JP2002148690A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002148690A
JP2002148690A JP2000340263A JP2000340263A JP2002148690A JP 2002148690 A JP2002148690 A JP 2002148690A JP 2000340263 A JP2000340263 A JP 2000340263A JP 2000340263 A JP2000340263 A JP 2000340263A JP 2002148690 A JP2002148690 A JP 2002148690A
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light emitting
flash
flash light
unit
emitting unit
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JP2000340263A
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Kenji Ito
健二 伊藤
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Canon Inc
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Publication date
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体を大きくすること無く、閃光発光
部の支持部内部のデッドスペースを有効に使うことを可
能にした閃光発光内蔵カメラを提供する。 【解決手段】 閃光を発光する閃光発光部(1,2,
5,18)と、前記閃光発光部が非使用状態の第一の位
置(発光部収納位置)と使用状態の第二の位置(ポップ
アップ位置)との間を移動する移動手段と、前記閃光発
光部を支持し前記移動手段によって移動される閃光発光
部支持手段とを有し、前記閃光発光部支持手段の前記移
動手段を駆動するための駆動源9を前記閃光発光部支持
手段の内部に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの使用時と
非使用時で閃光発光部を移動させ且つ配光の変更を行な
わせる駆動部を有し、この閃光発光部の移動や配光の変
更の為の駆動部を省スペースで且つ効率良く使用できる
ように配置したことに特徴のあるカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年では、使い勝手を考慮して自動発光
ストロボを内蔵したカメラが殆どになってきている。こ
のようなストロボを内蔵したカメラは小型になればなる
程、撮影光軸とストロボ発光部とが接近することにな
る。このように撮影光軸にストロボ発光部が接近する
と、ストロボ発光の光が人の目の正面から入りやすくな
るので、その反射光によって人の目が赤く光って見え
る、いわゆる“赤目現象”が発生しやすくなってしま
う。最近はこの“赤目現象”を問題にすることが多く、
赤目現象を緩和するためにランプを搭載し、このランプ
を撮影直前に発光させることで赤目現象を低減させた
り、撮影光軸からストロボの発光部を離れた位置に配置
して、赤目現象を低減させるものなどがある。
【0003】ストロボの発光部を撮影光軸から離す手段
は各種の方式が提案されている。撮影時にストロボ発光
部を撮影光軸から離し、非撮影時にストロボ発光部を撮
影光軸に近づけるものは、一眼レフカメラでは多数提案
されている。この一眼レフカメラではストロボの発光部
の移動にモータあるいはプランジャーを使用するものが
一般的である。特公平5-289152号公報ではカメラ本体内
部にあるモータを使用しストロボを収納位置に移動させ
る提案がされている。
【0004】特公平4-55486号公報ではカメラ本体内部
にある駆動源を使用して、ストロボの使用時に発光部の
位置を移動し、同一駆動源で焦点距離に応じてストロボ
の照射角をベルト駆動で変化させるような提案が行われ
ている。このように、レンズシャッターカメラの場合
は、メインスイッチを押すとレンズ鏡筒が繰り出され、
そのレンズの繰り出しや沈胴時の動力を利用してストロ
ボの移動を行う提案が多数出されている。このストロボ
発光部の移動の形態には幾つもの方式がある。ストロボ
発光部が直線的に移動するものや、回転軸を中心に回転
して突出、収納されるもの等がある。
