JP2002154679A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002154679A
JP2002154679A JP2000352958A JP2000352958A JP2002154679A JP 2002154679 A JP2002154679 A JP 2002154679A JP 2000352958 A JP2000352958 A JP 2000352958A JP 2000352958 A JP2000352958 A JP 2000352958A JP 2002154679 A JP2002154679 A JP 2002154679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙搬送路を給紙カセット内に設けて装置本
体前面側よりジャム処理可能とした給紙装置を構成した
場合に、給紙カセットを画像形成装置本体より引き出し
た際に記録紙が残留することを防止する。 【解決手段】 引き出し方向の奥側で給紙カセット12
に用紙搬送路16を設け、該用紙搬送路16を給紙カセ
ット12と共に引き出し可能に構成し、該用紙搬送路1
6沿いに用紙をニップ可能とする部材を設け、ファクシ
ミリ装置1本体から給紙カセット12を引き出すと、前
記ニップ部材により用紙をニップするようにし、前記ニ
ップ部材を押圧板41と搬送ガイドの一部とで構成し、
給紙カセット12をファクシミリ装置1本体よりさらに
引き出すと、前記ニップ部材がニップを解除するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー・ファクシ
ミリ複合機や複写機等において、給紙カセットより画像
記録部へ用紙を搬送する給紙装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コピー・ファクシミリ複合機
や複写機等の画像形成装置においては、給紙カセットの
引き出し方向に対する反対側の装置本体背面側から、給
紙カセットの記録紙をピックアップする構成の給紙装置
を備えていた。このような画像形成装置では、画像記録
部へ記録紙を搬送するための用紙搬送路は、給紙カセッ
トのさらに後方で装置本体に設けていた。そして、装置
背面側に用紙搬送路を開放可能な扉を設け、用紙搬送路
にてジャムが発生した場合には、この扉を開いてジャム
解除を行っていた。また、給紙装置を装置本体背面側で
はなく、側面側に配置し、用紙搬送路を開放できる扉を
装置本体の側面に設けた構成の画像形成装置も知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】装置本体背面側に用紙
搬送路を設けた従来の画像形成装置では、ジャム解除の
ためには、装置背面側で作業をする必要があり、ジャム
発生時には画像形成装置本体を移動させるとともに、そ
のための設置スペースを確保しておく必要があった。こ
の設置スペースとは、画像形成装置自体を移動させ、用
紙搬送路開放用の扉を開放させて、作業者が作業を行う
ことが出来るためのスペースである。このため、画像形
成装置が壁際などの空きスペースに配置される場合に
は、ジャム処理が困難であった。これは、装置本体側面
側に用紙搬送路を設けた画像形成装置の場合でも、同様
の問題である。
【0004】前述した問題点を解決する一つの手段とし
ては、給紙カセットより画像記録部へ記録紙を給送する
構成の画像形成装置において、装置本体前面側よりジャ
ム処理可能とすることである。この場合は、用紙搬送路
を給紙カセット内に設けて、給紙カセットが装置本体よ
り引き出される際に、用紙搬送路自体を装置本体より引
き出すことを可能とすれば、装置本体前面側よりジャム
処理可能となる。
【0005】用紙搬送路を給紙カセット内に設けた構成
の給紙装置では、用紙搬送路に記録紙が残留した状態で
給紙カセットを画像形成装置本体より引き出してしまう
と、記録紙が装置本体に取り残されてしまうことがあ
る。そして、取り残された記録紙によって、再び給紙カ
セットを装置本体に収納した際にジャムが発生してしま
うおそれがある。本発明では、前述したような構成の給
紙装置に、給紙カセットを画像形成装置本体より引き出
した際に記録紙が残留することを防止した機能を備える
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、引き出
し可能の給紙カセットを備えた画像形成装置において、
引き出し方向の奥側で給紙カセットに用紙搬送路を設
