JP2002143221A - 車椅子用エスカレータ乗降補助台車 - Google Patents

車椅子用エスカレータ乗降補助台車

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JP2002143221A
JP2002143221A JP2000343455A JP2000343455A JP2002143221A JP 2002143221 A JP2002143221 A JP 2002143221A JP 2000343455 A JP2000343455 A JP 2000343455A JP 2000343455 A JP2000343455 A JP 2000343455A JP 2002143221 A JP2002143221 A JP 2002143221A
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Japan
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escalator
bogie frame
wheelchair
wheel portion
rear wheel
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JP2000343455A
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Yoshiyuki Ishikawa
義幸 石川
Junichi Kimura
順一 木村
Hitomi Yamanaka
仁美 山中
Hideki Noda
英樹 野田
Masao Murakami
正雄 村上
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Nabco Ltd
East Japan Railway Co
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Nabco Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護者の負担を軽減すること。 【解決手段】 エスカレータの段の幾つかを跨いで異な
る段に前車輪部3と後車輪部4を介して支持される台車枠
2と、後車輪部に揺動規制リンク28を介して連結され、
台車枠内において水平状態に維持される車椅子上載用の
パレット5と、を備え、前車輪部は、台車枠の両側に配
置される固定車輪14と、台車枠の底部に昇降自在に配置
されるキャスタ15からなり、後車輪部は、台車枠の両側
に配置される固定車輪24からなる。キャスタは、一対で
ある。キャスタは、台車枠に油圧ジャッキを介して昇降
自在に設けられる。前後固定車輪を、空気入りゴムタイ
ヤとする。後車輪部に、ブレーキ機構7の制動時に連動
して突出しエスカレータの段に係合可能となる係止ラッ
チを設ける。押引きハンドル6の軸部47に任意の回動位
置でハンドルを保持させる抵抗手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子利用者を車
椅子と共にエスカレータに上載させる際に用いる乗降補
助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術として、特開平11
−228065号公報記載のものがある。その車椅子用
エスカレータ乗降補助装置において、台車枠は、2個の
固定車輪を有する後車輪部と、旋回自在なキャスタから
なる前車輪部と、で走行自在となっている。そして、台
車枠内において後車輪部に軸支される揺動規制リンクを
介して車椅子上載用のパレットを揺動自在に支持してお
り、エスカレータの段部の幾つかを跨いで異なる段に前
車輪部と後車輪部とによって支持された状態でエスカレ
ータの階段形成運動に追従してパレットを常に水平状態
に維持するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の補助台車では台
車の高さ方向の寸法制約から前車輪部を大径にすること
ができない。このため、エスカレータ上昇時の終端にお
いて、台車がコームに乗り上げる際に勢いをつけて押さ
なければならず、介護者に負担を強いるものであった。
また、エスカレータ下降時には、後車輪部の底面に設け
たゴム板をエスカレータの段部に接触させながら介護者
の感覚で後車輪部をエスカレータの段部に載せるため、
