JP2002150356A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2002150356A
JP2002150356A JP2000345843A JP2000345843A JP2002150356A JP 2002150356 A JP2002150356 A JP 2002150356A JP 2000345843 A JP2000345843 A JP 2000345843A JP 2000345843 A JP2000345843 A JP 2000345843A JP 2002150356 A JP2002150356 A JP 2002150356A
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Japan
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door
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banknote
bills
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Application number
JP2000345843A
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English (en)
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Isao Amari
功 甘利
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Japan Cash Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Cash Machine Co Ltd
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Priority to ES01950012T priority patent/ES2287141T3/es
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣収納部の前面の扉を開いて紙幣収納部か
ら集積紙幣を取出すとき、紙幣収納部内の押えプレート
が邪魔にならないようにして、紙幣取出し作業を容易に
する。 【解決手段】 紙幣収納部31内に集積紙幣を上方から
押圧する押えプレート353が設けられ、紙幣収納部の
前面に扉310が設けられるとともに、上記扉310が
開かれたときにこれに連動して押えプレート353を所
定上昇位置まで引き上げる押えプレート引き上げ機構6
0が設けられている。このプレート引き上げ機構60
は、紙幣収納部31の上端部と押えプレート353とに
連結された上下方向に伸縮可能なリンク機構61と、扉
310とリンク機構61とを連係させる連係機構62と
を有し、扉310が開かれたときにこれに連動して押え
プレート353を所定上昇位置まで引き上げるようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣収納部に紙幣
を取込んで集積させるとともに、紙幣収納部の前面に扉
を設けて、この扉を開くことにより紙幣収納部内の紙幣
を取出し可能とした紙幣処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−97146号公
報に示されるように、紙幣を収納するための装置本体内
に紙幣を取込み得るようにするとともに、取込んだ紙幣
を集積する機構を備え、かつ、集積した紙幣を上方から
押圧して集積状態を保持する押えプレートを備えた紙幣
の集積収納装置が知られている。すなわち、この公報に
示された装置では、紙幣を集積する機構として、本体内
の下部に桁上げ部材を設け、この桁上げ部材の頂部の左
右両側に、紙幣ガイド部材を設けた一対の動力プレート
を配置し、この動力プレートをモータで上下動させるよ
うにし、動力プレートの内方において紙幣ガイド部材の
上方に紙幣集積部を形成し、この紙幣集積部の内部に押
えプレート(プレート状の錘)を装備している。そし
て、紙幣ガイド部材に紙幣が取込まれた後、動力プレー
トが上下動するに伴い、桁上げ部材で紙幣が紙幣ガイド
部材からその上方の紙幣集積部に桁上げされて集積し、