け、該用紙搬送路を給紙カセットと共に引き出し可能に
構成し、用紙搬送路沿いに用紙をニップ可能とする部材
を設け、画像形成装置本体から給紙カセットを引き出す
と、前記ニップ部材により用紙をニップするようにした
ものである。
【0007】請求項2においては、前記ニップ部材を二
つのローラで構成したものである。
【0008】請求項3においては、前記ニップ部材を押
圧板と搬送ガイドの一部とで構成したものである。
【0009】請求項4においては、前記給紙カセットを
画像形成装置本体よりさらに引き出すと、前記ニップ部
材がニップを解除するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の給紙装置が適用されるファクシミリ装置
の斜視図であり、図2は給紙装置および給紙部を示すフ
ァクシミリ装置の左側面断面図であり、図3は搬送路を
示す中間搬送装置および給紙ユニットの左側面断面図で
あり、図4は給紙カセットに設けられた搬送路が開放さ
れた状態を示すファクシミリ装置の斜視図であり、図5
は給紙カセットの収納状態を示す給紙ユニットの平面断
面図であり、図6は第二カセットの引き出し状態を示す
給紙ユニットの平面断面図であり、図7は第一、第二カ
セットの引き出し状態を示す給紙ユニットの平面断面図
であり、図8は第一実施例のニップ機構によるニップ解
除状態を示す給紙カセット後部の平面断面図であり、図
9は第一実施例のニップ機構によるニップ状態を示す給
紙カセット後部の平面断面図であり、図10は第一実施
例のニップ機構によるニップ解除状態を示す給紙カセッ
ト後部の左側面断面図であり、図11は第一実施例のニ
ップ機構によるニップ状態を示す給紙カセット後部の左
側面断面図であり、図12は第一実施例のニップ機構に
よるニップ解除状態を示す給紙カセット後部の左側面断
面図であり、図13は第二実施例のニップ機構によるニ
ップ解除状態を示す給紙カセット後部の左側面断面図で
あり、図14は第二実施例のニップ機構によるニップ状
態を示す給紙カセット後部の左側面断面図であり、図1
5は第二実施例のニップ機構によるニップ解除状態を示
す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【0011】まず、本発明の給紙装置60が適用される
ファクシミリ装置の概略構成について、図1により説明
する。なお本発明の給紙装置の構成は、画像記録部およ
び給紙カセット等の給紙装置を備えた画像形成装置であ
れば、ファクシミリ装置に限定されない。また、以下の
説明においては、便宜的に図1に示す矢印Aの方向をフ
ァクシミリ装置1の前方(正面側)とする。ファクシミ
リ装置1は、画像記録部2の上方に画像読取部3を配置
し、該画像記録部2の下方には給紙部4を配設してい
る。また、画像記録部2と給紙部4との間には中間搬送
部5が設けられており、該中間搬送部5により給紙部4
から画像記録部2へ記録用紙が供給されるようにしてい
る。そして、画像記録部2に供給された記録用紙へ画像
を記録した後に、該記録用紙が画像記録部2上部前方に
設けられた記録紙排出トレイ6へ排出されるようにして
いる。ここで、中間搬送部5と給紙部4とで、画像記録
部2へ用紙を供給するための給紙装置60を構成してい
る。
【0012】原稿読取部3においては、該原稿読取部3
のケーシングの上面を透明状の原稿載置面とし、光源、
ミラーを備えた走査体等からなる画像読取装置を収納し
ており、原稿載置面上に載置された原稿を走査体により
走査して、読取りを行うようにしている。また、原稿読
取部3の上方には、その一辺を中心として開閉可能に構
成される原稿押えカバー7が配置され、該原稿押えカバ
ー7により前記原稿載置面上に載置された原稿を上方か
ら押えるものとしている。
【0013】原稿押えカバー7の一端部には原稿を自動
的に給紙する自動給紙装置(ADF装置)8が付設され
ている。また、該自動給紙装置8には原稿供給トレイ9
が備えられると共に、原稿押えカバー7の上面には原稿
排出トレイ10が形成されている。そして、原稿供給ト
レイ9に載置された原稿を自動給紙装置8により一枚ず
つピックアップして搬送すると共に、前記走査体を原稿
読取部3内部で静止させて搬送される原稿の内容を読取
らせ、しかる後に原稿を原稿排出トレイ10へ排出する
ようにしている。
【0014】即ち、原稿読取部3は、走査体を走査させ
て静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのスキャナ
として用いるとともに、走査体を位置固定して原稿を搬