不慣れな介護者では、安定した位置に台車を上載させる
ことが困難であった。
【0004】更に、押引きハンドルは、エスカレータの
上昇、下降時に対応するために、台車の前後方向に回動
自在となっているが、ハンドルは、前後のいずれか一方
に倒した角度でロック機構によって固定されるため、エ
スカレータ上昇時には、エスカレータの階段形成運動に
従って介護者が握る位置よりも下がり、下降時には、エ
スカレータの階段形成運動に従って介護者が握る位置よ
りも上昇し、持ちやすい位置で押引きハンドルを握るこ
とができないものであった。本発明は、上記の欠点を改
良した補助台車を提供するものであって、介護者の負担
を軽減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、エスカ
レータに車椅子を上載させるための補助台車であって、
上記エスカレータの段の幾つかを跨いで異なる段に前車
輪部と後車輪部を介して支持される台車枠と、上記後車
輪部に揺動規制リンクを介して連結され、上記台車枠内
において水平状態に維持される車椅子上載用のパレット
と、を備え、上記前車輪部は、上記台車枠の両側に配置
される固定車輪と、上記台車枠の底部に昇降自在に配置
されるキャスタからなり、上記後車輪部は、上記台車枠
の両側に配置される固定車輪からなることを特徴とする
(請求項1)。
【0006】この手段では、前車輪部のキャスタを必要
に応じて昇降させて使用する。キャスタを下降させた状
態では固定車輪が浮き上がってキャスタ使用状態とな
り、キャスタを上昇させた状態では固定車輪使用状態と
なる。キャスタは、駅のコンコースやプラットホーム上
のように平坦な床面を搬送するときに使用する。キャス
タ走行では補助台車の走行方向を自由に変えられる。固
定車輪は、エスカレータ上載時、すなわちエスカレータ
乗降時及び上載中に使用する。固定車輪走行では、安定
した直進性を維持でき、特にコーム乗り上げ時に乗り上
げやすい。台車側面に配置する前後の固定車輪は大径に
でき、エスカレータ上昇時、下降時においてコームの段
差を通過する際の介護者の負担を軽減できる。
【0007】上記手段において、上記キャスタは、上記
台車枠の横幅方向に所定間隔を隔てて配置される一対の
車輪である構成とするのが良い(請求項2)。この構成
では、キャスタを2個とすることで、搬送時の操作性が
向上する。
【0008】上記手段において、上記キャスタは、上記
台車枠に油圧ジャッキを介して昇降自在に設けられる構
成とするのが良い(請求項3)。この構成では、油圧ジ
ャッキによってキャスタを昇降させるので、車椅子を上
載した重い状態でも簡単に車輪使用状態の切換え作業が
できる。
【0009】上記手段において、上記前後固定車輪を、
空気入りゴムタイヤとした構成とするのが良い(請求項
4)。この構成では、各固定車輪を、空気入りゴムタイ
ヤとすることで、コームを乗り上げる時の衝撃を緩和で
きる。
【0010】また別の、本発明の手段は、エスカレータ
に車椅子を上載させるための補助台車であって、上記エ
スカレータの段の幾つかを跨いで異なる段に前車輪部と
後車輪部を介して支持される台車と、上記台車枠内にお
いて水平状態に維持される車椅子上載用のパレットと、
上記台車枠の上方に前後方向に回動自在に軸支される押
引きハンドルと、上記押引きハンドルのブレーキレバー
と連動して上記後車輪部の車輪部を制動するブレーキ機
構と、を備え、上記後車輪部に、上記ブレーキ機構の制
動時に連動して突出しエスカレータの段に係合可能とな
る係止ラッチを設けたことを特徴とする(請求項5)。
【0011】この手段では、下降エスカレータに補助台
車の後車輪部が乗り込んだとき、ブレーキ機構を制動状
態にすると、これに連動して後車輪部の下方から係止ラ
ッチが突出し、その係止ラッチが下降階段形成運動を行
うエスカレータ段部に当接して補助台車を誘導する。つ
まり、下降時に補助台車は後車輪側からエスカレータに
乗り込むように使用され、前車輪部が未だエスカレータ
に乗り込んでいない状態でブレーキを作動させると、後
車輪が制動されると共に係止ラッチが突出し、突出した
係止ラッチが階段を形成しながら下降する段部に係合
し、補助台車は介護者が押さなくても誘導されて後車輪
がエスカレータに乗り込む。これにより、不慣れな介護
者でも確実に後車輪部をエスカレータの段部の安定した
位置に載せることができ、また、係止ラッチを突出自在
とするための特別な機構を必要としない。
