JPH10114437A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH10114437A
JPH10114437A JP8270322A JP27032296A JPH10114437A JP H10114437 A JPH10114437 A JP H10114437A JP 8270322 A JP8270322 A JP 8270322A JP 27032296 A JP27032296 A JP 27032296A JP H10114437 A JPH10114437 A JP H10114437A
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JP
Japan
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paper
wall
paper feed
turning
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8270322A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Mitamura
欣彦 三田村
Kengo Shinozaki
謙吾 篠崎
Reiko Akiyama
玲子 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8270322A priority Critical patent/JPH10114437A/ja
Publication of JPH10114437A publication Critical patent/JPH10114437A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数段の給紙トレイに跨がっジャム紙が発生
した際、給紙トレイを引き出すことなくジャム紙の除去
作業を行えるようにすること。 【解決手段】 給紙トレイ挿入口23に隣接して前記給
紙トレイ挿入口23の内側上部にそれぞれ設けられた、
給紙トレイT1〜T4上の用紙を給紙トレイの出入方向の
外端側に送り出して上方に搬送する本体側給紙部材27
〜42と、前記本体側給紙部材27〜42の下方を通過
可能な箱状の用紙収容ケース44と、この用紙収容ケー
ス44の両側壁46、47の外端部に設けられた回動壁
支持部材62によりほぼ鉛直で且つ前記給紙トレイ挿入
口23を閉塞する閉塞位置および外側に回動した開放位
置の間で回動可能に支持された回動壁66と、前記回動
壁66が閉塞位置にある状態で用紙収容ケースを引出す
出入用取っ手と、回動壁66を前記開放位置に移動させ
る回動用取っ手74とを有する給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置において、上下に重ね
て配置され複数の給紙トレイから用紙を1枚ずつ分離し
て搬送する給紙装置に関し、特に給紙トレイの引出し方
向に給紙を行う給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の給紙装置は、例えば下記
の公報(J01)〜(J04)に記載されている。 (J01)特公平4−27138号公報 (J02)特開平5−58475号公報 (J03)特開平6−156760号公報 (J04)特開平8−58995号公報 これらの公報には、上下に多段に配置された複数の給紙
トレイの引出し方向に取り出された用紙を、上方に設け
られたトナー像の転写位置に搬送する技術が示されてい
る。前記上下に多段に配置された給紙トレイの下段の給
紙トレイから取り出された用紙を上方に搬送するため
に、上段の給紙トレイにはその引出し方向外端部に、下
段の給紙トレイから取り出された用紙を上方に通過させ
るための用紙上方搬送通路が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J01)〜(J04)の問題点)前記(J01)〜
(J04)記載の従来技術においては、給紙トレイの引出
し方向の外端部に設けらた前記用紙上方搬送通路でジャ
ムが発生した場合、給紙トレイを引き出してジャム紙を
取り除く作業を行う必要があった。前記ジャム紙が上下
の複数段の給紙トレイの用紙上方搬送通路に跨がって存
在する場合、ジャム紙除去作業時に給紙トレイを引き出
すとジャム紙に引張応力が作用してジャム紙が破損する
ことが有った。例えば、上下3段の給紙トレイに跨がっ
てジャムが発生した場合、中段の給紙トレイを引き出す
と、その引き出しによってジャム用紙が外方に引っ張ら
れることになる。この場合、前記ジャム紙の外方へ引っ
張られる部分よりも上方部分および下方部分が、用紙搬
送用のロールにより挟持されていると、前記ジャム用紙
に引っ張応力が生じ、破損することがある。したがっ
て、前記従来技術では、複数の給紙トレイに跨がったジ
ャム用紙を除去する際、用紙の破損を防止するために
は、前記複数の給紙トレイを同時に引き出す等の作業を
行うことが考えられるが、その作業は非常に面倒であり
実際的ではない。また、前記(J04)の図3に従来技術
として示された技術は、給紙トレイの出入時に常に開閉
カバー32を開ける必要がある。したがって、給紙トレ
イの出入作業を行う際に開閉カバー32の開閉作業も行
わなければならないので、非常に不便である。
【0004】本発明は前述の事情および検討結果に鑑
