JP2002140101A - 処理装置の運転制御方法 - Google Patents
処理装置の運転制御方法Info
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- JP2002140101A JP2002140101A JP2000335310A JP2000335310A JP2002140101A JP 2002140101 A JP2002140101 A JP 2002140101A JP 2000335310 A JP2000335310 A JP 2000335310A JP 2000335310 A JP2000335310 A JP 2000335310A JP 2002140101 A JP2002140101 A JP 2002140101A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明が解決しようとする課題は、処
理槽内に作業者が存在する状態で処理工程を開始するこ
とを回避する処理装置の運転制御方法を提供することで
ある。 【解決手段】 被処理物14を収容する処理槽1と、前
記処理槽1を密閉する扉とを備えた処理装置の運転制御
方法において、処理手段4の作動開始時、前記扉を全開
した後に全閉としたことを検出したとき、前記処理手段
4の作動を開始することを特徴としている。
理槽内に作業者が存在する状態で処理工程を開始するこ
とを回避する処理装置の運転制御方法を提供することで
ある。 【解決手段】 被処理物14を収容する処理槽1と、前
記処理槽1を密閉する扉とを備えた処理装置の運転制御
方法において、処理手段4の作動開始時、前記扉を全開
した後に全閉としたことを検出したとき、前記処理手段
4の作動を開始することを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空冷却装置や
滅菌器,殺菌庫および調理器等のそれぞれの容器,所謂
密閉容器内へ被処理物を収容し、その処理を行うときの
運転制御方法に関する。
滅菌器,殺菌庫および調理器等のそれぞれの容器,所謂
密閉容器内へ被処理物を収容し、その処理を行うときの
運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、密閉容器内に被処理物を
収容し、様々な加工処理や滅菌処理および冷却処理等が
行われている。特に、真空冷却装置は、被処理物を収容
した処理槽を真空吸引し、減圧することによって、飽和
蒸気温度を低下させ、被処理物の水分を蒸発させること
により、その際の気化潜熱を利用して被処理物を冷却す
るものである。この真空冷却装置は、たとえば食品業界
において、加熱調理された食品を冷却する工程で使用さ
れている。
収容し、様々な加工処理や滅菌処理および冷却処理等が
行われている。特に、真空冷却装置は、被処理物を収容
した処理槽を真空吸引し、減圧することによって、飽和
蒸気温度を低下させ、被処理物の水分を蒸発させること
により、その際の気化潜熱を利用して被処理物を冷却す
るものである。この真空冷却装置は、たとえば食品業界
において、加熱調理された食品を冷却する工程で使用さ
れている。
【0003】これらの真空冷却装置は、その冷却性能の
観点から、最近では益々大型化している。そのため、こ
の真空冷却装置の処理槽も大型となり、必然的にこの処
理槽を密閉する扉も大型でかつ大重量となり、手動での
開閉が困難であるため、自動扉となっている。
観点から、最近では益々大型化している。そのため、こ
の真空冷却装置の処理槽も大型となり、必然的にこの処
理槽を密閉する扉も大型でかつ大重量となり、手動での
開閉が困難であるため、自動扉となっている。
【0004】また、前記被処理物を前記処理槽へ搬入す
るとき、前記被処理物の処理量も多いので台車等に載せ
て、作業者自身が前記処理槽の内部へ入り搬入作業をす
ることがある。そして、冷却作業の合間等には、この大
型の処理槽の内部を洗浄する作業も必要である。そのた
め、前記作業者自身が前記処理槽の内部へ入り前記洗浄
作業をすることがある。
るとき、前記被処理物の処理量も多いので台車等に載せ
て、作業者自身が前記処理槽の内部へ入り搬入作業をす