この集積紙幣が押えプレートで押えられるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の装
置では、紙幣集積部が満杯になったときや終業時等に集
積紙幣を取出すことが要求される場合があるので、紙幣
集積部を囲う部分の前面に扉を設け、装置の管理者が扉
を開いて内部の集積紙幣を取出すことができるようにす
ることが必要となる。
【0004】この場合に、紙幣集積部に集積されている
紙幣は押えプレートで上方から押えられているので、扉
を開いても押えプレートが邪魔になって紙幣取出し作業
が面倒になるという問題が残されていた。
【0005】本発明はこのような点に鑑み、紙幣を集
積、収納する部分の前面に扉を設けて、この扉を開くこ
とで集積紙幣を取出し得るようにするとともに、このと
きに押えプレートが邪魔にならないようにして紙幣取出
し作業を容易にすることができる紙幣処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紙幣処理装置
は、紙幣収納部と、この紙幣収納部に紙幣を取込む手段
と、紙幣収納部内で取込まれた紙幣を集積する紙幣集積
機構とを備え、この紙幣集積機構は紙幣収納部内の集積
紙幣を上方から押圧する押えプレートを有している紙幣
処理装置において、上記紙幣収納部の前面に扉が設けら
れるとともに、上記扉の開閉に連動して作動する押えプ
レート引き上げ機構が上記紙幣収納部に設けられ、この
押えプレート引き上げ機構は、上記扉が閉じられている
ときは上記押えプレートが紙幣を押圧する位置に下降す
ることを許容し、上記扉が開かれたときにこれに連動し
て上記押えプレートを所定上昇位置まで引き上げる可動
部分を有しているものである。
【0007】この構成によると、紙幣収納部内に集積紙
幣が保管されているときは、押えプレートにより集積紙
幣が押え付けられて集積状態が保持される。また、上記
扉を開いて紙幣収納部から集積紙幣を取出すときは、扉
が開かれることに伴って上記押えプレートが所定上昇位
置まで引き上げられることにより、押えプレートが集積
紙幣取出し動作の邪魔にならず、この作業が簡単にな
る。
【0008】この発明において、押えプレート引き上げ
機構は、上記可動部分として、紙幣収納部の上端部と上
記押えプレートとに連結された上下方向に伸縮可能なリ
ンク機構を備えるとともに、上記扉が開いたときに上記
リンク機構を上下方向に縮めるように扉とリンク機構と
を連係させる連係機構を備えるものであることが好まし
い。このようにすると、確実に扉の開放に応じて押えプ
レートが引き上げられる。
【0009】また、上記扉が閉じている状態にあるとき
に上記押えプレートを下方に付勢する付勢手段を備える
ことが好ましい。このようにすると、紙幣収納部内に集
積紙幣が保管されているときに、確実に押えプレートに
より集積紙幣が押え付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0011】図1及び図2は本発明の1実施形態による
紙幣処理装置の全体構造を示している。これらの図にお
いて、1は紙幣処理のケーシングであり、前面側が開口
した箱状のケーシング本体11と、このケーシング本体
11の前面を塞ぐ外扉12とを備え、後記各ユニットを
収容可能とする所定の大きさの箱状に形成されている。
上記外扉12の上部には、紙幣挿入用の開口14及び払
出用の開口15が配設されている。
【0012】上記ケーシング1の内部には、紙幣収納部
と紙幣導入機構、搬送機構等の内部機構が配設されてい
る。当実施形態では、上下複数段の紙幣収納部を備える
とともに、紙幣収納部の増設、減少等の変更を容易にす
るため、紙幣収納部及び内部機構がモジュール化されて
いる。
【0013】すなわち、紙幣処理装置本体1の内部に
は、最上部に位置する入出金用ユニット2と、最下部に
位置するベースユニット3と、これらのユニット2、3
の間に位置する一乃至複数段(図示の例では3段)の中
間部ユニット4A〜4Cとが配備されている。さらに必
要に応じ、いずれか1つもしくは複数の中間部ユニット
の上方に紙幣収納スペース増量のための補助ユニット5
が配置され、図示の例では中間部ユニット4Aの上に補
助ユニット5が配置されている。
【0014】上記入出金用、ベースおよび中間部の各ユ
ニット2,3,4A〜4Cは、相互に分離可能で、か
つ、それぞれケーシング1に対して着脱可能となってい
る。そして、各ユニット2,3,4A〜4Cの一側部に