み、上下に多段に配置された複数の給紙トレイの下段の
給紙トレイから取り出された用紙を上方に搬送するため
に、上段の給紙トレイの引出し方向外端部に、下段の給
紙トレイから取り出された用紙を上方に通過させるため
の用紙上方搬送通路が形成された給紙トレイを用いた給
紙装置において下記(O01)の記載内容を課題とする。 (O01)複数段の給紙トレイに跨がってジャム紙が発生
した際、給紙トレイを引き出すことなくジャム紙の除去
作業を行えるようにすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、右述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を右述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の給紙装置は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A01)画像形成装置(F)の一側面に、上下に複
数形成された給紙トレイ挿入口(23)、(A02)前記
各給紙トレイ挿入口(23)からそれぞれ出入される給
紙トレイ(T1〜T4)を内端のセット位置と外方の引出
し位置との間で出入方向にガイドしながら支持する給紙
トレイ支持部材(24)、(A03)前記各給紙トレイ挿
入口(23)に隣接して前記給紙トレイ挿入口(23)
の内側上部にそれぞれ設けられた、給紙トレイ(T1〜
T4)上の用紙を前記給紙トレイ(T1〜T4)の出入方
向の外端側に送り出すピックアップロール(27)、前
記ピックアップロール(27)により送り出された用紙
を1枚づつ分離する用紙分離装置(28)、前記用紙分
離装置(28)により分離された用紙を上方にガイドす
る用紙ガイド(29)、および前記用紙分離装置(2
8)よりも前記給紙トレイ(T1〜T4)の出入方向の外
端側に設けられた用紙搬送用駆動ロール(30)を有す
る本体側給紙部材(27〜42)、(A04)前記給紙ト
レイ挿入口(23)から出入され且つ前記本体側給紙部
材(27〜42)の下方を通過可能な箱状の用紙収容ケ
ース(44)と、前記箱状の用紙収容ケース(44)の
外端壁(48)の外側面に設けられた用紙を上方にガイ
ドするケース側用紙上方ガイド(48a)と、前記用紙
収容ケース(44)の出入方向に平行な両側壁(46、
47)の外端部に設けられた回動壁支持部材(62)
と、前記回動壁支持部材(62)によりほぼ鉛直で且つ
前記給紙トレイ挿入口(23)を閉塞する閉塞位置およ
び外側に回動した開放位置の間で回動可能に支持された
回動壁(66)と、前記回動壁(66)が閉塞位置に移
動した状態で前記回動壁(66)および前記回動壁支持
部材(62)を回動不能に連結する連結部材(69+7
0)と、前記回動壁(66)の外側面に設けられて前記
回動壁(66)および回動壁支持部材(62)が連結さ
れた状態で前記用紙収容ケース(44)の出入を行う出
入用取っ手(76)と、前記回動壁(66)の外側面に
設けられて外方に引いたときに前記連結部材(69+7
0)による前記回動壁(66)および回動壁支持部材
(62)の連結を解除して前記回動壁(66)を前記開
放位置に回動させる回動用取っ手(74)と、前記回動
壁(66)の内側面に設けられ且つ前記回動壁(66)
が閉塞位置に移動したとき前記ケース側用紙上方ガイド
(48a)との間に用紙を上方に搬送する用紙上方搬送
通路(R)を形成する回動壁(66)側の用紙上方ガイ
ド(67)と、前記回動壁(66)の内側面に保持され
前記セット位置で前記回動壁(66)が閉塞位置に移動
した状態において前記本体側給紙部材(27〜42)の
用紙搬送用駆動ロール(30)に当接し且つ当接部が前
記用紙上方搬送通路(R)に配置される用紙搬送用従動
ロール(78)と、を有する給紙トレイ(T1〜T4)。
【0007】
【作用】
(本発明の作用)次に、前述の特徴を備えた本発明の作
用を説明する。前述の特徴を備えた本発明の給紙装置で
は、給紙トレイ(T1〜T4)は、画像形成装置の一側面
に、上下に複数形成された給紙トレイ挿入口(23)か
らそれぞれ出入される。給紙トレイ支持部材(24)
は、前記給紙トレイ(T1〜T4)を内端のセット位置と
外方の引出し位置との間で出入方向にガイドしながら支
持する。前記各給紙トレイ挿入口(23)に隣接して前
記給紙トレイ挿入口(23)の内側上部には、本体側給
紙部材(27〜42)が設けられており、前記本体側給
紙部材(27〜42)は、ピックアップロール(2
7)、用紙分離装置(28)、用紙ガイド(29)、お
よび用紙搬送用駆動ロール(30)を有している。前記
ピックアップロール(27)は、給紙トレイ(T1〜T
4)上の用紙を前記給紙トレイ(T1〜T4)の出入方向
の外端側に送り出す。前記用紙分離装置(28)は、前
記ピックアップロール(27)により送り出された用紙
を1枚づつ分離する。用紙ガイド(29)は、前記用紙
分離装置(28)により分離された用紙を上方にガイド
する。用紙搬送用駆動ロール(30)は、前記用紙分離
装置(28)よりも前記給紙トレイ(T1〜T4)の出入
方向の外端側に設けられる。
【0008】前記給紙トレイ挿入口(23)から出入さ
れる給紙トレイ(T1〜T4)の高さの低い箱状の用紙収
容ケース(44)は、前記給紙トレイ挿入口(23)か
ら前記本体側給紙部材(27〜42)の下方を通過して
出入される。この用紙収容ケース(44)は、前記給紙
