JP2014186425A - 文章マスク装置及び文章マスクプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文章マスク装置1000は、電子文章を読み込む電子ファイル読取部130と、マスキングすべき複数の異なる文字列が定義された機密文字列テーブル120A−1を格納する機密文章記憶部120と、電子ファイル読取部130が読み込んだ電子文章に機密文字列テーブル120A−1に定義された複数の特定の文字列が存在するかどうかを探索し、複数の特定の文字列を発見したときに、電子文章に存在する複数の特定の文字列をマスキングするマスク処理部180とを備える。
【選択図】図1
Description
電子文章を読み込む電子文章読込部と、
マスキングすべき複数の異なる文字列が定義されたマスク文字列情報を格納するマスク文字列情報格納部と、
前記電子文章読込部が読み込んだ前記電子文章に前記マスク文字列情報に定義された複数の特定の文字列が存在するかどうかを探索し、前記複数の特定の文字列を発見したときに、前記電子文章に存在する前記複数の特定の文字列をマスキングするマスク処理部と
を備えたことを特徴とする。
図1〜図5を参照して実施の形態1を説明する。図1は、文章マスク装置1000のブロック図である。文章マスク装置1000は、操作部110、機密文章記憶部120(マスク文字列情報格納部)、電子ファイル読取部130(電子文章読込部)、文章データ記憶部140、機密文章マッチング部150、機密文章マスキング部160、電子ファイル書込部170を備える。
(2)機密文章記憶部120は、操作部110から入力された単語または文節からなる機密文字列を記憶する。
(3)電子ファイル読取部130は、操作部110から入力された処理対象の電子ファイル10を開き、文章データ(電子文章)を読み出す。
(4)文章データ記憶部140は、電子ファイル読取部130で読み出した文章データを記憶する。
(5)機密文章マッチング部150は、文章データ記憶部140に記憶されている文章データと、機密文章記憶部120に記憶されている機密文字列(図2の機密文字列情報120A−1の機密文字列)との比較を行う。
(6)機密文章マスキング部160は、文章データ記憶部140に記録された文章データを、機密文章マッチング部150のマッチング結果に基づきマスキングデータで上書きする。なお、機密文章マッチング部150と機密文章マスキング部160とは、マスク処理部180を構成する。
(7)電子ファイル書込部170は、文章データ記憶部140に記録されている文章データで電子ファイル10の内容を更新して電子ファイル10aとして保存する。
図2は、操作部110から入力された機密文字列を用いて生成された機密文字列情報120A−1(マスク文字列情報)を示す図である。機密文字列は、単語または分節単位で、操作部110から入力する。「種別」は、その機密文字列が単語か分節かを示す。機密文字列情報120A−1は、機密文章記憶部120に格納される。機密文字列情報120A−1は、操作部110(機密文字列情報生成部)が生成しても良いし、機密文章記憶部120(機密文字列情報生成部)が生成してもよい。
図3は、文章マスク装置1000の動作を示すフローチャートである。図3のフローチャートに従って説明する。操作部110から処理対象の電子ファイル10を指定することにより処理が開始する。まず電子ファイル読取部130が文章データ記憶部140を初期化する。その後、電子ファイル読取部130が、処理対象の電子ファイル10から読み出した文章データを文章データ記憶部140に入力する(ST1)。
次に、機密文章マッチング部150は、文章データ記憶部140の文章データと、機密文章記憶部120の機密文字列情報120A−1の機密文字列とを比較(マッチング)する(ST2)。
機密文章マッチング部150は、タイプ1のマッチング方式として、以下の様なマッチング処理を行う。
図4は、タイプ1のマッチング方式を説明する図である。機密文章マッチング部150は、文章データ記憶部140の文章データに、機密文字列情報120A−1に定義された文字列のうち、例えば特定の文字列である「AAA」と、特定の文字列である「BBB」との両方が存在する場合にのみ、特定文字列「AAA」と特定文字列「BBB」とをマスキングするというマスキング設定がされている。この設定、つまり、存在すべき複数の特定文字列の設定と、その存在のAND条件の設定とは、操作部110から機密文章マッチング部150に対して行う。この設定がされている場合機密文章マッチング部150は、これら複数の特定文字列が存在するかどうか文章データを探索する。図4(a)の場合には、処理対象の文章データには特定文字列「AAA」しか存在しないので、機密文章マスキング部160は特定文字列「AAA」をマスキングしない。一方、図4(b)の場合には、処理対象の文章データには特定文字列「AAA」と特定文字列「BBB」とが存在する(AND条件の成立)。このため、機密文章マッチング部150が探索により特定文字列「AAA」と特定文字列「BBB」との存在を発見すると、機密文章マスキング部160が特定文字列「AAA」、特定文字列「BBB」をマスキングする。
機密文章マッチング部150が行うマッチング処理は、以下のタイプ2のマッチング方式でもよい。タイプ2のマッチング方式は、処理対象の文章データの特定の範囲毎に、タイプ1として説明したマッチング方式の処理を実行する内容である。
