JP2002149638A - 電子文書編集装置及び電子メール装置 - Google Patents

電子文書編集装置及び電子メール装置

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JP2002149638A
JP2002149638A JP2000339369A JP2000339369A JP2002149638A JP 2002149638 A JP2002149638 A JP 2002149638A JP 2000339369 A JP2000339369 A JP 2000339369A JP 2000339369 A JP2000339369 A JP 2000339369A JP 2002149638 A JP2002149638 A JP 2002149638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールのメッセージ,テキスト形式のフ
ァイル等の電子文書の内容が漏洩する可能性の低減に寄
与する。 【解決手段】 外部から電子文書が供給されると、マス
ク処理範囲決定部1は、電子文書の種類を判定し、種類
に応じたマスク処理範囲を決定する。マスク処理部2の
マスク箇所抽出部20は、固有名詞辞書部22を参照
し、電子文書のマスク処理範囲内の固有名詞を抽出し、
統合規則記憶部23に記憶されている統合規則に応じて
抽出した固有名詞を統合化して機密部分とする。また、
マスク箇所抽出部20は、抽出規則記憶部24を参照し
て固有名詞以外の機密部分を抽出する。置換処理部21
は、抽出された機密部分の文字を所定の文字で置換す
る。マスク処理が終了すると出力部3はマスク処理され
た電子文書を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールのメッ
セージ,テキスト形式のファイル等の電子文書を編集す
る電子文書編集装置及び編集したメッセージを転送する
電子メール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールサービスを利用するための機
能が実装された携帯電話等の可搬性に優れた携帯端末の
普及により、企業等の構内の電子メールサーバあるいは
端末装置等に届いたメッセージを、外出先で受信した
り、携帯端末宛に転送したりすることが多くなってい
る。
【0003】また、パーソナルコンピュータ(PC)等
の汎用の情報処理装置で実行される電子メールの送受信
のためのソフトウェア(メーラ)には、メッセージの内
容が読取られないようにメッセージ(特に本文)を暗号
化して伝送するための暗号化/復号化機能を有している
ものがある。このような機能を有するメーラ間では、送
信側では暗号化したメッセージを送信し、受信側では受
信したメッセージを復号化して内容を復元する。これに
より、伝送される際にメッセージが他者に見られた場合
であっても、メッセージの内容が漏洩する可能性を低減
させることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような携帯端末は、軽量化,低消費電力化等の要請から
データ容量,表示能力等が制限されていることが多く、
例えば送受信できるメッセージの文字数が制限されてい
たり,暗号化/復号化機能が実装されていない場合があ
る。このため、送信側のメーラがメッセージを暗号化し
て送信しても、受信側の携帯端末において当該メッセー
ジを復号化することができない場合がある。
【0005】このような暗号化/復号化機能が実装され
ていない携帯端末宛には、暗号化していないメッセージ
を伝送することになるため、伝送経路にインタネット等
のネットワークを用いている場合には、他者に伝送中の
メッセージが受信されてしまう場合があり、メッセージ
の内容が漏洩してしまう可能性がある。
【0006】また、携帯端末の操作環境によっては、電
子メールのメッセージ等の電子文書の表示が周囲の者に
覗き見られてしまう可能性もある。例えば混雑環境下で
は、携帯端末の表示部を周囲の者の視界から隔離させた
状態で操作することが困難な場合もある。さらに、小型
軽量であるが故に携帯端末を紛失し易く、紛失した携帯
端末を取得した者にメッセージの内容を見られてしまう
可能性もある。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、電子メールのメッセージ,テキスト形式のフ
ァイル等の電子文書の内容が漏洩する可能性の低減に寄
与することができる電子文書編集装置及び電子メール装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子文書編
集装置は、外部から供給された電子文書の種類を判定す
る種類判定手段と、種類判定手段の判定結果に基づい
て、予め電子文書の種類毎に設定されているマスク処理
範囲に応じて前記外部から供給された電子文書に対して
マスク処理を行う処理範囲を決定する処理範囲決定手段
と、外部から供給された電子文書の処理範囲決定手段で
決定された処理範囲に対して、マスク処理を実行して出
力する処理手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る電子文書編集装置の構成を示すブロック図であ
る。この電子文書編集装置は、例えば電子メールとして
送信するメッセージ等の電子文書(文字情報を含むデー
タ)の編集を行うために使用され、同図中に示すよう
に、電子メールを送信するための電子メールサーバ(例
えばSMTP[Simple Mail Transfer Protocol]サー
バ)あるいはユーザからの指示等に応じて供給される電
子文書中のマスク処理を行う範囲(マスク処理範囲)を
決定するマスク処理範囲決定部1と、決定されたマスク
処理範囲に対してマスク処理を実行するマスク処理部2
と、マスク処理された電子文書を例えば電子メールサー
バあるいは所定ディレクトリ等に出力する出力部3とを
備えている。
【0010】マスク処理範囲決定部1は、外部から供給
された電子文書の種類に応じてマスク処理を行うマスク
処理範囲を決定する。すなわち、このマスク処理範囲決
定部1は、外部から電子文書が供給されると、電子文書
の種類を判定する。
【0011】電子メールのメッセージには、メッセージ
のデータの先頭に、宛先アドレス[To:フィールドの
記載To:aaa@bb#.ccc],タイトル[Su
bject:フィールドの記載Subject:ab
t....]等のヘッダ情報が付加されている。このた
め、電子メールのメッセージであるか否かの判定はこの
ヘッダ情報の有無によって行うことができる。
【0012】また、供給された電子文書が電子メールの
メッセージ以外である場合には、例えばファイルの拡張
子によって電子文書の種類を判定する。ある種のオペレ
ーティングシステム(OS)においては、電子文書のフ
ァイル名に、当該ファイルのデータ形式に対応する拡張
子が付加されていることがある。例えば内部のデータが
文字コードの羅列となっている標準的なテキスト形式
(標準テキスト形式)には、拡張子“.txt”が割り当て
られている。このため、このような拡張子を用いている
場合には、電子文書のファイルのファイル名の拡張子に
よって電子文書の種類を判定するための要素の1つであ
るデータの形式を判断することができる。
【0013】標準テキスト形式と同様な内部のデータ構
造を有する形式として、他に、例えば電子メールのメッ
セージ形式(拡張子“.eml”に対応),HTML形式,
CSV形式等がある。これらの形式である場合には、標
準テキスト形式と同様な手順で当該電子文書のファイル
にアクセスすることができる。このため、この電子文書
編集装置では、例えば拡張子“.txt”に対応する標準テ
キスト形式,拡張子“.html”に対応するHTML形
式,拡張子“.csv”に対応するCSV形式(カン
マ“,”,改行で区切られた表を表すデータ形式の1
つ)等も一括して単に“テキスト形式”として取り扱
う。なお、テキスト形式以外のファイルについては、別
途ファイル形式に応じたマスク処理を定義しておくか、
マスク処理を行わないようにする。
【0014】電子文書の種類を判定すると、マスク処理
範囲決定部1は、電子文書の種類に応じてマスク処理範
囲を決定する。このために、予め電子文書の種類毎にマ
スク処理範囲を決定するための規則を設定しておき、こ
れらの規則のいずれかを上述のように検出した電子文書
の種類に応じて選択し、選択した規則に従ってマスク処
理範囲を決定する。
【0015】例えば電子文書の種類が電子メールのメッ
セージである場合には、上述のヘッダ情報中のタイトル
[Subject:フィールドの記載Subject:
abt....],差出人アドレス[From:フィー
ルドの記載From:xxx@yy#.zzz],宛先
アドレス[To:フィールドの記載To:aaa@bb
#.ccc]と、電子メールの本文をマスク処理範囲と
し、残りのヘッダ情報等はマスク処理範囲としない。ま
た、テキスト形式の場合には、(電子文書の一部として
もいいが、)例えば全ての範囲をマスク処理範囲とす
る。
【0016】マスク処理範囲決定部1によってマスク処
理範囲が決定されると、マスク処理部2は、外部から供
給された電子文書のマスク処理範囲から機密部分を抽出
し、抽出した機密部分に対してマスク処理を実行する。
機密部分は、例えば場所名,製品名,会社名,氏名等の
固有名詞、金額,日時,個数,単位等の部分である。
【0017】このマスク処理部2は、例えばマスク処理
範囲決定部1によって決定されたマスク処理範囲内の機
密を保持する必要のある機密部分(機密部分以外でもい
い)を抽出するマスク箇所抽出部20と、抽出された機
密部分の置換処理を行う置換処理部21と、機密部分と
なる固有名詞を登録した固有名詞辞書部22と、この固
有名詞辞書部22によって抽出された固有名詞を統合化
するための規則(統合規則)を記憶する統合規則記憶部
23と、固有名詞以外の機密部分を抽出するための規則
を記憶する抽出規則記憶部24とを備えている。
【0018】マスク箇所抽出部20における機密部分の