送しながら読取りを行うシートフィードタイプのスキャ
ナとして用いることができるように構成されている。
【0015】前記給紙部4について、図2、図3を用い
て説明する。給紙部4は、給紙ユニット20・20を上
下に並設して構成されている。給紙ユニット20は給紙
カセットケース11と給紙カセット12とから構成さ
れ、給紙カセットケース11には給紙カセット12が挿
入されて、該給紙カセット12が進退自在となるように
している。
【0016】給紙カセット12は2段式のカセットであ
り、用紙搬送側の第一カセット34と用紙供給側の第二
カセット35とから構成されている。第二カセット35
は第一カセット34に対して所定の一定幅だけ進退自在
に構成されており、作業者が第二カセット35をファク
シミリ装置1本体より引き出すと、前記一定幅引き出し
た後に、続いて第一カセット34が引き出されるように
している。
【0017】給紙カセット12を構成する第一カセット
34および第二カセット35は、共に、上面が全面的に
開口して形成されている。第二カセット35には底板1
3が回動可能に枢支されており、記録紙を該底板13の
上に載置可能としている。また、第一カセット34後部
には枠体14・15が回動可能に枢支されており、該枠
体14・15により搬送ガイドが構成され、該搬送ガイ
ド内に用紙搬送路16が形成されている。つまり給紙装
置60では、給紙カセット12の引き出し方向の奥側
に、用紙搬送路16が設けられる構成としている。そし
て、給紙カセット12をファクシミリ装置1本体より引
き出す際には、用紙搬送路16も同時に引き出し可能と
なるように、給紙ユニット20は構成されている。底板
13の後部上方には、ピックアップローラ17が給紙カ
セット12に設けられており、該ピックアップローラ1
7により底板13上に載置された用紙を1枚づつ取り出
して前記用紙搬送路16へ供給するようにしている。
【0018】用紙搬送路16に沿って、枠体15の上方
には搬送ローラ18が配設され、該搬送ローラ18に当
接するように搬送ローラ19が枠体14上に配設されて
いる。搬送ローラ18・19により、用紙搬送路16に
供給された用紙が用紙搬送路16に沿って搬送されるよ
うにしている。また、用紙搬送路16に沿って、用紙が
下方より上方へ向けて搬送可能となるように、第一カセ
ット34後部の下面と給紙カセットケース11後部の上
下面には、開口部が形成されている。そして、隣接する
給紙ユニット20・20の用紙搬送路16・16が連通
接続されるようにしている。このため、給紙ユニット2
0を上下に複数段並設した場合でも、下位の給紙ユニッ
ト20より、中位、上位に設けられた給紙ユニット20
を経由して、用紙を搬送可能としている。
【0019】以上のようにして、記録紙の搬送される方
向と、給紙カセット12の引き出し方向とが同一面内
(本実施例では側面内)に収まるように給紙部4が構成
されている。このため、用紙のジャムが発生した場合に
は、図4に示すように、給紙カセット12を引き出すと
共に搬送路16に残留した記録紙をも同時に引き出すこ
とができる。特に、残留した記録紙が、並設されている
他の給紙カセット12の搬送路16にまたがっている場
合でも、記録紙の紙面に沿って給紙カセット12が引き
出されるため、無理なく記録紙が取り出されるのであ
る。これに対して、給紙カセットに用紙の搬送路を備え
ても、従来のようにファクシミリ装置本体の側面側に搬
送路が形成される場合には、記録紙の搬送される方向
と、給紙カセットの引き出し方向とが常に垂直となる。
この場合は、搬送される用紙の紙面と給紙カセットの引
き出し方向とが垂直となるため、ジャムが生じた場合に
給紙カセットを引き出すと、用紙を破くなどして、残留
している記録紙の取り出しが容易には行うことができな
い。したがって、本実施例のように給紙部4が構成され
る場合には、ジャム処理をファクシミリ装置1のフロン
ト側で、容易に行うことができる。このような作用は、
後述する中間搬送装置24においても、前記同一平面内
に記録紙を搬送する経路が形成されているため、同様の
ものである。
【0020】また、前記中間搬送部5について、図2、
図3を用いて説明する。図2、図3に示すように、中間
搬送部5は中間搬送装置ケース23と中間搬送装置24
とから構成され、中間搬送装置ケース23には中間搬送
装置24が挿入されて、該中間搬送装置24が進退自在
となるようにしている。また、中間搬送装置24は上面
が全面的に開口して形成され、該中間搬送装置24は後
部を用紙搬送部21とし、前部を収納部22としてい
