JP2002148971A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002148971A
JP2002148971A JP2000344367A JP2000344367A JP2002148971A JP 2002148971 A JP2002148971 A JP 2002148971A JP 2000344367 A JP2000344367 A JP 2000344367A JP 2000344367 A JP2000344367 A JP 2000344367A JP 2002148971 A JP2002148971 A JP 2002148971A
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Japan
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wall
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downstream
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JP2000344367A
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English (en)
Inventor
Kazumi Inaba
一美 稲葉
Haruhiko Nishida
晴彦 西田
Tomofumi Suzuki
智文 鈴木
Seiichi Irokawa
誠一 色川
Nagakazu Okegawa
長和 桶川
Shuichi Suzuki
修一 鈴木
Shuji Yoshikawa
修二 由川
Masayuki Kono
将行 河野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ロールとこれに圧接する加圧ベルト
と前記加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材
とを備えた定着装置において、分解、組立が容易で小型
化が容易なベルト支持部材を提供すること。 【解決手段】 上流壁8b、下流壁8c、上壁9および
下壁8aのうちの3つの壁8a,8b,8cを形成する
ように折り曲げられた第1板金部材8と、残りの1つの
壁9を形成する平板状の第2板金部材9とを結合して構
成されたベルト支持フレーム7と、ベルト支持フレーム
7に支持され且つ前記加圧ベルトFpの裏面を加熱ロー
ルFhに向けて押圧する弾性材料製の定着パッド21お
よび前記定着パッド21のシート搬送方向下流側に配置
した高剛性パッド22と、前記上流壁8bおよび下流壁
8cに装着され且つ前記加圧ベルトFpの内周面をガイ
ドする上流側ベルトガイド12および下流側ベルトガイ
ド13とを有し、前記加圧ベルトFpを回転可能に支持
するベルト支持部材(5〜22)を有する定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて記録シート上に形成されたトナー像を定着する定着
装置に関し、特に、定着パッドにより裏面を押圧される
加圧ベルトと加熱ロールとを圧接させ、その圧接領域で
ある定着領域を通過する記録シート上のトナーを定着す
る定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の定着装置として、次の公
報(J01),(J02)に記載の技術が従来公知である。 (J01)特開平6−19344号公報 この公報には、エンドレスベルト内部の加熱ヒータを加
圧ロールにより加圧し、この加圧接触部によりトナーを
定着させる構成を持つ定着装置が記載されている。この
定着装置は、加圧ロールを加圧する機構がエンドレスベ
ルトを支持するベルト支持部材とは別の部品により構成
されているため、部品数が多くなり、小型化が難しく、
また、ベルト支持部材の製作および分解を簡単に行うこ
とができないという問題点がある。 (J02)特開平10−20691号公報 この公報には、ベルトの軸方向への移動を規制するガイ
ドは簡易化されているが加圧機構、ベルトの周方向規制
部材は別々に構成されているため、構造が複雑となり、
部品点数が多くなり、低コスト化、小型化が難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の事情
に鑑み、下記(O01)の記載内容を課題とする。 (O01)加熱ロールとこれに圧接する加圧ベルトと前記
加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材とを備
えた定着装置において、分解、組立が容易で小型化が容
易なベルト支持部材を提供すること。
【0004】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施の形態の要素との対応を容易にするた
め、実施の形態の要素の符号をカッコで囲んだものを付
記する。また、本発明を後述の実施の形態の符号と対応
させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするため
であり、本発明の範囲を実施の形態に限定するためでは
ない。
【0005】(第1発明)前記課題を解決するために、
第1発明の定着装置は、次の構成要件(A01)〜(A0
4)を備えたことを特徴とする。 (A01)互いに圧接する領域により定着領域(Q5)を
形成し、前記定着領域(Q5)に進入した記録シート
(S)を挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロ
ール(Fh)およびエンドレスの加圧ベルト(Fp)、
(A02)前記エンドレスの加圧ベルト(Fp)の内部に
ベルト幅方向に沿って配置され且つシート搬送方向の上
流側に配置された上流壁(8b)およびこの上流壁(8
b)に対してその下流側に対向して配置された下流壁
(8c)を有する一対の側壁(8b,8c)並びに前記
一対の側壁(8b,8c)を接続する上壁(9)および
下壁(8a)を有する筒状のベルト支持フレーム(7)
と、このベルト支持フレーム(7)に支持され且つ前記
加圧ベルト(Fp)の裏面を加熱ロール(Fh)に向け
て押圧する弾性材料製の定着パッド(21)および前記
定着パッド(21)のシート搬送方向下流側に配置した
高剛性パッド(22)と、前記上流壁(8b)および下
流壁(8c)に装着され且つ前記加圧ベルト(Fp)の
内周面をガイドする上流側ベルトガイド(12)および
下流側ベルトガイド(13)とを有し、前記加圧ベルト
(Fp)を回転可能に支持するベルト支持部材(5〜2
2)、(A03)前記筒状のベルト支持フレーム(7)を
支持し且つ前記加圧ベルト(Fp)の幅方向両端に隣接
してそれぞれ配置された移動部材支持フレーム(1,
2)に移動可能に支持されるとともに、前記加圧ベルト
(Fp)を前記加熱ロール(Fh)に圧接させる圧接位
置と前記加圧ベルト(Fp)を前記加熱ロール(Fh)
から離隔させる離隔位置との間で移動可能な一対の移動
部材(3,4)、(A04)前記上流壁(8b)、下流壁
(8c)、上壁(9)および下壁(8a)のうちの3つ
の壁(8a,8b,8c)を形成するように折り曲げら
れた第1板金部材(8)と、残りの1つの壁(9)を形
成する平板状の第2板金部材(9)とを結合して構成さ
れた前記ベルト支持フレーム(7)。
【0006】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1
発明の定着装置では、前記エンドレスの加圧ベルト(F
p)の内部にベルト幅方向に沿って配置され且つシート
搬送方向の上流側に配置された上流壁(8b)およびこ
の上流壁(8b)に対してその下流側に対向して配置さ
れた下流壁(8c)を有する一対の側壁(8b,8c)
並びに前記一対の側壁(8b,8c)を接続する上壁
(9)および下壁(8a)を有する筒状のベルト支持フ
レーム(7)は、定着パッド(21)、高剛性パッド
(22)、上流側ベルトガイド(12)および下流側ベ
ルトガイド(22)を支持する。前記ベルト支持フレー
ム(7)、定着パッド(21)、高剛性パッド(2
2)、上流側ベルトガイド(12)および下流側ベルト
ガイド(22)は加圧ベルト(Fp)を回転可能に支持
する。前記弾性材料製の定着パッド(21)および前記
定着パッド(21)のシート搬送方向下流側に配置され
た高剛性パッド(22)は前記加圧ベルト(Fp)の裏
面を加熱ロール(Fh)に向けて押圧する。前記高剛性
パッド(22)により定着領域(Q5)の下流側部分に
おいて加熱ロール(Fh)の表面を凹ませることが可能
となるので、定着領域(Q5)から搬出される記録シー
ト(S)の加熱ロール(Fh)表面からの剥離を容易に
することができる。
【0007】前記加圧ベルト(Fp)の幅方向両端に隣
接してそれぞれ配置された移動部材支持フレーム(1,
2)により移動可能に支持された一対の移動部材(3,
4)は、前記筒状のベルト支持フレーム(7)を支持し
て、前記加圧ベルト(Fp)を前記加熱ロール(Fh)
に圧接させる圧接位置と前記加圧ベルト(Fp)を前記
加熱ロール(Fh)から離隔させる離隔位置との間で移
動する。前記圧接位置に移動した加圧ベルト(Fp)は
加熱ロール(Fh)との圧接領域により形成される定着
領域(Q5)に進入した記録シート(S)を挟持して回
転しながら搬送し、記録シート(S)上のトナー像を定
着する。前記ベルト支持フレーム(7)は、前記上流壁
(8b)、下流壁(8c)、上壁(9)および下壁(8
a)のうちの3つの壁(8a,8b,8c)を形成する
ように折り曲げられた第1板金部材(8)と、残りの1
つの壁(9)を形成する平板状の第2板金部材(9)と
を結合して筒状に構成されているので、構成が簡単で、
小型でも大きな剛性のフレームを構成することができ
る。
【0008】(第2発明)第2発明の定着装置は、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A05)を備えたことを
特徴とする。 (A01)互いに圧接する領域により定着領域(Q5)を
形成し、前記定着領域(Q5)に進入した記録シート
(S)を挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロ
ール(Fh)およびエンドレスの加圧ベルト(Fp)、
(A02)前記エンドレスの加圧ベルト(Fp)の内部に
ベルト幅方向に沿って配置され且つシート搬送方向の上
流側に配置された上流壁(8b)およびこの上流壁(8
b)に対してその下流側に対向して配置された下流壁
(8c)を有する一対の側壁(8b,8c)並びに前記
一対の側壁(8b,8c)を接続する上壁(9)および
下壁(8a)を有する筒状のベルト支持フレーム(7)
と、このベルト支持フレーム(7)に支持され且つ前記
加圧ベルト(Fp)の裏面を加熱ロール(Fh)に向け
て押圧する弾性材料製の定着パッド(21)および前記
定着パッド(21)のシート搬送方向下流側に配置した
高剛性パッド(22)と、前記上流壁(8b)および下
流壁(8c)に装着され且つ前記加圧ベルト(Fp)の
内周面をガイドする上流側ベルトガイド(12)および
下流側ベルトガイド(13)とを有し、前記加圧ベルト
(Fp)を回転可能に支持するベルト支持部材(5〜2
2)、(A03)前記筒状のベルト支持フレーム(7)を
支持し且つ前記加圧ベルト(Fp)の幅方向両端に隣接
してそれぞれ配置された移動部材支持フレーム(1,
2)に移動可能に支持されるとともに、前記加圧ベルト
(Fp)を前記加熱ロール(Fh)に圧接させる圧接位
置と前記加圧ベルト(Fp)を前記加熱ロール(Fh)
から離隔させる離隔位置との間で移動可能な一対の移動
