JP2002140889A - 強磁性体メモリおよびその情報再生方法 - Google Patents

強磁性体メモリおよびその情報再生方法

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JP2002140889A
JP2002140889A JP2000334492A JP2000334492A JP2002140889A JP 2002140889 A JP2002140889 A JP 2002140889A JP 2000334492 A JP2000334492 A JP 2000334492A JP 2000334492 A JP2000334492 A JP 2000334492A JP 2002140889 A JP2002140889 A JP 2002140889A
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Masahiko Hirai
匡彦 平井
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  • Thin Magnetic Films (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1T1R型MRAMにおいてセル面積が小さ
く、かつ、記憶した情報を安定的に検出できるメモリ構
造およびその再生方法を提供する。 【解決手段】 ビット線BL1〜3と、強磁性体の磁化
の方向を選択することで電気抵抗値を選択可能な可変抵
抗器r11〜13,21〜23,31〜33と、可変抵
抗器に接続された電界効果型トランジスタT11〜1
3,21〜23,31〜33と、所定のビット線に接続
され読み出し動作時に強磁性体の磁化方向が反転する前
後のビット線の信号を検知するセンスアンプSA1〜3
とを備えた強磁性体メモリの読み出し動作時、可変抵抗
器rの電気抵抗値を取得、保持してソフト層の強磁性体
の磁化方向を反転させ、その後再び電気抵抗値を取得
し、保持された電気抵抗値と磁化方向が反転した後の電
気抵抗値をセンスアンプSAで比較した結果からハード
層に記憶された情報を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を記憶する記
憶メモリに関し、特に、強磁性体を用いた不揮発性メモ
リに係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、強磁性体は外部から印加された
磁場によって強磁性体内に発生した磁化が外部磁場を取
り除いた後にも残留する(これを残留磁化という)とい
う特性を有している。また、強磁性体は磁化の方向や磁
化の有無などによってその電気抵抗が変化する。これは
磁気抵抗効果と呼ばれており、そのときの電気抵抗値の
変化率を磁気抵抗比(Magneto−Resista
nce Ratio;MR比)という。磁気抵抗比が大
きい材料としては巨大磁気抵抗(GMR;Giant
Magneto−Rsistance)材料や超巨大磁
気抵抗(CMR;Colossal Magneto−
Resistance)材料があり、金属、合金、複合
酸化物などである。例えば、Fe、Ni、Co、Gd、
Tbおよびこれらの合金や、LaXSr1-XMnO9、L
XCa1-XMnO9などの複合酸化物などの材料があ
る。磁気抵抗材料の残留磁化を利用すれば、磁化方向や
磁化の有無により電気抵抗値を選択して情報を記憶する
不揮発性メモリを構成することができる。このような不
揮発性メモリは磁気メモリ(MRAM;Magneti
cRandom Access Memory)と呼ば
れている。
【0003】近年、開発が進められているMRAMの多
くは、巨大磁気抵抗材料の強磁性体の残留磁化で情報を
記憶しており、磁化方向の違いによって生じる電気抵抗
値の変化を電圧に変換して記憶した情報が読み出される
方式を採用している。また、書込み用配線に電流を流し
て誘起される磁場により強磁性体メモリセルの磁化方向
を変化させることで、メモリセルに情報を書き込み、ま
た、その情報を書き換えることができる。
【0004】MRAMのセル構造やその駆動方法は、
R.E.Scheuerlein(1998 Pro
c. of Int NonVolatile Mem
oryConf. P47)に示されている。そこで
は、互いに交差した1対の書込み線および1対の読み出