抽出の内、固有名詞の抽出は、例えば情報通信学会技術
報告「固有名詞抽出における日本語と英語の比較」, NL
C98-21, pp.45-52, 1998に示されている方法によって行
う。
【0019】この方法では、まず、電子文書を構成する
文字列を文字種によって分割し、平仮名,句読点以外の
文字で2つ以上連続するものを抽出し、抽出された文字
から固有名詞辞書部22に格納された固有名詞に該当す
るものを抽出する。固有名詞辞書部22には、図2に示
すように、固有名詞がその種類毎に分類されて格納され
ている。このように固有名詞を抽出すると、マスク箇所
抽出部20は、固有名詞の前後にいわゆるSGMLタグ
(“<”,“>”で挟まれた文字列)を付加する。
【0020】マスク箇所抽出部20は、上述のようにS
GMLタグの付加によって固有名詞を抽出すると、抽出
した固有名詞を統合規則によって統合化する。統合規則
記憶部23には、図3に示すように、このための規則
(統合規則)が格納されている。
【0021】また、固有名詞以外の他の機密部分,例え
ば金額,日時等の抽出は、例えば予め登録しておいた規
則と電子文書を比較するパターンマッチングによって行
う。このため、抽出規則記憶部24には、図4に示すよ
うに、金額,日時等を抽出するための規則(抽出規則)
が格納されている。
【0022】上述のようにマスク箇所(機密部分)が抽
出されると、置換処理部21は、機密部分を所定のキャ
ラクタ,例えばアスタリスク“**”で置換する。この
ように機密部分がマスクされた電子文書は、出力部3に
より、例えば電子メールサーバあるいは所定ディレクト
リ等に出力される。
【0023】以下、上述のように構成された電子文書編
集装置の詳細な動作を説明する。外部から電子文書が供
給されると、図5中のステップS100からの処理が開
始され、このステップS100において、マスク処理範
囲決定部1は、供給された電子文書が電子メールのメッ
セージであるか否かを判断すべく、電子文書の先頭にヘ
ッダ情報があるか否かを確認する。ヘッダ情報がある場
合には電子メールのメッセージであるとしてステップS
120に進み、ヘッダ情報がない場合には電子メールの
メッセージではないとしてステップS110に進む。
【0024】ステップS110において、マスク処理範
囲決定部1は、供給された電子文書のファイル名に付加
されている拡張子が、テキスト形式として取り扱う上述
の“.txt”,“.csv”,“.html”等であるか否かを確
認し、これらの拡張子でない場合には、当該電子文書編
集装置で編集できない種類の電子文書であるとして処理
を終了する。これに対し、供給された電子文書のファイ
ル名に付加されている拡張子が上述の拡張子のいずれか
である場合には、電子文書の種類がテキスト形式である
として、ステップS150に進み、電子文書全体をマス
ク処理範囲としてステップS160に進む。
【0025】一方、ステップS120以降の処理では、
まず、ステップS120においてヘッダ情報中の差出人
アドレス(From:フィールド)をマスク処理範囲と
し、次に、続くステップS130において宛先アドレス
(To:フィールド)をマスク処理範囲とし、さらにス
テップS140において,タイトル(Subject:
フィールド)及びメッセージの本文をマスク処理範囲と
してステップS160に進む。
【0026】なお、ステップS120、S130おいて
各々差出人アドレス,宛先アドレスをマスク処理してお
き、後(工程)のマスク処理におけるマスク処理範囲
は、タイトルとメッセージ本文のみとしてもよい。ま
た、これらのステップにおけるアドレスのマスク処理
は、例えばアドレス中のドメイン名の所属組織を示す部
分、例えばアドレスが“xxx@h$gehog#.c
o.jp”である場合には、ドメイン名の第3レベル以
上の部分“h$gehog#”、アドレスが“xxx@
%ogeho&e.com”である場合には、ドメイン
名の第2レベル以上の部分“%ogeho&e”を、所
定の文字,例えば“**”等で置換することによって行
う。このように、ドメイン名の所属組織を示す部分のア
ドレスをマスクすれば、残りのドメイン名“co.j
p”あるいは“.com”では差出人等の所属組織を特
定することができなくなる。
【0027】ステップS160では、マスク処理範囲全
体について処理が終了したか否かを判定し、終了してい
なければ以下のステップS170〜ステップS190の
処理を繰り返し、終了していればステップS200に進
む。
【0028】ステップS170では、マスク箇所抽出部
20は、電子文書のマスク処理範囲からマスク対象の文
字列を抽出する。上述のマスク処理部2中の固有名詞辞
書部22には、図2に示すように、上述の固有名詞を抽
出するために、固有名詞のカテゴリ別にリスト名と当該
カテゴリ内の固有名詞が対応付けられて登録されてい
る。マスク箇所抽出部20は、電子文書中の単語を固有
名詞辞書部22に登録されている固有名詞と比較し、一
致する単語をリスト名を含むタグ(“<”,“>”で囲ま
れた文字[この場合はリスト名])で囲む。
【0029】これにより、例えば図6(A)中に示す単
語“ABC電気株式会社”が組織名リスト(on),組
織修飾語リスト(onm),組織名接辞リスト(os)
に対応するタグ<on>,</on>、<onm>,</onm>、<os>,</
os>、で囲まれ、同図(B)に示すように“<on>ABC<
/on><onm>電気</onm><os>株式会社</os>”に変換され
る。また、例えば図6(A)中に示す単語“河田様”が
人名リスト(pn),人名接辞リスト(ps)に対応す
るタグ<pn>,</pn>、<ps>,</ps>、で囲まれ、同図
(B)に示すように“<pn>河田</pn><ps>様</ps>”に変
換される。
【0030】また、抽出規則記憶部24には、上述の図
4に示すように、固有名詞以外の機密部分である金額,
日時等をパターンマッチングによって抽出するための条
件が規定されている。例えば左辺の条件を満たす単語
が、右辺で定義された形式に変換される。具体的には、
例えば左辺で定義された数値と文字“円”が連続する単
語は、右辺で定義された形式に変換され、数値が右辺第
1項で定義されたタグ<金額>,</金額>で囲まれ、右辺
第2項で定義された文字“円”が付加される。これによ
り、例えば図4中の規則(1)に従って、図6(A)の
電子メールのメッセージ中の単語“5,000,000
円”中の数値部分“5,000,000”がタグ<金額
>,</金額>で囲まれ、同図(B)に示すように“<金額>
5,000,000</金額>円”に変換される。
【0031】続く、ステップS180では、ステップS
170で抽出された各文字列を上述の統合規則に従って
統合する。統合規則記憶部23には、上述の図3に示す
ように、抽出された各固有名詞を統合化するための統合
規則が記録されている。この統合規則により、同図中の
左辺のリスト名に対応する複数の固有名詞(例えばリス
ト名onに対応する組織名リストとリスト名onmに対
応する組織修飾語リスト)が右辺の1つの固有名詞(リ
スト名onに対応する組織名リスト)に変換される。
【0032】これにより、例えば図6(B)中の機密部
分“<on>ABC</on><onm>電気</onm><os>株式会社</os
>”は、図3中の統合規則(7)によって一旦、“<on>
ABC電気</on><os>株式会社</os>”に変換された後、
同図中の統合規則(3)によって“<on>ABC電気株式
会社</on>”に変換され、さらに同図中の統合規則
(9)によって、図6(C)に示すように“<o>ABC
電気株式会社</o>”に変換される。また、例えば図6
(B)中の機密部分“<pn>河田</pn><ps>様</ps>”は、
図3中の統合規則(2)によって同図(C)に示す“<p
>河田</p><ps>様</ps>”に変換される。このような機密
部分の統合を行うことにより、関連のある一連の単語を
1つの機密部分として処理することができ、後のステッ
プにおいて、単語の用法に応じた適切なマスク処理を行
うことが容易になる。
【0033】さらに、ステップS190では、機密部分
をマスクする。上述のように、機密部分がタグで囲まれ
ると、置換処理部21は、タグ及びタグで囲まれた部分
からなる機密部分の文字を所定の文字,例えばアスタリ
スク“**”で置換し、ステップS160に戻る。この
際、機密部分の内、上述の図2に示す接辞リスト(例え
ば人名接辞リスト,組織名接辞リスト,地名接辞リスト
等)中に例として挙げられた文字列は機密を保持する必
要がないと考えられるため、これらと一致した文字列に
対しては置換を行わない。置換処理部21は、例えばパ
ターンマッチング等によって機密部分の文字列と接辞リ
スト中の例とを比較して文字を置換する部分を選択す
る。これにより、例えば図6(C)に示す機密部分“<o
>ABC電気株式会社</o>”の組織名接辞リスト中の例
“株式会社”以外の部分が文字“**”で置換され、図
6(D)に示すように“**株式会社”に変換される。
また、図6(C)中の機密部分“<p>河田</p><ps>様</p
s>”中の人名接辞リスト中の例“様”以外の部分が文字
“**”で置換され、図6(D)に示すように“**
様”に変換される。また、図6(C)中の機密部分“<p
>山田太郎</p>”が文字“**”で置換され、図6
(D)に示すように“**”に変換される。また、図6
(C)中の文字列“<金額>5,000,000</金額>
円”は、機密部分の“<金額>5,000,000</金額
>”のみが文字“**”で置換され、図6(D)に示す
ように“**円”に変換される。
【0034】以上のステップS170〜ステップS19
0までの処理を繰り返し、全ての機密部分についてのマ
スク処理が終了すると、ステップS160からステップ
S200に進み、このステップS200において出力部
3がマスク処理された電子文書を(例えばメッセージを
送信するためのSMTPサーバ,メッセージを表示等す
るメーラ,あるいは所定のディレクトリに)出力し、処
理を終了する。
【0035】このように電子文書中の機密部分をマスク