部材(3,4)、(A05)前記上流壁(8b)、下流壁
(8c)、上壁(9)および下壁(8a)のうちの2つ
の壁(8a,8c)を形成するように折り曲げられた第
1板金部材と残りの2つの壁(8b,9)を形成するよ
うに折り曲げられた第2板金部材とを結合して構成され
た前記ベルト支持フレーム(7)。
【0009】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明の定着装置では、前記ベルト支持フレーム(7)
は、前記上流壁(8b)、下流壁(8c)、上壁(9)
および下壁(8a)のうちの2つの壁(8a,8c)を
形成するように折り曲げられた第1板金部材と残りの2
つの壁(8b,9)を形成するように折り曲げられた第
2板金部材とを結合して構成されているので、構成が簡
単で、小型でも大きな剛性のフレームを構成することが
できる。
【0010】(第3発明)第3発明の定着装置は、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A06)を備えたことを
特徴とする。 (A01)互いに圧接する領域により定着領域(Q5)を
形成し、前記定着領域(Q5)に進入した記録シート
(S)を挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロ
ール(Fh)およびエンドレスの加圧ベルト(Fp)、
(A02)前記エンドレスの加圧ベルト(Fp)の内部に
ベルト幅方向に沿って配置され且つシート搬送方向の上
流側に配置された上流壁(8b)およびこの上流壁(8
b)に対してその下流側に対向して配置された下流壁
(8c)を有する一対の側壁(8b,8c)並びに前記
一対の側壁(8b,8c)を接続する上壁(9)および
下壁(8a)を有する筒状のベルト支持フレーム(7)
と、このベルト支持フレーム(7)に支持され且つ前記
加圧ベルト(Fp)の裏面を加熱ロール(Fh)に向け
て押圧する弾性材料製の定着パッド(21)および前記
定着パッド(21)のシート搬送方向下流側に配置した
高剛性パッド(22)と、前記上流壁(8b)および下
流壁(8c)に装着され且つ前記加圧ベルト(Fp)の
内周面をガイドする上流側ベルトガイド(12)および
下流側ベルトガイド(13)とを有し、前記加圧ベルト
(Fp)を回転可能に支持するベルト支持部材(5〜2
2)、(A03)前記筒状のベルト支持フレーム(7)を
支持し且つ前記加圧ベルト(Fp)の幅方向両端に隣接
してそれぞれ配置された移動部材支持フレーム(1,
2)に移動可能に支持されるとともに、前記加圧ベルト
(Fp)を前記加熱ロール(Fh)に圧接させる圧接位
置と前記加圧ベルト(Fp)を前記加熱ロール(Fh)
から離隔させる離隔位置との間で移動可能な一対の移動
部材(3,4)、(A06)前記上流壁(8b)、下流壁
(8c)、上壁(9)および下壁(8a)の4つの壁
(8a,8b,8c,9)を形成するように折り曲げた
1枚の金属プレートの一端部を他の部分に結合して構成
された前記ベルト支持フレーム(7)。
【0011】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3
発明の定着装置では、前記ベルト支持フレーム(7)
は、前記上流壁(8b)、下流壁(8c)、上壁(9)
および下壁(8a)の4つの壁(8a,8b,8c,
9)を形成するように折り曲げた1枚の金属プレートの
一端部を他の部分に結合して構成されているので、構成
が簡単で、小型でも大きな剛性のフレームを構成するこ
とができる。
【0012】(第4発明)第4発明の定着装置は、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A07)を備えたことを
特徴とする。(A01)互いに圧接する領域により定着領
域(Q5)を形成し、前記定着領域(Q5)に進入した
記録シート(S)を挟持して記録シート搬送方向に回転
する加熱ロール(Fh)およびエンドレスの加圧ベルト
(Fp)、(A02)前記エンドレスの加圧ベルト(F
p)の内部にベルト幅方向に沿って配置され且つシート
搬送方向の上流側に配置された上流壁(8b)およびこ
の上流壁(8b)に対してその下流側に対向して配置さ
れた下流壁(8c)を有する一対の側壁(8b,8c)
並びに前記一対の側壁(8b,8c)を接続する上壁
(9)および下壁(8a)を有する筒状のベルト支持フ
レーム(7)と、このベルト支持フレーム(7)に支持
され且つ前記加圧ベルト(Fp)の裏面を加熱ロール
(Fh)に向けて押圧する弾性材料製の定着パッド(2
1)および前記定着パッド(21)のシート搬送方向下
流側に配置した高剛性パッド(22)と、前記上流壁
(8b)および下流壁(8c)に装着され且つ前記加圧
ベルト(Fp)の内周面をガイドする上流側ベルトガイ
ド(12)および下流側ベルトガイド(13)とを有
し、前記加圧ベルト(Fp)を回転可能に支持するベル
ト支持部材(5〜22)、(A03)前記筒状のベルト支
持フレーム(7)を支持し且つ前記加圧ベルト(Fp)
の幅方向両端に隣接してそれぞれ配置された移動部材支
持フレーム(1,2)に移動可能に支持されるととも
に、前記加圧ベルト(Fp)を前記加熱ロール(Fh)
に圧接させる圧接位置と前記加圧ベルト(Fp)を前記
加熱ロール(Fh)から離隔させる離隔位置との間で移
動可能な一対の移動部材(3,4)、(A07)前記上流
壁(8b)、下流壁(8c)、上壁(9)および下壁
(8a)の4つの壁を形成する状態で押出成形された金
属製パイプにより構成された前記ベルト支持フレーム
(7)。
【0013】(第4発明の作用)前記構成を備えた第4
発明の定着装置では、前記ベルト支持フレーム(7)
は、前記上流壁(8b)、下流壁(8c)、上壁(9)
および下壁(8a)の4つの壁を形成する状態で押出成
形された金属製パイプにより構成されているので、構成
が簡単で、小型でも大きな剛性のフレームを構成するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施例)次に図面を参照しなが
ら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明する
が、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではな
い。なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面
において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、
上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,
Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後
方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右
側、左側、上側、下側とする。また、図中、「○」の中
に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢
印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙
面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0015】(実施例1)図1は本発明の実施例1の定
着装置を備えた定着装置を有するカラー画像形成装置の
説明図である。図1において、画像形成装置Uは、自動
原稿搬送装置U1とこれを支持するプラテンガラスPG
を有する画像形成装置本体(複写機)U2とを備えてい
る。前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複
数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1
と、原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG
上の複写位置(原稿読取位置)を通過して搬送される原
稿Giが排出される原稿排紙トレイTG2とを有してい
る。前記画像形成装置本体U2は、ユーザがコピースタ
ート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザイン
タフェース)、露光光学系A等を有している。前記自動
原稿搬送装置U1でプラテンガラスPG上を搬送される
原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿
(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介し
て、CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、B
(青)の電気信号に変換される。IPS(イメージプロ
セッシングシステム)は、前記RGBの電気信号をY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の画像データに変換して一時的に記憶し、前記画
像データを所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出
力する。
【0016】矢印Ya方向に回転移動する像担持体PR
の表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電され、潜像
書込位置Q1、現像領域Q2、および1次転写領域Q3を
順次通過する。前記レーザ駆動回路DLにより駆動され
るROS(潜像書込装置)は、レーザビームLにより前
記潜像書込位置Q1において露光走査し像担持体PR表
面に静電潜像を形成する。フルカラー画像を形成する場
合は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(黒)の4色の画像に対応した静電潜像が順次
形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応し
た静電潜像のみが形成される。
【0017】ロータリ式の現像装置Gは、回転軸Gaの
回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の4色の現像器GY,GM,GC,GKを有して
いる。前記各色の現像器GY,GM,GC,GKは、前
記現像領域Q2に現像剤を搬送する現像ロールGRを有
しており、現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静
電潜像をトナー像Tnに現像する。
【0018】前記像担持体PRの下方には左右一対のス
ライドレールSR,SRによりスライドフレームF1
(2点鎖線で表示)が前後(紙面に垂直な方向)にスラ
イド移動可能に支持されている。スライドフレームF1
にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2がヒン
ジ軸F2a周りに上下に回動可能に支持されている。前
記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを回
転移動可能に支持する複数のベルト支持ロール(Rd,
Rt,Rf,T2a)と、1次転写ロールT1と、コン
タクトロールT2cと、それらを支持する前記ベルトフ
レームF2とを有している。前記複数のベルト支持ロー
ル(Rd,Rt,Rf,T2a)は、ベルト駆動ロール
Rd、テンションロールRt、アイドラロール(フリー
ロール)RfおよびバックアップロールT2aを含み、
バックアップロールT2aには前記コンタクトロールT
2cが当接している。
【0019】前記ベルトモジュールBMは、前記ヒンジ