し線を配したものや、互いに交差した1対の配線で書込
み線と読み出し線を兼ねた巨大磁気抵抗薄膜を含むメモ
リセルと、これに直列に接続されたダイオードからなる
もの(マトリックス型)が提案されている。
【0005】また、特開平6−84347号公報におい
て、互いに交差した1対の配線が書込み線と読み出し線
を兼ねており、セル選択用の電界効果型トランジスタと
巨大磁気抵抗薄膜を含む抵抗素子とを組み合わせたメモ
リセル(1T1R型;単位セルが1つのトランジスタと
1つの磁気抵抗素子からなる構造である)が開示されて
いる。巨大磁気抵抗薄膜を含むメモリセルは、磁化の方
向によって電気抵抗値が異なる磁気抵抗効果を示す。ま
た、特開平6−84347号公報には1T1R型のメモ
リにおいて記憶情報を読み出す方法も開示されている。
【0006】また、2000 Proc. of In
t Solid−State Circuits Co
nf. P128では、2つの電界効果型トランジスタ
と2つのTMR素子を組み合わせた2T2R型の構成の
メモリセルが提案されている。これによれば、2つのT
MR素子の抵抗値を相補的に設定することで信号強度を
大きくすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】R.E.Scheue
rlein(1998 Proc. of Int N
onVolatile Memory Conf. P
47)に示されているよなマトリックス型においては、
信号強度が小さいため、安定的に記憶情報を検出するこ
とが困難である。
【0008】特開平6−84347号公報において開示
された1T1R型のメモリセルは、比較的大きな磁気抵
抗変化を示すトンネル磁気抵抗素子(TMR(Tunn
elMagneto Resistance)素子)を
用いた場合でも、0.3V程度の印加電圧による抵抗値
の変化は20〜30%以下であり、さらに印加電圧が大
きくなると磁気抵抗変動率が急激に小さくなるため、正
常に読み出しを行うことが困難である。また、特開平6
−84347号公報に開示された読み出し方法では、T
MR素子の抵抗のばらつきやトランジスタのオン時の抵
抗のばらつきなどの影響を低減させるために、きわめて
大きな磁気抵抗比が必要となる。
【0009】また、2000 Proc. of In
t Solid−State Circuits Co
nf. P128で提案された2T2R型の構成では1
T1R型と比較してセル面積が2倍程度と大きくなる。
【0010】上記したように、強磁性体の磁化方向を選
択することで磁気抵抗値を可変とした可変抵抗器を用い
た1T1R型MRAMにおいて、セル面積を小さくする
ことと、安定的に動作させることとを両立させることは
困難である。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題を解決するべくなされたものであり、1T
1R型MRAMにおいてセル面積が小さく、かつ、記憶
した情報を安定的に検出できるメモリ構造およびその駆
動方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の方法は、磁性体からなり、磁化の向きによ
り情報を記憶するハード層、非磁性層、ハード層より保
磁力が小さな磁性体からなるソフト層を有する可変抵抗
器を備えた強磁性体メモリからの情報再生方法におい
て、先ず、ソフト層を初期化すると共に可変抵抗器の抵
抗値を検出、保持し、次いで、ソフト層の磁化を反転さ
せ、そのとき検出された可変抵抗器の抵抗値と保持して
おいた抵抗値とを比較し、抵抗値の増減によりハード層
に記憶された情報を再生する。
【0013】したがって、ソフト層の磁化方向を反転さ
せて可変抵抗器の抵抗値を変化させ、保持された反転前
の抵抗値と反転後の抵抗値の差からハード層に記憶され
た情報を読み取るので、記憶された情報を保持したまま
で正確に読み取ることができ、読み出し動作の後に再書
き込みを行う必要がない。
【0014】本発明の実施態様によれば、非磁性層は、
絶縁体である。
【0015】また、非磁性層は、導電体であってもよ
い。
【0016】本発明の実施態様によれば、磁性体は膜面
に対し垂直な磁化を持っている。
【0017】本発明の実施態様によれば、磁性体は膜面
に水平な磁化を持っている。
【0018】また、本発明の強磁性体メモリは、磁性体