【0012】また別の、本発明の手段は、エスカレータ
に車椅子を上載させるための補助台車であって、上記エ
スカレータの段の幾つかを跨いで異なる段に前車輪部と
後車輪部を介して支持される台車枠と、上記台車枠の前
後方向に沿って揺動自在に支持される車椅子上載用のパ
レットと、上記台車枠の上方に前後方向に回動自在に軸
支される押引きハンドルと、を備え、上記押引きハンド
ルの軸部に任意の回動位置でハンドルを保持させるため
の抵抗手段を設けたことを特徴とする(請求項6)。こ
の手段では、押引きハンドルは、軸部に設けた抵抗手段
によって任意の位置で保持できるので、介護者は、エス
カレータ上昇時、下降時に持ちやすい位置でハンドルを
持つことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図1〜
図9を用いて説明する。この車椅子用エスカレータ乗降
補助台車1(以下補助台車1と記す)は、図1〜図3に
全体の概略の構成を示すように、台車枠2、前車輪部
3、後車輪部4、パレット5、押し引きハンドル6、ブ
レーキ機構7、係止ラッチ8等からなる。この補助台車
1は、図1における右側を前とする。
【0014】台車枠2は、図1〜図3に示すように、両
側の側板11、11を、下部において前部と後部とにお
いて横部材12、13で結合したものである。この台車
枠2に、前車輪部3、後車輪部4、パレット5、押し引
きハンドル6等を取付てある。
【0015】前車輪部3は、図1〜図4に見られるよう
に、台車枠2の前側下部両側に配置された固定車輪14
と、その双方の固定車輪14の少し内側にそれぞれ配置
されたキャスタ15とで構成されている。固定車輪14
は、空気入りゴムタイヤを装着された比較的大きい直径
のもので、台車枠2の横部材12に設けた水平な軸16
に回転自在に支持されている。固定車輪14の直径が大
きいことはエスカレータ降り口のコームの段差を乗り越
えやすくするものである。キャスタ15は比較的小さい
直径のいわゆる自在車輪であり、上記横部材12の下側
に配置された昇降可能なキャスタ取付部材17に取付け
られている。キャスタ取付部材17は、被案内部18を
有し、その被案内部18を案内する昇降ガイドロッド1
9を横部材12の下面から下方へ突出するようにに設け
てあり、ガイドロッド19の下端にはばね受20を設け
てあり、ばね受20とキャスタ取付部材17との間にコ
イルばね21を配置してある。別に、キャスタ取付部材
17と横部材12との間にはその双方に結合された油圧
ジャッキ22を介在させてある。この油圧ジャッキ22
は、例えば手動操作ハンドル若しくは足踏みペダルによ
って軽く操作して伸張動作するものである。これは補助
台車1に車椅子と共に使用者が載った状態で油圧ジャッ
キ22を伸張動作させたとき、キャスタ15が下降して
接地し、更に固定車輪14に代ってキャスタ15が前側
荷重を支持できる構成である。そして、油圧ジャッキ2
2を非作用状態としたときは、コイルばね21の作用で
キャスタ15及びキャスタ取付部材17が持ち上げら
れ、固定車輪14が前側荷重を支持するようになる。
【0016】後車輪部4は、図1、図3に見られるよう
に、台車枠後部両側に設けてあり、図5に示すように、
それぞれ前後に離れた2個の車輪23、24と、車輪支
持体25とで構成されている。2個の車輪23、24の
中、後側の車輪24は上記前側固定車輪14と同じ直径
で同じ空気入りゴムタイヤを装着してあり、前側の車輪
24はこれよりもやや小径である。車輪支持体25は車
輪23、24を両側面から挟むように2枚の板状部材を
配置して回転自在に支持している。両側の車輪支持体2
5、25の間は、図3に示すように、横部材26で連結
固定してある。そしてこの車輪支持体25は車輪23の
上側付近の適所を台車枠2の側板11の下部前方端に枢
軸27によって揺動可能に軸結合されている。また、図
1に見られるように、台車枠2の側板11の傾斜した後
縁の後側にこれと略平行した揺動規制リンク28が下端
を車輪支持体25の上記枢軸27の位置よりも前側に間
隔を隔てて枢軸29により回動自在に軸支されている。
車輪支持体25の両側板状部材の下縁間は車輪24、2
3の回転を妨げないように下面板30を設け、その下面
板30の下面をゴム板で形成してある。なお、前車輪部
3と後車輪部4との間隔寸法はエスカレータの段を、例
えば1個の段を跨いで上側と下側の段の上面に丁度乗る
寸法であればよい。
【0017】パレット5は、図1〜図3に見られるよう