軸F2a周りに上下に回動可能であり、下方に回動した
状態では、前記スライドフレームF1とともに前記像担
持体PRと摩擦接触することなく、画像形成装置本体U
2に対して出入可能である。前記1次転写器T1は、コ
ントローラCが制御する電源回路Eによりトナーの帯電
極性と逆極性の転写電圧が印加され、前記像担持体PR
表面のトナー像Tnを、1次転写領域Q3において中間
転写ベルトBに1次転写する。フルカラー画像の場合、
像担持体PR表面に順次形成される各色のトナー像Tn
は、前記1次転写領域Q3において中間転写ベルトB表
面に順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多
重トナー像が中間転写ベルトB上に形成される。単色の
モノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを
使用し、単色トナー像が中間転写ベルトB上に1次転写
される。1次転写後、像担持体PR表面は、残留トナー
が像担持体クリーナCLpによりクリーニングされ、除
電ロールJRにより除電される。
【0020】前記バックアップロールT2aの下方に
は、左右一対のスライドレールSR,SRにより前後
(紙面に垂直な方向)にスライド移動可能な2次転写ス
ライドフレームFsが、画像形成装置本体U2に対して
着脱可能に支持されている。前記2次転写スライドフレ
ームFsには2次転写ユニットUtの2次転写昇降フレー
ムFtがヒンジ軸Fta周りに上下に回動可能に支持され
ている。2次転写ユニットUtは下方に回動した状態で
は前記ベルトモジュールBMと摩擦接触することなく、
画像形成装置本体U2に対して出入可能である。前記2
次転写ユニットUtは、2次転写ロールT2bと、2次転
写ロールクリーナCLtと、ロール支持レバーLrと、
転写後シートガイドSG2と、シート搬送ベルトBH
と、それらを支持する前記2次転写昇降フレームFt
と、を有している。
【0021】前記ロール支持レバーLrは、前記2次転
写ロールT2bおよび2次転写ロールクリーナCLtを支
持するレバーであり、図示しないモータによりヒンジ軸
La周りに回動され、前記2次転写ロールT2bを、前
記中間転写ベルトBに接触する2次転写位置および中間
転写ベルトBから離れた待機位置の間で移動させる。前
記2次転写ロールT2bおよび前記中間転写ベルトBの
接触領域により2次転写領域Q4が形成され、前記2次
転写ロールT2b、前記バックアップロールT2aおよび
コンタクトロールT2cにより2次転写器T2が構成さ
れている。
【0022】給紙トレイTR1に収容された記録シート
Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpによ
り取り出され、さばきロールRsで1枚ずつ分離され
て、レジロールRrに搬送される。前記レジロールRr
に搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重
トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動
するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドS
G1から2次転写領域Q4に搬送される。前記2次転写領
域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写器T2の
コンタクトロールT2cには、コントローラCが制御す
る電源回路Eからトナーの帯電極性と同極性の2次転写
電圧が印加される。前記2次転写器T2は、前記中間転
写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像を前
記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2
次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトク
リーナCLbにより残留トナーが除去される。また、前
記2次転写ロールT2bは2次転写ロールクリーナCLt
により表面付着トナーが回収される。
【0023】なお、前記2次転写ロールT2bおよびベ
ルトクリーナCLbは、中間転写ベルトBと離接(離隔
および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成
される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベル
トBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔
している。なお、前記2次転写ロールクリーナCLt
は、前記2次転写ロールT2bと一緒に離接移動を行
う。トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転
写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより
定着領域Q5に搬送される。定着領域Q5は、加熱ロー
ルFhおよび加圧ベルトFpの圧接領域により形成され
る領域である。前記記録シートSは、定着領域Q5を通
過する際に前記加熱ロールFhおよび加圧ベルトFpを
有する定着装置Fにより加熱定着される。トナー像が定
着された記録シートSは、記録シート排出トレイTR2
に排出される。前記符号Rp,Rs,Rr,SG1,S
G2,BHで示された要素によりシート搬送装置SHが
構成されている。
【0024】(定着装置)図2は図1に示す定着装置の
全体説明図で斜視図である。図3は図2のIII−III線断
面の要部説明図(または図9BIII−III線断面図)で、
加圧ベルトが加熱ロールに圧接している状態を示す図で
ある。図4は前記図2のIV−IV線断面の要部説明図
(または図9BのIV−IV線断面図)で、加圧ベルトが
加熱ロールから離隔している状態を示す図である。図5
は前記図2のV−V線断面の要部説明図(または図9B
のV−V線段面図)で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接
し且つシート剥離部材を定着動作位置に保持した状態を
示す図である。図6は前記図2のVI−VI線断面の要部
説明図(または図9BのVI−VI線段面図)で、加圧ベ
ルトが加熱ロールに圧接し且つシート剥離部材を定着ロ
ール表面から離れた離隔位置に保持した状態を示す図で
ある。
【0025】図2〜図6において、定着装置Fは、一対
のレバー支持フレーム(移動部材支持フレーム)として
のフロントプレート1およびリアプレート2と、それら
の上部どうしを連結する連結部材T1およびそれらの左
側下部どうしを連結する図示しない連結部材T2等を有
している。前記連結部材T1,T2等により連結された
フロントプレート1およびリアプレート2は画像形成装
置Uの固定フレーム(図示せず)に着脱可能に固定され
る。前記フロントプレート1およびリアプレート2によ
り加熱ロールFhが回転可能に支持されており、加熱ロ
ールFhの後端部には図示しないモータおよび回転力伝
達部材により回転力が伝達されるように構成されてい
る。
【0026】図7は前記フロントプレート1およびリア
プレート2とその内面に支持される移動部材としての回
動レバー3および4の平面図である。図2、図3、図7
において、フロントプレート1およびリアプレート2に
はそれらの上端部に直角に折り曲げられたロッド連結部
1a,2aが設けられており、左側(−Y側)には内側
に突出するレバー支持軸1b,2bが設けられている。
図8は回動レバー3および4の斜視図である。図7、図
8において、レバー支持軸1bに回動可能に支持される
回動レバー3は金属板を折り曲げて形成されており、ピ
ン嵌合部3a、ロッド貫通部3b、一対のガイド端縁3
c1,3c1により形成された端部装着部材挿入溝3c、
係止部材3d、および間隔保持部3eを有している。前
記ロッド貫通部3bおよび間隔保持部3eのX軸方向
(図7参照)の幅Dは同一であり、図7の2点鎖線で示
すように、回動レバー3のピン嵌合部3aが前記ロッド
連結部1aに嵌合状態で支持され且つフロントプレート
1の内側面と接触した状態では、回動レバー3の側面お
よびフロントプレート1の側面が平行となるように構成
されている。レバー支持軸2bに回動可能に支持される
回動レバー4も前記回動レバー3と同様に構成されてお
り、前記符号3a〜3eで示す要素と同様の要素4a〜
4eを有している。
【0027】図9は前記回動レバーにより支持されるベ
ルト支持部材とベルト支持部材により回転可能に支持さ
れる加圧ベルトの説明図で、図9Aは平面図、図9Bは
前記図9AのIXB−IXB線断面図である。なお、図7
は加圧ベルトFpの平面図を加圧ベルトFpの右側(Y
側)の位置で見た図であり、図9Aは加圧ベルトFpの
平面図を加圧ベルトFpの左側(−Y側)の位置で見た
図である。図10は前記図9Bに示す部材の分解図であ
る。図11は前記図9Bの要部断面図で、図11Aは前
記図9BのXIA−XIA線断面図、図11Bは前記図9
BのXIB−XIB線断面図である。図12は前記図11
に示す部材の分解図である。
【0028】図13はベルト支持フレームの前端部に装
着され且つ前側の回動レバー3に支持される端部装着部
材の説明図であり、図13Aは端部装着部材の斜視図、
図13Bは端部装着部材の正面図、図13Cは端部装着
部材の上面図、図13Dは端部装着部材の背面図であ
る。図14は前記図13に示す端部装着部材の説明図
で、図14Aは側断面図で前記図13BのXIVA−X
VIA線断面図、図14Bは平断面図で前記図13Bの
XIVB−XIVB線断面図、図14Cは背面断面図で前
記図13CのXIVC−XIVC線断面図である。図9、
図10において、回動レバー3および4によりそれぞ
れ、前側の端部装着部材5および後側の端部装着部材6
が支持されている。前記端部装着部材5,6は左右対称
に構成されているので、図13、図14において、前側
の端部装着部材5について説明する。
【0029】図13、図14において、端部装着部材5
は、前記回動レバー3の端部装着部材挿入溝3c(図
7、図8参照)の一対の平行なガイド端縁3c1,3c1
にガイドされる一対の被ガイド溝5a,5aと、前記係
止部材3d(図7、図8参照)に係止される被係止孔
(被係止部)5b(図14A、図14B参照)とを有
し、回動レバー3の端部装着部材挿入溝3cに挿入され
たときに前記回動レバー3により所定の姿勢で支持され
る。また、端部装着部材5はその後端面(−X端面)側
に、後述するベルト支持フレーム7の前端部が挿入され
るフレーム挿入孔5cを有しており、フレーム挿入孔5
cの右側上端にはフレーム位置決め凹部5c1が形成さ
れている。
【0030】また、端部装着部材5は、加圧ベルトFp
端部のベルト幅方向の位置を規制するベルト外端位置規
制面5dおよび加圧ベルト端部内周面をガイドする部分
円筒面により形成されたベルト端部ガイド面5eを有し
ている。ベルト端部ガイド面5eには回転方向に沿う複
数の溝5e1(図13C、図14A、図14B参照)が
形成されている。ベルト外端位置規制面5dは、ヤスリ
の表面のようにザラザラに形成されており、加圧ベルト
Fpの回転時に加圧ベルトFpの幅方向の端面と摩擦接
触して加圧ベルトの幅方向端面を摩耗させるように構成
されている。したがって、加圧ベルトFpはその回転時
に幅方向端面がベルト外端位置規制面5dとの摩擦接触
時に摩耗するので、加圧ベルトFpの幅方向の端面の位
置が徐々に幅方向に移動する。このため、加圧ベルトF
pに対する記録シートSの幅方向の端縁の位置が徐々に
移動するので、記録シートSの端縁による加圧ベルトF
pの摩耗を防止することができる。前記ベルト端部ガイ