することにより、他人は電子文書の内容を理解すること
ができなくなるが、本人であれば、業務知識,マスクさ
れていないヘッダ情報等に基づいて、電子文書のおおま
かな内容を理解することができる。
【0036】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、供給された電子文書の種類を判定
し、電子文書の種類に応じてマスク処理を行うマスク処
理範囲を決定し、供給された電子文書中のマスク処理範
囲に対して、マスク処理を行って出力することにより、
マスク処理範囲として機密部分の条件等を設定しておけ
ば機密部分をマスクすることができ、例えば電子メール
等の電子文書の内容が漏洩する可能性の低減に寄与する
ことができる。
【0037】なお、上述の説明では、携帯端末等に送信
/転送する電子メールのメッセージに対して予めマスク
処理を実行する場合について説明したが、携帯端末側の
データサイズ上の制限が比較的緩く、セキュリティの確
保だけを目的とする場合には、携帯端末側に電子メール
のメッセージのマスク処理を行う手段を設けてもよく、
携帯端末側に受信したメッセージの原文を表示させずに
マスク処理後のメッセージのみを表示するように構成し
ておけば、受信したメッセージの内容の漏洩の可能性の
低減には充分である場合もある。さらに、受信したメッ
セージを速やかにマスク処理し、原文を消去するように
構成すれば、メッセージの内容の漏洩の可能性をさらに
低減させることができる。また、このように携帯端末側
にマスク処理を行う手段を設けることにより、送信側の
装置では、通常のSMTPサーバ等の既存の装置をその
まま利用できる利点がある。
【0038】さらに、携帯端末側の処理能力に余裕があ
る場合には、復号化手段を実装しておき、携帯端末側で
暗号化された受信メッセージを復号化した後,マスク処
理を行って表示するようにしてもよい。これにより、メ
ッセージの伝送時の漏洩の可能性をも低減させることが
できる。
【0039】また、上述の説明では、マスク処理範囲を
示すための情報としてタグを用いた例を示したが、マス
ク処理範囲を認識できれば、例えばタグの代わりに所定
の制御コードを挿入したり、電子文書のデータ中のマス
ク処理範囲を示す位置情報として示す等、適宜変更する
ことができる。
【0040】その他、マスク処理態様は、機密部分を
文字“**”で置換する処理に限られず、電子メール
のメッセージのマスク処理範囲,マスク処理態様は、メ
ッセージの種類毎に設定しておいてもよく、電子文書
の種類がテキスト文書の場合に、拡張子,あるいは内容
毎にマスク処理範囲,マスク処理態様を設定しておいて
もよい。
【0041】図7は、本発明の第2の実施形態に係る電
子文書編集装置の構成を示すブロック図である。この電
子文書編集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態の
電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部1,
マスク処理部102及び出力部3とを備えている。
【0042】上述の第1の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分を全て所定の文字列で置換していたが、
機密の保持の点では優れているものの、電子文書の本来
の利用者が、内容を(特定できる程度に)理解し難い場
合も考えられる。このため、この実施形態の電子文書編
集装置では、機密部分の固有名詞を頭文字(イニシャ
ル)に変換し、他の部分を上述の第1の実施形態と同様
に所定の文字に変換する。
【0043】このために、この実施形態では、図7に示
すように、マスク処理部102に、図1中のマスク処理
部2の構成に加えて、マスク箇所抽出部20によって抽
出された機密部分の読みを決定して置換処理部21に供
給する読み決定部25と、この読み決定部25が読みを
決定するために参照する読み情報を記憶する読み情報記
憶部26とを備えている。
【0044】読み情報記憶部26には、例えば図8に示
すように、固有名詞の文字列とこの文字列の読み(ロー
マ字表記)が対応付けられて記憶されている。読み決定
部25は、上述のマスク箇所抽出部20によって抽出さ
れた固有名詞の読みを、読み情報記憶部26を参照して
決定し、この読みによって固有名詞のイニシャルを決定
する。また、置換処理部21は、上述の第1の実施形態
と同様に、機密範囲の文字を所定の文字に変換するが、
この際、機密範囲中の固有名詞はイニシャルを示すアル
ファベットに変換する。
【0045】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部102の置換処理部21は、以下のような処理
を実行する。まず、図9に示す処理において、上述の図
5に示すフローチャート中のステップS100からステ
ップS180,ステップS200と同一の処理を実行す
るが、ステップS190の処理に代えて図9に示すステ
ップS300〜ステップS330に示す処理を実行す
る。
【0046】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
9中のステップS300において、読み決定部25は、
マスク箇所抽出部20によって抽出された機密部分が固
有名詞かどうか判定し、固有名詞でなければステップS
330に進み、抽出された機密部分の文字を上述のステ
ップS190と同様に所定の文字(キャラクタ),例え
ば文字“**”で置換してステップS160に戻る。
【0047】一方、抽出された機密部分が固有名詞であ
れば、ステップS310に進み、読み決定部25は、機
密部分すなわちタグで囲まれた文字列に対応する読みを
読み情報記憶部26から取得して当該機密部分の読みを
決定し、続くステップS320に進む。なお、機密部分
そのものの読みが読み情報記憶部26に記憶されていな
い場合には、読み決定部25は、機密部分の最初の文字
の読みを取得する。例えば図10(A)に示す電子文書
から抽出された機密部分“<p>山田太郎</p>”そのもの
の読みは読み情報記憶部26に記憶されていないが、
“山”の読みは記憶されているため、この機密部分の読
みを“Yama”とする。
【0048】ステップS320において、置換処理部2
1は、機密部分を、上述のように決定した読みのイニシ
ャルに置換して、ステップS160に戻る。これによ
り、上述のように読み“Yamata・・・”が決定さ
れた機密部分“<p>山田太郎</p>”は、図10(B)に
示すように文字“Y”に置換される。また、図10
(A)中の“ABC電気”,“河田”,“商品Aサー
バ”,“商品Bサーバ”,“山田建設”は、同様に各々
文字“A”,“K”,“S”,“S”,“Y”に置換さ
れる。
【0049】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS300〜ステップS330までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。
【0050】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、機密部分の固有名詞の全てを所定の
文字(キャラクタ)で置換する代わりに、当該固有名詞
のイニシャルで置換することにより、電子文書の本来の
利用者による機密部分の内容の推測をより容易にするこ
とができる。
【0051】本発明の第3の実施形態に係る電子文書編
集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態の電子文書
編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部1,マスク処
理部2及び出力部3とを備えている。
【0052】上述の第1の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分を全て一定数の文字,例えば2文字の
“**”で置換していたが、例えば機密部分が金額等の
数値である場合には、桁数程度は把握したい場合があ
る。このため、この実施形態では、抽出した機密部分の
文字数と同数の文字で、機密部分を置換する。例えば機
密部分が“2000円”である場合には、文字列“20
00”を、この文字列の文字数である4つの文字で置換
する。このような置換を行うことにより、金額等の数値
の桁数を容易に把握することができるようになる。
【0053】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部2の置換処理部21は、以下のような処理を実
行する。まず、図11に示す処理において、上述の図5
に示すフローチャート中のステップS100からステッ
プS180,ステップS200と同一の処理を実行する
が、ステップS190の処理に代えて図11に示すステ
ップS400及びステップS410に示す処理を実行す
る。
【0054】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
11中のステップS400において、置換処理部21
は、当該機密部分の文字数をカウントし、続くステップ
S410に進む。この際、置換処理部21は、金額,個
数等に含まれる“,(コンマ)”は文字数としてカウン
トしない。また、置換処理部21は、上述の接辞リスト
中の例と一致した文字列も文字数としてカウントしな
い。このように機密部分の文字数をカウントすると置換
処理部21は、続くステップS410において、機密部
分をこの文字数分の所定の文字,例えば“*”で置換す
る。この際、上述のステップS190と同様に、接辞リ
スト(例えば人名接辞リスト,組織名接辞リスト,地名
接辞リスト等)中に例として挙げられた文字列に対して
は置換を行わない。また、文字数分の同一の文字“*”
で置換する代わりにランダムに選択した記号によって置
換するようにしてもよい。これにより、7文字分の機密
部分が、例えば“!#$%&@¥”に変換される。
【0055】これにより、例えば図12(A)中の機密
部分“ABC電気株式会社”の置換を行う文字数は、同