【0005】また、最近では撮影レンズの焦点距離に連
動して閃光発光部の照射角度を変え、被写体の撮影範囲
に応じた範囲だけに光を照射し、少しでも撮影範囲のみ
を効率良く照射するようにしたものや、閃光発光部が使
用時に突出移動して、更に前述のように撮影レンズの焦
点距離に連動して閃光発光部の照射角度を変える様な提
案が多数されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではカメラ本体側にストロボ発光部の移動のための
駆動手段が配置されていたり、閃光発光部の配光を変更
するための駆動手段が配置されていたりする為、ストロ
ボの内部に充分なスペースがあるにもかかわらず、カメ
ラ本体内部のスペースが取られてしまいカメラ本体自体
が大きくなってしまっていた。また、ストロボ発光部を
移動させ、更に発光の配光角度を変更させるための駆動
源がカメラ本体内にあると、ストロボ発光部と駆動源と
の距離が離れているため、単一駆動源でもってカメラ本
体側とストロボ発光部側との連動を行なわせる場合には
かなり複雑な連動機構が必要になってしまったり、また
微妙な連動を行わせることが困難であった。
【0007】本発明の目的は、カメラ本体を大きくする
こと無く、閃光発光部の支持部内部のデッドスペースの
有効利用を図ることができるカメラを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本出願に係る発明の構成は、閃光を発光する閃光発光部
と、前記閃光発光部を支持する閃光発光部支持手段と、
前記閃光発光部支持手段を前記閃光発光部の非使用状態
の収納位置と使用状態の位置との間を移動させる移動手
段と、前記移動手段を駆動させる駆動源とを有し、前記
駆動源を前記閃光発光部支持手段の内部に配置したこと
を特徴とする。
【0009】前記閃光発光部支持手段は、その内部にお
いて略光軸方向に沿って配した前記閃光発光部と前記移
動手段との下側に形成される空間部に前記駆動源を配置
したことを特徴とする。
【0010】閃光を発光する閃光発光部と、前記閃光発
光部が非使用状態の収納位置と使用状態の位置との間を
移動可能となるように支持する閃光発光部支持手段と、
前記閃光発光部の配光を変化させる配光変更駆動手段
と、前記配光変更駆動手段を駆動させる駆動源とを有
し、前記閃光発光部支持手段の内部に前記配光変更駆動
手段の駆動源を配置したことを特徴とする。
【0011】前記配光変更駆動手段は、前記閃光発光部
支持手段の内部に配置されていることを特徴とする。
【0012】前記閃光発光部支持手段は、その内部にお
いて略光軸方向に沿って配した前記閃光発光部と前記配
光変更駆動手段との下側に形成される空間部に前記配光
変更駆動手段の駆動源を配置したことを特徴とする。
【0013】前記配光変更駆動手段の駆動源は、前記閃
光発光部の駆動源と兼用したことを特徴とする。
【0014】前記配光変更駆動手段は、前記閃光発光部
支持手段を駆動する駆動機構であることを特徴とする。
【0015】また、本出願に係る発明の目的を達成する
為に、本発明は、閃光を発光する閃光発光部を有し、前
記発光部からの光線を通す第1の光学系と第2の光学系
を有し、前記第1の光学系と前記第2の光学系との相対
移動によって被写体への配光を制御する配光変更駆動手
段を有し、前記第1の光学系に前記第2の光学系のガイ
ドを行なうガイド部を有することを特徴とする。
【0016】前記第一の光学系はフレネルレンズ、第二
の光学系は反射部材であることを特徴とする。
【0017】前記移動手段は、閃光発光部を収納ロック
する状態と、ロック解除してポップアップ位置に付勢さ
せる状態との間を移動可能としたカム機構によることを
特徴とする。
【0018】上記構成によれば、本出願に係る第1の発
明は、カメラの使用時と非使用時で自動的に閃光発光部
の位置を変えるもので、閃光発光部支持部の内部に小型
のプランジャー、モータ等の閃光発光部の移動を行わせ
る駆動源を配置することによって、カメラ本体を大きく
すること無く、閃光発光部支持部内部のデッドスペース
を有効に使うことができる。
【0019】本出願に係る第2の発明は、カメラの使用
時と非使用時で閃光発光部の位置を変えるもので、閃光
発光部支持部の内部に閃光発光部の配光を変化させる配
光変更駆動源を配置することによって、カメラ本体側か
ら閃光発光部まで配光変更駆動源の動力を伝えるための
連動機構を介設する必要が無く、閃光発光部支持部内部
のデッドスペースを有効に使うことができる。
【0020】本出願に係る第3の発明は、カメラの使用
時と非使用時で自動的に閃光発光部の位置を変えるもの