設けられた被支持部17が、ケーシング1の一側部に設
けられたスライドガイド16に、前後方向に摺動可能に
結合されることにより、ケーシング1に対して各ユニッ
ト2,3,4A〜4Cが個別に前方へ引出し可能な状態
で支持されている。
【0015】また、ケーシング1の側部には制御基板部
100及び電源部105が装備され、これら制御基板部
100及び電源部105に対して各ユニット2,3,4
A〜4Cが着脱可能なコネクタを介して電気的に接続さ
れるようになっている。
【0016】上記各ユニット2,3,4A〜4Cの具体
的構造を次に説明する。
【0017】入出金用ユニット2は、紙幣挿入口20a
及び紙幣払出口20bを備えたフレーム20内に、上記
紙幣挿入口20aから紙幣を導入する紙幣導入機構21
と、上記紙幣払出口20bへ紙幣を導出する紙幣導出機
構23と、搬送機構29とを配備している。上記紙幣挿
入口20a及び紙幣払出口20bはケーシング1の開口
14,15から外方に突出している。
【0018】紙幣導入機構21は、紙幣挿入口20aの
近傍に紙幣の真贋及び金種を識別する識別装置22を有
するともに、紙幣挿入口20aから識別装置22を介し
て取込んだ紙幣をユニット2の後方部下方向へ向かわせ
るように案内する紙幣導入路210を有し、この紙幣導
入路210には送りローラ211,212,213が配
設され、これら送りローラ211,212,213は、
モータ214によりベルト等の伝動機構を介して駆動さ
れるようになっている。
【0019】紙幣導出機構23は、出金指令に応じて紙
幣を払出口200に払出す機構と、不正紙幣等をリジェ
クトする機構とを含んでいる。すなわち、払出口200
に対応する高さ位置に配置した払出しリジェクト用送り
ベルト装置24と、このベルト装置24の上方のスペー
スで構成される一時貯留部25と、出金時又はリジェク
ト時に搬送機構29から一時貯留部25の上方へ紙幣を
導く案内装置26と、この案内装置26により導かれた
紙幣をベルト装置24上の一時貯留部25に堆積させる
ためのプッシャー装置27と、上記ベルト装置24の下
方のスペースに形成されたリジェクト室28とを備えて
いる。
【0020】そして、払出しリジェクトモータ247に
より図外の伝動手段を介して上記ベルト装置24が正逆
転可能に駆動され、正転方向に駆動されたときはベルト
装置24の上の一時保留紙幣が前方の払出口200へ向
けて送られ、逆転方向に駆動されたときは一時保留紙幣
が後方の補助ベルト246に沿ってリジェクト室28へ
送られるようになっている。
【0021】搬送機構29は、紙幣導入路210の下流
端に対応する位置から入出金用ユニット2の下端までに
わたる範囲で紙幣の搬送を行うもので、上部の一対の搬
送ローラ291と、下部の一対の搬送ローラ292と、
これらの間に配置されたガイド板等で構成されている。
そして、一対のローラ同士がギヤ(図示せず)を介して
互いに連動するとともに、上下の搬送ローラ291,2
92がベルト伝動手段(図示せず)を介して互いに連動
するようになっている。
【0022】さらに、搬送機構29の上端部には、紙幣
移動経路を切り替えるための切替手段295が設けられ
ている。この切替手段295は、入金時に搬送機構29
に対して紙幣導入路210を開く状態と、出金時やリジ
ェクト時に紙幣導入路210を遮蔽して、搬送機構29
で逆送される紙幣を紙幣導出機構23側に導く状態とに
切り替え可能となっている。
【0023】一方、ベースユニット3と各中間部ユニッ
ト4A〜4Cには、図3にも示すように、紙幣収納部3
1,41と、この紙幣収納部31,41の後方において
上下方向に紙幣の搬送を行う搬送機構32,42と、搬
送機構32,42と紙幣収納部31,41との間の取込
み繰出し機構34,44と、紙幣収納部31,41の紙
幣集積機構35,45とが設けられている。さらにベー
スユニット3には、搬送機構32,42の駆動源である
搬送モータ33と、紙幣集積機構35,45を駆動する
駆動機構36とが設けられている。なお、補助ユニット
5には、その下方に位置するユニット4Aの紙幣収納部
41に通じる収納スペース増量部51が形成されるとと
もに、その後方に搬送機構52が設けられている。
【0024】上記ベースユニット3の紙幣収納部31と
上記各中間部ユニット4A〜4Cの紙幣収納部41とは
同じ構造であって、それぞれ、両側板、底板及び前面側
の扉310,410等で構成され、内部に紙幣を集積状
