JP2002145141A - 自動二輪車のスタンド装置 - Google Patents

自動二輪車のスタンド装置

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JP2002145141A
JP2002145141A JP2000341282A JP2000341282A JP2002145141A JP 2002145141 A JP2002145141 A JP 2002145141A JP 2000341282 A JP2000341282 A JP 2000341282A JP 2000341282 A JP2000341282 A JP 2000341282A JP 2002145141 A JP2002145141 A JP 2002145141A
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main leg
stand
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leg
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JP2000341282A
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Kazunori Yamada
和則 山田
Eiji Kishimoto
英司 岸本
Kazuyoshi Takada
一良 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H1/00Supports or stands forming part of or attached to cycles
    • B62H1/02Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車のスタンド装置について、後輪を
接地させた状態と浮かせた状態の何れで車体を自立させ
ても、常に車体を安定して自立させることができ、ま
た、車体の自立を後輪を接地させた状態から浮かせた状
態に変える時に、大きな力を必要とすることなく容易に
行えるようにする。 【解決手段】 車体の下部に起倒可能に設置される左右
一対の脚部による自動二輪車のスタンド装置10におい
て、左右一対の脚部のそれぞれを、一端が車体側に回動
可能に軸支されて格納位置と起立位置の何れかに変位さ
れる主脚部12と、主脚部12の他端側に回動可能に連
結される副脚部13とにより構成すると共に、主脚部1
2を、その起立位置で後輪を接地させて車体を起立させ
る長さに形成し、副脚部13を、主脚部12の延長線上
に延びるように常に付勢され、且つ、この付勢力に抗し
て後側に回動可能なように主脚部12に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の車体
を自立させるためのスタンド装置に関し、特に、左右一
対の脚部により後輪を接地させた状態と浮かせた状態の
何れでも車体を自立させられるようにした自動二輪車の
スタンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行しないと前輪と後輪の二輪だけでは
自立できない自動二輪車では、車体を自立させるための
スタンド装置が車体の下部に起倒可能に設置されてお
り、後輪を接地させた状態と浮かせた状態の何れでも車
体を自立させられるように、一般的にはサイドスタンド
とメインスタンドの両方を設置したりしているが、左右
一対の脚部を備えたメインスタンドのみにより後輪を接
地させた状態と浮かせた状態の何れでも車体を自立させ
られるようにしたスタンド装置についても、例えば、実
公昭51−10536号公報等により従来から公知とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なメインスタンドのみにより後輪を接地させた状態と浮
かせた状態の何れでも車体を自立させられるようにした
従来公知のスタンド装置について、上記の実公昭51−
10536号公報に記載されているものでは、停車して
スタンド(スタンドの脚部)を格納位置から前方に回動
させ、スタンドがその回動軸よりも後方で接地したとき
に自動的にロックすることで、後輪を接地させたまま車
体を自立させ、その状態から車体の後部を持ち上げるよ
うに後方に引いて、所定の起立位置までスタンドを更に
前方に回動させて自動的にロックすることで、後輪を浮
かせた状態で車体を自立させるようにしている。
