JP2002150724A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP2002150724A
JP2002150724A JP2000341383A JP2000341383A JP2002150724A JP 2002150724 A JP2002150724 A JP 2002150724A JP 2000341383 A JP2000341383 A JP 2000341383A JP 2000341383 A JP2000341383 A JP 2000341383A JP 2002150724 A JP2002150724 A JP 2002150724A
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JP
Japan
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bearing
pivot shaft
magnetic recording
pivot
rotating body
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Application number
JP2000341383A
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English (en)
Inventor
Shoji Takahashi
昇司 高橋
Masanori Wakita
真紀 脇田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受部のガタ調整で予圧の掛け方が難しく精
度の確保が困難。 【解決手段】 フレームプレートに一体的に固着された
ピボットベース41の略中央部で回転体42の略下面近
傍に突出しその先端部が円錐状に尖った下ピボット軸4
1aと、ピボットベース41の所定の3箇所に植設され
た3本の支柱43を介して回転体42の略上面近傍に設
けた上受板45にその先端部が円錐状に尖り、且つ下ピ
ボット軸41aに対向するように螺着した上ピボット4
6軸と、アーム体に一体的に固着され上下ピボット軸4
6、41aを回動自在に支持する上下軸受石44a、4
4bを配設した回転体とよりなる。上ピボット46を出
し入れしてガタを微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パソコン
等の情報機器に装着して情報機器から情報を取り出した
り、情報を入力したりする磁気記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ノート型パソコン等の情報機器は、機能
を付加したり、処理データ容量を増加するために、PC
カード型としてカード型磁気記録装置をスロットに装着
して利用する構造が採用されている。
【0003】カード型磁気記録装置にはディスク型記録
媒体を利用するものがあり、このようなカード型磁気記
録装置として、例えば、本出願人が先に出願した特願平
11−001601(出願日平成11年1月7日)「カ
ード型磁気記録装置」にその技術が開示されている。図
9、図10に基づいてその概要を説明する。
【0004】図9は、磁気記録装置の展開斜視図、図1
0は、上カバーを取り除いた状態の磁気記録装置の平面
図である。
【0005】図9及び図10において、符号1は、PC
MCIA規格タイプ〔2〕に準拠するカード型磁気記録
装置である。カード型磁気記録装置1は、枠2、フレー
ムプレート3、上カバー4、下カバー5、及びこれらの
間に配置されたイジェクト機構6、記録再生ヘード体
7、ディスク駆動モーター8、絶縁シート9及び回路基
板10を有している。11はカートリッジであり、磁気
記録ディスク12を納めている。カートリッジ11はカ
ード型磁気記録装置1に脱着して使用する。
【0006】フレームプレート3は、SUS板のプレス
成形品であり、合成樹脂の枠2と一体にアウトサート成
形されていて、カード型磁気記録装置1の構造及び強度
上の基礎となっている。ケース体は、薄いSUS板のプ
レス成形品で形成された、上下カバー4、5を枠2に外
側から係合することにより一体に組付けられて構成され
る。
【0007】イジェクト機構6、記録再生ヘッド体7、
ディスク駆動モーター8は、前記フレームプレート3の
上面に装着されている。
【0008】イジェクト機構6は、カード型磁気記録装
置1にカートリッジ11を出し入れする際に作動する。
【0009】記録再生ヘッド体7は、樹脂製の基体部7
a、アーム7b、ヘッド素子7c、軸受部7d、駆動コ
イル7e等を備えている。軸受部7dは、前記フレーム
プレート3に固着された回動軸7fと基体部7aに嵌着
された回転体7gで構成され、回動軸7fは前記記録再
生ヘッド体7全体の重心位置に配置されている。記録再
生ヘッド体7はこの回動軸7fを軸に回動可能に装着さ
れている。図10において、記録再生ヘッド体7のアー
ム7bは、磁気記録ディスク12が装着されていない待
機状態の第1の位置Aから、磁気記録ディスク12が装