る。
【0021】中間搬送装置24後部内には、枠体25・
26が設けられており、枠体25は中間搬送装置24に
固設され、枠体26は中間搬送装置24に対して回動可
能に枢支されている。そして、枠体25・26により搬
送ガイドが構成され、該搬送ガイド内に用紙搬送路27
が形成されている。以上のようにして、用紙搬送部21
が中間搬送装置24後部に構成されている。用紙搬送路
27に沿って、枠体25には搬送ローラ28・29・3
0が配設されており、該搬送ローラ28・29・30と
それぞれ当接するように、搬送ローラ31・32・33
が枠体26に設けられている。そして、搬送ローラ28
・29・30および搬送ローラ31・32・33によ
り、用紙搬送路27に沿って用紙を搬送可能としてい
る。
【0022】これより、本発明の給紙装置60に備えら
れた、ジャムを発生させにくくするためのニップ機構に
ついて、図5から図13を用いて説明する。前述したよ
うに、給紙装置60は中間搬送部5と給紙部4とから構
成されており、前記ニップ機構は給紙部4の給紙カセッ
ト12内に設けられている。ニップ機構はニップ部材と
作動部材とから構成され、作動部材が第二カセット35
によって作動させられることで、該作動部材がニップ部
材を作動するようにしている。ニップ機構は用紙搬送路
16沿いに設けられており、該用紙搬送路16に残留し
ている記録紙をニップ可能に構成されている。
【0023】まず、第一実施例のニップ機構40につい
て、図5から図10を用いて説明する。ニップ機構40
では、該ニップ機構40を構成するニップ部材が、押圧
板41と枠体15とから構成されている。枠体15は、
前記搬送ガイドを構成する一部材である。図5から図7
には、給紙カセットケース11から給紙カセット12が
引き出される様子を、各段階ごとに示している。図5に
示す状態は第一段階であり、給紙カセット12が給紙カ
セットケース11に収納されている状態である。図6に
示す状態は第二段階であり、第二カセット35が第一カ
セット34から引き出された状態である。図7に示す状
態は第三段階であり、給紙カセット12全体が給紙カセ
ットケース11より引き出されている状態である。本実
施例でのニップ機構が作動するのは、図5に示す状態か
ら図6に示す状態へ移行するときである。また、図8、
図9はそれぞれ、図5、図6に示されるニップ機構40
を拡大した図としている。
【0024】図10、図11に示すように、枠体14に
は支持体42・44が固設されており、該支持体42に
回動支点軸43を回動支点として押圧板41が枢設され
ている。また、押圧板41と支持体44とは付勢ばね4
5にて連結され、押圧板41が搬送路16側へ付勢され
るようにしている。図8から図11に示すように、枠体
14には作動部材46が枢設されている。作動部材46
は枠体14に沿って左右方向に延設されており、作動部
材46の一端(本実施例では右端)が押圧板41の後端
へ当接可能に形成されている。また、第二カセット35
の後端には作動部材47が固設されており、該作動部材
47は後方へ延出している。作動部材47は第二カセッ
ト35と共に移動し、前述した一定幅の範囲内で、第一
カセット34に対して進退可能に構成されている。加え
て、作動部材46は前記一端に対する他端(本実施例で
は左端)が、作動部材47の後方まで延びており、作動
部材47が第二カセット35と共に第一カセット34に
対して押し込められるとき、該作動部材47の後端が作
動部材46の左端と当接するようにしている。
【0025】図8に示すように、作動部材47が作動部
材46に当接している状態では、作動部材46は右端が
前方へ付勢されて、押圧板41の下部後端に当接する。
このとき、図10に示すように、押圧板41は付勢ばね
45の付勢力に抗して、押圧板41の上部が回動支点軸
43回りに後方へ回動し、搬送路16が開放された状態
となる。一方、図9に示すように、作動部材47が作動
部材46から離間している状態では、作動部材46は作
動部材47からの押圧力を受けない。このとき、図11
に示すように、押圧板41は付勢ばね45の付勢力を受
けて、押圧板41の上部が回動支点軸43回りに前方へ
回動して搬送路16を遮断する。そして、作動部材46
は押圧板41の下部後端に当接して、押圧板41下部の
後方回動に伴い、後方へ回動する。なお、枠体14には
開口部14aが設けられており、押圧板41の前端に形
成されている押圧部41aが該開口部14aを通過可能
としている。開口部14aを通過した押圧部41aは前