ることがある。そして、冷却作業の合間等には、この大
型の処理槽の内部を洗浄する作業も必要である。そのた
め、前記作業者自身が前記処理槽の内部へ入り前記洗浄
作業をすることがある。
【0005】前記自動扉を備えた真空冷却装置におい
て、前記搬入作業や前記洗浄作業が行われている状態
で、誤って冷却工程を開始してしまうと、前記処理槽の
内部の空気がなくなり危険であるので、前記作業者が互
いに声を掛け合って、前記処理槽内に前記作業者が存在
しないことを確認している。
て、前記搬入作業や前記洗浄作業が行われている状態
で、誤って冷却工程を開始してしまうと、前記処理槽の
内部の空気がなくなり危険であるので、前記作業者が互
いに声を掛け合って、前記処理槽内に前記作業者が存在
しないことを確認している。
【0006】前記真空冷却装置に限らず、前記滅菌器,
前記殺菌庫および前記調理器等のそれぞれの容器,所謂
前記密閉容器内へ前記被処理物を収容し、その処理を行
うときも同様の安全確保が必要である。
前記殺菌庫および前記調理器等のそれぞれの容器,所謂
前記密閉容器内へ前記被処理物を収容し、その処理を行
うときも同様の安全確保が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、処理槽内に作業者が存在する状態で処理
工程を開始することを回避する処理装置の運転制御方法
を提供することである。
とする課題は、処理槽内に作業者が存在する状態で処理
工程を開始することを回避する処理装置の運転制御方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、被処理物を収容する処理槽と、前記処理槽を密閉す
る扉とを備えた処理装置の運転制御方法において、処理
手段の作動開始時、前記扉を全開した後に全閉としたこ
とを検出したとき、前記処理手段の作動を開始すること
を特徴としている。
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、被処理物を収容する処理槽と、前記処理槽を密閉す
る扉とを備えた処理装置の運転制御方法において、処理
手段の作動開始時、前記扉を全開した後に全閉としたこ
とを検出したとき、前記処理手段の作動を開始すること
を特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、被処理物を収容
する処理槽と、前記処理槽を密閉する扉とを備えた処理
装置の運転制御方法において、処理手段の作動開始時、
前記処理槽に設けた動体検出器により、前記処理槽内に
動体が存在しないことを検出したとき、前記処理手段の
作動を開始することを特徴としている。
する処理槽と、前記処理槽を密閉する扉とを備えた処理
装置の運転制御方法において、処理手段の作動開始時、
前記処理槽に設けた動体検出器により、前記処理槽内に
動体が存在しないことを検出したとき、前記処理手段の
作動を開始することを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、被処理
物を収容する処理槽と、前記処理槽を密閉する扉とを備
えた処理装置の運転制御方法において、処理手段の作動
中、前記処理槽に設けた動体検出器により、前記処理槽
内に動体が存在することを検出したとき、前記処理手段
の作動を停止することを特徴としている。
物を収容する処理槽と、前記処理槽を密閉する扉とを備
えた処理装置の運転制御方法において、処理手段の作動
中、前記処理槽に設けた動体検出器により、前記処理槽
内に動体が存在することを検出したとき、前記処理手段
の作動を停止することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、各種の処理装置を用いて
各種の処理を行うときに適用できるが、特に、食品や野
菜等の被処理物を冷却するとき、処理槽内を真空にする
ことにより、冷却を行う真空冷却装置の運転制御方法に
おいて好適に実施することができる。
ついて説明する。この発明は、各種の処理装置を用いて
各種の処理を行うときに適用できるが、特に、食品や野
菜等の被処理物を冷却するとき、処理槽内を真空にする