トレイ支持部材(24)により、前記内端のセット位置
と外方の引出し位置との間で出入方向にガイドされなが
ら支持される。前記用紙収容ケース(44)の出入方向
に平行な両側壁(46、47)の外端部に設けられた回
動壁支持部材(62)は、回動壁(66)を、ほぼ鉛直
で且つ前記給紙トレイ挿入口(23)を閉塞する閉塞位
置および外側に回動した開放位置の間で回動可能に支持
する。連結部材(69+70)は、前記回動壁(66)
が閉塞位置に移動した状態で前記回動壁(66)および
前記回動壁支持部材(62)を回動不能に連結する。前
記回動壁(66)の外側面に設けられた出入用取っ手
(76)は、前記回動壁(66)および回動壁支持部材
(62)が連結された状態で前記用紙収容ケース(4
4)の出入を行う際に使用される。前記回動壁(66)
の外側面に設けられた回動用取っ手(74)は、外方に
引いたときに前記連結部材(69+70)による前記回
動壁(66)および回動壁支持部材(62)の連結を解
除して前記回動壁(66)を前記開放位置に回動させ
る。前記箱状の用紙収容ケース(44)の外端壁(4
8)の外側面に設けられたケース側用紙上方ガイド(4
8a)と前記回動壁(66)の内側面に設けられた回動
壁(66)側の用紙上方ガイド(67)とは、前記回動
壁(66)が閉塞位置に移動したとき用紙を上方にガイ
ドする用紙上方搬送通路(R)を形成する。前記回動壁
(66)の内側面に保持された用紙搬送用従動ロール
(78)は、前記給紙トレイ(T1〜T4)がセット位置
に有るときに前記回動壁(66)が閉塞位置に移動した
状態において前記本体側給紙部材(27〜42)の用紙
搬送用駆動ロール(30)に当接する。前記用紙搬送用
駆動ロール(30)および用紙搬送用従動ロール(7
8)の当接部は、前記用紙上方搬送通路(R)上に配置
される。
【0009】したがって、前記上下に重ねて配置された
複数段の給紙トレイ(T1〜T4)の用紙上方搬送通路
(R)に跨がってジャム紙が発生した場合には、前記回
動用取っ手(74)を外方に引っ張ると、回動壁(6
6)が外方の開放位置に回動する。このとき、回動壁
(66)の内側面に設けられた前記回動壁(66)側の
用紙上方ガイド(67)は、前記ケース側用紙上方ガイ
ド(48a)から離れて前記用紙上方搬送通路(R)を
開放する。また、回動壁(66)内側面に保持された搬
送用従動ロール(78)は、前記搬送用駆動ロール(3
0)から離れて、挟持していたジャム紙を自由状態に開
放する。したがって、ジャム紙を挟持している搬送用従
動ロール(78)を保持している回動壁(66)を全て
開放すれば、給紙トレイ(T1〜T4)を引き出すことな
く、容易にジャム紙を取り除くことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の例(実施例)を説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。なお、以右の
説明の理解を容易にするために、図面において互いに直
交する矢印X,Y,Zの方向に直交座標軸X軸、Y軸、
Z軸を定義し、矢印X方向を前方、 矢印Y方向を左
方、矢印Z方向を上方とする。この場合、X方向(前
方)と逆向き(−X方向)は後方、Y方向(左方)と逆
向き(−Y方向)は右方、Z方向(上方)と逆向き(−
Z方向)は下方となる。また、前方(X方向)及び後方
(−X方向)を含めて前後方向又はX軸方向といい、左
方(Y方向)及び右方(−Y方向)を含めて左右方向又
はY軸方向といい、上方(Z方向)及び下方(−Z方
向)を含めて上下方向又はZ軸方向ということにする。
さらに図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙
面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の給紙装置を備え
た画像形成装置(デジタル複写機)の斜視図である。図
2は前記図1のデジタル複写機の縦断面図である。図3
は前記図2の要部拡大図である。図4は前記図3の要部
拡大図である。図5は前記図4に示す部分の異なる状態
を示す図である。図6は同実施例1の給紙装置の説明図
であり、図6Aは給紙トレイの左面図で、前記図3の矢
印VIAから見た図、図6Bは前記図6AのVIB−VI
B線断面図である。図7は同実施例1の給紙装置の平面
図で前記図3の矢印VIIから見た図である。図8は前記
図7の要部の詳細説明図で、図8Aは前記図7の要部拡
大図、図8Bは前記図8AのVIIIB−VIIIB線断面図
である。図9は同実施例1で使用する回動壁の斜視図で
ある。
【0011】図1,2において、実施例1の給紙装置を
備えた画像形成装置(デジタル複写機)Fは、フレーム
F1の下部に支持されたIOT(イメージアウトプット
ターミナル)、フレームF1の上部に支持されたIIT
(イメージインプットターミナル、すなわち画像読取手
段)、およびIIT上面のプラテンガラスA(図2参
照)上に支持された自動原稿搬送装置Bを備えている。
前記IOT上面には上方のIITとの間に排紙トレイT
R0が形成されている。
【0012】図2において、前記自動原稿搬送装置B
は、前記プラテンガラスA上の自動原稿読取位置A1に
配置されたプラテンロール1を有している。また、自動
原稿搬送装置Bは、原稿給紙トレイ2、原稿給紙トレイ
2内の原稿の有無を検出する原稿センサ2s、原稿排紙
トレイ3、前記原稿給紙トレイ2から取り出した原稿