からなり、磁化の向きにより情報を記憶するハード層、
非磁性層、ハード層より保磁力が小さな磁性体からなる
ソフト層を有する可変抵抗器と、ソフト層の磁化を初期
化し、また、初期化状態から反転させる磁界発生手段
と、初期化状態における抵抗値を保持する保持回路と、
反転後の可変抵抗器の抵抗値と保持回路に保持された抵
抗値とを比較し、再生信号を出力する信号検出回路とを
有することを特徴とする。
【0019】したがって、磁化発生手段によりソフト層
を初期化した状態における可変抵抗器の抵抗値を保持回
路で保持し、磁化発生手段でソフト層の磁化方向を反転
させて可変抵抗器の抵抗値を変化させ、信号検出回路で
反転の前後の抵抗値からハード層に記憶された情報を読
み取るので、記憶された情報を保持したままで正確に読
み取ることができ、読み出し動作の後に再書き込みを行
う必要がない。
【0020】本発明の実施態様によれば、互いに平行な
複数のビット線と、互いに平行で前記ビット線に直交す
る複数のワード線と、半導体基板上に形成され制御端子
が近接するワード線に接続され、一方の端子が接地され
たスイッチング素子とを備え、可変抵抗器とスイッチン
グ素子はビット線とワード線の各交点に対応して設けら
れ、可変抵抗器の一方の端子はスイッチング素子の他方
の端子に接続され、他方の端子は近接するビット線に接
続されていることを特徴とする。
【0021】本発明の実施態様によれば、信号検出回路
及び保持回路はビット線毎に設けられている。
【0022】本発明の実施態様によれば、信号検出回路
はセンスアンプを含み、センスアンプの2つの入力端子
の一方に初期化状態におけるビット線の電位を入力し、
他方に反転後のビット線の電位を入力し、2つの入力端
子の電位を比較することで情報を検出する。
【0023】本発明の実施態様によれば、保持回路はコ
ンデンサであり、センスアンプの2つの入力端子のうち
の少なくとも初期化状態におけるビット線の電位が入力
される方と接地電位との間に設けられている。
【0024】したがって、コンデンサでセンスアンプの
入力を安定させることができるので、情報をより正確に
読み取ることができる。
【0025】本発明の実施態様によれば、センスアンプ
の他方の入力端子と設置電位との間にもコンデンサが設
けられている。
【0026】したがって、コンデンサでセンスアンプの
他方の入力を安定させることができるので、情報をより
正確に読み取ることができる。
【0027】本発明の実施態様によれば、コンデンサの
容量は、センスアンプの配線の寄生容量より大きい。
【0028】本発明の実施態様によれば、スイッチング
素子は、電界効果トランジスタであり、ゲート端子を制
御端子、ソース端子をスイッチング素子の一方の端子、
ドレイン端子をスイッチング素子の他方の端子としてい
る。
【0029】本発明の実施態様によれば、スイッチング
素子は薄膜トランジスタである。
【0030】本発明の実施態様によれば、半導体基板は
シリコン単結晶基板である。
【0031】本発明の実施態様によれば、非磁性層は、
絶縁体である。
【0032】また、非磁性層は、導電体であってもよ
い。
【0033】本発明の実施態様によれば、磁性体は膜面
に対し垂直な磁化を持っている。
【0034】本発明の実施態様によれば、磁性体は膜面
に水平な磁化を持っている。
【0035】本発明の実施態様によれば、ワード線に平
行に設けられた複数の書き込み線を有し、磁界発生手段
は書き込み線に電流を流すことにより所望の可変抵抗器
に対して磁界を印加する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施形態の強磁性体メ
モリの構成を示す回路構成図である。
【0038】本実施形態の強磁性体メモリは、3×3の
マトリクス状に配置されたメモリセルC11,C12,
C13,C21,C22,C23,C31,C32,C
33と、ワード線WL1,2,3と、ビット線BL1,
2,3と、書き込み線WritL1,2,3と、電界効
果型トランジスタTWL1,2,3、TWL1′,
2′,3′、Tb1,2,3、Tb10,20,30、
Tb11,21,31と、センスアンプSA1,2,3
を有している。
【0039】ビット線BL1,2,3は互いに平行に配
置されている。
【0040】ワード線WL1,2,3は互いに平行であ
り、ビット線BL1,2,3と交差して配置されてい
る。
【0041】書き込み線WritL1,2,3は、ワー