ことにより、冷却を行う真空冷却装置の運転制御方法に
おいて好適に実施することができる。
【0012】この実施の形態においては、前記真空冷却
装置に適用するときを例として説明する。前記被処理物
を収容する前記処理槽と、前記処理槽を密閉する自動扉
とを備えた前記真空冷却装置の運転制御方法において、
この処理槽内を真空吸引する真空吸引手段の作動開始
時、前記自動扉を全開した後に全閉としたことを検出し
たとき、前記真空吸引手段の作動を開始する構成として
いる。すなわち、冷却工程の開始にあたり、前記処理槽
内に作業者が存在しないことを確認するために、前記真
空吸引手段の作動開始時に必ず前記自動扉を全開とす
る。その後、所定時間全開を維持してから前記自動扉を
閉じる。この段階を経てから前記真空吸引手段の作動を
開始するものである。
装置に適用するときを例として説明する。前記被処理物
を収容する前記処理槽と、前記処理槽を密閉する自動扉
とを備えた前記真空冷却装置の運転制御方法において、
この処理槽内を真空吸引する真空吸引手段の作動開始
時、前記自動扉を全開した後に全閉としたことを検出し
たとき、前記真空吸引手段の作動を開始する構成として
いる。すなわち、冷却工程の開始にあたり、前記処理槽
内に作業者が存在しないことを確認するために、前記真
空吸引手段の作動開始時に必ず前記自動扉を全開とす
る。その後、所定時間全開を維持してから前記自動扉を
閉じる。この段階を経てから前記真空吸引手段の作動を
開始するものである。
【0013】また、医療用器具等の被滅菌物の滅菌処理
をするとき、処理槽内を真空にした後、蒸気で加温する
ことにより、あるいは滅菌ガスにより滅菌を行う滅菌器
の運転制御方法においても好適に実施することができ
る。
をするとき、処理槽内を真空にした後、蒸気で加温する
ことにより、あるいは滅菌ガスにより滅菌を行う滅菌器
の運転制御方法においても好適に実施することができ
る。
【0014】そして、野菜や果物等の殺菌処理や燻蒸処
理をするときの運転制御方法においても好適に実施する
ことができる。さらに、食品等の調理をするときの運転
制御方法においても同様に実施することができる。
理をするときの運転制御方法においても好適に実施する
ことができる。さらに、食品等の調理をするときの運転
制御方法においても同様に実施することができる。
【0015】ここにおいて、前記各形態における密閉扉
については、自動扉の場合について説明したが、この発
明に係る運転制御方法は、前記処理槽内を密閉するため
の扉であれば、手動式の扉の場合でも同様に実施するこ
とができる。
については、自動扉の場合について説明したが、この発
明に係る運転制御方法は、前記処理槽内を密閉するため
の扉であれば、手動式の扉の場合でも同様に実施するこ
とができる。
【0016】この発明を適用する真空冷却装置における
他の形態としては、前記真空吸引手段の作動開始時、前
記処理槽に設けた動体検出器により動体(すなわち、作
業者)が存在しないことを検出したとき、前記真空吸引
手段の作動を開始する構成としている。すなわち、冷却
工程の開始にあたり、前記処理槽内に作業者が存在しな
いことを確認するために、前記動体検出器により前記作
業者が存在しないことを検出し、確認した後、前記真空
吸引手段の作動を開始するものである。
他の形態としては、前記真空吸引手段の作動開始時、前
記処理槽に設けた動体検出器により動体(すなわち、作
業者)が存在しないことを検出したとき、前記真空吸引
手段の作動を開始する構成としている。すなわち、冷却
工程の開始にあたり、前記処理槽内に作業者が存在しな
いことを確認するために、前記動体検出器により前記作
業者が存在しないことを検出し、確認した後、前記真空
吸引手段の作動を開始するものである。
【0017】この発明のさらに他の形態としては、前記
真空吸引手段の作動中、前記動体検出器により動体が存
在することを検出したときには、前記真空吸引手段の作
動を停止する構成としている。すなわち、さらなる安全
のために、前記真空吸引手段の作動中においても、前記
処理槽内に作業者が存在しないことを確認しながら冷却
工程を行うものである。
真空吸引手段の作動中、前記動体検出器により動体が存
在することを検出したときには、前記真空吸引手段の作