ド面5eはその内端部が小径となる先細り形状に形成さ
れており、エンドレスの加圧ベルトFpの端部への挿入
が容易に行われるようになっている。
【0031】端部装着部材5の前端面(X端面)には、
間隔保持用突出部5f1,5f2がX軸方向に突出して設
けられており、間隔保持用突出部5f1,5f2の前端面
と前記被ガイド溝5aの前壁(図14B参照)との距離
Dは、前記図7に示すロッド貫通部3bおよび間隔保持
部3eのX軸方向の幅Dと同一である。このように、前
記距離Dおよび幅Dを同一とすることにより、図9に示
すように、フロントプレート1の内側面に対して、間隔
保持用突出部5f1,5f2の前端面、ロッド貫通部3b
および間隔保持部3eの前端を近接して配置することが
できる。この場合図9Bから分かるように、回動レバー
3の倒れ(傾斜)を防止して、回動レバー3をフロント
プレート1に略平行に保持することができる。
【0032】ベルト支持フレーム7の後端部に装着され
る端部装着部材6(図9、図10参照)は前端部に装着
される前記端部装着部材5(図13、図14参照)と左
右対称に構成されており、前記端部装着部材5の符号5
a〜5f2で示された要素と同様の要素6a〜6f2を有
している。
【0033】図15はベルト支持フレームの説明図で、
図15Aは平面図、図15Bは前記図15Aの矢印XV
Bから見た図、図15Cは前記図15Aの矢印XVCか
ら見た図である。図16は前記図15の要部拡大図で、
図16Aは前記図15Aの矢印XVIAで示す部分のプ
レート9の形状を示す図、図16Bは前記図16Aの矢
印XVIBで示す部分のフレーム本体の上流壁8bの形
状を示す図である。図17は前記図15Aの要部断面図
で、図17Aは前記図15Aの矢印XVIIAから見た
図、図17Bは前記図15AのXVIIB−XVIIB線断
面図、図17Cは前記図15AのXVIIC−XVIIC線
断面図、図17Dは前記図15AのXVIID−XVIID
線断面図、図17Eは前記図15AのXVIIE−XVII
E線断面図、図17Fは前記図15AのXVIIF−XV
IIF線断面図である。図9〜図12、図15において、
薄膜状のエンドレスの加圧ベルトFp(図11参照)の
内側には加圧ベルトFpの幅方向(前記加熱ロールFh
の軸方向)に延びるベルト支持フレーム7が配置されて
いる。図11、図12、図17において、前記ベルト支
持フレーム7は、金属製の断面J型のフレーム本体(第
1板金部材)8と前記フレーム本体8に溶接されたプレ
ート(第2板金部材)9により構成されている。
【0034】前記断面J型のフレーム本体8は、その長
手方向に垂直な断面図(図11、図12参照)におい
て、下壁8aと、その両端部で90°折り曲げられて互
いに対向するように配置された上流壁(シート搬送方向
上流側に配置される側壁)8bおよび下流壁(シート搬
送方向下流側に配置される側壁)8cとを有している。
また、プレート9はベルト支持フレーム7の筒状部分の
下壁9を形成している。下流壁8cは前記上流壁8bよ
りも長く形成されており、その先端部分は上流壁8bの
先端よりも加熱ロールFh側に突出している。すなわ
ち、下流壁8cは前記上流壁8bの先端よりも加熱ロー
ルFh側に突出する突出部分8c1を有している。図1
5Cにおいて、前記上流壁8bには定着領域上流側のベ
ルトガイド(後述)を装着するための4個の上流側ガイ
ド装着孔8b1(図16B、図17B参照)および2個
の位置決め突起8b2(図17F参照)が長手方向に離
れて形成されている。また、上流壁8bの上端(Z端)
には凹凸(図16B参照)が形成されており、後述のプ
レート9の左端(−Y端)の凹凸(図16A参照)と嵌
合するように構成されている。
【0035】図15Bにおいて、上流壁8cには、定着
領域下流側のベルトガイド(後述)を装着するための4
個の下流側ガイド装着孔8c2(図15B、図17D参
照)が長手方向に離れて形成されている。また、上流壁
8cには後述するプレート9の右端(Y端)の複数の嵌
合用凸部9eが嵌合する凸部嵌合孔8c3と、2個のね
じ孔8c4と、2個の位置決め突起8c5(図17F参
照)とが形成されている。図15において、前記フレー
ム本体8の上端に溶接されるプレート9には、長手方向
に沿って形成された複数のばね収容筒貫通孔9aと、2
個のパッド受装着孔9b(図10、図15A参照)と、
複数の脚部材装着溝9cと2個の係合孔付脚部装着溝9
dとが形成されている。なお、2個のパッド受装着孔9
bの一方は円孔、他方は長円孔により形成されており、
また、2個の係合孔付脚部装着溝9dは他の複数の脚部
装着溝9cと略同様の形状であるがわずかにX軸方向の
長さが長く形成されている。また、プレート9の右端縁
には長手方向に沿って間隔を空けて配置された複数の嵌
合用凸部9e(図16A参照)が形成されており、嵌合
用凸部9eは前記凸部嵌合孔8c3(図15B参照)に
嵌合している。前記断面J型のフレーム本体8の一部
(前記突出部分8c1を除いた部分)とプレート9とに
より断面長方形の高剛性の角筒が形成されている。
【0036】前記断面J型のフレーム本体8およびプレ
ート9により構成されたベルト支持フレーム7は、前記
フロントプレート1およびリアプレート2にそれぞれ支
持された前記各回動レバー3,4に、端部装着部材5,
6を介して連結されている。前記各回動レバー3,4に
長手方向の両端部が支持されたベルト支持フレーム7は
回動レバー3,4の回動時に加熱ロールFhに対して接
近した位置と離隔した位置との間で移動する。
【0037】前記ベルト支持フレーム7を構成するフレ
ーム本体8の下壁8aの下面には、その長手方向(加熱
ロールFhの軸方向)に沿ってフェルト等により構成さ
れたオイル吸収部材11(図11、図12参照)が接着
されている。前記ベルト支持フレーム7にはその上流壁
8bおよび下流壁8cの外側面に、長手方向に沿ってそ
れぞれベルトガイド12および13が装着されている。
【0038】図18は加圧ベルトFpの回転方向に沿っ
て定着領域上流側に配置される上流側ベルトガイドの説
明図で、図18Aは上面図、図18Bは前記図18Aの
矢印XVIIIBから見た図、図18Cは前記図18Aの
XVIIIC−XVIIIC線断面図、図18Dは前記図18
BのXVIIID−XVIIID線断面図、図18Eは上流側
ベルトガイドをベルト支持フレームに装着する途中の状
態の要部断面図、図18Fは上流側ベルトガイドをベル
ト支持フレームに装着した状態の要部断面図である。図
18において、前記ベルトガイド12は、その長手方向
に沿って間隔を置いて配置された4個のL型突起12a
および2個の長孔12bを有しており、前記L型突起1
2aを図18Eに示すように前記ベルト支持フレーム7
(図15〜図17参照)のガイド装着孔8b1に挿入し
且つ長孔12bを前記位置決め突起8b2に嵌合させて
から、長手方向に移動させて図18Fの状態とすること
により、フレーム本体8の上流壁8bの外側面に着脱自
在に装着される。
【0039】前記ベルトガイド12の外側面は部分円筒
面により形成されており、その部分円筒面の周方向に沿
って複数の凹溝12cが形成されている。この凹溝12
cはベルトガイド12の外側面の円周方向にガイドされ
て回転する加圧ベルトFpの内周面に塗布されたオイル
がベルトガイド12の外端に移動するのを防止するため
に形成されている。
【0040】図19は加圧ベルトFpの回転方向に沿っ
て定着領域下流側に配置される下流側ベルトガイドの説
明図で、図19Aは上面図、図19Bは前記図19Aの
矢印XIXBから見た図、図19Cは前記図19BのXI
XC−XIXC線断面図である。図19において、前記
ベルトガイド13も前記ベルトガイド12と同様にその
長手方向に沿って間隔を置いて配置された4個のL型突
起13a、2個の長孔13bおよび外側面に形成された
オイル移動防止用の凹溝12cを有している。そして、
前記L型突起13aを前記ベルト支持フレーム7のガイ
ド装着孔8c2に挿入し且つ長孔13bを位置決め突起
8c5に嵌合させてから長手方向に移動させることによ
り、フレーム本体8の下流壁8cの外側面に着脱自在に
装着される。また、ベルトガイド13にはその長手方向
に間隔を空けて配置した2個のねじ頭部収容孔13d
(図19B参照)が形成されている。ねじ頭部収容孔1
3dを貫通し且つねじ孔8c4(図15参照)に螺合す
るねじN5(図11A参照)は、その頭部がねじ頭部収
容孔13dに収容され、ねじN5の先端部は、後述の高
剛性パッド22の固定用脚部材22bに形成されたねじ
先端収容孔22cに収容される。
【0041】図20は定着領域を通過する加圧ベルトF
pの裏面に配置される低摩擦シートの説明図である。図
10、図20において、低摩擦シート16は、その長手
方向に沿って複数のばね収容筒貫通孔16aおよび2個
のパッド支持部材突出部貫通孔16bが形成されてい
る。図12、図20から分かるように、低摩擦シート1
6は、前記プレート9上面に支持されるプレート被支持
部16cと、前記加圧ベルトFpの内周面に沿って配置
されるベルト接触部16dとを有しており、前記プレー
ト被支持部16cに前記貫通孔16a,16bが形成さ
れている。
【0042】図10〜図12において、前記ベルト支持
フレーム7を構成するプレート9の上面にはパッド受支
持部材17が支持されており、パッド受支持部材17
は、その長手方向(図10参照)に沿って間隔を置いて
配置された複数のばね収容筒17aおよび2個のパッド
受支持部材装着穴17bを有している。前記複数のばね
収容筒17aは下方に突出して形成されており、前記低
摩擦シート16のばね収容筒貫通孔16aおよび前記プ
レート9のばね収容筒貫通孔9aを貫通して、ベルト支
持フレーム7に装着されている(図9B参照)。前記ば
ね収容筒17aの深さはパッド受支持部材17の長手方
向の両端部で深く、中央部で浅く形成されている。ま
た、パッド受支持部材17の上端部にはパッド支持部材
ガイド面17cが形成されている。
【0043】図9B〜図12において、前記加圧ベルト
Fpの幅方向に沿って配置された複数のばね収容筒17
a内部には、それぞれ同一のコイルばね(パッド押圧部
材)18が収容されており、各コイルばね18の上面に
はパッド受19が支持されている。前記パッド受19に
はその長手方向に間隔を空けて配置した2個の突出部1
9a(図10参照)が設けられており、突出部19a
は、パッド受支持部材17のパッド受支持部材装着穴1
7bに挿入される。パッド受19は加圧ベルトFpの幅
方向に沿って延びており、パッド受19の左側面19c
(図11参照)は前記パッド支持部材ガイド面17cに
より上下方向にガイドされている。
【0044】前記パッド受19の上面には弾性を有する
定着パッド21が支持されている。定着パッド21の表
面にはフッ素コート処理(ラテックス処理)が施されて
いる。前記フッ素コート処理された定着パッド21表面
はフッ素化合物に被覆されるので、加圧ベルトFp裏面
に塗布または付着したシリコーンオイル等の潤滑剤が定
着パッド21に浸透するのを防止することができる。
【0045】前述したように同一のコイルばね18が、
パッド受支持部材17の前記両端部で深く、中央部で浅
いばね収容筒17aに挿入されているので、前記コイル
ばね18により支持されるパッド受19の下面は、その
長手方向の端部に比較して中央部で大きな力を受けてい
る。一般に、加圧ベルトFpの支持するベルト支持フレ
ーム7の両端部を加熱ロールFhに向けて押付けるの
で、定着領域Q5の両端部の圧接力が中央部よりも大き
くなりがちであるが、前記コイルバネ18によりパッド
受19の長手方向の端部に比較して中央部で大きな力を
付与することにより、定着領域Q5の長手方向(幅方
向)の全領域に渡って均一な圧接力を得ることができ
る。
【0046】図11において、前記パッド受19の右側