を、一定の搬送速度で前記自動原稿読取位置A1を通過
させながら原稿排紙トレイ3に搬送する原稿搬送装置4
等を備えている。
【0013】前記IITは、露光走査光学系5、及びプ
ラテンガラスA上の原稿から出射して前記露光走査光学
系5を通った原稿反射光が収束する位置に配置された固
体撮像装置6を有している。固体撮像装置6は、その撮
像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する機
能を有している。また、IITは、前記固体撮像装置6
で得られる電気信号を読出し、画像データとしてIOT
(イメージアウトプットターミナル)に入力する読取デ
ータ入力手段7を有している。前記符号5〜7で示され
る各要素から本発明の前記画像読取装置IITが構成さ
れている。
【0014】前記IOTは、前記IITの読取データ入
力手段7からの入力画像データを処理する画像記録制御
部9を有している。画像記録制御部9は、前記入力画像
データにシェーディング補正、濃度補正等を施して画像
記憶メモリ10aに記憶させる画像データ処理部10お
よび前記画像記憶メモリ10aの画像データを読出して
書込画像データ(レーザ駆動データ)として出力する書
込画像データ出力手段11を有している。前記書込画像
データ出力手段11の出力信号は画像書込装置12に入
力される。画像書込装置12は入力された書込画像デー
タに応じた画像書込用レーザ光により像担持体13に静
電潜像を形成する機能を有する。
【0015】像担持体13は帯電器20により表面が一
様に帯電される。そして、潜像書込位置Q1において像
担持体13表面に前記静電潜像が形成される。前記像担
持体13表面に形成された静電潜像は、現像装置16に
よりトナー像に現像される。前記像担持体13上のトナ
ー像は、転写位置Q2に移動される。前記トナー像が転
写位置Q2に移動するのにタイミングを合わせて、下方
の給紙装置K(右述)から給紙された用紙が転写位置Q
2に搬送される。像担持体13上のトナー像は前記転写
位置Q2において転写器17により前記用紙に転写され
る。その右、像担持体13はその表面に付着した残留ト
ナーがクリーナ18により回収される。そして、その右
像担持体13は除電器19により除電され、次に前記帯
電器20により帯電される。前記転写位置Q2でトナー
像が転写された用紙は前記トナー像が未定着の状態で定
着装置21に搬送され、前記定着装置21によりトナー
像が定着された用紙は、その右排紙ロール22により排
紙トレイTR0に排出される。
【0016】前記給紙装置Kは、手差しトレイT0と、
異なるサイズの用紙がそれぞれ収容された給紙トレイT
1〜T4を有している。前記給紙トレイT1〜T4は、画像
形成装置Fの一側面に、上下に複数(4個)形成された
給紙トレイ挿入口23(図1参照)から画像形成装置F
本体内側に出入される。前記各給紙トレイ挿入口23か
らそれぞれ出入される給紙トレイT1〜T4は、図3に示
す給紙トレイ支持部材24によって支持されている。給
紙トレイ支持部材24は、前記給紙トレイ挿入口23か
ら挿入される給紙トレイT1〜T4を、内端のセット位置
(図3の上段の給紙トレイT1の位置)と外方の引出し
位置(給紙トレイ挿入口23から外方に引き出された位
置、図示せず)との間で出入方向にガイドする部材であ
る。なお、前記図3の下段の給紙トレイT2は、前記セ
ット位置よりわずかに外方に引き出された位置に停止し
た状態が示されている。前記給紙トレイT1〜T4が内端
のセット位置に移動したことは給紙トレイ支持部材24
の内端部に支持されたリミットスイッチ26(図3参
照)により検出されるように構成されている。
【0017】前記各給紙トレイ挿入口23に隣接して前
記給紙トレイ挿入口23の内側上部には、給紙トレイT
1〜T4上の用紙を前記給紙トレイT1〜T4の出入方向の
外端側に送り出すピックアップロール27、前記ピック
アップロール27により送り出された用紙を1枚づつ分
離する用紙分離装置28が設けられている。前記ピック
アップロール27は回転駆動軸上に電磁クラッチを介し
て支持するとともに、常時はクラッチオフで自由回転可
能な状態で用紙上面に接触し、用紙送り出し時にのみク
ラッチオンとして用紙を送り出すように構成されてい
る。なお、なお、前記ピックアップロール27は従来公
知の種々の構成を採用することが可能である。例えば、
前記ピックアップロール27は用紙を取り出すときにの
み下降して用紙上面に接触し、それ以外のときには用紙
上面の上方位置に保持されるように構成することが可能
である。また、前記用紙分離装置28は給紙方向に回転
駆動される給紙ロール28aおよび制動力が付与された
リタードロール28bにより構成されている。なお、前
記用紙分離装置28は従来公知の種々の構成を採用する
ことが可能である。例えば、前記制動力が付与されたリ
タードロール28bの代わりに、前記給紙ロール28aと
逆方向に回転するリタードロールを使用したり、摩擦パ
ッドを使用したりすることが可能である。
【0018】画像形成装置Fの前記フレームF1により
支持される用紙ガイド29は、前記用紙分離装置28に
より分離された用紙を上方にガイドする機能を有してい
る。前記用紙分離装置28よりも外端側には、用紙を下
方から上方に搬送する3個の用紙搬送用駆動ロール30
(図7、図8参照)が配置されている。図7、図8に示
すように、用紙搬送用駆動ロール30が固着された駆動
ロール軸31はその後端(−X側の端)にギヤ32が固