動を停止する構成としている。すなわち、さらなる安全
のために、前記真空吸引手段の作動中においても、前記
処理槽内に作業者が存在しないことを確認しながら冷却
工程を行うものである。
【0018】そして、この動体検出器により作業者の存
在を検出する運転制御方法は、同様に滅菌器,殺菌庫,
調理器等の運転制御方法においても好適に実施すること
ができる。
在を検出する運転制御方法は、同様に滅菌器,殺菌庫,
調理器等の運転制御方法においても好適に実施すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明を適用する真空
冷却装置の概略説明図である。そして、この実施例の説
明は、自動扉により処理槽を密閉する形式の真空冷却装
置の運転制御方法について詳細に説明する。
いて詳細に説明する。図1は、この発明を適用する真空
冷却装置の概略説明図である。そして、この実施例の説
明は、自動扉により処理槽を密閉する形式の真空冷却装
置の運転制御方法について詳細に説明する。
【0020】この実施例に用いる真空冷却装置は、図1
に示すように、処理槽1(以下、「冷却槽1」と云う)
を備えている。図1においては、前記冷却槽1の内部を
説明するために、前記冷却槽1の断面を表わしている。
すなわち、自動扉は、図示を省略している。この冷却槽
1は、たとえばシャッター機構により開閉される自動扉
(図示省略)を備え、密閉可能な構造になっている。前
記冷却槽1には、真空吸引ライン2および外気導入ライ
ン3をそれぞれ接続している。
に示すように、処理槽1(以下、「冷却槽1」と云う)
を備えている。図1においては、前記冷却槽1の内部を
説明するために、前記冷却槽1の断面を表わしている。
すなわち、自動扉は、図示を省略している。この冷却槽
1は、たとえばシャッター機構により開閉される自動扉
(図示省略)を備え、密閉可能な構造になっている。前
記冷却槽1には、真空吸引ライン2および外気導入ライ
ン3をそれぞれ接続している。
【0021】前記真空吸引ライン2には、冷却工程のと
き、前記冷却槽1内を減圧する真空吸引手段4を設けて
いる。この前記真空吸引手段4としては、真空ポンプ、
蒸気エゼクタ、水エゼクタなどを用いることもできる。
これらの真空吸引手段4は、複数種類のものを組み合わ
せて用いることもできる。この実施例においては、前記
真空吸引手段4として、水封式の真空ポンプを用いた場
合について説明し、以下、「真空ポンプ4」と云う。
き、前記冷却槽1内を減圧する真空吸引手段4を設けて
いる。この前記真空吸引手段4としては、真空ポンプ、
蒸気エゼクタ、水エゼクタなどを用いることもできる。
これらの真空吸引手段4は、複数種類のものを組み合わ
せて用いることもできる。この実施例においては、前記
真空吸引手段4として、水封式の真空ポンプを用いた場
合について説明し、以下、「真空ポンプ4」と云う。
【0022】前記真空ポンプ4の上流位置に、前記冷却
槽1側から順にコールドトラップ6および逆止弁7を設
けている。前記真空ポンプ4は、封水を供給して内部に
液体リング(図示省略)を形成し、この液体リングの回
転により気体の吸引,排出を行うものである。前記コー
ルドトラップ6は、冷却水を流通させて排気中の蒸気を
冷却して凝縮させ、排出する気体の体積を減少させる作
用をなす。前記逆止弁7は、前記冷却槽1内の減圧状態
を維持する作用をなす。
槽1側から順にコールドトラップ6および逆止弁7を設
けている。前記真空ポンプ4は、封水を供給して内部に
液体リング(図示省略)を形成し、この液体リングの回
転により気体の吸引,排出を行うものである。前記コー
ルドトラップ6は、冷却水を流通させて排気中の蒸気を
冷却して凝縮させ、排出する気体の体積を減少させる作
用をなす。前記逆止弁7は、前記冷却槽1内の減圧状態
を維持する作用をなす。
【0023】また、前記外気導入ライン3には、前記冷
却工程後に前記冷却槽1内を大気圧に復圧する外気導入
手段5を設けている。この外気導入手段5としては、電
磁弁,モーターバルブなどを用いることもできる。この
実施例においては、前記外気導入手段5として、電磁弁
を用いた場合について説明し、以下、「電磁弁5」と云
う。