図6を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施の形態1の文章マスク装置1000を、「受信アドレス」に対して電子メールによって送信しようとする送信前の電子文章に適用する場合を説明する。
機密文章マッチング部150は、実施の形態3において、タイプ3のマッチング方式として、以下のマッチング処理を行う。まず操作部110は、文章データ(電子文章)として、電子メールで送信される送信前の文章データであって、送信アドレスと受信アドレスとの少なくともいずれかが決定された電子メールの文章データを読み込む。ここで「送信アドレス」とは電子メールを送信する送信側のアドレスであり、「受信アドレス」とは電子メールを受信する受信側のアドレスをいう。機密文章マッチング部150は、アドレス帳120Bと、機密等級対応情報120Cと、機密文字列情報120A−2とに基づいてマスキングするべき機密等級に応じた機密文字列を文章データの中から探索する。機密文章マスキング部160は、機密文章マッチング部150が機密文字列を発見すると、その機密文字列をマスキングする。
図7を参して実施の形態3を説明する。実施の形態3は、コンピュータである文章マスク装置1000のハードウェア構成を述べる。
Claims (5)
- 電子文章を読み込む電子文章読込部と、
マスキングすべき複数の異なる文字列が定義されたマスク文字列情報を格納するマスク文字列情報格納部と、
前記電子文章読込部が読み込んだ前記電子文章に前記マスク文字列情報に定義された複数の特定の文字列が存在するかどうかを探索し、前記複数の特定の文字列を発見したときに、前記電子文章に存在する前記複数の特定の文字列をマスキングするマスク処理部と
を備えたことを特徴とする文章マスク装置。 - 前記マスク処理部は、
前記電子文章の設定された設定探索範囲ごとに、前記複数の特定の文字列が存在するかどうかを探索し、前記設定探索範囲に前記特定の文字列を発見したときに、前記設定探索範囲に存在する前記複数の特定の文字列をマスキングすることを特徴とする請求項1記載の文章マスク装置。 - 前記文章マスク装置は、さらに、
電子メールのアドレスと、前記アドレスの属性とが対応づけられたアドレス対応情報を前記アドレスごとに複数格納するアドレス対応情報格納部と、
前記属性と機密等級とが対応付けられた機密等級対応情報を属性ごとに格納する機密等級対応情報格納部と
を備え、
前記マスク文字列情報格納部が格納する前記マスク文字列情報は、
前記文字列ごとに前記機密等級が対応付けられており、
前記電子文章読込部は、
前記電子文章として、電子メールで送信される送信前の電子文章であって前記電子メールを送信する送信側の送信アドレスと前記電子メールを受信する受信側の受信アドレスとの少なくともいずれかが決定された電子メール文章を読み込み、
前記マスク処理部は、
前記アドレス対応情報と、前記機密等級対応情報と、前記マスク文字列情報とに基づいてマスキングするべき前記機密等級に応じた前記文字列を前記電子メール文章から探索し、探索によって発見した前記文字列をマスキングすることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の文章マスク装置。 - 電子文章を読み込む電子文章読込部と、
マスキングすべき複数の異なる文字列が定義されたマスク文字列情報を格納するマスク文字列情報格納部と、
前記電子文章読込部が読み込んだ前記電子文章に前記マスク文字列情報に定義された特定の文字列が存在するかどうかを探索し、前記特定の文字列を発見したときに、前記電子文章に存在する前記特定の文字列をマスキングするマスク処理部と、
電子メールのアドレスと、前記アドレスの属性とが対応づけられたアドレス対応情報を前記アドレスごとに複数格納するアドレス対応情報格納部と、
前記属性と機密等級とが対応付けられた機密等級対応情報を属性ごとに格納する機密等級対応情報格納部と
を備え、
前記マスク文字列情報格納部が格納する前記マスク文字列情報は、
前記文字列ごとに前記機密等級が対応付けられており、
前記電子文章読込部は、
前記電子文章として、電子メールで送信される送信前の電子文章であって前記電子メールを送信する送信側の送信アドレスと前記電子メールを受信する受信側の受信アドレスとの少なくともいずれかが決定された電子メール文章を読み込み、
前記マスク処理部は、
前記アドレス対応情報と、前記機密等級対応情報と、前記マスク文字列情報とに基づいてマスキングするべき前記機密等級に応じた前記文字列を前記電子メール文章から探索し、探索によって発見した前記文字列をマスキングすることを特徴とする文章マスク装置。 - コンピュータを、
電子文章を読み込む電子文章読込部、
マスキングすべき複数の異なる文字列が定義されたマスク文字列情報を格納するマスク文字列情報格納部、
前記電子文章読込部が読み込んだ前記電子文章に前記マスク文字列情報に定義された複数の特定の文字列が存在するかどうかを探索し、前記複数の特定の文字列を発見したときに、前記電子文章に存在する前記複数の特定の文字列をマスキングするマスク処理部、
として機能させるための文章マスクプログラム。
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