に、車椅子が上載される広さの底板31と、底板31の
両側縁から立ち上った略二等辺三角形の側板32とから
なり、底板31の後縁に折畳スロープ33を連結してあ
る。このパレット5は、台車枠2の両側の側板11の間
に配置され、パレットの側板32の上端部が支持軸34
により台車枠2の側板11の上部に揺動可能に軸支持さ
れている。このパレットの底板31の高さ位置は、補助
台車1がエスカレータに乗り込んだ状態でエスカレータ
の段部と接触しないように決められている。底板31の
前端縁部は上側に屈曲させてストッパ35とし、車椅子
の前方への車止めとしてある。
【0018】このパレット5の側板32の上端部には後
側のやや上方へ向かうリンク部36を突設してあり、そ
の先端部に上記揺動規制リンク28の上端を軸37によ
ってリンク結合してある。ここで、揺動規制リンク28
と後車輪部4の車輪支持体25と台車枠2の側板11と
パレット5のリンク部35とは、軸27、29、343
7によって結合されて平行リンク機構を形成している。
すなわち、軸29、37を結ぶ直線と軸27、34を結
ぶ直線とが平行となり、軸27、29を結ぶ直線と軸3
4、37を結ぶ直線とが平行となるように各部の位置及
び長さをきめてある。また、車輪支持体25の車輪2
3、24が水平な床面上にあるとき、パレット5の底板
31も水平となるようにリンク部36との関係角度を決
めてある。これにより、軸27を中心に車輪支持体25
と台車枠2との位置関係が変わっても車輪23、24が
水平面上にあれば、パレット5の底板31は水平とな
る。
【0019】スロープ33はパレット5の底板31に板
部材38を蝶番39で連結したものであり、途中に上方
へのみ凸に屈曲できる蝶番部40を介在させてある。通
常は、図1に見られるように、板部材38を山形に屈曲
させて、外方端をパレット5の側板32下部後端を突設
した部分に係合部41を設けて係合させて折りたたんで
あり、この係合を外して伸延させることにより乗り入れ
斜面を形成でき、車椅子をパレット5上に乗り込ませる
ことができる。車椅子がパレット5上に乗り込んだ後で
スロープ33を折りたたむことにより、これが後方への
車椅子の車止めとなる。図1、図2、図3に見られるバ
ー部材42は側板11間を連結している前ガード及び補
強用の補助部材である。
【0020】押引きハンドル6は、介護者が補助台車1
を移動させる際に握る部分であり、図1〜図3に見られ
るように、略コの字形にパイプを屈曲させて形成し、そ
の両端を台車枠2の両側板11上部にそれぞれ同様に軸
結合したものである。その結合構造は、図6に示すよう
に、側板11にこれを貫通する軸孔43を形成するよう
にブッシュ44を溶接し、ハンドル6にもその端部を扁
平に形成して側板11側と略同様に軸孔45を有するブ
ッシュ46を溶接し、双方の軸孔43、45が一致する
ようにブッシュ44、46の端面を当接させ、軸孔4
3、45に挿通した頭付きボルト状の軸47とナット4
8によって結合してある。図中、49はスラスト軸受、
50は皿型ばね、51は座金である。この構成はナット
48の締め込み加減でブッシュ44、46の互いに当接
した端面間に作用する加圧力を調節して、押引きハンド
ル6を軸47周りに回転させるときの摩擦抵抗を加減で
きるようにしたものである。すなわち、ナット48を適
切に締めこんだ状態では、押引きハンドル6はやや強い
力で軸47周りの回転位置を任意に変更でき、その外力
を除去してもその回転位置に保持されるようになってい
る。
【0021】ブレーキ機構7は、図1、図3、図5に見
られるように、両側後車輪部4、4の車輪23に対して
設けられており、操作しないときにブレーキ作用してい
るもので、押引きハンドル6の握り部52にこれと同時
に握ることができるブレーキレバー53(図2参照)を
両側車輪23、23に対応して設けてある。このブレー
キレバー53を握り部52と共に握ることによって、図
1、図5に示すブレーキワイヤ54が引かれて、ブレー
キ作用が解除される。ブレーキワイヤ54は、一端がブ
レーキレバー53結合され、途中をチューブ55に挿通
され、これによって案内され、押引きハンドル6の内部
をとおり、一旦外に出てから揺動規制リンク28内を通
り後車輪部4に達している。
【0022】後車輪部4に達したブレーキワイヤ54
は、図5に示すように、車輪支持体25に端部を固定さ
れたチューブ55から出て、レバー56に結合され、レ
バー56がリンク部材57を介してカム58の駆動部5
