JP3155700B2 - 装軌式車両 - Google Patents
装軌式車両Info
- Publication number
- JP3155700B2 JP3155700B2 JP04556996A JP4556996A JP3155700B2 JP 3155700 B2 JP3155700 B2 JP 3155700B2 JP 04556996 A JP04556996 A JP 04556996A JP 4556996 A JP4556996 A JP 4556996A JP 3155700 B2 JP3155700 B2 JP 3155700B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- rear axle
- clutch case
- steering clutch
- sprocket wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブルドーザ、油圧シ
ョベル等の無限軌道式走行装置を具備する装軌式車両に
関する。
ョベル等の無限軌道式走行装置を具備する装軌式車両に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブルドーザの1例が図2に示され
ている。図2において、1は車体、2は無限軌道式走行
装置、3は排土板及びその昇降機構、迎角変更機構等か
らなるドーザ装置、4は前部スプロケットホイール、5
は後部スプロケットホイール、6はクローラである。
ている。図2において、1は車体、2は無限軌道式走行
装置、3は排土板及びその昇降機構、迎角変更機構等か
らなるドーザ装置、4は前部スプロケットホイール、5
は後部スプロケットホイール、6はクローラである。
【0003】車体1は、図3に示すように、相互に間隔
を隔てて前後方向に沿って平行に伸びる一対のサイドフ
レーム11と、この後部に設けられたステアリングクラッ
チケース12とからなるトラックフレーム10を具備してい
る。
を隔てて前後方向に沿って平行に伸びる一対のサイドフ
レーム11と、この後部に設けられたステアリングクラッ
チケース12とからなるトラックフレーム10を具備してい
る。
【0004】このステアリングクラッチケース12のサイ
ドプレート12A には、図4に示すように、リアアクスル
ハウジング19が複数のボルト31により締結固定され、こ
のリアアクスルハウジング19に軸支されたリアアクスル
15の先端には後部スプロケットホイール5固定されてい
る。
ドプレート12A には、図4に示すように、リアアクスル
ハウジング19が複数のボルト31により締結固定され、こ
のリアアクスルハウジング19に軸支されたリアアクスル
15の先端には後部スプロケットホイール5固定されてい
る。
【0005】しかして、ドラム16からの動力はピニオン
シャフト17、ピニオン32、歯車18、リアアクスル15を介
して後部スプロケットホイール5に伝達され、これに巻
回されたクローラ6が移動する。なお、図3及び図4に
おいて、13はリアアクスル15が貫通する穴、14はピニオ
ンシャフト17が貫通する穴である
シャフト17、ピニオン32、歯車18、リアアクスル15を介
して後部スプロケットホイール5に伝達され、これに巻
回されたクローラ6が移動する。なお、図3及び図4に
おいて、13はリアアクスル15が貫通する穴、14はピニオ
ンシャフト17が貫通する穴である
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種ブルドーザを超
湿地、超々湿地等の軟弱地を走行させるためには、クロ
ーラ6が接地する車両前後方向長さLを延長したり、ク
ローラ6の巾Wを拡巾してクローラ6の接地面積を拡大
することにより接地圧を低減するのが望ましい。
湿地、超々湿地等の軟弱地を走行させるためには、クロ
ーラ6が接地する車両前後方向長さLを延長したり、ク
ローラ6の巾Wを拡巾してクローラ6の接地面積を拡大
することにより接地圧を低減するのが望ましい。
【0007】そこで、車体1のバランスやその重心位置
との関係上、後部スプロケットホイール5を後方に移動
させることによってクローラ6の車両前後方向長さLを
延長することが提案されたが、後部スプロケットホイー
ル5を後方に移動すると、これに伴ってステアリングク
ラッチケース12を改造する必要が生じ、その専用加工設
備を全面的に更新しなければならないという問題があっ
た。
との関係上、後部スプロケットホイール5を後方に移動
させることによってクローラ6の車両前後方向長さLを
延長することが提案されたが、後部スプロケットホイー
ル5を後方に移動すると、これに伴ってステアリングク
ラッチケース12を改造する必要が生じ、その専用加工設
備を全面的に更新しなければならないという問題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、トラックフレームの後部に設けられたステアリ
ングクラッチケースのサイドプレートにそれぞれリアア
クスルハウジングを締結し、これらリアアクスルハウジ
ングに軸支されたリアアクスルに固定された後部スプロ
ケットホイールにクローラを巻架してなる装軌式車両に
おいて、上記後部スプロケットホイールを後方に移設す
ることによって上記ステアリングクラッチケースの後面
より後方に突出するサイドプレート部分を分割し、この
サイドプレート部分を上記ステアリングクラッチケース
の後面にボルトにより締結したことを特徴とする装軌式
車両にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、トラックフレームの後部に設けられたステアリ
ングクラッチケースのサイドプレートにそれぞれリアア
クスルハウジングを締結し、これらリアアクスルハウジ
ングに軸支されたリアアクスルに固定された後部スプロ
ケットホイールにクローラを巻架してなる装軌式車両に
