JP2002145134A - クローラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装置 - Google Patents

クローラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装置

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JP2002145134A
JP2002145134A JP2000347087A JP2000347087A JP2002145134A JP 2002145134 A JP2002145134 A JP 2002145134A JP 2000347087 A JP2000347087 A JP 2000347087A JP 2000347087 A JP2000347087 A JP 2000347087A JP 2002145134 A JP2002145134 A JP 2002145134A
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JP
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vehicle
frame
mounting
crawler
track frame
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JP2000347087A
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English (en)
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Koji Furukawa
浩二 古川
Hitoshi Ueji
仁志 上路
Masayuki Takahashi
誠之 高橋
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ型作業車両に於いて、車両の前後バ
ランス及び地上高を簡単且つ安価な構成にて調整可能に
する。 【解決手段】 クローラ型作業車両に於いて、トラック
フレーム13に取り付け孔20,20…を開穿するとと
もに、該取り付け孔20,20…に対応する被取り付け
孔21,21…を車両フレーム17に開穿する。そし
て、トラックフレーム13に取り付け孔20,20…を
前後方向にずらした位置に複数組の取り付け孔20a,
20a…を開穿して、車両フレーム17に対するトラッ
クフレーム13の取り付け位置を前後移動可能に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクローラ型作業車両
のトラックフレーム取り付け装置に関するものであり、
特に、作業状態に応じて調整可能にしたクローラ型作業
車両のトラックフレーム取り付け装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
トラクタやコンバイン等の作業車両には、駆動スプロケ
ットと従動スプロケット間にクローラを卷装した左右ク
ローラ式走行装置を備えたものが知られている。此種ク
ローラ式作業車両は前後バランスが重要であり、ホイー
ル式作業車両が多少のバランス不良でもホイールが接地
していれば走行可能であるのに対して、クローラ式作業
車両ではクローラの前端部が浮き上がるり、牽引力が不
足するという課題がある。従って、車両の後部に連結す
る作業機や作業形態に応じて、車両の前後バランスを調
整する必要があるが、従来は車両前部にフロントウエイ
トを装着して前後バランスを調整していたので、フロン
トウエイト装着時は車両重量が増加して走行性能が低下
するとともに、車両本体の強度にも悪影響を与え、且
つ、部品増加によるコストアップを招いていた。
【0003】また、此種クローラ式作業車両は、主とし
て湿田用に地上高が高く設定されており、例えばトラク
タの後部にロータリ作業機を連結して耕耘作業を行う場
合は、車両の地上高が高くてロータリ作業機が斜めに引
き起こされた状態となり、リヤカバーによる耕深制御が
不可能となる。
【0004】そこで、クローラ型作業車両に於いて、車
両の前後バランス及び地上高を簡単且つ安価な構成にて
調整可能にするために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本発明はこの課題を解決することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、駆動スプロケット1
2と従動スプロケット14間にクローラ16を卷装した
左右クローラ式走行装置Cを備えた作業車両に於いて、
前記駆動スプロケット12及び従動スプロケット14を
支持するトラックフレーム13は、車両フレーム17に
対して前後方向に取り付け位置を調整可能に形成したク
ローラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装置、及
び、駆動スプロケット12と従動スプロケット14間に
クローラ16を卷装した左右クローラ式走行装置Cを備
えた作業車両に於いて、前記駆動スプロケット12及び
従動スプロケット14を支持するトラックフレーム13
は、車両フレーム17に対して上下方向に取り付け位置
を調整可能に形成したクローラ型作業車両のトラックフ
レーム取り付け装置、及び、上記トラックフレーム13