9に結合されている。ブレーキワイヤ54の引っ張り作
用はカム58を回動させるように伝達される。車輪23
の外周面に対しては一対の角柱状ブレーキシュー60が
それぞれ一端を当接させてブレーキ作用するようになっ
ている。ブレーキシュー60は、略平行に間隔を隔てて
配置され、それぞれ一端を車輪23の外周にブレーキ作
用するように当接させて(図5(b)参照)あり、他端
部を車輪支持体25に取付けられた取付板61に軸62
で回動可能に支持されている。車輪23の外周と接触す
るブレーキシュー60の端面は、車輪23の外周面に沿
うように形成され、双方のブレーキシュー60、60の
間には上記カム58を位置させてあると共に引っ張りば
ね63を介在させてある。カム58は上記取付板61に
軸64によって支持され回転可能であり、ブレーキワイ
ヤ54が引かれると、回転して外周面の接触位置が変わ
りブレーキシュー60、60の間隔を押し広げ(図5
(b)参照)、ブレーキ作用を解除する。
【0023】係止ラッチ8は、図5に示すように、後車
輪部4の車輪支持体25の内側の側板状部に設けたラッ
チガイド65に案内されて昇降移動可能であり、ブレー
キ作用時に下面板30の後側位置付近に下面板30より
も下方へ突出するように設けてある。すなわち、係止ラ
ッチ8上端が上記ブレーキワイヤ54の連結するレバー
56に連動するレバー56aに連結されており、ブレー
キワイヤ54が引っ張られたブレーキ作用開放状態で下
面板30から突出しない位置(図5(c)参照)に後退
し、ブレーキワイヤ54が緩められたブレーキ作用状態
で突出した位置(図5(b)参照)になる。
【0024】このように構成された補助台車1は、次の
ようにして使用される。まず、スロープ33を使用状態
に展開し(図示省略)、パレット5に車椅子利用者が車
椅子に乗ったままで乗り込み、スロープ33を折りたた
む。これによって補助台車1が車椅子とその利用者を乗
せたまま移動可能となる。補助台車の移動は、介護者が
押引きハンドル6の握り部52をブレーキレバー53と
ともに握ってブレーキ作用を解除させた状態で押引きす
ることによって行う。例えば、駅のプラットホームやコ
ンコースなどを移動するときは移動方向を変更すること
があるので、キャスタ15を下降させて使用状態とす
る。これにより、補助台車1の走行方向を容易に変えら
れるようになる。
【0025】下降エスカレータを使用するときは、予め
キャスタ15を上昇させて固定車輪14を使用状態にす
ると共に押引きハンドル6を補助台車1の前側へ回動さ
せ、その握り部52を介護者73に応じた所望の高さ位
置とし、図7(a)に示すように介護者73が押してエ
スカレータに乗り込み、図7(b)に示すように下降中
は待機し、そして図7(c)下降端に達すると介護者7
3が押してエスカレータから降りる。図7(a)に示す
乗り込む過程の詳細を、図9を用いて説明すると、エス
カレータの乗り口に近づいて前側に位置している後車輪
部4の車輪24、23がコーム74を過ぎた位置(図9
(a)参照)で止まり、ブレーキレバー53を放すとブ
レーキ作用状態になると共に係止ラッチ8が突出(図9
(b)参照)する。エスカレータの段部75が形成され
ながら移動することによって突出している係止ラッチ8
に係合(9図(c)参照)し、段部75に係止ラッチ8
が駆動されて補助台車1が前進を始める。段部75とそ
の下の段部75との段差が大きくなると車輪24は浮き
上がり、下面板30と車輪23とが一つの段の上面76
で支えられ、車輪支持体25は僅かに傾いた略水平な状
態となる。これによりエスカレータの段差が大きくなっ
ても車輪支持体25は略水平な状態であり、前述した平
行リンク機構によってパレット5の底板31も略水平な
状態に維持され、図7(b)に示したように車椅子71
略水平な状態を維持される。なお、エスカレータから降
りるときの移動の際は車輪支持体25の車輪24がコー
ム74に乗り上げる頃にブレーキレバー53を握りブレ
ーキ作用を開放して略エスカレータの前進速度に合わせ
て補助台車1を押し出せばよい。上記キャスタ15に変
えて固定車輪14を使用するのは、コーム74に乗り上
げ易くなるだけでなく、直進性があるのでエスカレータ
に対する乗降が容易となるからである。
【0026】また、上昇エスカレータを利用する場合
は、押引きハンドル6を補助台車1の後側へ回動させて
握り部52を所望高さとし、図8(a)に示すように介
護者73が押してエスカレータに乗り込み、図8(b)