着されて記録再生ヘッド体7のアーム7bが回動軸7f
を軸に二点鎖線で示す第2の位置Bの間を回動する。第
1の位置Aから第2の位置Bの間は所定の角度は、例え
ば、略30度位に設定されている。
【0010】図11は図10に示す軸受部の断面図であ
る。図11において、軸受部7dの構造は、ボールベア
リング方式であり、前記フレームプレート3に螺着され
た回動軸7fの外側に予圧調整可能な隙間を有する2つ
のインナーリング7hを装着し、前記基体部7aに嵌着
され回動軸7fを軸に所定の角度だけ回動する回転体7
gの内側に2つのアウターリング7iを装着する。前記
インナーリング7hとアウターリング7iとの間に複数
個のボールベアリング7jを介在させるものである。
【0011】前記軸受部7dの組立は、前記上下2つの
インナーリング7hの間には予め所定の隙間を設けた状
態でボールベアリング7jを組み込み、その後で上側の
インナーリング7hに予圧を掛けながら適正な隙間調整
を行うものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにボールベアリング方式の軸受部は、部品点数が
多く、その組立によるコストがアップする。また個々の
部品精度が相乗されるのでインナーリングに予圧を掛け
てガタ調整を行うのに適正な予圧の掛け方が難しく、従
って軸受け精度を確保するのが困難である。更に、アー
ムが回動軸を軸にして所定の角度の範囲を往復するが、
行きと帰りでトルク変動に差を生じてアームの回動位置
の制御が困難である等の問題があった。
【0013】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、簡単な構造で軸受部の精度を
確保し、しかも安価で信頼性に優れた磁気記録装置を提
供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における磁気記録装置は、ディスク形記録媒
体を駆動するディスク駆動モーターと、前記ディスク形
記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うヘッド素子
を備えたアーム体と、該アーム体の回動中心となる軸体
と、前記アーム体に設けられ、前記軸体に対して回動可
能に係合する回転体と、前記ディスク駆動モーターと前
記軸体を配設したフレームプレートとを有する磁気記録
装置において、前記軸体はその先端部が円錐状に尖った
ピボット軸で構成しており、前記回転体は前記ピボット
軸に対して回動可能に係合したことを特徴とするもので
ある。
【0015】また、前記回転体は、前記ピボット軸の先
端部に回動可能に係合する孔を備えた第1軸受と、前記
ピボット軸の根元部に対して回動可能に係合する孔を備
えた第2軸受とを有することを特徴とするものである。
【0016】また、前記回転体はその一部に磁石を有し
ており、該磁石が前記フレームプレート側へ引きつけら
れることにより、前記回転体の前記軸受と前記ピボット
軸との接触圧力を発生させることを特徴とするものであ
る。
【0017】また、前記回転体は、該回転体の下面側回
転中心に設けられ、前記ピボット軸と係合する孔を備え
た第1軸受と、該回転体の上面側回転中心に設けられ、
前記ピボット軸と係合する孔を備えた第2軸受とを有
し、前記ピボット軸は、前記フレームプレートに設けら
れて前記第1軸受の前記孔にその先端が係合する下ピボ
ット軸と、前記第2軸受の前記孔に係合する上ピボット
軸とから構成したことを特徴とするものである。
【0018】また、前記上ピボット軸は、前記回転体の
前記軸受に対して接触圧力を発生するための予圧発生手
段を有することを特徴とするものである。
【0019】また、前記予圧発生手段は、前記上ピボッ
ト軸を保持する受板であり、該受板は弾性部材により構
成され、該弾性部材の弾性力によって接触圧力を発生さ
せていることを特徴とするものである。
【0020】また、前記予圧発生手段は、前記上ピボッ
ト軸を保持する受板と、該受板に螺合部を介して螺合す
る前記上ピボット軸とで構成しており、前記螺合部を調
節して前記上ピボット軸を進退させることにより接触圧
力を発生させていることを特徴とするものである。
【0021】また、前記上ピボット軸は受板部材に設け
られ、前記下ピボット軸は前記フレームプレートに固定
するためのピボットベースに設けられ、前記受板部材は
複数の連結部材を介して前記ピボットベースに連結して
おり、前記回転体は前記複数の連結部材を避けて回動す
るための切り欠き又は孔状の収納部を有することを特徴
とするものである。
【0022】また、前記複数個の連結部材は、前記受板
部材と前記ピボットベースとの間隔を保つためのパイプ
状の支柱と、該パイプ状の支柱を貫通して前記受板部材
を前記ピボットベースへ固定する止めネジとを有するこ
とを特徴とするものである。
【0023】前記回転体に取着した軸受けはセラミック
軸受けであることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る磁気記録装置について説明する。図1〜図3は、本発