態で収納し得るスペースを有するように形成されてい
る。上記扉310,410には錠311,411が設け
られている。紙幣収納部31,41内には紙幣支持テー
ブル312,412が設けられている。
【0025】ベースユニット3の搬送機構32は、紙幣
収納部31の後方上部に配置された一対の搬送ローラ3
20を備え、この一対の搬送ローラ320がギヤを介し
て互いに連動し、かつ、ベルト伝動手段を介して搬送モ
ータ33に連結されている。また、各中間部ユニット4
A〜4Cにそれぞれ設けられている搬送機構42は、紙
幣収納部41の後方に配設された上部の一対の搬送ロー
ラ420と、下部の一対の搬送ローラ421とを備え、
一対のローラ同士がギヤを介して互いに連動するととも
に、上下のローラがベルト伝動機構を介して連動するよ
うになっている。さらに、各ユニットの搬送ローラ32
0,420は、中間伝動ギヤ325,425を介して相
互に連動するようになっている。
【0026】ベースユニット3の取込み繰出し機構34
と各中間部ユニット4A〜4Cの取込み繰出し機構44
とは同じ構造であって、フィードローラ340,44
0、送りベルト342,442、ストップローラ34
3,443、繰出しモータ345,445等を備え、繰
出しモータ345,445の所定方向の回転又は逆方向
の回転により、紙幣収納部への紙幣の取込み、及び紙幣
収納部からの紙幣の繰出しを行うようになっている。
【0027】各中間部ユニット4A〜4Cにおいて、搬
送機構42と取込み繰出し機構44との間には、入金時
に搬送手段42により搬送させる紙幣を取込み繰出し機
構44に導く状態と、通過させる状態とに切替可能な切
替手段446が設けられている。
【0028】ベースユニット3の紙幣集積機構35と各
中間部ユニット4A〜4Cの紙幣集積機構45とはほぼ
同じ構造であって、左右一対の分離板350,450
と、この分離板350,450を昇降可能に保持する昇
降用可動部材352,452と、集積紙幣を押圧する押
えプレート353,453とを備えている。
【0029】具体的に説明すると、図4にも示すよう
に、紙幣収納部31,41内において紙幣支持テーブル
312,412の両側方部に、細幅で前後方向に延びる
分離板350,450が配置されるとともに、両分離板
間においてテーブル312,412の上方に押えプレー
ト353,453が配置されている。上記分離板35
0,450は、内側辺部に断面L字形の突片351,4
51を有し、この突片351,451がテーブル31
2,412の紙幣支持面(テーブル上面)より上方に位
置する上昇位置と紙幣支持面より下方に位置する下降位
置とにわたって昇降し得るように、紙幣収納部31,4
1の側板に昇降可能に取付けられた昇降用可動部材35
2,452に保持されている。
【0030】そして、紙幣集積前において分離板35
0,450が上昇位置にあるときは図4(a)のように
両分離板350,450の突片351,451上に押え
プレート353,453が乗った状態となり、この状態
でテーブル312,412上に紙幣Pが取込まれた後、
分離板350,450が下降すると、図4(b)のよう
に分離板350,450の突片351,451が紙幣P
の両側辺部を折曲げつつテーブル312,412の側方
を通過するとともに、押えプレート353,453がテ
ーブル312,412上の紙幣Pに乗り、さらに図4
(c)のように分離板350,450が下降位置に達す
ると紙幣Pの側辺が突片351,451から離脱して非
折曲状態に復帰する。その後に再び分離板350,45
0が上昇すると、図4(d)のように、紙幣P及びこれ
を押さえる押えプレート353,453が分離板35
0,450の突片351,451上に保持されるととも
に、分離板350,450の下方でテーブル312,4
12上に紙幣Pが取込まれ得る状態となる。これら図4
(a)〜(d)の動作の繰り返しにより、紙幣Pが集積
されるようになっている。
【0031】また、紙幣集積機構35,45を駆動する
駆動機構36は、リフターモータ360によりギヤ36
1、及び362を介して駆動されて上下動するリフター
363を備え、このリフター363にベースユニット3
の紙幣集積装置35の昇降用可動部材352が連結さ
れ、かつ、この昇降用可動部材352と各中間部ユニッ
ト4A〜4Bの紙幣集積装置45の昇降用可動部材45
2とが連動している。
【0032】次に、紙幣収納部31,41の扉の開閉に
応じて紙幣集積機構35,45の押えプレート353,