図(B)に示すように“ABC電気”の5文字であり、
置換処理部21は、この部分を同図(C)に示すように
5文字分の“*”で置換する。また、図12(A)中の
機密部分“5,000,000円”の置換を行う文字数
は、同図(B)に示すように“5000000”の7文
字であり、置換処理部21は、この部分を同図(C)に
示すように7文字分の“*”で置換する。
【0056】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS400〜ステップS410までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。
【0057】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、抽出した機密部分の文字数と同数の
文字で、機密部分を置換することにより、金額等の数値
の桁数を容易に把握することができ、機密部分の内容の
推測を容易に行うことができる。
【0058】図13は、本発明の第4の実施形態に係る
電子文書編集装置の構成を示すブロック図である。この
電子文書編集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態
の電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部
1,マスク処理部112及び出力部3とを備えている。
【0059】上述の各実施形態の電子文書編集装置で
は、機密部分の全てを同一の文字,例えば“*”で置換
していたが、全ての項目を同一の文字でマスクしてしま
っては、機密部分の項目を把握し難い結果、機密部分の
憶測が困難になる場合がある。このため、この実施形態
では、抽出した機密部分の項目に応じた異なる文字で機
密部分を置換する。
【0060】このために、この実施形態では、図13に
示すように、マスク処理部112に、機密部分の種類に
応じた文字(マスク記号)を保持するマスク記号記憶部
27を備えている。このマスク記号記憶部27には、図
14に示すように、機密部分の種類とこれに対応するマ
スク記号が記憶されており、置換処理部21は、このマ
スク記号記憶部27を参照し、マスク箇所抽出部20に
よって抽出された機密部分の種類毎に、置換を行うため
のマスク記号を取得し、取得したマスク記号によって置
換を行う。
【0061】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部112の置換処理部21は、以下のような処理
を実行する。まず、図15に示す処理において、上述の
図5に示すフローチャート中のステップS100からス
テップS180,ステップS200と同一の処理を実行
するが、ステップS190の処理に代えて図15に示す
ステップS500及びステップS510に示す処理を実
行する。
【0062】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
15中のステップS500において、置換処理部21
は、タグの種類によって機密部分の種類を判定し、この
判定結果に応じてマスク記号記憶部27を参照し、機密
部分の種類に対応するマスク記号を取得する。続くステ
ップS510において、置換処理部21は、取得したマ
スク記号により、上述のステップS190と同様に機密
部分の置換を実行する。ここで、マスク記号記憶部27
に機密部分の種類に対応するマスク記号が記憶されてい
ない場合には、置換処理部21は当該機密部分の置換を
行わない。また、置換処理部21は、上述のステップS
190と同様に、接辞リスト(例えば人名接辞リスト,
組織名接辞リスト,地名接辞リスト等)中に例として挙
げられた文字列に対しては置換を行わない。
【0063】これにより、例えば図16(A)中の機密
部分“ABC電気株式会社”中の“ABC電気”が、同
図(B)に示すように組織名を示す“*”に置換され、
当該機密部分が“**株式会社”に変換される。また、
図16(A)中の機密部分“5,000,000円”中
の“5,000,000”が、同図(B)に示すように
金額を示す“(星印)(星印)”に置換され、当該機密
部分が“(星印)(星印)円”に変換される。このよう
に置換された機密部分を見ることにより、電子文書の利
用者は、機密部分の各項目の種類を容易に認識すること
ができる。
【0064】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS500,ステップS510までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。
【0065】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、抽出した機密部分の種類毎に置換を
行うための文字を異なる文字として機密部分を置換する
ことにより、機密部分の種類を容易に認識することがで
き、機密部分の内容の憶測を容易にすることができる。
【0066】本発明の第5の実施形態に係る電子文書編
集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態の電子文書
編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部1,マスク処
理部102及び出力部3とを備えている。
【0067】上述の第3の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分の全てを当該機密部分と同じ文字数の所
定文字,例えば“*”で置換していたが、完全にマスク
してしまっては、機密部分の内容を憶測することが困難
である。このため、この実施形態では、抽出した機密部
分の一部の文字のみを置換する。この置換を行う文字の
選択は、例えば各文字を所定の文字で置換するか否かを
ランダムに決定し、置換を行うこととした文字に対して
置換を行うようにする。
【0068】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部2の置換処理部21は、以下のような処理を実
行する。まず、図17に示す処理において、上述の図5
に示すフローチャート中のステップS100からステッ
プS180,ステップS200と同一の処理を実行する
が、ステップS190の処理に代えて図17に示すステ
ップS600及びステップS610に示す処理を実行す
る。
【0069】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
17中のステップS600において、置換処理部21
は、抽出された機密部分の各文字について、置換するか
否かをランダムに決定し、置換を行うこととした文字に
対して続くステップS610において所定の文字に置換
する。
【0070】これにより、例えば図18(A)中の機密
部分“山田建設”が、同図(B)に示すように“山**
設”に置換される。なお、この例は、置換確率を50%
とした場合の置換例を示している。このように置換され
ていない文字により機密部分内容の憶測をすることが容
易になる。
【0071】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS600,ステップS610までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。
【0072】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、機密部分の各文字をランダムに置換
することにより、置換されていない文字により機密部分
内容の憶測をすることが容易になる。
【0073】図19は、本発明の第6の実施形態に係る
電子文書編集装置の構成を示すブロック図である。この
電子文書編集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態
の電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部
1,マスク処理部122及び出力部3とを備えている。
【0074】上述の第3の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分の全てを当該機密部分と同じ文字数の所
定文字,例えば“*”で置換していたが、全ての機密部
分について同一の文字でマスクしてしまっては、機密部
分の内容を憶測することが困難である。このため、この
実施形態では、抽出した機密部分内の固有名詞の内、同
一の文字列については同一のマスク文字列に置換する。
さらに、この実施形態では、機密部分の種類を知ること
ができるように、マスク文字列を機密部分の種類を示す
文字等とする。例えば機密部分中に複数の人名,例えば
“山田さん”,“田中さん”が存在した場合に、各々を
識別できるように、“山田さん”を“人名1”に置換
し、“田中さん”を“人名2”に置換する。
【0075】このために、この実施形態では、図19に
示すように、マスク処理部122に、機密部分の内容と
置換すべき文字列の対応を一時的に記憶する置換情報一
時記憶部28を備えている。この置換情報一時記憶部2
8には、図20に示すように、マスク箇所抽出部20に
よって抽出された機密部分の内容と当該機密部分の種類
及び置換すべき文字列が対応付けられて記憶されてい
る。なお、同じ文字列を認識するだけであれば、必ずし
も機密部分の種類を示す文字としなくてもよく、例えば
同じ文字列毎に固有の文字列としてもよい。なお、この
置換情報一時記憶部28の内容は、処理単位の電子文書
毎にクリアされ、置換処理前は何もデータを持たず、置
換処理中に置換した固有名詞の、置換前と置換後の文字
列を一時的に記憶し、同一の電子文書内で既に置換した
文字列と同じ文字列が新たに抽出されたときに、同じ文
字列に置換するために使用される。
【0076】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部122の置換処理部21は、以下のような処理