ド線WL1,2,3と同様に、互いに平行でありビット
線BL1,2,3と交差して配置されている。
【0042】メモリセルC11は、電界効果型トランジ
スタT11と、強磁性体の磁化方向を選択することによ
り電気抵抗値を可変とした可変抵抗器として機能するT
MR素子r11とを有しており、電界効果型トランジス
タT11のドレインとTMR素子r11の一方の端子が
接続されている。
【0043】同様に、メモリセルC12,C13,C2
1,C22,C23,C31,C32,C33は、電界
効果型トランジスタT12,T13,T21,T22,
T23,T31,T32,T33と、対応するTMR素
子r12,r13,r21,r22,r23,r31,
r32,r33とがそれぞれ接続された構成である。
【0044】電界効果型トランジスタT11,T21,
T31のゲート端子はワード線WL1に接続されてお
り、ソース端子は接地されている。同様に、電界効果型
トランジスタT12,T22,T32のゲート端子はワ
ード線WL2に接続され、電界効果型トランジスタT1
3,T23,T33のゲート端子はワード線WL3に接
続されており、ソース端子は接地されている。
【0045】また、TMR素子r11,r12,r13
の他方の端子はビット線BL1に接続されている。同様
に、TMR素子r21,r22,r23の他方の端子は
ビット線BL2に接続され、TMR素子r31,r3
2,r33の他方の端子はビット線BL3に接続されて
いる。
【0046】電界効果型トランジスタTWL1,2,
3、TWL1′,2′,3′はスイッチング素子であ
り、対応する電界効果型トランジスタ同士(例えば、T
WL1とTWL1′)が同時にオンすると対応する書き
込み線(例えば、WritL1)に電流が流れる。
【0047】電界効果型トランジスタTb1,2,3
は、オンするとそれぞれ対応するビット線BL1,2,
3に電圧VDDを印加するスイッチング素子である。
【0048】電界効果型トランジスタTb10,20,
30は、オンするとそれぞれ対応するセンスアンプSA
1,SA2,SA3の一方の入力端子にビット線BL
1,2,3の電圧レベルを入力するスイッチング素子で
ある。
【0049】電界効果型トランジスタTb11,21,
31は、オンするとそれぞれ対応するセンスアンプSA
1,SA2,SA3の他方の入力端子にビット線BL
1,2,3の電圧レベルを入力するスイッチング素子で
ある。
【0050】センスアンプSA1,SA2,SA3は、
2つの入力電圧のレベルを比較した結果により“1”ま
たは“0”を出力する信号検出回路である。
【0051】なお、各センスアンプの各入力端子と電界
効果型トランジスタTb10,11,20,21,3
0,31の間には、図8で示すように入力電圧レベルを
保持する、センスアンプSA1,SA2,SA3の配線
の寄生容量より大きな容量のコンデンサが設けられてい
る。このコンデンサの機能は2つあり、ひとつは後述さ
れる読み出し動作において、ソフト層の磁化の反転前後
の入力電圧レベルをセンスアンプSA1,SA2,SA
3で比較可能とするために反転前の入力電圧レベルを反
転後の入力電圧レベルが検出されるまで保持する機能で
ある。2つめは、センスアンプSA1,SA2,SA3
の入力電位を配線の寄生容量に比較して大きな容量で保
持することにより、センスアンプ駆動時などに発生する
ノイズの影響を受けにくくし、ノイズに強い読み出しを
可能とする機能である。また、このコンデンサはセンス
アンプSA1,SA2,SA3の各入力端子のうち、ソ
フト層の磁化の反転前の電圧レベルが入力される入力端
子側だけに設けられていても構わない。
【0052】強磁性体メモリへの情報の書き込みは、所
望のビット線および書込み線の両方に電流を流すことで
行われる。また、読み出しは、センスアンプに接続され
たペアの電界効果トランジスタ(例えば、Tb10とT
b11)を切り替えてオンして、そのときのビット線の
電圧変動をセンスアンプで検知することで行われる。
【0053】これらの回路は半導体基板上に形成されて
いる。
【0054】図2は、水平磁化(a)および垂直磁化
(b)の場合のTMR素子の磁化の一例を説明するため
の説明図である。水平磁化とは強磁性体膜面に対して水
平に磁化することをいい、垂直磁化とは強磁性体膜面に
対して垂直に磁化することをいう。そして何れの場合
も、強磁性体膜の磁化は配線に流れる電流によって誘起