面(Y側面)には硬質の高剛性パッド22が配置されて
いる。図21は高剛性パッド22の説明図で、図21A
は高剛性パッド22の左側面図、図21Bは前記図21
Aの矢印XXIBから見た図、図21Cは前記図21A
のXXIC−XXIC断面図である。図10〜図12にお
いて、高剛性パッド22はX軸方向に延びており、その
下面には長手方向に所定の間隔を置いて下方に延びる複
数の脚部材22aと2個の固定用脚部材22bとが設け
られている。前記2個の固定用脚部材22にはそれぞれ
ねじ先端収容孔22cが形成されている。図21におい
て、高剛性パッド22は、その左側部(−Y側部分)に
下側段部22d、上側段部22eが形成されている。下
側段部22dは前記ベルト支持フレーム7のプレート9
の上面と係合する部分であり、上側段部22eはパッド
受19の右側上端と当接する部分である。上側段部22
eはパッド受19およびそれに支持された定着パッド2
1の上方への移動を規制する定着パッド移動規制部材2
2eとして構成されている。また、高剛性パッド22の
上端には平坦なベルト押圧面22fが形成されている。
【0047】図21Aにおいて下側段部22dの下方に
延びる複数の脚部材22aと2個の固定用脚部材22b
の上部には、高剛性パッド22の長手方向に延びるとと
もに前記各脚部材22a,22bと同じ厚みを有する高
さ調節部22gが設けられている。図21Aから分かる
ように高さ調節部22gの高さは高剛性パッド22の長
手方向中央部で高く、長手方向両端部で高さ0に設定さ
れている。前記複数の脚部材22a,22bは図15
A、図17に示す前記プレート9の複数の脚部材装着溝
9cと2個の係合孔付脚部装着溝9dに挿入して装着さ
れる。その装着状態で高剛性パッド22のベルト押圧面
22fをその長手方向の全長に渡って下方に押圧した場
合、高剛性パッド22は、その前記高さ調節部22gが
その長手方向に渡ってプレート9の上面に当接するよう
に湾曲する。その場合、高さ調節部22gはその長手方
向の中央部が高く、両端部に行くに従って高さが低くな
る。
【0048】前記図9BのV−V線断面部分を示す図5
では加熱ロールFhに加圧ベルトFpが押圧されてお
り、このとき高剛性パッド22は押し下げられて高さ調
節部22gの下端はベルト支持フレーム7のプレート9
の上面と係合している。また、図9BのV−V線断面部
分(すなわち、VI−VI線断面部分)を示す図6では加
熱ロールFhから加圧ベルトFpが離隔しており、この
とき高剛性パッド22は上側段部22eに当接するパッ
ド受け19を押し上げるコイルバネ18により上方に移
動している。このときの高さ調節部22gの下端は前記
プレート9の上面から上昇しており、このとき、図11
Aに示すように、高剛性パッド22のネジ先端収容孔2
2cの下面がネジN5に係合して、高剛性パッド22の
上昇位置が規制されている。
【0049】前記高剛性パッド22の複数の脚部材22
aは前記プレート9の脚部材装着溝9cに挿入されてお
り、前記2個の固定用脚部材22bはねじ付脚部装着溝
9dに挿入されている。この構成により高剛性パッド2
2はベルト支持フレーム7(図10、図15参照)に上
下移動可能且つ左右、前後に移動不可能に支持されてい
る。高剛性パッド22の図3〜図7で右側面は前記断面
J型のフレーム本体8の下流壁8cの内側面に接触し
て、その内側面により上下方向にガイドされる。図11
Aにおいて、前記ねじ先端収容孔22cには、フレーム
本体の上流壁8cのねじ孔8c4に固定されたねじN5
の先端部が挿入されている。ねじN5の外径はピン挿入
孔8の内径より小径であり、それらの径の差だけ(遊び
の分だけ)高剛性パッド22はフレーム本体に対して上
下に移動可能である。なお、前記ねじN5およびねじ孔
8c4の代わりに、ピンおよびピン圧入孔を使用するこ
とが可能である。
【0050】前記複数のばね収容筒17aに収容された
各コイルばね18により、前記パッド受19および定着
パッド21は加熱ロールFh側に押圧されており、図
4、図6に示すように、加圧ベルトFpが加熱ロールF
hから離れた離隔位置に移動した状態では各コイルばね
18が伸長してパッド受19の右側上端は高剛性パッド
22の上側段部22eに当接しており、このとき、高剛
性パッド22はパッド受19により持ち上げられいる
が、前記ねじN5により上昇位置が規制されている。前
記図3、図5に示すように、加圧ベルトFpが加熱ロー
ルFhに圧接する圧接位置に移動した状態では各コイル
ばね18が圧縮されてパッド受19の右側上端は高剛性
パッド22の上側段部22eから離れており、このと
き、高剛性パッド22は下方に移動しているが、高さ調
節部22gの下端がプレート9上面に当接して、下降位
置が規制されている。
【0051】図3、図5に示す状態では、前記高剛性パ
ッド22および定着パッド21は加圧ベルトFpをその
裏面側から加熱ロールFhに押圧している。高剛性パッ
ド22は加熱ロールFhよりも硬質材料により形成され
ているので、加熱ロールFhの表面は前記硬質の高剛性
パッド22により押圧される部分が凹状に変形してい
る。この変形により加熱ロールFhおよび加圧ベルトF
pの圧接領域である定着領域Q5を通過する記録シート
Sは加熱ロールFh表面から剥離し易くなっている。前
記符号5〜22等で示された要素によりベルト支持部材
(5〜22)が構成されており、前記符号Fp,5〜2
2等で示された要素により加圧定着部材(Fp,5〜2
2)が構成されている。
【0052】図2〜図6において、前記フロントプレー
ト1およびリアプレート2のレバー支持軸1b,2bに
回動可能に支持された前記回動レバー3,4の板状のロ
ッド貫通部3b,4bには、ロッド26,26がその軸
方向にスライド可能に貫通するロッド貫通孔3f,4f
(図7参照)が形成されている。ロッド26,26の上
端部は前記フロントプレート1およびリアプレート2の
ロッド連結部1a,2aに形成されたロッド圧入孔に圧
入して固定されている。前記ロッド26,26は、その
下端部にばね受座26aが設けられており、ばね受座2
6a,26aと回動レバー3,4のロッド貫通部3b,
4bとの間に圧縮ばね(レバー付勢部材)27が配置さ
れている。前記圧縮ばね27により回動レバー3,4の
ロッド貫通部3b,4bは常時上方に持ち上げられてい
る。
【0053】また、前記フロントプレート1およびリア
プレート2により回転操作軸29が回転可能に支持され
ており、前記回転操作軸29の前端部には操作ハンドル
(レバー回動操作部材)31(図2参照)が固定されて
いる。回転操作軸29の両端部にはそれぞれ、前記フロ
ントプレート1またはリアプレート2の内側面に隣接す
る位置に、加圧ベルト(定着用加圧回転部材)Fpを昇
降させるための昇降カム32がねじN1により固定され
ている。前記符号29および32で示された要素により
レバー回動位置調節部材(29,32)が構成されてい
る。また図5、図6において、回転操作軸29には前記
昇降カム32の内側に剥離部材移動用カム33がねじN
2により固定されている。前記操作ハンドル31が図2
の状態にあるときには、前記昇降カム32は図3の位置
に保持され、剥離部材移動用カム33は図5の位置に保
持される。また、前記操作ハンドル31が図2から半時
計方向に回転すると、前記昇降カム32は図3の位置か
ら図4の位置に回転し、剥離部材移動用カム33は図5
の位置から図6の位置に回転する。
【0054】図2、図5、図6において、前記回転操作
軸29に回転可能に支持される剥離部材支持部材36
は、Uを横にした形の断面形状を有し前記回転操作軸2
9の3方を囲むように配置した中央部分36a(図2参
照)と、その両端に設けた軸装着部36b,36b(図
2参照)とを有している。前記軸装着部36b,36b
は前記回転操作軸29に回転可能に嵌合している。剥離
部材支持部材36にはガイドロール支持用板ばね37お
よび板ばね固定部材38がねじN3により固定されてい
る。図5、図6において、ガイドロール支持用板ばね3
7の下端部には複数のガイドロール39が回転可能に支
持されている。
【0055】図5、図6において、前記剥離部材支持部
材36の中央部分36aの下側部分の下面には複数のナ
ット41長手方向に間隔を空けて固着されている。前記
ナット41には連結ボルト42が下側から螺合してい
る。前記連結ボルト42には、ボルト頭部42aの上側
にナット43が螺合している。前記各連結ボルト42の
下端部に連結される剥離部材44は、記録シートSを加
熱ロールFh表面から剥離させるためのシート状剥離部
材(すなわち、剥離シート)45と、前記剥離シート4
5を支持する板状の弾性のある剥離シート支持板46と
を有しており、前記剥離シート支持板46は前記ボルト
頭部42aとナット43との間に挟持されている。
【0056】前記各ナット43を緩めて連結ボルト42
を回転させることにより剥離部材44の上下位置を調節
することができ、その状態でナット43を締付けること
により剥離部材44の上下方向の位置を固定することが
できる。したがって、前記連結ボルト42およびナット
43により、剥離シート支持板46および剥離シート4
5の位置を加熱ロールFhに対して調節可能な剥離シー
ト位置調節部材(42+43)が構成されている。
【0057】図5、図6において、前記中央部分36a
と前記回転操作軸29回りに回転可能な軸装着部36
b,36b(図2参照)とを有する剥離部材支持部材3
6が回転操作軸29回りに回転したとき、前記中央部分
36aの側面に連結された前記ガイドロール支持用板ば
ね37、板ばね固定部材38、ねじN3および複数のガ
イドロール39と、中央部分36aの下部に支持された
剥離部材44等は、前記剥離部材支持部材36と共に前
記回転操作軸29回りに回転する。図5、図6におい
て、フロントプレート1およびリアプレート2にはねじ
N4により板ばね47の一端部が支持されており、板ば
ね47の自由端部は前記剥離部材支持部材36の中央部
分36aに係止されている。そして、前記回転操作軸2
9上に回転可能に支持された剥離部材支持部材36は、
前記板ばね47により通常時は図3および図5に示す位
置に保持されている。そして、剥離部材支持部材36
は、回転操作軸29が図5の回転位置から図6の回転位
置に移動して、剥離部材移動用カム33が剥離部材支持
部材36の中央部分36aを下方に押圧したとき(図6
参照)に、回転操作軸29回りに反時計方向に回転する
ように構成されている。
【0058】(実施例1の作用)前記構成を備えた実施
例1の定着装置では、加圧ベルトFpの内部に配置され
るベルト支持フレーム7が金属により筒状に構成されて
いるので、小型軽量で高剛性のフレームを得ることがで
きる。このため、加圧ベルトFpおよびこれを支持する
ベルト支持部材(5〜22)により構成される加圧定着
部材(Fp,5〜22)を小型に構成することができる
ので、定着装置を小型に構成することができる。また、
ベルト支持フレーム7の一対の側面を形成する上流壁8
b,下流壁8cには第1板金部材(フレーム本体)8に
より構成されているので、加圧ベルトFpの内周面をガ
イドするベルトガイド12,13を取付けるためのガイ
ド装着孔8b1,8c2等の形成が容易である。また、前
記上流壁8bおよび下流壁8cを接続する上壁9および
下壁8aも金属プレートにより構成されているので、定
着パッド21および高剛性パッド22等を取り付ける孔
9a,9b,9c,9d等の形成も容易である。したが
って、前記筒状のベルト支持フレーム7を使用すること
によって小型、軽量のフレーム低価格で製造できるとと
もに、金属壁により形成される筒状のベルト支持フレー
ム7へのベルトガイド12,13、定着パッド21およ
び高剛性パッド22の取付作業も容易に行うことができ
る。したがって、定着装置の構成が簡単であり小型にす
ることができ、且つ製作が容易であるので、小型、低コ