方の枠体15に近接して、用紙搬送路16を遮断する。
【0026】このため、給紙カセット12をファクシミ
リ装置1本体より取り外そうと、引き出した際には、図
5、図6に示すように、まず第二カセット35が引き出
されて、作動部材47も前方へ引き出す。作動部材47
が第一カセット34に対して前方に移動することによ
り、作動部材46への押圧力が解除される。このため押
圧板41の押圧部41aが付勢ばね45により前方へ回
動して、用紙搬送路16が遮断される。もし、用紙搬送
路16内に記録紙が残留していた場合には、該記録紙は
押圧板41および枠体15の後端部によってニップされ
る。つまり、用紙搬送路16上に残留している記録紙
は、取り外そうとしている給紙カセット12に固定さ
れ、該給紙カセット12と共にファクシミリ装置1本体
より取り出されることになる。また、一つの給紙カセッ
ト12に形成されている用紙搬送路16の経路長は、一
般的に用いられる記録紙(B5・A4サイズ等)の長さ
と比べて、短く形成されている。このため、記録紙が用
紙搬送路上に残留する場合は、隣接する給紙カセット1
2・12の用紙搬送路16・16にまたがっていること
が多い。このため、ファクシミリ装置1において、中間
搬送装置24および給紙カセット12・12・・・全体
の配設数が少ない(全部で3つ程度)場合には、どの給
紙カセット12を引き出しても、用紙搬送路上に残留し
た記録紙を取り出すことが可能である。
【0027】なお、前述した第一実施例のニップ機構4
0、そして後述する第二実施例のニップ機構50を中間
搬送装置24に設けてもよい。この場合は、給紙カセッ
ト12のみならず、中間搬送装置24をファクシミリ装
置1より引き出した場合でも、用紙搬送路上に残留した
記録紙を取り出すことができる。
【0028】また、給紙カセット12が給紙カセットケ
ース11より引き抜かれてしまった時には、前記ニップ
機構はニップが解除されるように構成されている。この
ニップが解除される機構について説明する。枠体14は
回動支点軸48にて、前述したように給紙カセット12
に枢設されている。一方、給紙カセットケース11の左
右内壁には、図示せぬガイドレールが設けられており、
該ガイドレールに係合する係合部が枠体14の左右の外
側面に設けられている。そして、枠体14が給紙カセッ
トケース11のガイドレールに係合して、前後摺動自在
となるようにしている。以上構成により、給紙カセット
12が給紙カセットケース11に一部でも挿入されてい
る状態では、枠体14と前記ガイドレールとが係合し
て、該枠体14の回動支点軸48回りの回転が制止され
るようにしている。このときの枠体14の側面視での姿
勢は、図10、図11に示すとおりである。そして、給
紙カセット12が給紙カセットケース11より引き抜か
れてしまった時には、枠体14と前記ガイドレールとの
係合が解除されて、枠体14が後方へ回動するようにし
ている。後方へ回動するのは、枠体14の重心位置が回
動支点軸48より後側に位置するように構成されている
ためである。
【0029】回動支点軸48には付勢手段としてのコイ
ルばね49が外嵌されており、該コイルばね49の両端
部が外部へ延出している。枠体14が前記ガイドレール
と係合している状態では、コイルばね49の両端部は両
方が同時に他の部材に当接することがない。このため、
この状態ではコイルばね49は回動支点軸48回りに回
動自在である。枠体14が後方へ回動したとき、コイル
ばね49の両端部がそれぞれ、枠体14の後端および第
一カセット34の底面34aに当接する。そして、コイ
ルばね49は枠体14を前方へ付勢し、枠体14を図1
2に示される位置で中立させるようにしている。
【0030】以上構成により、給紙カセット12が給紙
カセットケース11より引き抜かれてしまった時には、
枠体14は自動的に後方に回動して停止し、用紙搬送路
16が開放されるようにしている。このようにして、押
圧板41および枠体15によるニップが解除されるよう
にしている。そして、用紙搬送路上に残留していた用紙
が給紙カセット12と共にファクシミリ装置1より取り
出された場合には、ニップ機構によるニップが解除され
て、容易に記録紙を用紙搬送路16より取り出すことが
できる。
【0031】なお、本実施例では、給紙カセット12が
給紙カセットケース11より引き抜かれてしまった状態
で、ニップが解除されるようにニップ機構を構成してい
るが、本発明はこの構成に限定されるものではない。給
紙カセット12が給紙カセットケース11より引き抜か
れない状態で、枠体14と前記ガイドレールとの係合が