された磁場によって反転する。本実施形態では水平磁化
あるいは垂直磁化のいずれを用いてもよい。
【0055】図2を参照すると、TMR素子は水平磁
化、垂直磁化のいずれの場合でも、大きな保磁力を持つ
強磁性体膜(ハード層)16と、それより小さい保磁力
を持つ強磁性体膜(ソフト層)18によってトンネル絶
縁膜17が挟まれた構造であり、ハード層16とソフト
層17の磁化方向が平行かつ同一方向である場合(以
下、平行と称する)と、平行かつ反対方向である場合
(以下、反平行と称する)とで流れるトンネル電流量が
大きく異なり、TMR素子の抵抗値が異なる。
【0056】記憶を保持するための層としてはハード層
16が用られる。記憶した情報を書き換えるときはハー
ド層16の磁化方向を変更する。このため、情報の書き
換えには比較的大きな外部磁場を必要とし、本実施形態
では書き込み線(WriteL)とビット線(BL)両
方に書き込み電流を流し、その交点における合成磁場に
よりハード層16の磁化方向を決定する。一方、ソフト
層17は保磁力が小さく、情報の記憶を長時間に渡り保
証できなくてもよく、読み出し動作時に比較的小さな外
部磁場により磁化が反転する。読み出し時にソフト層1
7の磁化を反転させてもハード層16の磁化は反転しな
い。
【0057】例えば、ハード層16およびソフト層17
の強磁性体膜には金属材料や合金などが用いられ、トン
ネル絶縁膜18にはAl23のような酸化物絶縁材料が
用いられることが多い。一般に、TMR素子は反平行の
とき抵抗値が大きく、平行のとき抵抗値が小さい。
【0058】水平磁化(図2(a))の場合、図3のよ
うに書き込み配線9をTMR素子12の下に配置し、書
き込み電流により誘起された磁場がTMR素子12に対
して水平となるようにする。
【0059】これに対して、垂直磁化(図2(b))の
場合は、TMR素子に書き込み磁場を垂直にかける必要
があるため、TMR素子の横に書き込み配線を配置する
構造となる。
【0060】本発明における電界効果型トランジスタは
スイッチング素子の一例であり、スイッチング回路は回
路のオン、オフを電気信号により選択できる素子であ
り、電界効果型トランジスタの他に薄膜トランジスタ
(TFT;Thin FilmTransistor)
などが使用可能である。
【0061】本実施形態における半導体基板は、例え
ば、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム、インジウム、
ダイヤモンドなど半導体特性を持つ材料を主原料とし、
これらを単体または混合、結晶化、不純物混入するなど
をしたものである。
【0062】次に、本実施形態の強磁性体メモリの動作
について説明する。
【0063】まず、一例としてTMR素子r22に情報
を書き込む場合の動作について説明する。
【0064】図4に示すように、書き込み線WritL
2とビット線BL2に電流を流し、誘起された磁場によ
ってTMR素子r22のハード層の磁化方向が決まる。
このハード層の磁化の方向によって“1”または“0”
の情報がTMR素子r22に記憶される。
【0065】次に、TMR素子r22に書き込まれた情
報を読み出すときの動作について説明する。
【0066】まず、図5(a)に示すように、書き込み
線WriteL2に電流を流し、所定の方向にソフト層
を磁化させる。これによりソフト層の磁化方向は初期化
されるが、書き込み時に比べて磁場が小さいためハード
層の磁化方向は変化しない。ここでは一例として、初期
化された状態においてTMR素子r22の磁化状態が反
平行であり、抵抗が大きい状態であるとする。
【0067】次に、図5(b)に示すように、ワード線
WL2の電圧を上げて電界効果型トランジスタT22を
オンし、電界効果型トランジスタTb2をオンし、BL
2を経由してTMR素子r22に電流を流す。このと
き、電界効果型トランジスタTb20をオンしてセンス
アンプSA2の一方の端子に電圧を入力し、コンデンサ
で電位を保持する。この操作でビット線BL2上のA点
の電圧がセンスアンプSA2の一方の端子に入力され
る。このときビット線BL2に接続された他のTMR素
子r21,r23に電流が流れないようにワード線WL
1、WL3を接地する。
【0068】次に、図6(c)に示すように、書き込み
線WriteL2に初期化の際(図5(a))とは逆方
向に電流を流し、ソフト層の磁化方向を反転させる。こ