で、閃光発光部支持部の内部に小型のプランジャー、モ
ータ等の閃光発光部の移動を行わせる駆動源を配置し、
且つ閃光発光部の配光を変化させる配光変更駆動源を配
置することによって、カメラ本体を大きくすること無
く、閃光発光部支持部内部のデッドスペースを有効に使
うことができる。
【0021】本出願に係る第4の発明は、閃光発光部の
位置を移動させる閃光発光部支持手段の移動を発動する
発動源と閃光発光部の配光を変化させる配光変更駆動源
とを兼用させることによって、閃光発光部支持部を小型
化できコストダウンになる。
【0022】本出願に係る第5の発明は、閃光発光部の
配光を変更させる場合に第1の光学部品に第2の光学部
品のガイド部を設けたり、あるいは逆に第2の光学部品
に第1の光学部品のガイド部を設けたりすることで光学
的なずれを最小限に抑えることができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示している。本実施の形態は、
ストロボのポップアップのロックを解除する駆動源をス
トロボのポップアップ部の内部に配置したものである。
図1中、28はストロボを覆う外観部材、1は被写体に光
を発する発光管、2は発光管1が後方に発する光を被写
体側に反射させるための反射部材であり、発光管1の両
端にはプラス電極1aと、マイナス電極1bとを有して
いる。この発光管1のプラス電極1aおよびマイナス電
極1bには、それぞれリード線3および4が接続されて
いる。5は発光管1及び反射部材2を保持する発光部ホ
ルダーであり、発光部ホルダー5の両端部には穴5a,5b
があり、発光管1の電極部が突出している。7、8は発
光管1のプラス電極1aとマイナス電極1bに被せるゴ
ム部材である。
【0024】ゴム部材7,8は反射部材2に発光管1を
接触させるためのものであり、また発光管1の中央部表
面にある透明電極部1cから発光管1の両端の電極部1
a,1bとのリークを防止するためのものである。9はモー
タであり、10はモータ9に取り付いているピニオンギ
アである。11はピニオンギア10と噛み合う2段ギア
式の減速ギアaである。12は減速ギアaと噛み合う減
速ギアbである。13は減速ギアbに一体的に保持され
るネジシャフトである。
【0025】ネジシャフト13にはネジ部13aにネジ
がきられている。15はモータ地板であり、モータ地板
15には前記のモータ9が座グリ部15bに、減速ギア
a11が軸15cに、減速ギアb12がネジシャフト1
3に保持されて穴部15dに差し込まれ、先端部13b
がモータ地板15の穴部15eに差し込まれ保持されて
いる。6は減速ギアa11、減速ギアb12を抜け止め
するためのギア押えである。
【0026】発光部ホルダー5にはXe管1、反射部材2、
ゴム部材7,8が保持されている。17はスライド板であ
り、14のガイドシャフトによりガイドされている。スラ
イド板17には一体的にメネジ部17aが形成されている。
したがって、前記のモータ9に正逆通電することにより
モータ9に支持されるピニオンギア10が正逆回転し、減
速ギアa 11及び減速ギアb12で減速され、ネジシャフト
13により更に減速され、その動きに応じてスライド板17
が追従してB方向に往復移動を行う。
【0027】18は反射部材2の前面に配置されたフレ
ネルレンズであり、発光管1からの光を集光させるため
のものである。また、スライド板17に接片19が保持され
ていて、この接片19に対向した位置にプリント配線基板
20が配置されている。このプリント配線基板20によりカ
ム板17の位置を制御することになる。
【0028】モータ地板15はストロボ下カバー24に保持
され、不図示のカメラ本体に保持されたヒンジ25とヒン
ジ軸26により穴部24a、24bで軸支され、アップバネ27も
同様に保持され、アップバネの一端はストロボ下カバー
24の溝部24cに引っかけられていてストロボ全体をアッ
プさせる方向に付勢させている。
【0029】次に、ストロボのポップアップのロック解
除についての説明を行う。前述のスライド板17にはダボ
部17cがある。21はロック部材であり、ロック部材21は
ガイド溝21aとガイドダボ21bとがあり、それぞれがモー
タ地板15のダボ部15fと溝部15gに入り込んでいる。した
がって、ロック部材21はC方向に移動可能であり、引っ
張りバネ22がダボ部21dに掛けられているのでロック部
材21は常にばね側に引き寄せられている。ロック部材21
にはカム穴部21cがあり、前記のスライド板17のダボ部1
7cが入り込んでいる。
【0030】ここで、カム穴部21cについての説明を行