却工程後に前記冷却槽1内を大気圧に復圧する外気導入
手段5を設けている。この外気導入手段5としては、電
磁弁,モーターバルブなどを用いることもできる。この
実施例においては、前記外気導入手段5として、電磁弁
を用いた場合について説明し、以下、「電磁弁5」と云
う。
【0024】前記外気導入ライン3には、前記電磁弁5
の上流位置にフィルタ8を設けている。前記電磁弁5
は、その弁体(図示省略)が開閉することにより外気の
導入を制御し、復圧速度を調整するものである。前記フ
ィルタ8は、前記冷却槽1内へ導入する外気中のほこり
や雑菌等を除去するものである。
の上流位置にフィルタ8を設けている。前記電磁弁5
は、その弁体(図示省略)が開閉することにより外気の
導入を制御し、復圧速度を調整するものである。前記フ
ィルタ8は、前記冷却槽1内へ導入する外気中のほこり
や雑菌等を除去するものである。
【0025】そして、前記冷却槽1には、圧力センサ1
0を設けて内部の圧力を検出するようにしてある。さら
に、前記冷却槽1の上方位置で前記自動扉が全開となっ
たことを検出する第一検出器11と、前記冷却槽1の下
方位置で前記自動扉が全閉となったことを検出する第二
検出器12と、前記冷却槽1の内部で天井近くには、作
業者の動作を検出する動体検出器13を設けている。前
記圧力センサ10,前記第一検出器11,前記第二検出
器12および前記動体検出器13の各検出信号は、回線
(符号省略)を介して、それぞれ制御器9へ入力され
る。また、前記真空ポンプ4および前記電磁弁5も前記
制御器9と回線(符号省略)を介して、それぞれ接続さ
れている。
0を設けて内部の圧力を検出するようにしてある。さら
に、前記冷却槽1の上方位置で前記自動扉が全開となっ
たことを検出する第一検出器11と、前記冷却槽1の下
方位置で前記自動扉が全閉となったことを検出する第二
検出器12と、前記冷却槽1の内部で天井近くには、作
業者の動作を検出する動体検出器13を設けている。前
記圧力センサ10,前記第一検出器11,前記第二検出
器12および前記動体検出器13の各検出信号は、回線
(符号省略)を介して、それぞれ制御器9へ入力され
る。また、前記真空ポンプ4および前記電磁弁5も前記
制御器9と回線(符号省略)を介して、それぞれ接続さ
れている。
【0026】前記第一検出器11および前記第二検出器
12は、前記冷却槽1に取り付けてもよいし、前記自動
扉へあるいは双方へ取りつけることもできる。前記第一
検出器11および前記第二検出器12は、リミットスイ
ッチ等の位置を検出することができるものが好ましい。
また、前記自動扉は、スライド式の自動扉でもよい。す
なわち、前記第一検出器11として、前記自動扉が全開
の位置の状態のときのみに信号を出力するように設置す
る。また、前記第二検出器12として、前記自動扉が全
閉の位置の状態のときのみに信号を出力するように設置
する。
12は、前記冷却槽1に取り付けてもよいし、前記自動
扉へあるいは双方へ取りつけることもできる。前記第一
検出器11および前記第二検出器12は、リミットスイ
ッチ等の位置を検出することができるものが好ましい。
また、前記自動扉は、スライド式の自動扉でもよい。す
なわち、前記第一検出器11として、前記自動扉が全開
の位置の状態のときのみに信号を出力するように設置す
る。また、前記第二検出器12として、前記自動扉が全
閉の位置の状態のときのみに信号を出力するように設置
する。
【0027】前記動体検出器13は、発射した超音波等
が作業者の動作により乱反射することを利用して検出す
るもの、あるいは画像監視を行うもの,たとえば網膜セ
ンサ等で画像が動いたことを検出するもの等であり、前
記冷却槽1の内壁へ取りつけたり、天井から吊り下げて
もよいし、前記自動扉へ取りつけることもできる。
が作業者の動作により乱反射することを利用して検出す
るもの、あるいは画像監視を行うもの,たとえば網膜セ
ンサ等で画像が動いたことを検出するもの等であり、前
記冷却槽1の内壁へ取りつけたり、天井から吊り下げて
もよいし、前記自動扉へ取りつけることもできる。
【0028】前記第一検出器11,前記第二検出器12
および前記動体検出器13は、前記真空冷却装置の規模
に応じて、適宜複数取り付けてもよい。