の結果、TMR素子r22は平行に磁化されたことにな
り、抵抗値は小さくなる。
【0069】次に、図6(d)に示すように、ワード線
WL2の電圧を上げて電界効果型トランジスタT22を
オンし、電界効果型トランジスタTb2をオンして、ビ
ット線BL2を経由してTMR素子r22に電流を流
す。このとき図5(b)と異なり、Tb21をオンにし
てセンスアンプSA2の他方の端子に電圧を入力し、コ
ンデンサで電位を保持する。この操作でビット線BL2
上のA点の電圧がセンスアンプSA2の他方の入力端子
に入力される。
【0070】この結果センスアンプSA2は、一方の入
力端子(Tb2側)に比べて他方の入力端子(Tb20
側)に高い電圧が入力されることとなり、両者の電圧を
比較した結果、例えば“1”を出力する。
【0071】図7は、本実施形態の強磁性体メモリの上
記した情報の読み出し動作を示すタイミングチャートで
ある。
【0072】図7を参照すると、ワード線WL1〜WL
3の電位変化、電界効果型トランジスタTb20,21
のゲート電極電位およびA点の電位変化が示されてい
る。電界効果トランジスタTb20,21はそれぞれの
ゲート電極電位が“Hi”のときにオン状態となる。ま
た、磁化反転前後のA点の電圧差ΔVがセンスアンプS
A2が検知すべき信号となる。ここでは、センスアンプ
SA2は電圧差ΔVを検出して“1”を出力するが、ハ
ード層に記憶された磁化方向が上記とは逆方向であった
場合、A点の信号は点線のようになりセンスアンプSA
2の出力は“0”となる。
【0073】すなわち、本実施形態における読み出し動
作は、ソフト層の強磁性体の磁化方向が反転する前のA
点の電位を保持し、その電位と反転した後のA点の電位
を比較することで、磁化方向が反転する前後の磁気抵抗
値を得るという動作を含む点に特徴の一つがある。その
ためにソフト層の磁化方向をあらかじめ確定しておくこ
とが望ましく、読み出し動作のはじめに、ソフト層の磁
化方向を特定の方向に初期化している。
【0074】図8には上述したコンデンサの具体的な配
置を示す。コンデンサは、センスアンプSA1,2,3
の各入力端子と接地電位の間に配置され、ソフト層17
の磁化方向が反転する前後のA点の電位により充電され
る。
【0075】本実施形態における読み出し動作によれ
ば、ソフト層の磁化方向を反転させて可変抵抗器の電気
抵抗値を変化させ、保持された反転前のA点の電位(抵
抗値)と反転後のA点の電位(抵抗値)の差からハード
層に記憶された情報を読み取るので、記憶された情報を
保持したままで正確に読み取ることができ、読み出し動
作の後に再書き込みを行う必要がない。また、ノイズに
強い読み出しが可能となる。したがって、簡単な構造と
動作で正確に情報を読み出すことが可能となる。これは
本発明の大きな特徴の一つである。
【0076】次に、本実施形態の強磁性体メモリの具体
例を示す。 (第1の具体例)第1の具体例では、トンネル絶縁膜を
2つの強磁性体薄膜で挟んだ構造をもつTMR素子を、
強磁性体の磁化方向を変更可能に選択することで電気抵
抗値を可変とした可変抵抗器として用いたものである。
【0077】ここでは可変抵抗器(TMR層)は保磁力
の大きいハード層と、それよりも保磁力の小さいソフト
層によってトンネル絶縁膜を挟んだ構造であり、図3
(a)のように水平磁化するものである。TMR層はハ
ード層とソフト層の磁化方向が平行の場合と反平行の場
合で抵抗値が異なる。そして、この磁化方向は外部から
磁場を与えない限り持続されるため不揮発性メモリを実
現できる。
【0078】まず、第1の具体例のメモリの試作工程に
ついて説明する。
【0079】図9に示すように、p型シリコン基板19
上に、SiO2からなる埋め込み型素子分離領域33
と、スイッチング素子として機能する電界効果型トラン
ジスタのドレインおよびソースとなるn型拡散領域21
およびn型拡散領域20、SiO2ゲート絶縁膜22と
ポリシリコンゲート電極23を形成する。
【0080】また、Co/Al23/NiFeの積層構
造のTMR層30を用い、これをTiNローカル配線2
8を介して、電界効果型トランジスタのドレインに接続
するとともに、Ti/AlSiCu/Tiで構成された
ビット線31に接続する。
【0081】なお、TMR層30を水平磁化させるため
に書き込み線27はTMR層30の下部に設けられてい
る。
【0082】このような構造のメモリを0.5μmルー