を実行する。まず、図21に示す処理において、上述の
図5に示すフローチャート中のステップS100からス
テップS180,ステップS200と同一の処理を実行
するが、ステップS190の処理に代えて図21に示す
ステップS700〜ステップS730に示す処理を実行
する。
【0077】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
21中のステップS700において、置換処理部21
は、抽出された機密部分内の文字列が置換情報一時記憶
部28に記憶されているか否かを検出し、記憶されてい
なければ、続くステップS710に進み、抽出した機密
部分を当該部分の種類を示す文字,例えば“人名”と当
該種類内の個々の機密部分を示す番号(連番)を示す文
字,例えば“1”で置換する。この際、連番は、置換情
報一時記憶部28に、登録されていない最小の数字とす
る。そして、続くステップS720において、当該置換
した文字列を置換情報一時記憶部28に登録し、ステッ
プS160に戻る。
【0078】一方、ステップS700において、抽出さ
れた機密部分内の文字列が置換情報一時記憶部28に記
憶されていればステップS730に進み、置換情報一時
記憶部28に記憶されている文字列で置換してステップ
S160に戻る。
【0079】これにより、抽出された機密部分の固有名
詞が、その種類及び種類内の番号を示す文字に置換され
る。例えば図22(A)中のの“ABC電気株式会
社”は、当該文書中の最初の組織名であるとして、同図
(B)に示すように、“[組織名1]株式会社”に置換
され、置換情報一時記憶部28に[組織名1]として登
録される。また、図22(A)中のの“ABC電気”
を処理する際には、当該文字列が、既に[組織名1]と
して置換情報一時記憶部28に登録されているため、同
図(B)に示すように、当該文字列は“[組織名1]”
に置換される。さらに、図22(A)中のの“山田建
設株式会社”を処理する際には、当該文字列が置換情報
一時記憶部28に登録されておらず、既に[組織名1]
が置換情報一時記憶部28に登録されているため、同図
(B)に示すように、当該文字列が“[組織名2]株式
会社”に置換される。また、図22(A)中の“河田
様”は、当該文書中の最初の人名であるとして、同図
(B)に示すように、“[人名1]様”に置換される。
【0080】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS700〜ステップS730までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。
【0081】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、抽出した機密部分の、同じ固有名詞
を同じ文字列に置換することにより、同一のマスク文字
列に対応するマスク前の文字列が同じであったことを知
ることができる。また、同じ固有名詞を、当該固有名詞
の種類に対応した,例えば当該種類を示す文字列に置換
することにより、マスクされた固有名詞の種類を知るこ
とができる。これにより、機密部分の内容の推測をより
容易にすることができる。
【0082】図23は、本発明の第7の実施形態に係る
電子文書編集装置の構成を示すブロック図である。この
電子文書編集装置は、上述の図19に示す第6の実施形
態の電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部
1,マスク処理部132及び出力部3とを備えている。
【0083】上述の第6の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分の同一の文字列に対して同一のマスク文
字列に置換し、さらに、機密部分の種類の認識を容易に
するために、マスク文字列を機密部分の種類を示す文字
列としていたが、これだけではマスク前の文字列を類推
することが困難な場合もあった。このため、この実施形
態では、電子文書にマスク文字列から機密部分の内容を
連想するために役立ちそうな文字列(連想情報)を付加
している。
【0084】このために、この実施形態では、図19の
構成に加えて、マスク処理部132に、機密部分の内容
と連想情報とを対応付けて記憶する連想情報記憶部29
を設けている。この連想情報記憶部29には、図24に
示すように、マスク箇所抽出部20によって抽出された
機密部分の内容と当該機密部分の種類及び連想情報が対
応付けられて記憶されている。例えば“ABC電気”に
対しては、種類組織名(o)及び連想情報“わが社を表
す。”が対応付けられており、“山田建設”に対して
は、種類組織名(o)及び連想情報“取引先の建設会社
である。”が対応付けられている。
【0085】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部132の置換処理部21は、上述の図21と同
様な処理を実行する。この際、図21中のステップS7
20において、機密部分の新たな文字列を置換情報一時
記憶部28に登録した後、連想情報記憶部29を参照
し、置換情報一時記憶部28に登録した機密部分の文字
列に対応する連想情報が登録されていれば、これを取得
し、マスク処理後の電子文書の文末に、機密部分の文字
列に対応するマスク文字列と取得した連想情報を対応さ
せて付加する。なお、ステップS710とステップS7
20の間に、同様の処理を実行するステップを設けても
よい。
【0086】このような処理を行って、上述の図21中
のステップS170〜ステップS180,ステップS7
00〜ステップS730までの処理を繰り返し、全ての
機密部分についてのマスク処理が終了すると、図25
(A)に示す電子文書は、同図(B)に示すように、上
述の第6の実施形態と同様に、同じ固有名詞が同じマス
ク文字列で置換され、さらに、文末に、マスク文字列に
対応する連想情報が付加された電子文書に変換される。
なお、文末に連想情報を付加する代わりに、別のファイ
ルとしてもよく、あるいは、例えば電子メールのメッセ
ージを編集する場合では、他のメッセージあるいは当該
メッセージの添付ファイルとしてもよい。
【0087】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、上述の第6の実施形態の効果に加
え、マスク文字列に対応する連想情報により、置換前の
機密部分の内容の推測をより容易に行うことができる。
【0088】図26は、本発明の第8の実施形態に係る
電子文書編集装置の構成を示すブロック図である。この
電子文書編集装置は、上述の図1に示す第1の実施形態
の電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部
1,マスク処理部142及び出力部3とを備えている。
【0089】上述の第7の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分の同一の文字列に対して同一のマスク文
字列に置換し、さらに、機密部分の種類の認識を容易に
するために、マスク文字列を機密部分の種類を示す文字
列とし、さらに、マスク文字列から機密部分の内容を連
想するために役立ちそうな連想情報を付加していた。
【0090】この連想情報として、内部の者には知られ
ている(あるいは内部の者には周知である)が外部の者
には知られていない,例えば事業所内等の内部でのニッ
クネーム,商品等の内部コード等を用いることができる
場合には、これらのニックネーム,内部コード等をマス
ク文字列としても用いることができる。また、内部の者
に知られているニックネーム,内部コード等をマスク文
字列として用いれば、上述の第7の実施形態のように、
文末にマスク文字列と連想情報との対応関係を示さなく
ても、マスク文字列に対応する機密部分の内容を(容易
に)推測することができる。
【0091】このため、この電子文書編集装置は、上述
の第1の実施形態の電子文書編集装置の構成に加えて、
マスク処理部142に、機密部分の内容を連想するため
に役立ちそうな文字列(連想情報)を記憶する連想情報
記憶部29を設けている。この連想情報記憶部29に
は、上述の図24とは異なり、マスク文字列としても用
いられる上述のニックネーム,内部コード等が機密部分
の内容,機密部分の種類に対応する連想情報として記憶
されている。この連想情報は、各固有名詞毎に設定して
おいてもよく、例えば図27に示すように、組織名であ
れば“ABC電気”に対応する連想情報“A電気”のよ
うにイニシャルとしても、“山田建設”に対応する連想
情報“山建”のように略称としてもよい。また、例えば
商品名であれば“商品Aサーバ”に対応する“SV19
95”のように内部コードとすることができる。
【0092】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部142の置換処理部21は、上述の図5と同様
な処理を実行する。図5中のステップS180までの処
理を実行し、マスク箇所抽出部20によって機密部分が
抽出されると、マスク処理部142の置換処理部21
は、ステップS190において、上述の処理の代わりに
抽出された機密部分に対応する連想情報が連想情報記憶
部29に記憶されているか否かを判定し、記憶されてい
れば当該連想情報を取得し、取得した連想情報によって
機密部分の文字列を置換してステップS160に戻る。
また、機密部分に対応する連想情報が連想情報記憶部2
9に記憶されていなければ、機密部分を文字列“**”
で置換してステップS160に戻る。
【0093】これにより、例えば図28(A)中の機密
部分“ABC電気”は連想情報記憶部29中に記憶され
ているため、同図(B)に示すように、当該機密部分に
対応する連想情報“A電気”に変換される。同様に、図
28(A)中の機密部分“商品Aサーバ”,“商品Bサ
ーバ”,“山田建設”は連想情報記憶部29中に記憶さ
れているため、同図(B)に示すように、各々対応する
連想情報“SV1995”,“SV1997”,“山
建”に変換される。また、図28(A)中の機密部分