う。図5は本実施の形態のストロボポップアップのロッ
ク部の図である。図中の(a)はロック状態で、(b)はロッ
ク解除状態である。23aはカバー23に一体に設けられた
突部である。突部23aには横穴23bが開けられていて、前
記した引っ張りバネ22により突部21eが横穴23bに入り込
んでいる。
【0031】カム板17に一体的に保持されたダボ部17c
がC方向に17c'の位置に移動するためには、カム山部21f
を押すことになる。ダボ部17cがカム山部21fを押すこと
で、ロック部材21が矢印E方向に動かされ、突部21eが横
穴23bから外れることになる。
【0032】したがって、前述のアップバネ27によって
アップ側に付勢されていたストロボ発光部がロックが解
除されてアップすることになる。カメラのoff状態では
カム板17のダボ部は17cの位置に待機していて、カメラ
がOnされるとダボ部17cは17c'の位置に移動して一端ス
トロボのロック解除状態にしてロックを外しダボ部が17
cの位置に戻るように制御する。ダボ部が17cの位置に戻
るとストロボはアップされた状態ではあるが図5(a)の
位置にロック部材21が戻ることになる。この位置にあれ
ば、撮影者がストロボを手で押し下げようとした場合で
も、引っ張りバネ22によって付勢されたロック部材21の
突部21eが矢印E方向に動き、テーパ部23cにならって再
度ストロボはロックされる。
【0033】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態におけるストロボ配光を変更する駆動源をストロ
ボのポップアップ部の内部に配置した場合についての説
明を行う。図2は本実施の形態を示す図であり、128
はストロボを覆う外観部材、101は被写体に光を発す
る発光管である。102は発光管101が後方に発する
光を被写体側に反射させるための反射部材であり、発光
管101の両端にはプラス電極101aと、マイナス電
極101bとを有している。発光管101のプラス電極
101aおよびマイナス電極101bには、それぞれリ
ード線103および104が接続されている。105は
発光管101及び反射部材102を保持する発光部ホル
ダーである。
【0034】発光部ホルダー105の両端部には穴105a,10
5bがあり、発光管の電極部が突出している。107、108は
発光管のプラス電極101aとマイナス電極101bに被せる
ゴム部材である。ゴム部材107,108は反射部材102に発
光管101を接触させるためのものであり、また発光管101
の中央部表面にある透明電極部101cから発光管101の両
端の電極部101a,101bとのリークを防止するためのもの
である。109はモータであり、110はモータ109に取り付
いているピニオンギアである。111はピニオンギア11
0と噛み合う2段ギア式の減速ギアaである。112は減
速ギアa111と噛み合う減速ギアbである。113は
減速ギアb112に一体的に保持されるネジシャフトで
ある。
【0035】ネジシャフト113にはネジ部113aにネジが
きられている。115はモータ地板であり、モータ地板115
には前記したモータ109が座グリ部115bに、減速ギアa1
11が軸115cに、減速ギアb112がネジシャフト113に保持
されて穴部115dに差し込まれ、先端部113bがモータ地板
115の穴部115eに差し込まれ保持されている。106は減速
ギアa111、減速ギアb112を抜け止めするのためのギア
押えである。発光部ホルダー105にはXe管101、反射部材
102、ゴム部材107,108が保持されている。
【0036】発光部ホルダー105にはガイド突部105cが
あり、モータ地板115のガイド溝部115aに係合してい
る。ギア押え106の一部を延長し押え部106aによって前
述の発光部ホルダー105のガイド突部105cがガイド溝部1
15aから外れるのを防止している。したがって、発光部
ホルダー105は矢印A方向に移動可能になる。
【0037】117はカム板であり、114のガイドシャフト
によりガイドされている。カム板117には一体的にメネ
ジ部117aが形成されている。発光部ホルダー105にはダ
ボ部105dがあり、このダボ部105dは前記したカム板117
のカム溝部117aに係合している。したがって、前記のモ
ータ109に正逆通電することによりモータ109に支持され
るピニオンギア110が正逆回転し、減速ギアa 111及び減
速ギアb112で減速され、ネジシャフト113により更に減
速され、その動きに応じてカム板117が追従してB方向に
往復移動を行う。
【0038】ここでカム板117についての説明を行う。
