よって、大地震時に、
柱21や天井梁22や床梁23の変形が必要以上に抑え
られて脆性破壊する虞れはない。更に、補強テープ82
は内壁パネル5や天井パネル6の表面に貼付けるだけで
あるから、これらパネルは従来仕様のものを使用するこ
とができるので、簡易で安価であり、しかも施工性も優
れている。また、この場合も補強自体は内装に対するも
ので、建物躯体とは直結していないから、建物の構造に
対する影響も抑えることができる。
【0043】図14は内壁パネル5と床パネル9間の連
結構造を示す断面図であり、図中、10は幅木である。
幅木10は、内壁パネル5の最下部に沿って設けられ、
内壁パネル5に釘101で固定されている。幅木9は、
内壁パネル5と床パネル9とで形成される入隅に沿っ
て、そのほぼ全長に亘って設けられており、幅木9の裏
面側に存在する内壁パネル5と床パネル9との隅角継ぎ
目部分に、内壁パネル5と床パネル9を互いに連結する
補強テープ83が貼付けられている。補強テープ83
は、伸縮がすくない金属テープなどによる接着テープに
より構成されており、所要の接着強度をもって内壁パネ
ル5、床パネル9の表面に貼付けられる。
【0044】このように、内壁パネル5と床パネル9を
補強テープ83によって互いに連結することにより、外
力による変形に対する剛性を高めて建物全体の揺れを抑
制している。また、中小規模の地震や交通振動や風程度
の外力では、内壁パネル5と床パネル9との間に隙間や
ずれが生じることもなくなる。
【0045】補強テープ83は、補強テープ82と同様
に、材料、テープ厚さの設計により、大地震時には、伸
びたり、破断して内壁パネル5と床パネル9とを連結さ
せる機能を失う程度の強度しか備えていないものにで
き、よって、大地震時に、柱21や天井梁22や床梁2
3の変形が必要以上に抑えられて脆性破壊する虞れはな
い。更に、補強テープ83は内壁パネル5や天井パネル
6の表面に貼付けるだけであるから、これらパネルは従
来仕様のものを使用することができるので、簡易で安価
であり、しかも施工性も優れている。
【0046】また、この場合も補強自体は内装に対する
もので、建物躯体とは直結していないから、建物の構造
に対する影響も抑えることができる。図15は内壁パネ
ル5と天井パネル6間の連結構造の変形例を示す断面図
であり、この連結構造では、金属材料で形成された廻り
縁70が、内壁パネル5と天井パネル6のそれぞれにビ
ス(釘やねじ釘を含む)701によって強固に固定され
ている。すなわち、前記廻り縁70の長手方向に直交す
る方向の断面積は、該廻り縁70を取付けることによっ
て、前記内壁パネル5の剛性が向上する断面積とされ、
該内壁パネル5も強固に固定できることになる。
【0047】このように、廻り縁70自体の剛性を高め
ると共に、廻り縁70の内壁パネル5ならびに天井パネ
ル6に対する固定強度を高めたことにより、内壁パネル
5と天井パネル6とが廻り縁70によって連結されるこ
とになり、よって、図8に示されている構造と同様の効
果が得られる。
【0048】このように本実施の形態のユニット建物で
は、外力に対する柱21、天井梁22、床梁23、内
壁、天井の剛性を高めているので、中小規模の地震や交
通振動、風程度の外力による建物全体の揺れを抑制する
ことができる。また、廻り縁70の強度を、大地震時に
は、変形、破壊の生じる程度に設定することができ、こ
れによって、柱21や天井梁22や床梁23の変形が必
要以上に抑えられることがなく、大地震時に、柱21や
天井梁22や床梁23が脆性破壊する虞れもない。図1
6は内壁パネル5の室内入隅部を示している。内壁パネ
ル5をなす石膏ボート52の室内側の表面には接着剤5
5によって表面紙56が貼られており、この表面紙56
の表面に内装用クロス57が貼られる。
【0049】室内の入隅部における石膏ボート52同士
の内壁コーナ継ぎ目にはテープ60が貼り付けられてい
る。テープ60は、ポリエチレン、ポリプロピレン、P
ET、ゴム、不織布、塩化ビニルクロス等、内装用クロ
ス57と同等以上の剪断強度を有する幅20〜60mm
程度、厚さ0,2〜0.5mm程度の基材61により構
成され、該テープ60の表面紙56側が、接着剤55に
よる石膏ボート52に対する表面紙56の接着力より弱
い粘着力を有し、且つ繰り返し貼付・剥離可能な粘着層
62を有しており、粘着層62によって石膏ボート52
同士の内壁コーナ継ぎ目に貼り付けられている。テープ
60の反対面はクロス用パテを塗布可能な面になってお
り、テープ60の反対面にはクロス用パテ(図示省略)
の塗布により内装用クロス57が貼り付けられる。
【0050】上述の構成により、中地震程度の振動で、
建物に層間変位が生じると、テープ60が、表面紙56
を石膏ボード52より剥がすことなく石膏ボード52の
表面紙56より剥離する。これにより、内壁コーナ部に
おいて内装用クロス57に大きい剪断力が作用すること