“河田様”は連想情報記憶部29中に記憶されていない
ため、固有名詞部分が文字“**”によって置換され、
同図(B)に示すように、“**様”に変換される。
【0094】このような処理を行って、上述の図5中の
ステップS170〜ステップS190までの処理を繰り
返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了する
と、ステップS160からステップS200に進み、こ
のステップS200において出力部3がマスク処理され
た電子文書を出力し、処理を終了する。
【0095】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、機密部分を内部の者に知られている
ニックネーム,内部コードによるマスク文字列で置換す
ることにより、置換前の機密部分の内容の推測をより容
易に行うことができる。さらに、第7の実施形態のよう
に、別途マスク文字列と連想情報とを対応付けてマスク
処理後の電子文書に付加する必要がないため、電子文書
のデータサイズの増加を抑制することができる。
【0096】本発明の第9の実施形態に係る電子文書編
集装置は、上述の図7に示す第2の実施形態の電子文書
編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部1,マスク処
理部102及び出力部3とを備えている。
【0097】上述の第2の実施形態の電子文書編集装置
では、機密部分の固有名詞をイニシャルに置換していた
が、イニシャルだけでは、機密部分の内容の推測が容易
でない場合もある。
【0098】このため、この実施形態では、上述の第2
の実施形態と同様に機密部分の固有名詞の読みを決定し
た後、この読みを示すローマ字の一部(例えば子音)の
文字列で、当該機密部分を置換する。このために、置換
処理部21は、読み決定部25が決定した機密部分の固
有名詞の読みから母音を取り除いたマスク文字列を生成
し、このマスク文字列で当該機密部分を置換する。
【0099】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部102の置換処理部21は、以下のような処理
を実行する。まず、図29に示す処理において、上述の
図5に示すフローチャート中のステップS100からス
テップS180,ステップS200と同一の処理を実行
するが、ステップS190の処理に代えて図29に示す
ステップS300及びステップS800〜ステップS8
60に示す処理を実行する。
【0100】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
29中のステップS300において、読み決定部25
は、マスク箇所抽出部20によって抽出された機密部分
が固有名詞かどうか判定し、固有名詞でなければステッ
プS330に進み、抽出された機密部分の文字を上述の
ステップS190と同様に所定の文字(キャラクタ),
例えば文字“**”で置換してステップS160に戻
る。
【0101】一方、抽出された機密部分が固有名詞であ
れば、ステップS800に進み、読み決定部25は、処
理単位である上述のタグで区切られた1つの機密部分内
の全ての部分について処理が終了したか否かを判定し、
終了していなければ続くステップS810〜ステップS
830までの処理を実行し、終了していればステップS
840に進む。
【0102】ステップS810において、読み決定部2
5は、タグで区切られた機密部分の文字列と完全に一致
する文字列が読み情報記憶部26に登録されているか否
かを判定し、登録されていればステップS830に進
み、完全に一致する文字列の読みを読み情報記憶部26
から取得し、ステップS800に戻る。例えば図30に
示す機密部分“<on>ABC</on><onm>電気</onm>”内の
文字列“電気”は、読み情報記憶部26に登録されてい
るため、これに対応する読み“DeNKi”を取得す
る。一方、完全に一致する文字列が登録されていなけれ
ばステップS820に進み、読み決定部25は、機密部
分の個々の文字毎に読みを取得し、ステップS800に
戻る。例えば図30に示す機密部分“<pn>河田</pn>”
内の文字列“河田”は読み情報記憶部26には登録され
ていないので、個々の文字“河”,“田”毎に読み“K
aWa”,“Ta”を取得し、“KaWa+Ta”とす
る。この際、例えば図30中の機密部分“<on>ABC</
on><onm>電気</onm>”内の文字列“ABC”等のアルフ
ァベットについては読みを取得せず、アルファベット表
記をそのまま読みと同様に取り扱う。
【0103】ステップS800〜ステップS830まで
の処理によって1つの機密部分内の全ての文字について
読みが求められると、ステップS800からステップS
840に進み、このステップS840において、電子文
書中で隣接する機密部分の読みを結合する。例えば機密
部分“<on>ABC</on><onm>電気</onm>”の読み“AB
C”,“DeNKi”は“ABCDeNKi”とされ
る。続くステップS850において、結合した読みから
母音を削除する。これにより、読み“ABCDeNK
i”は、“ABCDNK”とされる。また、例えば上述
の文字列“河田”の読み“KaWaTa”は“KWT”
とされる。このように母音を消去した文字列を求める
と、続くステップS860に進み、当該求めた文字列
で、機密部分を置換し、ステップS160に戻る。
【0104】以上のステップS170〜ステップS18
0,ステップS800〜ステップS860までの処理を
繰り返し、全ての機密部分についてのマスク処理が終了
すると、上述の図5における処理と同様に、ステップS
160からステップS200に進み、このステップS2
00において出力部3がマスク処理された電子文書を出
力し、処理を終了する。これにより、例えば図31
(A)に示す機密部分の文字列“ABC電気株式会
社”,“河田様”は、同図(B)に示すように、文字列
“ABCDNK株式会社”,“KWT様”と変換される
ため、イニシャルで表示した場合に比較して内容を推測
することが容易となる。
【0105】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、機密部分の固有名詞をイニシャルで
置換する代わりに、当該固有名詞の読みを示すローマ字
の一部(例えば子音)の文字列で置換することにより、
電子文書の本来の利用者による機密部分の内容の推測を
より容易にすることができる。
【0106】図32は、本発明の第10の実施形態に係
る電子文書編集装置の構成を示すブロック図である。こ
の電子文書編集装置は、上述の図1に示す第1の実施形
態の電子文書編集装置と同様に、マスク処理範囲決定部
1,マスク処理部152及び出力部3とを備えている。
【0107】この電子文書編集装置は、機密部分を所定
の文字で置換する代わりに、機密部分の漢字を、当該漢
字と同一の部首を有する他の漢字で置換することによっ
てマスク処理を行っている。
【0108】例えば機密部分の文字列“沢松”中の文字
“沢”を、例えば同じ「さんずい」を有する文字“決”
に変換し、“松”を、例えば同じ「きへん」を有する
“枝”に変換する。
【0109】このために、この電子文書編集装置では、
マスク処理部152に、部首が同じ漢字を検出するため
の漢字部首情報記憶部30を備えている。この漢字部首
情報記憶部30には、例えば図33に示すように、漢字
の部首と当該部首を有する漢字が対応付けられて記憶さ
れている。
【0110】上述のような置換処理を行うために、マス
ク処理部152の置換処理部21は、以下のような処理
を実行する。まず、図34に示す処理において、上述の
図5に示すフローチャート中のステップS100からス
テップS180,ステップS200と同一の処理を実行
するが、ステップS190の処理に代えて図34に示す
ステップS900〜ステップS940までの処理を実行
する。
【0111】上述の図5に示すフローチャートにおける
動作と同様に、ステップS180までの処理によって、
機密部分がタグで囲まれた文字として抽出されると、図
34中のステップS900において、置換処理部21
は、1つの機密部分内の全ての文字について処理が終了
したか否かを判定し、終了していなければ、続くステッ
プS910〜ステップS940までの処理を実行し、終
了していればステップS200に進む。
【0112】ステップS910では、機密部分の1文字
を処理対象とし、当該処理対象の文字が漢字であるか否
かを判定し、漢字でなければステップS940に進み、
漢字であればステップS920に進む。ステップS92
0において、置換処理部21は、漢字部首情報記憶部3
0から処理対象の漢字と同一の部首を有する漢字を取得
する。取得する漢字は、漢字部首情報記憶部30に記憶
されているものからランダムに選択してもよく、あるい
は、漢字の読み等に応じて変換するための規則を定義し
ておき、これに従って選択するようにしてもよい。処理
対象の漢字と同一の部首を有する漢字を取得すると、置
換処理部21は、続くステップS930に進み、処理対
象の漢字を取得した漢字に置換してステップS900に
戻る。これにより、例えば図35(A)中に示す機密部
分“ABC電気”は、同図(B)に示すように、漢字
“電”が同じ「あめかんむり」を有する「雪」に置換さ
れ、漢字“気”が同じ「きがまえ」を有する「氣」に置
換される。このように、同じ部首を有する漢字に変換す
ることにより、機密部分の内容の推測が容易になる。
【0113】一方、処理対象の文字が漢字でない場合に
は、ステップS910からステップS940に進み、処
理対象の文字を所定の文字,例えば“*”で置換してス
テップS900に戻る。これにより、例えば図35
(A)中に示す機密部分“ABC電気”内の文字列“A
BC”は、同図(B)に示すように、3文字の“*”に
置換される。
【0114】ステップS900〜ステップS940まで
の処理によって1つの機密部分内の全ての文字について
のマスク処理が終了すると、ステップS900からステ
ップS160に戻る。そして、1つの電子文書内の全て