ル(最小可能寸法が0.5μm)で設計し、3×3個の
セルを有するテストサンプルをマトリックス状に作製し
た。
【0083】また、センスアンプSA1,2,3を周辺
回路として作製した。センスアンプSA1,2,3の入
力端子と接地電位の間には5pF程度のコンデンサを接
続した。
【0084】外部から0V、3.3Vのパルス信号を入
力し、差動動作させた結果、ビット線に約±20mVの
電位差(図7のΔVに相当する)が観測された。このこ
とから、正常に読み出し動作が行われたことを確認でき
た。また、ビット線と書き込み線に書き込み電流を流す
ことで、読み出し動作を行うとΔVで示される符号が変
化し、正常に書き込み動作が行われたことを確認でき
た。 (第2の具体例)第1の具体例と同様な試作工程によ
り、図10に示すようなメモリセルを試作した。第1の
具体例と異なる点は、GdFe/Co/Al23/Co
/GdFe積層膜からなるTMR層34が形成されてお
り、書き込み線27をTMR層34の横に設けて垂直磁
化させる構造を採った点である。
【0085】このメモリセルについて、第1の具体例と
同様の動作試験を行った結果、読み出し、書き込みとも
正常に動作することが確認できた。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、記憶された情報を保持
したままで正確に読み取ることができ、小さいセル面積
の1T1R型MRAMにおいて、安定的に情報を読み出
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の強磁性体メモリの構成を
示す回路構成図である。
【図2】水平磁化(a)および垂直磁化(b)の場合の
TMR素子の磁化の一例を説明するための説明図であ
る。
【図3】書き込み配線をTMR素子の下に配置したメモ
リ構造の一例を示す断面図である。
【図4】本実施形態における書き込み動作を説明するた
めの説明図である。
【図5】書き込み線に電流を流して所定の方向にソフト
層を磁化させる動作(a)およびワード線の電界効果型
トランジスタとビット線の電界効果型トランジスタをオ
ンしてTMR素子に電流を流す動作(b)を説明するた
めの説明図である。
【図6】ソフト層の磁化方向を反転させる動作(c)お
よびワード線の電界効果型トランジスタとビット線の電
界効果型トランジスタをオンしてTMR素子に電流を流
す動作(d)を説明するための説明図。
【図7】本実施形態の強磁性体メモリの読み出し動作を
示すタイミングチャートである。
【図8】センスアンプの入力端子に充電用のコンデンサ
を設けた場合の構成を示す回路図である。
【図9】第1の具体例のメモリ構造を示す断面図であ
る。
【図10】第2の具体例のメモリ構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ソース 3 ドレイン 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6 コンタクトプラグ 7 コンタクトプラグ 8 接地線 9 書き込み配線 10 ローカル配線 11 可変抵抗器下部電極 12 可変抵抗器 13 ビット線 14 保護絶縁膜 15 素子分離領域 16 ハード層 17 ソフト層 18 トンネル絶縁膜 19 p型シリコン基板 20 n型拡散領域 21 n型拡散領域 22 SiO2ゲート絶縁膜 23 ポリシリコンゲート電極 24 タングステンプラグ 25 タングステンプラグ 26 AlSiCu接地線 27 書き込み配線 28 TiNローカル配線 29 AlSiCu下部電極層 30 TMR層 31 ビット線 32 SiN/SiO2保護層 33 素子分離領域 34 TMR層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 43/08 H01L 27/10 447

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなり、磁化の向きにより情報
    を記憶するハード層、非磁性層、前記ハード層より保磁
    力が小さな磁性体からなるソフト層を有する可変抵抗器
    を備えた強磁性体メモリからの情報再生方法において、 先ず、前記ソフト層を初期化すると共に前記可変抵抗器
    の抵抗値を検出、保持し、 次いで、前記ソフト層の磁化を反転させ、 そのとき検出された前記可変抵抗器の抵抗値と前記保持