が回避され、内壁コーナ部でのクロス切れが防止され
る。
【0051】テープ60は、繰り返し貼付・剥離可能な
粘着層62により石膏ボード52の表面紙56に貼り付
けられるから、テープ60が表面紙56より剥離して
も、内装用クロス57と共に、再度、石膏ボード52の
表面紙56に貼り付けることができ、容易に元の状態に
復元できる。
【0052】以上、本発明の実施の形態を図面に用いて
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける設計の変更等があっても本発明に含まれる。例え
ば、実施の形態では、1つの建物ユニット2に対し縦長
板状の柱補強材25が4本設けられている例を示した
が、この柱補強材25の断面形状ならびに本数は、必要
に応じて適宜設定することができる。
【0053】また、実施の形態では、廻り縁7の内側
に、内壁パネル5と天井パネル6とを連結するパネル補
強材8を設けた例を示したが、幅木の内側にも、内壁パ
ネル5と床パネル9とを連結するパネル補強材を設ける
ようにしてもよい。更に、当然のことながら、幅木の内
側にパネル補強材を設けることに代えて、幅木を金属材
料で形成し、ビスで各パネルに強固に固定するようにし
てもよい。また、パネルに貼り付けられる補強テープ8
2、83の材質、形状等については、特定のものに限ら
れることはなく、パネル間の貼付けにより剛性を高め、
変位を吸収し、建物の揺れを抑制するものであればよ
い。また、非免震の実施の形態を示したが、免震建物に
してもよい。その場合には、風揺れ防止のための免震ロ
ック時(非免震状態)の振動防止の効果がある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建物にあ
っては、壁補強材、パネル補強材、補強テープ、補強プ
レート、補強材等の使用により、大地震時に建物躯体へ
脆性破壊等の支障が生じないようにしながら、中小規模
の地震や交通振動や風程度の外力によって建物が揺れた
り変形したりするのを防止することができるという効果
が得られる。また、地震時に内装クロスに大きい剪断力
が作用しないようにしたから、地震時に内装クロスにク
ロス切りが生じることを回避できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット建物を示す斜視図である。
【図2】各建物ユニットを示す斜視図である。
【図3】図1の要部IIIの拡大図である。
【図4】図1の要部IVの拡大図である。
【図5】内壁パネルの固定構造を示す斜視図である。
【図6】内壁パネル同士の連結構造を示す斜視図であ
る。
【図7】内壁パネル間の補強部材を示す斜視図である。
【図8】内壁パネル同士の連結構造の他の例を示す斜視
図である。
【図9】内壁パネルの取付部構造を示す正面図である。
【図10】内壁パネルの取付構造を示す縦断面図であ
る。
【図11】内壁パネルの取付構造の他の例を示す縦断面
図である。
【図12】内壁パネルと天井パネル間の連結構造を示す
断面図である。
【図13】内壁パネルと天井パネル間の連結構造の他の
例を示す断面図である。
【図14】内壁パネルと床パネル間の連結構造を示す断
面図である。
【図15】内壁パネルと天井パネル間の連結構造の変形
例を示す断面図である。
【図16】内壁パネルの室内入隅部の構成を示す平断面
図である。
【図17】従来の建物ユニットの補強構造を示す斜視図
である。
【図18】従来の建物ユニットの補強構造を示す斜視図
である
【図19】従来の建物ユニットの補強構造を示す斜視図
である。
【図20】従来のユニット建物を示す斜視図である。
【図21】図20の要部XIVの拡大図である。
【図22】図20の要部XVの拡大図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 建物ユニット 20 躯体鉄骨フレーム 21 柱 22 天井梁 23 床梁 24 ジョイント部材 25 柱補強材 3 補強プレート 4 補強プレート 5 内壁パネル 51 フレーム 52 面材(石膏パネル) 53 壁補強材 54 補強テープ 55 接着剤 56 表面紙 57 内装用クロス 6 天井パネル 7 廻り縁(化粧材) 70 廻り縁 8 パネル補強材 82 補強テープ 83 補強テープ 9 床パネル 10 幅木 30 柱 31 木レンガ 32 取付板 33 釘 34 接着剤 60 テープ 61 基材 62 粘着層
フロントページの続き Fターム(参考) 2E002 EA01 EB12 FA02 FA09 FB05 FB16 GA02 GA05 GA14 GA16 HA03 HB03 HB14 LA02 LC05 MA12 MA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内壁パネルを並設して内壁が構成