図4はカム板117の動きを示した図である。カム板117は
ガイドシャフト114によってガイドされ、図4の左右方
向に移動可能である。(a)はワイド状態 (b)はミドル状
態 (c)テレ状態を示している。前述のネジシャフト113
によってカム板117が図中の左右に動く。カム部117bの
形状は図のようにストレート部が117b1、117b2、117b3
の3領域に分かれていてこのストレート部でのみカム板1
17が止められる。カム板117を止める手段に関しては後
述する。
【0039】また、この時カム板117に形成されたカム
溝部117bに発光部ホルダー105のダボ部105dが入り込ん
でいるので、カム板117がB方向に動くことによってその
カム溝に応じた位置に発光部ホルダ105がA方向に動くこ
とになる。118は反射部材102の前面に配置されたフレネ
ルレンズであり、発光管101からの光を集光させるため
のものである。
【0040】ここで、発光管101とフレネルレンズ118と
の距離をかえることによって発光管101から被写体に向
かう照射範囲が変わることになる。また、カム板118に
接片119が保持されていて、この接片119に対向した位置
にプリント配線基板120が配置されている。このプリン
ト配線基板120によりカム板117の位置を制御することに
なる。したがって、発光管101と反射部材102を保持した
発光部ホルダー105がカム板117の移動に応じて制御され
フレネルレンズ118との距離を変えることになるので、
被写体に向かう照射範囲が変わることになる。
【0041】モータ地板115はストロボ下カバー124に保
持され、不図示のカメラ本体に保持されたヒンジ125と
ヒンジ軸126により穴部124a、124bで軸支され、アップ
バネ127も同様に保持されアップバネの一端はストロボ
下カバー124の溝部124cに引っかけられていてストロボ
全体をアップさせる方向に付勢されている。したがっ
て、前述のアップバネ127によってアップ側に付勢され
ていたストロボ発光部が不図示のロック機構によりロッ
クが解除されストロボがアップし前述の構成によってス
トロボの配光変更動作を行うことになる。
【0042】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態におけるストロボのポップアップのロックを解除
する駆動源とストロボ配光を変更する駆動源を兼用し、
ストロボのポップアップ部の内部に配置した場合につい
ての説明を行う。図3は本実施の形態を示す図であり、
まずストロボのズーム駆動機構についての説明を行う。
【0043】228はストロボを覆う外観部材、201は被写
体に光を発する発光管である。202は発光管201が後方に
発する光を被写体側に反射させるための反射部材、反射
部材202からはダボ部202aと202bが設けられている。発
光管201の両端にはプラス電極201aと、マイナス電極20
1bとを有している。
【0044】発光管201のプラス電極201aおよびマ
イナス電極201bには、それぞれリード線203および204
が接続されている。205は発光管201及び反射部材202
を保持する発光部ホルダーで、発光部ホルダー205の
両端部には穴205a,205bがあり、発光管の電極部が突出
している。207、208は発光管201のプラス電極201aとマ
イナス電極201bに被せるゴム部材で、このゴム部材20
7,208は反射部材202に発光管201を接触させるためのも
のであり、また発光管201の中央部表面にある透明電極
部201cから発光管201の両端の電極部201a,201bとのリ
ークを防止するためのものである。
【0045】209はモータであり、210はモータ2
09に取り付いているピニオンギアである。211はピ
ニオンギア210と噛み合う2段ギア式の減速ギアaであ
る。212は減速ギアa211と噛み合う減速ギアbで
ある。213は減速ギアb212に一体的に保持されるネ
ジシャフトであり、このネジシャフト213にはネジ部213
aにネジがきられている。215はモータ地板であり、モー
タ地板215には前記のモータ209が座グリ部215bに、減速
ギアa211が軸215cに、減速ギアb212がネジシャフト21
3に保持されて穴部215dに差し込まれ、先端部213bがモ
ータ地板215の穴部215eに差し込まれ保持されている。2
06は減速ギアa211、減速ギアb212を抜け止めするため
のギア押えである。
【0046】発光部ホルダー205にはXe管201、反射部材
202、ゴム部材207,208が保持されている。発光部ホル