明の第1の実施の形態に係わり、図1は、軸受部の構造
を示す断面図、図2は、図1の軸受部の外観斜視図、図
3は、図1の軸受部の展開斜視図である。
【0025】図1〜図3において、軸受部20の構成に
ついて説明する。符号21は図示しないフレームプレー
トに一体的に固着された磁性材よりなるピボットベース
である。このピボットベース21は、円形状のベース部
の下面凸部21aで図示しないフレームプレートに一体
的に固着され、上面側の中心部に突出したピボット軸2
1bの先端部が円錐状に尖ったピボット21cとに形成
されている。前記ピボット軸21bの突出長さは、後述
する回転体22の厚さより短く形成している。
【0026】符号22は回転体で、図示しないアーム体
に一体的に固着されている。この回転体22は、その中
心部に下面から上面に行くに従って径小になる3段の同
心円の孔22a、22b、22cが形成され、該孔内に
前記ピボット軸21bが収納される。前記孔22aには
ラジアル方向の軸受としてセラミック材よりなる軸受石
23aが、また、孔22cには前記ピボット21cの円
錐状の先端に接しスラスト方向の軸受部材としてセラミ
ック材よりなる軸受石23bがそれぞれ配設されてい
て、軸受石23a、23bの係合部である孔が前記ピボ
ット軸21bの根元部とピボット21cとに回動可能に
係合している。
【0027】前記回転体22の外周部にはその一部を切
り欠いた磁石収納部22dが形成されていて、この磁石
収納部22dに磁石24が接着等により収納・固着され
ている。前記ピボット軸21bのスラスト方向の押圧に
は磁石24を使用して予圧発生(ガタ調整)手段を構成
する。
【0028】以上述べた構成によりその作用について説
明する。前記回転体22は、上下の軸受石23b及び2
3aによりピボット軸21bに対して回動可能に係合す
る。またスラスト方向には、磁石24と磁性材よりなる
ピボットベース21との作用により回転体22がピボッ
トベース21側に引き寄せられる押圧力が発生し、軸受
石23bに対して適正な予圧が掛かることになる。これ
によりガタ調整がされる。
【0029】従って、回転側の軸受石と固定側のピボッ
ト軸とのスラスト及びラジアル方向の適正な隙間が長期
にわたり精度良く確保され、また軸受部の構造は単純で
組立作業も容易である。
【0030】上述した第1の実施の形態において、ディ
スク形記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う上下
ヘッド素子が一対のアーム体の場合はガタ調整は充分満
足するものであるが、複数対のアーム体を有する軸受部
の構造に対しては更に高精度が要求される。
【0031】図4〜図6は、本発明の第2の実施形態に
係わり、図4は、軸受部の構造を示す断面図、図5は、
図4の軸受部の外観斜視図、図6は、図4の軸受部の展
開斜視図である。
【0032】図4〜図6において、軸受部30の構成に
ついて説明する。符号31は図示しないフレームプレー
トに一体的に固着されたピボットベースである。このピ
ボットベース31の中心部には後述する回転体32の略
下面近傍まで突出しその先端部が円錐状に尖った下ピボ
ット軸31aが形成されている。また、前記ピボットベ
ース31の外周近傍には前記下ピボット軸31aを中心
にして対称の位置に2個の円形状の凹部31bが形成さ
れ、この凹部31bに連結部材であるパイプ状の支柱3
3が植設されている。この支柱33の長さは組み込まれ
た回転体32の上面より僅かに出る程度である。更に、
前記凹部31bの底面には後述する止めネジ37と螺着
するネジ部31cが形成されている。
【0033】前記回転体32は、回転中心部の上下にス
ラスト方向の軸受けとして、セラミック材よりなる上軸
受石34a、下軸受石34bが配設されている。下軸受
石34b、上軸受石34aは、本発明の第1軸受、第2
軸受に相当する。また、前記回転体32の外周部には前
記パイプ状の支柱33を収納する2つの切り欠いた支柱
収納部32aが形成され、この支柱収納部32aの形状
は前記アーム体の回動を妨げない範囲に形成されてい
る。
【0034】符号35は、予圧発生手段を構成する弾性
部材よりなる円形状の板バネである。この板バネ35に
はその中心にネジ孔35aと、前記支柱33と対応する
位置に2本の止めネジ37の軸を挿通する孔35bと、
バネ性を付加するスリット35cが形成されている。前
記板バネ35の下面側には上ピボット軸36が前述した
下ピボット軸31aと対向するようにネジ孔35aに螺
着されている。この場合は板バネ35が本発明の受板部
材を構成する。
【0035】前記止めネジ37は、前記板バネ35を押
圧した状態で前記ピボットベース31に連結部材である
支柱33とともに螺着・固定される。
【0036】以上述べた構成によりその作用について説
明する。前記回転体32は2本の支柱33の間を回動す
るが、回転体32に配設された上下軸受石34a、34
bはそれぞれの係合部である孔が上下ピボット軸36、
31aの先端に対して回動可能に係合され、上ピボット
軸36は板バネ35の付勢力で常に適正な予圧が掛かっ