【0004】しかしながら、そのような従来公知のスタ
ンド装置では、後輪を浮かせて自立させる時には、最適
な起立位置までスタンドを回動させた状態で車体を安定
して自立させることができるものの、後輪を接地させて
自立させる時には、最適な起立位置に至るまでの回動途
中でスタンドをロックして、スタンドをその回動軸より
も後方で接地させていることから、後輪を浮かせて自立
させるのと同様に車体を安定して自立させるというわけ
にはいかず、また、車体の自立を後輪を接地させた状態
から浮かせた状態に変える時に、車体の後部を持ち上げ
るように後方に引くことで大きな力を必要とすることに
なる。
【0005】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、自動二輪車のスタンド
装置について、後輪を接地させた状態と浮かせた状態の
何れで車体を自立させても、常に車体を安定して自立さ
せることができ、また、車体の自立を後輪を接地させた
状態から浮かせた状態に変える時に、大きな力を必要と
することなく容易に行えるようにすることを課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、車体の下部に起倒可能に設置さ
れる左右一対の脚部による自動二輪車のスタンド装置に
おいて、左右一対の脚部のそれぞれを、一端が車体側に
回動可能に軸支されて格納位置と起立位置の何れかに変
位される主脚部と、主脚部の他端側に回動可能に連結さ
れる副脚部とにより構成すると共に、主脚部を、その起
立位置で後輪を接地させて車体を起立させる長さに形成
し、副脚部を、主脚部の延長線上に延びるように常に付
勢され、且つ、この付勢力に抗して後側に回動可能なよ
うに主脚部に連結することを特徴とするものである。
【0007】上記のような構成によれば、スタンド装置
の左右一対の脚部のそれぞれで、脚部が略水平方向に撥
ね上げられている格納位置では、主脚部と副脚部が一直
線に延びているが、脚部を格納位置から起立位置に変位
させると、所定の起立位置で下端が地面に接地する主脚
部に対して、副脚部が地面との当接による抵抗力により
付勢力に抗して後側に回動されることで、所定の起立位
置での主脚部の接地により、後輪を接地させた状態で車
体を安定して自立させることができる。
【0008】そして、そのような状態から車体を左右に
それぞれ傾けるだけで、左右の副脚部の地面による抵抗
力が片方ずつ交互に解除されて、左右の副脚部が片方ず
つ付勢力による回動で既に所定の起立位置にある主脚部
の延長線上に延びて、左右両方の副脚部の下端が地面に
接地することで、所定の起立位置での副脚部の接地によ
り、後輪を浮かせた状態で車体を安定して自立させるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動二輪車のスタ
ンド装置の一実施形態について、図面に基づいて説明す
る。なお、図1は、本実施形態に係る自動二輪車の全体
を示し、図2は、本実施形態のスタンド装置の格納位置
の状態を示し、図3は、そのスタンド装置が起立位置で
車体を後輪を接地させて自立させるときの状態を示し、
図4は、そのスタンド装置が起立位置で車体を後輪を浮
かせて自立させるときの状態を示すものである。また、
図5は、本実施形態に係る自動二輪車について、(A)
スタンド装置を格納位置とした状態と、(B)後輪を接
地させて自立させた状態と、(C)後輪を浮かせて自立
させた状態とのそれぞれを示すものである。
【0010】本実施形態のスタンド装置を備えた自動二
輪車は、図1に示すように、ハンドル2とシート3の間
に低くて広いステップ4が形成され、シート3に腰掛け
ステップ4に足を載せて背筋を伸ばした姿勢でハンドル
2のグリップ部を握って運転を行うスクータータイプの
自動二輪車であって、自動二輪車1の車体の前部には、
ハンドル2からステアリングシャフト(図示せず)を介
してフロントフォーク5に連なるステアリング部分が、
ステアリングシャフトを回動軸として回動可能に設置さ
れ、左右のフロントフォーク5の下端部の間には前輪6
が回転可能に軸着されている。
【0011】また、ステアリング部分の後方には、低い
位置で両足が載置できる広いステップ4が形成され、ス
テップ4に続く車体の後部には、ステップ4に両足を載
せた状態で腰掛けられるようにシート3が配置されてい
て、シート3の下方には、エンジンとトランスミッショ
ンとエアクリーナー等を一体化した動力系ユニット7
が、スイングアームとして機能するように、油圧緩衝器
とコイルスプリングからなるクッションユニット8を介