ストの定着装置を提供することができる。
【0059】また、図2の操作ハンドル31を回転操作
することにより、図3および図5に示す圧接位置(加熱
ロールFhおよび加圧ベルトFpが圧接する位置)と、
図4および図6に示す離隔位置(加熱ロールFhおよび
加圧ベルトFpが離隔している位置)との間で加圧ベル
トFpを移動させることができる。前記圧接位置(図
3、図5)において定着動作を行う場合、最初は低摩擦
シート16の表面に潤滑剤としてのシリコーンオイルが
塗布される。前記圧接位置においては、パッド押圧部材
としてのコイルばね18は、前記パッド受け19および
定着パッド21を前記加熱ロールFhに向けて押圧す
る。この圧接位置において、加熱ロールFhが回転する
と、加熱ロールFhの回転に伴って加圧ベルトFpが回
転する。加圧ベルトFpの内面は低摩擦シート16表面
に塗布されたシリコーンオイル(潤滑剤)により摩擦抵
抗力が小さい状態に保持される。
【0060】ベルト支持フレーム7に装着されたベルト
ガイド12,13は、加圧ベルトFpの回転時に加圧ベ
ルトFpの内周面をガイドする。ベルトガイド12,1
3の外側面には加圧ベルトFpの回転方向に沿って、凹
溝12c,13cが形成されている。この凹溝12c,
13cにより加圧ベルトFpの内周面に付着したシリコ
ーンオイルがベルトガイド12,13の表面を長手方向
に移動するのが防止される。前記ベルト支持フレーム7
の両端部にそれぞれ装着され且つ回動レバー3,4に連
結された端部装着部材5,6は、そのベルト外端位置規
制面5d,6dにより加圧ベルトFp端部のベルト幅方
向の位置を規制し、ベルト端部ガイド面5e,6eによ
り加圧ベルトFp端部内周面をガイドする。このよう
に、端部装着部材5,6に、ベルト支持フレーム7と回
動レバー3,4との連結機能、加圧ベルトFpの幅方向
の位置規制機能、および加圧ベルトFpの端部内周面の
ガイド機能を持たせることにより、部品点数を減少させ
ることができる。
【0061】操作ハンドル31が図2の位置にあるとき
には、回転操作軸29および回転操作軸29に固定され
た昇降カム32は、図3に示す位置に保持されている。
またこのとき、前記加圧定着部材(Fp,7〜22)は
加熱ロール(定着用加熱回転部材)Fhに圧接する定着
位置(図3、図5に示す位置)に保持されている。図
3、図5に示す状態では、定着パッド21および高剛性
パッド22は加熱ロールFhにより加圧ベルトFpを介
して下方に押圧されている。このとき、高剛性パッド2
2は、高さ調節部22g(図10、図12、図21参
照)の下端がプレート9上面に当接(図5参照)して、
下降位置が規制されており、パッド受19を押し上げる
各コイルばね18は圧縮されてパッド受19の右側上端
は高剛性パッド22の上側段部22eから離れて下方に
移動している。
【0062】この図3に示す状態において、前記定着パ
ッド21のシート搬送方向下流側の位置で前記ベルト支
持フレーム7に支持された高剛性パッド22は、ベルト
幅方向に延び且つ前記回動レバー3,4が圧接位置に移
動したときに加圧ベルトFpの裏面に圧接するベルト押
圧面22fにより加圧ベルトFpを加熱ロールFhに圧
接させる。前記高剛性パッド22のベルト押圧面22f
は、定着領域Q5の下流側の端部において、加熱ロール
Fh表面を凹ませるために、定着領域Q5から排出され
る記録シートSは加熱ロールFh表面から容易に剥離す
る。また、前記高剛性パッド22は高さ調節部22gが
その長手方向中央部(ベルト幅方向中央部)で高さが高
く両端部に行くに従って高さが低くなるように形成され
ているので、定着領域のベルト幅方向の中央部で圧力が
高く、両端部で圧力が低くなる。このため定着領域Q5
の圧力分布を適切にすることができる。
【0063】前記操作ハンドル31を図2に示す位置か
ら反時計方向に回転させると、回転操作軸29は前記図
3、図5に示す位置から図4、図6に示す位置に回転す
る。このとき、昇降カム32は回転操作軸29と共に反
時計方向に回転し、図3の位置から図4の位置に回転す
る。このとき、昇降カム32により回動レバー3,4の
ロッド貫通部3b,4bが下方に押圧されるため、回動
レバー3,4はレバー支持軸1b,2b回りに時計方向
に回転し、加圧定着部材(Fp,7〜22)は、図3の
定着位置(加熱ロールFhに圧接する位置)から図4の
離隔位置(加熱ロールFhから離隔した位置)に移動す
る。このとき、加熱ロールFhが加圧ベルトFpから離
れて定着パッド21および高剛性パッド22を下方に押
圧する力が解除されるので、コイルばね18が伸長す
る。このコイルばね18の伸長によりパッド受19およ
び定着パッド21が上昇してパッド受19の右側上端が
高剛性パッド22の上側段部22e(図6、図11参
照)を押し上げる。このとき高剛性パッド22は上昇し
て下側段部22dがプレート9の上面から離れる。しか
し、高剛性パッド22のねじ先端収容孔22cの下端が
ねじN5の下側面に当接して高剛性パッド22の前記プ
レート9上面からの上昇位置が規制される。したがっ
て、定着パッド21および高剛性パッド22は図6、図
11に示す位置に保持される。
【0064】すなわち、前記ベルト支持フレーム7に支
持されたベルト押圧部材22の上側段部(定着パッド移
動規制部材として機能する部分)22eは、前記コイル
ばね(パッド押圧部材)18により加熱ロールFhに向
けて押圧される定着パッド21の加熱ロールFh側への
移動を規制する。このため、ベルト支持フレーム7を加
熱ロールFhから離隔させることにより、上側段部(定
着パッド移動規制部材)22eおよび定着パッド21を
加熱ロールFhから離隔させることができる。このと
き、定着パッド21および高剛性パッド22と共に加圧
ベルトFpも加熱ロールFhから離隔する。
【0065】また、前記回転操作軸29および昇降カム
32が図3の位置から図4の位置に移動すると同時に、
図5に示す剥離部材移動用カム33は回転操作軸29と
共に反時計方向に回転して図6の位置に回転する。この
図6に示す位置では、剥離部材移動用カム33は前記剥
離部材支持部材36の中央部分36aを下方に押圧する
ので、前記剥離部材支持部材36は前記図5に示す位置
から回転操作軸29上で反時計方向に回転して図6に示
す位置に回転する。このとき、剥離部材44は図5の定
着位置(剥離シート45先端が加熱ロールFh表面に近
接する位置)から図6に示す離隔位置(剥離シート45
先端が加熱ロールFh表面から離隔した位置)に移動す
る。したがって、図2の操作ハンドル31を回転操作す
ることにより、加圧定着部材(Fp,7〜22)を加熱
ロール(定着用加熱回転部材)Fh表面に離隔、接近さ
せると同時に、剥離シート45の先端部を加熱ロール
(定着用加熱回転部材)Fh表面に離隔、接近させるこ
とができる。
【0066】また、前記剥離シート位置調節部材(42
+43)(図5、図6参照)を用いて前記剥離部材支持
部材36の中央部分36aに対する剥離シート支持板4
6の距離を調節することにより、剥離シート45の先端
部の位置を、前記加熱ロールFhおよび加圧ベルトFp
(一対の記録シート挟持回転部材FhおよびFp)の圧
接領域により形成される定着領域(記録シート挟持部)
Q5に対して適切な位置に配置することができる。この
ため、前記定着領域(記録シート挟持部)Q5から排出
される記録シートSを前記加熱ロールFhおよび加圧ベ
ルトFp(一対の記録シート挟持回転部材Fh,Fp)
の表面から確実に剥離させることが可能となる。前記回
転操作軸29、昇降カム32および剥離部材移動用カム
33を回転させると同時に回動レバー3,4を回動させ
ることができ、そのときに、回動レバー3,4に支持さ
れたベルト支持部材(5〜22)を、加圧ベルトFpお
よび定着ロールFhが離隔した離隔位置と圧接した圧接
位置に容易に移動させることができる。その時同時に、
剥離部材44を加熱ロールFhから離隔させたり接近さ
せたりすることができる。このため、定着装置でジャム
(紙詰まり)が発生した場合には、前記回転操作軸29
を回転させるだけで、容易にジャム処理を行うことがで
きる。
【0067】また、レバー支持フレームとしてのフロン
トプレート1およびリアプレート2により回動可能に支
持された回動レバー3,4は、金属板を折り曲げて形成
され、外端が開口する一対の平行なガイド端縁3c1,
3c1;4c1,4c1と前記一対のガイド端縁3c1,3
c1;4c1,4c1を接続する底部端縁とを有する端部
装着部材挿入溝3c;4cと、前記底部端縁に設けられ
た係止部材3d,4dとを有し、前記係止部材3d,4
dは、前記端部装着部材挿入溝3c;4cに挿入された
端部装着部材を回転不能に係止する。このように金属板
を折り曲げて形成した回動レバー3,4は容易に製作す
ることができる。前記端部装着部材5,6を回動レバー
3,4の端部装着部材挿入溝3c;4cに挿入すると
き、前記回動レバー3,4の一対の平行なガイド端縁3
c1,3c1;4c1,4c1は、前記端部装着部材5,6
の一対の被ガイド溝5a,5aをガイドする。端部装着
部材挿入溝3c;4cに挿入された端部装着部材5,6
は、その被係止部5bが回動レバー3,4の係止部材3
d,4dにより係止されて、前記回動レバー3,4によ
り所定の姿勢で支持される。したがって、ベルト支持フ
レーム7に装着された端部装着部材5,6と回動レバー
3,4との連結作業は容易である。
【0068】(実施例2)図22は本発明の定着装置の
実施例2の要部説明図で、前記実施例1の図11に対応
する図である。図23は本発明の定着装置の実施例2の
要部説明図で、前記実施例1の図12に対応する図であ
る。図24は本発明の定着装置で使用するベルト支持フ
レームの説明図で、図24Aは実施例2で使用するベル
ト支持フレームの要部断面図、図24B〜図24Fはそ
れぞれベルト支持フレームの他の実施例の要部断面図で
ある。なお、この実施例2の説明において、前記実施例
1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記
の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記
実施例1と同様に構成されている。
【0069】図22、図23、図24Aにおいて、ベル
ト支持フレーム7はU型の第1板金部材(フレーム本
体)8と平板状の金属プレート(第2板金部材)9によ
り構成されている。このU型の第1板金部材8のした壁
8aには高剛性パッド22の脚部材22a,22bが挿
入される脚部材挿入孔8a1が形成されている。高剛性
パッド22の脚部材22a,22bは上壁9の脚部材装
着孔9c,9dを貫通してその下端部が下壁8cの脚部
材挿入孔8a1に挿入されており、上壁9に垂直な姿勢
で上下に移動可能に保持されている。この実施例2のベ
ルト支持フレーム7も前記実施例1と同様に構成が簡単
で高剛性の小型のフレームを得ることができる。
【0070】(ベルト支持フレーム7の他の実施例)図
24B〜図24Fはそれぞれベルト支持フレームの他の
実施例の要部断面図である。この図24B〜図24Fに
示す各ベルト支持フレーム7はいずれも前記実施例1お
よび実施例2のベルト支持フレームと同様に構成が簡単
で高剛性の小型のフレームである。図24Bに示すベル
ト支持フレーム7はL型の板金部材(8a+8c)およ
び(8b+9)を溶接で結合して筒状に構成されてい
る。図24Cに示すベルト支持フレーム7は押し出しに
より一体成形した金属パイプにより構成されている。
【0071】図24Dのベルト支持フレーム7は、は前
記図24Cのベルト支持フレーム7の下流壁の外側面に
高剛性パッド22の側面を支持する側面支持部材8′が
溶接されている。前記ベルト支持フレーム7の側面支持
部材8′により高剛性パッド22のシート搬送方向下流