た状態になりガタが調整される。
【0037】従って、上下の軸受石で上下のピボット軸
を受ける軸受部の構造のため、スラスト方向の適正の隙
間が長期にわたり精度良く確保され、軸受部の構造は単
純で組立作業も容易である。
【0038】上述した第2の実施の形態において、軸受
部の構造は単純で精度的にも満足するものであるが、2
本の支柱を結ぶ線とと直交する方向からの衝撃に対して
強度的に若干弱いので強度アップが要求される。
【0039】図7及び図8は、本発明の第3の実施形態
に係わり、図7は、軸受部の構造を示す断面図、図8
は、図7の軸受部の展開斜視図である。
【0040】図7及び図8において、軸受部40の構成
について説明する。符号41は図示しないフレームプレ
ートに一体的に固着されたピボットベースである。この
ピボットベース41の中心部には後述する回転体42の
略下面近傍まで突出しその先端部が円錐状に尖った下ピ
ボット軸41aが形成されている。また、前記ピボット
ベース41の外周近傍には前記下ピボット軸41aを中
心にして略120度の位置に3個の円形状の凹部41b
が形成され、この凹部41bに連結部材であるパイプ状
の支柱43が植設されている。この支柱43の長さは組
み込まれた回転体42の上面より僅かに低い程度であ
る。更に、前記凹部41bの底面には後述する止めネジ
47と螺着すのネジ部41cが形成されている。
【0041】前記回転体42は、回転中心部の上下には
スラスト方向の受けとして、セラミック材よりなる上軸
受石44a、下軸受石44bが配設されている。下軸受
石44b、上軸受石44aは、本発明の第1軸受、第2
軸受に相当する。また、前記回転体42の外周部には前
記パイプ状の支柱43を収納する3つの孔状の収納部4
2aが形成され、この収納部42aの形状は前記アーム
体の回動を妨げない範囲に形成されている。
【0042】符号45は、予圧調整手段を構成する上ピ
ボット軸46を出入れ可能に螺着した円形状の上受板で
ある。この上受板45にはその中心に上ピボット46軸
の螺合部46aを螺着するネジ孔45aと、前記支柱4
3と対応する位置に3本の止めネジ47の軸を挿通する
孔45bが形成されている。
【0043】前記3本の止めネジ47は、前記上受板4
5を押圧した状態で前記ピボットベース41に連結部材
である支柱43とともに螺着・固定される。
【0044】以上述べた構成によりその作用について説
明する。前記回転体42は均等に配置した3本の支柱4
3の間を回動するが、回転体42に装着された上下軸受
石44a、44bはそれぞれの係合部である上下ピボッ
ト軸46、41aの先端に回動可能に係合し、上ピボッ
ト軸46は上下に進退可能な如く微調整可能に螺着され
ているので、適正な予圧を掛けガタを調整することがで
きる。
【0045】従って、上下の軸受石で上下のピボット軸
を受け、横方向に衝撃が加わっても強度的に耐える軸受
部の構造のため、スラスト方向の適正の隙間は長期にわ
たり精度良く確保され、軸受部の構造は単純で組立作業
も容易である。
【0046】なお上記の実施形態に示した如く本発明で
は、アーム体が取付けられる回転体に軸受を設け、ピボ
ット軸をフレームプレートへ固定する構成を示してい
る。この構成とは逆にアーム体が取付けられる回転体に
ピボット軸を設け、フレームプレートへ軸受を固定する
ことも考えられるが、棒状のアーム体にピボット軸が形
成されると、取扱い時に突出したピボット先端を傷つけ
る恐れがある。アーム体は回動時の位置出し精度が厳し
く要求される部品であり、特にピボット軸先端の傷は精
度に大きく影響するので、絶対に傷をつけないようにす
る必要がある。そのため本発明ではアーム体が取付けら
れる回転体側を軸受にすることにより、その取扱い時に
ピボット軸先端を傷つけないようにすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による磁気
記録装置の記録再生ヘッド体の軸受部の構造は、従来の
ボールベアリング方式と異なり、固定されたピボット軸
と、このピボット軸に回動可能に係合する回転体の軸受
石と、更に予圧発生手段を施すものであり、構造が簡単
で組立調整が容易で、長期にわたり軸受部の精度が確保
され、安価で信頼性に優れた磁気記録装置を提供するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる軸受部の構造
を示す断面図である。
【図2】図1の軸受部の外観斜視図である。
【図3】図1の軸受部の展開斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係わる軸受部の構造
を示す断面図である。
【図5】図4の軸受部の外観斜視図である。
【図6】図4の軸受部の展開斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る軸受部の構造を
示す断面図である。
【図8】図7の軸受部の展開斜視図である。
【図9】従来の磁気記録装置の展開斜視図である。
【図10】図9の上カバーを取り除いた状態の磁気記録
装置の平面図である。