装させた状態で、車体フレームに対して揺動可能に設置
されており、動力系ユニット7の後端には後輪9が片持
ち状に軸着されている。
【0012】そして、車体を自立させるために車体の下
部に起倒可能に設置されるスタンド装置として、左右一
対の脚部を備えたメインスタンド10が、動力系ユニッ
ト7の前部の下面側に起倒可能に設置されており、本実
施形態では、このメインスタンド10に対して、その脚
部を格納位置と起立位置の何れかに変位させるための操
作部11が、ステップ4の前方上方で、車体前部を覆う
カバー部材から露出するように車体フレームに固定的に
設置されていて、メインスタンド10の脚部の格納位置
と起立位置の変位は、操作部11からのケーブルを介し
た遠隔操作によって行われるようになっている。
【0013】なお、メインスタンド10の動力系ユニッ
ト7に対する具体的な取付構造については、図示してい
ないが、従来からスクータータイプの自動二輪車で一般
的に使用されているメインスタンドの場合と格別に相違
するものではなく、また、本実施形態では動力系ユニッ
ト7に対してメインスタンド10を取り付けているが、
特に動力系ユニットとは限らず、取付ブラケットを介し
て車体フレームに取り付けるようにしても良いものであ
る。
【0014】そのように自動二輪車1に設置されている
本実施形態のスタンド装置の構造については、図2〜図
4に示すように、メインスタンド10の左右一対の脚部
のそれぞれが、主脚部12と副脚部13とによって構成
されており、左右の主脚部12同士はクロスパイプ14
により一体的に連結されていて、各主脚部12の一端側
に形成された取付孔12aの部分で、図示していない
が、カラー部材を介したボルト締めによって、車体側
(動力系ユニット7のハウジング部分)に対して回動可
能に取り付けられることとなる。
【0015】メインスタンド10の左右一対の脚部のそ
れぞれで、一端が車体側(動力系ユニット7のハウジン
グ部分)に回動可能に取り付けられる主脚部12の他端
側には、その末端部に接地足部12bが一体的に形成さ
れ、また、この接地足部12bよりも手前に、主脚部1
2の延長線上に延びる位置から後側にだけ回動可能なよ
うに、副脚部13の一端が主脚部に対してカラー部材を
介したボルト締めにより回動可能に軸支されていて、副
脚部13の他端側の末端部には接地足部13bが一体的
に形成されている。
【0016】また、少なくとも左右の主脚部12の何れ
か一方(図示したものでは右側)に対してレバー部材1
5が一体的に結合されており、このレバー部材15が車
体側(動力系ユニット7のハウジング部分)のストッパ
ー部分に当接することで、格納位置からの主脚部12の
前方への回動が所定の起立位置で阻止されるようになっ
ていて、主脚部12を常に略水平方向で後方に延びる格
納位置に付勢するための戻しバネ16が、その一端側が
車体側(動力系ユニット7のハウジング部分)に当接し
他端側がレバー部材15に当接するように、主脚部12
とレバー部材15の連結部分を貫通する取付孔12aの
外周部に巻装されている。
【0017】さらに、左右の主脚部12を連結するクロ
スパイプ14と左右の各副脚部13との間には、主脚部
12の延長線上から後側にだけ回動可能な副脚部13に
対して、副脚部13を主脚部12の延長線上に延びるよ
うに常に付勢するために、左右一対の捩りバネ(トーシ
ョンスプリング)17が、その一端側がクロスパイプ1
4に係止され他端側が副脚部13に係止されるように、
クロスパイプ14にそれぞれ巻装されており、更には、
図示していないが、副脚部13の頭部側(軸支側)を押
圧する圧縮バネが、副脚部13を主脚部12の延長位置
か後側回動位置の何れかで確実に止めるために、副脚部
13の軸支部よりも手前(格納位置では前方、起立位置
では上方)の主脚部12の筒状内部に内装されている。
【0018】そして、そのようなメインスタンド10に
対して、離れた位置に設置されている操作部11からの
ケーブル20が、緩衝用の伸縮バネ18を介して、主脚
部12と一体的に結合されたレバー部材15に接続され
ており、この緩衝用の伸縮バネ18のバネ力が主脚部1
2を格納位置に付勢する戻しバネ16よりも強く設定さ
れていることで、操作部11において操作レバー11a
の操作によりケーブル20が引かれると、伸縮バネ18
を介してケーブル20が接続されているレバー部材15
と一体的に、主脚部12が戻しバネ16のバネ力に抗し
て格納位置から起立位置に回動され、操作レバー11a
の操作によりケーブル20が弛められると、主脚部12
が戻しバネ16のバネ力により起立位置から格納位置に