に取り付け孔20を開穿するとともに、該取り付け孔2
0に対応する被取り付け孔21を車両フレーム17に開
穿し、且つ、該取り付け孔20または被取り付け孔21
を前後方向にずらした位置に複数組の孔20aを開穿し
たクローラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装
置、及び、上記トラックフレーム13に取り付け孔20
を開穿するとともに、該取り付け孔20に対応する被取
り付け孔21を車両フレーム17に開穿し、且つ、該取
り付け孔20または被取り付け孔21を上下方向にずら
した位置に複数組の孔20bを開穿したクローラ型作業
車両のトラックフレーム取り付け装置を提供するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてクロ
ーラ型のトラクタ10を示し、リヤアクスル11に駆動
スプロケット12を取り付け、この駆動スプロケット1
2を回転支持するトラックフレーム13に従動スプロケ
ット14と転輪15を枢着し、これら駆動スプロケット
12と従動スプロケット14,転輪15間にクローラ1
6を卷装してクローラ式走行装置Cが構成されている。
前記トラックフレーム13は車体フレーム17の側面に
ボルトBにて固定されており、このボルトBの締結また
は弛緩により、クローラ式走行装置Cは車体フレーム1
7に着脱自在となっている。
【0007】図2に示すように、前記トラックフレーム
13の取り付け面13aに取り付け孔20,20…を開
穿するとともに、該取り付け孔20,20…に対応する
被取り付け孔21,21…を車両フレーム17に開穿す
る。また、前記トラックフレーム13には、取り付け孔
20,20…を前後方向にずらした位置に複数組の取り
付け孔20a,20a…を開穿するとともに、これら取
り付け孔20,20…及び20a,20aを上下方向に
ずらした位置に複数組の取り付け孔20b,20b…を
開穿する。
【0008】いま、図3(a)に示すように、前記トラ
ックフレーム13の取り付け孔20,20と車両フレー
ム17の被取り付け孔21,21とを合致させ、各孔2
0,21に夫々ボルトBを貫通して締結すれば、前記ト
ラックフレーム13が車両フレーム17に固定される。
従って、車両フレーム17のやや後部にトラックフレー
ム13が位置して、車両の前後バランスは重心が後方に
寄った設定となる。
【0009】これに対して、図3(b)に示すように、
前記取り付け孔20,20よりも後方寄り(図中では右
寄り)に開穿した取り付け孔、例えば前から4番目の取
り付け孔20と6番目の取り付け孔20aを前記車両フ
レーム17の前寄りの被取り付け孔21,21に合致さ
せるとともに、前から12番目の取り付け孔20と14
番目の取り付け孔20aを前記車両フレーム17の後寄
りの被取り付け孔21,21に合致させて、各孔20,
21及び20a,21に夫々ボルトBを貫通して締結す
れば、前記トラックフレーム13は図3(a)に示した
位置よりも車両フレーム17の前寄りに固定される。従
って、車両フレーム17のやや前部にトラックフレーム
13が位置して重心が前方に寄った設定となる。
【0010】ここで、前記トラックフレーム13の取り
付け面13aには、前述したように、上方向にずらした
位置に取り付け孔20b,20b…が開穿されており、
図4に示すように、この取り付け孔20b,20bの何
れかを車両フレーム17の被取り付け孔21,21に合
致させて、各孔20b,21に夫々ボルトBを貫通して
締結すれば、前記トラックフレーム13に対して車両フ
レーム17が高い位置に固定される。従って、図3
(a)または(b)に示した位置よりも車両の地上高が
高くなる。
【0011】このように、車両フレーム17に対してト
ラックフレーム13の取り付け位置を前後方向にずらす
ことにより、重心を前後方向の任意の位置に設定するこ
とができ、車両の後部に連結する作業機や作業形態に応
じて、車両前部にフロントウエイトを装着することな
く、車両の前後バランスを調整することが可能である。
また、車両フレーム17に対してトラックフレーム13
の取り付け位置を上下方向にずらすことにより、車両の
地上高を変更することができ、例えば湿田での耕耘作業
に於いては地上高を高く設定し、乾田での耕耘作業に於
いては地上高を低く設定することにより、作業内容に応
じた最適な地上高にて作業効率の向上を図ることが可能
となる。
【0012】尚、本実施の形態では、車両フレーム17
に開穿した被取り付け孔21に対して、トラックフレー
ム13に複数組の取り付け孔20,20a,20bを設
けて前後または上下に調整可能としたが、トラックフレ
ーム13に設けた取り付け孔20に対して、車両フレー
ム17に複数組の被取り付け孔(図示せず)を設けて前
後または上下に調整可能とすることもできる。更に、図
示は省略するが、車両フレーム17に対してトラックフ
レーム13を例えば前後方向へスライド自在に嵌合させ
て、ハンドルにて螺子やギヤを回転することにより前後
移動させるようにしてもよい。
【0013】図5は前記クローラ走行装置Cの駆動スプ
ロケット12を示し、該駆動スプロケット12は取り付
けディスク12aに対してスプロケット爪12bが車両
の内側へオフセットされており、略椀型の形状になって
いる。従って、該駆動スプロケット12を前記リヤアク
スル11に装着したときは、リヤアクスル11の外端部
よりもスプロケット爪12bが車両の内側になり、左右