ダー205にはガイド突部205cがあり、モータ地板215のガ
イド溝部215aに係合している。ギア押え206の一部を延
長し押え部206aによって前述の発光部ホルダ205のガイ
ド突部205cがガイド溝部215aから外れるのを防止してい
る。従って、発光部ホルダ205は矢印A方向に移動可能に
なる。217はカム板であり、214のガイドシャフトにより
ガイドされている。
【0047】カム板217には一体的にメネジ部217aが形
成されている。発光部ホルダ205にはダボ部205dがあ
り、このダボ部205dは前記のカム板217のカム溝部217a
に係合している。したがって、前記のモータ209に正逆
通電することによりモータ209に支持されるピニオンギ
ア210が正逆回転し、減速ギアa 211及び減速ギアb212
で減速され、ネジシャフト213により更に減速され、そ
の動きに応じてカム板217が追従してB方向に往復移動を
行う。カム板217についての説明は前述の第2の実施の
形態と同一であるのでここでは割愛する。
【0048】このカム板217の位置を制御する手段に関
しては後述する。また、この時カム板217に形成された
カム溝部217bに発光部ホルダ205のダボ部205dが入り込
んでいるので、カム板217がB方向に動くことによってそ
のカム溝に応じた位置に発光部ホルダー205がA方向に動
くことになる。218は反射部材202の前面に配置されたフ
レネルレンズであり、発光管201からの光を集光させる
ためのものである。
【0049】ここで、発光管201とフレネルレンズ218と
の距離を変えることによって発光管201から被写体に向
かう照射範囲が変わることになる。この時フレネルレン
ズ218に溝部218aと218bが設けられ前述の反射部材202の
ダボ部202aと202bが入り込んでおり発光管201とフレネ
ルレンズ218との距離を変える時にはフレネルレンズ218
と反射部材202との位置ずれが少なくなるように考慮さ
れている。
【0050】また、カム板217に接片219が保持されてい
て、この接片219に対向した位置にプリント配線基板220
が配置されている。このプリント配線基板220によりカ
ム板217の位置を制御することになる。したがって、発
光管201と反射部材202を保持した発光部ホルダー205が
カム板217の移動に応じて制御されフレネルレンズ218と
の距離を変えることになるので、被写体に向かう照射範
囲が変わることになる。
【0051】モータ地板215はストロボ下カバー224に保
持され、カメラ本体(不図示)に保持されたヒンジ225と
ヒンジ軸226により穴部224a、224bで軸支され、アップ
バネ227も同様に保持されアップバネの一端はストロボ
下カバー224の溝部224cに引っかけられていてストロボ
全体をアップさせる方向に付勢されている。
【0052】次に、ストロボのポップアップのロック解
除についての説明を行う。前述のカム板217にはダボ部2
17cがある。221はロック部材であり、ロック部材221は
ガイド溝221aとガイドダボ221bとがあり、それぞれがモ
ータ地板215のダボ部215fと溝部215gに入り込んでい
る。したがって、ロック部材221はC方向に移動可能であ
り、引っ張りバネ222がダボ部221dに掛けられているの
でロック部材221は常にばね側に引き寄せられている。
ロック部材221にはカム穴部221cがあり、前記のカム板2
17のダボ部217cが入り込んでいる。
【0053】ここで、カム穴部221cについての説明を行
う。図6は本発明のストロボポップアップのロック部の
図である。図中の(a)はロック状態で、(b)はロック解除
状態である。223aはカバー223に一体に設けられた突部
である。突部223aには横穴223bが開けられていて、前記
の引っ張りバネ222により突部221eが横穴223bに入り込
んでいる。カム板217に一体的に保持されたダボ部217c
がC方向に217c'の位置に移動するためには、カム山部22
1fを押すことになる。
【0054】ダボ部217cがカム山部221fを押すことで、
ロック部材221が矢印E方向に動かされ突部221eが横穴22
3bから外れることになる。したがって、前述のアップバ
ネ227によってアップ側に付勢されていたストロボ発光
部がロックが解除されアップすることになる。カメラの
off状態ではカム板217のダボ部は217cの位置に待機して
いて、カメラがOnされるとダボ部217cは217c'の位置に
移動して一端ストロボのロック解除状態にしてロックを
外し、ダボ部が217cの位置に戻るように制御する。