    しておいた抵抗値とを比較し、抵抗値の増減により前記
    ハード層に記憶された情報を再生する情報再生方法。
  2. 【請求項2】 前記非磁性層は、絶縁体である請求項1
    に記載の情報再生方法。
  3. 【請求項3】 前記非磁性層は、導電体である請求項1
    の情報再生方法。
  4. 【請求項4】 前記磁性体は膜面に対し垂直な磁化を持
    つ請求項1に記載の情報再生方法。
  5. 【請求項5】 前記磁性体は膜面に水平な磁化を持つ請
    求項1に記載の情報再生方法。
  6. 【請求項6】 磁性体からなり、磁化の向きにより情報
    を記憶するハード層、非磁性層、前記ハード層より保磁
    力が小さな磁性体からなるソフト層を有する可変抵抗器
    と、 前記ソフト層の磁化を初期化し、また、初期化状態から
    反転させる磁界発生手段と、 前記初期化状態における抵抗値を保持する保持回路と、 前記反転後の前記可変抵抗器の抵抗値と前記保持回路に
    保持された抵抗値とを比較し、再生信号を出力する信号
    検出回路とを有することを特徴とする強磁性体メモリ。
  7. 【請求項7】 互いに平行な複数のビット線と、互いに
    平行で前記ビット線に直交する複数のワード線と、半導
    体基板上に形成され制御端子が近接する前記ワード線に
    接続され、一方の端子が接地されたスイッチング素子と
    を備え、 前記可変抵抗器と前記スイッチング素子は前記ビット線
    と前記ワード線の各交点に対応して設けられ、 前記可変抵抗器の一方の端子は前記スイッチング素子の
    他方の端子に接続され、他方の端子は近接する前記ビッ
    ト線に接続されていることを特徴とする請求項6記載の
    強磁性体メモリ。
  8. 【請求項8】 前記信号検出回路及び前記保持回路は前
    記ビット線毎に設けられている請求項7記載の強磁性体
    メモリ。
  9. 【請求項9】 前記信号検出回路はセンスアンプを含
    み、前記センスアンプの2つの入力端子の一方に前記初
    期化状態における前記ビット線の電位を入力し、他方に
    前記反転後の前記ビット線の電位を入力し、前記2つの
    入力端子の電位を比較することで前記情報を検出する請
    求項8記載の強磁性体メモリ。
  10. 【請求項10】 前記保持回路はコンデンサであり、前
    記センスアンプの2つの入力端子のうちの少なくとも前
    記初期化状態における前記ビット線の電位が入力される
    方と接地電位との間に設けられている請求項9記載の強
    磁性体メモリ。
  11. 【請求項11】 前記センスアンプの他方の入力端子と
    設置電位との間にもコンデンサが設けられている請求項
    10記載の強磁性体メモリ。
  12. 【請求項12】 前記コンデンサの容量は、前記センス
    アンプの配線の寄生容量より大きい、請求項10或は1
    1記載の強磁性体メモリ。
  13. 【請求項13】 前記スイッチング素子は、電界効果ト
    ランジスタであり、ゲート端子を前記制御端子、ソース
    端子を前記スイッチング素子の一方の端子、ドレイン端
    子を前記スイッチング素子の他方の端子としている請求
    項7記載の強磁性体メモリ。
  14. 【請求項14】 前記スイッチング素子は薄膜トランジ
    スタである請求項7記載の強磁性体メモリ。
  15. 【請求項15】 前記半導体基板はシリコン単結晶基板
    である請求項7記載の強磁性体メモリ。
  16. 【請求項16】 前記非磁性層は、絶縁体である請求項
    6記載の強磁性体メモリ。
  17. 【請求項17】 前記非磁性層は、導電体である請求項
    6記載の強磁性体メモリ。
  18. 【請求項18】 前記磁性体は膜面に対し垂直な磁化を
    持つ請求項6記載の強磁性体メモリ。
  19. 【請求項19】 前記磁性体は膜面に水平な磁化を持つ
    請求項6記載の強磁性体メモリ。
  20. 【請求項20】 前記ワード線に平行に設けられた複数
    の書き込み線を有し、前記磁界発生手段は前記書き込み
    線に電流を流すことにより所望の前記可変抵抗器に対し
    て磁界を印加する請求項7記載の強磁性体メモリ。
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