着されており、前記ギヤ32は、図示しない駆動モー
タ、クラッチを介して回転するギヤ33により回転駆動
されるように構成されている。
【0019】また、図7、図8において、前記ギヤ33
に隣接して、前記駆動ロール軸31と平行な固定軸34
が設けられており、この固定軸34には回転ブロック3
6が軸方向にスライド可能且つ回転可能に支持されてい
る。前記回転ブロック36の外周部には幅広のギヤ37
が固着されており、この幅広のギヤ37にはギヤ38が
噛み合っている。前記ギヤ38は、図示しない回転力伝
達ギヤおよびトルクリミッタ等を介して回転駆動される
ように構成されている。前記回転ブロック36は前方
(X方向)に延びる小径軸36aおよび前記小径軸36a
の前端に固着された大径の回転力伝達用カプラ36bを
有している。前記小径部36aにはヒンジ軸39回りに
回動可能な揺動アーム40の二股状先端部40a,40a
が上下から係合している。前記揺動アーム40の右端部
(−Y側の端部)は引張バネ41により常時前方(X方
向)に引っ張られている。また、前記揺動アーム40の
右端部(−Y側の端部)には長孔40b(図8B参照)
が形成されており、前記長孔40bにはソレノイド42
の伸縮ロッド42aの先端が長孔40に沿ってスライド
可能に連結されている。
【0020】前記ソレノイド42がオフ(OFF)のと
きには前記引張バネ41により揺動アーム40は図8A
でヒンジ軸39を中心にして時計回りに回動し、揺動ア
ーム40の先端部40a,40aは後方(−X方向)に移
動する。このとき、回転ブロック36は前記固定軸34
上で後方にスライド移動し、後端側の位置に保持され
る。前記給紙トレイT1〜T4が内端のセット位置(図3
の上段の給紙トレイT1の位置)に移動して前記リミッ
トスイッチ26がオン(ON)になると、前記ソレノイ
ド42がオンとなり、伸縮ロッド42aが収縮する。こ
のとき、揺動アーム40 は前記ヒンジ軸39回りに図
8Aで反時計回りに揺動し、揺動アーム40の先端40
a,40aは前方に移動する。このとき、回転ブロック3
6は固定軸34上で前方にスライド移動し、前記回転力
伝達用カプラ36bも前方(すなわち、給紙トレイT1〜
T4の有る方向)にスライド移動するように構成されて
いる。前記符号27〜42で示された要素により本体側
給紙部材(27〜42)が構成されている。
【0021】前記給紙トレイT1〜T4は、前記給紙トレ
イ挿入口23から挿入され且つ前記本体側給紙部材(2
7〜42)の下方を通過可能な箱状の用紙収容ケース4
4(図7参照)を有している。前記箱状の用紙収容ケー
ス44は、底壁45、その出入方向の両側の側壁46,
47、外端壁48、および内端壁49を有している。前
記外端壁48左面には用紙ガイド用の複数のリブ48a
(図4、図5参照)が前後方向(X軸方向)に間隔をお
いて配置されている。前記複数のリブ48aにより上方
に搬送される用紙をガイドするケース側用紙上方ガイド
48aが構成されている。前記両側壁46,47には用
紙載置プレート51の一対のアーム51a,51aが軸5
2,52回りに回動可能に支持されている。前記用紙載
置プレート51の左端(外端)に隣接して、鉛直な用紙
左端位置決めプレート53が設けられている。用紙左端
位置決めプレート53は底壁45に支持されている。前
記用紙左端位置決めプレート53には、その前後方向
(X軸方向)の略中央部の下部に回動プレート貫通孔5
3a(図4、図5参照)が形成されている。また、前記
底壁45上には用紙の右端位置決め部材54および側縁
位置決め部材55,55′,56が設けられている。
【0022】前記用紙左端位置決めプレート53に隣接
してその左側に水平なプレート回動軸57(図8参照)
が配置されている。このプレート回動軸57は後方(−
X方向)に延びており、前記後側の側壁46を貫通して
その後端に回転力被伝達用カプラ58を有している。前
記回転力被伝達用カプラ58は、給紙トレイT1〜T4が
前記セット位置にセットされた状態では、前記回転力伝
達用カプラ36bに対向する位置に配置されるようにな
っている。その場合、前記リミットスイッチ26がオン
となり、前記ソレノイド42が作動し、回転力伝達用カ
プラ36bが前方に移動し、前記回転力被伝達用カプラ
58と結合するように構成されている。前記両カプラ3
6b,58の結合部には、前記給紙トレイT1〜T4を前
記セット位置から外方に僅かに引き出せる程度の遊びが
設けられている。したがって、前記給紙トレイT1〜T4
を前記セット位置から外方に僅かに引き出したときに、
前記リミットスイッチがオフとなって、前記ソレノイド
がオフとなり、回転力伝達用カプラ36bは後方(−X
方向)に移動し、前記両カプラ36b,58が離脱する
ように構成されている。
【0023】前記プレート回動軸57は前記側壁46
と、前記底壁45に固定された軸支持部材59とによっ
て回転可能に支持されている。図4において、前記プレ
ート回動軸57には回動プレート61のアーム61aが
固着されている。回動プレート61は前記用紙左端位置
決めプレート53の回動プレート貫通孔53aを貫通し
て用紙載置プレート51の下面に当接している。したが
って、給紙トレイT1〜T4がセット位置に保持されて前
記両カプラ36b,58が結合状態のときに、図8の前
記ギヤ38が回転駆動されて回動ブロック36、両カプ
ラ36b、58、プレート回動軸57が回転すると、前
記回動プレート61が上方に回動し、前記用紙載置プレ