【0055】ダボ部が217cの位置に戻るとストロボはア
ップされた状態ではあるが図5(a)の位置にロック部材2
21が戻ることになる。この位置にあれば、撮影者がスト
ロボを手で押し下げようとした場合でも、引っ張りバネ
222によって付勢されたロック部材221の突部221eが矢印
E方向に動き、テーパ部223cにならって再度ストロボは
ロックされる。
【0056】図7はストロボがアップした状態を示す図
である。図7の(a)はストロボ配光がテレ状態の時で、
(b)はストロボ配光がワイド状態である。ワイド状態か
らテレ状態では前述の駆動方法により発光管201、反射
部材202、及び発光部ホルダ205が前方に駆動され配光が
変わることになる。
【0057】なお、請求項に記載の閃光発光部は発光管
・反射部材・発光部ホルダー及びフレネルレンズを示し
ている。移動手段とはストロボをポップアップさせるた
めの機構を示す。発動源とはモータを示している。配光
変更駆動手段は発光部ホルダーを駆動する駆動機構をあ
らわしている。閃光発光部支持手段とはストロボの発光
部を保持している部材のことをあらわしている。第一の
光学系はフレネルレンズ、第二の光学系は反射部材を示
している。また、閃光発光部の第一の位置と第二の位置
とは発光部の収納位置とポップアップ位置を示してい
る。
【0058】
【発明の効果】上記目的を達成する為に、本出願に係る
第1の発明によれば、カメラの使用時と非使用時で自動
的に閃光発光部の位置を変えるもので、閃光発光部支持
部の内部に小型のプランジャー、モータ等の閃光発光部
の移動を発動するような駆動源を配置することによっ
て、カメラ本体を大きくすること無く、閃光発光部支持
部内部のデッドスペースを有効に使うことができる。
【0059】本出願に係る第2の発明によれば、カメラ
の使用時と非使用時で閃光発光部の位置を変えるもの
で、閃光発光部支持部の内部に閃光発光部の配光を変化
させる配光変更駆動源を配置することによって、カメラ
本体側から閃光発光部まで配光駆動源の動力を伝えるた
めの連動機構を介設する必要が無く、閃光発光部支持部
内部のデッドスペースを有効に使うことができる。
【0060】本出願に係る第3の発明によれば、カメラ
の使用時と非使用時で自動的に閃光発光部の位置を変え
るもので、閃光発光部支持部の内部に小型のプランジャ
ー、モータ等の閃光発光部の移動を発動するような駆動
源を配置し、且つ閃光発光部の配光を変化させる配光変
更駆動源を配置することによって、カメラ本体を大きく
すること無く、閃光発光部支持部内部のデッドスペース
を有効に使うことができる。
【0061】本出願に係る第4の発明によれば、閃光発
光部の位置を移動させる閃光発光部支持手段の移動を発
動する発動源と、閃光発光部の配光を変化させる配光変
更駆動源とを兼用させることによって、閃光発光部支持
部を小型化できコストダウンになる。
【0062】本出願に係る第5の発明によれば、閃光発
光部の配光を変更させる場合に第1の光学部品に第2の
光学部品のガイド部を設けたり、あるいは逆に第1の光
学部品に第2の光学部品のガイド部を設けたりすること
で光学的なずれを最小限に抑えることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す分解斜視図
【図4】本発明の第2の実施の形態のカム板の動きを示
すものであり、(a)はワイド状態を示す説明図、 (b)は
ミドル状態を示す説明図、 (c)テレ状態を示す説明図
【図5】本発明の第1、第2、第3の実施の形態のスト
ロボポップアップのロック部を示し、(a)はロック状態
を示す説明図、(b)はロック解除状態を示す説明図
【図6】本発明の第3の実施の形態のストロボポップア
ップのロック部を示し、(a)はロック状態を示す説明
図、(b)はロック解除状態を示す説明図
【図7】本発明の第3の実施の形態のストロボポップア
ップ状態を示すものであり、(a)はストロボ配光がテレ
状態の断面図、(b)はストロボ配光がワイド状態の断面
【符号の説明】
1,101,201…発光管 2,102,202…反射部材 5,105,205:…発光部ホルダ 9,109,209,109,209…モータ 10,110,210…ピニオンギア 11,111,211…減速ギアa 12,112,212…減速ギアb 13,113,213…ネジシャフト 15,115,215…モータ地板 17…スライド板 117,217…カム板 18,118,218…フレネルレンズ 19,119,219…接片 20,120,220…プリント配線基板 21,221…ロック部材 22,222…引っ張りバネ 24,124,224…ストロボ下カバー 25,125,225…ヒンジ 27,127,227…アップバネ 28,128,228…外観部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G03B 15/03 J K M 17/02 17/02 17/04 17/04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光を発光する閃光発光部と、前記閃光