および前記動体検出器13は、前記真空冷却装置の規模
に応じて、適宜複数取り付けてもよい。
【0029】そして、前記真空冷却装置の運転制御は、
前記制御器9に予めプログラムを設定しておき、このプ
ログラムにしたがい、前記第一検出器11,前記第二検
出器12,前記動体検出器13および前記圧力センサ1
0からの検出信号に基づいて行う。すなわち、前記自動
扉の全開,全閉信号や前記動体検出器13および前記冷
却槽1内の圧力に応じて、前記真空ポンプ4の作動,停
止を制御し、前記冷却槽1内を減圧する。
前記制御器9に予めプログラムを設定しておき、このプ
ログラムにしたがい、前記第一検出器11,前記第二検
出器12,前記動体検出器13および前記圧力センサ1
0からの検出信号に基づいて行う。すなわち、前記自動
扉の全開,全閉信号や前記動体検出器13および前記冷
却槽1内の圧力に応じて、前記真空ポンプ4の作動,停
止を制御し、前記冷却槽1内を減圧する。
【0030】前記冷却槽1内が前記圧力センサ10によ
り所定圧力に達したのを検出して確認する。そして、前
記真空ポンプ4を停止させた後、前記電磁弁5を作動さ
せて前記冷却槽1内へ外気を導入し、前記冷却槽1内を
復圧する。そして、前記被処理物14(以下、「被冷却
物14」と云う)を前記冷却槽1から搬出する。
り所定圧力に達したのを検出して確認する。そして、前
記真空ポンプ4を停止させた後、前記電磁弁5を作動さ
せて前記冷却槽1内へ外気を導入し、前記冷却槽1内を
復圧する。そして、前記被処理物14(以下、「被冷却
物14」と云う)を前記冷却槽1から搬出する。
【0031】つぎに、第一実施例の運転制御方法につい
て、図1および図2で示すフローチャートに基づいて、
より詳細に説明する。ここにおける説明は、真空冷却の
全工程を含めて説明する。
て、図1および図2で示すフローチャートに基づいて、
より詳細に説明する。ここにおける説明は、真空冷却の
全工程を含めて説明する。
【0032】図2において、ステップS0より開始す
る。ステップS1で、前記自動扉を開き、前記被冷却物
14を台車15に載せて前記冷却槽1内へ搬入する。
る。ステップS1で、前記自動扉を開き、前記被冷却物
14を台車15に載せて前記冷却槽1内へ搬入する。
【0033】ステップS2で、開始スイッチ(図示省
略)を押し冷却工程を開始する。
略)を押し冷却工程を開始する。
【0034】ステップS3で、安全を確認するためのイ
ンターロック回路(図示省略)等からの運転停止信号が
ないかを判定する。前記運転停止信号があればステップ
S14へ移行し停止する。前記運転停止信号がなけれ
ば、ステップS4へ移行し、ここで前記自動扉を全開に
する。
ンターロック回路(図示省略)等からの運転停止信号が
ないかを判定する。前記運転停止信号があればステップ
S14へ移行し停止する。前記運転停止信号がなけれ
ば、ステップS4へ移行し、ここで前記自動扉を全開に
する。
【0035】ステップS5で、前記自動扉が全開の状態
となったかを前記第一検出器11の信号により判定す
る。全開となったときは、ステップS6へ移行する。全
開でないときは、前記ステップS4へ戻り前記ステップ
S4を繰り返す。
となったかを前記第一検出器11の信号により判定す
る。全開となったときは、ステップS6へ移行する。全
開でないときは、前記ステップS4へ戻り前記ステップ
S4を繰り返す。
【0036】前記ステップS6で、前記自動扉の全開の
状態を所定時間維持する。そして、前記所定時間の間に
前記冷却槽1内の確認を行った後、ステップS7へ移行
し、ここで前記自動扉を全閉にする。
状態を所定時間維持する。そして、前記所定時間の間に
前記冷却槽1内の確認を行った後、ステップS7へ移行
し、ここで前記自動扉を全閉にする。
【0037】ステップS8で、前記自動扉が全閉の状態
となったかを前記第二検出器12の信号により判定す
る。全閉となったときは、ステップS9へ移行する。全
閉でないときは、前記ステップS7へ戻り前記ステップ
S7を繰り返す。
となったかを前記第二検出器12の信号により判定す
る。全閉となったときは、ステップS9へ移行する。全
閉でないときは、前記ステップS7へ戻り前記ステップ
S7を繰り返す。