側の側面が上下方向に移動可能に支持される。このた
め、高剛性パッド22の姿勢が安定する。なお、この図
24Dに示すベルト支持フレーム7においては、高剛性
パッド22の脚部材22aを前記実施例1と同様に短く
して脚部材挿入孔8a1を省略しても、高剛性パッド2
2の姿勢は安定する。図24Eに示すベルト支持フレー
ム7は、断面円形の金属の押し出し成形パイプの断面形
状を変形させた構成されている。この図24Eに示すベ
ルト支持フレーム7の上流壁8bおよび下流壁8cは円
弧状であるので、そこに装着するベルトガイド12およ
び13の断面形状も円弧状に形成されている。図24F
に示すベルト支持フレーム7は、1枚の金属板を折り曲
げて枠状に構成し、その両端部を溶接して構成してい
る。
【0072】(実施例3)図25は本発明の定着装置の
実施例3の要部説明図で、前記実施例1の図10に対応
する図である。図25においてパッド支持部材17は、
その長手方向に離れて配置された複数のパッド支持部材
装着穴17を有しており、パッド支持部材装着穴17の
穴の深さは中央部で浅く、両端部で深くなるように形成
されている。パッド受19にはその長手方向に間隔を空
けて配置した下方に突出する複数の突出部19aが設け
られており、突出部19aは、パッド受支持部材17の
パッド受支持部材装着穴17bに挿入される。前記複数
の下方突出部19aの長さは同一である。この実施例3
のその他の構成は前記実施例1と同一である。
【0073】この実施例3では、パッド受19の複数の
突出部19aの長さが同一で、且つパッド支持部材装着
穴17の穴の深さは中央部で浅く両端部で深くなってい
るので、パッド受19の上面に定着パッド21を支持し
た状態で加熱ロールFhに押圧すると、パッド受19は
その高さが長手方向の中央部で高く、両端部で低くなる
ように変形する。このため、加熱ロールFhおよび加圧
ベルトFpの圧接領域により形成される定着領域Q5の
前記定着パッド21により生じる圧力分布は定着領域の
長手方向の中央部で高く、両端部で低くなる。このた
め、定着領域Q5の圧力分布を適切にすることができ
る。
【0074】(実施例4)図26は本発明の定着装置の
実施例4の要部説明図で、前記実施例3の図25に対応
する図である。図26においてパッド支持部材17は、
その長手方向に離れて配置された複数のパッド支持部材
装着穴17を有しており、各パッド支持部材装着穴17
の穴の深さは同一である。パッド受19にはその長手方
向に間隔を空けて配置した下方に突出する複数の突出部
19aが設けられており、突出部19aは、パッド受支
持部材17のパッド受支持部材装着穴17bに挿入され
る。前記複数の下方突出部19aの長さは、パッド受1
9の長手方向の中央部で長く、両端部で短く形成されて
いる。この実施例4のその他の構成は前記実施例3と同
一である。この実施例4はパッド受19の上面に定着パ
ッド21を支持した状態で加熱ロールFhに押圧する
と、前記実施例3と同様にパッド受19はその高さが長
手方向の中央部で高く、両端部で低くなるように変形す
る。このため、定着パッド21により生じる定着領域Q
5の圧力分布を適切にすることができる。
【0075】(実施例5)図27は本発明の定着装置の
実施例5の要部説明図で、前記実施例3の図25に対応
する図である。図27において前記実施例3のパッド支
持部材17は省略されており、ベルト支持フレーム7の
上壁を形成する板金製のプレート9には、その長手方向
に離れて配置された複数のパッド受装着孔9bが形成さ
れている。パッド受19にはその長手方向に間隔を空け
て配置した下方に突出する複数の突出部19aが設けら
れており、突出部19aは、前記プレート9のパッド受
装着孔9bに挿入される。前記複数の下方突出部19a
の長さは同一であるが、パッド受19の前記プレート9
の上面に支持される部分(定着パッドを支持する部分)
の厚さd1は長手方向の中央部で分厚く、両端部で薄く
形成されている。この実施例5のその他の構成は前記実
施例3と同一である。この実施例5はパッド受19の上
面に定着パッド21を支持した状態で加熱ロールFhに
押圧すると、前記実施例3と同様にパッド受19は前記
長手方向で異なる厚さd1により、その高さが長手方向
の中央部で高く、両端部で低くなる。このため、パッド
受19に支持された定着パッド21により生じる定着領
域Q5の圧力分布を適切にすることができる。
【0076】(実施例6)図28は本発明の定着装置の
実施例6の要部説明図で、前記実施例5の図27に対応
する図である。図28においてベルト支持フレーム7の
上壁を形成する板金製のプレート9には、その長手方向
に離れて配置された複数のパッド受装着孔9bが形成さ
れている。パッド受19にはその長手方向に間隔を空け
て配置した下方に突出する複数の突出部19aが設けら
れており、突出部19aは、前記プレート9のパッド受
装着孔9bに挿入される。前記パッド受19の厚さd1
は一定であるが前記パッド受19の上面に支持される定
着パッド21の厚さd2は長手方向の中央部で分厚く、
両端部で薄く形成されている。この実施例6のその他の
構成は前記実施例5と同一である。この実施例6はパッ
ド受19の上面に定着パッド21を支持した状態で加熱
ロールFhに押圧すると、前記定着パッド21は前記長
手方向で異なる厚さd2により、その高さが長手方向の
中央部で高く、両端部で低くなる。このため、定着パッ
ド21により生じる定着領域Q5の圧力分布を適切にす
ることができる。
【0077】(実施例7)図29は本発明の定着装置の
実施例7の要部説明図で、前記実施例6の図28に対応
する図である。図29においてパッド受19にはその長
手方向に間隔を空けて配置した下方に突出する複数の突
出部19aが設けられており、突出部19aは、前記プ
レート9のパッド受装着孔9bに挿入される。前記パッ
ド受19の厚さd1および定着パッド21の厚さd2は
一定であるが前記パッド受19の上面に支持される定着
パッド21の下面には長手方向の中央部が上方に突出す
るように湾曲した板バネ21aが結合されている。この
実施例7のその他の構成は前記実施例6と同一である。
この実施例7はパッド受19の上面に定着パッド21を
支持した状態で加熱ロールFhに押圧すると、前記定着
パッド21下面の板バネ21aにより、定着パッド21
の高さが長手方向の中央部で高く、両端部で低くなる。
このため、定着パッド21により生じる定着領域Q5の
圧力分布を適切にすることができる。
【0078】(変更例)以上、本発明の実施の形態を詳
述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明
の変更実施の形態を下記に例示する。 (H01)ベルト支持フレーム7としては断面形状が種々
の形状の金属性の筒状部材を使用することが可能であ
る。 (H02)回転操作軸の回転は操作ハンドルを使用する代
わりに、駆動モータ、またはソレノイド等を使用して回
転させることが可能である。 (H03)前記実施例1の図4および図6では加圧ベルト
Fpは加熱ロールFhから完全に離隔する位置まで下降
しているが、加圧ベルトFpが加熱ロールFhに接触す
るが圧接力がほとんど0となる位置まで下降するように
構成することも可能である。
【0079】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果(E01)を奏することができる。 (E01)加熱ロールとこれに圧接する加圧ベルトと前記
加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材とを備
えた定着装置において、筒状のベルト支持フレームを使
用しているので、ベルト支持フレームを高剛性且つ小型
に構成することができる。また、筒状のベルト支持フレ
ームの一対の側壁にガイド装着部を設け、前記ガイド装
着部にベルトガイドの被装着部を着脱可能に装着するこ
とができるので、ベルト支持部材の組立および分解作業
を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の定着装置を備えた
定着装置を有するカラー画像形成装置の説明図である。
【図2】 図2は図1に示す定着装置の全体説明図で斜
視図である。
【図3】 図3は図2のIII−III線断面の要部説明図
(または図9BIII−III線断面図)で、加圧ベルトが加
熱ロールに圧接している状態を示す図である。
【図4】 図4は前記図2のIV−IV線断面の要部説明
図(または図9BのIV−IV線断面図)で、加圧ベルト
が加熱ロールから離隔している状態を示す図である。
【図5】 図5は前記図2のV−V線断面の要部説明図
(または図9BのV−V線段面図)で、加圧ベルトが加
熱ロールに圧接し且つシート剥離部材を定着動作位置に
保持した状態を示す図である。
【図6】 図6は前記図2のVI−VI線断面の要部説明
図(または図9BのVI−VI線段面図)で、加圧ベルト
が加熱ロールに圧接し且つシート剥離部材を定着ロール
表面から離れた離隔位置に保持した状態を示す図であ
る。
【図7】 図7は前記フロントプレート1およびリアプ
レート2とその内面に支持される回動レバー3および4
の平面図である。
【図8】 図8は回動レバー3および4の斜視図であ
る。
【図9】 図9は前記回動レバーにより支持されるベル
ト支持部材とベルト支持部材により回転可能に支持され
る加圧ベルトの説明図で、図9Aは平面図、図9Bは前
記図9AのIXB−IXB線断面図である。
【図10】 図10は前記図9Bに示す部材の分解図で
ある。
【図11】 図11は前記図9Bの要部断面図で、図1
1Aは前記図9BのXIA−XIA線断面図、図11Bは
前記図9BのXIB−XIB線断面図である。
【図12】 図12は前記図9BのIIIA−IIIA線断面
図(図3A参照)の分解図である。
【図13】 図13はベルト支持フレームの前端部に装
着され且つ前側の回動レバー3に支持される端部装着部
材の説明図であり、図13Aは端部装着部材の斜視図、
図13Bは端部装着部材の正面図、図13Cは端部装着
部材の上面図、図13Dは端部装着部材の背面図であ
る。
【図14】 図14は前記図13に示す端部装着部材の
説明図で、図14Aは側断面図で前記図13BのXIV
A−XVIA線断面図、図14Bは平断面図で前記図1
3BのXIVB−XIVB線断面図、図14Cは背面断面
図で前記図13CのXIVC−XIVC線断面図である。
【図15】 図15はベルト支持フレームの説明図で、
図15Aは平面図、図15Bは前記図15Aの矢印XV
Bから見た図、図15Cは前記図15Aの矢印XVCか
ら見た図である。
【図16】 図16は前記図15の要部拡大図で、図1
6Aは前記図15Aの矢印XVIAで示す部分のプレー
ト9の形状を示す図、図16Bは前記図16Aの矢印X
VIBで示す部分のフレーム本体の上流壁8bの形状を
示す図である。
【図17】 図17は前記図15Aの要部断面図で、図
17Aは前記図15Aの矢印XVIIAから見た図、図1
7Bは前記図15AのXVIIB−XVIIB線断面図、図
17Cは前記図15AのXVIIC−XVIIC線断面図、
図17Dは前記図15AのXVIID−XVIID線断面
図、図17Eは前記図15AのXVIIE−XVIIE線断
面図、図17Fは前記図15AのXVIIF−XVIIF線
断面図である。
【図18】 図18は加圧ベルトFpの回転方向に沿っ
て定着領域上流側に配置される上流側ベルトガイドの説
明図で、図18Aは上面図、図18Bは前記図18Aの
矢印XVIIIBから見た図、図18Cは前記図18Aの
XVIIIC−XVIIIC線断面図、図18Dは前記図18
BのXVIIID−XVIIID線断面図、図18Eは上流側
ベルトガイドをベルト支持フレームに装着する途中の状
態の要部断面図、図18Fは上流側ベルトガイドをベル