自動的に復帰するようになっている。
【0019】なお、主脚部12に何らかの抵抗力が作用
している場合には、操作部11で操作レバー11aを操
作してケーブル20を引いても、緩衝用の伸縮バネ18
が伸びるだけで、主脚部12を無理に格納位置から起立
位置に回動させることはないが、操作レバー11aを操
作部11の下方のロック位置にシフトしてケーブル20
を引いた状態のままにしておけば、主脚部12から抵抗
力が解除された時に、緩衝用の伸縮バネ18の収縮によ
って、主脚部12は戻しバネ16のバネ力に抗して自動
的に格納位置から起立位置に回動されることとなる。
【0020】上記のようなメインスタンド10と操作部
11による本実施形態のスタンド装置では、操作部11
の操作レバー11aが上方のフリー位置にシフトされて
ケーブル20が弛められている時には、図2に示すよう
に、主脚部12は、戻しバネ16の付勢力により略水平
方向で後方に延びる格納位置にあり、また、副脚部13
は、クロスパイプ14に巻装された捩りバネ(トーショ
ンスプリング)17の付勢力により、主脚部12の延長
線上に位置していて、この状態では、図5(A)に示す
ように、自動二輪車1は、メインスタンド10が車体に
対して格納位置となっていて、車両の停止時には自立で
きない。
【0021】そのような格納位置の状態から、乗員が搭
乗したまま操作部11の操作レバー11aを操作するこ
とで、図3に示すように、操作レバー11aが下方のロ
ック位置にシフトされてケーブル20が引かれると、伸
縮バネ18を介してケーブル20に接続されたレバー部
材15と一体的に結合されている主脚部12は、戻しバ
ネ16の付勢力に抗して前方に回動し、主脚部12の回
動が阻止される所定の起立位置で、その接地足部12b
が地面に接地するのに対して、主脚部12に連結されて
いる副脚部13は、地面に当接することで、クロスパイ
プ14に巻装された捩りバネ(トーションスプリング)
17の付勢力に抗して、主脚部12に対して後側に回動
することとなり、その結果、図5(B)に示すように、
自動二輪車1は、所定の起立位置となったメインスタン
ド10の主脚部12が接地することで、後輪9を接地さ
せた状態で車体が安定して自立することとなる。
【0022】なお、そのように主脚部12を格納位置か
ら所定の起立位置に変位させる際に、主脚部12が所定
の起立位置に至る前、即ち、主脚部12が取り付け点
(主脚部12の回動軸)の真下を通過する前に、主脚部
12の接地足部12bが地面に触れるが、ここで乗員が
乗車したまま両足を地面に下ろして車体を軽く後ろに引
くことにより、主脚部12は取り付け点(主脚部12の
回動軸)の真下を通過して所定の起立位置で停止される
こととなる。
【0023】さらに、そのように主脚部12を所定の起
立位置とすることで後輪を接地させて車体を安定して自
立させた停車状態から、乗員が降車して車体を左右にそ
れぞれ傾けるだけで、左右の主脚部12が交互に地面か
ら離れるため、左右の副脚部13に対する地面の抵抗力
が片方ずつ交互に解除されて、左右の副脚部13のそれ
ぞれは、図4に示すように、起立位置にある主脚部12
に対して、クロスパイプ14に巻装された捩りバネ(ト
ーションスプリング)17の付勢力により、副脚部13
が主脚部12の延長線上に位置するまで回動して、副脚
部13の接地足部13bが地面に接地することとなり、
その結果、図5(C)に示すように、自動二輪車1は、
所定の起立位置にあるメインスタンド10の副脚部13
が接地することで、後輪9を浮かせた状態で車体が安定
して自立することとなる。
【0024】そのように副脚部13を接地させることで
後輪9を浮かせて車体を自立させた駐車状態からは、操
作部11の操作レバー11aをロック位置にシフトした
まま車体を前方に押し出すことで、車体の自立状態を後
輪9を浮かせた駐車状態から後輪を接地させた停車状態
に簡単に変えることができ、また、後輪9を接地させて
車体を自立させた停車の状態からは、乗員が乗車してか
ら、操作部11の操作レバー11aのシフトをフリー位
置に戻して、スロットル操作で車両を発進させることに
より、所定の起立位置にあった主脚部12は荷重点(主
脚部12の回動軸の真下)を越えて戻しバネ16の付勢
力により自動的に格納位置に戻ることとなる。
【0025】上記のような本実施形態の自動二輪車のス
タンド装置によれば、後輪を接地させて自立させる場合
と後輪を浮かせて自立させる場合の何れにおいても、車
体を支えるメインスタンド10が同じ所定の起立位置と
なっていて、車体の重心位置とメインスタンド10の接