【0038】前記ステップS9で、前記真空ポンプ4の
作動を開始する。そして、前記被冷却物14の真空冷却
を行う。前記圧力センサ10の信号が所定の圧力となり
目標冷却温度になれば、前記真空ポンプ4の作動を停止
し、ステップS10へ移行し、前記冷却槽1内の圧力を
前記電磁弁5を作動させ、大気圧まで復圧する。
作動を開始する。そして、前記被冷却物14の真空冷却
を行う。前記圧力センサ10の信号が所定の圧力となり
目標冷却温度になれば、前記真空ポンプ4の作動を停止
し、ステップS10へ移行し、前記冷却槽1内の圧力を
前記電磁弁5を作動させ、大気圧まで復圧する。
【0039】ステップS11で、前記冷却槽1内の圧力
が大気圧に戻った後、冷却工程を終了する。
が大気圧に戻った後、冷却工程を終了する。
【0040】ステップS12で、前記自動扉を開いて、
前記被冷却物14を搬出し、ステップS13へ移行し、
前記自動扉を閉じて冷却作業を完了し、前記ステップS
14へ移行し停止する。
前記被冷却物14を搬出し、ステップS13へ移行し、
前記自動扉を閉じて冷却作業を完了し、前記ステップS
14へ移行し停止する。
【0041】つぎに、第二実施例の運転制御方法につい
て説明する。前記真空ポンプ4の作動開始時、前記冷却
槽1に設けた前記動体検出器13により作業者が存在し
ないことを検出し、その検出信号に基づいて、前記真空
ポンプ4の作動を開始する構成としている。
て説明する。前記真空ポンプ4の作動開始時、前記冷却
槽1に設けた前記動体検出器13により作業者が存在し
ないことを検出し、その検出信号に基づいて、前記真空
ポンプ4の作動を開始する構成としている。
【0042】すなわち、冷却工程の開始にあたり、前記
冷却槽1内に作業者が存在しないことを確認するため
に、前記動体検出器13により前記作業者が存在しない
ことを検出し、確認した後、前記真空ポンプ4の作動を
開始するものである。
冷却槽1内に作業者が存在しないことを確認するため
に、前記動体検出器13により前記作業者が存在しない
ことを検出し、確認した後、前記真空ポンプ4の作動を
開始するものである。
【0043】また、この第二実施例は、前記第一実施例
の変形例ともいえるものである。すなわち、図2におけ
る前記ステップS3において、前記インターロック回路
への信号として、前記動体検出器13からの信号を加味
して判定してもよい。
の変形例ともいえるものである。すなわち、図2におけ
る前記ステップS3において、前記インターロック回路
への信号として、前記動体検出器13からの信号を加味
して判定してもよい。
【0044】さらに、第三実施例の運転制御方法につい
て説明する。前記真空ポンプ4の作動中、前記動体検出
器13により作業者が存在することを検出したときに
は、前記真空ポンプ4の作動を停止する構成としてい
る。すなわち、さらなる安全のために、前記真空ポンプ
4の作動中においても、前記冷却槽1内に作業者が存在
しないことを確認しながら前記冷却工程を行うものであ
る。前記真空ポンプ4の作動中において、前記冷却槽1
内に作業者が存在すれば、前記真空ポンプ4の作動を停
止し、前記自動扉を開き、運転を停止するものである。
て説明する。前記真空ポンプ4の作動中、前記動体検出
器13により作業者が存在することを検出したときに
は、前記真空ポンプ4の作動を停止する構成としてい
る。すなわち、さらなる安全のために、前記真空ポンプ
4の作動中においても、前記冷却槽1内に作業者が存在
しないことを確認しながら前記冷却工程を行うものであ
る。前記真空ポンプ4の作動中において、前記冷却槽1
内に作業者が存在すれば、前記真空ポンプ4の作動を停
止し、前記自動扉を開き、運転を停止するものである。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、処理槽内に作業者が
存在している状態で処理工程を開始することが回避でき
る。
存在している状態で処理工程を開始することが回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する真空冷却装置の概略説明図
である。
である。