ト支持フレームに装着した状態の要部断面図である。
【図19】 図19は加圧ベルトFpの回転方向に沿っ
て定着領域下流側に配置される下流側ベルトガイドの説
明図で、図19Aは上面図、図19Bは前記図19Aの
矢印XIXBから見た図、図19Cは前記図19BのXI
XC−XIXC線断面図である。
【図20】 図20は定着領域を通過する加圧ベルトF
pの裏面に配置される低摩擦シートの説明図である。
【図21】 図21は高剛性パッド22の説明図で、図
21Aは高剛性パッド22の左側面図、図21Bは前記
図21Aの矢印XXIBから見た図、図21Cは前記図
21AのXXIC−XXIC断面図である。
【図22】 図22は本発明の定着装置の実施例2の要
部説明図で、前記実施例1の図11に対応する図であ
る。
【図23】 図23は本発明の定着装置の実施例2の要
部説明図で、前記実施例1の図12に対応する図であ
る。
【図24】 図24は本発明の定着装置で使用するベル
ト支持フレームの説明図で、図24Aは実施例2で使用
するベルト支持フレームの要部断面図、図24B〜図2
4Fはそれぞれベルト支持フレームの他の実施例の要部
断面図である。
【図25】 図25は本発明の定着装置の実施例3の要
部説明図で、前記実施例1の図10に対応する図であ
る。
【図26】 図26は本発明の定着装置の実施例4の要
部説明図で、前記実施例3の図25に対応する図であ
る。
【図27】 図27は本発明の定着装置の実施例5の要
部説明図で、前記実施例3の図25に対応する図であ
る。
【図28】 図28は本発明の定着装置の実施例6の要
部説明図で、前記実施例5の図27に対応する図であ
る。
【図29】 図29は本発明の定着装置の実施例7の要
部説明図で、前記実施例6の図28に対応する図であ
る。
【符号の説明】
F…定着装置、Fh…加熱ロール、Fp…加圧ベルト、
Q5…定着領域、S…記録シート、1…移動部材支持フ
レーム(レバー支持フレーム、フロントプレート)、2
…移動部材支持フレーム(レバー支持フレーム、リアプ
レート)、3,4…移動部材(回動レバー)、3c1,
3c1;4c1,4c1…ガイド端縁、3c;4c…端部
装着部材挿入溝、3d,4d…係止部材、5,6…端部
装着部材、5a,5a…被ガイド溝、5b…被係止部、
5d,6d…ベルト外端位置規制面、5e,6e…ベル
ト端部ガイド面、5e1,6e1…溝、7…ベルト支持フ
レーム、8a…下壁、8b…上流壁、8c…下流壁、
(8b,8c)…一対の側壁、9…上壁(プレート)、
12,13…ベルトガイド、12c,13c…凹溝、1
8…パッド押圧部材、21…定着パッド、22…高剛性
パッド、22e…定着パッド移動規制部材(上側段
部)、22f…ベルト押圧面、27…圧縮ばね、45…
剥離シート、51…高剛性パッド圧力調節部材。(5〜
22)…ベルト支持部材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智文 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 色川 誠一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 桶川 長和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 鈴木 修一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 由川 修二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 将行 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA21 AA31 BA11 BA12 BB34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成要件(A01)〜(A04)を備え
    た定着装置、(A01)互いに圧接する領域により定着領
    域を形成し、前記定着領域に進入した記録シートを挟持
    して記録シート搬送方向に回転する加熱ロールおよびエ
    ンドレスの加圧ベルト、(A02)前記エンドレスの加圧
    ベルトの内部にベルト幅方向に沿って配置され且つシー
    ト搬送方向の上流側に配置された上流壁およびこの上流
    壁に対してその下流側に対向して配置された下流壁を有
    する一対の側壁並びに前記一対の側壁を接続する上壁お
    よび下壁を有する筒状のベルト支持フレームと、このベ
    ルト支持フレームに支持され且つ前記加圧ベルトの裏面
    を加熱ロールに向けて押圧する弾性材料製の定着パッド
    および前記定着パッドのシート搬送方向下流側に配置し
    た高剛性パッドと、前記上流壁および下流壁に装着され
    且つ前記加圧ベルトの内周面をガイドする上流側ベルト
    ガイドおよび下流側ベルトガイドとを有し、前記加圧ベ
    ルトを回転可能に支持するベルト支持部材、(A03)前
    記筒状のベルト支持フレームを支持し且つ前記加圧ベル
    トの幅方向両端に隣接してそれぞれ配置された移動部材
    支持フレームに移動可能に支持されるとともに、前記加
    圧ベルトを前記加熱ロールに圧接させる圧接位置と前記
    加圧ベルトを前記加熱ロールから離隔させる離隔位置と
    の間で移動可能な一対の移動部材、(A04)前記上流
    壁、下流壁、上壁および下壁のうちの3つの壁を形成す
    るように折り曲げられた第1板金部材と、残りの1つの
    壁を形成する平板状の第2板金部材とを結合して構成さ
    れた前記ベルト支持フレーム。
  2. 【請求項2】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    05)を備えた定着装置、(A01)互いに圧接する領域に
    より定着領域を形成し、前記定着領域に進入した記録シ
    ートを挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロー
    ルおよびエンドレスの加圧ベルト、(A02)前記エンド
    レスの加圧ベルトの内部にベルト幅方向に沿って配置さ
    れ且つシート搬送方向の上流側に配置された上流壁およ
    びこの上流壁に対してその下流側に対向して配置された
    下流壁を有する一対の側壁並びに前記一対の側壁を接続
    する上壁および下壁を有する筒状のベルト支持フレーム
    と、このベルト支持フレームに支持され且つ前記加圧ベ
    ルトの裏面を加熱ロールに向けて押圧する弾性材料製の
    定着パッドおよび前記定着パッドのシート搬送方向下流
    側に配置した高剛性パッドと、前記上流壁および下流壁
    に装着され且つ前記加圧ベルトの内周面をガイドする上
    流側ベルトガイドおよび下流側ベルトガイドとを有し、
    前記加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材、
    (A03)前記筒状のベルト支持フレームを支持し且つ前
    記加圧ベルトの幅方向両端に隣接してそれぞれ配置され
    た移動部材支持フレームに移動可能に支持されるととも
    に、前記加圧ベルトを前記加熱ロールに圧接させる圧接
    位置と前記加圧ベルトを前記加熱ロールから離隔させる
    離隔位置との間で移動可能な一対の移動部材、(A05)
    前記上流壁、下流壁、上壁および下壁のうちの2つの壁
    を形成するように折り曲げられた第1板金部材と残りの
    2つの壁を形成するように折り曲げられた第2板金部材
    とを結合して構成された前記ベルト支持フレーム。
  3. 【請求項3】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    06)を備えた定着装置、(A01)互いに圧接する領域に
    より定着領域を形成し、前記定着領域に進入した記録シ
    ートを挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロー
    ルおよびエンドレスの加圧ベルト、(A02)前記エンド
    レスの加圧ベルトの内部にベルト幅方向に沿って配置さ
    れ且つシート搬送方向の上流側に配置された上流壁およ
    びこの上流壁に対してその下流側に対向して配置された
    下流壁を有する一対の側壁並びに前記一対の側壁を接続
    する上壁および下壁を有する筒状のベルト支持フレーム
    と、このベルト支持フレームに支持され且つ前記加圧ベ
    ルトの裏面を加熱ロールに向けて押圧する弾性材料製の
    定着パッドおよび前記定着パッドのシート搬送方向下流
    側に配置した高剛性パッドと、前記上流壁および下流壁
    に装着され且つ前記加圧ベルトの内周面をガイドする上
    流側ベルトガイドおよび下流側ベルトガイドとを有し、
    前記加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材、
    (A03)前記筒状のベルト支持フレームを支持し且つ前
    記加圧ベルトの幅方向両端に隣接してそれぞれ配置され
    た移動部材支持フレームに移動可能に支持されるととも
    に、前記加圧ベルトを前記加熱ロールに圧接させる圧接
    位置と前記加圧ベルトを前記加熱ロールから離隔させる
    離隔位置との間で移動可能な一対の移動部材、(A06)
    前記上流壁、下流壁、上壁および下壁の4つの壁を形成
    するように折り曲げた1枚の金属プレートの一端部を他
    の部分に結合して構成された前記ベルト支持フレーム。
  4. 【請求項4】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    07)を備えた定着装置、(A01)互いに圧接する領域に
    より定着領域を形成し、前記定着領域に進入した記録シ
    ートを挟持して記録シート搬送方向に回転する加熱ロー
    ルおよびエンドレスの加圧ベルト、(A02)前記エンド
    レスの加圧ベルトの内部にベルト幅方向に沿って配置さ
    れ且つシート搬送方向の上流側に配置された上流壁およ
    びこの上流壁に対してその下流側に対向して配置された
    下流壁を有する一対の側壁並びに前記一対の側壁を接続
    する上壁および下壁を有する筒状のベルト支持フレーム
    と、このベルト支持フレームに支持され且つ前記加圧ベ
    ルトの裏面を加熱ロールに向けて押圧する弾性材料製の
    定着パッドおよび前記定着パッドのシート搬送方向下流
    側に配置した高剛性パッドと、前記上流壁および下流壁
    に装着され且つ前記加圧ベルトの内周面をガイドする上
    流側ベルトガイドおよび下流側ベルトガイドとを有し、
    前記加圧ベルトを回転可能に支持するベルト支持部材、
    (A03)前記筒状のベルト支持フレームを支持し且つ前
    記加圧ベルトの幅方向両端に隣接してそれぞれ配置され
    た移動部材支持フレームに移動可能に支持されるととも
    に、前記加圧ベルトを前記加熱ロールに圧接させる圧接
    位置と前記加圧ベルトを前記加熱ロールから離隔させる
    離隔位置との間で移動可能な一対の移動部材、(A07)
    前記上流壁、下流壁、上壁および下壁の4つの壁を形成
    する状態で押出成形された金属製パイプにより構成され
    た前記ベルト支持フレーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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