453を昇降させる機構を、図5及び図6を参照して説
明する。
【0033】これらの図に示すように、紙幣収納部31
(41)には、上記扉310(410)の開閉に連動し
て作動する押えプレート引き上げ機構60が設けられ、
この押えプレート引き上げ機構60は、上記扉310
(410)が閉じられているときは上記押えプレート3
53(453)が紙幣を押圧する位置に下降することを
許容し、上記扉310(410)が開かれたときにこれ
に連動して上記押えプレート353(453)を所定上
昇位置まで引き上げる可動部分を有し、具体的にはこの
可動部分として紙幣収納部内の両側部に配置された上下
方向に伸縮可能なリンク機構61を備えるとともに、扉
310(410)とリンク機構61とを連係させる連係
機構62を備えている。
【0034】上記リンク機構61は、X状に交差して中
間部で互いに回転可能に連結された一対のリンク61
1,612を有し、両リンク611,612が紙幣収納
部31(41)の上端部の枠板315(415)と押え
プレート353(453)との間に位置し、両リンク6
11,612の各一端部(扉から遠い後方側の端部)が
押えプレート353(453)と枠板315(415)
とにピン613,614を介して回転可能に連結される
一方、両リンク611,612の各他端部(扉に近い前
方側の端部)が、枠板315(415)と押えプレート
353(453)とにそれぞれ設けられた前後方向の長
穴615,616にバー617,618を介して回転可
能に、かつ長穴615,616の範囲で移動可能に連結
されている。
【0035】また、連係機構62は、扉310(41
0)の回転軸に設けられたギヤ621と、これに噛合す
る中間ギヤ622と、これに噛合するギヤ623と、こ
のギヤ623と同軸に設けられて先端に下向きの突出部
625を有するレバー624とを備えている。上記レバ
ー624の突出部625は、上記枠板315(415)
に設けられた円弧状の切り抜き部626を通って下方に
突出し、バー617の後側に臨むように配置されてい
る。そして、扉310(410)が開かれたときにレバ
ー624が前方に回動するように、扉310(410)
の回転軸とレバー624とがギヤ621,622,62
3を介して連動されている。
【0036】なお、上記押えプレート353(453)
は、図外のスプリング等の付勢手段により下方に付勢さ
れている。
【0037】以上のような構成の紙幣処理装置の動作
を、次に説明する。
【0038】入金時には、紙幣挿入口20aから紙幣が
挿入されたときこれを検出するセンサ(図示せず)から
の信号に応じて制御基板により紙幣導入機構、搬送機構
等が制御され、所定の入金動作が行われる。すなわち、
先ず紙幣導入機構21のモータ214の駆動により紙幣
が識別装置22を通って紙幣導入路210に取込まれ、
その間に紙幣の真贋及び金種が識別される。そして、紙
幣が真札であれば、搬送機構29,42,32により下
方へ送られるとともに、識別された紙幣の金種に応じて
取込むべき紙幣収納部31または41が決定され、その
紙幣収納部が存在するユニットの取込み繰出し機構34
または44と紙幣集積機構35または45が作動され
て、当該紙幣収納部に紙幣が収納される。
【0039】また、出金時には、払い出すべき紙幣の金
種に応じたユニットの紙幣収納部から紙幣が繰出され、
一時貯留部25を経て払出口200に払い出される。ま
た、一時貯留部25の紙幣がリジェクトされるべき紙幣
である場合は、ベルト装置24が逆転方向に作動するこ
とにより、紙幣がリジェクト室28に送られる。
【0040】ところで、上記紙幣収納部31(41)内
に集積紙幣が保管されているときには、スプリング等の
付勢手段により下方に付勢された押えプレート353
(453)により集積紙幣が押え付けられることによ
り、集積状態が保持されている。
【0041】そして、紙幣収納部31(41)内の紙幣
が満杯になったときや終業時等には、装置の管理者によ
り紙幣収納部31(41)の扉310(410)が開か
れて、紙幣収納部31(41)から集積紙幣が取出され
る。この場合に、図6中に二点鎖線で示すように、扉3
10(410)が開かれるに伴い、ギヤ621,62
2,623を介して扉310(410)の回転軸に連動
するレバー624が前方に回動し、レバー624の突出
部625がバー617を前方に押動する。これにより、
図5中に二点鎖線で示すようにリンク機構61が偏平状