おいて、上記後部スプロケットホイールを後方に移設す
ることによって上記ステアリングクラッチケースの後面
より後方に突出するサイドプレート部分を分割し、この
サイドプレート部分を上記ステアリングクラッチケース
の後面にボルトにより締結したことを特徴とする装軌式
車両にある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示され
ている。図1に示すように、後部スプロケットホイール
5を後方に移設することによってステアリングチッチケ
ース12のサイドプレート12A に穿設されたリアアクスル
15が貫通する穴21は従来のものに比し後方に移設され、
これに伴ってリアアクスル15及びピニオンシャフト17を
被覆するリアアクスルハウジング19の取付位置も従来の
ものに比し後方に移動する。
ている。図1に示すように、後部スプロケットホイール
5を後方に移設することによってステアリングチッチケ
ース12のサイドプレート12A に穿設されたリアアクスル
15が貫通する穴21は従来のものに比し後方に移設され、
これに伴ってリアアクスル15及びピニオンシャフト17を
被覆するリアアクスルハウジング19の取付位置も従来の
ものに比し後方に移動する。
【0010】そこで、サイドプレート12A が前後に分割
され、分割されたサイドプレート部分22はブラケット23
及び複数のリブ24と一体とされている。そして、このブ
ラケット23を複数のボルト25によってステアリングクラ
ッチケース12の後面に締結することによってサイドプレ
ート部分22はサイドプレート12A と面一となり、これと
協働してリアアクスルハウジング19の取付部を構成して
いる。
され、分割されたサイドプレート部分22はブラケット23
及び複数のリブ24と一体とされている。そして、このブ
ラケット23を複数のボルト25によってステアリングクラ
ッチケース12の後面に締結することによってサイドプレ
ート部分22はサイドプレート12A と面一となり、これと
協働してリアアクスルハウジング19の取付部を構成して
いる。
【0011】なお、図示のように、ピニオンシャフト17
の位置及びピニオンシャフト17とリアアクスル15との間
隔を変えずにピニオンシャフト17の中心まわりにリアア
クスル15の位置を回動して後方に移設けすれば、左右の
後部スプロケットホイール5を駆動するためのドラム1
6、ピニオンシャフト17、ピニオン32、歯車18、リアア
クスル15等からなる駆動機構及びリアアクスルハウジン
グ19をそのまま使用することができる。他の構成は図2
ないし図4に示す従来のものと同様であり、対応する部
材には同じ符号を付してその説明を省略する。
の位置及びピニオンシャフト17とリアアクスル15との間
隔を変えずにピニオンシャフト17の中心まわりにリアア
クスル15の位置を回動して後方に移設けすれば、左右の
後部スプロケットホイール5を駆動するためのドラム1
6、ピニオンシャフト17、ピニオン32、歯車18、リアア
クスル15等からなる駆動機構及びリアアクスルハウジン
グ19をそのまま使用することができる。他の構成は図2
ないし図4に示す従来のものと同様であり、対応する部
材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0012】しかして、ステアリングクラッチケース12
は特別な治具を要せず、従来の専用加工設備を用いて加
工することができるので、そのコストの増大を防止でき
る。
は特別な治具を要せず、従来の専用加工設備を用いて加
工することができるので、そのコストの増大を防止でき
る。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、後部スプロケットホ
イールを後方に移設したため、装軌式車両のバランスを
損なうことなくクローラの接地面積を増大することによ
ってその接地圧を低減できるので、装軌式車両の超々湿
地での走行を可能とすることができる。
イールを後方に移設したため、装軌式車両のバランスを
損なうことなくクローラの接地面積を増大することによ
ってその接地圧を低減できるので、装軌式車両の超々湿
地での走行を可能とすることができる。
【0014】そして、後部スプロケットホイールを後方
に移設することによってステアリングクラッチケースの
後面より後方に突出するサイドプレート部分を分割し、
このサイドプレート部分をステアリングクラッチケース
の後面にボルトにより締結したため、ステアリングクラ
ッチケースを特別な治具を要せず従来の専用加工設備を
用いて加工することができるので、そのコストの増大を
防止できる。
に移設することによってステアリングクラッチケースの
後面より後方に突出するサイドプレート部分を分割し、
このサイドプレート部分をステアリングクラッチケース
の後面にボルトにより締結したため、ステアリングクラ
ッチケースを特別な治具を要せず従来の専用加工設備を
用いて加工することができるので、そのコストの増大を
防止できる。
【図1】本発明の実施形態を示すトラックフレームの斜
視図である。
視図である。
【図2】従来のブルドーザを示し、(A) は略示的側面
図、(B) は略示的平面図である。
図、(B) は略示的平面図である。
【図3】従来のブルドーザのトラックフレームの斜視図
である。
である。
【図4】従来のブルドーザの後部スプロケットホイール
の取付構造を示す部分的縦断面図である。
の取付構造を示す部分的縦断面図である。
10 トラックフレーム 12 ステアリングクラッチケース 12A サイドプレート 21 リアアクスルの貫通穴 22 サイドプレート部分 25 ボルト Abstract and Drawings この発明はクローラ式走行装置を具備する湿地走行用の
車両に関する。この車両はトラックフレーム10の後部に
設けられたステアリングクラッチケース12のサイドプレ
ート12A にそれぞれリアアクスルハウジング19を締結