ート51を上昇させるように構成されている。
【0024】図4、図5、図8において、前記側壁4
6、47にはその左端部(外端部)に略L字型プレート
により構成された回動壁支持部材62が固着されてい
る。図5、図8Aにおいて、前後両側の回動壁支持部材
62の上端部にはその前後方向の外面にフック係止用ピ
ン63,63が前後に突出して設けられている。前記回
動壁支持部材62の上端部の前記フック係止用ピン63
より左側部分は切除されており、その切除部によりフッ
ク支持軸貫通用切除部62a(図4,図8参照)が形成
されている。図4、図5、図9において、前記回動壁支
持部材62,62の下端部にはその前後方向内面に軸支
持ブロック64が固着されている。前記前後の軸支持ブ
ロック64により回動壁支持軸65が固定支持されてい
る。
【0025】前記回動壁支持軸回りに回動可能に支持さ
れる回動壁66は内面に、図9に示すように前後方向に
間隔を於いて設けた複数のリブ67を有している。前記
各リブ67は、図9から分かるように前記回動壁支持軸
65回りに回動可能に支持されている。したがって、前
記回動壁66は、前記回動壁支持部材62により前記回
動壁支持軸65を介して、ほぼ鉛直で且つ前記給紙トレ
イ挿入口23を閉塞する閉塞位置(図4参照)および外
側に回動した開放位置(図5参照)の間で回動可能に支
持される。また、前記複数のリブ67により上方に搬送
される用紙をガイドする回動壁側用紙上方ガイド67が
構成されている。この回動壁側用紙上方ガイド67およ
び前記ケース側用紙上方ガイド48aは、用紙上方搬送
通路Rの一部を構成している。
【0026】図8、図9において、前記複数の回動壁側
用紙上方ガイド67のうちの前後の両外端に配置された
回動壁側用紙上方ガイド67には、その前後方向内面に
軸受け68が固着されている。前記前後の軸受け68,
68により連結軸69が回転自在に支持されている。連
結軸69の前後方向の両外端部は断面角型に形成されて
おり、その両外端部にフック70がそれぞれ固着されて
いる。図5において前記フック70は前記フック係止用
ピン63(図5,図8参照)に係止されるピンである。
前記連結軸69は図示しないバネにより図4、図5にお
いて常時反時計回りの回転力を付与されている。このた
め、前記フック70も常時反時計方向の回転力を受けて
いるので、回動壁66が図4の閉塞位置(略鉛直な位
置)に移動したときには、フック70とフック係止用ピ
ン63とは係止するように構成されている。前記連結軸
69、フック70およびそれらに反時計方向の回転力を
付与する前記図示しないバネにより、前記回動壁66が
閉塞位置に移動した状態で前記回動壁66および前記回
動壁支持部材62を回動不能に連結する連結部材(69
+70)が構成されている。
【0027】図6、図9に示すように、前記回動壁66
の外側面には右方(−Y方向)に凹んだ取っ手形成用の
2つの凹部71、72が形成されている。前記回動壁6
6の前記凹部71の上方部分には、図4、図5、図9か
ら分かるように取っ手貫通孔73が形成されている。前
記取っ手貫通孔73を貫通して板状の回動用取っ手74
が配置されている。回動用取っ手74の上端は前記連結
軸69に固定されている。また回動用取っ手74の下端
部は前記凹部71の上部の左方に配置されている。そし
て、回動用取っ手74と前記凹部71の上部との間には
作業者が手を挿入可能な空間が形成されている。作業者
が、前記回動壁66の外側面に設けられてた前記回動用
取っ手74を外方(左方)に引いた場合、前記連結部材
(69+70)が回動用取っ手74と共に回動して、前
記フック70が前記フック係止用ピン63から外れるよ
うに構成されている。したがって、回動用取っ手74を
外方(左方)に引っ張ると、前記回動壁66および回動
壁支持部材62の連結が解除されて前記回動壁66は前
記開放位置(図5)に示す位置に回動するように構成さ
れている。前記凹部72の上部には出入用取っ手76が
設けられている。この出入用取っ手76は、前記回動壁
66および回動壁支持部材62が連結された状態で引い
たり、押したりすることにより、前記用紙収容ケース4
4の出入を行う際に使用するように構成されている。
【0028】図8において、前記回動壁側用紙上方ガイ
ド67には搬送用従動ロール軸77が回転自在に支持さ
れており、前記搬送用従動ロール軸77には、用紙搬送
用従動ロール78が固着されている。前記用紙搬送用従
動ロール78は、前記給紙トレイT1〜T4が前記内端側
のセット位置(図3の上段の給紙トレイT1の位置)に
移動し、且つ前記回動壁66が閉塞位置(前記給紙トレ
イ挿入口23を閉塞する図3、図4に示す位置)に保持
されている状態では、前記用紙搬送用駆動ロール30に
当接するように配置されている。前記給紙トレイT1〜
T4は、それぞれ前記符号44〜78で示された要素に
より構成されている。
【0029】(実施例1の作用)前記実施例1の給紙装
置では、給紙トレイT1〜T4は、画像形成装置Fの一側
面(左面)に、上下に複数形成された給紙トレイ挿入口
23からそれぞれ出入される。給紙トレイ支持部材24
は、前記給紙トレイT1〜T4を内端のセット位置(図3
の上段の給紙トレイT1の位置参照)と外方の引出し位
置との間で出入方向にガイドしながら支持する。前記各
給紙トレイ挿入口23に隣接して前記給紙トレイ挿入口
23の内側上部には、本体側給紙部材(27〜42)が
設けられており、前記本体側給紙部材(27〜42)