に示すように上昇中は待機し、そして図8(c)に示す
ように下降端に達すると介護者が押してエスカレータか
ら降りる。この乗り込みの場合は、前進移動して前車輪
14をエスカレータの一つの段75の上面76の略中央
位置に乗り込ませてそのままエスカレータと同じ速度で
前進し、後車輪部4の車輪23が下方の段部上面に乗っ
た時点でブレーキを作用させて乗り込みを終わる。ま
た、エスカレータ上昇端に達して降りるときは、前車輪
14がコーム74を乗り越え、次に後車輪23がコーム
74を乗り越えた頃にブレーキを開放して補助台車を前
進させればよい。
【0027】以上述べたように、この車椅子用エスカレ
ータ乗降補助台車1は、台車枠2の前車輪部3を、エス
カレータのコーム74乗り上げ時に使用する大径の固定
車輪14と、搬送時に使用する昇降自在なキャスタ15
とで構成し、後車輪部4の後ろ側の車輪を大径の固定車
輪24とすることで、容易にエスかレターのコーム74
を乗り上げ可能としているから、介護者の負担を軽減で
きる。
【0028】また、台車枠2の後車輪部4にエスカレー
タの段部75当接する係止ラッチ8を突出動可能に設
け、この係止ラッチ8を後車輪部4に設けたブレーキ機
構7に連動させることで、不慣れな介護者でもエスカレ
ータ下降時に後車輪部4をエスカレータの段部75上の
安定した位置に確実に載せることが可能となる。
【0029】また、押引きハンドル6を180度以上回
動自在とし、軸47の部分に任意の位置で押引きハンド
ル6を保持させるばね50による抵抗手段を設けたこと
で、エスカレータ上昇時、下降時に介護者が安定した位
置で押引きハンドル6を持つことが可能となり、介護者
の負担を軽減できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、前車輪部を駅の
コンコース、プラットホーム上を搬送するときに使用す
るキャスタと、エスカレータのコーム乗り上げ時に使用
する固定車輪と出構成するので、台車側面に配置する前
後の固定車輪を大径にでき、エスカレータ上昇時、下降
時においてコームを乗り上げる際の介護者の負担を軽減
できる。請求項2記載の発明は、キャスタを2個とする
ことで、搬送時の操作性を向上できる。請求項3記載の
発明は、油圧ジャッキによってキャスタを昇降させるの
で、車椅子を上載した重い状態でも簡単に車輪使用状態
の切換え作業ができる。請求項4記載の発明は、各固定
車輪を、空気入りゴムタイヤとすることで、コームを乗
り上げる時の衝撃を緩和できる。請求項5記載の発明
は、ブレーキ機構に連動して後車輪部の下方から突出す
る係止ラッチを下降階段形成運動を行うエスカレータ段
部に当接させて補助台車を誘導するので、不慣れな介護
者でも確実に後車輪部をエスカレータの段部の安定した
位置に載せることができ、また、係止ラッチを突出自在
とするための特別な機構を必要としない。請求項6記載
の発明は、押引きハンドルが、軸部に設けた抵抗手段に
よって任意の位置で保持できるので、介護者は、エスカ
レータ上昇時、下降時に持ちやすい位置でハンドルを持
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略側面図であ
る。
【図2】同実施の形態の概略側面図である。
【図3】同実施の形態の概略平面図である。
【図4】同実施の形態のキャスタ昇降状態を示し、
(a)は下降状態の部分拡大正面図、(b)は上昇状態
の部分拡大正面図である。
【図5】同実施の形態の片側後車輪部を示し、(a)は
平面図、(b)はブレーキ作用状態の(a)のA−A断
面図、(c)はブレーキ解除状態の(a)のA−A断面
図である。
【図6】同実施の形態のハンドル軸部拡大部分破断平面
図である。
【図7】(a)〜(c)は同実施の形態の補助台車を下
降エスカレータに乗降させる順次異なる状態を示す概略
側面図である。
【図8】(a)〜(c)は同実施の形態の補助台車を上
昇エスカレータに乗降させる順次異なる状態を示す概略
側面図である。
【図9】(a)〜(c)は同実施の形態の係止ラッチを
説明するための順次異なる状態の側面図である。
【符号の説明】