外れて、ニップが解除されるような構成としてもよい。
【0032】次いで、第二実施例のニップ機構50につ
いて、図13、図14を用いて説明する。ニップ機構5
0では、該ニップ機構50を構成するニップ部材が、搬
送ローラ18・19から構成されている。ニップ機構4
0では、押圧板41および、枠体41の前方に位置する
枠体15にて、用紙のニップを可能にしている。一方ニ
ップ機構50では、押圧板51によって搬送ローラ19
を押圧し、搬送ローラ19と該搬送ローラ19の前方に
位置する搬送ローラ18とで、用紙のニップを可能に構
成している。つまり、第一実施例と第二実施例とで異な
る点は、ニップ部材の構成であり、作動部材46・47
によるニップ部材の作動構成は、両実施例で共通のもの
である。以下では、第一実施例と同一の構成についての
説明は省略する。
【0033】図13、図14に示すように、枠体14に
は支持体42が固設されており、該支持体42に回動支
点軸43を回動支点として押圧板51が枢設されてい
る。また、押圧板51と支持体44とは付勢ばね45に
て連結され、押圧板41が搬送路16側へ付勢されるよ
うにしている。押圧板51は上部に押圧部51aを形成
しており、該押圧部51aが枠体14上に配設されてい
る搬送ローラ19に当接可能に構成されている。押圧板
51が付勢ばね45による付勢力を受けて搬送ローラ1
9を押圧するとき、搬送ローラ19は搬送ローラ18へ
より強力に当接する。
【0034】作動部材47が作動部材46に当接してい
る状態では、作動部材46は右端が前方へ付勢されて、
押圧板51の下部後端に当接する。このとき、図13に
示すように、押圧板51は付勢ばね45の付勢力に抗し
て、押圧部51aが回動支点軸43回りに後方へ回動
し、搬送ローラ19は付勢力を受けない。一方、作動部
材47が作動部材46から離間している状態では、作動
部材46は作動部材47からの押圧力を受けない。この
とき、図14に示すように、押圧板51は付勢ばね45
の付勢力を受けて、押圧部51aが回動支点軸43回り
に前方へ回動して搬送ローラ19を押圧する。
【0035】このため、給紙カセット12をファクシミ
リ装置1本体より取り外そうとして引き出した際には、
搬送ローラ19が搬送ローラ18へより強力に当接し、
用紙搬送路16内に記録紙が残留していた場合には、該
記録紙は搬送ローラ18・19によってニップされるこ
とになる。つまり、用紙搬送路16上に残留している記
録紙は、取り外そうとしている給紙カセット12に固定
され、該給紙カセット12と共にファクシミリ装置1本
体より取り出されることになる。
【0036】第二実施例のニップ機構における作用は、
第一実施例の場合と同様のものである。また、給紙カセ
ット12が給紙カセットケース11より引き抜かれてし
まった時に、ニップが解除される機構も第一実施例の場
合と同様であり、枠体14の側面視での姿勢は図15に
示すようなものとなる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の如く、引き出し可能の給
紙カセットを備えた画像形成装置において、引き出し方
向の奥側で給紙カセットに用紙搬送路を設け、該用紙搬
送路を給紙カセットと共に引き出し可能に構成し、用紙
搬送路沿いに用紙をニップ可能とする部材を設け、画像
形成装置本体から給紙カセットを引き出すと、前記ニッ
プ部材により用紙をニップするようにしたので、用紙搬
送路内に残留した用紙を給紙カセットと共に本体より取
り出すことができる。このため、ジャムの発生を防止す
ることができる。また、画像形成装置のフロント側でジ
ャム処理を行うことができるので、装置本体の側面、後
面に搬送路を設けた場合と比べて、搬送路開放用に設け
られた扉を開くスペース、また作業のため画像形成装置
を移動させるスペースなどを設ける必要をなくすること
ができる。このため、必要とされる画像形成装置の設置
スペースを小さなものとすることができる。
【0038】請求項2記載の如く、前記ニップ部材を二
つのローラで構成したので、既存の部材を利用し、ロー
ラを押圧する部材を設けるのみで、搬送路に残留した用
紙を画像形成装置外へ簡単に取り出すことができる。
【0039】請求項3記載の如く、前記ニップ部材を押
圧板と搬送ガイドの一部とで構成したので、用紙搬送路
でジャムした用紙を給紙カセットの引き出し時に容易に
取り出せて、画像形成装置のフロント側でジャム処理が
できる。
【0040】請求項4記載の如く、前記給紙カセットを
画像形成装置本体よりさらに引き出すと、前記ニップ部