し、これらリアアクスルハウジング19に軸支されたリア
アクスル15に後部スプロケットホイール5が固定されて
いる。クローラ6の接地面積を増大するため後部スプロ
ケットホイール5を後方に移設すると、リアアクスルハ
ウジング19の取り付け位置も後方に移動する。そこで本
発明はステアリングクラッチケース12の後面より後方に
突出するサイドプレート部分22を分割し、このサイドプ
レート部分22をステアリングクラッチケース12の後面に
ボルト25により締結した。この結果、ステアリングクラ
ッチケース12は大巾な改造を要しないので既存の設備に
よって加工しうる。第1図は本発明の実施形態を示すト
ラックフレームの斜視図である。第2図は従来のブルド
ーザを示し、(A) は略示的側面図、(B) は略示的平面図
である。第3図は従来のブルドーザのトラックフレーム
の斜視図である。第4図は従来のブルドーザの後部スプ
ロケットホイールの取付構造を示す部分的縦断面図であ
る。 10 トラックフレーム 12 ステアリングクラッチケース 12A サイドプレート 21 リアアクスルの貫通穴 22 サイドプレート部分 25 ボルト
車両に関する。この車両はトラックフレーム10の後部に
設けられたステアリングクラッチケース12のサイドプレ
ート12A にそれぞれリアアクスルハウジング19を締結
し、これらリアアクスルハウジング19に軸支されたリア
アクスル15に後部スプロケットホイール5が固定されて
いる。クローラ6の接地面積を増大するため後部スプロ
ケットホイール5を後方に移設すると、リアアクスルハ
ウジング19の取り付け位置も後方に移動する。そこで本
発明はステアリングクラッチケース12の後面より後方に
突出するサイドプレート部分22を分割し、このサイドプ
レート部分22をステアリングクラッチケース12の後面に
ボルト25により締結した。この結果、ステアリングクラ
ッチケース12は大巾な改造を要しないので既存の設備に
よって加工しうる。第1図は本発明の実施形態を示すト
ラックフレームの斜視図である。第2図は従来のブルド
ーザを示し、(A) は略示的側面図、(B) は略示的平面図
である。第3図は従来のブルドーザのトラックフレーム
の斜視図である。第4図は従来のブルドーザの後部スプ
ロケットホイールの取付構造を示す部分的縦断面図であ
る。 10 トラックフレーム 12 ステアリングクラッチケース 12A サイドプレート 21 リアアクスルの貫通穴 22 サイドプレート部分 25 ボルト
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−28081(JP,U) 実開 昭55−85978(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/10 B62D 55/12 - 55/125
Claims (1)
- 【請求項1】 トラックフレームの後部に設けられたス
テアリングクラッチケースのサイドプレートにそれぞれ
リアアクスルハウジングを締結し、これらリアアクスル
ハウジングに軸支されたリアアクスルに固定された後部
スプロケットホイールにクローラを巻架してなる装軌式
車両において、 上記後部スプロケットホイールを後方に移設することに
よって上記ステアリングクラッチケースの後面より後方
に突出するサイドプレート部分を分割し、このサイドプ
レート部分を上記ステアリングクラッチケースの後面に
ボルトにより締結したことを特徴とする装軌式車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04556996A JP3155700B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 装軌式車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04556996A JP3155700B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 装軌式車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207832A JPH09207832A (ja) | 1997-08-12 |
JP3155700B2 true JP3155700B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=12722984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04556996A Expired - Fee Related JP3155700B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 装軌式車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3155700B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2531765B (en) * | 2014-10-29 | 2017-09-13 | Bamford Excavators Ltd | An undercarriage for a working machine |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP04556996A patent/JP3155700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09207832A (ja) | 1997-08-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010123 |
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