態になって上下方向に縮み、押えプレート353(45
3)を上昇位置に引き上げる。
【0042】従って、押えプレート353(453)の
下方が広く開放され、集積紙幣の取出し作業を容易に行
い得ることとなる。
【0043】また、紙幣収納部31(41)内の紙幣が
なくなった場合や始業時等に扉310(410)を開い
て手作業で紙幣を紙幣収納部31(41)に収納する場
合があるが、この場合にも、扉310(410)が開か
れるに伴って押えプレート353(453)が上昇位置
に引き上げられるため、紙幣収納作業を容易に行い得る
こととなる。
【0044】なお、上記実施形態では、扉閉鎖状態にお
いて押えプレート353(453)がスプリング等の付
勢手段による付勢力で集積紙幣を押さえ付けるようにな
っているが、押えプレートが自重で集積紙幣を押さえ付
けるようにしてもよい。
【0045】また、紙幣処理装置全体の構造は上記実施
形態に限定されず、例えば紙幣収納部の数は適宜増減し
て差し支えなく、紙幣収納部が1つであってもよい。ま
た、上記実施形態の紙幣処理装置は入金及び出金が可能
となっているが、入金専用としてもよく、この場合、紙
幣収納部には紙幣の取込みのみ可能な手段と紙幣集積機
構とを設けておけばよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、紙幣収納部内に
集積紙幣を上方から押圧する押えプレートが設けられ、
紙幣収納部の前面に扉が設けられるとともに、上記扉が
開かれたときにこれに連動して上記押えプレートを所定
上昇位置まで引き上げる押えプレート引き上げ機構が設
けられているため、紙幣収納部内に集積紙幣が保管され
ているときは押えプレートにより集積状態が保持され、
しかも、上記扉を開いて紙幣収納部から集積紙幣を取出
すときは、押えプレートが邪魔になることなく、集積紙
幣取出し作業を容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による紙幣処理装置の概略
縦断側面図である。
【図2】上記紙幣処理装置の概略一部断面正面図であ
る。
【図3】上記紙幣処理装置におけるベースユニット及び
中間部ユニットの構造説明図である。
【図4】(a)〜(b)は紙幣集積機構の動作説明図で
ある。
【図5】押えプレート引き上げ機構を示す平面図であ
る。
【図6】押えプレート引き上げ機構を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
31,41 紙幣収納部 34,44 紙幣取込み繰出し機構 35,45 紙幣集積機構 310,410 扉 60 押えプレート引き上げ機構 61 リンク機構 62 連携機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣収納部と、この紙幣収納部に紙幣を
    取込む手段と、紙幣収納部内で取込まれた紙幣を集積す
    る紙幣集積機構とを備え、この紙幣集積機構は紙幣収納
    部内の集積紙幣を上方から押圧する押えプレートを有し
    ている紙幣処理装置において、上記紙幣収納部の前面に
    扉が設けられるとともに、上記扉の開閉に連動して作動
    する押えプレート引き上げ機構が上記紙幣収納部に設け
    られ、この押えプレート引き上げ機構は、上記扉が閉じ
    られているときは上記押えプレートが紙幣を押圧する位
    置に下降することを許容し、上記扉が開かれたときにこ
    れに連動して上記押えプレートを所定上昇位置まで引き
    上げる可動部分を有していることを特徴とする紙幣処理
    装置。
  2. 【請求項2】 押えプレート引き上げ機構は、上記可動
    部分として、紙幣収納部の上端部と上記押えプレートと
    に連結された上下方向に伸縮可能なリンク機構を備える
    とともに、上記扉が開いたときに上記リンク機構を上下
    方向に縮めるように扉とリンク機構とを連係させる連係
    機構を備えることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記扉が閉じている状態にあるときに上
    記押えプレートを下方に付勢する付勢手段を備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の紙幣処理装置。
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