    発光部を支持する閃光発光部支持手段と、前記閃光発光
    部支持手段を前記閃光発光部の非使用状態の収納位置と
    使用状態の位置との間を移動させる移動手段と、前記移
    動手段を駆動させる駆動源とを有し、前記駆動源を前記
    閃光発光部支持手段の内部に配置したことを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記閃光発光部支持手段は、その内部に
    おいて略光軸方向に沿って配した前記閃光発光部と前記
    移動手段との下側に形成される空間部に前記駆動源を配
    置したことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 閃光を発光する閃光発光部と、前記閃光
    発光部が非使用状態の収納位置と使用状態の位置との間
    を移動可能となるように支持する閃光発光部支持手段
    と、前記閃光発光部の配光を変化させる配光変更駆動手
    段と、前記配光変更駆動手段を駆動させる駆動源とを有
    し、前記閃光発光部支持手段の内部に前記配光変更駆動
    手段の駆動源を配置したことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記配光変更駆動手段は、前記閃光発光
    部支持手段の内部に配置されていることを特徴とする請
    求項3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記閃光発光部支持手段は、その内部に
    おいて略光軸方向に沿って配した前記閃光発光部と前記
    配光変更駆動手段との下側に形成される空間部に前記配
    光変更駆動手段の駆動源を配置したことを特徴とする請
    求項4記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記配光変更駆動手段の駆動源は、前記
    閃光発光部の駆動源と兼用したことを特徴とする請求項
    3乃至5のいずれか記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記配光変更駆動手段は、前記閃光発光
    部支持手段を駆動する駆動機構であることを特徴とする
    請求項3乃至6のいずれか記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 閃光を発光する閃光発光部を有し、前記
    発光部からの光線を通す第1の光学系と第2の光学系を
    有し、前記第1の光学系と前記第2の光学系との相対移
    動によって被写体への配光を制御する配光変更駆動手段
    を有し、前記第1の光学系に前記第2の光学系のガイド
    を行なうガイド部を有することを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第一の光学系はフレネルレンズ、第
    二の光学系は反射部材であることを特徴とする請求項8
    記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は、閃光発光部を収納ロ
    ックする状態と、ロック解除してポップアップ位置に付
    勢させる状態との間を移動可能としたカム機構によるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のカメ
    ラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1584976A1 (en) * 2004-03-10 2005-10-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Camera with pop-up flash unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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