【図11】図10に示す軸受部の断面図である。
【符号の説明】
20、30、40 軸受部 21、31、41 ピボットベース 21b ピボット軸 21c ピボット 22、32、42 回転体 23a、23b、34a、34b、44a、44b 軸
受石 24 磁石 31a、41a 下ピボット軸 32a、42a 支柱収納部 33、43 支柱 35 板バネ 36、46 上ピボット軸 37、47 止めネジ 45 上受板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク形記録媒体を駆動するディスク
    駆動モーターと、前記ディスク形記録媒体に対して情報
    の記録及び再生を行うヘッド素子を備えたアーム体と、
    該アーム体の回動中心となる軸体と、前記アーム体に設
    けられ、前記軸体に対して回動可能に係合する回転体
    と、前記ディスク駆動モーターと前記軸体を配設したフ
    レームプレートとを有する磁気記録装置において、前記
    軸体はその先端部が円錐状に尖ったピボット軸で構成し
    ており、前記回転体は前記ピボット軸に対して回動可能
    に係合したことを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、前記ピボット軸の先端部
    に回動可能に係合する孔を備えた第1軸受と、前記ピボ
    ット軸の根元部に対して回動可能に係合する孔を備えた
    第2軸受とを有することを特徴とする請求項1記載の磁
    気記録装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体はその一部に磁石を有してお
    り、該磁石が前記フレームプレート側へ引きつけられる
    ことにより、前記回転体の前記軸受と前記ピボット軸と
    の接触圧力を発生させることを特徴とする請求項2記載
    の磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、該回転体の下面側回転中
    心に設けられ、前記ピボット軸と回転可能に係合する孔
    を備えた第1軸受と、該回転体の上面側回転中心に設け
    られ、前記ピボット軸と回転可能に係合する孔を備えた
    第2軸受とを有し、前記ピボット軸は、前記フレームプ
    レートに設けられて前記第1軸受の前記孔にその先端が
    係合する下ピボット軸と、前記第2軸受の前記孔に係合
    する上ピボット軸とから構成したことを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 前記上ピボット軸は、前記回転体の前記
    軸受に対して接触圧力を発生するための予圧発生手段を
    有することを特徴とする請求項4記載の磁気記録装置。
  6. 【請求項6】 前記予圧発生手段は、前記上ピボット軸
    を保持する受板であり、該受板は弾性部材により構成さ
    れ、該弾性部材の弾性力によって接触圧力を発生させて
    いることを特徴とする請求項5記載の磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 前記予圧発生手段は、前記上ピボット軸
    を保持する受板と、該受板に螺合部を介して螺合する前
    記上ピボット軸とで構成しており、前記螺合部を調節し
    て前記上ピボット軸を進退させることにより接触圧力を
    発生させていることを特徴とする請求項5記載の磁気記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記上ピボット軸は受板部材に設けら
    れ、前記下ピボット軸は前記フレームプレートに固定す
    るためのピボットベースに設けられ、前記受板部材は複
    数の連結部材を介して前記ピボットベースに連結してお
    り、前記回転体は前記複数の連結部材を避けて回動する
    ための切り欠き又は孔状の収納部を有することを特徴と
    する請求項4記載の磁気記録装置。
  9. 【請求項9】 前記複数個の連結部材は、前記受板部材
    と前記ピボットベースとの間隔を保つためのパイプ状の
    支柱と、該パイプ状の支柱を貫通して前記受板部材を前
    記ピボットベースへ固定する止めネジとを有することを
    特徴とする請求項8記載の磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 前記回転体に取着した軸受はセラミッ
    ク軸受けであることを特徴とする請求項2又は4記載の
    磁気記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011134379A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Minebea Co Ltd 軸受装置および磁気ディスク用スイングアーム組立体

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