地位置との関係が大きく変わることはないため、何れの
場合でもメインスタンド10の最適な起立位置により常
に車体を安定して自立させることができると共に、車体
の自立を後輪を接地させた状態から浮かせた状態に変え
る時には、車体を左右に傾けるだけの簡単な動作により
小さな力で車体の自立状態を変えることができる。
【0026】また、本実施形態では、搭乗している運転
者の近くに設置された操作部11の操作レバー11aの
操作によるケーブル20と伸縮バネ18を介した遠隔操
作により、主脚部12を格納位置と起立位置に変位でき
るようにしているため、降車することなく乗車したまま
操作部11の操作レバー11aを操作することで、走行
を停止してから直ちに車体を自立(後輪を接地させて自
立)させたり、後輪を接地させて車体を自立させた状態
で乗車してからそのまま発進させたりすることができ
る。
【0027】以上、本発明の自動二輪車のスタンド装置
の一実施形態について説明したが、本発明は、上記のよ
うな実施形態に限られるものではなく、例えば、スクー
タータイプの自動二輪車に限らず、その他のタイプの自
動二輪車に対しても適用可能なものであり、また、スタ
ンド装置については、必ずしもケーブルによる遠隔操作
で脚部を格納位置と起立位置に変位させるようなものに
限らず、メインスタンドの構造についても図示したよう
な具体的な構造に限られるものではない等、適宜設計変
更可能なものであることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したような本発明の自動二輪車
のスタンド装置によれば、後輪を接地させて車体を自立
させる場合と後輪を浮かせて車体を自立させる場合との
何れの場合においても、スタンドの脚部を最適な起立位
置として常に車体を安定して自立させることができると
共に、車体の自立状態を後輪が接地した状態から後輪を
浮かせた状態に変えるのを、小さな力による簡単な動作
によって容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンド装置が適用されている自動二
輪車の一例を示す側面図。
【図2】本発明の自動二輪車のスタンド装置の一実施形
態について、スタンド装置が格納位置の状態を示す斜視
図。
【図3】図2に示したスタンド装置について、起立位置
で後輪を接地させて車体を自立させるときの状態を示す
斜視図。
【図4】図2に示したスタンド装置について、起立位置
で後輪を浮かせて車体を自立させるときの状態を示す斜
視図。
【図5】図1に示した自動二輪車について、(A)スタ
ンド装置を格納位置とした状態と、(B)後輪を接地さ
せて自立させた状態と、(C)後輪を浮かせて自立させ
た状態とのそれぞれを示す側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 10 メインスタンド(スタンド装置) 11 (スタンド装置の)操作部 12 (メインスタンドの)主脚部 13 (メインスタンドの)副脚部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の下部に起倒可能に設置される左右
    一対の脚部による自動二輪車のスタンド装置において、
    左右一対の脚部のそれぞれが、一端が車体側に回動可能
    に軸支されて格納位置と起立位置の何れかに変位される
    主脚部と、主脚部の他端側に回動可能に連結される副脚
    部とにより構成されていると共に、主脚部が、その起立
    位置で後輪を接地させて車体を自立させる長さに形成さ
    れ、副脚部が、主脚部の延長線上に延びるように常に付
    勢され、且つ、この付勢力に抗して後側に回動可能なよ
    うに主脚部に連結されていることを特徴とする自動二輪
    車のスタンド装置。
  2. 【請求項2】 一体的に連結された左右の主脚部に対し
    て、左右の副脚部がそれぞれ独立して回動可能なように
    連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自動
    二輪車のスタンド装置。
  3. 【請求項3】 車体の所望位置に設置された操作部から
    のケーブルと伸縮バネを介した遠隔操作により、主脚部
    が格納位置と起立位置に変位されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車
    のスタンド装置。
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