は、ピックアップロール27、用紙分離装置28、用紙
ガイド29、および用紙搬送用駆動ロール30を有して
いる。前記ピックアップロール27は、給紙トレイT1
〜T4上の用紙を前記給紙トレイT1〜T4の出入方向の
外端側(左側)に送り出す。前記用紙分離装置28は、
前記ピックアップロール27により送り出された用紙を
1枚づつ分離する。用紙ガイド29は、前記用紙分離装
置28により分離された用紙を上方にガイドする。用紙
搬送用駆動ロール30は、前記用紙分離装置28よりも
前記給紙トレイT1〜T4の出入方向の外端側(左側)に
設けられる。
【0030】前記給紙トレイ挿入口23から出入される
給紙トレイT1〜T4の箱状の用紙収容ケース44は、前
記給紙トレイ挿入口23から前記本体側給紙部材(27
〜42)の下方を通過して出入される。この用紙収容ケ
ース44は、給紙トレイ支持部材24により、前記内端
のセット位置と外方の引出し位置との間で出入方向にガ
イドされながら支持される。前記用紙収容ケース44の
出入方向に平行な両側壁46、47の外端部に設けられ
た回動壁支持部材62、62は、回動壁66を、ほぼ鉛
直で且つ前記給紙トレイ挿入口23を閉塞する閉塞位置
(図3、図4参照)および外側に回動した開放位置(図
5参照)の間で回動可能に支持する。連結部材(69+
70)は、前記回動壁66が閉塞位置に移動した状態で
前記回動壁66および前記回動壁支持部材62を回動不
能に連結する。前記回動壁66の外側面に設けられた出
入用取っ手76は、前記回動壁66および回動壁支持部
材62が連結された状態で前記用紙収容ケース44の出
入を行う際に使用される。前記回動壁66の外側面に設
けられた回動用取っ手74は、外方(左方)に引いたと
きに前記連結部材(69+70)による前記回動壁66
および回動壁支持部材62の連結を解除して前記回動壁
66を前記開放位置に回動させる。
【0031】前記箱状の用紙収容ケース44の外端壁4
8の外側面に設けられたケース側用紙上方ガイド48a
と前記回動壁66の内側面に設けられた回動壁側の用紙
上方ガイド67とは、前記回動壁66が閉塞位置に移動
したとき用紙を上方にガイドする用紙上方搬送通路Rを
形成する。前記回動壁66の内側面に保持された用紙搬
送用従動ロール78は、前記給紙トレイT1〜T4がセッ
ト位置に有るときに前記回動壁66が閉塞位置に移動し
た状態において前記本体側給紙部材(27〜42)の用
紙搬送用駆動ロール30に当接する。前記用紙搬送用駆
動ロール30および用紙搬送用従動ロール78の当接部
は、前記用紙上方搬送通路Rに配置される。
【0032】したがって、前記上下に重ねて配置された
複数段の給紙トレイT1〜T4の用紙上方搬送通路Rに跨
がってジャム紙が発生した場合には、前記回動用取っ手
74を外方に引っ張ると、回動壁66が外方の開放位置
に回動する。このとき、回動壁66の内側面に設けられ
た前記回動壁66側の用紙上方ガイド67は、前記ケー
ス側用紙上方ガイド48aから離れて前記用紙上方搬送
通路Rを開放する。また、回動壁66内側面に保持され
た搬送用従動ロール78は、前記搬送用駆動ロール30
から離れて、挟持していたジャム紙を自由状態に開放す
る。したがって、ジャム紙を挟持している搬送用従動ロ
ール78を保持している回動壁66を全て開放すれば、
給紙トレイT1〜T4を引き出すことなく、容易にジャム
紙を取り除くことが可能となる。
【0033】(実施例2)図10は本発明の実施例2の
給紙トレイを備えた画像形成装置の全体説明図で、前記
実施例1の図1に対応する図である。図11は同実施例
2の給紙トレイの平面図で前記実施例1の図7に相当す
る図である。なお、この実施例2の説明において、前記
実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号
を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2
は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点
では前記実施例1と同様に構成されている。図10、図
11において、前記実施例1では給紙トレイT1〜T4の
引出方向が左側面であったのに対し、この実施例2で
は、給紙トレイT1〜T4の引出方向が前側面に設定され
ている。また、この実施例2の排紙トレイTR0への用
紙の排出方向は後方に設定されている。したがって、各
給紙トレイT1〜T4からの用紙の取出方向は前方であ
り、排紙トレイTR0への用紙の排出方向は後方であ
る。図10から分かるように、この実施例2の場合、原
稿の搬送方向(左右方向)と記録用紙(コピー用紙)の
給紙方向が90°ずれているが、デジタル画像形成装置
であるため、IITで読み取って記憶された読取画像デ
ータをIOTの画像書込装置12に出力する際、前記読
取画像データの読出順序を代えることにより容易に対応
することができる。また、図11から分かるように、用
紙収容ケース44内の用紙収容位置は、前記実施例1で
は、駆動ロール軸31のギヤ32および前記カプラ36
b、58等に近い側に設定されていたが、この実施例2
では、遠い側に設定されている。この実施例2のその他
の構成は前記実施例1と同様である。この実施例2は、
画像形成装置の前面において、前記実施例1と同様にジ
ャム処理を行うことができる。