【図2】第一実施例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 1 処理槽(冷却槽) 4 処理手段(真空吸引手段,真空ポンプ) 13 動体検出器 14 被処理物(被冷却物)
フロントページの続き Fターム(参考) 3L044 CA18 DD04 FA08 HA05 JA03 KA03 KA04 3L113 AA01 AB02 AC24 AC45 AC46 AC83 BA16 CA10 CA20 CB16 DA21 5H209 AA11 BB02 FF05 GG04 GG06 HH04 HH22 JJ09
Claims (3)
- 【請求項1】 被処理物14を収容する処理槽1と、前
記処理槽1を密閉する扉とを備えた処理装置の運転制御
方法において、処理手段4の作動開始時、前記扉を全開
した後に全閉としたことを検出したとき、前記処理手段
4の作動を開始することを特徴とする処理装置の運転制
御方法。 - 【請求項2】 被処理物14を収容する処理槽1と、前
記処理槽1を密閉する扉とを備えた処理装置の運転制御
方法において、処理手段4の作動開始時、前記処理槽1
に設けた動体検出器13により、前記処理槽1内に動体
が存在しないことを検出したとき、前記処理手段4の作
動を開始することを特徴とする処理装置の運転制御方
法。 - 【請求項3】 被処理物14を収容する処理槽1と、前
記処理槽1を密閉する扉とを備えた処理装置の運転制御
方法において、処理手段4の作動中、前記処理槽1に設
けた動体検出器13により、前記処理槽1内に動体が存
在することを検出したとき、前記処理手段4の作動を停
止することを特徴とする処理装置の運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335310A JP2002140101A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 処理装置の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335310A JP2002140101A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 処理装置の運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002140101A true JP2002140101A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18811073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000335310A Pending JP2002140101A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 処理装置の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002140101A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109262360A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-01-25 | 陕西海力特精密机械有限公司 | 数控机床开机时自动门安全控制系统 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000335310A patent/JP2002140101A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109262360A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-01-25 | 陕西海力特精密机械有限公司 | 数控机床开机时自动门安全控制系统 |
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070522 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091005 |