のクローラ16,16のトレッドを狭くしてコンパクト
な構成となる。尚、作業状況によっては、該駆動スプロ
ケット12の表裏を反転してリヤアクスル11に装着す
れば、リヤアクスル11の外端部よりもスプロケット爪
12bが車両の外側になって、左右のクローラ16,1
6のトレッドを広くすることも可能である。
【0014】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明は、駆動スプロケット及び従
動スプロケットを支持するトラックフレームを、車両フ
レームに対して前後方向に取り付け位置を調整可能に形
成したので、作業状況に応じて最適な前後バランスに調
整することができる。
【0016】また、請求項2記載の発明は、駆動スプロ
ケット及び従動スプロケットを支持するトラックフレー
ムを、車両フレームに対して上下方向に取り付け位置を
調整可能に形成したので、作業状況に応じて最適な地上
高に調整することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は上記トラック
フレームに取り付け孔を開穿するとともに車両フレーム
に被取り付け孔を開穿し、該取り付け孔または被取り付
け孔を前後方向にずらした位置に複数組設けたので、任
意位置の取り付け孔または被取り付け孔を選択して、ト
ラックフレームを前後にずらして車両フレームに固定す
ることにより、作業内容に応じてトラックフレームの取
り付け位置を前後移動でき、簡単且つ安価な構成にて最
適な車両の前後バランスを得ることができる。
【0018】また、請求項4記載の発明は上記トラック
フレームに取り付け孔を開穿するとともに車両フレーム
に被取り付け孔を開穿し、該取り付け孔または被取り付
け孔を上下方向にずらした位置に複数組設けたので、任
意位置の取り付け孔または被取り付け孔を選択して、ト
ラックフレームを上下にずらして車両フレームに固定す
ることにより、作業内容に応じてトラックフレームの取
り付け位置を上下移動でき、簡単且つ安価な構成にて最
適な車両の地上高を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】クローラ型のトラクタの側面図。
【図2】トラックフレームと車両フレームの側面図。
【図3】(a)車両フレームの後寄りに取り付けられた
トラックフレームの側面図。 (b)車両フレームの前寄りに取り付けられたトラック
フレームの側面図。
【図4】車両フレームの上方寄りに取り付けられたトラ
ックフレームの側面図。
【図5】駆動スプロケットの斜視図。
【符号の説明】
10 トラクタ 12 駆動スプロケット 13 トラックフレーム 14 従動スプロケット 16 クローラ 17 車両フレーム 20 取り付け孔 20a,20b 取り付け孔 21 被取り付け孔 C クローラ式走行装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動スプロケット12と従動スプロケッ
    ト14間にクローラ16を卷装した左右クローラ式走行
    装置Cを備えた作業車両に於いて、前記駆動スプロケッ
    ト12及び従動スプロケット14を支持するトラックフ
    レーム13は、車両フレーム17に対して前後方向に取
    り付け位置を調整可能に形成したことを特徴とするクロ
    ーラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装置。
  2. 【請求項2】 駆動スプロケット12と従動スプロケッ
    ト14間にクローラ16を卷装した左右クローラ式走行
    装置Cを備えた作業車両に於いて、前記駆動スプロケッ
    ト12及び従動スプロケット14を支持するトラックフ
    レーム13は、車両フレーム17に対して上下方向に取
    り付け位置を調整可能に形成したことを特徴とするクロ
    ーラ型作業車両のトラックフレーム取り付け装置。
  3. 【請求項3】 上記トラックフレーム13に取り付け孔
    20を開穿するとともに、該取り付け孔20に対応する
    被取り付け孔21を車両フレーム17に開穿し、且つ、
    該取り付け孔20または被取り付け孔21を前後方向に
    ずらした位置に複数組の孔20aを開穿した請求項1ま
    たは2記載のクローラ型作業車両のトラックフレーム取
    り付け装置。
  4. 【請求項4】 上記トラックフレーム13に取り付け孔
    20を開穿するとともに、該取り付け孔20に対応する
    被取り付け孔21を車両フレーム17に開穿し、且つ、
    該取り付け孔20または被取り付け孔21を上下方向に
    ずらした位置に複数組の孔20bを開穿した請求項1,
    2または3記載のクローラ型作業車両のトラックフレー
    ム取り付け装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049368A1 (ja) 2005-10-27 2007-05-03 Yanmar Co., Ltd. 小型クローラ式トラクタ

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WO2007049368A1 (ja) 2005-10-27 2007-05-03 Yanmar Co., Ltd. 小型クローラ式トラクタ

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