    されている軸組建物において、 前記内壁パネル間の継ぎ目部分に、隣接する前記内壁パ
    ネル同士を互いに連結する壁補強材が設けられているこ
    とを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 複数の内壁パネルを並設して内壁が構成
    されている軸組建物において、 前記内壁パネル間の継ぎ目部分に、隣接する前記内壁パ
    ネル同士を互いに連結する補強テープが貼付けられてい
    ることを特徴とする建物。
  3. 【請求項3】 前記内壁パネルがフレームと面材とで構
    成され、前記フレームが建物躯体に固定されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の建物。
  4. 【請求項4】 内壁、天井または床を構成しているパネ
    ル同士の継ぎ目を覆い隠す化粧材が室内の入隅部に沿っ
    て設けられている建物において、 前記化粧材の裏面側に存在する前記パネル同士の継ぎ目
    部分に、該パネル同士を互いに連結するパネル補強材が
    取り付けられていることを特徴とする建物。
  5. 【請求項5】 内壁、天井または床を構成しているパネ
    ル同士の継ぎ目を覆い隠す化粧材が室内の入隅部に沿っ
    て設けられている建物において、 前記化粧材の裏面側に存在する前記パネル同士の継ぎ目
    部分に、該パネル同士を互いに連結する補強テープが貼
    付けられていることを特徴とする建物。
  6. 【請求項6】 内壁、天井または床を構成しているパネ
    ル同士の継ぎ目を覆い隠す化粧材が室内の入隅部に沿っ
    て設けられている建物において、 前記化粧材が金属材料で形成され、当該化粧材がビスで
    前記パネルに固定されていることを特徴とする建物。
  7. 【請求項7】 内壁、天井または床を構成しているパネ
    ル同士の継ぎ目を覆い隠す化粧材が室内の入隅部に沿っ
    て設けられている建物において、 前記化粧材の長手方向に直交する方向の断面積は、該化
    粧材を取付けることによって、前記内壁の剛性が向上す
    る断面積にすることを特徴とする建物。
  8. 【請求項8】 内壁パネルの表面に内装用クロスが貼ら
    れる内装構造の建物において、 室内の入隅部における内壁コーナ継ぎ目に、前記内装用
    クロスと同等以上の剪断強度を有する基材により構成さ
    れ、前記内壁パネル側が弱い粘着力を有し、且つ繰り返
    し貼付・剥離可能な粘着層を有し、前記内壁パネル側の
    反対面にはクロス用パテを塗布されるテープが貼り付け
    られていることを特徴とする建物。
  9. 【請求項9】 柱と天井梁と床梁からなるボックス形ラ
    ーメン構造の建物ユニットを基礎の上に複数配設させて
    構成する建物において、 前記基礎と前記建物ユニットの床梁との間に補強プレー
    トを介在させたことを特徴とする建物。
  10. 【請求項10】 柱と天井梁と床梁からなるボックス形
    ラーメン構造の建物ユニットを基礎の上に複数配設させ
    て構成する建物において、 下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁と
    の間に補強プレートを介在させたことを特徴とする建
    物。
  11. 【請求項11】 前記補強プレートは、前記基礎や前記
    建物ユニットの床梁、天井梁に対して非固定状態で設置
    されていることを特徴とする請求項9または10記載の
    建物。
  12. 【請求項12】 柱と天井梁と床梁からなるボックス形
    ラーメン構造の建物ユニットを基礎の上に複数配設させ
    て構成する建物において、 前記天井梁と前記床梁との間に、前記柱の側面に沿っ
    て、該柱の側面と直角に縦長の補強材が設けられている
    ことを特徴とする建物。
  13. 【請求項13】 複数の内壁パネルを並設して内壁が構
    成されている軸組建物において、 柱に所定間隔をおいて固定された内壁パネル取付用の木
    レンガに床部より天井部に至る帯状の取付板が固定さ
    れ、前記取付板に内壁パネルが取り付けられていること
    を特徴とする建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056067A (ja) * 2001-08-08 2003-02-26 Misawa Homes Co Ltd ユニット式住宅
JP2013129973A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Daiwa House Industry Co Ltd カーテンウォール形式の外壁構造

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