の機密部分についてのマスク処理が終了すると、ステッ
プS160からステップS200に進み、出力部3がマ
スク処理された電子文書を出力し、処理を終了する。
【0115】以上説明したように、この実施形態の電子
文書編集装置では、機密部分の漢字を同一の部首を有す
る他の漢字に置換することにより、電子文書の本来の利
用者による機密部分の内容の推測をより容易にすること
ができる。
【0116】以上の各実施形態では、本発明を電子文書
編集装置に適用した場合について説明したが、以下の実
施形態では、本発明を電子文書の1つであるメッセージ
を送受信するための電子メール装置に適用した場合につ
いて説明する。
【0117】図36は、本発明の第11の実施形態に係
る電子メール装置の構成を示している。この電子メール
装置50は、インタネット,イントラネットあるいはL
AN(Local Area Network)等のネットワーク40を介
して接続された他の電子メール装置と電子メール(メッ
セージ)の送受信を行うための送受信部51と、ユーザ
が送信するメッセージ(送信メッセージ)を作成するた
めの作成部52と、送信メッセージが機密を要するもの
であるか否かを判断する機密判断部53と、送信メッセ
ージの編集を制御する編集制御部54と、送信メッセー
ジに対して上述のマスク処理に相当する伏字処理を実行
する伏字処理部55と、転送先のアドレスを記憶する転
送先記憶部57とを備えている。
【0118】この電子メール装置50は、例えばパーソ
ナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置によって実
現されており、送受信部51は、例えば当該装置におい
て実行されているプログラムによって実現されるSMT
Pサーバ,POPサーバ等によって実現されている。な
お、これ以外のプロトコルを用いた電子メールシステム
であってもよい。また、この送受信部51は、この送受
信部51が受信したメッセージを他の宛先に転送する機
能を有している。転送先を示した転送先アドレスは、転
送先記憶部57に記憶されている。
【0119】また、作成部52は、例えば当該装置にお
いて実行されているメール送受信プログラム(メーラ)
等によって実現されている。同様に、機密判断部53,
編集制御部54,伏字処理部55も、当該装置において
実行されるプログラムによって実現されている。
【0120】また、伏字処理部55は、メッセージ内の
固有名詞,数値等の機密部分に対して外部の者に知られ
ないように伏字処理する。この伏字処理の具体例として
は、上述の各実施形態において示したマスク処理を用い
る。
【0121】転送先記憶部57には、図40に示すよう
に、宛先アドレスと転送先アドレスが対応付けられて記
憶されている。すなわち、電子メール装置50の送受信
部51が転送すべきメッセージの宛先アドレスと、転送
すべき転送先のアドレス(転送先アドレス)が対応付け
られて記憶されている。また、1つの宛先アドレスに対
して複数の転送先アドレスを記憶することもできるよう
になっている。例えば図40の例では、宛先アドレスK
awa@bb#.ne.jpに対してKawa@bc
#.ne.jpとKawa@bd#.ne.jpが登録
されている。また、この転送先記憶部57は、例えば電
子メール装置50のOSとしてUNIX(登録商標)互
換のOSを用いている場合には、転送すべきメッセージ
の宛先のユーザのforwardファイルとすることが
でき、このファイルには転送先アドレスが登録されてい
る。なお、この場合、上述の図40中の宛先アドレスは
当該ユーザのアカウントで特定できるため、必ずしもf
orwardファイルに記憶する必要はない。
【0122】以下、上述のように構成された電子メール
装置の動作を、送受信部51が受信したメッセージを他
の宛先に転送する場合について説明する。機密判断部5
3は、送受信部51によるメッセージの転送の際の発信
要求の有無を監視しており、発信要求があると図37中
のステップS1000からの処理を開始し、このステッ
プS1000において、機密判断部53は、発信要求を
受理して続くステップS1010に進む。
【0123】ステップS1010からステップS103
0までの処理では、発信が要求されたメッセージが機密
を要するものであるか否かを判断している。具体的に
は、この判断は、メッセージの宛先に応じて判断し、例
えば企業等の組織内のいわゆるイントラネット内で送受
信されるメッセージをイントラネット外のアドレスに転
送する場合等に、機密を要するものと判断する。
【0124】ステップS1010において、送受信部5
1は、転送しようとするメッセージのヘッダ部分から宛
先アドレスを抽出し、抽出した宛先アドレスに対応する
転送先アドレスを、続くステップS1015において転
送先記憶部57から1つ抽出する。続くステップS10
20において、機密判断部53は、転送しようとするメ
ッセージのヘッダ部分から差出人アドレスを抽出し、抽
出した差出人アドレスと宛先アドレスのドメイン名を比
較し、一致していなければステップS1050に進み、
一致していれば続くステップS1030に進む。従っ
て、イントラネット内で送受信されるメッセージであれ
ば差出人アドレスと宛先アドレスのドメイン名が一致し
ているためステップS1030に進むが、イントラネッ
ト内で送受信されるメッセージでなければ差出人アドレ
スと宛先アドレスのドメイン名が一致していないためス
テップS1050に進む。
【0125】ステップS1030では、宛先アドレスと
転送先のアドレスのドメイン名を比較し、一致していれ
ばステップS1050に進み、一致していなければ続く
ステップS1040に進み、このステップS1040に
おいて伏字処理を実行した後、ステップS1050に進
む。イントラネット内で送受信されるメッセージをイン
トラネット外に転送する場合には、宛先アドレスと転送
先のアドレスのドメイン名が異なるためステップS10
40に進むが、宛先アドレスと転送先のアドレスのドメ
イン名が一致していれば、ステップS1050に進む。
【0126】ステップS1050では、転送先のアドレ
スに対して、転送が指示されたメッセージを送信し、ス
テップS1060に進む。ステップS1060では、転
送が指示されたメッセージの全ての転送先アドレスにつ
いて上述のステップS1010からステップS1050
までの処理を実行したか否かを判定し、全ての転送先に
ついて処理が終了していなければステップS1015に
戻り、再度、転送先記憶部57から転送先アドレスを抽
出してステップS1015〜ステップS1050までの
処理を実行する。全ての転送先について処理が終了して
いれば、処理を終了する。
【0127】以上説明したように、この実施形態の電子
メール装置では、上述のように、転送されるメッセージ
の宛先アドレス,差出人アドレス及び転送先アドレスに
よって、機密を要するか否かを判定し、必要である場合
には、伏字処理すなわち上述の各実施形態において示し
たいずれかのマスク処理を実行してメッセージを転送す
ることにより、機密を要する転送先について自動的にマ
スク処理をすることができる。
【0128】図38は、本発明の第12の実施形態に係
る電子メール装置の構成を示している。この電子メール
装置50は、上述の図36に示す第12の実施形態のメ
ール装置と同様に、送受信部51,作成部52,機密判
断部53,編集制御部54,伏字処理部55を備えてお
り、さらに、イントラネット内の内部ドメインのドメイ
ン名を記憶する内部ドメイン記憶部56を備えている。
【0129】上述の第11の実施形態では、イントラネ
ット内の内部ドメインが一つであるとして、イントラネ
ットの内外の判断を宛先アドレス,差出人アドレス及び
転送先アドレス内のドメイン名で判断していた。しかし
ながら、イントラネット内の内部ドメインが複数である
場合には、各々のドメイン名が異なるため、イントラネ
ット内で送受信されるメッセージであっても宛先アドレ
スと差出人アドレスのドメイン名が異なる場合がある。
このような場合にも、機密を要するとして伏字処理の対
象とすべく、この実施形態のメール装置では、イントラ
ネット内の内部ドメインのドメイン名をも考慮して機密
の要否の判断を行うようになっている。
【0130】このために、内部ドメイン記憶部56に
は、図39に示すように、イントラネット内の全ての内
部ドメインのドメイン名が記憶されている。
【0131】上述のように構成された電子メール装置で
は、上述の図37に示す処理と同様の処理が実行される
が、図37中のステップS1020及びステップS10
30においては、内部ドメイン記憶部56に記憶された
全ての内部ドメインのドメイン名が考慮される。
【0132】すなわち、ステップS1020では、宛先
アドレスと差出人アドレスのドメイン名が共に内部ドメ
イン記憶部56に記憶されていれば、ドメイン名が一致
していると判定する。また、ステップS1030では、
宛先アドレスと転送先アドレスのいずれか一方のドメイ
ン名が内部ドメイン記憶部56に記憶されており、他方
が記憶されていなければ、ドメイン名が不一致であると
判定する。このようなドメイン名の判断を行うことによ
り、イントラネット内の内部ドメインを考慮して、機密
の要否の判断を正確に行うことができる。
【0133】以上説明したように、この実施形態の電子
メール装置では、上述のように、イントラネット内の全
ての内部ドメインのドメイン名に基づいて機密の要否を
判断しているので、機密の要否の判断を正確に行うこと
ができる。これにより、機密を要するイントラネット内
で送受信されるメッセージがマスク処理されずにイント
ラネット外に転送されることを防止することができ、機
密の漏洩の可能性の低減に寄与することができる。
【0134】
【発明の効果】本発明では、外部から供給された電子文
書中の、当該電子文書の種類に応じて決定された処理範
囲に対して、マスク処理を実行することにより、電子メ
ールのメッセージ,テキスト形式のファイル等の電子文
書の内容が漏洩する可能性の低減に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子文書編集装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記電子文書編集装置を構成する固有名詞辞書