材がニップを解除するようにしたので、給紙カセットを
画像形成装置本体より引き抜いた時には、前記ニップ部
材がニップを解除するために、簡単に用紙を取り出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置が適用されるファクシミリ装
置の斜視図である。
【図2】給紙装置および給紙部を示すファクシミリ装置
の左側面断面図である。
【図3】搬送路を示す中間搬送装置および給紙ユニット
の左側面断面図である。
【図4】給紙カセットに設けられた搬送路が開放された
状態を示すファクシミリ装置の斜視図である。
【図5】給紙カセットの収納状態を示す給紙ユニットの
平面断面図である。
【図6】第二カセットの引き出し状態を示す給紙ユニッ
トの平面断面図である。
【図7】第一、第二カセットの引き出し状態を示す給紙
ユニットの平面断面図である。
【図8】第一実施例のニップ機構によるニップ解除状態
を示す給紙カセット後部の平面断面図である。
【図9】第一実施例のニップ機構によるニップ状態を示
す給紙カセット後部の平面断面図である。
【図10】第一実施例のニップ機構によるニップ解除状
態を示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【図11】第一実施例のニップ機構によるニップ状態を
示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【図12】第一実施例のニップ機構によるニップ解除状
態を示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【図13】第二実施例のニップ機構によるニップ解除状
態を示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【図14】第二実施例のニップ機構によるニップ状態を
示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【図15】第二実施例のニップ機構によるニップ解除状
態を示す給紙カセット後部の左側面断面図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 12 給紙カセット 14・15 枠体 16・27 用紙搬送路 18・19 搬送ローラ 40・50 ニップ機構 41・51 押圧板 46・47 作動部材 60 給紙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA01 AB01 BD01 DA01 EA12 EB02 EB12 3F049 AA04 CA32 DA12 DB02 LA02 LA05 LB03 3F101 FB01 FE01 FE08 LA01 LB03 3F343 FA02 FB01 FC10 GA03 GB01 GC01 GD01 HA16 HA31 HB03 HC04 HC22 HD18 JA03 KA04 KA13 KA14 KB06 KB17 LA04 LA15 MA56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き出し可能の給紙カセットを備えた画
    像形成装置において、引き出し方向の奥側で給紙カセッ
    トに用紙搬送路を設け、該用紙搬送路を給紙カセットと
    共に引き出し可能に構成し、用紙搬送路沿いに用紙をニ
    ップ可能とする部材を設け、画像形成装置本体から給紙
    カセットを引き出すと、前記ニップ部材により用紙をニ
    ップするようにしたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ニップ部材を二つのローラで構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ニップ部材を押圧板と搬送ガイドの
    一部とで構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙
    装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙カセットを画像形成装置本体よ
    りさらに引き出すと、前記ニップ部材がニップを解除す
    るようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の給紙装置。
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