【0034】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記回動壁支持部材62,62の下端部の軸支
持ブロック64により回動壁支持軸65を固定支持する
代わりに回転可能に支持することが可能である。 (H02)前記回動壁側用紙上方ガイド67に搬送用従動
ロール軸77を回転自在に支持し且つ前記搬送用従動ロ
ール軸77に用紙搬送用従動ロール78を固着する代わ
りに、前記回動壁側用紙上方ガイド67に搬送用従動ロ
ール軸77を固着し且つ前記搬送用従動ロール軸77に
用紙搬送用従動ロール78を回転自在に支持することが
可能である。
【0035】
【発明の効果】前述の本発明の給紙装置は、下記の効果
を奏することができる。 (E01)複数段の給紙トレイに跨がってジャム紙が発生
した際、給紙トレイを引き出すことなくジャム紙の除去
作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の給紙装置を備えた
画像形成装置(デジタル複写機)の斜視図である。
【図2】 図2は前記図1のデジタル複写機の縦断面図
である。
【図3】 図3は前記図2の要部拡大図である。
【図4】 図4は前記図3の要部拡大図である。
【図5】 図5は前記図4に示す部分の異なる状態を示
す図である。
【図6】 図6は同実施例1の給紙装置の説明図であ
り、図6Aは給紙トレイの左面図で前記図3の矢印VI
Aから見た図、図6Bは前記図6AのVIB−VIB線断
面図である。
【図7】 図7は同実施例1の給紙装置の平面図で前記
図3の矢印VIIから見た図である。
【図8】 図8は前記図7の要部の詳細説明図で、図8
Aは前記図7の要部拡大図、図8Bは前記図8AのVII
IB−VIIIB線断面図である。
【図9】 図9は同実施例1で使用する回動壁の斜視図
である。
【図10】 図10は本発明の実施例2の給紙トレイを
備えた画像形成装置の全体説明図で、前記実施例1の図
1に対応する図である。
【図11】 図11は同実施例2の給紙トレイの平面図
で前記実施例1の図7に相当する図である。
【符号の説明】
F…画像形成装置、R…用紙上方搬送通路、T1〜T4…
給紙トレイ 23…給紙トレイ挿入口、24…給紙トレイ支持部材、
27…ピックアップロール、28…用紙分離装置、29
…用紙ガイド、30…用紙搬送用駆動ロール、44…用
紙収容ケース、46…側壁、47…側壁、48…外端
壁、48a…ケース側用紙上方ガイド、62…回動壁支
持部材、66…回動壁、67…用紙上方ガイド、74…
回動用取っ手、76…出入用取っ手、78…用紙搬送用
従動ロール、(27〜42)…本体側給紙部材、(69
+70)…連結部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の要件を備えたことを特徴とする給紙
    装置、(A01)画像形成装置の一側面に、上下に複数形
    成された給紙トレイ挿入口、(A02)前記各給紙トレイ
    挿入口からそれぞれ出入される給紙トレイを内端のセッ
    ト位置と外方の引出し位置との間で出入方向にガイドし
    ながら支持する給紙トレイ支持部材、(A03)前記各給
    紙トレイ挿入口に隣接して前記給紙トレイ挿入口の内側
    上部にそれぞれ設けられた、給紙トレイ上の用紙を前記
    給紙トレイの出入方向の外端側に送り出すピックアップ
    ロール、前記ピックアップロールにより送り出された用
    紙を1枚づつ分離する用紙分離装置、前記用紙分離装置
    により分離された用紙を上方にガイドする用紙ガイド、
    および前記用紙分離装置よりも前記給紙トレイの出入方
    向の外端側に設けられた用紙搬送用駆動ロールを有する
    本体側給紙部材、(A04)前記給紙トレイ挿入口から出
    入され且つ前記本体側給紙部材の下方を通過可能な箱状
    の用紙収容ケースと、前記箱状の用紙収容ケースの外端
    壁の外側面に設けられた用紙を上方にガイドするケース
    側用紙上方ガイドと、前記用紙収容ケースの出入方向に
    平行な両側壁の外端部に設けられた回動壁支持部材と、
    前記回動壁支持部材によりほぼ鉛直で且つ前記給紙トレ
    イ挿入口を閉塞する閉塞位置および外側に回動した開放
    位置の間で回動可能に支持された回動壁と、前記回動壁
    が閉塞位置に移動した状態で前記回動壁および前記回動
    壁支持部材を回動不能に連結する連結部材と、前記回動
    壁の外側面に設けられて前記回動壁および回動壁支持部
    材が連結された状態で前記用紙収容ケースの出入を行う
    出入用取っ手と、前記回動壁の外側面に設けられて外方
    に引いたときに前記連結部材による前記回動壁および回
    動壁支持部材の連結を解除して前記回動壁を前記開放位
    置に回動させる回動用取っ手と、前記回動壁の内側面に
    設けられ且つ前記回動壁が閉塞位置に移動したとき前記
    ケース側用紙上方ガイドとの間に用紙を上方に搬送する
    用紙上方搬送通路を形成する回動壁側の用紙上方ガイド
    と、前記回動壁の内側面に保持され前記セット位置で前
    記回動壁が閉塞位置に移動した状態において前記本体側
    給紙部材の用紙搬送用駆動ロールに当接し且つ当接部が
    前記用紙上方搬送通路に配置される用紙搬送用従動ロー
    ルと、を有する給紙トレイ。
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