部に記憶された固有名詞の例を示す図である。
【図3】前記電子文書編集装置を構成する統合規則記憶
部に記憶された統合規則の例を示す図である。
【図4】前記電子文書編集装置を構成する抽出規則記憶
部に記憶された抽出規則の例を示す図である。
【図5】前記電子文書編集装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】前記電子文書編集装置によるマスク処理の過程
における電子文書の例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る電子文書編集装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】前記電子文書編集装置を構成する読み情報記憶
部に記憶された読み情報の例を示す図である。
【図9】前記電子文書編集装置の動作の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図10】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る電子文書編集
装置の動作の一部を示すフローチャートである。
【図12】前記電子文書編集装置によるマスク処理の過
程における電子文書の例を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係る電子文書編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図14】前記電子文書編集装置を構成するマスク記号
記憶部に記憶されたマスク記号の例を示す図である。
【図15】前記電子文書編集装置の動作の一部を示すフ
ローチャートである。
【図16】前記電子文書編集装置によるマスク処理の過
程における電子文書の例を示す図である。
【図17】本発明の第5の実施形態に係る電子文書編集
装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施形態に係る電子文書編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図20】前記電子文書編集装置を構成する置換情報一
時記憶部に記憶された置換文字列の例を示す図である。
【図21】前記電子文書編集装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図22】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図23】本発明の第7の実施形態に係る電子文書編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図24】前記電子文書編集装置を構成する連想情報記
憶部に記憶された連想情報の例を示す図である。
【図25】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図26】本発明の第8の実施形態に係る電子文書編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図27】前記電子文書編集装置を構成する連想情報記
憶部に記憶された連想情報の例を示す図である。
【図28】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図29】本発明の第9の実施形態に係る電子文書編集
装置の動作を示すフローチャートである。
【図30】前記電子文書編集装置による固有名詞の読み
の変換の例を示す図である。
【図31】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図32】本発明の第10の実施形態に係る電子文書編
集装置の構成を示すブロック図である。
【図33】前記電子文書編集装置を構成する漢字部首情
報記憶部に記憶された漢字リストの例を示す図である。
【図34】前記電子文書編集装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図35】前記電子文書編集装置によるマスク処理の前
後における電子文書の例を示す図である。
【図36】本発明の第11の実施形態に係る電子メール
装置の構成を示すブロック図である。
【図37】前記電子メール装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図38】本発明の第12の実施形態に係る電子メール
装置の構成を示すブロック図である。
【図39】前記電子メール装置の内部ドメイン記憶部に
記憶されるドメイン名を示すデータの例を示す図であ
る。
【図40】前記転送先記憶部に記憶される転送先の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 マスク処理範囲決定部 2,102,112,122,132,142,152
… マスク処理部 3 出力部 20 マスク箇所抽出部 21 置換処理部 22 固有名詞辞書部 23 統合規則記憶部 24 抽出規則記憶部 25 読み決定部 26 読み情報記憶部 27 マスク記号記憶部 28 置換情報一時記憶部 29 連想情報記憶部 30 漢字部首情報記憶部 40 ネットワーク 50 電子メール装置 51 送受信部 52 作成部 53 機密判断部 54 編集制御部 55 伏字処理部 56 内部ドメイン記憶部 57 転送先記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給された電子文書の種類を判
    定する種類判定手段と、 該種類判定手段の判定結果に基づいて、予め電子文書の
    種類毎に設定されているマスク処理範囲に応じて前記外
    部から供給された電子文書に対してマスク処理を行う処
    理範囲を決定する処理範囲決定手段と、 前記外部から供給された電子文書の前記処理範囲決定手
    段で決定された処理範囲に対して、マスク処理を実行し
    て出力する処理手段とを備えることを特徴とする電子文
    書編集装置。
  2. 【請求項2】 前記外部から供給された電子文書の種類
    には、少なくとも電子メールのメッセージが含まれるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子文書編集装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、前記処理範囲決定手段
    で決定されたマスク処理範囲から機密情報を示す部分を
    抽出し、該機密情報を示す部分の全てまたは1部を他の
    情報に置換することによってマスク処理を実行すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電子文書編集装
    置。
  4. 【請求項4】 転送すべきメッセージに関するアドレス
    情報に応じて、該メッセージにマスク処理を行うか否か
    を判定するマスク判定手段と、 前記メッセージ中の予め設定されているマスク処理範囲
    に対してマスク処理を実行するマスク処理手段と、 前記マスク判定手段がマスク処理を行わないと判定した
    場合には、前記転送すべきメッセージを前記アドレス情
    報によって指定されるアドレスに転送し、前記マスク判
    定手段がマスク処理を行うと判定した場合には、前記マ
    スク処理手段によってマスク処理されたメッセージを前
    記アドレス情報によって指定されるアドレスに転送する
    転送手段とを備えることを特徴とする電子メール装置。
  5. 【請求項5】 前記マスク判定手段は、転送すべきメッ
    セージ中の差出人アドレスと宛先アドレスと、該宛先ア
    ドレスに対して予め設定された転送先アドレスに基づい
    て該メッセージのマスク処理を行うか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電子メール装置。
  6. 【請求項6】 前記マスク判定手段は、転送すべきメッ
    セージ中の差出人アドレスと宛先アドレスのドメイン名
    が同一であり、かつ、宛先アドレスと該宛先アドレスに
    対して予め設定された転送先アドレスのドメイン名が同
    一でない場合にマスク処理を行うと判定することを特徴
    とする請求項4に記載の電子メール装置。
  7. 【請求項7】 イントラネット内の全ての内部ドメイン
    名を登録する内部ドメイン記憶手段を有し、 前記マスク判定手段は、転送すべきメッセージ中の差出
    人アドレスと宛先アドレスのドメイン名が前記内部ドメ
    イン記憶手段に記憶されており、かつ、宛先アドレスに
    対して予め設定された転送先アドレスのドメイン名が前
    記内部ドメイン記憶手段に記憶されていない場合にマス
    ク処理を行うと判定することを特徴とする請求項4に記
    載の電子メール装置。
  8. 【請求項8】 前記転送手段は、前記マスク判定手段が
    マスク処理を行わないと判定した場合には、前記転送す
    べきメッセージを該メッセージ中の宛先アドレスに対し
    て予め設定された転送先アドレスに転送し、前記マスク
    判定手段がマスク処理を行うと判定した場合に、該マス
    ク処理手段によってマスク処理されたメッセージを前記
    転送先アドレスに転送することを特徴とする請求項4か
    ら請求項7のいずれかに記載の電子メール装置。
  9. 【請求項9】 前記マスク処理手段は、前記メッセージ
    の機密情報を示す部分を抽出し、該機密情報を示す部分
    の全てまたは一部を他の情報に置換するマスク処理を実
    行することを特徴とする請求項4から請求項8のいずれ
    かに記載の電子メール装置。
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