1 補助台車 2 台車枠 3 前車輪部 4 後車輪部 5 パレット 6 押引きハンドル 7 ブレーキ機構 8 係止ラッチ 11 側板 14 固定車輪 15 キャスタ 17 キャスタ取付部材 18 被案内部 19 ガイドロッド 20 ばね受 21 コイルばね 22 油圧ジャッキ 23 車輪 24 車輪 25 車輪支持体 27 枢軸 28 揺動規制リンク 29 枢軸 30 下面板 31 底板 32 側板 33 スロープ 34 支持軸 36 リンク部 37 軸 38 板部材 38 蝶番 41 係合部 43 軸孔 44 ブッシュ 45 軸孔 46 ブッシュ 47 軸 50 ばね 53 ブレーキレバー 54 ブレーキワイヤ 56、56a レバー 57 リンク部材 58 カム 59 駆動部 60 ブレーキシュー 74 コーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 順一 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 山中 仁美 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 野田 英樹 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町35番地 株式 会社ナブコ甲南工場内 (72)発明者 村上 正雄 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町35番地 株式 会社ナブコ甲南工場内 Fターム(参考) 3F321 GB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータに車椅子を上載させるため
    の補助台車であって、上記エスカレータの段の幾つかを
    跨いで異なる段に前車輪部と後車輪部を介して支持され
    る台車枠と、上記後車輪部に揺動規制リンクを介して連
    結され、上記台車枠内において水平状態に維持される車
    椅子上載用のパレットと、を備え、 上記前車輪部は、上記台車枠の両側に配置される固定車
    輪と、上記台車枠の底部に昇降自在に配置されるキャス
    タからなり、上記後車輪部は、上記台車枠の両側に配置
    される固定車輪からなることを特徴とする車椅子用エス
    カレータ乗降補助台車。
  2. 【請求項2】 上記キャスタは、上記台車枠の横幅方向
    に所定間隔を隔てて配置される一対の車輪であることを
    特徴とする請求項1記載の車椅子用エスカレータ乗降補
    助台車。
  3. 【請求項3】 上記キャスタは、上記台車枠に油圧ジャ
    ッキを介して昇降自在に設けられることを特徴とする請
    求項1または2に記載の車椅子用エスカレータ乗降補助
    台車。
  4. 【請求項4】 上記前後固定車輪を、空気入りゴムタイ
    ヤとしたことを特徴とする請求項1記載の車椅子用エス
    カレータ乗降補助台車。
  5. 【請求項5】 エスカレータに車椅子を上載させるため
    の補助台車であって、上記エスカレータの段の幾つかを
    跨いで異なる段に前車輪部と後車輪部を介して支持され
    る台車と、上記台車枠内において水平状態に維持される
    車椅子上載用のパレットと、上記台車枠の上方に前後方
    向に回動自在に軸支される押引きハンドルと、上記押引
    きハンドルのブレーキレバーと連動して上記後車輪部の
    車輪部を制動するブレーキ機構と、を備え、 上記後車輪部に、上記ブレーキ機構の制動時に連動して
    突出しエスカレータの段に係合可能となる係止ラッチを
    設けたことを特徴とする車椅子用エスカレータ乗降補助
    台車。
  6. 【請求項6】 エスカレータに車椅子を上載させるため
    の補助台車であって、上記エスカレータの段の幾つかを
    跨いで異なる段に前車輪部と後車輪部を介して支持され
    る台車枠と、上記台車枠の前後方向に沿って揺動自在に
    支持される車椅子上載用のパレットと、上記台車枠の上
    方に前後方向に回動自在に軸支される押引きハンドル
    と、を備え、 上記押引きハンドルの軸部に任意の回動位置でハンドル
    を保持させるための抵抗手段を設けたことを特徴とする
    車椅子用エスカレータ乗降補助台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172414A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Toyota Motor Corp 移乗支援装置

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